JP6416719B2 - 運行支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道における運行支援システムに関わる。
特許文献1では、計画ダイヤ・実施(運行に対応)ダイヤ・実績ダイヤ・予測ダイヤを記憶し、イベントに関する情報を取得してスジ画面にイベントマークを表示し、指令員はイベントを考慮した運転整理案を選択できる運転整理支援装置を提供している。
特開2014−104794
特許文献1において、事前に分かっているイベント情報を取得または登録することにより、イベント発生を示すマークを表示している。そのため、突発的に発生した非定常なイベントに対しては、迅速で適切な対応をすることが難しい。
上記問題点を鑑みて、本発明は、突発的な混雑発生に対しても、適切に運行指令員による運行管理を支援することが可能な運行支援システムを提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、平常時の乗客の混雑度が記憶される記憶部と、列車の在線位置を取り込み、未来の列車の走行ダイヤである予測ダイヤを生成する処理と、現場に設置された現場設備から、当日の乗客の混雑具合に関する情報を取得し、取得した混雑具合に関する情報から未来の混雑度を予測する処理と、予測した前記未来の混雑度と、予め記憶する前記平常時の混雑度と、を比較し、混雑発生の有無を判定する処理と、混雑発生有りと判定した場合には、混雑発生の予測時刻、及び、混雑発生箇所を求めて前記予測ダイヤとともにダイヤ表示画面に表示する処理と、を実行する演算処理部と、を備え、記憶部には、平常時に各列車が駅に停車する標準的な停車時分が記憶され、演算処理部は、平常時の停車時分を用いて予測ダイヤを生成する処理を実行するものであり、混雑発生有りと判定された場合には、未来の混雑度と、平常時の混雑度との差分から平常時の停車時分を更新して予測ダイヤを生成しダイヤ表示画面に表示することを特徴とする。
本発明を用いることによって、突発的な混雑発生に対しても、適切に運行指令員による運行管理を支援することが可能な運行支援システムを提供することができる。
運行支援システムの構成図の例。 各駅の入場・退場人数を格納するデータフォーマットの例。 各駅の入場・退場人数推移を算出する処理フローチャート。 数時間先の駅の入場・退場人数を予測するメカニズムの例。 各列車の乗車率を格納するデータフォーマットの例。 各列車の乗車率推移を算出する処理フローチャート。 各線区の運行ダイヤのデータフォーマットの例。 各駅での各列車の停車時分を格納するデータフォーマットの例。 各駅の番線入場・退場人数比率を格納するデータフォーマットの例。 混雑発生予測情報を作成する処理フローチャート。 混雑発生予測マークとダイヤスジを表示している画面表示部の例。 運行支援システムのハードウェア構成図の例。
本発明による運行支援システムの実施の形態を、図面を参照して説明する。
図12は、本実施例の運行支援システム100のハードウェア構成図である。列車運行管理システム100は、CPU2000、メモリ2100、不揮発性記憶媒体2200、入力装置2300、出力装置2400、通信I/F2500、を備え、それぞれがバスによって接続されている。
CPU2000は、不揮発性記憶媒体2200からプログラムをメモリ2100に転送し、このプログラムを実行する。実行するプログラムとしては、オペレーティングシステム(以下「OS」と称す)や、OS上で動作するアプリケーションプログラム等である。
メモリ2100は、CPU2000が動作するための一時的な記憶領域であり、例えば、不揮発性記憶媒体2200から転送されたOSやアプリケーションプログラムが格納される。
不揮発性記憶媒体2200は、情報の記憶媒体であり、OS、アプリケーションプログラム、デバイスドライバ、及びCPU2000を動作させるためのプログラムを保存し、プログラムの実行結果も保存する。不揮発性記憶媒体2200としては、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、及びフラッシュメモリを例示できる。また、不揮発性記憶媒体2200には、取り外しが容易な外部記憶媒体を用いることもできる。このような外部記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CDやDVDなどの光ディスク、USBメモリやコンパクトフラッシュ(登録商標)などのフラッシュメモリを利用することができる。
通信I/F2500は、ネットワークとの通信機能を有する。通信I/F2500は、CPU2000が実行するプログラムから通信要求を受け取り、ネットワークに対して通信する。通信I/F2500としては、IEEE802.3規格のMAC(Media Access Control)チップ、PHY(物理層)チップ、MACとPHYの複合チップ、FPGA、CPLD、ASIC、及びゲートアレイといったICを例示できる。なお、通信I/F2500は、CPU2000や、コンピュータ内部の情報経路を制御するチップセットに含まれていてもよい。
入力装置2300は、外部からの入力を受付ける装置であり、具体的にはマウスやキーボード等からなる。
出力装置2400は、外部への情報の出力を行う装置であり、具体的には液晶ディスプレイやCRT等の表示装置からなる。
次に、運行支援システム100が有する機能を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例の運行支援システム100の機能構成図の例である。図1ではCPU2000が実行する各種プログラムと、メモリ2100または不揮発性記憶媒体2200に記憶する各種データとのやりとりを機能ブロック図として示している。
本実施例の運行支援システム100は、運行管理ネットワーク104を介して、列車の在線位置を取得するとともに、当日のダイヤに従って列車の進路をする進路制御装置103と接続されている。また、走行中の各列車の乗車率を測定・管理する乗車率管理システム102、及び、各駅の乗客の入退場履歴を取得・管理する自動出改札システムと別のネットワークを介して接続されている。
運行管理システム100は、各種ダイヤを管理するダイヤ管理部131と、ダイヤ管理部131から取得した当日の列車のダイヤである運行ダイヤ132と、進路制御装置103から取得した列車の運行実績に基づいてダイヤ管理部131によって作成される実績ダイヤ133と、実績ダイヤに基づいて求められた将来のダイヤである予測ダイヤ134と、予測ダイヤ134を更新する予測ダイヤ更新処理部135、予測ダイヤ作成のための各種パラメータである予測ダイヤ定数136と、各種ダイヤをダイヤ表示画面への表示処理を行う表示処理部151と、を備える。
また、運行支援システム100は、自動出改札システム101から取得したリアルタイムの各駅の入場・退場人数111と、予め記憶された平常時の各駅の入場・退場人数113と、各駅における過去の乗客流動パターンを示す乗客流動データ115と、リアルタイムの入場・退場人数111と平常時の入退場人数113とを比較し、乗客流動データ115を用いてその後の入場・退場人数の推移を算出する各駅の入場・退場人数推移算出部112と、を備え、入場・退場人数推移算出部112によって各駅の入場・退場人数予測情報114を求めて記憶する。
同様に、運行支援システム100は、乗車率管理システム102から取得したリアルタイムの各列車の乗車率121と、予め記憶された平常時の各列車の乗車率123と、リアルタイム各列車の乗車率123と平常時の各列車の乗車率123とを比較して、その後の各列車の乗車率の推移を求める各列車の乗車率推移算出部122と、を備え、乗車率推移算出部122によって各列車の乗車率予測情報124を求めて記憶する。
また、運行支援システム100は、混雑発生を検知すると混雑情報を作成する混雑情報作成処理部141を備え、混雑情報作成処理部は、入場・退場人数予測情報114と予め記憶された各駅の番線入場・退場人数比率を利用して予測した乗車率の推移を用いるか、または、乗車率予測情報124を用いて混雑発生の箇所・混雑発生時間を求めるともに、混雑発生により影響を受けるダイヤの予測ダイヤ定数136を更新する。そして、求めた混雑発生の箇所・混雑発生時間、予測ダイヤは、表示処理部151によって表示画面に表示される。
次に、運行支援システム100の詳しい動作について説明する。
運行支援システム100は自動出改札システム101から各駅の入場・退場人数情報、乗車率管理システム102から各列車の乗車率、進路制御装置103に接続している運行管理ネットワーク104より在線位置情報と運行ダイヤと実績ダイヤを取得する。
各駅の入場・退場人数推移算出部112では、取得した各駅の入場・退場人数111と運行支援システムで保有している平常時の各駅の入場・退場人数113の情報を元に各駅の入場・退場人数予測情報114を算出して格納する。
各駅の入場・退場人数のデータフォーマットについて説明する。
図2は本発明で用いるデータフォーマットの例である。各駅の入場・退場人数フォーマット200は各駅の入場人数、退場人数をそれぞれ示すことが可能である。各駅の入場・退場人数111、平常時の各駅の入場・退場人数113、各駅の入場・退場人数予測情報114、各駅の乗客流動データ115について、全て共通のフォーマットである。縦方向に駅名201、横方向に時間帯202を示し、各駅、各列車に対応させて乗客の人数を記憶している。なお、時間帯202に記した時間幅は図2の例以外の値でも問題ない。各駅の入場・退場人数フォーマット200は各駅での各時間帯における入場人数または退場人数を示している。平常時の各駅の入場・退場人数113は曜日によって格納パターンが異なる。各駅の乗客流動データ115には過去の乗客流動データが格納されており、日々更新されている。
各駅の入場・退場人数推移算出部112について説明する。
図3は各駅の入場・退場人数推移算出部112の処理フローチャートを表したものである。以下処理フローの処理ステップにしたがって処理の流れを説明する。
ステップ301(以下ではステップをSと省略):平常時の各駅の入場・退場人数を読み込む。
S302:自動出改札システム101よりリアルタイムの各駅の入場・退場人数情報を取得すると、S303以降の処理が行われる。
S303:自動出改札システム101より取得した各駅の入場・退場人数情報を更新する。
S304:S303で更新した各駅の入場・退場人数情報とS301で読み込んだ平常時の各駅の入場・退場人数を比較する。
S305:S304で比較した結果を元に各駅の入場・退場人数推移を算出する。
S306:S305で算出した各駅の入場・退場人数推移を各駅の入場・退場人数予測情報に格納する。
S307:各駅の入場・退場人数予測情報の結果に基づき、システムが設定した閾値を用いて混雑発生有無を判定する。混雑発生と判定した場合はS308に進み、混雑未発生と判定した場合はS302に戻る。
S308:各駅の入場・退場人数予測情報より混雑発生だと判断したことを示す混雑発生フラグ1を混雑発生予測情報作成処理部141に送信する。
S309:S302に戻る。
図4は図3の処理フローチャート中のS304からS307の処理の概要を示している。図4の上図はA駅の退場人数情報を示している。図4の下図はA駅の入場人数情報を示している。本例はある時間帯においてA駅の退場人数が増加し、平常時から大きくずれたことに伴い、未来のある時間帯において、A駅の入場人数が大きく増加すると予測する例である。図4について説明する。上図の実線401は平常時のA駅の退場人数である。点線402は現在時刻t2までのA駅の退場人数の実績である。このとき平常時のA駅の退場人数と比較したとき、時刻t1から時刻t2までの間で大きな差異があるため、乗客流動データ115を検索して、当日の退場人数の実績に最も近い退場人数パターンを決定する。決定したパターンが長鎖線403である。次に決定した退場人数パターンの長鎖線403と当日の入場人数の実績である点線405に基づき、入場人数パターンを決定する。決定したパターンが長鎖線406である。そして決定した入場人数パターンである長鎖線406と平常時のパターンである実線404を比較する。このとき、時刻t3から時刻t4の間において、システムで設定した閾値を越える差が発生したため、予測ダイヤの停車時分更新と混雑発生予測マークを表示する。
このように、定常的に取得できる乗客の入退場情報を用いることで、平常時の乗客流動のパターンと比較することで、混雑発生の有無を判定することができる。
図1に戻る。各列車の乗車率推移算出部122では、取得した各列車の乗車率121と運行支援システムで保有している平常時の各列車の乗車率123の情報を元に各列車の乗車率予測情報124を算出して格納する。
各列車の乗車率のデータフォーマットについて説明する。
図5は本発明で用いるデータフォーマットの例である。各列車の乗車率121、平常時の各列車の乗車率123、各列車の乗車率予測情報124について、全て共通のフォーマットである。縦方向に駅名501、横方向に列車番号502を示し、各駅、各列車に対応させて乗車率が記憶されている。乗車率の単位は%である。
各列車の乗車率推移算出部123について説明する。図6は各駅の入場・退場人数推移算出部122の処理フローチャートを表したものである。以下処理フローの処理ステップにしたがって処理の流れを説明する。
S601:平常時の各列車の乗車率を読み込む。
S602:乗車率管理システム102よりリアルタイムの各列車の乗車率情報を取得すると、S603以降の処理が行われる。
S603:運行管理ネットワーク104より各列車の在線位置情報を取得する。
S604:乗車率管理システム102より取得した各列車の乗車率を更新する。
S605:S604で更新した各列車の乗車率とS601で読み込んだ平常時の各列車の乗車率を比較する。
S606:S605で比較した結果を元に各列車の乗車率推移を算出する。
S607:S606で算出した各列車の乗車率推移を各列車の乗車率予測情報に格納する。
S608:各列車の乗車率予測情報の結果に基づき、システムが設定した閾値を用いて混雑発生有無を判定する。混雑発生と判定した場合はS609に進み、混雑未発生と判定した場合はS602に戻る。
S609:各駅の入場・退場人数予測情報より混雑発生だと判断したことを示す混雑発生フラグ2を混雑発生予測情報作成処理部141に送信する。
S610:S602に戻る。
このように、定常的に取得できる乗車率を取得し、平常時の乗車率の推移と比較することで混雑発生の有無を判定することができる。 図1に戻る。ダイヤ管理部131は運行管理ネットワーク104より運行ダイヤ131と実績ダイヤ132を取得して格納する。予測ダイヤ更新処理部135はダイヤ管理部131から取得した情報と運行支援システム100が保有する予測ダイヤ定数136の情報を用いて予測ダイヤ134を更新して格納する。
ダイヤの種類は運行ダイヤデータ132、実績ダイヤデータ133、予測ダイヤデータ134の3種類を備える。運行ダイヤデータ132は列車運行計画に基づくダイヤである。障害による遅延等の乱れが発生していない通常時は、基本的にこの運行ダイヤデータ132に従って列車は運行する。実績ダイヤデータ133は、列車の走行実績である列車在線位置を元にダイヤのデータフォーマットに変換したものである。予測ダイヤデータ134は、実績ダイヤを元に現時刻以降の列車運行を予測したダイヤである。
次にダイヤのデータフォーマットについて説明する。図7は本発明で用いるデータフォーマットの例である。ダイヤフォーマット700は、運行、実績、予測ダイヤで共通であるとする(項目の有無は異なってもよい)。ダイヤフォーマット700は縦方向に進行方向順の通番、横方向にダイヤフォーマットが含む各項目について示している。ダイヤフォーマット700は、列車ごと、進行方向順に、駅の到着時刻、出発時刻を持つ。それぞれの列車を識別するために列車番号701を含む。また列車に通過駅が存在する場合には、当該駅の到着、出発時刻を持たずに(図7の列車番号02レのC駅の例「−」で表現)、代わりに通過時刻を持ってもよい。
図1に戻る。予測ダイヤ定数136では予測ダイヤを算出する際に用いる定数が格納されており、その中の一つに各列車の各駅における標準の停車時分が含まれている。停車時分以外の予測ダイヤ定数としては、列車ごとに定められた標準の駅間走行時分等がある。
次に停車時分のデータフォーマットについて説明する。
図8は本発明で用いるデータフォーマットの例である。停車時分データフォーマット800は縦方向に駅順序に沿った通番、横方向に駅名801と列車番号802の項目を持つ。データフォーマット800は列車名801ごと、駅順序に沿って停車時分を持つ。停車時分の単位は秒である。
図1に戻る。混雑発生予測情報作成処理部141は各駅の入場・退場人数推移算出部112または各列車の乗車率算出部122から送信された混雑発生フラグをもとに、各駅の入場・退場人数予測情報114と各列車の乗車率予測情報124と各駅の番線入場・退場人数比率142を用いて予測ダイヤに用いる停車時分を更新し、表示処理部にて混雑発生予測マークを表示するための混雑発生予測情報を作成する。
次に各駅における番線乗車割合のデータフォーマットについて説明する。
図9は本発明で用いるデータフォーマットの例である。各駅における番線の乗車割合のデータフォーマット900は縦方向に番線順序に沿った通番、横方向に番線901と時間帯902の項目を持つ。データフォーマット900は各駅の時間帯毎の番線乗車割合をもつ。乗車割合の単位は%である。各時間帯において、番線乗車割合を全て加算すると100%となる。
混雑発生予測情報作成処理部141について説明する。図10は混雑発生予測情報作成処理部141の処理フローチャートを表したものである。以下処理フローの処理ステップにしたがって処理の流れを説明する。
S1001:平常時の各列車の乗車率を読み込む。
S1002:各列車の標準停車時分を読み込む。
S1003:各駅の入場・退場人数推移算出部112または各列車の乗車率算出部122より混雑発生フラグを取得すると、S1004以降の処理が行われる。
S1004:取得した混雑発生フラグの内容を判定する。混雑発生フラグ1の場合はS1005に進み、混雑発生フラグ2の場合はS1008に進む。
S1005:各駅の入場・退場人数予測情報を読み込む。
S1006:各駅の番線入場・退場人数比率を読み込む。
S1007:各駅の入場・退場人数予測情報と番線入場・退場人数比率を元に、各列車の乗車率推移を算出し、各列車の乗車率予測情報とする。
S1008:各列車の乗車率予測情報を読み込む。
S1009:各列車の乗車率予測情報と平常時の各列車の乗車率を比較する。
S1010:S1009で比較した結果を元に各列車の停車時分を更新する。
S1011:S1009で比較した結果を元に表示処理部151に表示するのに必要な混雑発生予測情報を作成する。
S1012:S1003に戻る。
図1に戻る。混雑発生予測情報作成処理部141にて更新された停車時分は予測ダイヤ定数136に反映される。例えば、混雑発生予測情報作成処理部141は、平常時の各列車の乗車率と、予測された乗車率との差分が大きい程、停車時分が長くなるように更新する。予測ダイヤ更新処理部135では、ダイヤ管理部131にて管理している運行ダイヤと実績ダイヤ、そして予測ダイヤ定数136を元に予測ダイヤを更新し、更新結果を予測ダイヤ134に格納する。このように、混雑発生に伴う遅延を考慮した、精度の高い予測ダイヤを作成することができる。
図11は混雑情報作成処理部141で処理を行って混雑情報が作成された結果、表示処理部151に表示される例である。ダイヤスジ1101は混雑発生の影響を受けない列車のダイヤスジである。ダイヤスジ1102は混雑発生の影響を受ける列車のダイヤスジであり、スジ1101とは異なる表記である。点線のスジは一例である。混雑発生予測マーク1103は混雑発生が発生することを表すマークである。本マークをクリックすると、発生原因と該当駅、開始時間と終了時間の時間帯等の詳細情報が表示される。
以上のように本実施例では、定常的に取得する情報の変化、例えば、自動出改札システムから取得できる各駅の入場・退場人数や乗車率管理システムから取得できる各列車の乗車率の変化から、平常時の乗客流動のパターンに対して大きな差異が発生した場合、変化のパターンを特定することによって、数時間先の状況を見据えた上での予測ダイヤへの反映を行う。また数時間先の乗車率や駅の入場・退場人数予測結果が平常時の結果に対して大きな差異が発生した場合、該当箇所にマークを表示する。
これによって、混雑発生が予測される場合においても、数時間先の列車運行状況を踏まえた予測スジの表示が可能となり、混雑が発生すると予測される箇所と混雑発生要因について、ダイヤスジ画面への明示が可能となる。以上の結果により、運行支援システムを用いる指令員は数時間先の列車運行状況を認識した上でより的確な列車運行指示を与えることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
100 列車運行支援システム
101 自動出改札システム
102 乗車率管理システム
103 進路制御装置
104 運行管理ネットワーク
111 各駅の入場・退場人数
112 各駅の入場・退場人数推移算出部
113 平常時の各駅の入場・退場人数
114 各駅の入場・退場人数予測情報
115 各駅の乗客流動データ
121 各列車の乗車率
122 各列車の乗車率推移算出部
123 平常時の各列車の乗車率
124 各列車の乗車率予測情報
131 ダイヤ管理部
132 運行ダイヤ
133 実績ダイヤ
134 予測ダイヤ
135 予測ダイヤ更新処理部
136 予測ダイヤ定数
141 混雑発生予測情報作成処理部
142 各駅の番線入場・退場人数比率
151 表示処理部
200 各駅の入場・退場人数データフォーマット
201 駅名
202 時間帯
401 A駅での平常時の退場人数推移
402 当日のA駅での退場人数実績
403 当日のA駅での退場人数推移予測
404 A駅での平常時の入場人数推移
405 当日のA駅での入場人数実績
406 当日のA駅での入場人数推移予測
500 各列車の乗車率データフォーマット
501 駅名
502 列車番号
700 各線区の運行ダイヤのデータフォーマット
701 列車番号
800 停車時分データフォーマット
801 駅名
802 列車番号
900 各駅における番線乗車割合のデータフォーマット
901 番線
902 時間帯
1101 混雑発生の影響を受けない列車のダイヤスジ
1102 混雑発生の影響を受ける列車のダイヤスジ
1103 混雑発生予測マーク

Claims (6)

  1. 平常時の乗客の混雑度が記憶される記憶部と、
    列車の在線位置を取り込み、未来の列車の走行ダイヤである予測ダイヤを生成する処理と、
    現場に設置された現場設備から、当日の乗客の混雑具合に関する情報を取得し、取得した混雑具合に関する情報から未来の混雑度を予測する処理と、
    予測した前記未来の混雑度と、予め記憶する前記平常時の混雑度と、を比較し、混雑発生の有無を判定する処理と、
    混雑発生有りと判定した場合には、混雑発生の予測時刻、及び、混雑発生箇所を求めて前記予測ダイヤとともにダイヤ表示画面に表示する処理と、を実行する演算処理部と、
    を備え
    前記記憶部には、平常時に各列車が駅に停車する標準的な停車時分が記憶され、
    前記演算処理部は、前記平常時の停車時分を用いて前記予測ダイヤを生成する処理を実行するものであり、
    前記混雑発生有りと判定された場合には、前記未来の混雑度と、前記平常時の混雑度との差分から前記平常時の停車時分を更新して前記予測ダイヤを生成し前記ダイヤ表示画面に表示する
    ことを特徴とする運行支援システム。
  2. 平常時の乗客の混雑度が記憶される記憶部と、
    列車の在線位置を取り込み、未来の列車の走行ダイヤである予測ダイヤを生成する処理と、
    現場に設置された現場設備から、当日の乗客の混雑具合に関する情報を取得し、取得した混雑具合に関する情報から未来の混雑度を予測する処理と、
    予測した前記未来の混雑度と、予め記憶する前記平常時の混雑度と、を比較し、混雑発生の有無を判定する処理と、
    混雑発生有りと判定した場合には、混雑発生の予測時刻、及び、混雑発生箇所を求めて前記予測ダイヤとともにダイヤ表示画面に表示する処理と、を実行する演算処理部と、
    を備え
    前記混雑度とは、各列車の乗車率、又は、各駅の入退場人数である
    ことを特徴とする運行支援システム。
  3. 請求項において、
    前記記憶部には、過去の乗客の流動パターンを示す乗客流動データが記憶され、
    前記演算処理部は、前記現場設備である自動出改札システムを経由して当日の各駅の乗客の入退場人数を取得し、取得した当日の入退場人数の変化のパターンと類似するパターンを前記乗客流動データから抽出し、未来の混雑度を予測する
    ことを特徴とする運行支援システム
  4. 請求項において、
    前記記憶部には、各駅における各番線の乗車割合を示す番線乗車割合データが記憶され、
    前記演算処理部は、予測した未来の乗客の入退場人数と、前記番線乗車割合データと、から各列車の乗車率を予測する
    ことを特徴とする運行支援システム。
  5. 請求項において、
    前記演算処理部は、前記現場設備であって各列車の乗車率を観測する乗車率管理システムから当日の乗車率を取得し、各列車の乗車率の変化のパターンに応じて未来の列車の乗車率推移を算出する
    ことを特徴とする運行支援システム。
  6. 請求項において、
    前記演算処理部は、前記各列車の乗車率、又は、前記各駅の入退場人数をもとに混雑発生の要因を求め、ダイヤ表示画面上に混雑発生の要因を表示する
    ことを特徴とする運行支援システム。
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