JP6230306B2 - 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6230306B2
JP6230306B2 JP2013143859A JP2013143859A JP6230306B2 JP 6230306 B2 JP6230306 B2 JP 6230306B2 JP 2013143859 A JP2013143859 A JP 2013143859A JP 2013143859 A JP2013143859 A JP 2013143859A JP 6230306 B2 JP6230306 B2 JP 6230306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion degree
target area
pattern
transition
congestion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013143859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015018336A (ja
Inventor
敏典 高山
敏典 高山
久之 森永
久之 森永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zenrin Datacom Co Ltd
Original Assignee
Zenrin Datacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zenrin Datacom Co Ltd filed Critical Zenrin Datacom Co Ltd
Priority to JP2013143859A priority Critical patent/JP6230306B2/ja
Publication of JP2015018336A publication Critical patent/JP2015018336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6230306B2 publication Critical patent/JP6230306B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、混雑度パターンの特定及び混雑度の予測の技術に関する。
あるエリアの将来の混雑度を予測する技術が知られている。特許文献1には、各車両についての位置情報の時系列データから各車両の移動速度と移動方向とを算出し、算出された個々の車両の移動速度と移動方向とに応じて、所定時間後の各道路の全車両の存在確率を求め、交通量(すなわち、混雑度)を予測する技術について記載されている。
特許3337202号明細書
しかしながら、通常、あるエリアの将来の混雑度は位置情報を現に測定できている移動体以外の様々な要因によっても変化する。そのため、上記の従来技術のように位置情報を現に測定している移動体の移動速度と移動方向のみから算出された将来の混雑度の予測の精度は低い場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象エリアの将来の混雑度をより高い精度で予測するために用いる技術を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定手段と、複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る他の情報処理装置は、対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶する記憶手段であって、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成される、記憶手段と、前記対象エリアの前記パターンを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報処理方法は、制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、前記制御部が、対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定ステップと、前記制御部が、複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る他の情報処理方法は、制御部と記憶部とを備える情報処理装置において実施される方法であって、前記記憶部は、対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶し、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成され、前記方法は、前記対象エリアの前記パターンを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測するステップを備えたことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定手段、複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係る他のプログラムは、コンピュータを、対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶する記憶手段であって、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成される、記憶手段、前記対象エリアの前記パターンを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
本発明によれば、対象エリアの将来の混雑度をより高い精度で予測するために用いる技術を提供することができる。
一実施形態におけるシステムの構成を示す概念図である。 一実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態において、情報処理装置に記憶された情報の構成を示す図である。 一実施形態における混雑度パターンを概念的に示す図である。 一実施形態における情報処理装置で実施される処理を示すフローチャートである。 一実施形態における混雑度パターンを概念的に示す図である。 一実施形態において混雑度の予測の例を説明するための図である。 一実施形態における情報処理装置で実施される処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の範囲をこれらに限定するものではない。
図1を参照して、一実施形態に係る混雑度予測システムの構成について説明する。混雑度予測システム1は、混雑度予測装置10及び複数の端末装置20などの情報処理装置を主に備える。混雑度予測装置10と複数の端末装置20は、ネットワークNを介して相互に通信することができる。なお、図1では、3つの端末装置20が記載されているが、混雑度予測装置10と通信可能な端末装置20の数は、任意である。
ネットワークNは、混雑度予測装置10と端末装置20との間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
混雑度予測装置10は、ハードウェア構成として、制御部11、通信部14、及び記憶部15を主に備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12及びメモリ13を主に備えて構成される。混雑度予測装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができ、例えば、CPU12がメモリ13等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。なお、混雑度予測装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。
制御部11では、CPU12は、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより、混雑度予測装置10が備える各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。制御部11において実行される処理の詳細は後述する。
通信部14は、ネットワークNを介して端末装置20等の各種情報処理装置と通信するための通信インタフェースである。通信部14は、例えば、端末装置20からの測位情報を受信する。
記憶部15は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部15は、制御部11における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。記憶部15に記憶されている情報の具体例については後述する。
端末装置20は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータなどの現在位置を測位した測位情報を所定時間間隔でアップロードする機能を備えた情報端末(好ましくは、携帯端末)を適用することができる。端末装置20は、図示しないが、主制御部、通信部、表示部、操作部、記憶部、測位処理部などの各種機能実現手段を主に備える。
図2を参照して、一実施形態に係る混雑度予測装置10の機能構成を説明する。混雑度予測装置10は、機能構成として、混雑度特定部111、混雑度パターン生成部112、混雑度予測部113及びデータベース120を主に備える。これらの機能は、例えば、制御部11において、CPU12が、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより実現される。
混雑度特定部111は、データベース120に記憶された地図情報及び端末装置の過去の測位情報を参照し、任意に設定されたエリア毎に、過去の複数の時間帯のそれぞれにおける時系列の混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出して出力する。具体的には、混雑度特定部111は、地図情報と、混雑度を算出する対象となるエリア(対象エリア)における端末装置の過去の測位情報とを参照して、過去の複数の時間帯のそれぞれにおける対象エリアの面積に対する測位点の数に基づいて、対象エリアの混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出して出力する。混雑度特定部111による時間帯別混雑度遷移の出力対象の時間帯は、任意に設定することができる。例えば、混雑度が所定の閾値以上である時間帯を出力対象の時間帯として設定することができる。もしくは、混雑度が所定の閾値以上である時間帯の前後(もしくは、前又は後のみ)に所定の時間(例えば、1時間)を付加した時間帯を出力対象の時間帯として設定することができる。また、出力された時間帯別混雑度遷移には、対応する時間帯における所定時間ごと(例えば、5分ごと)の混雑度が含まれている。
図3は、データベース120に記憶された測位情報の例を示している。この例では、測位情報は、端末装置20が測位された時刻である測位時刻、端末装置20の識別情報である端末装置ID、端末装置20が測位された位置である測位位置(緯度、及び経度)の情報を含む。
図4を参照して、混雑度特定部111により出力される時間帯別混雑度遷移の例を概念的に説明する。図4には、対象エリアにおいて、時間帯Aにおいて混雑度が所定の閾値以上であることが示されている。従って、この場合、混雑度特定部111は、対象エリアにおける時間帯Aの所定の時間ごと(例えば、5分ごと)の混雑度の全てを含む混雑度を時間帯Aの時間帯別混雑度遷移として算出し出力する。
図2の説明に戻る。混雑度パターン生成部112は、混雑度特定部111により出力された対象エリアの複数の時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する。対象エリアにおける将来の混雑度の予測方法については後述する。混雑度パターン生成部112は、生成した混雑度の遷移のパターンの情報をデータベース120に記憶する。
図5を参照して、混雑度パターン生成部112により混雑度の遷移のパターンを生成する処理の具体例を説明する。混雑度パターン生成部112は、まず、1つの対象エリアにおける複数の時間帯別混雑度遷移をクラスタリングする。クラスタリングは、時間帯別混雑度遷移に含まれる各時間における混雑度に基づいて行う。図5の破線は、1つの対象エリアにおける複数の時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって得られた1つのクラスタに含まれる複数の時間帯別混雑度遷移を示している。混雑度パターン生成部112は、1つのクラスタに含まれる複数の時間帯別混雑度遷移の代表値をその対象エリアの混雑度パターンの1つとして生成する。代表値は、例えば、複数の時間帯別混雑度遷移の各時間における混雑度の平均値又は中央値のセットとすることができる。1つの対象エリアの混雑度パターンは、クラスタ毎に生成される。
図6は、混雑度パターン生成部112により生成された混雑度パターンの例を示している。(A)は、台形形状の混雑度パターンを示している。(B)は、山形状の混雑度パターンを示している。(C)は、それほど高くない混雑度が長時間続く混雑度パターンである。
ある対象エリアに対して上記のように生成された混雑度パターンは、その対象エリアの将来の混雑度を予測するために用いることができる。すなわち、あるエリアの混雑の仕方(例えば、混雑度の時系列の変化や、混雑度の最大値など)には傾向(すなわち、混雑度パターン)があることが多い。例えば、コンサート会場が存在するエリアでは、コンサート会場の開場の前に混雑が始まり、コンサートの終了後(例えば、混雑の開始から3時間後)から混雑度が減少するという傾向があることが考えられる。従って、あるエリアの混雑度が上昇し始めた場合、混雑度パターンを参照することによって、その混雑がいつ頃まで、どの程度まで上昇し、いつ頃から減少し始めるかを予測することができる。また、例えば、駅が存在するエリアでは、朝及び夜の通勤時間の混雑度は高く、早朝の混雑度は低いという傾向があることが考えられる。従って、あるエリアの混雑度パターンを参照することによって、そのエリアは、いつの時間帯の混雑度が高く、いつの時間帯の混雑度が低いかについて、将来の混雑度を予測することができる。
なお、混雑度パターン生成部112は、複数の日の同じ時間帯(例えば、朝、昼、又は夜)において特定された時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、異なる時間帯ごと(例えば、朝、昼、又は夜の別)に異なるパターンを生成しても良い。さらに、混雑度パターン生成部112は、曜日別、平日/休日の別、週別、月別、又は季節別に混雑度遷移をクラスタリングし、曜日別、平日/休日の別、週別、月別、又は季節別に異なるパターンを生成しても良い。一般に、あるエリアにおける混雑の傾向(混雑度パターン)は、朝であるか、昼であるか、さらには平日であるか、休日であるか等によって異なる。従って、このように生成された異なるパターンを使用することによって、より高い精度で将来の混雑度の予測を行うことができる。
混雑度予測部113は、混雑度パターン生成部112により生成された対象エリアの混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測する。具体的には、例えば、混雑度予測部113は、まず、データベース120の測位情報を参照し、対象エリアにおける直近の過去の時間帯(例えば、現在時刻から過去30分間)の所定時間ごと(例えば、5分ごと)の混雑度の遷移を直近混雑度遷移として算出する。混雑度予測部113は、データベース120の混雑度パターン情報を参照し、対象エリアの混雑度パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が直近混雑度遷移と近似する混雑度パターンを特定する。混雑度予測部113は、当該特定された混雑度パターンの近似していた部分の後の時間の部分を用いて、対象エリアにおける直近の時間帯の後の時間帯における混雑度を予測する。混雑度予測部113は、混雑度の予測値をデータベース120に記憶する。このように、混雑度予測部113は、対象エリアにおける過去の混雑度の遷移に基づいて生成された対象エリアの混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測するため、高い精度で混雑度を予測することができる。
図7を参照して、上記の方法による混雑度の予測の例を説明する。混雑度予測部113は、まず、直近混雑度遷移として、時間aから時間bまでの時間帯の混雑度の遷移を算出する。混雑度予測部113は、対象エリアの混雑度パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が直近混雑度遷移と近似する混雑度パターンAを特定する。混雑度予測部113は、混雑度パターンAのうち、直近の時間帯より後(すなわち、時間bより後)の時間の部分を用いて、対象エリアにおける直近の時間帯の後の時間帯における混雑度を予測する。すなわち、この場合、混雑度予測部113は、例えば、対象エリアの混雑度は、時間cから下がっていくと予測することができる。
また、混雑度予測部113は、将来の混雑度の予測の他の方法として、直近混雑度遷移を用いずに、対象エリアの混雑度パターンを参照し、将来の混雑度を予測することもできる。すなわち、混雑度予測部113は、対象エリアの混雑度パターンに含まれている各時間の混雑度のうち、予測をしたい時間(例えば、午前8時)の混雑度を取得し、取得した混雑度を将来の混雑度の予測値とすることができる。
なお、前述のように、混雑度パターン生成部112により異なる時間帯ごと(例えば、朝、昼、又は夜の別)に異なる混雑度パターンが生成されている場合、混雑度予測部113は、混雑度を予測する時間に対応する時間帯の混雑度パターンを用いて混雑度の予測を行うことができる。さらに、混雑度パターン生成部112により曜日別、平日/休日の別、週別、月別、又は季節別に異なる混雑度パターンが生成されている場合、混雑度予測部113は、混雑度を予測する時間に対応する混雑度パターンを用いて混雑度の予測を行うことができる。このように異なる混雑度パターンを使用することによって、より高い精度で将来の混雑度の予測を行うことができる。
なお、混雑度予測部113は、混雑度予測装置10とは別の外部装置に備えるようにしても良い。この場合、その外部装置は、混雑度パターン生成部112により生成された混雑度パターンの情報を記憶する記憶部を備える。混雑度予測部113は、この記憶部に記憶された混雑度パターンの情報を参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測する。
上記の例では、混雑度予測部113は、対象エリアの混雑度パターンを参照して、当該対象エリアの将来の混雑度を予測しているが、混雑度の予測はこの方法に限定されない。例えば、混雑度予測部113は、対象エリアの混雑度パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が直近混雑度遷移と近似する混雑度パターンを特定できない場合、対象エリアの属性に対応する(同じである)属性を有する他のエリアについての混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測することができる。他のエリアの混雑度パターンを用いて対象エリアの混雑度の予測をする方法は、対象エリアの混雑度パターンを用いて予測する方法と同じである。
ここで、属性とは、エリアの特徴を示す情報である。属性の例として、そのエリアにコンサート会場が存在する、サッカー場が存在する、野球場が存在する、又は駅が存在するという特徴をそれぞれエリアの属性とすることができる。エリアの属性の情報は、地図情報としてデータベース120に予め記憶されている。通常、対象エリアの属性と他のエリアの属性とが対応する(同じである)場合、当該対象エリアの混雑度の遷移は当該他のエリアの混雑度の遷移と類似することが予測される。従って、このように、対象エリアの混雑度を予測するために、当該対象エリアの属性に対応する属性を有する他のエリアの混雑度パターンを用いることによって、対象エリアの直近混雑度遷移が対象エリアの混雑度パターンに対応しない場合であっても、混雑度の予測を行うことができる。
なお、上記の例では、混雑度予測部113は、対象エリアの混雑度パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が直近混雑度遷移と近似する混雑度パターンを特定できない場合に、他のエリアについての混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測しているがこれに限定しない。対象エリアの混雑度パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が直近混雑度遷移と近似する混雑度パターンを特定できるか否かに関わらず、混雑度予測部113は、対象エリアの属性に対応する属性を有する他のエリアについての混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測してもよい。
データベース120は、混雑度予測装置10において実行される上記の処理に必要な情報、及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。データベース120は、例えば、測位情報、地図情報、混雑度パターン情報及び混雑度予測値情報を記憶している。
次に、図8を参照して、混雑度予測装置10において実行される処理のフローを説明する。なお、以下に説明する処理フローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
まず、ステップS11において、制御部11は、データベース120に記憶された地図情報及び端末装置の過去の測位情報を参照し、任意に設定されたエリア毎に、過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する。
ステップS12において、制御部11は、ステップS11で算出された対象エリアの複数の時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度のパターンを生成する。
ステップS13において、制御部11は、ステップS12で生成された対象エリアの混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測する。予測処理の詳細は、前述したとおりである。
以上のように、本実施形態によれば、混雑度予測部113は、対象エリアにおける過去の混雑度の遷移に基づいて生成された対象エリアの混雑度パターンを参照して、対象エリアの将来の混雑度を予測するため、高い精度で混雑度を予測することができる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
1 混雑度予測システム、10 混雑度予測装置、11 制御部、12 CPU、13 メモリ、14 通信部、15 記憶部、20 端末装置

Claims (11)

  1. 対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定手段と、
    複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成手段と
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記時間帯別混雑度遷移は、対応する時間帯における所定時間ごとの混雑度を含み、
    前記混雑度パターン生成手段は、前記時間帯別混雑度遷移に含まれる所定時間ごとの混雑度に基づいてクラスタリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記混雑度パターン生成手段は、複数の日の同じ時間帯における前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、異なる時間帯ごとに異なる前記パターンを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記混雑度パターン生成手段は、曜日別、平日/休日の別、週別、月別、又は季節別に前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、異なる前記パターンを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶する記憶手段であって、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成される、記憶手段と、
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記予測手段は、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの直近の過去の時間帯の混雑度の遷移を直近混雑度遷移として算出し、前記対象エリアの前記パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が前記直近混雑度遷移と近似するパターンを特定し、当該特定されたパターンを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記予測手段は、前記対象エリアの前記パターンのうち、一部分の混雑度の遷移が前記直近混雑度遷移と近似するパターンを特定できない場合、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについての前記パターンを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、
    前記制御部が、対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定ステップと、
    前記制御部が、複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成ステップと
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測ステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  9. 制御部と記憶部とを備える情報処理装置において実施される方法であって、
    前記記憶部は、対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶し、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成され、
    前記方法は、
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測するステップを備えたことを特徴とする方法。
  10. コンピュータを、
    対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報を参照して、前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれにおける混雑度の遷移を時間帯別混雑度遷移として算出する混雑度特定手段、
    複数の前記時間帯別混雑度遷移をクラスタリングすることによって、前記対象エリアにおける将来の混雑度を予測するために用いる混雑度の遷移のパターンを生成する混雑度パターン生成手段
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段
    として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、
    対象エリアにおける混雑度の遷移のパターンを記憶する記憶手段であって、前記パターンは、前記対象エリアにおける携帯端末の過去の測位情報に基づいて前記対象エリアの過去の複数の時間帯のそれぞれに対して算出された混雑度の遷移をクラスタリングすることによって生成される、記憶手段、
    前記対象エリアの前記パターンと、前記対象エリアについての所定の施設の存在の有無を示す属性に対応する属性を有するエリアについて生成された前記パターンとを参照して、前記対象エリアの将来の混雑度を予測する予測手段
    として機能させるためのプログラム。
JP2013143859A 2013-07-09 2013-07-09 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Active JP6230306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143859A JP6230306B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143859A JP6230306B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018336A JP2015018336A (ja) 2015-01-29
JP6230306B2 true JP6230306B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=52439286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013143859A Active JP6230306B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6230306B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6416719B2 (ja) * 2015-09-03 2018-10-31 株式会社日立製作所 運行支援システム
JP6843780B2 (ja) 2018-01-18 2021-03-17 ヤフー株式会社 情報処理装置、学習済みモデル、情報処理方法、およびプログラム
JP7099770B1 (ja) 2021-12-09 2022-07-12 国立大学法人九州大学 予測装置、予測方法、及び、予測プログラム
WO2023195228A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 株式会社Nttドコモ 帰着エリア予測装置
WO2023235140A1 (en) * 2022-06-02 2023-12-07 Commscope Technologies Llc Systems and methods for machine learning based location and directions for venue and campus networks

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001304891A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Toshiba Corp 道路交通状況の予測システム、車載用ナビゲーションシステム及び道路状況予測方法
JP2002298281A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Foundation For The Promotion Of Industrial Science 交通量予測装置、交通量予測方法、交通情報センターおよび車載ナビゲーションシステム
JP4137672B2 (ja) * 2003-03-06 2008-08-20 株式会社野村総合研究所 渋滞予測システムおよび渋滞予測方法
JP4286074B2 (ja) * 2003-06-19 2009-06-24 三菱電機株式会社 空間情報配信装置
JP4131952B2 (ja) * 2003-12-12 2008-08-13 株式会社エディア 道路交通情報提供システム
JP4175312B2 (ja) * 2004-09-17 2008-11-05 株式会社日立製作所 交通情報予測装置
JP4932524B2 (ja) * 2006-10-20 2012-05-16 日本電気株式会社 旅行時間予測装置、旅行時間予測方法、交通情報提供システム及びプログラム
JP5366138B2 (ja) * 2009-06-26 2013-12-11 株式会社日立製作所 時空間データ表示装置、時空間データ解析方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015018336A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3756377B1 (en) Augmented location determination using sensor data
US10681101B2 (en) Predictive management of offline storage content for mobile applications and optimized network usage for mobile devices
EP3435692B1 (en) Determining a significant user location for providing location-based services
US9867132B2 (en) Prediction for power conservation in a mobile device
JP6230306B2 (ja) 混雑度パターンの特定及び混雑度の予測のための情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN104838673B (zh) 提供路线推荐
US20140364150A1 (en) Predictive User Assistance
US20120289244A1 (en) Contextually aware mobile device
CN114174767A (zh) 使用众包网络数据进行路线规划
EP2737283A2 (en) Improving efficiency and accuracy of geo-fencing based on user history
CN103297612A (zh) 移动终端的闹铃提醒方法和移动终端
CN114144800A (zh) 使用众包数据的网络连接规划
JP2014182611A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US9709660B1 (en) Crowdsourced user density applications
US9351113B1 (en) Methods and systems for adjusting location querying frequency of a computing device
WO2015184184A2 (en) Determining a significant user location for providing location-based services
JP2017107449A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2015055934A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6114659B2 (ja) 混雑度予測装置、混雑度予測方法及びプログラム
JP6431116B2 (ja) 推定値算出装置、推定値算出方法及びプログラム
JP7372058B2 (ja) 交通流予測支援装置、交通流予測支援方法、及び交通流予測支援プログラム
JP6124341B2 (ja) 推定値算出装置、推定値算出方法及びプログラム
JP6595933B2 (ja) 無線装置、制御方法およびプログラム
JP6158052B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2015138408A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6230306

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250