JP6416199B2 - 検出器及び電子検出装置 - Google Patents

検出器及び電子検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6416199B2
JP6416199B2 JP2016504020A JP2016504020A JP6416199B2 JP 6416199 B2 JP6416199 B2 JP 6416199B2 JP 2016504020 A JP2016504020 A JP 2016504020A JP 2016504020 A JP2016504020 A JP 2016504020A JP 6416199 B2 JP6416199 B2 JP 6416199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
transmission window
sample
detector
electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016504020A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015125603A1 (ja
Inventor
聡史 大橋
聡史 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Publication of JPWO2015125603A1 publication Critical patent/JPWO2015125603A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6416199B2 publication Critical patent/JP6416199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/1603Measuring radiation intensity with a combination of at least two different types of detector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/2441Semiconductor detectors, e.g. diodes
    • H01J2237/24415X-ray
    • H01J2237/2442Energy-dispersive (Si-Li type) spectrometer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/2448Secondary particle detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24571Measurements of non-electric or non-magnetic variables
    • H01J2237/24585Other variables, e.g. energy, mass, velocity, time, temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、電子線を照射された試料から発生するX線と共に電子を検出するための検出器、及び電子検出装置に関する。
電子顕微鏡には、電子線を照射された試料から発生する二次電子及び反射電子を検出すると共に、試料から発生するX線を検出するものがある。電子顕微鏡でX線を検出することにより、試料の電子像の観察と試料の元素分析とを並行して行うことができる。但し、このような電子顕微鏡では、電子検出器とX線検出器とを備える必要があり、検出器の配置が困難である。
特許文献1には、X線検出器が反射電子検出器を兼ねている装置が開示されている。この装置では、X線及び電子が入射することによって検出器内に発生する電子・正孔対の量を測定し、スペクトルを生成する。X線のスペクトル形状と反射電子のスペクトル形状との違いに基づいて、X線のスペクトルと反射電子のスペクトルとを分離し、夫々の検出を行っている。
国際公開第2010/115873号
X線検出器で反射電子検出器を兼ねた装置では、次のような問題がある。十分な量のX線及び反射電子が検出器に入射しなければ、スペクトルが形成できず、X線と反射電子との分離ができない。このため、反射電子専用の検出器を用いる場合に比べて、反射電子の像を生成するために必要な時間が長大化する。また、検出されるX線と反射電子との比率は、検出器に設けられたX線透過窓の厚みで調整される。X線透過窓の厚みが適切でない場合は、一方のスペクトルに他方のスペクトルが埋没してS/N比が悪化し、スペクトルの分離ができないこともある。また、電子顕微鏡での加速電圧を変更することによってX線と反射電子との比率が変わるので、加速電圧に応じてX線透過窓を交換する必要があった。また、放射線の検出器では、検出前後に、放射線が入射しても検出を行うことができない不感時間が発生する。X線と反射電子とを同一の検出器で検出する場合には、検出の頻度が増加し、X線又は反射電子が入射しても不感時間のために検出ができない確率が高くなる。このため、X線又は反射電子の専用の検出器を用いた場合に比べて、スペクトルの分解能の悪化、検出効率の悪化、及び検出器の短寿命化を招く。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、X線と電子とを個別に検出することができる検出器、及び電子検出装置を提供することにある。
本発明に係る検出器は、X線を透過させるX線透過窓と、該X線透過窓を透過したX線を検出するX線検出素子とを備える検出器において、前記X線透過窓の外面は導電性を有しており、前記X線透過窓は、外面に電子が衝突することによって発生した吸収電子が電流として流出するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る検出器は、前記X線透過窓を支持する導電性の窓枠を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、本発明に係る検出器と、該検出器が有するX線検出素子に電気的に接続されており、該X線検出素子が検出したX線のスペクトルを生成するスペクトル生成部と、前記検出器が有するX線透過窓の外面に電気的に接続されており、該X線透過窓に衝突した電子に起因して発生する電流に基づいて、前記X線透過窓に衝突した電子の量を計測する計測部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、試料を電子線で走査する走査部と、本発明に係る検出器と、該検出器が有するX線検出素子に接続されており、電子線によって試料から発生して前記X線検出素子が検出したX線のスペクトルを生成するスペクトル生成部と、前記検出器が有するX線透過窓に接続されており、電子線によって試料から発生して前記X線透過窓に衝突した電子に起因して発生する電流に基づいて、試料から発生した電子の量を計測する計測部と、該計測部が計測した電子の量に基づいて、前記走査部が走査した試料の電子像を生成する電子像生成部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、試料と前記X線透過窓との間に、試料に対して前記X線透過窓が正となるバイアス電圧を印加する電圧印加部を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、前記電圧印加部が前記バイアス電圧を印加した場合と印加しなかった場合とで前記計測部が計測した電子の量の差を計算する計算部を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、前記X線透過窓の厚みは、前記走査部が試料へ照射する電子線のエネルギーに応じて、前記電子線によって試料から発生した電子が前記X線透過窓を透過する確率が所定値以下になるように定められていることを特徴とする。
本発明に係る電子検出装置は、前記検出器は、貫通孔を有しており、前記走査部が試料へ照射する電子線が前記貫通孔を通過する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明においては、検出器は、X線透過窓とX線検出素子とを備え、X線透過窓は外面が導電性を有している。電子線を照射された試料から発生したX線は、X線透過窓を透過してX線検出素子で検出される。電子線を照射された試料から発生した反射電子等の電子は、X線透過窓に衝突し、電子の衝突により発生した吸収電子は電流となる。検出器を備える電子検出装置は、X線のスペクトルを生成し、X線透過窓に衝突した電子に起因した電流に基づいて、電子の量を計測する。
本発明においては、X線透過窓を支持する窓枠が導電性を有している。電子検出器は、窓枠に衝突した電子を含む電子の量を計測する。
本発明においては、X線検出装置は、試料に対してX線透過窓が正となるバイアス電圧を印加し、電子の量を計測する。バイアス電圧によって電子が加速され、効率的に電子が計測される。
本発明においては、X線検出装置は、試料とX線透過窓との間にバイアス電圧を印加した状態と印加しない状態とで電子の量を計測し、電子の量の差を計算する。バイアス電圧無しの状態で計測した電子の量は、試料から発生した反射電子の量である。バイアス電圧を印加した状態では、試料から発生した反射電子及び二次電子がX線透過窓に衝突する。X線検出装置は、電子の量の差を計算することにより、二次電子の量を計測する。
本発明においては、X線透過窓の厚みは、電子線によって試料から発生した電子がX線透過窓を透過する確率が所定値以下になるように定められている。X線と電子とが分離され、個別に検出される。
本発明においては、電子検出装置は、X線検出器に、試料へ照射するための電子線を通過させるための貫通孔を設けてある。電子線源と試料との間にX線検出器を配置して、X線検出器を可及的に試料へ近づけることが可能となる。
本発明にあっては、電子検出装置は、X線透過窓を透過したX線を検出し、X線透過窓に電子が衝突して発生した電流に基づいて電子の量を計測することにより、試料から発生したX線と電子とを個別に検出することが可能である。従って、X線検出器で電子の検出器を兼ねた従来の装置での問題が発生しない等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1に係る電子顕微鏡の構成を示すブロック図である。 制御部の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る電子顕微鏡の構成を示すブロック図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る電子顕微鏡の構成を示すブロック図である。電子顕微鏡は、SEM(走査型電子顕微鏡)であり、本発明の電子検出装置に対応する。電子顕微鏡は、試料5に電子線を照射する電子銃41と、電子レンズ系42と、試料5が載置される試料台43とを備えている。電子レンズ系42は、電子線の方向を変更させる走査コイルを含んでいる。電子銃41及び電子レンズ系42は、X線分析装置全体を制御する制御部3に接続されている。
電子レンズ系42と試料台43との間には、X線検出器(検出器)1が配置されている。X線検出器1は、電子線を通すための貫通孔14を設けた形状に形成されている。図1中には、X線検出器1の断面を示している。また、X線検出器1は、SDD(Silicon Drift Detector)等の複数のX線検出素子11を含んで構成されている。X線検出器1は、貫通孔14を囲んで複数のX線検出素子11が配置された構成となっている。また、X線検出器1は、X線透過窓12を備えており、X線透過窓12はX線検出素子11の正面に被さる位置に配置されている。貫通孔14はX線透過窓12にも形成されており、X線透過窓12の形状は環状になっている。X線検出器1は、X線透過窓12を支持する窓枠13を備えている。窓枠13は、X線透過窓12の周縁と、X線透過窓12に形成された貫通孔14の縁とに設けられている。また、X線検出器1は、ペルチェ素子等の図示しない冷却機構を備えている。X線検出器1は、X線透過窓12によって封止されている。X線検出器1内は、減圧されているか、又は所定のガスが封入されている。X線検出器1は、貫通孔14を電子線が通る位置に配置され、X線透過窓12が電子線の軸に交差し、X線透過窓12が試料台43に対向するように配置されている。試料5が試料台43に載置された状態では、試料5の電子線が照射される面の前面にX線検出器1が配置され、X線透過窓12は試料5に対向している。
X線透過窓12の面の内、X線検出器1外に面した外面は、試料台43に対向している。試料5が試料台43に載置された状態では、X線透過窓12の外面は試料5に対向している。X線透過窓12は、少なくとも外面が導電性を有している。例えば、X線透過窓12は、ベリリウム箔等の導電性材で構成されている。また、例えば、X線透過窓12は、ポリマー等の絶縁性材で形成されており、外面に導電性材で導体層が設けられている。X線透過窓12に用いられる導電性材は、ベリリウム、カーボン、アルミニウム又はシリコン等の軽元素であることが望ましい。導電性材として軽元素を用いた場合は、X線透過窓12をX線が透過する効率が高く、X線透過窓12に衝突した電子が再放出される確率が低い。また、窓枠13は、導電性材で構成されている。X線透過窓12の外面と窓枠13とは電気的に接触しており、互いに導通可能になっている。一方で、X線透過窓12の外面及び窓枠13とX線検出素子11との間は、電気的に絶縁されている。例えば、X線検出素子11はX線検出器1のケーシング内に配置されており、ケーシングが絶縁材で構成されているか、又は、ケーシングとX線透過窓12及び窓枠13との間に絶縁材が設けられている。
X線検出素子11は、X線検出用プリアンプ21に電気的に接続されている。X線検出用プリアンプ21はパルスシェーパ22に接続されており、パルスシェーパ22は制御部3に接続されている。X線透過窓12の外面及び窓枠13は、導線を通じて電子検出用プリアンプ23に電気的に接続されている。例えば、X線透過窓12の外面に接触した窓枠13に、電子検出用プリアンプ23につながる導線が接続されている。電子検出用プリアンプ23は制御部3に接続されている。更に、電子顕微鏡は、X線透過窓12及び窓枠13と試料5との間にバイアス電圧を印加する電圧印加部24を備えている。試料台4は接地されており、電圧印加部24は、接地電位に対して正のバイアス電圧をX線透過窓12及び窓枠13に印加する。これにより、試料5に対して正のバイアス電圧がX線透過窓12及び窓枠13に印加される。バイアス電圧は数十〜数百Vである。電圧印加部24は、制御部3の制御によって、バイアス電圧の印加のオンとオフとを切り替える。電子顕微鏡の構成の内、少なくとも電子銃41、電子レンズ系42、X線検出器1及び試料台43は、図示しない真空箱の中に納められている。真空箱は、電子線及びX線を遮蔽する材料で構成されており、X線分析装置の動作中には真空箱の内部は真空に保たれている。
図2は、制御部3の内部構成を示すブロック図である。制御部3は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成されている。制御部3は、演算を行うCPU(Central Processing Unit )31と、演算に伴って発生する一時的なデータを記憶するRAM(Random Access Memory)32と、光ディスク等の記録媒体6から情報を読み取るドライブ部33と、ハードディスク等の不揮発性の記憶部34とを備えている。また制御部3は、使用者の操作を受け付けるキーボード又はマウス等の操作部35と、液晶ディスプレイ等の表示部36と、インタフェース部37とを備えている。インタフェース部37には、電子銃41、電子レンズ系42、電圧印加部24、パルスシェーパ22及び電子検出用プリアンプ23が接続されている。CPU31は、記録媒体6に記録されたコンピュータプログラム61をドライブ部33に読み取らせ、読み取ったコンピュータプログラム61を記憶部34に記憶させる。コンピュータプログラム61は必要に応じて記憶部34からRAM32へロードされ、CPU31は、ロードされたコンピュータプログラム61に従って必要な処理を実行する。なお、コンピュータプログラム61は、制御部3の外部からダウンロードされてもよい。また、制御部3は、インタフェース部37に接続された電子銃41、電子レンズ系42及び電圧印加部24の動作を制御する。
制御部3からの制御信号に従って、電子銃41が電子線を放出し、電子レンズ系42が電子線の方向を定め、電子線はX線検出器1の貫通孔14を通過して試料台43上の試料5へ照射される。試料5上で、電子線を照射された部分では、X線が発生し、更に、反射電子及び二次電子が発生する。X線は、X線透過窓12を透過してX線検出器1内へ入射し、X線検出素子11で検出される。反射電子は、X線透過窓12及び窓枠13に衝突する。二次電子は、反射電子よりも低エネルギーであり、電圧印加部24がバイアス電圧を印加していない状態では、X線透過窓12及び窓枠13へは達しない。電圧印加部24がバイアス電圧をX線透過窓12及び窓枠13に印加している状態では、二次電子はX線透過窓12及び窓枠13に衝突する。図1中には、電子線を含む電子の経路を実線矢印で示し、X線を破線矢印で示している。
X線透過窓12の厚みは、可及的にX線が透過し反射電子が透過しない大きさになっている。試料へ照射する電子線のエネルギーが大きいほど、反射電子のエネルギーが大きくなり、X線透過窓12を透過しやすくなる。電子線のエネルギーは、電子銃41及び電子レンズ系42で用いられる加速電圧で決定される。X線透過窓12の厚みは、使用される電子線のエネルギーに応じて、反射電子がX線透過窓12を透過する確率が0.1%等の所定値以下となるような大きさに予め定められている。例えば、X線透過窓12の材料がベリリウム箔であり、厚みが0.5μmであり、電子線のエネルギーが5keVである場合は、反射電子はほとんどX線透過窓12を透過することは無い。電子線のエネルギーを調整できる電子顕微鏡では、最大のエネルギーで電子線が照射された場合に反射電子がX線透過窓12を透過する確率が所定値以下となるように、X線透過窓12の厚みを定めておけばよい。
X線検出素子11は、検出したX線のエネルギーに比例した信号を、X線検出用プリアンプ21へ出力する。X線検出用プリアンプ21は、X線検出素子11からの信号を増幅・変換し、パルスシェーパ22へ出力する。パルスシェーパ22は、X線検出素子11からの信号に基づいて、X線検出素子11で検出したX線のエネルギーを計算し、計算したエネルギーを示す信号を制御部3へ出力する。
X線透過窓12及び窓枠13に反射電子が衝突することにより、反射電子が散乱過程でエネルギーを失ってX線透過窓12及び窓枠13に吸収された吸収電子が発生する。X線透過窓12の外面及び窓枠13は導電性を有するので、X線透過窓12及び窓枠13に発生した吸収電子は、X線透過窓12及び窓枠13を通じて移動する。吸収電子が移動することによって、電流が発生する。発生した電流は、X線透過窓12及び窓枠13に接続された導線を通じて流れ、電子検出用プリアンプ23へ入力される。このように、吸収電子は電流となってX線検出器1から流出する。電子検出用プリアンプ23は、入力された電流を電圧信号へ変換し、電圧信号を増幅し、電圧信号を制御部3へ出力する。また、電圧印加部24がバイアス電圧をX線透過窓12及び窓枠13に印加した場合は、反射電子及び二次電子がX線透過窓12及び窓枠13に衝突する。反射電子及び二次電子の衝突によって発生した吸収電子は、電流となって電子検出用プリアンプ23へ入力される。電子検出用プリアンプ23は、同様に、反射電子及び二次電子に起因する電圧信号を制御部3へ出力する。
制御部3は、パルスシェーパ22から出力されたX線のエネルギーを示す信号をインタフェース部37で受け付け、信号をエネルギー別にカウントし、X線のエネルギーとカウント数とを対応付けたX線のスペクトルを生成する。X線検出用プリアンプ21、パルスシェーパ22及び制御部3は、スペクトル生成部に相当する。また、制御部3は、電子検出用プリアンプ23から出力された電圧信号をインタフェース部37で受け付け、電圧信号から電子の量を計算する処理を行う。電子検出用プリアンプ23から出力された電圧信号は、X線透過窓12及び窓枠13に発生した吸収電子の量に対応しており、更に、X線透過窓12及び窓枠13に衝突した電子の量に対応している。CPU31は、電圧信号の値から電子の量を計算する。このとき、制御部3は、電圧印加部24にバイアス電圧の印加をオフにさせ、バイアス電圧が印加されていない状態で電子の量を計算することにより、X線透過窓12及び窓枠13に衝突した反射電子の量を計測する。電子検出用プリアンプ23及び制御部3は計測部に相当する。制御部3は、次に、電圧印加部24にバイアス電圧の印加をオンにさせ、バイアス電圧が印加されている状態で電子の量を計算することにより、X線透過窓12及び窓枠13に衝突した反射電子及び二次電子の合計量を計測する。CPU31は、次に、バイアス電圧が印加されている状態で計算した電子の量から、バイアス電圧が印加されていない状態で計算した電子の量を減算することにより、X線透過窓12及び窓枠13に衝突した二次電子の量を計測する。このようにして、電子顕微鏡は、電子線を照射された試料5から発生したX線と、反射電子と、二次電子とを検出する。
電子レンズ系42が電子線の方向を順次変更することにより、電子線は試料5を走査する。制御部3は、電子レンズ系42の動作を制御し、試料5上で電子線を照射された部分の位置を特定する。電子線が試料5を走査することに伴い、試料5上で電子線を照射された部分から発生したX線、反射電子及び二次電子が順次検出される。制御部3は、試料5上の電子線を照射された複数の部分で発生したX線のスペクトルを順次生成し、CPU31は、試料5上で電子線を照射された部分の位置とX線のスペクトルとを関連付けて、X線スペクトルの分布を生成する。また、制御部3は、試料5上の電子線を照射された複数の部分で発生した反射電子の量を順次計測し、CPU31は、試料5上で電子線を照射された部分の位置と反射電子の量とを関連付けて、反射電子像を生成する。反射電子像は、試料5上で発生した反射電子の量の分布である。同様に、制御部3は、試料5上の電子線を照射された複数の部分で発生した二次電子の量を順次計測し、CPU31は、試料5上で電子線を照射された部分の位置と二次電子の量とを関連付けて、二次電子像を生成する。CPU31は、X線スペクトルの分布を表すデータ、反射電子像を表すデータ、及び二次電子像を表すデータを記憶部34に記憶させる。
制御部3は、記憶部34に記憶したデータに基づいて、X線スペクトルの分布を表す画像、反射電子像を表す画像、及び二次電子像を表す画像を表示部36に表示することができる。制御部3は、操作部35で使用者からの操作を受け付け、受け付けた操作に従って、使用者が所望する画像を表示する。また、制御部3は、X線のスペクトルから試料5に含まれる元素の種類及び量を特定し、試料5上の元素分布を生成する処理を行ってもよい。この制御部3は、試料5上の元素分布を表す画像を表示部36に表示する。
以上詳述した如く、本実施の形態においては、X線検出器1が備えるX線透過窓12の外面及び窓枠13に導電性を持たせており、X線透過窓12とX線検出素子11とは電気的に絶縁されている。電子線の照射により試料5からX線及び反射電子が発生する。X線は、X線透過窓12を透過し、X線検出器1内のX線検出素子11で検出される。反射電子は、X線透過窓12及び窓枠13に衝突し、吸収電子が電流となって流れ、反射電子の量が検出される。このように、本実施の形態に係る電子顕微鏡は、X線検出器1とは別に反射電子検出器を備える事無く、X線と反射電子とを個別に検出することが可能である。X線と反射電子とを個別に検出するので、X線検出器で反射電子検出器を兼ねた従来の装置での問題は発生しない。例えば、X線のスペクトルと反射電子のスペクトルとを分離する必要が無いので、スペクトルが分離できるような十分な量の反射電子を検出する必要は無い。このため、検出に最低限必要な反射電子の量が抑制され、反射電子像を生成するために必要な時間の長大化が防止される。また、スペクトルが分離できるようにS/N比又はX線及び反射電子の比率を調整するべくX線透過窓の厚みを調整する必要が無くなる。また、X線検出素子11ではX線のみを検出し、反射電子を検出しないので、X線及び反射電子を同一の検出器で検出する場合に比べて、不感時間が短くなる。このため、スペクトルの分解能の悪化、検出効率の悪化、及び検出器の短寿命化が防止される。
また、本実施の形態においては、X線透過窓12の厚みを、反射電子が透過する確率が所定値以下になるように定めていることによって、X線と反射電子とがX線透過窓12によって分離され、確実に個別に検出されることになる。また、本実施の形態においては、電子顕微鏡は、X線透過窓12及び窓枠13に正のバイアス電圧を印加した場合と印加しない場合とで電子の量を計測し、計測した電子の量の差を計算することで二次電子の量を計測する。これにより、電子顕微鏡は、二次電子をも個別に検出することが可能となる。二次電子検出器を別に備える必要が無くなり、電子顕微鏡の各部の配置が容易となる。また、本実施の形態においては、X線検出器1は電子線を通過させるための貫通孔14が形成されている。これにより、図1に示すように、電子レンズ系42と試料台43との間にX線検出器1を配置して、X線検出器1を可及的に試料5へ近づけることが可能となる。試料5から発生するX線及び電子はいずれも、検出位置が試料5に近いほど強度が大きくなる。X線及び電子を同じ位置で検出することができるX線検出器1を可及的に試料へ近づけることによって、X線、反射電子及び二次電子の検出効率が向上する。
なお、本実施の形態においては、X線検出器1が複数のX線検出素子11を備えた形態を示したが、X線検出器1は単一のX線検出素子11を備えた形態であってもよい。また、本実施の形態においては、X線透過窓12が一体である形態を示したが、X線検出器1は複数のX線透過窓12を備えた形態であってもよい。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る電子顕微鏡の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電子顕微鏡は、複数のX線検出器1を備えている。図中にはX線検出器1の断面を示している。X線検出器1は、電子レンズ系42と試料台43との間の位置から外れた位置に配置されている。X線検出器1は、実施の形態1と同様に、X線検出素子11と、X線透過窓12と、窓枠13とを備えており、X線透過窓12の少なくとも外面と窓枠13とは導電性を有している。X線透過窓12及び窓枠13は、X線検出素子11から電気的に絶縁されている。また、X線検出器1には、貫通孔14が形成されていない。複数のX線検出器1は、夫々に、X線透過窓12を試料台43に対向させて配置されている。電子顕微鏡は、実施の形態1と同様に、X線検出用プリアンプ21、パルスシェーパ22、電子検出用プリアンプ23、電圧印加部24及び制御部3を備えているが、図3中では省略している。夫々のX線検出器1が備えるX線検出素子11はX線検出用プリアンプ21に電気的に接続されており、X線透過窓12の外面及び窓枠13は電子検出用プリアンプ23に電気的に接続されている。
電子銃41は、試料台43上の試料5へ電子線を照射する。試料5から発生したX線は、各X線検出器1のX線透過窓12を通過してX線検出器1で検出される。電圧印加部24は夫々のX線透過窓12及び窓枠13に正のバイアス電圧を印加し、電子線の照射により試料5から発生した反射電子及び二次電子は、各X線検出器1のX線透過窓12に衝突する。また、電圧印加部24が夫々のX線透過窓12及び窓枠13に正のバイアス電圧を印加していない状態で、電子線の照射により試料5から発生した反射電子は、各X線検出器1のX線透過窓12に衝突する。図3中には、電子の経路を実線矢印で示し、X線を破線矢印で示している。X線検出用プリアンプ21、パルスシェーパ22、電子検出用プリアンプ23、電圧印加部24及び制御部3は実施の形態1と同様の処理を実行し、制御部3は、X線スペクトルの分布、反射電子像及び二次電子像を生成し、夫々を表すデータを記憶部34に記憶する。
本実施の形態においても、電子顕微鏡は、X線検出器1とは別に反射電子検出器を備える事無く、X線、反射電子及び二次電子を個別に検出することが可能である。従って、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、反射電子像を生成するために必要な時間の長大化が防止され、スペクトルの分解能の悪化、検出効率の悪化、及び検出器の短寿命化が防止される。
なお、本実施の形態においては、同形状の複数のX線検出器1を対称な位置に配置した形態を示したが、電子顕微鏡は、これに限るものではなく、形状の異なる複数のX線検出器1を備えた形態であってもよく、複数のX線検出器1を非対称な位置に配置した形態であってもよい。また、複数のX線検出器1は、試料台43からの距離が異なる位置に配置されていてもよい。また、電子顕微鏡は、電子レンズ系42と試料台43との間の位置から外れた位置に単一のX線検出器1を配置した形態であってもよい。
また、以上の実施の形態1及び2においては、窓枠13が導電性を有している形態を示したが、電子顕微鏡は、これに限るものではなく、窓枠13が導電性を有していない形態であってもよい。この形態では、X線透過窓12の外面に電子検出用プリアンプ23が電気的に接続されており、電子顕微鏡は、X線透過窓12に衝突した電子の量を計測する。また、実施の形態1及び2においては、試料5に対して正のバイアス電圧をX線透過窓12に印加する形態を示したが、電子顕微鏡は、X線透過窓12に対して負のバイアス電圧を試料5に印加する形態であってもよい。また、実施の形態1及び2においては、電圧印加部24を利用して二次電子を検出する形態を示したが、電子顕微鏡は、これに限るものではなく、電圧印加部24を備えておらず、X線検出器1を用いた二次電子検出を行わない形態であってもよい。この形態では、電子顕微鏡は、X線検出器1とは別に、二次電子検出器を備えている。また、実施の形態1及び2においては、X線検出素子11はSDDであるとしたが、X線検出素子11はSDD以外の検出素子であってもよい。また、実施の形態1及び2においては、本発明の電子検出装置はSEMであるとしたが、これに限るものではなく、本発明の電子検出装置はその他の装置であってもよい。例えば、電子検出装置は、TEM(透過型電子顕微鏡)又はマイクロアナライザーにX線検出器1が組み込まれた形態であってもよい。また、電子検出装置は、自身では試料5へ電子線を照射する機能を備えていない形態であってもよい。
1 X線検出器
11 X線検出素子
12 X線透過窓
13 窓枠
21 X線検出用プリアンプ
22 パルスシェーパ
23 電子検出用プリアンプ
24 電圧印加部
3 制御部
41 電子銃
42 電子レンズ系
43 試料台
5 試料

Claims (8)

  1. X線を透過させるX線透過窓と、該X線透過窓を透過したX線を検出するX線検出素子とを備える検出器において、
    前記X線透過窓の外面は導電性を有しており、
    前記X線透過窓は、外面に電子が衝突することによって発生した吸収電子が電流として流出するように構成してあること
    を特徴とする検出器。
  2. 前記X線透過窓を支持する導電性の窓枠を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の検出器。
  3. 請求項1又は2に記載の検出器と、
    該検出器が有するX線検出素子に電気的に接続されており、該X線検出素子が検出したX線のスペクトルを生成するスペクトル生成部と、
    前記検出器が有するX線透過窓の外面に電気的に接続されており、該X線透過窓に衝突した電子に起因して発生する電流に基づいて、前記X線透過窓に衝突した電子の量を計測する計測部と
    を備えることを特徴とする電子検出装置。
  4. 試料を電子線で走査する走査部と、
    請求項1又は2に記載の検出器と、
    該検出器が有するX線検出素子に接続されており、電子線によって試料から発生して前記X線検出素子が検出したX線のスペクトルを生成するスペクトル生成部と、
    前記検出器が有するX線透過窓に接続されており、電子線によって試料から発生して前記X線透過窓に衝突した電子に起因して発生する電流に基づいて、試料から発生した電子の量を計測する計測部と、
    該計測部が計測した電子の量に基づいて、前記走査部が走査した試料の電子像を生成する電子像生成部と
    を備えることを特徴とする電子検出装置。
  5. 試料と前記X線透過窓との間に、試料に対して前記X線透過窓が正となるバイアス電圧を印加する電圧印加部を更に備えること
    を特徴とする請求項4に記載の電子検出装置。
  6. 前記電圧印加部が前記バイアス電圧を印加した場合と印加しなかった場合とで前記計測部が計測した電子の量の差を計算する計算部を更に備えること
    を特徴とする請求項5に記載の電子検出装置。
  7. 前記X線透過窓の厚みは、前記走査部が試料へ照射する電子線のエネルギーに応じて、前記電子線によって試料から発生した電子が前記X線透過窓を透過する確率が所定値以下になるように定められていること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載の電子検出装置。
  8. 前記検出器は、貫通孔を有しており、前記走査部が試料へ照射する電子線が前記貫通孔を通過する位置に配置されていること
    を特徴とする請求項4乃至7のいずれか一つに記載の電子検出装置。
JP2016504020A 2014-02-18 2015-02-04 検出器及び電子検出装置 Active JP6416199B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014028672 2014-02-18
JP2014028672 2014-02-18
PCT/JP2015/053061 WO2015125603A1 (ja) 2014-02-18 2015-02-04 検出器及び電子検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015125603A1 JPWO2015125603A1 (ja) 2017-03-30
JP6416199B2 true JP6416199B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=53878114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016504020A Active JP6416199B2 (ja) 2014-02-18 2015-02-04 検出器及び電子検出装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6416199B2 (ja)
DE (1) DE112015000849T5 (ja)
WO (1) WO2015125603A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11444213B2 (en) 2017-06-05 2022-09-13 Fondazione Bruno Kessler Radiation detector and radiation detection apparatus

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5448481A (en) * 1977-09-26 1979-04-17 Jeol Ltd Electron ray unit
JP2013160614A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Horiba Ltd X線検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE112015000849T5 (de) 2016-12-22
JPWO2015125603A1 (ja) 2017-03-30
WO2015125603A1 (ja) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101968377B1 (ko) X선 발생 장치 및 x선 발생 방법
US5778039A (en) Method and apparatus for the detection of light elements on the surface of a semiconductor substrate using x-ray fluorescence (XRF)
US7627088B2 (en) X-ray tube and X-ray analysis apparatus
JP5135602B2 (ja) X線管及びx線分析装置
JP5268646B2 (ja) 電子ビームの強度を感知するための多層検出器、方法および電子ビーム照射装置
JPWO2018173242A1 (ja) 荷電粒子線装置
KR20160006780A (ko) 대상 시료의 영역의 두께를 줄이는 방법
JPWO2019117272A1 (ja) シリコンドリフト型放射線検出素子、シリコンドリフト型放射線検出器及び放射線検出装置
JPWO2017006383A1 (ja) 蛍光x線分析装置及びそれに用いられるスペクトル表示方法
JP6416199B2 (ja) 検出器及び電子検出装置
US9269533B2 (en) Analysis apparatus and analysis method
JP2023111866A (ja) 検査装置および検査方法
JP6539779B2 (ja) 荷電粒子顕微鏡および試料撮像方法
US8944679B2 (en) Electrode member, electron energy analyzer, photoelectron energy analyzer, and temperature measuring apparatus
US10895652B2 (en) Object radiography apparatus and method for determining a state of an object radiography apparatus
JP5135601B2 (ja) X線管及びx線分析装置
Prokeš et al. Determination of X-ray tubes radiation beam characteristics with semiconductor pixel detectors
US20190090335A1 (en) System, computer program product, and method for dissipation of an electrical charge
JP7153783B1 (ja) 電子線監視装置及び電子線照射システム
CN112314060B (zh) 确定电子光斑的宽度和高度
JP7304624B2 (ja) 電子顕微鏡
Syresin et al. MCP-based detectors: calibration and first photon radiation measurements
JP2007505308A (ja) 例えばexafs(広帯域x線吸収微細構造)測定での蛍光収率(fy)と全電子収率(tey)との分離を可能にする電離粒子分析器
JP2010055883A (ja) X線管及びそれを用いた蛍光x線分析装置
US10879029B2 (en) Charged particle device, structure manufacturing method, and structure manufacturing system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6416199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250