JP6415700B2 - セラミックの点火プラグ絶縁体、点火プラグおよび点火プラグ絶縁体における釉薬の使用法 - Google Patents

セラミックの点火プラグ絶縁体、点火プラグおよび点火プラグ絶縁体における釉薬の使用法 Download PDF

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Description

本発明は、セラミックの点火プラグ絶縁体、この点火プラグ絶縁体を有する点火プラグ、並びに点火プラグ絶縁体における釉薬の使用法に関する。
自動車のシリンダヘッド内の燃焼室を節約するために、長くて細い点火プラグが要求される傾向にある。このために、セラミックの絶縁体の壁厚も、特に中心電極の幾何学形状を規定する、点火プラグの脚部領域内で同様に削減される。これはしばしば、それに加えて絶縁体の横断面が縮小される、まさに燃焼室側の領域内で、電気抵抗の強さの問題をもたらす。何故ならば、ここに非常に高い電界強度が存在するからである。従ってこのような形式の、燃焼室内で縮小された点火プラグの耐用年数は非常に短い。
これに対して、請求項1の特徴を有する本発明によるセラミックの点火プラグ絶縁体は、細い幾何学形状で高い絶縁破壊強度を特徴としている。これは、燃焼室内に位置する絶縁体領域と燃焼室の外側に位置する絶縁体領域との間の移行領域を成す、絶縁体内に形成された脚部谷部に釉薬が塗られることによって得られる。この場合、脚部谷部は、絶縁体脚部先端に向かって横断面が先細りしているか若しくは細くなっている、点火プラグ絶縁体の部分である。脚部谷部は、取り付けスペースが減少された点火プラグの寸法設計の減少を反映する。釉薬を、点火プラグ絶縁体の外側に向けられた、脚部谷部の第1の表面領域Aの全体に塗ることによってはじめて、細長くされた寸法を有する点火プラグ絶縁体、およびひいては取り付けスペースが節約された点火プラグを提供することもでき、この点火プラグ絶縁体若しくは点火プラグは、電気的な観点でも機械的な観点でも、安定性を損なうことがない。釉薬を塗ることによって、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの第1の長さLを有する、点火プラグ絶縁体の第1の表面領域Aの粗さは低下され、例えば絶縁体の研削工程中に発生するような開放した孔および凹部は塞がれる。長さLは、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの最大長さとして規定されている。これによって、点火プラグの運転時に電界の局所的な過度の上昇は最小化される。その結果、より高い印加電圧においてはじめて電気的な絶縁破壊が発生するようになる。これにより、本発明によるセラミック絶縁体を有する点火プラグの絶縁破壊強度は改善された。しかも、釉薬によって、絶縁体の表面は滑らかにされているので、脚部谷部内での切欠形成は減少され、これによってこの領域内での機械的な横方向の耐負荷能力は最適化され、運転条件下における点火プラグの強度は高められる。釉薬は、このために例えば脚部谷部の機械的な強い負荷を受ける領域内における点火プラグ絶縁体の強度を高める一種の保護層を形成する。これによって、特に脚部谷部の領域内並びに、脚部谷部に隣接する絶縁体領域内における点火プラグ絶縁体の横断面も減少され得る。しかも、釉薬を釉薬溶融後に絶縁体の表面に塗ることによって、絶縁体表面に曲げ荷重が作用する際に引張応力の部分的な予備補整を生ぜしめる機械的な圧縮応力が形成され得る。これによって、点火プラグ絶縁体の機械的な安定性も改善される。
従属請求項は、本発明の好適な発展形態を示す。
セラミックの点火プラグ絶縁体の機械的な安定性並びに絶縁破壊強度を改善するために、点火プラグ絶縁体は、脚部谷部から絶縁体ヘッドに向かう方向に位置する、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xに規定された第2の長さLを有する隣接する第2の表面領域Bと、脚部谷部から燃焼室側に位置する、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xに規定された第3の長さLを有する隣接する第3の表面領域Cとを備えている。従って、次の関係の少なくとも1つが満たされている:L=Lおよび/またはL=L/2および/またはL=L/2。対応する表面領域の長さはそれぞれ、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの最大長さとして規定されている。
移行領域、つまり脚部谷部周辺の領域内における切欠形成を特に効果的に避けるために、およびひいては点火プラグ絶縁体の機械的な横方向耐負荷能力をさらに改善するために、さらに好適には、第2の表面領域Bが、脚部谷部に隣接して位置する、釉薬が塗られた第4の表面領域Dと、絶縁体ヘッドの方向で第4の表面領域に続く、釉薬が塗られていない第5の表面領域Eとを有していることが企図されている。この場合、第4の表面領域Dは脚部谷部から4mmまで、特に3mmまで、点火プラグ絶縁体の絶縁体ヘッドの方向に延在している。
高い電界の領域を、最大機械負荷の領域から空間的に補正するために、さらに好適には、脚部谷部から燃焼室側に隣接して位置する第3の表面領域Cが、脚部谷部に隣接して位置する、釉薬が塗られた第6の長さLを有する第6の表面領域Fと、絶縁体先端の方向で第6の表面領域Fに続く、釉薬が塗られていない第7の長さLを有する第7の表面領域Gとを備えていることが企図されており、この場合、前記長さがそれぞれ、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの最大長さとして規定されていて、次の関係:L≧Lが満たされている。
前記理由により、釉薬が塗られた第6の表面領域Fは、さらに好適には、脚部谷部から燃焼室側に、燃焼室側の絶縁体先端の手前の最大で2mmまで延びている。これに対して選択的にまたは追加的に、第6の表面領域Fの第6の長さLは次の関係:4mm≦L≦(L+L+L)/2を満たし、この場合、前記長さがそれぞれ、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの最大長さとして規定されている。しかもこれによって、脚部谷部における分路(沿面スパーク)は良好に避けられる。
機械的なおよび電気的な耐負荷能力の損失を甘受することなしに、点火プラグ絶縁体をさらに細くするために、絶縁体ヘッドと絶縁体脚部とは、組み込み領域によって結合されている。この組み込み領域は、絶縁体ヘッド側で脚部谷部に続いていて、それによって第2の表面領域Bを有している。組み込み領域は、フランジ谷部と、絶縁体ヘッドの方向でフランジ谷部に続くフランジ山部とを有している。フランジ谷部とは、絶縁体脚部の方向で横断面が減少する点火プラグ絶縁体の領域であると解釈される。フランジ山部は、エンジンブロック内での点火プラグの組み込み可能性を軽減する、たいていは6角形を有する、点火プラグ絶縁体の領域である。従ってフランジ山部は、点火プラグ絶縁体のその他の周辺部分に対して横断面が拡大された部分を成している。機械的な安定性を高めるために、点火プラグ絶縁体の外側に向けられた、フランジ谷部の第8の表面領域Hも釉薬を有している。
点火プラグ絶縁体の曲げ強さをさらに高めるために、点火プラグ絶縁体の外側に向けられた、フランジ谷部の表面領域、つまり第8の長さLを有する第8の表面領域Hだけが釉薬を備えているのではなく、フランジ谷部に続く、ひいては絶縁体ヘッドの方向でフランジ谷部に隣接する、フランジ山部の第9の表面領域Iも釉薬を備えている。従って、フランジ山部の第9の表面領域Iは、第9の長さLに釉薬が塗られている。絶縁体ヘッドの方向で第9の表面領域Iに、第10の長さLを有する第10の表面領域Jが続いている。第10の表面領域Jは、本発明に従って設けられた釉薬を備えておらず、次の関係が満たされている。
0<L≦(L+L)/2
特に火花に対して強く、機械的な負荷に耐えられる釉薬は、次の組成を特徴としており:
:37.0〜46.0質量%、好適には37.0〜44.0質量%
:12.0〜28.0質量%、好適には17.5〜23.0質量%
Al:4.0〜21.0質量%、好適には8.5〜16.0質量%
ZnO:6.0〜11.4質量%、好適には7.8〜11.4質量%
F:0.6〜4質量%、好適には0.6〜3.0質量%
LiO:1.5〜4質量%、好適には1.9〜3.5質量%
NaO:0.1〜2.5質量%、好適には0.1〜2.0質量%
O:0.5〜4.5質量%、好適には3.0〜4.5質量%
CaO:1.8〜6質量%、好適には2.1〜4.2質量%
SrO:0.1〜3.6、好適には0.1〜1.2質量%、および
BaO:0.8〜6.8質量%、好適には4.5〜6.5質量%、
この場合、挙げられた値は、それぞれ釉薬の総質量を指している。
保護作用を有する釉薬の最大成形時に、釉薬の表面破損を避けるために、釉薬の層厚は、平均的に5〜40μm、特に7〜25μmである。
同様に本発明によれば、内燃機関のための点火プラグも記載されており、この点火プラグは、金属のハウジングと、中心電極と、ハウジングに配置された少なくとも1つの接地電極と、中心電極を接地電極から分離するための、上記説明したようなセラミックの点火プラグ絶縁体とを有している。本発明による点火プラグは、点火プラグ絶縁体の外側に向けて塗られた釉薬に部分的に基づく取り付けスペースの節約された構造形式で、高い絶縁破壊強度および良好な機械的耐負荷能力を特徴としている。点火プラグの電気的な強度並びに機械的な強度、およびひいてはその耐用年数も高い。
好適には、釉薬は、接地電極と中心電極との間で燃焼室を気密にシールするための内側のシール、通常はシールリングにおいて省かれてもよいようにも、構成されている。
釉薬塗布を簡略化するために、およびひいては点火プラグ絶縁体製造のためのサイクルを高めるために、釉薬は点火プラグ絶縁体の全表面領域を覆っていてもよい。
さらに、本発明によれば、釉薬を、点火プラグの絶縁破壊強度を高めるために、特に脚部谷部の領域内で、それも燃焼室内に位置する絶縁体領域と燃焼室の外側に位置する絶縁体領域との間の移行領域内で、点火プラグ絶縁体の横断面が減少された領域に使用する、釉薬の使用法について記載されている。
本発明による第1の点火プラグの部分断面図である。 図1の点火プラグの部分断面図である。 図2の点火プラグの一部を拡大した部分断面図である。 本発明による第2の点火プラグの一部を拡大した部分断面図である。
以下に本発明の実施例を、添付の図面を用いて詳しく説明する。この場合、同じ構成部分には同じ符号が付けられている。
図1から読み取れるように、本発明による点火プラグ100は、接地電極13、中心電極8およびセラミックの点火プラグ絶縁体10を有している。金属製のハウジング7は、点火プラグ絶縁体10を少なくとも部分的に取り囲んでいる。ハウジング7には、点火プラグ100をシリンダヘッド14内に固定するために設計されたねじ山15が配置されている。シールリング11が点火プラグ100の燃焼室を気密に遮断する。
図2は、図1の点火プラグ100の部分断面図であって、特に点火プラグ絶縁体10の領域を分かりやすく示す。点火プラグ絶縁体10は、電気的な端子領域5の方向に向けられた絶縁体ヘッド1と、燃焼室側の絶縁体脚部2とを有している。絶縁体ヘッド1と絶縁体脚部2との間に組み込み領域3が配置されており、この組み込み領域3は、横断面減少部いわゆるフランジ谷部9aと、フランジ山部9bとを有している。
絶縁体脚部2に、同様に横断面が減少された領域いわゆる脚部谷部4、および燃焼室内に位置する絶縁体脚部2と燃焼室の外側に位置する絶縁体領域との間の移行領域が設けられている。燃焼室は、図示のように、燃焼室の外側の領域からシールリング11によって気密に遮断されていてよい。
脚部谷部4は、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xで規定された第1の長さLを備えた、点火プラグ絶縁体10の外側に向けられた第1の表面領域Aと、釉薬12とを有しており、従って釉薬が塗られている。点火プラグ絶縁体10は、脚部谷部4から絶縁体ヘッド1に向かう方向に位置する、点火プラグ絶縁体10の隣接区分、つまり組み込み領域3に、点火プラグ絶縁体10の外側に向けられた第2の表面領域Bを有している。脚部谷部4から燃焼室側に位置する、点火プラグ絶縁体10の隣接区分に、絶縁体脚部2は、点火プラグ絶縁体10の外側に向けられた第3の表面領域Cを有している。この表面領域Cには、釉薬が塗られていない。
フランジ谷部9aは、点火プラグ絶縁体10の外側に向けられた、第8の長さLを有する第8の表面領域Hに、釉薬12を有している。
フランジ山部9bは、第9の長さLを備えた表面領域Iと、絶縁体ヘッド1の方向で第9の表面領域Iに続く、第10の長さLを備えた、釉薬が塗られていない第10の表面領域Jとを有しており、この場合、第9の表面領域Iは釉薬12を有していて、好適には次の関係を満たしている:
0<L=(L+L)/2
図3は、燃焼室内に位置する絶縁体脚部2と、図1および図2に示した点火プラグ100の点火プラグ絶縁体10の、燃焼室の外側に位置する領域との間の移行領域の部分の詳細図である。ここでは、脚部谷部4の表面領域は第1の表面領域Aと一致しており、つまり脚部谷部4の横断面が減少された領域にだけ、ここでは脚部谷部4の第1の表面領域A全体に釉薬12が設けられている。この場合、脚部谷部4に隣接する、釉薬が塗られていない領域の横断面は概ね一定である。
釉薬12は、好適な形式で5〜40μm、特に7〜25μmの平均的な層厚を有している。
釉薬12によって、セラミック絶縁体の曲げ強さは著しく高められる。曲げ強さは、本発明による点火プラグ100では850N以上であるが、一方、これに対応する、釉薬が塗られていない点火プラグは概ね660Nの曲げ強さを有しているだけである。本発明による点火プラグ100の絶縁破壊強度も著しく高められていて、少なくとも概ね42kVであり、これに対して、比較可能な従来の点火プラグは、概ね35kVの絶縁破壊強度を有しているだけである。
第1の表面領域Aは第1の長さLを有していて、第2の表面領域Bは第2の長さLを、第3の表面領域Cは第3の長さLを有している。それぞれの長さは最大長さであって、点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xで規定されている。従って、点火プラグ絶縁体10の軸方向X−Xの絶縁体脚部2の全長は、L+Lから得られる。
好適な形式で、個別の表面領域の長さの間に、次の関係:L=Lおよび/またはL=L/2および/またはL=L/2のうちの少なくとも1つが存在する。
図4は、本発明による第2の点火プラグ100の、燃焼室内に位置する絶縁体脚部2と、燃焼室の外側に位置する、点火プラグ絶縁体10の領域との間の移行領域の部分の詳細図である。
図1〜図3に示した点火プラグ100とは異なり、第2の表面領域Bは、脚部谷部4に隣接する第4の表面領域Dと、この第4の表面領域Dに絶縁体ヘッド1の方向に続く第5の表面領域Eとを有している。第4の表面領域Dは、第1の表面領域Aと同様に、釉薬12を有している。従って、釉薬が塗られた表面領域は、脚部谷部4から絶縁体ヘッド1の方向に拡大しており、つまり、釉薬が塗られた第4の表面領域Dは、脚部谷部4から、4mm、特に3mmまで絶縁体ヘッド1の方向に延在している。
さらに、第3の表面領域Cは、脚部谷部4に隣接する、釉薬が塗られた第6の表面領域Fと、この第6の表面領域Fに絶縁体先端6の方向に続く、釉薬が塗られていない第7の表面領域Gとを有しており、その結果、釉薬は、脚部谷部4から出発して燃焼室側に位置する絶縁体先端6の方向にも延在している。この場合、釉薬が塗られた第6の表面領域Fは、脚部谷部4から燃焼室側に、燃焼室側の絶縁体先端6の手前の最大2mmまで延在しており、これは、機械的な負荷による切欠形成を防止する。
好適には、釉薬が塗られた第6の表面領域Fは第6の長さLを有していて、次の関係:4mm≦L≦(L+L+L)/2が満たされ、この場合、これらの長さは、それぞれ点火プラグ絶縁体の軸方向X−Xの最大長さとして規定されている。
図4では、表面領域A’が、釉薬を覆う全表面領域を成している。釉薬が塗られた全表面領域A’は、脚部谷部Aの表面領域を含んでいて、ここでは絶縁体ヘッド1の方向で脚部谷部4の第1の表面領域Aを越えて第4の表面領域Dに延在していて、燃焼室側で第6の表面領域Fに延在している。これは、点火プラグ絶縁体10の横方向耐負荷能力のために寄与する。
従って、要約すれば、第1の表面領域Aは第1の長さL、第2の表面領域Bが第2の長さL、第3の表面領域Cが第3の長さL、第4の表面領域Dが第4の長さL、第5の表面領域Eが第5の長さL、第6の表面領域Fが第6の長さL、第7の表面領域Gが第7の長さLを有している。従って、釉薬が塗られた全表面領域A’は、LA’=L+L+Lの全長を有している。さらに、絶縁体脚部2の全長は、L+L+Lから得られる。それぞれの全長は最大長さであって、点火プラグ絶縁体10の軸方向X−Xで規定されている。
好適な形式で、第6の釉薬が塗られた表面領域Fは長さLを有していて、釉薬が塗られていない、絶縁体先端6に向けられた第7の表面領域Gは長さLを有していて、次の関係:L≧Lが満たされている。
点火プラグ100は、取り付けスペースを節約する構造で、高い絶縁破壊強度、および非常に良好な機械的な耐負荷能力を特徴としている。
1 絶縁体ヘッド
2 絶縁体脚部
3 組み込み領域
4 脚部谷部
5 端子領域
6 絶縁体先端
7 ハウジング
8 中心電極
9a フランジ谷部
9b フランジ山部
10 セラミックの点火プラグ絶縁体
12 釉薬
13 接地電極
100 点火プラグ
A 第1の表面領域
B 第2の表面領域
C 第3の表面領域
D 第4の表面領域
E 第5の表面領域
F 第6の表面領域
G 第7の表面領域
H 第8の表面領域
I 第9の表面領域
J 第10の表面領域
第1の長さ
第2の長さ
第3の長さ
第6の長さ
第7の長さ
第8の長さ
第9の長さ
第10の長さ

Claims (12)

  1. 電気的な端子領域(5)の方向に向いた絶縁体ヘッド(1)と燃焼室側の絶縁体脚部(2)とを有するセラミックの点火プラグ絶縁体において、
    前記点火プラグ絶縁体が、前記燃焼室内に位置する前記絶縁体脚部(2)と前記燃焼室の外側に位置する絶縁体領域との間の移行領域内に脚部谷部(4)を有しており、該脚部谷部(4)が、前記点火プラグ絶縁体の軸方向(X−X)で規定された第1の長さLを有する、前記点火プラグ絶縁体(10)の外側に向いた第1の表面領域(A)に釉薬(12)を備えていて
    前記点火プラグ絶縁体が、前記脚部谷部(4)から燃焼室側に隣接して位置する、第3の長さL を有する第3の表面領域(C)を備えており、
    前記第3の表面領域(C)が、前記脚部谷部(4)に隣接して位置する、釉薬が塗られた第6の長さL を有する第6の表面領域(F)と、絶縁体先端(6)の方向で前記第6の表面領域(F)に続く、釉薬が塗られていない第7の長さL を有する第7の表面領域(G)とを備えており、前記長さがそれぞれ、前記点火プラグ絶縁体(10)の軸方向(X−X)の最大長さとして規定されていて、次の関係:L ≧L が満たされている:ことを特徴とする、セラミックの点火プラグ絶縁体。
  2. 前記点火プラグ絶縁体が、前記脚部谷部(4)から前記絶縁体ヘッド(1)の方向に隣接して位置する、第2の長さLを有する第2の表面領域(B)を備えており、前記長さがそれぞれ、前記点火プラグ絶縁体(10)の軸方向(X−X)の最大長さとして規定されていて、次の関係の少なくとも1つが満たされている:
    =Lおよび/または
    =L/2および/または
    =L/2
    ことを特徴とする、請求項1記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  3. 前記第2の表面領域(B)が、前記脚部谷部(4)に隣接して位置する、釉薬が塗られた第4の表面領域(D)と、前記絶縁体ヘッド(1)の方向で前記第4の表面領域(D)に続く、釉薬が塗られていない第5の表面領域(E)とを有しており、前記第4の表面領域(D)が前記脚部谷部(4)から4mmまで前記絶縁体ヘッド(1)の方向に延在していることを特徴とする、請求項1または2記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  4. 前記第2の表面領域(B)が、前記脚部谷部(4)に隣接して位置する、釉薬が塗られた第4の表面領域(D)と、前記絶縁体ヘッド(1)の方向で前記第4の表面領域(D)に続く、釉薬が塗られていない第5の表面領域(E)とを有しており、前記第4の表面領域(D)が前記脚部谷部(4)から3mmまで前記絶縁体ヘッド(1)の方向に延在していることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  5. 釉薬が塗られた前記第6の表面領域(F)が、前記脚部谷部(4)から燃焼室側に、前記燃焼室側の絶縁体先端(6)の手前の最大で2mmまで延びていて、かつ/または前記第6の表面領域(F)の前記第6の長さ(L)が次の関係を満たし:
    4mm≦L≦(L+L+L)/2、
    この場合、前記長さがそれぞれ、前記点火プラグ絶縁体(10)の軸方向(X−X)の最大長さとして規定されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  6. 前記絶縁体ヘッド(1)と前記絶縁体脚部(2)とが、第2の表面領域(B)を有する組み込み領域(3)によって互いに結合されており、前記組み込み領域(3)が、フランジ谷部(9a)と、前記絶縁体ヘッド(1)の方向で前記フランジ谷部(9a)に続くフランジ山部(9b)とを有しており、この場合、前記フランジ谷部(9a)が、前記点火プラグ絶縁体(10)の外側に向けられた、第8の長さ(L)を有する第8の表面領域(H)に釉薬(12)を備えており、および/または前記第8の表面領域(H)が釉薬(12)を備えていて、前記フランジ山部(9b)が、前記フランジ谷部(9a)に隣接する、釉薬が塗られた第9の長さ(L)を有する第9の表面領域(I)と、前記絶縁体ヘッド(1)の方向で前記第9の表面領域(I)に続く、本発明による釉薬を備えていない第10の長さ(L)を有する第10の表面領域(J)とを備えていて、次の関係が満たされている:
    0<L≦(L+L)/2、
    ことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  7. 前記釉薬(12)が、それぞれ前記釉薬(12)の総質量に関して次の組成を有している:
    SiO:37.0〜46.0質量
    :12.0〜28.0質量
    Al:4.0〜21.0質量
    ZnO:6.0〜11.4質量
    F:0.6〜4質量
    LiO:1.5〜4質量
    NaO:0.1〜2.5質量%
    O:0.5〜4.5質量
    CaO:1.8〜6質量
    SrO:0.1〜3.6質量%、および
    BaO:0.8〜6.8質量%
    ことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶
    縁体。
  8. 前記釉薬(12)が、それぞれ前記釉薬(12)の総質量に関して次の組成を有している:
    SiO :37.0〜44.0質量%
    :17.5〜23.0質量%
    Al :8.5〜16.0質量%
    ZnO:7.8〜11.4質量%
    F:0.6〜3.0質量%
    Li O:1.9〜3.5質量%
    Na O:0.1〜2.0質量%
    O:3.0〜4.5質量%
    CaO:2.1〜4.2質量%
    SrO:0.1〜1.2質量%、および
    BaO:4.5〜6.5質量%、
    ことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶
    縁体。
  9. 前記釉薬(12)が、5〜40μmの層厚を有していることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  10. 前記釉薬(12)が、7〜25μmの層厚を有していることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体。
  11. 内燃機関のための点火プラグにおいて、
    金属のハウジング(7)と、
    中心電極(8)と、
    前記ハウジング(7)に配置された少なくとも1つの接地電極と、
    前記中心電極(8)を前記接地電極から分離するための、請求項1から10までのいずれか1項記載のセラミックの点火プラグ絶縁体(10)と、
    を有している、内燃機関のための点火プラグ。
  12. 釉薬(12)の使用法において、
    前記釉薬(12)を、点火プラグ(100)の絶縁破壊強度を高めるために、脚部谷部(4)の領域内で、それも燃焼室内に位置する絶縁体脚部(2)と燃焼室の外側に位置する絶縁体領域との間の移行領域内で、点火プラグ絶縁体(10)の横断面が減少された領域に使用するとともに、絶縁体先端(6)の方向で前記脚部谷部(4)に隣接して位置する釉薬が塗られた第6の表面領域(F)の前記点火プラグ絶縁体(10)の軸方向(X−X)の最大長さとして規定された第6の長さL と、絶縁体先端(6)の方向で前記第6の表面領域(F)に続く、釉薬が塗られていない第7の表面領域(G)の前記点火プラグ絶縁体(10)の軸方向(X−X)の最大長さとして規定された第7の長さL との間に、L ≧L なる関係が満たされているように使用する、
    釉薬(12)の使用法。
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