JP6415530B2 - 吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベース - Google Patents

吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベース Download PDF

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    • E04H3/22Theatres; Concert halls; Studios for broadcasting, cinematography, television or similar purposes
    • E04H3/30Constructional features of auditoriums

Description

[関連出願]
本出願は、本明細書に全体が記載されているかのように適用する目的で、参照により本明細書に組み込まれている、2013年3月15日に出願された米国仮出願第61/801,695号の優先権を主張するものである。
本発明の開示は、劇場の座席システムに関する。より詳細には、顧客が乗載領域で乗載され、それから、乗載領域の床から観覧領域へ、垂直に持ち上げられるように構成され、観覧領域では、シート列が、劇場の床に対して、少なくとも(列の左側または右側が、それぞれの対向する側よりも高い高度になる)ロール方向、およびヒーブ(垂直変位)方向に配向を変えるように構成されている、劇場のシート列に関する。
何千年もの間、劇場は、実劇(live action)の上演のために存在してきた。典型例は、西暦70年に建設が開始されたローマのコロッセウムである。映写された映画フィルム(すなわち、前もって録画された素材)の上映用の劇場は、より近代的な建造物である。目的を持って建てられた映画館(または、映画館に改造された、店舗などの建物)は、おそらく、1800年後期から1900年代初期に存在し始めた。昨今、多くの種類(例えば、デジタル式、3D式、IMAX(商標)など)の映画館が存在している。平面および曲面スクリーンの両方が、映写された映画の映写表面として使用されている。スクリーン上への映写は、スクリーンの前後いずれからも可能である。映写システム技術のその他の革新により、観客が映画を観る方法が大きく変わってきた。最も特異的な映写システムは、ミュージアムやテーマパークなどの特色のある会場(specialty venues)に進出している。
映写システムは変化してきているが、劇場の座席は、概ね変化しないままである。シート列は、直線のものもあれば、曲線のものもあり、スクリーンに面している。シート列は、平坦な床上に設けられることができる。平坦な床に設けられた座席の場合、映写スクリーンの底部が、床から十分に上げられていないと、不運な観覧者は、スクリーンとその不運な観覧者との間に座っている他の顧客の頭部または帽子により、彼または彼女のスクリーンへの見通しが遮られてしまう恐れがある。観覧者がスクリーンから離れているほど、この問題は悪化する。代替的には、シート列は、傾斜した床または階段状の床に設けられてもよい。これは、視野が遮られてしまうという上述の問題を解消するのに役立つ。それでもなお、ほとんどの劇場のシートは、それが平坦な床上であろうと、傾斜した床上であろうと、階段状の床上であろうと、いずれにしても床に固定されている。
しかしながら、床にシートを固定することは、観覧者の体験を、スクリーン上の動きを観覧することのみに限定してしまう。それにより、観覧者が巨大スクリーンに面していたとしても、観覧者は、落下、上昇、傾きの身体的感覚に対応するアクションがスクリーン上にでてきても、それらの感覚は想像することしかできない。
米国特許第6,354,954号(以下「米国特許’954号」)は、顧客の劇場体験に何らかの身体的運動感覚を加えることを追求している。しかしながら、米国特許’954号に記載される構造は、顧客に逆の反応(adverse reaction)をもたらす可能性がある。シートハンガの複雑な機械的設計により、各対のシート列間の空間は、想像以上に、実際に縮小されてしまっている。シートが持ち上げられる際のシートの前方への動きは、顧客に、離陸し、ハンググライダで飛行しているという幻想に浸っていると意図的に思わせることができるが、逆に、この機械的構造物は、自分の前のハンググライダ(シート列)に衝突してしまいそうだという気持ちを顧客に与える可能性がある。加えて、米国特許’954号は、シート列それぞれのピッチ(機首の上下)運動を提供するが、多くの顧客が、前方に傾きすぎてシートから滑ってしまうのではないかと不安になる。加えて、乗客は、平坦な床上の乗載位置から、米国特許’954号のシート列に乗載される。第1の列以外の全ての列の顧客は、前方の視界を遮るものがないため、米国特許’954号の装置の複雑な機械的構造では、「離陸前」の映画体験を顧客に提供することができない。顧客の視界は、上方ですら張り出した「グライダの翼」によって遮られているだけである。
米国特許第8,225,555号(以下「米国特許’555号」)もまた、顧客の劇場体験に身体的運動感覚を加えることを追求している。米国特許’954号のように、米国特許’555号のシート列も、平坦な床上に前後に並べて配置されている。米国特許’555号は、顧客がメインショーを待っている間、顧客を楽しませるためにプレショーがあることが望ましいということを教示してくれる。実際に、米国特許’555号の概念は、観客をだまして、プレショーがメインイベントであると信じ込ませることである。その目的にもかかわらず、米国特許’555号の概念は、単一の平坦な床上の同じ高さにシート列が全て配置されている従来技術の劇場が直面しているものと同じ制限を有する。すなわち、不運にも背が高い人物の後ろに座った観覧者は、その背が高い人物の頭部または帽子により、スクリーンへの視界が遮られてしまうのである。もちろん、米国特許’555号の、顧客に対する究極の「ライド」は、プレビュー劇場の床からメイン劇場の中央空間に垂直に顧客を持ち上げることである。顧客は、そこで、メインの上演を観るためにシート列に座り、ケーブルからぶら下がっている。
従って、本発明の実施形態は、1つまたは複数の関連技術の問題をほぼ解消するシステム、装置、および方法に向けられている。
本発明の目的によれば、本明細書にて具現化され、広く記載されているように、倒立型モーションベースは、互いに離間されている左側および右側の垂直支持体と、少なくとも1つの後側の垂直支持体と、後側の支持体の長さに沿って垂直に移動し、横力に抵抗するキャリッジと、第1の端部で、キャリッジに連結されている第1のケーブルであって、第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムと共にキャリッジを上昇、下降させる、第1のケーブルと、キャリッジから突出しているナックルと、ナックルに枢動可能に結合されている横向きの支持部材と、横向きの支持部材の左側および右側のそれぞれの端部に、第1の端部で、それぞれ連結されている左側および右側の負荷担持アームと、第1の端部で、右側の負荷担持アームの第2の端部に連結されている第2のケーブルであって、第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムと共に右側の負荷担持アームの第2の端部を上昇、下降させる、第2のケーブルと、第1の端部で、左側の負荷担持アームの第2の端部に連結されている第3のケーブルであって、第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムと共に左側の負荷担持アームの第2の端部を上昇、下降させる、第3のケーブルと、1つまたは複数のシート列であって、シート列がそれぞれ、右側の負荷担持アームと左側の負荷担持アームとの間に配置され、右側の負荷担持アームおよび左側の負荷担持アームから吊り下げられており、他のシート列に平行である、1つまたは複数のシート列とを含む。
更に、本明細書にて具現化され、広く記載されているように、倒立型モーションベースで実施される娯楽方法は、少なくとも2列のシート列を同じ方向に向け、第1の列を第2の列の前に、第1の列を所定の固定点から測定された第1の高さに、第2の列を所定の固定点から測定された第2の高さに配置するステップであって、第2の高さが第1の高さよりも高い、ステップと、第1および第2の列を第3および第4の高さまでそれぞれ上げるステップであって、第3の高さが第2の高さよりも高く、第4の高さが第3の高さよりも低い、ステップとを備える。
また、本明細書にて具現化され、広く記載されているように、倒立型モーションベースは、互いに離間されている左後側および右後側の垂直支持体と、中央後側の垂直支持体と、前側の垂直支持体と、中央後側の垂直支持体と前側の垂直支持体とを結合している水平の支持コネクタと、中央後側の垂直支持体の長さに沿って垂直に移動し、横力に抵抗するキャリッジと、キャリッジから突出している旋回ベアリングと、関節ピボット要素を介して旋回ベアリングに枢動可能に結合されている横向きの支持部材と、横向きの支持部材に結合されている屋根と、1つまたは複数のシート列であって、シート列がそれぞれ、屋根から吊り下げられており、他のシート列に平行である、1つまたは複数のシート列と、第1の端部で、屋根の前方の端部の中間点に連結されている第1のケーブルであって、第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムと共に屋根の前側を上昇、下降させる、第1のケーブルと、第1の端部で、横向きの支持部材の右側の端部に連結されている第2のケーブルであって、第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムと共に横向きの支持部材の右側の端部を上昇、下降させる、第2のケーブルと、第1の端部で、横向きの支持部材の左側の端部に連結されている第3のケーブルであって、第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムと共に横向きの支持部材の左側の端部を上昇、下降させる、第3のケーブルとを含み、第2および第3のケーブルの組み合わせが、キャリッジを上昇、下降させる。
本発明の先の概要および以下の詳細な説明の両方が、例示的、かつ説明的なものであり、特許請求された本発明の更なる説明を提供するように意図されていることを理解されたい。
添付の図面は、本発明の更なる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を示し、説明と共に本発明の原理を説明する機能を果たす。
本発明の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの等角正面図である。 図2Aは本発明の実施形態による乗客乗載構成の倒立型モーションベースを示す図であり、図2Bは本発明の実施形態による、吊り下げ式の座席が中間高度点にある図2Aの装置を示す図であり、図2Cは本発明の実施形態による乗客観覧構成の倒立型モーションベースを示す図である。 本発明の実施形態によるヒーブ運動(垂直変位)を実行する性能を示す図である。 本発明の実施形態による様々な配向の吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの正面図である。 本発明の別の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの等角正面図である。 図1および図5の実施形態と同様の、倒立型モーションベースの代替的な実施形態を示す図である。 図7Aは、乗客乗載構成における図6に示す代替的な実施形態を示す図であり、図7Bは、乗客観覧構成における図6に示す代替的な実施形態を示す図である。 本発明の更に別の実施形態による支持された座席を備える倒立型モーションベースを示す図である。 本発明の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの等角正面図である。 本発明の実施形態による、吊り下げ式の座席が中間高度点近くにある図9に示す代替的な実施形態を示す図である。 図9で示す実施形態の上方から見た斜視図である。
ここで、添付図面に示されている、本発明の例示的な実施形態を詳細に参照する。
図1は、本発明の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの等角正面図である。この例示的な実施形態では、倒立型モーションベース100は、左側の垂直支持体102と、右側の垂直支持体104とを含む。垂直支持体102、104は、互いに離間されている。倒立型モーションベース100は、少なくとも1つの後側の垂直支持体106を更に含む。キャリッジ108は、後側の支持体106の長さに沿って垂直に移動するように構成されている。キャリッジ108は、横力(すなわち、X軸に沿った左右方向の力)に抵抗するように構成されていてもよい。そのような横抵抗は、例えば、キャリッジ108が、溝、レール、または切り抜きに据え付けられていることにより、あるいは、戦略的に間隔が空けられた制限ブロックにより達成されることができる。
第1のケーブル110は、第1の端部で、キャリッジ108に連結されていてもよい。ケーブル110の第2の端部は、第1の回転可能なドラム(またはウィンチ)112に巻き付けられていてもよい。第1のケーブル110は、第1のドラム112と連動し、キャリッジ108を上昇、下降させるように構成されている。キャリッジを上昇、下降させるために、他のデバイスが用いられてもよい。例えば、キャリッジ108の垂直面の対応するウォームギアの歯車と噛み合う、後側の支持体106の垂直軸に平行な回転軸を備えたねじ型の構成部品を備える、ウォームギアなどである。代替方法として、空気圧式または電動式リフトデバイスが、キャリッジ108の下に取り付けられていてもよい。リフトデバイスの伸びと縮みにより、キャリッジ108をそれぞれ上昇、下降させることができる。
ナックル114(図2A〜2C、3A、および3B参照)は、キャリッジから突出していてもよい。ナックルは、左側の垂直支持体102と右側の垂直支持体104との間に形成された平面に向かって、キャリッジから離れるように延在する。
横向きの支持部材116が、ナックル114に結合されていてもよく、横向きの支持部材116は、左側の垂直支持体102と右側の垂直支持体104との間に形成された平面に垂直の軸を中心に、ナックル114に関連して枢動するように構成されていてもよい。また、横向きの支持部材116は、左側の垂直支持体102と右側の垂直支持体104との間に形成された平面に平行の軸を中心に、ナックル114に関連して枢動するように構成されてもいてもよい。
倒立型モーションベース100は、左側の負荷担持アーム120(図2Aから2C、3A、および3B参照)と、右側の負荷担持アーム118とを更に含む。各負荷担持アーム120、118はそれぞれ、一方の端部で、横向きの支持部材116の左側および右側のそれぞれの端部に連結されている。
倒立型モーションベース100は、図6および7に示すように(明確にするために、図1および5では図示せず)、屋根を更に含んでもよい。屋根は、倒立型モーションベース100に構造的な支持をもたらすことに加え、倒立型モーションベース100が設置される施設に対する規模の錯覚をもたらす。
第2のケーブル122は、第1の端部で、右側の負荷担持アーム118の近位の端部に連結されていてもよい。ケーブル122の第2の端部は、第2の回転可能なドラム(またはウィンチ)124に巻き付けられていてもよい。第2のケーブル122は、第2のドラム124と連動し、右側の負荷担持アーム118の近位の端部を上昇、下降させるように構成されていてもよい。
第3のケーブル126は、第1の端部で、左側の負荷担持アーム120の近位の端部に連結されていてもよい。ケーブル126の第2の端部は、第3の回転可能なドラム(またはウィンチ)128に巻き付けられていてもよい。第3のケーブル126は、第3のドラム128と連動し、左側の負荷担持アーム120の近位の端部を上昇、下降させるように構成されていてもよい。また、倒立型モーションベース100は、少なくとも2つのシート列130、131(図1)を含むが、1つのシート列も本開示により考慮されている。図示するように、シート列はそれぞれ、左側の負荷担持アーム120と右側の負荷担持アーム118との間に配置され、左側の負荷担持アーム120および右側の負荷担持アーム118から吊り下げられている。シート列はそれぞれ、他のシート列130、131に平行であってもよい。
ひとつの実施形態では、左側の垂直支持体102、右側の垂直支持体104、および後側の垂直支持体106は、垂直の柱である。垂直の柱は、鋼もしくは鉄筋コンクリート、または同等の負荷担持材料から作製されていてもよい。ひとつの実施形態では、左側の垂直支持体102、右側の垂直支持体104、および後側の垂直支持体106は、構造用鋼から製作されている。別の実施形態では、左側の垂直支持体102、右側の垂直支持体104、および後側の垂直支持体106は、倒立型モーションベース100を収容している構造体の壁部から実現されている。
本実施形態では、回転可能なドラム(ウィンチ)112、128、124は、後側の垂直支持体106、左側の垂直支持体102、および右側の垂直支持体104の上に取り付けられている。代替的な実施形態では、回転可能なドラム(ウィンチ)112、128、124は、施設の天井内に取り付けられていてもよい。
図1に示すように、キャリッジ108は、後側の垂直支持体106に固定されたトラック132を車輪(図示せず)で転動してもよい。車輪は、横方向の移動を防止するために、車輪がトラックに沿って転動することを可能にし、けれども車輪がトラックから外れることを防止することができる特徴部を、車輪上に有してもよい。このような実施形態は、キャリッジ108の横方向の移動を防止するのに役立つ。
図1を参照してなされた倒立型モーションベース100の構成部品の説明は、少なくとも図2Aから2C、3A、および3Bに適用可能である。従って、前記の説明は繰り返えさない。
図2Aは、本発明の実施形態による乗客乗載構成の倒立型モーションベースを示す。図2Bは、本発明の実施形態による吊り下げ式の座席が中間高度点にある図2Aの装置を示す。図2Cは、本発明の実施形態による乗客観覧構成の倒立型モーションベースを示す。
倒立型モーションベース100が使用される施設のひとつの構成が、図2Aから2C、3A、および3Bで示される。好ましい実施形態では、倒立型モーションベース100は、競技場形式の座席(すなわち、顧客が、施設の前から後ろへ歩くにつれ、それぞれのシート列が先行列よりも高くなる座席)を提供する施設で使用される。競技場形式の座席は、施設の前側に配置され得る映写スクリーンへの視程(すなわち、見通し)がよくなるという有利性を顧客に提供する。競技場形式の座席により、顧客は、映写スクリーンを遮るものがない視界を楽しむことができる。加えて、競技場形式の座席により、施設運営者は、顧客グループをより少人数のグループへ分けることができるようになる。少人数の顧客グループはそれぞれ、該グループの「フロア」だとわかるように具体的に標記された扉を使用して施設に入ることができる。つまり、1つまたは複数のシート列が、1つのフロアと関連付けられることができ、これらの列の顧客は、関連付けられた列に近位の扉を使用して、施設に入ることができる。
図2Aは、この種の座席を示す。各シート列210、220、230は、それぞれの吊り下げアーム212、214、216により、左側および右側の負荷担持アーム120、118に上方から連結されており、吊り下げアーム212、214、216は、ひとつの実施形態ではケーブルであってもよい。
更に、最近は、顧客へメインショーを提供する前に、顧客へプレショーを提供する施設が多い。好ましい実施形態を使用することで、顧客がアトラクションの列に乗載される場所で、列が同じフロアにない間に、施設運営者は、現代の映画館の全ての利便性を備えながら、(まとめて、または少人数のグループごとに)顧客へプレショーを提供することができる。
図2Bは、左側および右側の負荷担持アーム120、118が、水平位置まで上方向に回転している際のシート列210、220、230の動きを示す。本明細書に記載される本発明の実施形態の特異的な特徴は、列が観覧状態または作動状態にあるときの、列間の垂直方向の離間距離が延伸されたことである。この垂直方向の離間の延伸は、前方に続くシート列それぞれに、より短い長さの吊り下げアーム212、214、216を使用することで達成される。図示するように、アーム212はアーム214よりも短く、アーム214はアーム216よりも短い。最前列に、より短いアームを使用することは、左側および右側の負荷担持アーム120、118が、最終的な仰角まで回転したときに(図2C参照)、全てのアーム212、214、216が同じ長さであった場合に得られるであろう高度に比べて、最前列が、第2のおよび第3の列よりも高い高度を達成することを意味する。
従って、本明細書に記載される実施形態は、負荷担持アームの後ろから負荷担持アームの前へ連続する列それぞれに対する吊り下げアームの固定長が先行する列に対するその固定長よりも短くなっている固定長を有する前記吊り下げアームにより、シート列210、220、230それぞれを、左側および右側の負荷担持アーム120、118から吊り下げることで、吊り下げ点から全ての列のシートの頂部まで固定距離を用いるシステムに比べ、列間に、より大きな垂直方向の離間を達成する。図2Bに示す破線の傾斜線200は、採用された短縮の程度を示す。
図2Bは、シート列が乗載位置から持ち上げられて、シート列間の距離が、負荷担持アームが水平になると達成される、水平方向の最大離間まで増加している状態も示す。負荷担持アームが、それらの最大高度まで上昇させられる(回転される)と(図2C参照)、シート列間の距離は、元の離間距離まで減少する(図2A参照)。従って、本明細書に記載される実施形態では、シート列210、220、230が吊り下げられているアーム212、214、216が、負荷担持アーム118、120に装着されているため、かつ負荷担持アーム118、120が、横向きの支持部材116の軸上のナックル114を中心に回転するため、アームの装着点は、横向きの支持部材116の軸を中心とする、空間を通る円を描く(図2Bおよび2C参照)。それにより、乗載位置(図2A参照)における負荷担持アーム118、120の最大下り傾斜角度が、観覧位置(図2C参照)における負荷担持アーム118、120の最大傾斜角度以下である場合、乗載作動中の隣接するシート列間の離間距離は、観覧作動中の隣接するシート列間の離間距離以上になる。
図3Aおよび3Bは、本発明の実施形態によるヒーブ運動(すなわち垂直変位)を実行する性能を示す。本明細書に記載される実施形態の特異的な構成は、負荷担持アームの全体的な高度が変わっても、負荷担持アーム118、120の角度を一定に保つことを可能にする。
全ての回転可能なドラム112、124、128が、同じ直径であれば、3つの全てのドラム112、124、128を、同じ方向に、同じ回転速度で、同時に回転することにより、ヒーブ運動が達成され得る。モーションベース全体が、図3Aにおける開始位置から、より低い高さへ下げられることができる。従って、図3Bにおいて両矢印により示すように、モーションベース全体が上方向におよび/または下方向に動かされることができる。簡単な計算により、所与の直径のドラムの所与の回転度に対する直線状の垂直移動量を求めることができる。従って、ドラム112、124、128の直径が異なっていても(または、ドラムに巻き付けられたケーブル量により、隣接のドラムと比べて有効径が異なっていても)、全ての顧客が、同一のヒーブ作用を感じることができる。
図4Aから4Dは、本発明の実施形態による様々な配向の吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベース100の正面図である。図4Aでは、倒立型モーションベース100のシート列は、(図2Aのように)乗載位置にある。図4Bでは、倒立型モーションベース100のシート列は、観覧の高さまたは中間の高さまで上昇させられている。図4Cでは、左側の負荷担持アーム120の第2の端部が上げられ、右側の負荷担持アーム118の近位の端部が下げられている。これにより、横向きの部材116が、ナックル114を中心に回転する。この動きの組み合わせにより、全てのシート列の顧客が右へのロールを体験することができる。図4Dは、顧客が左へのロールを体験している状態を示す。
図5は、本発明の別の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベース500の等角正面図を示す。以下に記載するリフト機構の代替的な構成を除き、図5の全ての構成部品は、図1に関連してすでに記載されている。よって、それらの説明はここでは繰り返されない。本実施形態では、左側の垂直支持体102、右側の垂直支持体104、および後側の垂直支持体106の上に取り付けられた図1の回転可能なドラム(ウィンチ)は、より効率的であり得るリフトシステムに置き換えられている。具体的に言うと、ドラムウィンチ112、124、128は、床に取り付けられたウィンチ、釣合い錘、およびフラッギングシーブ(flagging sheaves)から構成される3つのシステムに置き換えられている。図5の明瞭さを保つために、垂直支持体102のみ、機器が完全に補われた状態で示されているが、同様の構成部品が、垂直支持体104、106それぞれに関連している。
図5に示す実施形態によれば、ウィンチ(または回転可能なドラム)510は、垂直支持体102の基底近くで、地面(または床)に取り付けられている。ケーブル512は、負荷担持アーム120から垂直支持体102の上に取り付けられた滑車514(例えば、フラッギングシーブ)まで延びている。負荷担持アーム118、120が水平位置にあるときは、ケーブル512が施設の前側へ引かれやすく、負荷担持アーム118、120が乗載または観覧配向にあるときは、施設の後側へ引かれやすいため、フラッギングシーブ型の滑車514は、この応用例では便利である。滑車514の軸は、ケーブルが引かれる方向へ枢動するように配向されることができる。これにより、ケーブル512が、シーブの滑車514の溝から外れ、支持構造体に絡まってしまうことが防止される。ケーブル512は、滑車514を通り、釣合い錘516に向かって下方へ通じている。倒立型モーションベース500の重さと、釣合い錘516の重さとのバランスをとることで、図1の回転可能なドラム(ウィンチ)128の馬力に比べ、ウィンチ510の馬力を減らすことができ、このことは、本実施形態に追加的な利点をもたらす。フラッギングシーブ518および520は、右側の垂直支持体104および後側の垂直支持体106上にそれぞれ示されている。
図6は、図1および5の実施形態と同様の、本発明の別の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベース700である。以下に記載するリフト構造体および座席支持体の代替的な構成を除き、図6の全ての構成部品は、図1に関連してすでに記載されている。よって、それらの説明はここでは繰り返されない。本実施形態では、屋根710がナックル114に結合され、顧客座席領域をほぼ覆っている。横向きの支持部材716は、ナックル114の前方位置で(好ましくは、屋根710構造体の前側半分で)屋根710に結合され、その右側の端部で第2のケーブル122に、その左側の端部で第3のケーブル126に連結されている。図6では、垂直支持体102、104、106の頂部、および、実施形態に応じた関連する回転可能なドラムまたは滑車は示されていない。屋根710と横向きの支持部材716が結合されたことにより形成された構造体は、ケーブル122および126により、ナックル114を中心に回転される。
倒立型モーションベース700は、4つのシート列750も含む。図示するように、シート列はそれぞれ、吊り下げ支持体712a、712b間、吊り下げ支持体714a、714b間、吊り下げ支持体716a、716b間、吊り下げ支持体718a、718b間に配置され、吊り下げ支持体712a、712b、714a、714b、716a、716b、718a、718bから吊り下げられている。垂直方向の離間の延伸は、図7Aおよび7Bに示すように、前方に続くシート列それぞれに、より短い長さの吊り下げ支持体712a、714a、716a、718aを使用することで達成される。図示するように、吊り下げ支持体712aは、吊り下げ支持体714aよりも短く、吊り下げ支持体714aは、吊り下げ支持体716aよりも短く、吊り下げ支持体716aは、吊り下げ支持体718aよりも短い。最前列に、より短い支持体を使用することは、屋根構造体が最終的な仰角まで回転したときに(図7B参照)、全ての吊り下げ支持体712a、714a、716a、718aが同じ長さであった場合に得るであろう高度に比べて、最前列が、第2および第3の列よりも高い高度を達成することを意味する。
吊り下げ支持体712a、714a、716a、718aは、第1の端部で、屋根710に連結されている。シート列はそれぞれ、他のシート列に平行であってもよい。本実施形態は、各端部で、吊り下げ支持体712a、714a、716a、718aの第2の端部に結合され、それぞれのシート列750の下に配され、それぞれのシート列750を支持する横向きのシート支持部材719も含む。屋根710と横向きの支持部材716が結合されたことにより形成された構造体が、ナックル114を中心に回転されると、それぞれのシート列は、ナックル114の軸を中心とする円形の経路を移動する。
図7Aは、本発明の実施形態による乗客乗載構成の倒立型モーションベース700を示す。図7Bは、本発明の実施形態による乗客観覧構成の倒立型モーションベース700を示す。倒立型モーションベース700の動きは、図2Aおよび2Cを参照して記載されたものと同一であり、よって、ここでは繰り返されない。図7Aおよび7Bでは、垂直支持体102、104、106の頂部、および、実施形態に応じた関連する回転可能なドラムまたは滑車は示されていない。
図8は、本発明の更に別の実施形態による支持された座席を備える倒立型モーションベースを示す。図8では、垂直支持体102、104、106の頂部、および、実施形態に応じた関連する回転可能なドラムまたは滑車は、示されていない。図8では、(108と同様の)キャリッジ808は、本開示で「ナックル114」と概して言及されてきたものに取って代わった旋回ベアリング810に結合されている。旋回ベアリング810は、横向きの部材116(図1参照)または剛性の支持構造体816のいずれかが、図8において矢印820で示すように、軸818を中心に回転することを可能にする。関節ピボット(articulated pivot)822は、旋回ベアリング810を剛性の支持構造体816へ結合する。関節ピボット822は、剛性の支持構造体816(または、図1を参照して、負荷担持アーム118、120、および横向きの部材116を備える剛性のフレーム全体)が、矢印824で示すように上下方向に傾くことを可能にする。
図9から11で示す更に別の実施形態では、左側および右側の垂直支持体は、モーションベースの後ろに配置され、前側の垂直支持体が導入されている。本実施形態の多くの態様は、図1、図5、および/または図6に示す実施形態と同様であるが、混乱を避けるために、要素には独自の番号を付して下記に記載する。
図9は、本発明の別の実施形態による吊り下げ式の座席を備える倒立型モーションベースの等角正面図である。図10は、本発明の実施形態による吊り下げ式の座席が中間高度点近くにある、図9に示す代替的な実施形態を示す。図11は、図9で示す実施形態の上方から見た斜視図である。この例示的な実施形態では、倒立型モーションベース900は、左側の垂直支持体902と、右側の垂直支持体904とを含む。垂直支持体902、904は、互いに離間されている。倒立型モーションベース900は、少なくとも1つの後側の垂直支持体906と、少なくとも1つの前側の垂直支持体940とを更に含む。後側の垂直支持体906および前側の垂直支持体940は、水平の支持コネクタ950を介して連結されている。垂直支持体902、904は、少なくとも1つの後側の垂直支持体906と一列、またはほぼ一列に並んでいる。垂直支持体902、904は、右後側の垂直支持体904および左後側の垂直支持体902と代替的に呼ばれることも可能である。この代替的な記載では、少なくとも1つの後側の垂直支持体906は、中央後側の垂直支持体906と呼ばれてもよい。キャリッジ908は、後側の支持体906の長さに沿って垂直に移動するように構成されている。キャリッジ908は、横力(すなわち、X軸に沿った左右方向の力)に抵抗するように構成されていてもよい。そのような横抵抗は、例えば、キャリッジ908が溝、レール、または切り抜きに据え付けられる、あるいは、戦略的に間隔が空けられた制限ブロックにより達成されることができる。
キャリッジ908は、旋回ベアリング990に結合されている。旋回ベアリング990は、横向きの部材916または剛性の支持構造体910(すなわち屋根)のいずれかが、旋回ベアリング990の中心を通る軸を中心に(例えば、図8の軸818と同様の軸を中心に、矢印820で示すように)回転することを可能にする。屋根910は、倒立型モーションベース900に、構造的な支持をもたらすことに加え、倒立型モーションベース900が設置される施設に対する規模の錯覚をもたらす。関節ピボット914は、旋回ベアリング990を屋根910に、または横向きの部材916に結合する。(図10に示す)関節ピボット914は、屋根910または横向きの部材916が、(図8の実施形態において矢印824で示すのと同様に)上下方向に傾くことを可能にする。
横向きの支持部材916は、主要な横向きの部材915を備え、主要な横向きの部材915は、屋根構造体の後側の端部で、関節ピボット914に結合されていてもよい。横向きの支持部材916は、追加の構造体(例えば、「A」型のフレームを形成する傾斜した支持体917aおよび917b)を備えてもよい。ひとつの実施形態では、傾斜した支持体917aおよび917bが、主要な横向きの部材915の前方で、屋根構造体910の前面に近い中間点917cで出合うように、これらの追加の支持体は、主要な横向きの部材915に連結され、主要な横向きの部材915から離れる方向に配置されている。横向きの支持部材916は、左側の垂直支持体902と右側の垂直支持体904との間に形成された平面に垂直の軸を中心に、旋回ベアリング990に関連して枢動するように構成されていてもよい。また、横向きの支持部材916は、左側の垂直支持体902と右側の垂直支持体904との間に形成された平面に平行の軸を中心に、関節ピボット914に関連して枢動するように構成されていてもよい。
第1のケーブル911は、第1の端部で、横向きの支持部材916に、横向きの支持部材916の(屋根構造体910の前側の中間点端部近くの)最前点917cにおいて、連結されていてもよく、または、屋根910の前側の中間点に連結されていてもよい。ケーブル911の第2の端部は、第1の回転可能なドラム(またはウィンチ)912に巻き付けられていてもよい。第1のケーブル911は、第1のドラム912と連動し、屋根910の前側部を上昇、下降させるように構成されている。
第2のケーブル922は、第1の端部で、横向きの支持部材916の右側の端部に連結されていてもよい。ケーブル922の第2の端部は、第2の回転可能なドラム(またはウィンチ)924に巻き付けられていてもよい。第2のケーブル922は、第2のドラム924と連動し、横向きの支持部材916の右側の端部の近位の端部を上昇、下降させるように構成されていてもよい。
第3のケーブル926は、第1の端部で、横向きの支持部材916の左側の端部に連結されていてもよい。ケーブル926の第2の端部は、第3の回転可能なドラム(またはウィンチ)928に巻き付けられていてもよい。第3のケーブル926は、第3のドラム928と連動し、横向きの支持部材916の左側の端部を上昇、下降させるように構成されていてもよい。
第2および第3のケーブルが、横向きの支持部材916の右側の端部および左側の端部のそれぞれを上昇、下降させることに加えて、第2および第3のケーブルは共にキャリッジ908も上昇、下降させる。
ひとつの実施形態では、左側の垂直支持体902、右側の垂直支持体904、後側の垂直支持体906、および前側の垂直支持体940は、それぞれ垂直の柱である。垂直の柱および水平の支持コネクタ950は、鋼もしくは鉄筋コンクリート、または同等の負荷担持材料から作製されていてもよい。ひとつの実施形態では、左側の垂直支持体902、右側の垂直支持体904、後側の垂直支持体906、および前方の垂直支持体940、ならびに水平の支持コネクタ950は、構造用鋼から製作されている。別の実施形態では、左側の垂直支持体902、右側の垂直支持体904、後側の垂直支持体906、および前側の垂直支持体940は、倒立型モーションベース900を収容している構造体の壁部から実現され、水平の支持コネクタ950は、天井から実現されている。
図9から11で示す実施形態によれば、リフト機構は、床に取り付けられている回転可能なドラム(ウィンチ)と、釣合い錘と、フラッギングシーブスとを備える。例えば、図9に示す実施形態によれば、回転可能なドラム(ウィンチ)912は、垂直支持体906の基底近くで、地面(または床)に取り付けられる。ケーブル911は、横向きの支持部材916の前方点917cまたは屋根910の前側の中間点から、水平の梁950の上に取り付けられている一対の滑車920aおよび920b(例えばフラッギングシーブ)まで延びている。ケーブル911は、滑車920aおよび920bを通って、釣合い錘980に向かって下方へ通じている。倒立型モーションベース900の重さと釣合い錘980の重さとのバランスをとることで、垂直支持体906の上に取り付けられた回転可能なドラム(ウィンチ)の馬力に比べ、ウィンチ912の馬力を減らすことができ、このことは、本実施形態に追加的な利点をもたらす。
同様に、一組の回転可能なドラム(ウィンチ)924、928、滑車918、915、および釣合い錘980は、横向きの支持部材916の右側の端部および左側の端部へそれぞれ結合されている。
別の実施形態では、回転可能なドラム(ウィンチ)912、928、924は、後側の垂直支持体906、左側の垂直支持体902、および右側の垂直支持体904の上に取り付けられている。代替的な実施形態では、回転可能なドラム(ウィンチ)912、928、924は、施設の天井内に取り付けられていてもよい。
シート750、ならびにシート支持体712、714、716、718および719の特徴は、図7に関連して上述したものと同じであり、ここでは繰り返されない。
本明細書で図9から11に示され、それに従って記載された構造は、異なる構造上の仕組みを利用して、本明細書で記載する他の実施形態と同様の(列の左側または右側が、それぞれの対向する側よりも高い高度になる)ロール運動、およびヒーブ(垂直変位)運動と同様の機能を持ち、履行することができる。
更に別の選択的な実施形態では、前側の垂直支持体940は、回転可能なドラム(ウィンチ)960と、滑車970と、釣合い錘980と、およびケーブル972とを備えてもよく、それらは、屋根910の前側を上昇、下降させるために、横向きの支持部材916の前方の点917c、または屋根910の前側の中間点に連結されている。本実施形態は、回転可能なドラム(ウィンチ)912、滑車920a/920b、釣合い錘980、およびケーブル911に取って代わる。本実施形態は、滑車970および釣合い錘980ではなく、前側の垂直支持体940の上に配される回転可能なドラム(ウィンチ)960も考慮している。
本発明の精神または範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更、改変がなされ得ることが当業者には明らかであろう。従って、本発明が、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲に含まれることを条件として、本発明の変更および改変を含んでいることが意図されている。

Claims (20)

  1. 互いに離間されている左側および右側の垂直支持体と、
    少なくとも1つの後側の垂直支持体と、
    前記後側の支持体の長さに沿って垂直に移動し、横力に抵抗するキャリッジと、
    第1の端部で、前記キャリッジに連結されている第1のケーブルであって、前記第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第1のケーブルが、前記第1の回転可能なドラムと共に前記キャリッジを上昇、下降させる、第1のケーブルと、
    前記キャリッジから突出しているナックルと、
    前記ナックルに枢動可能に結合されている横向きの支持部材と、
    前記横向きの支持部材の左側および右側のそれぞれの端部に、第1の端部で、それぞれ連結されている左側および右側の負荷担持アームと、
    第1の端部で、前記右側の負荷担持アームの第2の端部に連結されている第2のケーブルであって、前記第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第2のケーブルが、前記第2の回転可能なドラムと共に前記右側の負荷担持アームの前記第2の端部を上昇、下降させる、第2のケーブルと、
    第1の端部で、前記左側の負荷担持アームの第2の端部に連結されている第3のケーブルであって、前記第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第3のケーブルが、前記第3の回転可能なドラムと共に前記左側の負荷担持アームの前記第2の端部を上昇、下降させる、第3のケーブルと、
    1つまたは複数のシート列であって、前記シート列がそれぞれ、前記右側の負荷担持アームと前記左側の負荷担持アームとの間に配置され、前記右側の負荷担持アームおよび前記左側の負荷担持アームから吊り下げられており、他のシート列に平行である、1つまたは複数のシート列とを備える
    倒立型モーションベース。
  2. 前記左側、前記右側、および前記後側の垂直支持体が、垂直の柱である、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  3. 前記左側、前記右側、および前記後側の垂直支持体が、負荷担持材料から製作されている、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  4. 前記左側、前記右側、および前記後側の垂直支持体が、前記倒立型モーションベースを収容している構造体の壁部から実現されている、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  5. 前記キャリッジが、前記後側の垂直支持体に固定されているトラックを車輪で転動する、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  6. 前記キャリッジの前記車輪が、前記キャリッジの横方向の移動を防止するように前記トラックに回転可能に固定されている、請求項5に記載の倒立型モーションベース。
  7. 前記シート列がそれぞれ、固定長の吊り下げアームにより、前記左側および前記右側の負荷担持アームから吊り下げられ、前記負荷担持アームの後ろから前記負荷担持アームの前へ連続するそれぞれの前記列の前記固定長は、先行する前記列よりも短くなっている、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  8. シートが乗載位置にある場合、前記横向きの部材を含む水平面に対して測定された、前記左側および前記右側の負荷担持アームの下り傾斜角度が、シートが観覧位置にある場合に、前記横向きの部材を含む前記水平面に対して測定された、前記左側および前記右側の負荷担持アームの傾斜角度以下である、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  9. 前記横向きの支持部材が、前記左側の垂直支持体と前記右側の垂直支持体との間に形成された平面に垂直の軸を中心に、前記ナックルに関連して枢動可能である、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  10. 前記横向きの支持部材が、前記左側の垂直支持体と前記右側の垂直支持体との間に形成された前記平面に平行の軸を中心に、前記ナックルに関連して枢動可能である、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  11. 前記第1、前記第2、および前記第3の回転可能なドラムが、前記後側、前記左側、および前記右側の垂直支持体の上にそれぞれ取り付けられている、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  12. 前記第1、前記第2、および前記第3の回転可能なドラムが、前記後側、前記右側、および前記左側の垂直支持体の基底に近接してそれぞれ取り付けられている、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  13. 前記後側、前記右側、および前記左側の垂直支持体のそれぞれの上に取り付けられている滑車であって、その上を前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれのケーブルが移動する、滑車と、
    前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれのケーブルに沿って、前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれの回転可能なドラムと、関連する前記滑車との間に配置されている釣合い錘を更に備える、請求項12に記載の倒立型モーションベース。
  14. 前記左側の負荷担持アーム、前記右側の負荷担持アーム、前記横向きの支持部材、および前記キャリッジのうちの1つまたは複数に結合されている屋根を更に備える、請求項1に記載の倒立型モーションベース。
  15. 各列が第1の方向に面するように配向した少なくとも2つのシート列であって、第1の列が前記第1の方向において第2の列から水平にずれている前記少なくとも2つのシート列を含む倒立型モーションベースで実施される娯楽方法であって、
    記第1の列を所定の固定点から測定された第1の高さに、前記第2の列を前記所定の固定点から測定された第2の高さに配置するステップであって、前記第2の高さが前記第1の高さよりも高い、ステップと、
    各列が前記第1の方向に面するように各列の配向を保ちつつ、前記第1および前記第2の列を第3および第4の高さまでそれぞれ上げるステップであって、前記第3の高さが前記第2の高さよりも高く、前記第4の高さが前記第3の高さよりも低い、ステップとを備え
    前記第1及び第2の列の相対位置は前記上げるステップの間変化する、前記娯楽方法。
  16. 前記第1および前記第2の列が、非線形経路にそって上げられる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1および前記第2の列を、同じ速度で垂直に同時に動かしながら、前記第1の列と前記第2の列との間に所与の水平間隔を維持するステップを更に備える、請求項15に記載の方法。
  18. 前記第1および前記第2の列の少なくとも1つの列の少なくとも片側を、同時に上昇、または下降させながら、前記第1の列と前記第2の列との間に所与の水平間隔を維持することにより、前記第1および前記第2の列の全てのシートに左または右のロール感覚を作り出すステップを更に備える、請求項15に記載の方法。
  19. 互いに離間されている左後側および右後側の垂直支持体と、
    中央後側の垂直支持体と、
    前側の垂直支持体と、
    前記中央後側の垂直支持体と前記前側の垂直支持体とを結合している水平の支持コネクタと、
    前記中央後側の垂直支持体の長さに沿って垂直に移動し、横力に抵抗するキャリッジと、
    前記キャリッジから突出している旋回ベアリングと、
    関節ピボット要素を介して前記旋回ベアリングに枢動可能に結合されている横向きの支持部材と、
    前記横向きの支持部材に結合されている屋根と、
    1つまたは複数のシート列であって、前記シート列がそれぞれ、前記屋根から吊り下げられており、他の前記シート列に平行である、1つまたは複数のシート列と、
    第1の端部で、前記屋根の前方の端部の中間点に連結されている第1のケーブルであって、前記第1のケーブルが、第1の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第1のケーブルが、前記第1の回転可能なドラムと共に前記屋根の前側を上昇、下降させる、第1のケーブルと、
    第1の端部で、前記横向きの支持部材の右側の端部に連結されている第2のケーブルであって、前記第2のケーブルが、第2の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第2のケーブルが、前記第2の回転可能なドラムと共に前記横向きの支持部材の前記右側の端部を上昇、下降させる、第2のケーブルと、
    第1の端部で、前記横向きの支持部材の左側の端部に連結されている第3のケーブルであって、前記第3のケーブルが、第3の回転可能なドラムに巻き付けられている第2の端部を有し、前記第3のケーブルが、前記第3の回転可能なドラムと共に前記横向きの支持部材の前記左側の端部を上昇、下降させる、第3のケーブルとを備える
    倒立型モーションベースであって、
    前記第2および前記第3のケーブルの組み合わせが、前記キャリッジを上昇、下降させる、倒立型モーションベース。
  20. 前記第1、前記第2、および前記第3の回転可能なドラムが、前記中央後側、前記右後側、および前記左後側の垂直支持体の基底に近接してそれぞれ取り付けられ、前記倒立型モーションベースが、
    前記水平のコネクタ、ならびに前記右側および前記左側の垂直支持体のそれぞれの上に取り付けられている1つまたは複数の滑車であって、その上を前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれのケーブルが移動する、1つまたは複数の滑車と、
    前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれのケーブルに沿って、前記第1、前記第2、および前記第3のそれぞれの回転可能なドラムと、関連する前記滑車との間に配置されている釣合い錘とを更に備える、請求項19に記載の倒立型モーションベース。
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