JP6415350B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、被写体の移動速度に対応した焦点調節制御を行うことで、映像品位の低下を抑制することである。
本発明の第1の側面に係る撮像装置にて前記制御手段は、被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、再起動を行うか否かを判定する際に用いる判定用の時間または回数を、前記焦点検出手段により検出される検出量の時間的変化が大きいほど小さく設定し、前記検出量が閾値を超えている時間または回数が、前記判定用の時間または回数を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行う。
本発明の第2の側面に係る撮像装置にて前記制御手段は、被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、前記焦点検出手段により検出される検出量を積算し、積算値が閾値を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行う。
・画素200R(左上の位置参照):R(赤)色の分光感度を有する画素。
・画素200G(右上と左下の位置参照):G(緑)色の分光感度を有する画素。
・画素200B(右下の位置参照):B(青)色の分光感度を有する画素。
各画素部は、2列×1行に配列した、第1焦点検出画素201と第2焦点検出画素202により構成されている。図2に示した4列×4行の画素(8列×4行の焦点検出画素)が平面上にて格子状に多数配置されることで、撮像画像信号および焦点検出信号を取得可能である。本実施形態の撮像素子では、画素の周期Pを4(μm)とし、画素数Nを横5575列×縦3725行(=約2075万画素)とする。また焦点検出画素の列方向の周期PAFを2(μm)とし、焦点検出画素数NAFを横11150列×縦3725行(=約4150万画素)とする。
本実施形態では第1焦点検出信号と第2焦点検出信号、または第1焦点検出信号と第2焦点検出信号とを加算した撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号との間の像ずれ量の大きさが増加する。
位相差方式の焦点検出では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的にシフトさせて信号の一致度を表す相関量を計算し、相関性(信号の一致度)の高くなるシフト量から像ずれ量が検出される。撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加することに伴い、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号との間の像ずれ量の大きさが増加するという関係性が利用される。像ずれ量をデフォーカス量に変換することで焦点位置の検出量が取得される。
動画撮影時には、静止画撮影時のように逸早く被写体に焦点を合わせるAF制御ではなく、フォーカスレンズの駆動に関して品位の高いAF制御が求められる。つまり動画撮影の場合、AF制御でのフォーカシング動作による映像の見え方そのものが記録される。このため、焦点を早く合わせることよりはむしろ、フォーカシング動作の品位が重要とされる。品位を高めるための制御の一つとして、常にフォーカスレンズを駆動し続けずに、被写体にピントが合った時点でフォーカスレンズを停止させ、その後の所定の条件判断結果に応じてフォーカスレンズの駆動を再開させる制御がある。所定の条件判断結果とは、例えば、被写体が変わったことや、被写体像に暈けが生じたといったことなどである。この制御では、例えば、フォーカスレンズを停止させずに駆動が続いた場合や、不用意に低コントラスト部のような焦点検出精度の低い被写体に対する焦点検出を行うとき、あるいは他の被写体が瞬間的に横切った場合などに問題が起こり得る。このような場合、不用意にフォーカスレンズが駆動されると、画像が暈けてしまい動画の品位を低下させる可能性がある。そこで、本実施形態の撮像装置は動画撮影時にて、被写体に合焦したと判断した場合にはフォーカスレンズの駆動を一旦停止し、再度被写体が変化したか否かを判定する。被写体が変化したと判定された場合に、フォーカスレンズの駆動を再起動させる制御を行うことで、無駄なレンズ駆動の頻度を抑えて品位を高めることができる。
図9(A)は、被写体が1m/sの速さで移動している場合を示す。図9(B)は、被写体が2m/sの速さで移動している場合を示す。各グラフにおける変曲点の位置では、フォーカスレンズの駆動が再起動され、被写体の追尾が開始するため、再びデフォーカス量の絶対値が減少していく。図9(A)および図9(B)では、判定用時間が同じ値に設定されている。そのため、図9(B)の場合の方が図9(A)の場合に比べて、再起動での動き出し時の最大デフォーカス量の絶対値が大きい。すなわち、映像の品位が低下することが判る。
そこで以下の実施形態では、被写体の移動速度に応じて判定用の時間または回数を可変値として制御することにより、被写体の移動速度に対応したレンズ駆動制御を実現する。
本発明の第1実施形態に係る図10および図11を参照して、実施例1としての撮像装置を説明する。
次に本発明の第2実施形態に係る図12および図13を参照して、実施例2としての撮像装置について説明する。第1実施形態においては、像面移動速度Vに応じてデフォーカス量の検出回数kを可変制御する例を説明したが、像面移動速度V以外の指標によっても、同様に安定した再起動判定を行うことが可能である。本実施形態では、所定の時間間隔ごとに取得したデフォーカス量の積算値を閾値と比較し、デフォーカス量の積算値が閾値を超えた場合にフォーカスレンズの駆動を再起動させる。なお、本実施形態において第1実施形態の場合と同じ構成要素については、既に使用した符号を用いることでそれらの詳細な説明を省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。以下、図12を参照して本実施形態のアルゴリズムについて説明する。
本実施形態による再起動判定処理およびフォーカスレンズ駆動を行うことで、安定した品位の動画映像を得ることができる。
前記実施例は本発明の実施する上での一例であって、本発明が前記実施例に限定されるものではない。例えば、前記実施例では、像面移動速度を算出するために、過去における複数回のデフォーカス量を記憶しておいて直線近似を行った。これに限らず、例えば被写体が加速中であることを検出した場合、直線近似ではなく多項式近似線を用いて像面移動速度の予測処理を行ってもよい。また、前記実施例では撮影者が任意に選んだ1点の焦点検出枠内でのアルゴリズムを中心に説明した。本発明は、複数点の焦点検出枠を用いる自動選択モードの場合にも適用することができ、また被写体の追尾機能と併用することも可能である。
107 撮像素子
121 CPU
124 撮像素子駆動回路
125 画像処理回路
126 フォーカス駆動回路
130 振れ検出部
201,202 焦点検出画素
Claims (11)
- 結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の焦点検出画素を有する撮像素子と、
前記複数の焦点検出画素の出力信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、
前記焦点検出手段により検出される検出量を用いて、前記結像光学系を構成するレンズの駆動を制御することで焦点調節制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、再起動を行うか否かを判定する際に用いる判定用の時間または回数を、前記焦点検出手段により検出される検出量の時間的変化が大きいほど小さく設定し、前記検出量が閾値を超えている時間または回数が、前記判定用の時間または回数を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記焦点検出手段により検出される検出量の時間的変化から被写体の像面移動速度を算出し、前記判定用の時間または回数を、前記像面移動速度が大きいほど小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記像面移動速度を、その下限値および上限値と比較し、前記像面移動速度が前記下限値以上であって、かつ前記上限値以下である場合、前記判定用の時間または回数を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記撮像装置の振れ検出信号を取得し、撮影方向を変更する動作が検出された場合、前記判定用の時間または回数を変更せず、撮影方向を変更する動作が検出されない場合、前記判定用の時間または回数を変更することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
- 結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の焦点検出画素を有する撮像素子と、
前記複数の焦点検出画素の出力信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、
前記焦点検出手段により検出される検出量を用いて、前記結像光学系を構成するレンズの駆動を制御することで焦点調節制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、前記焦点検出手段により検出される検出量を積算し、積算値が閾値を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記焦点検出手段により検出される検出量を閾値と比較し、前記検出量が閾値以上である場合に積算を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記検出量は、撮影時における前記結像光学系の絞り値および許容錯乱円径を用いて正規化されたデフォーカス量であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子の画素部は、
入射光を集光するマイクロレンズと、
前記結像光学系の第1瞳部分領域を通過する光束を受光する第1焦点検出画素と、
前記第1瞳部分領域とは異なる、前記結像光学系の第2瞳部分領域を通過する光束を受光する第2焦点検出画素と、
前記第1瞳部分領域と前記第2瞳部分領域を含む瞳領域を通過する光束を受光する撮像画素と、を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子の出力信号を取得して動画像データを処理する画像処理手段を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の焦点検出画素を有する撮像素子と、
前記複数の焦点検出画素の出力信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、
前記焦点検出手段により検出される検出量を用いて、前記結像光学系を構成するレンズの駆動を制御することで焦点調節制御を行う制御手段と、を備える撮像装置にて実行される制御方法であって、
前記制御手段が、
被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、再起動を行うか否かを判定する際に用いる判定用の時間または回数を、前記焦点検出手段により検出される検出量の時間的変化が大きいほど小さく設定するステップと、
前記検出量が閾値を超えている時間または回数が、前記判定用の時間または回数を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行うステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の焦点検出画素を有する撮像素子と、
前記複数の焦点検出画素の出力信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、
前記焦点検出手段により検出される検出量を用いて、前記結像光学系を構成するレンズの駆動を制御することで焦点調節制御を行う制御手段と、を備える撮像装置にて実行される制御方法であって、
前記制御手段が、被写体に合焦したと判断した場合に前記レンズの駆動を停止した時点から、
前記焦点検出手段により検出される検出量を積算するステップと、
前記検出量の積算値が閾値を超えた場合に前記レンズの駆動を再起動させる制御を行うステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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