以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、番組を受信し、番組に出現する地点の情報である地点情報を含む情報を受信し、当該地点情報を用いて、1種類以上の地点関連情報を取得し、番組と地点関連情報とを共に出力する番組受信装置について説明する。なお、ここでの地点関連情報は、例えば、ストリートビュー、地図情報、または地点情報のリスト等である。
また、本実施の形態において、2以上の地点情報を用いて、地点関連情報の動きを出力する番組受信装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、2以上の地点情報が示す領域の空間的な関係を示す空間的関係情報、または2以上の地点情報の出現の時間に関する時間的関係情報と空間的関係情報とを用いて、1種類以上の地点関連情報を取得し、番組と地点関連情報とを共に出力する番組受信装置について説明する。
図1は、本実施の形態における番組受信装置1のブロック図である。
番組受信装置1は、地図情報格納部10、地点関連情報格納部11、受付部12、番組受信部13、番組関連情報受信部14、番組出力部15、地点情報取得部16、地点関連情報取得部17、地点関連情報出力部18を備える。
地点関連情報取得部17は、ストリートビュー取得手段171、地図情報取得手段172を備える。
地点関連情報出力部18は、ストリートビュー出力手段181、地図情報出力手段182、地点情報出力手段183を備える。
なお、番組受信装置1は、いわゆるテレビジョン装置、番組受信機能を有するスマートフォン、番組受信機能を有するパソコン、番組受信機能を有するナビゲーション端末等であり、装置の種類は問わない。
番組受信装置1を構成する地図情報格納部10は、地図情報を格納し得る。地図情報は、地図の情報である。地図情報は、通常、地点を示す1または2以上の地点情報を有する。地点情報は、地図上の領域や地点等の場所を特定する情報(例えば、地名や、都道府県名、市町村名、住所、建物名、ランドマーク名、駅名、道路名、店名、商店街名等)である。地点情報は、通常、地点を示す文字列であり、例えば、地名、名勝の名前等である。但し、地点情報は、コード番号等であっても良い。なお、地点情報は、地図上に表記されている地名等であることは好適である。
また、地図情報は、通常、地図の画像である地図図柄情報を有している。地図図柄情報は、例えば、地図を構成するビットマップデータ(ラスタデータ)またはベクタデータ、またはこれらの組合せなどである。地図図柄情報のファイル形式は、GIF形式やJPEG形式や、PNG形式等問わない。地図情報は、ISOのkiwi地図データフォーマットであっても良い。なお、地図情報のデータ構造は問わない。
また、地図情報は、地点情報と、この地点情報が示す領域を示す座標群や、地点情報が示す地点を示す座標とを対応付けて有していても良い。また、地図情報は、例えば、地図の縮尺と対応付けて管理されていてもよい。具体的には、地図情報は、当該地図情報により出力される地図の縮尺の値の情報を有している。また、地図情報は、縮尺ごとに用意されていても良い。また、地図情報や、一の領域についての縮尺が異なる複数の地図図柄情報を有していてもよい。ここでの地図の縮尺とは、地図の縮尺の値を示す情報と考えても良い。また、地図情報は、道路情報を有していてもよい。道路情報は、地図が示す道路に関する情報である。また、地図情報は、いわゆるリンクデータやノードデータ等を有していても良い。また、地図情報は、その他の情報を有していても良い。
地点関連情報格納部11は、1以上の地点関連情報を格納し得る。地点関連情報格納部11は、地点関連情報を特定するための1以上の地点関連情報識別子を格納していても良い。地点関連情報格納部11は、通常、地点情報と対応付けて、地点関連情報または地点関連情報識別子を格納し得る。なお、地点関連情報識別子は、地点関連情報へのリンクの情報、地点情報等である。地点関連情報の詳細については、後述する。なお、地点関連情報格納部11に格納される地点関連情報は、通常、地点関連情報取得部17が取得した地点関連情報である。地点関連情報は、番組の視聴を支援する情報である、と言える。また、地点関連情報は、番組を補足する情報である、とも言える。
受付部12は、ユーザからの指示や情報を受け付ける。ここで、指示とは、例えば、出力されている地点情報に対する指示である。なお、例えば、この指示に対応する地点関連情報が出力される。指示や情報の入力手段は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネル、メニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部12は、リモコンやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
番組受信部13は、番組を受信する。番組は、通常、テレビ番組である。番組受信部13は、通常、図示しない放送装置から放送された番組を受信する。ただし、番組受信部13は、インターネットを経由して送信された番組を受信しても良い。なお、番組は、通常、動画と音声とを有するが、動画のみでも良い。
番組関連情報受信部14は、番組に関連する情報であり、1または2以上の地点情報を含む番組関連情報を受信する。番組関連情報とは、通常、文字多重放送の文字情報である。但し、番組関連情報は、例えば、電子番組表、インターネット上の番組紹介のウェブページ等でも良い。ここで、受信とは、通常、番組と同期した、番組関連情報の受信である。
番組出力部15は、番組受信部13が受信した番組を出力する。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示と音出力、プロジェクターを用いた投影と音出力であるが、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
地点情報取得部16は、番組関連情報受信部14が受信した番組関連情報から1または2以上の地点情報を取得する。地点情報取得部16は、例えば、地図情報格納部10の地図情報が有する地点情報を用いて、番組関連情報から1または2以上の地点情報を取得する。つまり、地点情報取得部16は、例えば、番組関連情報の中に含まれる名詞または名詞句であり、地図情報が有する地点情報に一致する名詞等を取得する。また、地点情報取得部16は、例えば、地点情報の集合である地点辞書を保持しており、当該地点辞書を用いて、地点情報を取得しても良い。つまり、地点情報取得部16は、例えば、番組関連情報の中に含まれる名詞または名詞句であり、地点辞書に格納されている地点情報に一致する名詞等を取得する。さらに、例えば、地点情報取得部16は、例えば、番組関連情報を形態素解析し、地点を示す名詞または名詞句を取得しても良い。なお、形態素解析の技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報を用いて、1または2種類以上の地点関連情報を取得する。地点関連情報とは、地点情報取得部16が取得した地点情報に対応する情報であり、地点情報に関する情報である。地点関連情報は、例えば、ストリートビュー、地図情報、地点情報の集合、地点に関連する写真などである。
地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報を用いて、地点関連情報を取得することは好適である。この2以上の地点情報は、通常、連続して受信された2以上の地点情報である。また、この2以上の地点情報は、受信時刻の差が閾値以内の地点情報である。
地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報のうち、予め決められた一部の地点情報のみを用いて、地点関連情報を取得することは好適である。例えば、地点関連情報取得部17は、領域の範囲が一定以内の地点の地点情報のみを用いて、地点関連情報を取得することは好適である。領域の範囲が一定以内の地点は、例えば、金閣寺、龍安寺、神戸駅等は含むが、日本、京都、神戸等は含まない。また、地点関連情報取得部17は、領域の範囲が一定以内の地点の地点情報であるかを判断するための情報(例えば、「都道府県は除く」「都道府県、市町村名は除く」など)を保持していても良いし、地図情報が有する地点情報に対応付けて、地点関連情報を取得するために使用するか否かを判断するためのフラグを有していても良い。なお、地点関連情報取得部17は、このフラグを、ストリートビュー、地図情報等の地点関連情報の種類ごとに、かつ地点情報ごとに有していても良い。
また、地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得することは好適である。
また、地点関連情報取得部17は、空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得することは好適である。なお、空間的関係情報とは、地点情報取得部16が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す情報である。空間的関係情報は、例えば、地点情報取得部16が取得した2つの地点情報が示す地点の領域の包含関係を示す情報、地点情報取得部16が取得した2つの地点情報が示す地点間の距離に関する情報等である。空間的関係情報は、例えば、地点情報取得部16が取得した2つの地点情報が示す2つの領域が包含関係にあることを示す情報、2つの地点情報が示す2つの領域が包含関係には無ことを示す情報、2つの地点情報が示す2つの領域が包含関係には無くかつ2つの地点情報が示す地点の距離が閾値より近いことを示す情報、または2つの地点情報が示す2つの領域が包含関係には無くかつ2つの地点情報が示す地点の距離が閾値より遠いことを示す情報等である。なお、地図情報を用いて、2つの地点情報(例えば、京都と金閣寺)の包含関係を示す情報を取得する技術は公知技術である。地点関連情報取得部17は、例えば、2つの各地点情報の領域を示す位置情報(経度と緯度、または地図情報内の相対的な座標情報)を取得し、2つの地点が包含関係にあるか、包含関係に無いかを判断する。また、地図情報を用いて、2つの地点情報(例えば、京都と金閣寺)の距離を算出する技術は公知技術である。
また、地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報を用いて、少なくとも一つの地点情報の位置を示す位置情報、および2以上の地点情報間の方角に関する方角情報を取得し、当該位置情報および当該方角情報を用いて、ストリートビューを取得する。なお、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報は、番組において出現する順序通りに、受信される、とする。そして、例えば、2つの地点情報のうち、まず地点Aが受信され、次に地点Bが受信された場合、地点関連情報取得部17は、地点Aの位置情報(例えば、(緯度,経度))と地点Bの位置情報を取得する。そして、地点関連情報取得部17は、地点Aの位置情報と地点Bの位置情報とを用いて、地点Aから地点Bへの方角を示す方角情報を取得する。なお、地点関連情報取得部17は、地点情報から位置情報を取得する際に、通常、地図情報格納部10の地図情報を用いるが、図示しない外部の地図サーバから位置情報を取得しても良い。そして、地点関連情報取得部17は、地点Aのストリートビューであり、方角情報が示す方角のストリートビューを取得する。なお、方角情報は、絶対的な方角を示す情報(例えば、北西、南南東等)でも良いし、相対的な方向等を示す情報でも良い。
さらに具体的には、例えば、地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報のうちの、少なくとも一つの地点情報の位置情報を用いて、当該位置情報のカメラ映像を取得する。そして、地点関連情報取得部17は、方角情報を用いて、取得したカメラ映像から方角情報が示す方角に対応するストリートビューを取得する。なお、地点関連情報取得部17は、例えば、カメラ映像から方角情報が示す方角に対応する画像を切り出して、ストリートビューを取得する。なお、位置情報(例えば、(緯度,経度))を用いて、ストリートビューを取得する技術は公知技術である。また、位置情報と方角情報とを用いて、ストリートビューを取得する技術は公知技術である。
地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報に対応する地図情報を取得することは好適である。
ストリートビュー取得手段171は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報を用いて、1または2以上のストリートビューを取得する。ストリートビュー取得手段171は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報を用いて、2以上のストリートビューを連続して取得することは好適である。かかる処理により、2以上の地点間をストリートビューで移動する動作を出力できる。
ストリートビュー取得手段171は、空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報を用いて、2以上のストリートビューを連続して取得することは好適である。例えば、2つの地点情報の空間的関係情報が「2つの地点が包含関係に無く、かる2つの地点の距離が閾値以下であることを示す情報」である場合、ストリートビュー取得手段171は、2つの地点のストリートビューを順次、取得する。なお、順次取得されたストリートビューを用いて、2つの地点間を移動するように、ストリートビューが出力されることは好適である。
地図情報取得手段172は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報を用いて、1または2以上の地図情報を取得する。地図情報取得手段172は、通常、地図情報格納部10から地図情報を取得するが、図示しない外部の地図サーバから地図情報を取得しても良い。地図情報取得手段172は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報を用いて、2以上の地図情報を連続して取得することは好適である。かかる処理により、2以上の地点間の位置関係が明瞭に把握でき得る。
地図情報取得手段172は、空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報を用いて、2以上の地図情報を連続して取得することは好適である。例えば、2つの地点情報(地点Aと地点B(地点Aの出現後、地点Bが出現している場合))の空間的関係情報が「地点Aが地点Bを包含する関係(B⊂A)にあることを示す情報」である場合、地図情報取得手段172は、まず地点Aに対応する地図情報を取得し、次に、ズームインする態様で、地点Bに対応する地図情報を取得する。そして、地点Aに対応する地図情報が出力された後、地点Bに対応する地図情報が、ズームインする態様で出力される。
また、例えば、2つの地点情報(地点Aと地点B(地点Aの出現後、地点Bが出現している場合))の空間的関係情報が「地点Aが地点Bに包含される関係(A⊂B)にあることを示す情報」である場合、地図情報取得手段172は、まず地点Aに対応する地図情報を取得し、次に、ズームアウトする態様で、地点Bに対応する地図情報を取得する。そして、地点Aに対応する地図情報が出力された後、地点Bに対応する地図情報が、ズームアウトする態様で出力される。
地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報をそのまま取得しても良い。地点情報の取得処理は、何も行われなくても良い。地点関連情報取得部17は、地点情報取得部16が取得した2以上の地点情報の出現順序を明示する態様で、2以上の地点情報を含む地点関連情報を取得しても良い。なお、2以上の地点情報の出現順序を明示する態様とは、例えば、2以上の地点情報を、番組での出現順に矢印で繋ぐ態様である。2以上の地点情報の出現順序を明示する態様とは、例えば、「A→B→C」である。かかる場合、例えば、旅の番組中に、番組の出演者が地点Aから地点B、地点BからC地点に移動したことが明示される。
地点関連情報出力部18は、地点関連情報取得部17が取得した1または2種類以上の地点関連情報を、番組と共に出力する。地点関連情報出力部18は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報を出力しても良い。地点関連情報出力部18は、2種類以上の地点関連情報を番組と共に出力することは好適である。地点関連情報出力部18は、ストリートビューと地図情報とを番組と共に出力することは好適である。なお、地点関連情報出力部18は、ストリートビューや地図情報等の地点関連情報を、番組と共に出力しないで、ユーザの切り替え指示等の受け付けにより、番組の出力を、地点関連情報の出力に切り替えても良い。
なお、番組、ストリートビュー、地図情報、1以上の地点情報(地点情報のリスト)は、それぞれ異なるウィンドウに出力されることは好適である。なお、番組、ストリートビュー、地図情報等の出力対応を問わない。つまり、PinPの態様で、番組と地点関連情報とが出力されても良いし、画面を複数のウィンドウに区切り、複数の各ウィンドウに、番組と地点関連情報とが出力されても良い(タイル形式のウィンドウの態様)。例えば、番組の中の小ウィンドウに、ストリートビューや地図情報等が出力されても良い(PinPの態様)。
地点関連情報出力部18は、地点関連情報取得部17が連続して取得した2以上の地点関連情報を出力することにより、地点関連情報の動きを出力することは好適である。地点関連情報の動きとは、例えば、ストリートビューによる2以上の地点間の移動を示す出力、地図のズームイン、ズームアウトなどである。
地点関連情報出力部18は、空間的関係情報を用いて、2以上の地点情報が示す2以上の地点を移動する態様で、ストリートビューを出力することは好適である。なお、ストリートビューによる2以上の地点間の移動を示す出力は、2以上の地点間の経路を分かりやすく提示することとなる。
地点関連情報出力部18は、空間的関係情報に応じて、異なる態様で地図情報を出力することは好適である。なお、異なる態様とは、例えば、ズームイン、ズームアウト、移動等である。
地点関連情報出力部18は、地点情報取得部16が取得した2つの地点情報であり、第一の地点情報と第一の地点情報の後に受信された第二の地点情報との空間的関係情報に応じて、第一の地点情報に対応する地図情報を出力した後、第二の地点情報に対応する地図情報にズームインまたはズームアウトする態様で第二の地点情報を出力することは好適である。例えば、2つの地点情報(地点Aと地点B(地点Aの出現後、地点Bが出現している場合))の空間的関係情報が「地点Aが地点Bに包含されている関係にあることを示す情報」である場合、地点関連情報出力部18は、地点Aを示す地図情報を出力した後、ズームアウトしながら、地点Bを示す地図情報を出力する。なお、地点関連情報出力部18は、地点Aの地図情報を出力した後、地点Bの地図情報をズームアウトして出力することにより、番組で放送されている地点Aが、地点Bの地域に含まれる地点であることを、分かりやすく提示できる。
また、例えば、空間的関係情報が「地点Aに地点Bが包含されている関係にあることを示す情報」である場合、地点関連情報出力部18は、地点Aを示す地図情報を出力した後、ズームインしながら、地点Bを示す地図情報を出力する。なお、地点関連情報出力部18は、地点Aの地図情報を出力した後、地点Bの地図情報をズームインして出力することにより、番組で放送されている地点Bが、地点Aの地域に含まれる地点であることを、分かりやすく提示できる。
地点関連情報出力部18は、地点情報取得部16が取得した2つの地点情報であり、第一の地点情報と第一の地点情報の後に受信された第二の地点情報との空間的関係情報に応じて、第一の地点情報が示す地点と第二の地点情報が示す地点とを含む地図情報を出力する。
ストリートビュー出力手段181は、地点関連情報取得部17が取得したストリートビューを、番組と共に出力する。ストリートビュー出力手段181は、地点関連情報取得部17が連続して取得した2以上のストリートビューを出力することにより、ストリートビューで移動している経路を出力することは好適である。ストリートビュー出力手段181は、空間的関係情報を用いて、2以上の地点情報が示す2以上の地点を移動する態様で、ストリートビューを出力することは好適である。
地図情報出力手段182は、地点関連情報取得部17が取得した地図情報を、番組と共に出力する。地図情報出力手段182は、地点関連情報取得部17が連続して取得した2以上の地図情報を出力することにより、地図情報を用いた2以上の地点間の関係(例えば、包含関係)を出力することは好適である。
地点情報出力手段183は、地点情報取得部16が取得した1または2以上の地点情報を出力する。地点情報出力手段183は、番組における出現順で、2以上の地点情報を出力することは好適である。地点情報出力手段183は、例えば、番組における出現順で、2以上の地点情報を矢印で繋ぎ、当該2以上の地点情報を出力することは好適である。
地図情報格納部10、地点関連情報格納部11は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
地図情報格納部10等に地図情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して地図情報等が地図情報格納部10等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された地図情報等が地図情報格納部10等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された地図情報等が地図情報格納部10等で記憶されるようになってもよい。
番組受信部13、番組関連情報受信部14は、通常、放送を受信する手段で実現されるが、無線または有線の通信手段で実現されても良い。
番組出力部15、地点関連情報出力部18は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。番組出力部15は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
地点情報取得部16、地点関連情報取得部17は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。地点情報取得部16の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、番組受信装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)番組受信部13は番組を受信したか否かを判断する。番組を受信すればステップS202に行き、番組を受信しなければステップS203に行く。
(ステップS202)番組出力部15は、ステップS201で受信された番組を出力する。番組出力部15は、通常、番組を出力する領域に、番組を出力する。
(ステップS203)番組関連情報受信部14は、番組関連情報を受信したか否かを判断する。番組関連情報を受信すればステップS204に行き、番組関連情報を受信しなければステップS212に行く。
(ステップS204)地点情報取得部16は、ステップS203で受信された番組関連情報から、1以上の地点情報を取得する。
(ステップS205)地点関連情報出力部18は、ステップS204で取得された1以上の地点情報を、地点情報のリストの領域(ウィンドウ)に出力する。また、地点関連情報出力部18は、1以上の地点情報を、地点関連情報格納部11に一時蓄積する。なお、地点関連情報出力部18は、2以上の地点情報の、番組における出現順序が分かる態様で、2以上の地点情報を地点情報のリストの領域に出力することは好適である。
(ステップS206)地点関連情報取得部17は、地点情報の履歴を地点関連情報格納部11から取得する。取得する地点情報の履歴(1以上の地点情報)は、例えば、現在時刻から閾値以内の時間前に出力された地点情報、または直前に出力された地点情報等である。なお、ここで、地点関連情報取得部17は、地点情報の履歴を取得できない場合もある。
(ステップS207)地点関連情報取得部17は、ステップS204で取得された1以上の地点情報、またはステップS204で取得された1以上の地点情報とステップS206で取得された地点情報の履歴とを用いて、2以上の地点情報の空間的関係情報を取得する。地点関連情報取得部17は、通常、地図情報を用いて、2つの地点情報の空間的関係情報を取得する。
(ステップS208)地点関連情報取得部17は、ステップS204で取得された1以上の地点情報に対応するストリートビューを取得する。
(ステップS209)地点関連情報出力部18は、ステップS208で取得されたストリートビューを、ステップS207で取得された空間的関係情報に応じた出力態様で、ストリートビューの領域に出力する。ここで、地点関連情報出力部18は、地点情報に対応付けてストリートビューを地点関連情報格納部11に一時蓄積することは好適である。また、ここで、地点関連情報出力部18は、ストリートビューを出力した地点情報のみ、またはストリートビューを出力した地点情報に対応する位置情報(例えば、(緯度,経度))を、地点関連情報格納部11に一時蓄積することは好適である。
(ステップS210)地点関連情報取得部17は、ステップS204で取得された1以上の地点情報に対応する地図情報を取得する。なお、地点情報に対応する地図情報とは、通常、地点情報で示される地点の領域がすべて含まれる縮尺の地図情報であり、地点情報から取得される位置情報(例えば、(緯度,経度))を中心とする地図情報である。ただし、地点情報に対応する地図情報とは、地点情報で示される地点の領域がすべて含まれる縮尺の地図情報であり、地点情報から取得される位置情報(例えば、(緯度,経度))を中心としないが、含まれている地図情報でも良い。また、地点情報に対応する地図情報とは、地点情報で示される地点の領域のすべてが含まれていない地図情報でも良い。
(ステップS211)地点関連情報出力部18は、ステップS210で取得された地図情報を、ステップS207で取得された空間的関係情報に応じた出力態様で、地図情報の領域に出力する。ここで、地点関連情報出力部18は、地点情報に対応付けて地図情報を地点関連情報格納部11に一時蓄積することは好適である。なお、地点関連情報出力部18は、地図情報を出力した地点の地点情報のみ、または地図情報を出力した地点情報に対応する位置情報(例えば、(緯度,経度))を、地点関連情報格納部11に一時蓄積することは好適である。
(ステップS212)受付部12は、ユーザから指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付けた場合はステップS213に行き、指示を受け付けない場合はステップS201に戻る。なお、ここでの指示は、出力されている地点情報への指示である、とする。
(ステップS213)地点関連情報取得部17は、指示された地点情報を取得する。
(ステップS214)地点関連情報取得部17は、取得した地点情報に対応するストリートビューを、地点関連情報格納部11から取得する。そして、地点関連情報出力部18は、取得されたストリートビューを、ストリートビューの領域に出力する。ここで、地点関連情報取得部17は、取得した地点情報に対応するストリートビューを、ステップS208と同じ処理により取得しても良い。
(ステップS215)地点関連情報取得部17は、取得した地点情報に対応する地図情報を、地点関連情報格納部11から取得する。そして、地点関連情報出力部18は、取得された地図情報を、地図情報の領域に出力する。ステップS201に戻る。ここで、地点関連情報取得部17は、取得した地点情報に対応する地図情報を、ステップS210と同じ処理により取得しても良い。
なお、図2のフローチャートにおいて、ストリートビュー、地図情報、地点情報のリストを出力したが、ストリートビュー、地図情報、地点情報のうちの1以上の地点関連情報を出力しても良い。
また、図2のフローチャートにおいて、受付部12は、地点情報の指示以外の指示等を受け付けても良い。かかる場合、受付部12が受け付けた指示等に対応する動作が行われる。
さらに、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における番組受信装置1の具体的な動作について説明する。
今、番組関連情報は文字多重放送の文字列である。また、番組はテレビの番組である。
そして、今、地点関連情報出力部18は、図3に示す出力制御表を保持している。出力制御表は、ストリートビューまたは/および地図情報の出力態様を決定するための表であり、ストリートビューまたは/および地図情報の出力を制御するための表である。
出力制御表は、2つの地点情報(ここでは、AとB)の包含関係、および距離をパラメータとして、地点関連情報の出力を制御するための表である。なお、2つの地点情報は、番組関連情報に含まれる地点情報であり、同時または時間的に閾値以内に受信された番組関連情報に含まれる地点情報である。また、番組のシーンの切り替えの情報を番組関連情報が有する場合、2つの地点情報は、同一のシーンにおける番組関連情報に含まれる地点情報である。
また、出力制御表において、行「包含関係」は、2つの地点情報(AとB)の各領域の包含関係を示す。また、行「距離」は、2つの地点情報(AとB)の距離が閾値以内か否かを示す。ここで、「閾値以内」を「閾値より小さい」、「閾値より大きい」を「閾値以上」としても良い。また、行「説明パターン」は、地点情報の説明のパターンを示す情報である。説明パターン「地点説明」は地点情報「B」の説明をすべきことを示し、説明パターン「地域説明」は地点情報「B」が示す地域の説明をすべきことを示し、説明パターン「経路説明」はAからBへの経路を説明すべきことを示し、説明パターン「比較説明」はAとBとを比較すべきことを示す。また、行「ストリートビュー制御」は、ストリートビューの制御に関する情報であり、「Bを出力」は地点情報「B」に対応するストリートビューを出力することを示す。また、「A→B」は、地点情報「A」に対応するストリートビューを出力し、地点情報「B」の地点に移動するように、地点情報「B」に対応するストリートビューを出力することを示す。また、「AとBを出力」は、地点情報「A」と地点情報「B」の、2つのストリートビューを出力することを示す。さらに、行「地図制御」は、地図情報の出力制御に関する情報であり、「地図情報」は出力する地図情報を示し、2以上の情報がある場合、2以上の地図情報を順次出力することを示す。また、「遷移方法」は2以上の地図情報の遷移方法を示す。さらに、「補助情報」は地図情報の上に出力すべき補助的な情報を示す。補助情報の「A,B強調」は、地点Aと地点Bとを強調することを示す。また、「経路強調」は地点Aから地点Bへの経路を強調することを示す。地点Aと地点Bの強調方法は、他の地点と比較して、異なる態様で、地点Aと地点Bとが出力されれば良い。地点Aと地点Bの強調方法は、例えば、地点Aと地点Bにピンを立てる表示である。また、地点Aと地点Bの強調方法は、例えば、地点Aと地点Bの名称を他の名称と異なる色(例えば、赤)とすること等である。また、経路の強調とは、例えば、経路の線を、他の線と比較して太くする、色を変える等である。
また、出力制御表の第一列目(列「1」)は、地点情報(A)が示す領域と地点情報(B)のが示す領域との包含関係が「A⊃B」である場合であり、説明パターンが「地点説明」であることを示す。そして、列「1」は、ストリートビューBを出力することを示す。また、列「1」は、地図情報Aを出力した後、地図情報Bをズームインして出力することを示す。また、列「1」は、地図情報の地点A、地点Bを強調する態様で出力することを示す。なお、ストリートビューBは、地点情報「B」の地点のストリートビューである。地図情報Aは、地点情報「A」を含む地図情報であり、地点情報「A」の地点に対応する地図情報である。
また、出力制御表の第二列目(列「2」)は、地点情報(A)が示す領域と地点情報(B)のが示す領域との包含関係が「A⊂B」である場合であり、説明パターンが「地域説明」であることを示す。そして、列「2」は、ストリートビューAを出力することを示す。また、列「2」は、地図情報Aを出力した後、地図情報Bをズームアウトして出力することを示す。また、列「2」は、地図情報の地点A、地点Bを強調する態様で出力することを示す。
また、出力制御表の第三列目(列「3」)は、地点情報(A)が示す領域と地点情報(B)のが示す領域との包含関係がない場合であり、地点AとBとの距離が閾値以内である場合であり、説明パターンが「経路説明」であることを示す。そして、列「3」は、ストリートビューAを出力した後、地点Bに移動するようにストリートビューBを出力することを示す。また、列「3」は、地図情報Aを出力した後、移動するように地図情報Bを出力することを示す。また、列「3」は、地図情報を経路「A→B」を強調する態様で出力することを示す。
さらに、出力制御表の第四列目(列「4」)は、地点情報(A)が示す領域と地点情報(B)のが示す領域との包含関係がない場合であり、地点AとBとの距離が閾値より長い場合であり、説明パターンが「比較説明」であることを示す。そして、ストリートビューAとストリートビューBとを共に出力することを示す。また、列「4」は、AとBとを含む地図情報を出力することを示す。また、列「4」は、地図情報の地点A、地点Bを強調する態様で出力することを示す。
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。
(具体例1)
具体例1は、複数の地点情報の空間的関係情報を用いて取得される説明パターンが「地点説明」である場合である。
今、番組受信部13は番組を受信する。そして、番組出力部15は、受信された番組を出力する。
また、番組関連情報受信部14は、文字多重放送を受信する。次に、地点情報取得部16は、受信された文字多重放送であり、閾値以内の時間の文字多重放送(同一シーンの番組の文字多重放送)から、2つの地点情報「京都,金閣寺」を取得した、とする。なお、地点情報取得部16は、例えば、文字多重放送の文字列を形態素解析し、地名を地点情報として取得しても良いし、地図情報格納部10の1以上の地点情報に合致する地点情報を、文字多重放送の文字列から抽出しても良い。地点情報取得部16は、例えば、形態素解析の結果が「名詞,固有名詞,地域,一般」と判定される単語、または「名詞,接尾,地域」と判定される語句を含む直前の名詞句を地点情報として取得する。
次に、地点関連情報出力部18は、2つ地点情報「京都,金閣寺」を、地点情報のリストの領域に出力する。また、地点関連情報出力部18は、地点情報「京都,金閣寺」を、地点関連情報格納部11に一時蓄積する。
次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「京都,金閣寺」の空間的関係情報「京都⊃金閣寺」を取得する。そして、ストリートビュー取得手段171は、出力制御表を参照し、「金閣寺」に対応するストリートビューを取得する。次に、ストリートビュー出力手段181は、取得されたストリートビューを出力する。
また、地図情報取得手段172は、「京都」に対応する地図情報を取得する。次に、「金閣寺」に対応する地図情報を取得する。そして、地図情報出力手段182は、「京都」に対応する地図情報を出力した後、ズームインする態様で、「金閣寺」に対応する地図情報を出力する。
なお、かかる場合の出力例は、図4である。図4において、41が番組、42がストリートビュー、43が地図情報、44が地点情報のリストである。
また、図4の44の「金閣寺」の指示を、受付部12が受け付けた場合、「金閣寺」に対応するストリートビューが出力される。また、受付部12が受け付けた場合、「金閣寺」に対応する地図情報が出力される。
なお、番組等の出力態様は、問わない。出力例は、図5のようなものでも良い。図5において、51は番組、52はストリートビュー、53は地図情報である。なお、図5において、地点情報のリストは出力されていない。
(具体例2)
具体例2は、複数の地点情報の空間的関係情報を用いて取得される説明パターンが「地域説明」である場合である。
今、番組受信部13は番組を受信する。そして、番組出力部15は、受信された番組を出力する。
また、番組関連情報受信部14は、同一シーンの番組の文字多重放送を受信する。次に、地点情報取得部16は、受信された文字多重放送から、2つの地点情報「金閣寺,京都」を取得した、とする。
次に、地点関連情報出力部18は、2つ地点情報「金閣寺,京都」を、地点情報のリストの領域に出力する。また、地点関連情報出力部18は、地点情報「金閣寺,京都」を、地点関連情報格納部11に一時蓄積する。
次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「京都,金閣寺」の空間的関係情報「金閣寺⊂京都」を取得する。そして、ストリートビュー取得手段171は、出力制御表を参照し、「金閣寺」に対応するストリートビューを取得する。次に、ストリートビュー出力手段181は、取得されたストリートビューを出力する。
また、地図情報取得手段172は、「金閣寺」に対応する地図情報を取得する。次に、「京都」に対応する地図情報を取得する。そして、地図情報出力手段182は、「金閣寺」に対応する地図情報を出力した後、ズームアウトする態様で、「京都」に対応する地図情報を出力する。
(具体例3)
具体例3は、複数の地点情報の空間的関係情報を用いて取得される説明パターンが「経路説明」である場合である。
今、番組受信部13は番組を受信する。そして、番組出力部15は、受信された番組を出力する。
また、番組関連情報受信部14は、同一シーンの番組の文字多重放送を受信する。次に、地点情報取得部16は、受信された文字多重放送から、2つの地点情報「金閣寺,龍安寺」を取得した、とする。
次に、地点関連情報出力部18は、2つ地点情報「金閣寺,龍安寺」を、地点情報のリストの領域に出力する。また、地点関連情報出力部18は、地点情報「金閣寺,龍安寺」を、地点関連情報格納部11に一時蓄積する。
次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,龍安寺」の空間的関係情報のうちの包含関係「無し」を取得する。そして、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,龍安寺」の(緯度,経度)を地図情報格納部10の地図情報を用いて取得する。次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,龍安寺」の距離Xを取得する。次に、地点関連情報取得部17は、距離Xは閾値以内である、と判断する。
そして、ストリートビュー取得手段171は、出力制御表を参照し、「金閣寺」に対応するストリートビューを取得する。次に、ストリートビュー出力手段181は、取得されたストリートビューを出力する。また、ストリートビュー取得手段171は、出力制御表を参照し、「龍安寺」に対応するストリートビューを取得する。そして、ストリートビューで「金閣寺」から「龍安寺」に移動するように、ストリートビュー出力手段181は、「龍安寺」に対応するストリートビューを出力する。なお、2つの地点間を移動するようなストリートビューを出力する技術は公知技術である。
また、地図情報取得手段172は、「金閣寺」に対応する地図情報を取得する。次に、「龍安寺」に対応する地図情報を取得する。そして、地図情報出力手段182は、「金閣寺」に対応する地図情報を出力した後、移動する態様で、「龍安寺」に対応する地図情報を出力する。また、地図情報出力手段182は、金閣寺から龍安寺の経路を強調して出力する。なお、かかる場合、地図情報取得手段172は、経路探索機能を有する、とする。また、地図情報を用いた経路探索機能は公知技術であるので、その説明を省略する。
(具体例4)
具体例4は、複数の地点情報の空間的関係情報を用いて取得される説明パターンが「比較説明」である場合である。
今、番組受信部13は番組を受信する。そして、番組出力部15は、受信された番組を出力する。
また、番組関連情報受信部14は、同一シーンの番組の文字多重放送を受信する。次に、地点情報取得部16は、受信された文字多重放送から、2つの地点情報「金閣寺,銀閣寺」を取得した、とする。
次に、地点関連情報出力部18は、2つ地点情報「金閣寺,銀閣寺」を、地点情報のリストの領域に出力する。また、地点関連情報出力部18は、地点情報「金閣寺,銀閣寺」を、地点関連情報格納部11に一時蓄積する。
次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,銀閣寺」の空間的関係情報のうちの包含関係「無し」を取得する。そして、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,銀閣寺」の(緯度,経度)を地図情報格納部10の地図情報を用いて取得する。次に、地点関連情報取得部17は、2つ地点情報「金閣寺,銀閣寺」の距離Xを取得する。次に、地点関連情報取得部17は、距離Xは閾値より長いである、と判断する。
そして、ストリートビュー取得手段171は、出力制御表を参照し、「金閣寺」に対応するストリートビューを取得する。次に、ストリートビュー出力手段181は、取得されたストリートビューを出力する。
また、ストリートビュー取得手段171は、「銀閣寺」に対応するストリートビューを取得する。次に、ストリートビュー出力手段181は、取得されたストリートビューを出力する。つまり、図4の42の領域が2つに分割され、2つのストリートビューが出力される。
また、地図情報取得手段172は、「金閣寺」と「銀閣寺」とを含む地図情報を取得する。そして、地図情報出力手段182は、「金閣寺」と「銀閣寺」とを含む地図情報を出力する。そして、地図情報出力手段182は、地図上の「金閣寺」と「銀閣寺」とを強調表示する。
以上、本実施の形態によれば、番組に出現する地点に関する地点関連情報を番組と共に容易に出力できる。
また、本実施の形態によれば、2以上の地点情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得し、地点関連情報の動きを出力できる。そのことにより、番組に出現する2以上の地点に関する2以上の地点関連情報を番組と共に容易に出力し、番組の中での地点の移動等をより深く理解できる番組受信装置1を提供できる。
また、本実施の形態によれば、2つ以上の地点情報の空間的関係情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得し、かつ、取得した空間的関係情報に応じて、2以上の地点関連情報の取得方法が異なる番組受信装置1を提供できる。
また、本実施の形態によれば、番組に出現する地点に関するストリートビューを番組と共に出力し、番組では表現しにくい距離感や周囲の雰囲気をより伝えることができる番組受信装置1を提供できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、当該番組に関連する情報であり、1または2以上の地点情報を含む番組関連情報を受信する番組関連情報受信部と、前記番組受信部が受信した番組を出力する番組出力部と、前記番組関連情報受信部が受信した番組関連情報から1または2以上の地点情報を取得する地点情報取得部と、前記地点情報取得部が取得した地点情報に対応する情報であり、当該地点情報に関する情報である1または2種類以上の地点関連情報を取得する地点関連情報取得部と、前記地点関連情報取得部が取得した1または2種類以上の地点関連情報を、前記番組と共に出力する地点関連情報出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報取得部は、前記地点情報取得部が取得した2以上の地点情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得し、前記地点関連情報出力部は、前記地点関連情報取得部が連続して取得した2以上の地点関連情報を出力することにより、地点関連情報の動きを出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報取得部は、前記地点情報取得部が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報を用いて、2以上の地点関連情報を連続して取得し、かつ、取得した空間的関係情報に応じて、2以上の地点関連情報の取得方法が異なるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記1または2種類以上の地点関連情報は、ストリートビューを含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報取得部は、前記地点情報取得部が取得した2以上の地点情報を用いて、少なくとも一つの地点情報の位置を示す位置情報、および前記2以上の地点情報間の方角に関する方角情報を取得し、当該位置情報および当該方角情報を用いて、ストリートビューを取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報取得部は、前記位置情報を用いて、当該位置情報のカメラ映像を取得し、前記方角情報を用いて、取得したカメラ映像から当該方角情報が示す方角に対応するストリートビューを取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記1または2種類以上の地点関連情報は、ストリートビューを含み、前記地点関連情報出力部は、前記空間的関係情報を用いて、前記2以上の地点情報が示す2以上の地点を移動する態様で、ストリートビューを出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記1または2種類以上の地点関連情報は、地図情報を含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報取得部は、前記地点情報取得部が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報に対応する地図情報を取得し、前記地点関連情報出力部は、前記空間的関係情報に応じて、異なる態様で地図情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報出力部は、前記地点情報取得部が取得した2つの地点情報であり、第一の地点情報と当該第一の地点情報の後に受信された第二の地点情報との空間的関係情報に応じて、前記第一の地点情報に対応する地図情報を出力した後、前記第二の地点情報に対応する地図情報にズームインまたはズームアウトする態様で前記第二の地点情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報出力部は、前記地点情報取得部が取得した2つの地点情報であり、第一の地点情報と当該第一の地点情報の後に受信された第二の地点情報との空間的関係情報に応じて、前記第一の地点情報が示す地点と前記第二の地点情報が示す地点とを含む地図情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、番組関連情報(例えば、文字多重放送により放送される字幕データ、電子番組表、番組の内容を説明するWebページ等)から1以上のキー情報を取得し、当該1以上のキー情報を用いて、番組を補助する番組補助情報を出力する情報処理装置について説明する。なお、キー情報とは、予め決められたカテゴリーに属する用語であり、その詳細は後述する。
また、本実施の形態において、1または2以上のキー情報を用いて、2種類以上の番組補助情報を出力する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、2以上のキー情報の関係(例えば、空間的な関係)に応じて、異なる種類の番組補助情報を出力する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、番組におけるシーンの切り替わりを考慮して、番組補助情報を出力する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、番組の種類に応じて、出力する番組補助情報や、番組補助情報の出力方法(レイアウト等)を変更する情報処理装置について説明する。
また、本実施の形態において、2以上のキー情報である2以上の地点情報を用いて、移動の交通手段(徒歩、電車等)を判断し、判断結果を用いて出力する地図等の番組補助情報を変更する情報処理装置について説明する。
図6は、本実施の形態における情報処理装置2のブロック図である。
情報処理装置2は、地図情報格納部10、受付部12、番組受信部13、番組関連情報受信部14、番組出力部15、電子番組表格納部20、キー情報取得部21、シーン判断部22、番組種類取得部23、移動手段情報取得部24、番組補助情報取得部25、番組補助情報出力部26を備える。
番組関連情報受信部14は、出力中の番組に関連する情報であり、1または2以上のキー情報を含む番組関連情報を受信する。番組関連情報は、文字多重放送による字幕データ、電子番組表、番組の内容を説明するWebページ等である。また、キー情報は、地点のカテゴリーに属する用語である地点情報である。
電子番組表格納部20は、電子番組表を格納し得る。電子番組表は、通常、情報処理装置2が受信した情報である。なお、電子番組表は、例えば、番組関連情報受信部14または番組受信部13が受信する。
キー情報取得部21は、番組関連情報受信部14が受信した番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得する。予め決められたカテゴリーとは、予め決められた種類の情報であると言っても良いし、予め決められた属性を有する情報であると言っても良い。予め決められたカテゴリーとは、例えば、地名、人名、番組名、テレビ局名等である。つまり、キー情報は、地点を示す地点情報、人名を示す人名情報等である。なお、本実施の形態において、キー情報は、主として、地点情報である、とする。
キー情報取得部21は、番組関連情報受信部14が受信した番組関連情報から、2以上のキー情報を取得することは好適である。
キー情報取得部21が番組関連情報から地点情報または人名情報等のキー情報を取得する技術は公知技術である。キー情報取得部21は、例えば、番組関連情報を形態素解析し、名詞または名詞句を取得する。そして、キー情報取得部21は、取得した名詞または名詞句をキーとして、地図情報格納部10を検索し、地点情報であるキー情報を取得する。また、キー情報取得部21は、取得した名詞または名詞句をキーとして、図示しない人名辞書を検索し、人名であるキー情報を取得する。なお、人名辞書は、情報処理装置2が保持していても良いし、Web検索を行うなどしても良い。
シーン判断部22は、番組におけるシーンの切り替わりを判断する。シーン判断部22は、例えば、キー情報を取得してから予め決められた時間(例えば、15秒)以上が経過した場合に、シーンが切り替わったと判断する。つまり、シーン判断部22は、例えば、取得したキー情報のうち、最も新しいキー情報を取得してから予め決められた時間(例えば、15秒)以上が経過した場合に、シーンが切り替わったと判断する。また、シーン判断部22は、例えば、定期的(例えば、15秒ごと)に、シーンが切り替わったと判断する。また、シーン判断部22は、例えば、キー情報取得部21が最初にキー情報を取得した後、予め決められた時間(例えば、15秒)、経過した場合に、シーンが切り替わったと判断する。また、シーン判断部22は、例えば、現在、出力されている番組の画像と直前に出力された画像とを比較して、予め決められた以上の変化があると判断した場合、シーンが切り替わったと判断する。なお、2つの画像の類似度または相違度を取得する技術は公知技術であり、かかる類似度または相違度を用いて、シーン判断部22は、予め決められた以上の変化があるか否かを判断しても良い。
番組種類取得部23は、番組の種類を取得する。番組種類取得部23は、電子番組表格納部20に格納されている電子番組表の番組のジャンルであり、出力中の番組のジャンルを取得する。なお、番組の種類とは、通常、番組のジャンルである。
移動手段情報取得部24は、2以上のキー情報を用いて、番組内で使用している移動手段の種類を示す移動手段情報を取得する。ここで、キー情報は、通常、地点情報である。移動手段情報取得部24は、例えば、2つの地点情報が出現した時間間隔と、2つの地点情報が示す2つの地点間の距離とを用いて、移動速度を取得し、移動速度を用いて、徒歩での移動か、電車での移動か、自動車での移動か等を決定する。移動手段情報取得部24は、例えば、移動手段情報と移動速度の幅を示す情報との組を2組以上、格納しており、取得した移動速度に対応する移動手段情報を取得する。
番組補助情報取得部25は、キー情報取得部21が取得したキー情報に対応する情報であり、番組の内容を補足する情報である番組補助情報を取得する。なお、番組補助情報とは、例えば、写真、ストリートビュー、地図情報、ブログ、電車の路線を示す情報等である。番組補助情報取得部25は、キー情報を属性として付された写真を取得しても良い。また、番組補助情報取得部25は、キー情報をキーとして、Web上の写真を検索して、写真を取得しても良い。また、番組補助情報取得部25は、1または2以上の地点情報(キー情報)を含む領域の地図を取得しても良い。また、番組補助情報取得部25は、1または2以上の各地点情報に対応するストリートビューを取得しても良い。また、番組補助情報取得部25は、キー情報である人名に対応するブログをWebから検索しても良い。なお、人名に対応するブログとは、人名で識別される人が記載したブログである。また、電車の路線を示す情報とは、出発駅から到着駅までの経路を示す情報である。なお、出発駅から到着駅までの経路を示す情の取得技術は公知技術である(例えば、URL「http://www.jorudan.co.jp/」参照)。
番組補助情報取得部25は、キー情報取得部21が取得した2以上のキー情報を用いて、番組補助情報を取得することは好適である。例えば、番組補助情報取得部25は、2以上の地点情報が示す2以上の地点をすべて含む地図情報、2以上の地点の経路上にある2または3以上のストリートビュー、2以上の地点に関する写真を取得することは好適である。
また、番組補助情報取得部25は、キー情報取得部21が連続して取得した2以上のキー情報を用いて、番組補助情報を取得することは好適である。
番組補助情報取得部25は、2種類以上の番組補助情報を取得しても良い。番組補助情報取得部25は、例えば、ストリートビューと地図情報とを取得する。また、番組補助情報取得部25は、例えば、写真とストリートビューと地図情報とを取得する。
番組補助情報取得部25は、2以上のキー情報の関係に応じて、異なる種類の番組補助情報を取得する。ここで、キー情報は、例えば、地点情報であり、関係とは、例えば、空間的関係である。空間的関係とは、例えば、2つのキー情報が示す2つの地点の包含関係や、2つの地点の距離に関する関係(閾値より近いか遠いか等)である。
番組補助情報取得部25は、キー情報取得部21が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す空間的関係情報を取得し、空間的関係情報を用いて、2以上の番組補助情報を連続して取得する。
番組補助情報は、地点に関する情報である地点関連情報を含んでも良い。また、番組補助情報は、人に関する情報である人関連情報を含んでも良い。
番組補助情報出力部26は、番組補助情報取得部25が取得した番組補助情報を出力する。番組補助情報出力部26は、例えば、1以上の出力制御情報を保持している。出力制御情報とは、出力する1種類以上の番組補助情報を特定する情報、または/および1種類以上の番組補助情報の出力方法を決定するための情報である。出力制御情報は、例えば、2つ以上のキー情報の空間的関係を示す空間的関係情報、説明パターンを識別する説明パターン識別子、1種類以上の各番組補助情報の出力方法を示す情報を有する。説明パターン識別子とは、番組補助情報の出力態様を決定するための識別子であり、番組を補助するパターンを示す情報である。
番組補助情報出力部26は、2種類以上の番組補助情報のうち、1または2種類以上の番組補助情報を出力する。番組補助情報出力部26は、番組が出力される装置とは別のディスプレイに番組補助情報を出力しても良い。番組補助情報出力部26は、番組が出力される装置とは別の装置に番組補助情報を出力しても良い。番組補助情報出力部26は、番組が出力される装置とは別の装置に番組補助情報を送信しても良い。そして、当該別の装置(例えば、スマートフォン等の携帯端末)が番組補助情報を表示しても良い。
番組補助情報出力部26は、一の種類の番組補助情報を出力できない場合に、他の種類の番組補助情報を出力することは好適である。
番組補助情報出力部26は、シーン判断部22が判断したシーンの切り替わりの際には、番組補助情報の連続した出力を行わないことは好適である。
番組補助情報出力部26は、キー情報取得部21が取得したキー情報に対応するストリートビューが出力できない場合に、キー情報取得部21が取得したキー情報に対応する他の種類の番組補助情報を出力することは好適である。
番組補助情報出力部26は、番組の種類に応じて、出力する番組補助情報の種類を変えることは好適である。また、番組補助情報出力部26は、番組の種類に応じて、番組補助情報の出力態様を変えることは好適である。
番組補助情報出力部26は、移動手段情報に応じて、番組補助情報の出力態様を変えることは好適である。また、番組補助情報出力部26は、移動手段情報に応じて、出力する番組補助情報を選択して、出力することは好適である。例えば、移動手段情報が「電車」を示す情報である場合、番組補助情報出力部26は、地図情報に代えて、または地図情報に加えて、電車の路線を示す情報を出力することは好適である。
番組補助情報出力部26は、番組補助情報を番組と共に出力することは好適である。
電子番組表格納部20は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
電子番組表格納部20に電子番組表が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して電子番組表が電子番組表格納部20で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された電子番組表が電子番組表格納部20で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された電子番組表が電子番組表格納部20で記憶されるようになってもよい。
キー情報取得部21、シーン判断部22、番組種類取得部23、移動手段情報取得部24、番組補助情報取得部25は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。キー情報取得部21等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
番組補助情報出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。番組補助情報出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理装置2の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートにおいて、図2のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS701)キー情報取得部21は、ステップS203で受信された番組関連情報から、1以上のキー情報を取得する。なお、ここで、キー情報取得部21は、取得した1以上のキー情報を、ディスプレイ等に出力しても良い。
(ステップS702)番組補助情報取得部25は、ステップS701で取得された1以上のキー情報を用いて、1種類以上の番組補助情報を取得する。番組補助情報の取得処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS703)番組補助情報出力部26は、ステップS702で取得された1種類以上の番組補助情報を出力する。ステップS201に戻る。番組補助情報の出力処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS704)受付部12は、ユーザから指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付けた場合はステップS705に行き、指示を受け付けない場合はステップS201に戻る。なお、ここでの指示は、出力されているキー報への指示である、とする。
(ステップS705)番組補助情報取得部25は、ステップS704で受け付けられた指示に対応するキー報を取得する。
(ステップS706)番組補助情報取得部25は、ステップS705で取得したキー報に対応する1種類以上の番組補助情報を取得する。
(ステップS707)番組補助情報出力部26は、ステップS706で取得された1種類以上の番組補助情報を出力する。ステップS201に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、取得されたキー情報が出力された。しかし、取得されたキー情報は出力されなくても良い。かかる場合、出力されているキー情報に対する指示は受け付けられない。
また、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS702の番組補助情報の取得処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)番組補助情報取得部25は、取得された1以上のキー情報を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS802)シーン判断部22は、出力中の番組のシーンの切り換えが発生したか否かを判断する。シーンの切り換えが発生したと判断した場合はステップS706に行き、シーンの切り換えが発生していないと判断した場合はステップS803に行く。
(ステップS803)番組補助情報取得部25は、図示しないバッファに一時蓄積されている1以上のキー情報を取得する。なお、かかる1以上のキー情報は、同じシーンの中で蓄積されたキー情報である。
(ステップS804)番組補助情報取得部25は、ステップS803で取得された1以上のキー情報を用いて、空間的関係情報を取得する。番組補助情報取得部25は、通常、地図情報を用いて、2つのキー情報の空間的関係情報を取得する。なお、番組補助情報取得部25が空間的関係情報を取得する方法は、地点関連情報取得部17が空間的関係情報を取得する方法と同様であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS805)番組補助情報取得部25は、1以上の出力制御情報から、空間的関係情報に対応する説明パターン識別子を取得する。
(ステップS806)番組補助情報取得部25は、ステップS805で取得した説明パターン識別子に対応する1種類以上の番組補助情報であり、ステップS803で取得された1以上のキー情報に対応する番組補助情報を取得する。上位処理にリターンする。なお、1種類以上の番組補助情報は、例えば、ストリートビュー、地図情報、写真等のうちの1種類以上の情報である。
次に、ステップS703の番組補助情報の出力処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)移動手段情報取得部24は、ステップS803で取得された2以上のキー情報を用いて、単位時間あたりの移動距離(移動速度)を算出する。次に、移動手段情報取得部24は、移動速度に対応する移動手段情報を取得する。なお、ここで、移動手段情報取得部24は、移動手段情報を取得できない場合があっても良い。
(ステップS902)番組補助情報出力部26は、番組出力部15が出力している番組の番組識別子を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、番組識別子に対応する番組の種類(ジャンル)を、電子番組表格納部20の電子番組表から取得する・
(ステップS903)番組補助情報出力部26は、ステップS901で取得した移動手段情報、およびステップS902で取得した番組の種類のうちの1以上の情報を用いて、出力する1種類以上の番組補助情報の出力レイアウトを決定する。
(ステップS904)番組補助情報出力部26は、ステップS903で決定した出力レイアウトに従って、番組補助情報取得部25が取得した1種類以上の番組補助情報を出力する。上位処理にリターンする。
なお、図9のフローチャートにおいて、番組補助情報出力部26は、移動手段情報や番組の種類を用いずに、番組補助情報を出力しても良い。
以下、本実施の形態における情報処理装置2の具体的な動作について説明する。
今、番組関連情報は、TV番組における字幕データである。また、取得するキー情報は、地点情報である。また、地点情報は、ここでは、通常、地名である。つまり、番組関連情報受信部14は、出力されている番組の字幕データを取得する。
また、キー情報取得部21は、字幕データから地点情報を取得する。また、ここでは、シーン判断部22は、取得したキー情報のうち、最も新しいキー情報を取得してから予め決められた時間(ここでは、15秒)以上が経過した場合に、シーンが切り替わったと判断する。
また、番組種類取得部23は、電子番組表から、出力中の番組のジャンルを取得する。ジャンルとは、ニュース、スポーツ、バラエティー、ドラマ等である。
また、移動手段情報取得部24は、図10に示す移動手段決定管理表を保持している。移動手段決定管理表は、移動手段を決定するための表である。移動手段決定管理表は、「速度」「地点情報」「移動手段」を有するレコードを1以上管理している。図10において、例えば、「速度(x)がa1以下である場合、移動手段情報取得部24は、移動手段情報「徒歩」を取得することを示す。また、図10において、例えば、「速度(x)がa1より大きく、a2以下であり、かつ速度を決定する場合に用いた地点情報が「.*駅」に合致する場合、移動手段情報取得部24は、移動手段情報「電車」を取得することを示す。なお、「.*駅」は最後の文字が「駅」である文字列である。さらに、図10において、例えば、「速度(x)がa1より大きく、a3以下であり、かつ「電車」でない場合、移動手段情報取得部24は、移動手段情報「自動車」を取得することを示す。
また、番組補助情報取得部25は、図11に示す出力制御表を用いて、番組補助情報を取得する。さらに、番組補助情報出力部26は、図11に示す出力制御表を用いて、番組補助情報取得部25が取得した1種類以上の番組補助情報を出力する。
今、番組補助情報取得部25は、図11に示す出力制御表を保持している、とする。ここでの出力制御表は、ストリートビューまたは/および地図情報または/および写真の出力態様を決定するための表であり、ストリートビューまたは/および地図情報または/および写真の出力を制御するための表である。
出力制御表は、2つの地点情報が示す地点(ここでは、AとB)の空間的関係の情報を有する。空間的関係の情報とは、ここでは、包含関係、領域の広さ、および距離である。つまり、出力制御表は、包含関係、領域の広さ、および距離をパラメータとして、地点関連情報の出力を制御するための表である。なお、2つの地点情報は、番組関連情報に含まれる地点情報であり、同時または時間的に閾値以内に受信された番組関連情報に含まれる地点情報である。また、番組のシーンの切り替えの情報を番組関連情報が有する場合、2つの地点情報は、同一のシーンにおける番組関連情報に含まれる地点情報である。
また、出力制御表は、「空間的関係ID」「空間的関係情報」「空間的関係」「説明パターン」「出力制御」を有する。「空間的関係ID」は、2つの地点情報が示す地点(ここでは、AとB)の空間的な関係を示す識別子である。「空間的関係情報」は、2つの地点情報が示す地点(ここでは、AとB)の空間的な関係を示す情報である。「空間的関係」は「空間的関係情報」を決定するための情報であり、ここでは「包含関係」「領域の広さ」「距離」を有する。つまり、ここでは、AとBとの領域の包含関係、AおよびBの領域の広さ、AとBとの距離を用いて、AとBとの空間的関係が決定される。「説明パターン」は、番組の補助態様を示す。「説明パターン」が決まれば、出力される番組補助情報の種類および出力態様が決定される。番組補助情報の種類は、ここでは、ストリートビュー、地図、写真のうちの1以上である。なお、空間的関係とは地理的関係とも言う。また、「出力制御」とは、出力する番組関連情報、および出力態様を示す。「出力制御」は、ストリートビューの出力態様を示す「ストリートビュー制御」、地図の出力態様を示す「地図制御」、写真の出力態様を示す「写真制御」を有する。
地点情報が示す地名はそれぞれ領域を持っている。例えば、都道府県や市町村など領域の広さはそれぞれ異なる。本具体例では、番組補助情報取得部25は、時系列に沿って前後関係にある二つの地名における領域関係を判定する。番組補助情報取得部25は、地名の領域の関係抽出には9-intersection(「倉田洋平.地理情報科学における位相的空間関係の研究と今後の課題.GIS −理論と応用,Vol. 18, No. 2, pp. 41-51 (2010)」参照)という公知技術を用いる。
なお、9-intersectionでは、2つの地点の関係を9つのパターンに分類している。しかし、本具体例において、地理的な領域の境界の重複は番組構成においては重要ではないと考え、領域の境界の重複の有無を考慮せず、9-intersectionを変更している。
以下、本具体例における2つの地点の地理的関係の定義と例を説明する。図11の包含関係「一致(A=B)」とは完全にAおよびBの地名が一致する場合である。例えば、「九州」という地名が出現した後に同じ「九州」という地名が出現した場合は、番組補助情報取得部25は「一致」と判定する。
また、「分離」とは完全に二つの地名の領域が離れている場合である。例えば、「福岡県」と「鹿児島県」という地名は完全に分離しているので、番組補助情報取得部25は「分離」という地理的関係である判定する。そして、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「equal」を取得する。
また、「分離」の場合、番組補助情報取得部25は、2つの地点の距離、および領域の広さにより、さらに「分離」という関係を詳細に分類する。つまり、番組補助情報取得部25は、包含関係「分離」であり、2つの地点の距離が閾値より近い近傍である場合と、閾値より遠い遠方の場合の二種類が存在するとして、「分離」という関係をさらに詳細に分類する。また、番組補助情報取得部25は、2つの各地点の領域の広さが閾値より広い広域の場合と、閾値より狭い境域の場合の二種類が存在するとして、「分離」という関係をさらに詳細に分類する。そして、包含関係「分離」、領域の広さが閾値より広い「広い」、2つの各地点の距離が閾値より近い「近い」の場合は、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoin-n(広域)」を取得する。また、包含関係「分離」、領域の広さが閾値より広い「広い」、2つの各地点の距離が閾値より遠い「遠い」の場合は、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoin-f(広域)」を取得する。また、包含関係「分離」、領域の広さが閾値より狭い「狭い」、2つの各地点の距離が閾値より近い「近い」の場合は、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoin-n(狭域)」を取得する。さらに、包含関係「分離」、領域の広さが閾値より狭い「狭い」、2つの各地点の距離が閾値より遠い「遠い」の場合は、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoin-f(狭域)」を取得する。
例えば、「福岡県」と「鹿児島県」という地名は完全に分離しているので、番組補助情報取得部25は、包含関係「分離」という地理的関係と判定する。また、例えば、「福岡県」と「鹿児島県」とは遠く、かつ各地点は広域であると判断し、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoin-f(広域)」を取得する。なお、距離の判断には、番組のジャンルごと、または番組毎に閾値を設定しても良い。
また、包含関係「外接触」とは二つの地名の領域の境界の一部が重複している場合である。例えば、「福岡県」と「佐賀県」は隣接しているので、これらの地名の包含関係「外接触」となり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「meet」を取得する。
また、包含関係「重複」とは二つの地名の領域の一部に重複がある場合である。例えば、「人吉市」と「球磨川」という二つの地名の関係は「重複」であるので、これらの地名の包含関係「重複」となり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「overlap」を取得する。
また、包含関係「内包」とは、AとBとの地名が包含関係(A⊃B)にあるということである。例えば、「福岡県」と「博多駅」という二つの地名の関係を順次、抽出すると、「福岡県」の中に「博多駅」を含むという包含関係にあるので、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「contains」を取得する。
さらに、包含関係「内在」とは、AとBとの地名が内在する関係(A⊂B)にあるということである。例えば、「博多駅」という地名の後に「福岡県」という地名が出現した場合、「博多駅」は「福岡県」の領域中に存在しているので、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「inside」を取得する。
以上、図11によれば、番組補助情報取得部25は、2つの地点の包含関係、領域の広さ、および距離を用いて、2つの地点の空間的関係を9つのパターンに分類し得る。そして、番組補助情報取得部25は、9つの各空間的関係に対する説明パターンを図11に示すように決定し得る。
つまり、空間的関係「equal」「contains」の場合、説明パターンは、当該1または2つの地点を説明する「地点説明」である。「地点説明」には、「equal」に対応する「地点説明(1)」、「contains」に対応する「地点説明(2)」の2種類がある。「地点説明(1)」について、番組補助情報取得部25は一の地点を含む地図を取得し、番組補助情報出力部26は当該地図を出力する。また、番組補助情報取得部25は一の地点に対応する写真を取得し、番組補助情報出力部26は当該写真を出力する。「地点説明(2)」について、番組補助情報取得部25はAの地図を取得し、番組補助情報出力部26はAの地図を出力する。次に、番組補助情報取得部25はBの地図を取得し、番組補助情報出力部26はAの地図からBの地図にズームインするように、Bの地図を出力する。また、「地点説明(2)」について、番組補助情報取得部25はAの写真を取得し、番組補助情報出力部26はAの写真を出力する。次に、番組補助情報取得部25はBの写真を取得し、番組補助情報出力部26はBの写真を出力する。
また、空間的関係「disjoin-n(広域)」「disjoin-f(広域)」「meet」の場合、説明パターンは、当該2つの地点(AとB)を比較して説明する「地点比較」である。「地点比較」について、番組補助情報取得部25はAとBとを含む地図を取得し、番組補助情報出力部26は当該地図を出力する。また、「地点比較」について、番組補助情報取得部25はAの写真を取得し、番組補助情報出力部26は当該Aの写真を出力する。そして、その後、番組補助情報取得部25はBの写真を取得し、番組補助情報出力部26は当該Bの写真を出力する。
また、空間的関係「disjoin-n(狭域)」「disjoin-f(狭域)」の場合、説明パターンは、当該2つの地点への経路を説明する「経路説明」である。「経路説明」について、番組補助情報出力部26は、ここでは、地図とストリートビューとを用いて、二つの地点間の経路を出力する。つまり、番組補助情報取得部25は、二つの地名(AとB)を含む地図を取得する。そして、番組補助情報取得部25は、公知の経路探索技術により、AからBへの経路を探索し経路情報を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、取得された地図を出力し、かつ当該地図上に、経路情報で示される経路を出力する。また、番組補助情報取得部25は、経路情報で示される経路に沿って、経路上の各地点のストリートビューを取得する。そして、番組補助情報出力部26は、順次、番組補助情報取得部25が取得したストリートビューを出力する。また、番組補助情報取得部25と番組補助情報出力部26とは、開始地点(A)と終了地点(B)ではカメラを所定角度(例えば、180度)回転させ、周囲の様子を見渡す演出を施すことは好適である。
さらに、空間的関係「overlap」「inside」の場合、説明パターンは、当該2つの地点を含む地域を説明する「地域説明」である。「地域説明」は、「地域説明(1)」と「地域説明(2)」とがある。「地域説明(1)」について、番組補助情報取得部25は、AとBとの重複領域を含む地図を取得し、番組補助情報出力部26は当該地図を出力する。また、番組補助情報取得部25は、AとBとの重複領域の写真を取得し、番組補助情報出力部26は当該写真を出力する。「地域説明(2)」について、番組補助情報取得部25は、AとBの地図を取得し、番組補助情報出力部26はAの地図を出力した後、Aの地図からBの地図にズームインするように、Bの地図を出力する。また、番組補助情報取得部25は、AとBの写真を取得し、番組補助情報出力部26はAの写真を出力した後、Bの写真を出力する。
以上より、番組補助情報出力部26は、図11の表を用いて、番組補助情報取得部25が取得した1または2種類以上の番組補助情報を、図11の説明パターンに対応する1または2種類以上の番組補助情報を、「ストリートビュー制御」「地図制御」および「写真制御」のうちの1以上の情報を用いて出力する。
(実験)
以下、情報処理装置2が具体的な番組を出力しているテレビである場合の、情報処理装置2の実験結果について説明する。
今、実際の番組である「超豪華列車誕生 九州・美しの国を行く」(インターネットURL「http://www.nhk.or.jp/hakken/kyushu/program/tetsudo.html」参照) の一部に行った演出について説明する。
今、番組受信部13は、上記の番組を受信する。また、番組関連情報受信部14は、当該番組の番組関連情報である字幕データを受信する。そして、番組出力部15は番組を出力している。
そして、キー情報取得部21は、字幕データから、予め決められたカテゴリーに属する用語である地点情報を取得した、とする。ここで、キー情報取得部21は、「九州」→「福岡」→「大分」→「慈恩の滝」→「大分」→「由布院駅」→「伽藍岳」→「九州」→「福岡」→「鹿児島」→「嘉例川駅」という順序で、キー情報である地点情報を順次、取得した、とする(図12参照)。また、キー情報取得部21は、ここでは、キー情報と時間情報とを一緒に取得する、とする。なお、図12において、出力されている番組を構成する画像(1201)、取得された地点情報とその時間情報(1202)、2つの地点情報が示す2つの地点の空間的関係(1203)が記載されている。また、時間情報とは、キー情報が出現する時を特定する情報である。
ここで、シーン判断部22は、一つ目の地点情報が出現してから15秒以内に次の地名が出現した場合に同一シーンと判断する、とする。
次に、番組補助情報取得部25は、最初の地点情報「九州」を用いて、「九州」単体での演出を行うように、番組補助情報を取得する。なお、ここで、一地点単体の演出とは、当該地点の地図情報と写真を出力することである、とする。
つまり、番組補助情報取得部25は、「九州」の縮尺の地図を地図情報格納部10またはWeb上から取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「九州」の縮尺の地図を地図の出力する領域に表示する。図13の画面(a)の1301が表示されている地図である。また、1302は表示されている番組、1303は取得され、表示されている地点情報である。次に、番組補助情報取得部25は、キー情報「九州」を用いて写真を検索し、取得する。なお、写真の集合は、情報処理装置2が図示しない記録媒体に保持していても良いし、Webから検索しても良い。そして、番組補助情報出力部26は、次の地点情報が出現するまでの間、「九州」に関する写真を出力する(図13の1304参照)。
次に、キー情報取得部21は、「福岡」という地点情報を取得する。そして、番組補助情報取得部25は、「九州」と「福岡」との空間的関係情報「contains」を取得する。そして、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「contains」に対応する説明パターン「地点説明(2)」に従って、「福岡」の地図を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「九州」の領域から「福岡」の領域までズームインする地図情報を出力する(図13の1305参照)。
次に、番組補助情報取得部25は、「福岡」をキーにして、写真を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、当該「福岡」の写真を出力する(図13の1306参照)。
次に、字幕データに「福岡」という地点情報が出現した後、すぐに「大分」という地点情報が出現した。そして、キー情報取得部21は、「大分」を取得する。
次に、番組補助情報取得部25は、ここでの「大分」は「大分県」と判定し、この二つの地名の領域関係に基づき、「福岡」disjoint「大分」という包含関係を抽出する。つまり、番組補助情報取得部25は、包含関係「disjoint」を取得する。また、番組補助情報取得部25は、地図情報格納部10の地図情報を用いて、「福岡」「大分」は、閾値より狭い「狭域」であり、閾値より広い距離が遠い「遠い」と判断した、とする。つまり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoint-f(狭域)」を取得する。
次に、番組補助情報取得部25は、「disjoint-f(狭域)」に対応する説明パターン「経路説明」に従って、「福岡」「大分」を含む地図を取得する。また、番組補助情報取得部25は、「福岡」から「大分」への経路探索を行い、経路情報を取得する。また、番組補助情報取得部25は、当該経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「福岡」「大分」を含む地図を出力し、かつ当該地図上に、「福岡」から「大分」への経路探索を出力する(1307参照)。また、番組補助情報出力部26は、「福岡」から「大分」への経路を示すように、経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次出力する(1308参照)。
次に、シーン判断部22は、直前の地点情報「大分」の取得から15秒以上経過していることを検知し、シーンが切り替わったと判断する。
そして、次に、キー情報取得部21は、地点情報「慈恩の滝」を取得する。そして、番組補助情報取得部25等は、「慈恩の滝」単体での演出を行う。つまり、番組補助情報取得部25は、「慈恩の滝」を含む地図を取得する。そして、番組補助情報出力部26は当該地図を出力する。また、番組補助情報取得部25は、「慈恩の滝」の写真を取得する。そして、番組補助情報出力部26は当該写真を出力する。
次に、字幕データに、「大分」と「由布院駅」という地点情報がほぼ同時に出現した、とする。番組補助情報取得部25は、ここでの「大分」は「大分市」と判定する、とする。番組補助情報取得部25は、「大分」「由布院駅」における包含関係「disjoint」を取得する。また、番組補助情報取得部25は、地図情報格納部10の地図情報を用いて、「大分」「由布院駅」は、閾値より狭い「狭域」であり、閾値より広い距離が近い「近い」と判断した、とする。つまり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoint-n(狭域)」を取得する。
次に、番組補助情報取得部25は、「disjoint-n(狭域)」に対応する説明パターン「経路説明」に従って、「大分」「由布院駅」を含む地図を取得する。また、番組補助情報取得部25は、「大分」から「由布院駅」への経路探索を行い、経路情報を取得する。また、番組補助情報取得部25は、当該経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「大分」「由布院駅」を含む地図を出力し、かつ当該地図上に、「大分」から「由布院駅」への経路探索を出力する(1311参照)。また、番組補助情報出力部26は、「大分」から「由布院駅」への経路を示すように、経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次出力する(1312参照)。
次に、キー情報取得部21は、キー情報「伽藍岳」を取得する。次に、シーン判断部22は、シーンの切り替わりが発生していない、と判断する。「由布院駅」の出現から15秒以上、経過していないからである。次に、番組補助情報取得部25は、「由布院駅」disjoint「伽藍岳」という包含関係を検知する。次に、番組補助情報取得部25は、地図情報格納部10の地図情報を用いて、「由布院駅」「伽藍岳」は、閾値より狭い「狭域」であり、閾値より広い距離が近い「近い」と判断した、とする。つまり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoint-n(狭域)」を取得する。
次に、番組補助情報取得部25は、「disjoint-n(狭域)」に対応する説明パターン「経路説明」に従って、「由布院駅」「伽藍岳」を含む地図を取得する。また、番組補助情報取得部25は、「由布院駅」から「伽藍岳」への経路探索を行い、経路情報を取得する。また、番組補助情報取得部25は、当該経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「由布院駅」「伽藍岳」を含む地図を出力し、かつ当該地図上に、「由布院駅」から「伽藍岳」への経路探索を出力する(1313参照)。また、番組補助情報出力部26は、「由布院駅」から「伽藍岳」への経路を示すように、経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次出力する(1314参照)。
次に、キー情報取得部21は、キー情報「九州」を取得する。次に、シーン判断部22は、シーンの切り替わりが発生している、と判断する。そして、番組補助情報取得部25等は、「九州」単体での演出を再度行う(図13の(g)参照)。かかる演出は、既に説明したので、再度の説明を省略する。
次に、キー情報取得部21は、キー情報「福岡」を取得する。次に、シーン判断部22は、シーンの切り替わりが発生していない、と判断する。そして、番組補助情報取得部25は、「九州」と「福岡」との空間的関係情報「contains」を取得する。そして、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「contains」に対応する説明パターン「地点説明(2)」に従って、「福岡」の地図を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「九州」の領域から「福岡」の領域までズームインする地図情報を出力する(図13(h)の1315参照)。
次に、番組補助情報取得部25は、「福岡」をキーにして、写真を取得する。そして、番組補助情報出力部26は、当該「福岡」の写真を出力する(図13(h)の1316参照)。
次に、キー情報取得部21は、キー情報「鹿児島」を取得する。次に、シーン判断部22は、シーンの切り替わりが発生していない、と判断する。そして、番組補助情報取得部25は、「福岡」と「鹿児島」との包含関係「disjoint」を取得する。また、番組補助情報取得部25は、地図情報格納部10の地図情報を用いて、「福岡」「鹿児島」は、閾値より狭い「狭域」であり、閾値より広い距離が遠い「遠い」と判断した、とする。つまり、番組補助情報取得部25は、空間的関係情報「disjoint-f(狭域)」を取得する。
次に、番組補助情報取得部25は、「disjoint-f(狭域)」に対応する説明パターン「経路説明」に従って、「福岡」「鹿児島」を含む地図を取得する。また、番組補助情報取得部25は、「福岡」から「鹿児島」への経路探索を行い、経路情報を取得する。また、番組補助情報取得部25は、当該経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次取得する。そして、番組補助情報出力部26は、「福岡」「鹿児島」を含む地図を出力し、かつ当該地図上に、「福岡」から「鹿児島」への経路探索を出力する(図13(i)の1317参照)。また、番組補助情報出力部26は、「福岡」から「鹿児島」への経路を示すように、経路情報に対応する各地点のストリートビューを順次出力する(図13(i)の1318参照)。
最後に、キー情報取得部21は、キー情報「嘉例川駅」を取得する。次に、シーン判断部22は、シーンの切り替わりが発生している、と判断する。一つ前の「鹿児島」という地名が出現してから15秒以上経っているからである。そして、番組補助情報取得部25等は、「嘉例川駅」単体での演出を行う。つまり、番組補助情報取得部25は、「嘉例川駅」を含む地図を取得し、番組補助情報出力部26は当該地図を出力する(図13(j)の1319参照)。また、番組補助情報取得部25は、「嘉例川駅」をキーとして写真を取得し、番組補助情報出力部26は当該写真を出力する(図13(j)の1320参照)。
以上、本実施の形態によれば、出力中の番組を補助する番組補助情報を適切に出力できる。さらに具体的には、本実施の形態によれば、出力中の番組で出てくる地点情報の理解を増進するために、ストリートビュー、地図情報、写真等を適切に出力できる。
なお、本実施の形態によれば、出力中の番組のジャンルに応じて、番組補助情報の出力態様を変更しても良い。例えば、番組のジャンルが「ニュース」場合は、他のジャンルの場合と比較して、番組の出力領域を狭くして、番組補助情報の出力領域を広くすることは好適である。また、例えば、番組のジャンルが「ニュース」場合、ストリートビューは表示せず、地図情報または/および写真を表示し、他のジャンルの場合はストリートビューも表示し得る、としても良い。なお、番組補助情報の出力態様の変更とは、レイアウトの変更、出力する番組補助情報の種類の変更等である。
また、本実施の形態によれば、出力中の番組を補助する2種類以上の番組補助情報を適切に出力できる。
また、本実施の形態によれば、出力中の番組を補助する地点関連情報を適切に出力できる。
また、本実施の形態において、2種類以上の番組補助情報に出力の優先順位があり、番組補助情報出力部26は、一の種類の番組補助情報を出力できない場合に、他の種類の番組補助情報を出力することは好適である。例えば、番組補助情報取得部25が、取得された地点情報に対するストリートビューを取得できない場合に、当該地点情報に対する写真を取得し、番組補助情報出力部26が当該写真を出力することは好適である。なお、かかる場合、ストリートビューが写真より優先順位が高いこととなる。
なお、本実施の形態において、移動手段情報を用いて、出力する番組補助情報の種類を変更したり、番組補助情報の出力態様(例えば、レイアウト、出力時間等)を変更しても良い。例えば、移動手段情報「電車」が取得された場合、番組補助情報取得部25は出発駅から終点駅までの路線の経路を取得し、番組補助情報出力部26は当該経路の情報を取得しても良い。
また、本実施の形態における情報処理装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、出力中の番組に関連する情報であり、1または2以上のキー情報を含む番組関連情報を受信する番組関連情報受信部と、前記番組関連情報受信部が受信した番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得するキー情報取得部と、前記キー情報取得部が取得したキー情報に対応する情報であり、前記番組の内容を補足する情報である番組補助情報を取得する番組補助情報取得部と、前記番組補助情報取得部が取得した番組補助情報を出力する番組補助情報出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記番組補助情報取得部は、2種類以上の番組補助情報を取得でき、前記番組補助情報出力部は、前記2種類以上の番組補助情報のうち、1または2種類以上の番組補助情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記番組補助情報取得部は、2以上のキー情報の関係に応じて、異なる種類の番組補助情報を取得する ものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記2種類以上の番組補助情報に出力の優先順位があり、前記番組補助情報出力部は、一の種類の番組補助情報を出力できない場合に、他の種類の番組補助情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記キー情報は、地点のカテゴリーに属する用語である地点情報であり、前記番組補助情報は、地点に関する情報である地点関連情報を含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記番組補助情報取得部は、前記キー情報取得部が取得した2以上の各地点情報の空間的な関係を示す空間的関係情報を取得し、当該空間的関係情報を用いて、2以上の番組補助情報を連続して取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記番組におけるシーンの切り替わりを判断するシーン判断部としてさらに機能させ、前記番組補助情報出力部は、前記シーン判断部が判断したシーンの切り替わりの際には、番組補助情報の連続した出力を行わないものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報は、地点の写真、地点のストリートビュー、および地点の地図情報のうちの1種類以上の情報を含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地点関連情報は、地点のストリートビューを含み、前記2種類以上の番組補助情報に出力の優先順位があり、前記番組補助情報出力部は、前記キー情報取得部が取得したキー情報に対応するストリートビューが出力できない場合に、前記キー情報取得部が取得したキー情報に対応する他の種類の番組補助情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記番組の種類を取得する番組種類取得部としてさらに機能させ、前記番組補助情報出力部は、前記種類に応じて、出力する番組補助情報の種類を変える、または番組補助情報の出力態様を変えるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記キー情報取得部は、前記番組関連情報受信部が受信した番組関連情報から、コンピュータを、2以上のキー情報を取得し、前記2以上のキー情報を用いて、前記番組内で使用している移動手段の種類を示す移動手段情報を取得する移動手段情報取得部としてさらに機能させ、前記番組補助情報出力部は、前記移動手段情報に応じて、番組補助情報の出力態様を変えるものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、前記番組受信部が受信した番組を出力する番組出力部としてさらに機能させ、前記番組補助情報出力部は、前記番組補助情報を前記番組と共に出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、番組関連情報から1以上のキー情報を取得し、当該1以上のキー情報を用いて、番組補助情報を出力する情報処理装置について説明する。なお、ここでのキー情報は、地点情報以外であり、例えば、出演者である。つまり、実施の形態2との相違点は、地点情報以外のキー情報を用いて、番組補助情報を取得する点である。
図14は、本実施の形態における情報処理装置3のブロック図である。情報処理装置3は、受付部12、番組受信部13、番組関連情報受信部14、番組出力部15、キー情報取得部31、番組補助情報取得部32、番組補助情報出力部26を備える。
キー情報取得部31は、番組関連情報受信部14が受信した番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得する。ここで、カテゴリーは、例えば、人名(通常、出演者の名前や、番組で取り上げている人の名前等)である。
番組補助情報取得部32は、キー情報取得部31が取得したキー情報に対応する情報であり、番組の内容を補足する情報である番組補助情報を取得する。ここで、番組補助情報とは、人に関する情報である人関連情報である。また、番組補助情報は、例えば、その人に関する写真、その人のブログである。なお、番組補助情報取得部32は、2種類以上の番組補助情報を取得しても良い。
番組補助情報取得部32は、キー情報取得部31が取得した2以上の人関連情報を用いて、写真を取得しても良い。例えば、番組補助情報取得部32は、キー情報取得部31が取得した2以上の人名を用いて、当該人が全員写っている写真を取得しても良い。番組補助情報取得部32は、図示しない記録媒体に格納されている写真の集合から、写真を検索しても良い。かかる場合、写真には、写っている人の属性が付加されている。また、番組補助情報取得部32は、Web上の写真を、キー情報取得部31が取得した1または2以上のキー情報をキーとして、検索しても良い。
キー情報取得部31、番組補助情報取得部32は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。キー情報取得部31の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、情報処理装置3の動作について、図15のフローチャートを用いて説明する。図15のフローチャートにおいて、図7のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
(ステップS1501)キー情報取得部31は、番組関連情報から1または2以上の人関連情報を取得する。なお、ここで、人関連情報を取得できない場合もあり得る。人関連情報を取得できない場合は、ステップS201に戻る。
(ステップS1502)番組補助情報取得部32は、ステップS1501で取得された1または2以上の人関連情報を用いて、番組補助情報を取得する。
(ステップS1503)番組補助情報出力部26は、ステップS1502で取得された番組補助情報を出力する。ステップS201に戻る。
(ステップS1504)番組補助情報取得部32は、指示されたキー情報に対応する番組補助情報を取得する。
(ステップS1505)番組補助情報出力部26は、ステップS1504で取得された番組補助情報を出力する。ステップS201に戻る
なお、図15のステップS1502において、番組補助情報取得部32は、2以上の人関連情報を用いて、番組補助情報を取得することは好適である。例えば、番組補助情報取得部32は、2以上の人名を用いて、2以上の人が写っている写真を取得することは好適である。
また、図15のフローチャートにおいて、シーンの切り替わりが判断され、番組補助情報取得部32は、一のシーン内の2以上の人関連情報を用いて、番組補助情報を取得することは好適である。なお、かかる場合、情報処理装置3はシーン判断部22を具備する。
また、図15のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、出力中の番組を補助する番組補助情報を適切に出力できる。具体的には、本実施の形態によれば、出力中の番組の出演者の写真やブログを適切に出力できる。
なお、本実施の形態において、番組補助情報取得部32は、出力中の番組の出演者識別子を電子番組表から取得し、当該出演者識別子をキーとして、出演者の写真やブログを取得しても良い。かかる場合、情報処理装置3は、情報処理装置2と同様、電子番組表格納部20を有する。
なお、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、出力中の番組に関連する情報であり、1または2以上のキー情報を含む番組関連情報を受信する番組関連情報受信部と、前記番組関連情報受信部が受信した番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得するキー情報取得部と、前記キー情報取得部が取得したキー情報に対応する情報であり、前記番組の内容を補足する情報である番組補助情報を取得する番組補助情報取得部と、前記番組補助情報取得部が取得した番組補助情報を出力する番組補助情報出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記番組補助情報取得部は、2種類以上の番組補助情報を取得でき、前記番組補助情報出力部は、前記2種類以上の番組補助情報のうち、1または2種類以上の番組補助情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記番組補助情報取得部は、2以上のキー情報の関係に応じて、異なる種類の番組補助情報を取得する ものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記2種類以上の番組補助情報に出力の優先順位があり、前記番組補助情報出力部は、一の種類の番組補助情報を出力できない場合に、他の種類の番組補助情報を出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記キー情報は、人名のカテゴリーに属する用語である人名情報であり、前記番組補助情報は、人に関する情報である人関連情報を含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、前記番組受信部が受信した番組を出力する番組出力部としてさらに機能させ、前記番組補助情報出力部は、前記番組補助情報を前記番組と共に出力するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態4)
本実施の形態において、上記実施の形態とは、番組出力装置で出力中の番組を補助する番組補助情報を、番組出力装置とは異なる装置に出力できる点である。
また、本実施の形態において、番組出力装置のリモコンに、番組出力装置で出力中の番組を補助する番組補助情報を出力できる情報処理システムについて説明する。
図16は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。情報処理システムは、番組出力装置33、情報処理装置34を備える。番組出力装置33は、いわゆるテレビジョン受信機である。また、情報処理装置34は、番組補助情報を出力するが、番組は出力しない。また、情報処理装置34は、ここでは、テレビジョン受信機のリモコンの機能を備えるが、リモコンの機能を備えなくても良い。
図17は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。情報処理システムを構成する番組出力装置33は、制御信号受信部311、制御部312、番組受信部13、番組出力部15を備える。
情報処理装置34は、地図情報格納部10、電子番組表格納部20、指示受付部321、制御信号送信部322、チャネル番号取得部323、番組関連情報受信部14、キー情報取得部31、シーン判断部22、番組種類取得部23、移動手段情報取得部24、番組補助情報取得部25、番組補助情報出力部26を備える。
番組出力装置33を構成する制御信号受信部311は、制御信号を受信する。制御信号受信部311は、通常、情報処理装置34から制御信号を受信する。制御信号とは、番組出力装置33を制御するための信号であり、チャネル変更、音量アップ、音量ダウン、電源オン、電源オフ等を指示する信号である。
制御信号受信部311は、通常、赤外線等を用いた無線通信手段で実現される。
制御部312は、制御信号受信部311が受信した制御信号等に従って、番組出力装置33を制御する。
制御部312は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。制御部312の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
情報処理装置34を構成する指示受付部321は、番組出力装置33を制御するための指示をユーザから受け付ける。指示とは、例えば、チャネルの変更指示、音量アップの指示、音量ダウンの指示、電源オンの指示、電源オフの指示等である。
制御信号送信部322は、指示受付部321が受け付けた指示に応じて、番組出力装置33に制御信号を送信する。
制御信号送信部322は、通常、赤外線等を用いた無線通信手段で実現される。
チャネル番号取得部323は、出力中の番組のチャネル番号を取得する。チャネル番号取得部323は、通常、指示受付部321が受け付けたチャネルの変更指示に対応するチャネル番号を取得する。
チャネル番号取得部323は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。チャネル番号取得部323の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、情報処理システムを構成する情報処理装置34の動作について、図18のフローチャートを用いて説明する。なお、図18のフローチャートにおいて、図18のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。また、番組出力装置33の動作は、通常のテレビジョン受信機の動作と同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1801)指示受付部321が受け付けた指示は、番組出力装置33の制御指示であるか否かを判断する。制御指示であればステップS1802に行き、制御指示でなければステップS705に行く。
(ステップS1802)制御信号送信部322は、制御指示に対応する制御信号を番組出力装置33に送信する。ステップS203に戻る。
なお、図18のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、番組出力装置33で出力中の番組を補助する番組補助情報を、番組出力装置33とは異なる装置である情報処理装置34に適切に出力できる。
また、本実施の形態によれば、番組出力装置33のリモコンに、番組出力装置33で出力中の番組を補助する番組補助情報を適切に出力できる。
なお、本実施の形態における情報処理装置34を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、出力中の番組に関連する情報であり、1または2以上のキー情報を含む番組関連情報を受信する番組関連情報受信部と、前記番組関連情報受信部が受信した番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得するキー情報取得部と、前記キー情報取得部が取得したキー情報に対応する情報であり、前記番組の内容を補足する情報である番組補助情報を取得する番組補助情報取得部と、前記番組補助情報取得部が取得した番組補助情報を出力する番組補助情報出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記番組のチャネル番号を取得するチャネル番号取得部としてさらに機能させ、前記キー情報取得部は、前記チャネル番号に対応する番組関連情報から、予め決められたカテゴリーに属する用語である1または2以上のキー情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記番組出力装置を制御するための指示を受け付ける指示受付部と、前記指示受付部が受け付けた指示に応じて、前記番組出力装置に制御信号を送信する制御信号送信部としてさらに機能させ、前記指示は、チャネルの変更指示を含み、前記チャネル番号取得部は、前記指示受付部が受け付けたチャネルの変更指示に対応するチャネル番号を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図19は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の番組受信装置、情報処理装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図19は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図20は、システム300のブロック図である。
図19において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブ3012を含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図20において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。