以下、ナビゲーション装置等の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態におけるナビゲーションシステムの概念図である。このナビゲーションシステムは、ナビゲーション装置1とサーバ装置2とを含む。
ナビゲーション装置1は、移動体に搭載されるタイプのナビゲーション装置である。移動体とは、自動車、バイク、自転車、船舶などであり、その種類は問わない。ただし、人によって携行されるタイプのナビゲーション装置であってもよく、スマートフォンなどの携帯端末に、ナビゲーションのためのプログラムをインストールすることよって実現可能である。サーバ装置2は、通信サービス事業者または放送局によって管理されるサーバ装置である。
ナビゲーション装置1は、GPS受信機などの位置検出手段、もしくは通信ネットワークの位置検出機能等を利用して、自身の現在位置の検出、当該現在位置を用いた経路の探索および案内、といった基本動作を行うことができる。
放送局は、移動番組を含む複数の番組(コンテンツ)を放送している。移動番組とは、出演者が車、バス、徒歩等で複数の地点を繋いだルート(番組ルート)を移動するような番組である。ナビゲーション装置1は、チューナーなどの受信手段と、ディスプレイやスピーカーといった出力手段とを備えており(または外付け可能であり)、所望の番組を受信して出力することができる。また、ナビゲーション装置1は、ドライブなどの記録・読出手段を備えており(または外付け可能であり)、受信した番組をメモリカードなどの記録媒体に録画したり、録画した番組である録画番組を記録媒体から読み出して出力したりすることもできる。なお、出力とは、ディスプレイへの表示、音の出力、外部の装置への送信などを含む概念である。
他方、サーバ装置2には、番組ルートに関する位置情報(目的地や出発地、経由地に関する位置情報)や、位置と時刻との対の集合である軌跡情報(番組ルートそのものに関する情報)などが格納されている。また、サーバ装置2には、位置情報に関連する位置関連情報(地点または地域、番組ルート)に関する説明、当該地点または地域にある特徴物に関する解説、当該地点または地域内にある施設・店舗等に関する紹介、といった情報も格納されている。
ナビゲーション装置1は、通信モジュールなどの通信手段を備えており(またはスマートフォンといった他の装置の通信機能を利用することで)、例えば、サーバ装置2等の外部の装置からインターネットを介して位置情報または位置関連情報を取得することができる。なお、取得とは、例えば、外部の装置から送信された情報の受信、データ放送の受信、記録媒体からの読み出しなどを含む概念である。
上記のようなナビゲーションシステムにおいて動作するナビゲーション装置1の第1の特徴は、番組ルートに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を、サーバ装置2から取得し、当該位置情報を用いて経路の探索および案内を行う点にある。
ここで「順序を有する2以上の位置情報」とすることで、2以上の位置情報に対応する2以上の位置を目的地、出発地、または経由地として、出発地から目的地に至る経路の探索および案内を行うことができ、番組ルートを移動可能になる。
さらに、自身の現在位置情報も用いれば、現在位置が番組ルートを外れていても、番組ルートに乗る(本来の出発地にたどりつく)ことができ、または戻って移動することができる。
なお、1つの位置情報しか取得しなくても、自身の現在位置情報を暫定的な出発地とし、1つの位置情報を暫定的な目的地とすることで、番組ルートに乗ることは可能である。
図2は、本実施の形態におけるナビゲーション装置1のブロック図である。ナビゲーション装置1は、格納部11、受信部12、読出部13、取得部14、処理部15、出力部16、送信部17を備える。
格納部11は、位置情報格納部111、位置関連情報格納部112を備える。受信部12は、番組受信部121を備える。読出部13は、番組読出部131を備える。取得部14は、番組識別子取得部141、位置情報取得部142、現在位置取得部143、位置関連情報取得部144を備える。処理部15は、経路探索部151、選択受付部152を備える。出力部16は、番組出力部161、経路案内出力部162、位置関連情報出力部163を備える。
格納部11は、例えば、地図情報、番組案内情報、録画番組情報、2以上の位置情報、2以上の位置関連情報などを格納する。地図情報は、経路の探索および案内を行う際に用いられる地図に関する情報である。番組案内情報は、放送される番組に関し、例えば、チャネル、開始時刻および終了時刻、タイトル、番組案内などを記述した情報である。1以上の番組案内情報を用いて、ユーザが所望の番組を選択するための電子番組表が構成される
録画番組情報は、録画された番組に関し、例えば、放送されたチャネル、日付、開始時刻および終了時刻、タイトルなどを記述した情報である。1以上の録画番組情報から、ユーザが所望の録画番組を選択するための録画番組一覧が構成される。なお、ここで述べた番組案内情報や録画番組情報の内容は一例であり、適宜変更されてよい。また、電子番組案内や録画番組一覧の形式も問わない。
位置情報は、出力されている番組に関する位置情報であり、具体的には、例えば、番組で出演者が移動している番組ルート上の地点(目的地、出発地、経由地など)の位置座標(緯度,経度)を示す情報である。
位置関連情報は、位置情報に関連する情報であり、具体的には、例えば、当該位置情報に対応する地点または地域に関する解説、当該地点または地域にある特徴物に関する解説、当該地点または地域内にある施設・店舗等に関する紹介、といった情報である。
位置情報取得部142は、出力されている番組に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を取得する。このような2以上の位置情報は、例えば、サーバ装置2からインターネットを通じて取得したり、放送局からデータ放送を通じて取得したりできる。位置情報格納部111は、位置情報取得部142が取得した2以上の位置情報を格納し得る。
出力されている番組に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報とは、具体的には、例えば、目的地に関する位置情報、出発地に関する位置情報、経由地に関する位置情報などであり、この場合の順序は、出発地に関する位置情報、経由地に関する位置情報、そして目的地に関する位置情報の順となる。経由地に関する位置情報は、1つだけでも、2つ以上でもよく、その順序は、番組で出演者が移動した順序に従う。
2以上の各位置情報には、順序を示す情報である順序情報が対応付けられている。ただし、2以上の位置情報の順序は、送信または受信された順番、記録媒体における記憶位置等によって識別されてもよく、順序付けの方法は問わない。
位置関連情報取得部144は、2以上の位置情報それぞれに関連する情報である2以上の位置関連情報を取得する。2以上の位置関連情報は、サーバ装置2からインターネットを通じて取得したり、放送局からデータ放送を通じて取得したりできる。位置関連情報格納部112は、位置関連情報取得部144が取得した2以上の位置関連情報を格納し得る。
受信部12は、例えば、放送局から放送されている番組、当該番組と連動して放送されているデータ(この種のデータは、例えば“放送データ”、“番組連動データ”などと呼ばれる場合がある。)などを受信する。番組は、前述した移動番組、ニュース番組、ドキュメンタリー番組などである。
移動番組の場合、例えば、番組で出演者が移動した番組ルートに関するデータ(すなわち、番組に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報)や、立ち寄った施設・店舗等に関するデータ(すなわち、当該2以上の位置情報に対応する2以上の位置関連情報)などが、当該移動番組と連動したデータ放送により放送されることがあり、受信部12は、かかる放送データないし番組連動データを受信してもよい。
特に、番組受信部121は、放送局から放送されている番組を受信する。具体的には、例えば、まず処理部15が、格納部11に格納されている番組案内情報テーブルから電子番組表を構成し、出力部16は、構成された電子番組表を出力手段に出力する。この電子番組表から一の番組の選択が入力手段を介して選択受付部152によって受け付けられると、番組受信部121は、選択された番組の受信を開始する。
または、直近に受信されていた番組の番組識別子がメモリに保持されている場合、番組受信部121は、選択受付部152がテレビ機能の選択を受け付けたとき、当該番組識別子に対応する番組の受信を開始し、その後、入力手段による指示を受けて受信対象の番組を変更してもよい。
なお、入力手段は、リモコン、タッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でもよい。選択受付部152は、入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現される。
読出部13は、番組、放送データなどを記録媒体から読み出す。記録媒体とは、映像、音声、データなどを記録可能なフラッシュメモリ等の媒体であり、具体的には、ハードディスク等である。
特に、番組読出部131は、録画された番組を記録媒体から読み出す。具体的には、まず処理部15が、例えば、格納部11に格納されている録画番組情報テーブルから録画番組一覧を構成し、出力部16は、当該録画番組一覧を出力手段に出力する。この録画番組一覧から一の番組の選択が選択受付部152によって受け付けられると、番組読出部131は、選択された録画番組の読み出しを開始する。
取得部14は、例えば、地図情報、番組識別子、位置情報、現在位置情報、位置関連情報などを取得する。取得とは、メモリからの読み出し、外部の装置(例えばサーバ装置2)から要求に応じて送信された情報もしくは放送局から放送されている情報(例えば番組連動データ)の受信などを含む概念である。
特に、番組識別子取得部141は、上記の電子番組表または録画番組一覧を用いて選択された番組、あるいはリモコン等で選択された番組に関する番組識別子を取得する。番組識別子は、例えば、格納部11に格納されている番組案内情報または録画番組情報から取得したり、直近に受信していた番組または再生していた録画番組の番組識別子を保持しているメモリから読み出したりすることができる。
また、位置情報取得部142は、取得された番組識別子を用いて、これに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を取得する。かかる2以上の位置情報は、例えば、サーバ装置2からインターネットを介して取得してもよく、放送局からデータ放送を通じて取得してもよい。
さらに、位置関連情報取得部144は、取得された2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報を取得する。2以上の位置関連情報もまた、例えば、サーバ装置2からインターネットを介して取得できる。または、放送局からデータ放送を通じて取得してもよい。
具体的には、送信部17が、番組識別子を付した位置情報要求をサーバ装置2に送信すると、サーバ装置2において、当該番組識別子に対応する2以上の位置情報と、位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対がサーバ格納部21から読み出されて、ナビゲーション装置1に送信される。位置情報取得部142と位置関連情報取得部144とは、サーバ装置2から送信された2以上の位置情報と、位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報とをそれぞれ受信する。
なお、上記では、位置情報要求に対し、サーバ装置2は、2以上の位置情報だけでなく、2以上の位置関連情報を一括送信しているが、2以上の位置情報だけを送信し、2以上の位置関連情報は、番組の進行に従って順次送信してもよい。すなわち、位置関連情報取得部144は、2以上の位置情報にそれぞれ対応する2以上の位置関連情報を一括取得しても、順次取得してもよい。
位置情報取得部142が取得した位置情報は、位置情報格納部111によって記憶される。位置関連情報取得部144が取得した位置関連情報は、位置関連情報格納部112によって記憶される。
また、現在位置取得部143は、現在位置に関する現在位置情報を、例えばGPS受信機等の位置検出手段を用いて取得する。現在位置情報は、例えば(緯度,経度)といった位置座標と現在時刻との対を含む。現在位置取得部143は、現在位置情報の取得を繰り返し(継続的に)行う。なお、移動体の移動軌跡に関する情報である移動軌跡情報は、かかる一連の位置座標と時刻との対の集合で構成される。
処理部15は、例えば経路探索、2地点間の距離の計算、各種操作の有無の判別、電子番組表や録画番組一覧などの構成、電子番組表からの一の番組の選択の受け付け、録画番組一覧からの一の録画番組の選択の受け付け、といった処理を実行する。
特に、経路探索部151は、現在位置取得部143が取得した現在位置情報と、位置情報格納部111が格納している2以上の位置情報とを用いて、経路探索し、経路情報を取得する。2以上の位置情報は、番組で巡った順序に従う順序情報を有する。経路探索は、最初に訪れた地点に関する位置情報を出発地、最後に訪れた地点に関する位置情報を目的地、他の地点に関する位置情報を経由地に設定し、公知のアルゴリズムを用いて行うことができる。経路情報は、探索された経路に関する情報であり、通過すべき複数の地点の位置座標、各地点において進むべき方向などが記述されている。
選択受付部152は、電子番組表から一の番組を選択したり、録画番組一覧から一の録画番組を選択したりする選択操作を、入力手段によって受け付ける。
出力部16は、受信された番組、探索された経路の案内に関する情報である経路案内情報、取得された位置関連情報などを出力する。特に、番組出力部161は、番組受信部121が受信した番組を出力手段に出力する。
移動番組の番組画面は、その一部分にルート地図が表示され、ルート地図は、2以上の位置情報に対応する地点に沿った番組ルートを地図上に示したものである。
経路案内出力部162は、経路探索部151によって取得された経路情報を用いて経路案内情報を出力する。経路案内情報は、探索された経路を地図上に示した経路地図の画像に関する情報である経路地図情報と、当該経路上の各地点において進むべき方向(進路)を案内する画像または音声の情報である案内情報とで構成される。
経路案内出力部162は、番組画面の一部分にルート地図が表示されている場合、番組画面の当該一部分とは異なる部分に経路地図が重ねて表示されるように、経路地図情報を出力する。
位置関連情報出力部163は、位置情報格納部111が格納している2以上の位置情報のいずれかが、現在位置取得部143が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力する。所定の条件は、例えば、現在位置情報が示す位置つまりナビゲーション装置1自身の現在位置と、いずれかの位置情報が示す位置つまり番組ルート上のいずれかの地点の位置との間が、距離的または時間的に近いという条件である。より具体的には、“自身の現在位置と番組ルート上のいずれかの地点の位置との間の距離が基準値(例えば100m)を下回る”とった条件や、“自身の現在位置から番組ルート上のいずれかの地点の位置まで移動するのに要する時間が基準値(例えば1分)を下回る”といった条件である。
送信部17は、上述した位置情報要求などをサーバ装置2に送信する。送信部17から、番組識別子を付した位置情報要求がサーバ装置2に送信されると、サーバ装置2において、当該番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報と、当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対がサーバ格納部21から読み出されて、ナビゲーション装置1に送信される。なお、送信部17は、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
図3は、本実施の形態におけるサーバ装置2のブロック図である。サーバ装置2は、サーバ格納部21、サーバ受信部22、サーバ処理部23、サーバ送信部24を備える。
サーバ格納部21は、例えば、地図情報、少なくとも1つの番組識別子、当該番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報、当該2以上の位置情報にそれぞれ対応する2以上の位置関連情報などを格納している。地図情報は、ナビゲーション装置1が経路の探索および案内を行う際に用いる地図に関する情報である。
番組識別子は、たとえば、放送局から放送されている、または放送された移動番組に関する番組識別子である。放送された番組は、ナビゲーション装置1の内蔵ハードディスク等に録画されていても、DVD等に格納して提供されてもよい。
位置情報は、番組ルートを構成する各地点、例えば目的地、出発地、経由地等に対応する位置座標を含む。位置座標は、例えば(緯度,経度)といった形式で記述される。ただし、位置座標のデータ形式は問わない。
番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報とは、具体的には、例えば、目的地に関する位置情報、出発地に関する位置情報、経由地に関する1以上の位置情報などであり、この場合の順序は、出発地に関する位置情報、経由地に関する1以上の位置情報、そして目的地に関する位置情報の順となる。2以上の各位置情報は、順序を示す情報である順序情報が対応付けられている。ただし、2以上の位置情報の順序は、送信または受信された順番、記録媒体における記憶位置等によって識別されてもよい。
そして、ある位置情報に関連する位置関連情報とは、例えば、当該位置情報が示す地点または地域に関する解説、当該地点または地域にある特徴物に関する解説、当該地点または地域内にある施設・店舗等に関する紹介、といった情報である。
サーバ受信部22は、ナビゲーション装置1から送信された各種の要求、例えば位置情報要求を受信する。
サーバ処理部23は、サーバ受信部22によって受信された要求を処理し、結果をナビゲーション装置1にサーバ送信部24を通して送信する。位置情報要求が受信された場合、サーバ処理部23は、位置情報要求に付されている番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報と、位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対を、サーバ格納部21から読み出し、読み出した位置情報と位置関連情報との対を、サーバ送信部24を通してナビゲーション装置1に送信する。
サーバ送信部24は、ナビゲーション装置1からの要求に応じてサーバ処理部23が処理した結果をナビゲーション装置1に送信する。例えば、位置情報要求に対しては、上記のような位置情報と位置関連情報との対が送信される。
なお、格納部11、サーバ格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報、通信回線等を介して送信された情報、または入力手段を介して入力された情報が格納部11等で記憶されてもよい。
また、受信部12(番組受信部121)、送信部17、サーバ受信部22、サーバ送信部24は、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、読出部13(番組読出部131)、取得部14(番組識別子取得部141、位置情報取得部142、現在位置取得部143、位置関連情報取得部144)、処理部15(経路探索部151、選択受付部152)、サーバ処理部23は、MPUやメモリ等から実現される。読出部13等の処理手順は、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、出力部16(番組出力部161、経路案内出力部162、位置関連情報出力部163)は、出力手段のドライバーソフトまたは、出力手段のドライバーソフトと出力手段等で実現される。
次に、ナビゲーション装置1の動作について図4〜図6のフローチャートを用いて説明する。図4および図5は、ナビゲーション装置1の動作について説明するフローチャートである。
(ステップS401)処理部15は、録画番組一覧の表示指示がキーボードによって受け付けられたか否かを判別する。当該表示指示が受け付けられた場合はステップS402に進み、受け付けられていない場合はステップS406に進む。
(ステップS402)処理部15が、格納部11に格納されている録画番組情報を用いて、各録画番組情報を、開始時刻に基づいて時系列に配置することにより、録画番組一覧を構成する。出力部16は、録画番組一覧をディスプレイに表示する。
(ステップS403)処理部15は、ディスプレイに表示されている録画番組一覧から一の録画番組を選択する番組選択が選択受付部152によって受け付けられたか否かを判別する。番組選択が受け付けられた場合はステップS404に進み、受け付けられていない場合はステップS402に戻る。
(ステップS404)番組識別子取得部141は、上記の録画番組一覧を用いて選択された番組に関する番組識別子を、録画番組情報から取得する。
(ステップS405)番組読出部131は、選択された録画番組の記録媒体からの読み出しを開始する。その後、ステップS411に進む。
(ステップS406)処理部15は、電子番組表の表示指示がキーボードによって受け付けられたか否かを判別する。当該表示指示が受け付けられた場合はステップS407に進み、受け付けられていない場合はステップS401に戻る。
(ステップS407)処理部15が、格納部11に格納されている番組案内情報を用いて、各番組案内情報に含まれる番組案内を、チャネル別かつ時系列に配置することにより、電子番組表を構成する。出力部16は、電子番組表をディスプレイに表示する。
(ステップS408)処理部15は、電子番組案内から一の番組を選択する番組選択が選択受付部152によって受け付けられたか否かを判別する。番組選択が受け付けられた場合はステップS409に進み、受け付けられていない場合はステップS407に戻る。
(ステップS409)番組識別子取得部141は、上記の電子番組案内を用いて選択された番組に関する番組識別子を、例えば格納部11に格納されている番組案内情報から取得する。
(ステップS410)番組受信部121は、取得された番組識別子を用いて、選択された番組の放送局からの受信を開始する。その後、ステップS411に進む。
(ステップS411)番組出力部161は、番組受信部121が受信した番組を出力手段に出力する動作を開始する。これによって、例えばディスプレイに、録画または受信した番組の画面である番組画面が表示される。なお、詳細は後述するが、番組画面は、その一部分に、番組で紹介している番組ルートに関するルート地図を含んでいる。
(ステップS412)送信部17は、取得された番組識別子を付した位置情報要求をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2において、サーバ受信部22が位置情報要求を受信する。サーバ処理部23は、当該位置情報要求に付されている番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報と、位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対を、サーバ格納部21から読み出す。サーバ送信部24は、読み出された位置情報と位置関連情報との対をナビゲーション装置1に送信する。
(ステップS413)位置情報取得部142は、上記のようにしてサーバ装置2から送信された、番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を受信する。
(ステップS414)位置情報格納111は、受信された2以上の位置情報を記憶する。
(ステップS415)位置関連情報取得部144は、上記のようにしてサーバ装置2から送信された、2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報を受信する。
(ステップS416)位置関連情報格納112は、受信された2以上の位置関連情報を記憶する。
(ステップS417)現在位置取得部143は、自身の現在位置に関する現在位置情報を、GPS受信機等の位置検出手段を利用して取得する。
(ステップS418)経路探索部151は、現在位置取得部143が取得した現在位置情報と、位置情報格納部111が格納している、順序を有する2以上の位置情報とを用いて、公知のアルゴリズムにより経路を探索し、経路情報を取得する。経路情報には、通過すべき複数の地点の位置座標、各地点において進むべき方向などが記述されている。
(ステップS419)現在位置取得部143は、再度、自身の現在位置に関する現在位置情報を、GPS受信機等の位置検出手段を利用して取得する。なお、ナビゲーション装置1が移動している場合、今回取得された現在位置情報は、前回取得された現在位置情報とは異なる位置を示す。そして、当該2つの位置の間の差分を、前回の取得した時刻と前回取得した時刻との差分で除すことにより、移動体の速度ベクトルが得られる。ナビゲーション装置1の速度は、この速度ベクトルの大きさを計算することで求まる。
(ステップS420)経路案内出力部162は、取得された経路情報を用いて経路案内情報を出力する。経路案内情報は、探索された経路を地図上に示した経路地図の画像に関する情報である経路地図情報と、当該経路上の各地点において進むべき方向(進路)を案内する画像または音声の情報である案内情報とで構成される。経路案内出力部162は、出力中の番組画面の、ルート地図が表示されている部分とは異なる部分に経路地図が重ねて表示されるように経路地図情報を出力する。これによって、例えばディスプレイには、番組画面のルート地図が表示されている部分とは異なる部分に重ねて経路地図が表示される。また、例えばスピーカーから、適時、進路を案内する音声が出力される。
(ステップS421)位置関連情報出力部163は、位置情報格納部111に格納されている2以上の位置関連情報のいずれかが、現在位置取得部143が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力する処理である位置関連情報出力処理を実行する。所定の条件は、例えば、現在位置情報が示す位置と、いずれかの位置情報が示す位置との間の距離に関する条件であり、具体的には、かかる距離が基準値(例えば100m)を下回る等の条件である。または、所定の条件は、現在位置情報が示す位置から、いずれかの位置情報が示す位置への移動に要する時間に関する基準値(例えば1分)でもよい。
なお、位置関連情報出力部163は、上記の距離に関する基準値を、ナビゲーション装置1の速度に応じて変更してもよい。好ましくは、速度が速いほど、基準値を大きくして、位置関連情報が早めに出力されるように制御する。速度は、繰り返し取得される現在位置情報を用いて、ステップS416で説明したように計算できる。または、例えば、ナビゲーション装置1が移動体に搭載されている場合、移動体自身のメモリから速度情報を取得してもよい。
図6は、ステップS421の位置関連情報出力処理を詳しく説明するためのフローチャートである。
いま、図7(A)に示すように、位置情報格納部111に格納されている2以上の位置情報(例えば位置座標(x1,y1),(x2,y2),…)には、順序を示す順序情報(例えば“1”,“2”…)が対応付いている。この順序情報は、2以上の位置情報を識別するIDでもある。ここでは、位置情報格納部111にn個(nは2以上の任意の整数)の位置情報(例えば位置座標(x1,y1),(x2,y2),…,(xn,yn))が格納されているとする。他方、位置関連情報格納部112には、例えば図7(B)に示すように、上記IDに対応付けて、n個の位置関連情報(例えば位置関情報R1,R2,…,Rn)が格納されている。すなわち、位置関連情報格納部112は、n個の位置情報それぞれに対応するn個の位置関連情報を格納している。なお、1番目の位置情報(x1,y1)に対応する位置関連情報R1は、例えば“旧居留地/外国人のための住居や通商の場として…/近くのお店/○○カフェ…”などであり、また、2番目の位置情報(x2,y2)に対応する位置関連情報R2は、例えば“ハーバーランド/…/近くの施設/○○ミュージアム”などである。また、現在位置取得部143が取得した現在位置情報に含まれる位置座標を(x0,y0)とする。
(ステップS601)位置関連情報出力部163は、位置情報のID(順序)を示す変数iに“1”をセットする。
(ステップS602)位置関連情報出力部163は、現在位置情報に含まれる位置座標(x0,y0)とi番目の位置情報に含まれる位置座標(xi,yi)とが所定の条件を満たすか否かを判別する。なお、所定の条件については前述したので、説明を省略する。所定の条件を満たさない場合はステップS603に進み、満たす場合はステップS605に進む。
(ステップS603)位置関連情報出力部163は、変数iをインクリメントする。
(ステップS604)位置関連情報出力部163は、変数iがnを超えたか否かを判別する。変数iがnを超えていない場合はステップS602に戻り、超えた場合は、図4および図5のフローチャートにリターンする。
(ステップS605)位置関連情報出力部163は、位置座標(xi,yi)に対応する位置関連情報Riを出力する。
その後、図4および図5のフローチャートにリターンする。
(ステップS422)処理部15は、終了イベントが発生したか否かを判別する。終了イベントが発生するとは、例えば電源オフ操作が行われたり、終了処理の割り込みが発生したりすることである。終了イベントが発生した場合は動作を終了し、終了イベントが発生していない場合はステップS419に戻る。
以下、本実施の形態におけるナビゲーション装置1の具体的な動作について説明する。ナビゲーション装置1を含むナビゲーションシステムの概念図は図1である。
いま、放送局からは、移動番組を含む複数の番組が放送されており、ナビゲーション装置1の記録媒体には、移動番組を含む複数の録画番組が格納されているとする。
他方、サーバ装置2のサーバ格納部21には、番組ルートに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報、例えば、目的地に関する位置情報、出発地に関する位置情報、経由地に関する位置情報などが格納されている。また、サーバ格納部21には、かかる2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報も格納されている。位置関連情報は、例えば、位置情報が示す地点または地域に関する説明、当該地点または地域にある特徴物に関する解説、当該地点または地域内にある施設・店舗等に関する紹介などである。
ナビゲーション装置1は、録画した番組または受信中の番組を出力し、出力中の番組で出演者が移動している番組ルートに関する、順序を有する2以上の位置情報をサーバ装置2から取得し、当該位置情報を用いて経路の探索および案内を行う。位置情報の取得は、例えば、番組識別子を用いて、サーバ装置2から、当該番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を受信することにより行われる。
また、ナビゲーション装置1は、例えばGPS受信機等を利用して現在位置情報を繰り返し取得すると共に、当該2以上の位置情報にそれぞれ関連する2以上の位置関連情報をサーバ装置2からさらに取得し、取得した2以上の位置情報および当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報を記憶し、そして、当該2以上の位置情報のうちのうちいずれかが、取得された現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力する。
より詳しくは、ナビゲーション装置1において、録画番組一覧の表示指示がリモコン・タッチパネル等の入力手段によって受け付けられると、処理部15は、格納部11に格納されている録画番組情報を用いて、各録画番組情報を、例えば開始時刻に基づいて時系列に配置することにより、録画番組一覧を構成する。録画番組情報は、例えばチャネル、日付、開始時刻および終了時刻、番組案内などを含み、番組識別子(例えば“1”,“2”,…)と対にして登録される。録画番組一覧は、各録画番組情報を、例えば開始時刻に基づいて時系列に配置することにより構成される。出力部16は、構成された録画番組一覧をディスプレイ等の出力手段に出力する。
次に、ディスプレイ等に表示されている録画番組一覧から一の録画番組を選択する番組選択が選択受付部152によって受け付けられると、番組識別子取得部141は、選択された番組に関する番組識別子を、例えば格納部11に格納されている録画番組情報から取得する。番組読出部131は、選択された番組、つまり録画番組情報テーブルから取得された番組識別子に対応する録画番組の記録媒体からの読み出しを開始する。
次に、電子番組表の表示指示がリモコン等の入力手段によって受け付けられると、処理部15は、格納部11に格納されている番組案内情報を用いて、各番組案内情報に含まれる番組案内を、例えばチャネル別かつ時系列に配置することにより、電子番組表を構成する。各番組案内情報は、例えばチャネル、開始時刻および終了時刻、番組案内などを含み、番組識別子(例えば“1”,“3”,…)と対にして登録される。電子番組表は、各番組案内情報に含まれる番組案内を、例えばチャネル別かつ時系列に配置することにより構成される。
出力部16は、構成された電子番組表をディスプレイ等の出力手段に出力する。次に、ディスプレイ等に表示されている電子番組案内から一の番組を選択する番組選択が選択受付部152によって受け付けられると、番組識別子取得部141は、選択された番組に関する番組識別子を、例えば格納部11に格納されている番組案内情報から取得する。
番組受信部121は、取得された番組識別子を用いて、選択された番組の放送局からの受信を開始する。番組出力部161は、番組受信部121が受信した番組をディスプレイやスピーカー等の出力手段に出力する動作を開始する。これによって、例えばディスプレイに、録画または受信した番組の画面である番組画面が表示される。
図8は、番組画面の一例を示す図である。番組画面は、例えば、ある番組ルートを移動中の車の車内映像と、当該番組ルートを地図上に示したルート地図の画像とで構成されている。ルート地図の画像は、車内映像の一部分(例えば右上隅の部分)にはめ込まれている。
他方、送信部17は、取得された番組識別子を付した位置情報要求をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2において、サーバ受信部22が上記の位置情報要求を受信する。サーバ処理部23は、当該位置情報要求に付されている番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報と、当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対を、例えばサーバ格納部21から読み出す。
図9は、サーバ格納部21に格納されている、番組識別子と、当該番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報と、当該2以上の位置情報に対応する2以上の位置関連情報との対の一例を示す図である。サーバ格納部21には、1以上の番組識別子(たとえば“1”,…)それぞれについて、番組で出演者が移動している番組ルートに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報、具体的には、当該番組ルートを構成する2以上の地点(目的地、出発地、経由地など)それぞれの位置情報(例えば位置座標(x1,y1),(x2,y2),…)と、当該2以上の位置情報それぞれに関連する情報である2以上の位置関連情報(例えば位置関連情報R1,R2,…)との対が格納されている。なお、位置座標(x1,y1),(x2,y2),…は、図7(A)に示されたものと同じであり、位置関連情報R1,R2,…は、図7(B)に示されたものと同じである。
サーバ送信部24は、読み出された2以上の位置情報と2以上の位置関連情報との対をナビゲーション装置1に送信する。
ナビゲーション装置1において、位置情報取得部142は、上記のようにしてサーバ装置2から送信された、番組識別子に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を受信し、さらに、位置関連情報取得部144は、当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報との対を受信する。受信された2以上の位置情報は位置情報格納部111によって記憶され、受信された2以上の位置関連情報は位置関連情報格納部112によって記憶される。
現在位置取得部143は、自身の現在位置に関する現在位置情報を、例えばGPS受信機等の位置検出手段から取得する。経路探索部151は、現在位置取得部143が取得した現在位置情報と、位置情報格納部111が格納している順序を有する2以上の位置情報とを用いて、例えば公知のアルゴリズムにより経路を探索し、経路情報を取得する。経路情報には、例えば、通過すべき複数の地点の位置座標、各地点において進むべき方向などが記述されている。
現在位置取得部143は、再度、自身の現在位置に関する現在位置情報を、例えばGPS受信機等の位置検出手段を利用して取得する。この現在位置取処理は、繰り返し実行される。
なお、ナビゲーション装置1が移動している場合、今回取得された現在位置情報は、前回取得された現在位置情報とは異なる位置を示す。そこで、処理部15は、もし必要であれば、当該2つの位置の間の差分を、前回の取得した時刻と前回取得した時刻との差分で除すことにより、速度ベクトルを求め、次に、この速度ベクトルの大きさを計算することで速度を求めてもよい。
経路案内出力部162は、上記のようにして取得された経路情報を用いて経路案内情報を出力する。経路案内情報は、例えば、探索された経路を地図上に示した経路地図の画像に関する情報である経路地図情報と、当該経路上の各地点において進むべき方向(進路)を案内する画像または音声の情報である案内情報とで構成される。経路案内出力部162は、出力中の番組画面の、ルート地図が表示されている部分とは異なる部分に経路地図が重ねて表示されるように経路地図情報を出力する。これによって、例えばディスプレイには、番組画面のルート地図が表示されている部分とは異なる部分に重ねて経路地図が表示される。また、例えばスピーカーから、適時、進路を案内する音声が出力される。
他方、位置関連情報出力部163は、位置情報取得部142が取得した2以上の位置関連情報のいずれかが、現在位置取得部143が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力する。所定の条件は、例えば、現在位置情報が示す位置と、いずれかの位置情報が示す位置との間の距離(または、現在位置からいずれかの位置までの移動にかかる時間)に関する条件であり、具体的には、かかる距離が基準値(例えば100m)を下回る、とった条件である。これによって、例えばディスプレイには、番組画面に重ねて位置関連情報がさらに表示される。
図10は、経路地図と位置関連情報とがオーバレイ表示されている番組画面の一例を示す図である。この番組画面では、番組のルート地図が右上隅の部分に、ナビの経路地図が右下隅の部分に、一緒に表示されているので、番組で出演者が移動している番組ルートと、ナビで探索した経路との比較が可能となり、番組で出演者が移動している番組ルートをナビの案内により移動している実感が増す。また、ユーザが番組ルートを移動するに連れて、2以上の位置関連情報が順次表示されていくので、現在いる地点の解説や、近くの店舗の紹介などをタイムリーに入手できて、番組ルートを移動する楽しみが増す。
なお、位置関連情報出力部163は、上記の距離に関する基準値を、ナビゲーション装置1の速度に応じて変更してもよい。好ましくは、速度が速いほど、基準値を大きくして、位置関連情報が早めに出力されるように制御する。速度は、繰り返し取得される現在位置情報を用いて、上で説明したように計算できる。または、例えば、ナビゲーション装置1が車などの移動体に搭載されている場合、移動体自身のメモリから速度情報を取得してもよい。
上記のような経路案内は、例えば電源オフ操作が行われたり、目的地に到達するなどして終了処理の割り込みが発生したりするまで継続される。
以上、本実施の形態によれば、番組に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を取得し、当該2以上の位置情報を用いて経路の探索および案内を行うので、番組で出演者が移動している番組ルートと同じルートを移動することができる。また、目的地および出発地もしくは経由地の設定操作が不要になる。
また、番組に関する番組識別子を取得し、当該番組識別子を用いて外部の装置から2以上の位置情報を取得するので、番組識別子の入力操作も不要になる。
また、自身の現在位置情報と、外部の装置からの2以上の位置情報とを用いて経路の探索および案内を行うので、現在位置が番組ルートから外れていても、番組で出演者が移動している番組ルートと同じルートに乗って、または戻って移動することができる。
また、外部の装置から2以上の位置情報にそれぞれ対応する2以上の位置関連情報をさらに取得する一方、現在位置情報を繰り返し取得し、取得した現在位置情報との関係が所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力するので、番組ルートを移動するに連れて、2以上の位置関連情報が順次出力されていき、現在いる地点・地域等の解説や、近くの施設・店舗等の紹介などをタイムリーに入手できて、番組ルートを移動する楽しみが増す。
また、録画された番組を見ながら、その番組で出演者が移動している番組ルートを移動することができる。
さらには、受信中の番組を見ながら、その番組で出演者が移動している番組ルートをリアルタイムに移動することもできる。
また、番組の地図とナビの地図とを一緒に表示することで、番組で出演者が移動している番組ルートと、ナビで探索した経路との比較が可能となり、番組で紹介された番組ルートをナビの案内により移動している実感が増す。
なお、本実施の形態では、位置情報や位置関連情報は、サーバ装置2からインターネットを通して取得しているが、これに限らず、放送局からの放送(例えば番組連動型のデータ放送)を通して取得したり、他の装置からピア・ツー・ピア通信で取得したりしてもよい。さらには、通信や放送に限らず、例えばDVD、メモリカードなどの記録媒体を介して、位置情報や位置関連情報を取得することも可能である。このような場合、図1に示したナビゲーションシステムにおいて、サーバ装置2は省略されてよい。
また、本実施の形態において、録画された番組とは、例えば、放送局から放送されている番組をユーザがナビゲーション装置1または他の装置で受信して録画したものであるが、これに限らず、放送局や通信サービス事業者などが、放送された番組または未放送の番組の記録媒体への記録を行い、かかる番組が格納された記録媒体をユーザに提供してもよい。この場合、番組に対応する位置情報や位置関連情報は、番組が格納されている記録媒体に一緒に格納されていてもよいし、別の記録媒体を介して提供されてもよいし、通信または放送を通じて提供されもよい。
また、本実施の形態では、ナビゲーション装置1は、2以上の位置情報と一緒に、2以上の位置関連情報を一括取得し(ステップS415)、繰り返し取得される現在地情報と、格納している2以上の位置情報との関係に基づいて位置関連情報を出力している(ステップS421)が、位置関連情報の取得および出力は、省略してもよい。
または、1以上の位置関連情報を、上記のように一括取得した後に順次出力する代わりに、順次取得しつつ出力してもよい。すなわち、位置情報格納部111が格納している2以上の位置情報のいずれかが、現在位置取得部が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、位置関連情報取得部144は、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を取得し、そして位置関連情報出力部163が当該位置関連情報を出力してもよい。
このような変形例は、例えば、図4および図5に示したフローチャートのうち、図5の部分を図11のように変更し、図6に示したフローチャートを図12のように変更することで実現される。
図11のフローチャートは、図5に示したフローチャートにおいて、ステップS415およびS416を省略し、ステップS421を後述するステップS1101およびS1102に置き換えたものである。他のステップには変更がないので、説明を省略する。
(ステップS1101)位置関連情報取得部144は、位置情報格納部111が格納している2以上の位置情報のいずれかが、現在位置取得部が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を取得する処理である位置関連情報取得処理を実行する。
図12は、ステップS1101の位置関連情報取得処理を詳しく説明するためのフローチャートである。図12のフローチャートは、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS605を後述するステップS1201およびS1202に置き換えたものである。
(ステップS1201)位置関連情報取得部144は、位置座標(xi,yi)に対応する(すなわちi番目の位置情報に対応する)位置関連情報Riをサーバ装置2に要求する。
(ステップS1202)位置関連情報取得部144は、位置座標(xi,yi)に対応する位置関連情報Riをサーバ装置2から受信する。
その後、図4および図12のフローチャートにリターンする。
(ステップS1102)位置関連情報出力部163は、受信した位置関連情報、つまりi番目の位置情報に対応する位置関連情報Riを出力する。その後、ステップS422に進む。
これによって、2以上の位置関連情報を一括取得した後に順次出力する場合と比べて、途中で移動を止めた場合などに、位置関連情報の取得のための通信費の抑制が可能になる。
また、本実施の形態では、番組識別子取得部141が、電子番組表または録画番組一覧を利用した番組選択に応じて、番組案内情報または録画番組情報から番組識別子を取得し、位置情報取得部142は、当該番組識別子を利用してサーバ装置2等の外部の装置から位置情報を取得しているが、これに限らず、位置情報取得部142は、例えば図13に示すような、ルート識別情報と、順序を有する2以上の位置情報と、2以上の位置関連情報との対を含む1以上のルート位置情報を、例えば通信、放送、記録媒体等を介して外部の装置から取得してもよい。取得された1以上のルート位置情報は、例えば格納部11に記憶される。
具体的には、ルート識別情報とは、番組で出演者が移動している番組ルートに関する識別情報であり、典型的には、見出しまたは索引であるが、ユーザが番組ルートを識別し得る情報であれば、種類は問わない。図13の例では、ルート識別情報である“神戸市街を巡るルート”と、順序を有するn個(nは2以上の任意の整数)の位置情報である(x11,y11),(x12,y12),…,(x1n,y1n)と、当該n個の位置情報それぞれに対応するn個の位置関連情報であるR11,R12,…,R1nとの対を含んだルート位置情報であるルート識別情報1、そして、ルート識別情報である“神戸から有馬温泉に向かうルート”と、順序を有するn個の位置情報である(x21,y21),(x22,y22),…,(x2n,y2n)と、当該n個の位置情報それぞれに対応するn個の位置関連情報であるR21,R22,…,R2nとの対を含んだルート位置情報であるルート識別情報2などが、格納部11に格納されている。
なお、これらのルート位置情報は、例えば“レッツ・ドライブ 神戸と有馬温泉”という番組で紹介された複数の番組ルートに関するものであるが、これらに代えて、またはこれらに加えて、当該複数の番組ルートを統合した番組ルート(上位の番組ルート)に関するルート識別情報である“レッツ・ドライブ 神戸と有馬温泉”が格納されてもよい。つまり、格納部11には、階層化された複数のルート識別情報が格納される。
処理部15は、格納部11に格納されている上記のような1以上のルート位置情報からルート識別情報一覧を構成してディスプレイ等の出力手段に出力し、経路探索部151は、ディスプレイ等に表示されているルート識別情報一覧から一のルート識別情報を選択する選択操作が選択受付部152によって受け付けられるのに応じて、選択されたルート識別情報に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を用いて経路探索を行えばよい。
このような変形例は、例えば、図2に示したブロック図において、格納部11内に、図13に示したような1以上のルート位置情報を格納し得るルート位置情報格納部(図示せず)を追加し、図4および図5に示したフローチャートのうち、図5の部分を図14のように変更することで実現される。
図14のフローチャートは、図5に示したフローチャートにおいて、ステップS412〜S416を後述するステップS1401〜S1407に置き換えたものである。他のステップには変更がないので、説明を省略する。
(ステップS1401)送信部17は、取得された番組識別子を付したルート位置情報要求をサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2において、サーバ受信部22がこのルート位置情報要求を受信する。サーバ格納部21には、1以上の各番組識別子に対応付けて、図13のような1以上のルート位置情報が格納されている。各ルート位置情報は、ルート識別情報と、順序を有する2以上の位置情報と、当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報とを含む。
サーバ処理部23は、当該ルート位置情報要求に付されている番組識別子に対応する1以上のルート識別情報をサーバ格納部21から読み出す。サーバ送信部24は、読み出された1以上のルート位置情報をナビゲーション装置1に送信する。
(ステップS1402)位置情報取得部142は、上記のようにしてサーバ装置2から送信された、番組識別子に対応する1以上のルート位置情報を受信する。
(ステップS1403)ルート位置情報格納部は、受信された1以上のルート位置情報を記憶する。
(ステップS1404)処理部15が、ルート位置情報格納部に格納されている1以上のルート位置情報(例えば図13参照)からルート識別情報一覧を構成し、出力部16は、構成されたルート識別情報一覧をディスプレイ等の出力手段に出力する。
(ステップS1405)処理部15は、ディスプレイ等に表示されているルート識別情報一覧から一のルート識別情報を選択する操作が選択受付部152によって受け付けられたか否かを判別する。かかる選択操作が受け付けられた場合はステップS1406に進み、受け付けられていない場合はステップS1404に戻る。
(ステップS1406)処理部15は、選択されたルート識別情報に対応する2以上の位置情報をルート位置情報格納部から取得し、取得した2以上の位置情報を位置情報格納部111に記憶させる。
図13の例では、“神戸市街を巡るルート”が選択された場合、これに対応するn個の位置情報((x11,y11),(x12,y12),…,(x1n,y1n))が位置情報格納部111に記憶され、また、“神戸から有馬温泉に向かうルート”が選択された場合、これに対応するn個の位置情報(x21,y21),(x22,y22),…,(x2n,y2n)が位置情報格納部111に記憶される結果となる。
(ステップS1407)さらに、処理部15は、当該2以上の位置情報それぞれに対応する2以上の位置関連情報をルート位置情報格納部から取得し、取得した2以上の位置関連情報を位置関連情報格納部112に記憶させる。
図13の例では、“神戸市街を巡るルート”が選択された場合、n個の位置情報((x11,y11),(x12,y12),…,(x1n,y1n))に対応するn個の位置関連情報R11,R12,…,R1nが位置関連情報格納部112に記憶され、また、“神戸から有馬温泉に向かうルート”が選択された場合、n個の位置情報(x21,y21),(x22,y22),…,(x2n,y2n)に対応するn個の位置関連情報R21,R22,…,R2nが位置関連情報格納部112に記憶される結果となる。
その後、ステップS417に進む。ステップS417以降の処理は、図5で説明したものと同様である。
ただし、ステップS421の詳細を示す図6に関し、ステップS602に記載の(xi,yi)およびステップS605に記載のRiは、例えば“神戸市街を巡るルート”が選択された場合、それぞれ(x1i,y1i)およびR1iと読み替えられ、また、“神戸から有馬温泉に向かうルート”が選択された場合、それぞれ(x2i,y2i)およびR2iと読み替えられる。
この変形例によれば、番組で移動している番組ルートに関するルート識別情報と、当該番組ルートに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報との対をそれぞれ含む1以上のルート位置情報を取得し、取得された1以上のルート位置情報を格納部11に記憶し、格納部11に格納されている1以上のルート位置情報から一のルート位置情報が選択されるのに応じて、当該ルート位置情報に含まれる2以上の位置情報を用いて経路探索を行うので、番組で出演者が移動している、または移動していた1以上の番組ルートから所望の番組ルートを選択して、その番組ルートと同じルートを移動することができる。また、1以上のルート位置情報を取得した後は、外部と通信できる環境になくても、所望の番組ルートに対応する2以上の位置情報を用いて経路案内が行える。
なお、上記の変形例において、位置情報取得部142は、1以上のルート位置情報を一括取得しているが、出力されている番組中で出演者が番組ルートを移動するに連れて、1以上のルート位置情報を順次取得してもよい。この場合、番組の進行に連れて、格納部11(ルート位置情報格納部)にルート識別情報が蓄積されていき、処理部15は、格納部11に格納されている分のルート位置情報に基づくルート識別情報一覧をディスプレイ等に出力する一方、選択受付部152は、番組中で出演者が現在移動している番組ルートだけでなく、既に移動した番組ルートの選択も受け付けることにより、番組中で出演者が現在移動している番組ルートだけでなく、既に移動し終えた番組ルートの案内も行えるようになる。
なお、この実施の形態では、録画番組を読み出す際、録画番組情報に基づく録画番組一覧画面を出力し、番組選択操作を受け付け、録画番組情報から番組識別情報を取得し、そして番組の読み出しを開始しているが、直近に再生していた番組の番組識別子がメモリに保持されている場合は、再生開始の選択を受け付けたとき、メモリから番組識別子を取得し、当該番組識別子に対応する番組の読出しを開始してもよい。
このような変形例は、図4および図5のフローチャートにおいて、ステップS402およびS403を省略し、ステップS401およびS404を次のように変更すれば実現できる。
(ステップS401)処理部15は、再生開始指示が入力手段によって受け付けられたか否かを判別する。再生開始指示が受け付けられた場合はステップS404に進み、受け付けられていない場合はステップS406に進む。
(ステップS404)番組識別子取得部141は、直近に再生していた番組の番組識別子をメモリから取得する。
また、この実施の形態では、番組を受信する際、番組案内情報に基づく電子番組表を出力し、番組選択操作を受け付け、番組案内情報から番組識別情報を取得し、そして番組の受信を開始しているが、直近に受信していた番組の番組識別子がメモリに保持されている場合は、テレビ機能の選択を受け付けたとき、メモリから番組識別子を取得し、当該番組識別子に対応する番組の受信を開始してもよい。
このような変形例は、図4および図5のフローチャートにおいて、ステップS407およびS408を省略し、ステップS406およびS409を次のように変更すれば実現できる。
(ステップS406)処理部15は、テレビ機能の選択操作が選択受付部152によって受け付けられたか否かを判別する。テレビ機能の選択操作が受け付けられた場合はステップS409に進み、受け付けられていない場合はステップS401に戻る。
(ステップS409)番組識別子取得部141は、直近に受信していた番組の番組識別子をメモリから取得する。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。
つまり、このプログラムは、コンピュータを、出力されている番組に対応しかつ順序を有する2以上の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部が取得した2以上の位置情報を用いて、経路探索し、経路情報を取得する経路探索部と、前記経路情報を用いて経路案内情報を出力する経路案内出力部として機能させるプログラムである。
また、上記プログラムは、コンピュータを、番組を識別する番組識別子を取得する番組識別子取得部としてさらに機能させ、前記位置情報取得部は、前記番組識別子を用いて、2以上の位置情報を外部の装置から受信する。
また、上記プログラムにおいて、前記位置情報取得部は、番組で移動している、または移動していた番組ルートに関する識別情報であるルート識別情報と、当該番組ルートに対応しかつ順序を有する2以上の位置情報との対をそれぞれ含む1以上のルート位置情報を取得し、上記プログラムは、コンピュータを、前記位置情報取得部が取得した1以上のルート位置情報を格納し得るルート位置情報格納部と、前記ルート位置情報格納部が格納している1以上のルート位置情報から一のルート位置情報の選択を受け付ける選択受付部としてさらに機能させ、上記プログラムにおいて、前記経路探索部は、選択されたルート位置情報に含まれる2以上の位置情報を用いて経路探索を行う。
また、上記プログラムにおいて、前記位置情報取得部は、番組の進行に連れて1以上のルート識別情報を順次取得する。
また、上記プログラムは、コンピュータを、自身の現在位置に関する現在位置情報を繰り返し取得する現在位置取得部と、前記位置情報取得部が取得した2以上の位置情報を格納し得る位置情報格納部としてさらに機能させ、上記プログラムにおいて、前記経路探索部は、前記位置情報格納部が格納している2以上の位置情報と前記現在位置取得部が取得した現在位置情報とを用いて経路探索を行い、上記プログラムは、コンピュータを、当該2以上の位置情報それぞれに関連する情報である2以上の位置関連情報を外部の装置から取得する位置関連情報取得部と、前記位置関連情報取得部が取得した2以上の位置関連情報を格納し得る位置関連情報格納部と、前記位置情報格納部が格納している2以上の位置情報のいずれかが、前記現在位置取得部が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を出力する位置関連情報出力部としてさらに機能させる。
また、上記プログラムにおいて、前記位置関連情報取得部は、前記位置情報格納部が格納している2以上の位置情報のいずれかが、前記現在位置取得部が取得した現在位置情報との間で所定の条件を満たしたとき、当該所定の条件を満たした位置情報に対応する位置関連情報を取得する。
また、上記プログラムは、コンピュータを、記録媒体から番組を読み出す番組読出部と、前記番組を出力する番組出力部としてさらに機能させる。
また、上記プログラムは、コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、前記番組を出力する番組出力部としてさらに機能させる。
また、上記プログラムにおいて、出力されている番組の画面である番組画面の一部分には、2以上の位置情報に対応する地点に沿った番組ルートを示すルート地図が表示され、前記経路案内情報は、前記経路探索部が探索した経路を地図上に示した経路地図に関する情報である経路地図情報を含み、前記経路案内出力部は、前記番組画面の当該一部分とは異なる部分に前記経路地図が重ねて表示されるように前記経路地図情報を出力する。
図15は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態によるナビゲーション装置1を実現するコンピュータシステムの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図15において、コンピュータシステム900は、CD−ROMドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図16は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図16において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANやWAN等への接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態によるナビゲーション装置1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、CD−ROM921に代えて他の記録媒体(例えば、DVD等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態によるナビゲーション装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(サーバ送信部24、サーバ受信部22など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。