JP6415124B2 - 車両位置提示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の位置情報を提示する車両位置提示装置に関する。
配送業者等においては、荷物を指定された時間に配送することは非常に大切である。従って、事務所の管理者は、トラック等の配送車両が時間通りに目的地に到着しているか否かを管理する。
従来、車両に搭載された車載器がGPS情報等で取得した自車両の位置を、定期的に事務所に送信し、事務所PCは、受信した車両の位置を、地図が表示された画面に表示する車両管理システムがある。
また、この種の先行技術として、複数の車両に搭載されている車両搭載装置から運行管理サーバに車両の位置情報を送信し、運行管理サーバは、車両の位置情報に基づき、到着時刻を予測して表示する車両運行管理システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2008−210087号公報
しかしながら、従来の車両管理システムは、車両が現在どこにいるかが分かるだけであり、配送経路において、車両が順調に走行しているのか、それとも遅れているのかが分からなかった。このため、事務所の管理者は、配送車両の乗務員に電話等で確認をとる必要があった。
また、このような従来の車両管理システムでは、車両が遅延している場合、直接配送先(顧客)から事務所に遅延の問い合わせ等の電話が入ることで、管理者は初めて車両が遅延していたことに気付く。そのため、遅延に対する管理者の対応が遅れていた。
また、特許文献1では、車両の到着時刻を予測して表示するものの、同様に、運行経路において、車両が順調に走行しているのか、それとも遅れているのかを判別するようなものではなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、目的地までの走行経路において車両が予定通りに走行できているのか否かを容易に確認できる車両位置提示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両位置提示装置は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 車両の位置情報を前記車両から受信して提示する車両位置提示装置であって、
目的地までの走行経路において、予め定められた前記目的地の到達予定時間及び受信した前記位置情報に基づき前記車両の走行が遅れているか否かを判断する判断手段と、
前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報を提示する提示手段と、を備え
前記判断手段は、現在時刻が前記到達予定時間より所定時間前になった時点、及び、その後において所定の時間間隔が経過する毎に、現在時刻から前記到達予定時間までの時間と想定車速とに基づいて、前記目的地までの走行経路に対し、前記車両が前記到達予定時間に間に合うように前記目的地に到着できる範囲を設定し、前記車両の位置が前記範囲の外側にある場合、前記走行が遅れていると判断する、こと。
(2) 上記(1)の構成の車両位置提示装置であって、
前記提示手段は、前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報とともに、遅延時間を提示する、こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成の車両位置提示装置であって、
前記判断手段は、現在時刻から前記到達予定時間までの時間と前記想定車速とに基づいて、判定半径を算出し、前記目的地に到着できる範囲として、前記目的地を中心とし半径が前記判定半径の円を利用する、こと。
(4) 上記(1)乃至(3)の何れかの構成の車両位置提示装置であって、
前記提示手段は、前記走行経路を含む地図が表示された画面に、前記位置情報を重ねて表示し、
前記走行の遅れを表す情報が、前記位置情報を識別可能に提示することである、こと。(5) 上記(4)の構成の車両位置提示装置であって、
前記提示手段は、前記地図が表示された画面に、前記目的地に到着できる範囲を重ねて表示する、こと。
(6) 上記(1)乃至(5)の何れかの構成の車両位置提示装置であって、
前記判断手段により前記走行の遅れが生じたと判断されたときに、前記車両の位置を表すデータを蓄積する蓄積部をさらに備える、こと。
上記(1)の構成の車両提示装置によれば、目的地までの走行経路において車両が予定通りに運行できているのか否かを確認できる。従って、遅延が生じそうな場合、例えば配送先である顧客からの問合せを待つことなく、管理者等は配送の遅れを知ることができ、配送の遅延に対し、事前に顧客に連絡する等の対応をとることができる。
上記(2)の構成の車両提示装置によれば、走行に遅れが生じた場合、走行の遅れとともに、遅延時間が表示されるので、管理者はどれくらい遅れているかを正確に把握できる。
上記(3)の構成の車両提示装置によれば、走行に遅れが生じているか否かを判定し易くなる。
上記(4)の構成の車両提示装置によれば、走行経路を含む地図が表示された画面に、車両の位置情報が重ねて表示されるので、管理者等は地図を見ることで走行の遅れを視認できる。
上記(5)の構成の車両提示装置によれば、走行経路を含む地図が表示された画面に、目的地に到着できる範囲がさらに重ねて表示されるので、管理者等は地図を見ることで走行が遅れているか否かを判別できる。
上記(6)の構成の車両提示装置によれば、遅延が生じた地点のデータが蓄積されるので、蓄積されたデータを解析することにより、今後の運行ルートや到着予定時間を検討する上で、役立つ情報が得られる。
本発明によれば、目的地までの走行経路において車両が予定通りに走行できているのか否かを容易に確認できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態おける配送管理システム5の構成を示す図である。 図2は、事務所PC30の動作手順を示すフローチャートである。 図3は、データベース39に格納された配送管理テーブル51の登録内容を示す図である。 図4は、地図60が表示された表示部33の画面33aを示す図である。 図5は、ステップS7の判定処理を説明する図である。 図6は、データベース39に格納された遅延管理テーブル53の登録内容を示す図である。 図7は、車両マーク63が表示された画面33aの遷移を示す図である。
以下、本実施形態に係る車両位置提示装置について図面を用いて説明する。本実施形態の車両位置提示装置は、車両に搭載された運行記録計(以下、デジタルタコグラフ10という)と、デジタルタコグラフ10から車両の現在位置などの情報を受信して、荷物を配送するトラック車両等の配送状況を管理する事務所PC30とによって構成される配送管理システム5に適用される場合を例に説明する。
図1は本実施形態おける配送管理システム5の構成を示す図である。配送管理システム5は、広域通信網50及びパケット通信網80を介して接続される、デジタルタコグラフ10及び事務所PC30から構成される。
デジタルタコグラフ10は、車両に搭載され、車両のエンジン回転数や車速など車両の走行状態を表す運行データを現在時刻と対応付けて記録するようになっている。また、デジタルタコグラフ10は、エンジン回転数オーバー、急発進・急加速、急減速等の運行データも記録するようになっている。デジタルタコグラフ10は、CPU11、メモリ26、記録部17、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、SW入力部22、表示コントローラ23、LED表示部27及びデータベース29を有している。
CPU11は、デジタルタコグラフ10の全体を制御するものであり、運行データとして、速度、エンジン回転数、現在位置、時刻情報等を記録部17に記録する。メモリ26は、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。
記録部17には、速度、エンジン回転数、現在位置、時刻情報等を含む運行データが記録される。カードI/F18には、乗務員が所持するメモリカード55を挿抜自在に保持するようになっている。音声I/F19には、内蔵スピーカ20が接続される。RTC21は、現在時刻を計時する。
SW入力部22は、図示しない各種ボタンと接続されており、これらのボタンのON/OFF信号が入力される。表示コントローラ23は、外部に接続された表示器28の表示を制御する。LED表示部27は通信や動作の状態を表示する。データベース29には、目的地である配送先及び到着予定時間等が登録されたテーブルの他、地図データが格納されている。
また、デジタルタコグラフ10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部I/F13、センサ入力I/F14、GPS受信部15、CAN_I/F16、通信部24及び電源部25を有する。
速度I/F12Aは、図示しない車速センサと接続されており、車速センサから車速を表す速度パルスが入力される。エンジン回転I/F12Bは、図示しないエンジン回転数センサと接続されており、エンジン回転数センサからエンジン回転数を表す回転パルスが入力される。外部I/F13には、各種の外部機器が接続され、各種信号が入出される。センサ入力I/F14には、エンジン温度を検知する温度センサ、燃料量を検知する燃料センサ、ウインカSW等から信号が入力される。
GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、現在位置(GPS情報)を取得する。CAN_I/F16には、CAN(Controller Area Network)規格のネットワークに接続された車両内の各種デバイスが接続され、速度、エンジン、燃料量等の各種データが通信可能である。通信部24は、無線通信回線(例えば、3G/LTE回線)等の広域通信網50及びインターネット等のパケット通信網80を介して、広域通信を行う。電源部25は、イグニッションスイッチのオンによりデジタルタコグラフ10の各部に電力を供給する。
事務所PC30は、汎用のコンピュータで構成されており、本実施形態では、配送管理装置として機能する。事務所PC30は、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、データベース39、入力部35、操作部36、出力部37及び音声I/F部38を有する。
CPU31は、事務所PC30の全体を制御する。通信部32は、パケット通信網80及び広域通信網50を介してデジタルタコグラフ10と通信可能である。表示部33は、各種情報を表示する。記憶部34は、動作プログラムや運行データ等を格納する。データベース39(蓄積部)には、車両毎に配送先及び到着予定時間が登録された配送管理テーブル51(図3参照)、遅延発生箇所及び遅延距離が登録された遅延管理テーブル53(図6参照)、及び配送経路(走行経路)や配送先の場所等が描かれた地図データが格納されている。
入力部35には、メモリカード55が挿抜自在に装着され、運行データ等が入力される。操作部36は、キーボードやマウス等により構成されており、管理者等の操作を受け付け、当該操作に応じた信号をCPU31に入力する。出力部37は、各種データを図示しない外部装置に出力する。音声I/F部38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。
上記構成を有する配送管理システム5の動作を示す。車両に搭載されたデジタルタコグラフ10は、所定の時間間隔毎に、GPS受信部15を介して車両の現在位置情報を取得するとともに、RTC21から時刻情報を取得し、この現在位置情報及び時刻情報を、通信部24を介して事務所PC30に送信する。事務所PC30は、これらの情報を受信し、次のような動作を行う。
図2は事務所PC30の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、前述したように、記憶部34に記憶されており、CPU31によって実行される。
CPU31は、データベース39に格納された配送管理テーブル51から車両毎の配送先及び到着予定時間を読み出す(S1)。図3はデータベース39に格納された配送管理テーブル51の登録内容を示す図である。この配送管理テーブル51には、車両毎に配送先(目的地)及び到着予定時刻(時間)が登録されている。例えば、A号車の車両の場合、配送先aの到着予定時刻が「10:00」であり、配送先bの到着予定時刻が「12:00」であり、配送先cの到着予定時刻が「14:30」であることが登録されている。
CPU31は、デジタルタコグラフ10から送信された車両の現在位置情報を取得する(S2)。CPU31は、データベース39に登録された走行経路を含む地図データを読み出し、車両の現在位置情報(車両マーク)を地図60に重ねて表示部33の画面33aに表示する(S3)。
図4は地図60が表示された表示部33の画面33aを示す図である。図4(A)に示すように、表示部33の画面33aには、車両の配送先(目的地)68、走行経路(配送経路)65及び車両の位置を表す車両マーク(車両位置情報)63が表示されている。ここでは、説明を簡単にするために、1台の車両、例えばA号車の車両だけが表示される場合を示す。
CPU31は、RTC21で計時した現在時刻が到達予定時間より所定時間前(本実施形態では、一例として60分前)になったか否かを判別する(S4)。所定時間前に達していない場合、CPU31はステップS2の処理に戻る。
一方、所定時間前に達した場合、CPU31は、現時点で車両が到着予定時間通りに目的地に到着できる範囲を表す円70を描くための判定半径Rを、数式(1)に従って計算し、表示部33の画面において、配送先(目的地)68を中心に判定半径Rで描かれる円70を表示する(S5)。
R = (想定時速V/60)×確認時間T …… (1)
ここで、想定時速Vは、速度I/F12Aを介して入力される速度パルスから計測された、この時点の車速である。尚、残りの配送経路における制限速度の平均値であってもよいし、あらかじめ設定された車両の速度であってもよい。また、確認時間Tは、判定半径Rを所定の時間間隔Tm毎に確認する時間であり、60分、50分、……、10分と設定される。なお、ここでは、所定の時間間隔Tmは、一定時間間隔(10分)に設定されたが、目的地に近づく程、短くなるような時間間隔に、例えば20分、10分、5分、2分と設定されてもよい。なお、到着できる範囲を表す円は、画面に表示されることなく、後述する処理を行う上でアルゴリズムとして用いられるだけでもよい。
CPU31は、S2で取得した車両の現在位置に基づき、車両の現在位置が判定半径Rの円70の内側にあるか外側にあるか、つまり到着できる範囲にあるか否かを判定する(S6)。図5はステップS6の判定処理を説明する図である。前述したように、CPU31は、車両の現在位置を表す車両マーク63が円70に内側にある場合、走行が順調であると判断し、車両マーク63が円70の外側にある場合、走行が遅れていると判断する。
車両の現在位置を表す車両マーク63が判定半径Rで描かれた円70の内側にある場合、つまり到着できる範囲内である場合、CPU31は、車両マーク63を緑色(図中、黒の塗り潰し)で表現し、地図60に重ねて画面33aに表示する(S7)。そして、CPU31は、車両の現在位置をデジタルタコグラフ10から再度取得し、車両の現在位置を更新する(S8)。
この後、所定の時間間隔Tm(ここでは、10分)が経過したか否かを判別する(S9)。経過していない場合、CPU31はステップS8の処理に戻り、同様の処理を繰り返す。これにより、車両マーク63の地図上の位置が刻々と更新される。
また、ステップS9で所定の時間間隔Tmが経過した場合、つまり次の確認時間Tになった場合、CPU31は、目的地に到着したか否かを判定する(S10)。到着した場合、CPU31は、円70を消去し、本動作を終了する。
また、ステップS10で目的地に到着していない場合、CPU31は、ステップS5の処理に戻り、再度、判定半径Rを計算し、地図60上の目的地68を中心に描画される円70を更新する。この場合、前回の円の大きさに比べて、今回の円の大きさは小さくなる。そして、CPU31は、前述したステップS6以降の処理を行う。
一方、ステップS6で車両の現在位置を表す車両マーク63が判定半径Rで描かれた円70の外側にある場合、つまり到着できる範囲から外れている場合、CPU31は車両マーク63を赤色(図中、白の塗り潰し)で表現し、地図60に重ねて画面33aに表示する(S11)。
CPU31は、車両マーク63が円70に接するまでの時間、つまり車両の遅延時間Tdを算出する(S12)。この遅延時間Tdは、例えば、車両の現在位置から走行経路65に沿って到着できる範囲に達する(円70に接する)までの距離を、現在の車両の速度で除することで得られる。
CPU31は、さらに、地図上の赤色で表現された車両マーク63の近傍に、吹き出しで遅延時間Tdを含む警報メッセージ75を表示する(S13)。図4(B)に示すように、表示部33の画面33aには、赤色(図中、白の塗り潰し)で表現された車両マーク63の近傍に、「予定通過時間より遅れています。5分の遅延」の警報メッセージ75が表示される。
CPU31は、遅延発生箇所及び遅延距離をデータベース39に登録する(S14)。図6はデータベース39に格納された遅延管理テーブル53の登録内容を示す図である。この遅延管理テーブル53は、車両及び配送ルート毎に生成され、データベース39に格納される。例えば、A号車の車両が配送ルートabcを運行する場合、P1地点、P4地点、P5地点で運行の遅れが生じ、それぞれの遅延距離は3km、0.5km、1kmであることが登録される。ここで、遅延発生箇所(遅れが生じた地点)は、確認時間Tに達した時に、車両に搭載されたデジタルタコグラフ10から得られるGPS情報(現在位置)である。遅延距離は、この車両が現在位置から前述した円70に接するまでの距離である。この後、CPU31は、前述したステップS8の処理に進む。
この配送管理システム5では、事務所PC30の管理者は、表示部33の画面33aを見ながら配送状況を管理する。図7は車両マーク63が表示された画面33aの遷移を示す図である。管理者は、図7(A)に示すように、表示部33の画面上で、時々刻々と変化する車両マーク63を確認する。
配送先の到着予定時間の60分前になると、画面33aには、配送先(目的地)を中心する円70が表示される。この時、車両マーク63の色が緑色であるか赤色であるかによって、配送に遅延が生じているか否かを即座に視認できる。
図7(B)に示すように、車両マーク63が赤色で表現されていると、管理者は遅延が生じていることに気付く。さらに、管理者は、車両マーク63が円70からどれくらい離れているかによって、予定時間(通過予定時間)よりどれくらい遅れているかを把握できる。
さらに、管理者は、吹き出しで表現される警報メッセージ75によって、遅延時間がどれくらいであるかを知ることができる。これにより、管理者は、マイク41を使って乗務員に対し、配送に遅延が生じている旨を伝え、注意を促すことができる。なお、順調である場合でも、管理者は、車両マーク63が円70からどれくらい離れているかによって、予定時間よりどれくらい進んでいるかを把握できる。
その後の確認時間Tにおいて、図7(C)に示すように、車両マーク63が円70の内側に入ると、車両マーク63の色が緑色に変化し、管理者は順調に配送が行われていることを確認できる。
これにより、事務所PCの管理者は、目的地までの運行経路において車両が予定通りに運行できているのか否かを容易に確認できる。従って、遅延が発生しそうな場合、配送先である顧客からの問合せを待つことなく、配送の遅れを知ることができ、配送の遅延に対し、事前に顧客に連絡する等の対応をとることができる。
また、配送に遅れが生じた場合、配送の遅れとともに、遅延時間が表示されるので、管理者はどれくらい遅れているかを正確に把握できる。
また、車両マークが到着できる範囲を表す円の外側にあるか内側にあるかを区別するだけであるので、運行に遅れが生じているか否かの判定が容易になる。
また、走行経路を含む地図が表示された画面に、車両の位置情報と目的地に到着できる範囲である円が重ねて表示されるので、管理者は地図を見ることで運行の遅れを視認できる。
また、遅延が生じた地点のデータが蓄積されるので、蓄積されたデータを解析することにより、今後の運行ルートや到着予定時間を検討する上で、役立つ情報が得られる。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
上記実施形態では、運行の遅延が発生した場合、いずれの遅延発生箇所においても、車両マークの色を緑色から赤色に変更していたが、目的地からの距離に応じて色を変えてもよい。例えば、目的地に近づく程、黄色→橙色→赤色と変化させてもよい。
また、上記実施形態では、車両の位置情報の表示の仕方として、地図上に車両マークを表示し、また、運行の遅れを車両マークの色を変えることで行っていたが、これに限られない。例えば、車両マークを表示することなく、あるいは車両マークとは別に車両の位置を表す位置座標(緯度、経度)を表示しておき、この位置座標の文字属性(色、フォント、サイズ、言語等)を変えることで、運行の遅れを識別可能に表示してもよい。
また、車両の位置情報の提示の仕方として、事務所PCに接続された外部の表示装置に表示させてもよいし、通信により外部の機器に出力してもよい。外部の機器に出力する場合、車両に搭載されたカーナビゲーション装置やデジタルタコグラフに車両の位置情報を含むデータを送信し、その画面に前述した車両の位置情報を表示させてもよい。また、スマートフォン等の携帯端末に車両の位置情報を含むデータを送信し、携帯端末の画面に前述した車両の位置情報を表示させてもよい。
また、上記実施形態では、事務所PCが配送確認動作を行う場合を示したが、デジタルタコグラフが上記動作を行ってもよい。この場合、デジタルタコグラフは、事務所PCのデータベースに格納された配送管理テーブルに登録されている、自車両の配送予定のスケジュールを、メモリカードあるいは通信により事前に取得してデータベースに登録しておく。そして、デジタルタコグラフは、定期的に配送状況を事務所PCに送信する。これにより、乗務員がデジタルタコグラフに接続された表示器の画面を見て、自身で配送状況を確認できる。
さらには、車両に搭載されたカーナビゲーション装置あるいは専用装置等の車載器が、事務所PCが行う動作を行ってもよいし、さらには、管理者や乗務員等が所持する携帯端末が行ってもよい。
ここで、上述した本発明に係る車両位置提示装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両の位置情報を前記車両から受信して提示する車両位置提示装置(配送管理システム5)であって、
目的地までの走行経路において、予め定められた前記目的地の到達予定時間及び受信した前記位置情報に基づき前記車両の走行が遅れているか否かを判断する判断手段(CPU31)と、
前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報を提示する提示手段(CPU31)と、を備える、
車両位置提示装置(配送管理システム5)。
[2] 前記提示手段(CPU31)は、前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報とともに、遅延時間を提示する、
上記[1]に記載の車両位置提示装置(配送管理システム5)。
[3] 前記判断手段(CPU31)は、前記目的地までの走行経路に対し、前記車両が予定時間通りに前記目的地に到着できる範囲を設定し、前記車両の位置が前記範囲の外側にある場合、前記走行が遅れていると判断する、
上記[1]または[2]に記載の車両位置提示装置(配送管理システム5)。
[4] 前記提示手段(CPU31)は、前記走行経路を含む地図が表示された画面に、前記位置情報を重ねて表示し、
前記走行の遅れを表す情報が、前記位置情報を識別可能に提示することである、
上記[3]に記載の車両位置提示装置(配送管理システム5)。
[5] 前記提示手段は、前記地図が表示された画面に、前記目的地に到着できる範囲を重ねて表示する、
上記[4]に記載の車両位置提示装置(配送管理システム5)。
[6]前記走行の遅れが生じた地点及び遅延距離のデータを蓄積する蓄積部(データベース39)をさらに備える、
上記[1]〜[5]のいずれかに記載の車両位置提示装置(配送管理システム5)。
5 配送管理システム(車両位置提示装置)
10 デジタルタコグラフ
11 CPU
12A 速度I/F
14 センサ入力I/F
15 GPS受信部
15a GPSアンテナ
17 記録部
18 カードI/F
19 音声I/F
20、42 スピーカ
21 RTC
22 SW入力部
23 表示コントローラ
24、32 通信部
26 メモリ
28 表示器
29 データベース
30 事務所PC
31 CPU(判断手段、提示手段)
33 表示部
33a 画面
34 記憶部
35 入力部
36 操作部
38 音声I/F部
39 データベース(蓄積部)
50 広域通信網
51 配送管理テーブル
53 遅延管理テーブル
55 メモリカード
60 地図
63 車両マーク
65 配送経路(走行経路)
68 目的地(配送先)
75 警報メッセージ
80 パケット通信網

Claims (6)

  1. 車両の位置情報を前記車両から受信して提示する車両位置提示装置であって、
    目的地までの走行経路において、予め定められた前記目的地の到達予定時間及び受信した前記位置情報に基づき前記車両の走行が遅れているか否かを判断する判断手段と、
    前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報を提示する提示手段と、を備え
    前記判断手段は、現在時刻が前記到達予定時間より所定時間前になった時点、及び、その後において所定の時間間隔が経過する毎に、現在時刻から前記到達予定時間までの時間と想定車速とに基づいて、前記目的地までの走行経路に対し、前記車両が前記到達予定時間に間に合うように前記目的地に到着できる範囲を設定し、前記車両の位置が前記範囲の外側にある場合、前記走行が遅れていると判断する、
    車両位置提示装置。
  2. 前記提示手段は、前記走行が遅れていると判断された場合、前記走行の遅れを表す情報とともに、遅延時間を提示する、
    請求項1に記載の車両位置提示装置。
  3. 前記判断手段は、現在時刻から前記到達予定時間までの時間と前記想定車速とに基づいて、判定半径を算出し、前記目的地に到着できる範囲として、前記目的地を中心とし半径が前記判定半径の円を利用する、
    請求項1または2に記載の車両位置提示装置。
  4. 前記提示手段は、前記走行経路を含む地図が表示された画面に、前記位置情報を重ねて表示し、
    前記走行の遅れを表す情報が、前記位置情報を識別可能に提示することである、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両位置提示装置。
  5. 前記提示手段は、前記地図が表示された画面に、前記目的地に到着できる範囲を重ねて表示する、
    請求項4に記載の車両位置提示装置。
  6. 前記判断手段により前記走行の遅れが生じたと判断されたときに、前記車両の位置を表すデータを蓄積する蓄積部をさらに備える、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両位置提示装置。
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