JP6415016B2 - 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6415016B2
JP6415016B2 JP2012248312A JP2012248312A JP6415016B2 JP 6415016 B2 JP6415016 B2 JP 6415016B2 JP 2012248312 A JP2012248312 A JP 2012248312A JP 2012248312 A JP2012248312 A JP 2012248312A JP 6415016 B2 JP6415016 B2 JP 6415016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
context
memory
block
block line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012248312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014096755A5 (ja
JP2014096755A (ja
Inventor
内藤 聡
聡 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012248312A priority Critical patent/JP6415016B2/ja
Priority to US14/076,019 priority patent/US9609316B2/en
Publication of JP2014096755A publication Critical patent/JP2014096755A/ja
Publication of JP2014096755A5 publication Critical patent/JP2014096755A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415016B2 publication Critical patent/JP6415016B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/174Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a slice, e.g. a line of blocks or a group of blocks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/136Incoming video signal characteristics or properties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • H04N19/436Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation using parallelised computational arrangements

Description

本発明は画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム、画像復号装置、画像復号方法及びプログラムに関し、特にエントロピー符号化処理及び復号処理に関する。
動画像の圧縮記録に用いられる符号化方式として、H.264/MPEG−4 AVC(以下H.264)が知られている。(非特許文献1)
近年、H.264の後継としてさらに高効率な符号化方式の国際標準化を行う活動が開始されて、JCT−VC(Joint Collaborative Team on Video Coding)がISO/IECとITU−Tの間で設立された。JCT−VCでは、High Efficiency Video Coding符号化方式(以下、HEVC)の標準化が進められている(非特許文献2)。
HEVCの標準化にあたっては、種々の符号化ツールが、符号化効率向上のみならず実装の容易性や処理時間の短縮といった観点も含めて幅広く検討されている。処理時間の短縮の中には、マルチコアのCPU等の上で動作させる事を想定した、並列性を高めるための手法も検討されている。その手法の一つに、コンテキスト適応型算術符号化処理(以下、CABACと記す)を並列に処理するためのWavefrontと呼ばれる手法がある(非特許文献3)。
CABACではコンテキスト・パラメータを参照して算術符号化を行う。ここで、コンテキスト・パラメータとは、符号化対象のシンタクス要素(変換係数やヘッダ情報など)に対応する2値データの発生確率と、2値のうち発生確率の高いシンボル(0または1)の値である。コンテキスト・パラメータはシンボルを符号化または復号する毎に更新されるため、ブロック間で依存関係が生じる。そのため、例えば高さを1ブロック分とするブロックライン単位で並列処理を行うには、ピクチャの左端に位置するブロックの符号化開始前にコンテキスト・パラメータを初期化しなければならない。しかし、コンテキスト・パラメータに対してそのような初期化処理を行うと、符号化効率が低下してしまうという課題があった。
それに対してWavefront手法では、予め指定された数のブロックを符号化処理した時点でのコンテキスト・パラメータを、次のブロックラインの左端のブロックにおいて参照する事により、符号化効率の低下を抑制した上で並列処理が可能となる。具体的にブロック分割されたピクチャを示す図14を参照して説明する。図14においては(0,0)〜(63,0)を1ブロックラインとし、(0,1)〜(63,1)、(0,2)〜(63,2)等のブロックラインとの並列処理が行われる。ブロック(1,0)を処理し終えた時点のコンテキスト・パラメータを、ブロック(2,0)の符号化処理とブロック(0,1)の符号化処理で各々参照し、各々独立にコンテキスト・パラメータを更新する。ブロック(1,1)についても同様に、該ブロックを処理した時点のコンテキスト・パラメータを、ブロック(2,1)の符号化処理とブロック(0,2)の符号化処理で各々参照し、各々独立にコンテキスト・パラメータを更新する。上記は主に符号化処理に関して説明したが、復号処理に関しても同様である。
さて、Wavefront手法を具現化する従来の画像符号化装置は、例えば図15に示すブロック図のように構成される。画像入力部500はピクチャをブロックラインに分割し、3つのブロックラインを並列に予測符号化部510〜512へ入力する。予測符号化部510〜512は入力された画像に対しフレーム間予測処理またはフレーム内予測処理を行う。予測された画像と入力画像との差分データを導出し、該差分データに対して変換・量子化して変換係数を出力する。また、予測モードなどのヘッダ情報も出力する。エントロピー符号化部520〜522は、コンテキストメモリ550〜552に格納されているコンテキスト・パラメータを参照して、変換係数とヘッダ情報を算術符号化する。算術符号化されたデータは符号出力部530を介して外部へ出力される。また、エントロピー符号化部520〜522は符号化結果に応じてコンテキストメモリ550〜552に格納されているコンテキスト・パラメータを更新する。
図14に例示したピクチャを該画像符号化装置により符号化する際にコンテキストメモリが更新される様子を、図16のタイミングチャートを参照して説明する。まず、図16(a)の時刻t0でコンテキストメモリ550を初期化する。エントロピー符号化部520は、コンテキストメモリ550に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながら、ブロック(0,0)及びブロック(1,0)を符号化する。ブロック(1,0)を処理し終えた時点でコンテキストメモリ550に格納されているコンテキスト・パラメータの内容を、時刻t3においてコンテキストメモリ551にコピーする。エントロピー符号化部521はコンテキストメモリ551に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながら、ブロック(0,1)及びブロック(1,1)を算術符号化により符号化する。時刻t6において、コンテキストメモリ552に格納されているコンテキスト・パラメータをコンテキストメモリ551へコピーする。エントロピー符号化部522も並列にブロック(0,2)及びブロック(1,2)を符号化する。
コンテキスト制御部540は、ブロック(1,2)を符号化し終えた後、ブロック(0,3)に対する符号化のために、コンテキストメモリ552に格納されているコンテキスト・パラメータをコンテキスト共有メモリ560へコピーする(時刻t9)。時刻t66においても、コンテキスト制御部540は、コンテキスト共有メモリ560に格納されているコンテキスト・パラメータをコンテキストメモリ550へコピーする。時刻t69、t72、t75においても同様に、コンテキストメモリ間でコンテキスト・パラメータをコピーする処理をコンテキスト制御部540が行う。
ITU−T H.264 (03/2010) Advancedvideo coding for generic audiovisual services JCT−VC 寄書 JCTVC−H1003 インターネット< http://phenix.int−evry.fr/jct/doc_end_user/documents/8_San%20Jose/wg11/ > JCT−VC 寄書 JCTVC−F274.doc インターネット< http://phenix.int−evry.fr/jct/doc_end_user/documents/6_Torino/wg11/ >
図16を参照して説明したように、Wavefront手法においては、コンテキスト・パラメータをメモリ間でコピーする処理がブロックライン毎に2回発生する。1回目のコピー処理は、ブロックラインに対する処理を開始する前に、上のブロックラインに対応するコンテキストメモリからコンテキスト・パラメータを読み出す処理である。2回目のコピー処理は、2ブロックの処理を終えた時点で、下のブロックラインに対応するコンテキストメモリへコンテキスト・パラメータを書き込む処理である。コンテキスト・パラメータをコピーしている間は符号化処理が停止するため、符号化処理の性能が低下するという課題があった。
したがって、本発明は、コンテキスト・パラメータをコピーする処理を削減し、従来より高速に符号化処理を行うことを目的としている。
上述の課題を解決するため、本発明にかかる画像符号化装置は、入力された画像データを所定のブロックライン単位で符号化する画像符号化装置であって、第1のメモリに格納されるパラメータを用いて第1のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第1の符号化手段と、前記第1のメモリとは異なる第2のメモリに格納されるパラメータを用いて前記第1のブロックラインの次の第2のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第2の符号化手段とを少なくとも含む、複数のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う複数の符号化手段と、共有メモリと前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第1のメモリと前記共有メモリとに、前記第1の符号化手段による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込み、前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理した後は、前記第2の符号化手段によって前記第2のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第2の符号化手段によって前記第2のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第2のメモリと前記共有メモリとに、前記第2の符号化手段による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込むよう制御する制御手段とを備える。
本発明により、スライスの左端からMブロックを符号化するまで、各エントロピー符号化部に対応するコンテキストメモリとコンテキスト共有メモリの両方に、更新されたコンテキスト・パラメータが書き込まれる。これにより、スライスの左端からMブロックの符号化を終えた時点で、下のブロックラインの左端のブロックの符号化に必要なコンテキスト・パラメータがコンテキスト共有メモリに用意される。よって、下のブロックラインに対応するコンテキストメモリへコンテキスト・パラメータをコピーする処理が不要となるので、従来よりも高速に符号化処理を行うことができる。
実施形態1の画像符号化装置の構成を表すブロック図 コンテキスト制御部140の構成を表すブロック図 実施形態1の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 実施形態1の変形例1の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 実施形態1の変形例2の画像符号化装置の構成を表すブロック図 実施形態1の変形例2の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 実施形態2の画像符号化装置の構成を表すブロック図 コンテキスト制御部240の構成を表すブロック図 実施形態2の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 実施形態1の変形例の画像符号化装置の構成を表すブロック図 実施形態1の変形例の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 実施形態3の画像復号装置の構成を表すブロック図 実施形態4の画像復号装置の構成を表すブロック図 Wavefront手法によりブロック間でコンテキスト・パラメータの参照関係を表す図 従来の画像符号化装置の構成を表すブロック図 実施形態2の画像符号化装置によりコンテキストメモリが更新される様子を表すタイミングチャート 本発明の画像符号化装置、復号装置に適用可能なコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図
以下、添付の図面を参照して、本願発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1の画像符号化装置を、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の画像符号化装置の構成を表すブロック図である。
画像入力部100は、予めスライスに分割されたピクチャの各スライスをさらに3つのブロックラインに分割し、各ブロックラインを予測符号化部110〜112へブロック単位で入力する。なお、本実施形態の画像符号化装置は3つのブロックライン毎に並列に符号化処理を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
予測符号化部110〜112は、ブロックラインに分割された画像に対しフレーム間予測処理またはフレーム内予測処理を行う。さらに、予測符号化部110〜112は予測された画像と入力画像との差分データを導出し、該差分データに対して変換・量子化を施して、変換係数を出力する。また、予測符号化部110〜112は動きベクトルや予測モードなどのヘッダ情報も出力する。フレーム内予測処理や動きベクトル、予測モードの符号化処理には、隣接するブロックの画素値や動きベクトル、予測モードが参照されるため、それらの情報が予測符号化部110〜112の間でやりとりされる。
エントロピー符号化部120〜122は、コンテキストメモリ150〜152に格納されているコンテキスト・パラメータを読み出して算術符号化を行う。ここで、コンテキスト・パラメータとは、従来技術で説明したものと同様に、変換係数とヘッダ情報(シンタクス要素)に対応する2値データの発生確率と、2値のうち発生確率の高いシンボル(0または1)の値である。エントロピー符号化部120〜122は、算術符号化の結果に基づいてコンテキスト・パラメータを更新し、対応するコンテキストメモリ150〜152に書き込む。算術符号化されたデータは符号出力部130を介して外部へ出力される。なお、算術符号化処理の具体的な手順については非特許文献2に記載されており、説明を省略する。
コンテキストメモリ150〜152及びコンテキスト共有メモリ160は、エントロピー符号化部120〜122が使用するコンテキスト・パラメータを格納する。コンテキスト制御部140は、コンテキストメモリ150〜152及びコンテキスト共有メモリ160を制御する。コンテキスト制御部140の構成を、図2を参照して説明する。
1400〜1402はセレクタであり、其々コンテキストメモリ150〜152への書き込みデータを、エントロピー符号化部120〜122からの各々の出力データとコンテキスト共有メモリ160からの読み出しデータのいずれかから選択する。なお、エントロピー符号化部120〜122からの出力データは、エントロピー符号化部120〜122によって更新されたコンテキスト・パラメータである。1403はセレクタであり、コンテキスト共有メモリ160への書き込みデータを、エントロピー符号化部120〜122からの出力データの中から選択する。コンテキストメモリ制御部1410は、セレクタ1400〜1403を制御する。コンテキストメモリ150〜152からの読み出しデータは、エントロピー符号化部120〜122へ各々入力される。コンテキスト共有メモリ160からの読み出しデータは、セレクタ1400〜1402へ入力される。
図2から明らかなように、コンテキスト制御部140は、エントロピー符号化部120からの出力データをコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込むことができる構成となっている。エントロピー符号化部121〜122からの出力データについても同様に、各々コンテキストメモリ151〜152とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込むことができる構成となっている。
次に、図3のタイミングチャートを参照して、図14に示すピクチャを本実施形態の画像符号化装置が符号化し、コンテキストメモリ150〜152とコンテキスト共有メモリが更新される様子を説明する。
まず、図3(a)の時刻t0において、エントロピー符号化部120がコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160にコンテキスト・パラメータの初期値を書き込むことにより、其々のメモリを初期化する。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、エントロピー符号化部121や122がコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160を初期化してもよいし、コンテキストメモリ制御部1410が初期化するようにしてもよい。
次に、エントロピー符号化部120は、時刻t1及びt2において、コンテキストメモリ150に格納されているコンテキスト・パラメータを参照してブロック(0,0)及びブロック(1,0)を符号化し、コンテキスト・パラメータを更新する。このとき、エントロピー符号化部120により更新されたコンテキスト・パラメータがコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部1410による制御が行われる。即ち、コンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160の両方が更新される。
なお、図3において、WO(0,0)は、ブロック(0,0)に対する符号化の結果更新されたコンテキスト・パラメータが書き込まれることを表す。一方、(0,0)は、コンテキスト・パラメータの読み出しと更新されたコンテキスト・パラメータの書き込みの両方が行われることを表す。
時刻t3において、コンテキストメモリ制御部1410は、ブロック(1,0)を処理し終えた時点でコンテキスト共有メモリ160に格納されているコンテキスト・パラメータを読み出し、コンテキストメモリ151に書き込む。即ち、コンテキストメモリ制御部1410は、コンテキスト共有メモリ160からコンテキストメモリ151へコンテキスト・パラメータをコピーする。並行して、エントロピー符号化部120はブロック(2,0)に対する符号化を行う。
時刻t4から、ブロック(0,1)から始まるブロックラインに対する符号化処理をエントロピー符号化部121が開始する。エントロピー符号化部121は、コンテキストメモリ151に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながらブロック(0,1)及びブロック(1,1)を符号化する。このとき、エントロピー符号化部121により更新されたコンテキスト・パラメータがコンテキストメモリ151とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部1410が制御を行う。一方、エントロピー符号化部120により更新されたコンテキスト・パラメータについてはコンテキストメモリ150に対してのみ書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部1410が制御を行う。
時刻t6において、コンテキストメモリ制御部1410は、ブロック(1,1)を処理し終えた時点でコンテキスト共有メモリ160に格納されているコンテキスト・パラメータの内容を、コンテキストメモリ152にコピーする。並行して、エントロピー符号化部120及び121は其々ブロック(5,0)及び(2,1)に対する符号化を行う。
時刻t7から、ブロック(0,2)から始まるブロックラインに対して、コンテキストメモリ152に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながら、エントロピー符号化部122が符号化処理を行う。時刻t1、t2、t4、t5と同様に、エントロピー符号化部122により更新されたコンテキスト・パラメータがコンテキストメモリ152とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部1410が制御を行う。コンテキスト共有メモリ160には、ブロック(1,2)に対する符号化を終えた時点(t8)でのコンテキスト・パラメータが保持されており、時刻t9からt64(図3(b))まで該コンテキスト・パラメータが保持される。なお、図中でHold(1,2)はコンテキスト・パラメータが更新されず保持されることを表す。
時刻t64においてブロック(63,0)に対する符号化を終えた後、ブロック(0,3)に対する処理をエントロピー符号化部120が行うために、ブロック(1,2)のコンテキスト・パラメータが必要となる。そこで、コンテキストメモリ制御部1410は、コンテキスト共有メモリ160に保持されているブロック(1,2)のコンテキスト・パラメータを、時刻t65においてコンテキストメモリ150へコピーする。
時刻t66からt67にかけて、エントロピー符号化部120はブロック(0,3)と(1,3)に対する符号化を行い、更新されたコンテキスト・パラメータをコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込む。
ブロック(0,4)に対する処理をエントロピー符号化部121が行うために、ブロック(1,3)のコンテキスト・パラメータが必要となる。そこで、コンテキストメモリ制御部1410は、時刻t68においてコンテキスト共有メモリ160に保持されているブロック(1,3)のコンテキスト・パラメータを、コンテキストメモリ151へコピーする。
以上説明したように、本実施形態の画像符号化装置は、スライスの左端から2ブロックを符号化するまで、各エントロピー符号化部に対応するコンテキストメモリとコンテキスト共有メモリの両方に更新されたコンテキスト・パラメータを書き込む。この処理により、スライスの左端から2ブロックの符号化を終えた時点で、その下のブロックラインの左端のブロックの符号化に必要なコンテキスト・パラメータをコンテキスト共有メモリに用意できていることになる。よって、従来の画像符号化装置のタイミングチャートを示す図16の時刻t3、t6、t9、t69、t72、t75のような、下のブロックラインに対応するコンテキストメモリへコンテキスト・パラメータをコピーする処理が不要となる。ゆえに、従来よりも高速に符号化処理を行うことができる。
なお、本実施形態の画像符号化装置ではエントロピー符号化方式として算術符号化を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば可変長符号化であってもよい。
また、エントロピー符号化部120〜122は算術符号化の結果に基づいてコンテキスト・パラメータを更新するが、符号化対象のシンタクス要素によってはコンテキスト・パラメータを更新しなくてもよい。例えば、ブロックラインの終端を表すフラグについては、スライスに対する処理を開始する前に設定したコンテキスト・パラメータの初期値を常に使うようにしてもよい。
また、本実施形態ではスライスの右端から2個のブロックを処理するまで、エントロピー符号化手段に対応するコンテキストメモリとコンテキスト共有メモリの両方に同一のコンテキスト・パラメータが書き込まれるが、本発明は2個のブロックに限定されない。1個であってもよいし、3個のブロックであってもよい。
また、本実施形態ではコンテキスト共有メモリ160の他にコンテキストメモリ150だけを初期化していたが、図4に示すようにコンテキストメモリ151と152も初期化してもよい。
また、エントロピー符号化部に対応するコンテキストメモリと、後続するブロックラインに対応するコンテキストメモリと、コンテキスト共有メモリとに、同一のコンテキスト・パラメータを書き込むようにしてもよい。例えば図4で示すように、エントロピー符号化部120によって更新されたコンテキスト・パラメータを、コンテキストメモリ150〜152とコンテキスト共有メモリ160に書き込む(時刻t1〜t2)。エントロピー符号化部121によって更新されたコンテキスト・パラメータを、コンテキストメモリ151〜152とコンテキスト共有メモリ160に書き込む(時刻t3〜t4)。このような処理を行うことより、スライスの上端からNブロックライン(Nはエントロピー符号化部の個数)については、図3の時刻t3とt6にあるようなコンテキスト共有メモリからのコンテキスト・パラメータのコピーをしなくて済むようになる。
さらに、本発明はエントロピー符号化部の並列数に限定されるものではなく、例えば図5に示すようにエントロピー符号化部を1つだけ備えて、並列処理を行わない構成であってもよい。
図6は、図5に示す画像符号化装置によりコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160が更新される様子を表すタイミングチャートである。実施形態1と同様に、最初にコンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160を初期化する。ブロック(0,0)と(1,0)に対する符号化を行う際に、エントロピー符号化部120により更新されたコンテキスト・パラメータが、コンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160の両方に書き込まれる。この処理により、ブロック(1,0)に対する符号化を終えた時点(t2)で、コンテキスト共有メモリ160にはブロック(1,0)に対応するコンテキスト・パラメータが保持される。よって、コンテキストメモリ150からコンテキスト共有メモリ160へコンテキスト・パラメータをコピーする必要が無いので、高速に符号化処理を行うことができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2の画像符号化装置について、図7を参照して説明する。図7は本実施形態の画像符号化装置の構成を表すブロック図である。画像入力部200、予測符号化部210〜212、エントロピー符号化部220〜222、符号出力部230は、実施形態1において対応する構成要素と同一の動作を行うため、説明を省略する。
第1コンテキストメモリ250〜252、第2コンテキストメモリ260〜262及びコンテキスト共有メモリ270は、エントロピー符号化部220〜222が使用するコンテキスト・パラメータを格納するメモリである。第1コンテキストメモリ250と第2コンテキストメモリ260は、エントロピー符号化部220によって参照される。同様に、第1コンテキストメモリ251と第2コンテキストメモリ261は、エントロピー符号化部221によって参照され、第1コンテキストメモリ252と第2コンテキストメモリ262には、エントロピー符号化部222によって参照される。なお、以後の説明において、第1コンテキストメモリ250〜252をまとめて第1コンテキストメモリ群とも記し、第2コンテキストメモリ260〜262をまとめて第2コンテキストメモリ群とも記す。
コンテキスト制御部240は、第1コンテキストメモリ群、第2コンテキストメモリ群及びコンテキスト共有メモリ270に対する書き込みと読み出しを制御する。コンテキスト制御部240の構成を、図8を参照して説明する。
2400〜2406はセレクタであり、第1コンテキストメモリ250〜252、第2コンテキストメモリ260〜262及びコンテキスト共有メモリ270への書き込みデータを選択する。2420〜2422はセレクタであり、第1コンテキストメモリ250〜252及び第2コンテキストメモリ260〜262からの読み出しデータを各々選択する。具体的には、セレクタ2420は、第1コンテキストメモリ250と第2コンテキストメモリ260からの読み出しデータのうちいずれかを選択する。同様に、セレクタ2421は、第1コンテキストメモリ251または第2コンテキストメモリ261からの読み出しデータのうちいずれかを選択する。セレクタ2422は、第1コンテキストメモリ252または第2コンテキストメモリ262からの読み出しデータのうちいずれかを選択する。
コンテキストメモリ制御部2410は、セレクタ2400〜2406及びセレクタ2420〜2422を制御する。
図8から明らかなように、エントロピー符号化部220から出力されるコンテキスト・パラメータは、第1コンテキストメモリ250〜252、第2コンテキストメモリ260〜262及びコンテキスト共有メモリ270へ書き込むことができる。エントロピー符号化部221から出力されるコンテキスト・パラメータは、第1コンテキストメモリ251〜252、第2コンテキストメモリ261〜262及びコンテキスト共有メモリ270へ書き込むことができる。エントロピー符号化部222から出力されるコンテキスト・パラメータは、第1コンテキストメモリ252、第2コンテキストメモリ262及びコンテキスト共有メモリ270へ書き込むことができる。コンテキスト共有メモリ270からの読み出しデータは、第1コンテキストメモリ群及び第2コンテキストメモリ群へ書き込むことができる。
次に、図9のタイミングチャートを参照して、図14に示すピクチャを本実施形態の画像符号化装置が符号化する様子を説明する。
まず、図9(a)の時刻t0において、エントロピー符号化部220が第1コンテキストメモリ群とコンテキスト共有メモリ270にコンテキスト・パラメータの初期値を書き込むことにより、其々のメモリを初期化する。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、エントロピー符号化部221や222が初期化してもよいし、コンテキストメモリ制御部2410が初期化するような構成にしてもよい。また、第2コンテキストメモリ群も初期化してもよい。
次に、エントロピー符号化部220は、時刻t1及びt2において、第1コンテキストメモリ250に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながらブロック(0,0)及びブロック(1,0)を符号化する。このとき、エントロピー符号化部220により更新されたコンテキスト・パラメータが第1コンテキストメモリ群とコンテキスト共有メモリ270の両方に書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部2410が制御を行う。即ち、前記コンテキスト・パラメータは、エントロピー符号化部220に対応するコンテキストメモリ250と同一コンテキストメモリ群に属するコンテキストメモリのうち、後続するブロックラインに対応するコンテキストメモリにも書き込まれる。
時刻t2においてブロック(1,0)を処理し終えた時点で、第1コンテキストメモリ251にはブロック(1,0)のコンテキスト・パラメータが保持されている。よって、エントロピー符号化部221は時刻t3からブロック(0,1)の符号化を開始する。
エントロピー符号化部221は、第1コンテキストメモリ251に格納されているコンテキスト・パラメータを参照・更新しながらブロック(0,1)及びブロック(1,1)を符号化する。このとき、エントロピー符号化部221により更新されたコンテキスト・パラメータが第1コンテキストメモリ251〜252とコンテキスト共有メモリ270に書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部2410が制御を行う。一方、エントロピー符号化部220により更新されたコンテキスト・パラメータについては、第1コンテキストメモリ250だけに書き込まれるように、コンテキストメモリ制御部2410が制御を行う。
時刻t4においてブロック(1,1)を処理し終えた時点で、第1コンテキストメモリ252にはブロック(1,1)のコンテキスト・パラメータが保持されている。よって、エントロピー符号化部222は時刻t5からブロック(0,2)の符号化を開始する。
ブロック(0,2)及び(1,2)の符号化(時刻t5〜t6)において、エントロピー符号化部222により更新されたコンテキスト・パラメータは、第1コンテキストメモリ252とコンテキスト共有メモリ270に書き込まれる。一方、エントロピー符号化部220及び221により更新されたコンテキスト・パラメータは、各々第1コンテキストメモリ250及び251にだけ書き込まれる。
時刻t7において、コンテキスト共有メモリ270が保持しているコンテキスト・パラメータを、第2コンテキストメモリにコピーする。以後、時刻t8からt64(図9(c))まで、第2コンテキストメモリとコンテキスト共有メモリ270にブロック(1,2)のコンテキスト・パラメータが保持される。
時刻t65から、エントロピー符号化部220が第2コンテキストメモリ260に保持されているコンテキスト・パラメータを参照しながら、ブロック(0,3)から始まるブロックラインの符号化処理を開始する。時刻t65からt66にかけて、エントロピー符号化部220はブロック(0,3)と(1,3)に対する符号化を行う。コンテキストメモリ制御部2410は、エントロピー符号化部220により更新されたコンテキスト・パラメータを第2コンテキストメモリ260〜262とコンテキスト共有メモリ270とに書き込むように制御する。
時刻t66においてブロック(1,3)を処理し終えた時点で、第2コンテキストメモリ261にはブロック(1,3)のコンテキスト・パラメータが保持されている。よって、時刻t67から、エントロピー符号化部221は第2コンテキストメモリ261のコンテキスト・パラメータを参照しながら、ブロック(0,4)から始まるブロックラインの符号化処理を開始する。時刻t67からt68にかけて、エントロピー符号化部221はブロック(0,4)と(1,4)に対する符号化を行う。コンテキストメモリ制御部2410は、エントロピー符号化部221が更新したコンテキスト・パラメータを、第2コンテキストメモリ261〜262とコンテキスト共有メモリ270とに書き込むように制御する。
エントロピー符号化部222も同様に時刻t69からブロック(0,5)の符号化を開始する。エントロピー符号化部222によって更新されたコンテキスト・パラメータは、コンテキストメモリ制御部2410により、第2コンテキストメモリ262とコンテキスト共有メモリ270とに書き込まれる。
時刻t71において、コンテキスト共有メモリ270が保持しているコンテキスト・パラメータを、第1コンテキストメモリへコピーする。時刻t72以降、第1コンテキストメモリ群とコンテキスト共有メモリ270にブロック(1,5)のコンテキスト・パラメータが保持される。
以上説明したように、本実施形態の画像符号化装置は、先ず第1コンテキストメモリ群とコンテキスト共有メモリを初期化する。そして、スライスの左端から2ブロックを符号化するまで、エントロピー符号化部に対応するコンテキストメモリと、後続するブロックラインに対応するコンテキストメモリと、コンテキスト共有メモリとを更新する。また、コンテキスト共有メモリに対してエントロピー符号化の並列数×2個のブロックに対応するコンテキスト・パラメータの書き込みが完了する毎に、コンテキスト共有メモリに保持されているコンテキスト・パラメータをコンテキストメモリ群にコピーする。
よって、エントロピー符号化部がスライスの右端のブロックの符号化を終えた時点で、下のブロックラインの左端のブロックの符号化に必要なコンテキスト・パラメータがコンテキストメモリに用意できている。ゆえに、コンテキスト・パラメータをコンテキスト共有メモリから各コンテキストメモリへコピーすることなく、すぐに符号化を開始することができるので、実施形態1の画像符号化装置よりもさらに高速に符号化処理を行なえる。
なお、本実施形態の符号化装置ではエントロピー符号化方式として算術符号化を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば可変長符号化であってもよい。
また、エントロピー符号化部220〜222は算術符号化の結果に基づいてコンテキスト・パラメータを更新するが、符号化対象のシンタクス要素によってはコンテキスト・パラメータを更新しなくてもよい。例えば、ブロックラインの終端を表すフラグについては、スライスに対する処理を開始する前に設定したコンテキスト・パラメータの初期値を常に使う。この場合、該初期値を設定するためのメモリへの書き込みを除いて、該当するコンテキスト・パラメータを第1コンテキストメモリ群、第2コンテキストメモリ群及びコンテキスト共有メモリ270のいずれにも書き込まない。
また、本発明はエントロピー符号化部の並列数に限定されるものではなく、例えば図10に示すようにエントロピー符号化部を1つだけ備え、並列処理を行わない構成であってもよい。
図11は、図10に示す画像符号化装置により第1コンテキストメモリ250、第2コンテキストメモリ260及びコンテキスト共有メモリ270が更新される様子を表すタイミングチャートである。
実施形態2と同様に、最初に第1コンテキストメモリ250とコンテキスト共有メモリ270を初期化する。ブロック(0,0)と(1,0)に対する符号化を行う際に、エントロピー符号化部220により更新されたコンテキスト・パラメータを、コンテキストメモリ250とコンテキスト共有メモリ270の両方に書き込む。ブロック(1,0)に対する符号化を終えた時点(t2)で、コンテキスト共有メモリ270に保持されているコンテキスト・パラメータを、第2コンテキストメモリ260にコピーする(t3)。この処理により、ブロック(63,0)に対する符号化を終えた時点で第2コンテキストメモリ260にはブロック(1,0)のコンテキスト・パラメータが既に格納されているので、時刻t65からすぐにブロック(0,1)の符号化を開始できる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3の画像復号装置について、図12を参照して説明する。図12は本実施形態の画像復号装置の構成を表すブロック図である。なお、図12において、コンテキストメモリ150〜152、コンテキスト共有メモリ160及びコンテキスト制御部140は、図1において同一の符号を付した構成要素と同一の機能を備える。本実施形態のタイミングチャートは図3と同じ内容となる。
符号入力部330は、ブロックライン単位でエントロピー符号化された符号列を、3ブロックライン毎に並列にエントロピー復号部320〜322へ入力する。
エントロピー復号部320〜322は、各々コンテキストメモリ150〜152に格納されているコンテキスト・パラメータを参照して、入力された符号列を算術復号する。また、算術復号の結果に基づいてコンテキスト・パラメータを更新し、対応するコンテキストメモリ152〜150及びコンテキスト共有メモリ160へ書き込む。算術復号されたデータは変換係数とヘッダ情報(符号化モード、予測モードや動きベクトル等)であり、各々予測復号部310〜312へ出力される。
予測復号部310〜312は、変換係数に対して逆量子化・逆変換を行って予測差分データを導出する。予測差分データに対してヘッダ情報を参照してフレーム間予測復号処理またはフレーム内予測復号処理を行い、復号した画像データを画像出力部300へ出力する。
コンテキスト制御部140は、コンテキストメモリ150〜152とコンテキスト共有メモリ160を制御する。先ずスライスに対する復号処理を開始する前に、コンテキストメモリ150とコンテキスト共有メモリ160を初期化する(図3のt0)。スライスの左端の2ブロックを復号するまでは、コンテキストメモリとコンテキスト共有メモリ160の両方に対して、更新されたコンテキスト・パラメータを書き込む(図3のt1、t2、t4、t5、t7、t8)。
これにより、スライスの左端から2ブロックの復号を終えた時点で、下のブロックラインの左端のブロックの復号に必要なコンテキスト・パラメータを、コンテキスト共有メモリに用意できていることになる。よって、下のブロックラインに対応するコンテキストメモリへコンテキスト・パラメータをコピーする処理が不要となるので、高速に復号処理を行うことができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4の画像復号装置について、図13を参照して説明する。図13は本実施形態の画像復号装置の構成を表すブロック図である。なお、図13において、第1コンテキストメモリ250〜252、第2コンテキストメモリ260〜262、コンテキスト共有メモリ270及びコンテキスト制御部240は、図7において同一の符号を付した構成要素と同一の機能を備える。本実施形態のタイミングチャートは図9と同じ内容となる。
符号入力部430、エントロピー復号部420〜422、予測復号部410〜412及び画像出力部400は、実施形態3の画像復号装置(図12)において対応する構成要素と同一である。
コンテキスト制御部240は、先ずスライスに対する復号処理を開始する前に、第1コンテキストメモリ250〜252とコンテキスト共有メモリ260を初期化する(図9のt0)。スライスの左端の2ブロックを復号するまでは、エントロピー復号部に対応するコンテキストメモリと、後続するブロックラインに対応するコンテキストメモリとコンテキスト共有メモリ460を更新する(図9のt1〜t6、t65〜t70)。また、コンテキスト共有メモリに対してエントロピー復号の並列数×2個のブロックに対応するコンテキスト・パラメータの書き込みが完了する毎に、コンテキスト共有メモリに保持されているコンテキスト・パラメータをコンテキストメモリ群にコピーする。
よって、エントロピー復号部がスライスの右端のブロックの復号を終えた時点で、下のブロックラインの左端のブロックの復号に必要なコンテキスト・パラメータがコンテキストメモリに用意できている。ゆえに、コンテキスト共有メモリからコンテキスト・パラメータを各コンテキストメモリへコピーすることなく、すぐに復号を開始することができる。
<実施形態5>
図1、図2、図5、図7、図10、図12、図13に示した各処理部はハードウェアでもって構成しているものとして上記実施形態では説明した。しかし、上記各図に示した各処理部で行なう処理をコンピュータプログラムでもって構成しても良い。
図17は、上記各実施形態に係る画像表示装置に適用可能なコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU1701は、RAM1702やROM1703に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行うと共に、上記各実施形態に係る画像処理装置が行うものとして上述した各処理を実行する。即ち、CPU1701は、上記各図に示した各処理部として機能することになる。
RAM1702は、外部記憶装置1706からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)1707を介して外部から取得したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更に、RAM1702は、CPU1701が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM1702は、例えば、フレームメモリとして割当てたり、その他の各種のエリアを適宜提供することができる。
ROM1703には、本コンピュータの設定データや、ブートプログラムなどが格納されている。操作部1704は、キーボードやマウスなどにより構成されており、本コンピュータのユーザが操作することで、各種の指示をCPU1701に対して入力することができる。出力部1705は、CPU1701による処理結果を出力する。また出力部1705は例えば液晶ディスプレイのような表示装置で構成して処理結果を表示することができる。
外部記憶装置1706は、ハードディスクドライブ装置に代表される、大容量情報記憶装置である。外部記憶装置1706には、OS(オペレーティングシステム)や、図4、図5、図14、図15に示した各部の機能をCPU1701に実現させるためのコンピュータプログラムが保存されている。更には、外部記憶装置1706には、処理対象としての各画像が保存されていても良い。
外部記憶装置1706に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU1701による制御に従って適宜RAM1702にロードされ、CPU1701による処理対象となる。I/F1707には、LANやインターネット等のネットワーク、投影装置や表示装置などの他の機器を接続することができ、本コンピュータはこのI/F1707を介して様々な情報を取得したり、送出したりすることができる。1708は上述の各部を繋ぐバスである。
上述の構成からなる作動は前述のフローチャートで説明した作動をCPU1701が中心となってその制御を行う。
<その他の実施形態>
本発明の目的は、前述した機能を実現するコンピュータプログラムのコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがコンピュータプログラムのコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムのコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのコンピュータプログラムのコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムのコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのコンピュータプログラムのコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するコンピュータプログラムのコードが格納されることになる。

Claims (12)

  1. 入力された画像データを所定のブロックライン単位で符号化する画像符号化装置であって、
    第1のメモリに格納されるパラメータを用いて第1のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第1の符号化手段と、前記第1のメモリとは異なる第2のメモリに格納されるパラメータを用いて前記第1のブロックラインの次の第2のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第2の符号化手段とを少なくとも含む、複数のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う複数の符号化手段と
    有メモリと
    前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第1のメモリと前記共有メモリとに、前記第1の符号化手段による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込み、
    前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理した後は、前記第2の符号化手段によって前記第2のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第2の符号化手段によって前記第2のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第2のメモリと前記共有メモリとに、前記第2の符号化手段による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込むよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第1の符号化手段によって前記第1のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、前記第1のメモリと前記第2のメモリと前記共有メモリとに、前記第1の符号化手段による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の符号化手段による符号化処理を開始する前に、前記第1のメモリにおけるパラメータを初期化する
    ことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の符号化手段による符号化処理を開始する前に、前記共有メモリにおけるパラメータを初期化する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の符号化手段による符号化処理を開始する前に、前記複数の符号化手段に対応する複数のメモリにおけるパラメータを初期化する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  6. 予測符号化処理を行う予測符号化手段を備え、
    前記符号化処理は、前記予測符号化処理が行われた画像データに対するエントロピー符号化処理であり、
    前記パラメータは、コンテキストパラメータである、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記予測符号化手段による予測符号化処理が開始される前に、前記複数の符号化手段のうちの、前記複数のブロックラインの内の上端のブロックラインを処理する符号化手段に対応するメモリにおけるパラメータと、前記共有メモリにおけるパラメータとを初期化し、
    前記複数の符号化手段によって各ブロックラインの左端を処理する前に、前記共有メモリに格納されているコンテキストパラメータを、前記符号化手段にそれぞれ対応するメモリに書き込み、
    前記符号化手段によって各ブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、該符号化手段に対応するメモリと前記共有メモリとに同一のコンテキストパラメータを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像符号化装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記予測符号化手段による予測符号化処理が開始される前に、前記複数の符号化手段に対応する複数のメモリにおけるパラメータと、前記共有メモリにおけるパラメータとを初期化し、
    予測符号化処理が行われた画像データの上端から所定数のブロックラインに対する処理において、前記符号化手段が各ブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、該符号化手段に対応するメモリと、後続するブロックラインに対応するメモリと、前記共有メモリとに、同一のコンテキストパラメータを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 前記共有メモリは、前記パラメータを共有するためのメモリである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  10. 前記符号化処理は、エントロピー符号化処理であり、
    前記パラメータは、コンテキストパラメータである、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  11. 入力された画像データを所定のブロックライン単位で符号化する画像符号化方法であって、
    第1のメモリに格納されるパラメータを用いて第1のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第1の符号化工程と、前記第1のメモリとは異なる第2のメモリに格納されるパラメータを用いて前記第1のブロックラインの次の第2のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う第2の符号化工程とを少なくとも含む、複数のブロックラインの画像データに対して符号化処理を行う複数の符号化工程と、
    前記第1の符号化工程によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第1の符号化工程によって前記第1のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第1のメモリと共有メモリとに、前記第1の符号化工程による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込み、
    前記第1の符号化工程によって前記第1のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理した後は、前記第2の符号化工程によって前記第2のブロックラインの左端から所定数の所定のブロックを処理するまで、前記第2の符号化工程によって前記第2のブロックラインにおける所定のブロックを処理するごとに、少なくとも前記第2のメモリと前記共有メモリとに、前記第2の符号化工程による符号化処理の結果に基づくパラメータを書き込むよう制御する制御工程と
    を有することを特徴とする画像符号化方法。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2012248312A 2012-11-12 2012-11-12 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム Active JP6415016B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012248312A JP6415016B2 (ja) 2012-11-12 2012-11-12 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム
US14/076,019 US9609316B2 (en) 2012-11-12 2013-11-08 Image coding apparatus, image coding method, and recording medium thereof, image decoding apparatus, and image decoding method, and recording medium thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012248312A JP6415016B2 (ja) 2012-11-12 2012-11-12 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014096755A JP2014096755A (ja) 2014-05-22
JP2014096755A5 JP2014096755A5 (ja) 2015-12-17
JP6415016B2 true JP6415016B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=50681676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012248312A Active JP6415016B2 (ja) 2012-11-12 2012-11-12 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9609316B2 (ja)
JP (1) JP6415016B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101803388B (zh) * 2008-05-23 2012-11-21 松下电器产业株式会社 图像解码装置、图像解码方法、图像编码装置、以及图像编码方法
CA3184338A1 (en) * 2014-09-03 2016-03-10 Ab Initio Technology Llc Managing computations for hierarchical entities
EP3258691A4 (en) * 2015-02-09 2018-10-31 Hitachi Information & Telecommunication Engineering, Ltd. Image compression/decompression device
CN105187845B (zh) * 2015-08-10 2018-07-03 珠海全志科技股份有限公司 视频数据解码装置及解码方法
KR20230070062A (ko) 2016-10-04 2023-05-19 주식회사 비원영상기술연구소 영상 데이터 부호화/복호화 방법 및 장치
US20190253624A1 (en) * 2017-07-17 2019-08-15 Ki Baek Kim Image data encoding/decoding method and apparatus
US10827191B2 (en) 2018-11-02 2020-11-03 Fungible, Inc. Parallel coding of syntax elements for JPEG accelerator
US10827192B2 (en) 2018-11-02 2020-11-03 Fungible, Inc. Work allocation for JPEG accelerator
US10931958B2 (en) 2018-11-02 2021-02-23 Fungible, Inc. JPEG accelerator using last-non-zero (LNZ) syntax element
US10848775B2 (en) * 2018-11-02 2020-11-24 Fungible, Inc. Memory layout for JPEG accelerator

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4335516B2 (ja) * 2001-12-04 2009-09-30 パナソニック株式会社 複数のプロセッサを用いた動画像符号化装置およびその方法
US20120099657A1 (en) * 2009-07-06 2012-04-26 Takeshi Tanaka Image decoding device, image coding device, image decoding method, image coding method, program, and integrated circuit
US8718149B2 (en) * 2009-10-29 2014-05-06 Panasonic Corporation Image coding method and image decoding method
US20120044987A1 (en) * 2009-12-31 2012-02-23 Broadcom Corporation Entropy coder supporting selective employment of syntax and context adaptation
US20130003858A1 (en) * 2011-06-30 2013-01-03 Vivienne Sze Simplified Context Selection For Entropy Coding of Transform Coefficient Syntax Elements

Also Published As

Publication number Publication date
US9609316B2 (en) 2017-03-28
US20140133581A1 (en) 2014-05-15
JP2014096755A (ja) 2014-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6415016B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム
US11647190B2 (en) Image coding apparatus, image coding method, image decoding apparatus, image decoding method, and program
US10237568B2 (en) Image coding apparatus, method for coding image, program therefor, image decoding apparatus, method for decoding image, and program therefor
CN106797464B (zh) 用于视频编码和解码中的矢量编码的方法和装置
TWI461065B (zh) 重疊平滑與迴路內(in-loop)去區塊(deblocking)之分段處理
JP6315911B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム、画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
JP6376719B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム、画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
US9948941B2 (en) Circuit, method and video decoder for video decoding
JP2009513056A (ja) 適応型走査を用いる動画の符号化/復号化装置及びその方法
JP2009302776A (ja) 画像符号化装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
KR101392349B1 (ko) 비디오 디코딩 방법 및 장치
JP6066945B2 (ja) 画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
JP7403245B2 (ja) 画像復号装置、画像復号方法
JP6272194B2 (ja) 動画像符号化装置、動画像復号装置、および動画像符号化・復号化方法
JP5100561B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP7403246B2 (ja) 画像復号装置、画像復号方法
JP6618578B2 (ja) 画像符号化装置、および画像復号装置
JP2009130599A (ja) 動画像復号装置
US10951900B2 (en) Speeding up small block intra-prediction in video coding
JP7451131B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法、及びプログラム
JP6469277B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム、画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
JP2013098735A (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム、画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
US10694190B2 (en) Processing apparatuses and controlling methods thereof
JP2009049460A (ja) 画像処理装置およびその方法、並びにプログラム
JP2008118533A (ja) 復号化器、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6415016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151