JP6413879B2 - 電機掃除機 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機1の斜視図である。図2は、掃除機本体6の斜視図である。図3は、掃除機本体6の上面図である。図4は、掃除機本体6の後面図である。図5は、サクションホース5の接続部5bの斜視図である。図6は、集塵ユニット13の斜視図である。図7は、集塵ユニット13の分解斜視図である。図8は、図6におけるC−C断面図である。図9は、図3におけるA−A断面図である。図10は、排気口50にサクションホース5を接続した状態の断面図である。図11は、図10に示すB部の拡大図である。図12は、図10の状態の掃除機本体6の斜視図である。
吸込口体2は、下向きに形成された開口(図示せず)から、床面上のごみ(塵埃)を空気と一緒に吸い込むためのものである。吸込口体2は、長手方向の中央部に円筒状の接続部2aを備える。上記開口と接続部2aとは、吸込口体2の内部で通じている。
吸引パイプ3は、円筒状の真直ぐな部材からなる。そして、吸引パイプ3は、伸縮自在な構成を有する。また、吸引パイプ3は、一側の端部が吸込口体2の接続部2aに接続する。吸込口体2は、吸引パイプ3に着脱自在である。
また、接続パイプ4には、ハンドル7が設けられる。ハンドル7は、掃除をする人が持つ把持部である。ハンドル7には、操作部8a、表示部8b(操作表示部8)が設けられる。操作表示部8は、電気掃除機1の運転を指示するための複数のボタン(操作部)8aや運転状態を示す表示ランプ(表示部)8bを備える。
これらのボタンを構成するスイッチや表示ランプは、印刷配線基板(図示せず)に実装されており、本体6から供給される電力により動作する。
このリード線5aは、本体6に設けられた制御手段(図示せず)から操作表示部8に電力を供給したり、制御手段からの信号を操作表示部8に入力したり、操作表示部8におけるスイッチ操作による信号を制御手段に出力したり、吸込口体2に電動の回転ブラシを備える場合、この回転ブラシを駆動するモーターを制御する制御基板に電力を供給する。
制御手段は、操作表示部8への入力や各部に設けられた各種センサからの入力に基づき、電動送風機70の出力や表示ランプの制御をおこなう。
上記の吸気側ホース接続口9には、サクションホース5の接続部5bが接続した際に、接続端子5cと接続する接続部となる吸気側端子受け部9aが設けられている。この吸気側端子受け部9aは、制御手段と電気的に接続している。尚、サクションホース5は、接続部5bに対して回転自在に構成されている。
つまり、使用者がハンドル7を持ったまま操作表示部8を操作して、電動送風機70の出力を変更して、吸引力を調整することができる。また、接続部5bには、吸気側ホース接続口9に接続した際に、吸気側ホース接続口9に形成された凹部に係合する係合手段5dと、係合状態を解除する係合解除ボタン5eが設けられている。
電源コード11が外部の電源に接続されると、電動送風機70や操作表示部8等が通電可能となる。電動送風機70は、電源コード11が電源に接続されると、操作表示部8に対する操作に応じて予め設定された吸引動作を行う。
吸込口体2の内部に流入した塵埃を含む空気は、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5の各内部を通って本体6に送られる。吸込口体2、吸引パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5は、外部から本体6にごみ等の塵埃を含む空気を流入させるための風路を形成する。
尚、本発明において、塵埃とは、ごみだけでなく、繊維、毛、綿毛、土砂、粉末、粉体等も包含する概念である。本発明では、塵埃を含む空気(塵埃と空気の混合物)を含塵空気と称する。
掃除機本体6は、収容ユニット12と塵挨を捕集する集塵部となる集塵ユニット13とを備える。集塵ユニット13は、収容ユニット12に対して着脱自在に搭載される。
電動送風機70及び電源コード11は、後部収容体14に収容される。前部収容体15は上方に向けて開口し、開口内部に収容部15aを形成する。収容部15aは、集塵ユニット13を収容するための空間である。後部収容体14及び前部収容体15は、例えば成型品である。
吸気風路形成部16は、一端が収容ユニット12の前面で開口する。吸気風路形成部16のこの一端は、吸気側ホース接続口9を形成する。吸気風路形成部16は、他端が前部収容体15で開口する。吸気風路形成部16のこの他端は、集塵ユニット13との接続口を形成する。
すなわち、集塵ユニット13は、含塵空気の分離方式がサイクロン分離方式である。また、集塵ユニット13は、分離した塵埃を捕集し、一時的に溜めておく機能を有する。
各図に示すように集塵ユニット13は、全体として、円筒形状を成しており、集塵ユニット13は、排出部ケース23、フィルター部ケース24、流入部ケース25及び集塵部ケース26から構成される。
図6〜図8に示すように、流入部ケース25の前側には、流入口25aが形成される。また、排出部ケース23の後側には、流出口23aが形成される。流出口23aは、流入口25aよりも上方の位置に配置されている。
円錐部25dは、上端部が円筒部25cの下端部に接続され、下方に向かうに従って径が小さくなるように、円筒部25cの下端部から下方に延びるように設けられる。
図8に示すように、円筒部25cの上部(旋回室25bを形成する側壁の上部)には、流入口25aが開口する。流入口25aから流入する含塵空気は、円筒形状の旋回室25bの側面に沿って流入する。
さらに言えば、0次開口部25eは、流入口25aよりも、旋回室25bの中心軸線L方向の下方、すなわち、旋回室25b内で生じる旋回流における下流側に配置される。
また、円錐部25dの外側には、隔壁30が設けられている。この隔壁30は、円筒部25cとほぼ同径の略円筒状を呈する。隔壁30の上端は、円筒部25cと円錐部25dとの接続部近傍に接続されている。
この状態において、流入部ケース25の円筒部25cの0次開口部25eの上端よりも下方側と、円錐部25d及び隔壁30の全体が、集塵部ケース26内に収容される。また、隔壁30の下端部が、集塵部ケース26の底面に設けられたシール材と密着する。
そして、集塵部ケース26の開口26aは、流入部ケース25の外周面からフランジ状に突出した蓋部25gにより密閉される。
つまり、集塵部ケース26と流入部ケース25の外面の間に形成される空間は、旋回室25bから排出された塵埃を保持する集塵室31,32となっている。
排出管23bは主に排出部ケース23により形成されている。なお、排出口24aはフィルター部ケース24に形成されており、旋回室25bの上端壁は、フィルター部ケース24の底面の一部により形成される。
図9を参照すると、電動送風機70の吸引動作が開始されると、吸込口体2から吸込まれた含塵空気は、上述した通り、吸気風路19を通過し、流入口25aから集塵ユニット13の内部へと流入する。
取り込まれた含塵空気は、旋回室25b内において、側壁に沿って所定の方向に回る旋回気流を形成する。この旋回気流は、その経路構造によって下向きに流れていく。
そして、ごみβは、1次開口部25fを通過する。そして、ごみβは、1次集塵室32に落下して捕捉される。つまり、ごみβは、旋回室25bとは独立した空間となっている1次集塵室32に送られ、旋回気流の影響が少ない状態で1次集塵室32内部に保持される。
ごみα及びごみβが取り除かれた気流(清浄空気)は、排出口24aを通過して、旋回室25bの外に排出される。旋回室25bから排出された空気は、排出管23b内を通過して、流出口23aに達する。そして、清浄空気は、流出口23a及び接続口22を順次通過して、排気風路21に送られる。
また、ごみα、ごみβは、旋回室25bから独立した空間である0次集塵室31、1次集塵室32に保持される。つまり、旋回気流は、ごみが蓄積される集塵室内部をほとんど通過することなく、含塵空気からごみである塵挨と気流を分離する。従って、ごみに含まれる臭い等が旋回気流に混ざることを防止でき、集塵ユニット13から排出される空気をよりクリーンにすることができる。
すなわち、排気風路21には、集塵ユニット13から清浄な空気が流入する。排気風路形成部17の一端の開口は、流出口23aとの接続口22を形成する。
接続口22は、収容ユニット12の上面において、左右方向の中央付近に配置される。排気風路形成部17の他端は、収容ユニット12の外部に向けて開口する。排気風路形成部17のこの他端は、排気口50を形成する。
図9を参照すると、排気風路21には電動送風機70が設けられている。電動送風機70は、電気掃除機1に形成された風路に気流を発生させる。電気掃除機1に形成された風路には、例えば、外部から掃除機本体6に含塵空気を流入させるための風路、吸気風路19、集塵ユニット13に形成された風路及び排気風路21が含まれる。
また、電動送風機70は、吸込み口10aが上方に向け開口し、送風機排出口10bが側面に開口し、排気風路21の内部に設けられている。
接続口22と電動送風機70の間(電動送風機の上流側)には、HEPAフィルター21aが設けられている。また、電動送風機70の前方(電動送風機の下流側)には、ULPAフィルター21bが設けられている。
また、電動送風機70の下流側にULPAフィルター21bを設けることで、電動送風機70の内部から出るカーボンなどの塵挨を捕集することができ、電動送風機70から出る排気をきれいにすることができる。
尚、電動送風機70から排気口50へ至る排気風路21は、排気洩れを防ぐシール構造となっており、電動送風機70からの排気が、排気口50から集中して排気されるように構成されている。これにより、排気口50からでる排気の風速を強くすることができる。
排気口50は、電動送風機70の後方であって、後部収容体14の後面に位置している。排気口50は前後方向に延びる筒状に形成されており、前側の端には開口を遮るように格子50aが設けられている。
排気口50の内形状は、サクションホース5の接続部5bが接続可能な形状をなしている。つまり、排気口50には、接続部5bが接続可能である排気側ホース接続口が形成されている。尚、接続部5bが接続した状態において、サクションホース5と排気口50は一連の空間を成し、排気口50から排出される気流である排気が、サクションホース5の内部に流入可能となる。
つまり、ブロアーの気流に用いる排気流が、クリーンな状態であり、集塵ユニット13にごみを貯めた状態であっても、ごみの臭いなどを気にせずブロアーとして用いることができる。
これにより、操作表示部8は、本体6(制御手段)から電力が供給され、制御信号の受信をし、使用者がスイッチを押圧操作することによる信号を制御手段に出力できる。このため、操作表示部8から電動送風機70の出力を変更することが可能となる。
また、制御手段が排気口50に接続部5bが接続したか否かを検出可能に構成することで、ブロワー運転状態である旨を操作表示部に表示することができる。
上述した通り、図13において、27は商用交流電源、70は電動送風機である。
図13は、電気掃除機1に備えられた電源コード11をコンセントに差し込み、電動送風機70を商用交流電源27に接続した状態を示している。71は双方向性サイリスタである。電動送風機70及び双方向性サイリスタ71は、商用交流電源27に直列に接続される。
電源同期検出手段73は、商用交流電源27の同期ポイント(ゼロクロス点)を検出するための回路からなる。
電流検出手段81は、電動送風機70に流れる電流を検出する。電流検出手段81は、例えば、電流センサ72が出力する電流値に基づいて、電動送風機70に流れる電流を検出する。
接続検出部85は、例えば機械式の検出方法(マイクロSW等)や赤外線センサ等を用いてサクションホース5が接続された状態かを検出する検出部である。
接続検出手段84は、接続検出部85の情報を基に、排気側ホース接続口にサクションホース5が接続されたかの判断を行い、その判断を受けて、制御手段82が電動送風機70の出力を制御する。
また、制御手段82には、操作部8aからの信号や、電流検出手段81の判定結果が入力される。例えば、制御手段82には、操作部8aから、入力切り替えや、起動・停止といった操作情報が入力される。
ステップ1(以下、ステップを「S」とする)において、商用交流電源27に電源コード11が差し込まれるとS2に移行する。
通常接続専用処理とは、吸気側ホース接続口9にサクションホース5を接続して動作させ、床面から塵挨を吸引する吸引動作を行う際の動作処理である。
(1)電動送風機70を動作させる際や出力を上げる際に、徐々に入力電流を増やすことで出力を変化させて設定された出力に到達させる出力制御。
(2)集塵ユニット13に保持されている塵挨の量に応じて、電動送風機70の出力を変化させる出力制御。例えば、電動送風機70の出力を変化させて吸引力を「弱」「中」「強」と調整できる電気掃除機の場合、「中」運転に設定されている状態において、集塵ユニット13に保持されているゴミが所定の量より多い場合、電動送風機70の出力を1000[W]で動作させ、ゴミが所定の量より少ない場合、電動送風機70の出力を900[W]で動作させる。つまり、集塵ユニット13に保持されている塵挨の量が多いほど、電動送風機70をより大きな電力で動作させる。
排気口接続専用処理とは、排気口50に形成された排気側ホース接続口にサクションホース5を接続して電動送風機70を動作させ、排気を用いて対象となる位置から埃などを吹き飛ばすブロアー動作を行う際の動作処理である。
(1)電動送風機70を動作させる際に、ブロアー動作に適した風量となるまで、一気に出力を上げる動作制御を行う(電動送風機70の出力を一気に最高出力に上げる)。
(2)集塵ユニット13に塵埃が保持された状態で用いる場合であっても、保持されている塵挨の量に関係なく、電動送風機70の出力を一気に最高出力に上げる。
また、S6における表示処理では、排気口接続専用処理、つまり、ブロアー動作が行われている旨の表示が行われる。この表示は、ブロアーモードを行っている旨の表示(例えば、「ブロアーモード」「ブロアー動作中」)に対応するLEDが点灯する等により行われる。
特に、ブロアーモードの際に電動送風機の出力は、電動送風機が起動したのち、ブロアーに適した排気風となる出力まで一気にあげられる。これにより、効率よく埃などを吹き飛ばすことが可能である。
次に、図15に示す制御フローを参照して、実施の形態2の動作を説明する。電気掃除機1の構成については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。尚、この制御フローは、制御手段82が実行する。
S11において、商用交流電源27に電源コード11が差し込まれるとS12に移行する。
S12において、排気口50(排気側ホース接続口)にサクションホース5が差し込まれているか否かを判断する(サクションホース5が接続された状態かを接続検出部85が検出し、接続検出手段84が接続検出部85の情報を基にS13の排気口接続専用処理を行うかS20の通常接続専用処理を行うか判断する)。排気口50にサクションホース5が差し込まれていなければ、S20に移行して通常接続専用処理を開始してS21に移行する。
次に、S14において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されなければ、処理を終了する。S14において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されれば、S15に移行して電動送風機70を起動する処理を行いS16に移行する。S16では、表示部8bにおいて、排気口接続専用処理を行っている旨の表示を行い、S17に移行する。
S17において、操作部8aがON状態であれば、電動送風機70を動作させた状態で処理を終了する。S17において、操作部8aがON状態でなければ、S18に移行する。S18では、電動送風機70の動作を停止する処理を行い、S19に移行する。S19では、表示部8bにおいて行われている、排気口接続専用処理を行っている旨の表示を停止して、処理を終了する。
特に、操作部8aからの入力が継続してON状態の場合に、電動送風機70を動作させるように構成しているので、使用者が必要なタイミングでブロアー動作を行うことができる。
次に、図16〜図17を参照して、実施の形態3について説明する。実施の形態1と同じ構成については、同じ符号を付し説明を省略する。
図16を参照すると、マイクロコンピュータ80は、排気温度検出手段87を有する。
排気温度検出手段87は、制御手段82に検出結果を出力可能に接続している。また、電気掃除機1は、電動送風機70から流れる排気の温度を検出する排気温度検出部86を有する。
排気温度検出部86は、排気温度検出手段87に検出結果を出力可能に接続している。排気温度検出手段87は、排気温度検出部86の情報を基に排気の温度を検出し、この排気温度の検出結果に基づき、制御手段82が電動送風機70の出力を制御する。
S31において、商用交流電源27に電源コード11が差し込まれるとS32に移行する。
S32において、排気口50(排気側ホース接続口)にサクションホース5が差し込まれているか否かを判断する(サクションホース5が接続された状態かを接続検出部85が検出し、接続検出手段84が接続検出部85の情報を基にS33の排気口接続専用処理を行うかS39の通常接続専用処理を行うか判断する)。排気口50にサクションホース5が差し込まれていなければ、S39に移行して通常接続専用処理を開始してS40に移行する。
次に、S34において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されなければ、処理を終了する。S34において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されれば、S35に移行して電動送風機70を起動する処理を行いS36に移行する。S36では、表示部8bにおいて、排気口接続専用処理を行っている旨の表示を行い、S37に移行する。
S37において、排気温度が閾値以下であれば、電動送風機70を動作させた状態で処理を終了する。S37において、排気温度が閾値以上であれば、S38に移行する。S38では、電動送風機70の出力を低下又は電動送風機70を停止する処理を行い、処理を終了する。
尚、S37における排気温度の閾値は、使用者が触れても火傷をすることなく、また、電気掃除機1の各部が機能を損なう事が無い温度に設定される。
特に、ブロアー動作を行う際に、排気温度が高温である場合は、電動送風機70の出力が低下又は電動送風機70が停止するので、安全に使用することができる。
次に、図18に示す制御フローを参照して、実施の形態4の動作を説明する。電気掃除機1の構成については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。尚、この制御フローは、制御手段82が実行する。
S51において、商用交流電源27に電源コード11が差し込まれるとS52に移行する。
S52において、排気口50(排気側ホース接続口)にサクションホース5が差し込まれているか否かを判断する(サクションホース5が接続された状態かを接続検出部85が検出し、接続検出手段84が接続検出部85の情報を基にS53の排気口接続専用処理を行うかS60の通常接続専用処理を行うか判断する)。排気口50にサクションホース5が差し込まれていなければ、S60に移行して通常接続専用処理を開始してS61に移行する。
次に、S54において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されなければ、処理を終了する。S54において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されれば、S55に移行して電動送風機70を起動する処理を行いS56に移行する。S56では、表示部8bにおいて、排気口接続専用処理を行っている旨の表示を行い、S57に移行する。
S57において、排気温度が閾値以下であれば、電動送風機70を動作させた状態で処理を終了する。S57において、排気温度が閾値以上であれば、S58に移行する。S58では、電動送風機70の出力を低下又は電動送風機70を停止する処理を行い、S59に移行する。
S59では、表示部8bにおいて、電動送風機70の出力を低下又は電動送風機70を停止した旨の表示を行い、処理を終了する。
特に、ブロアー動作を行う際に、排気温度が高温である場合は、電動送風機70の出力が低下又は電動送風機70が停止するので、安全に使用することができる。また、電動送風機70の出力が低下又は電動送風機70が停止した状態を、表示部8bで確認することができる。
次に、図19に示す制御フローを参照して、実施の形態5の動作を説明する。電気掃除機1の構成については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。尚、この制御フローは、制御手段82が実行する。
S71において、商用交流電源27に電源コード11が差し込まれるとS72に移行する。
S72において、排気口50(排気側ホース接続口)にサクションホース5が差し込まれているか否かを判断する(サクションホース5が接続された状態かを接続検出部85が検出し、接続検出手段84が接続検出部85の情報を基にS73の排気口接続専用処理を行うかS81の通常接続専用処理を行うか判断する)。排気口50にサクションホース5が差し込まれていなければ、S81に移行して通常接続専用処理を開始してS82に移行する。
次に、S74において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されなければ、処理を終了する。S74において、操作部8aから運転を開始する信号が入力されれば、S75に移行して電動送風機70を起動する処理を行いS76に移行する。S76では、表示部8bにおいて、排気口接続専用処理を行っている旨の表示を行い、S77に移行する。
S78では、排気温度が閾値以上となってから所定時間経過したか否かを判断する。S78において、排気温度が閾値以上となってから所定時間経過するとS79に移行する。
S79では、電動送風機70の出力を低下又は電動送風機70を停止する処理を行い、S80に移行する。S80では、表示部8bにおいて、電動送風機70の出力を低下又は電動送風機70を停止させた旨の表示を行い、処理を終了する。
排気温度が閾値以上となってから所定時間経過したら電動送風機70の出力を制御するようにすることにより、(外気温の影響等で)排気温度に変化があった場合に電動送風機70を停止させないで継続使用することができるので、使い勝手の良い掃除機が提供できる。
特に、ブロアー動作を行う際に、排気温度が高温である場合は、電動送風機70の出力が低下又は電動送風機70が停止するので、安全に使用することができる。また、電動送風機70の出力が低下又は電動送風機70が停止した状態を、表示部8bで確認することができる。
Claims (5)
- 集塵ユニットと電動送風機とマイクロコンピュータとを有する掃除機本体と、
前記掃除機本体に接続するサクションホースと、
前記サクションホースに接続する接続パイプと、
前記接続パイプに設けられた操作表示部と、
を有する電気掃除機において、
前記掃除機本体には、塵挨を含む気流を吸い込む吸気側ホース接続口と、塵挨を分離した気流を排気する排気側ホース接続口と、が形成され、
前記サクションホースは、前記吸気側ホース接続口または前記排気側ホース接続口に接続する接続部を有し、
前記接続部には、前記操作表示部と電気的に接続する接続端子が設けられ、
前記吸気側ホース接続口には、前記接続部が前記吸気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する吸気側端子受け部が設けられ、
前記排気側ホース接続口には、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する排気側端子受け部が設けられ、
前記吸気側端子受け部及び前記排気側端子受け部は、前記マイクロコンピュータと電気的に接続し、
前記マイクロコンピュータは、前記操作表示部から前記吸気側端子受け部または前記排気側端子受け部を介して入力された信号に基づき前記電動送風機を制御する制御手段と、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続されたことを検出する接続検出手段と、を備え、
前記制御手段は、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続されたことが前記接続検出手段によって検出されたときの前記電動送風機の出力を、前記吸気側ホース接続口に前記接続部が接続されたときの前記電動送風機の出力とは異なる出力にすることを特徴とする電気掃除機。 - 集塵ユニットと電動送風機とマイクロコンピュータとを有する掃除機本体と、
前記掃除機本体に接続するサクションホースと、
前記サクションホースに接続する接続パイプと、
前記接続パイプに設けられた操作表示部と、
を有する電気掃除機において、
前記掃除機本体には、塵挨を含む気流を吸い込む吸気側ホース接続口と、塵挨を分離した気流を排気する排気側ホース接続口と、が形成され、
前記サクションホースは、前記吸気側ホース接続口または前記排気側ホース接続口に接続する接続部を有し、
前記接続部には、前記操作表示部と電気的に接続する接続端子が設けられ、
前記吸気側ホース接続口には、前記接続部が前記吸気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する吸気側端子受け部が設けられ、
前記排気側ホース接続口には、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する排気側端子受け部が設けられ、
前記吸気側端子受け部及び前記排気側端子受け部は、前記マイクロコンピュータと電気的に接続し、
前記マイクロコンピュータは、前記操作表示部から前記吸気側端子受け部または前記排気側端子受け部を介して入力された信号に基づき前記電動送風機を制御する制御手段と、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続されたことを検出する接続検出手段と、前記排気側ホース接続口の排気温度を検出する排気温度検出手段と、を備え、
前記制御手段は、前記サクションホースが前記排気側ホース接続口に接続されたことが前記接続検出手段によって検出されたときは前記排気温度検出手段が検出した結果に基づき前記電動送風機の出力を変更することを特徴とする電気掃除機。 - 前記制御手段は、前記排気温度検出手段が検出した排気温度があらかじめ設定された閾値以上のときに前記電動送風機を停止させることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
- 前記制御手段は、前記排気温度検出手段が検出した排気温度があらかじめ設定された閾値以上になってから所定時間後に前記排気温度検出手段が検出した排気温度が前記閾値以上のときに前記電動送風機を停止させることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
- 集塵ユニットと電動送風機とマイクロコンピュータとを有する掃除機本体と、
前記掃除機本体に接続するサクションホースと、
前記サクションホースに接続する接続パイプと、
前記接続パイプに設けられた操作表示部と、
を有する電気掃除機において、
前記掃除機本体には、塵挨を含む気流を吸い込む吸気側ホース接続口と、塵挨を分離した気流を排気する排気側ホース接続口と、が形成され、
前記サクションホースは、前記吸気側ホース接続口または前記排気側ホース接続口に接続する接続部を有し、
前記接続部には、前記操作表示部と電気的に接続する接続端子が設けられ、
前記吸気側ホース接続口には、前記接続部が前記吸気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する吸気側端子受け部が設けられ、
前記排気側ホース接続口には、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続すると前記接続端子と接続する排気側端子受け部が設けられ、
前記吸気側端子受け部及び前記排気側端子受け部は、前記マイクロコンピュータと電気的に接続し、
前記マイクロコンピュータは、前記操作表示部から前記吸気側端子受け部または前記排気側端子受け部を介して入力された信号に基づき前記電動送風機を制御する制御手段と、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続されたことを検出する接続検出手段と、報知手段と、を備え、
前記報知手段は、前記接続部が前記排気側ホース接続口に接続されたことが前記接続検出手段によって検出されたときは、前記接続部が前記吸気側ホース接続口に接続されたときとは異なる表示を前記操作表示部の表示部にさせることを特徴とする電気掃除機。
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