JP6413530B2 - 監視システム、映像解析装置、映像解析方法およびプログラム - Google Patents

監視システム、映像解析装置、映像解析方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視システム、映像解析装置、映像解析方法およびプログラムに関するものである。
従来、移動物体(以下、単に「動体」とも言う。)を追尾する技術として様々な技術が開示されている。例えば、過去に動体を追尾した結果に基づいて動体の移動方向を予測し、予測した動体の移動方向に応じた撮像範囲が撮像されるようにPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラ(以下、「可動カメラ」とも言う。)を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる技術によれば、動体追尾の遅延を低減することが可能となる。
しかしながら、1台のPTZカメラだけを利用する技術は、動体の移動範囲が広域になるほど、動体を追尾するのに適さなくなる可能性が高まる。なぜなら、動体の移動範囲が広域になるほど、広い画角のレンズを用いて動体を追尾する必要性が高まるが、レンズの画角が広くなってしまうと、PTZカメラの映像サイズに対する動体サイズが小さくなりやすくなってしまうからである。
そこで、固定カメラ等によって撮像された広域の映像(以下、「広域カメラ映像」とも言う。)を表示させ、表示された広域カメラ映像から動体が存在する領域を選択領域として選択し、選択領域から検出された動体をPTZカメラで追尾する技術が存在する。かかる技術によれば、PTZカメラのレンズ画角を抑えることができるため、PTZカメラの映像サイズに対する動体サイズが小さくなることを抑えることができる。
特開2006−229322号公報
しかしながら、かかる技術においては、広域カメラ映像が固定カメラ等によって送信されてから表示制御装置に到達するまでの時間、広域カメラ映像が表示制御装置に到達してから広域カメラ映像が表示されるまでの時間、広域カメラ映像における選択領域の通知が表示制御装置によってなされてからPTZカメラを制御するカメラ制御装置によって受け取られるまでの時間、選択領域に応じた撮像方向を撮像するようにPTZカメラを制御するために要する時間など(以下、これらの時間を「タイムラグ」とも言う。)が生じ得る。
そのため、固定カメラ等とPTZカメラとの組み合わせを用いる技術においては、PTZカメラが選択領域に応じた撮像方向を撮像したとき、選択領域に動体が存在しない可能性が高まるため、動体追尾の精度が低下する可能性がある。そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、広域カメラ映像における選択領域に基づいて動体をPTZカメラでより高精度に追尾することが可能な技術を提供する。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、を備える、表示制御装置と、前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備える、映像解析装置と、前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、を有し、前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、監視システムが提供される。

上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、を備える、表示制御装置と、前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備える、映像解析装置と、前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、を有し、前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、監視システムが提供される。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、を備える、表示制御装置と、前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備える、映像解析装置と、前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、を有し、前記映像解析装置は、動体の特性と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得する重要度情報取得部を備え、前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、前記複数の動体それぞれの特性と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定する、監視システムが提供される。
前記重要度情報取得部は、時間帯ごとに前記動体の特性と前記重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得し、前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、現在時刻と前記複数の動体それぞれの特性と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定してもよい。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、を備える、表示制御装置と、前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備える、映像解析装置と、前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、を有し、前記映像解析装置は、前記広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得する重要度情報取得部を備え、前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、前記複数の動体それぞれが映る領域と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定する、監視システムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、映像解析装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、映像解析装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定することと、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出することと、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定することと、前記追尾対象の最新位置を特定することと、を含み、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定することを含む、映像解析方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定することと、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出することと、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定することと、前記追尾対象の最新位置を特定することと、を含み、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定することを含む、映像解析方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、映像解析装置として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを、ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、映像解析装置として機能させるためのプログラムが提供される。



以上説明したように本発明によれば、広域カメラ映像における選択領域に基づいて動体をPTZカメラでより高精度に追尾することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る監視システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態に係る表示制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る映像解析装置の機能構成例を示すブロック図である。 初期の表示画面の構成例を示す図である。 選択時刻Tmにおける表示画面の構成例を示す図である。 選択領域の位置と可動カメラの撮像方向(パン・チルト)との対応関係の例を説明するための図である。 選択領域のサイズと可動カメラの撮像サイズ(ズーム)との対応関係の例を説明するための図である。 選択フレームを特定する例を説明するための図である。 追尾対象の特定の例を説明するための図である。 追尾対象の最新位置に応じた撮像方向(パン・チルト)を撮像するように可動カメラが制御された状況を示した図である。 追尾対象の最新位置に応じた撮像方向を撮像した可動カメラ映像の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る監視システムの動作の例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る映像解析装置の機能構成例を示すブロック図である。 広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報の設定例を説明するための図である。 重要度情報の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視システムの動作の例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(1.第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
(1−1.監視システムの構成)
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの構成例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの構成例を示した説明図である。図1に示したように、監視システム1Aは、表示制御装置10A、監視装置20、可動カメラ30およびカメラ制御装置40を備える。
また、図1に示したように、監視装置20、可動カメラ30およびカメラ制御装置40は、遠隔地に設置され、表示制御装置10Aは、監視者Kが存在する監視地に設置され、監視地と遠隔地とは、ネットワーク50を介して接続されている。遠隔地は、典型的には飛行場であってよいが、遠隔地は飛行場に限定されず、監視され得る他の場所(例えば、船舶の通過する航路、電車の線路など)であってもよい。本明細書においては、遠隔地が飛行場である場合を想定しており、遠隔地には動体(航空機)M1が存在している。
ここで、例えば、ネットワーク50は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク50は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
固定カメラ21−1〜21−4は、所定の監視対象領域を撮像することによって映像(以下、「広域カメラ映像」とも言う。)を撮像する。ここで、固定カメラ21の数は特に限定されない。固定カメラ21−1〜21−4によって撮像された広域カメラ映像は、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに提供される。映像解析装置22は、広域カメラ映像から選択された領域(以下、「選択領域」とも言う。)を解析することによって動体を検出する。例えば、動体の位置およびサイズが検出されてよい。
カメラ制御装置40は、可動カメラ30の撮像範囲(撮像方向および撮像サイズ)を制御する機能を有する。可動カメラ30の撮像方向は、パン・チルト機能により調整され得る。また、可動カメラ30の撮像サイズは、ズーム機能により調整され得る。より具体的には、カメラ制御装置40は、監視者Kによって広域カメラ映像における選択領域に応じた撮像範囲を撮像するように、可動カメラ30を制御する。
可動カメラ30は、カメラ制御装置40による制御に従って撮像範囲を撮像する機能を有する。可動カメラ30の画角は、固定カメラ21−1〜21−4それぞれの画角よりも狭い(可動カメラ30の撮像範囲は、固定カメラ21−1〜21−4それぞれの撮像範囲よりも狭い)。そのため、可動カメラ30によって撮像された撮像結果(以下、「可動カメラ映像」とも言う。)は、広域カメラ映像よりも、監視者Kによる詳細監視に向いている。可動カメラ映像は、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに提供される。
表示制御装置10Aは、第1の表示領域に広域カメラ映像を表示させ、第1の領域とは異なる第2の表示領域に可動カメラ映像を表示させる。第1の表示領域および第2の表示領域は、表示制御装置10Aの内部に存在してもよいし、表示制御装置の外部に存在してもよい。第1の表示領域および第2の表示領域については、後に詳細に説明する。監視者Kは、このようにして表示された広域カメラ映像および可動カメラ映像の双方を監視することができる。
以上、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの構成例について説明した。
(1−2.表示制御装置の機能構成)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置10Aの機能構成例について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置10Aの機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置10Aは、制御部110、入力部120、通信部130、記憶部140および表示部150を備える。
制御部110は、表示制御装置10Aの動作全体を制御する機能を有し、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、表示制御装置10Aに内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。制御部110は、映像取得部111、表示制御部112、選択部113および通知部114を備える。
入力部120は、監視者Kから各種情報の入力を受け付ける機能を有する。例えば、入力部120は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチなどによって構成されてよい。例えば、入力部120は、表示部150によって表示された各種画面からボタンを選択する操作、広域カメラ映像から各種領域を選択する操作などの入力を受け付けることができる。入力部120がタッチパネルによって構成される場合には、入力部120は、表示部150に積層されていてよい。
通信部130は、ネットワーク50を介して映像解析装置22およびカメラ制御装置40との間で各種情報を送受信するための通信インタフェースである。例えば、通信部130は、ネットワーク50を介して固定カメラ21−1〜21−4から広域カメラ映像を受信することが可能である。また、例えば、通信部130は、ネットワーク50を介して可動カメラ30から可動カメラ映像を受信することが可能である。
記憶部140は、制御部110を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部140は、制御部110の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。本発明の第1の実施形態では、記憶部140は、広域カメラ映像および可動カメラ映像を記憶することができる。
表示部150は、各種画面を表示する機能を有する。例えば、表示部150は、第1の表示領域に広域カメラ映像を表示し、第2の表示領域に可動カメラ映像を表示する機能を有する。例えば、表示部150は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプなどの表示装置であってよい。
(1−3.映像解析装置の機能構成)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る映像解析装置22Aの機能構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る映像解析装置22Aの機能構成例を示すブロック図である。図3に示したように、本発明の第1の実施形態に係る映像解析装置22Aは、制御部210A、通信部230および記憶部240を備える。制御部210Aは、フレーム特定部211、動体検出部212、追尾対象特定部213Aおよび位置特定部214を備える。
制御部210Aは、映像解析装置22Aの動作全体を制御する機能を有し、専用のハードウェアによって構成されてもよいし、映像解析装置22Aに内蔵されたCPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。制御部210Aは、フレーム特定部211、動体検出部212、追尾対象特定部213Aおよび位置特定部214を備える。
通信部230は、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aおよびカメラ制御装置40との間で各種情報を送受信するための通信インタフェースである。例えば、通信部230は、固定カメラ21−1〜21−4によって撮像された広域カメラ映像を、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに送信することが可能である。
記憶部240は、制御部210Aを動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部240は、制御部210Aの動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。本発明の第1の実施形態では、記憶部240は、広域カメラ映像を記憶することができる。
以上、本発明の第1の実施形態に係る映像解析装置22Aの機能構成例について説明した。
(1−4.背景)
続いて、本発明の第1の実施形態の背景について説明する。まず、表示制御装置10Aの表示制御部112は、初期の表示画面を表示部150に表示させる。図4は、初期の表示画面の構成例を示す図である。図4に示したように、初期の表示画面Gは、第1のボタン群B1、第2のボタン群B2、第1の表示領域W1〜W4、第2の表示領域W0、移動ボタンB3、ズームボタンB4などを含んでいる。第1の表示領域W1〜W4には、映像取得部111によって通信部130を介して取得された広域カメラ映像が、表示部150によって表示される。
第1の表示領域W1〜W4に表示された広域カメラ映像から、監視者Kの操作に基づいて選択部113によってフレーム選択およびそのフレームに対する領域選択が行われると、通知部114によって、通信部130およびネットワーク50を介して選択領域がカメラ制御装置40に通知される。ここで、領域選択が行われた時刻を選択時刻Tmとする。
図5は、選択時刻Tmにおける表示画面の構成例を示す図である。図5に示したように、動体M1の映る領域が選択領域Rmとして選択された場合を想定して説明する。そして、カメラ制御装置40が、選択領域Rmに応じた撮像範囲を撮像するように可動カメラ30を制御すると、可動カメラ30が、選択領域Rmに応じた撮像範囲を撮像し、ネットワーク50を介して可動カメラ映像を表示制御装置10Aに送信する。
ここで、第1の表示領域W1〜W4に表示された広域カメラ映像における選択領域Rmから可動カメラ30の撮像範囲を特定する手法の例を説明する。図6は、広域カメラ映像における選択領域の位置と可動カメラの撮像方向(パン・チルト)との対応関係の例を説明するための図である。例えば、図6に示したように、選択領域の位置(x,y)と可動カメラ30の撮像方向(パン・チルト)とがあらかじめ対応付けられている。選択領域の位置(x,y)と可動カメラ30の撮像方向(パン・チルト)とが対応付けられた情報は、例えば、カメラ制御装置40によって記憶されている。
また、図7は、広域カメラ映像における選択領域のサイズと可動カメラの撮像サイズ(ズーム)との対応関係の例を説明するための図である。例えば、図7に示すように、選択領域のサイズ(r)と可動カメラ30の撮像サイズ(ズーム)とが対応付けられている。選択領域のサイズ(r)と可動カメラ30の撮像サイズ(ズーム)とが対応付けられた情報は、例えば、カメラ制御装置40によって記憶されている。
なお、本明細書では、選択領域が縦横比一定の矩形領域であるとし、選択領域のサイズを、矩形領域の縦の長さによって規定することにする。しかし、選択領域のサイズはどのように規定されてもよい。例えば、選択領域のサイズは、矩形領域の横の長さによって規定されてもよいし、他の部分の長さ(例えば、矩形領域の縦の長さの半分、矩形領域の横の長さの半分など)によって規定されてもよい。
図5に戻って説明を続ける。監視対象領域が固定カメラ21−1〜21−4によって撮像されて広域カメラ映像が得られると、広域カメラ映像が第1の表示領域W1〜W4に表示される。監視者Kによって広域カメラ映像から選択領域Rmが選択されたとすると、表示制御装置10Aから、選択領域Rmの広域カメラ映像における位置(xm,ym)および選択領域Rmのサイズrmがカメラ制御装置40に通知される。
続いて、カメラ制御装置40は、選択領域Rmの広域カメラ映像における位置(xm,ym)に対応する撮像方向(パン・チルト)として(pm,tm)を取得し(図6参照)、サイズrmに対応する撮像サイズ(ズーム)としてzmを取得し(図7参照)、取得した撮像方向および撮像サイズによって規定される撮像範囲を撮像するように、可動カメラ30を制御する。可動カメラ30によって撮像された可動カメラ映像は、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに提供される。
表示制御装置10Aの表示制御部112は、映像取得部111によって取得された可動カメラ映像を第2の表示領域W0に表示させる。このようにして、監視対象領域の広域カメラ映像を第1の表示領域W1〜W4に表示させるとともに、広域カメラ映像における選択領域Rmに応じた撮像範囲の可動カメラ映像を第2の表示領域W0に表示させることによって、監視者Kに対して、広域カメラ映像と広域カメラ映像における選択領域に応じた撮像範囲の可動カメラ映像とを監視させることができる。
なお、第1のボタン群B1および第2のボタン群の各ボタンが押下されたときに実行される処理は特に限定されないが、例えば、所定のボタンが押下された場合には、広域カメラ映像および可動カメラ映像を表示制御装置10Aに提供する遠隔地の切り替えが行われるようにしてもよい。かかる場合には、初期の表示画面Gの第1の表示領域W1〜W4に表示される広域カメラ映像も変更される。
また、表示制御部112は、移動ボタンB3が押下された場合には、第1の表示領域W1〜W4に表示されている広域カメラ映像における選択領域の位置を移動させることができる。選択領域が移動された後は、移動後の選択領域に応じた撮像範囲の可動カメラ映像が第2の表示領域W0に表示されてよい。
一方、表示制御部112は、ズームボタンB4が押下された場合には、広域カメラ映像における選択領域を拡大または縮小させることができる。選択領域が拡大または縮小された後は、拡大または縮小後の選択領域に応じた撮像範囲の可動カメラ映像が第2の表示領域W0に表示されてよい。
ここで、広域カメラ映像において領域選択がなされてから、選択領域Rmに応じた撮像範囲が可動カメラ30によって撮像されるまでには、タイムラグが生じ得る。具体的には、広域カメラ映像が固定カメラ21−1〜21−4によって送信されてから表示制御装置10Aに到達するまでの時間、広域カメラ映像が表示制御装置10Aに到達してから表示されるまでの時間、広域カメラ映像における選択領域Rmの通知が表示制御装置10Aによってなされてからカメラ制御装置40によって受け取られるまでの時間、選択領域Rmに応じた撮像方向を撮像するように可動カメラ30を制御するために要する時間などがタイムラグとなり得る。
そのため、可動カメラ30が選択領域Rmに応じた撮像範囲を撮像したときには、選択領域Rmには既に動体M1が存在しない可能性が高まるため、図5に示したように、第2の表示領域W0に表示される可動カメラ映像には、動体M1が存在しない可能性が高まり、動体追尾の精度が低下する可能性がある。そこで、本明細書においては、広域カメラ映像における選択領域Rmに基づいて動体M1を可動カメラ30でより高精度に追尾することが可能な技術を提案する。
以上、本発明の第1の実施形態の背景について説明した。
(1−5.監視システムの機能詳細)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの機能詳細について説明する。本発明の第1の実施形態においては、映像解析装置22Aが、記憶部240に蓄積されている過去の広域カメラ映像を用いて、表示制御装置10Aの選択部113によって領域選択されたフレーム(以下、「選択フレーム」とも言う。)を特定する。
図8は、選択フレームを特定する例を説明するための図である。図8を参照すると、監視対象領域N1〜N4が示されている。また、記憶部240に蓄積されている過去の各時刻における広域カメラ映像が過去の蓄積映像として示されている。選択時刻Tmにおいては、動体M1が位置P(Tm)に存在しているが、実際に可動カメラ30の撮像範囲が切り替えられる時刻(以下、「切り替え時刻」とも言う。)Tにおいては、動体M1が既に位置P(T)に移動してしまっている。
そこで、映像解析装置22Aのフレーム特定部211は、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aから選択領域Rmが通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から、選択フレーム(図8に示した例では、蓄積映像のうち選択時刻Tmに撮像されたフレーム)を特定する。
ここで、選択フレームの特定手法は限定されない。例えば、広域カメラ映像の各フレームには、フレームが撮像された時刻(以下、「フレーム撮像時刻」とも言う。)が付与される場合がある。かかる場合には、表示制御装置10Aの通知部114から選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻も映像解析装置22Aに通知されるようにすればよい。そうすれば、フレーム特定部211は、過去の広域カメラ映像を参照して、通知されたフレーム撮像時刻と一致するフレーム撮像時刻が付与されているフレームを選択フレームとして特定すればよい。
あるいは、表示制御装置10Aにおいて選択フレームに対する領域選択がなされてから、映像解析装置22Aにおいて選択領域Rmの通知を受けるまでに要する時間がほぼ一定である場合も想定される。かかる場合には、その時間(所定時間)をあらかじめ計測しておいてもよい。そうすれば、フレーム特定部211は、過去の広域カメラ映像から、選択領域Rmが通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを選択フレームとして特定することも可能である。
続いて、動体検出部212は、選択フレームにおける選択領域Rmから動体M1を検出する。例えば、動体検出部212は、選択フレームにおける選択領域Rmを解析することによって、動体M1の位置およびサイズを検出してもよい。選択フレームにおける選択領域Rmから動体M1を検出する手法は特に限定されない。
例えば、動体検出部212は、選択フレームにおける選択領域Rmのうち変化が生じた領域を動体M1として検出してもよい。動体は、背景差分技術を用いて検出されてもよいし、フレーム間差分技術を用いて検出されてもよいし、オプティカルフローに基づいて検出されてもよい。あるいは、動体検出部212は、は、広域カメラ映像に映る可能性のある物体(例えば、航空機、車、人など)の画像特徴量をあらかじめ学習しておき、広域カメラ映像からその画像特徴量を検出した場合に、物体が検出された領域を動体M1として検出してもよい。
続いて、追尾対象特定部213Aは、動体の追跡処理により追尾対象を特定する。より具体的には、追尾対象特定部213Aは、過去の広域カメラ映像を参照しながら、連続するフレーム間において同一の動体であると予測される動体同士を対応付ける処理によって動体の軌跡を検出し、動体の軌跡の数によって動体の数を推定してよい。
連続フレーム間において同一の物体であると予測してよい状況は限定されないが、例えば、上記のようにして検出された動体の位置同士の距離が所定の範囲に収まるときには、連続フレーム間において同一の物体であると予測されてよい。所定の範囲は、あらかじめ設定されていてよく、動体の特性ごとに異なっていてもよい。例えば、追尾対象特定部213Aは、動体の軌跡の数が1つであれば、その動体を追尾対象として特定すればよい。動体の軌跡の数が複数の場合については、後に説明する。
図9は、特定された追尾対象の例を説明するための図である。図9には、追尾対象特定部213Aが、選択時刻Tmから切り替え時刻Tまでの各時刻における広域カメラ映像の位置P(Tm)からP(T)までに映る動体を同一の動体M1であると予測し、1つの動体M1の軌跡を検出する例が示されている。かかる状況においては、追尾対象特定部213Aは、検出した軌跡の数が1つであるため、動体の数も1つであると推定し、動体M1を追尾対象として特定してよい。
一方、動体の数が複数であると推定された場合については、複数の動体から1つの動体を追尾対象として選択すればよい。複数の動体から1つの動体を追尾対象として選択する手法は特に限定されないが、具体例については、本発明の第2の実施形態において説明する。
続いて、位置特定部214は、追尾対象の最新位置を特定する。追尾対象の最新位置の特定手法についても特に限定されない。例えば、位置特定部214は、過去の広域カメラ映像の複数フレームそれぞれに映る追尾対象M1の位置(例えば、P(T)およびP(T−1))から推定した追尾対象M1の現在位置を追尾対象の最新位置P(Tu)として特定してよい。
追尾対象M1の現在位置の推定手法も限定されないが、例えば、追尾対象M1の移動速度が一定であると仮定すれば、位置特定部214は、追尾対象M1の時間に対する位置が線形的に変化すると予測して、追尾対象M1の現在位置を推定することができる。図9には、位置特定部214が、追尾対象M1の時間に対する位置が線形的に変化すると予測して、追尾対象M1の現在位置を推定し、推定した追尾対象M1の現在位置を追尾対象の最新位置P(Tu)として特定する例が示されている。
続いて、位置特定部214は、特定した追尾対象M1の最新位置P(Tu)を、通信部230およびネットワーク50を介して、カメラ制御装置40に通知する。そして、カメラ制御装置40は、通知された追尾対象M1の最新位置P(Tu)に応じた撮像方向(パン・チルト)を可動カメラ30に撮像させればよい。図10は、追尾対象M1の最新位置P(Tu)に応じた撮像方向(パン・チルト)=(pu,tu)を撮像するように可動カメラ30が制御された状況を示した図である。
以上に説明した構成によれば、映像解析装置22Aにおいて、フレーム特定部211によって記憶部240に蓄積されている過去の広域カメラ映像から選択フレームが特定され、動体検出部212によって選択フレームにおける選択領域から動体が検出される。そして、追尾対象特定部213Aによって動体の追跡処理により追尾対象が特定され、位置特定部214によって追尾対象の最新位置が特定される。また、カメラ制御装置40によって、最新位置に応じた撮像方向が可動カメラ30によって撮像されるように制御される。したがって、動体を可動カメラ30でより高精度に追尾することが可能となる。
続いて、可動カメラ30は、追尾対象M1の最新位置P(Tu)に応じた撮像方向(パン・チルト)=(pu,tu)を撮像すると、撮像した可動カメラ映像を、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに送信する。表示制御装置10Aにおいては、映像取得部111が、ネットワーク50および通信部130を介して可動カメラ映像を取得すると、表示制御部112が、可動カメラ映像を表示部150に表示させる。
図11は、追尾対象M1の最新位置P(Tu)に応じた撮像方向(パン・チルト)=(pu,tu)を撮像した可動カメラ映像の表示例を示す図である。図11に示すように、可動カメラ映像は、第2の表示領域W0に表示されてよい。なお、図11に示したように、広域カメラ映像における選択領域は、追尾対象M1の最新位置P(Tu)に応じた領域Ruによって更新されてよい。このとき、更新後の選択領域のサイズは、更新前と同じであってもよいし、追尾対象として特定された動体サイズに基づいて決められてもよい。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの動作について説明する。図12は、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの動作の例を示すシーケンス図である。なお、図12に示したシーケンス図は、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの動作の流れの一例に過ぎない。したがって、かかる動作の流れは、図12に示したシーケンス図に限定されない。
図12に示すように、映像解析装置22Aは、固定カメラ21−1〜21―4によって広域カメラ映像が撮像されると、撮像された広域カメラ映像を、ネットワーク50を介して表示制御装置10Aに送信する(ステップS101)。表示制御装置10Aにおいては、通信部130が広域カメラ映像を受信し(ステップS111)、映像取得部111が広域カメラ映像を取得し、表示制御部112が広域カメラ映像を第1の表示領域W1〜W4に表示させる(ステップS112)。
続いて、監視者Kによって広域カメラ映像において領域選択がなされると、選択部113は、フレームおよび領域を選択し(ステップS113)、通信部130を介して選択領域を映像解析装置22Aに通知する(ステップS114)。映像解析装置22Aにおいては、フレーム特定部211が表示制御装置10Aによって選択されたフレームを特定し(ステップS121)、動体検出部212が選択フレームにおける選択領域から動体を検出する(ステップS122)。
続いて、追尾対象特定部213Aが動体の追跡処理により追尾対象を特定すると(ステップS123)、位置特定部214が追尾対象の最新位置を特定し(ステップS125)、通信部230およびネットワーク50を介して最新位置をカメラ制御装置40に通知する(ステップS126)。カメラ制御装置40は、最新位置に応じた撮像方向を可動カメラ30に撮像させ(ステップS131)、撮像によって得られた可動カメラ映像を表示制御装置10Aに送信する(ステップS132)。
続いて、表示制御装置10Aにおいては、通信部130が可動カメラ映像を受信し(ステップS141)、表示制御部112は、可動カメラ映像を第2の表示領域W0に表示させる(ステップS132)。以上、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1Aの動作について説明した。
(1−6.第1の実施形態の有効性)
本発明の第1の実施形態によれば、映像解析装置22Aにおいて、フレーム特定部211によって記憶部240に蓄積されている過去の広域カメラ映像から選択フレームが特定され、動体検出部212によって選択フレームにおける選択領域から動体が検出される。そして、追尾対象特定部213Aによって動体の追跡処理により追尾対象が特定され、位置特定部214によって追尾対象の最新位置が特定される。
また、カメラ制御装置40によって、最新位置に応じた撮像方向が可動カメラ30によって撮像されるように制御される。したがって、動体を可動カメラ30でより高精度に追尾することが可能となる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
(2.第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。以下において、本発明の第2の実施形態に係る構成のうち、本発明の第1の実施形態に係る構成と共通する構成に対しては、本発明の第1の実施形態に係る構成に付された符号と同一の符号を付し、かかる構成についての詳細な説明を省略する。
(2−1.表示制御装置の機能構成)
図13を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る表示制御装置10Bの機能構成例について説明する。図13は、本発明の第2の実施形態に係る表示制御装置10Bの機能構成例を示すブロック図である。図13に示したように、本発明の第2の実施形態に係る表示制御装置10Bは、制御部110Aの代わりに制御部110Bを備える点において、本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置10Aと異なり、制御部110Bは、追加的に、重要度情報送信制御部115を備える。
(2−2.映像解析装置の機能構成)
図14を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る映像解析装置22Bの機能構成例について説明する。図14は、本発明の第2の実施形態に係る映像解析装置22Bの機能構成例を示すブロック図である。図14に示したように、映像解析装置22Bは、制御部210Aの代わりに制御部210Bを備える点において、本発明の第1の実施形態と異なる。図14に示したように、制御部210Bは、追加的に重要度情報取得部215を備え、追尾対象特定部213Aの代わりに追尾対象特定部213Bを備える。
(2−3.監視システムの機能詳細)
本発明の第1の実施形態においては、追尾対象特定部213Aが、動体の軌跡の数が1つである場合に、その動体を追尾対象として特定する例を説明した。しかし、動体が複数であると推定される場合もあり得る。そこで、追尾対象特定部213Aは、動体が複数であると推定された場合には、所定の条件に基づいて複数の動体の中から1つを追尾対象として特定すればよい。
例えば、まず、重要度情報送信制御部115が、監視者Kから入力される操作に基づいて、広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を生成する。図15は、広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報の生成例を説明するための図である。例えば、航空機の滑走路内L1は、航空機の滑走路外L2よりも重要度が高いと考えられるため、重要度情報送信制御部115によって、航空機の滑走路内L1に対しては、航空機の滑走路外L2に対してよりも高い重要度が関連付けられてよい。
図16は、重要度情報の例を示す図である。図16に示した例では、重要度情報送信制御部115による重要度情報の生成により、領域L1に対して重要度「高」が関連付けられ、領域L2に対して重要度「低」が関連付けられている。なお、図16に示した例では、重要度が二段階であるが、重要度は三段階以上であってもよい。続いて、重要度情報送信制御部115は、生成した重要度情報を、通信部130およびネットワーク50を介して映像解析装置22Bに送信する。
映像解析装置22Bにおいては、重要度情報取得部215によって重要度情報が取得される。そして、追尾対象特定部213Bは、動体が複数であると推定された場合、複数の動体それぞれが映る領域と重要度情報とに基づいて追尾対象を特定する。例えば、追尾対象特定部213Bは、最も高い重要度に関連付けられている領域に映る動体を追尾対象として特定すればよい。より具体的には、追尾対象特定部213Bは、1つ目の動体が領域L1に映っており、2つ目の動体が領域L2に映っている場合には、重要度「高」に関連付けられている領域L1に映る動体を追尾対象として特定すればよい。
続いて、異常の重要度に基づいてアラームを表示させる動作について説明する。図17は、本発明の第2の実施形態に係る監視システムの動作の例を示すシーケンス図である。なお、図17に示したシーケンス図は、本発明の第2の実施形態に係る監視システムの動作の流れの一例に過ぎない。したがって、かかる動作の流れは、図17に示したシーケンス図に限定されない。
まず、表示制御装置10Bにおいて、重要度情報送信制御部115が、監視者Kから入力される操作に基づいて、広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を生成し、生成した重要度情報を、通信部130およびネットワーク50を介して映像解析装置22Bに送信する(ステップS110)。映像解析装置22Bにおいては、重要度情報取得部215によって重要度情報が取得される(ステップS100)。以降のステップS101〜ステップS122は、図12に示した動作の例と同様に実行される。
映像解析装置22Aにおいて、追尾対象特定部213Bは、動体が複数であると推定された場合、複数の動体それぞれが映る領域と重要度情報とに基づいて追尾対象を特定する。例えば、追尾対象特定部213Bは、重要度情報に基づいて追尾対象を特定する(ステップS124)。以降のステップS125〜ステップS142は、図12に示した動作の例と同様に実行される。
(2−3.第2の実施形態の有効性)
本発明の第2の実施形態においては、映像解析装置22Aにおいて、追尾対象特定部213Bは、動体が複数であると推定された場合、複数の動体それぞれが映る領域と重要度情報とに基づいて追尾対象を特定する。かかる構成によれば、動体が複数であると推定されてしまった場合において、重要度情報に基づいて、より重要度の高い動体を追尾することが可能となる。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本発明の第1の実施形態においては、追尾対象M1の現在位置の推定手法として、位置特定部214が、追尾対象M1の時間に対する位置が線形的に変化すると予測して、追尾対象M1の現在位置を推定する例を説明した。しかし、追尾対象M1の現在位置の推定手法はかかる例に限定されない。例えば、位置特定部214は、記憶部240に蓄積されている過去の広域カメラ映像の中から最新のフレームを特定し、特定した最新のフレームに映る追尾対象M1の位置を追尾対象の最新位置として特定してもよい。
また、重要度情報を取得する手法は特に限定されない。例えば、本発明の第2の実施形態においては、表示制御装置10Bにおいて生成された重要度情報が映像解析装置22Bによって取得される例を説明した。しかし、重要度情報は、表示制御装置10B以外の装置(例えば、サーバなど)から取得されてもよいし、映像解析装置22Bの記憶部240によってあらかじめ記憶されている場合には、映像解析装置22Bの記憶部240から取得されてもよい。
また、重要度情報の構成は上記した例に限られない。例えば、重要度情報は、動体の特性と重要度とが関連付けられてなってもよい。かかる場合、映像解析装置22Bの追尾対象特定部213Bは、動体検出部212によって検出された動体の特性に関連付けられた重要度を重要度情報から取得してもよい。動体の特性は、動体の種類(例えば、航空機、車、人など)であってもよいし、動体の大きさであってもよいし、動体の速さであってもよい。
例えば、大きい動体ほど高い重要度が関連付けられていてよく、速い物体ほど高い重要度が関連付けられていてよい。動体の大きさは、広域カメラ映像における動体の大きさであってもよいし、広域カメラ映像から実空間における動体の大きさが認識できる場合には、実空間における動体の大きさであってもよい。同様に、動体の速さも、広域カメラ映像における動体の速さであってもよいし、広域カメラ映像から実空間における動体の速さが認識できる場合には、実空間における動体の大きさであってもよい。
あるいは、重要度情報は、時間帯ごとに動体の特性と重要度とが関連付けられてなってもよい。かかる場合、映像解析装置22Bの追尾対象特定部213Bは、現在時刻および動体検出部212によって検出された動体の特性に関連付けられた重要度を重要度情報から取得してもよい。例えば、朝夕の時間帯には昼の時間帯よりも、飛行場に車が存在する可能性が低下し、航空機が存在する可能性が高まると考えられる。そこで、朝夕の時間帯には昼の時間帯よりも、航空機の重要度を低くし、車の重要度を高くしてもよい。
また、広域カメラ映像を得る手段は、固定カメラに限らず可動カメラ(以下、広域可動カメラ)を用いることもできる。この場合、広域可動カメラで撮影した広域カメラ映像と当該広域カメラ映像撮影時の広域可動カメラの撮影方向等の条件とを関連付けて蓄積しておくことで、フレーム特定部で特定したフレームの撮影方向等の情報も取得可能となり、これらの情報を利用することで、位置特定部で追尾対象の監視対象空間中の最新位置を特定することが可能となる。より具体的に説明すると、広域可動カメラの所定の撮影方向において、動体追尾用の可動カメラとの対応づけを行い、その結果を対応表として予め記録しておく。そして、広域可動カメラの撮影方向が変化した場合は、その撮影方向変化等に対応した幾何学変換を行うことで、先に記録した対応表も同様の幾何学変換を行う。このような処理を行う対応表を用いることで、広域可動カメラからの広域カメラ映像が動いている場合でも、位置特定部で動体追尾用の可動カメラを向けるべき追尾対象の最新位置を特定できる。
1(1A、1B) 監視システム
10(10A、10B) 表示制御装置
20 監視装置
21 固定カメラ
22(22A、22B) 映像解析装置
30 可動カメラ
40 カメラ制御装置
50 ネットワーク
110(110A、110B) 制御部
111 映像取得部
112 表示制御部
113 選択部
114 通知部
115 重要度情報送信制御部
120 入力部
130 通信部
140 記憶部
150 表示部
22(22A、22B) 映像解析装置
210(210A、210B) 制御部
211 フレーム特定部
212 動体検出部
213(213A、213B) 追尾対象特定部
214 位置特定部
215 重要度情報取得部
230 通信部
240 記憶部
G 表示画面
K 監視者
N1〜N4 監視対象領域
Rm 選択領域
M1 動体(追尾対象)
W1〜W4 第1の表示領域
W0 第2の表示領域

Claims (11)

  1. ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、
    前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、
    前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、
    を備える、表示制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、
    を備える、映像解析装置と、
    前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、
    を有し、
    前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、
    監視システム。
  2. ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、
    前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、
    前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、
    を備える、表示制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、
    を備える、映像解析装置と、
    前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、
    を有し、
    前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する
    視システム。
  3. ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、
    前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、
    前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、
    を備える、表示制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、
    を備える、映像解析装置と、
    前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、
    を有し、
    前記映像解析装置は、動体の特性と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得する重要度情報取得部を備え、
    前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、前記複数の動体それぞれの特性と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定する
    視システム。
  4. 前記重要度情報取得部は、時間帯ごとに前記動体の特性と前記重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得し、
    前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、現在時刻と前記複数の動体それぞれの特性と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定する、
    請求項に記載の監視システム。
  5. ネットワークを介して広域カメラ映像を取得する映像取得部と、
    前記広域カメラ映像を表示させる表示制御部と、
    前記広域カメラ映像からフレームを選択フレームとして選択するとともに前記選択フレームにおける領域を選択領域として選択する選択部と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域を通知する通知部と、
    を備える、表示制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追跡処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、
    を備える、映像解析装置と、
    前記最新位置に応じた撮像方向を可動カメラに撮像させるカメラ制御装置と、
    を有し、
    前記映像解析装置は、前記広域カメラ映像における領域と重要度とが関連付けられてなる重要度情報を取得する重要度情報取得部を備え、
    前記追尾対象特定部は、動体が複数であると推定された場合、前記複数の動体それぞれが映る領域と前記重要度情報とに基づいて前記追尾対象を特定する
    視システム。
  6. ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され
    前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、
    映像解析装置。
  7. ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、
    前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、
    映像解析装置。
  8. ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定することと、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出することと、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定することと、
    前記追尾対象の最新位置を特定することと、を含み、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され
    前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定することを含む、
    映像解析方法。
  9. ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定することと、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出することと、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定することと、
    前記追尾対象の最新位置を特定することと、を含み、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、
    前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定することを含む、
    映像解析方法。
  10. コンピュータを、
    ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され
    前記フレーム特定部は、前記選択フレームに付与されていたフレーム撮像時刻が通知されると、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記フレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、
    映像解析装置として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、
    ネットワークを介して送信された広域カメラ映像から選択された選択フレームにおける選択領域が通知された場合、蓄積されている過去の広域カメラ映像から前記選択フレームを特定するフレーム特定部と、
    前記選択フレームにおける前記選択領域から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体の追尾処理により追尾対象を特定する追尾対象特定部と、
    前記追尾対象の最新位置を特定する位置特定部と、を備え、
    前記最新位置に応じた撮像方向が可動カメラによって撮像され、
    前記フレーム特定部は、前記過去の広域カメラ映像から、前記選択領域が通知された時刻より所定時間前のフレーム撮像時刻が付与されているフレームを前記選択フレームとして特定する、
    映像解析装置として機能させるためのプログラム。
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