JP6411920B2 - 歩行補助具 - Google Patents

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本発明は、歩行補助具に関する。詳しくは被検動物の二足歩行を補助する歩行補助具に関する。
従来、疼痛のメカニズムの解明や鎮痛薬の開発には、疼痛モデル動物が広く使用されている。疼痛には、炎症性疼痛、神経障害性疼痛、癌性疼痛等の種類があり、それぞれメカニズムが異なるため、様々な疼痛モデル動物が開発されてきた。炎症性疼痛モデル動物としては、後肢に起炎物質を投与したラットやマウスが広く用いられている。
例えば、完全フロイントアジュバント(CFA)を膝関節に注入して関節炎を誘導したマウスは、変形性関節症(Osteoarthritis;OA)の疼痛モデル動物として用いられている(非特許文献1参照。)。動物は、ヒトと異なり、疼痛の程度や状態を自ら申告することができない。このため、疼痛モデル動物を用いた疼痛試験では、痛みをもたらす種々の刺激に対する動物の行動(以下、疼痛関連行動と称する)を指標として痛みの強度を評価する。
Westlund,et al.,Translational Research,2012,vol.160(1),p.84−94.
ここで、非ヒト霊長類は、遺伝的にも、神経解剖学的にも、薬物動態学的にも、齧歯類よりもヒトに近いことから、ヒトに鎮痛薬等の薬剤を投与した際の作用効果と、より近似した作用効果が得られると期待できる。このため、ヒトに対して有効な鎮痛薬の開発のためには、疼痛モデル動物として、齧歯類よりも、ヒト以外の霊長類を用いることが好ましい。
しかしながら、非ヒト霊長類の多くは、本来四足歩行する動物である。そのため、変形性膝関節症のような後肢に疼痛部位を有する疼痛の解析を、非ヒト霊長類を用いて行うことは非常に困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、非ヒト霊長類を被検動物とする疼痛試験において、疼痛関連行動の変化を容易に判断可能とする歩行補助具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、非ヒト霊長類である被検動物の後肢による二足歩行を補助する歩行補助具であって、前記被検動物の頸部を保持する保持部を有する保持部材と、前記保持部の高さ位置が、前記被検動物が前記二足歩行するときの姿勢における前記頸部の高さ位置となるように、前記保持部材を支持する支持本体と、前記支持本体の下部に設けられた車輪と、を有し、前記保持部は、平面視で前記被検動物の頭部よりも小さく、かつ頸部よりも大きい孔である歩行補助具を提供する。
本発明の一態様においては、前記保持部材は、前記支持本体に固定され、前記保持部の一部を構成する第1部材と、前記第1部材に対する相対位置を変更可能であり、前記保持部の一部を構成する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とにより前記保持部を形成するように、前記第1部材と前記第2部材との相対位置を固定する固定部と、を有する構成としてもよい。
本発明の一態様においては、前記固定部は、前記第1部材に設けられた鋸歯状の第1連続溝と、前記第2部材に設けられ、前記第1連続溝と嵌合する第2連続溝と、を有する構成としてもよい。
本発明の一態様においては、前記支持本体は、前記保持部材の高さ位置を変更可能に設けられている構成としてもよい。
本発明の一態様においては、前記姿勢において前記被検動物が前肢でつかまることが可能な手置台をさらに有する構成としてもよい。
本発明の一態様においては、前記手置台は、接続部材を介して前記保持部材または前記支持本体に接続され、前記接続部材は、前記手置台の高さ位置を変更可能に設けられている構成としてもよい。
本発明の一態様においては、前記車輪は、前記車輪の回転軸と直行する軸周りにおいて回動可能に設けられている構成としてもよい。
本発明によれば、非ヒト霊長類を被検動物とする疼痛試験において、疼痛関連行動の変化を容易に判断可能とする歩行補助具を提供することができる。
本実施形態の歩行補助具を示す説明図である。 本実施形態の歩行補助具の側面図である。 本実施形態の歩行補助具の平面図である。 歩行補助具の変形例を示す平面図である。
以下、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る歩行補助具について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の歩行補助具1を示す説明図であり、図1(a)は概略斜視図、図1(b)は、側面図である。本実施形態の歩行補助具1は、床面Fにおいて用いられ、非ヒト霊長類である被検動物Aの後肢による二足歩行を補助するために用いる。歩行補助具1は、被検動物Aの二足歩行の姿勢を保持しながら、被検動物Aの二足歩行に伴って移動することで、二足歩行を補助する。
非ヒト霊長類は、原猿類と真猿類に分類される。原猿類としては、キツネザル類、ロリス類、ガラゴ類、メガネザル類が挙げられ、真猿類としては、クモザル類、オマキザル類、マーモセット類、オナガザル類、コロブス類、類人猿が挙げられる。本発明に係る歩行補助具において被検動物Aとされる非ヒト霊長類としては、疼痛のメカニズムや鎮痛薬に対する反応がよりヒトに近いことから、真猿類であることが好ましく、オナガザル類、コロブス類、又は類人猿であることがより好ましく、カニクイザル、アカゲザル、ニホンザル、シロテナガザル、ゴリラ、オランウータン、チンパンジー、又はボノボであることがさらに好ましく、カニクイザルであることがよりさらに好ましい。
以下、歩行補助具1の構成を説明するにあたり、xyz座標系を用いて図中の方向を説明することがある。歩行補助具1を用いる床面Fと水平な方向であって歩行補助具1を用いた被検動物Aの進行方向(前方)をx方向と表記する。また、床面Fと水平な方向であってx方向と直交する方向をy方向と表記する。x方向軸及びy方向軸を含む平面(すなわち床面F)に垂直な方向をz方向と表記する。なお、x方向、y方向及びz方向のそれぞれは、図中の矢印の方向と同方向が+方向、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとする。
図1に示すように、本実施形態の歩行補助具1は、保持部材10と、支持本体20と、車輪30と、を有する。
保持部材10は、被検動物Aの頸部を保持する保持部14を有する。保持部14は、平面視で被検動物Aの頭部よりも小さく、かつ頸部よりも大きい孔である。保持部材10は、保持部14において被検動物Aの頸部に装着される。
保持部材10は、支持本体20に固定され保持部14の一部を構成する第1部材11と、第1部材11に対する相対位置を変更可能に設けられ保持部14の一部を構成する第2部材12と、第1部材と第2部材との相対位置を固定する固定部13と、を有している。保持部14は、第1部材11と第2部材12とにより形成される。
保持部材10を被検動物Aに装着させる際には、第1部材11と第2部材12とで形成される保持部14に被検動物Aの頸部を挿入すると共に、固定部13で第1部材11と第2部材12と相対位置を固定する。
保持部材10は、保持部14の前方(+x方向側)に、凹部19が設けられている。凹部19は、保持部材10を装着した被検動物Aの前方視野を妨げないように設けられている。保持部材10が凹部19を有することにより、保持部材10を装着した被検動物Aは、床面F側の視野を確保することができる。そのため、被検動物Aのストレスを低減させることが期待できる。
支持本体20は、保持部材10を所定の高さ位置に支持する。具体的には、支持本体20は、被検動物Aが二足歩行するときの姿勢における頸部の高さ位置を基準として、保持部14の高さ位置が、被検動物Aの二足歩行時の頸部の高さ位置となるように保持部材10を支持する。これにより、保持部材10を装着した被検動物Aは、二足歩行時の姿勢を保持可能となる。
ここで、本実施形態の歩行補助具1と比較する構成として、保持部材10が被検動物Aの腰部を保持し、支持本体20が被検動物Aの二足歩行時の腰部の高さ位置に保持部材10(保持部)を保持する歩行補助具を想定する。このような歩行補助具では、被検動物Aは、前肢を用いて腰部を固定する保持部材10から離脱しようとするため、二足歩行を維持させることが困難となり、所望の疼痛試験を実施することが困難となる。
対して、本実施形態の歩行補助具1では、被検動物Aは上述したような離脱行動を起こしにくく、所望の疼痛試験を実施しやすいため好ましい。
本実施形態の支持本体20は、+z方向に伸縮可能に設けられた一対の前方フレーム21と、前方フレーム21と同じ構成の一対の後方フレーム22と、+x方向に凸になるように湾曲した上部フレーム23と、+x方向に凸になるように湾曲した下部フレーム24と、前方フレーム21と後方フレーム22とを接続する梁25と、+y方向および−y方向に設けられたカバー材26と、を有している。上部フレーム23には保持部材10が設けられている。
一対の前方フレーム21は、下部フレーム24において対向する2辺(図中符号24a、24bで示す)にそれぞれ設けられている。一対の後方フレーム22も同様に、下部フレーム24の2辺24a,24bに設けられている。一対の前方フレーム21および一対の後方フレーム22の上端には、保持部材10を有する上部フレーム23が設けられている。
これにより、前方フレーム21、後方フレーム22、上部フレーム23(保持部材10)および下部フレーム24で囲まれた空間20sが形成され、−x方向には開口部20xが形成される。被検動物Aは、開口部20xから空間20S内に導かれ、空間20sに収容される。
ここで、被検動物Aは、本来樹上生活を営むものが多く、後肢が床面Fに接しているよりも、後肢で何かにつかまっている方が落ち着きやすい。そのため、後肢でつかまることが可能な位置に、下部フレーム24のような構造材があると、被検動物Aは構造材を後肢でつかもうとする。しかし、このような行動を許すと、被検動物Aの歩行状態の観察が困難になる。
そこで、下部フレーム24は、被検動物Aの二足歩行時の姿勢において、後肢が下部フレーム24の+x方向側の辺(図中、符号24cで示す)に届かない位置に配置されるように設計されている。また、+y方向および−y方向において空間20Sに面する位置には、前方フレーム21、後方フレーム22、下部フレーム24を覆うカバー材26が設けられている。これにより、被検動物Aが支持本体20の構造材に後肢でつかまることがなく、被検動物Aを安定的に二足歩行させることが可能となる。
車輪30は、支持本体20の下部に設けられ、被検動物Aの二足歩行に伴い歩行補助具1の全体を移動可能としている。図では、歩行補助具1は、4つの車輪30を有することとしている。もちろん、被検動物Aの二足歩行を妨げないならば、車輪30の数は4つに限らない。本実施形態の歩行補助具1においては、例えば、x方向の車輪30の間隔(車輪30の回転軸の間の距離)は450mmであり、y方向の車輪30の間隔(車輪30の中心の間の距離)は420mmである。
車輪30は、適宜ストッパー31を有することとしてもよい。また、車輪30は、車輪の回転軸と直行する軸L周りにおいて回動可能に設けられ、被検動物Aが床面Fを自由に移動可能とされていても構わない。もちろん、疼痛試験の目的に応じ、被検動物Aを直線的に歩行させたい場合には、車輪30の回転軸を固定し、歩行補助具1の移動方向を規制することとしてもよい。
歩行補助具1は、二足歩行時の姿勢において被検動物Aが前肢でつかまることが可能な手置台を備えた前肢保持部40をさらに有する。図では、前肢保持部40は保持部材10の前方下部に設けられることとしているが、支持本体20に設けることとしてもよい。
被検動物Aは、本来樹上生活を営むものが多く、前肢が何も持っていない状態で二足歩行させるとストレスの原因となる。そのため、被検動物Aが前肢でつかまることが可能な位置に手置台(前肢保持部40)を設けることで、被検動物Aのストレスを低減させることができる。
図2、3は、歩行補助具1の詳細構成を説明する説明図である。図2は、歩行補助具1の側面図であり、図1(b)と同じ視野における側面図である。図3は、歩行補助具1の平面図である。
図2,3に示すように、本実施形態の保持部材10においては、第1部材11はスリット11aを有しており、第2部材12はスリット11aに挿入され、図中の符号αの両矢印方向に相対移動可能となっている。
本実施形態の第1部材11は、被検動物Aの頭部を挿入可能な大きさの貫通孔11xを有している。また、第2部材12には、被検動物Aの頸部を挿入可能な大きさの凹部12xが設けられている。貫通孔11xおよび凹部12xの内側(保持部14側)には、被検動物Aの頸部を保護する緩衝材を付してもよい。
このような保持部材10は、まず、第2部材12を−x方向に後退させた状態で第1部材11の貫通孔11xに被検動物Aの頭部を挿入させ、次いで第2部材12をスリット11aに挿入し+x方向に移動させ保持部14を形成するようにして用いる。固定部13は、保持部14を形成した状態で第1部材11と第2部材12との相対位置を固定する。
このような第1部材11および第2部材12は、樹脂材料、金属材料、木材など種々の形成材料を用いて作製することができるが、加工が容易であり、装置全体を軽量化することが可能であることから、樹脂材料を用いて作製することが好ましい。その場合、形成材料として用いる樹脂材料は、光透過性を有していてもよく、光透過性を有さないこととしてもよい。例えば、床面Fを視認可能な方が、被検動物Aが落ち着きやすいというような理由がある場合、光透過性を有する樹脂材料が好ましい。
固定部13は、第1部材11および第2部材12の相対位置を固定可能であれば、種々の構成を採用することができる。固定部13としては、例えば、プッシュボルトのような固定および解放が容易な部材を用いるとよい。
支持本体20の前方フレーム21は、+z方向に凸になるように湾曲した第1フレーム21aと、下部フレーム24において対向する2辺24a、24bにそれぞれ設けられた一対の第2フレーム21bと、を有している。前方フレーム21は、第1フレーム21aが第2フレーム21bに挿入された二重構造となっており、第1フレーム21aをz方向に伸縮可能となっている。さらに、前方フレーム21は、固定レバー21cを有し、第1フレーム21aの高さ位置を固定可能となっている。
後方フレーム22は、前方フレーム21と同じ構成であり、第1フレーム22a、第2フレーム22b、固定レバー22cを有している。
図に示すように、保持部材10は、前方フレーム21および後方フレーム22の上部において、前方フレーム21および後方フレーム22に跨るように設けられている。そのため、支持本体20は、前方フレーム21および後方フレーム22をz方向に伸縮することで、保持部材10の高さ位置を図中の符号βの両矢印方向に上下移動させることが可能である。本実施形態の歩行補助具1では、例えば保持部材10の床面Fからの高さ位置を、400mmから600mmの範囲で調節することができる。この範囲で保持部材10の高さを調節可能であれば、例えば3〜4歳年齢のサル(カニクイザル)に対して、歩行補助具1を用いることができる。
前肢保持部40は、−z方向に凸になるように湾曲した手置台41と、保持部材10の+x方向側の前方下部に設けられた一対の接続部材42と、固定レバー43と、を有している。前肢保持部40は、手置台41が接続部材42に挿入された二重構造となっており、手置台41をz方向に伸縮可能となっている。手置台41の高さ位置は、固定レバー43により固定可能となっている。
このような前肢保持部40では、手置台41をz方向に伸縮することで、手置台41の高さ位置を図中の符号γの両矢印方向に上下移動させることが可能である。
本実施形態の歩行補助具1では、支持本体20および前肢保持部40が上述のような構成となっていることで、被検動物Aの個体差に応じて各部の位置を調製することができ、被検動物Aのストレスを低減させることができる。
以上のような構成の歩行補助具1によれば、被検動物Aに過度のストレスを与えることなく、安定して二足歩行させることができる。そのため、非ヒト霊長類を被検動物とする疼痛試験において、疼痛関連行動の変化を容易に判断可能となる。
なお、本実施形態においては、固定部13としてプッシュボルトを採用することとしたが、他の構成を採用することもできる。
図4は、歩行補助具の変形例を示す平面図であり、図3に対応するものである。図4の説明においては、上記図1〜3と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図に示す歩行補助具2が有する保持部材16は、第1部材17と第2部材18とを有している。本変形例の第1部材17は、被検動物Aの頭部を挿入可能な大きさの凹部17xを有している。また、第2部材18には、被検動物Aの頸部を挿入可能な大きさの凹部18xが設けられている。保持部材16においては、第1部材17はスリット17aを有しており、第2部材18はスリット17aに挿入され、x方向に相対移動可能となっている。
さらに、第1部材17は、スリット17a内に鋸歯状の第1連続溝17yを有している。第2部材18は、第1連続溝17yと嵌合する第2連続溝18yを有している。第1連続溝17yと第2連続溝18yとは、本発明における固定部として機能し、第1連続溝17yと第2連続溝18yとが互いに嵌合することで、第1部材17と第2部材18との相対位置を固定可能である。このような、第1連続溝17yおよび第2連続溝18yでは、第1部材17をスリット17aに挿入可能となるように、一部を板バネ等の弾性部材で構成するというような、通常知られた構成を採用することができる。
このような固定部を有する保持部材16では、上述の保持部材10のようにスリット11aに第2部材12を挿入した後、プッシュボルトで固定する構成と比べ、被検動物Aの保定および解放をよりスムーズに行うことができ、被検動物Aのストレスを低減することができる。また、第1連続溝17yと第2連続溝18yとの嵌合位置を変更することで保持部の大きさを多段に調整可能であるため、被検動物Aの個体差に応じて容易に保持部の調整が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1,2…歩行補助具、A…被検動物、L…軸、10,16…保持部材、11,17…第1部材、12,18…第2部材、13…固定部、14…保持部、17y…第1連続溝(固定部)、18y…第2連続溝(固定部)、20…支持本体、30…車輪、41…手置台、42…接続部材

Claims (7)

  1. 非ヒト霊長類である被検動物の後肢による二足歩行を補助する歩行補助具であって、
    前記被検動物の頸部を保持する保持部を有する保持部材と、
    前記保持部の高さ位置が、前記被検動物が前記二足歩行するときの姿勢における前記頸部の高さ位置となるように、前記保持部材を支持する支持本体と、
    前記支持本体の下部に設けられた車輪と、を有し、
    前記保持部は、平面視で前記被検動物の頭部よりも小さく、かつ頸部よりも大きい孔である歩行補助具。
  2. 前記保持部材は、前記支持本体に固定され、前記保持部の一部を構成する第1部材と、
    前記第1部材に対する相対位置を変更可能であり、前記保持部の一部を構成する第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とにより前記保持部を形成するように、前記第1部材と前記第2部材との相対位置を固定する固定部と、を有する請求項1に記載の歩行補助具。
  3. 前記固定部は、前記第1部材に設けられた鋸歯状の第1連続溝と、
    前記第2部材に設けられ、前記第1連続溝と嵌合する第2連続溝と、を有する請求項2に記載の歩行補助具。
  4. 前記支持本体は、前記保持部材の高さ位置を変更可能に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の歩行補助具。
  5. 前記姿勢において前記被検動物が前肢でつかまることが可能な手置台をさらに有する請求項1から4のいずれか1項に記載の歩行補助具。
  6. 前記手置台は、接続部材を介して前記保持部材または前記支持本体に接続され、
    前記接続部材は、前記手置台の高さ位置を変更可能に設けられている請求項5に記載の歩行補助具。
  7. 前記車輪は、前記車輪の回転軸と直行する軸周りにおいて回動可能に設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の歩行補助具。
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