JP6411457B2 - 温度制御貯蔵システム - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
〔概略〕
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、外部アセンブリ、及び上記容器と一体化した気化冷却アセンブリを含む。いくつかの実施形態では、上記外部アセンブリは、少なくとも1つの熱制御貯蔵領域と、当該少なくとも1つの熱制御貯蔵領域への単一アクセス管とを実質的に規定する超効率的断熱材料の1つ以上の区域とを含む。いくつかの実施形態では、上記容器と一体化した上記気化冷却アセンブリは:上記少なくとも1つの熱制御貯蔵領域の表面に設置された気化冷却ユニットと;上記容器の外表面に設置された乾燥ユニットと;第1端部及び第2端部を含み、第1端部は、上記気化冷却ユニットに接続され、第2端部は、上記乾燥ユニットに接続されている蒸気管と;上記蒸気管に接続された蒸気制御ユニットとを含む。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は:実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定する外壁であって、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と;熱制御貯蔵領域を実質的に規定する内壁であって、単一内壁開口部を実質的に規定し、上記内壁と上記外壁とは、間隔を置いて離れており、気体密封間隙を実質的に規定する内壁と;上記気体密封間隙内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域と;上記単一外壁開口部と上記単一内壁開口部とを接続するアクセス管を形成するコネクタと;上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と;少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記少なくとも1つの内部壁と上記内壁とは、間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に形成している少なくとも1つの内部壁と;上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と;上記外壁の外部にあり、開口部を含み乾燥ユニットと;実質的に上記アクセス管内部に位置している蒸気管であって、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部は、上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定されており、上記第2端部は、上記乾燥ユニットの上記開口部に固定されている蒸気管と;上記蒸気管に接続された上記制御ユニットとを含む。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は:実質的熱密封蔵容器を実質的に規定する外壁であって、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と;少なくとも1つの開口部を有し、上記外壁の外部に位置する少なくとも1つの乾燥ユニットと;上記容器内の熱制御貯蔵領域を実質的に規定する内壁であって、単一内壁開口部を実質的に規定し、上記内壁と上記外壁とは、間隔を置いて離されており、気体密封間隙を実質的に規定する内壁と;上記単一外壁開口部と上記単一内壁開口部とを接続するアクセス管を形成するコネクタと;上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と;実質的に上記アクセス管内部に位置されている第1蒸気管であって、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部は、上記内壁内の上記少なくとも1つの開口部に固定されており、上記第2端部は、上記乾燥ユニットの上記少なくとも1つの開口部に固定されている第1蒸気管と;上記第1蒸気管に接続された第1蒸気制御ユニットと;それぞれが上記内壁に接続された第1内部壁及び第2内部壁であって、上記第1内部壁と上記第2内部壁との間に第1液体不透過性間隙を形成するように配置されており、上記熱制御貯蔵領域の第1貯蔵領域に対する床を形成する第1内部壁及び第2内部壁と;上記第1内部壁内の開口部と;第1端部と第2端部とを含む第1局所的蒸気管であって、上記第1端部は、上記第1蒸気管に固定されており、上記第2端部は、上記第1内部壁内の上記開口部に固定されている第1局所的蒸気管と;上記第1局所的蒸気管に接続された第1局所的蒸気制御ユニットと;上記内壁に接続された第3内部壁であって、上記第3内部壁と上記内壁との間に第2液体不透過性間隙を形成するように配置されており、上記熱制御貯蔵領域の第2貯蔵領域に対する床を形成する第3内部壁と;上記第3内部壁内の開口部と;第1端部と第2端部とを含む第2局所的蒸気管であって、上記第1端部は、上記第1蒸気管に固定されており、上記第2端部は、上記第3内部壁内の上記開口部に固定された第2局所的蒸気管と;上記第2局所的蒸気管に接続された第2局所的蒸気制御ユニットとを含む。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は:実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定する外壁であって、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と;熱制御貯蔵領域を実質的に規定する内壁であって、単一内壁開口部を実質的に規定し、上記内壁と上記外壁とは、間隔を置いて離されており、気体密封間隙を実質的に規定する内壁と;上記気体密封間隙内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域と;上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部とを接続するアクセス管を形成するコネクタと;上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と;少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記内部壁と上記内壁とは、間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に規定している内部壁と;上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と;上記アクセス管の実質的内部に位置する第1蒸気管であって、第1端部及び第2端部を含み、一体化蒸気制御ユニットを有し、上記第1端部は、上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定されている第1蒸気管と;上記第1蒸気管の上記第2端部に接続されている蒸気管接合部と;第1端部と第2端部とを含む少なくとも2つの第2蒸気管であって、上記第1端部は、上記蒸気管接合部に接続されており、上記第2端部は、乾燥ユニット内の開口部に接続されており、各々が外部動作可能なバルブを有している少なくとも2つの第2蒸気管とを含む。
上記の概略は、例示的なものにすぎず、決して限定することを意図するものではない。上記の例示的な態様、実施形態及び特徴に加えて、さらなる態様、実施形態及び特徴が、図面、及び下記の詳細な説明を参照することによって明白になるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、外部から見た実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。
図2は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。
図3は、実質的熱密封貯蔵容器の外観を示している。
図4は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。
図5は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。
図6は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。
図7は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。
図8は、断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。
図9は、外部から見た実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。
図10は、第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。
図11Aは、第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。
図11Bは、第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。
〔詳細な説明〕
下記の詳細な説明において、本明細書の一部を構成する添付図面が参照される。図面では、同様の記号は、文脈で別途指摘しない限り、通常、同様の部材を特定している。
本明細書に記載される実質的熱密封貯蔵容器は、当該容器と一体化した制御された気化冷却システムを含み、当該気化冷却システムは、数日間又は数週間測定される一定期間にわたって、内部貯蔵領域を所定の温度範囲内に維持するように調整されている。いくつかの実施形態では、気化冷却システムは、摂氏0度と摂氏10度との間の所定の温度範囲内に内部貯蔵領域を維持するように調整されている。いくつかの実施形態では、気化冷却システムは、摂氏2度と摂氏8度との間の所定の温度範囲内に内部貯蔵領域を維持するように調整されている。いくつかの実施形態では、当該容器は、稼働するための外部電力を必要としない。いくつかの実施形態では、当該容器は、標準冷蔵ユニットの必要電力より少ない必要電力等、気化冷却速度の制御を管理するための最小電力を必要としない。いくつかの実施形態では、当該容器内の一体化気化冷却システムは、補充、補修又は補給され、当該容器の複数回の再利用を可能にする。
詳細な説明に記載された例示的な実施形態、図面及び特許請求の範囲は、限定することを意図するものではない。他の実施形態を利用することができるし、本明細書に示される発明特定事項の精神又は範囲から逸脱することなく、他の変更をすることが可能である。異なる図面において使用されている同一記号は、文脈で別途指摘しない限り、通常、同様又は同一の部材を示している。
図1は、一実施形態に係る実質的熱密封貯蔵容器100の特定の斜視図を示す。図1に示されている実質的熱密封貯蔵容器100は、外部の視点から示されている。実質的熱密封貯蔵容器100は、外壁150を含む。当該容器全体は、基部領域160によって直立位置に固定される。単一アクセス管130は、実質的熱密封貯蔵容器100の領域に配置される。当該領域は、通常の使用中では、当該容器の最も高い位置の領域である。本明細書で使用される“管”は、パイプ、チューブ又はダクト等、内部中空空間と端部における2つの開口部とを有する構造を示す。いくつかの実施形態では、管の内部中空空間は、実質的に丸い断面を有する。いくつかの実施形態では、管の内部中空空間は、実質的に長方形の断面、実質的に楕円の断面、又は不規則な形状の断面を有する。管130は、管130の外面を実質的に規定する外壁110を含む。シール135は、管130の端部に配置されており、当該シール135は、隣接した外部領域から管130の任意の内部領域への気体の漏れを防ぐように配置及び作製されている。
第1蒸気管180は、容器100の内部の領域から、容器100の外部の領域に、単一アクセス管130を通り抜けている。蒸気制御ユニット140は、容器100外部の第1蒸気管180の末端に、気体不透過性シールで接続される。例えば、いくつかの実施形態では、第1蒸気管及び第2蒸気管ならびに蒸気制御ユニット140は、アルミニウム又はステンレススチール等の金属から作製され、蒸気制御ユニットと1つ以上の蒸気管とは、溶接されて気体不透過性シールを形成する。蒸気管180は、別の内部端部を含み、当該内部端部は、容器内に配置されているため、図1に示されている外部からの視点では確認できない。
蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180の隣接端の直径と、第2蒸気管185の隣接端の直径と交差する。蒸気制御ユニット140は、蒸気制御ユニット140内部の管の内部体積を、制御可能に増加及び減少させる。これは、蒸気制御ユニット140を介して、蒸気流量を変更することに資する。すなわちこれは、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の蒸気流量を変更することに資する。Calculating Pipe Sizes & Pressure Drops in Vacuum Systems,” Section 9- Technical Reference, Rietschle Thomas Companyを参照されたい。この文献は、参照によって本明細書に組み込まれる。蒸気制御ユニット140内の管は、第1端部及び第2端部を有する。当該第1端部は、第1蒸気管180の隣接端に固定されており、当該第2端部は、第2蒸気管180の隣接端に固定されている。蒸気制御ユニット140は、蒸気制御ユニット140の内部管を介して蒸気と気体との流れを調節するように配置されている少なくとも1つのバルブを含む。少なくとも1つのバルブは、当該バルブの開閉を調節する制御装置、すなわち蒸気制御ユニット140の内部管の内径を調節する制御装置に接続されている。当該制御装置は、容器100内のセンサに接続されている。図4、5及び6を参照されたい。
いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、蒸気制御ユニット140の外面上にある制御装置からの情報の可視表示器を含む。例えば、いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、その外面上に、制御装置に接続された目盛盤を含む。当該目盛盤は、センサからの温度の度数を示すように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、制御装置に接続されたライトを、その外面上に含み、当該制御装置は、蒸気制御ユニット140内のバルブに制御信号を送信するのに伴って当該ライトを点滅させる。例えば、いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、当該制御装置に接続されたライトを、その外面上に含み、当該制御装置は、制御装置に接続された圧力センサからのデータに反応して、ライトを点滅させる。例えば、圧力センサからの情報が、気化冷却システム内の圧力が予め設定された範囲内であることを示したときにライトを点灯させる回路を、制御装置は含み得る(例えば、内部の気体圧力が、予め設定された許容できる稼働範囲内であり、それゆえ運転可能であることをユーザに示すために、又は、内部の気体圧力が、予め設定された許容できる稼働範囲外であり、それゆえメンテナンスが必要であることをユーザに示すために)。
気体不透過性シールを有する第2蒸気管185は、第1蒸気管180との接続部より離れた位置において、蒸気制御ユニット140と気体不透過性シールで接続されている。蒸気制御ユニット140との接続部は、第2蒸気管185の第1端部の直径と交差する。第2管185は、第2端部を含み、当該第2端部は、乾燥ユニット170の開口部周辺の領域において、乾燥ユニット170に気体不透過性シールで接続されている。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥ユニット170及び第2蒸気管185は、アルミニウム又はステンレススチール等の金属から作製され、乾燥ユニット170及び第2蒸気管185は、溶接されて気体不透過性シールを形成する。乾燥ユニット170は、容器100の外面上に設置される。乾燥ユニット170は、内部中空空間を包囲する外壁を含み、気体不透過性及び液体不透過性である内部領域を形成する。図3、4、5及び6を参照されたい。
いくつかの実施形態では、乾燥ユニット170は、電力ユニット190を含む。例えば、電力ユニット190は、AC電力源又はDC電力源へのプラグインを含み得る。例えば、電力ユニット190は、容器外部の領域から太陽エネルギーを収集するために配置されたソーラーパネルを含み得る。例えば、電力ユニット190は、バッテリを含み得る。いくつかの実施形態では、バッテリは、充電可能である。いくつかの実施形態では、バッテリは取り除かれ、交換され得る。
いくつかの実施形態では、容器100は、1つ以上のアクセスポート125,120を含む。アクセスポート125,120は、容器100の内部領域にアクセスできるように構成されている。いくつかの実施形態では、1つ以上のアクセスポート125,120は、容器100の製造中に気体不透過性シールで密閉され、さらなる使用を意図するものではない。いくつかの実施形態では、アクセスポート125,120は、容器100の製造中に気体不透過性シールで密閉されるが、時間をかけて容器100を補充、補修又は補給する間に、また、容器100を使用する期間の間に、再度、開けることができるように構成されている。
実質的熱密封貯蔵容器100は、輸送されるのに十分な強度及び耐久性、及び長い間再利用されるのに十分な強度及び耐久性を有する材料から作製される。実質的熱密封貯蔵容器100は、特定の実施形態で利用される特定の液体及び乾燥剤の存在下における腐食に耐性を有する材料から製造される。実質的熱密封貯蔵容器100は、与えられた実施形態における輸送、使用及び再利用のために十分な耐久性、強度及び靱性の材料から製造される。例えば、容器の外壁150、管130の外壁110、第1蒸気管180及び第2蒸気管185、ならびに乾燥ユニット170の外壁は、ステンレススチール又はアルミニウム等の金属から作製され得る。いくつかの実施形態では、当該容器は、種々の材料、1つ以上の複合物、及び/又は合金から作製される。いくつかの実施形態では、当該容器は、部分的にポリカーボネートプラスチックから作製される。いくつかの実施形態は、容器100の構造内に、実質的排気空間を含む。そのような実施形態では、容器100内の実質的排気空間に隣接して配置されている容器100の部材は、容器100の予想される使用のために十分な耐久性、強度及び靱性、ならびに容器100内の実質的排気空間への低い脱ガス特性に関して選択される。例えば、いくつかの実施形態では、容器100は、約1×10−2torr、5×10−3torr、5×10−4torr、5×10−5torr、5×10−6torr又は5×10−7torr未満の気体圧力を有する容器100内に、実質的排気空間を含む。
図2は、実質的熱密封貯蔵容器100の断面図を示す。図2に示された図は、鉛直に二分割された容器であり、内部の外観を含む容器100の外観を示している。容器は、外壁150及び内壁200を含む。外壁150は、実質的熱密封貯蔵容器100を実質的に規定する。当該容器の外壁150は、容器100の頂部且つ中央において、単一外壁150開口部を実質的に規定する。内壁200は、実質的に外壁150と同様な形状であるが、外壁150内に納まるように寸法が合わせられる。内側の壁150は、外壁150の開口部に反応する位置に配置された開口部を含む。
内壁200と外壁150とは、間隔を置いて離されており、共に容器100の内部で、気体密封間隙210を実質的に規定する。気体密封間隙210は、大気圧より有意に低い気体圧力を含み得る。気体密封間隙210は、実質的排気空間を含み得る。いくつかの実施形態は、内壁200と外壁150との間の気体密封間隙210内に配置された超効率的断熱材料の少なくとも1つの区域を含む。気体密封間隙210は、超効率的断熱材料と、大気圧よりも有意に低い気体圧力との両方を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、1×10−2torr以下の圧力を有する実質的に排気された空間を含む。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、5×10−4torr以下の圧力を有する実質的に排気された空間を含む。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、1×10−2torr以下の圧力を有する実質的排気空間を、当該気体密封間隙210中に含む。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、5×10−4torr以下の圧力を有する実質的排気空間を、当該気体密封間隙210中に含む。いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、例えば、1×10−2torrよりも低い圧力、5×10−3torrよりも低い圧力、5×10−4torrよりも低い圧力、5×10−5torrよりも低い圧力、5×10−6torrよりも低い圧力又は5×10−7torrよりも低い圧力を有する実質的排気空間を含む。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、多層断熱材料の複数の層と、1×10−2torr以下の圧力を有する実質的排気空間とを含む。例えば、いくつかの実施形態では、気体密封間隙210は、多層断熱材料の複数の層と、5×10−4torr以下の圧力を有する実質的排気空間とを含む。本明細書で使用される用語「超効率的断熱材料」は、断熱材料の表面間において、極度に低い熱伝導性と極度に低い熱放射伝達性とを有する1つ以上の種類の断熱材料を含み得る。超効率的断熱材料は、例えば、熱反射フィルム、高真空、エーロゲル、低熱伝導性ビーズ様ユニット、無秩序層状結晶、低密度固形物又は低密度発泡体の1つ以上の層を含み得る。いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料は、例えば、Fricke and Emmerling, Aerogels- preparation, properties, applications, Structure and Bonding 77: 37-87 (1992)及びPekala, Organic aerogels from the polycondensation of resorcinol with formaldehyde, Journal of Materials Science 24: 3221-3227 (1989)に記載されているもの等、エーロゲル等の1つ以上の低密度固形物を含む。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される「低密度」は、約0.01g/cmから約0.10g/cmまでの密度を有する材料、及び約0.005g/cmから約0.05g/cmまでの密度を有する材料を含み得る。いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料は、例えば、Chiritescu et al., Ultralow thermal conductivity in disordered, layered WSe2 crystals, Science 315: 351-353 (2007)に記載されているもの等、不規則な層状の結晶の1つ以上の層を含む。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料は、例えば、高真空、低熱伝導性スペーサーユニット、低熱伝導性ビーズ様ユニット又は低密度発泡体の少なくとも1つによって隔離された熱反射性フィルムの少なくとも2つの層を含む。いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料は、熱反射材料の少なくとも2つの層と、当該熱反射材料の層間の少なくとも1つのスペーサとを含み得る。例えば、超効率的断熱材料は、Smithらの米国特許第6485805号(発明の名称「多層断熱複合物」)に開示されているような少なくとも1つの多層断熱複合物を含み得る。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。例えば、超効率的断熱材料は、Reedらの米国特許第5915283号(発明の名称「金属シート断熱システム」)に開示されているような少なくとも1つの金属シート断熱システムを含み得る。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。例えば、超効率的断熱材料は、Augustynowiczらの米国特許第6967051号(発明の名称「断熱システム」)に開示されているような少なくとも1つの熱断熱システムを含み得る。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。例えば、超効率的断熱材料は、Maignanらの米国特許第7001656号(発明の名称「断熱のための強固な多層材料」)に開示されているような少なくとも1つの強固な多層材料を含み得る。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料は、上記の少なくとも1つの材料と、少なくとも1つの超断熱材とを含む。本明細書で使用される「超断熱材料」は、少なくとも2つの流動熱放射シールドが、排気された二重壁環に存在する構造物を含み得る。当該少なくとも2つの流動熱放射シールドは、近接しているが、少なくとも1つの不良伝導繊維様材料によって熱的に隔離されている。
いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料の1つ以上の区域は、磁気浮上によって互いに隔離されている熱反射材料の少なくとも2つの層を含む。熱反射材料の層は、例えば、磁気誘導浮上又は強磁性浮上を含む磁気浮上方法によって隔離され得る。磁気浮上システムに関するさらなる情報については、Thompson, Eddy current magnetic levitation models and experiments, IEEE Potentials, Feb/March 2000, 40-44及びPost, Maglev: a new approach, Scientific American, January 2000, 82-87を参照されたい。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。強磁性浮上は、例えば、ハルバッハ電界分布を伴った磁石の使用を含み得る。ハルバッハ機械トポロジー及びこれに関連する応用に関するさらなる情報については、Zhu and Howe, Halbach permanent magnet machines and applications: a review, IEE Proc.-Electr. Power Appl. 148: 299-308 (2001)を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
また、図2に示されているように、コネクタ250は、外壁開口部と内壁開口部との間にあるアクセス管130の一部分を形成するように配置されている。例えば、コネクタは、アクセス管130の外壁110よりも小さい直径を有し、アクセス管130の外壁110の形状に一致する実質的に円筒形の構造として形成され得る。シール240は、コネクタ250の外面と、開口部に隣接した内壁200の領域とを接続する。シール230は、コネクタ250の外面と、開口部に隣接した外壁150の領域とを接続する。外壁150の外側にある容器100の領域において、管130の外壁110は、管130の外壁110とコネクタ250との間の間隙を伴って、コネクタ250に対して実質的に平行に配置されている。シール135は、アクセス管130の外壁110とコネクタ250との間の気体不透過性障壁を生じるように配置される。溶接、圧着又は折り畳む等の特定の実施形態に適した材料、或いはシール135を形成するために管130の外壁110とコネクタ250との両方に固定された追加の部材によって、シール135は形成され得る。シール135から離れた管130の端部において、当該管130の端部は、容器100内の実質的熱密封貯蔵領域220への唯一のアクセス開口部を実質的に規定する。従って、管130の内部290は、容器100の貯蔵領域220の内部へのアクセス領域を形成する。
いくつかの実施形態では、アクセス管130は、熱制御貯蔵領域220への単一アクセス開口部と容器100の外部領域との間の伸長した熱通路を形成する。例えば、アクセス管130は、熱制御貯蔵領域220と容器100の外部領域との間の通気道を最小化するのに十分な長さのアクセス管、すなわち熱制御貯蔵領域220と容器100の外部領域との間の熱伝達を最小化するのに十分な長さのアクセス管であり得る。例えば、アクセス管130は、内壁200と内部壁260と容器100の外部領域との間の熱伝達を最小化するように構成され得る。例えば、アクセス管130は、内壁200と内部壁260と容器100の外部領域との間の熱伝達を最小化するように構成されている材料及び/又は構造を含み得る。いくつかの実施形態は、熱制御貯蔵領域220への単一アクセス開口部と容器100の外部領域との間の伸長した熱通路を形成する波形構造を含む。例えば、アクセス開口部のコネクタ250は、アクセス管130の長手方向に実質的に垂直なひだ(folds)を有するひだ状構造で形成され得る。
図2に示されている容器100は、容器100の内部の実質的熱密封貯蔵領域220を含む。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、複数の貯蔵領域を含む。例えば、実質的熱密封貯蔵容器は、内部仕切りによって第2貯蔵領域から実質的に隔離されている第1貯蔵領域を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、第1温度に維持されている第1貯蔵領域と、第2温度に維持されている第2貯蔵領域とを含み得る。例えば、図7及び8、ならびにこれらに関連する記載を参照されたい。図3に示されている実施形態において、実質的熱密封貯蔵領域は、均一な空間である。いくつかの実施形態は、特定物質の貯蔵のための構造を有する実質的熱密封貯蔵領域を含む。例えば、容器内の実質的熱密封貯蔵領域は、内部温度を摂氏0度と摂氏10度との間に維持するように調整されており、ワクチンバイアル等の医薬用バイアルを把持するサイズ、形状及び形態を有する1つ以上の貯蔵構造物を含み得る。例えば、容器内の実質的熱密封貯蔵領域は、内部温度を摂氏2度と摂氏8度との間に維持するように調整されており、ワクチンバイアル等の医薬用バイアルを把持するサイズ、形状及び形態を有する1つ以上の貯蔵構造を含む。
本明細書に記載されているように、実質的熱密封貯蔵容器は、実質的に熱が密封されており、また容器と一体化した気化冷却システムを介して温度が制御される貯蔵領域220を含む。特定の実施形態の容器の熱特性と、一体化気化冷却システムの特徴との組み合わせによって、所定の温度範囲内に実質的熱密封貯蔵領域中の温度を維持するように制御されている実質的熱密封貯蔵領域を実現している。例えば、いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、容器の外部と実質的熱密封貯蔵領域の内部との間で、約5Wの熱伝達を伴うように作製される。そのような実施形態では、主に塩化カルシウム(CaCl)を含む乾燥ユニットと、主に水を含む揮発性液体とが、摂氏0度と摂氏10度との間の温度範囲に実質的熱密封貯蔵領域の内部を数週間維持する蒸気制御システムと共に利用され得る。例えば、実質的熱密封貯蔵領域の内部は、上記の容器中で、少なくとも30日間、摂氏2度と摂氏8度との間の温度範囲に維持され得る。
図2に示されている実施形態において、容器100は、2つのアクセスポート120,125を含む。容器100の作製中又は改修中等の必要なときに、各々のアクセスポート120,125によって、容器の内部領域へのアクセスが可能である。アクセスポートは、例えば、大気圧より低い気体密封間隙210内の気体圧力を達成するために、容器100の作製中に利用され得る。例えば、図2に示されている図では、アクセスポート120は、実質的に密閉されているが、容器の作製中に、大気圧より低い気体密封間隙210内の気体圧力を達成するのに有用であるように配置されている。また、図2に示されている容器100は、管225によって、内壁200内の領域に接続されているアクセスポート125を含む。このアクセスポート125は、容器100の作製中に密閉されるが、密閉する前に、アクセスポート125は、内壁200内の領域にアクセスするために利用され得る。例えば、アクセスポート125は、容器の作製中に、液体不透過性間隙265内に液体を配置するために使用され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のアクセスポート120,125は、使用中に、容器100の補充、補修又は補給の間開けられるように構成され得る。
また、図2は、容器100が内部壁260を含むことを示している。内部壁260は、アクセス管130のコネクタ250とのシール240によって規定される接合部に沿って、内壁200に固定されている。内部壁260と内壁200とは、液体不透過性間隙265によって隔離されるように、配置及び作製される。内部壁260の表面は、液体不透過性間隙265に対向し、且つ内部壁260の反対面は、容器内の実質的熱密封貯蔵領域220に対向する。図2に示されてはいないが、いくつかの実施形態では、液体不透過性間隙265は、揮発性液体を含有し、当該揮発性液体は、容器100の使用中における液体不透過性間隙265の予想される温度及び気体圧力の下で揮発特性を有する液体である。例えば、いくつかの実施形態では、液体不透過性間隙265は、容器外部の大気圧の約5%の気体圧力を含み、また、液体不透過性間隙265内の液体は、水を含む。例えば、いくつかの実施形態では、液体不透過性間隙265は、容器外部の大気圧の約10%の気体分圧を含み、また、液体不透過性間隙265内の液体は、メタノールを含む。例えば、いくつかの実施形態では、液体不透過性間隙265は、容器外部の大気圧の約15%の気体分圧を含み、また、液体不透過性間隙265内の液体は、アンモニアを含む。
蒸気管180は、実質的に管130の内部領域290内に配置されている。蒸気管180は、第1端部及び第2端部を含む。図2に示されている図では、第1端部だけが確認できる。蒸気管180の第1端部は、内部壁260の開口部に固定されている。図2では確認できない蒸気管180の第2端部は、蒸気制御ユニットに固定され、それにより、乾燥ユニット(図2では不図示、図1を参照)の内部への制御可能な蒸気通路を作り出す。内部壁260と内壁200との間に形成されている液体不透過性間隙265は、蒸気管180の内部領域285に直接接続されている。内部壁260と内壁200との間に形成されている液体不透過性間隙265は、蒸気管180の内部領域285と蒸気とが接触しているため、蒸気は、液体不透過性間隙265から、蒸気管180を自由に通過し得る。次に、蒸気は、設置されたバルブが開位置にあるとき、蒸気制御ユニットを通過し、乾燥ユニット(図2では不図示、図1を参照)の内部に移動する。蒸気管180は、蒸気制御ユニットのバルブが完全に開位置にあるとき、乾燥ユニットの内部と液体不透過性間隙265との間の自由なガスの流れを可能にするサイズ及び形状の蒸気管である。いくつかの実施形態では、蒸気管180は、実質的に円形且つ管状の構造である。いくつかの実施形態では、蒸気管180は、実質的に平坦な構造である。いくつかの実施形態では、蒸気管180は、例えば、一連の実質的に平行な管状構造等の複数の密接連関構造である。蒸気管180の内部体積は、容器100のサイズ、液体不透過性間隙265のサイズ、蒸気制御ユニットのサイズ、及び乾燥ユニットのサイズに応じて異なる。蒸気管180は、蒸気制御ユニットのバルブが完全に開位置であるとき、液体不透過性間隙265と乾燥ユニットとの間で、実質的な障害がなく、気体及び蒸気が自由に流れることを可能にするサイズ及び形状の蒸気管である。
図3は、気化冷却ユニットの一部分の断面図を伴った、容器外部の視点からの実質的熱密封貯蔵容器100の実施形態の外観を示す。図3は、アクセス管130を含む実質的熱密封貯蔵容器100を示す。アクセス管130の外壁110は、アクセス管130の上端でシール135により内部壁に固定されている。蒸気管180は、容器(図3では不図示、例えば、図2を参照)の内部から、アクセス管130の外壁110と容器100の外壁150とが近接した領域まで、アクセス管130を通り抜けている。図3は、第1蒸気管180及び第2蒸気管185、設置された蒸気制御ユニット140ならびに乾燥ユニット170の外部を通る断面図を示す。
図3に示されているように、乾燥ユニット170は、外壁320を含む。外壁320は、乾燥ユニット170の外側の境界を実質的に規定する。外壁320は、容器100の外壁150に隣接して配置される。外壁320は、開口部を含み、当該開口部は、蒸気制御ユニット140から離れた第2蒸気管185の端部によって包囲されている。蒸気制御ユニット140から離れた第2蒸気管185の端部は、乾燥ユニット170の外壁320の表面に、気体不透過性シールで固定されている。乾燥ユニット170は、内部空間300を含む。内部空間300は、蒸気制御ユニット140から離れた蒸気管185の端部の内部と隣接しており、乾燥ユニット170の内部空間300と隣接した蒸気管185の内部との間の気体は、自由に流れる。乾燥剤310の複数のユニットは、乾燥ユニット170の内部空間300内に配置されている。乾燥剤310のユニットは、1つの塊として図示されているが、いくつかの実施形態では、これらは乾燥ユニット170の内部空間300内の気体と乾燥剤310との表面接触が最大になるように、規則的なパターンで配列されてもよい。いくつかの実施形態では、乾燥剤310のユニットは、乾燥剤310の各ユニット周囲の気体循環を促進するサイズ及び形状を有する構造又はコーティングを含む。
乾燥ユニット170の外壁320は、実施形態に従って、種々の材料から作製され得る。外壁320は、大気圧よりも低い内部空間300の気体圧力の下で、その形状を維持するのに十分な強度を有する材料から作製され得る。例えば、実施形態に応じて、外壁320は、ステンレススチール、アルミニウム、ポリカーボネートプラスチック、ガラス又は他の材料から作製され得る。いくつかの実施形態では、乾燥ユニット170は、外壁320に隣接して配置されている内部ライナーを含み得る。例えば、内部ライナーは、特定の実施形態で利用される乾燥剤310から起こり得る任意の腐食から、外壁320の材料を保護するように構成され得る。
乾燥剤310のユニットは、乾燥特性を有する少なくとも1つの材料、又は周辺空間の液体蒸気から液体を除去する能力を有する少なくとも1つの材料から作製される。乾燥剤310のユニットは、例えば、周辺空間の水蒸気からの水の吸収又は吸着を介して機能し得る。選択される乾燥剤310の1つ以上のユニットは、特定の実施形態に依存し、特に、特定の容器と一体化した特定の気化冷却ユニットを機能させるために必要な推定期間の間液体を吸収するのに十分な乾燥剤の量に必要とされる容積に依存する。いくつかの実施形態では、選択される乾燥剤310のユニットは、通常の機能条件下で、固体の材料である。乾燥剤310の1つ以上のユニットは、例えば、結合剤、足場材料又は支持材料等の非乾燥剤を含む。乾燥剤310の1つ以上のユニットは、2つ以上の種類の乾燥剤を含み得る。本明細書に記載されている容器は、数日間又は数週間の気化冷却を用いた使用を意図するものであり、十分な乾燥剤及び反応する液体は、任意の実施形態においてそれらの期間含まれる。液体と乾燥剤との組み合わせについてのさらなる情報に関しては、Saha et al., “A New Generation Cooling Device Employing CaCl2-in-silica Gel-water System,” International Journal of Heat and Mass Transfer, 52: 516-524 (2009)を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。また、特定の実施形態における使用のための1つ以上の乾燥剤310の選択は、特定の実施形態における目標冷却温度範囲に依存する。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥剤は、炭酸カルシウムを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥剤は、塩化リチウムを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥剤は、液体アンモニアを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥剤は、ゼオライトを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、乾燥剤は、シリカを含み得る。乾燥剤に関するさらなる情報は、Dawoud and Aristov, “Experimental Study on the Kinetics of Water Vapor Sorption on Selective Water Sorbents, Silica Gel and Alumina Under Typical Operating Conditions of Sorption Heat Pumps,” International Journal of Heat and Mass Transfer, 46: 273-281 (2004)、Conde-Petit, “Aqueous Solutions of Litium and Calcium Chlorides: - Property Formulations for Use in Air Conditioning Equipment Design,” M. Conde Engineering, (2009)、“Zeolite/Water Refrigerators,” BINE Informationsdienst, projektinfo 16/10、“Calcium Chloride Handbook: A Guide to Properties, Forms, Storage and Handling,” Dow Chemical Company, (August, 2003)、“Calcium Chloride, A Guide to Physical Properties,” Occidential Chemical Corporation, Form No. 173-01791-0809P&M、及びRestuccia et al., “Selective Water Sorbent for Solid Sorption Chiller: Experimental Results and Modelling,” International Journal of Refrigeration 27:284-293 (2004)で入手可能である。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、乾燥剤は、通常の取り扱い上の注意に基づけば、無毒であると考えられる。また、乾燥剤の選択は、特定の実施形態で望まれる容器全体の熱特性を維持するために、材料の任意の発熱特性に依存する。
図3は、容器の内部に隣接した第1蒸気管180と、乾燥ユニット170に接続された第2蒸気管185とに接続された蒸気制御ユニット140の外観を示す。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニットは、蒸気管と一体化している。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、1つ以上の他の部材に動作可能に接続されたバッテリ等の電力源を含む。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、電力源を含まず、例えば、蒸気制御ユニット140は、機械的に動かされ得る。
蒸気制御ユニット140は、バルブ345を含む。バルブ345は、蒸気制御ユニット140を介した蒸気を含む気体流、すなわち第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の蒸気を含む気体流を可逆的に妨害するように構成される。バルブ345は、例えば、蒸気制御ユニット内の単一の管に沿って連続した複数のバルブ等、複数のバルブであり得る。バルブ345は、例えば、蒸気制御ユニット140内の別個の管にそれぞれ接続された複数のバルブ等、複数のバルブであり得、それぞれの複数のバルブは、接続された管の開閉を可逆的に制御できる。いくつかの実施形態では、バルブ345は、少なくとも1つの可動バルブを含み、少なくとも第1位置では、少なくとも1つの可動バルブを介した蒸気の流れに対して、少なくとも1つの可動バルブが実質的に閉まり、また、少なくとも第2位置では、少なくとも1つの可動バルブを介した蒸気の流れに対して、少なくとも1つの可動バルブが実質的に開く。いくつかの実施形態は、可動バルブを含み、可動バルブは、少なくとも第1位置では、蒸気制御ユニットを介した蒸気の流れを実質的に遮断し、また、少なくとも1つの第2位置では、蒸気制御ユニットの直径により許容される最大値まで、蒸気制御ユニットを介した蒸気の流れを実質的に許容し、また、少なくとも1つの第3位置では、蒸気制御ユニットを介した蒸気の流れを制限する。いくつかの実施形態では、バルブ345は、機械的バルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、ゲートバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、蝶形バルブ等のロータリーバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、ボールバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、ピストンバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、グローブバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、ゲートバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、いくつかの実施形態では、バルブ345は、互いに連携して機能する複数のバルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、電気制御バルブを含む。いくつかの実施形態では、バルブ345は、機械的制御バルブを含む。与えられた実施形態におけるバルブ345の選択は、例えば、コスト、重量、バルブ型の密閉特性、バルブ型の推定故障率、予想される使用条件下でのバルブ型の耐久性、及びバルブ型の必要電力消費に依存する。また、与えられた実施形態におけるバルブ345の選択は、バルブが完全に開いた位置にあるときの特定のタイプのバルブを介した、蒸気の流れを含む気体流の制限のレベルに依存する。
また、蒸気制御ユニット140内に、制御装置360が含まれる。制御装置360は、バルブ345に動作可能に接続されている。バルブ345は、制御装置360に動作可能に接続され、且つ、制御装置360に反応するように構成されている。制御装置360は、バルブ345の位置を変更するように動作することによって、1つ以上の温度センサ350に反応する。制御装置360は、温度センサ350によって検出された温度に応じて、特定の方法で反応するように構成されている。例えば、制御装置360は、バルブ345の完全な開放又は完全な閉鎖をもたらす動作によって、閾値温度より高い温度に反応するように構成され得る。例えば、制御装置360は、バルブ345の閉鎖をもたらす動作によって、閾値温度よりも低い温度に反応するように構成され得る。例えば、制御装置360は、バルブ345の部分的な開放をもたらす動作によって、温度範囲内の温度に反応するように構成され得る。例えば、制御装置360は、バルブ345の部分的な閉鎖をもたらす動作によって、温度範囲内の温度に反応するように構成され得る。制御装置360とバルブ345との間の接続部は、図3に示されていないが、操作可能な接続部が、制御装置360とバルブ345との間に存在する。例えば、いくつかの実施形態では、動作可能な接続部は、ロッド又は歯車の歯等の物理的圧力を伝達するように構成されているコネクタを含む。例えば、いくつかの実施形態では、動作可能な接続部は、ワイヤ接続又はワイヤレス接続を介する等して、IR無線伝送又は短波長無線伝送(例えば、Bluetooth(登録商標))を介する等して、電送するように構成されているコネクタを含む。
様々な種類の制御装置が、実施形態に応じて利用され得る。例えば、制御装置360は、電気制御装置であり得る。いくつかの実施形態では、制御装置360は、複数の温度センサ350からのデータを受け付け、受け付けたデータから平均温度を判定した後に、バルブ345による動作を開始する電気制御装置である。電気制御装置は、1つ以上の温度センサからのデータに反応して、摂氏3度から摂氏7度までの範囲周辺の有界システム又は閾値システムを生じるように構成された論理及び/又は回路を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置360は、バルブ345に動作可能に設置されており、且つ、熱電対を含む温度センサ350に反応するように構成された「バンバン」制御装置である。電気制御装置は、1つ以上の温度センサからのデータに反応して、摂氏2度から摂氏8度までの範囲周辺のフィードバックシステム等、1つ以上のセンサからの値の特定の範囲周辺のフィードバックシステムを生じるように構成された論理及び/又は回路を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置360は、機械的制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置360は、バルブ345に動作可能に接続されたブルドン管に設置され、且つ、温度差に伴った蒸気圧の変化に反応するように構成されている。また、機械的制御装置を含む実施形態は、制御装置とバルブとの間の動作可能な接続部を形成するコネクタを含み、当該コネクタは、機械的コネクタである。例えば、機械的コネクタは、制御装置とバルブとの間で、1つ以上のロッド又は歯車の歯の操作を介する等して、物理的圧力を伝達するように構成されたコネクタであり得る。
図3に示されている実施形態では、センサ350は、容器100内部の蒸気管180の端部に隣接する位置における蒸気管180内に配置される。いくつかの実施形態では、センサ350は、蒸気管180の内部に存在する気体の温度を検出するように構成されている。いくつかの実施形態では、センサ350は、蒸気管180の内部に存在する気体の分圧を検出するように構成されている。図3に示されているセンサ350は、容器100の内部に隣接する蒸気制御ユニット140の側面において、蒸気制御ユニット140に隣接して配置されている。いくつかの実施形態では、センサは、管130内の領域における蒸気管180内に配置されている。いくつかの実施形態では、センサは、容器の内部領域における蒸気管180内に配置されている。いくつかの実施形態では、センサは、容器100内の実質的熱密封貯蔵領域に隣接した液体不透過性間隙内に配置され、且つ、その間隙内の気体又は液体の温度を検出するように構成されている。いくつかの実施形態は、連続して配置されている複数のセンサ、又は平行に配置されている複数のセンサを含む。センサ350は、例えば、実施形態に従って、電子温度センサ、化学温度センサ又は機械温度センサを含み得る。センサ350は、例えば、Thermodo device(Robocat、デンマーク、コペンハーゲン)等の低エネルギー温度センサを含み得る。センサ350は、例えば、実施形態に応じて、電子気体圧力センサ又は機械気体圧力センサを含み得る。気体圧力測定のためのセンサ350は、ブルドン管を含み得る。気体圧力測定のためのセンサ350は、ダイアフラムに基づいた気体圧力センサを含み得る。温度測定のためのセンサ350は、例えば、熱電対を含み得る。センサ350は、気体圧力、気体組成及び温度の組み合わされたセンサを含み得る。例えば、センサ350は、NODE device(Variable Technologies、テネシー州チャタヌーガ)を含み得る。いくつかの実施形態では、センサは、バッテリ等の電力源を含み得る。
いくつかの実施形態は、温度センサであるセンサを含む。温度センサは、例えば、機械温度センサを含み得る。温度センサは、例えば、電子温度センサを含み得る。例として、いくつかの実施形態は、センサを含み、当該センサは、熱電対、バイメタル温度センサ、赤外線放射温度計、抵抗温度計又はシリコンバンドギャップ温度センサの1つ以上を含む温度センサである。
いくつかの実施形態は、気体圧力センサであるセンサを含む。気体圧力センサは、例えば、ブルドン管等の機械気体圧力センサを含み得る。気体圧力センサは、例えば、電子気体圧力センサを含み得る。例としては、いくつかの実施形態は、真空センサであるセンサを含む。例えば、蒸気管の内部は、容器の使用前に実質的に排気されるか、又は大気圧と比較して低い気体圧力であり得る。その後、真空状態は、揮発性液体からの蒸発中に弱められる。従って、真空センサからのデータは、蒸発速度、又は容器内の揮発性液体の蒸発の全体レベルを指示するものであり得る。いくつかの実施形態では、気体圧力センサは、ピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量性気体圧力センサ又は電磁式気体圧力センサを含み得る。
センサ350は、ワイヤ370を介して、電気制御装置である制御装置360にデータを伝送し得る。しかし、実施形態に従って、制御装置360とセンサ350とバルブ345との間の様々な種類の接続が可能である。例えば、いくつかの実施形態では、センサは、機械制御装置に物理的な圧力をかけるように構成された熱電対を含む。当該機械制御装置は、バルブの調整部材にその物理的圧力を伝達し、バルブを開閉する。例えば、いくつかの実施形態では、センサは、電子温度センサを含み、当該電子温度センサは、ワイヤ接続、又はIR無線伝送又は短波無線伝送(例えば、Bluetooth(登録商標))を介する等のワイヤレス接続を介して、電気制御装置に検出された温度に関するデータを送る。
電気制御装置を含む実施形態において、電気制御装置は、1つ以上のセンサからデータを受け付け、検出された値が、所定の範囲内であるか、又は所定の範囲外であるかを判定する。当該判定に応じて、電気制御装置は、バルブを開放又は閉鎖させ、温度又は圧力を所定範囲の値に戻す。例えば、いくつかの実施形態では、電子温度センサが、摂氏9度の温度データを含む信号を送る場合、制御装置は、受け付けられた温度データが摂氏3〜7度の所定範囲外であると判定する。当該判定に反応して、制御装置は、蒸気制御ユニット内のバルブに設置されたモータに信号を送る。当該信号の種類は、モータにバルブを開放させる類である。別の例として、いくつかの実施形態では、電子温度センサが、摂氏1度の温度データを含む信号を送る場合、制御装置は、受け付けられた温度データが摂氏3〜7度の所定範囲外であると判定する。当該判定に反応して、制御装置は、蒸気制御ユニット内のバルブに設置されたモータに信号を送る。当該信号の種類は、モータにバルブを閉鎖させる類である。
電子温度センサは、複数のデータポイントのデータを送り得る。いくつかの実施形態では、電気制御装置は、1つ以上の温度センサから複数の温度データポイントを受け付け、受け付けたデータから、平均温度又は中間温度等の温度結果を計算し得る。次に、電気制御装置は、当該温度結果が、所定温度範囲内であるか、又は所定温度範囲外であるかを判定し得る。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏0度と摂氏10度との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏2度と摂氏8との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏0度と摂氏5度との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏5度と摂氏15度との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏5度と摂氏−5度との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏−15度と摂氏−25度との間である。例えば、いくつかの実施形態では、所定温度範囲は、摂氏−25度と摂氏−35度との間である。
いくつかの実施形態では、電気制御装置は、1つ以上の気体圧力センサから、複数の気体圧力データポイントを受け付け、受け付けたデータから、平均気体圧力又は中間気体圧力等の気体圧力結果を計算し得る。次に、電気制御装置は、気体圧力結果が、特定容器の所定気体圧力範囲内であるか、又は特定容器の所定気体圧力範囲外であるかを決定し得る。例えば、特定の所定範囲外の気体圧力は、液体の蒸発の超過を示し得る。当該超過は、特定容器の過剰な気化冷却を生じる。例えば、特定の所定範囲外の気体圧力は、乾燥剤による吸収不足又は吸着不足を示し得る。当該気体圧力は、乾燥剤を補給するか、又は取り換える必要があることを示す。気体圧力範囲は、実施形態の気化冷却ユニット、管、蒸気制御ユニット及び乾燥ユニットの内部体積に関係している。また、気体圧力範囲は、実施形態における冷却のための揮発性液体の種類、乾燥剤の種類及び所定温度範囲に関係している。Dawoud and Aristov, “Experimental Study on the Kinetics of Water Vapor Sorption on Selective Water Sorbents, Silica Gel and Alumina Under Typical Operating Conditions of Sorption Heat Pumps,” International Journal of Heat and Mass Transfer, 46: 273-281 (2004)、Marquardt, “Introduction to the Principles of Vacuum Physics,” CERN Accelerator School, (1999)、Kozubal et al., “Desiccant Enhanced Evaporative Air-Conditioning (DEVap): Evaluation of a New Concept in Ultra Efficient Air Conditioning,” NREL Technical Report NREL/TP-5500-49722 (January 2011)、Conde-Petit, “Aqueous Solutions of Litium and Calcium Chlorides: - Property Formulations for Use in Air Conditioning Equipment Design,” M. Conde Engineering, (2009)、“Zeolite/Water Refrigerators,” BINE Informationsdienst, projektinfo 16/10、“Calcium Chloride Handbook: A Guide to Properties, Forms, Storage and Handling,” Dow Chemical Company, (August, 2003)、“Introduction of Zeolite Technology into Refrigeration Systems: Layman’s Report,” Dometic project LIFE04 ENV/LU/000829、Rezk and Al-Dadah, “Physical and Operating Conditions Effects on Silica Gel/Water Adsorption Chiller Performance,” Applied Energy 89: 142-149 (2012)、Saha et al., “A New Generation Cooling Device Employing CaCl2-in-silica Gel-water System,” International Journal of Heat and Mass Transfer 52: 516-524 (2009)、“An Introduction to Zeolite Molecular Sieves,” UOP Company Brochure 0702 A 2.5、及び“Vacuum and Pressure Systems Handbook,” Gast Manufacturing, Inc.を参照されたい。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。水蒸気を伴った真空ラインの圧力損失を計算する式は、GEA Wiegandから利用可能であり、2013年3月13日時点で当該会社のウェブサイト(http://produkte.gea-wiegand.de/GEA/GEACategory/139/index_en.html)で入手されるコピーは、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書に記載されているもの等、蒸発により冷却される容器は、使用前の一期間、保管され得る。いくつかの実施形態では、当該容器は、氷(そのようなものが利用可能である場合)等のヒートシンク材料で冷却されるように構成されている。また、当該容器は、氷の塊等のヒートシンクなしで使用され、特定のユーザが望む場合、気化冷却システムで冷却される。いくつかの実施形態では、一体化気化冷却システムは、使用前もしくは使用間の容器の保管中等の期間、又は、氷等のヒートシンク材料が利用できない場合、停止したままにしておくことができる。容器を稼働していないこれらの期間中、蒸気制御ユニット内のバルブは、完全に閉鎖された位置のままであり、蒸気管を介した蒸気の流れを実質的に遮断する。気化冷却期間を望む場合、ユーザは、制御装置を作動させ、蒸気制御ユニット内のバルブを開放することによって、容器の気化冷却システムを作動させ得る。次に、容器の一体化気化冷却システムは、ある期間、内部貯蔵領域を能動的に冷却し始める。継続期間は、容器のサイズと、利用可能な液体量と、利用可能な乾燥剤量と、貯蔵領域の目標温度範囲と、容器の熱特性との関係性を含む要素に依存する。例えば、約1リットルの液体の水と、塩化カルシウムを含有する500gの乾燥剤とを含む実施形態では、容器の貯蔵領域中で、約30日間、摂氏0度と摂氏10度との間の温度範囲を維持することができ、貯蔵領域から容器外部領域への熱漏れはわずか5Wである。
図4は、実質的熱密封貯蔵容器100の断面図を示す。図4に示されるように、実質的熱密封貯蔵容器100は、容器100と一体化した外部アセンブリ及び気化冷却アセンブリを含む。外部アセンブリは、外壁150及び内壁200の間と、管130の外壁110及びコネクタ250の間の間隙210との内部に、超効率的断熱材料の1つ以上の区域を含む。いくつかの実施形態では、間隙210内の超効率的断熱材料は、例えば、実質的排気空間によって包囲されている多層断熱材(MLI)を含み得る。いくつかの実施形態では、間隙210は、気体不透過性であり、且つ実質的排気空間を含む。いくつかの実施形態では、間隙210内の超効率的断熱材料は、例えば、エーロゲルを含み得る。超効率的断熱材料は、熱制御貯蔵領域220と、熱制御貯蔵領域220への単一アクセス管130とを、実質的に規定する。いくつかの実施形態では、単一アクセス管は、伸長した熱通路を形成する波形構造を有するコネクタを含む。例えば、いくつかの実施形態では、単一アクセス管は、管130の端部によって形成されている平面に本質的に平行に配置されている複数のひだ構造を有する波形構造のコネクタを含む。容器100と一体化した気化冷却アセンブリは、少なくとも1つの熱制御貯蔵領域の表面に設置された気化冷却ユニットと、容器100の外面に設置された乾燥ユニット170と、第1蒸気管180及び第2蒸気管185とを含む。第1蒸気管180は、蒸気冷却ユニットの一端に接続され、且つ蒸気制御ユニット140の他端に接続されている。第2蒸気管185は、乾燥ユニットの一端に接続され、且つ蒸気制御ユニット140の他端に接続されている。
図4に示されている実施形態において、容器100と一体化した気化冷却ユニットは、容器100の内壁200によって形成されている第1壁を含む。また、容器100と一体化した蒸気冷却ユニットは、容器100の内壁200に固定されている第2内部壁260を含み、壁200と壁260との間に液体不透過性間隙265を形成する。示された図において、揮発性液体400は、壁200と壁260との間の液体不透過性間隙265内に配置されている。揮発性液体400は、液体不透過性間隙265の上端よりも下にある表面410を有しているため、揮発性液体の表面410よりも上に、非液体で充填された空間を与える。
図4に示されているような実施形態における容器100の作製中に、壁200と壁260との間の液体不透過性間隙265、蒸気管285の内部、及び乾燥ユニット170の内部空間300は、例えば、真空ポンプを用いて排気される。真空ポンプは、例えば、図2に示されているようなアクセス管225に接続され得る。大気圧よりも低い所定の気体圧力が、壁200及び壁260の間の液体不透過性間隙265と、蒸気管285の内部と、乾燥ユニット170の内部空間300とにおいて達成され、結合空間は密封され、気体不透過性結合内部空間を形成する。例えば、いくつかの実施形態では、結合内部空間は、わずか20torrの気体圧力まで減圧される。例えば、いくつかの実施形態では、結合内部空間は、わずか10torrの気体圧力まで減圧される。例えば、いくつかの実施形態では、結合内部空間は、わずか5torrの気体圧力まで減圧される。例えば、いくつかの実施形態では、結合内部空間は、わずか1torrの気体圧力まで減圧される。従って、壁200と壁260との間の液体不透過性間隙265、蒸気管285の内部、及び乾燥ユニット170の内部空間300は、減圧された気体圧力の内部空間を容器100内に形成する。容器の設計と一体化気化冷却システムの設計とに起因して、この内部領域内に存在する気体は、バルブ345が完全に開放された形態であるときに、液体不透過性間隙265と蒸気管285の内部と乾燥ユニット170の内部空間300との間で、自由に流動し得る。
容器100の使用中に、揮発性液体400は、液体不透過性間隙265内の揮発性液体400の温度と揮発性液体400の蒸気圧とに関係する速度で蒸発する。特定の時点における任意の特定揮発性液体の蒸発速度は、そのときの揮発性液体の温度と、揮発性液体の分圧と、その特定液体の物性とに関係して決まる。例えば、摂氏10度では、水の蒸気圧は、その物性に基づき、約9torrである。従って、容器内の揮発性液体400の温度が摂氏10度であるとき、当該液体は、隣接した液体不透過性間隙265内の蒸気圧が約9torr未満である限り、蒸発する傾向にある。さらなる例として、水の蒸気圧は、その物性に基づき、摂氏5度で約6.8torrである。従って、容器内の揮発性液体400の温度が摂氏5度であるとき、当該液体は、隣接した液体不透過性間隙265内の蒸気圧が約6.8torr未満である限り、蒸発する傾向にある。与えられた任意の実施形態に関して、包含される種々の内部蒸気圧の揮発性液体の蒸発温度は、包含される揮発性液体の標準方程式及び物性を用いて計算され得る。さらに、実施形態で利用される特定の揮発性液体の蒸気圧が、隣接した液体不透過性間隙265内で上昇するにつれて、蒸発速度、及び関連した気化冷却は減少する。例えば、Rezk et al., “Physical and Operating Conditions Effects on Silica Gel/water Adsorption Chiller Performance,” Applied Energy 89: 142-149 (2012)を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。これは、特定の実施形態の予想される低冷却境界温度境界を作り出すために利用され得る。
容器100の使用中、蒸発は、気化冷却の物理的効果を介して、揮発性液体400と、液体不透過性間隙265の空間とを冷却する。Wang et al., “Study of a Novel Silica Gel-Water Adsorption Chiller. Part I. Design and Performance Prediction,” International Journal of Refrigeration 28: 1073-1083 (2005)、US Patent No. 6,584,797 “Temperature-Controlled Shipping Container and Method for Using Same,” to Smith and Roderick、US Patent No. 6,688,132 “Cooling Device and Temperature-Controlled Shipping Container Using Same,” to Smith et al.、US Patent No. 6,701,724 “Sorption Cooling Devices,” to Smith et al.、及びUS Patent No. 6,438,992 “Evacuated Sorbent Assembly and Cooling Device Incorporating Same,” to Smith et al.を参照すること。これらの各文献は、参照により本明細書に組み込まれる。“Cool-System Presents: CoolKeg(登録商標) The World’s First Self-chilling Keg!” by Coolsystem Company、Sketch of Larry D. Hall’s Homemade Icyball、“Icyball is Practical Refrigerator for Farm or Camp Use,”広告、及びwww.machine-history.com からの“Steam Jet Cycle”と表示されたエントリーを参照されたい。これらの各文献は、参照により組み込まれる。揮発性液体400が貯蔵領域220よりも低い温度である場合、貯蔵領域220からの熱は、内部壁260を通る揮発性液体400への伝達を介して平衡し、それによって、内部貯蔵領域220を冷却する。液体不透過性間隙265、蒸気管285の内部、及び乾燥ユニット170の内部空間300は、バルブ345が完全に開放された位置にあるときに、連続した気体密封空間を含むため、蒸発した液体の蒸気相は、結合空間全体に拡散する。蒸発した液体の蒸気相が、乾燥ユニット170中の乾燥剤310と接触するようになったとき、いくつかの液体蒸気は、乾燥剤310が揮発性液体400で飽和するまで気相から除去され、乾燥剤310と結合する。乾燥ユニット170中の液体蒸気の除去は、バルブ345が完全に開放された位置にある限り、液体不透過性間隙265と蒸気管285の内部と内部空間300との全体内で、揮発性液体400の蒸気相の分圧を減少させる。減圧された蒸気圧は、液体不透過性間隙265内にさらなる気化冷却を発生させる。バルブ345を介した、揮発性液体400の蒸気層の動きの制御は、乾燥ユニット170の内部空間300内に存在する揮発性液体400の蒸気相の量を制御し、これに伴って、液体不透過性間隙265内における揮発性液体の蒸気相の分圧の減圧を制御する。センサ350からの情報に応じてバルブ345を開閉することにより、制御装置360は、揮発性液体400の蒸発速度、及び貯蔵領域220の関連した気化冷却を制御するように作動し得る。
容器100と一体化した気化冷却ユニットの種々の実施形態は、様々な種類の揮発性液体を含む。いくつかの実施形態では、当該液体は、水を含む。いくつかの実施形態では、当該液体は、メタノール又はエタノール等、アルコールを含む。特定の揮発性液体は、特定の実施形態によって目標とされる温度範囲における液体の蒸発速度と、本実施形態で利用される乾燥剤による揮発性液体の蒸気相の吸収速度とに基づいて選択される。任意の実施形態において、揮発性液体の蒸発速度は、乾燥剤によって向上する。当該乾燥剤は、気体から液体蒸気を除去し、揮発性液体のさらなる蒸発を促進する。いくつかの実施形態では、例えば、揮発性液体は水を含み、また、乾燥剤は塩化カルシウムを含む。揮発性液体の気化は、温度制御貯蔵領域の外部に設置された気化冷却ユニットへの冷却効果を誘導する。蒸発速度は、センサ350から受け付けたデータに反応した制御装置360によって命令されたときのバルブ345の動作により制御される。いくつかの実施形態では、センサ350は、ワイヤ接続部370を介して、制御装置360にデータを提供し得る。例えば、センサ350が、所定のレベルを超える温度の度数を制御装置360に提供する温度センサである場合、制御装置360は、バルブ345の開放に影響を及ぼすように機能し得る。例えば、センサ350が、所定のレベル未満の温度の度数を制御装置360に提供する場合、制御装置360は、バルブ345の閉鎖に影響を及ぼすように機能し得る。いくつかの実施形態では、制御装置360は、単にバルブ345を完全に開放するか、又は完全に閉鎖するように機能するだけである。いくつかの実施形態では、制御装置360は、バルブ345を部分的に開放及び/又は閉鎖するように機能し、バルブ345を介した蒸気通路を制御可能に制限することにより、気化冷却の中間制御をもたらし得る。バルブの制御と組み合わされたセンサデータの継続した検出と、結果として得られる揮発性液体の蒸発速度の制御とは、貯蔵領域220及び隣接した液体不透過性間隙265の間の熱伝達を介して、貯蔵領域220内の温度を制御する。
図4は、乾燥ユニット170の外観を示している。当該乾燥ユニット170は、容器100の外部にあり、且つ当該容器100に接続されている。図4は、乾燥ユニット170内における乾燥剤310の複数のユニットを示している。気体充填空間300は、乾燥剤310の複数のユニットと第2蒸気管185の隣接端部の内部との間の気体接触を与える。いくつかの実施形態では、乾燥ユニット170は、蒸気密封チャンバを含み、当該蒸気密封チャンバは、第2蒸気管185の内部領域と気相接触する内部乾燥領域を含む。いくつかの実施形態では、乾燥ユニット170は、乾燥ユニット170内に蒸気不透過性領域を含み、当該蒸気不透過性領域は、第2蒸気管185の内部と気相接触している。
また、いくつかの実施形態は、予め設定された限度を超える圧力を有する気体を、乾燥ユニット170から外部に排出することを可能にするように構成されている気体排出機構を含む。例えば、乾燥ユニット170の壁320は、内部気体圧力が閾値レベルを超えて上昇したときに、割れ目が生じるように構成された領域を含み得る。例えば、乾燥ユニット170は、追加バルブを含み得る。当該追加バルブは、乾燥ユニット170の外部の領域に接続され、乾燥ユニット170の気体充填空間300内の過剰な気体圧力に反応して開放するように構成されている。いくつかの実施形態は、予め設定された限度を超える温度の気体を、乾燥ユニット170から外部に排出することを可能にするように構成されている気体排出機構を含む。例えば、乾燥ユニット170は、乾燥ユニット170の気体充填空間300内に熱電対等の温度センサを含み得る。当該温度センサは、検出された温度が予め設定された閾値を超えた場合、気体を気体充填空間300から排出するように構成された一方向性バルブに動作可能に接続されている。
乾燥ユニット170は、第2蒸気管185に、当該管の一端において動作可能に接続されている。第2蒸気管185は、蒸気制御ユニット140に、当該管の遠位端において接続されている。蒸気制御ユニット140は、気化冷却ユニットの内部領域265と乾燥ユニット170の内部領域300との間の、第1蒸気管180と第2蒸気管185とを介した蒸気の流れを制御するように構成されている。図4に示されるように、いくつかの実施形態では、第1蒸気管及び第2蒸気管185,180は、容器100の単一アクセス管130を通り抜けている管状構造として構成されている。容器の気化冷却を最大にすることが望ましい状況下において、第1蒸気管180及び第2蒸気管185は、蒸発した蒸気を含む十分な気体を乾燥ユニット170の内部領域300に移動させることを可能にするように構成されている。従って、第1蒸気管180及び第2蒸気管185のサイズ、形状及び配置は、容器のサイズ、容器にとって望ましい温度範囲、ならびに特定の実施形態において利用される乾燥剤の物性及び揮発性液体の物性を含む要素に依存する。例えば、いくつかの実施形態では、貯蔵領域の目標温度範囲は、摂氏0度と摂氏10度との間であり、また、容器は、約1リットルの液体の水と、1リットルの水より多く吸収する反応する量の乾燥剤とを含む。当該乾燥剤は、塩化カルシウムを含む。“The Calcium Chloride Handbook, A Guide to Properties, Forms, Storage and Handling,” DOW Chemical Company, dated August 2003を参照されたい。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。図4は、いくつかの実施形態がセンサ350を含むことを示している。当該センサ350は、気化冷却ユニットの内部領域265内にあり、蒸気制御ユニット140内の制御装置360にワイヤ接続部370により動作可能に接続されている温度センサである。いくつかの実施形態は、複数のセンサを含み、当該複数のセンサは、温度センサを含む。
蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間に接続されている。図4に示されている実施形態において、蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180の端部と第2蒸気管185の端部との実質的な内部に一体化している。蒸気制御ユニット140は、バルブ345及び制御装置360を含む。制御装置360は、ワイヤ接続部370でセンサ350に動作可能に接続されている。制御装置360は、蒸気制御ユニット140内のバルブ345に動作可能に接続されている。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、蒸気管180中の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、蒸気制御ユニット140を介した蒸気の流れを調整するように構成されたバルブ345と、熱電対ユニット及びバルブ345に動作可能に接続された制御装置360とを含む。
図5は、実質的熱密封貯蔵容器100の実施形態の外観を示す。図5に示されている図及び実施形態は、図5に示されている図及び実施形態と同様である。また、図5に示されている実施形態において、乾燥ユニット170は、乾燥ユニット170内に加熱部500を含み、当該加熱部500は、乾燥ユニット170の内部液体不透過性チャンバを加熱するように構成されている。例えば、加熱部500は、電気加熱コイルを含み得る。当該電気加熱コイルは、乾燥ユニット170の内部周囲に配置され、且つ乾燥剤310の複数のユニットと熱的に接触している。いくつかの実施形態では、加熱部は、例えば、乾燥ユニット170の外壁320に隣接する等して、乾燥ユニット170の外部に配置されている。例えば、加熱部は、乾燥ユニット170の外面に隣接して配置された加熱ランプを含み得る。いくつかの実施形態は、加熱部500に動作可能に接続された電源190を含む。例えば、電源190は、バッテリーパック、外部電源からAC電力又はDC電力を受け付けるように構成された電気プラグ、ソーラーパネル又は機械式発電機(例えば、機械式電気発電機のクランク機構)の1つ以上を含み得る。
いくつかの実施形態は、表示ユニットを含み、当該表示ユニットは、蒸気管内の温度センサに直接接続される等して、蒸気管に動作可能に接続されている。表示ユニットは、例えば、ライト、スクリーン表示、e−ink表示又は同様の装置を含み得る。いくつかの実施形態は、蒸気制御ユニットに動作可能に接続された表示ユニットを含む。例えば、表示ユニットは、制御装置に動作可能に接続され、制御装置からの信号を受け付け、容器の内部に関する状態を示すように構成されている。例えば、表示ユニットとしてライトを含む実施形態では、センサから受け付けたデータが、容器の内部温度が予め設定された温度範囲内であることを示したときに、制御装置は、ライトの点灯を開始させる伝送をするように構成され得る。例えば、スクリーン表示を含む実施形態において、制御装置は、最も直近の内部温度の度数、最も直近の気体圧力の示度、又はバルブ345の位置等の、容器の状態に関するデータを伝送するように構成され得る。いくつかの実施形態は、プッシュボタン、タッチセンサ又はキーパッド等のユーザ入力装置を含む。ユーザ入力装置は、制御装置に動作可能に接続され得る。例えば、制御装置は、ユーザ入力装置によって伝達されたとき、蒸気管内のバルブを開放することにより、ユーザの特定の入力に反応するように構成されてもよい。例えば、制御装置は、ユーザ入力装置によって伝達されたとき、蒸気管内のバルブを閉鎖することにより、ユーザの特定の入力に反応するように構成されてもよい。例えば、制御装置は、ユーザ入力装置によって伝達されたとき、設置されたスクリーン表示上で最も直近の温度データの表示を開始することにより、ユーザの特定の入力に反応するように構成されてもよい。
図6は、実質的温度密封貯蔵容器100の実施形態の外観を、断面図で示しており、これは、図4及び図5に示されている図と同様である。図6は、外壁150及び内壁200を含む実質的熱密封貯蔵容器100を示す。当該外壁150及び当該内壁200は、これらの壁の間で実質的気体密封間隙210を形成する。壁150、壁200は、容器100の上部領域の単一アクセス管130の外壁及び管250に接続されている。シール135は、単一アクセス管130の外壁とコネクタ250との間の気体密封間隙を作り出す。間隙210は、間隙210内に超効率的断熱材料を含み得る。容器100は、内部壁260を含み、当該内部壁260は、内壁200と内部壁260との間に、気体密封間隙265を形成するように構成されている。気体密封間隙265は、表面領域410を伴った揮発性液体400を含む。気体密封間隙265は、2つの第1蒸気管180A,180Bに接続されている。各々の蒸気管180A,180Bは、管130の内部を通り抜け、管130の外面周囲に巻きつき、隣接した乾燥ユニット170A,170Bに接続する。各々の乾燥ユニット170A,170Bは、乾燥ユニット170A,170B内に加熱部500A,500Bを含む。当該加熱部500A,500Bは、各々の乾燥ユニット170A,170Bの外壁310A,310Bに設置されている。それぞれの各加熱部500A,500Bは、電力源190A,190Bに動作可能に接続されている。各々の乾燥ユニット170A,170Bに接続された第2蒸気管185A,185Bは、側管600A,600Bを含む。各管600A,600Bは、側管600A,600Bの端部に気体不透過性シールを形成するように構成された密封バルブ610A,610Bで終結している。密封バルブ610A,610Bは、例えば、一方向圧力バルブであり得る。当該一方向圧力バルブは、側管600A,600B内からの特定の圧力を超える気体の放出を可能にするように構成されている。密封バルブ610A,610Bは、例えば、一方向圧力バルブであり得る。当該一方向圧力バルブは、特定の温度を超える気体の放出を可能にするように構成されている。
制御ユニット140A,140Bは、側管600A,600Bと容器100の内部との間の位置にある第2蒸気管の端部において、各々の第2蒸気管185A,185Bに、隣接して接続するように配置されている。制御ユニット140A,140Bは、それぞれバルブ345A,345Bを含む。当該バルブ345A,345Bは、それぞれ各制御ユニット140A,140Bを横切る気体不透過性シール、すなわち接続された第1蒸気管180Aと、接続された第2蒸気管185Aとの間の気体不透過性シール、及び接続された第1蒸気管180Bと、接続された第2蒸気管185Bとの間の気体不透過性シールを形成するように構成されている。制御ユニット140A,140Bは、それぞれ制御装置360A,360Bを含み、当該制御装置360A,360Bは、それぞれバルブ345A,345Bに動作可能に接続されている。また、制御装置360A,360Bは、それぞれセンサ350A,350Bに接続されている。当該センサ350A,350Bは、それぞれ第1蒸気管180A,180Bの内面に接続されている。コネクタ370Aは、制御装置360A及びセンサ350Aに動作可能に接続している。コネクタ370Bは、制御装置360B及びセンサ350Bに動作可能に接続している。ワイヤ接続部370A,370Bは図示されているが、いくつかの実施形態では、制御装置360Aとセンサ350Aとは、赤外線(IR)無線信号又は短波無線信号(例えば、Bluetooth(登録商標))等のワイヤレス接続で接続されている。
外部制御バルブ625Aを含む外部制御密封ユニット620Aは、容器100外部の位置において、第1蒸気管180A内に配置されている。外部制御バルブ625Bを含む外部制御密封ユニット620Bは、容器100外部の位置において、第1蒸気管180B内に配置されている。いくつかの実施形態では、外部制御密封ユニット620Aは、例えば、外部磁場に反応して、第1蒸気管180A内で気体不透過性シールを形成及び取り外すように構成されている磁気制御バルブ625Aを含み得る。外部制御密封ユニット620Bは、例えば、外部磁場に反応して、第1蒸気管180B内で気体不透過性シールを形成及び除去するように構成されている磁気制御バルブ625Bを含み得る。いくつかの実施形態では、外部制御密封ユニット620Aは、例えば、外部に配置された手動制御ハンドルを有する外部制御バルブ625Aを含み得る。ここで、外部制御バルブ625Aは、手動制御ハンドルの外部での回転に反応して、第1蒸気管180Aの内径を横切る気体不透過性シールを形成及び除去するサイズ及び形状のものである。外部制御密封ユニット620Bは、例えば、外部に配置された手動制御ハンドルを有する外部制御バルブ625Bを含み得る。ここで、外部制御バルブ625Bは、手動制御ハンドルの外部での回転に反応して、第1蒸気管180Bの内径を横切る気体不透過性シールを形成及び除去するサイズ及び形状のものである。例えば、外部制御バルブ625Aは、第1蒸気管180A内に、蝶形バルブを含み得る。外部制御バルブ625Bは、第1蒸気管180B内に、蝶形バルブを含み得る。蝶形バルブは、第1蒸気管の外部にある手動クランクによって操作可能である。
図6に示されているもの等の容器の使用期間を通して、多量の液体400が、容器の気体密封間隙265の内部から、乾燥剤310A,310Bに移動してもよい。容器が、所定の特定温度範囲内の気化冷却ユニットの制御を伴って稼働し続けるために、乾燥剤310A,310Bは、結合した揮発性液体の除去によって、定期的に回復させる必要がある。図6に示されているもの等の実施形態では、外部制御バルブ625Aは、乾燥ユニット170Aを回復している間、乾燥ユニット170Aと、気体密着間隙265及び液面410との間の第1蒸気管180Aを効果的に密閉する一方で、残った乾燥ユニット170Bは稼働し続けるために使用され得る。外部制御バルブ625Bは、乾燥ユニット170Bを回復している間、乾燥ユニット170Bと、気体密着間隙265及び液面410との間の第1蒸気管180Bを効果的に密閉する一方で、残った乾燥ユニット170Aは稼働し続けるために使用され得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、所定の時間に、A側の乾燥ユニット170A、又はB側の乾燥ユニット170B、又は両方のいずれを使用するかを選択し得る。いくつかの実施形態は、所定の時間にA側の乾燥ユニット170A、又はB側の乾燥ユニット170B、又は両方のいずれかを自動的に利用する制御装置を含む。特定の時間に気体密封間隙から密閉された乾燥ユニット170Aは、設置された加熱ユニット500Aで加熱され、乾燥剤310Aに結合した揮発性液体の蒸発を生じ得る。特定の時間に気体密封間隙から密閉された乾燥ユニット170Bは、設置された加熱ユニット500Bで加熱され、乾燥剤310Bに結合した揮発性液体の蒸発を生じ得る。この蒸発した揮発性液体は、密封バルブ610A,610Bを介して、当該システムから除去される。回復後、容器の気化冷却と乾燥剤によるさらなる蒸気吸収とを望む場合、密封バルブ610Aは閉鎖され、また外部制御バルブ625Aは開放され得る。回復後、容器の気化冷却と乾燥剤によるさらなる蒸気吸収とを望む場合、密封バルブ610Bは閉鎖され、また外部制御バルブ625Bは開放され得る。
代わりに、いくつかの実施形態では、蒸気管180Aは、補充及び/又は補給のために、容器から乾燥ユニット170Aの除去を可能にするように構成された分離機構を含む。蒸気管180Bは、補充及び/又は補給のために、容器から乾燥ユニット170Bの除去を可能にするように構成された分離機構を含む。例えば、乾燥ユニット170A,170Bは、除去できるように構成され得る。ここで、乾燥剤は、補給又は交換され得る。次に、乾燥ユニットは、継続して使用するために、容器に再設置され得る。
図7は、実質的熱密封貯蔵容器100の実施形態の外観を示す。実質的熱密封貯蔵容器100は、実質的熱密封貯蔵容器100を実質的に規定する外壁150を含み、当該外壁150は、単一外壁開口部を実質的に規定する。容器100は、外壁150の外側にある乾燥ユニット170を含み、当該乾燥ユニット170は、蒸気管に接続された少なくとも1つの開口部を含む。また、容器100は、容器100の熱制御貯蔵領域220を実質的に規定する内壁200を含み、当該内壁200は、単一内壁開口部を実質的に規定する。内壁200と外部壁150とは、間隔を置いて離されており、気体密封間隙210を実質的に規定する。容器100は、単一外壁開口部と単一内壁開口部とを接続する単一アクセス管130の内壁を形成するコネクタ250を含む。コネクタ250は、単一外壁開口部に固定230され、且つ単一内壁開口部に固定240されている。容器100は、熱制御貯蔵領域220への単一アクセス開口部を含み、当該単一アクセス開口部は、アクセス管130の端部によって規定される。また、容器100は、アクセス管130内に実質的に配置された第1蒸気管180を含み、当該第1蒸気管180は、第1端部及び第2端部を含み、当該第1端部は、内壁の少なくとも1つの開口部を通り抜け、当該第2端部は、第1蒸気制御ユニット140に固定されている。また、第1蒸気制御ユニット140は、乾燥ユニット170に接続された蒸気管に固定されている。第1蒸気制御ユニット140は、第1蒸気制御ユニット140の内部を横切る気体不透過性シールを生じるように構成されたバルブを含む。また、第1蒸気制御ユニット140の内部を横切る気体不透過性シールは、第1蒸気管180の内部285の区間を介した蒸気の流れを遮断する。第1蒸気制御ユニット140は、バルブに動作可能に接続された制御装置と、当該制御装置に動作可能に接続されたセンサとを含む。
容器100は、内壁200にそれぞれ接続された第1内部壁710及び第2内部壁720を含み、当該内部壁710、720は、第1内部壁710と第2内部壁720との間に第1液体不透過性間隙730を形成するように配置されており、第1内部壁710及び第2内部壁720は、熱制御貯蔵領域220中に第1貯蔵領域220Aに対する床面を共に形成する。容器100は、第1内部壁710に開口部715を含む。第1局所的蒸気管700は、第1蒸気管180に接続されており、当該第1局所的蒸気管700は、第1端部及び第2端部を含み、当該第1端部は、第1蒸気管180に固定されており、当該第2端部は、第1内部壁710の開口部715に固定されている。第1局所的蒸気制御ユニット705は、第1局所的蒸気管700に接続されている。容器100は、内壁200に接続された第3内部壁795を含み、当該第3内部壁795は、第3内部壁795と内壁200との間に、第2液体不透過性間隙797を形成するように配置されており、第3内部壁795は、熱制御貯蔵領域中に第2貯蔵領域220Bに対する床面を形成する。第3内部壁795には開口部790がある。容器100は、第1蒸気管180の端部に接続された第2局所的蒸気管780を含む。第2局所的蒸気管780は、第1端部及び第2端部を含み、当該第1端部は、第1蒸気管180に固定されており、当該第2端部は、第3内部壁795の開口部790に固定されている。容器100は、第2局所的蒸気管780に接続された第2局所的蒸気制御ユニット785を含む。第1内部壁710と第2内部壁720との凹部735は、第2貯蔵領域220Bへのアクセスを可能にする内側開口部を作り出す。当該凹部は、液体不透過性シール737で密閉される。
図7に示されているもの等の実施形態において、第1局所的蒸気制御ユニット705及び第2局所的蒸気制御ユニット785の各々は、第1液体不透過性間隙730及び第2液体不透過性間隙797の各々の揮発性液体からの気体移動、すなわち第1液体不透過性間隙730及び第2液体不透過性間隙797の各々の揮発性液体の蒸発を、それぞれが独立に制御するように構成されている。いくつかの実施形態では、第1液体不透過性間隙730及び第2液体不透過性間隙797の各々は、同一の揮発性液体を含む。例えば、第1液体不透過性間隙730及び第2液体不透過性間隙797の各々は、水である揮発性液体を含み得る。いくつかの実施形態では、第1液体不透過性間隙730及び第2液体不透過性間隙797は、異なる揮発性液体を含み、これらの両方は、乾燥ユニット170内の乾燥剤によって吸収される。例えば、いくつかの実施形態では、第1液体不透過性間隙730は、水である揮発性液体を含み得る一方で、第2液体不透過性間隙797は、メタノールである揮発性液体を含み得る。一方、乾燥剤は、塩化カルシウムを含む。各々の第1局所的蒸気制御ユニット705,785は、局所的制御装置と、当該制御装置に動作可能に接続されたバルブであって、当該バルブは、接続された局所的蒸気管700,780を横切る気体不透過性シールを可逆的に生じるように構成されているバルブと、当該制御装置に動作可能に接続されている温度センサとを含む。各々の局所的蒸気制御ユニット705,785は、予め設定された温度範囲に設置バルブを操作するように予め設定され、使用中の種々の温度に維持された第1貯蔵領域220A及び第2貯蔵領域220Bを作り出すことができる。例えば、容器100は、摂氏2度及び摂氏8度の間の温度範囲に第1貯蔵領域を維持するように構成された局所的蒸気制御ユニット705を有する第1貯蔵領域220Aを含み得る。また、例としては、容器100は、摂氏−5度及び摂氏+5度の間の温度範囲に第2貯蔵領域220Bを維持するように構成された局所的蒸気制御ユニット785を有する第2貯蔵領域220Bも含み得る。いくつかの実施形態は、第1蒸気管285中の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットを含む第1蒸気制御ユニット170と、第1蒸気管180を介した蒸気の流れを調整するように構成されたバルブと、熱電対ユニットとバルブとに動作可能に接続された第1制御装置と;第1局所的蒸気管700中の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットを含む第1局所的蒸気制御ユニット705と、第1局所的蒸気管700を介した蒸気の流れを調整するように構成されたバルブと、第1制御装置への接続部と;第2局所的蒸気管780中の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットを含む第2局所的蒸気制御ユニット785と、第2局所的蒸気管780を介した蒸気の流れを調整するように構成されたバルブと、第1制御装置への接続部とを含む。
図8は、一実施形態に係る、実質的熱密封貯蔵容器100の一態様を示している。容器100は、実質的に熱的に密封された貯蔵容器100を規定し、実質的に単一外壁開口部を規定する外壁150を有する。容器100は、実質的熱制御貯蔵領域220を規定し、単一内壁開口部を規定する内壁200を有する。容器100の内壁200及び外壁150は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙120を規定している。気体密封間隙210内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域を有している。容器100は、単一外壁開口部を単一内壁開口部と接続するアクセス管130を形成するコネクタ250を有している。シール230は、管130の外部110と外壁150との間に気体不透過性接合部を形成する。シール240は、アクセス管130の内部領域290と内壁200との間に気体不透過性接合部を形成する。容器100は、アクセス管130の端部によって規定されている、熱制御貯蔵領域220への単一アクセス開口部を有している。容器は、実質的にアクセス管130中に置かれた蒸気管180を含む。蒸気管180は、第1の端及び第2の端を含む第1の蒸気管180を含む。第1の端は、内壁200中の少なくとも1つの開口部を通り、第2の端は、乾燥剤ユニット170の少なくとも1つの開口部を密封する。容器は、アクセス管130内に実質的に位置しており、内壁200にある少なくとも1つの開口部を横切る第1端部、及び乾燥ユニット170の少なくとも1つの開口部に固定されている第2端部を含む蒸気管180を有している。
容器100は、各々が内壁200に接続されている第1内部壁710と第2内部壁720とを有している。内部壁710,720は、第1内部壁710と第2内部壁720との間に第1液体不透過性間隙730を形成するように配置されており、熱制御貯蔵領域220内の第1貯蔵領域220Aに対する床面を形成している。第1内部壁710及び第2内部壁720は、図8に示すように、互いに実質的に平行に配置され、容器100が通常の使用のために配置されているときには実質的に水平である。容器100は、第1内部壁710内に開口部715を有する。第1局所的蒸気管700は、第1蒸気管180に接続されており、第1蒸気管180に固定されている第1端部と、第1内部壁710内の開口部715に固定されている第2端部とを有している。第1局所的蒸気制御ユニット705は、第1局所的蒸気管700に接続されている。第1内部壁710及び第2内部壁720内の窪み735は、第1貯蔵領域220Aから第2貯蔵領域220Bへのアクセスを可能にする内部開口部を生成する。液体不透過性シール737は、窪み735の周りの第1内部壁710及び第2内部壁720の端に位置している。
図8に示す実施形態は、各々が内壁200に接続された第3内部壁830及び第4内部壁860をさらに有している。内部壁830,860は、第3内部壁830と第4内部壁860との間に第2液体不透過性間隙840を形成するように配置されており、熱制御貯蔵領域220内の第2貯蔵領域220Bに対する床面を形成している。第3内部壁830及び第4内部壁860は、互いに実質的に平行に配置され、容器100が通常の使用のために配置されているときには実質的に水平である。容器100は、第3内部壁830内に開口部850を有する。第2局所的蒸気管800は、第1蒸気管180に接続されており、第1蒸気管180に固定されている第1端部と、第3内部壁830内の開口部850に固定されている第2端部とを有している。第2局所的蒸気制御ユニット810は、第2局所的蒸気管810に接続されている。第3内部壁830及び第4内部壁860内の窪み850は、第2貯蔵領域220Bから第3貯蔵領域220Cへのアクセスを可能にする内部開口部を生成する。液体不透過性シール855は、窪み850の周りの第3内部壁830及び第4内部壁860の端に位置している。容器100は、内壁200に接続された第5内部壁795を有している。第5内部壁795は、第5内部壁795と内壁200との間に第3液体不透過性間隙797を形成するように配置されており、熱制御貯蔵領域220内の第3貯蔵領域220Cに対する床面を形成している。第5内部壁795内には、開口部790が形成されている。容器100は、第1蒸気管180に接続されており、第1蒸気管180に固定されている第1端部と、第5内部壁795内の開口部790に固定されている第2端部とを含む第3局所的蒸気管780を有している。容器100は、第2局所的蒸気制御管780に接続された第3局所的蒸気制御ユニット785を有している。
例えば、図8に示した実施形態のように、各局所的蒸気制御ユニット705,810,785は、第1液体不透過性間隙730、第2液体不透過性間隙840及び第3液体不透過性間隙797の各々における液体による気体の運搬を独立して調節することにより、当該液体の蒸発を独立して調節するように構成されている。いくつかの実施形態では、各液体不透過性間隙730,840,797は、同じ気化液体を含む。例えば、各液体不透過性間隙730,840,797は、気化液体として水を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1液体不透過性間隙730、第2液体不透過性間隙840及び第3液体不透過性間隙797各々は、異なる気化液体を含み、各々の気化液体は、乾燥剤ユニット170内の乾燥材料により吸収される。例えば、乾燥ユニット170内の乾燥材料が塩化リチウムを含んでいる場合、第1液体不透過性間隙730は、気化液体として水を含むことができ、第2液体不透過性間隙840は、気化液体としてエタノールを含むことができ、第3液体不透過性間隙は、気化液体としてアンモニアを含むことができる。各局所的蒸気制御ユニット705,801,785は、局所的制御装置と、当該制御装置に動作可能に接続されたバルブと、当該制御装置に動作可能に接続された温度センサとを有している。バルブは、接続された局所的蒸気管700,800,780を横切る気体不透過性シールを可逆的に生成するように構成されている。
各局所的蒸気制御ユニット705,810,785は、使用中に第1貯蔵領域220A、第2貯蔵領域220B及び第3貯蔵領域220Cが異なる温度に維持されるように、接続されたバルブが予め設定された温度範囲内で動作するように予め設定されていてもよい。例えば、容器100は、摂氏2度〜8度の温度範囲内に第1貯蔵領域を保つように構成された局所的蒸気制御ユニット705を有する第1貯蔵領域220Aを含むことができる。また、例として、容器100は、摂氏−5度〜+5度の温度範囲内に第2貯蔵領域220Bを保つように構成された局所的蒸気制御ユニット810を有する第2貯蔵領域220Bをさらに含むことができる。さらなる例として、容器100は、摂氏−15度〜−25度の温度範囲内に第3貯蔵領域220Cを保つように構成された局所的蒸気制御ユニット785を有する第3貯蔵領域220Cを含むことができる。いくつかの実施形態は、第1蒸気管285内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットを含む第1蒸気制御ユニット140と、第1蒸気管180内の蒸気の流れを調節するバルブと、当該熱電対ユニット及び当該バルブに動作可能に接続された第1制御装置とを有しており、また、各局所的蒸気制御ユニット705,810,785は、接続された局所的蒸気管700,800,780内の蒸気の温度に反応する熱電対ユニットと、接続された局所的蒸気管700,800,780内の蒸気の流れを調節するバルブと、第1制御装置への接続部とを有している。
いくつかの実施形態は、内部に複数の貯蔵領域を含む実質的熱密封貯蔵容器を有する。例えば、図7及び図8を参照されたい。いくつかの実施形態では、超効率的断熱材料からなる1つ以上の区域を含む外部アセンブリは、複数の実質的熱密封貯蔵領域を規定する。複数の貯蔵領域は、例えば、同等の大きさ及び形状を有していていもよいし、実施形態に応じて異なる大きさ及び形状を有していてもよい。異なる貯蔵領域は、いかなる組み合わせ又は分類においても、例えば、様々な取り外し可能な挿入物を有していてもよいし、貯蔵領域の内表面上に少なくとも1つの金属を含む少なくとも1つの層を有していてもよいし、無毒性材料からなる少なくとも1つの層を内表面上に有していてもよい。
図9は、実質的熱密封貯蔵容器100の一態様を示している。実質的熱密封貯蔵容器100の外観が図示されている。実質的熱密封貯蔵容器100は、実質的熱密封貯蔵容器100を規定している外壁150を有しており、当該外壁150は、単一外壁開口部を実質的に規定している。基部領域160は、外壁150の下方部分に接続されている。2つの外部アクセスポート125,120は、外壁150に接続されており、容器100が使用される前に固定される。容器100は、実質的熱密封貯蔵領域を規定する内壁を有しており、当該内壁は、単一内壁開口部を実質的に規定している。内壁及び外壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定している。容器100は、気体密封間隙内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域を有している。容器100は、単一外壁開口部を単一内壁開口部と接続すると共に、単一アクセス開口部を熱制御貯蔵領域と接続するアクセス管を形成するコネクタを有しており、当該単一アクセス開口部は、アクセス管130の端部によって規定されている。アクセス管は、外壁110及び内部壁を有し、管130の壁は、シール135を用いて外端部に接続されている。容器100は、少なくとも1つの内部壁を有し、当該内部壁は、少なくとも1つの接合部に沿って内壁に固定されている。内部壁及び内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に液体不透過性間隙を規定している。容器100は、少なくとも1つの内部壁内に開口部を有している。
容器100は、アクセス管内に実質的に位置する第1蒸気管180を有しており、第1蒸気管180は、第1端部と第2端部とを有している。第1蒸気管180は、蒸気制御ユニット140に固定されており、第1端部は、少なくとも1つの内部壁内の開口部に固定されている。第2蒸気管185は、蒸気制御ユニット140において第1蒸気管180に対して末端の位置に接続されている。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、蒸気管に一体化している。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の接合に一体化している。容器100は、第2蒸気管185において蒸気制御ユニット140に対して末端の位置に接続された蒸気管接合部920を有している。蒸気管接合部は、蒸気制御ユニット140と各乾燥ユニット170A,170Bとの間の気体の流れを妨げないようなサイズ及び形状を有した三方接合部を管内には三方接合部を有している。
容器100は、外壁150の外部に位置する2つの乾燥ユニット170A,170Bを有しており、各乾燥ユニット170A,170Bは、少なくとも1つの開口部を有している。容器100は、第1端部及び第2端部を含む2つの第2蒸気管900A,900Bを有している。第1端部は、蒸気管接合部920に接続されており、第2端部は、隣接する乾燥ユニット170A,170B内の開口部に接続され、2つの第2蒸気管900A,900B各々は、外部から動作可能なバルブ910A,910Bを有している。1つ以上の外部から動作可能なバルブ910A,910Bは、閉じられたときに、接続された第2蒸気管900A,900B内の気体の流れを実質的に取り除くように構成され得る。1つ以上の外部から動作可能なバルブ910A,910Bは、開けられたときに、都立決られた第2蒸気管900A,900B内における自由な気体の流れが可能となるように構成され得る。例えば、1つ以上の外部から動作可能なバルブ910A,910Bは、第2蒸気管900A,900B内に位置する蝶形バルブを有し得、蝶形バルブは、接続された第2蒸気管900A,900B内のバルブを開閉するために、外部の車輪に接続されている。いくつかの実施形態では、各第2蒸気管900A,900Bの第2端部は、反応する乾燥ユニット170A,170Bに、気体不透過性の取り外し可能な接続部品によって可逆的に接続され得る。例えば、乾燥ユニット170A,170Bは、取り外し可能、取り替え可能、且つ、再可能に構成され得る。
図9に示した実施形態では、各乾燥ユニット170A,170Bは、電源190A,190Bを有している。電源190A,190Bは、例えば乾燥ユニット170A,170B内の加熱素子に動作可能に接続され得る。例えば、図5及び図6を参照されたい。いくつかの実施形態は、予め設定された閾値以上の圧力の気体を乾燥ユニット170A,170Bから外部に通気させるように構成された気体通気機構を有している。例えば、乾燥ユニット170A,170Bは、過度の圧力にさらされたときにこじ開かれる、一方向の感圧性可逆的領域を有し得る。
容器のいくつかの実施形態は、1つ以上の連結を有することができる。以下で用いられているように、「連結」には、1つの部分の運動又は動作が他の部分により拘束されるように当該連結が作用するような、貯蔵領域間の少なくとも1つの接続が含まれる。連結は、貯蔵材料の1つの領域から他の領域への移動を可能にする開位置にあるか、当該材料の移動又は搬送を制限する閉位置にあり得る。いくつかの実施形態では、連結は、材料の移動を調節又は制御するための中間段階又は中間開位置を有することができる。例えば、連結は、少なくとも1つの貯蔵領域からの材料の分離量の排出を制限する少なくとも1つの位置を有することができる。例えば、連結は、他の予め貯蔵された材料群が容器から排出されるまで、貯蔵された材料群が貯蔵領域から排出されることを制限するように作用することができる。例えば、連結は、一期間の間、貯蔵材料又は貯蔵された材料群のうちの一定量だけ排出されるように作用することができる。1つ以上の連結のうちの少なくとも1つは、電力源から独立して動作してもよいし、1つ以上の連結のうちの少なくとも1つは、電気的に動作可能な連結であってもよい。電力源は、例えば、市の電力供給、電池又は電力発電装置を起源とすることができる。連結は、機械的に動作可能な連結であってもよい。例えば、機械的に動作可能な連結は:電気的に作動させた機械的に動作可能な連結、電磁的に動作可能な連結、磁気的に動作可能な連結、機械的に作動させた連結、弾道的に作動させた連結、動的に作動させた連結、遠心的に作動させた連結、光学的に作動させた連結、配向的に作動させた連結、熱的に作動させた連結又は重力的に作動させた連結を少なくとも1つ含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の連結のうちの少なくとも1つは、少なくとも1の磁石を有する。
連結は、1つの領域から他の領域へ材料を一定方向又は双方向に運搬又は移動させるように動作し得る。例えば、連結は、容器内の貯蔵領域から中間領域又は容器の外部領域へ材料を一定方向に運搬させる一方、容器の外部領域から容器内への材料の運搬を制限するように動作し得る。例えば、連結は、容器内に貯蔵されている材料を詰め替える又は補充するため等に、容器内の少なくとも1つの貯蔵領域へ材料を運搬させるように動作することができる。例えば、連結は、ドライアイス、ウェットアイス、液体窒素又は他のヒートシンク材料等のヒートシンク材料を進入させる一方、貯蔵領域からの貯蔵材料の排出を制限するように動作することができる。例えば、連結は、容器外の気体圧力と、容器内の少なくとも1つの領域の気体圧力とを等しくするため等に、気体又は蒸気を進入させる一方、貯蔵領域からの貯蔵材料の排出を制限するように動作することができる。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つの貯蔵領域の1つ以上と熱的に接続された1つ以上のヒートシンクユニットを有していてもよい。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、ヒートシンクユニットを含まないでもよい。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、容器の内部にヒートシンクユニットを含まないでもよい。ここで、以下で用いられているように、「ヒートシンクユニット」という文言は、熱エネルギーを吸収する1つ以上のユニットを含んでいる。例えば、VoorhesらのUS特許5,390,734(発明の名称「ヒートシンク」)、RukaらのUS特許4,057,101(発明の名称「ヒートシンク」)、BestらのUS特許4,003,426(発明の名称「熱又は熱エネルギーの貯蔵構造」)、及びFaghriのUS特許4,976,308(発明の名称「熱エネルギー貯蔵熱交換器」)を参照されたい。これらの各文献は、参照によって本書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、実質的に熱によって密封される容器は、少なくとも1つの熱によって密封された貯蔵領域の1以上の内表面上に少なくとも1つの毒のない材料の層を含む。ヒートシンクユニットは、例えば:凍結水又は他の種類の氷を含むユニット;凍結した二酸化炭素(CO)等の大気温度及び大気圧の下では概して気体である材料を凍結したものを含むユニット;液体窒素等の大気温度及び大気圧の下では概して気体である液体材料を含むユニット;ヒートシンク特性を持つ人工ゲル又は合成物を含むユニット;相転移材料を含むユニット;冷却剤を含むユニットを含み得る。例えば、KitaharaらのUS特許5,261,241(発明の名称「冷却剤」)、BivensらのUS特許4,810,403(発明の名称「冷却使用のためのハロカーボン混合物」)、EnjoらのUS特許4,428,854(発明の名称「吸収冷却システムで使用するための吸収冷却剤組成物」)、GrayのUS特許4,482,465(発明の名称「炭化水素−ハロカーボン冷却剤混合物」)を参照されたい。これらの各文献は、参照によって本書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封容器は、無毒性材料からなる少なくとも1つの層を、1つ以上の少なくとも1つの熱的に密封された貯蔵領域の内表面上に有している。無毒性材料は、例えば、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域の内容物に有毒な残留物を生じない材料、又は少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域の内容物の将来的の使用者に有毒な残留物を生じない材料を含み得る。無毒性材料は、例えば、化学的不活性又は無反応性材料等、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域の内容物の化学構造を維持する材料を含み得る。無毒性材料は、例えば医薬品用途又は食品貯蔵用途等の用途のために開発された材料を含み得る。無毒性材料は、例えば、照射、オートクレーブ又は消毒が可能な材料等、洗浄又は殺菌が可能な材料を含み得る。無毒性材料は、1つ以上の抗菌剤、抗ウィルス剤、抗微生物剤又は抗病原剤を含み得る。例えば、無毒性材料は、アルデヒド、次亜塩素酸塩、酸化剤、石炭酸、第4級アンモニウム又は銀を含み得る。無毒性材料は、照射後も構造健全性を保つプラスチック、或いは1つ以上の洗浄化合物又は殺菌化合物の存在かで酸化しない金属等、1つ以上の洗浄化合物又は殺菌化合物の存在下或いは照射下で構造的に安定している材料を含み得る。無毒性材料は、多層膜からなり、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域の再利用等のための洗浄又は殺菌のために除去可能な層を持つ材料を含み得る。無毒性材料は、例えば、金属、布、紙又はプラスチックを含む材料を含み得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封容器は、1つ以上の少なくとも1つの熱的に密封された貯蔵領域の内表面上に少なくとも1つの金属を含む少なくとも1つの層を有している。例えば、少なくとも1つの金属は、金、アルミニウム、銅又は銀を含み得る。少なくとも1つの金属は、例えば、鋼、ステンレス鋼、金属基複合材料、金合金、アルミニウム合金、銅合金又は銀合金等、少なくとも1つの金属複合材料又は合金を含み得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの金属は、チタン箔、アルミニウム箔、銀箔又は金箔等の金属箔を含み得る。金属箔は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)ポリエステルフィルム等のポリエステルフィルムと合わせた複合材料の構成成分であり得る。少なくとも1つの貯蔵領域の内表面上に少なくとも1つの金属を含む少なくとも1つの層は、殺菌又は消毒が可能な少なくとも1つの金属を含み得る。例えば、少なくとも1つの金属は、プラズモンを用いて殺菌又は消毒され得る。例えば、少なくとも1つの金属は、オートクレーブ、熱的手段又は化学的手段を用いて殺菌又は消毒され得る。実施形態に応じて、少なくとも1つの貯蔵領域の内表面上に少なくとも1つの金属を含む少なくとも1つの層は、温度放射特性等の特定の熱伝達特性を有する少なくとも1つの金属を含み得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、1つ以上の少なくとも1つの熱的に密封された貯蔵領域内に、1つ以上の取り外し可能な挿入物を有している。取り外し可能な挿入物は、無毒性材料、金属、合金、複合材料又はプラスチックを含む、実施形態に適当ないかなる材料からもなり得る。1つ以上の取り外し可能な挿入物は、再利用又は修理が可能な挿入物を含み得る。1つ以上の取り外し可能な挿入物は、実施形態に応じて、洗浄、殺菌又は消毒が可能な挿入物を含み得る。
いくつかの実施形態では、1つ以上の温度センサを含む、実質的熱密封容器を有し得る。例えば、少なくとも1つの温度センサは、1つ以上の少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域内、容器の外部又は容器の構造体内に位置し得る。いくつかの実施形態では、複数の温度センサが複数の位置に配置されていてもよい。温度センサは、反転可能又は反転不可能な温度指標ラベルを有していてもよい。例えば、テキサス州のダラスに本社を構えるShock Watch Companyによって販売されている環境指標、イリノイ州のヴァーノンヒルズのCole-Palmer Companyによって販売されている温度指標、企業本部をミネソタ州のセントポールに構える3M Companyによって販売されている時間温度指標を参照されたい。これらのそれぞれの案内は、参照によって本書に組み込まれる。温度センサは、PrusikらのUS特許5,709,472及びUS特許6,042,264(発明の名称「時間−温度指標装置及び製造方法」)、及びSeiterのUS特許4,057,029(発明の名称「時間−温度指標」)等に開示されている時間温度指標を有していてもよい。これらの各文献は、参照によって本書に組み込まれる。温度センサは、例えば、化学指標、温度計、検温計、バイメタルストリップ又は熱電対を含み得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封容器は、1つ以上のセンサを有していてもよい。いくつかの実施形態では、複数のセンサが封数の位置に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、気体圧力センサ、質量センサ、貯蔵体積センサ、温度センサ又は項目の同一性(identity of an item)のセンサを1つ以上の少なくとも1つの貯蔵領域内に少なくとも1つ有している。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのセンサは、例えば、化学センサ、検温計、バイメタルストリップ又は熱電対等の温度センサを含み得る。一体的に熱的に密封された容器は、PetrovicらのUS特許6,453,749(発明の名称「物理的センサ部品」)に開示されているような物理的センサ部品等のセンサを1つ以上有し得る。この文献は、参照によって本書に組み込まれる。一体的に熱的に密封された容器は、BabaらのUS特許5,900,554(発明の名称「圧力センサ」)に開示されているような圧力センサ等のセンサを1つ以上有し得る。この文献は、参照によって本書に組み込まれる。一体的に熱的に密封された容器は、SooriakumarらのUS特許5,600,071(発明の名称「垂直一体化センサ構造」)に開示されているような垂直一体化センサ構造等のセンサを1つ以上有し得る。この文献は、参照によって本書に組み込まれる。この文献は、参照によって本書に組み込まれる。一体的に熱的に密封された容器は、KuehlらのUS特許5,138,559(発明の名称「液体の質量を測定するためのシステム及び方法」)、UptonのUS特許6,050,598 to (発明の名称「閉塞容器内の流体の質量及び密度を観測するための装置及び方法、ならびに当該装置を具備する車のエアバッグシステム」)、及びClarkeらのUS特許5,245,869(発明の名称「貯蔵タンク内の流体量を観測するための高精度質量センサ」)に開示されているような、容器内の液体又は流体の量を判定するシステム等のセンサを1つ以上有し得る。これらの各文献は、参照によって本書に組み込まれる。一体的に熱的に密封された容器は、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域内の材料を特定するための高周波識別(「RFID」)タグ等のセンサを1つ以上有し得る。RFIDタグは、例えばBlamaのUS特許5,444,223(発明の名称「高周波識別タグ及び方法」)に開示されているような公知の技術である。この文献は、参照によって本書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封容器は、1つ以上の通信装置を有し得る。1つ以上の通信装置は、例えば、1つ以上の記録装置、1つ以上の送信装置、1つ以上の表示装置、1つ以上の受信装置を含み得る。通信装置は、例えば、ユーザに、視覚的に、聴覚的に、又は遠隔装置への信号を介して、容器に関する情報の検出を可能にする通信装置を含み得る。いくつかの実施形態は、容器の外面に接続された装置、容器の外面に隣接する装置、又は容器の外面と離れて配置された装置を含む通信装置を容器の外面上に有していてもよい。いくつかの実施形態は、容器の構造内に位置する通信装置を有していてもよい。いくつかの実施形態は、1つ以上の実質的熱密封貯蔵領域のうちの少なくとも1つの内部に位置する通信装置を有していてもよい。いくつかの実施形態は、例えば、少なくとも1つのセンサに動作可能に接続される距離に配置された表示装置等、容器から離れて配置された少なくとも1つの表示装置を有し得る。いくつかの実施形態は、1種類以上の通信装置を有し得、いくつかの実施形態では、当該装置は動作可能に接続され得る。例えば、いくつかの実施形態は、受信装置及び動作可能に接続された送信装置の双方を備えることにより、受信装置によって信号が受信された後、当該受信装置が送信装置からの送信を行わせることができる。いくつかの実施形態は、動作可能に接続されていない1種類以上の通信装置を有し得る。例えば、いくつかの実施形態は、表示装置と接続されていない送信装置と、表示装置とを有し得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つの認証装置を有しており、当該少なくとも1つの認証装置は、1つ以上の連結のうちの少なくとも1つに動作可能に接続され得る。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つの認証装置を有しており、当該少なくとも1つの認証装置は、少なくとも1つの外部動作可能開口部、制御排出装置、通信装置、又は他の構成部品に動作可能に接続され得る。例えば、認証装置は、鍵によって認証可能な装置、又はコード(例えば、パスワード又は組み合わせ)によって認証可能な装置を含み得る。例えば、認証装置は、生体パラメータ(例えば、指紋、網膜スキャン、ハンドスペーシング、音声認識、又は生体液物質(例えば、血液、汗、又は唾液))によって認証可能な装置を含み得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つのログ装置を有しており、当該少なくとも1つのログ装置は、1つ以上の連結うちの少なくとも1つに動作可能に接続されている。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つのログ装置を有しており、当該少なくとも1つのログ装置は、少なくとも1つの外部動作可能開口部、制御排出装置、通信装置、又は他の構成部品に動作可能に接続され得る。少なくとも1つのログ装置は、ユーザによって求められる情報を記録するように構成されている。いくつかの実施形態では、実質的熱密封容器は、少なくとも1つのログ装置を有し得、当該少なくとも1つのログ装置は、1つ以上の排出口のうちの少なくとも1つに動作可能に接続されている。例えば、ログ装置は、例えば、認証の回数の記録、認証能記録、又は認証を行う個人の記録等、認証装置を介した認証の記録を含み得る。例えば、ログ装置は、1つ以上の特定の時点で認証装置が特定の個人を特定する特定のコードによって認証されたことを記録し得る。例えば、ログ装置は、特定の時点において、いくつかの量又はユニットの材料が排出されたことを記録する等、1つ以上の少なくとも1つの貯蔵領域から多量の材料が排出されたことを記録し得る。例えば、ログ装置は、1つ以上のセンサ、1つ以上の温度計、又は1つ以上の通信装置からの情報を記録し得る。
いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つの制御進入装置を有し得、当該少なくとも1つの制御進入装置は、1つ以上の連結のうちの少なくとも1つに動作可能に接続されている。いくつかの実施形態では、実質的熱密封貯蔵容器は、少なくとも1つの制御進入装置を有しており、当該少なくとも1つの制御進入装置は、少なくとも1つの外部動作可能開口部、制御排出装置、通信装置、又は他の構成部品に動作可能に接続され得る。例えば、少なくとも1つの制御進入装置は、貯蔵される物質又は材料、ヒートシンク材料、1つ以上の装置、電磁放射、気体又は蒸気等の進入等、容器の内部アセンブリへの進入を制御することができる。
いくつかの実施形態では、一体的に熱的に密封された容器は、1つ以上の記録装置を有し得る。1つ以上の記録装置は、磁気的装置、電気的装置、化学的装置、又は転写型記録装置を含み得る。1つ以上の記録装置は、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域のうちの1つ以上の内部に配置されていてもよいし、容器の外部に配置されていてもよいし、容器の構造内に配置されていてもよい。1つ以上の記録装置は、例えば、1つ以上の温度センサからの温度、1つ以上の温度計からの結果、又は少なくとも1つの貯蔵領域内の少なくとも1つのセンサからの項目情報の気体圧力、質量、体積又は同一性を記録することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の記録装置は、1つ以上のセンサと一体化されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、検出された最高温度、最低温度又は平均温度を記録する1つ以上の温度センサがあってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、経時的に、容器内における1つ以上の質量変化を記録する1つ以上の質量センサがあってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、経時的に、容器内における1つ以上の気体圧力変化を記録する1つ以上の気体圧力センサがあってもよい。
いくつかの実施形態では、一体的に熱的に密封された容器は、1つ以上の送信装置を有し得る。1つ以上の送信装置は、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域内に配置されていてもよいし、容器の外部に配置されていてもよいし、容器の構造内に配置されていてもよい。1つ以上の送信装置は、例えば、1つ以上の温度センサからの温度、又は少なくとも1つの貯蔵領域内の少なくとも1つのセンサからの項目又は情報の気体圧力、質量、体積又は同一性を送信することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の送信装置は、1つ以上のセンサ又は1つ以上の記録装置と一体化され得る。1つ以上の送信装置は、限定はされないが、例えば無線周波数(例えば、RFIDタグ)、電磁場、電磁放射、電磁波、音波又は放射能等の既知のいかなる手段を用いて送信してもよい。
いくつかの実施形態では、一体的に熱的に密封された容器は、1つ以上の受信装置を有していてもよい。例えば、1つ以上の受信装置は、音波、電磁波、無線信号、電気信号、磁気パルス又は放射能を検出する装置を含み得る。実施形態に応じて、1つ以上の受信装置は、少なくとも1つの実質的熱密封貯蔵領域のうちの1つ以上の内部に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の受信装置は、容器の構造内に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の受信装置は、容器の外部に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の受信装置は、例えば、1つ以上の表示装置、記録装置又は送信装置等の他の装置に動作可能に接続されていてもよい。例えば、受信装置が適当な信号を受信した際に、時間データ又は温度データ等のデータを表示装置が表示するように、受信装置は、容器の外面上で表示装置に動作可能に接続され得る。例えば、受信装置が適当な信号を受信した際に、場所、時間又は位置のデータ等のデータを送信装置が送信するように、受信装置は、当該送信装置に動作可能に接続され得る。
図10は、蒸気制御ユニット140の一実施形態に係る態様を示している。図10に示す蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の接合部に位置している。図10は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の接合部の内部寸法内の蒸気制御ユニット140を示している。蒸気制御ユニット140は、第1蒸気管180及び第2蒸気管185各々に固定されている。蒸気制御ユニット140は、バルブ領域1050と制御領域1060とを有している。
図10に示す蒸気制御ユニット140のバルブ領域1050は、バルブ345を有している。図示されている実施形態では、バルブ345は、蝶形バルブであり、蒸気制御ユニット140の制御領域1060に直接、物理的に固定されている。バルブ345は、バルブ領域1050内の実質的な開位置と実質的な閉位置との少なくとも2つの位置を含むように、配置され且つ寸法が合わせられる。バルブ345が実質的な開位置にあるとき、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の気体圧力を均等にするために、蒸気制御ユニット140のバルブ領域1050内のバルブ345の寸法は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間に蒸気を含む気体を自由に流れることを可能にする。バルブ345は、バルブ345が実質的な閉位置にあるとき、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の気体の流れを実質的に遮断するような寸法及び形状を有している。いくつかの実施形態では、バルブ345は、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間のバルブ345を通る気体の流れを、完全には遮断しない程度に、部分的に妨げる1つ以上の中間位置を有している。例えば、バルブ345は、「半流」位置を有していてもよいし、バルブ345を通る気体の流れを低減することにより、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間を通る気体の流れが完全な開位置に対して約半分になる位置を有していてもよい。例えば、バルブ345は、「四半流」位置を有していてもよいし、バルブ345を通る気体の流れを低減することにより、第1蒸気管180と第2蒸気管185との間を通る気体の流れが完全な開位置に対して約四分の一になる位置を有していてもよい。
図10に示されているバルブ345は、モータ1000に直接接続されている。例えば、いくつかの実施形態では、モータ1000はサーボモータである。モータ1000は、バルブ345に直接接続されており、制御装置360からの信号を受けてバルブ345の開閉を行う。モータ1000は、ワイヤコネクタによって制御装置360に接続されている。制御装置360は、電気制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、電気制御装置は、「バンバン」制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、電気制御装置は、有界システム制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、電気制御装置は、閾値システム制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、電気制御装置は、フィードバックシステム制御装置である。例えば、いくつかの実施形態では、電気制御装置は、PID制御装置である。図10に示した実施形態では、センサ350は、ワイヤコネクタによって制御装置360に接続されている。
制御装置360は、特定の動作及び処理を行うように構成された電気回路構成を有していてもよい。例えば、制御装置360は、接続されたセンサからデータを受け取り、当該データが予め設定された範囲内であるか否かを判定するように構成された電気回路構成を有していてもよい。制御装置は、データが予め設定された範囲を超えるか下回るかに応じてモータ1000に信号を送ることにより、バルブ345を開ける又は閉じる。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置は、温度センサからのデータを受け取り、当該データが予め設定された温度範囲と比較するように構成された電気回路構成を有していてもよい。そして、温度センサからのデータが、検出された温度が予め設定された温度範囲を超えることを示す場合は、制御装置は、バルブの開放を指示する信号をモータに送る。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置は、温度センサからのデータを受け取り、当該データが予め設定された温度範囲と比較するように構成された電気回路構成を有していてもよい。そして、温度センサからのデータが、検出された温度が予め設定された温度範囲内であることを示す場合は、制御装置は、信号をモータに送らない。例えば、いくつかの実施形態では、制御装置は、温度センサからのデータを受け取り、当該データが予め設定された温度範囲と比較するように構成された電気回路構成を有していてもよい。そして、温度センサからのデータが、検出された温度が予め設定された温度範囲を下回ることを示す場合は、制御装置は、バルブの閉鎖を指示する信号をモータに送る。いくつかの実施形態では、予め設定された温度範囲は、摂氏2度から摂氏8度の間である。いくつかの実施形態では、予め設定された温度範囲は、摂氏3度から摂氏7度の間である。予め設定された温度範囲は、摂氏−2度から摂氏+2度の間である。予め設定された温度範囲は、摂氏−3度から摂氏−7度の間である。
いくつかの実施形態では、センサから受け取ったデータと、予め定められた目標値との間のエラー値を算出するように構成された電気回路構成を有していてもよい。算出には、規定時間を経過した後に受け取ったデータ、すなわち単一のセンサからの複数のデータ点が含まれていてもよい。算出には、複数のセンサから受け取ったデータが含まれていてもよい。算出されたエラー値に応じて、制御装置は、予測される未来のエラー値を算出することができる。電気回路構成は、その後、組み合わされたエラー値を算出する。算出された過去、現在及び未来のエラー値の組み合わせが予め設定されたセットポイントを下回る場合は、電気回路構成は、その後、モータへの信号であって、バルブを開放させる信号を指示する。例えば、いくつかの実施形態に係る蒸気制御ユニットの予め設定されたセットポイントは、摂氏5度である。このような実施形態では、過去、現在及び未来のエラー値の組み合わせが予め設定されたセットポイント(例えば、摂氏8度)よりも高い場合は、制御装置は、接続されたバルブをモータに開放させるタイプの信号をモータに送る。同様に、このような実施形態では、過去、現在及び未来のエラー値の組み合わせが予め設定されたセットポイント(例えば、摂氏2度)を下回る場合は、制御装置は、接続されたバルブをモータに閉鎖させるタイプの信号をモータに送る。
図10に示すように、蒸気制御ユニット140の制御領域1060は、電源1020を有している。電源1020は、例えば、電池を含み得る。電池は、例えばAC電源又はDC電源、或いはクランク等の機械的機構等により再充電可能であり得る。電源は、蒸気制御ユニット140の外表面に接続された太陽電池セルを含み得る。図10に示した実施形態では、電源1020は、ワイヤ接続により制御装置360に接続されている。図示されている実施形態では、電源1020は、制御装置360に電力を供給し、制御装置360は、さらにその電力をモータ1000に供給する。制御装置360は、例えば、モータ1000を操作する必要があるときに電力を供給し得る。いくつかの実施形態では、電源1020は、ダイレクトワイヤ接続等を通してモータ1000に直接電力を供給し得る。
図10は、いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140の制御領域1060が任意のメモリ1030を有していることを示している。メモリ1030は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)であり得る。
図10は、いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140の制御領域1060は、任意のトランスミッタユニット1040を有していることを示している。例えば、制御領域1060は、アンテナと、当該アンテナからの信号を送信するように構成された電気回路構成とを有し得る。アンテナからの信号を送信するように構成された電気回路構成は、制御装置360に反応していてもよい。例えば、アンテナからの信号を送信するように構成された電気回路構成は、制御装置360から受け取ったデータ(例えば、センサからのデータに基づいた1つ以上のデータポイント、モータ1000のアクティビティに関する情報、又は制御装置360によって生成された算出結果)に基づいた信号を送信してもよい。トランスミッタユニットは、例えば、Bluetooth(登録商標)ユニットであり得る。
図11A及び図11Bは、蒸気制御ユニット140の態様を示している。蒸気制御ユニット140は第1蒸気管180及び第2蒸気管185の端部の間に位置している。蒸気制御ユニット140の両端部は、気体不透過性シールにより、それぞれ第1蒸気管180又は第2蒸気管185の端部に固定されている。蒸気制御ユニット140は、バルブ領域1050と制御領域1060とを有している。
図11Aに示されている蒸気制御ユニット140は、バルブ345及び可動ユニット1100を含むバルブ領域1050を有している。可動ユニット1100は、バルブ345に物理的に接続されており、刺激に応じてバルブ345に対して物理的圧力を与えるように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、可動ユニット1100は、バルブ345に接続されたクランク機構である。例えば、いくつかの実施形態では、可動ユニット1100は、ディスク及び当該ディスクのための物理的台座を含むバルブ内部に接続されたボンネット及びステムを有している。例えば、いくつかの実施形態では、バルブ345は、管状の物理的に変形可能な領域を有しており、可動ユニット1100は、制御装置からの信号に応じて、対向する管状の物理的に変形可能な領域の外表面に対して押すように配置された少なくとも2つの物理的要素を有している。例えば、いくつかの実施形態では、バルブ領域1050は、管状の物理的に変形可能な領域と、バルブの外部に位置する可逆的クランプを含み、制御装置に接続されている可動ユニット1100とを有するバルブ345を有している。いくつかの実施形態では、可動ユニット1100は、モータを有している。いくつかの実施形態では、可動ユニット1100は、蒸気制御ユニットの内部に完全に位置している。いくつかの実施形態では、可動ユニット1100は、蒸気制御ユニット140の外部に位置する1つ以上の要素を有している。
可動ユニット1100は、蒸気制御ユニット140の制御領域1060内の制御装置360に動作可能に接続されている。電源1020は、制御装置360に接続されている。電源1020及び制御装置360は、可動ユニット1100を操作するために必要なときに、可動ユニット1100(例えば、可動ユニット1100のモータ素子等)に電力を供給する。制御装置360は、第1蒸気管180内に接続されたセンサ350からデータを受け取る。図11A及び図11Bでは、センサ350は、蒸気制御ユニット140と第1蒸気管180との間の接合部に隣接しているように図示されているが、いくつかの実施形態では、センサ350は、蒸気制御ユニット140と第1蒸気管180との間の接合部に離れて配置されている。例えば、いくつかの実施形態では、センサ350は、容器内の実質的熱密封貯蔵領域に隣接して配置されている。例えば、図5を参照されたい。図11A及び図11Bに示されている実施形態では、センサ350は、ワイヤコネクタ370によって制御装置360に接続されている。いくつかの実施形態では、メモリ1030は、制御装置360に接続されている。いくつかの実施形態では、メモリ1030は、制御装置360と一体化されている。いくつかの実施形態は、制御装置360に接続されているトランスミッタ1040を有している。いくつかの実施形態では、トランスミッタ1040は、制御装置360と一体化している。
図11A及び図11Bに示されている例では、制御装置360、電力ユニット1020、メモリ1030及びトランスミッタ1040を含む制御領域1060の構成部材は、蒸気制御ユニット140の内部の空間を埋めるものとして示されている。これらの構成部材は、視覚化を容易にするために拡大且つ明瞭にして示されている。実際の実施形態では、制御領域1060の構成部材は、蒸気制御ユニット140を通る蒸気の流れを妨げない。実際の実施形態では、図示されている構成部材は示されているよりも小さい。実際の実施形態では、蒸気制御ユニット140のバルブ領域1050は、蒸気制御ユニット140を通る第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の蒸気の流れを制限する要因である。
図11Aは、実質的に開位置にあるバルブ345を持つ蒸気制御ユニット140の一実施形態を示している。図11Aに示されている構成では、バルブ345に接続されている可動ユニット1100は、蒸気制御ユニット140の外表面と実質的に同じ平面上に配置されている。これにより、蒸気制御ユニット140を通る第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の蒸気の流れを最大にする。例えば、気化ユニットからの気化液体は、蒸気制御ユニットから図11Aに示す構成における乾燥ユニットまでを自由に流れる。
図11Bは、図11Aに示す実施形態と同じ実施形態を示しているが、バルブ345は実質的に閉位置にある。図11Bに示す構成では、バルブ345に接続されている可動ユニット1100は、蒸気制御ユニット140のない表面に隣接する位置にバルブを移動させている。外部から可視の間隙1120は、図示されている「閉」位置にバルブがあるとき、蒸気制御ユニット140内に形成される。可動ユニット1100及びバルブ345の位置により、蒸気制御ユニット140を通る第1蒸気管180と第2蒸気管185との間の蒸気の流れは最小になる。例えば、図11Bに示す構成では、気化液体が蒸気制御ユニット140から乾燥ユニットへ流れることができないため、気化ユニットからの気化液体の分圧は第1蒸気管140内で増大する。いくつかの実施形態では、蒸気制御ユニット140のバルブ345は、蒸気制御ユニット140内、及び第1蒸気管180と第2蒸気管185との間を通る蒸気の流れを部分的に制限するような1つ以上の中間又は部分的開/部分的閉構成を有している。
ここに説明したいくつかの実行において、論理実行及び類似した実行は、ソフトウェア又は他の制御構造を含んでいてもよい。電気回路構成は、例えば、ここに説明したような様々な機能を実行するために構成及び配置された1つ以上の電流路を有していてもよい。いくつかの実行において、1つ以上の媒体は、ここに説明したように実行可能な装置検出可能な指示を当該媒体が保持又は送信するとき、装置検出可能な実行するように構成されていてもよい。いくつかの変形例において、例えば、実行は、ここに説明した1つ以上の動作に関連する1つ以上の指示の受信又は送信の処理を行う等することにより、既存のソフトウェア又はファームウェア、或いはゲートアレイ又はプログラム可能なハードウェアの更新又は変更を含んでいてもよい。或いは、又はさらに、いくつかの変形例において、実行は、特定の目的のハードウェア要素、ソフトウェア要素、ファームウェア要素及び/又は特定の目的の要素を実行又は発動する一般目的の要素を含んでいてもよい。
ここに説明した主題は、アナログ式又はデジタル式又はこれらの一部の組み合わせによって実行されてもよい。一般的な意味において、ここに説明したいくつかの態様は、広範なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア及び/又はこれらの任意の組合せによって、個別的及び/又は集合的に実行することができ、種々の「電気回路構成」から構成されていると見なすことができる。したがって、ここで使用しているように「電気回路構成」は、少なくとも1つの離散型電気回路を有している電気回路構成、少なくとも1つの集積型回路を有している電気回路構成、少なくとも1つの特定用途向け集積型回路を有している電気回路構成、コンピュータプログラムによって構成される汎用演算装置を形成する電気回路構成(例えば、ここに記載した処理及び/又は装置を少なくとも部分的に実行する、コンピュータプログラムによって構成される汎用コンピュータ、又はここに記載した処理及び/又は装置を少なくとも部分的に実行する、コンピュータプログラムによって構成されるマイクロプロセッサ)、メモリ装置を形成する電気回路構成(例えば、メモリの形態(例えば、ランダムアクセス、フラッシュ、リードオンリー等))、通信装置を形成する電気回路構成(例えば、モデム、通信スイッチ、光電気的設備等)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
或いは、又はさらに、実行は、特定目的の指示シーケンスの実行、又はここに説明した1つ以上の実質的な任意の機能動作の発生を許可、トリガー、調整、要求又は引き起こすための回路構成の発動を含んでいてもよい。いくつかの変形例において、以上の動作可能又は他の論理的な説明は、ソースコードとして表現され、実行可能な指示シーケンスとしてコンパイル又は発動されてもよい。いくつかの関係において、例えば、実行は、全体的又は部分的に、C++又は他のコードシーケンス等のソースコードによって供されてもよい。他の実行において、ソース実行又は他のコード実行は、市販及び/又は従来の技術を用いて、高レベル記述子言語にコンパイル/実行/翻訳/変換されてもよい(例えば、初めに上述の技術をC又はC++プログラミング言語で実行し、その後に、プログラミング言語実行を、論理合成可能な言語実行、ハードウェア記述言語実行、ハードウェア設計シミュレーション実行、及び/又はそれに類似した他の表現モードに変換する)。例えば、論理表現(例えば、コンピュータプログラミング言語実行)の一部又は全ては、Verilog型ハードウェア記述(例えば、ハードウェア記述言語(HDL)及び/又は超高速集積回路ハードウェア記述言語(VHDL)或いはハードウェア(例えばアプリケーション特異的集積回路)を有する物理的実行を生成するために用いられ得る他の回路モデルを介して)として、表されてよい。
一般的な意味で、ここに記載する種々の実施形態の態様は、広い範囲の電気部品(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は実質的なこれらの任意の組み合わせのうち35USC101の下で特許可能な対象に限定されたもの);ならびに、機械的な力又は動きを付与する広い範囲の部品(例えば、剛体、バネ体又はねじれ体、水力装置、電気磁気的に駆動される装置、及び/又は実質的なこれらの任意の組み合わせ)を有する各種の電気機械的システムによって個別及び/又は集合的に実行可能である。その結果、ここで使用しているように「電気機械的システム」には、変換装置(例えば、アクチュエータ、モータ、圧電性結晶、マイクロ電気機械的システム(MEMS)等)に動作可能に接続された電気回路構成、少なくとも1つの離散型電気回路を有する電気回路構成、少なくとも1つの集積型回路を有する電気回路構成、少なくとも1つの特定用途向け集積型回路を有する電気回路構成、コンピュータプログラムによって構成される汎用演算装置を形成する電気回路構成(例えば、ここに記載した処理及び/又は装置を少なくとも部分的に実行する、コンピュータプログラムによって構成される汎用コンピュータ、又はここに記載した処理及び/又は装置を少なくとも部分的に実行する、コンピュータプログラムによって構成されるマイクロプロセッサ)、メモリ装置を形成する電気回路構成(例えば、メモリの形態(例えば、ランダムアクセス、フラッシュ、リードオンリー等))、通信装置を形成する電気回路構成(例えば、モデム、通信スイッチ、光電気的設備等)、及び/又は任意の非電気的アナログ(例えば、光学的アナログ又はその他のアナログ)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。電気機械的システムには、様々な家庭用電化システム、医学的装置、ならびにその他のシステム(例えば、モータ付搬送システム、工場の自動化システム、セキュリティシステム、及び/又は通信/演算システム)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
ここに説明した装置及び/又は処理の少なくとも一部は、データ処理システムと一体化され得る。データ処理システムは、システムユニット筺体、ビデオ表示装置、メモリ(揮発性メモリ又は不揮発性メモリ等)、プロセッサ(マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ)、計算実体(操作システム、ドライバ、グラフィカル・ユーザ・インターフェース、及びアプリケーションプログラム)、1つ以上の対話装置(例えば、タッチパッド、タッチスクリーン、アンテナ等)及び/又はフィードバックループ及び制御モータを含む制御システム(例えば、位置及び/又は速度を感知するフィードバック、構成部品及び/又は数量を移動及び/又は調整するための制御モータ)を一般的に1つ以上含んでいる。データ処理システムは、データ計算/通信、及び/又はネットワークコンピュータ/通信システムにおいて通常見られるように、適切な市販の構成部品を使用することによって実行され得る。
システムの態様をハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアで実行することの間にはほとんど差異がないところにまで最新技術が進歩している。ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアの使用は、一般にコストと効率とのトレードオフに相当する設計事項である(ただし、特定の場合においては、ハードウェアとソフトウェアと間の選択は重要になり得るという点において、常時という訳ではない)。ここに説明した処理及び/又はシステム及び/又は他の技術(例えば、ハードウェア、ソウトウェア及び/又はファームウェア)が実行される様々な媒体が存在し、好適な媒体は、当該処理及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況に応じて変化する。例えば、実行者が、1つ以上の機械、合成物及び製造品のうち35USC101の下で特許可能な対象に限定されたものにおいて、速度及び精度が最重要であると決定する場合、実行者は、大部分がハードウェア及び/又はファームウェアである媒体を選んでもよい;或いは、柔軟性が最重要である場合、実行者は、大部分がソフトウェア実行である媒体を選んでもよい:或いは、実行者は、ハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアのいくつかの組み合わせを選んでもよい。したがって、ここで説明した処理及び/又は装置及び/又は他の技術が実行され得るいくつかの媒体が存在しており、利用されるいかなる媒体も、いずれも可変ではあるが、媒体が配備される状況及び実行者の特定の関心事(例えば、速度、柔軟性又は予測可能性)に応じて選択されるものであるため、いずれの媒体も他の媒体よりも本質的に優れてはいない。
ここで説明した主題は、異なる他の構成要素に含まれる異なる構成要素、又は異なる他の構成要素に繋がった異なる構成要素を示す場合がある。そのように表された構造は例示に過ぎず、同じ機能が得られる他の多くの構造も実行され得ることを理解されるだろう。概念的な意味で、同じ機能を達成させる構成要素の任意の構成は、有効に「関連」しており、所望の機能が達成される。したがって、特定の機能を達成させるために組み合わされる任意の2つの構成要素は、互いに「関連」していると見なすことができ、構造又は中間構成要素にかかわらず所望の機能が達成される。同様に、そのように関連した任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続」又は「動作可能に結合」されているとさらに見なすことができる。そして、そのように関連することができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」と見なすことができる。動作可能に結合可能な具体例は、特に限定されないが、物理的に対になり得る構成要素、及び/又は物理的に相互作用する構成要素、及び/又は無線で相互作用可能、及び/又は無線で相互作用する構成要素、及び/又は論理的に相互作用する、及び/又は論理的に相互作用可能な構成要素を含む。いくつかの場合において、1つ以上の構成要素は、本書において「するように構成されている」、「によって構成されている」、「するように構成可能な」、「するように実行可能な/するように実行する」、「適応する/適応可能な」、「可能な」、「に従うことができる/に従う」等と言及され得る。このような文言(例えば、「するように構成されている」)は、文脈と矛盾しない限り、活動状態の構成要素、及び/又は不活動状態の構成要素、及び/又は待機状態の構成要素を一般的に含んでいる。
ここに説明した構成要素(例えば、動作)、装置、対象物、及びこれらに伴う説明は、概念上の明確さのために例として用いられており、種々の構成変更が検討される。したがって、ここで用いられているように、以上で挙げた特定の例、及びそれに伴う説明は、これらのより一般的な部類の代表を意味する。一般的に、いかなる特定の例もその部類の代表を意味するために用いられており、特定の構成要素(例えば、動作)、装置及び対象物を包含していないとしても、限定的に解釈されるべきではない。
ここに説明した本主題の具体的な態様を図示及び説明したが、ここに説明した主題及びそれを拡張した態様から逸脱しない限り、変形及び変更を加えることができる。したがって、付属の請求項はその範囲内に、ここに説明した主題の真の精神及び範囲に含まれるものとしてすべての変形及び変更が含まれる。一般に、ここで使用した文言、特に付属の請求項(例えば、付属の請求項の本文)で使用した文言は、一般に「オープン」な文言であることを意図したものである(例えば、「含んでいる」という文言は、「含んでいるが、これらに限定されるものではない」と解釈すべきであり、「有している」という文言は、「少なくとも有している」と解釈すべきであり、「含む」という文言は、「含むが、これらに限定されるものではない」と解釈すべきである)。さらに、導入された請求項の記載の特定数が意図されているのであれば、このような意図は請求項中で明示的に記載されており、このような明示的な記載がない場合には、このような意図は存在しない。理解の一助として例を挙げると、以下の付属の請求項において、請求項の記載を導入するために、「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」等の導入的表現が使用され得る。しかし、たとえ同一請求項中に「1つ以上」又は「少なくとも1つ」という導入表現と、「a」又は「an」等の不定冠詞とを含んでいたとしても、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入は、このような導入された請求項の記載を含む特定の請求項を、その記載1つのみを含む請求項に限定することを含むと解釈されるべきではない(例えば、「a」及び/又は「an」は、通常、「少なくとも1つ」又は「1つ以上」を意味すると解釈すべきである)。同じことが、請求項の記載を導入するために使用されている定冠詞の使用についても当てはまる。さらに、たとえ請求項で導入された記載の特定数が明示的に記載されていたとしても、このような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味していると解釈されるべきである(例えば、修飾語を使わずに単に「2つの記載」と記載されている場合、通常、当該記載が少なくとも2つ又は2つ以上含まれていることを意味する)。さらに、「A、B及びC等のうちの少なくとも1つ」に類似の表現形式が使用されている場合、一般にこのような文構造は、限定されるものではないが、「A、B及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」には、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、A及びBを共に有するシステム、A及びCを共に有するシステム、B及びCを共に有するシステム、及び/又はA、B及びCを共に有するシステム等を含むことを意図している。「A、B又はC等のうちの少なくとも1つ」に類似の表現形式が使用されている場合、一般にこのような文構造は、限定されるものではないが、「A、B又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」には、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、A及びBを共に有するシステム、A及びCを共に有するシステム、B及びCを共に有するシステム、及び/又はA、B及びCを共に有するシステム等を含むことを意図している。通常、2つ以上の代替の文言を提示する選言的な文言及び/又は表現は、それが明細書中、請求項中又は図面中のいずれに記載されていたとしても、文脈と矛盾しない限りにおいて、複数の文言のうちの1つを含んでいる可能性、複数の文言のうちの一方を含んでいる可能性、又は複数の文言の双方を含んでいる可能性を考慮しているものであると理解すべきである。例えば、「A又はB」という表現は、通常、「A」である可能性、又は「B」である可能性、又は「A及びB」である可能性を含んでいるものと理解される。
付属の請求項に関して、請求項中に記載の動作は、一般に任意の順序で実施しても構わない。また、様々な動作上の流れが一連の流れとして示されているが、種々の動作は図示された順序とは別の順序で実施されてもよいし、同時に実施されてもよい。このような別の順序の例には、文脈と矛盾しない限りにおいて、重複、交互、断続、並べ替え、増分、準備、追加、同時、逆、又はその他の種々の順序が含まれ得る。さらに、「反応して」、「関連して」等の文言、又はその他の過去時制形容詞は、文脈と矛盾しない限りにおいて、一般にこのような変形例を除外することを意図したものではない。
本書で説明されている主題の態様は、以下のいくつかの事項に示すとおりである:
1.実質的熱密封貯蔵容器であって、
外部アセンブリを備え、
上記外部アセンブリは、
少なくとも1つの熱制御貯蔵領域と、当該少なくとも1つの熱制御貯蔵領域への単一アクセス管とを実質的に規定する超効率的断熱材料の1つ以上の区域と、
上記容器に一体化した気化冷却アセンブリとを有し、
上記気化冷却アセンブリは、
上記少なくとも1つの熱制御貯蔵領域の表面に設置された気化冷却ユニットと、
上記容器の外表面に設置された乾燥ユニットと、
第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記気化冷却ユニットに接続され、上記第2端部が上記乾燥ユニットに接続された蒸気管と、
上記蒸気管に接続された蒸気制御ユニットとを有していることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
2.上記超効率的断熱材料からなる上記1つ以上の区域は、積層断熱材料を含むことを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
3.上記超効率的断熱材料からなる上記1つ以上の区域は、実質的排気空間を有する気体不透過性間隙を備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
4.上記単一アクセス管は、細長い熱通路を形成する波形構造を備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
5.上記気化冷却ユニットは、少なくとも1つの第1壁と、少なくとも1つの第2壁と、両壁の間の液体不透過性間隙とを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
6.上記気化冷却ユニットは、上記蒸気管の内部と気相接触している液体不透過性領域を上記気化冷却ユニット内に備えていることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
7.上記気化冷却ユニットは、液体不透過性内部チャンバ内に気化液体を含むことを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
8.上記液体不透過性内部チャンバ内の上記気化液体は、水を含むことを特徴とする第7項に記載の気化冷却ユニット。
9.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
10.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部と気相接触している蒸気不透過性領域を上記乾燥ユニット内に備えていることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器
11.上記乾燥ユニットは、液体不透過性内部チャンバ内に乾燥材料を含むことを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
12.上記液体不透過性内部チャンバ内の上記乾燥材料は、塩化カルシウムを含むことを特徴とする第11項に記載の乾燥ユニット。
13.上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
14.上記乾燥ユニットは、予め定められた閾値以上の温度の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
15.上記蒸気管は、上記容器の上記単一アクセス管を横切る管状構造を備えていることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
16.上記蒸気制御ユニットは、上記蒸気管と一体化していることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
17.上記蒸気制御ユニットは、少なくとも1つの可動バルブを備え、
上記少なくとも1つの可動バルブは、当該少なくとも1つの可動バルブ内の蒸気の流れを停止するために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に閉じる第1位置と、当該少なくとも1つの可動バルブ内に蒸気を流すために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に開く第2位置とを有していることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
18.上記蒸気制御ユニットは、
上記蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
上記蒸気制御ユニット内を通る蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
19.上記蒸気制御ユニットは、
温度センサと、
上記温度センサに動作可能に接続された電気制御装置と、
上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
20.上記蒸気制御ユニットは、
温度センサと、
上記温度センサに動作可能に接続された機械制御装置と、
上記機械制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
21.上記乾燥ユニットの液体不透過性内部チャンバを加熱するように構成された加熱素子を上記乾燥ユニット内に備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
22.上記加熱素子に動作可能に接続された電源を備えることを特徴とする第21項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
23.上記気化冷却アセンブリ内に配置された少なくとも1つの温度センサと、
上記少なくとも1つの温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとをさらに備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
24.上記蒸気管に動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
25.上記蒸気制御ユニットに動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
26.上記蒸気制御ユニットに動作可能に接続されたユーザ入力装置を備えることを特徴とする第1項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
27.実質的熱密封貯蔵容器であって、
上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
上記気体密封間隙内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域と、
上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記少なくとも1つの内部壁及び上記内壁が間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に形成している少なくとも1つの内部壁と、
上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と、
上記外壁の外部にあり、開口部を含む乾燥ユニットと、
上記アクセス管内に実質的に位置しており、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定され、上記第2端部が上記乾燥ユニットの上記開口部に固定されている蒸気管と、
上記蒸気管に接続された蒸気制御ユニットとをさらに備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
28.上記超効率的断熱材料は、積層断熱材料を含むことを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
29.上記気体密封間隙は、実質的排気空間を有していることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
30.上記コネクタは、上記単一アクセス開口部から上記熱制御貯蔵領域及び上記容器の外部領域までの細長い熱通路を形成することを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
31.上記コネクタは、上記熱制御貯蔵領域への上記単一アクセス開口部と、上記容器の外部領域との間の細長い熱通路を形成する波形構造を備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
32.上記少なくとも1つの内部壁と、上記内壁との間の上記液体不透過性間隙は、気化液体を含むことを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
33.上記気化液体は、水を含むことを特徴とする第32項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
34.上記少なくとも1つの内部壁と、上記内壁との間の上記液体不透過性間隙は、上記蒸気管の内部と気相接触していることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
35.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
36.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部と気相接触している蒸気不透過性領域を上記乾燥ユニット内に備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
37.上記乾燥ユニットは、液体不透過性内部チャンバ内に乾燥材料を含むことを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
38.上記乾燥材料は、塩化カルシウムを含むことを特徴とする第37項に記載の乾燥ユニット。
39.上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
40.上記乾燥ユニットは、予め定められた閾値以上の温度の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
41.上記蒸気管は、上記単一アクセス管を横切る管状構造を備えていることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
42.上記蒸気制御ユニットは、上記蒸気管と一体化していることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
43.上記蒸気制御ユニットは、少なくとも1つの可動バルブを備え、
上記少なくとも1つの可動バルブは、当該少なくとも1つの可動バルブ内の蒸気の流れを停止するために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に閉じる第1位置と、当該少なくとも1つの可動バルブ内に蒸気を流すために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に開く第2位置とを有していることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
44.上記蒸気制御ユニットは、
上記蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
上記蒸気制御ユニット内を通る蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
45.上記蒸気制御ユニットは、
電気制御装置と、
上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
46.上記蒸気制御ユニットは、
機械制御装置と、
上記機械制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
47.上記乾燥ユニットの液体不透過性内部チャンバを加熱するように構成された加熱素子を上記乾燥ユニット内に備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
48.上記加熱素子に動作可能に接続された電源を備えることを特徴とする第47項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
49.上記蒸気管内に位置する少なくとも1つの温度センサと、
上記少なくとも1つの温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
50.上記蒸気管に動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
51.上記蒸気制御ユニットに動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
52.上記蒸気制御ユニットに動作可能に接続されたユーザ入力装置を備えることを特徴とする第27項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
53.実質的熱密封貯蔵容器であって、
上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
少なくとも1つの開口部を有し、上記外壁の外部に位置する少なくとも1つの乾燥ユニットと、
熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
上記アクセス管の実質的内部に位置し、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記内壁内の上記少なくとも1つの開口部を横切り、上記第2端部が上記乾燥ユニットの上記少なくとも1つの開口部に固定された第1蒸気管と、
上記第1蒸気管に接続された第1蒸気制御ユニットと、
それぞれが上記内壁に接続された第1内部壁及び第2内部壁であって、上記第1内部壁及び上記第2内部壁の間に第1液体不透過性間隙を形成し、上記熱制御貯蔵領域における第1貯蔵領域に対する床面を形成する第1内部壁及び第2内部壁と、
第1内部壁内の開口部と、
第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記第1蒸気管に固定され、上記第2端部が上記第1内部壁内の上記開口部に固定された第1局所的蒸気管と、
上記局所的蒸気管に接続された第1局所的蒸気制御ユニットと、
上記内壁に接続された第3内部壁であって、上記第3内部壁及び上記内壁の間に第2液体不透過性間隙を形成し、上記熱制御貯蔵領域における第2貯蔵領域に対する床面を形成する第3内部壁と、
上記第3内部壁内の開口部と、
第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記第1蒸気管に固定され、上記第2端部が上記第3内部壁内の上記開口部に固定された第2局所的蒸気管と、
上記第2局所的蒸気管に接続された第2局所的蒸気制御ユニットとを備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
54.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
55.上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部と気相接触している蒸気不透過性領域を上記乾燥ユニット内に備えていることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器
56.上記乾燥ユニットは、液体不透過性内部チャンバ内に乾燥材料を含むことを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
57.上記乾燥材料は、塩化カルシウムを含むことを特徴とする第56項に記載の乾燥ユニット。
58.上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
59.上記乾燥ユニットは、予め定められた閾値以上の温度の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
60.上記乾燥ユニットは、上記乾燥ユニットの液体不透過性内部チャンバを加熱するように構成された加熱素子を上記乾燥ユニット内に備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
61.上記加熱素子に動作可能に接続された電源を備えることを特徴とする第60項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
62.上記気体密封間隙は、上記気体密封間隙内に配置された超効率的断熱材料の少なくとも1つの区域を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
64.上記気体密封間隙は、
積層断熱材料と、
実質的排気空間とを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
64.アクセス管を形成する上記コネクタは、上記単一アクセス開口部から上記熱制御貯蔵領域及び上記容器の外部領域までの細長い熱通路を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
65.上記コネクタは、上記熱制御貯蔵領域への上記単一アクセス開口部と、上記容器の外部領域との間の細長い熱通路を形成する波形構造を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
66.上記第1蒸気管は、上記コネクタを横切る管状構造を備えていることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
67.上記第1蒸気制御ユニットは、上記第1蒸気管と一体化していることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
68.上記第1蒸気制御ユニットは、少なくとも1つの可動バルブを備え、
上記少なくとも1つの可動バルブは、当該少なくとも1つの可動バルブ内の蒸気の流れを停止するために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に閉じる第1位置と、当該少なくとも1つの可動バルブ内に蒸気を流すために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に開く第2位置とを有していることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
69.上記第1蒸気制御ユニットは、
上記第1蒸気管内に位置するセンサと、
上記温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
70.上記センサは、温度センサ又は気体圧力センサを備えることを特徴とする第69項に記載の第1蒸気制御ユニット。
71.上記制御装置は、機械制御装置又は電気制御装置を備えることを特徴とする第69項に記載の第1蒸気制御ユニット。
72.上記第1蒸気制御ユニットは、上記第1局所的蒸気制御ユニット及び上記第2局所的蒸気制御ユニットに動作可能に接続されていることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
73.上記第1蒸気制御ユニットは、
温度センサと、
上記温度センサに動作可能に接続された制御装置であって、上記第1蒸気制御ユニット内のバルブと、上記第1局所的蒸気制御ユニット内のバルブと、上記第2局所的蒸気制御ユニット内のバルブとに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
74.上記第1蒸気制御ユニットは、
気体圧力センサと、
上記気体圧力センサに動作可能に接続された制御装置であって、上記第1蒸気制御ユニット内のバルブと、上記第1局所的蒸気制御ユニット内のバルブと、上記第2局所的蒸気制御ユニット内のバルブとに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
75.上記第1液体不透過性間隙及び上記第2液体不透過性間隙は、気化液体を含むことを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
76.上記気化液体は、水を含むことを特徴とする第74項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
77.上記第1液体不透過性間隙は、上記第1局所的蒸気管の内部と気相接触していることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
78.上記第2液体不透過性間隙は、上記第2局所的蒸気管の内部と気相接触していることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
79.上記熱制御貯蔵領域内の第1貯蔵領域の床面に、上記第2貯蔵領域へアクセスするためのアクセス開口部を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
80.上記第1局所的蒸気制御ユニットは、
センサと、
制御装置と、
上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
81.上記センサは、温度センサ又は気体圧力センサを含むことを特徴とする第80項に記載の第1局所的蒸気制御ユニット。
82.上記制御装置は、機械制御装置又は電気制御装置を含むことを特徴とする第80項に記載の第1局所的蒸気制御ユニット。
83.上記第2局所的蒸気制御ユニットは、
センサと、
上記センサに動作可能に接続された制御装置と、
上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
84.上記センサは、温度センサ又は気体圧力センサを含むことを特徴とする第83項に記載の第2局所的蒸気制御ユニット。
85.上記制御装置は、機械制御装置又は電気制御装置を含むことを特徴とする第83項に記載の第2局所的蒸気制御ユニット。
86.上記第1蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第1蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された第1制御装置とを有する上記第1蒸気制御ユニットと、
上記第1局所的蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第1局所的蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記第1制御装置への接続部とを有する上記第1局所的蒸気制御ユニットと、
上記第2局所的蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第2局所的蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記第1制御装置への接続部とを有する上記第2局所的蒸気制御ユニットとを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
87.上記第1蒸気管に動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
88.上記第1蒸気制御ユニットに動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
89.上記第1蒸気制御ユニットに動作可能に接続されたユーザ入力装置を備えることを特徴とする第53項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
90.実質的熱密封貯蔵容器であって、
上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
上記気体密封間隙内に配置された超効率断熱材料の少なくとも1つの区域と、
上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記少なくとも1つの内部壁及び上記内壁が間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に形成している少なくとも1つの内部壁と、
上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と、
一体化蒸気制御ユニットを有し、上記アクセス管の実質的内部に位置する第1蒸気管であって、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定された第1蒸気管と、
上記第1蒸気管の上記第2端部に接続された蒸気管接合部と、
上記外壁の外部に位置する少なくとも2つの乾燥ユニットであって、各々が少なくとも1つの開口部を有する少なくとも2つの乾燥ユニットと、
第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記蒸気管接合部に接続され、上記第2端部が乾燥ユニット内の開口部に接続された少なくとも2つの第2蒸気管であって、各々が外部動作可能なバルブを有している少なくとも2つの第2蒸気管とを備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器
91.上記気体密封間隙は、実質的排気空間を有していることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
92.上記コネクタは、上記単一アクセス開口部から上記熱制御貯蔵領域及び上記容器の外部領域までの細長い熱通路を形成することを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
93.上記コネクタは、上記熱制御貯蔵領域への上記単一アクセス開口部と、上記容器の外部領域との間の細長い熱通路を形成する波形構造を備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
94.上記液体不透過性間隙は、気化液体を含むことを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
95.上記気化液体は、水を含むことを特徴とする第94項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
96.上記液体不透過性間隙は、上記第1蒸気管の内部と気相接触していることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
97.上記第1蒸気管の上記一体化上記制御ユニットは、
センサと、
上記センサに動作可能に接続された制御装置と、
上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
98.上記センサは、温度センサ又は気体圧力センサを含むことを特徴とする第97項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
99.上記制御装置は、機械制御装置又は電気制御装置を含むことを特徴とする第97項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
100.上記第1蒸気管の上記一体化蒸気制御ユニットは、上記一体化蒸気制御ユニット内のバルブに動作可能に接続された制御装置を備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
101.上記第1蒸気管の上記一体化蒸気制御ユニットは、
上記第1蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
上記第1蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
102.上記少なくとも2つの第2蒸気管各々は、
上記第2蒸気管内の上記の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
上記第2蒸気管内の上記の流れを調節するように構成されたバルブと、
上記一体化蒸気制御ユニット内の上記制御装置に動作可能に接続されたコネクタとを備えることを特徴とする第101項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
103.各上記乾燥ユニットは、上記乾燥ユニット内に、接続された第2蒸気管の内部と気相接触している蒸気不透過性領域を備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
104.各上記乾燥ユニットは、液体不透過性内部チャンバ内に乾燥材料を含むことを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
105.上記乾燥材料は、塩化カルシウムを含むことを特徴とする第104項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
106.各上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
107.上記第2蒸気管が有する上記外部動作可能なバルブは、上記第2蒸気管内の気体の流れを実質的に取り除くように構成された外部動作可能なバルブを備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
108.上記少なくとも2つの第2蒸気管の各々の上記第2端部は、上記乾燥ユニット内の各上記開口部に可逆的に接続可能であることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
109.上記少なくとも2つの第2蒸気管各々の上記第2端部は、上記乾燥ユニット内の上記開口部ごとに分離ユニットを有していることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
110.上記第1蒸気管に動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
111.上記第1蒸気管の上記第1蒸気制御ユニットに動作可能に接続された表示ユニットを備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
112.上記第1蒸気制御ユニットに動作可能に接続されたユーザ入力装置を備えることを特徴とする第90項に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
様々な態様及び実施形態を以上に示したが、当業者には、他の態様及び実施形態についても明らかであろう。以上で示した様々な態様及び実施形態は、例示を目的とするものであって、限定することを意図したものではなく、本当の範囲及び精神は、添付の請求項によって示されている。
外部から見た実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。 実質的熱密封貯蔵容器の外観を示している。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。 断面が図示された実質的熱密封貯蔵容器の概略図を示している。 外部から見た実質的熱密封貯蔵容器の概略図である。 第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。 第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。 第1蒸気管と第2蒸気管との間に配置されている蒸気制御ユニットの外観を示す。

Claims (38)

  1. 実質的熱密封貯蔵容器であって、
    外部アセンブリを備え、
    上記外部アセンブリは、
    少なくとも1つの熱制御貯蔵領域と、当該少なくとも1つの熱制御貯蔵領域への単一アクセス管とを実質的に規定する断熱材料の1つ以上の区域と、
    上記容器に一体化した気化冷却アセンブリとを有し、
    上記気化冷却アセンブリは、
    上記少なくとも1つの熱制御貯蔵領域の表面に設置された気化冷却ユニットと、
    上記容器の外表面に設置された乾燥ユニットと、
    第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記気化冷却ユニットに接続され、上記第2端部が上記乾燥ユニットに接続された蒸気管と、
    上記蒸気管に接続された蒸気制御ユニットとを有し、
    少なくとも1つの第1壁と、少なくとも1つの第2壁と、両壁の間の液体不透過性間隙とをさらに備えていることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
  2. 上記気化冷却ユニットは、上記気化冷却ユニット内に位置し、上記蒸気管内部と気相接触している液体不透過性領域を備えていることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  3. 上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  4. 上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  5. 上記乾燥ユニットは、予め定められた閾値以上の温度の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  6. 上記蒸気制御ユニットは、
    上記蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
    上記蒸気制御ユニット内を通る蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
    上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  7. 上記蒸気制御ユニットは、
    温度センサと、
    上記温度センサに動作可能に接続された電気制御装置と、
    上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  8. 上記蒸気制御ユニットは、
    温度センサと、
    上記温度センサに動作可能に接続された機械制御装置と、
    上記機械制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  9. 上記気化冷却アセンブリ内に配置された少なくとも1つの温度センサと、
    上記少なくとも1つの温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
    上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  10. 実質的熱密封貯蔵容器であって、
    上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
    熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
    上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
    上記気体密封間隙内に配置された断熱材料の少なくとも1つの区域と、
    上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
    上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
    少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記少なくとも1つの内部壁及び上記内壁が間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に形成している少なくとも1つの内部壁と、
    上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と、
    上記外壁の外部にあり、開口部を含む乾燥ユニットと、
    上記アクセス管内に実質的に位置しており、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定され、上記第2端部が上記乾燥ユニットの上記開口部に固定されている蒸気管と、
    上記蒸気管に接続された蒸気制御ユニットとをさらに備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
  11. 上記気体密封間隙は、実質的排気空間を有していることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  12. 上記コネクタは、上記単一アクセス開口部から上記熱制御貯蔵領域及び上記容器の外部領域までの細長い熱通路を形成することを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  13. 上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  14. 上記蒸気制御ユニットは、少なくとも1つの可動バルブを備え、
    上記少なくとも1つの可動バルブは、当該少なくとも1つの可動バルブ内の蒸気の流れを停止するために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に閉じる第1位置と、当該少なくとも1つの可動バルブ内に蒸気を流すために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に開く第2位置とを有していることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  15. 上記蒸気制御ユニットは、
    上記蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
    上記蒸気制御ユニット内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
    上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  16. 上記蒸気制御ユニットは、
    電気制御装置と、
    上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  17. 上記蒸気制御ユニットは、
    機械制御装置と、
    上記機械制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  18. 上記蒸気管内に位置する少なくとも1つの温度センサと、
    上記少なくとも1つの温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
    上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項10に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  19. 実質的熱密封貯蔵容器であって、
    上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
    少なくとも1つの開口部を有し、上記外壁の外部に位置する少なくとも1つの乾燥ユニットと、
    上記容器内の熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
    上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
    上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
    上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
    上記アクセス管の実質的内部に位置し、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記内壁内の上記少なくとも1つの開口部を横切り、上記第2端部が上記乾燥ユニットの上記少なくとも1つの開口部に固定された第1蒸気管と、
    上記第1蒸気管に接続された第1蒸気制御ユニットと、
    それぞれが上記内壁に接続された第1内部壁及び第2内部壁であって、上記第1内部壁及び上記第2内部壁の間に第1液体不透過性間隙を形成するように配置されており、上記熱制御貯蔵領域における第1貯蔵領域に対する床面を形成する第1内部壁及び第2内部壁と、
    第1内部壁内の開口部と、
    第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記第1蒸気管に固定され、上記第2端部が上記第1内部壁内の上記開口部に固定された第1局所的蒸気管と、
    上記第1局所的蒸気管に接続された第1局所的蒸気制御ユニットと、
    上記内壁に接続された第3内部壁であって、上記第3内部壁及び上記内壁の間に第2液体不透過性間隙を形成するように配置されており、上記熱制御貯蔵領域における第2貯蔵領域に対する床面を形成する第3内部壁と、
    上記第3内部壁内の開口部と、
    第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記第1蒸気管に固定され、上記第2端部が上記第3内部壁内の上記開口部に固定された第2局所的蒸気管と、
    上記第2局所的蒸気管に接続された第2局所的蒸気制御ユニットとを備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
  20. 上記乾燥ユニットは、上記蒸気管の内部領域と気相接触している内部乾燥領域を含む蒸気密封チャンバを備えていることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  21. 上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  22. 上記乾燥ユニットは、予め定められた閾値以上の温度の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  23. 上記乾燥ユニットは、上記乾燥ユニットの液体不透過性内部チャンバを加熱するように構成され、上記乾燥ユニット内の加熱素子を備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  24. 上記第1蒸気制御ユニットは、少なくとも1つの可動バルブを備え、
    上記少なくとも1つの可動バルブは、当該少なくとも1つの可動バルブ内の蒸気の流れを停止するために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に閉じる第1位置と、当該少なくとも1つの可動バルブ内に蒸気を流すために、当該少なくとも1つの可動バルブを実質的に開く第2位置とを有していることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  25. 上記第1蒸気制御ユニットは、
    上記第1蒸気管内に位置するセンサと、
    上記温度センサに動作可能に接続された制御装置と、
    上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  26. 上記第1蒸気制御ユニットは、上記第1局所的蒸気制御ユニットと、上記第2局所的蒸気制御ユニットとに動作可能に接続されていることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  27. 上記第1局所的蒸気制御ユニットは、
    センサと、
    制御装置と、
    上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  28. 上記第2局所的蒸気制御ユニットは、
    センサと、
    上記センサに動作可能に接続された制御装置と、
    上記制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  29. 上記第1蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第1蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された第1制御装置とを有する上記第1蒸気制御ユニットと、
    上記第1局所的蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第1局所的蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記第1制御装置への接続部とを有する上記第1局所的蒸気制御ユニットと、
    上記第2局所的蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、上記第2局所的蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、上記第1制御装置への接続部とを有する上記第2局所的蒸気制御ユニットとを備えることを特徴とする請求項19に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  30. 実質的熱密封貯蔵容器であって、
    上記実質的熱密封貯蔵容器を実質的に規定しており、単一外壁開口部を実質的に規定する外壁と、
    熱制御貯蔵領域を実質的に規定しており、単一内壁開口部を実質的に規定する内壁とを備え、
    上記外壁及び上記内壁は、間隔を置いて離されており、実質的に気体密封間隙を規定しており、
    上記気体密封間隙内に配置された断熱材料の少なくとも1つの区域と、
    上記単一外壁開口部を上記単一内壁開口部と接続するアクセス管を形成するコネクタと、
    上記アクセス管の端部によって規定されている、上記熱制御貯蔵領域への単一アクセス開口部と、
    少なくとも1つの接合部に沿って上記内壁に固定されている少なくとも1つの内部壁であって、上記内部壁及び上記内壁が間隔を置いて離されており、液体不透過性間隙を実質的に規定している少なくとも1つの内部壁と、
    上記少なくとも1つの内部壁内の開口部と、
    一体化蒸気制御ユニットを有し、上記アクセス管の実質的内部に位置する第1蒸気管であって、第1端部及び第2端部を含み、上記第1端部が上記少なくとも1つの内部壁内の上記開口部に固定されている第1蒸気管と、
    上記第1蒸気管の上記第2端部に接続された蒸気管接合部と、
    上記外壁の外部に位置する少なくとも2つの乾燥ユニットであって、各々が少なくとも1つの開口部を有する少なくとも2つの乾燥ユニットと、
    第1端部及び第2端部を含み、上記第2端部が上記蒸気管接合部に接続され、上記第2端部が乾燥ユニット内の開口部に接続された少なくとも2つの第2蒸気管であって、各々が外部動作可能なバルブを有している少なくとも2つの第2蒸気管とを備えることを特徴とする実質的熱密封貯蔵容器。
  31. 上記第1蒸気管の上記一体化蒸気制御ユニットは、
    センサと、
    上記センサに動作可能に接続された制御装置と、
    上記電気制御装置に動作可能に接続されたバルブとを備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  32. 上記第1蒸気管の上記一体化蒸気制御ユニットは、上記一体化蒸気制御ユニット内のバルブに動作可能に接続された制御装置を備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  33. 上記第1蒸気管の上記一体化蒸気制御ユニットは、
    上記第1蒸気管内の蒸気の温度に反応するように構成された熱電対ユニットと、
    上記第1蒸気管内の蒸気の流れを調節するように構成されたバルブと、
    上記熱電対ユニット及び上記バルブに動作可能に接続された制御装置とを備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  34. 各上記乾燥ユニットは、上記乾燥ユニット内に、接続された第2蒸気管の内部と気相接触している蒸気不透過性領域を備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  35. 各上記乾燥ユニットは、予め設定された閾値以上の圧力の気体を上記乾燥ユニットから外部に通気させる気体通気機構を備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  36. 上記第2蒸気管が有する上記外部動作可能なバルブは、上記第2蒸気管内の気体の流れを実質的に取り除くように構成された外部動作可能なバルブを備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  37. 上記少なくとも2つの第2蒸気管の各々の上記第2端部は、上記乾燥ユニット内の各上記開口部に可逆的に接続可能であることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
  38. 上記第1蒸気制御ユニットに動作可能に接続されたユーザ入力装置を備えることを特徴とする請求項30に記載の実質的熱密封貯蔵容器。
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