JP6410887B1 - タイヤ着脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に対するホイールの装着不備が防止可能であるとともに、ホイールに対するタイヤの着脱作業を容易に行うことが可能なタイヤ着脱装置を提供する。
【解決手段】車両90の車軸91に装着された状態のホイール94、95に対してタイヤ92、93の着脱を行うタイヤ着脱装置10であって、車両90には外側タイヤ92と内側タイヤ93とからなるダブルタイヤが装着され、内側タイヤ93の前側端部93Fを挟圧する前側アーム20Fと、内側タイヤ93の後側端部93Bを挟圧する後側アーム20Bと、前側アーム20Fを搬送する前側搬送機構30Fと、後側アーム20Bを搬送する後側搬送機構30Bと、を備え、内側タイヤ93は、前側アーム20Fと、後側アーム20Bと、を車軸91の外側方向へ交互に搬送することにより、外側ホイール94を介して、内側ホイール95から離脱されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車軸に装着された状態のホイールに対してタイヤの着脱を行うタイヤ着脱装置に関する。
従来、ホイールに対してタイヤの着脱を行うタイヤ着脱装置としては、例えば、特許文献1に示すように、ホイールのリムとタイヤのブレードとの間に取り外しツールを挿し込み、ホイールを回転させつつ、ホイールの離脱又は装着を行うものがある。特許文献1に示すタイヤ着脱装置は、ホイールの回転が伴うため、ホイールの離脱又は装着に時間がかかり、大量のタイヤに対するホイールの装着や離脱には不向きであるという問題があった。そこで、本出願人は、特許文献2に示すようなホイールの抜出時にホイールやタイヤを回転させることなく短時間で、且つブレードワイヤによりリムを欠けることなく、タイヤからホイールを抜き出すことができるホイール抜出装置を提案した。
しかしながら、特許文献2に示すホイール抜出装置では、タイヤにホイールを装着することができないという問題があった。そこで、本出願人は、特許文献3に示すように、ホイールやタイヤを回転させることなく、タイヤにホイールを装着することができるホイール装着方法およびホイール装着装置と、特許文献2のホイール抜出装置と、を組み合わせることで、タイヤに対するホイールの抜き出しと装着を短時間で連続的に行うことができるタイヤへのホイール着脱装置を開発した。
特開2012−240676号公報 特許第5283657号公報 特開2016−135617号公報
しかしながら、特許文献1から3に示す従来のタイヤ着脱装置では、タイヤの着脱作業を、ホイールを車両の車軸から離脱した状態で行うため、タイヤの着脱作業を行うたびに、タイヤが装着されたホイールを車両の車軸に対して着脱する必要がある。それゆえ、車両に対するホイールの装着不備が生じるとともに、ホイールに対するタイヤの着脱作業自体が煩雑であるという問題点があった。
そこで、本発明は、車両に対するホイールの装着不備が防止可能であるとともに、ホイールに対するタイヤの着脱作業を容易に行うことが可能なタイヤ着脱装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るタイヤ着脱装置は、車両の車軸に装着された状態のホイールに対してタイヤの着脱を行うタイヤ着脱装置であって、前記車両には、前記車軸の両端に連結された一対の外側タイヤと、前記外側タイヤの内側に連結された一対の内側タイヤと、から構成されるダブルタイヤが装着され、前記車軸に装着された状態のホイールに装着される内側タイヤの直径方向における一端部の一対のサイドウォール部を挟圧して一対のビート部を互いに圧接させる第1挟圧装置と、前記第1挟圧装置により一対のビート部が圧接された前記内側タイヤの一端部を前記ホイールのウェルに向かって押し込むことで前記内側タイヤの外周側に拡径された前記内側タイヤの他端部の一対のビート部を挟圧する第2挟圧装置と、前記第1挟圧装置を前記車両の車軸方向に搬送する第1搬送装置と、前記第2挟圧装置を前記車両の車軸方向に搬送する第2搬送装置と、を備え、前記内側タイヤは、前記第1搬送装置及び前記第2搬送装置によって、前記内側タイヤの一端部を挟圧する前記第1挟圧装置と、前記内側タイヤの他端部を挟圧する前記第2挟圧装置と、を前記車軸の外側方向へ交互に搬送することにより、前記外側タイヤのホイールを介して、前記内側タイヤのホイールから離脱されるものである。
上記構成によれば、内側タイヤの一端部と他端部とを車軸の外側方向へ交互に移動させることにより車軸に装着されているホイールから内側タイヤを離脱させる。
本発明に係るタイヤ着脱装置は、上記タイヤ着脱装置であって、前記内側タイヤのホイールから離脱されている内側タイヤは、前記第1搬送装置及び前記第2搬送装置によって、前記内側タイヤの一端部を挟圧する前記第1挟圧装置と、前記内側タイヤの他端部を挟圧する前記第2挟圧装置と、を前記車軸の内側方向へ交互に搬送することにより、前記外側タイヤのホイールを介して、前記内側タイヤのホイールに装着されるものである。
上記構成によれば、内側タイヤの一端部と他端部とを車軸の内側方向へ交互に移動させることにより車軸に装着されているホイールに内側タイヤを装着させる。
本発明によれば、ホイールを車両の車軸に装着させた状態で、ホイールに対するタイヤの着脱作業が可能であるため、タイヤの着脱作業を行うたびに、タイヤが装着されたホイールを車両の車軸に対して着脱する必要がない。そのため、車両へのホイールの装着不備が防止されるとともに、ホイールに対するタイヤの着脱作業を容易に行うことができる。
本発明に係るタイヤ着脱装置の平面断面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置の正面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置の側面断面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置による外側タイヤの離脱方法を示す平面断面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置による内側タイヤの離脱方法を示す平面断面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置による内側タイヤの装着方法を示す平面断面図である。 本発明に係るタイヤ着脱装置による外側タイヤの装着方法を示す平面断面図である。
まず、本発明に係るタイヤ着脱装置10の概略を説明する。
図1から図3に示すように、タイヤ着脱装置10は、車両90に装着されているタイヤ92、93の交換を行う際に、車両90にホイール94、95を装着した状態でタイヤ92、93の着脱のみを行う装置である。タイヤ着脱装置10によりタイヤ92、93の交換が行われる車両90は、例えば、トラック、大型バス等の大型車両であり、車軸91の両端に連結された一対の外側タイヤ92と、外側タイヤ92の内側に連結された一対の内側タイヤ93と、から構成されるダブルタイヤが装着される車両である。なお、本発明は、大型車両用のタイヤ着脱装置に限定されるものではなく、乗用車等のタイヤ着脱装置であっても構わない。
タイヤ着脱装置10は、車両90の下方の空間に差し込み可能に構成され、作業者が車両90の側方から車両90の下方に装置本体を差し込むことで、ホイール94、95に対するタイヤ92、93の着脱作業を行うことができる。タイヤ着脱装置10は、タイヤ着脱装置10のベースとなるベース板11と、ベース板11を走行させるための車輪13と、タイヤ92、93の直径方向における前側端部92F、93F(「タイヤの一端部」の一例)を挟圧する前側アーム20F(「第1挟圧装置」の一例)と、タイヤ92、93の直径方向における後側端部92B、93B(「タイヤの他端部」の一例)を挟圧する後側アーム20B(「第2挟圧装置」の一例)と、前側アーム20Fを搬送する前側アーム搬送機構30F(「第1搬送装置」の一例)と、後側アーム20Bを搬送する後側アーム搬送機構30B(「第2搬送装置」の一例)と、から主に構成されている。
ベース板11は、略U字形状のフォーク状の部材により形成され、フォーク状の部材の先端部分から車両90の下方の空間に差し込み可能に構成される。ベース板11は、フォーク状の部材の一方の突出部分で前側アーム搬送機構30Fを支持し、フォーク状の部材の他方の突出部分で後側アーム搬送機構30Bを支持する。ベース板11の一端部(フォーク状の部材の基端側端部)には、作業者がベース板11を移動させるためのハンドル12が上下方向に延設されている。作業者がハンドル12を操作することでベース板11が移動する。ベース板11は、車輪13に対して昇降可能に構成されている。車輪13は、ベース板11のフォーク状の突出部分の先端側部及び基端側部に設けられる。車輪13にはスプリングが設けられ、上下動可能となっている。
前側アーム20Fは、一対のアーム部材21により形成され、ホイール94、95に対してタイヤ92、93を着脱する際に一対のアーム部材21がタイヤ92、93の前側端部92F、93Fを挟圧可能に構成される。前側アーム20Fは、その中央部が回動軸22を介して前側アーム支持台23Fに回動可能に支持される。前側アーム支持台23Fは、後述する前側アーム搬送機構30Fの前後移動親ネジ31に摺動可能に支持される。前側アーム支持台23Fには、タイヤ92、93を挟圧する際に前側アーム20Fをタイヤ92、93の直径方向に水平に移動させるための移動ハンドル24と、前側アーム20Fを上下方向に移動させるための上下移動ハンドル25と、が設けられている。タイヤ着脱装置10においては、着脱するタイヤ92、93のタイヤ径及びタイヤ幅に応じて移動ハンドル24及び上下移動ハンドル25を操作することにより、タイヤ92、93に対して前側アーム20Fが挟圧する位置が調整される。具他的には、移動ハンドル24を一方の方向(例えば、右方向)に回転させることで前側アーム20Fがタイヤ92、93に対して前進し、移動ハンドル24を他方の方向(例えば、左方向)に回転させることで前側アーム20Fがタイヤ92、93に対して後進する。また、上下移動ハンドル25を一方の方向(例えば、右方向)に回転させることで前側アーム20Fが上昇し、上下移動ハンドル25を他方の方向(例えば、左方向)に回転させることで前側アーム20Fが下降する。このように、移動ハンドル24及び上下移動ハンドル25を操作して、タイヤ92、93に対する前側アーム20Fの位置を調整することで、大型タイヤから小型タイヤまで幅広いサイズ(タイヤ径、タイヤ幅)のタイヤ92、93の着脱を行うことができる。
前側アーム20Fは、アーム部材21の一端部(基端部)に油圧シリンダ26が連結される。油圧シリンダ26は、一方のアーム部材21を回動させるための第1油圧シリンダ26Aと、他方のアーム部材21を回動させるための第2油圧シリンダ26Bと、により構成される。第1油圧シリンダ26A及び第2油圧シリンダ26Bは、軸26Cを中心に回動可能に連結されている。油圧シリンダ26を、第1油圧シリンダ26Aと第2油圧シリンダ26Bとの連結方式とすることで、前側アーム20Fのアーム部材21の回動運動をスムーズに行うことができる。前側アーム20Fは、油圧シリンダ26(26A、26B)の駆動によりアーム部材21の一端部が操作されることで、回動軸22を中心に水平方向に回動する。前側アーム20Fは、アーム部材21の他端部(先端部)にタイヤ92、93を挟圧するための挟圧部27が設けられている。前側アーム20Fは、アーム部材21の一端部(基端部)の側方に設けられる揺動軸28を中心に上下方向に揺動する。揺動軸28は、その一端部にモータ29が設けられ、モータ29の駆動により回動する。前側アーム20Fは、タイヤ92、93を挟圧する際には一対のアーム部材21が水平に保持され、タイヤ92、93を離脱した状態で車両90に差し込まれる際には一対のアーム部材21が下方向に倒される。
後側アーム20Bは、前側アーム20Fと同様に、一対のアーム部材21により構成され、ホイール94、95に対してタイヤ92、93を着脱する際に一対のアーム部材21がタイヤ92、93の後側端部92B、93Bを挟圧可能に構成される。後側アーム20Bは、後側アーム支持台23Bに回動可能に支持される。後側アーム支持台23Bには、移動ハンドル24と、上下移動ハンドル25と、が設けられている。移動ハンドル24を一方の方向(例えば、右方向)に回転させることで後側アーム20Bがタイヤ92、93に対して前進し、移動ハンドル24を他方の方向(例えば、左方向)に回転させることで後側アーム20Bがタイヤ92、93に対して後進する。また、上下移動ハンドル25を一方の方向(例えば、右方向)に回転させることで後側アーム20Bが上昇し、上下移動ハンドル25を他方の方向(例えば、左方向)に回転させることで後側アーム20Bが下降する。後側アーム20Bは、油圧シリンダ26(26A、26B)の駆動によりアーム部材21の一端部(基端部)が操作されることで、回動軸22を中心に水平方向に回動する。後側アーム20Bは、アーム部材21の他端部(先端部)にタイヤ92、93を挟圧するための挟圧部27が設けられる。後側アーム20Bは、モータ29の駆動によりアーム部材21の一端部(基端部)の側方に設けられる揺動軸28を中心に上下方向に揺動する。
前側アーム搬送機構30Fは、ベース板11を車両90へ差し込んだ後、前側アーム20Fを車両90の左右方向(車軸91の軸方向)に移動するための機構である。前側アーム搬送機構30Fは、前側アーム20F(前側アーム支持台23F)を移動させるための前後移動親ネジ31と、前後移動親ネジ31を回動するためのギヤモータ32と、前後移動親ネジ31を安定して回転させるための回止金具付きのガイドレール34と、から主に構成されている。前後移動親ネジ31は、ベース板11の長手方向(車両90への差し込み方向)に沿って延設される長尺状のネジ部材である。前後移動親ネジ31は、その両端部が軸受33によって回動可能に支持されるとともに、前側アーム支持台23Fを移動可能に支持する。ギヤモータ32は、前後移動親ネジ31の一端部に設けられ、その駆動により前後移動親ネジ31を回動する。前側アーム搬送機構30Fにおいては、ギヤモータ32の駆動により前後移動親ネジ31が回動することで、前側アーム支持台23Fがガイドレール34(前後移動親ネジ31)に沿って移動する。これにより、前側アーム20Fが所定の位置まで搬送される。
後側アーム搬送機構30Bは、車両90への差し込み時に後側アーム20Bを車両90の左右方向(車軸91の軸方向)に移動するための機構であり、前側アーム搬送機構30Fと同様に、後側アーム20B(後側アーム支持台23B)を移動させるための前後移動親ネジ31と、ギヤモータ32と、から主に構成されている。後側アーム搬送機構30Bにおいては、ギヤモータ32の駆動により前後移動親ネジ31が回動することで、後側アーム支持台23Bが前後移動親ネジ31に沿って移動する。これにより、後側アーム20Bが所定の位置まで搬送される。
次に、タイヤ着脱装置10による車両90のタイヤ92、93の離脱方法について説明する。図4に示すように、車軸91に装着されているホイール94、95からタイヤ92、93を離脱する場合には、まず、外側ホイール94に装着されている外側タイヤ92を離脱させる。
図4(a)に示すように、ベース板11を車両90の下方内部に差し込み、アーム搬送機構30B、30Fによりアーム20B、20Fを外側タイヤ92の両側まで搬送する。前側アーム20Fの挟圧部27で外側タイヤ92の直径方向における前側端部92Fの一対のサイドウォール部92a(図1)を挟圧し、一対のビート部92c(図1)の一端部92d(図1)を圧接させて外側ホイール94のウェル94a(図1)に向かって外側タイヤ92の内周側に押し込む。これにより、外側タイヤ92の前側端部92Fのビート部92cが変形され、外側タイヤ92の後側端部92Bのビート部92cの他端部92eが外側タイヤ92の外周側に拡径する。
外側タイヤ92の外周側に拡径された外側タイヤ92の後側端部92Bのビート部92cを後側アーム20Bの挟圧部27で挟圧する。そして、図4(b)に示すように、外側タイヤ92を挟圧する後側アーム20Bを後側アーム搬送機構30Bにより車軸91の外側方向に搬送する。これにより、外側タイヤ92の後側端部92Bが外側ホイール94から離脱する。さらに、外側タイヤ92を挟圧する前側アーム20Fを前側アーム搬送機構30Fにより車軸91の外側方向に搬送する。これにより、図4(c)に示すように、外側タイヤ92の前側端部92Fが外側ホイール94から離脱し、外側タイヤ92全体が外側ホイール94から離脱されて車両90の外側まで搬送される。
続いて、図5(a)に示すように、アーム搬送機構30B、30Fによりアーム20B、20Fを内側タイヤ93の両側まで搬送する。前側アーム20Fの挟圧部27で内側タイヤ93の直径方向における前側端部93Fの一対のサイドウォール部93a(図1)を挟圧し、一対のビート部93c(図1)の一端部93d(図1)を圧接させて内側ホイール95のウェル95aに向かって内側タイヤ93の内周側に押し込む。これにより、内側タイヤ93の前側端部93Fのビート部93cが変形され、内側タイヤ93の後側端部93Bのビート部93cの他端部93eが内側タイヤ93の外周側に拡径する。
内側タイヤ93の外周側に拡径された内側タイヤ93の後側端部93Bのビート部93cを後側アーム20Bの挟圧部27で挟圧する。そして、図5(b)に示すように、内側タイヤ93を挟圧する後側アーム20Bを後側アーム搬送機構30Bにより車軸91の外側方向に搬送する。この時、内側タイヤ93の後側端部93Bは、内側ホイール95と外側ホイール94との連結位置を介して外側ホイール94まで搬送される。これにより、内側タイヤ93の後側端部93Bが内側ホイール95から離脱する。さらに、内側タイヤ93を挟圧する前側アーム20Fを前側アーム搬送機構30Fにより車軸91の外側方向に搬送する。この時、内側タイヤ93の前側端部93Fは、内側ホイール95と外側ホイール94との連結位置を介して外側ホイール94まで搬送される。これにより、図5(c)に示すように、内側タイヤ93の前側端部93Fが内側ホイール95から離脱し、内側タイヤ93全体が内側ホイール95から離脱される。
さらに、内側タイヤ93を挟圧する後側アーム20Bを車軸91の外側方向に搬送する。これにより、内側タイヤ93の後側端部93Bが外側ホイール94から離脱する。続けて、内側タイヤ93を挟圧する前側アーム20Fを車軸91の外側方向に搬送する。これにより、内側タイヤ93の前側端部93Fが外側ホイール94から離脱し、内側タイヤ93全体が外側ホイール94から離脱されて車両90の外側に搬送される。
このように、タイヤ着脱装置10においては、アーム搬送機構30B、30Fによってアーム20B、20Fを車軸91の外側方向へ交互に搬送することにより、内側タイヤ93の前側端部93Fと、後側端部93Bと、を交互に移動させながら、外側ホイール94を介して、内側タイヤ93を内側ホイール95から離脱させる。
次に、タイヤ着脱装置10による車両90のタイヤ92、93の装着方法について説明する。図6に示すように、車軸91に装着されているホイール94、95に対してタイヤ92、93を装着する場合には、まず、内側タイヤ93を内側ホイール95に装着する。
図6(a)に示すように、ベース板11を車両90の下方内部に差し込み、車両90の外側のアーム20B、20Fの待機位置に内側タイヤ93を搬送する。そして、前側アーム20Fの挟圧部27で内側タイヤ93の前側端部93Fの一対のサイドウォール部93aを挟圧し、一対のビート部93cの一端部93dを圧接させて内側タイヤ93の内周側に押し込む。これにより、内側タイヤ93の前側端部93Fのビート部93cが変形され、内側タイヤ93の後側端部93Bのビート部93cの他端部93eが内側タイヤ93の外周側に拡径する。
内側タイヤ93の外周側に拡径された内側タイヤ93の後側端部93Bのビート部93cを後側アーム20Bの挟圧部27で挟圧する。そして、図6(b)に示すように、内側タイヤ93を挟圧する前側アーム20Fを前側アーム搬送機構30Fにより車軸91の内側方向に搬送する。これにより、内側タイヤ93の前側端部93Fが外側ホイール94まで移動する。さらに、内側タイヤ93を挟圧する後側アーム20Bを後側アーム搬送機構30Bにより車軸91の内側方向に搬送する。これにより、内側タイヤ93の後側端部93Bが外側ホイール94まで移動する。
さらに、内側タイヤ93を挟圧する前側アーム20Fを車軸91の内側方向に搬送する。これにより、図6(c)に示すように、内側タイヤ93の前側端部93Fが内側ホイール95まで移動する。続けて、内側タイヤ93を挟圧する後側アーム20Bを車軸91の内側方向に搬送する。これにより、内側タイヤ93の後側端部93Bが内側ホイール95まで移動する。そして、内側タイヤ93に対するアーム20B、20Fの挟圧を解除する。これにより、内側タイヤ93の両側端部93B、93Fの形状が復元され、内側タイヤ93が内側ホイール95に装着される。
このように、タイヤ着脱装置10においては、アーム搬送機構30B、30Fによってアーム20B、20Fを車軸91の内側方向へ交互に搬送することにより、内側タイヤ93の前側端部92Fと、後側端部93Bと、を交互に移動させながら、外側ホイール94を介して、内側タイヤ93を内側ホイール95に装着させる。
図7(a)に示すように、ベース板11を車両90の下方内部に差し込み、車両90の外側のアーム20B、20Fの待機位置に外側タイヤ92を搬送する。そして、前側アーム20Fの挟圧部27で外側タイヤ92の前側端部92Fの一対のサイドウォール部92aを挟圧し、一対のビート部92cの一端部92dを圧接させて外側タイヤ92の内周側に押し込む。これにより、外側タイヤ92の前側端部92Fのビート部92cが変形され、外側タイヤ92の後側端部92Bのビート部92cの他端部92eが外側タイヤ92の外周側に拡径する。
続いて、外側タイヤ92の外周側に拡径された外側タイヤ92の後側端部92Bのビート部92cを後側アーム20Bの挟圧部27で挟圧する。そして、外側タイヤ92を挟圧する前側アーム20Fを前側アーム搬送機構30Fにより車軸91の内側方向に搬送する。これにより、図7(b)に示すように、外側タイヤ92の前側端部92Fが外側ホイール94まで移動する。さらに、外側タイヤ92を挟圧する後側アーム20Bを後側アーム搬送機構30Bにより車軸91の内側方向に搬送する。これにより、外側タイヤ92の後側端部92Bが外側ホイール94まで移動する。そして、外側タイヤ92に対するアーム20B、20Fの挟圧を解除する。これにより、外側タイヤ92の両側端部92F、92Bの形状が復元され、外側タイヤ92が外側ホイール94に装着される。
以上のように、本発明に係るタイヤ着脱装置10によれば、内側ホイール95を車両90の車軸91に装着させた状態で、内側ホイール95に対する内側タイヤ93の着脱作業が可能であるため、内側タイヤ93の着脱作業を行うたびに、内側タイヤ93が装着された内側ホイール95を車両90の車軸91に対して着脱する必要がない。そのため、車両90への内側ホイール95の装着不備が防止されるとともに、内側ホイール95に対する内側タイヤ93の着脱作業を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、前側アーム20Fがタイヤ92、93の前側端部92F、93Fの一対のサイドウォール部93aを挟圧してビート部92cの一端部92dを圧接し、後側アーム20Bが拡径したタイヤ92、93の後側端部92B、93Bの一対のビート部93cを挟圧することにより、タイヤ92、93をホイール94、95に対して着脱させているが、これに限定されるものではなく、後側アーム20Bがタイヤ92、93の後側端部92B、93Bの一対のサイドウォール部93aを挟圧してビート部92cの一端部92dを圧接し、前側アーム20Fが拡径したタイヤ92、93の前側端部92F、93Fの一対のビート部93cを挟圧することにより、タイヤ92、93をホイール94、95に対して着脱させても構わない。
10 タイヤ着脱装置
20F 前側アーム(第1挟圧装置)
20B 後側アーム(第2挟圧装置)
30F 前側搬送機構(第1搬送装置)
30B 後側搬送機構(第2搬送装置)
90 車両
91 車軸
92 外側タイヤ
93 内側タイヤ
94 外側ホイール
95 内側ホイール

Claims (2)

  1. 車両の車軸に装着された状態のホイールに対してタイヤの着脱を行うタイヤ着脱装置であって、
    前記車両には、前記車軸の両端に連結された一対の外側タイヤと、前記外側タイヤの内側に連結された一対の内側タイヤと、から構成されるダブルタイヤが装着され、
    前記車軸に装着された状態のホイールに装着される内側タイヤの直径方向における一端部の一対のサイドウォール部を挟圧して一対のビート部を互いに圧接させる第1挟圧装置と、
    前記第1挟圧装置により一対のビート部が圧接された前記内側タイヤの一端部を前記ホイールのウェルに向かって押し込むことで前記内側タイヤの外周側に拡径された前記内側タイヤの他端部の一対のビート部を挟圧する第2挟圧装置と、
    前記第1挟圧装置を前記車両の車軸方向に搬送する第1搬送装置と、
    前記第2挟圧装置を前記車両の車軸方向に搬送する第2搬送装置と、
    を備え、
    前記内側タイヤは、前記第1搬送装置及び前記第2搬送装置によって、前記内側タイヤの一端部を挟圧する前記第1挟圧装置と、前記内側タイヤの他端部を挟圧する前記第2挟圧装置と、を前記車軸の外側方向へ交互に搬送することにより、前記外側タイヤのホイールを介して、前記内側タイヤのホイールから離脱されること
    を特徴とするタイヤ着脱装置。
  2. 前記内側タイヤのホイールから離脱されている内側タイヤは、前記第1搬送装置及び前記第2搬送装置によって、前記内側タイヤの一端部を挟圧する前記第1挟圧装置と、前記内側タイヤの他端部を挟圧する前記第2挟圧装置と、を前記車軸の内側方向へ交互に搬送することにより、前記外側タイヤのホイールを介して、前記内側タイヤのホイールに装着されること
    を特徴とする請求項1に記載のタイヤ着脱装置。
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