JP6410422B2 - タンパク質検出装置およびタンパク質検出方法 - Google Patents
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Description
ELISA法を実施する装置では、通例、多数(例えば96個)のウェルを設けたマルチウェルプレートが用いられている。すなわち、各ウェルに固相化されたキャプチャー抗体に、抗原を含む測定試料を加え、固相化されたキャプチャー抗体に抗原が結合するまで所定時間、放置している。
そこで、検査装置から取り外したマルチウェルプレート等を、検査装置外の加振装置にセットして加振することより、抗原抗体反応の効率を上げることが考えられる。
しかしながら、マルチウェルプレート等を検査装置から取り外して加振装置にセットし、加振後に加振装置から取り外したマルチウェルプレート等を検査装置に再セットするという面倒な作業が必要であり、検査効率が悪くなる。
そこで、本発明の目的は、小型で且つ検査効率の高いタンパク質検出装置を提供することであり、また、装置の小型化に寄与でき検査効率の高いタンパク質検出方法を提供することである。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。
また、請求項3のように、前記磁気吸引機構は、前記第2部分に対する距離を変更可能な永久磁石(6A)と、前記永久磁石を前記第2部分に対して遠近させる駆動部材(94)と、を含んでいてもよい。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。
また、請求項6の発明は、透光可能な反応容器の透過光路を取り囲む環状をなし前記反応容器に超音波を伝達して前記反応容器を加振する加振機構と、前記反応容器の前記透過光路に沿って照射光を発光する発光部と、前記透過光路の終端に配置され前記透過光路を介して前記照射光を受光する受光部と、を含む光学機構と、前記反応容器内での抗原抗体反応の程度を発色基質による色変化の程度として検出する色変化検出部と、前記光学機構および前記加振機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記光学機構は、前記色変化により吸光度が変化する第1照射光(B)を発する前記発光部としての第1発光素子(14)と、前記色変化により吸光度が変化しない第2照射光(R)を発する前記発光部としての第2発光素子(18)と、前記透過光路の終端に設けられた前記受光部としての唯一の検出用受光素子(15)と、を含み、前記制御部は第1発光素子と第2発光素子とを交互に発光させ、前記色変化検出部は、(Bn /B0)の値と(Rn/R0)の値との比較に基づいて色変化の程度を算出するタンパク質検出装置を提供する。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。
また、色変化を検出する段階で、磁気吸引した磁性ビーズを透過光路が通過する第1部分から退避させて第2部分に保持しておくことにより、発光部からの照射光を磁性ビーズに邪魔されることなく受光部で受光して、色変化を精度良く検出することができる。また、洗浄液で反応容器を洗浄をするときに、磁性ビーズを磁気吸引して第2部分に保持しておくことができる。
また、色変化により吸光度が変化する第1照射光の受光量の変化と、色変化により吸光度が変化しない第2照射光の受光量の変化との比較に基づいて、色変化を検出する。したがって、外乱の影響を抑制して、色変化を精度良く検出でき、精度の良い抗原検出が可能となる。
また、請求項3の発明によれば、第2部分に対して永久磁石による強力な磁場を作用させて、磁性ビーズを確実に第1部分から退避させて第2部分に保持することができる。
また、請求項4の発明によれば、反応容器の円錐テーパ状の周側壁に、超音波ホーンの円錐テーパ状の伝達面を沿わせることで、小型でも広い面積の伝達面を得て強力な加振を行うことができる。
また、請求項6の発明によれば、第1発光素子と第2発光素子とを交互に発光させて、第1照射光および第2照射光を共通の検出用受光素子で受光するので、構造を簡素化して装置を小型化することができる。
また、色変化により吸光度が変化する第1照射光の受光量の変化と、色変化により吸光度が変化しない第2照射光の受光量の変化との比較に基づいて、色変化を検出する。したがって、外乱の影響を抑制して、色変化を精度良く検出でき、精度の良い抗原検出が可能となる。
図1は本発明の一実施形態のタンパク質検出装置1の断面図であり、図2はカートリッジ60の平面図である。まず、図2を参照して、カートリッジ60は、抗原抗体反応を行わせるための透光可能な一対の反応容器61と、各反応容器61に一次抗体(キャプチャー抗体)を含む一次抗体含有液をそれぞれ供給する一対の一次抗体含有液供給路62と、各反応容器61に第1洗浄液をそれぞれ供給する一対の第1洗浄液供路63と、各反応容器61に二次抗体(酵素標識抗体)を含む二次抗体含有液をそれぞれ供給する二次抗体含有液供給路64とを備えている。
本実施形態では、各反応容器61に、検出対象タンパク質である抗原を含むであろう各別の試料液を投入した状態で、カートリッジ60をタンパク質検出装置1にセットする例に則して説明する。したがって、本実施形態では、試料供給路67は利用されない。
図2および図3に示すように、各供給路62,63,64,65,66,67の一端に、それぞれ対応する液体を挿入する液体挿入孔62a,63a,64a,65a,66a,67aが設けられている。
本実施形態では、試料供給路67を利用しないが、試料供給路67を利用する場合(カートリッジ60のセット後に反応容器61に試料を供給する場合)には、一方の反応容器61に通ずる試料供給路67と他方の反応容器61に通ずる試料供給路67とは、互いに別のタンク306,307から各別のポンプ106,107により各別のチューブ72を介して各別の試料が供給されることになる。各供給路62〜67の他端は、対応する反応容器61にそれぞれ連通する共通供給路75に接続している。
青色LED14(第1発光素子)の発する青色光B(第1照射光)は、後述する酵素反応による発色基質(の反応物)の色変化により吸光度が変化する。
また、光学機構4は、ベース7に固定されたアーム30により支持された光路形成ブロック17を備えている。アーム30は、光路形成ブロック17の下面17aとベース7のとの間に介在している。また、光路形成ブロック17の上面17bは、第2支持板10の下面10aに沿わされている。光路形成ブロック17内の光路形成孔に、光路形成筒31が嵌合されている。光路形成ブロック17の上面17bから、第2支持板10の挿通孔を挿通して光路形成筒31の一部が突出している。
光路形成ブロック17には、透過光路TK上に配置されて、青色LED14(第1発光素子)からの青色光B(第1照射光)を透過させ、且つ赤色LED18(第2発光素子)から透過光路TKに対して直交する方向から入射する赤色光R(第2照射光)を透過光路TKの下流側に導くダイクロイックミラー19が固定されている。
図4を参照して、加振機構5は、ホルダ22により保持された加振源としての超音波発振子23と、超音波発振子23に固定され超音波発振子23からの超音波を伝達する超音波ホーン24とを備えている。超音波ホーン24は、透過光路TKの一部を通過させる中心孔24aを有する筒状部材からなり、透過光路TKの一部を取り囲む環状をなしている。超音波ホーン24の端部には、カートリッジ60の反応容器61の円錐テーパ状の周側壁77に沿う円錐テーパ状の伝達面24bが形成されている。
圧縮コイルばね25の固定端25aは、第2支持板10の上面10bの例えば凸部からなる係止部に固定されている。圧縮コイルばね25の可動端25bは、ホルダ22の下面22cの例えば凹部からなる係止部27に係止されている。
ホルダ22の中心孔は、透過光路TKを形成する光路形成筒31の上端に光路形成筒31の長手方向に摺動可能に嵌合されている。
ECU40は、超音波発振子23を駆動する駆動部45と、電磁コイル6を駆動する駆動部46と、表示部44を駆動する駆動部47と、青色LED14を駆動する駆動部48と、赤色LED18を駆動する駆動部49と、各ポンプモータ201〜207をそれぞれ駆動する駆動部401〜407とを備えている。
ECU40は、操作部43からの信号を入力して検査工程を制御する工程制御部51を備えている。工程制御部51は、操作部43からの信号に応じて対応する駆動部45〜47を介して超音波発振子23、電磁コイル6および表示部44を制御する。また、ECU40は、工程制御部51からの信号に応じて色変化検出部50を動作させる。色変化検出部50は、色変化検出段階において、青色LED14と赤色LED18とをそれぞれ駆動するように対応する駆動部48,49に駆動信号を出力する。
ステップS1では、一方の反応容器61に抗原(検出対象タンパク質)を含む試料液が投入され、他方の反応容器61に抗原を含まないブランク液が投入されたカートリッジ60を装置本体3の保持部2にセットすることを要求する内容のメッセージと、セット後にYESスイッチ43aをオンすることを要求する内容のメッセージとを表示部44に表示させる。そのメッセージは、例えば、「カートリッジをセットし、セット後、YESスイッチを押して下さい。」である。
ステップS2では、操作者によるYESスイッチ43aの押下を待ち、ステップS2において、YESスイッチ43aのオンの入力が確認されると(ステップS2においてYES)、ステップS3に進む。
ステップS4では、第1ポンプ101が駆動されて、第1タンク301に収容された一次抗体含有液82が、図7(a)に示すように、反応容器61に供給される(一次抗体供給工程に相当)。一次抗体81は、一次抗体含有液82に含まれる多数の磁性ビーズ83の表面に予め固相化されている。
次いで、ステップS8では、第3ポンプ103(第3ポンプモータ203)を駆動し、酵素で標識された酵素標識抗体である二次抗体を含む二次抗体含有液を反応容器61に供給する(二次抗体含有液供給工程に相当)。
すなわち、加振により、反応容器61内で二次抗体(酵素標識抗体)が、一次抗体81(キャプチャー抗体)に結合した抗原を認識し、認識した抗原に結合することが促進される(抗原認識工程に相当)。
次いで、ステップS11では、第5ポンプ105(第5ポンプモータ205)を駆動し、第5タンク305から、前記標識酵素の酵素基質である発色基質を含む発色基質含有液を反応容器61に供給する(発色基質供給工程に相当)。
次いで、ステップS13において、光学機構4を駆動し、発色後の各照射光B,Lの受光量を検出する。具体的には、磁気吸引機構としての電磁コイル6をオンし、磁気吸引力により、図8に示すように、磁性ビーズ83を反応容器61の底壁76(第1部分)から退避させて(すなわち透過光路TKから退避させて)周側壁77(第2部分)に保持した状態で、光学機構4を駆動する。
次いで、ステップS14において、測定n回目における色変化の程度An(吸光度の変化に相当)を、下記式(1)に基づいて算出する。
次いで、ステップS15において、検出した色変化の程度Anを閾値F1と比較する。ステップS15において、検出した色変化の程度Anが閾値F1を以上である(An≧F1)と判断された場合(ステップS15においてYESの場合)には、ステップS16に進んで、表示部44に、例えば「抗原が検出されました」等、抗原検出の旨を表示した後、処理を終了する。
本実施形態によれば、カートリッジ60を装置本体3の保持部2に保持したままで、抗原抗体反応の促進や洗浄の促進のために反応容器61を加振することができるので、検査効率が格段に向上する。また、加振機構5が、透過光路TKを取り囲む環状をなして配置されるので、小型化を達成することができる。
また、反応容器61の円錐テーパ状の周側壁77に、加振機構5の超音波ホーン24の円錐テーパ状の伝達面24bを沿わせることで、小型でも広い面積の伝達面24bを得て強力な加振を行うことができる。
また、光学機構4において、第1発光素子(青色LED14)と第2発光素子(赤色LED18)とを交互に間欠的に発光させて、第1照射光(青色光B)および第2照射光(赤色光R)を共通の検出用受光素子15と共通の補正用受光素子20とで受光するので、構造を簡素化して装置を小型化することができる。
次いで、図9および図10は本発明の別の実施形態を示している。図9および図10に示す本実施形態が、図4の第1実施形態と主に異なるのは、図4の実施形態では、磁気吸引機構としてオンオフ制御される電磁コイル6を用いるのに対して、本第2実施形態では、図9および図10に示すように、環状の永久磁石6Aと永久磁石6Aを変位させる駆動部材としてのソレノイド94とを含む磁気吸引機構を用いている点にある。
また、永久磁石6Aを図12に示すように第2部分(環状部762)に対して近接する位置と、図9に示すように第2部分(環状部762)から離隔させる位置とに移動させせるように、ECU40が、ソレノイド94を駆動制御する。
図9および図10の実施形態の構成要素において、図4の実施形態と同じ構成要素には、図4の実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
また、色変化の程度An’(吸光度の変化に相当)を常用対数の式である下記式(2)に基づいて算出してもよい。
また、前記実施形態では、各工程が自動で実施されたが、各種の液を供給する工程において、表示部の表示される指示にしたがって、操作者が、手動で液を供給した後、送りスイッチを押下して、次の指示を待つものであってもよい。
また、表示部の少なくとも一部として、抗原が検出された場合に、その旨を点灯により表示するランプを用いてもよい。
Claims (7)
- 透光可能な透過光路と前記透過光路が通過する第1部分と前記第1部分を取り囲む第2部分とを有する反応容器であって、表面に一次抗体が固相化された多数の磁性ビーズが分散された液が収容される反応容器の、前記透過光路を取り囲む環状をなし前記反応容器に超音波を伝達して前記反応容器を加振する加振機構と、
前記磁性ビーズを磁気吸引することにより、前記磁性ビーズを前記第1部分から退避させて前記第2部分に保持する磁気吸引機構と、
前記透過光路に沿って照射光を発する発光部と、前記透過光路の終端に配置され前記透過光路を介して前記照射光を受光する受光部と、を含む光学機構と、
前記反応容器内での抗原抗体反応の程度を発色基質による色変化の程度として検出する色変化検出部と、を備え、
前記光学機構は、前記色変化により吸光度が変化する第1照射光を発する前記発光部としての第1発光素子と、前記色変化により吸光度が変化しない第2照射光を発する前記発光部としての第2発光素子と、前記透過光路の終端に設けられた前記受光部としての検出用受光素子と、を含み、
前記色変化検出部は、(Bn /B0)の値と(Rn/R0)の値との比較に基づいて色変化の程度を算出するタンパク質検出装置。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。 - 請求項1記載のタンパク質検出装置において、前記磁気吸引機構は、オンオフされる電磁コイルを含むタンパク質検出装置。
- 請求項1記載のタンパク質検出装置において、前記磁気吸引機構は、前記第2部分に対する距離を変更可能な永久磁石と、前記永久磁石を前記第2部分に対して遠近させる駆動部材と、を含むタンパク質検出装置。
- 透光可能な反応容器の透過光路を取り囲む環状をなし前記反応容器に超音波を伝達して前記反応容器を加振する加振機構と、
前記透過光路に沿って照射光を発する発光部と、前記透過光路の終端に配置され前記透過光路を介して前記照射光を受光する受光部と、を含む光学機構と、
前記反応容器内での抗原抗体反応の程度を発色基質による色変化の程度として検出する色変化検出部と、を備え、
前記反応容器は、底壁と、前記底壁を取り囲む円錐テーパ状の周側壁と、を有し、
前記加振機構は、前記透過光路を取り囲む環状をなす加振源としての超音波発振子と、前記透過光路を取り囲む環状をなし前記超音波発振子からの超音波を伝達する超音波ホーンと、を含み、
前記超音波ホーンは、前記周側壁に沿う円錐テーパ状の伝達面を含み、
前記光学機構は、前記色変化により吸光度が変化する第1照射光を発する前記発光部としての第1発光素子と、前記色変化により吸光度が変化しない第2照射光を発する前記発光部としての第2発光素子と、前記透過光路の終端に設けられた前記受光部としての検出用受光素子と、を含み、
前記色変化検出部は、(Bn /B0)の値と(Rn/R0)の値との比較に基づいて色変化の程度を算出するタンパク質検出装置。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。 - 請求項4記載のタンパク質検出装置において、前記反応容器を有するカートリッジを取り外し可能に保持する保持部を含む装置本体と、前記装置本体によって支持されて前記加振機構を支持する弾性部材とを備えるタンパク質検出装置。
- 透光可能な反応容器の透過光路を取り囲む環状をなし前記反応容器に超音波を伝達して前記反応容器を加振する加振機構と、
前記反応容器の前記透過光路に沿って照射光を発光する発光部と、前記透過光路の終端に配置され前記透過光路を介して前記照射光を受光する受光部と、を含む光学機構と、
前記反応容器内での抗原抗体反応の程度を発色基質による色変化の程度として検出する色変化検出部と、
前記光学機構および前記加振機構の動作を制御する制御部と、を備え、
前記光学機構は、前記色変化により吸光度が変化する第1照射光を発する前記発光部としての第1発光素子と、前記色変化により吸光度が変化しない第2照射光を発する前記発光部としての第2発光素子と、前記透過光路の終端に設けられた前記受光部としての唯一の検出用受光素子と、を含み、
前記制御部は、前記第1発光素子と前記第2発光素子とを交互に発光させ、
前記色変化検出部は、(Bn /B0)の値と(Rn/R0)の値との比較に基づいて色変化の程度を算出するタンパク質検出装置。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。 - 発光部からの照射光を透光可能な透過光路と前記透過光路が通過する第1部分と前記第1部分を取り囲む第2部分とを有する反応容器に対して前記透過光路を取り囲む環状をなす加振機構により超音波を伝達して前記反応容器を加振しつつ、前記反応容器内で液中に分散された多数の磁性ビーズの表面に固相化された一次抗体に抗原を結合させる一次抗体結合工程と、
前記一次抗体結合工程の後で、前記加振機構により前記反応容器を加振しつつ、前記反応容器内で前記一次抗体に結合された前記抗原に二次抗体を結合させる二次抗体結合工程と、
前記二次抗体結合工程の後で、前記加振機構により前記反応容器を加振しつつ、前記抗原に結合された前記二次抗体と発色基質とを反応させる発色工程と、
前記発色工程の後で、前記磁性ビーズを磁気吸引することにより、前記磁性ビーズを前記第1部分から退避させた状態で、前記反応容器内での抗原抗体反応の程度を色変化の程度として検出する色変化検出工程と、を含み、
前記色変化検出工程では、前記色変化によって吸光度が変化する第1照射光を前記透過光路に沿って発する前記発光部としての第1発光素子と、前記色変化によって吸光度が変化しない第2照射光を前記透過光路に沿って発する前記発光部としての第2発光素子と、前記透過光路の終端に設けられた受光部としての検出用受光素子とが用いられ、(Bn /B0)の値と(Rn/R0)の値との比較に基づいて色変化の程度が算出されるタンパク質検出方法。
ただし、Bnは、色変化後の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量であり、B0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値であり、Rnは、色変化後の前記検出用受光素子による第2照射光の検出受光量であり、R0は、色変化前の前記検出用受光素子による第1照射光の検出受光量に相当する基準値である。
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