JP6409453B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Description
同文献に記載の熱交換器は、複数の伝熱管を収容するケースの側壁部の一部を、ケースの外方に膨出させており、この膨出部に補助部材を嵌合させることにより、内部にチャンバが形成された入水用または出湯用のヘッダを構成している。前記膨出部の先端壁部には、複数の伝熱管を溶接し、これらの伝熱管の内部をチャンバに連通させている。
このような構成によれば、前記ヘッダを利用し、複数の伝熱管に対する湯水の流入出を適切に行なわせることが可能であることは勿論のこと、前記ヘッダは、ケースの側壁部を利用して形成されているために、部品点数の少数化や全体の小型化を図ることができる。また、製造コストの低減化も好適に図ることができる。
ところが、このような手段によれば、伝熱管の本数が異なるに毎に、それに対応したサイズの膨出部、ひいてはヘッダ全体を作製する必要が生じる。膨出部のサイズを異ならせるには、たとえば膨出部をプレス成形するための型として、サイズが相違する複数種類の型を準備しなければならない。膨出部と組み合わされる補助部材についても、サイズが相違する複数種類のものを準備しなければならない。さらに、補助部材をケースの側壁部に溶接する場合に、その溶接対象のサイズが相違すると、それに対応して溶接箇所(溶接ジグの移動軌跡)にも変更を加えなければならない。これらのことは、熱交換器の製造コストの上昇要因となる。したがって、従来においては、熱交換器の製造コスト低減を促進する上で、未だ改善すべき余地があった。
ここで、「最大予定使用本数」とは、前記複数種類の熱交換器のそれぞれにおいて使用されることが予定されている伝熱管本数のうち、数値が最大の本数である。
すなわち、前記構成においては、ケースに実際に収容される伝熱管の本数が最大予定本数よりも少ない場合であっても、膨出部に設けられる複数の孔部の数や配置を変更することによって好適に対応しており、ケースに形成される膨出部としては、伝熱管の本数が最大予定本数の場合と同一構成の膨出部を形成すればよいこととなる。伝熱管の使用本数が異なる毎に、それに対応したサイズの膨出部を個別に形成する必要はない。このため、膨出部をプレス成形するための型としては、1種類の型を準備すればよく、複数種類の型を準備する必要はなくなる。また、ヘッダを構成すべく膨出部と組み合わされる補助部材についても、膨出部のサイズに応じて複数種類準備する必要はなくなり、1種類の補助部材のみでよい。さらに、補助部材をケースに溶接する場合の溶接箇所(溶接ジグの移動軌跡)に変更を生じることもなく、前記溶接作業を容易に行なうことも可能となる。このようなことから、本発明によれば、熱交換器の製造コストを前記従来技術よりもさらに低減することが可能となる。
以下、第1ないし第3の熱交換器A1〜A3のそれぞれの構成および製造方法について説明する。
図1および図2に示す第1の熱交換器A1は、たとえば給湯装置における潜熱回収用の熱交換器であり、ガスバーナなどのバーナ(図示略)によって発生された燃焼ガスから熱回収を行なって湯水加熱を行なう用途に用いられる。
この第1の熱交換器A1は、前記特許文献1に記載された熱交換器とその基本的な構成は同様であり、ケース2、このケース2内に収容された複数本(6本)の伝熱管1、およびこれら複数本の伝熱管1の下端部および上端部に繋がった入水用および出湯用の一対のヘッダH(Ha,Hb)を具備している。
つ略同心の重ね巻き状に配されている。各伝熱管1の下部および上部は、略水平に延びる直状管体部10a,10bとされている。
図5に示す第2の熱交換器A2は、伝熱管1の本数が5本とされており、前記した第1の熱交換器A1における6本の伝熱管1のうち、最外周の伝熱管1に相当する伝熱管を具備しない構成とされている。このことにより、第2の熱交換器A2は、第1の熱交換器A1よりも熱回収能力が小さめとされ、かつ伝熱管1の流路抵抗も小さいものとされている。
図6に示す第3の熱交換器A3は、伝熱管1の本数が4本とされており、前記した第1の熱交換器A1における6本の伝熱管1のうち、最外周から2番目および4番目の伝熱管1に相当する伝熱管を具備しない構成とされている。このことにより、第3の熱交換器A3は、第1および第2の熱交換器A1,A2よりもさらに熱回収能力が小さめとされ、かつ流路抵抗も小さめされている。
より具体的には、図7(a)に示す膨出部22は、前記した第2の熱交換器A2の膨出部22に相当しており、5本の伝熱管1を接合するための孔部23を有している。これに対し、膨出部22の先端壁部22bには、最大予定使用本数(たとえば、6本)の伝熱管1を接合可能とする伝熱管接合可能領域Saが設けられている。このため、伝熱管接合予定領域Saには、伝熱管1が実際には接合されない領域Sbが生じている。補強用の凸状部24は、そのような領域Sbにプレス加工を施すことにより形成されている。
Saには、伝熱管1が実際には接合されていない2つの領域Sbが生じている。これら2つの領域Sbに、補強用の凸状部24が設けられている。図7および図8のいずれの実施形態においても、凸状部24は、領域Sbからはみ出すように形成されていてもよい。また、凸状部24の具体的な形状は、図示されているような正面視円形状に限らず、矩形状、楕円状などの他の形状に形成することができる。
本発明に係る製造方法によって製造される複数種類の熱交換器は、伝熱管の本数が異なる熱交換器であるが、それらの熱交換器における伝熱管の具体的な本数は限定されない。熱交換器は、給湯装置における潜熱回収用の熱交換器に限らず、湯水加熱用途以外の種々の用途に用いることもできる。
H,Ha ヘッダ
Sa 伝熱管接合可能領域
1 伝熱管
2 ケース
3,3A 補助部材
36 チャンバ
21 側壁部(ケースの)
22 膨出部
22a 周壁部(膨出部の)
22b 先端壁部(膨出部の)
23 孔部
Claims (2)
- 熱交換器は、複数本の伝熱管を収容するためのケースと、このケースに形成された膨出部および前記ケースに接合された補助部材を組み合わせて構成されたヘッダと、を備えており、かつ前記膨出部の先端壁部と前記補助部材との相互間に流体流入用のチャンバが形成されているとともに、前記膨出部の先端壁部には複数の孔部が設けられ、前記複数の伝熱管は前記複数の孔部に挿入されて前記先端壁部に接合された構成を有しており、
前記熱交換器として、前記伝熱管の本数が異なる複数種類の熱交換器を製造するための方法であって、
前記複数種類の熱交換器のいずれを製造する場合においても、前記膨出部としては、最大予定使用本数の伝熱管を接合可能であって、形状およびサイズが同一とされた膨出部を形成し、
前記複数の孔部としては、前記伝熱管の実際の使用本数および配置に対応した複数の孔部を設け、
前記膨出部の先端壁部には、前記最大予定使用本数の伝熱管を接合可能とする伝熱管接合可能領域が設けられており、
前記伝熱管の実際の使用本数が前記最大予定使用本数よりも少ないことにより、前記伝熱管接合可能領域に前記伝熱管が接合されない箇所が生じる場合には、その箇所に補強用の凸状部を形成することを特徴とする、熱交換器の製造方法。 - 請求項1に記載の熱交換器の製造方法であって、
前記ケースとしては、前記複数の孔部に関する構成を除き、形状、サイズ、および材質が同一のケースを用いる、熱交換器の製造方法。
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