JP6409372B2 - 読取制御プログラム、読取制御方法及び情報処理端末 - Google Patents

読取制御プログラム、読取制御方法及び情報処理端末 Download PDF

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Description

本発明は、画像読取装置との間でデータ通信可能な情報処理端末と、この情報処理端末で用いられる読取制御方法、及びこの情報処理端末で実行可能な読取制御プログラムに関する。
パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報処理端末からスキャナへスキャン指示及びスキャン用の各種設定値を送信することにより、スキャナで画像を読み取らせてその画像データを情報処理端末へ送信させる、プルスキャン機能が知られている。情報処理端末で設定可能なスキャン用の設定項目には、解像度、カラータイプ、明るさ、コントラスト、原稿サイズなど様々な種類がある。
プルスキャン機能を用いてスキャンさせたい場合、ユーザは、情報処理端末において各種設定項目の設定値を設定し、原稿をスキャナにセットして、情報処理端末からスキャンの実行操作を行う。スキャンされた画像は、スキャナから情報処理端末に送信され、情報処理端末に表示される。ユーザはその画像を見ることでスキャン結果に問題ないかどうか確認することができる。そして、スキャン結果に不満足であれば、設定値を変更して再度スキャンを実行させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−87454号公報
上述した従来のプルスキャン機能には、次のような問題がある。即ち、スキャン結果が不満足である場合に、どの設定項目の設定値をどのような値に変更すればよいのかを判断することが難しい。
例えば、原稿が薄い紙であったことによりスキャン結果に裏写りが生じていたとする。この場合、ユーザは、裏写りが生じていること自体は認識できるが、裏写りを除去するために何をどうすればよいのかわかりにくい。また例えば、画像が全体的に暗かった場合に、もう少し明るい画像が欲しいと思っても、具体的にどの設定項目をどのように設定すればよいのかわかりにくい。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、画像読取装置へ画像読み取りに必要な各種設定値を送信して画像を読み取らせ、その読み取らせた画像を取得可能な情報処理端末において、各種設定値を、所望の読み取り結果を得ることが可能な値に容易に設定できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、表示部と、通信部と、制御部とを備える情報処理端末において、制御部に実行させる読取制御プログラムである。表示部は、画像を表示可能である。通信部は、画像を読み取り可能な画像読取装置とデータ通信を行うことが可能である。制御部は、プログラムに従った処理を実行可能である。
本発明の読取制御プログラムは、画像読取装置の制御のためのプログラムであり、制御部に、送信処理と、画像データ取得処理と、判定処理と、結果表示処理と、選択処理と、変更処理とを実行させる。
送信処理は、画像の読み取りに用いられる複数の設定項目の設定値、及び各設定値を用いて画像の読み取りを実行させるための実行命令を、通信部を介して画像読取装置へ送信させる処理である。画像データ取得処理は、画像読取装置から通信部を介して受信される、実行命令に応じて画像読取装置で読み取られた読取画像の画像データを取得する処理である。判定処理は、送信処理で送信した各設定値毎に、その各設定値が特定の表示条件を満たしているか否かを判定する処理である。結果表示処理は、判定処理により表示条件を満たしていると判定された設定値毎の、その表示条件を満たしていることを示す設定情報、及び画像データ取得処理で取得した読取画像を表示部に表示させる処理である。選択処理は、結果表示処理により表示された設定情報の少なくとも1つの選択入力を受け付ける処理である。変更処理は、選択処理により選択された設定情報毎に、その設定情報に対応した特定の設定項目の設定値を、表示条件を満たさないようにすることが可能な特定設定値へ変更する処理である。
このように構成された読取制御プログラムによれば、画像読取装置へ画像の読み取りが指示されると、現在の設定状態が特定の表示条件を満たしている場合にはそのことを示す設定情報が読取画像と共に表示される。設定状態によっては、読取画像中に、ユーザの期待に反した内容が存在している場合がある。その場合、その内容に対応した設定情報が表示されていれば、その設定情報を選択することで、その設定情報に対応した設定項目の設定値が特定設定値へ変更される。
したがって、上記構成の読取制御プログラムによれば、情報処理端末において、画像読み取りに用いられる各種設定値を、所望の読み取り結果を得ることが可能な値に容易に設定することができる。
変更処理が実行された場合、その変更処理が行われた後の各設定項目の各設定値に基づいて、少なくとも送信処理及び画像データ取得処理が実行されるようにしてもよい。このように構成された読取制御プログラムによれば、変更処理(特定設定値への変更)後の各設定値に基づいて読み取られた読取画像を取得することができる。そのため、変更処理結果が反映された読取画像を容易に取得することができる。
変更処理が実行された場合、その変更処理が行われた後の各設定項目の各設定値に基づいて、さらに少なくとも、判定処理、結果表示処理、及び選択処理が実行され、その選択処理によって設定情報が選択された場合にはその選択された設定情報に基づいて再び変更処理が実行されるようにしてもよい。このように構成された読取制御プログラムによれば、設定値の変更処理(特定設定値への変更)が行われた場合は、その変更後の設定値に基づいて読み取られた読取画像が再び表示される。更に、その再表示された読取画像に対しても設定情報が表示され、再度の変更処理を実行させることができる。つまり、所望の読取画像が得られるまで変更処理を繰り返し実行させることができる。そのため、ユーザは、容易且つ適切に所望の読取画像を得ることができる。
結果表示処理では、変更処理の実行要求を受け付けるための変更要求ボタンを表示部に表示させるようにし、変更処理は、変更要求ボタンが押下された場合に実行されるようにしてもよい。このように構成された読取制御プログラムによれば、変更処理を実行させるか否かを、ユーザが任意に決めることができる。そのため、不必要な変更処理の実行(延いては変更処理の実行後に実行される他の処理の実行)を抑制でき、情報処理端末の処理負荷を軽減することができる。
判定処理では、データベースに基づいて設定情報を判定するようにしてもよい。データベースは、少なくとも1つの設定項目毎に、表示条件と設定情報とが対応付けられている。このようなデータベースを予め用意しておくことで、判定処理では、データベースに含まれている設定項目の設定値については、データベースに基づいて表示条件を満たしているか否かを容易且つ適切に判定できる。そして、結果表示処理では、データベースに含まれている設定項目については、データベースに基づいて表示させるべき設定情報を容易且つ適切に取得できる。
上記データベースは、更に、設定値毎に、その設定値に対応付けられている設定情報に対応した特定設定値が対応付けられていてもよい。その場合、変更処理では、データベースに含まれている設定値については、そのデータベースに基づいて対応する特定設定値へ変更するようにしてもよい。上記データベースを用いることで、設定値に対応した設定情報を容易且つ適切に判定できることに加え、更に、設定情報に対応した特定設定値を容易且つ適切に設定することができる。
本発明の読取制御プログラムは、更に、第1表示処理と第2表示処理を有していてもよい。第1表示処理は、各設定項目のうち複数の特定設定項目の設定値についてその設定操作を受け付け可能な第1設定画面を表示させる処理である。第1設定画面には、設定要求ボタンが含まれる。この設定要求ボタンは、特定設定項目以外の他の各設定項目の設定値を設定可能な第2設定画面を表示させるためのボタンである。第2表示処理は、第1表示処理により表示されている第1設定画面中の設定要求ボタンが押下された場合に第2設定画面を表示させる処理である。そして、結果表示処理では、少なくとも、第1設定画面では設定できず第2設定画面で設定可能な設定値に対応した設定情報を表示させるようにしてもよい。
第2設定画面で設定可能な設定値は、第1設定画面で設定可能な設定値に比べて相対的に設定作業が面倒である。そのため、結果表示処理において、少なくとも第2設定画面で選択可能な設定値について設定情報を表示させるようにすることで、第2設定画面で選択可能な設定値を容易に適切な値に設定変更することができる。
第2設定画面で設定可能な設定値として、画像読取装置が有する、読取画像の傾きを補正する傾き補正機能を、有効又は無効の何れかに設定するための設定値が含まれている場合には、判定処理では次のように判定を行うようにしてもよい。即ち、判定処理では、傾き補正機能に対する設定値がその傾き補正機能を無効にすることを示す値であって、且つ、読取画像が画像読取装置において自動原稿搬送装置を用いて搬送された原稿が読み取られた結果である場合に、傾き補正機能に対する表示条件を満たしていると判定するようにしてもよい。
なお、本発明は、前述した読取制御プログラムの他、読取制御プログラムが実行される情報処理端末、その情報処理端末を構成要素とする各種システム、読取制御プログラムにおいて用いられている読取制御方法など、種々の形態で実現することができる。
実施形態の画像読取システムの概略構成を示すブロック図である。 (a)はスキャン設定画面の一例を示す説明図、(b)は詳細設定画面の一例を示す説明図である。 プレビュー画面の一例を示す説明図である。 設定値適正化テーブルの一部を示す説明図である。 設定値適正化テーブルの一部(図4の続き)を示す説明図である。 スキャン制御処理を示すフローチャートである。 図6のスキャン制御処理におけるS140のプレスキャン処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のスキャン制御処理におけるS150のプレビュー画面表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のスキャン制御処理におけるS170の再設定処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のスキャン制御処理におけるS190のスキャン処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)画像読取システムの構成
図1に示すように、本実施形態の画像読取システム1は、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)10とMFP(多機能周辺装置の略称)30とを備えている。PC10とMFP30は、LAN(Local Area Network)100を通じて相互にデータ通信可能である。
PC10は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスクドライブ(以下「HDD」という)14、操作部15、表示部16、USBインタフェース17、及びネットワークインタフェース18を備え、これらがバス19を介して相互に接続されている。
HDD14は、各種のソフトウェアやデータなどを記憶可能な記憶装置である。本実施形態では、HDD14には、ソフトウェアとして少なくとも、OS(Operating System)21及びスキャン制御アプリケーション(以下「スキャンアプリ」という)22が記憶されている。即ち、HDD14には、これら各種ソフトウェアを構成するプログラムやデータなどが記憶されている。
スキャンアプリ22は、PC10からMFP30のスキャナ機能を制御するためのソフトウェア(デバイスドライバの一種)である。スキャンアプリ22は、MFP30のベンダによって提供され、ユーザによってPC10にインストール可能である。スキャンアプリ22には、図4,図5に示す設定値適正化テーブルが含まれる。
ROM12は、周知の不揮発性メモリであり、特定のプログラム(例えばBIOS)やデータなどが記憶されている。
CPU11は、ROM12やHDD14に記憶された各種プログラムやデータなどに従って、PC10の各部に対する制御および各種演算を実行する。RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリとして利用される揮発性のメモリである。
操作部15は、キーボードや各種ポインティングデバイスなどを有する。ポインティングデバイスの具体例としては、マウス、タッチパッド、ポインティングスティック、タッチパネルなどが挙げられる。
表示部16は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種の表示デバイスを有する。操作部15の1つであるタッチパネルは、表示部16における、画像情報が表示される表示面に重畳配置される。
ネットワークインタフェース18は、PC10をLAN100に接続するための通信インタフェースである。USBインタフェース17は、各種周辺機器とUSBケーブルで接続するための通信インタフェースである。MFP30がUSBインタフェースを備えている場合には、MFP30とPC10とをUSBケーブルで接続することも可能である。
MFP30は、印刷機能及びスキャナ機能を含む複数の機能を有する多機能周辺装置である。MFP30は、CPU31、ROM32、RAM33、NVRAM(Non Volatile RAM)34、操作部35、表示部36、スキャナ部37、印刷部38、及びネットワークインタフェース39を備え、これらがバス40を介して相互に接続されている。
CPU31は、ROM32やNVRAM34などに記憶されている各種プログラムに従ってMFP30内の各部の制御および各種演算を実行する。RAM33は、CPU31から直接アクセスされるメインメモリとして利用される。RAM33は、スキャナ機能実行時に読み取った原稿の画像データを一時的に記憶するためのバッファとしても利用される。NVRAM34は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。NVRAM34には、各種機能を実現するための各種プログラムや各種設定情報などが記憶されている。
操作部35は、ユーザによる入力操作を受け付ける入力装置であり、例えば、操作ボタンやタッチパネルなどを含む。表示部36は、例えば液晶ディスプレイによって構成された表示装置である。液晶ディスプレイの表示領域には、操作部35を構成するタッチパネルが重畳配置される。
スキャナ部37は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取ってその読取画像の画像データを生成する。スキャナ部37は、自動原稿送り装置(Automatic Document Feederの略。以下「ADF」と略称する)を含む。印刷部38は、インクジェット方式や電子写真方式の印刷機構を有し、シート状の被記録媒体に画像を印刷することが可能である。ネットワークインタフェース39は、MFP30をLAN100に接続するための通信インタフェースである。
(2)スキャンアプリの説明
スキャンアプリ22によって、PC10とMFP30との間でプルスキャンを実現することができる。プルスキャンとは、PC10からMFP30に対してスキャンに必要な各種設定値及びスキャン実行命令を送信することによりMFP30でスキャンを実行させ、その実行結果である読取画像の画像データをMFP30から取得する機能である。
なお、以下の説明では、プログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名で記載する場合がある。例えば、「スキャンアプリ22が」という記載は、「スキャンアプリ22を実行するCPU11が」を意味する場合がある。
PC10でスキャンアプリ22が起動されると、表示部16にスキャンアプリのホーム画面(不図示)が表示される。ホーム画面には、スキャン設定画面50(図2(a))を表示させるためのスキャン設定ボタンが含まれている。ホーム画面中のスキャン設定ボタンが押下されると、表示部16の表示内容は、ホーム画面から図2(a)に示すスキャン設定画面50に切り替わる。スキャン設定画面50は、PC10の表示部16における特定の表示領域に、独立した1つの画面(ウィンドウとも呼ばれる)として表示される。
なお、以下の説明では、PC10の表示部16に表示される各種画面に対するユーザの入力操作が、マウスを用いた操作(例えばクリック操作、ドラッグ操作など)によって行われるものとして説明する。ただしもちろん、マウスを用いた入力操作以外の他の方法(例えばタッチパネルへのタッチ操作)によって入力操作を行えるようにしてもよい。
スキャン設定画面50には、詳細設定ボタン46が表示される。この詳細設定ボタン46が押下されると、表示部16の表示内容は、スキャン設定画面50から図2(b)に示す詳細設定画面60に切り替わる。詳細設定画面60には、OKボタン61及びキャンセルボタン62が表示される。これらOKボタン61及びキャンセルボタン62の何れかが押下されると、表示部16の表示内容は再びスキャン設定画面50に戻る。
画像読取システム1のユーザは、スキャン設定画面50又は詳細設定画面60に対して各種の入力操作を行うことによって、各種の設定項目の設定を行う(詳しくは設定値を選択、設定する)ことができる。
スキャン設定画面50で設定可能な設定項目には、少なくとも、解像度、カラータイプ、原稿サイズ、明るさ、コントラスト、及び両面スキャンがある。
解像度は、解像度設定メニュー51を操作することによって設定することができる。本実施形態では、解像度を、例えば100dpi、200dpi、300dpi、600dpi、1200dpi、2400dpi、4800dpi、9600dpiの各値の中から選択することができる。また、解像度をAuto(自動)に設定することもできる。解像度がAutoに設定されると、MFP30では、特定の解像度決定処理により決定される解像度(例えば上記各値の何れか)にて原稿の読み取りが行われる。
カラータイプは、カラー設定メニュー52を操作することによって設定できる。本実施形態では、カラータイプを、例えば白黒、グレー、カラーの各値の中から選択することができる。また、カラータイプを、特定の値ではなく自動に設定することもできる。カラータイプが自動に設定されると、MFP30では、特定のカラータイプ決定処理により決定されるカラータイプ(例えば上記各値の何れか)にて原稿の読み取りが行われる。
原稿サイズは、原稿サイズ設定メニュー53を操作することによって設定することができる。本実施形態では、原稿サイズを、例えばA3,A4,A5,レター,リーガル,名刺,ポストカード,ハガキ,L判などの各値の中から選択することができる。また、原稿サイズを、特定の値ではなく自動に設定することもできる。原稿サイズが自動に設定されると、MFP30では、スキャンした原稿のサイズを自動的に認識して原稿サイズにぴったりの画像が形成される。
明るさは、明るさ設定レバー54を操作(具体的には横方向にスライド操作)することによって設定することができる。本実施形態では、明るさを、例えば−10〜+10までの各値(但し整数)の中から選択することができる。この例では、−10が最も暗く、+10が最も明るい。
コントラストは、コントラスト設定レバー55を操作することによって設定することができる。本実施形態では、コントラストを、例えば−10〜+10の各値(但し整数)の中から選択することができる。この例では、−10が最もコントラストが低く、+10が最もコントラストが高い。
両面スキャンについては、具体的には、両面スキャン機能を有効又は無効に設定することができる。両面スキャン機能は、原稿の表裏両面を連続的に読み取ることが可能な機能である。両面スキャン機能は、両面読み取り用チェックボックス56がONされている場合に有効化され、OFFされている場合に無効化される。なお、両面読み取り用チェックボックス56について、「ON」とはチェックマークが付加されることを意味し、「OFF」とはチェックマークが付加されないことを意味する。後述する他の各チェックボックス63〜67についても同様である。
詳細設定画面60で設定可能な設定項目には、少なくとも、傾き補正、向き補正、裏写り除去、地色除去、白紙除去、及び重送検知がある。具体的には、詳細設定画面60では、少なくとも、傾き補正機能、向き補正機能、裏写り除去機能、地色除去機能、白紙除去機能、及び重送検知機能を、有効又は無効に設定することができる。これら各機能は、いずれも、MFP30が有するスキャナ機能の一部である。
傾き補正機能は、主にADFによる原稿の斜行に対して有効な機能であり、スキャンした原稿の傾きを自動的に認識し、必要に応じて読取画像を回転させることにより読取画像をまっすぐに補正する機能である。傾き補正機能は、傾き補正用チェックボックス63がONされている場合に有効化され、OFFされている場合に無効化される。
向き補正機能は、スキャンした原稿の向き(具体的には横又は縦)を自動的に認識して正しい向きになるように回転させる機能である。向き補正機能における回転時の回転角度は90°単位である。原稿の向きは、例えば、原稿に印字されている文字をOCR(Optical Character Recognition の略)機能を用いて認識し、その認識結果に基づいて判定することができる。向き補正機能は、向き補正用チェックボックス64がONされている場合に有効化され、OFFされている場合に無効化される。
裏写り除去機能は、背景部分に裏写りした薄い色を白にする機能である。地色除去機能は、原稿の紙色を白に補正する機能である。裏写り除去機能及び地色除去機能は、共通の1つのチェックボックスによりまとめて有効又は無効に設定可能である。即ち、裏写り除去用チェックボックス65がONされている場合は裏写り除去機能及び地色除去機能が共に有効化され、OFFされている場合は共に無効化される。
白色除去機能は、スキャンした原稿のうち白紙のページを削除する機能である。白色除去機能は、白色除去用チェックボックス66がONされている場合に有効化され、OFFされている場合に無効化される。
重送検知機能は、ADFにより複数の原稿が1枚ずつ順次スキャンされる場合に、複数枚の原稿がまとめて搬送されてしまう重送を検知する機能である。重送検知機能は、重送検知用チェックボックス67がONされている場合に有効化され、OFFされている場合に無効化される。
スキャン設定画面50には、図2(a)に示すように、スキャンボタン47及びプレスキャンチェックボックス48が表示される。スキャンアプリ22は、スキャンボタン47が押下されると、現在設定されている各種設定項目の設定値、及びスキャン実行命令をネットワークインタフェース18を介してMFP30へ送信する。なお、本実施形態でいう設定値には、上述した有効又は無効に設定可能な機能における、その有効又は無効の設定状態を示す値も含まれる。
MFP30は、PC10からスキャン実行命令及び各種設定値を受信すると、その受信した各種設定値に基づいて原稿のスキャンを実行する。そして読み取った画像である読取画像の画像データを、PC10へ送信する。
スキャンアプリ22は、MFP30からネットワークインタフェース18を介して画像データを受信すると、所定の処理を行う。即ち、プレスキャンチェックボックス48がOFFされてプレスキャン機能が無効化された状態でスキャンボタン47が押下された場合には、受信した画像データをHDD14に保存する。プレスキャンチェックボックス48がONされてプレスキャン機能が有効化された状態でスキャンボタン47が押下された場合には、図3に示すプレビュー画面70を表示部16に表示させる。
プレビュー画面70は、図3に示すように、プレビュー画像71及び問題点情報画像72が表示される画面である。プレビュー画像71は、受信した読取画像を示す画像である。プレビュー画面70内のプレビュー画像71を見ることで、スキャンされた読取画像の内容を確認することができる。
問題点情報画像72には、少なくとも、問題点リスト画像73、プレスキャンボタン74、及び本スキャンボタン75が含まれる。問題点リスト画像73は、少なくとも1つ(本実施形態では複数)の問題点情報がリストアップされた画像である。本実施形態では、第1の問題点情報81、第2の問題点情報82、第3の問題点情報83、第4の問題点情報84、第5の問題点情報85、及び第6の問題点情報86が表示される。また、各問題点情報81〜86毎にチェックボックス91〜96が表示される。
各問題点情報81〜86は、各設定項目の現在の設定状態に起因して読取画像に発生する可能性のある問題点を直接又は間接的に示す情報である。各設定項目の現在の設定状態に基づいてMFP30でスキャンが行われた場合、その設定状態によっては、スキャン結果である読取画像に、ユーザの期待に反する各種の問題が存在している可能性がある。
例えば、カラータイプが自動に設定されている場合、ユーザとしてはカラーでスキャンが行われることを期待していたものの、MFP30において白黒でスキャンが実行される可能性がある。その場合、プレビュー画像71として、白黒の読取画像が表示される。また例えば、裏写り除去機能がOFFに設定された状態でスキャンが実行された場合、スキャン結果に裏写りが生じる可能性がある。その場合、プレビュー画像71として、裏写りが生じた状態の読取画像が表示される。
スキャンアプリ22は、スキャン設定画面50でスキャンボタン47が押下された場合、既述のようにスキャン実行命令及び各設定値をMFP30へ送信するのに加え、さらに、現在の各設定値に基づいて、問題点情報を判定する。そして、問題点情報が少なくとも1つ判定された場合には、それら各問題点情報を、プレビュー画面70において問題点リスト画像73として表示させる。本実施形態では、各種設定項目の設定状態によって様々な問題点情報が表示され得るが、図3では、説明の簡素化のために、例として6つの問題点情報81〜86を示している。
第1の問題点情報81は、「裏写りしている」というテキストにより表示される情報である。この「裏写りしている」という問題点情報は、裏写り除去機能がOFFに設定されている場合に表示される。
第2の問題点情報82は、「暗い」というテキストにより表示される情報である。この「暗い」という問題点情報は、カラータイプがカラーに設定されている場合で且つ明るさが最大値(最も明るくなる設定値)よりも低い値に設定されている場合に表示される。
第3の問題点情報83は、「明るさや暗さがはっきりしない」というテキストにより表示される情報である。この「明るさや暗さがはっきりしない」という問題点情報は、カラータイプがカラー又はグレーの何れかに設定されている場合であって、且つコントラストが最大値及び最小値の何れでもない場合に表示される。
第4の問題点情報84は、「モアレ(波紋又は、干渉縞)が見える」というテキストにより表示される情報である。この「モアレ(波紋又は、干渉縞)が見える」という問題点情報は、モアレ除去機能がOFFに設定されている場合に表示される。なお、モアレ除去機能とは、画像のモアレ(波紋又は、干渉縞)を低減するための画処理を施す機能である。モアレ除去機能は、図2に示した各設定画面50,60には図示されていないが、何れかの設定画面または別の設定画面で設定可能である。例えば、図2(b)の詳細設定画面60内にモアレ除去用チェックボックスを設け、そのチェックボックスがONされればモアレ除去機能が有効化され、OFFされれば無効化されるようにしてもよい。
第5の問題点情報85は、「サイズが正しくない」というテキストにより表示される情報である。この「サイズが正しくない」という問題点情報は、原稿サイズが自動に設定されていない場合に表示される。
第6の問題点情報86は、「画像が傾いている」というテキストにより表示される情報である。この「画像が傾いている」という問題点情報は、傾き補正機能がOFFに設定されている場合に表示される。
図3に示した6つの問題点情報81〜86はあくまでも一例であり、表示される問題点情報は各設定項目の設定状態によって異なる。
本実施形態のスキャンアプリ22は、設定項目毎に、現在の設定値が特定の表示条件(問題点情報を表示させるべき条件)を満たしているか否かを、図4及び図5に示す設定値適正化テーブルを参照して判断する。図4及び図5に示す設定値適正化テーブルは、設定項目毎に、問題点情報の表示条件と、その表示条件成立時に表示させる問題点情報と、その問題点情報が選択された場合に行うべき設定値変更処理の内容とが対応付けられたデータベースである。
例えば解像度については、図4に示すように、解像度がAutoに設定されていてMFP30で自動選択された解像度が300dpi未満だった場合には、「画像が荒い」という問題点情報が表示される。なお、解像度がAutoに設定されている場合、MFP30でスキャンが実行される際に、MFP30で自動選択された解像度がPC10へ送信される。そのため、スキャンアプリ22は、解像度がAutoの場合にMFP30で自動選択された解像度を取得することができる。
また例えば、カラータイプについては、図4に示すように、カラータイプが白黒に設定されている場合には、「カラーにしたい」という問題点情報が表示される。また例えば、図4に示すように、カラータイプが自動に設定されている場合であってMFP30で白黒又はグレーが自動選択された場合には、「カラーにしたい」という問題点情報が表示される。また例えば、向き補正については、図5に示すように、向き補正機能がOFFに設定されている場合には、「向きが正しくない」という問題点情報が表示される。
このように、設定値適正化テーブルには、設定項目毎に、問題点情報の表示条件と、その表示条件が成立している場合にプレビュー画面70中の問題点リスト画像73として表示させるべき問題点情報とが、対応付けられている。
プレビュー画面70は、スキャン設定画面50に重畳されて表示される。そのため、プレビュー画面70が表示されると、スキャン設定画面50はプレビュー画面70の裏側に隠れてしまい、ユーザはスキャン設定画面50を介して設定値の変更をすることができない。ただし、プレビュー画面70が表示された後、ユーザは、そのプレビュー画面70を閉じることができる。プレビュー画面70を閉じれば、再びスキャン設定画面50が表示されるため、ユーザはスキャン設定画面50を介して設定値を変更することができる。
一方、プレビュー画面70が表示された後、ユーザは、問題点リスト画像73にリストアップされている問題点情報の何れか1つ又は複数を任意に選択することで、その選択した問題点情報に対応した問題点を改善又は完全解決させることができる。即ち、ユーザは、プレビュー画面70が表示されている状態で、プレビュー画像71の内容に問題がある(即ち自身の期待した内容になっていない)と感じた場合、自身が感じた問題を示す問題点情報が問題点リスト画像73としてリストアップされているかどうか確認する。そして、該当する問題点情報がリストアップされている場合は、その問題点情報のチェックボックスをONすればよい。
ユーザが、解決したい所望の問題点情報のチェックボックスをONして(即ち選択して)、プレスキャンボタン74又は本スキャンボタン75を押下すると、スキャンアプリ22は、選択されている問題点情報に対応した設定項目の設定値を、問題点を解決可能な特定設定値に設定変更する。
問題点情報毎の、該当する問題点を解決可能な特定設定値は、図4及び図5に示す設定値適正化テーブルにおいて対応付けられている。設定値適正化テーブルには、問題点情報毎に、該当する問題点を解決するための設定値変更処理が対応付けられている。設定値変更処理は、該当する設定値を、問題点を解決することが可能な値(すなわち特定設定値)に変更する処理である。
例えば明るさについて、カラータイプがカラーに設定されて且つ明るさが最大値未満の値に設定された状態でスキャンが行われた場合、図4の設定値適正化テーブルに基づき、プレビュー画面70には図3に示すように第2の問題点情報82として「暗い」というテキストが表示される。この場合、プレビュー画面70においてその「暗い」という問題点情報が選択され、各スキャンボタン74,75の何れか押下された場合は、スキャンアプリ22は、設定値適正化テーブルを参照し、明るさに対する「暗い」という問題点情報に対応付けられている設定値変更処理を行う。具体的には、明るさの設定値を、現在の設定値よりも高い値(即ち特定設定値)に設定変更する。具体的にどの程度高くするかについては、適宜決めることができる。例えば、一律に特定の増加量だけ増加させてもよいし、現在の設定値に応じて増加量を可変設定するようにしてもよい。具体例としては、現在の設定値が低いほど増加量を大きくするようにしてもよい。
また例えば、裏写り除去機能が無効に設定された状態で原稿のスキャンが行われた場合、図4の設定値適正化テーブルに基づき、プレビュー画面70には図3に示すように第1の問題点情報81として「裏写りしている」というテキストが表示される。この場合、プレビュー画面70においてその「裏写りしている」という問題点情報が選択され、各スキャンボタン74,75の何れか押下された場合は、スキャンアプリ22は、設定値適正化テーブルを参照し、裏写り除去機能に対する「裏写りしている」という問題点情報に対応付けられている設定値変更処理を行う。具体的には、裏写り除去機能をON(即ち有効)に設定する。
このように、スキャンアプリ22は、各スキャンボタン74,75の何れかが押下された場合に、問題点リスト画像73にリストアップされている各問題点情報のうち選択されている問題点情報がある場合は、その選択されている問題点情報に対応した設定値変更処理を設定値適正化テーブルに従って行う。そして、変更後の新たな設定値を含む、各設定項目毎の各設定値を、MFP30へ送信して、再度スキャンを実行させる。
再スキャンされた読取画像は、PC10に送信される。スキャンアプリ22は、再スキャンされた読取画像を取得すると、その再スキャンが本スキャンボタン75の押下により実行された場合にはその読取画像の画像データをHDD14に保存する。一方、その再スキャンがプレスキャンボタン74の押下により実行された場合には、その再スキャンされた読取画像に基づくプレビュー画面70を表示させる。
(3)スキャン制御処理の説明
スキャンアプリ22の具体的処理内容のうち、スキャン設定画面50(図2(a))が表示された場合に開始されるスキャン制御処理について、図6を用いて説明する。PC10のCPU11は、スキャンアプリ22が起動されてスキャンアプリ22の実行を開始した後、所定の画面切替操作によって図2(a)に示すスキャン設定画面50を表示させると、図6のスキャン制御処理を開始する。なお、スキャンアプリ22による、スキャン設定画面50を表示させる処理は、本発明の第1表示処理の一例に相当する。
CPU11は、スキャン制御処理を開始すると、S110で、スキャン実行指示がなされたか否か、即ちスキャンボタン47が押下されたか否か判断する。スキャンボタン47が押下されていない場合は(S110:NO)、S120で、入力対応処理を実行して、S110に戻る。S120の入力対応処理では、スキャン設定画面50におけるスキャンボタン47以外の操作対象に対して何らかの操作がなされた場合にその操作内容に応じた処理を実行する。
S120の入力対応処理には、詳細設定ボタン46が押下された場合に詳細設定画面60(図2(b))に切り替える処理も含まれる。スキャン設定画面50から詳細設定画面60に切り替える処理は、本発明の第2表示処理の一例に相当する。
スキャン設定画面50のスキャンボタン47が押下された場合は(S110:YES)、S130で、プレスキャンの指示があるか否か、即ちプレスキャンチェックボックス48がONされているか否か判断する。プレスキャンチェックボックス48がOFFされている場合は(S130:NO)、プレスキャンは行わず、本スキャンに進む。具体的にはS190のスキャン処理に進む。プレスキャンチェックボックス48がONされている場合は(S130:YES)、プレスキャンを実行する。具体的には、S140〜S150の処理を実行する。
S140のプレスキャン処理の詳細は、図7に示す通りである。CPU11は、プレスキャン処理に進むと、S310で、スキャン実行命令及び各設定値をネットワークインタフェース18を介してMFP30へ送信させる。S320では、MFP30からネットワークインタフェース18を介して1枚分の画像データを取得する。ここで取得される画像データは、S310で送信した各設定値を用いてスキャンされた画像データである。S330では、スキャン中断命令をネットワークインタフェース18を介してMFP30へ送信させる。MFP30は、スキャン中断命令を受信すると、実行中のスキャン動作を停止する。S330の処理後は、S150(図6)のプレビュー画面表示処理に進む。
S150のプレビュー画面表示処理の詳細は、図8に示す通りである。CPU11は、プレビュー画面表示処理に進むと、S410で、プレビュー画像71(図3参照)を表示させる。S420では、変数nを1にセットする。S430では、第n設定項目について、現在設定されている設定値及び関連情報を取得する。
図4及び図5に示した設定値適正化テーブルにおいて、各設定項目には、それぞれ項目番号が設定されている。例えば解像度は第1設定項目、カラータイプは第2設定項目、傾き補正は第13設定項目、という具合である。S430では、設定値適正化テーブルに設定されている第1〜第NまでのN個の設定項目のうち第n設定項目について、現在の設定値と関連情報を取得する。関連情報とは、問題点情報の表示条件の成否を判定するために必要な、当該設定項目以外の他の設定項目に関する情報である。例えばコントラストについては、図4に示すように、問題点情報の表示条件の成否を判断するためには、コントラストの設定値のほかにカラータイプの設定値も必要である。この場合、カラータイプの設定値が上記関連情報である。つまり、コントラストに対応した関連情報とはカラータイプの設定値である。なお、図4、図5から明らかなように、設定項目によっては、関連情報のない設定項目もあり、その場合はS430においては関連情報の取得は行われない。
S440では、設定値適正化テーブルを参照し、S430で取得した設定値及び関連情報に基づいて、第n設定項目に対応した問題点を判定(具体的には問題点情報を取得)する。S450では、変数nが項目総数Nに一致するか否か判断する。項目総数Nは、設定値適正化テーブルに設定されている設定項目の総数である。つまり、S450は、設定値適正化テーブルに設定されている第1から第Nまでの全ての設定項目についてS430及びS440の処理が行われたか否かを確認する処理である。
変数nが項目総数N未満の場合(S450:NO)、S460で変数nを1つインクリメントしてS430に戻る。そして、変数nが項目総数Nに到達するまで、設定値適正化テーブルに設定されている設定項目毎に順次、S430及びS440の処理を実行する。
変数nが項目総数Nに一致している場合は(S450:YES)、S470で、S430〜S460の処理で取得した問題点情報を含む問題点情報画像72を表示させる。これにより、例えば裏写り除去機能がOFFされている場合には「裏写りしている」という問題点情報及びチェックボックスが問題点情報画像72に含まれる。また例えば、原稿サイズが自動に設定されていない場合は「サイズが正しくない」という問題点情報及びチェックボックスが問題点情報画像72に表示される。これにより、表示部16にプレビュー画面70(図3参照)が表示された状態となる。
S470の処理後は、S160(図6)に進む。S160では、プレビュー画面70において本スキャン又はプレスキャンの実行指示がなされたか否か判断する。具体的には、本スキャンボタン75又はプレスキャンボタン74の何れかが押下されたか否か判断する。各ボタン74,75の何れかが押下されるまでS160の判断処理を継続する。その間、問題点リスト画像73に表示されている問題点情報に対する選択操作(チェックボックスのON・OFF操作)がなされた場合にはその操作内容を受け付ける。
本スキャンボタン75又はプレスキャンボタン74が押下された場合は(S160:YES)、S170の再設定処理に進む。S170の再設定処理の詳細は、図9に示す通りである。CPU11は、再設定処理に移行すると、S510で、変数nを1にセットする。S520では、プレビュー画面70において第n設定項目に対応した問題点情報のチェックボックスがONされているか否か判断する。第n設定項目に対応した問題点情報のチェックボックスがOFFされている場合は(S520:NO)、S540に進む。なお、第n設定項目に対応した問題点情報がプレビュー画面70において問題点リスト画像73としてそもそも含まれていない場合は、S520で否定判定されてS540に進む。
第n設定項目に対応した問題点情報のチェックボックスがONされている場合は(S520:YES)、S530に進む。S530では、設定値適正化テーブルを参照し、第n設定項目の問題点情報に対応した設定値変更処理を実行する。例えば、地色除去機能がOFFされていることにより問題点情報として「原稿の紙色を白にしたい」というテキストが表示され、そのチェックボックスがONされている場合には、その問題点情報に対応した設定変更値処理、即ち地色除去機能をONにする処理を実行する。
S540では、変数nが項目総数Nに一致するか否か判断する。変数nが項目総数N未満の場合は(S540:NO)、S550で変数nを1つインクリメントして、S520に戻る。そして、変数nが項目総数Nに到達するまで、設定値適正化テーブルに設定されている設定項目毎に順次、S520以降の処理を実行する。
変数nが項目総数Nに一致している場合は(S540:YES)、S180(図6)に進む。S180では、プレビュー画面70において行われたスキャンの実行指示がプレスキャンであったか否か判断する。具体的には、S160で肯定判断した根拠が、プレスキャンボタン74が押下されたことによるものであったか否か判断する。
スキャンの実行指示がプレスキャンであった場合、即ちプレスキャンボタン74が押下されたことによりS160で肯定判断された場合は(S180:YES)、S140に戻る。この場合、S170の再設定処理が行われた後の最新の設定値に基づいて再びスキャンが実行され、プレビュー画面70が表示される。スキャンの実行指示がプレスキャンではなかった場合、即ち本スキャンボタン75が押下されたことによりS160で肯定判断された場合は(S180:NO)、S190のスキャン処理に進む。
S190のスキャン処理の詳細は、図10に示す通りである。CPU11は、図10のスキャン処理に移行すると、S610で、スキャン実行命令及び各設定値をネットワークインタフェース18を介してMFP30へ送信させる。S620では、MFP30からネットワークインタフェース18を介して原稿1枚分のスキャン結果の画像データを受信したか否か判断する。
原稿1枚分の画像データを受信した場合は(S620:YES)、S630で、その受信した1枚分の画像データを取得して、S620に戻る。S630における画像データの取得とは、具体的には、RAM13に一時的に保存する処理である。原稿1枚分の画像データを受信しない場合は(S620:NO)、S640で、MFP30から終了コードを受信したか否か判断する。終了コードを受信していない場合は(S640:NO)、S620に戻り、終了コードを受信した場合は(S640:YES)、S200(図6)に進む。S200では、S630で取得した画像データをHDD14に保存する。
(4)実施形態の効果
本実施形態のスキャンアプリ22では、MPF30へスキャン実行命令を送信した場合に、現在の設定状態に起因して読取画像に発生する可能性のある問題点が、プレビュー画像71と共に問題点情報として表示される。設定状態によっては、表示されているプレビュー画像71中に、ユーザの期待に反した内容が存在している場合がある。その場合、その内容を示す問題点情報がプレビュー画面70内に表示されていれば、その問題点情報を選択することで、その問題点情報に対応した設定項目の設定値を特定設定値へ変更することができる。したがって、本実施形態のスキャンアプリ22によれば、PC10において、画像読み取りに用いられる各種設定値を、所望の読み取り結果を得ることが可能な値に容易に設定することができる。
本実施形態のスキャンアプリ22によれば、プレビュー画面70に表示されている各問題点情報を適宜選択してプレスキャンボタン74を押下すると、選択した問題点情報に対応した設定変更が行われる。そして、その設定変更が行われた後の最新の各設定値に基づいて再びスキャンが行われ、そのスキャン結果が再びプレビュー画面70に表示される。その際、その再スキャンされた読取画像に対応した問題点情報が新たに表示される。ユーザは、再スキャンされたプレビュー画像71を見て、まだ期待に反する内容が存在していたら、その内容に対応する問題点情報を選択して再びプレスキャンを実行させることができる。つまり、所望の読取結果が得られるまで、問題点情報を適宜選択しつつ繰り返しプレスキャンを実行させることができる。そのため、ユーザは、容易且つ適切に所望の読取画像を得ることができる。
また、プレビュー画面70に表示される問題点リスト画像73は、図4及び図5に示した設定値適正化テーブルを参照して生成される。さらに、プレビュー画面70において何れかの問題点情報が選択された場合、その問題点情報に対応した設定値変更処理の内容についても、設定値適正化テーブルを参照して決定される。そのため、設定値に対応した問題点情報を容易且つ適切に判定でき、更に、問題点情報に対応した特定設定値を容易且つ適切に設定することができる。
なお、本実施形態において、スキャンアプリ22は本発明の読取制御プログラムの一例に相当する。PC10は本発明の情報処理端末の一例に相当する。MFP30は本発明の画像読取装置の一例に相当する。ネットワークインタフェース18は本発明の通信部の一例に相当する。PC10のCPU11は本発明の制御部の一例に相当する。プレビュー画面70に表示される各問題点情報81〜86は本発明の設定情報の一例に相当する。プレビュー画面70に表示されるプレスキャンボタン74は本発明の変更要求ボタンの一例に相当する。設定値適正化テーブルは本発明のデータベースの一例に相当する。スキャン設定画面50は本発明の第1設定画面の一例に相当する。詳細設定画面60は本発明の第2設定画面の一例に相当する。スキャン設定画面50に表示される詳細設定ボタン46は本発明の設定要求ボタンの一例に相当する。S310(図7)及びS610(図10)の処理は本発明の送信処理の一例に相当する。S320(図7)及びS630(図10)の処理は本発明の画像データ取得処理の一例に相当する。S440(図8)の処理は本発明の判定処理の一例に相当する。S410及びS470(図8)の処理は本発明の結果表示処理の一例に相当する。S520(図9)の処理は本発明の選択処理の一例に相当する。S530(図9)の処理は本発明の変更処理の一例に相当する。
[他の実施形態]
(1)図4及び図5に示した設定値適正化テーブルの内容、即ち設定項目毎の問題点情報の表示条件と問題点情報の内容、及び問題点情報毎のその問題点情報が選択された場合の設定値変更処理の内容は、あくまでも一例である。
どの設定項目がどのような設定値に設定されている場合にどのような問題点情報を表示させるかについては、適宜決めることができる。例えば、上記実施形態では、カラータイプがカラーに設定されている場合には「モノクロにしたい」という問題点情報が表示されるが、この「モノクロにしたい」という内容はあくまでも一例である。カラータイプがカラーに設定された状態でスキャンが実行されることによって発生する可能性のある問題点を直接または間接的に示す内容であれば、どのような内容の情報を問題点情報として表示させてもよい。例えば、「モノクロにしたい」に代えて「カラーは不要」という内容であってもよい。また例えば、裏移り除去がOFFされている場合に表示される問題点情報についても、「裏写りしている」以外の他の内容、例えば「裏写りを除去したい」という内容であってもよい。
また、1つの表示条件に対して1つの問題点情報を対応付けることは必須ではなく、1つの表示条件が成立した場合に想定される複数の問題点情報を表示させるようにしてもよい。例えば、表示条件の1つとして、カラータイプがカラー又はグレーに設定されていること、が設定されている場合、その表示条件が成立した場合に発生することが想定される複数の問題点をそれぞれ問題点情報として表示させるようにしてもよい。具体的には、「暗い」、「明るい」、「明るさや暗さがはっきりしない」、「モアレ(波紋又は、干渉縞)が見える」の各問題点情報のうち複数を表示させるようにしてもよい。
逆に、複数の設定項目の設定値の組み合わせに基づいて、その組み合わせから想定される問題点を判定して1つ又は複数の問題点情報を表示させるようにしてもよい。
設定値変更処理についても、問題点情報ごとに、その問題点情報が選択された場合に実行すべき処理の内容を適宜決めることができる。1つの問題点情報に対応した問題点を改善又は解消するための設定値変更処理として、複数の設定値を変更するようにしてもよい。例えば、問題点情報として「暗い」が表示されて選択された場合、その「暗い」という問題を改善するための設定値変更処理として、例えば、明るさの設定値を上げると共にコントラストの設定値を上げるという、複数の設定値の変更を行うようにしてもよい。
なお、詳細設定画面60で設定可能な設定項目は、スキャン設定画面50から詳細設定画面60に画面を遷移させて設定する必要がある分、スキャン設定画面50で設定可能な設定項目に比べて設定値の確認や変更等の操作が面倒である。そのため、設定値適正化テーブルには、少なくとも、詳細設定画面60で設定可能な設定項目が含まれるようにしてもよい。換言すれば、プレビュー画面70に表示させる問題点リスト画像に、少なくとも、詳細設定画面60で設定可能な設定項目の設定値に起因した問題点情報が含まれるようにしてもよい。
(2)各種設定値に基づいてどのような問題点情報を表示させるかを設定値適正化テーブルを用いて判定することは必須ではない。例えば、設定値毎に、その設定値から想定される問題点情報を種々の方法で推定演算して判定するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、プレビュー画面70はスキャン設定画面50に重畳配置される構成であったが、スキャン設定画面50と重ならないようにプレビュー画面70を表示させてもよい。その場合、スキャン設定画面50を介して設定値を直接変更できるようにしてもよい。またその場合、ある設定項目の設定値について、スキャン設定画面50においてユーザが直接設定変更を行う一方で、その設定値に対応した問題点情報がプレビュー画面70に表示されていてその問題点情報がユーザにより選択された場合は、ユーザが直接変更した設定値を優先設定してもよいし、問題点情報に対する設定値変更処理としてテーブルに設定されている設定値を優先設定してもよい。
(4)PC10とMFP30との接続は、LAN100に限定されない。PC10とMFP30との通信方式は、有線であるか無線であるかを含め、各種の方式を採用することができる。
(5)スキャンアプリ22を用いてMFP30を制御可能な情報処理端末は、PC10に限定されない。例えばタブレット端末やスマートフォンなどの各種の情報処理端末にスキャンアプリ22をインストールし、その情報処理端末からスキャンアプリ22を利用してプッシュスキャンを実行できるようにしてもよい。
(6)その他、本発明は、上記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。例えば、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…画像読取システム、10…PC、11,31…CPU、12,32…ROM、13,33…RAM、14…HDD、15,35…操作部、16,36…表示部、17…USBインタフェース、18,39…ネットワークインタフェース、19,40…バス、22…スキャンアプリ、30…MFP、34…NVRAM、37…スキャナ部、38…印刷部、46…詳細設定ボタン、47…スキャンボタン、48…プレスキャンチェックボックス、50…スキャン設定画面、51…解像度設定メニュー、52…カラー設定メニュー、53…原稿サイズ設定メニュー、54…設定レバー、55…コントラスト設定レバー、56…両面読み取り用チェックボックス、60…詳細設定画面、61…OKボタン、62…キャンセルボタン、63…傾き補正用チェックボックス、64…向き補正用チェックボックス、65…裏写り除去用チェックボックス、66…白色除去用チェックボックス、67…重送検知用チェックボックス、70…プレビュー画面、71…プレビュー画像、72…問題点情報画像、73…問題点リスト画像、74…プレスキャンボタン、75…本スキャンボタン、81…第1の問題点情報、82…第2の問題点情報、83…第3の問題点情報、84…第4の問題点情報、85…第5の問題点情報、86…第6の問題点情報、91〜96…チェックボックス、100…LAN。

Claims (10)

  1. 画像を表示可能な表示部と、
    画像を読み取り可能な画像読取装置とデータ通信を行うための通信部と、
    プログラムに従った処理を実行する制御部と、
    を備える情報処理端末において、前記画像読取装置の制御のために前記制御部に実行させる読取制御プログラムであって、
    前記制御部に、
    画像の読み取りに用いられる複数の設定項目の設定値、及び各前記設定値を用いて画像の読み取りを実行させるための実行命令を、前記通信部を介して前記画像読取装置へ送信させる送信処理と、
    前記画像読取装置から前記通信部を介して受信される、前記実行命令に応じて前記画像読取装置で読み取られた読取画像の画像データを取得する画像データ取得処理と、
    前記送信処理で送信した各前記設定値毎に、その各設定値が特定の表示条件を満たしているか否か判定する判定処理と、
    前記判定処理により前記表示条件を満たしていると判定された前記設定値毎の、その表示条件を満たしていることを示す設定情報、及び前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像を前記表示部に表示させる結果表示処理と、
    前記結果表示処理により表示された前記設定情報の少なくとも1つの選択入力を受け付ける選択処理と、
    前記選択処理により選択された前記設定情報毎に、その設定情報に対応した特定の前記設定項目の前記設定値を、前記表示条件を満たさないようにすることが可能な特定設定値へ変更する変更処理と、
    を実行させるための読取制御プログラム。
  2. 請求項1に記載の読取制御プログラムであって、
    前記変更処理が実行された場合、その変更処理が行われた後の各前記設定項目の各前記設定値に基づいて、少なくとも前記送信処理及び前記画像データ取得処理が実行される
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  3. 請求項2に記載の読取制御プログラムであって、
    前記変更処理が実行された場合、その変更処理が行われた後の各前記設定項目の各前記設定値に基づいて、さらに少なくとも、前記判定処理、前記結果表示処理、及び前記選択処理が実行され、その選択処理によって前記設定情報が選択された場合にはその選択された設定情報に基づいて再び前記変更処理が実行される
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の読取制御プログラムであって、
    前記結果表示処理では、前記変更処理の実行要求を受け付けるための変更要求ボタンを前記表示部に表示させ、
    前記変更処理は、前記変更要求ボタンが押下された場合に実行される
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の読取制御プログラムであって、
    少なくとも1つの前記設定項目毎に、前記表示条件と前記設定情報とが対応付けられたデータベースを有し、
    前記判定処理では、前記データベースに含まれている前記設定項目の前記設定値については、前記データベースに基づいて前記表示条件を満たしているか否かを判定し、
    前記結果表示処理では、前記データベースに含まれている前記設定項目については、前記データベースに基づいて表示させるべき前記設定情報を取得する
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の読取制御プログラムであって、
    前記データベースは、更に、前記設定値毎に、その設定値に対応付けられている前記設定情報に対応した前記特定設定値が対応付けられており、
    前記変更処理では、前記データベースに含まれている前記設定値については、前記データベースに基づいて対応する前記特定設定値へ変更する
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の読取制御プログラムであって、
    各前記設定項目のうち複数の特定設定項目の設定値についてその設定操作を受け付け可能な第1設定画面であって、且つ前記特定設定項目以外の他の各前記設定項目の設定値を設定可能な第2設定画面を表示させるための設定要求ボタンを含む前記第1設定画面を前記表示部に表示させる第1表示処理と、
    前記第1表示処理により表示されている前記第1設定画面中の前記設定要求ボタンが押下された場合に前記第2設定画面を前記表示部に表示させる第2表示処理と、
    を有し、
    前記結果表示処理では、少なくとも、前記第1設定画面では設定できず前記第2設定画面で設定可能な設定値に対応した前記設定情報が表示される
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の読取制御プログラムであって、
    前記第2設定画面で設定可能な設定値として、前記画像読取装置が有する、前記読取画像の傾きを補正する傾き補正機能を、有効又は無効の何れかに設定するための設定値が含まれており、
    前記判定処理では、前記傾き補正機能に対する設定値がその傾き補正機能を無効にすることを示す値であって、且つ、前記読取画像が前記画像読取装置において自動原稿搬送装置を用いて搬送された原稿が読み取られた結果である場合に、前記傾き補正機能に対する前記表示条件を満たしていると判定する
    ことを特徴とする読取制御プログラム。
  9. 画像を読み取り可能な画像読取装置とデータ通信可能な情報処理端末において、前記画像読取装置を制御するために用いられる読取制御方法であって、
    画像の読み取りに用いられる複数の設定項目の設定値、及び各前記設定値を用いて画像の読み取りを実行させるための実行命令を、前記画像読取装置へ送信させる送信ステップと、
    前記画像読取装置から受信される、前記実行命令に応じて前記画像読取装置で読み取られた読取画像の画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    各前記設定値毎に、その各設定値が特定の表示条件を満たしているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記表示条件を満たしていると判定された前記設定値毎の、その表示条件を満たしていることを示す設定情報、及び前記画像データ取得ステップで取得した前記読取画像を表示させる表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記設定情報のうち少なくとも1つの選択入力を受け付ける選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された前記設定情報毎に、その設定情報に対応した特定の前記設定項目の前記設定値を、前記表示条件を満たさないようにすることが可能な特定設定値へ変更する変更ステップと、
    を有することを特徴とする読取制御方法。
  10. 画像を表示可能な表示部と、
    画像を読み取り可能な画像読取装置とデータ通信を行うための通信部と、
    制御部と、
    を備える情報処理端末であって、
    前記制御部は、
    画像の読み取りに用いられる複数の設定項目の設定値、及び各前記設定値を用いて画像の読み取りを実行させるための実行命令を、前記通信部を介して前記画像読取装置へ送信させる送信処理と、
    前記画像読取装置から前記通信部を介して受信される、前記実行命令に応じて前記画像読取装置で読み取られた読取画像の画像データを取得する画像データ取得処理と、
    前記送信処理で送信した各前記設定値毎に、その各設定値が特定の表示条件を満たしているか否か判定する判定処理と、
    前記判定処理により前記表示条件を満たしていると判定された前記設定値毎の、その表示条件を満たしていることを示す設定情報、及び前記画像データ取得処理で取得した前記読取画像を前記表示部に表示させる結果表示処理と、
    前記結果表示処理により表示された前記設定情報の少なくとも1つの選択入力を受け付ける選択処理と、
    前記選択処理により選択された前記設定情報毎に、その設定情報に対応した特定の前記設定項目の前記設定値を、前記表示条件を満たさないようにすることが可能な特定設定値へ変更する変更処理と、
    を実行することを特徴とする情報処理端末。
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