JP2022025767A - プログラム、システム、およびスキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャナの機能を利用したより豊富な処理の実行が可能になる技術を提供すること。【解決手段】画像処理プログラム22は、PC1に、MFP3に通常のスキャンを行わせるための操作を受け付けるスキャンアイコン52をユーザIF13に表示させ、スキャンアイコン52への操作を受け付けた場合に、ユーザIF13への操作を介してスキャン設定を取得させ、取得したスキャン設定を用いてMFP3にスキャンを行わせる。さらに、画像処理プログラム22は、PC1に、原稿の枚数をカウントさせる操作を受け付ける枚数カウントアイコン55やお札をカウントさせる操作を受け付けるお札カウントアイコン56を表示させる。これらのアイコンにはユーザIF13への操作では取得できない特殊なスキャン設定が含まれ、これらのアイコンへの操作を受け付けた場合に、PC1は、MFP3に特殊なスキャン設定でのスキャンを行わせる。【選択図】図3

Description

本明細書に開示される技術分野は、スキャナの制御に用いるプログラム、システム、およびスキャナに関する。
従来、情報処理装置からスキャナを制御するためのプログラムであって、アイコンを画面に表示し、そのアイコンの操作を受け付けることでスキャナを制御する技術が知られている。例えば特許文献1には、PCにインストールされたアプリケーションプログラムであって、スキャン設定を記憶したワークフローを登録し、そのワークフローに対応するアイコンを表示し、そのアイコンが操作されることでワークフローに含まれる設定に従ってスキャナにスキャンを行わせ、画像データを取得する構成が開示されている。
特開2019-161445号公報
特許文献1に開示されているように、アプリケーションプログラムでは、アイコンの操作を受け付けることでスキャナにスキャンを行わせることが可能であるが、スキャナの機能を利用したより豊富な処理の提供が望まれる。
本明細書は、スキャナの機能を利用したより豊富な処理の実行が可能になる技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、情報処理装置のコンピュータに、スキャナにスキャンを行わせるための操作を受け付ける第1アイコンを、前記情報処理装置の表示デバイスに表示させる第1表示処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、複数の情報が含まれるスキャン設定を、前記情報処理装置のユーザインタフェースへの操作を介して取得する取得処理と、前記取得処理にて取得したスキャン設定である第1のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第1コマンドを前記スキャナに出力する第1出力処理と、を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記スキャナに第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させる第2表示処理を実行させ、前記第2のスキャン設定には特定情報が含まれ、前記特定情報は、前記スキャナは対応可能な機能を示す情報であって、前記取得処理では取得できない情報であり、さらに前記コンピュータに、前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、前記第2のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第2コマンドを前記スキャナに出力する第2出力処理を実行させる、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムは、第1のスキャン設定に対応する第1アイコンに加え、第2のスキャン設定に対応する第2アイコンを表示デバイスに表示させる。第1のスキャン設定は、ユーザの操作によって情報処理装置が取得するスキャン設定であり、第2のスキャン設定は、スキャナでは対応可能な機能であるもののユーザの操作によっては受け付けられない情報である特定情報を含むスキャン設定である。これにより、スキャナの機能を利用したより豊富な処理の実行が可能になり、情報処理装置およびスキャナの利便性が向上する。
上記プログラムが組み込まれた情報処理装置やシステム、プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びプログラムの機能を実現するための制御方法も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、スキャナの機能を利用したより豊富な処理の実行が可能になる技術が実現される。
PCの電気的構成を示すブロック図である。 MFP制御処理の手順を示すフローチャートである。 操作受付画面の例を示す説明図である。 スキャン設定画面の例を示す説明図である。 プリセット処理の手順を示すフローチャートである。 プリセットアイコンのスキャン設定の例を示す説明図である。 結果表示画面の例を示す説明図である。 原稿保護処理の手順を示すフローチャートである。 スキャン処理の手順を示すフローチャートである。
プログラムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて実行されるプログラムであって、画像読取機能を有する装置の制御に用いるプログラムを開示するものである。
本形態のシステム100は、図1に示すように、PC1と、複合機(以下、「MFP」とする)3と、が互いに通信可能に接続された構成を含む。PC1は、情報処理装置の一例である。MFP3は、スキャナの一例である。
本形態のPC1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。CPU11は、コンピュータの一例である。また、PC1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12は、例えば、ROM、RAM、HDD、フラッシュメモリであり、PC1を起動するための起動プログラム等の各種のプログラムや、画像データ、文書データ等の各種のデータが記憶される記憶領域である。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。
ユーザIF13は、情報を画面に表示するハードウェアと、ユーザによる入力操作を受け付けるハードウェアと、を含む。ユーザIF13は、表示デバイスの一例である。ユーザIF13は、表示用のディスプレイと、キーボード、マウス等との組み合わせであっても良いし、表示機能と入力受付機能とを備えるタッチパネルであっても良い。
通信IF14は、MFP3等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信方式は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、USB、LAN等、どのような規格の方式でもよい。また、通信IF14は、有線でも無線でも良いし、複数の方式の構成を含んでいても良い。
PC1のメモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)21と、画像処理プログラム22と、が組み込まれている。OS21は、例えば、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Linux(登録商標)である。
画像処理プログラム22は、MFP3に実行させる処理に関するユーザの指示を受け付け、プリントコマンドやスキャンコマンドを生成して、MFP3に送信する処理を実行するプログラムである。画像処理プログラム22は、プログラムの一例である。画像処理プログラム22は、独立したアプリケーションプログラムとして提供されても良いし、MFP3に対応するプリンタドライバやスキャナドライバ等を含む複数のプログラムの一部として提供されてもよいし、スキャナドライバの一部であっても良い。
本形態のMFP3は、図1に示すように、CPU31と、メモリ32と、を含むコントローラ30を備えている。CPU31は、コンピュータの一例である。また、MFP3は、ユーザIF33と、通信IF34と、画像形成部35と、画像読取部36と、を備え、これらがコントローラ30に電気的に接続されている。なお、図1中のコントローラ10やコントローラ30は、PC1やMFP3の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1やMFP3に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ユーザIF33は、情報を表示するハードウェアと、ユーザによる入力操作を受け付けるハードウェアと、を含む。通信IF34は、PC1等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。画像形成部35は、画像データに基づく印刷を実行して、印刷物を生成するハードウェアを含む。画像読取部36は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成するハードウェアを含む。画像読取部36は、読取デバイスの一例である。
本形態のMFP3の画像読取部36は、原稿自動搬送装置(以下、「ADF」とする)を有している。さらに、MFP3のADFは、原稿載置箇所に原稿が載置されているか否かによって異なる信号を出力するセンサを備えている。MFP3は、スキャン指示を受け付けた場合やスキャンコマンドを受信した場合、例えば、そのセンサからの信号に基づいてADFに原稿が載置されているか否かを判断する。MFP3は、ADFに原稿が載置されていると判断した場合、ADFによって原稿を搬送してスキャンを実行し、ADFに原稿が載置されていないと判断した場合、原稿台に原稿が載置されているものとして、ADFを駆動せずにスキャンを実行する。MFP3は、スキャン設定として原稿の場所の指定を受け付けても良い。
MFP3のメモリ32には、図1に示すように、スキャンプログラム42が組み込まれている。スキャンプログラム42は、ユーザIF33を介して受け付けたユーザの操作に基づいて、画像読取部36にスキャンを行わせるプログラムである。
メモリ12、32は、PC1やMFP3に内蔵されるROM、RAM、HDD等に限らず、CPU11、31が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。なお、CPU11、31が備えるバッファも、メモリの一例である。
続いて、本形態の画像処理プログラム22について説明する。画像処理プログラム22は、ユーザの指示に基づいて、MFP3にプリントやスキャンを行わせるプログラムである。画像処理プログラム22によるMFP制御処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。MFP制御処理は、PC1にて画像処理プログラム22が起動されたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。
なお、以下の説明における処理およびフローチャートの各処理ステップは、画像処理プログラム22などのプログラムに記述された命令に従ったCPU11、31の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「決定」、「取得」、「受付」等の処理は、CPU11、31の処理を表している。CPU11による処理は、PC1のOS21の他のモジュールとデータ交換するためのIF(APIとも呼ばれる)を用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OS21の記載を省略して各プログラムの動作を説明する。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU11がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11、31の処理を、例えば、「CPU11が行う」、「画像処理プログラム22が行う」のように記載することがある。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11、31の処理を、CPUを省略した文言で記載することがある。また、CPU11、31による処理であって、情報Aが事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。
MFP制御処理では、CPU11は、初期画面として操作受付画面をユーザIF13に表示させる(S101)。操作受付画面は、複数のアイコンを含み、各アイコンへの操作を受け付ける画面である。例えば、図3に示す操作受付画面50には、プリントアイコン51と、スキャンアイコン52と、ワークフローアイコン53と、ワークフロー作成ボタン54と、枚数カウントアイコン55と、お札カウントアイコン56と、原稿保護スキャンアイコン57と、終了ボタン58と、が含まれる。なお、CPU11は、後述するように、各アイコンを表示するか否かのユーザ設定を受け付けてメモリ12に登録している。S101では、CPU11は、表示設定のアイコンを操作受付画面50に表示する。
プリントアイコン51とスキャンアイコン52と枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とは、画像処理プログラム22に予め登録されているアイコンであり、これらを操作された場合の処理の内容も予め登録されている。ワークフロー作成ボタン54は、ユーザによるワークフローの作成を受け付けるボタンであり、ワークフローアイコン53は、ユーザによって作成されたワークフローの実行指示を受け付けるアイコンである。
そして、CPU11は、いずれかのアイコンへの操作を受け付けたか否かを判断する(S102)。受け付けていないと判断した場合(S102:NO)、CPU11は、ワークフロー作成ボタン54への操作を受け付けたか否かを判断する(S103)。受け付けていないと判断した場合(S103:NO)、CPU11は、終了ボタン58への操作による終了指示を受け付けたか否かを判断する(S104)。受け付けていないと判断した場合(S104:NO)、CPU11は、表示中の操作受付画面50への操作を受け付けるまで操作待ちとなる。操作受付画面50は、特定画面および待機画面の一例である。
アイコンへの操作を受け付けたと判断した場合(S102:YES)、CPU11は、操作を受け付けたアイコンの種類に応じた処理を実行する。CPU11は、プリントアイコン51への操作を受け付けたか否かを判断する(S111)。受け付けたと判断した場合(S111:YES)、CPU11は、プリント設定を受け付ける画面をユーザIF13に表示させ、ユーザの操作によって、プリント設定の選択を受け付ける(S112)。CPU11は、受け付けたプリント設定に基づいて、プリントコマンドを生成し(S113)、生成したプリントコマンドをMFP3に送信する(S114)。MFP3は、受信したプリントコマンドに基づいて印刷を実行する。これにより、印刷物が作成される。
プリントアイコン51への操作を受け付けていないと判断した場合(S111:NO)、CPU11は、スキャンアイコン52への操作を受け付けたか否かを判断する(S121)。受け付けたと判断した場合(S121:YES)、CPU11は、スキャン設定を受け付ける画面をユーザIF13に表示させ、ユーザの操作によってスキャン設定の選択を受け付ける(S122)。S122は、取得処理の一例であり、S122にて受け付けるスキャン設定は、第1のスキャン設定の一例である。
スキャン設定の選択を受け付ける画面の例を、図4に示す。図4に示すスキャン設定画面60には、スキャン設定として、解像度、カラー設定、両面読み取り、重送検知、特殊なスキャンモード、2in1の複数の項目が表示されている。スキャン設定画面60では、CPU11は、項目ごとに、項目の適用か不適用かの選択、または、項目に設定可能なパラメータからの選択を受け付ける。解像度の項目では、パラメータの選択肢として例えば、100dpi、200dpi、300dpi、600dpiが表示され、ユーザは、表示された選択肢のうちから1つのパラメータを選択できる。
CPU11は、スキャン設定画面60にて受け付けたスキャン設定に基づいて、スキャンコマンドを生成し(S123)、生成したスキャンコマンドをMFP3に送信する(S124)。S123にて生成されるスキャンコマンドは、第1コマンドの一例であり、S124は、第1出力処理の一例である。スキャンアイコン52は、第1アイコンの一例であり、スキャンアイコン52を表示するS101は、第1表示処理の一例である。
S123では、CPU11は、スキャン設定画面60にて選択された解像度に応じてADFによる原稿の搬送速度を決定し、決定した搬送速度の情報を含むスキャンコマンドを送信する。具体的には、CPU11は、原稿の搬送速度を、解像度として100dpiが選択された場合には「高速」とし、200dpiまたは300dpiが選択された場合には「標準」とし、600dpiが選択された場合には「低速」とする。スキャン設定画面60にて選択可能な解像度に対応する搬送速度のうち、高速は最高速度であり、低速は最低速度である。
MFP3は、スキャンコマンドを受信した際にADFに原稿が載置されていれば、受信したスキャンコマンドに指定されている搬送速度で原稿を1枚ずつ搬送し、全ての原稿の画像を読み取る。MFP3は、スキャン結果として取得した原稿の枚数の情報と全ての画像データとを含む読取情報を、スキャンコマンドを送信したPC1に応答する。CPU11は、MFP3から受信した読取情報から画像データを取得して、サムネイル画像をユーザIF13に表示させる(S125)。
スキャンアイコン52への操作を受け付けていないと判断した場合(S121:NO)、CPU11は、プリセットアイコンへの操作を受け付けたか否かを判断する(S131)。プリセットアイコンは、予め記憶されているスキャン設定に基づいてスキャンコマンドを生成し、生成したスキャンコマンドをMFP3へ送信する指示を受け付けるアイコンである。すなわち、各プリセットアイコンには、操作を受け付けた場合に生成されるスキャンコマンドのスキャン設定が予め決められている。本形態では、操作受付画面50に含まれるワークフローアイコン53と枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とは、いずれもプリセットアイコンである。
ワークフローアイコン53は、ワークフロー作成ボタン54への操作によって、登録を受け付けたワークフローの実行指示を受け付けるアイコンである。各ワークフローには、原稿のスキャンと、スキャンにて取得した画像データの保存と、を含む一連の処理が登録される。枚数カウントアイコン55は、ADFに載置された原稿の枚数のみを表示する指示を受け付けるアイコンである。お札カウントアイコン56は、ADFに載置されたお札の券種ごとの枚数と合計金額とを表示する指示を受け付けるアイコンである。
プリセットアイコン、すなわち、ワークフローアイコン53と枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とのいずれか1つへの操作を受け付けたと判断した場合(S131:YES)、CPU11は、プリセット処理を実行する(S132)。プリセット処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
プリセット処理では、CPU11は、操作を受け付けたアイコンに対応付けて記憶されているスキャン設定を、メモリ12から読み出す(S201)。ワークフローアイコン53と枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とに対応付けて記憶されているスキャン設定の一部の例を、図6に示す。これらのアイコンには、例えば、搬送速度、カウントモード、紙幣カウントモード、カラー設定、原稿載置場所、について予め決められたスキャン設定がメモリ12に記憶されている。なお、ワークフローアイコン53の設定には、スキャン設定の情報の他に、画像データの保存先を示す情報が含まれる。
図6中のカウントモードや紙幣カウントモードのオン設定は、これらのモードに対応可能なMFPに対して、原稿の枚数の情報を出力させ、画像データを出力させない指示である。カウントモードに対応可能なMFPは、カウントモードがオンに設定されているスキャンコマンドを受信した場合、スキャンを実行した後、原稿の枚数の情報のみを出力し、画像データを出力しない。また、紙幣カウントモードに対応可能なMFPは、紙幣カウントモードがオンに設定されているスキャンコマンドを受信した場合、スキャンを実行した後、紙幣の券種ごとの枚数の情報と合計金額の情報とを出力し、画像データを出力しない。カウントモードと紙幣カウントモードは、原稿の画像を読み取るための通常のスキャン設定ではオフに設定され、スキャン設定画面60等でのユーザの操作では設定を変更できない項目である。カウントモードと紙幣カウントモードは、それぞれ特定項目の一例であり、特定情報の一例である。
ワークフローアイコン53のスキャン設定は、ワークフローの登録時に、例えば、図4に示したスキャン設定画面60と同様の画面にてユーザの選択を受け付けた設定である。例えば、ワークフローアイコン53の原稿の搬送速度の設定は、ユーザによって選択された解像度に応じて決定される。また、カラー設定や原稿載置場所は、ユーザの操作に基づいて決定される。また、ワークフローアイコン53のカウントモードと紙幣カウントモードとは、いずれもオフに設定されており、ユーザの操作による変更を受け付けない。ワークフローアイコン53のスキャン設定は、ユーザの操作によって登録された設定であり、第3のスキャン設定の一例である。ワークフローアイコン53に対応するスキャンコマンドは、第3コマンドの一例である。ワークフローアイコン53は、第3アイコンの一例であり、ワークフローアイコン53を表示するS101は、第3表示処理の一例である。
枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とのスキャン設定は、画像処理プログラム22に予め登録されている設定であり、ユーザの操作による変更を受け付けない。これらのアイコンのスキャン設定には、スキャン設定画面60等の画面でのユーザの操作では選択できない設定が含まれる。具体的には、枚数カウントアイコン55のスキャン設定には、搬送速度の項目のパラメータとして「超高速」の設定、カウントモードのオン設定が含まれる。お札カウントアイコン56のスキャン設定には、搬送速度の項目のパラメータとして「超低速」の設定、紙幣カウントモードのオン設定、が含まれる。
本形態のMFP3は、解像度に応じて決定される搬送速度である高速、標準、低速以外に、高速よりも速い超高速、低速よりも遅い超低速での原稿の搬送も可能である。しかし、超高速ではスキャン結果の精度が保証されない、また、超低速ではスキャンに長時間を要することから、これらの速度は、スキャン設定として選択可能な解像度には対応付けられていない。また、CPU11は、図4に示したスキャン設定画面60等で、搬送速度の明示的な選択を受け付けない。つまり、超高速や超低速は、S122等でのユーザの操作では選択できないスキャン設定のパラメータである。超高速は、第1速度の一例であり、超低速は、第2速度の一例である。搬送速度の項目の超高速や超低速のパラメータは、特定パラメータの一例であり、特定情報の一例である。
搬送速度の項目の超高速や超低速のパラメータ、カウントモードや紙幣カウントモードのオン設定の少なくとも1つを含むスキャン設定は、ユーザの操作によって選択できない設定であり、第2のスキャン設定の一例である。枚数カウントアイコン55またはお札カウントアイコン56に対応するスキャンコマンドは、第2コマンドの一例である。枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とは、第2アイコンの一例であり、枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56との少なくとも一方を表示するS101は、第2表示処理の一例である。
なお、枚数カウントアイコン55やお札カウントアイコン56のスキャン設定には、例えば、図6に示すように、カラー設定をモノクロとする設定が含まれる。コマンドの送信対象のMFPがカウントモードに対応していない場合、MFPは、受信したスキャンコマンドに含まれるカウントモードの設定に関わらず、他のスキャン設定に基づいてスキャンを実行し、原稿の枚数の情報と画像データとを出力する。モノクロ読み取りを実行させることで、読み取りに要する時間を短縮でき、また、送信対象の画像データが小さくなることから、通信の負荷を小さくできる。
また、市販されるMFPの多くは、紙幣のコピーを禁止する紙幣モードを有しており、紙幣モードがオフの場合、読み取った画像データを解析して原稿が紙幣であると判断した場合には、エラーと判定してスキャンの実行を停止する。紙幣カウントモードのオン設定は、この紙幣モードをオンとする紙幣用の指示を含み、原稿が紙幣であるか否かを判断せずにMFPにスキャンを継続させる。紙幣カウントモードに対応していないMFPは、紙幣モードがオンとなっていることで、読み取った原稿が紙幣であるか否かに関わらずスキャンを実行し、原稿の枚数の情報と画像データとを出力する。MFPにモノクロ読み取りを実行させることで、取得される画像データがグレースケールあるいは白黒画像となるので、画像データを悪用されるリスクを回避できる。
図5の説明に戻る。CPU11は、S201にてメモリ12から読み出したスキャン設定に基づいて、スキャンコマンドを生成し(S202)、生成したスキャンコマンドをMFP3に送信する(S203)。S203は、第2出力処理または第3出力処理の一例である。さらに、CPU11は、送信したスキャンコマンドに対する読取情報を、MFP3から受信する(S204)。
CPU11は、操作を受け付けたアイコンがワークフローアイコン53であったか否かを判断する(S205)。ワークフローアイコン53であったと判断した場合(S205:YES)、CPU11は、受信した読取情報に含まれる画像データを、ワークフローに指定されている保存先に保存する(S206)。
ワークフローアイコン53ではないと判断した場合(S205:NO)、CPU11は、コマンドの送信対象のMFPがカウントモードと紙幣カウントモードに対応しているか否かを判断する(S207)。CPU11は、MFPのモデル情報に基づいて、または、MFPに問い合わせて、S207の判断を行う。あるいは、CPU11は、MFPから受信した情報に画像データが含まれているか否かに基づいて判断しても良い。
カウントモードと紙幣カウントモードに対応していると判断した場合(S207:YES)、CPU11は、MFPから受信した読取情報に基づいて、枚数の情報または枚数と金額の情報をユーザIF13に表示させる(S208)。これらのモードに対応しているMFPは、図6中の出力データの欄に示すように、オン設定のモードに基づいた結果をPC1に送信する。具体的には、MFPは、カウントモードがオンであれば、原稿の枚数を示す枚数情報のみを出力し、紙幣カウントモードがオンであれば、券種ごとの枚数と合計金額の情報のみを出力する。CPU11は、MFPから受信した枚数情報または券種ごとの枚数と合計金額の情報を表示させる。
結果の表示画面の例を図7に示す。図7の(A)は、枚数カウントアイコン55への操作を受け付けた場合の結果表示の例である。図7の(A)に示す画面には、原稿の枚数の情報が表示される。図7の(A)を表示させる場合のS208は、原稿枚数表示処理の一例である。また、図7の(B)は、お札カウントアイコン56への操作を受け付けた場合の結果表示の例である。図7の(B)に示す画面には、お札の券種ごとの枚数と合計金額の情報が表示される。図7の(B)を表示させる場合のS208は、紙幣枚数表示処理の一例である。
一方、MFPがカウントモードや紙幣カウントモードに対応していないと判断した場合(S207:NO)、CPU11は、操作を受け付けたアイコンの種類が枚数カウントアイコン55であったかお札カウントアイコン56であったかを判断する(S211)。枚数カウントアイコン55であったと判断した場合(S211:枚数カウント)、CPU11は、MFP3から受信した読取情報に含まれる枚数の情報を取得し、図7の(A)と同様に、枚数の情報をユーザIF13に表示させる(S212)。S212は、原稿枚数表示処理の一例である。さらに、CPU11は、MFP3から受信した画像データを表示せずに破棄する(S213)。
操作を受け付けたアイコンの種類がお札カウントアイコン56であったと判断した場合(S211:お札カウント)、CPU11は、MFP3から受信した読取情報に含まれる画像データに基づいて、1枚ごとの原稿の長手方向のサイズを取得する(S215)。そして、CPU11は、長手方向のサイズに基づいて、紙幣1枚ごとの種類を取得し、券種ごとの枚数と合計金額を累積する(S216)。具体的には、CPU11は、長手方向のサイズが160mmであれば1万円札であると判断し、156mmであれば5千円札、154mmであれば2千円札、150mmであれば千円札であると判断する。また、何れにも該当しない場合には、CPU11は、お札ではないと判断する。
そして、CPU11は、受信した全ての画像データについて終了したか否かを判断する(S217)。終了していないと判断した場合(S217:NO)、CPU11は、S215に戻って、次の画像データについて券種を判断する。全ての画像データについて終了したと判断した場合(S217:YES)、CPU11は、図7の(B)と同様に、券種ごとの枚数と合計金額の情報をユーザIF13に表示させる(S218)。S218は、紙幣枚数表示処理の一例である。さらに、CPU11は、MFP3から受信した画像データを表示せずに破棄する(S219)。
S206、S208、S213、S219のいずれかの後、CPU11は、プリセット処理を終了して、MFP制御処理に戻る。
図2の説明に戻る。プリセットアイコンへの操作を受け付けていないと判断した場合(S131:NO)、つまり、原稿保護スキャンアイコン57への操作を受け付けたと判断した場合、CPU11は、原稿保護処理を実行する(S133)。原稿保護スキャンアイコン57は、原稿を保護した状態で原稿の画像を読み取る指示を受け付けるアイコンである。原稿保護処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
原稿保護処理では、CPU11は、ユーザの操作によって、スキャン設定の選択を受け付ける(S301)。S301は、MFP制御処理のS122と同様の処理である。そして、CPU11は、コマンドの送信対象のMFPが原稿保護モードに対応しているか否かを判断する(S303)。CPU11は、MFPのモデル情報に基づいて、あるいは、MFPに問い合わせて、S303の判断を行う。
MFPが原稿保護モードに対応していると判断した場合(S303:YES)、CPU11は、スキャナ設定の原稿保護モードをオンとして(S304)、スキャンコマンドを生成する(S305)。原稿保護モードに対応可能なMFPは、原稿保護モードがオンに設定されているスキャンコマンドを受信した場合、原稿を保護しつつスキャンを行う。この場合のMFPの動作については、後述する。
MFP3が原稿保護モードに対応していないと判断した場合(S303:NO)、CPU11は、スキャナ設定の搬送速度を「超低速」として(S306)、スキャンコマンドを生成する(S305)。搬送速度を超低速とすることで、原稿の搬送に伴う原稿の破損を抑制できる。超低速はユーザの操作によっては選択できないパラメータであり、超低速を含むスキャン設定は、第2のスキャン設定の一例である。この場合の原稿保護スキャンアイコン57に対応するスキャンコマンドは、第2コマンドの一例である。
さらに、CPU11は、生成したスキャンコマンドをMFP3に送信する(S307)。MFP3は受信したスキャンコマンドに基づいて、スキャンを実行し、スキャン結果として、原稿の枚数の情報と画像データとを含む読取情報をPC1に送信する。CPU11は、MFP3から受信した読取情報から画像データを取得して、サムネイル画像をユーザIF13に表示させる(S308)。S308の後、CPU11は、原稿保護処理を終了し、MFP制御処理に戻る。
図2の説明に戻る。S114、S125、S132、S133のいずれかの後、CPU11は、S101に戻って、表示中の操作受付画面50(図3参照)への操作を受け付ける。ワークフロー作成ボタン54への操作を受け付けたと判断した場合(S103:YES)、CPU11は、ワークフローに登録するスキャン設定と保存設定との選択を、ユーザの操作によって受け付ける(S141)。CPU11は、スキャン設定として、例えば、図4に示したスキャン設定画面60と同様の画面にて、各項目およびパラメータについてユーザの選択を受け付ける。CPU11は、保存設定として、例えば、PCへの保存、クラウドサーバへの保存、の指定を受け付ける。さらに、CPU11は、作成したワークフローに名称を付けて登録する(S142)。S142は、設定登録処理の一例である。
CPU11は、作成したワークフローのワークフローアイコンや前述したプリセットアイコンを操作受付画面50(図3参照)中に表示するか否かの選択を受け付ける(S143)。CPU11は、例えば、表示可能なアイコンの一覧をユーザIF13に表示させ、表示するか否かを示す表示設定をアイコンごとに受け付ける。そして、CPU11は、各アイコンの情報に関連付けて、表示設定の情報をメモリ12に登録する(S144)。S144は、表示登録処理の一例である。CPU11は、登録された表示設定に基づいて、S101にて操作受付画面50に表示するアイコンを決定する。
そして、操作受付画面50にて終了指示を受け付けたと判断した場合(S104:YES)、CPU11は、MFP制御処理を終了する。
次に、MFP3にて実行されるスキャン処理の手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。スキャン処理は、例えば、MFP3の電源がオンとなったことを契機に、スキャンプログラム42の処理として、MFP3のCPU31にて実行される。なお、本形態のMFP3は、前述したカウントモード、紙幣カウントモード、原稿保護モードの全てに対応可能なモデルであるとする。また、以下では、スキャン以外の機能に関する指示やコマンドを受け付けた場合のMFP3の動作については、説明を省略する。
スキャン処理では、CPU31は、ユーザIF33に操作受付画面を表示させる(S401)。操作受付画面は、図3に示した例と同様に、操作の指示を受け付ける複数のアイコンを含む画面である。S401は、第1表示処理および第2表示処理の一例である。
そして、CPU31は、表示中の操作受付画面にて、アイコンへの操作を受け付けたか否かを判断する(S402)。受け付けていないと判断した場合(S402:NO)、CPU31は、PC1等からスキャンコマンドを受信したか否かを判断する(S403)。受信していないと判断した場合(S403:NO)、CPU31は、終了指示を受け付けたか否かを判断する(S404)。受け付けていないと判断した場合(S404:NO)、CPU31は、S402に戻り、操作またはコマンドを待機する。
アイコンへの操作を受け付けたと判断した場合(S402:YES)、CPU31は、受け付けたアイコンに対応するスキャン設定を取得する(S405)。操作を受け付けたアイコンがスキャンアイコンや原稿保護スキャンアイコンであれば、CPU31は、図4に示したスキャン設定画面60と同様の画面をユーザIF33に表示させ、ユーザの選択に基づいてスキャン設定を取得する。この場合のS405は、取得処理の一例であり、S405にて取得されるスキャン設定は、第1のスキャン設定の一例である。スキャンアイコンは、第1アイコンの一例である。
操作を受け付けたアイコンがワークフローアイコン、枚数カウントアイコン、お札カウントアイコンのいずれかであれば、CPU31は、メモリ32からスキャン設定を読み出す。これらのアイコンに対応するスキャン設定は、予めメモリ32に記憶されている。このうち、枚数カウントアイコンやお札カウントアイコンに対応して記憶されているスキャン設定には、PC1のメモリ12に記憶されているスキャン設定と同様に、ユーザ操作では取得できない設定である特定情報が含まれる。この場合にS405にて取得されるスキャン設定は、第2のスキャン設定の一例である。枚数カウントアイコンやお札カウントアイコンは、第2アイコンの一例である。
S405の後、または、スキャンコマンドを受信したと判断した場合(S403:YES)、CPU31は、ADFに原稿が載置されているか否かを判断する(S411)。ADFに原稿が載置されていないと判断した場合(S411:NO)、CPU31は、原稿台に原稿が載置されていると判断して、画像読取部36にフラットベッド読み取りを実行させる(S412)。S412は、第1スキャン処理および第2スキャン処理の一例である。これにより、CPU31は、スキャン結果として、1枚分の画像データを取得する。CPU31は、取得した画像データを指定されている出力先に出力する(S413)。スキャンコマンドを受信したことでスキャンを実行した場合、CPU31は、スキャンコマンドを送信した装置に画像データを送信する。
一方、ADFに原稿が載置されていると判断した場合(S411:YES)、CPU31は、スキャン設定に原稿保護モードのオン設定が含まれているか否かを判断する(S421)。含まれていると判断した場合(S421:YES)、CPU31は、ADFに載置されている原稿に、キャリアシートが使用されているか否かを判断する(S422)。キャリアシートは、原稿を保護するために、原稿を挟んで搬送する透明シートである。MFP3は、ADFのセンサを使用して、キャリアシートの有無を検出できる。
キャリアシートが使用されていると判断した場合(S422:YES)、CPU31は、キャリアシートモードをオンとする(S423)。画像読取部36は、キャリアシートモードがオンとなっている場合、キャリアシートによる反射を考慮した読み取りを実行する。なお、キャリアシートモードは、図4に示したスキャン設定画面60等におけるユーザの選択を受け付けた場合も、オンとなる。また、キャリアシートが使用されていないと判断した場合(S422:NO)、CPU31は、スキャン設定中の搬送速度の項目のパラメータを「超低速」に変更する(S424)。
スキャン設定に原稿保護モードのオン設定が含まれていないと判断した場合(S421:NO)、または、S423やS424の後、CPU31は、画像読取部36にADF読み取りを実行させる(S425)。S425は、第1スキャン処理および第2スキャン処理の一例である。これにより、CPU31は、スキャン結果として、原稿の枚数の情報と枚数分の画像データとを取得する。
次に、CPU31は、スキャン設定にカウントモードのオン設定が含まれているか否かを判断する(S431)。カウントモードのオン設定が含まれていると判断した場合(S431:YES)、CPU31は、取得したスキャン結果のうち、原稿の枚数の情報のみを指定されている出力先に出力する(S432)。ユーザIF33に表示させた枚数カウントアイコンへの操作によってスキャン指示を受け付けたのであれば、CPU31は、ユーザIF33に、図7(A)に示した画面と同様に、原稿の枚数の情報を表示させる。
カウントモードのオン設定が含まれていないと判断した場合(S431:NO)、CPU31は、スキャン設定に紙幣カウントモードのオン設定が含まれているか否かを判断する(S433)。含まれていると判断した場合(S433:YES)、CPU31は、紙幣の種類ごとの枚数の情報と合計金額の情報とを取得し、指定されている出力先に読取情報として出力する(S434)。CPU31は、例えば、図5に示したプリセット処理のS215~S217と同様の処理によって、原稿1枚ごとの紙幣の種類を判別する。
紙幣カウントモードのオン設定が含まれていないと判断した場合(S433:NO)、CPU31は、スキャン結果として取得した、原稿の枚数の情報と枚数分の画像データとを指定されている出力先に出力する(S435)。S413、S432、S434、S435のいずれかで結果を出力した後、CPU31は、S401に戻って、さらにユーザの操作を受け付けるか、またはコマンドを受信するまで待機する。そして、終了指示を受け付けたと判断した場合(S404:YES)、CPU31は、スキャン処理を終了する。
なお、カウントモードや紙幣カウントモードに対応していないモデルのMFPは、ユーザIF33では、枚数カウントアイコンやお札カウントアイコンの操作を受け付けず、スキャン処理のうちのS431~S434を実行しない。この場合、MFPは、操作を受け付けたアイコンに設定されているスキャン設定、または、受け付けたスキャンコマンドに含まれるスキャン設定に基づいて、FB読み取りまたはADF読み取りを実行し、その読み取り結果を出力する。
以上、詳細に説明したように、本形態の画像処理プログラム22によれば、PC1は、ユーザの選択によるスキャン設定でのスキャンを受け付けるスキャンアイコン52に加え、ユーザが選択できないスキャン設定でのスキャンを受け付ける枚数カウントアイコン55やお札カウントアイコン56を表示する。これにより、MFP3の機能を利用したより豊富な処理の実行が可能になり、PC1およびMFP3の利便性が向上する。
さらに、本形態では、プリセットアイコンのスキャン設定として、ユーザの操作による通常のスキャン設定では選択できない特殊な項目やパラメータが含まれているので、プリセットアイコンの選択により特殊なスキャンを行わせることが可能になり、さらにスキャナの利便性が高まる。
さらに、本形態では、通常のスキャンアイコンと特殊なスキャンを行わせるためのプリセットアイコンとが、起動時の待機画面である同じ操作受付画面50に表示される。また、操作受付画面50には、プリセットアイコンとして、ユーザの操作に基づくスキャン設定が記憶されたワークフローアイコン53も表示される。従って、画面の切り替え操作の手間が減り、ユーザが各アイコンをより操作し易くなる。
さらに、本形態では、プリセットアイコンの表示または非表示を登録できる。プリセットアイコンを利用しないユーザにとっては、非表示を登録しておくことで表示されるアイコンが少なくなり、通常のアイコンの操作性の低下を抑制できる。
さらに、本形態では、プリセットアイコンとして、枚数カウントアイコン55が表示され、このアイコンへの操作によりMFP3に原稿枚数のカウント処理を行わせることができる。枚数のカウントの場合、画像データは不要であり、高品質のスキャンは要求されないため、原稿の搬送速度を超高速とすることで、処理の高速化が図られる。
さらに、本形態では、プリセットアイコンとして、お札カウントアイコン56が表示され、このアイコンへの操作によりMFP3に紙幣枚数のカウント処理を行わせることができる。紙幣のカウントの場合、搬送による紙幣の破損を低減させるために搬送速度を超低速とし、さらに紙幣の偽造防止のための紙幣画像の読み取り禁止制御を解除する。これにより、安全に紙幣枚数をカウントできる。この場合、さらに、カラー設定をカラー以外とするので、スキャン結果の画像と本物の紙幣の画像とを容易に区別でき、画像データの不正利用を抑制できる。
さらに、本形態では、紙幣のカウントの処理を、PC1とMFP3とのいずれでも実行可能である。MFP3が紙幣の種別を判定すれば、画像データを情報処理装置に送る必要が無く、通信の負荷を軽減するとともに、画像データの不正利用を抑制できる。一方、PC1が紙幣の種別を判定すれば、MFP3の機能を増やす必要がなく、MFP3の価格の高騰を抑制できる。
さらに、本形態では、MFP3が原稿保護モードでのスキャンを実行可能である。MFP3は、スキャン設定に原稿保護モードのオン設定が含まれている場合、キャリアシートが使用されていればキャリアシートのスキャンを行い、キャリアシートが使用されておらずADFに原稿が載置されていれば、搬送による原稿の破損を低減させるために原稿の搬送速度を超低速とする。これにより、原稿の破損を抑制したスキャンが図られる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、PC1に代えて、スマートフォン、タブレットコンピュータであっても良い。また、MFPは、少なくとも画像読取機能を備える装置であれば良く、MFP3に代えて、スキャナ機能単体の装置、コピー機、FAX装置であっても良い。
また、例えば、本形態では、操作受付画面50として、ワークフローアイコン53と枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56と原稿保護スキャンアイコン57との全てを表示する例を説明したが、これに限らない。例えば、ワークフローが登録されていない場合、ワークフローアイコン53は表示されない。また、枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56とを1つのカウントアイコンとして表示して、そのアイコンへの操作を受け付けた場合に、原稿カウントとお札カウントとのいずれかの選択を受け付けるとしても良い。また、操作受付画面50は起動時に表示される初期画面に限らず、初期画面にて所定の操作を受け付けた場合に表示される画面であっても良い。
また、本形態では、枚数カウントアイコン55とお札カウントアイコン56との両方の処理を実行可能なプログラムを例示したが、いずれか一方のみを実行可能であっても良い。また、さらに他のプリセットアイコンがあっても良い。例えば、プリント設定やFAX送信設定を予め記憶しているプリセットアイコンがさらにあっても良い。また、枚数カウントアイコン55、お札カウントアイコン56、原稿保護スキャンアイコン57は、ワークフローアイコン53と同様に、ワークフロー作成ボタン54への操作によって追加されたアイコンであっても良い。
また、各アイコンに設定されるスキャン設定の例は一例であって、これに限らない。例えば、コマンドの送信対象の装置がカウントモードや紙幣カウントモードに対応している場合、カウントモードや紙幣カウントモード以外の設定は、デフォルトのままとしても良い。また、例えば、カウントモードや紙幣カウントモードに対応している装置は、これらのモードがオン設定であれば、スキャンコマンドの他のスキャン設定に関わらず、予め決めた設定でスキャンを行うとしても良い。
また、例えば、枚数カウントアイコン55の搬送速度は、超高速でなくても良い。ただし、超高速とすれば短時間で結果が出る可能性が高くなるので好ましい。また、例えば、お札カウントアイコン56の搬送速度は、超低速でなくても良い。ただし、超低速とすれば原稿が破損される可能性を低下できるので好ましい。また、例えば、枚数カウントアイコン55やお札カウントアイコン56のカラー設定は、カラーとしても良い。ただし、モノクロ読み取りとすれば、読み取りに要する時間を短縮できるので好ましい。
また、紙幣の券種の判別方法は、長手方向のサイズによる方法に限らず、紙幣に含まれるホログラムや特殊マーク等によっても良い。また、MFP3は、紙幣を判別するための画像データを有している場合、その画像データとの比較によって判別しても良い。
また、本形態では、コマンドの送信対象の装置がカウントモード等に対応しているか否かに関わらず、枚数カウントアイコン55やお札カウントアイコン56の処理が可能なプログラムを例示したが、これに限らない。カウントモード対応機種用のプリセット処理では、図5のS211~S219は、無くても良い。カウントモード非対応機種用のプリセット処理では、図5のS207とS208とは無くても良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 PC
3 MFP
11、31 CPU
13、33 ユーザIF

Claims (16)

  1. 情報処理装置のコンピュータに、
    スキャナにスキャンを行わせるための操作を受け付ける第1アイコンを、前記情報処理装置の表示デバイスに表示させる第1表示処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、
    複数の情報が含まれるスキャン設定を、前記情報処理装置のユーザインタフェースへの操作を介して取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得したスキャン設定である第1のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第1コマンドを前記スキャナに出力する第1出力処理と、を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、
    前記スキャナに第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させる第2表示処理を実行させ、前記第2のスキャン設定には特定情報が含まれ、前記特定情報は、前記スキャナは対応可能な機能を示す情報であって、前記取得処理では取得できない情報であり、
    さらに前記コンピュータに、前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、
    前記第2のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第2コマンドを前記スキャナに出力する第2出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    前記特定情報として特定項目が含まれる前記第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、前記第2のスキャン設定には、複数の項目があり、項目ごとに情報が設定され、前記特定項目は、前記複数の項目のうち前記取得処理では取得できない項目である、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1に記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    前記特定情報として特定パラメータが含まれる前記第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、前記第2のスキャン設定には、所定の項目を含む複数の項目があり、項目ごとに複数のパラメータの1つが情報として設定可能であり、前記所定の項目には、前記特定パラメータが設定され、前記特定パラメータは、前記取得処理では取得できないパラメータである、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記第1表示処理および前記第2表示処理では、
    前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを含む特定画面を、前記表示デバイスに表示させ、
    前記コンピュータに、
    前記特定画面に含まれる前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、前記取得処理および前記第1出力処理を実行させ、
    前記特定画面に含まれる前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、前記第2出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記プログラムの起動時に、前記第1表示処理および前記第2表示処理を実行させ、前記ユーザインタフェースを介した操作待ちの待機画面として前記特定画面を前記表示デバイスに表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    第3のスキャン設定を、前記ユーザインタフェースへの操作を介して登録する設定登録処理を実行させ、前記第3のスキャン設定に含まれる情報は、前記取得処理で取得できる情報であり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記第3のスキャン設定が登録されている場合に、前記スキャナに第3のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける第3アイコンを、前記表示デバイスに表示させる第3表示処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、前記第3アイコンの操作を受け付けた場合に、
    前記第3のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第3コマンドを前記スキャナに出力する第3出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載するプログラムであって、
    前記第1表示処理および前記第2表示処理では、
    前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを含む特定画面を、前記表示デバイスに表示させ、
    前記第3表示処理では、
    前記第3のスキャン設定が登録されている場合に、前記第3アイコンを前記特定画面に含めることで、前記第3アイコンを前記表示デバイスに表示させ、
    前記コンピュータに、
    前記特定画面に含まれる前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、前記取得処理および前記第1出力処理を実行させ、
    前記特定画面に含まれる前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、前記第2出力処理を実行させ、
    前記特定画面に含まれる前記第3アイコンの操作を受け付けた場合に、前記第3出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第2アイコンを表示するか否かを示す表示設定を、前記ユーザインタフェースへの操作を介して登録する表示登録処理を実行させ、
    前記コンピュータに、
    前記第2アイコンを表示することを示す前記表示設定が登録されている場合に、前記第2表示処理を実行させ、前記第2アイコンを表示しないことを示す前記表示設定が登録されている場合に、前記第2表示処理を実行させない、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    原稿の搬送速度が第1速度であり、原稿枚数を応答させるカウントモードがオンであることを含む前記第2のスキャン設定でのスキャンを、前記スキャナに行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、前記スキャナは、原稿の搬送装置を備え、原稿の搬送速度として選択可能な速度が複数あり、前記第1速度は、前記取得処理では取得できない速度であって、前記取得処理で取得できる最高速度よりも高速であり、さらに前記スキャナは、前記カウントモードがオンの場合、スキャンした原稿の枚数を示す枚数情報を応答する一方、原稿の画像を応答せず、前記カウントモードがオフの場合、スキャンした原稿の枚数および原稿の画像を応答し、
    前記第2出力処理では、
    原稿の搬送速度を前記第1速度とし、前記カウントモードをオンとして、前記スキャナにスキャンを行わせる前記第2コマンドを前記スキャナに出力し、
    さらに前記コンピュータに、
    前記第2出力処理の実行後、前記スキャナから前記枚数情報を受信した場合、受信した前記枚数情報に示される原稿の枚数を、前記表示デバイスに表示させる原稿枚数表示処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    原稿の搬送速度が第2速度であり、紙幣用のスキャンを行う紙幣モードがオンであることを含む前記第2のスキャン設定でのスキャンを、前記スキャナに行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、前記スキャナは、原稿の搬送装置を備え、原稿の搬送速度として選択可能な速度が複数あり、前記第2速度は、前記取得処理では取得できない速度であって、前記取得処理で取得できる最低速度よりも低速であり、さらに前記スキャナは、前記紙幣モードがオフの場合、スキャンした原稿が紙幣であるか否かを解析し、紙幣であればエラーとし、前記紙幣モードがオンの場合、スキャンした原稿が紙幣であってもエラーとせず、スキャン結果に基づく紙幣の読取情報を応答し、
    前記第2出力処理では、
    原稿の搬送速度を前記第2速度とし、前記紙幣モードをオンとして、前記スキャナにスキャンを行わせる前記第2コマンドを前記スキャナに出力し、
    さらに前記コンピュータに、
    前記第2出力処理の実行後、前記スキャナから前記読取情報を受信した場合、受信した前記読取情報に基づいて、前記スキャナにてスキャンした紙幣の枚数を、前記表示デバイスに表示させる紙幣枚数表示処理を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    カラー設定がグレースケールあるいは白黒であることを含む前記第2のスキャン設定でのスキャンを、前記スキャナに行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、
    前記第2出力処理では、
    原稿の搬送速度を前記第2速度とし、前記紙幣モードをオンとし、カラー設定を前記第2のスキャン設定に示される設定として、前記スキャナにスキャンを行わせる前記第2コマンドを前記スキャナに出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載するプログラムであって、
    前記紙幣枚数表示処理では、
    前記第2出力処理の実行後、前記読取情報に含まれる紙幣の種類ごとの枚数を、前記表示デバイスに表示させ、前記スキャナは、前記紙幣モードがオンの場合、スキャン結果の画像に基づいて原稿1枚ごとの紙幣の種類を判別し、紙幣の種類ごとの枚数を前記読取情報に含めて応答する、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 請求項11に記載するプログラムであって、
    前記紙幣枚数表示処理では、
    前記第2出力処理の実行後、前記読取情報に含まれるスキャン結果の画像に基づいて紙幣1枚ごとの種類を判別し、紙幣の種類ごとの枚数を、前記表示デバイスに表示させ、前記スキャナは、前記紙幣モードがオンの場合、前記スキャン結果の画像を前記読取情報に含めて応答する、
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記第2表示処理では、
    原稿保護モードがオンであることを含む前記第2のスキャン設定でのスキャンを、前記スキャナに行わせるための操作を受け付ける前記第2アイコンを、前記表示デバイスに表示させ、前記スキャナは、原稿の搬送装置を備え、原稿の搬送速度として選択可能な速度が複数あり、さらに前記スキャナは、前記原稿保護モードがオンの場合に、キャリアシートを検出した場合、キャリアシートのスキャンを行い、キャリアシートを検出しない場合であって前記搬送装置に原稿があれば、原稿の搬送速度を第2速度としてスキャンを行い、前記第2速度は、前記取得処理では取得できない速度であって、前記取得処理で取得できる最低速度よりも低速であり、
    前記第2出力処理では、
    前記原稿保護モードをオンとして、前記スキャナにスキャンを行わせる前記第2コマンドを前記スキャナに出力する、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 情報処理装置とスキャナとを備えるシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記スキャナにスキャンを行わせるための操作を受け付ける第1アイコンを、前記情報処理装置の表示デバイスに表示する第1表示処理を実行し、
    さらに前記情報処理装置は、前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、
    複数の情報が含まれるスキャン設定を、前記情報処理装置のユーザインタフェースへの操作を介して取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得したスキャン設定である第1のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第1コマンドを前記スキャナに出力する第1出力処理と、を実行し、
    前記スキャナは、
    前記第1コマンドを受信した場合、前記第1コマンドに従ってスキャンを行い、
    前記情報処理装置は、
    前記スキャナに第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける第2アイコンを、前記表示デバイスに表示する第2表示処理を実行し、前記第2のスキャン設定には特定情報が含まれ、前記特定情報は、前記スキャナは対応可能な機能を示す情報であって、前記取得処理では取得できない情報であり、
    さらに前記情報処理装置は、前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、
    前記第2のスキャン設定を用いて、前記スキャナにスキャンを行わせる第2コマンドを前記スキャナに出力する第2出力処理を実行し、
    前記スキャナは、
    前記第2コマンドを受信した場合、前記第2コマンドに従ってスキャンを行う、
    ことを特徴とするシステム。
  16. 読取デバイスと、
    ユーザインタフェースと、
    コンピュータと、
    を備え、
    前記コンピュータは、
    前記読取デバイスにスキャンを行わせるための操作を受け付ける第1アイコンを、前記ユーザインタフェースに表示させる第1表示処理を実行し、
    さらに前記コンピュータは、前記ユーザインタフェースを介して前記第1アイコンの操作を受け付けた場合に、
    複数の情報が含まれるスキャン設定を、前記ユーザインタフェースへの操作を介して取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得したスキャン設定である第1のスキャン設定を用いて、前記読取デバイスにスキャンを行わせる第1スキャン処理と、を実行し、
    さらに前記コンピュータは、
    前記読取デバイスに第2のスキャン設定でのスキャンを行わせるための操作を受け付ける第2アイコンを、前記ユーザインタフェースに表示させる第2表示処理を実行し、前記第2のスキャン設定には特定情報が含まれ、前記特定情報は、前記読取デバイスは対応可能な機能を示す情報であって、前記取得処理では取得できない情報であり、
    さらに前記コンピュータは、前記ユーザインタフェースを介して前記第2アイコンの操作を受け付けた場合に、
    前記第2のスキャン設定を用いて、前記読取デバイスにスキャンを行わせる第2スキャン処理を実行する、
    ことを特徴とするスキャナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115050135A (zh) * 2022-07-08 2022-09-13 中国银行股份有限公司 现钞的清点方法及相关装置

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