JP6408783B2 - 環状ワークの加熱装置及び方法、並びに加熱コイル - Google Patents

環状ワークの加熱装置及び方法、並びに加熱コイル Download PDF

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本発明は、環状ワークに形成された凹面を誘導加熱するための装置及び方法と、ワークの凹面を加熱するための加熱コイルと、に関する。
従来、環状ワークを加熱するための加熱装置や加熱コイルは多数知られている。
例えば下記特許文献1には、環状ワークを誘導加熱するために、ジグザグ形状の加熱コイルを環状ワークの一部に対向させ、例えば環状ワークを回転させることで環状ワークと加熱コイルとを相対移動させつつ無端ループ状の被処理部を誘導加熱することなどが記載されている。
特開2012−47037号公報
しかしながら、従来の誘導加熱装置では、ワークの鍔部と底部とが長手方向に連続し、これらにより凹面が形成されているワークでは、凹面の底部を均一に加熱することが容易でなく、鍔部と底部との間の隅部を十分に加熱することが容易でなかった。例えば上記特許文献1のように、ジグザグ形状の加熱コイルを凹面内に挿入し、ワークと加熱コイルとを相対移動させて誘導加熱すると、隅部を底部とともに十分に加熱することができなかった。
そこで本発明では、凹面の隅部を底部とともに確実に加熱することが可能な環状ワークの加熱装置及び方法を提供することを目的とし、凹面の隅部と底部とを同程度に加熱し易い加熱コイルを提供することを他の目的とする。
上記目的を達成する環状ワークの加熱装置は、第1鍔部と第2鍔部と第1鍔部と第2鍔部の間の底部とが周方向に連続して設けられた環状ワークの一部に加熱コイルを対向させ、加熱コイルと環状ワークとを周方向に相対移動させつつ、第1鍔部、第2鍔部、及び底部により形成された環状ワークの凹面を誘導加熱する装置であって、第1鍔部と底部の間の第1隅部に対向させる第1隅部導体部と、第1隅部導体部に直列に連結し底部に対向させる第1底部導体部と、を有し、第1底部導体部が周方向に延びる第1底部長手導体部を有し、第1隅部導体部が第1底部長手導体部より長く形成されている第1加熱コイルと、第2鍔部と底部の間の第2隅部に対向させる第2隅部導体部と、第2隅部導体部に直列に連結し底部に対向させる第2底部導体部と、を有し、第2底部導体部が周方向に延びる第2底部長手導体部を有し、第2隅部導体部が第2底部長手導体部より長く形成されている第2加熱コイルと、を備えたものである。
上記目的を達成する環状ワークの加熱方法は、第1鍔部と第2鍔部と第1鍔部と第2鍔部の間の底部とが周方向に連続して設けられた環状ワークの一部に加熱コイルを対向させ、加熱コイルと環状ワークとを周方向に相対移動させつつ、第1鍔部、第2鍔部、及び底部により形成された環状ワークの凹面を誘導加熱する方法であって、第1隅部導体部と、第1隅部導体部に直列に連結する第1底部導体部と、を有し、第1底部導体部が周方向に延びる第1底部長手導体部を有し、第1隅部導体部が第1底部長手導体部より長く形成されている第1加熱コイルの第1隅部導体部を第1鍔部と底部の間の第1隅部に対向させるとともに第1加熱コイルの第1底部導体部を底部に対向させ、第2隅部導体部と、第2隅部導体部に直列に連結する第2底部導体部と、を有し、第2底部導体部が周方向に延びる第2底部長手導体部を有し、第2隅部導体部が第2底部長手導体部より長く形成されている第2加熱コイルの第2隅部導体部を第2鍔部と底部の間の第2隅部に対向させるとともに第2加熱コイルの第2底部導体部を底部に対向させ、第1加熱コイルを第1鍔部側の変形に対応する位置に配置するとともに第2加熱コイルを第2鍔部側の変形に対応する位置に配置して凹面を加熱するものである。
上記目的を達成する加熱コイルは、鍔部と底部とが長手方向に連続して設けられたワークの一部に対向させて、ワークに対して長手方向に相対移動させつつ、鍔部及び底部により形成されたワークの凹面を誘導加熱する加熱コイルであって、鍔部と底部との間の隅部に対向させるように長手方向に延びる隅部導体部と、隅部導体部と直列に連結し底部に対向させる底部導体部と、を備え、底部導体部が長手方向に延びる底部長手導体部を有し、隅部導体部が底部長手導体部より長く形成されているものである。
本発明のワークの加熱装置及び方法によれば、加熱コイルが一方の隅部に対向させる隅部導体部と、底部に対向させる底部導体部と、を有するので、一方の隅部と底部とを同時に加熱できる。その際、第1加熱コイルの第1隅部導体部が第1隅部に対向し第2隅部から離間して配置され、第2加熱コイルの第2隅部導体部が第2隅部に対向し第1隅部から離間して配置されるので、各加熱コイルをそれぞれ他方の隅部との間の間隔を広く空けて配置できる。そのため各加熱コイルを凹面に対して変位させ易く、各加熱コイルの位置調整が容易である。
これにより、環状ワークの加熱時に第1鍔部側や第2鍔部側に種々の変形が生じる場合であっても、変形に対応する位置に第1加熱コイルや第2加熱コイルを配置できる。そのため、第1鍔部及び底部と第1加熱コイルとの間のギャップと、第2鍔部及び底部と第2加熱コイルとの間のギャップと、のそれぞれを別々に精度よく調整でき、第1隅部と第2隅部とを底部とともに確実に加熱することができる。
本発明の加熱コイルによれば、ワークの隅部に対向させる隅部導体部と底部に対向させる底部長手導体部とが長手方向に延び、隅部導体部が底部長手導体部よりも長く形成されているので、隅部導体部により隅部に供給する熱量を底部長手導体部により底部に供給する熱量より大きくできる。ワークの隅部は鍔部と底部とにより形成されており底部に比べて加熱する領域が広く体積も大きいため、隅部導体部を底部長手導体部に対して適切に長く形成することで供給する熱量を調整することが可能になり、底部と隅部とを同程度に加熱することが容易である。
本発明の実施形態に係る環状ワークの加熱装置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係る第1加熱コイルを示す正面図である。 本発明の実施形態に係る環状ワーク及び第1加熱コイルを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第2加熱コイルを示す正面図である。 本発明の実施形態に係る環状ワーク及び第2加熱コイルを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る加熱装置の第1及び第2加熱コイルの配置を説明する展開図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
[加熱対象]
加熱対象のワークは、誘導加熱可能な材料により形成されたものであり、長手方向に延びる底部と、該底部より突出して長手方向に延びる鍔部と、を有し、鍔部の側面と底部の底面とにより隅部を有する凹面が長手方向に沿って設けられたワークである。
この実施形態では、図1及び図3に示すように、円環形状を有する環状ワーク10を用いて説明する。この環状ワーク10では、第1鍔部11、第2鍔部12、第1鍔部11と第2鍔部12の間の底部13が、それぞれ長手方向である周方向に連続して設けられている。底部13には環状ワーク10の軸L14に対して略一定勾配で傾斜した外向きの底面が設けられ、第1及び第2鍔部11,12には底部13の底面に対して略直交方向に側面が設けられている。
第1鍔部11の側面と底部13の底面とは第1隅部15を介して隣接し、第2鍔部12の側面と底部13の底面とは第2隅部16を介して隣接しており、第1鍔部11の側面、第2鍔部12の側面、及び底部13の底面により凹面が形成されている。環状ワーク10の加熱対象領域は凹面である。第1及び第2隅部15,16を含む底部13の底面であればよいが、この実施形態では、第1及び第2隅部15,16を含む底部13の底面並びに第1及び第2鍔部11,12の側面からなる凹面全体を加熱対象領域としている。
[加熱装置]
加熱装置20は、環状ワーク10の一部に加熱コイル21,22を対向させ、加熱コイル21,22と環状ワーク10とを周方向に相対移動させつつ凹面を誘導加熱する装置である。
この実施形態では、環状ワーク10は支持部に支持されて、軸周りに回転駆動されることで凹面が周方向に移動するようになっている。そして環状ワーク10の周囲に、複数の第1及び第2加熱コイル21,22が、それぞれ第1及び第2位置調整手段31,32によりそれぞれ変位可能に支持された状態で、円周方向に分散して配置されている。
第1及び第2加熱コイル21,22の数、位置、形状などは、環状ワーク10の加熱対象領域の形状に応じて適宜設定可能である。ここでは、環状ワーク10の底部13の底面が傾斜面のため、小径の第1鍔部11側を加熱するための第1加熱コイル21よりも、大径の第2鍔部12側を加熱するための第2加熱コイルの数を多くしており、第1及び第2加熱コイル21,22を周方向に均等に分散配置している。
[加熱コイル]
第1加熱コイル21は、図2及び図3に示すように、底部13と第1鍔部11の間の第1隅部15に対向させる第1隅部導体部23と、第1隅部導体部23の両端に直列に連結し底部13に対向させる第1底部導体部25と、第1底部導体部25に直列に連結した一対の第1リード部27と、を有する。
この第1加熱コイル21は、全体として一方の第1リード部27から他方の第1リード部27までの各部が直列に連結されており、一対の第1リード部27間に通電可能であると共に、内部に冷却液が通液可能となっている。また第1隅部導体部23及び第1底部導体部25は、一平面に沿って配設されており、一対のリード部27,28はその平面と交差する方向に突出し、図示しない電源側と接続されている。
第1隅部導体部23は環状ワーク10の周方向に延びており、直線状に形成されている。この第1隅部導体部23は、環状ワーク10と対向させた際、最も近接する第1隅部15の接線と略平行となるように配設されている。この実施形態では、第1隅部導体部23は一対の平面状の壁面を有する断面長丸の金属パイプからなる。第1隅部導体部23の金属パイプは平面状の壁面を有しており、この壁面が第1鍔部11の側面に対向する第1鍔部対向面23aとなっている。第1鍔部対向面23aは底部13側よりも頂部側で第1鍔部11の側面から離間するように配置されて第1底部導体部に固定されている。
第1底部導体部25は、周方向に延びる複数の第1底部長手導体部25aを有し、複数の底部長手導体部25a間と、複数の第1底部長手導体部25aと第1隅部導体部23との間と、が第1連結導体部25bにより互いに直列に連結されている。これらの複数の底部長手導体部25a及び第1連結導体部25bからなる第1底部導体部25は断面四角形の金属パイプからなる。
複数の第1底部長手導体部25aはそれぞれ直線状に形成されて第1隅部導体部23と略平行となるように配設されている。この複数の第1底部長手導体部25aは互いに周方向の異なる位置に第1隅部導体部23から異なる距離となるように配設されている。各第1底部長手導体部25aは、互いに周方向の異なる位置に第1隅部導体部23からの距離が略同等となるように配設された2の分割部分からなる。これらの第1底部長手導体部25aの分割部分を合わせた長さは第1隅部導体部23よりも短く形成されている。
第2加熱コイル22は、図4及び図5に示すように、底部13と第2鍔部12の間の第2隅部16に対向させる第2隅部導体部24と、第2隅部導体部24の両端に直列に連結し底部13に対向させる第2底部導体部26と、第2底部導体部26に直列に連結した一対の第2リード部28と、を有する。
この第2加熱コイル22は、全体として一方の第2リード部28から他方の第2リード部28までの各部が直列に連結されており、一対の第2リード部28間に通電可能であると共に、内部に冷却液が通液可能となっている。また第2隅部導体部24及び第2底部導体部26は一平面に沿って配設されており、一対のリード部27,28はその平面と交差する方向に突出し、図示しない電源側と接続されている。
第2隅部導体部24は環状ワーク10の周方向に延びており、直線状に形成されている。この第2隅部導体部24は、環状ワーク10と対向させた際、最も近接する第2隅部16の接線と略平行となるように配設されている。この実施形態では、第2隅部導体部24は一対の平面状の壁面を有する断面長丸の金属パイプからなる。
第2隅部導体部24の金属パイプは平面状の壁面を有しており、この壁面が第2鍔部12の側面に対向する第2鍔部対向面24aとなっている。第2鍔部対向面24aは底部13側よりも頂部側で第2鍔部12の側面から離間するように配置されて第2底部導体部26に固定されている。
第2底部導体部26は、周方向に延びる複数の第2底部長手導体部26aを有し、複数の第2底部長手導体部26a間と、複数の第2底部長手導体部26aと第2隅部導体部24との間と、が第2連結導体部26bにより互いに直列に連結されている。これらの複数の第2底部長手導体部26a及び第2連結導体部26bからなる第2底部導体部26は、断面四角形の金属パイプからなる。
複数の第2底部長手導体部26aはそれぞれ直線状に形成されて第2隅部導体部24と略平行となるように配設されている。この複数の第2底部長手導体部26aは互いに周方向の異なる位置に第2隅部導体部24から異なる距離となるように配設されている。各第2底部長手導体部26aは、互いに周方向の異なる位置に第2隅部導体部24からの距離が略同等となるように配設された2つの分割部分からなる。これらの第2底部長手導体部26aの分割部分を合わせた長さは、第2隅部導体部24よりも短く形成されている。
この加熱装置20では、図1に示すように、複数の第1及び第2加熱コイル21,22がそれぞれ環状ワーク10の周方向に分散配置されて凹面に対向する。第1及び第2加熱コイル21,22の数は環状ワーク10の凹面形状に応じて設定されている。ここでは、凹面の底部13における第1鍔部11側の直径が第2鍔部12側の直径よりも大きいため、一対の第2加熱コイル22が180度反対側の位置における第2隅部16側に配置され、3対の第1加熱コイル21が周方向の残部を均等に分割した位置における第1隅部16側に配置されている。
複数の第1加熱コイル21及び第2加熱コイル22は、環状ワーク10の所定位置に対向させた状態では、図6に示すように、環状ワーク10の軸L14方向に沿う位置が互いに異なるように配置され、第1底部導体部25と第2底部導体部26とが、底部13の幅方向における互いに異なる領域に対向するように配置されている。
[位置調整手段]
各第1加熱コイル21は凹面に対して変位可能となるように、それぞれ第1位置調整手段31に支持されており、各第2加熱コイル22は凹面に対して変位可能となるように、それぞれ第2位置調整手段32に支持されている。第1及び第2位置調整手段31,32は、第1及び第2加熱コイル21,22のそれぞれを、環状ワーク10の直径方向及び軸L14方向の位置や軸L14方向及び周方向に対する角度を設定して支持できればよい。
この実施形態では、例えば取付ベース部にブラケットを介して第1又は第2加熱コイル21,22が装着されており、各部を位置合わせして強固に締結させることで、各第1及び第2加熱コイル21,22を所定位置及び所定角度に配置できるように構成されている。特に限定されるものではないが、ここでは長孔等を利用して取付ベース部、ブラケット、第1及び第2加熱コイル21,22の相対位置を調整して締結可能に構成してもよい。
[加熱方法]
このような環状ワーク10の加熱装置20を用いて、環状ワーク10を加熱するには、まず、環状ワーク10を軸L14を中心に回転駆動可能に支持し、環状ワーク10の周方向における複数箇所に複数の第1及び第2加熱コイル21,22を分散配置する。各第1及び第2位置調整手段31,32により複数の第1及び第2加熱コイル21,22を位置調整し、それぞれ環状ワーク10の凹面の所定位置に対向させる。
環状ワーク10はワークの凹面を加熱すると熱膨張により変形する。変形は環状ワーク10の形状や加熱温度等の種々の条件により異なるが、この実施形態の環状ワーク10の凹面だけを加熱すると、凹面の第1鍔部11側と第2鍔部12側とで変形量が異なる。そのため、第1及び第2位置調整手段により、各第1加熱コイル21と各第2加熱コイル21,22とを、凹面の第1鍔部11側と第2鍔部12側との変形量に応じた位置に調整して配置する。
この実施形態では、加熱対象の環状ワーク10の凹面が所定温度範囲に加熱されたときの変形量を予め測定、計算等により求め、凹面が所定温度範囲に加熱された際に、各第1及び第2加熱コイル21,22が凹面に対して所定ギャップで対向配置されるように、各第1及び第2加熱コイル21,22の当初位置を設定しておく。
そして加熱開始前に、第1及び第2加熱コイル21,22を第1及び第2位置調整手段により位置調整することで、予め設定した当初位置に各第1及び第2加熱コイル21,22をそれぞれ配置して固定する。
第1加熱コイル21の第1隅部導体部23が第1鍔部11と底部13の間の第1隅部15に対向するとともに、第1加熱コイル21の第1底部導体部25が底部13に対向し、第2加熱コイル22の第2隅部導体部24が第2鍔部12と底部13の間の第2隅部16に対向するとともに、第2加熱コイル22の第2底部導体部26が底部13に対向する。この当初位置では、所定温度範囲に達するまでは、各第1及び第2加熱コイル21,22が凹面に対して多少ずれた位置に配置されている。
この状態で、環状ワーク10を回転駆動させることで、複数の第1及び第2加熱コイル21,22と環状ワーク10とを周方向に相対移動させつつ、各第1及び第2加熱コイル21,22に給電して、環状ワーク10の凹面を誘導加熱する。
凹面が昇温して所定温度範囲に到達すると、予め位置調整されている各第1及び第2加熱コイル21,22が凹面に対して所定位置に配置される。第1及び第2隅部導体部23,24がそれぞれ第1又は第2隅部に対して所定ギャップに配置され、複数の第1及び第2底部導体部25,26がそれぞれ底部に対して所定ギャップに配置される。この状態で凹面を所定の温度範囲に誘導加熱することで加熱を終了することができる。
加熱後、目的に応じて、後処理工程を施したり、冷却工程を施すことができる。環状ワーク10が鋼材からなる場合には、冷却液を接触させることで急冷して焼入処理を施してもよく、徐冷して焼戻処理や焼鈍処理を施してもよい。
[作用効果]
以上のような加熱装置及び加熱方法によれば、第1及び第2加熱コイル21,22が、第1又は第2隅部15,16の一方に対向させる第1又は第2隅部導体部23,24と、底部13に対向させる第1又は第2底部導体部26と、を有するので、各加熱コイル21,22を第1又は第2隅部15,16の一方と底部13とに対向させて加熱することで、第1又は第2隅部15,16の一方と底部13とを同時に加熱できる。
その際、第1加熱コイル21の第1隅部導体部23が、第1隅部15に対向し第2隅部16から離間して配置され、第2加熱コイル22の第2隅部導体部24が、第2隅部16に対向し第1隅部15から離間して配置されるので、各加熱コイル21,22をそれぞれ他方の隅部との間の間隔を広く空けて配置できる。そのため、各加熱コイル21,22を凹面に対して変位させ易く、各加熱コイル21,22の位置調整が容易である。
これにより、環状ワーク10の加熱時に第1鍔部11側や第2鍔部12側に種々の変形が生じる場合であっても、変形に対応する位置に第1加熱コイル21や第2加熱コイル22を配置できる。その結果、第1鍔部11及び底部13と第1加熱コイル21との間のギャップと、第2鍔部12及び底部13と第2加熱コイル22との間のギャップと、のそれぞれを別々に精度よく調整して、第1隅部と第2隅部とを底部とともに確実に加熱できる。
この加熱装置20では、複数の第1加熱コイル21及び第2加熱コイル22を環状ワーク10の形状等に応じた数及び位置となるように円周方向に分散配置して、環状ワーク10を回転駆動させて凹面を誘導加熱するので、加熱程度を周方向に均一化させ易い。
この加熱装置20では、第1底部導体部25と第2底部導体部26とが底部13の幅方向における異なる領域に対向するので、第1底部導体部25と第2底部導体部26とによりそれぞれ異なる領域を加熱でき、各底部導体部25,26の位置、長さ、形状等を調整することで、底部13を効率よく加熱することができる。
この加熱装置20では、第1加熱コイル21及び第2加熱コイル22の一方又は双方における隅部導体部23,24及び底部導体部25,26が一平面に沿って配設され、曲面形状の鍔部11,12及び底部13に対向するので、隅部導体部23,24及び底部導体部25,26の形状を簡素化でき、加熱コイル21,22を容易に作製できる。
上記のような第1及び第2加熱コイル21,22によれば、ワークの隅部15,16に対向させる隅部導体部23,24と底部13に対向させる底部長手導体部25a,26aとが長手方向に延び、隅部導体部23,24が底部長手導体部25a,26aよりも長く形成されているので、各底部導体部25,26により隅部15,16に供給する熱量を、底部長手導体部25a,26aにより底部13に供給する熱量より大きくできる。隅部15,16は鍔部11,12と底部13とにより形成されており、底部13に比べて加熱する領域が広く体積も大きいため、隅部導体部23,24を底部長手導体部25a,26aに対して適切に長く形成することで、供給する熱量を調整でき、底部13と隅部15,16とを同程度に加熱することが容易である。
この第1及び第2加熱コイル21,22では、互いに直列に連結した複数の底部長手導体部25a,26aを有し、複数の底部長手導体部25a,26aが互いに周方向の異なる位置に隅部導体部23,24から異なる距離となるように配設されているので、加熱コイル21,22の周方向の長さを短くおさえて、底部13のより広い範囲を加熱することができる。即ち、各底部長手導体部25a,26aにより加熱する領域や体積が、隅部導体部23,24により加熱する領域や体積に比べて格段に小さいため、底部長手導体部25a,26aを隅部導体部23,24に比べて格段に短くしても、十分に加熱できる。そのため隅部導体部23,24の周方向の長さ範囲で、複数の底部長手導体部25a,26aを隅部導体部23,24から異なる距離に配設することで、環状ワーク10の底部13の幅方向における複数の領域を十分に加熱できて、幅方向のより広い範囲を加熱することができる。
この第1及び第2加熱コイル21,22では、隅部導体部23,24が鍔部11,12と対向する鍔部対向面23a,24aを有しているので、底部13及び隅部15,16を加熱する際に、鍔部11,12の側面を加熱できる。その際、鍔部対向面23a,24aが底部13側よりも頂部17側で、鍔部11,12の側面から離間するように配設されているので、鍔部11,12の頂部17側に供給される熱量を底部13側に比べて少なくできる。これにより、鍔部11,12の頂部17側が過剰に加熱されることを防止でき、凹面を集中して加熱できる。
上記実施形態は本発明の範囲内において適宜変更可能である。
上記では第1加熱コイル21と第2加熱コイル22とを、それぞれ第1又は第2位置調整手段31,32により予め設定して支持させたが、第1又は第2位置調整手段31,32に駆動部を設け、この駆動部により各加熱コイル21,22をそれぞれ変位可能にしてもよい。その場合、加熱中に環状ワーク10の第1鍔部11側の変形や第2鍔部12側の変形をセンサ等により検出し、この検出結果に対応させて、駆動部により各加熱コイル21,22を変位させることで、各加熱コイル21,22を環状ワーク10の変形に追従させることも可能である。
上記では、円環状ワーク10を加熱する例について説明したが、鍔部11,12及び底部13からなる凹面が長手方向に沿って形成されたワーク10であれば、本発明を同様に適用可能である。
上記では、一定の断面形状の底部13及び鍔部11,12が長手方向に連続したワーク10を例示したが、凹面の形状も適宜変更可能である。例えば、鍔部11,12の加熱対象領域となる側面以外の形状は何ら限定されない。また複数の凹面を有し、ワーク10と加熱コイル21,22とを長手方向に相対移動させた際に、各凹面間に加熱コイル21,22の相対移動が阻害される部位が存在しない形状を有するワークであってもよい。
上記では、底部13の底面が外向きに形成された傾斜面からなり、一対の鍔部11,12の側面が底部13の底面に対して略直交方向に形成された例について説明したが、加熱対象領域の凹面の形状や向きは何ら限定されない。例えば、凹面がワーク10の端面など、他の面に形成されていてもよく、内側向きに形成されていてもよい。また底部13の底面が軸L14に沿って形成された円柱側面形状であってもよい。さらに鍔部が一方のみに設けられていてもよい。
上記では第1又は第2底部導体部25,26が2個の第1又は第2底部長手導体部25a,26aを有していたが、1個であっても、3個以上であってもよい。また第1又は第2底部長手導体部25a,26aをそれぞれ2つの分割部分とすることなく、分割せずに連続した第1又は第2底部長手導体部25a,26aとしてもよい。
10 環状ワーク
11 第1鍔部
12 第2鍔部
13 底部
14 軸
15 第1隅部
16 第2隅部
17 頂部
20 加熱装置
21 第1加熱コイル
22 第2加熱コイル
23 第1隅部導体部
23a 第1鍔部対向面
24 第2隅部導体部
24a 第2鍔部対向面
25 第1底部導体部
25a 第1底部長手導体部
25b 第1連結導体部
26 第2底部導体部
26a 第2底部長手導体部
26b 第2連結導体部
27 第1リード部
28 第2リード部
31 第1位置調整手段
32 第2位置調整手段

Claims (9)

  1. 第1鍔部と第2鍔部と該第1鍔部と該第2鍔部の間の底部とが周方向に連続して設けられた環状ワークの一部に加熱コイルを対向させ、該加熱コイルと環状ワークとを上記周方向に相対移動させつつ、上記第1鍔部、第2鍔部、及び底部により形成された環状ワークの凹面を誘導加熱する装置であって、
    上記第1鍔部と上記底部の間の第1隅部に対向させる第1隅部導体部と、該第1隅部導体部に直列に連結し上記底部に対向させる第1底部導体部と、を有し、該第1底部導体部が上記周方向に延びる第1底部長手導体部を有し、上記第1隅部導体部が上記第1底部長手導体部より長く形成されている第1加熱コイルと、
    上記第2鍔部と上記底部の間の第2隅部に対向させる第2隅部導体部と、該第2隅部導体部に直列に連結し上記底部に対向させる第2底部導体部と、を有し、該第2底部導体部が上記周方向に延びる第2底部長手導体部を有し、上記第2隅部導体部が上記第2底部長手導体部より長く形成されている第2加熱コイルと、
    を備えた環状ワークの加熱装置。
  2. 前記第1加熱コイルは第1位置調整手段により前記環状ワークの凹面に対して変位可能に支持され、前記第2加熱コイルは第2位置調整手段により前記凹面に対して変位可能に支持されている、請求項1に記載の環状ワークの加熱装置。
  3. 複数の前記第1加熱コイル及び前記第2加熱コイルが前記周方向に分散配置され、前記環状ワークを回転駆動させて前記環状ワークの凹面を誘導加熱する、請求項1又は2に記載の環状ワークの加熱装置。
  4. 前記第1底部導体部と前記第2底部導体部とが前記環状ワークの底部の幅方向における異なる領域に対向する、請求項1乃至3の何れかに記載の環状ワークの加熱装置。
  5. 前記第1加熱コイル及び第2加熱コイルの一方又は双方における前記隅部導体部及び前記底部導体部が一平面に沿って配設され、環状ワークの曲面形状の前記鍔部及び底部に対向する、請求項1乃至4の何れかに記載の環状ワークの加熱装置。
  6. 第1鍔部と第2鍔部と該第1鍔部と該第2鍔部の間の底部とが周方向に連続して設けられた環状ワークの一部に加熱コイルを対向させ、該加熱コイルと環状ワークとを上記周方向に相対移動させつつ、上記第1鍔部、第2鍔部、及び底部により形成された環状ワークの凹面を誘導加熱する方法であって、
    第1隅部導体部と、該第1隅部導体部に直列に連結する第1底部導体部と、を有し、該第1底部導体部が上記周方向に延びる第1底部長手導体部を有し、上記第1隅部導体部が上記第1底部長手導体部より長く形成されている第1加熱コイルの上記第1隅部導体部を上記第1鍔部と上記底部の間の第1隅部に対向させるとともに該第1加熱コイルの上記第1底部導体部を上記底部に対向させ、
    第2隅部導体部と、該第2隅部導体部に直列に連結する第2底部導体部と、を有し、該第2底部導体部が上記周方向に延びる第2底部長手導体部を有し、上記第2隅部導体部が上記第2底部長手導体部より長く形成されている第2加熱コイルの上記第2隅部導体部を上記第2鍔部と上記底部の間の第2隅部に対向させるとともに該第2加熱コイルの上記第2底部導体部を上記底部に対向させ、
    上記第1加熱コイルを上記第1鍔部側の変形に対応する位置に配置するとともに上記第2加熱コイルを上記第2鍔部側の変形に対応する位置に配置して上記凹面を加熱する、環状ワークの加熱方法。
  7. 鍔部と底部とが長手方向に連続して設けられたワークの一部に対向させて、該ワークに対して上記長手方向に相対移動させつつ、上記鍔部及び底部により形成された凹面を誘導加熱する加熱コイルであって、
    上記鍔部と上記底部との間の隅部に対向させるように上記長手方向に延びる隅部導体部と、
    該隅部導体部と直列に連結し上記底部に対向させる底部導体部と、を備え、
    該底部導体部が上記長手方向に延びる底部長手導体部を有し、
    上記隅部導体部が上記底部長手導体部より長く形成されている、加熱コイル。
  8. 互いに直列に連結した複数の前記底部長手導体部を有し、該複数の底部長手導体部が互いにワークの前記長手方向の異なる位置に前記隅部導体部から異なる距離となるように配設されている、請求項7に記載の加熱コイル。
  9. 前記隅部導体部はワークの前記鍔部と対向する鍔部対向面を有し、該鍔部対向面がワークの前記底部側よりも頂部側で前記鍔部から離間するように配設されている、請求項7又は8に記載の加熱コイル。
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