JP6407638B2 - 自動改札機システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、自動改札機および自動改札機システムに関する。
鉄道の駅等の施設には、利用者によってICカードや電子デバイス等の媒体が読取部に翳されると、自動的に入出場許可判定を行う自動改札機が設置されている。その一種として、利用者が双方向に通行可能な自動改札機が知られている。この自動改札機では、同じ通路に対して双方向から利用者が進入することがあり、利用者にとって利便性が低い場合があった。
特開平5−266282号公報
本発明が解決しようとする課題は、利用者にとっての利便性を高めることができる自動改札機および自動改札機システムを提供することである。
実施形態の自動改札機システムは、並列に並べられ、利用者が通行可能な通路を形成するように配置された第1自動改札機と第2自動改札機とを含み、前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、第1の情報読取部と、第2の情報読取部と、第1の提示方向検出部と、第2の提示方向検出部と、判定部とを持つ。第1の情報読取部は、自装置の長手方向の端部である第1の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る。第2の情報読取部は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る。第1の提示方向検出部は、前記第1の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する。第2の提示方向検部は、前記第2の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する。判定部は、前記第1の情報読取部の読み取り結果と、前記第2の情報読取部の読み取り結果と、前記第1の提示方向検出部の検出結果と、前記第2の提示方向検出部の検出結果とに基づいて、利用者が進入する通路および進入方向を特定し、入出場を判定する。また、前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1自動改札機と前記第2自動改札機との間に形成された第1通路とは前記第1自動改札機を挟んで反対側に形成された第2通路に、前記第1の端部方向から第1利用者が進入し、前記第1利用者が前記第1自動改札機の前記第1の情報読取部に媒体を提示した第1特定状態である場合、前記第1自動改札機の前記第1の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第1利用者の入出場を判定し、前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1特定状態において、第2利用者が前記第1通路に前記第2の端部方向から進入し、前記第2利用者が前記第1自動改札機の前記第2の情報読取部に媒体を提示した第2特定状態である場合、前記第1自動改札機の前記第2の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第2利用者の入出場を判定し、前記第2自動改札機の前記判定部は、前記第1特定状態において、前記第2利用者が前記第1通路に前記第2の端部方向から進入し、前記第2利用者が前記第2自動改札機の前記第2の情報読取部に媒体を提示した第3特定状態である場合、前記第2自動改札機の前記第2の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第2利用者の入出場を判定する。
利用者Uが自動改札機システム1を通過する様子を模式的に示す図。 自動改札機10の機能構成例を示す図。 利用者Uおよび媒体Mの提示方向を検出する様子を示す図。 自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャート。 利用者Uが駅に入場しようとしている場面を示す図。 利用者UがB側から自動改札機10へ接近した場合、すなわち自動改札機10が出場処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャート。 複数の利用者Uが自動改札機10を利用する場面を模式的に示す図。
以下、実施形態の自動改札機を含む自動改札機システムを、図面を参照して説明する。
図1は、利用者Uが自動改札機システム1を通過する様子を模式的に示す図である。自動改札機システム1は、例えば鉄道の駅に設置される。自動改札機システム1は、例えば複数の自動改札機10−a、10−b、10−cを含む。自動改札機10−a、10−b、10−cは、並列に並べられ、その間に利用者Uを通行させるための通路を形成する。利用者Uは、IC(Integrated Circuit;集積回路)を内蔵したICカードや決済機能を有する携帯電話などの電子デバイスを含む媒体Mを、自動改札機10−a、10−b、10−cのリーダライタ20−A(または20−B)へ翳す。利用者Uは、自動改札機10−a、10−b、10−cのB側扉部64−B(またはA側扉部64−A)が対向する扉部と共に開いた状態で、駅構内へ入場(または駅構内から出場)することができる。実施形態の自動改札機10は、A側からB側、またはB側からA側へ通過する利用者Uに対し、自身の右側と左側の双方の通路を選択的に通過させることができる。以下の説明において、自動改札機10−a、10−b、10−cを区別しない場合は、符号のハイフンおよび添字「a」〜「c」の記載を省略する。また、自動改札機の機能構成についても同様とする。
以下、A側が駅の構外、B側が駅の構内であるものとする。自動改札機10の長手方向の両端部に備えられている構成のうち、A側にある構成には、符号のハイフンの後にA側を意味する「A」を付し、B側にある構成には、符号のハイフンの後にB側を意味する「B」を付す。また、自動改札機10に接近する利用者Uから見て、向かって右側にある構成には、符号のハイフンの後に右側を意味する「R」を付し、向かって左側にある構成には、符号のハイフンの後に左側を意味する「L」を付す(図1参照)。
図2は、自動改札機10の機能構成例を示す図である。図1および図2を参照して、自動改札機10の機能構成について説明する。自動改札機10は、A側リーダライタ20−Aと、B側リーダライタ20−Bと、A側右接近センサ30−ARと、A側左接近センサ30−ALと、A側右提示方向検出センサ40−ARと、A側左提示方向検出センサ40−ALと、B側右接近センサ30−BRと、B側左接近センサ30−BLと、B側右提示方向検出センサ40−BRと、B側左提示方向検出センサ40−BLと、通過センサ50と、A側正面表示部60−Aと、B側正面表示部60−Bと、A側上面表示部62−Aと、B側上面表示部62−Bと、A側扉部64−Aと、B側扉部64−Bと、制御部70と、通信部90とを備える。以下、A側かB側か、或いは右側か左側かを区別しないときは、これらを示す符号(「A」、「B」、「R」、「L」)、並びに「A側」、「B側」、「右」、「左」といった記載を省略する。
リーダライタ20は、例えば発光部22と、通信部を備える。リーダライタ20の通信部は、利用者Uが翳した媒体Mに向けて磁界を発生させ、磁界を利用した電磁誘導によって利用者Uが翳した媒体Mに内蔵されたICチップに電力を供給し、媒体Mの中のICチップを起動させる。リーダライタ20は、動作したICチップとの間で無線通信を行って、媒体MのICに記憶され、所定の方式でエンコードされた情報を読み込む。また、リーダライタ20は、制御部70により処理されエンコードされた処理結果などを、媒体MのICに記憶させる。
発光部22は、例えば緑や赤、青などの発光ダイオードを備える。発光部22は、制御部70の制御に基づいて、発光ダイオードに電圧を印加することにより、リーダライタ20が配置されている位置付近を発光させる。当該自動改札機10の利用が可能な場合、制御部70の制御により、緑または青の発光ダイオードに電圧が印加され、発光部22は緑または青に発光する。また、当該自動改札機10において、利用者Uにより翳された媒体Mでの入出場が不許可と判定された場合、制御部70の制御により、赤の発光ダイオードに電圧が印加され、発光部22は赤に発光する。また、当該自動改札機10の利用が不可能な場合、制御部70の制御により、発光ダイオードに電圧が印加されず、発光部22は発光しない。これによって、利用者Uは、当該自動改札機10が利用可能であるか、または当該利用改札機10により入場(または出場)の許可がなされたか否かを、直感的に判断することができる。
接近センサ30は、例えば自動改札機10の各コーナー付近に設けられる。接近センサ30は、自装置にA側またはB側から接近する利用者Uを検出するためのものであり、例えば所定の方向を撮像するように設置されたカメラを含む。また、接近センサ30は、例えば赤外線を用いた人感センサや、ステレオカメラなどにより実現してもよい。
提示方向検出センサ40は、例えば自動改札機10のリーダライタ20の左右側に設けられる。提示方向検出センサ40は、リーダライタ20に媒体Mが提示された際の提示方向(手が差し出された方向)を検出するためのものであり、例えば所定の方向に赤外線を照射して反射光を検出する人感センサを含む。また、提示方向検出センサ40は、カメラや、光センサ、静電容量センサ、超音波センサなどで実現されてもよい。図1では、自動改札機10−aの提示方向検出センサ40−BRは、通路2側から媒体Mが提示されたことを検出し、自動改札機10−aの提示方向検出センサ40−BLは、通路1側から媒体Mが提示されたことを検出する。すなわち、提示方向検出センサ40は、自動改札機10の幅方向(後述する図3参照)に関するいずれの側から媒体Mが提示されたかを検出する。
通過センサ50は、例えば自動改札機10の通路側側面に複数設けられる。複数の通過センサ50は、自動改札機10により形成された通路内の利用者Uを検出する。通過センサ50は、例えば複数の赤外線センサや、光センサなどで実現される。通過センサ50は、対向する他の自動改札機10と連携して通路内の利用者Uを検出するものであってよい。
正面表示部60は、利用者Uが自動改札機10に接近する側から視認できる位置に設けられる。正面表示部60は、例えば自動改札機10長手方向の両端の面(正面)に設けられる。正面表示部60は、制御部70の制御に基づいて、利用者Uが利用可能な通路または利用不可能な通路を案内するための案内情報等を表示する。図1に示すように、自動改札機10−aの両側の通路の通行が可能な場合、正面表示部60Bは、例えば「○」といった画像を表示する。また、B側から通路2が利用可能であり且つ通路3が利用不可能な場合、自動改札機10−bの正面表示部60−Bは、例えば向かって左向きの矢印「←」の画像を表示することにより、利用可能な通路2を指し示す。正面表示部60は、状況に応じて、例えば「OK」や「NG」「×」、色情報などの画像を表示してもよい。また、自動改札機10にスピーカ(不図示)を設け、いずれかの通路が利用可能または利用不可能であることを示す音声の出力を行ってもよい。
上面表示部62は、例えば自動改札機10の上面に設けられる。上面表示部62は、制御部70の制御に基づいて、案内情報や、制御部70の処理結果、媒体Mに記憶されているチャージ残高または定期券情報などを表示する。扉部64は、例えば自動改札機10の通路側側面の下部に設けられる。扉部64は、制御部70の制御に基づいて開閉される。
制御部70は、信号処理部72と、デコード部80と、エンコード部82と、SF(Stored Fare system)処理部84と、表示制御部86と、扉制御部88とを備える。これらの機能部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部(不図示)に格納されたプログラムを実行することで機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。例えば、デコード部80とエンコード部82は、リーダライタ20に内蔵されるハードウェアであってもよい。
信号処理部72は、接近センサ30、提示方向検出センサ40および通過センサ50により出力される信号を取得する。信号処理部72は、接近センサ30、提示方向検出センサ40および通過センサ50により出力される信号に基づいて各種処理を実行し、実行結果をSF処理部84に提供すると共に、表示制御部86および扉制御部88の動作を指示する制御信号を出力する。
信号処理部72は、例えば、接近方向検出部74と、提示方向検出部76と、通過検出部78とを備える。接近方向検出部74は、例えば接近センサ30により出力された信号に基づいて、物体(利用者U)の接近および接近方向を検出する。提示方向検出部76は、提示方向検出センサ40により出力された信号に基づいて、媒体Mがリーダライタ20へ提示された際の提示方向を検出する。
ここで、接近方向検出部74による利用者Uの検出手法について説明する。接近方向検出部74は、例えば、接近センサ30として機能するカメラから入力された画像データに対してエッジ点抽出処理等を行う。接近方向検出部74は、エッジ点抽出処理により画像に含まれる物体の輪郭を抽出し、抽出した輪郭に対してパターンンマッチング処理を行って人の形状パターンに合致する場合に、検出対象の物体(すなわち人)であると判定する。そして、検出対象と判定した物体の画像上の位置を実空間上の位置に変換することで、物体の位置を検出する。図3は、利用者Uおよび媒体Mの提示方向を検出する様子を示す図である。図3の例では、カメラが撮像する領域「AT1」内に、利用者Uが位置するものとする。カメラから入力された画像において、接近方向検出部74により、上下左右に隣接する画素の間の輝度勾配の例えば平均値が所定値よりも大きい画素として、例えば利用者Uの輪郭が抽出される。接近方向検出部74により、抽出された輪郭のエッジ点に基づいて、利用者Uが座標値(XU1、YU1)に位置することが導出される。なお、天井など利用者Uを上方から撮像できる位置にカメラを設置し、利用者Uを上方から撮像した画像データに対してエッジ点抽出処理を行ってもよいし、床面に圧力センサを取り付けて利用者Uの体重を検出してもよい。
図3中、「AT1〜AT4」は、接近センサ30の検出領域を示し、「PT1〜PT4」は、提示方向検出センサ40の検出領域を示す。自動改札機10−bのA側における向かって右側方向から自動改札機10−bに接近する利用者Uは、接近センサ30−ARにより検出される。その後、利用者UがU#の位置まで進行して媒体Mをリーダライタ20−Aに提示すると、その腕または手が提示方向検出センサ40−ARにより検出される。これらに基づいて、提示方向検出部76は、媒体Mが自動改札機10−bのA側における向かって右側から翳されたと判定する。
通過検出部78は、自動改札機10により形成された通路内の物体(利用者U)の存在、移動方向、位置などを検出する。
デコード部80は、リーダライタ20が媒体Mから読み取ったエンコード情報をデコードし、SF処理部84へ出力する。エンコード部82は、他の機能部により指示された情報をエンコードし、エンコード情報をリーダライタ20へ出力する。
SF処理部84は、利用者Uにより翳された媒体Mの中のICチップに記憶された情報を、リーダライタ20およびデコード部80を介して取得し、駅構内への入場(または出場)が可能であるか否かを判定する。SF処理部84は、判定結果に基づく制御信号を、エンコード部82と、表示制御部86と、扉制御部88とに出力する。ここで、制御信号とは、例えば媒体Mの情報を書き換えるための信号(入場駅、運賃収受後のチャージ残高など)、正面表示部60または上面表示部62に出力させる情報を制御するための信号、または扉部64の開閉を制御するための信号などを含む。また、媒体Mの中のICチップに記憶された情報とは、媒体Mの識別情報や、入出場駅情報、利用可能な金額の情報(チャージ残高情報)、利用可能な区間情報(定期券情報)などである。SF処理部84は、入場(または出場)を許可する場合には扉部64を開放状態とし、利用者Uの駅構内への入場(出場)許可を行う。一方、SF処理部84は、入場(または出場)を許可しない場合には扉部64を閉止状態とし、利用者Uの駅構内への入場(出場)を禁止する。
表示制御部86は、信号処理部72またはSF処理部84により出力された制御信号に基づいて、正面表示部60および上面表示部62を制御する。また、扉制御部88は、信号処理部72またはSF処理部84により出力された制御信号に基づいて、扉部64を制御する。
通信部90は、例えば専用通信線を介して他の自動改札機10と接続されている。専用通信線は、例えば駅構内におけるローカルエリアネットワーク(Local Area Net Work;LAN)を形成する。通信部90は、制御部70の処理結果を他の自動改札機10へ送信し、他の自動改札機10により送信された他の自動改札機の処理結果を取得する。
図4は、自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートの処理は、自動改札機10が入場処理を行う場合の処理を示している。
まず、接近方向検出部74が、利用者UがA側から自動改札機10に接近したか否かを判定する(ステップS100)。前述したように、A側が駅の構外であるため、利用者UがA側から接近したということは、利用者Uが入場しようとしていることを示している。図5は、利用者Uが駅に入場しようとしている場面を示す図である。図5の例では、接近方向検出部74が、自動改札機10−bに設けられた接近センサ30−ARの検出結果に基づいて、利用者UがA側から接近していると判定する。
また、接近方向検出部74は、利用者Uが通過する通路を推定する(ステップS102)。図5の例では、接近方向検出部74は、自動改札機10における向かって左側に設けられた接近センサ30−ALではなく、自動改札機10における向かって右側に設けられた接近センサ30−ARが利用者Uを検出したため、利用者Uの通過通路は通路2であると推定し、SF処理部84に出力する。SF処理部84は、利用者Uの位置と、接近方向検出部74により推定された通過通路とを示す信号を、表示制御部86と、扉制御部88とに出力する。
次に、接近方向検出部74により出力された信号に基づいて、表示制御部86が正面表示部60および上面表示部62を制御し、扉制御部88が扉部64を制御する(ステップS104)。表示制御部86は、他の通路の通行を促すことを示す画像を、利用者Uが接近して来る側と反対側の正面表示部60に表示させる。図5の例では、表示制御部86は、例えば自動改札機10−bへ向かってくる他の利用者Uに向けて、利用可能な通路3を指し示す画像(図5、「→」)を、正面表示部60−Bに表示させる。
次に、制御部70は、ステップS100〜ステップS104までの処理結果の一部または全部を、通信部90を介して、他の自動改札機10へ送信する(ステップS106)。この結果、他の自動改札機10の制御部70は、当該自動改札機10の制御部70による処理結果に基づいて、各表示部や扉部64を制御する。図5の例では、自動改札機10−bの制御部70は、利用者Uが通過する通過を通路2と推定したため、その情報を受信した自動改札機10−aの制御部70は、自装置の正面表示部60−Aに、他の利用者Uが利用可能な通路1を指し示す画像である向かって右向きの矢印「→」を表示させると共に、自装置の正面表示部60−Bに、他の利用者Uが利用可能な通路1を指し示す画像である向かって左向きの矢印「←」を表示させる。また、自動改札機10−cの両側の通路3および通路4は利用可能であるため、自動改札機10−cの制御部70は、自装置の正面表示部60−Aおよび正面表示部60−Bに、両側の通路が利用可能であることを示す「○」といった画像を表示させる。
他の自動改札機10から受信した情報と、正面表示部60の表示内容との対応関係は、例えば、以下のようになる。ここでは、自動改札機10−bの正面表示部60−Bについて記載する。
(1)通路2、3共に、他の利用者によって利用されない:「○」
(2)通路2のみ、他の利用者によって利用される :「→」
(3)通路3のみ、他の利用者によって利用される :「←」
(4)通路2、3共に、他の利用者によって利用される :「×」
自動改札機10は、このような対応関係を示すテーブルまたは関数などを内部に保持しており、他の自動改札機10から受信した情報をテーブルなどに適用することで、正面表示部60に表示させる内容を決定する。なお、正面表示部60は、「○」に代えて「↑」や「↓」を表示してもよいし、「×」に代えて「不可」などを表示してもよい。
次に、提示方向検出部76が、提示方向検出センサ40により出力された信号に基づいて、媒体Mが自動改札機10に対して、向かって右側から翳されたか否かを判定する(ステップS108)。図5の例のように、利用者U#により通路2(右)側から媒体Mが翳された場合、提示方向検出部76は、提示方向検出センサ40−ARが利用者U#の手または腕を検出するため、媒体Mが通路2側から翳されたと判定する。
自動改札機10に対して、向かって右側から媒体Mが翳されたと判定された場合、SF処理部84が、接近方向検出部74による利用者Uの通過通路の推定結果(ステップS102参照)と、提示方向検出部76の判定結果に基づいて、利用者Uが通過する通路は向かって右側の通路であると特定する(ステップS110)。接近方向検出部74により推定された通過通路の方向と、提示方向検出部76により判定された媒体Mの提示方向とが異なる場合、SF処理部84は、提示方向検出部76により判定された媒体Mの提示方向を優先して、通過通路を特定してもよい。この場合、SF処理部84は、正面表示部60や上面表示部62に、特定した通路に対応させる画像の表示をさせてもよい。例えば図5の例において、媒体Mが通路3(左)側から翳され、提示方向検出部76が提示方向検出センサ40−ALの信号に基づいて、提示方向は通路3側からであると判定した場合、接近方向検出部74により通過通路が通路2と推定されたにも拘わらず、SF処理部84は、提示方向検出部76の判定結果を優先し、通過通路は通路3であると特定してもよい。この場合、SF処理部84は、通過通路を特定した特定結果を他の自動改札機10へ送信し、他の自動改札機10は、例えば正面表示部60に、通路3以外の通路の利用を促す画像を表示させる。
自動改札機10に対して、向かって右側から媒体Mが翳されていないと判定された場合、提示方向検出部76は、自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳されたか否かを判定する(ステップS112)。自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳されていない場合、ステップS100へ戻る。自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳された場合、SF処理部84は、利用者Uが通過する通路は向かって左側の通路であると特定する(ステップS114)。
次に、リーダライタ20が、利用者Uにより翳された媒体Mと通信を行う(ステップS116)。次に、SF処理部84が、リーダライタ20により読み取られた媒体Mに記憶された情報に基づいて、入場を許可できる条件を満たすか否かを判定する(入場処理;ステップS118)。SF処理部84が、判定結果を表示制御部86と、扉制御部88とに出力する。入場処理において、SF処理部84は、例えば、リーダライタ20により読み取られた情報のうちチャージ残高を参照して、チャージ残高が所定の下限値を下回っているか否かを判定する。チャージ残高が所定の下限値を下回っている場合、SF処理部84は、入場を許可しない。入場の許可をしない場合、扉制御部88が扉部64を所定時間、閉止状態とすると共に、表示制御部86が上面表示部62にエラー画面や、チャージ残高不足など入場不許可を示す情報を表示する(ステップS120)。扉制御部88は所定時間経過後に扉部64を開放状態とし、表示制御部86は上面表示部62に表示させた情報を消去する。所定の下限値とは、例えば当該駅から運賃が最も安い駅までの運賃である。残額情報が所定の下限値を下回っていない場合、SF処理部84は、入場を許可する。入場を許可する場合、SF処理部84は、入場駅の情報を媒体Mに書き込むようにリーダライタ20へ指示する。
リーダライタ20は、SF処理部84により出力された信号に基づいて、媒体Mへ情報を書き込み、表示制御部86は、書き込まれた情報や、チャージ残高、最低運賃収受後のチャージ残高などを示す情報を上面表示部62に表示する(ステップS122)。図5の例では、利用者U#がA側から媒体Mをリーダライタ20−Aに翳している。この場合、リーダライタ20−Aは、例えば入場駅情報や、入場年月日情報、入場時刻情報などの入場処理に関する情報を、媒体Mに記憶させる。表示制御部86は、媒体Mに記憶された情報や、チャージ残高、最低運賃収受後のチャージ残高などを示す情報を上面表示画面62へ表示させる。次に、扉制御部88が、扉部64を所定時間、開放状態とする(ステップS124)。
次に、通過検出部78が、通過センサ50により出力された信号に基づいて、媒体Mを翳して入場許可がされた利用者Uが、当該通路を通過したか否かを判定する(ステップS126)。利用者Uが当該通路を通過していないと判定された場合には、ステップS124へ戻り扉部64の開放状態を維持する。
利用者Uが当該通路を通過したと判定された場合には、制御部70は、利用者Uが当該通路を通過したことを示す情報を、通信部90を介して他の自動改札機10へ送信する(ステップS128)。この場合、他の自動改札機10は、受信した情報に基づいて、自装置の正面表示部60、または扉部64を制御する。図5の例では、利用者Uが通路2を通過したことを含む処理結果を自動改札機10−aが取得した場合、自動改札機10−aの表示制御部86は、通路1および通路2の利用が可能であることを示す表示を正面表示部60にさせる。これにより、本フローチャートの1ルーチンは終了する。
前述したステップS100の処理において、利用者UがA側から自動改札機10に接近していないと判定された場合は、接近方向検出部74が、利用者UがB側から自動改札機10に接近しているか否かを判定する(ステップS200)。利用者UがB側から自動改札機10に接近していないと判定された場合、ステップS100の処理へ戻る。利用者UがB側から自動改札機10に接近していると判定された場合、図6のステップS202へ進む。図6は、利用者UがB側から自動改札機10へ接近した場合、すなわち自動改札機10が出場処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、接近方向検出部74は、利用者Uが通過する通路を推定する(ステップS202)。次に、接近方向検出部74により出力された信号に基づいて、表示制御部86が正面表示部60および上面表示部62を制御し、扉制御部88が扉部64を制御する(ステップS204)。表示制御部86は、他の通路の通行を促すことを示す画像を、利用者Uが接近して来る側と反対側の正面表示部60に表示させる。
次に、制御部70は、ステップS200〜ステップS204までの処理結果を、通信部90を介して、他の自動改札機10へ送信する(ステップS206)。この結果、他の自動改札機10の制御部70は、当該自動改札機10の制御部70による処理結果に基づいて、各表示部や扉部64を制御する。
次に、提示方向検出部76が、提示方向検出センサ40により出力された信号に基づいて、媒体Mが自動改札機10に対して、向かって右側から翳されたか否かを判定する(ステップS208)。自動改札機10に対して、向かって右側から媒体Mが翳されたと判定された場合、SF処理部84が、接近方向検出部74による利用者Uの通過通路の推定結果(ステップS202参照)と、提示方向検出部76の判定結果に基づいて、利用者Uが通過する通路は向かって右側の通路であると特定する(ステップS210)。前述したように、接近方向検出部74により推定された通過通路の方向と、提示方向検出部76により判定された媒体Mの提示方向とが異なる場合、SF処理部84は、提示方向検出部76により判定された媒体Mの提示方向を優先して、通過通路を特定してもよい。自動改札機10に対して、向かって右側から媒体Mが翳されていないと判定された場合、提示方向検出部76は、自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳されたか否かを判定する(ステップS212)。自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳されていない場合、ステップS202へ戻る。自動改札機10に対して、向かって左側から媒体Mが翳された場合、SF処理部84は、利用者Uが通過する通路は向かって左側の通路であると特定する(ステップS214)。
次に、リーダライタ20が、利用者Uにより翳された媒体Mと通信を行う(ステップS216)。次に、SF処理部84が、リーダライタ20により読み取られた媒体Mに記憶された情報に基づいて、出場を許可できる条件を満たすか否かを判定する(出場処理;ステップS218)。出場処理において、SF処理部84は、リーダライタ20により読み取られた入場駅の情報を参照して、入場駅から当該駅までの運賃を、入場駅と運賃との対応関係を規定した運賃テーブル(不図示)を検索することにより取得する。SF処理部84は、入場駅から当該駅までの運賃が、リーダライタ20により読み取られたチャージ残高以下である場合、出場を許可すると共に、媒体Mのチャージ残高を、チャージ残高から運賃を差し引いた値に書き換えるようにリーダライタ20に指示する。なお、運賃テーブルは、例えば、自動改札機10が備える記憶部(不図示)に記憶されている。また、SF処理部84は、通信部90を用いて、他の端末や外部のデータベースに格納された運賃テーブルから運賃を検索して、出場処理を実行してもよい。
出場を許可できる条件を満たした場合、リーダライタ20が、SF処理部84の処理結果により出力された信号に基づいて、媒体Mへ情報を書き込み、表示制御部86は、書き込まれた情報や、運賃収受後のチャージ残高などを示す情報を上面表示部62に表示する(ステップS222)。SF処理部84は、媒体Mのチャージ残高を、チャージ残高から運賃を差し引いた値に書き換えるように、媒体Mへ情報を書き込むようにリーダライタ20に指示すると共に、チャージ残高から運賃を差し引いた値を上面表示部62へ表示するように表示制御部86へ指示する。
なお、図4または図6のフローチャートにおける各処理のうち、一部を省略または変更してもよい。例えば接近センサ30の検出結果に基づく処理(ステップS100〜S104およびS200〜S204)または処理結果の送信処理(ステップS106、S128、S206およびS228)を省略してもよい。また、例えば提示方向検出センサ40の検出結果に基づく処理(ステップS108〜S114およびS208〜S214)を省略し、接近センサ30の検出結果に基づいて、利用者Uが通過する通路および進入方向を特定してもよい。
図7は、複数の利用者Uが自動改札機10を利用する場面を模式的に示す図である。まず、図中、自動改札機10−aの制御、つまり利用者Uが双方向から自動改札機10を利用する場合について、説明する。利用者U1および利用者U2は、自動改札機10−aを利用し、通路2を通過しようとしているものとする。接近方向検出部74は、接近センサ30により検出された検出結果に基づいて、例えば利用者U1および利用者U2の通過通路は「通路2」であると推定する。利用者Uが双方向から、同一通路に進入すると接近方向検出部74により推定された場合、表示制御部86は、利用者Uに他の利用者Uとは異なる通路の利用を案内する。表示制御部86は、例えば、先に接近センサ30により検出された利用者Uを優先的に案内する。利用者U2が先に接近センサ30により検出された場合、表示制御部86は、利用者U1に通路1の利用を促すために向かって右向きの矢印「→」を、自動改札機10−aの正面表示部60−Aおよび上面表示部62−Aに表示させる。また、SF処理部84は、利用者U2に通路2の利用を促すために向かって右向きの矢印「→」を、自動改札機10−aの正面表示部60−Bおよび上面表示部62−Bに表示させる。その結果、利用者U1は通路1に移動し、利用者U2は通路2に移動することができる。利用者U1により媒体Mがリーダライタ20−Aに翳されると、提示方向検出センサ40−ARの検出結果に基づいて、提示方向検出部76は媒体MがA側の右方向から翳されたことを検出する。SF処理部84は、利用者U1の利用通路を通路1と特定して、入場処理を実行する。入場処理が実行されると、表示制御部86は、上面表示部62−Bの表示をU1に対するチャージ残高または最低運賃収受後のチャージ残高の表示に切り替える。また、利用者U2により媒体Mがリーダライタ20−Bに翳されると、提示方向検出センサ40−BRの検出結果に基づいて、提示方向検出部76は媒体MがB側の右方向から翳されたことを検出する。SF処理部84は、利用者U2の利用通路を通路2と特定して、出場処理を実行する。出場処理が実行されると、表示制御部86は、上面表示部62−Aの表示をU2に対する運賃収受後のチャージ残高の表示に切り替える。なお、表示制御部86は、例えば、利用者U1および利用者U2により翳された媒体Mのうち、先にリーダライタ20に翳された媒体Mに対応する情報を優先的に上面表示部62に表示させてもよい。また、表示制御部86は、入場処理または出場処理に対応する媒体Mの情報のうち、いずれか一方の情報を優先的に上面表示部62へ表示させてもよい。
このように、利用者Uが双方向から自動改札機10を利用する場合であっても、自動改札機10は、利用者Uが同一通路に同時に進入することを抑制する表示をするため、利用者Uはスムーズに駅構内に入場(または駅構外へ出場)することができる。また、SF処理部84は、提示方向検出部76の検出結果に基づいて、利用者Uが通行する通路を特定するため、利用者Uの進入通路および進入方向を適切に判定して、入出場処理を実行することができる。
次に、図7における自動改札機10−cの制御、つまり二人の利用者Uが同一の自動改札機10を一方向から利用する場合について、説明する。図中では、利用者U3は、通路3側から右手で媒体Mを自動改札機10−cに翳し、通路3を通過しようとしている。また、利用者U3に続き、右手で荷物を持っている利用者U4が、通路4側から左手で媒体Mを自動改札機10−cに翳し、通路4を通過しようとしている。この場合、利用者U3により媒体Mが翳された方向は、提示方向検出センサ40−BLにより検出される。SF処理部84は、提示方向検出部76の検出結果に基づいて、利用者U3の通過通路が通路3であると特定し、出場処理を実行する。次に、利用者U4により媒体Mが翳された方向は、提示方向検出センサ40−BRにより検出される。SF処理部84は、提示方向検出部76の検出結果に基づいて、利用者U4の通過通路が通路4であると特定し、出場処理を実行する。
このように、二人の利用者Uが同一の自動改札機10を一方向から利用する場合であっても、自動改札機10は、媒体Mが翳された方向を検出し、利用者Uが通過する通路を特定することにより、適切に入場処理(または出場処理)を実行することができる。また、利用者Uは、通過する通路の両側にあるリーダライタ20のいずれかを選択して媒体Mを翳すことができるため、利用者にとっての利便性を高めることができる。
次に、図中、自動改札機10−bの制御、つまり他の自動改札機10(自動改札機10−aおよび10−c)の制御結果に基づく自動改札機10の制御について、説明する。自動改札機10−bは、自動改札機10−aおよび自動改札機10−cの制御結果を取得して、A側から通路2および通路3への進入は不可であることを正面表示部60−Aに表示させる。自動改札機10−bの制御部70は、例えば自装置の正面表示部60−Aに、自装置の利用ができないことを示す「×」を表示させる。また、利用改札機10−bのリーダライタ20−Aに媒体Mが翳された場合、リーダライタ20−Aは受信データを制御部70に出力せず、SF処理部84は入場処理を実行しない。
このように、自動改札機システム1に含まれる自動改札機10は、A側からB側、またはB側からA側へ通過する利用者Uに対し、自身のL側とR側の双方の通路を通過させることができるため、利用者Uにとっての利便性を高めることができる。また、1つの自動改札機10により双方向からの入出場処理を行なうことにより、所定の領域内で多くの通路を形成することができる。また、自動改札機システム1に含まれる自動改札機10は、他の自動改札機10の制御結果に基づいて、利用可能な通路を利用者Uに案内することにより、通路の双方向から利用者Uが進入することを抑制することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、自装置の長手方向の端部である第1の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体Mに記憶された情報を読み取る第1の情報読取部(リーダライタ20)と、第1の端部とは反対側の第2の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る第2の情報読取部(反対側のリーダライタ20)と、第1の情報読取部に媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第1の提示方向検出部(提示方向検出センサ40)と、第2の情報読取部に媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第2の提示方向検出部(反対側の提示方向検出センサ40)と、第1の情報読取部の読み取り結果と、第2の情報読取部の読み取り結果と、第1の提示方向検出部の検出結果と、第2の提示方向検出部の検出結果とに基づいて、利用者が進入する通路および進入方向を特定し、入出場を判定する判定部(制御部70)とを持つことにより、利用者にとっての利便性を高めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動改札機システム、10…自動改札機、20…リーダライタ、30…接近センサ、40…提示方向検出センサ、60…正面表示部、62…上面表示部、70…制御部、

Claims (5)

  1. 並列に並べられ、利用者が通行可能な通路を形成するように配置された第1自動改札機と第2自動改札機とを含む自動改札機システムであって、前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、
    自装置の長手方向の端部である第1の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る第1の情報読取部と、
    前記第1の端部とは反対側の第2の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る第2の情報読取部と、
    前記第1の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第1の提示方向検出部と、
    前記第2の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第2の提示方向検出部と、
    前記第1の情報読取部の読み取り結果と、前記第2の情報読取部の読み取り結果と、前記第1の提示方向検出部の検出結果と、前記第2の提示方向検出部の検出結果とに基づいて、利用者が進入する通路および進入方向を特定し、入出場を判定する判定部と、を備え、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1自動改札機と前記第2自動改札機との間に形成された第1通路とは前記第1自動改札機を挟んで反対側に形成された第2通路に、前記第1の端部方向から第1利用者が進入し、前記第1利用者が前記第1自動改札機の前記第1の情報読取部に媒体を提示した第1特定状態である場合、前記第1自動改札機の前記第1の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第1利用者の入出場を判定し、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1特定状態において、第2利用者が前記第1通路に前記第2の端部方向から進入し、前記第2利用者が前記第1自動改札機の前記第2の情報読取部に媒体を提示した第2特定状態である場合、前記第1自動改札機の前記第2の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第2利用者の入出場を判定し、
    前記第2自動改札機の前記判定部は、前記第1特定状態において、前記第2利用者が前記第1通路に前記第2の端部方向から進入し、前記第2利用者が前記第2自動改札機の前記第2の情報読取部に媒体を提示した第3特定状態である場合、前記第2自動改札機の前記第2の情報読取部の読み取り結果に基づいて、前記第2利用者の入出場を判定する、
    自動改札機システム。
  2. 前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、前記第1の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第1表示部と、前記第2の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第2表示部とを備え、
    前記第2通路に、前記第1の端部方向から前記第1利用者が進入し、且つ前記第1通路に、前記第2の端部方向から前記第2利用者が進入した場合、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第2通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、前記第1通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2自動改札機の前記判定部は、少なくとも前記第1通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、少なくとも前記第1通路の利用ができることを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2通路に、前記第1の端部方向から前記第1利用者が進入し、且つ前記第1通路に、前記第1の端部方向から前記第2利用者が進入した場合、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1通路および前記第2通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、前記第1通路および前記第2通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2自動改札機の前記判定部は、少なくとも前記第1通路の利用ができることを案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、少なくとも前記第1通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御する、
    請求項1に記載の自動改札機システム。
  3. 並列に並べられ、利用者が通行可能な通路を形成するように配置された第1自動改札機と第2自動改札機とを含む自動改札機システムであって、前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、
    自装置の長手方向の端部である第1の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る第1の情報読取部と、
    前記第1の端部とは反対側の第2の端部に取り付けられ、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る第2の情報読取部と、
    前記第1の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第1の提示方向検出部と、
    前記第2の情報読取部に前記媒体が、自装置の幅方向に関するいずれの側から提示されたかを検出する第2の提示方向検出部と、
    前記第1の情報読取部の読み取り結果と、前記第2の情報読取部の読み取り結果と、前記第1の提示方向検出部の検出結果と、前記第2の提示方向検出部の検出結果とに基づいて、利用者が進入する通路および進入方向を特定し、入出場を判定する判定部と、
    前記第1の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第1表示部と、前記第2の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第2表示部と、を備え、
    前記第1自動改札機と前記第2自動改札機との間に形成された第1通路とは前記第1自動改札機を挟んで反対側に形成された第2通路に、前記第1の端部方向から第1利用者が進入し、且つ前記第1通路に、前記第2の端部方向から第2利用者が進入した場合、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第2通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、前記第1通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2自動改札機の前記判定部は、少なくとも前記第1通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、少なくとも前記第1通路の利用ができることを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2通路に、前記第1の端部方向から第1利用者が進入し、且つ前記第1通路に、前記第1の端部方向から第2利用者が進入した場合、
    前記第1自動改札機の前記判定部は、前記第1通路および前記第2通路の利用を案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、前記第1通路および前記第2通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御し、
    前記第2自動改札機の前記判定部は、少なくとも前記第1通路の利用ができることを案内する情報を表示するように自装置の前記第1表示部を制御し、少なくとも前記第1通路の利用ができないことを案内する情報を表示するように自装置の前記第2表示部を制御する、
    自動改札機システム。
  4. 前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、
    前記第1の端部の方向から利用者が接近したことを検出する第1の接近検出部と、
    前記第2の端部の方向から利用者が接近したことを検出する第2の接近検出部と、
    を備え、
    前記第1自動改札機および前記第2自動改札機の前記判定部は、前記第1の接近検出部の検出結果と、前記第2の接近検出部の検出結果とを更に加味して、利用者が進入する通路および進入方向を特定する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の自動改札機システム。
  5. 前記第1自動改札機と前記第2自動改札機とのそれぞれは、前記第1の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第1表示部と、前記第2の端部方向から自装置に接近する側から視認可能な位置に設けられた第2表示部とを更に備え、
    前記第1自動改札機または前記第2自動改札機のそれぞれは、他の自動改札機から利用者が進入する通路および進入方向に関する情報を取得し、前記取得した情報に基づいて、自装置の前記第1表示部または前記第2表示部を制御する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の自動改札機システム。
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