JP6407101B2 - 光通信システム、光受信機、及び光受信機における調整方法 - Google Patents

光通信システム、光受信機、及び光受信機における調整方法 Download PDF

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本発明は、アレイ状に配置された複数の発光素子から並列に送信された複数の信号光をアレイ状に配置された複数の受光素子で並列に受信する光通信システム、前記複数の受光素子を備える光受信機、及び前記光受信機における調整方法に関する。
大量のデータを高速伝送する光通信システムとして、複数の信号光を複数の光路(複数チャンネル)を通して並列に伝送する光無線MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)方式が提案されている。この光通信システムでは、複数の光路に別々のデータを割り当てることによって、複数の光路によるデータの伝送速度を高めることができる。しかし、一般に、光送信機の複数の発光素子から送信された複数の信号光(複数の信号光によって形成される複数の像)を、光受信機の複数の受光素子にそれぞれ入射させるための調整(位置合わせ)は、労力と時間を要する煩雑な作業である。また、一旦、位置合わせが完了した場合であっても、光送信機又は光受信機の振動、熱膨張による構造の変形、又は、発光素子若しくは受光素子の移動によって、再度の調整が必要になる場合がある。
このような煩雑な作業をなくするために、光受信機が、複数の受光素子から送信される複数の信号光の検出信号を元に複数の受光素子の各々が検出する信号光の送信元である発光素子を決定し、この決定の結果を光送信機に送ることで、発光素子と受光素子とを対応付ける方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2007/032276号公報
しかしながら、特許文献1の光通信システムでは、複数の発光素子と複数の受光素子とが1対1で対応していない。このため、この光通信システムでは、複数の光路を有効に使用して効率的にデータ伝送を行うことができないという問題がある。また、この光通信システムでは、複数の発光素子の配置と複数の受光素子の配置とは異なるので、対応する受光素子が割り当てられない発光素子(すなわち、データ伝送に使用されない発光素子)が存在し、その結果、光通信システム全体のデータ伝送速度を十分に上げることができないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、複数の発光素子から並列に送信された複数の信号光を複数の受光素子によって並列に受信する複数チャンネル光伝送によって、大量のデータを効率的、高速、且つ安定して伝送することができる光通信システム、前記光通信システムの一部を構成する光受信機、及び前記光受信機における調整方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光通信システムは、複数の信号光を並列に送信する光送信機と、前記複数の信号光を受信する光受信機と、を備え、前記光送信機は、アレイ状に配置された複数の発光素子からなる発光素子群を含む発光部を備え、前記複数の発光素子は、前記複数の信号光をそれぞれ送信し、前記複数の信号光の各々は、互いを識別可能にする識別用信号光を含み、前記光受信機は、アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させることを特徴とする。
本発明に係る光受信機は、識別用信号光を含む複数の信号光を並列に受信する光受信機であって、アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させることを特徴とする。
本発明に係る光受信機における調整方法は、識別用信号光を含む複数の信号光を並列に受信するアレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群を含む受光部と、前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構とを備え、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する光受信機における調整方法であって、前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定するステップと、前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させるステップと、前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させるステップとを有することを特徴とする。
本発明の光通信システム及び光受信機によれば、複数の発光素子から並列に送信された複数の信号光を複数の受光素子によって並列に受信する複数チャンネルの光伝送によって、大量のデータを効率的且つ高速に伝送することができる。
また、本発明の光受信機における調整方法によれば、複数の受光素子から出力される検出信号に基づいて、複数の信号光を複数の受光素子の好適な位置に入射するように光学機構が制御されるので、光送信機又は光受信機の振動、熱膨張による構造の変形、又は移動が発生した場合であっても、複数チャンネルの光伝送を安定して維持することができる。
本発明の実施の形態1から7に係る光通信システムの構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光通信システムの光学機構の構成を概略的に示す図である。 実施の形態1における光受信機の光学機構が行う受光部上の像群の変倍(縮小)の一例を示す図である。 実施の形態1における光受信機の光学機構が行う受光部上の像群の変倍(等倍又は拡大)の一例を示す図である。 実施の形態1における光受信機の光学機構が行う受光部上の像群(縮小時)の移動の一例を示す図である。 実施の形態1における光受信機の光学機構が行う受光部上の像群(等倍又は拡大時)の移動の一例を示す図である。 実施の形態1における光受信機の制御部が光学機構に実行させる処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態1における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る光通信システムの光学機構の構成を概略的に示す図である。 実施の形態2に係る光通信システムの光送信機の構成を概略的に示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2における光送信機から送信される複数の信号光に含まれるパイロット信号光を示す図である。 実施の形態2に係る光通信システムの光受信機の構成を概略的に示す図である。 図17の光受信部の構成を概略的に示す図である。 実施の形態2における光受信機の制御部が光学機構に実行させる処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 実施の形態2における光受信機の受光部に形成された複数の信号光の像群を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2における光受信機の受光素子に入射する信号光の強度分布を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る光通信システムの構成を概略的に示す図である。 実施の形態3における光学機構の変倍機構(ズーム機構)の構成を示す図である。 実施の形態3における光学機構の変倍機構(ズーム機構)の構成を示す図である。 実施の形態3における光学機構の移動機構の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る光通信システムの光学機構の構成を概略的に示す図である。 (a)から(d)は、本発明の実施の形態5に係る光通信システムの光学機構のミラー揺動機構の構成を示す図である。 図35のミラー揺動機構の動作を示す図である。 実施の形態1から5に係る光通信システムの用途を示す図である。 実施の形態1から5に係る光通信システムの他の用途を示す図である。
《1》実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る光通信システムの構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、この光通信システムは、複数の信号光を並列に送信する光送信機101と、光送信機101から送信された複数の信号光を並列に受信する光受信機201とを備えている。複数の信号光としては、可視光を用いることができる。ただし、複数の信号光として、可視光よりも波長の長い光又は可視光よりも波長の短い光を用いることも可能である。図1の構成は、実施の形態1から5において、共通の構成である。
光送信機101は、発光部110を備える。発光部110は、アレイ状に配置された複数の発光素子111からなる発光素子群112を有する。発光部110は、制御部120により制御される。複数の発光素子111は、複数の信号光をそれぞれ送信する。複数の信号光は、互いに異なるデータ(制御部120に入力される送信データ)に基づいて変調されることができる。また、複数の信号光の各々は、互いを識別可能にする識別用信号光(例えば、パイロット信号光)を含むことができる。発光素子111としては、LED(Light Emitting Diode)又は半導体レーザを用いることができる。
光受信機201は、受光部210と、光学機構220と、制御部280とを備える。受光部210は、アレイ状に配置された複数の受光素子211からなる受光素子群212を有する。受光素子群212は、複数の信号光を並列に受信することができる。複数の受光素子211の各々に入射した光の強度(光量)に対応する値(例えば、電流値又は電圧値)を持つ検出信号が、複数の受光素子211から出力される。光学機構220は、受光部210上に複数の信号光の複数の像311からなる像群312を形成する。光学機構220は、受光部210上に形成された像群312のサイズ(例えば、x方向及びy方向のサイズ)を変倍する機構(変倍機構)と受光部210上において像群312の位置(例えば、x方向及びy方向の位置)を移動させる機構(移動機構)とを有する。制御部280は、複数の信号光が複数の受光素子211にそれぞれ入射するように、複数の受光素子211の各々から出力される検出信号に基づいて光学機構220の動作を制御する。
図1には、複数の発光素子111を6行6列に配置した例を示しているが、複数の発光素子111の行数及び列数は、6行6列に限定されない。また、複数の発光素子111の行数と列数は、互いに同じである必要はない。さらに、複数の発光素子111の配置は、予め決められた配置であれば、他の配置であってもよい。
また、図1には、複数の受光素子211を6行6列に配置した例を示しているが、複数の受光素子211の行数及び列数は、6行6列に限定されない。また、複数の受光素子211の行数と列数は、互いに同じである必要はない。さらに、複数の受光素子211の配置は、予め決められた配置であれば、他の配置であってもよい。また、複数の受光素子211の配置は、複数の発光素子111の配置に対応(同一又は相似形)することが望ましい。
光学機構220の変倍機構は、受光部210上に形成された像群312のサイズをx方向及びy方向に変倍(縮小、等倍、又は拡大)することができる機構であることが望ましい。また、光学機構220の移動機構は、受光部210上において像群312の位置をx方向及びy方向に2次元的に移動させることができる機構であることが望ましい。ただし、光送信機101の位置と光受信機201の位置との関係を予め調整することによって、受光部210上における像群312のx方向又はy方向の位置調整が不要である場合には、移動機構は、像群312の位置を1次元的に移動させる機構(後述する実施の形態4)とすることも可能である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る光通信システムの光学機構220の構成を概略的に示す図である。図2の光通信システムの光受信機は、本発明による光受信機の調整方法を実施することができる装置である。図2に示されるように、光学機構220は、制御部(図1の280)から受け取るズーム制御信号に基づいて受光部210上における像群312のサイズを変倍する変倍機構としてのズーム機構230を有する。ズーム機構230は、ズーム機構230を構成する複数枚のレンズの内の1又は複数枚のレンズ(可動レンズ)をズーム機構230の光軸233方向に移動可能に支持するスライド機構231と、可動レンズにスライド方向の駆動力を付与する駆動機構232とを有する。駆動機構232は、例えば、駆動力発生部としてのモータと駆動力伝達部としてのギアなどから構成される。なお、図3は、光受信機201の光学機構220が行う受光部210上の像群312の変倍(縮小)の一例を示す図である。また、図4は、光受信機201の光学機構220が行う受光部210上の像群312の変倍(等倍又は拡大)の一例を示す図である。
また、光学機構220は、制御部(図1の280)から受け取る移動制御信号に基づいて、受光部210上における像群312の位置を移動させる可動ミラー機構240を有する。可動ミラー機構240は、ミラー241と、ミラー241を第1の軸線242aを中心に矢印D1方向に揺動(回転)可能に支持する第1の支持部242と、第1の支持部242を第1の軸線242aに直交する第2の軸線243aを中心に矢印D2方向に揺動(回転)可能に支持する第2の支持部243とを有する。また、可動ミラー機構240は、ミラー241を第1の軸線242aを中心に揺動させる駆動力を付与する第1のミラー駆動機構244と、ミラー241及び第1の支持部242を第2の軸線243aを中心に揺動させる駆動力を付与する第2のミラー駆動機構245とを有する。第1のミラー駆動機構244と第2のミラー駆動機構245は、例えば、駆動力発生部としてのモータと駆動力伝達部としてのギアなどから構成されることができる。ただし、第1のミラー駆動機構244と第2のミラー駆動機構245の構造は、これに限定されない。なお、図5は、光受信機201の光学機構220が行う受光部210上の像群312(縮小時)の移動(x方向又はy方向)の一例を示す図である。また、図6は、光受信機201の光学機構220が行う受光部210上の像群312(等倍又は拡大時)の移動(x方向又はy方向)の一例を示す図である。
図7は、実施の形態1における光受信機201の制御部280が光学機構220に実行させる処理を示すフローチャートである。また、図8から図13は、光受信機201の受光部210に形成された複数の信号光により形成された像群312を示す図である。
先ず、制御部280は、光学機構220を制御して、受光部210上の像群312を受光素子群212のサイズより小さいサイズに設定し、例えば、図8に示されるように、像群312を可動範囲内の予め決められた初期位置に移動させる(図7のステップS1)。なお、像群312の初期位置は、例えば、像群312が受光素子群212に重ならない位置である。
次に、制御部280は、光学機構220を制御して、例えば、図9に示されるように、−x方向に像群312の位置を移動させ、複数の信号光の内のいずれかが受光素子群212のいずれかの受光素子211上に入射したときに像群312の位置の移動を停止させる(図7のステップS2)。
次に、制御部280は、光学機構220を制御して、例えば、図10に示されるように、+y方向に像群312の位置を移動させ、複数の信号光の内の予め定められた信号光“A”が受光素子群212のいずれかの受光素子211上に入射したときに像群312の位置の移動を停止させる(図7のステップS3)。
次に、制御部280は、光学機構220を制御して、例えば、図11に示されるように、複数の信号光の内の予め定められた信号光“A”が受光素子群212内の予め定められた受光素子“a”に入射するように、像群312の位置を移動させる(図7のステップS4)。
次に、制御部280は、光学機構220を制御して、例えば、図12に示されるように、複数の信号光が受光素子群212内の複数の受光素子上に入射するように、縮小された像群312のサイズを拡大させる(図7のステップS5)。
次に、制御部280は、光学機構220を制御して、例えば、図13に示されるように
複数の受光素子211に入射する複数の信号光の強度を向上させるために、像群312の位置をx方向又はy方向又はこれらの両方の方向に移動させて、像群312の位置を微調整する(図7のステップS6)。以上により、複数の発光素子111と複数の受光素子211とを1対1に対応付けするための、調整を終了する。また、制御部280は、複数の信号光の強度を検出し続けて、複数の信号光の強度を示す検出信号の値が低下したときに、検出信号の値を増加させる方向の像群312の位置を移動させるように制御することができる。
以上に説明したように、実施の形態1に係る光通信システムによれば、光学機構220により、アレイ状に配置された複数の発光素子111(発光素子群112)から並列に送信された複数の信号光は、アレイ状に配置された複数の受光素子211(受光素子群212)上にそれぞれ入射する。すなわち、図13に示されるように、アレイ状に配置された複数の発光素子111の複数の像311(像群312)は、アレイ状に配置された複数の受光素子211(受光素子群212)上にそれぞれ重ねられる。言い換えれば、複数の発光素子111と複数の像311とを1対1に対応づけることができる。このため、アレイ状に配置された複数の発光素子111と、アレイ状に配置された複数の受光素子211とを1対1に対応づけて複数チャンネルで光通信することができる。よって、大量のデータを高速伝送することが可能である。
また、制御部280は、複数の受光素子211の検出信号に基づいて、光学機構220を制御して、複数の像311が複数の受光素子211から外れないように、像群312の位置又はサイズを調整することができる。したがって、光送信機101及び光受信機201の振動及び熱変形などに起因する複数の像311のずれを自動的に補償することができる。言い換えれば、実施の形態1に係る光通信システムは、信号及び熱変形に対する耐性が向上する。また、光送信機101及び光受信機201の少なくとも1つが移動する場合であっても、複数の像311のずれを自動的に補償することが可能である。
《2》実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2に係る光通信システムの光学機構の構成を概略的に示す図である。図14において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1及び図2における符号と同じ符号を付す。実施の形態2に係る光通信システムは、光学機構221の可動ミラー機構(移動機構)240aの構造の点と、ズーム機構230をx方向及びy方向に移動させる機構(後述する図33に相当する機構)を有する点において、実施の形態1に係る光通信システムと相違する。
図14に示されるように、可動ミラー機構240aは、ミラー241と、ミラー241を第1の支軸242aを中心に揺動(回転)可能に支持する第1の支持部242と、第1の支持部242から第1の支軸242aに直交する方向に延びるアーム251と、アーム251の先端に備えられた第1の支軸242aを中心にした揺動方向D1に沿って延在する弓状部材252と、弓状部材252の両端に固定された磁石253と、磁石253を囲うように配置されたコイル254とを備える。また、可動ミラー機構240aは、第1の支持部242を支持する第2の支持部243を第2の軸線243aを中心に揺動(回転)可能に支持する支持部246及び247と、第2の軸線243aから第2の支軸243aに直交する方向に延在するアーム261と、アーム261の先端に第2の支軸243aを中心にした揺動方向D2に沿って延在する弓状部材262と、弓状部材262の両端に固定された磁石263と、磁石263を囲うように配置されたコイル264とを備える。コイル254及び264には、制御部280から駆動信号が与えられ、D1方向及びD2方向の揺動によって、受光部210上における像群312の位置をx方向及びy方向に移動させることができる。
ズーム機構230を構成する複数のレンズのうちの1枚以上を光軸233方向に移動させるモータ232と、ギア231とを含むスライド機構を有している。この機構は、例えば、後述する図31及び図32で説明される機構である。モータ232は、制御部280によって制御される。また、ズーム機構230は、複数のレンズ全体をx方向及びy方向に移動させることができる機構を有している。ズーム機構230の筐体は、x方向及びy方向にスライド可能に支持されており、磁石271とこれを囲うコイル272によりx方向の並行移動の駆動力が与えられ、磁石273とこれを囲うコイル274によりy方向の並行移動の駆動力が与えられる。制御部280により、コイル254,264,272,及び274、並びに、モータ232に電力を供給して電流を流すことにより、ミラー241の動作、ズーム機構230の倍率変更、ズームレンズの平行移動を行う。
図15は、実施の形態2に係る光通信システムの光送信機101の構成を概略的に示す図である。なお、図15の構成は、他の実施の形態における光送信機にも適用できる。図15に示されるように、光送信機101は、複数の発光素子111と、複数の発光駆動部121と、CPU131と、メモリ132とを有する。CPU131は、メモリ132に格納されているプログラムを読み出し実行することによって、プログラムを実行させ、入力される伝送データに基づく発光を発光素子111の各々に実行させるため、発光駆動部121の各々を制御する。光送信機101は、伝送データを変調するとともに、周波数の異なる波形をパイロット信号光として時分割で重畳させた信号光を生成することができる。
図16(a)及び(b)は、実施の形態2における光送信機101から送信される複数の信号光に含まれるパイロット信号光を示す図である。図16(a)及び(b)に示されるように、複数の発光素子111から送出されるパイロット信号光は、互いに周波数が異なる、例えば、矩形波又はサイン波141〜146で構成される。また、パイロット信号光は、それぞれの発光駆動部121における、データ変調波形信号(送信データ)に時分割多重されている。この時分割多重は、例えば、ある時間間隔でパイロット信号光を挿入して、その後に、変調された信号が続くような、多重信号を送信する方式である。
図17は、実施の形態2に係る光通信システムの光受信機202の構成を概略的に示す図である。図17は、複数の受信部153を有する光受信機202の構成であり、光受信機20は、複数の受信部153と、CPU150と、メモリ151と、表示器152と、ドライブ回路161と、レンズ揺動機構162と、ズーム機構163と、ドライブ回路164と、ミラー揺動機構165とを有する。CPU150は、メモリ151に格納されているプログラムを読み出し実行することによって、プログラムを実行させ、入射する複数の信号光に基づく制御を行う。CPU150は、複数の受光素子211から出力された検出信号に基づいて受信部153で生成された信号に基づいて、ドライブ回路161と164を制御して、レンズ揺動機構162と、ズーム機構163と、ミラー揺動機構165と、を自動的に調整して、アレイ状に配置された発光素子111と、アレイ状に配置された受光素子211とを1対1に対応づけて通信を実行する。
図18は、図17の受信部153の構成を概略的に示す図である。図18に示される受信部153とCPU150とメモリ151で行う、受光部210の動作を制御する。受信部153は、例えば、フォトダイオードなどからなる受光素子211と、オペアンプ172と、バンドパスフィルタ173と、AGC(Automatic Gain Control)174と、リファレンス電圧発生器175と、比較器176と、サンプリングクロック発生器177と、シフトレジスタ178と、リングバッファ179とを有する。
フォトダイオードである受光素子211に入射した光(信号光)は、オペアンプ172で増幅され、バンドパスフィルタ173で設定された周波数を通過させ(抽出し)、AGC174で一定の電圧になるように増幅され、リファレンス電圧発生器175の電圧との比較を比較器176が行って2値信号を生成し、その2値データをシフトレジスタ178で蓄える。例えば、8ビットシフトレジスタの場合、8ビットのデータが蓄積されると、リングバッファ179に1バイトとして書き込まれる。
図19は、実施の形態2における光受信機201の制御部280が光学機構に実行させる処理を示すフローチャートである。図20から図28は、実施の形態2における光受信機201の受光部に形成された複数の信号光の像群312を示す図である。図29は、実施の形態2における光受信機201の受光素子に入力される信号光の強度分布を示す図である。なお、以下の説明は、基本的には、実施の形態1における処理と同様であるが、以下の説明では、4行4列の受光素子、及び、4行4列の像311の場合を、より詳細に説明する。
次に、実施の形態2に係る光通信システムの動作を詳細に説明する。先ず、光送信機101は、アレイ状に配置された複数の発光素子111(発光素子群112)から、複数の発光素子111に対応する複数の信号光を光受信機201に向けて送信する(ステップS11)。
光受信機201の制御部280は、光学機構220のズーム機能におけるズーム倍率(変倍率)を、例えば、ズーム倍率の可変可能範囲の中の最低倍率に設定する(ステップS12)。このとき、図20に示されるように、受光部210上における複数の信号光の複数の像311からなる像群312は、複数の受光素子211からなる受光素子群212に重ならない位置に配置される。
次に、制御部280は、光学機構220の可動ミラー機構240aを駆動させて、ミラーを揺動させることによって、複数の受光素子211のいずれかに信号光が入射したことが検出されるまで、像群312をx方向及びy方向の一方又は両方に移動させる(ステップS13)。このとき、図21に示されるように、受光部210上における複数の信号光の像群312の内の像“E”及び“I”は、複数の受光素子211の内の受光素子“p”に重なる。また、可動ミラー機構240aのミラー241を最大許容揺動範囲で動作させても、受光部210から検出信号が出力されない場合は(ステップS14においてNO)、信号光がないと判断して、受信のための動作を終了する。この場合、アレイ状に配置された複数の受光素子211のいずれにも、いずれの信号光も入射させることができなかったことになる。
ステップS14においてYESの場合には、制御部280は、複数の受光素子211の少なくとも1つに、発光素子111の光が入射したときには、直ぐにミラー241の揺動を停止して、像群312の移動を停止する(ステップS15)。このとき、図21に示されるように、例えば、受光部210上における受光素子“p”に、発光素子の像“E”と“I”の信号が検出されている。
次に、制御部280は、発光素子111から送出された信号光に含まれる識別信号としてのパイロット信号光を見つけるための処理を行う。例えば、制御部280は、発光素子の像“A”に含まれるパイロット信号光X[Hz]を見つけるために、受信部(図18の153)のバンドパスフィルタ(図18の173)の通過帯域の中心周波数を、X[kHz]に設定し、通過帯域のバンド幅をW[kHz]に設定する(ステップS16)。
次に、制御部280は、光学機構220のミラー241を揺動させることによって、複数の受光素子211のいずれかに信号光からなる像“A”が入射したことが検出されるまで、像群312を移動させる(ステップS17)。このとき、図22及び図23に示されるように、受光部210上における複数の信号光からなる像群312の内の像“A”は、複数の受光素子211の内の受光素子“l”に重なる(ステップS17)。
次に、制御部280は、すべての受信部(図18の153)に、バンドパス周波数を設定する(ステップS18)。例えば、複数の受光素子(図20における“a”〜“p”)に複数の像(図20における“A”〜“P”)が識別可能になるように、互いに異なるバンドパス周波数を設定する。
次に、制御部280は、計算により像群のy方向の移動量Qyとx方向の移動量Qxを算出する。制御部280は、例えば、像“A”の発光素子111の光が受光素子“l”に入った場合、そこから、像“A”の発光素子111の光が受光素子“a”に入るようにミラー241を動かす量を、ズーム倍率に基づいて計算する。次に、制御部280は、光学機構220のミラー241を揺動させることによって、信号光Aを受光素子aに入射するように、像群312を移動させる(ステップS19)。このとき、図23から図25に示されるように、受光部210上における複数の信号光からなる像群312の内の像“A”は、複数の受光素子211の内の受光素子“a”に重なる。制御部280は、ミラーを動かすことにより、像“A”に対応する発光素子111の光が受光素子“a”に入射したときに、ミラー241の動きを停止させる(ステップS20)。このとき、図25に示されるように、受光部210上における複数の信号光の像群312の内の像“A”は、複数の受光素子211の内の受光素子“a”に重なる。
次に、制御部280は、ズーム倍率を少しずつ上げる(ステップS21)。このとき、図26に示されるように、受光部210上における複数の信号光の像群312は拡大する。
次に、制御部280は、他の発光素子から送信された光(“B”から“P”)が、対応する受光素子“b”から“p”に入ったところで、ズーム倍率を固定する(ステップS22)。この状態は、図27に示される。また、このときの受光素子の検出信号の強度は、図29(a)に示されるように、比較的低い強度分布である。
次に、制御部280は、受光素子“a”から“p”の検出信号が図29(b)に示されるように、比較的高い強度分布になるように、ミラー241又はレンズ揺動機構162を駆動させて、像群312の位置を微調整する(ステップS23)。この調整は、ガウス分布となっている信号光のピーク値が急峻に立つように、フォーカスを合わせる処理を含む。以上で、光受信機202による、調整が終了する。
以上に説明したように、実施の形態2に係る光通信システムによれば、光学機構220により、アレイ状に配置された複数の発光素子111(発光素子群112)から並列に送信された複数の信号光は、アレイ状に配置された複数の受光素子211(受光素子群212)上にそれぞれ入射する。すなわち、図128に示されるように、アレイ状に配置された複数の発光素子111の複数の像311(像群312)は、アレイ状に配置された複数の受光素子211(受光素子群212)上にそれぞれ重ねられる。言い換えれば、複数の発光素子111と複数の像311とを1対1に対応づけることができる。このため、アレイ状に配置された複数の発光素子111と、アレイ状に配置された複数の受光素子211とを1対1に対応づけて複数チャンネルで光通信することができる。よって、大量のデータを高速伝送することが可能である。
また、制御部280は、複数の受光素子211の検出信号に基づいて、光学機構220を制御して、複数の像311が複数の受光素子211から外れないように、像群312の位置又はサイズを調整することができる。したがって、光送信機101及び光受信機201の振動及び熱変形などに起因する複数の像311のずれを自動的に補償することができる。言い換えれば、実施の形態1に係る光通信システムは、信号及び熱変形に対する耐性が向上する。また、光送信機101及び光受信機201の少なくとも1つが移動する場合であっても、複数の像311のずれを自動的に補償することが可能である。
《3》実施の形態3.
実施の形態3に係る光通信システムは、光学機構320の構造の点において、上記実施の形態1及び2と相違する。
図30は、本発明の実施の形態3に係る光通信システムの構成を概略的に示す図である。図30において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2における符号と同じ符号を付す。図30に示されるように、実施の形態3に係る光通信システムの光受信機203は、光学機構320として、ズーム機構230の筐体301を光軸233に直交するx方向と、光軸及びx方向の両方に直交するy方向とに移動させる機構を有する点において、実施の形態1と相違する。実施の形態3に係る光通信システムにおいては、ズーム機構230の筐体301を、x方向及びy方向に移動させることによって、受光部210上の像群312の位置を受光部210上において2次元的に移動させることができる。
図31は、実施の形態3に係る光通信システムの光受信機203のズーム機構230の構成を示す図である。また、図32は、実施の形態3に係る光通信システムの光受信機203のズーム機構230の構成を示す図である。図31及び図32に示されるように、凸レンズ302と凸レンズ303は、筐体301に、リング306とリング307で固定されている。凹レンズ304と凸レンズ303は、摺動棒308に摺動体310と摺動体309とによって摺動(スライド)自由に固定されており、下方側は、2本のボールねじシャフト311と312に、ボールねじナット313,314で固定されている。ボールねじシャフト311と312は、互いにねじのピッチが異なり、同じ回転数の場合には、ボールねじシャフト311の光軸233方向の移動距離よりボールねじシャフト312の光軸233方向の移動距離が長くなるように、構成されている。ボールねじシャフト311と312の端部には、ギア317と316とが固定されており、減速ギア315などを介してモータ232の回転駆動力が、ギア317と316に伝えられる。このような構造により、モータ232の回転により、凸レンズ302と凸レンズ303の光軸233方向の位置を変更することができる。図31は、広角の場合の凸レンズ302と凸レンズ303の配置である。モータが回転して、図32に示されるように、例えば、ズーム倍率が10倍になった場合、凸レンズ302と凸レンズ303は、図に向かって右側に移動するが、ボールねじシャフト311と312は、ねじのピッチにより、凸レンズ302と凸レンズ303の間隔は、図31と比較して、近づくように移動する。このように、駆動力発生部としてのモータ232と、ギア、ボールねじシャフト、ボールねじナットなどの駆動力伝達機構とにより、広角から望遠まで、2つの凸レンズ302と303で挟まれた、円筒状のレンズ部品の中を凹レンズ304と凸レンズ305が所定の距離で移動する機構となっており、電気的にズーム倍率を変更させることができる。
図33は、実施の形態3に係る光通信システムの光受信機203の移動機構の構成を示す図である。図31及び図32に示される筐体301は、図33に示される、駆動力発生部としてのモータ321と、駆動力伝達機構としてのギア列322、323、及び324とボールねじシャフト325と、ボールねじシャフト327に係合する支持ブロック327とによって、図30及び図33に示されるx方向に移動する。また、筐体301は、支持ブロック327に固定された駆動力発生部としてのモータ331と、駆動力伝達機構としてのギア列321及び333と、ボールねじシャフト334と、スライドシャフト335と、ボールねじシャフト324に係合する支持ブロック336とによって、スライドシャフト335に沿って(図30及び図33に示されるy方向に)移動する。このように、実施の形態3に係る光通信システムにおいては、ズーム機構230の筐体301を、x方向及びy方向に移動させることによって、受光部210上の像群312の位置を受光部210上において2次元的に移動させることができる。
実施の形態3に係る光通信システムは、図30から図33に示される光学機構320を採用した点を除いて、上記実施の形態1及び2に係る光通信システムと同じである。
《4》実施の形態4.
上記実施の形態1及び2においては、光学機構220の可動ミラー機構は、複数の信号光によって受光部210上に形成される複数の像311(像群312)を、受光部210上のx方向とy方向に(すなわち、2次元方向に)移動させる機能を持っている。これに対し、実施の形態4に係る光通信システムの光受信機204の光学機構420の可動ミラー機構440は、複数の信号光によって受光部210上に形成される複数の像311(像群312)を、受光部210上の1方向(例えば、x方向又はy方向)に移動させる機能を持っている。
図34は、本発明の実施の形態4に係る光通信システムの構成を概略的に示す図である。図34において、図2の構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2における符号と同じ符号を付す。図34に示されるように、可動ミラー機構440は、ミラー441と、ミラー441を揺動(回動)可能に支持する支持部442と、ミラー441を矢印443方向に揺動させるための駆動力を与える駆動力発生部444とを有する。駆動力発生部444は、例えば、図2又は図14に示される駆動力発生部と同様の構造を採用することができる。
図34に示される光学機構420は、例えば、受光部210上に形成される複数の像311(像群312)のx方向の位置が固定されるように、光送信機101と光受信機204とを配置することができ、複数の像311(像群312)のy方向の位置のみを移動させる場合に採用可能である。
実施の形態4に係る光通信システムは、上記実施の形態1及び2に係る光通信システムに比べれば適用範囲が狭いが、構成の簡素化を図ることができる。
実施の形態4に係る光通信システムは、光学機構220の代わりに、光学機構420を採用した点を除いて、上記実施の形態1及び2に係る光通信システムと同じである。
《5》実施の形態5.
実施の形態5に係る光通信システムは、上記実施の形態1及び2における可動ミラー機構を、以下に示される可動ミラー揺動機構に置き換えた点において、上記実施の形態1及び2と相違する。
図35(a)から(d)は、本発明の実施の形態5に係る光通信システムの光学機構の可動ミラー機構としてのミラー揺動機構500の構成を示す図である。上記実施の形態1及び2で用いた可動ミラー機構は、図35(a)から(d)に示されるミラー揺動機構500に置き換えることができる。図35(a)の平面図及び図35(b)の縦断面図(同図(a)における線分510−510で切る面)に示されるように、ミラー揺動機構500は、ミラーを備えた円盤状の可動板501と、可動板501の下面の半球径の凹部に、半球形の支持部を係合させて、可動板501を揺動自在(例えば、図35(b)の矢印511方向に揺動)に支持する自由継ぎ手502と、自由継ぎ手502を支持する支持部材503とを有する。また、可動板501の下面には複数の磁石504(図35(c))が固定されており、支持部材505の上面には、複数の磁石504に対向するように複数のコイル505(図35(d))が固定されている。
図36は、図35(a)から(d)のミラー揺動機構500の機能を示す図である。複数のコイル505に通電される電流値を制御することによりミラーを備えた可動板501の傾き角度を任意の方向に微小に変化させることができる。これにより、図36に示されるように、入射した信号光521をミラーで反射して、反射した信号光522を希望する方向に向けることができる。
実施の形態5に係る光通信システムは、可動ミラー揺動機構を採用した点を除いて、上記実施の形態1及び2に係る光通信システムと同じである。
《6》変形例.
図37は、実施の形態1から5に係る光通信システムの用途の一例を示す図である。図37の例では、実施の形態1から5に係る光通信システムを、映像伝送システムに適用している。図37に示される映像伝送システムは、被写体を撮影することによって被写体の映像データを生成する撮像装置としてのカメラ601と、カメラ601から離れた場所に置かれた映像表示装置としてのテレビモニタ602と、光伝送部603とを有する。この映像伝送システムでは、光伝送部603は、実施の形態1から5のいずれかの光送信機101と光受信機201(又は、202,203,204,205のいずれか)とを有している。この場合、映像伝送システムの使用者は、光送信機101の複数の発光素子111から並列に送信された複数の信号光604が、光受信機201の複数の受光素子211に概ね向かうように、光送信機101と光受信機201との位置及び姿勢(方向)を調整する。光受信機201は、実施の形態1から5において説明した調整方法により、並列に送信された複数の信号光604(信号光により形成される複数の像)を複数の受光素子211に1対1に対応させて入射させるように、光学機構(図1の220)の動作を制御する。
この映像伝送システムによれば、光送信機101の複数の発光素子111から並列に送信された複数の信号光604を光受信機201の複数の受光素子211によって並列に受信する複数チャンネルの光伝送によって、大量のデータを効率的且つ高速に伝送することができる。
また、この映像伝送システムによれば、複数の受光素子211から出力される検出信号に基づいて、複数の信号光604を複数の受光素子211の好適な位置(検出信号が高くなる位置)に入射するように光学機構(図1の220)が制御されるので、光送信機101又は光受信機201の振動、熱膨張による光送信機101又は光受信機201の構造の変形、又は光送信機101又は光受信機201の位置の移動が発生した場合であっても、複数チャンネルの並列の光伝送を安定して維持することができる。
また、この映像伝送システムは、空気中だけでなく、水中においても使用可能である。
図38は、実施の形態1から5に係る光通信システムの用途の他の例を示す図である。図38の例では、実施の形態1から5に係る光通信システムを、2つのビル701と702との間の通信を無線通信である可視光通信で行うビル間光通信システムに適用している。図38に示されるビル間光通信システムの光伝送部703は、実施の形態1から5のいずれかの光送信機101と光受信機201(又は、202,203,204,205のいずれか)とを有している。この場合、ビル間光通信システムの使用者は、光送信機101の複数の発光素子111から並列に送信された複数の信号光704が、光受信機201の複数の受光素子211に概ね向かうように、光送信機101と光受信機201との位置及び姿勢(方向)を調整する。光受信機201は、実施の形態1から5において説明した調整方法により、並列に送信された複数の信号光704(信号光により形成される複数の像)を複数の受光素子211に1対1に対応させて入射させるように、光学機構(図1の220)の動作を制御する。
このビル間光通信システムによれば、光送信機101の複数の発光素子111から並列に送信された複数の信号光704を光受信機201の複数の受光素子211によって並列に受信する複数チャンネルの光伝送によって、大量のデータを効率的且つ高速に伝送することができる。
また、このビル間光通信システムによれば、複数の受光素子211から出力される検出信号に基づいて、複数の信号光704を複数の受光素子211の好適な位置(検出信号が高くなる位置)に入射するように光学機構(図1の220)が制御されるので、ビル701又は702の振動、風による光送信機101又は光受信機201の振動、熱膨張による光送信機101又は光受信機201の構造の変形、又は光送信機101又は光受信機201の位置の移動が発生した場合であっても、複数チャンネルの並列の光伝送を安定して維持することができる。
101 光送信機、 110 発光部、 111 発光素子、 112 発光素子群、 120 制御部、 201〜206 光受信機、 210 受光部、 211 受光素子、 212 受光素子群、 220,220a,320,420 光学機構、 230 ズーム機構(変倍機構)、 240 可動レンズ機構(移動機構)、 241 ミラー、 242 第1の支持部、 242a 第1の軸線、 243 第2の支持部、 243a 第2の軸線、 244 第1の駆動機構、 245 第2の駆動機構、 280 制御部、 311 像、 312 像群。

Claims (13)

  1. 複数の信号光を並列に送信する光送信機と、
    前記複数の信号光を受信する光受信機と、
    を備え、
    前記光送信機は、アレイ状に配置された複数の発光素子からなる発光素子群を含む発光部を備え、
    前記複数の発光素子は、前記複数の信号光をそれぞれ送信し、
    前記複数の信号光の各々は、互いを識別可能にする識別用信号光を含み、
    前記光受信機は、
    アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、
    前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、
    前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、
    前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、
    前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させる
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 複数の信号光を並列に送信する光送信機と、
    前記複数の信号光を受信する光受信機と、
    を備え、
    前記光送信機は、アレイ状に配置された複数の発光素子からなる発光素子群を含む発光部を備え、
    前記複数の発光素子は、前記複数の信号光をそれぞれ送信し、
    前記複数の信号光の各々は、互いを識別可能にする識別用信号光を含み、
    前記光受信機は、
    アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、
    前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、
    前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、
    前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、
    前記像群の位置を移動させ、前記複数の信号光の内のいずれかが前記受光素子群のいずれかの受光素子上に入射したときに前記像群の位置の移動を停止させ、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子上に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、
    前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させる
    ことを特徴とする光通信システム。
  3. 複数の信号光を並列に送信する光送信機と、
    前記複数の信号光を受信する光受信機と、
    を備え、
    前記光送信機は、アレイ状に配置された複数の発光素子からなる発光素子群を含む発光部を備え、
    前記複数の発光素子は、前記複数の信号光をそれぞれ送信し、
    前記複数の信号光の各々は、互いを識別可能にする識別用信号光を含み、
    前記光受信機は、
    アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、
    前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、
    前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、
    前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、
    前記像群の位置を移動させ、前記複数の信号光の内のいずれかが前記受光素子群のいずれかの受光素子上に入射したときに前記像群の位置の移動を停止させ、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群のいずれかの受光素子上に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子上に入射するように、前記縮小された前記像群の位置を移動させ、
    前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させる
    ことを特徴とする光通信システム。
  4. 前記制御部は、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させた後に、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて、前記光学機構の動作を制御して、前記像群の位置を移動させることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  5. 前記識別用信号光は、前記複数の信号光毎に固有のパターンを持つパイロット信号光であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. 前記光学機構における前記像群の位置を移動させる前記機構は、前記受光部上において前記像群の位置を2次元方向に移動させる機構を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  7. 前記光学機構における前記像群のサイズを変倍する前記機構は、前記制御部から受け取るズーム制御信号に基づいて、前記像群のサイズを変倍するズーム機構を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  8. 前記光学機構における前記像群の位置を移動させる前記機構は、前記制御部から受け取る移動制御信号に基づいて、前記ズーム機構の光軸に直交する方向に前記ズーム機構の一部を構成するレンズをシフトさせる機構を含むことを特徴とする請求項に記載の光通信システム。
  9. 前記光学機構における前記像群の位置を移動させる前記機構は、前記制御部から受け取る移動制御信号に基づいて、前記ズーム機構の光軸に直交する方向に前記ズーム機構をシフトさせる機構を含むことを特徴とする請求項に記載の光通信システム。
  10. 前記光学機構における前記像群の位置を移動させる前記機構は、前記制御部から受け取る移動制御信号に基づいて、前記像群の位置を移動させる可動ミラー機構を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  11. 前記可動ミラー機構は、
    ミラーと、
    前記ミラーを第1の軸線を中心に揺動可能に支持する第1の支持部と、
    前記第1の支持部を前記第1の軸線に直交する第2の軸線を中心に揺動可能に支持する第2の支持部と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の光通信システム。
  12. 識別用信号光を含む複数の信号光を並列に受信する光受信機であって、
    アレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群であって前記複数の信号光を受信する前記受光素子群を含み、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号が前記複数の受光素子から出力される受光部と、
    前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構と、
    前記複数の信号光が前記複数の受光素子にそれぞれ入射するように、前記複数の受光素子の各々から出力される前記検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光学機構の動作を制御して、
    前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定し、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させ、
    前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させる
    ことを特徴とする光受信機。
  13. 識別用信号光を含む複数の信号光を並列に受信するアレイ状に配置された複数の受光素子からなる受光素子群を含む受光部と、前記受光部上に前記複数の信号光の像からなる像群を形成すると共に前記像群のサイズを変倍する機構と前記受光部上において前記像群の位置を移動させる機構とを有する光学機構とを備え、前記複数の受光素子の各々に入射した光の強度に対応する検出信号に基づいて前記光学機構の動作を制御する光受信機における調整方法であって、
    前記受光部上の前記像群を前記受光素子群のサイズより小さいサイズに設定するステップと、
    前記複数の信号光の内の予め定められた信号光が前記受光素子群の予め定められた受光素子に入射するように、縮小された前記像群の位置を移動させるステップと、
    前記予め定められた信号光が前記予め定められた受光素子に入射したときに、前記縮小された前記像群のサイズを拡大させて、前記複数の受光素子に前記複数の信号光をそれぞれ入射させるステップと
    を有することを特徴とする光受信機における調整方法。
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