JP6406083B2 - 水検知センサの断線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水検知センサとコントローラとを繋ぐ通信線の断線を診断する水検知センサの断線診断装置に関する。
自動車等の車両において、燃料タンクには液量測定装置が設けられている。液量測量装置は、燃料の液位(液面)を検知することで燃料タンク内の燃料の量を測定している。また、ディーゼルエンジンを搭載する車両においては、燃料に混ざっている水を分離するため、セジメンタと称される装置が燃料フィルタに設けられている。
従来のこの種の技術としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のものは、燃料の液位を検知する燃料用センサ(燃料用プローブ)と、水を検知する水検知センサ(水検知プローブ)とを備えており、水検知センサにより水を検知することが可能になっている。
特公平4−53245号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、水検知センサとコントローラとを接続する通信線が断線していることを診断できないという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、コントローラと水検知センサとを繋ぐ通信線の断線の有無を精度良く判定できる水検知センサの断線診断装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的達成のため、燃料タンク内の水を検出する水検知センサと、前記水検知センサの出力電圧を通信線を介して受け取るコントローラと、を備える水検知センサの断線診断装置であって、前記コントローラは、車両の電源オン時に前記水検知センサから得られる出力電圧に基づいて、前記通信線の断線の可能性の有無を判定する断線可能性判定部と、前記断線可能性判定部により前記通信線の断線の可能性が有ると判定された場合に、前記車両の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、前記通信線が断線していると判定する断線判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車両の電源オン時に水検知センサから得られる出力電圧に基づいて通信線の断線の可能性が有ると判定された場合に、車両の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、通信線が断線していると判定される。
このため、水検知センサから得られる出力電圧のみに基づく通信線の断線の有無の誤判定を防止できる。この結果、コントローラと水検知センサとを繋ぐ通信線の断線の有無をより精度良く判定できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置が適用される車両の概略を示す構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において、通信線が断線していない場合の、水検知センサからの出力電圧を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において、水検知センサの電源が瞬断された場合の、水検知センサからの出力電圧を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において、水検知センサの電源が遮断されてから水検知センサのキャパシタの放電が完了した後にエンジンがクランキングされた場合の、水検知センサからの出力電圧を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において、キャパシタの放電が十分でない状態でエンジンがクランキングされた場合の、水検知センサからの出力電圧を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において、通信線が断線していない場合の、ECUの動作および水検知センサからの出力電圧を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置において実行される水検知センサ断線診断処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1から図7を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る水検知センサの断線診断装置を搭載した車両1は、エンジン2と、燃料タンク3と、コントローラとしてのECU10とを含んで構成されている。
エンジン2は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行うとともに、圧縮行程及び膨張行程の間に点火を行い車両1の駆動力を発生させる4サイクルのディーゼルエンジンによって構成されている。なお、エンジン2は、ガソリンエンジンで構成されてもよい。
燃料タンク3は、燃料を貯留するものであり、その内部に燃料ポンプ4を備えている。燃料タンク3とエンジン2とは、燃料供給パイプ8により接続されている。燃料供給パイプ8は、燃料ポンプ4から圧送された燃料をエンジン2に供給している。
燃料供給パイプ8には燃料リターンパイプ9が接続されており、この燃料リターンパイプ9は、エンジン2の直前で燃料供給パイプ8から分岐している。燃料リターンパイプ9は、燃料供給パイプ8を通ってエンジン2に供給された燃料のうち、余分な燃料を燃料タンク3に戻している。
燃料供給パイプ8には燃料フィルタ5が設けられており、この燃料フィルタ5は、燃料から異物を濾過している。燃料フィルタ5の底部には、水検知センサ6が設けられており、この水検知センサ6は、燃料フィルタ5の底部に溜まった水を検知する。水検知センサ6は、通信線11によりECU10に電気的に接続されており、検出信号をECU10に出力している。
また、車両1の図示しない運転席にはメータパネル20が設けられており、このメータパネル20には、警告灯21を含む複数の計器が取付けられている。警告灯21はECU10に電気的に接続されている。
ECU10は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU10のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU10として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、ECU10において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU10として機能する。
ECU10の入力ポートには、水検知センサ6が通信線11を介して接続されている。また、ECU10の入力ポートには、図示しないイグニッションスイッチが接続されている。ECU10の出力ポートには、警告灯21が接続されている。ECU10は、水検知センサ6からの検出信号に基づいて、警告灯21の点灯を制御する。
このように構成されたECU10は、車両1の電源オン時に水検知センサ6から得られる出力電圧に基づいて通信線11の断線の可能性の有無を判定する断線可能性判定部15として機能する。
ここで、水検知センサ6のより詳しい構成、特性および出力電圧について説明する。水検知センサ6は、図示しないフロートとリードスイッチとを備えている。燃料フィルタ5の底部に水が溜まっている場合は、フロートが浮力により上昇し、上昇したフロートがリードスイッチをオンにする。
通信線11が断線していない状態では、水検知センサ6は、リードスイッチがオフのときに所定のHigh電圧を出力し、リードスイッチがオンのときに所定のLow電圧を出力する。
すなわち、通信線11が断線していない状態では、水検知センサ6は、水を検知していないときはHigh電圧を出力し、水を検知しているときはLow電圧を出力する。水検知センサ6が水を検知してLow電圧を出力すると、ECU10は警告灯21を点灯させる。
また、水検知センサ6は、キャパシタ6aを備えており、このキャパシタ6aはリードスイッチと並列に設けられている。キャパシタ6aの充電には一定の時間(約3秒)を要する。
このため、通信線11が断線していない状態では、水検知センサ6は、電源が供給されてからキャパシタ6aの充電が完了するまでの期間は、Low電圧を出力する。
水検知センサ6は、キャパシタ6aの充電が完了した後は、High電圧を出力する。これは、ECU10の内部に図示しないプルアップ抵抗が設けられているためである。
一方、通信線11が断線している状態では、水検知センサ6の水検出の有無、および水検知センサ6の電源オンからの経過時間に関わらず、High電圧がECU10で検出される。
車両1では、水検知センサ6のキャパシタ6aの充電に一定の時間を要することを利用し、この時間に警告灯21のランプチェックおよび通信線の断線診断が行われる。
通信線11が断線していない正常な状態の場合、水検知センサ6の出力電圧は、図2に示すようになる。図2において、横軸は時間を表し、縦軸は、水検知センサ6への供給電圧および水検知センサ6からの出力電圧を示している。
図2に示すように、時間t1で水検知センサ6への電源供給がオンからオフにされると、水検知センサ6の出力電圧はHigh電圧からLow電圧に変化する。
その後、時間t2で水検知センサ6の電源がオンにされる。このとき、水検知センサ6のキャパシタ6aに充電が開始され、キャパシタ6aの充電は時間t4に完了する。このため、水検知センサ6の出力電圧は、時間t2から時間t4までLow電圧となる。
その後、時間t4で水検知センサ6の出力電圧がHigh電圧になる。時間t2から時間t4までの時間は、例えば約3秒である。ECU10の断線可能性判定部15は、水検知センサ6への電源供給が行われてからの所定期間における水検知センサ6の出力電圧に基づいて、通信線11の断線の可能性の有無を判定する。以下、断線可能性判定部15が通信線11の断線の可能性の有無を判定することを、断線診断ともいう。断線可能性判定部15が断線診断を行う所定期間は、時間t2から時間t3の期間であり、時間t2から時間t4までの期間より短くなっている。
その後、時間t5で水検知センサ6が水を検知すると、水検知センサ6の出力電圧がLow電圧になる。水検知センサ6の出力電圧がLow電圧になると、ECU10はメータパネル20内の警告灯21を点灯させる。その後、時間t6で、水抜き操作の完了等により水検知センサ6が水を検知しなくなると、水検知センサ6の出力電圧がHigh電圧となる。
ここで、仮に水検知センサ6の出力電圧のみから通信線11の断線の有無を診断してしまうと、以下に説明するような問題点により、ECU10は誤診断を起こす。
図3に示すように、水検知センサ6への電源供給が行われている状態から、時間t11で電源が遮断され、その直後の時間t12で電源が供給された場合、ECU10は誤診断を起こす。
すなわち、ECU10の断線可能性判定部15は、時間t12から時間t13までの所定期間(数秒間)の出力電圧に基づいて、通信線11の断線の可能性の有無を判定する。しかし、時間t11から時間t12までの時間は、水検知センサ6のキャパシタ6aの放電に不十分な短い時間であるため、所定期間としての時間t12から時間t13までの数秒間は、水検知センサ6はHigh電圧を出力する。このため、時間t12後の数秒間の水検知センサ6の出力電圧のみから通信線11の断線の有無を診断してしまうと、ECU10は誤診断を起こす。
また、ECU10の断線可能性判定部15は、ECU10の電源がオンになったことを条件として通信線11の断線の可能性の有無を診断している。このため、ECU10への電源供給が瞬断した場合も、上記と同様の理由によりECU10は誤診断を起こす。
また、図4は、水検知センサ6の電源が遮断されてから水検知センサ6のキャパシタ6aの放電が完了した後にエンジン2がクランキングされた場合を示す。図4において、水検知センサ6への電源がオフにされて10秒経過してから、時間t21で水検知センサ6に電源が供給されると同時に、エンジン2のクランキングが行われている。エンジン2のクランキングは時間t23まで継続している。ECU10の断線可能性判定部15は、時間t21から時間t22までの所定期間(数秒間)の出力電圧に基づいて、通信線11の断線の可能性の有無を判定する。
この場合、時間t21で水検知センサ6に電源が供給されたときは、水検知センサ6内のキャパシタ6aの放電が既に終了している。このため、水検知センサ6は、時間t21から時間t24までLow電圧を出力する。また、水検知センサ6は、時間t24でHigh電圧を出力する。したがって、ECU10の断線可能性判定部15は、誤診断を起こさない。
一方、図5に示すように、水検知センサ6のキャパシタ6aの放電が完了する前にエンジン2がクランキングされた場合、ECU10は誤診断を起こす。図5において、水検知センサ6への電源供給は、時間t31でオフにされ、その数秒後の時間t32でオンになっている。また、エンジン2のクランキングは、時間t32で開始され、時間t33まで継続している。
この場合、時間t32で水検知センサ6とECU10への電源供給がオンになる。そして、ECU10の断線可能性判定部15は、時間t32後の所定期間に、通信線11の断線の可能性の有無を判定する。
時間t32で水検知センサ6に電源が供給された直後は、水検知センサ6内のキャパシタ6aの放電が十分でないため、水検知センサ6は、High電圧を出力する。このため、ECU10は、通信線11が断線していると誤診断してしまう。
そこで、ECU10は、断線可能性判定部15により通信線11の断線の可能性が有ると判定された場合に、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、通信線11が断線していると判定する断線判定部16として機能する。
すなわち、本実施の形態では、水検知センサ6内のキャパシタ6aが十分に放電されるだけの時間が経過したか否かを、タイマーではなく、エンジン関連部品の温度差を用いて推測している。
これは、キャパシタ6aの放電に要する時間は数秒程度であり、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上となっていれば、水検知センサ6内のキャパシタ6aが十分に放電されるだけの時間が、車両1の前回の電源オフ時から経過していると想定されるためである。
イグニッションスイッチが操作されて車両1の電源がオンになると、水検知センサ6およびECU10の電源がオンになる。このとき、キャパシタ6aが十分に放電されていない場合は、水検知センサ6がHigh電圧を出力してしまう。また、車両1およびECU10の電源がオンになってからの所定期間に、ECU10は、通信線11の断線診断を行う。
したがって、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値未満の場合は、通信線11が断線していると誤診断するおそれがあるため、誤診断の防止のために断線診断が禁止される。
なお、エンジン関連部品温度とは、例えば、水温、排気温度、吸気温度、燃料温度、インテークマニホールド温度である。
また、断線判定部16は、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了したことをさらに条件として、通信線11が断線していると判定する。
また、ECU10は、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了していないことを判断した場合に、断線判定部16による判定を禁止する断線判定禁止部17として機能する。
図6において、時間t41でイグニッションスイッチがオンに操作されたことで、車両1の電源がオンになる。また、車両1の電源がオンになったことで、ECU10および水検知センサ6に電源が供給される。
水検知センサ6からの出力電圧は、時間t41の直後はLow電圧であり、その後High電圧になっている。
時間t42でイグニッションスイッチがオフに操作されると、ECU10は終了処理を行う。この終了処理では、ECU10は、保持が必要な情報をEEPROMに書込む。
その後、時間t43で、ECU10の終了処理が完了してECU10の電源オフが正常に終了したことが判定されると、水検知センサ6への電源がオフにされる。なお、水検知センサ6の電源オフのタイミングは、時間t42であってもよい。
その後、時間t44で、イグニッションスイッチがオンに操作されたことで、再び車両1の電源がオンになる。また、車両1の電源がオンになったことで、ECU10および水検知センサ6に電源が供給される。
その後、時間t44からt45の期間において、水検知センサ6からの出力電圧が破線で示すようにHigh電圧の場合、断線可能性判定部15により通信線11の断線の可能性が有ると判定される。この場合、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、断線判定部16は、通信線11が断線していると判定する。
また、断線判定部16は、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了したことをさらに条件として、通信線11が断線していると判定する。また、断線判定禁止部17は、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了していないことを判断した場合に、断線判定部16による判定を禁止する。
一方、時間t44からt45の期間において、水検知センサ6からの出力電圧が実線で示すようにLow電圧の場合、断線可能性判定部15により断線無しと判定される。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係るECU10によって実行される水検知センサ断線診断処理の流れについて説明する。
図7に示すように、ECU10は、水検知センサ6の電源がオンになったか否かを判定する(ステップS1)。ここでは、バッテリ7から水検知センサ6への電源供給が開始された場合に、ECU10は、水検知センサ6の電源がオンになったと判定する。
次いで、ECU10は、水検知センサ6の出力電圧が所定の断線判定値以上であり、かつ、この状態が所定時間以上継続しているか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2の判定が"NO"の場合、ECU10は、水検知センサ6との間の通信線11が断線していない(正常である)と判定し(ステップS6)、図7のフローチャートを終了する。
一方、ステップS2の判定が"YES"の場合、水検知センサ6との間の通信線11が断線している可能性があるため、ECU10は、前回ECU10が正常に終了したか否かを判定する(ステップS3)。ここでは、ECU10が前回電源オフとなったときに終了処理が正常に完了した場合、ECU10は、前回ECU10が正常に終了したと判定する。
ステップS3の判定が"NO"の場合、ECU10は、水検知センサ6との間の通信線11の断線診断を禁止し(ステップS7)、その後、図7のフローチャートを終了する。
一方、ステップS3の判定が"YES"の場合、ECU10は、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とで、エンジン関連部品の温度が所定値以上変化したか否かを判定する(ステップS4)。なお、図7のステップS4において、前回の車両1の電源オフ時のエンジン関連部品温度を「EngTempEnd」と記し、今回の車両1の電源オン時のエンジン関連部品温度を「EngTempSt」と記す。
ステップS4の判定が"NO"の場合、ECU10は、水検知センサ6との間の通信線11の断線診断を禁止し(ステップS7)、その後、図7のフローチャートを終了する。
一方、ステップS4の判定が"YES"の場合、ECU10は、水検知センサ6との間の通信線11が断線していると判定し(ステップS5)、その後、図7のフローチャートを終了する。
以上のように、本実施の形態に係る水検知センサ6の断線診断装置において、ECU10は、車両1の電源オン時に水検知センサ6から得られる出力電圧に基づいて、通信線11の断線の可能性の有無を判定する断線可能性判定部15と、断線可能性判定部15により通信線11の断線の可能性が有ると判定された場合に、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、通信線11が断線していると判定する断線判定部16と、を備える。
これにより、車両1の電源オン時に水検知センサ6から得られる出力電圧に基づいて通信線11の断線の可能性が有ると判定された場合に、車両1の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、通信線が断線していると判定される。
このため、水検知センサ6から得られる出力電圧のみに基づく通信線11の断線の有無の誤判定を防止できる。この結果、ECU10と水検知センサ6とを繋ぐ通信線11の断線の有無をより精度良く判定できる。
また、本実施の形態に係る水検知センサ6の断線診断装置において、断線判定部16は、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了したことをさらに条件として、通信線11が断線していると判定する。
これにより、ECU10が車両1の前回の電源オフ時に正常に終了した場合はECU10が正常に動作しているため、ECU10が正常に動作していることを確認した上で断線判定部16が通信線11の断線の有無を判断できる。このため、通信線11の断線の判定をより信頼性のあるものとすることができる。
また、本実施の形態に係る水検知センサ6の断線診断装置において、ECU10は、断線可能性判定部15および断線判定部16に加え、車両1の前回の電源オフ時にECU10が正常に終了していないことを判断した場合に、断線判定部16による判定を禁止する断線判定禁止部17を備える。
これにより、車両1の前回の電源オフ時にECU10が正常に終了していない場合は、通信線11が断線しているか否かの判定が禁止されるので、通信線11の断線の有無の誤判定を防止できる。この結果、ECU10と水検知センサ6とを繋ぐ通信線11の断線の有無をより精度良く判定できる。
上述の通り、本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
3 燃料タンク
6 水検知センサ
10 ECU(コントローラ)
11 通信線
15 断線可能性判定部
16 断線判定部
17 断線判定禁止部

Claims (3)

  1. 燃料タンク内の水を検出する水検知センサと、前記水検知センサの出力電圧を通信線を介して受け取るコントローラと、を備える水検知センサの断線診断装置であって、
    前記コントローラは、
    車両の電源オン時に前記水検知センサから得られる出力電圧に基づいて、前記通信線の断線の可能性の有無を判定する断線可能性判定部と、
    前記断線可能性判定部により前記通信線の断線の可能性が有ると判定された場合に、前記車両の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、前記通信線が断線していると判定する断線判定部と、を備えることを特徴とする水検知センサの断線診断装置。
  2. 前記断線判定部は、
    前記車両の前回の電源オフ時に前記コントローラが正常に終了したことをさらに条件として、前記通信線が断線していると判定することを特徴とする請求項1に記載の水検知センサの断線診断装置。
  3. 燃料タンク内の水を検出する水検知センサと、前記水検知センサの出力電圧を通信線を介して受け取るコントローラと、を備える水検知センサの断線診断装置であって、
    前記コントローラは、
    車両の電源オン時に前記水検知センサから得られる出力電圧に基づいて、前記通信線の断線の可能性の有無を判定する断線可能性判定部と、
    前記断線可能性判定部により前記通信線の断線の可能性が有ると判定された場合に、前記車両の前回の電源オフ時と今回の電源オン時とのエンジン関連部品温度の差が所定値以上であることを条件として、前記通信線が断線していると判定する断線判定部と、
    前記車両の前回の電源オフ時に前記コントローラが正常に終了していないことを判断した場合に、前記断線判定部による判定を禁止する断線判定禁止部と、を備えることを特徴とする水検知センサの断線診断装置。
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