JP6404541B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は使い捨ておむつや衛生ナプキン等の吸収性物品に関する。詳しくは、極めて良好なフィット性を有し排泄物の横漏れを強力に防止することのできる吸収性物品に関するものである。
使い捨ておむつや衛生ナプキン等の吸収性物品は、使用者の股間部に宛がい尿や血液等の排泄物を吸収・保持するための縦長の吸収体を備えたシート状の構造体である。吸収性物品では、通常、排泄物が吸収性物品の側部から脚周りに漏洩する所謂横漏れを防止するために、不織布等の帯状体の内部に糸ゴム等の弾性体を配設して吸収性物品の両側部の内側端縁に起立するように構成した立体ギャザーや、吸収体の介在しないサイドフラップ部に複数の糸ゴム等の弾性体を長手方向に沿って敷設して形成した平面ギャザー等を設けて、吸収性物品の両側部と脚周りとの間をシールする構造が採られている。
しかしながら、吸収性物品を長時間使用していると、時間の経過と共に排泄物が吸収されて吸収体の重量が増加し、吸収体が下方にずれて股間に隙間が生じてしまい、立体ギャザーや平面ギャザー等ではシール性が不十分となり、これらの隙間から漏れや臭いが生じるという問題を有していた。
これに対し、吸収体の長手方向に沿って吸収体の両側部に重なるように配設された複数の弾性体からなる側部弾性体部を備えた吸収性物品が提案されている(特許文献1参照)。図6は、側部弾性体部を備えた従来のパッド型の吸収性物品の構成を示す概略平面図である。図6において、パッド型吸収性物品9には、吸収体901の両側部に略重なるように側部弾性体部97が設けられている。側部弾性体部97は、内面シート903の下面に吸収体901の長手方向に沿って並列に配設された複数の弾性体からなり、吸収体901の短手方向に対して内側よりも外側の弾性体の方が強い張力となるように構成されている。これにより、吸収物品9は、排泄物が吸収されて吸収体901の重量が増加しても、側部弾性体部97を構成する弾性体の張力により股間に押し付けられて吸収体901と股間との間に間隙が生じることがなくなるとともに、側部弾性体部97を構成する弾性体の張力の差により内側よりも外側の方が股間に強く押し付けられて横断面が略円弧状に形成され吸収性物品9の保形性が維持されるので、漏洩を効果的に防止することができるものである。
特開2003−135523号公報
しかしながら、上記従来の吸収性物品は、身体に装着して使用しているうちに、図7に示すように、側部弾性体部97のうち張力の最も強い最外側の弾性体907aが、当接する使用者の身体部位のうち最も窪んでいる鼠径部Bに次第に寄ってきてしまい、吸収性物品9と股間Aとの間に間隙が生じて縒れたり弛んだりしてしまうので、排泄物の横漏れを完全には防止することができないという問題があった。
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、極めて良好なフィット性を有し排泄物の横漏れを強力に防止することのできる吸収性物品を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)即ち、本発明は、縦長のシート状の吸収体と、前記吸収体の両側部に一部又は全部が重なるように前記吸収体の長手方向に沿って並列に配設された複数の弾性体と、を備える吸収性物品であって、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の張力が強くなるように構成されており、前記吸収性物品の使用時に、前記複数の弾性体の張力の差により、張力の最も強い最内側の弾性体が使用者の鼠径部に沿って定位して、前記吸収性物品が使用者の股間部に当接しており、また、張力の弱い外側の弾性体が使用者の大腿部の付け根部分に定位して、前記吸収体が使用者の大腿部にまで延出されて押止されていることを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明はまた、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が弾性率が高いことを特徴とする、(1)に記載の吸収性物品である。
(3)本発明はまた、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が強く伸張されていることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の吸収性物品である。
(4)本発明はまた、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が径が太いことを特徴とする、(1)乃至(3)の何れか1つに記載の吸収性物品である。
(5)本発明はまた、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が間隔が密となるように配されていることを特徴とする、(1)乃至(4)の何れか1つに記載の吸収性物品である。
(6)本発明はまた、前記弾性体は、糸状、紐状又は帯状である、(1)乃至(5)の何れか1つに記載の吸収性物品である。
(7)本発明はまた、パッド型、ベルト型、テープ止め型又はパンツ型である、(1)乃至(6)の何れか1つに記載の吸収性物品である。
本発明の吸収性物品によれば、吸収体の両側部に一部又は全部が重なるように前記吸収体の長手方向に沿って並列に配設された複数の弾性体を有し、前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の張力が強くなるように構成されているので、排泄物が吸収されて吸収体の重量が増加しても、前記複数の弾性体の張力により吸収性物品が股間に押し付けられて吸収体と股間との間に間隙が生じることがなくなるとともに、前記弾性体の張力の差により、張力の最も強い最内側の弾性体が使用者の鼠径部に沿って定位するので、吸収性物品が縒れたり弛んだりすることなく使用者の股間部に当接し、極めて良好なフィット性を実現することができる。
また、本発明の吸収性物品によれば、前記弾性体の張力の差により、張力の弱い外側の弾性体が使用者の大腿部の付け根部分に定位するので、吸収体が大腿部にまで延出されて弾性体により押止されていることにより、排泄物の横漏れをより確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるパッド型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるパッド型吸収性物品の使用時の状態を模式的に表した横断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるベルト型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。 本発明の第3の実施形態にかかるテープ止め型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。 本発明の第4の実施形態にかかるパンツ型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。 側部弾性体部を備えた従来のパッド型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。 側部弾性体部を備えた従来のパッド型吸収性物品の使用時の状態を模式的に表した横断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の名称を有する部材は、特に説明のない限り同一の構成及び機能を有するものであり、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパッド型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。本実施形態に係るパッド型吸収性物品1は、下着やおむつ等のアウターの内面に取り付けて使用されるインナー型の使い捨ておむつや衛生ナプキン等であり、図1に示すように、平面形状が略瓢箪形の縦長シート状の吸収体101と、吸収体101の上面に配設された内面シート103と、吸収体101の下面に配設されたバックシート105とから構成されている。
内面シート103は、例えば不織布等の液透過性材料からなり、装着時に肌側に位置して尿や血液等をパッド型吸収性物品1の内部に透過させるようになっている。吸収体101は、吸収紙、綿状パルプ、高分子吸収材等の吸収性材料が組み合わされてなり、内面シート103を透過した尿や血液等を吸収して内部に保持するようになっている。バックシート105は、例えばポリエチレン等の液不透過性材料からなり、装着時にアウター側に位置して、吸収体101が吸収した尿や血液等をパッド型吸収性物品1の外部に漏出させないようになっている。
パッド型吸収性物品1では、内面シート103とバックシート105との間に吸収体101が介在する吸収体介在部11がその略全体に亘って設けられているとともに、吸収体介在部11の縁辺には、内面シート103及びバックシート105を延出させてなる、吸収体101の介在していないサイドフラップ部13が設けられている。また、パッド型吸収性物品1の内面シート103の上面には、不織布等からなり内部にゴム等の糸状の弾性体107dを敷設して起立するように構成された立体ギャザー15が設けられており、これによっても排泄物の横漏れ等を防止するようになっている。
更に、本実施形態に係るパッド型吸収性物品1においては、吸収体101の長手方向に沿って吸収体101の両側部に略重なるように側部弾性体部17が設けられている。側部弾性体部17は、例えばゴムや熱可塑性エラストマー等からなる複数の糸状の弾性体107a〜cが、内面シート103の下面に吸収体101の長手方向に沿って並列かつ略等間隔に配設されて構成されている。そして、側部弾性体部17は、吸収体101の短手方向に対して外側に配された弾性体107a及び107bよりも、内側に配された弾性体107cの方が弾性率の高いものが用いられており、これにより外側よりも内側の弾性体の張力が強くなるように構成されている。
図2は、パッド型吸収性物品1の使用時の状態を模式的に表した横断面図である。但し、図中、説明の簡易化のため、サイドフラップ部、立体ギャザー及びアウター(下着等)は省略して吸収体介在部のみを示している。
従来の側部弾性体部を備えた吸収性物品では、側部弾性体部は内側よりも外側の弾性体の方が強い張力となるように構成されているので、使用しているうちに張力の最も強い最外側の弾性体が鼠径部に次第に寄ってきてしまい、吸収性物品と股間との間に間隙が生じて縒れたり弛んだりしてしまうという問題があった(図7参照)。これに対し、本実施形態に係るパッド型吸収性物品1では、図2に示すように、パッド型吸収性物品1を下着等のアウターに宛がって身体に装着すると、側部弾性体部17のうち張力の最も強い最内側の弾性体107cが、パッド型吸収性物品1の当接する使用者の身体部位のうち最も窪んでいる鼠径部Bに沿って定位し、結果としてそれよりも張力の弱い外側の弾性体107a及び107bが使用者の大腿部Cの付け根部分に定位するので、パッド型吸収性物品1の吸収体介在部11が縒れたり弛んだりすることなく使用者の股間部Aに当接し極めて良好なフィット性が得られるとともに、吸収体介在部11が大腿部Cにまで延出されて弾性体107a及び107bにより押止されているので、尿や血液等の横漏れを強力に防止することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るベルト型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。本実施形態に係るベルト型吸収性物品3は、身体に直接装着して使用される簡易型の使い捨ておむつであり、図1に示すように、略矩形で長手方向中央両側部が切欠いた平面形状を有する内面シート303と、内面シート303の下面に配設された略同一形状のバックシート305と、内面シート303とバックシート305との間に配設された平面が略矩形の縦長シート状の吸収体301とから構成されている。ベルト型吸収性物品3の下端部には、短手方向に沿ってウエストベルト39が設けられており、上端部を使用者の背中側から股間を通して腹部側に渡し、ウエストベルト39を腹部側の上端部上に回して面ファスナー309で係止することにより、立ったまま或いは座ったままズボンや下着を脱がすことなく簡単にベルト型吸収性物品3を装着することができるようになっている。また、ベルト型吸収性物品3の内面シート303上には、内部に糸状の弾性体307fを敷設して構成された立体ギャザー35が設けられているとともに、サイドフラップ部33には、糸状の弾性体307gを敷設して構成された平面ギャザー36が設けられており、これらによっても排泄物の横漏れ等を防止するようになっている。
更に、ベルト型吸収性物品3においては、吸収体301の長手方向に沿って吸収体301の両側部に略重なるように側部弾性体部37が設けられている。側部弾性体部37は、複数の糸状の弾性体307a〜cが、内面シート303の下面に吸収体301の長手方向に沿って並列かつ略等間隔に配設されて構成されている。そして、側部弾性体部37は、吸収体301の短手方向に対して外側に配された弾性体307a及び307bよりも、内側に配された弾性体307cの方が強く伸張された状態で敷設されており、これにより外側よりも内側の弾性体の張力が強くなるように構成されている。ベルト型吸収性物品3は、係る構成により、側部弾性体部37のうち張力の最も強い最内側の弾性体307cが使用者の鼠径部に沿って定位し、それよりも張力の弱い外側の弾性体307a及び307bが使用者の大腿部の付け根部分に定位するので、優れたフィット性と横漏れ防止効果を実現することができる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係るテープ止め型吸収性物品の構成を示す概略平面図である。本実施形態に係るテープ止め型吸収性物品5は、身体に直接装着して使用される使い捨ておむつであり、図4に示すように、略矩形で長手方向中央両側部が切欠いた平面形状を有する内面シート503と、内面シート503の下面に配設された略同一形状のバックシート505と、内面シート503とバックシート505との間に配設された略同一形状の吸収体501とから構成されている。テープ止め型吸収性物品5の下端部の両側部には、端部に面ファスナー509aが配設された係止部59が設けられているとともに、上端部にも面ファスナー509bが設けられており、上端部を使用者の背中側から股間を通して腹部側に渡し、係止部59を腹部側の上端部上に回して面ファスナー509aと509bとで係止することにより、容易にテープ止め型吸収性物品5を装着することができるようになっている。また、テープ止め型吸収性物品5の内面シート503上には、内部に糸状の弾性体507fを敷設して構成された立体ギャザー55が設けられているとともに、サイドフラップ部53には、糸状の弾性体507gを敷設して構成された平面ギャザー56が設けられており、これらによっても排泄物の横漏れ等を防止するようになっている。
更に、テープ止め型吸収性物品5においては、吸収体501の長手方向に沿って吸収体501の両側部に略重なるように側部弾性体部57が設けられている。側部弾性体部57は、複数の糸状の弾性体507a〜cが、内面シート503の下面に吸収体501の長手方向に沿って並列かつ略等間隔に配設されて構成されている。そして、側部弾性体部57は、吸収体501の短手方向に対して外側に配された弾性体507a及び507bよりも、内側に配された弾性体507cの方が径の太いものが用いられており、これにより外側よりも内側の弾性体の張力が強くなるように構成されている。テープ止め型吸収性物品5は、係る構成により、側部弾性体部57のうち張力の最も強い最内側の弾性体507cが使用者の鼠径部に沿って定位し、それよりも張力の弱い外側の弾性体507a及び507bが使用者の大腿部の付け根部分に定位するので、優れたフィット性と横漏れ防止効果を実現することができる。
図5は、本発明の第4の実施形態に係るパンツ型吸収性物品の展開した状態を示す概略平面図である。本実施形態に係るパンツ型吸収性物品7は、パンツのように装着して使用される使い捨ておむつであり、図5に示すように、略矩形で長手方向中央両側部が切欠いた平面形状を有する裏面シート708と、裏面シート708の下面に配設された略同一形状の表面シート709とからなるパンツ外装体76に、内面シート703とバックシート705との間に吸収体701が配設されてなる吸収本体78が取り付けられて構成されている。パンツ型吸収性物品7の内面シート703上には、内部に糸状の弾性体707fを敷設して構成された立体ギャザー75が設けられているとともに、パンツ外装体76には、糸状の弾性体707gを敷設して構成された平面ギャザー76が設けられており、これらによっても排泄物の横漏れ等を防止するようになっている。また、パンツ型吸収性物品7の両端部には、複数の糸状の弾性体707hが、内面シート703の下面に吸収体701の短手方向に沿って並列かつ略等間隔に配設されて構成されたウエストギャザー79が設けられており、排泄物の胴周りからの漏洩を防止するようになっている。更に、吸収体701の長手方向の中央部を除く部分であって吸収体701の介在しない部分には、内面シート703の下面に、吸収体701の短手方向に沿って並列かつ略等間隔に複数の糸状の弾性体707iが配設されており、これにより、パンツ型吸収性物品7を使用者の肌側に密着させるとともに吸収性物品の保形性を維持してフィット性と排泄物の漏洩防止効果を高めるようになっている。
更に、パンツ型吸収性物品7においては、吸収体701の長手方向に沿って吸収体701の両側部に略重なるように側部弾性体部77が設けられている。側部弾性体部77は、複数の糸状の弾性体707a〜eが、内面シート703の下面に吸収体701の長手方向に沿って並列に配設されて構成されている。そして、側部弾性体部77は、吸収体701の短手方向に対して外側に配された弾性体707a及び707bよりも、内側に配された弾性体707c〜eの方が間隔が密となるように配されており、これにより外側よりも内側の弾性体の張力が強くなるように構成されている。パンツ型吸収性物品7は、係る構成により、側部弾性体部77のうち張力の最も強い最内側の弾性体507c〜eが使用者の鼠径部に沿って定位し、それよりも張力の弱い外側の弾性体507a及び507bが使用者の大腿部の付け根部分に定位するので、優れたフィット性と横漏れ防止効果を実現することができる。
本発明の吸収性物品は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態にかかる吸収性物品や吸収体、内面シート、バックシート等の形状や材質は、上述したもの以外にも各種の形状や材質を用いることができる。
また、上記実施形態にかかる吸収性物品は、上述した立体ギャザー、平面ギャザー、ウエストギャザー等の漏洩防止機構を必ずしも備えている必要はなく、そのうちのいくつか又は全てを有していなくてもよいし、或いはそれ以外の漏洩防止機構を備えていてもよい。
更に、上記実施形態にかかる吸収性物品において、側部弾性体部を構成する弾性体は、吸収体の両側部に対して、一部の弾性体のみが重なっていてもよいし、全部の弾性体が重なっていてもよい。また、これらの弾性体の形状は、糸状以外にも紐状、帯状等であってもよいし、その配設数は例示した本数より少なくてもよいし多くても構わない。また、これらの弾性体は、内面シートの下面ではなく、バックシートの上面又は吸収体の内部に敷設されていても構わない。更に、これらの弾性体は、吸収体の短手方向に対して最内側の1本又は複数本と、それ以外の弾性体との間で張力が異なるように(張力が大小2段階で変化するように)構成してもよいし、最内側の弾性体から最外側の弾性体まで徐々に張力が変化するように(段々に張力が小さくなるように)構成しても構わない。
上述したように、本発明の吸収性物品は、極めてフィット性に優れ、かつ排泄物の横漏れを強力に防止するので、使い捨ておむつや衛生ナプキン等として利用した場合極めて有用である。
1 パッド型吸収性物品
101、301、501、701、901 吸収体
103、303、503、703、903 内面シート
105、305、505、705、905 バックシート
107a〜c、107d、307a〜c、307f〜g、507a〜c、507f〜g
、707a〜i、907a〜c 弾性体
11 吸収体介在部
13、33、53、73 サイドフラップ部
15、35、55、75 立体ギャザー
17、37、57、77、97 側部弾性体部
3 ベルト型吸収性物品
36、56、76 平面ギャザー
39 ウエストベルト
309、509a〜b 面ファスナー
5 テープ止め型吸収性物品
59 係止部
7 パンツ型吸収性物品
708 裏面シート
709 表面シート
76 パンツ外装体
78 吸収本体
79 ウエストギャザー
9 従来のパッド型吸収性物品
A 股間部
B 鼠径部
C 大腿部

Claims (7)

  1. 縦長のシート状の吸収体と、
    前記吸収体の両側部に一部又は全部が重なるように前記吸収体の長手方向に沿って並列に配設された複数の弾性体と、を備える吸収性物品であって
    前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の張力が強くなるように構成されており、前記吸収性物品の使用時に、前記複数の弾性体の張力の差により、張力の最も強い最内側の弾性体が使用者の鼠径部に沿って定位して、前記吸収性物品が使用者の股間部に当接しており、また、張力の弱い外側の弾性体が使用者の大腿部の付け根部分に定位して、前記吸収体が使用者の大腿部にまで延出されて押止されていることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が弾性率が高いことを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が強く伸張されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が径が太いことを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記複数の弾性体は、前記吸収体の短手方向に対して外側よりも内側の弾性体の方が間隔が密となるように配されていることを特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記弾性体は、糸状、紐状又は帯状である、請求項1乃至5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. パッド型、ベルト型、テープ止め型又はパンツ型である、請求項1乃至6の何れか1項に記載の吸収性物品。
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