以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施例のパチンコ機GMを示す斜視図である。このパチンコ機GMは、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠1と、外枠1に固着されたヒンジ2を介して開閉可能に枢着される前枠3とで構成されている。この前枠3には、遊技盤5が、裏側からではなく、表側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
ガラス扉6の外周には、LEDランプなどによる電飾ランプが、略C字状に配置されている。一方、ガラス扉6の下側には、スピーカが配置されている。また、前面板7には、発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠3の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータと連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
上皿8の外周面には、演出ボタン11が設けられている。この演出ボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなく演出ボタン11を操作できる。この演出ボタン11は、通常時には機能していないが、例えば、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると演出ボタンの操作を受け付け可能となり、内蔵ランプを点灯させて操作可能であることが遊技者に報知される。
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチとが設けられている。
図2に示すように、遊技盤5の表面には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その略中央には、背面側に延びる中央開口HOが設けられている。そして、中央開口HOの奥底には、液晶カラーディスプレイで構成された表示装置DSが配置されている。また、遊技領域の適所には、図柄始動口15、大入賞口16、普通入賞口17、ゲート18が配設されている。
これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。そして、図柄始動口15に遊技球が入賞したことが検出されると、保留上限値を超えない限り、大当り抽選処理が実行され、遊技者に有利な遊技状態に移行するか否かが抽選決定される。
表示装置DSの上部には、待機状態の抽選処理数を特定するLED表示部LPが配置されている。LED表示部LPは、実施例の保留上限値に対応して4個のLEDランプで構成される。
表示装置DSは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この表示装置DSは、中央部の特別図柄表示部Da〜Dcと、右上部の普通図柄表示部19と、中央下部の保留数表示部NUMと、を有している。保留数表示部NUMは、LED表示部LPに同期して同一の演出保留数を表示するが、可動演出体(不図示)が降下して実行される可動演出時には、表示内容が自動的に消滅するよう構成されている。
特別図柄表示部Da〜Dcでは、大当り抽選によって大当り状態が招来することを期待させるリーチ演出が実行され、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、大当り抽選の当否結果を不確定に報知する予告演出などが実行される。また、普通図柄表示部19は普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
図柄始動口15は、左右一対の開閉爪を備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば構成され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪が所定時間だけ、若しくは、所定個数の遊技球を検出するまで開放されるようになっている。
図柄始動口15に遊技球が入賞すると、そのタイミングが画像演出の実行中でないことを条件に、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動する画像演出が開始され、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた大当り抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。一方、画像演出中に図柄始動口15に遊技球が入賞すると、保留上限値(4個)に達しない限り、大当り抽選処理が保留状態となり、増加した演出保留数がLED表示部LPと、保留数表示部NUMに同期して表示される。なお、保留上限値を超えて図柄始動口15に遊技球が入賞した場合には、賞球動作として遊技球が払出されるだけで、大当り抽選処理は実行されない。
大入賞口16は、例えば前方に開放可能な開閉板16aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当りゲーム」と称する特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。
大入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このような動作は、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、特別図柄表示部Da〜Dcの変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には、特別遊技の終了後のゲームが高確率状態となるという特典が付与される。
図3は、上記した各動作を実現するパチンコ機GMの全体回路構成を示すブロック図である。図示の通り、このパチンコ機GMは、AC24Vを受けて各種の直流電圧や、電源異常信号ABN1,ABN2やシステムリセット信号(電源リセット信号)SYSなどを出力する電源基板20と、遊技制御動作を中心統括的に担う主制御基板21と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMDに基づいてランプ演出及び音声演出を実行する演出制御基板22と、演出制御基板22から受けた制御コマンドCMD’に基づいて表示装置DSを駆動する画像制御基板23と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて払出モータMを制御して遊技球を払い出す払出制御基板24と、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板25と、を中心に構成されている。
但し、この実施例では、主制御基板21が出力する制御コマンドCMDは、コマンド中継基板26と演出インタフェイス基板27を経由して、演出制御基板22に伝送される。また、演出制御基板22が出力する制御コマンドCMD’は、演出インタフェイス基板27と画像インタフェイス基板28を経由して、画像制御基板23に伝送され、主制御基板21が出力する制御コマンドCMD”は、主基板中継基板32を経由して、払出制御基板24に伝送される。制御コマンドCMD,CMD’,CMD”は、何れも16ビット長であるが、主制御基板21や払出制御基板24が関係する制御コマンドは、8ビット長毎に2回に分けてパラレル送信されている。一方、演出制御基板22から画像制御基板23に伝送される制御コマンドCMD’は、16ビット長をまとめてパラレル伝送されている。そのため、可動予告演出を含む予告演出を、多様化して多数の制御コマンドを連続的に送受信するような場合でも、迅速にその処理を終えることができ、他の制御動作に支障を与えない。
ところで、本実施例では、演出インタフェイス基板27と演出制御基板22とは、配線ケーブルを経由することなく、雄型コネクタと雌型コネクタとを直結されて二枚の回路基板が積層されている。同様に、画像インタフェイス基板28と画像制御基板23についても、配線ケーブルを経由することなく、雄型コネクタと雌型コネクタとを直結されて二枚の回路基板が積層されている。そのため、各電子回路の回路構成を複雑高度化しても基板全体の収納空間を最小化できると共に、接続ラインを最短化することで耐ノイズ性を高めることができる。
これら主制御基板21、演出制御基板22、画像制御基板23、及び払出制御基板24には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路がそれぞれ搭載されている。そこで、これらの制御基板21〜24とインタフェイス基板27〜28に搭載された回路、及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、本明細書では、主制御部21、演出制御部22’、画像制御部23’、及び払出制御部24と言うことがある。すなわち、この実施例では、演出制御基板22と演出インタフェイス基板27とで演出制御部22’を構成し、画像制御基板23と画像インタフェイス基板28とで画像制御部23’を構成している。なお、演出制御部22’、画像制御部23’、及び払出制御部24の全部又は一部がサブ制御部である。
また、このパチンコ機GMは、図3の破線で囲む枠側部材GM1と、遊技盤5の背面に固定された盤側部材GM2とに大別されている。枠側部材GM1には、ガラス扉6や前面板7が枢着された前枠3と、その外側の木製外枠1とが含まれており、機種の変更に拘わらず、長期間にわたって遊技ホールに固定的に設置される。
一方、盤側部材GM2は、機種変更に対応して交換され、新たな盤側部材GM2が、元の盤側部材の代わりに枠側部材GM1に取り付けられる。なお、枠側部材GM1を除く全てが、盤側部材GM2である。
図3の破線枠に示す通り、枠側部材GM1には、電源基板20と、払出制御基板24と、発射制御基板25と、枠中継基板35と、ランプ駆動基板36と、モータ駆動基板37と、が含まれており、これらの回路基板が、前枠3の適所に各々固定されている。ここで、ランプ駆動基板36は、演出制御部22’から出力されるシリアル信号を受ける同一構成の複数個のランプドライバが直列接続されて構成されている。
また、モータ駆動基板37は、演出モータMOiを駆動すると共に、各演出モータMOiの原点位置に配置された原点検出センサからの原点スイッチ信号や、演出ボタン11の操作を示すボタン信号を受けるよう構成されている。
遊技盤5の背面には、主制御基板21、演出制御基板22、画像制御基板23が、表示装置DSやその他の回路基板と共に固定されている。そして、枠側部材GM1と盤側部材GM2とは、一箇所に集中配置された接続コネクタC1〜C4によって電気的に接続されている。
電源基板20は、接続コネクタC2を通して、主基板中継基板32に接続され、接続コネクタC3を通して、電源中継基板33に接続されている。電源基板20には、交流電源の投入と遮断とを監視する電源監視部MNTが設けられている。電源監視部MNTは、交流電源が投入されたことを検知すると、所定時間だけシステムリセット信号SYSをLレベルに維持した後に、これをHレベルに遷移させる。
また、電源監視部MNTは、交流電源の遮断を検知すると、電源異常信号ABN1,ABN2を、直ちにLレベルに遷移させる。なお、電源異常信号ABN1,ABN2は、電源投入後に速やかにHレベルとなる。
本実施例のシステムリセット信号は、交流電源に基づく直流電源によって生成されている。そのため、交流電源の投入(通常は電源スイッチのON)を検知してHレベルに増加した後は、直流電源電圧が異常レベルまで低下しない限り、Hレベルを維持する。したがって、直流電源電圧が維持された状態で、交流電源が瞬停状態となっても、システムリセット信号SYSがCPUをリセットすることはない。なお、電源異常信号ABN1,ABN2は、交流電源の瞬停状態でも出力される。
主基板中継基板32は、電源基板20から出力される電源異常信号ABN1、バックアップ電源BAK、及びDC5V,DC12V,DC32Vを、そのまま主制御部21に出力している。電源中継基板33は、電源基板20から受けたシステムリセット信号SYSや、交流及び直流の電源電圧を、そのまま演出インタフェイス基板27に出力している。演出インタフェイス基板27は、受けたシステムリセット信号SYSを、そのまま演出制御部22’と画像制御部23’に出力している。
一方、払出制御基板24は、中継基板を介することなく、電源基板20に直結されており、主制御部21が受けると同様の電源異常信号ABN2や、バックアップ電源BAKを、その他の電源電圧と共に直接的に受けている。
電源基板20が出力するシステムリセット信号SYSは、電源基板20に交流電源24Vが投入されたことを示す電源リセット信号であり、この電源リセット信号によって演出制御部22’と画像制御部23’のワンチップマイコンは、その他のIC素子と共に電源リセットされるようになっている。
但し、このシステムリセット信号SYSは、主制御部21と払出制御部24には、供給されておらず、各々の回路基板21,24のリセット回路RSTにおいて電源リセット信号(CPUリセット信号)が生成されている。そのため、例えば、接続コネクタC2がガタついたり、或いは、配線ケーブルにノイズが重畳しても、主制御部21や払出制御部24のCPUが異常リセットされるおそれはない。
なお、演出制御部22’と画像制御部23’は、主制御部21からの制御コマンドに基づいて、従属的に演出動作を実行することから、回路構成の複雑化を回避するために、電源基板20から出力されるシステムリセット信号SYSを利用している。
ところで、主制御部21や払出制御部24に設けられたリセット回路RSTは、各々ウォッチドッグタイマを内蔵しており、各制御部21,24のCPUから、定時的なクリアパルスを受けない限り、各CPUは強制的にリセットされる。
また、この実施例では、RAMクリア信号CLRは、主制御部21で生成されて主制御部21と払出制御部24のワンチップマイコンに伝送されている。ここで、RAMクリア信号CLRは、各制御部21,24のワンチップマイコンの内蔵RAMの全領域を初期設定するか否かを決定する信号であって、係員が操作する初期化スイッチSWのON/OFF状態に対応した値を有している。
主制御部21及び払出制御部24は、電源基板20から電源異常信号ABN1,ABN2を受けることによって、停電や営業終了に先立って、必要な終了処理を開始するようになっている。また、バックアップ電源BAKは、営業終了や停電により交流電源24Vが遮断された後も、主制御部21と払出制御部24のワンチップマイコンの内蔵RAMのデータを保持するDC5Vの直流電源である。したがって、主制御部21と払出制御部24は、電源遮断前の遊技動作を電源投入後に再開できることになる(電源バックアップ機能)。このパチンコ機では少なくとも数日は、各ワンチップマイコンのRAMの記憶内容が保持されるよう設計されている。
図3に示す通り、主制御部21は、主基板中継基板32を経由して、払出制御部24に制御コマンドCMD”を送信する一方、払出制御部24からは、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や、払出動作の異常に係わるステイタス信号CONや、動作開始信号BGNを受信している。ステイタス信号CONには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれる。動作開始信号BGNは、電源投入後、払出制御部24の初期動作が完了したことを主制御部21に通知する信号である。
また、主制御部21は、直接的に、或いは、遊技盤中継基板31を経由して、遊技盤5の各遊技部品に接続されている。各入賞口16〜18に内蔵された検出スイッチのスイッチ信号は、パラレル信号として、主制御部21の入力ポートPi0に伝送される。また、主制御部21は、その出力ポートPoを経由して、電動式チューリップなどのソレノイド類SLを駆動している(図4参照)。検出スイッチ信号には、図柄始動口15から主制御部21に伝送される入賞スイッチ信号SGも含まれている。
なお、ソレノイド類や検出スイッチは、主制御部21から配電された電源電圧VB(12V)で動作するよう構成されている。また、図柄始動口15への入賞状態などを示す各スイッチ信号は、電源電圧VB(12V)と電源電圧Vcc(5V)とで動作するインタフェイスICで、TTLレベル又はCMOSレベルのスイッチ信号に変換された上で、主制御部21に伝送される。
先に説明した通り、演出制御基板22と演出インタフェイス基板27とはコネクタ連結によって一体化されており、演出制御部22’は、電源中継基板33を経由して、電源基板20から各レベルの直流電圧(5V,12V,32V)と、システムリセット信号SYSを受けている(図3参照)。また、演出制御部22’は、コマンド中継基板26を経由して、主制御部21から制御コマンドCMDとストローブ信号STBとを受けている。
演出制御部22’が取得する制御コマンドCMDには、(1)異常報知その他の報知用制御コマンドなどの他に、(2)図柄始動口への入賞に起因する各種演出動作の概要を特定する制御コマンド(変動パターンコマンド)や、図柄種別を指定する制御コマンド(図柄指定コマンド)が含まれている。変動パターンコマンドで特定される演出動作の概要には、演出開始から演出終了までの演出総時間と、大当たり抽選における当否結果とが含まれている。
また、図柄指定コマンドには、大当たり抽選の結果に応じて、大当たりの場合には、大当たり種別に関する情報(15R確変、2R確変、15R通常、2R通常など)を特定する情報が含まれ、ハズレの場合には、ハズレを特定する情報が含まれている。変動パターンコマンドで特定される演出動作の概要には、演出開始から演出終了までの演出総時間と、大当り抽選における当否結果とが含まれている。なお、これらに加えて、リーチ演出や予告演出の有無などを含めて変動パターンコマンドで特定しても良いが、この場合でも、演出内容の具体的な内容は特定されていない。
そのため、演出制御部22’では、変動パターンコマンドを取得すると、これに続いて演出抽選を行い、取得した変動パターンコマンドに基づいて、画像演出、音声演出、ランプ演出、及びモータ演出などの具体的内容を決定し、画像演出を除く各種の演出動作を実行している。
一方、画像演出については、画像制御部が担当するので、演出制御部22’は、画像制御部23’に対して、制御コマンドCMD’及びストローブ信号STB’と、電源基板20から受けたシステムリセット信号SYSと、2種類の直流電圧(12V,5V)とを出力している。
そして、画像制御部23’では、制御コマンドCMD’に基づいて表示装置DSを駆動して各種の画像演出を実行している。表示装置DSは、LEDバックライトによって発光しており、画像インタフェイス基板28から5対のLVDS(低電圧差動伝送Low voltage differential signaling)信号と、バックライト電源電圧(12V)とを受けて駆動されている。
次に、図4は、遊技盤中継基板31の内部構成を図示したものであり、主制御部21のワンチップマイコン21Aの内部構成も含めて図示している。ワンチップマイコン21Aは、Z80CPU(Zilog社)相当のCPUと、Z80CTC(counter timer circuit )相当のカウンタタイマ回路CTCと、ROM及びRAMのメモリ回路と、ウォッチドッグタイマWDTと、大当り抽選用の乱数値を生成する乱数生成回路GNRと、パラレル入力ポートPi(Pi0やPi1)と、パラレル出力ポートPoとを内蔵している。なお、調歩同期式でシリアル通信を実現するシリアルポートも存在するが、この実施例では使用しないので記載を省略している。
ここで、パラレル出力ポートPoは、ラッチ信号LTと、クロック信号SCKを出力し、パラレル入力ポートPi1は、クロック信号SCKに対応して端末回路TERから伝送されるセンサ信号SEiを1ビットずつ取得している。
この構成に対応して、遊技盤中継基板31には、遊技盤の適所に配置された磁気センサ、振動センサ、電磁センサなどの防犯センサSE0〜SEnからのセンサ信号SEiを受ける端末回路TERが配置されている。なお、端末回路TERと主制御基板21の間は、差動伝送ライン又はシングルエンド伝送ラインが形成されている。
ここで、磁気センサは、遊技球の移動を誘導するべく違法使用される可能性のある永久磁石の静磁界を検出する監視センサであり、図柄始動口15への遊技球の移動経路に対応して配置される。一方、電波センサは、各入賞口15〜18に内蔵された検出スイッチをON動作させるべく放射される誘導磁界(放射磁界)を検出する監視センサであり、振動センサは、異常レベルの振動を検出する監視センサである。
また、遊技盤中継基板31には、上記した防犯センサSE0〜SEnの他に、各入賞口16〜18に内蔵された検出スイッチと、ソレノイド類SLと、が接続されている。この構成に対応して、遊技盤中継基板31には、検出スイッチからのスイッチ信号を受けるバッファ回路BUF,APや、ソレノイド類SLを駆動するドライバDRが配置されている。
普通入賞口17、大入賞口16、及びゲート18などからの検出スイッチ信号は、遊技盤中継基板31のバッファ回路BUF,APを経由してパラレル入力ポートPi0に供給される。なお、バッファ回路BUFは、検出スイッチ信号の電圧レベルを、TTLレベル又はCMOSレベルに降下させるための回路である。
一方、図柄始動口15からの入賞スイッチ信号SGは、主制御部21のバッファ回路BUFに直接的に供給される。すなわち、図柄始動口15からの入賞スイッチ信号SGは、主制御部21のバッファ回路BUFを経由して、ワンチップマイコン21Aの乱数生成回路GNRと、パラレル入力ポートPi0に重複して供給されている。
ここで、乱数生成回路GNRは、図柄始動口15の入賞スイッチ信号SGがON状態になったことを検出して検出内容を保持するラッチレジスタと、計数クロックΦを受けて高速度で更新されるカウンタと、入賞スイッチ信号がON状態となった瞬間のカウンタ値を乱数値として保持する乱数値レジスタとを有している。そして、CPUは、パラレル入力ポートPi0からの入力データに基づき、入賞スイッチ信号SGがON状態となったことを把握すると、乱数生成回路GNRの乱数値レジスタから乱数値を取得し、これを当選値とを比較する抽選処理(図6の特別図柄処理ST17)を実行するよう構成されている。
図5(a)は、遊技盤中継基板31の端末回路TERと、主制御部21の要部とを示す回路図である。また、図5(b)は、端末回路TERと、ワンチップマイコン21AのCPUの動作内容を説明するタイムチャートである。
図5(a)に示す通り、端末回路TERは、ワンチップマイコン21Aのパラレル出力ポートPoとパラレル入力ポートPi1に接続されている。ここで、パラレル出力ポートPoは、クロック信号SCKと、ラッチ信号LTとを出力している。一方、パラレル入力ポートPi1は、端末回路TERが出力するシリアルデータ(センサ信号SEi)を1ビット毎に取得可能に構成されている。
なお、図5(a)では、防犯センサSE0〜SEnが8個の場合を例示しているが、防犯センサの個数は適宜であり、8個より多くの防犯センサを設けたい場合には、図5(a)に示す端末回路TERを複数個カスケード接続すれば良い。カスケード接続とは、複数個の端末回路TERにおいて、上流側の端末回路TERの出力QHを、下流側の端末回路TERの入力端子(SERIALINPUT )に接続する縦続接続を意味する。
このように、図5の端末回路TERを複数N個カスケード接続して遊技盤中継基板31を構成すれば、回路変更を要することなく、8×N個以下の適宜個数の防犯センサSEiに対処することができる。もっとも、通常は、防犯センサの個数が8個を超えないので、遊技機の機種変更に伴う遊技盤の構成の変更に拘わらず、図5に示す回路構成を維持することができ、遊技盤中継基板31の構成を変える必要はない。
図5(a)に示す通り、実施例の端末回路TERは、8個の防犯センサSE0〜SE7から各々のセンサ信号SEi(=A〜H)を受ける8ビット長のシフトレジスタ60を中心に構成されている。各シフトレジスタ60は、クロック端子CKと、LOAD端子S/Lバーと、パラレル入力端子PDと、シリアル入力端子Dと、シリアル出力端子Qとを有して構成されている。
そして、この実施例では、防犯センサの個数を8個又はそれ以下とするので、最上流のシフトレジスタ60へのシリアル入力端子(SERIALINPUT )には、常にLレベルの信号が供給されるよう構成されている。また、全てのクロック端子CKには、主制御部21から伝送されるクロック信号SCKが、その論理レベルを維持して共通的に供給されるようになっている。一方、全てのロード端子S/Lバーには、主制御部21が出力するラッチ信号LTが、NOTゲートGT1において論理反転された後、反転ラッチ信号LTバーとして供給されるよう構成されている。
図示の通り、8個の防犯センサのセンサ信号SEiは、2つのNOTゲートを経由して、パラレル入力端子PDに供給されており、ロード端子S/Lバーの反転ラッチ信号LTバーがLレベルに遷移することに同期して、8ビット長のセンサ信号SEi(=A〜H)が8個のシフトレジスタ60に取得される。すなわち、主制御部21の出力ポートから正論理のラッチ信号LTが出力されることで、8ビットのセンサ信号(A〜H)のデータラッチ動作が実行される。
このようにして各シフトレジスタ60にラッチされたセンサ信号(A〜H)は、クロック端子CKに供給されるクロック信号SCKの立上りエッジに同期して、次段のシフトレジスタ60に転送されるよう構成されている。したがって、例えば、8個のクロック信号SCKを受けると、端末回路TERの出力端子QHからは、センサ信号SEiがH→G→F→E→D→C→B→Aの順番に出力されることになる。
なお、端末回路TERの出力端子QHは、反転ラッチ信号LTバーを受けたタイミングでセンサ信号Hを出力しており、1個目のクロック信号SCKに同期してセンサ信号Gを出力し、その後、7個目のクロック信号SCKに同期してセンサ信号Aを出力し、8個目のクロック信号SCKに同期してLレベルデータを出力する。
本実施例では、端末回路TERが上記の通りに動作するので、主制御部21のCPUは、ラッチ信号LTと、クロック信号SCKを、適宜に出力制御することで、防犯センサSE0〜SEnのセンサ信号SEiを取得することができ、プログラム負担が極めて軽微である。しかも、遊技機の機種毎に防犯センサの個数が相違しても、その個数が8個以下であれば、遊技盤中継基板31や中央回路CNTの回路構成を変える必要が無く、単純なプログラム変更だけで足りるという利点もある。
図5(b)は、プログラム処理によるCPUの動作を図示したものであり、CPUは、パラレル出力ポートPoを経由して、正論理のラッチ信号LTを出力して、シフトレジスタ60に最新のセンサ信号SEiを取得させた後、クロック信号SCKを7個出力することで、シフトレジスタ60からセンサ信号SEiをH→G→F→E→D→C→B→Aの順番で出力される。なお、最初のセンサ信号Hは、ラッチ信号LTに同期して出力され、残りのセンサ信号G,F,E,D,C,B,Aは、7個のクロック信号の立上りエッジに同期して出力される。
このように本実施例では、端末回路TERのシフトレジスタ60が、ラッチ信号LTとクロック信号SCKの立上りエッジで1ビットのデータを出力するので、CPUは、出力された1ビットデータを、その後のタイミングで取得すれば良い。すなわち、CPUは、1個のラッチ信号LTと7個のクロック信号SCKを送信することで、H,G,F,E,D,C,B,Aのセンサ信号SEiを、この順番に1ビットずつ取得することができる。
続いて、以上の動作も含み、主制御部21のワンチップマイコン21AのCPUによって実現される遊技動作を説明する。図6(a)は、主制御部21の制御プログラムを示すフローチャートであり、所定時間毎に実行されるタイマ割り込み処理を示している。タイマ割込みが生じると、CPUのレジスタを保存することなく、直ちに電源監視処理が実行される(ST10)。これは、タイマ割込み処理が起動されるタイミングが、ステップST20の直後に固定されているためである。
電源監視処理(ST10)では、電源基板20から供給されている電源異常信号ABNのレベルを判定し、電断時には必要データをRAMに記憶して電源が遮断されるのを待つ。電源監視処理(ST10)が終わると、ウォッチドッグタイマWDTにクリアパルスを出力すると共に、普通図柄処理(ST16)における抽選動作で使用される当り用カウンタRGの値を更新する(ST11)。なお、特別図柄処理(ST17)における抽選動作で使用される大当り判定用の乱数値RNDについては、図4の乱数生成回路GNRで生成されるので、ステップST11の処理で更新されることはない。
当り乱数更新処理(ST11)が終わると、各遊技動作の時間を管理しているタイマについて、タイマ減算処理が行なわれる(ST12)。ここで減算されるタイマは、主として、電動チューリップや大入賞口の開放時間やその他の遊技演出時間を管理するために使用される。
続いて、図柄始動口15や大入賞口16の入賞検出スイッチを含む各種スイッチ類のON/OFF信号が入力され、ワーク領域にON/OFF信号レベルや、その立上り状態が記憶される(ST13)。
次に、エラー管理処理が行われる(ST14)。エラー管理処理は、遊技球の補給が停止したり、遊技球が詰まっていないかなど、機器内部に異常が生じていないかの判定を含んでいる。また、電波センサSE0や磁気センサSEiなどの監視センサが異常反応していないかの異常監視処理(ST14)も含んでいる。
図6(b)は、エラー管理処理の要部である異常監視処理(ST14)を示すフローチャートである。先ず、CPUは、クロック信号の送信回数を管理する変数Nを初期値に設定した後(ST30)、ワンチップマイコン21Aの出力ポートPoからラッチ信号(パルス)LTを出力する(ST31)。すると、端末回路TERは、負論理のラッチパルスLTに基づいて、最新のセンサ信号SE0〜SEnを取得する。
そこで、CPUは、ラッチパルスLTに同期して、端末回路TERから出力されたセンサ信号Hを入力ポートPi1から取得して記憶した上で(ST32)、出力ポートPoからクロック信号(パルス)SCKを出力する(ST33)。
先に説明した通り、端末回路TERは、クロック信号SCKの立上りエッジで、センサ信号を1ビット出力する。そこで、CPUは、次に、入力ポートPi1をREADアクセスして、次のセンサ信号を取得して記憶する(ST34)。なお、この記憶処理では、それまでの取得データを上位方向に1ビットシフトした上で、その最下位ビットに今回の取得データを付加する。
そして、変数Nを更新しつつ、上記したステップST33〜ST34の処理を7回繰り返す(ST36)。その結果、ステップST31の処理で取得した1ビットデータを加えて、合計8ビットのシリアルデータが、1バイト長のパラレルデータに纏められることになる。
このようにして、全てのセンサ信号SE0〜SEnを取得した後、異常判定を行い(ST37)、異常時には必要な処理を実行する(ST38)。このように、本実施例では、防犯センサからのデータ取得時に、シリアル伝送のためのソフトウェア処理は不要であり、2つの制御信号LT,SCKについての単純なパラレル出力処理を実行すれば足りるので、CPUの負担が極めて簡易である。しかも、防犯センサSE0〜SEnの最新データを各々取得できるので、異常発生箇所を一意に特定することもできる。
なお、本実施例では、防犯センサSE0〜SEnの動作とは無関係にラッチパルスLTが出力されるので、過渡的なセンサ信号を取得してしまう可能性もある。そこで、ステップST30〜ST36の処理を複数回繰り返し、各防犯センサから各々同一のセンサ信号が得られることを条件に判定処理に移行させても良い。
上記のような、エラー管理処理が終われば、次に、払出制御部24から受けた賞球計数信号に基づく管理処理を実行した後(ST15)、普通図柄処理を行う(ST16)。普通図柄処理とは、電動チューリップなど、普通電動役物を作動させるか否かの判定を意味する。具体的には、ステップST13のスイッチ入力結果によって遊技球がゲートを通過していると判定された場合に、乱数更新処理(ST11)で更新された当り用カウンタRGを、当り当選値と対比して行われる。そして、対比結果が当選状態であれば当り中の動作モードに変更する。また、当り中となれば、電動チューリップなど、普通電動役物の作動に向けた処理を行う。
続いて、特別図柄処理を行う(ST17)。特別図柄処理とは、大入賞口16など特別電動役物を作動させるか否かの判定である。具体的には、入賞スイッチ信号SGが立上ったと判定される場合には、乱数生成回路GNRの乱数レジスタに格納されている乱数値RNDに使用して大当り抽選処理を実行する。そして、図示省略しているが、抽選結果が当選状態であれば大当り中の動作モードに変更する。また、大当り中となれば、大入賞口など特別電動役物の作動に向けた処理を行う。
このような特別図柄処理(ST17)の後、主制御部21で管理するLEDについて点灯動作を進行させると共に(ST18)、電動チューリップや大入賞口などの開閉動作を実現するソレノイド駆動処理を実行した後(ST19)、CPUを割込み許可状態EIに戻してタイマ割込みを終える(ST20)。
以上、図4の回路構成を前提に説明したが、端末回路TERの回路構成は特に限定されない。また、上記の実施例では、パラレル出力ポートPoと、パラレル入力ポートPi1を使用したが、この点も特に限定されない。すなわち、主制御基板21に、クロック同期方式で機能するシリアルポートSiを内蔵したワンチップマイコン21Aを配置する場合には、このシリアルポート(シリアル入力ポート)Siを使用するのも好適である。
図7(a)は、シリアル入力ポートSiを使用して端末回路TERからセンサ信号を取得する場合の回路構成を図示したものである。図示の通り、パラレル出力ポートPoの出力は、NOTゲートGT1において論理反転された後、反転ラッチ信号LTバーとして端末回路TERに供給されている。先に説明した通り、端末回路TERのシフトレジスタ60は、この反転ラッチ信号LTバーが立下ることに対応して、最新のセンサ信号SEiを取得する。
また、シリアル入力ポートSiから出力されるクロック信号SKは、NOTゲートGT2で論理反転された後、反転クロック信号CKバーとして端末回路TERに供給されている。したがって、この実施例では、端末回路TERのシフトレジスタ60は、シリアル入力ポートSiから出力されるクロック信号CKの立下りエッジに同期してシフト動作を実行することになる。
また、図7(a)に内部構成を図示する通り、ワンチップマイコン21Aのシリアル入力ポートSiは、端末回路TERからシリアルデータSDATA(センサ信号SEi)を受けてパラレル変換する受信シフトレジスタSRと、受信シフトレジスタSRから1バイトデータの転送を受ける受信データレジスタDRと、CPUコアから1バイトデータを受ける送信データレジスタDRと、シリアルポートSiの内部動作状態を管理する多数の制御レジスタRGと、カウンタ回路CTの出力パルスΦを受けて制御レジスタRGが指定する分周比のクロック信号CKを出力するボーレートジェネレータBGと、を有して構成されている。
制御レジスタRGには、受信データレジスタDRに1バイト長のデータが転送されたことを示す完了ビットFULLも含まれており、CPUは、完了ビットFULLがHレベル(完了レベル)であることを確認した上で、受信データレジスタDRから受信データを取得することになる。
また、制御レジスタRGには、送信許可ビットTXEや受信許可ビットRXEを含んだWRITE可能な制御レジスタが含まれている。そして、CPUが受信許可ビットRXEをON(H)レベルに設定すると、シリアル入力ポートSiの受信動作が許可され、OFFレベルに設定すると受信動作が禁止される。そこで、この実施例では、CPUが、受信処理の開始時に受信許可ビットRXEをON状態にセットし、受信処理の終了時に受信許可ビットRXEをOFFレベルにリセットする動作している。
図7(b)は、シリアル入力ポートS1について、データ受信動作を示すタイムチャートである。図示の場合、便宜上、受信データは全体で2バイト長であるが、シリアル入力ポートSiが受信禁止状態(RXE=L)である場合や、2バイト長の受信処理を終えた後は、クロック信号CK1が固定状態のHレベルである。また、完了ビットFULLもLレベル(empty レベル)である。
そして、CPUが受信許可ビットRXEをON状態にセットした後、送信データレジスタDRに1バイト目のダミーデータを書込むと、クロック信号CKの出力が開始される。端末回路TERのシフトレジスタ60は、クロック信号CKの立下りエッジ、つまり、反転クロック信号CKバーの立上りエッジに同期して、シリアルデータSDATAとして、センサ信号SEiを出力する。そこで、シリアル入力ポートSiは、このシフトレジスタ60の動作に対応して、自らが出力したクロック信号CKの立上りエッジに同期して、センサ信号SEiを、1ビット毎に受信シフトレジスタSRに取得する。
このようにして、8個目のクロック信号CKに同期して受信シフトレジスタSRに取得されたデータが8ビットに達すると、この8ビットの取得データが、受信シフトレジスタSRから受信データレジスタDRに転送されると共に、完了ビットFULLがHレベル(完了レベル)にセットされる。そこで、CPUは、Hレベルの完了ビットFULLを確認した上で、受信データレジスタDRから1バイト目の受信データを取得することになる。
すると、このCPUの取得動作に対応して、完了ビットFULLがHレベルからLレベル(empty レベル)に戻るので、CPUは、必要があれば、完了ビットFULLが、再度、Hレベルになるのを待ち、2バイト目の受信データを取得することになる。もっとも、実施例の場合には、防犯センサの個数が8個以下であるので、2バイト目の受信処理は不要である。
なお、クロック信号CKは、予め設定されたデータバイト数(この実施例は1バイト)の受信動作を終えるか、受信許可ビットRXEがOFFレベルに設定されることで、定常レベル(H)に戻るので、余分のデータがシリアル伝送されることはない。また、防犯センサの個数が8個未満の場合には、不要なビットを含んだ取得データとなるので、不要ビットは無視される。一方、防犯センサの個数が8個を超えて16個以下の場合には、図7(b)に示す動作となり、2バイト目のデータを取得することで、全センサ信号の取得処理が完了することになる。
この実施例の場合には、シリアルポートSiが上記の通りに機能するので、CPUは、適宜なタイミングで、送信データレジスタDRにダミーデータを書き込んだ後、完了ビットFULLがHレベル(完了レベル)にセットされるのを待つだけ良く、プログラム負担が軽微である。また、防犯センサの個数に拘らず、主制御基板21の回路構成を変える必要がないという利点ある。更に、図7に示す端末回路(シフトレジスタ60)をカスケード接続して、適度な十分量であるM個の防犯センサ信号を接続可能に構成しておけば、M個以下の防犯センサを使用する限り、遊技盤中継基板31の回路構成についてもこれを変更する必要がない。
以上、実施例について詳細に説明したが、具体的な回路構成や制御手順は何ら本発明を限定するものではなく、適宜に変更可能である。なお、本発明は、弾球遊技機や回胴遊技機だけでなく、その他の遊技機にも好適に適用される。また、上記の実施例では、主制御基板21について説明したが、同一、又は類似の構成を、他の制御基板22,23,24設けるのも好適である。