JP6403228B2 - キャンペーン支援システム、キャンペーン支援方法およびプログラム - Google Patents

キャンペーン支援システム、キャンペーン支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、キャンペーン支援システム、キャンペーン支援方法およびプログラムに関する。
販売促進などのためのキャンペーンを行う場合に、ユーザにスタンプカードを配布することがある。ユーザは店舗に訪れた際にスタンプカードにスタンプを付与してもらい、スタンプが貯まると各種の特典(たとえば賞品の授与や割引きなど)が与えられる。スタンプカードを電子的に管理することも行われており、たとえば特許文献1では、ウェブ上の広告閲覧に基づいて、ユーザが興味を持っているであろう店舗のスタンプカードを生成するシステムが開示されている。
特開2011−128684号公報
しかしながら、引用文献1に記載のシステムでは、オンラインでの広告を閲覧したユーザに対してスタンプが付与されており、オフラインでの広告等のキャンペーンに触れたユーザに対して特典を与えることはできない。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、オフラインでのキャンペーンに触れたユーザに特典を与えることのできる、キャンペーン支援システム、キャンペーン支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、キャンペーン支援システムであって、ユーザに特典を提供する複数のキャンペーンのそれぞれについて、前記キャンペーンを識別するキャンペーンIDに対応付けて、ユーザが前記キャンペーンに接触したことを検知するための標本情報を記憶する標本情報記憶部と、ユーザの操作に応じて入力デバイスから入力データを受け付けるデータ入力部と、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれていることを検知するキャンペーン検知部と、前記標本情報記憶部を参照し、前記入力データに含まれている前記標本情報に対応する前記キャンペーンIDを検知キャンペーンIDとして特定するキャンペーン特定部と、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザに固有のユーザIDを含むログをログ記憶部に登録するログ登録部と、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザIDに対応する前記ログの数をキャンペーンへの接触回数としてカウントし、前記接触回数に応じて前記ユーザに当該キャンペーンに対応した特典を与えるか否かを決定する特典付与決定部と、を備えることとする。
また、本発明のキャンペーン支援システムは、ユーザが操作する携帯端末およびサーバを含んで構成され、前記携帯端末は、前記標本情報記憶部と、前記データ入力部と、前記キャンペーン検知部と、前記ログを前記サーバに送信するログ送信部と、を備え、前記サーバは、前記ログ記憶部と、前記携帯端末から送信される前記ログを受信して前記ログ記憶部に登録するログ受信部と、前記ログ登録部と、前記特典決定部と、前記特典を与えるための特典情報を前記携帯端末に送信する特典情報送信部と、を備え、前記携帯端末は、前記特典情報を受信する特典情報受信部と、前記特典情報を出力する特典情報出力部とを備えるようにしてもよい。
また、本発明のキャンペーン支援システムでは、前記入力データは音声データを含み、前記標本情報は前記音声データに付加される電子透かしデータを含み、前記キャンペーン検知部は、前記入力データから前記電子透かしデータを抽出し、抽出した前記電子透かしデータの含まれる前記標本情報が前記標本情報記憶部に記憶されているか否かを検索するようにしてもよい。
また、本発明のキャンペーン支援システムでは、前記入力データは音声データを含み、前記標本情報は前記音声データの一部分である部分音声データを含み、前記キャンペーン検知部は、前記部分音声データのそれぞれについて、前記入力データの一部にマッチするか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明のキャンペーン支援システムでは、前記入力デバイスは撮像装置を含み、前記入力データは前記撮像装置により撮像された、1次元以上の幾何学模様に所定の情報が符号化されたコード画像データを含み、前記キャンペーン検知部は、前記入力データを解析して前記所定の情報を抽出し、抽出した前記所定の情報の含まれる前記標本情報が前記標本情報記憶部に記憶されているか否かを検索するようにしてもよい。
また、本発明のキャンペーン支援システムでは、前記入力デバイスの現在の位置を取得する位置取得部と、前記キャンペーンIDに対応付けて、前記キャンペーンが行われている位置を特定する情報を記憶するキャンペーン位置記憶部と、をさらに備え、前記キャンペーン検知部は、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれている場合に、前記検知キャンペーンIDに対応する前記位置を特定する情報を前記キャンペーン位置記憶部から取得し、前記現在の位置および前記キャンペーンが行われている位置の間の距離に応じて、前記ユーザが前記キャンペーンに接触したか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明の他の態様は、キャンペーン支援方法であって、ユーザに特典を提供する複数のキャンペーンのそれぞれについて、前記キャンペーンを識別するキャンペーンIDに対応付けて、ユーザが前記キャンペーンに接触したことを検知するための標本情報を記憶する標本情報記憶部を備えるコンピュータが、ユーザの操作に応じて入力デバイスから入力データを受け付けるステップと、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれていることを検知するステップと、前記標本情報記憶部を参照し、前記入力データに含まれている前記標本情報に対応する前記キャンペーンIDを検知キャンペーンIDとして特定するステップと、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザに固有のユーザIDを含むログをログ記憶部に登録するステップと、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザIDに対応する前記ログの数をキャンペーンへの接触回数としてカウントし、前記接触回数に応じて前記ユーザに当該キャンペーンに対応した特典を与えるか否かを決定するステップと、を実行することとする。
また、本発明の他の態様は、キャンペーンを支援するためのプログラムであって、ユーザに特典を提供する複数のキャンペーンのそれぞれについて、前記キャンペーンを識別するキャンペーンIDに対応付けて、ユーザが前記キャンペーンに接触したことを検知するための標本情報を記憶する標本情報記憶部を備えるコンピュータに、ユーザの操作に応じて入力デバイスから入力データを受け付けるステップと、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれていることを検知するステップと、前記標本情報記憶部を参照し、前記入力データに含まれている前記標本情報に対応する前記キャンペーンIDを検知キャンペーンIDとして特定するステップと、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザに固有のユーザIDを含むログをログ記憶部に登録するステップと、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザIDに対応する前記ログの数をキャンペーンへの接触回数としてカウントし、前記接触回数に応じて前記ユーザに当該キャンペーンに対応した特典を与えるか否かを決定するステップと、を実行させることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、オフラインでのキャンペーンに触れたユーザに特典を与えることができる。
本実施形態のキャンペーン支援システムの全体構成例を示す図である。 携帯端末10のハードウェア構成例を示す図である。 携帯端末10のソフトウェア構成例を示す図である。 標本情報記憶部131の構成例を示す図である。 キャンペーン情報記憶部132の構成例を示す図である。 スタンプ情報記憶部133の構成例を示す図である。 スタンプカードを表示する画面例を示す図である。 サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。 サーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。 標本情報記憶部231の構成例を示す図である。 キャンペーン情報記憶部232の構成例を示す図である。 スタンプ情報記憶部233の構成例を示す図である。 携帯端末10により実行される処理の流れを示す図である。 電子透かし処理の流れを示す図である。 フレーズマッチ処理の流れを示す図である。 QRコード処理の流れを示す図である。 テキスト処理の流れを示す図である。 サーバ20により実行される処理の流れを示す図である。 スタンプ処理の流れを示す図である。 特典情報が表示された画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るキャンペーン支援システムについて説明する。本実施形態のキャンペーン支援システムは、ユーザが携帯端末を介して電子的にスタンプを集め、スタンプが集まった場合に例えばクーポンや賞品引換券などの特典が与えることにより集客や販売促進などを目指すキャンペーンを支援する。
本実施形態のキャンペーン支援システムでは、ユーザがキャンペーンに接触したことを携帯端末が検知する。ユーザがキャンペーンに接触した場合は、ユーザがテーマソングや広告音声などのキャンペーンに関する音声(以下、キャンペーン音声という。)を聞いた場合と、ポスターなどの広告を見た場合とを含む。携帯端末は、キャンペーンを特定するためのデータ(以下、標本データという。)を記憶しておき、マイクで集音した音声データに標本データが含まれていた場合、ユーザがキャンペーン音声を聞いたと判定し、またカメラで撮像した画像データにバーコードやQRコード(登録商標)などにより符号化された標本データが含まれていた場合には、ユーザがキャンペーンの広告などを見たと判定する。そして接触したキャンペーンについてスタンプが付与される。
==システム構成=
図1は、本実施形態のキャンペーン支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態のキャンペーン支援システムは、携帯端末10およびサーバ20を含んで構成される。携帯端末10とサーバ20とは通信ネットワーク30を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク30は、本実施形態ではインターネットを想定するが、例えばLAN(Local Area Network)やVAN(Value Added Network)などとしてもよい。通信ネットワーク30は、例えば携帯電話回線網、公衆電話回線網、専用電話回線網、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
携帯端末10は、ユーザが携帯する可搬型のコンピュータである。携帯端末10は、本実施形態ではいわゆるスマートフォンを想定する。入力デバイス(本実施形態ではカメラ、マイクおよびタッチパネル)から入力されたデータ(以下、入力データという。)に応じてキャンペーンに接触したか否かの一次判定を行う。携帯端末10は、ユーザがキャンペーンに接触したと判定した場合には、その旨と携帯端末10の現在位置とをサーバ20に送信する。
サーバ20は、ユーザごとのスタンプの管理を行う、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。サーバ20は、携帯端末10からキャンペーンに接触した旨を受信した場合、携帯端末10の現在位置に応じて、ユーザがキャンペーンに接触したか否かの二次判定を行う。サーバ20は、ユーザがキャンペーンに接触したと判定した場合には、その旨をスタンプとして記録し、所定回数以上スタンプが蓄積したところで、ユーザに特典を与えるための、例えばクーポンや特典との引換番号などの情報(以下、特典情報という。)を携帯端末10に送信する。
==携帯端末10==
図2は、携帯端末10のハードウェア構成例を示す図である。携帯端末10は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信装置104、タッチパネルディスプレイ105、GPS受信機106、マイク107、カメラ108を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばフラッシュメモリである。記憶装置103としてハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどを用いてもよい。通信装置104は、通信ネットワーク30を通じた通信を行う。通信装置104は、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機などである。タッチパネルディスプレイ105、マイク107、カメラ108はユーザからデータの入力を受け付ける。また、タッチパネルディスプレイ105は、ユーザに対してデータを出力する。本実施形態では、マイク107が音声データを集音し、カメラ108が画像データを撮像し、タッチパネルディスプレイ105は、音声データおよび画像データ以外のデータの入力を行い、また音声データ以外のデータの出力を行う。GPS受信機106は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信する。
図3は、携帯端末10のソフトウェア構成例を示す図である。携帯端末10は、キャンペーン情報受信部110、データ入力部111、キャンペーン検知部112、キャンペーン特定部113、現在位置特定部114、ログ送信部115、スタンプ情報受信部116、スタンプ情報出力部117、標本情報記憶部131、キャンペーン情報記憶部132、スタンプ情報記憶部133を備える。
なお、キャンペーン情報受信部110、データ入力部111、キャンペーン検知部112、キャンペーン特定部113、現在位置特定部114、ログ送信部115、スタンプ情報受信部116およびスタンプ情報出力部117は、携帯端末10が備える記憶装置103に記憶されているプログラムをCPU101がメモリ102に読み出して実行することにより実現され、標本情報記憶部131、キャンペーン情報記憶部132およびスタンプ情報記憶部133は、携帯端末10が備えるメモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。なお、上記プログラムは、例えば携帯端末10からの要求に応じて、所定のサーバーから当該携帯端末10へダウンロードされて、記憶装置103に記憶され、その際、当該携帯端末10に固有のユーザIDが生成されて当該携帯端末10に割り当てられるものとする。
標本情報記憶部131は、標本データを含む情報(以下、標本情報という。)を記憶する。図4は標本情報記憶部131の構成例を示す図である。標本情報には、キャンペーンの識別情報(キャンペーンID)に対応付けて、データ種別および標本データが含まれる。データ種別は標本データの種類を示す。本実施形態ではデータ種別は、「電子透かし」「フレーズマッチ」「QRコード」「テキスト」のいずれかであるものとする。
データ種別が「電子透かし」の場合、標本データは、音声データに付加される不可聴周波数帯の波形データ、すなわち電子透かしデータである。この場合、キャンペーンで再生する音声データには予め電子透かしデータを付加しておく。
データ種別が「フレーズマッチ」の場合、標本データは、キャンペーン音声の一部分(以下、部分音声データという。)である。キャンペーン音声の先頭から所定のステップ長(たとえば0.5秒、1秒など任意の長さにすることができる。)ずつ開始位置をずらしながら、所定長(たとえば5秒、10秒、1分など任意の長さとしてもよいし、キャンペーンごとに可変としてもよい。)の音声データを抽出し、これを標本データとする。
データ種別が「QRコード」または「テキスト」の場合、標本データはキャンペーンごとに割り当てられた任意のデータである。
キャンペーン情報記憶部132は、キャンペーンに関する情報(以下、キャンペーン情報という。)を記憶する。図5はキャンペーン情報記憶部132の構成例を示す図である。キャンペーン情報には、キャンペーンIDに対応付けて、キャンペーン画像、スタンプ画像およびスタンプ枠画像ならびに枠数が含まれる。図5の例では、キャンペーン画像、スタンプ画像およびスタンプ枠画像は、これらの画像が格納されたファイルのファイル名となっているが、画像データの内容をキャンペーン情報に含めるようにしてもよい。キャンペーン画像は、スタンプカードの背景画像である。スタンプ画像はスタンプカードにスタンプが押された状態を描画するための画像である。スタンプ枠画像はスタンプカードにおいてスタンプを押す場所を示すスタンプ枠を描画するための画像である。枠数は、スタンプ枠を描画する個数である。なお、キャンペーン情報には、たとえばスタンプカードにおいてスタンプを押すためのスタンプ枠を表示する位置、スタンプカード上に表示する広告情報、スタンプカードが表示された場合に再生する音声データなど、キャンペーンに関する各種の情報を含めることができる。
スタンプ情報記憶部133は、ユーザに付与されたスタンプに関する情報(以下、スタンプ情報という。)を記憶する。図6は、スタンプ情報記憶部133の構成例を示す図である。スタンプ情報にはキャンペーンIDに対応付けて、スタンプ数および特典情報が含まれる。スタンプ数はスタンプカードに付与されたスタンプの数である。特典情報はスタンプが所定数貯まった場合にユーザに特典を与えるための情報(以下、特典情報という。)である。特典情報は、たとえばクーポンを表示するための画像データおよびテキストデータなどであってもよいし、景品と引き換えるための引き換え番号であってもよい。すなわち、特典情報は、ユーザに特典を与えるための情報であれば任意の情報とすることができる。
キャンペーン情報受信部110は、サーバ20から標本情報およびキャンペーン情報を受信し、受信した標本情報およびキャンペーン情報を標本情報記憶部131およびキャンペーン情報記憶部132に登録する。
データ入力部111は、入力デバイス(本実施形態では、タッチパネルディスプレイ105、マイク107およびカメラ108である。)からの入力データを受け付ける。データ入力部111は、マイク107から音声データを連続的にキャプチャする。また、データ入力部111は、ユーザによるカメラ108の操作に応じて、カメラ108の撮像した画像データを取得する。また、データ入力部111は、ユーザによるタッチパネルディスプレイ105の操作に応じて、タッチパネルディスプレイ105から入力されたテキストデータを取得する。
キャンペーン検知部112は、データ入力部111が受け付けた入力データと標本データとのマッチングを行い、両者がマッチした場合に、ユーザがキャンペーンに接触したことを検知する。具体的には、キャンペーン検知部112は、マイク107により集音した音声データから電子透かしデータを抽出できた場合、抽出した電子透かしデータと、データ種別が「電子透かし」である標本データとを照合する。また、キャンペーン検知部112は、マイク27から所定長の音声データを集音し、この音声データと、データ種別が「フレーズマッチ」である標本データとを照合する。また、キャンペーン検知部112は、カメラ108が撮像した画像データを解析してQRコード(登録商標)を復号できた場合には、復号したデータとデータ種別が「QRコード」である標本データとを照合する。また、キャンペーン検知部112は、タッチパネルディスプレイ105などの入力装置から入力されたテキストデータと、データ種別が「テキスト」である標本データとを照合する。そして、キャンペーン検知部112は、入力データにマッチした標本データがある場合に、ユーザがキャンペーンに接触したことを検知する。
キャンペーン検知部112は、入力データと標本データとが一致した場合にのみこれらがマッチしたと判定してもよいし、入力データと標本データの類似度を計算(一般的な手法を用いるものとする。)して、類似度に応じてマッチしたか否かを判定するようにしてもよい。なお、標本データは、複数のキャンペーンIDに対応付けられていることもあるため、キャンペーン検知部112は、標本情報記憶部131に記憶されている全ての標本情報について上記マッチング処理を行う。
キャンペーン特定部113は、ユーザが接触したキャンペーンを特定する。キャンペーン特定部113は、入力データにマッチした標本データに対応するキャンペーンID(以下、接触キャンペーンIDという。)を標本情報記憶部131から特定する。なお、複数のキャンペーンIDが特定されることもある。
現在位置特定部114は、GPS受信機106が受信したGPS衛星からの信号に基づいて携帯端末10の現在位置の測位を行う。なお、現在位置特定部114による現在位置の測位手法については一般的なものを採用するものとし、ここでは説明を省略する。
ログ送信部115は、キャンペーン特定部113が特定した接触キャンペーンIDと、現在位置特定部114が測位した現在位置とを含むログをサーバ20に送信する。
スタンプ情報受信部116(本発明の特典情報受信部に対応する。)は、ログの送信に対するサーバ20からの応答を受信する。スタンプ情報受信部116は、スタンプ情報を受信した場合には、受信したスタンプ情報をスタンプ情報記憶部133に登録してスタンプ情報を更新する。
スタンプ情報出力部117(本発明の特典情報出力部に対応する。)は、スタンプ情報を出力する。本実施形態では、スタンプ情報に基づいてスタンプカードが表示される。図7はスタンプカードを表示する画面例を示す図である。図7に示すように、携帯端末10の画面15には、キャンペーン画像151が描画され、その上にスタンプ数だけのスタンプ画像152が描画され、枠数からスタンプ数を引いた数だけスタンプ枠153が描画される。図7の例では、3つのスタンプ枠に対してスタンプが1つ付与された状態を示している。
==サーバ20==
図8はサーバ20のハードウェア構成例を示す図である。サーバ20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
図9はサーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。サーバ20は、キャンペーン情報送信部210、ログ受信部211、スタンプ付与決定部212、ログ登録部213、スタンプ情報送信部214、標本情報記憶部231、キャンペーン情報記憶部232、スタンプ情報記憶部233、ログ記憶部234を備える。
なお、キャンペーン情報送信部210、ログ受信部211、スタンプ付与決定部212、ログ登録部213、スタンプ情報送信部214は、サーバ20が備えるCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現される。また、標本情報記憶部231、キャンペーン情報記憶部232、スタンプ情報記憶部233およびログ記憶部234は、メモリ202および記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
標本情報記憶部231は標本情報を記憶する。図10に示すように、標本情報記憶部231は、携帯端末10の標本情報記憶部131と同様の構成である。
キャンペーン情報記憶部232は、キャンペーン情報を記憶する。図11はキャンペーン位置情報記憶部232の構成例を示す図である。図11に示すように、キャンペーン情報記憶部232に記憶されるキャンペーン情報は、携帯端末10のキャンペーン情報記憶部132に記憶されるキャンペーン情報に比べ、位置および特典情報が付加されている。位置は、キャンペーンが行われている場所を示す位置情報である。キャンペーンが複数の場所で行われている場合には、複数の位置情報を設定するようにしてもよい。また、一点の位置ではなく、キャンペーンが行われているエリアを表す領域情報を設定するようにしてもよい。特典情報は、ユーザに特典を与えるための情報であり、スタンプが貯まったときにこの特典情報がスタンプ情報に設定される。
スタンプ情報記憶部233はユーザごとにスタンプ情報を記憶する。図12はスタンプ情報記憶部233の構成例を示す図である。図12に示すように、スタンプ情報記憶部233に記憶されるスタンプ情報には、スタンプ情報記憶部133に記憶されるスタンプ情報に加えて、ユーザIDが付加されている。
キャンペーン情報送信部210は、標本情報およびキャンペーン情報を携帯端末10に送信する。キャンペーン情報送信部210は、標本情報記憶部231に新たに標本情報が登録され、または既存の標本情報が更新された場合に、登録または更新された標本情報を各携帯端末10に送信する。キャンペーン情報送信部210は、キャンペーン情報記憶部232に新たにキャンペーン情報が登録され、または既存のキャンペーン情報が更新された場合に、登録または更新されたキャンペーン情報を各携帯端末10に送信する。
ログ受信部211は、携帯端末10から送信されるログを受信する。
スタンプ付与決定部212(キャンペーン検知部)は、ユーザにスタンプを付与するか否かを決定する。スタンプ付与決定部212は、ユーザの現在位置(ログに含まれている。)とキャンペーンが行われている位置(キャンペーン情報に含まれている。)との間の距離に応じて、スタンプを付与するか否かを決定する。
ログ登録部213は、スタンプを付与すると決定した場合にのみ、ログ受信部211が受信したログをログ記憶部234に登録する。
スタンプ情報送信部214(本発明の特典情報送信部に対応する。)は、スタンプを付与すると決定された場合に、スタンプ情報を携帯端末10に送信する。また、スタンプ情報送信部214は、スタンプを付与しないと決定された場合にもその旨を携帯端末10に通知する。
==処理==
以下、本実施形態のキャンペーン支援システムにおける処理について説明する。
図13は、携帯端末10により実行される処理の流れを示す図である。図13の処理は、携帯端末10において連続的に繰り返し実行されるものとする。
キャンペーン検知部112は、空の結果リストを作成し(S401)、データ入力部111は、マイク107が集音した音声データを取得する(S402)。
次に電子透かし処理が実行される(S403)。図14は、図13のステップS403の電子透かし処理の流れを示す図である。
キャンペーン検知部112は、音声データから電子透かしデータを抽出する(S421)。電子透かしデータを抽出できた場合(S422:YES)、キャンペーン検知部112は、標本情報記憶部131からデータ種別が「電子透かし」である標本情報のそれぞれについて、標本データと抽出した電子透かしデータとを照合する(S423)。標本データにマッチする電子透かしデータが存在する場合(S424:YES)、キャンペーン検知部112は、マッチした標本データに対応するキャンペーンIDを結果リストに追加する(S425)。
図13に戻り、次にフレーズマッチ処理が実行される(S404)。図15は、図13のステップS404のフレーズマッチ処理の流れを示す図である。
キャンペーン検知部112は、データ種別が「フレーズマッチ」である標本情報のそれぞれについて、標本データと音声データの先頭から所定長(標本データの長さ)とを照合し(S431)、標本データと音声データの先頭から所定長とがマッチした場合には(S423:YES)、マッチした標本データに対応するキャンペーンIDを結果リストに追加する(S433)。
ユーザの操作によってカメラ108による撮影が行われたときには(図13、S405:YES)、QRコード処理が行われる(S406)。図16は、図13のステップS406のQRコード処理の流れを示す図である。
データ入力部111は、カメラ108が撮像した画像データを取得し(S441)、キャンペーン検知部112は、取得した画像データを解析してQRコード(登録商標)を復号する(S442)。復号に成功した場合(S443:YES)、キャンペーン検知部112は、データ種別が「QRコード」である標本情報のそれぞれについて、標本データと復号したデータとを照合する(S444)。マッチした標本データがあれば(S445:YES)、キャンペーン検知部112は、マッチした標本データに対応するキャンペーンIDを結果リストに追加する(S446)。
ユーザがタッチパネルディスプレイ105を操作してテキストデータを入力したときには(図13、S407:YES)、テキスト処理が行われる(S408)。図17は、図13のステップS408のテキスト処理の流れを示す図である。
データ入力部111は、タッチパネルディスプレイ105から入力されたテキストデータを取得し(S451)、キャンペーン検知部112は、データ種別が「テキスト」である標本情報のそれぞれについて、標本データと入力されたテキストデータとを照合する(S452)。マッチした標本データがあれば(S453:YES)、キャンペーン検知部112は、マッチした標本データに対応するキャンペーンIDを結果リストに追加する(S454)。
以上のようにして、標本データと入力データがマッチした場合にキャンペーンへの接触が検知され、接触したキャンペーンを示すキャンペーンIDが結果リストに追加されることになる。
結果リストが空でなければ(図13、S409:NO)、現在位置特定部114はGPS受信機206が受信したGPS衛星からの信号に基づいて携帯端末10の現在位置を測位し(S410)、ログ送信部115は、結果リストに含まれているキャンペーンIDのそれぞれについて、ユーザに固有のユーザID(予め携帯端末10に対して固有のユーザIDが割り当てられているものとする。)と、キャンペーンIDと、現在位置とを含むログをサーバ20に送信する(S411)。サーバ20からの応答に応じて後述するスタンプ処理が実行される(S412)。なお、上述のようにユーザIDは、例えばプログラムのダウンロード時に携帯端末10に割り当てられる。
図18は、サーバ20により実行される処理の流れを示す図である。ログ受信部211は、携帯端末10から送信されるログを受信し(S501)、受信した各ログについて以下の処理が行われる。
スタンプ付与決定部212は、ログに含まれるキャンペーンIDに対応するキャンペーン情報をキャンペーン情報記憶部232から読み出し(S502)、ログに含まれる現在位置とキャンペーン情報に含まれる位置との間の距離を計算する(S503)。スタンプ付与決定部212は、距離に応じてスタンプを付与するか否かを決定する(S504)。 スタンプ付与決定部212は、たとえば距離が所定の閾値(あるいはキャンペーンごとに設定された閾値)以下であるか否かによりスタンプを付与するか否かを決定することができる。また、スタンプ付与決定部212は、キャンペーンごとに異なる条件で距離に応じてスタンプを付与するか否かを決定するようにしてもよい。また、キャンペーンが行われている場所を示す領域情報が位置として設定されている場合には、スタンプ付与決定部212は、その領域内に現在位置が含まれるか否かによりスタンプを付与するか否かを決定することができる。
スタンプ付与決定部212がスタンプを付与しないと決定した場合(S505:NO)、スタンプ情報送信部214は、スタンプが付与されない旨を携帯端末10に応答する(S506)。
スタンプを付与すると決定した場合には(S505:YES)、ログ登録部213はログをログ記憶部234に登録し(S507)、スタンプ付与決定部212は、ユーザIDおよびキャンペーンIDに対応するスタンプ情報のスタンプ数をインクリメントする(S508)。スタンプ付与決定部212は、ログ情報記憶部234からユーザIDおよびキャンペーンIDに対応するログの数をカウントし、カウントした数をスタンプ数としてスタンプ情報に設定するようにしてもよい。
当該スタンプ情報のスタンプ数が、キャンペーン情報の枠数に満たなければ(S509:NO)、スタンプ情報送信部214は、当該スタンプ情報を携帯端末10に送信する(S510)。なお、ここでは当該スタンプ情報の特典情報の内容は空となる。
スタンプ付与決定部212は、当該スタンプ情報のスタンプ数がキャンペーン情報の枠数に達した場合には(S509:YES)、キャンペーン情報の特典情報の内容を当該スタンプ情報に設定する(S511)。スタンプ情報送信部214は、特典情報の設定されたスタンプ情報を携帯端末10に送信する(S512)。スタンプ情報送信部214は、スタンプ情報の送信がエラーなく正常に終了した場合には(S513:YES)、ユーザIDおよびキャンペーンIDに対応するスタンプ情報のスタンプ数を「0」とし、特典情報を空にして、スタンプ情報をクリアし、また、ユーザIDおよびキャンペーンIDに対応するログをログ記憶部234から削除してログをクリアする(S514)。これにより、ユーザに特典が与えられたことでスタンプがリセットされる。
なお、携帯端末10においてユーザが特典情報を誤って消去してしまった場合に備えて、サーバ20にユーザIDに関連付けて、特典情報を記憶し、携帯端末10からの要求に応じて、特典情報を再送できるようにしてもよい。また、特典情報が使用されたら、使用先(すなわちキャンペーンの主催者)から、特典情報を使用した携帯端末10のユーザIDを取得すること等により、当該ユーザIDに対応付けられた特典情報を消去するものとする。
図13に戻り、次にスタンプ処理が行われる(S412)。図19は、スタンプ処理の流れを示す図である。
スタンプ情報受信部116は、サーバ20からの応答を受信し(S461)、スタンプを付与しない旨を受信した場合には(S462:NO)、処理を終了する。
スタンプ情報を受信した場合(S462:YES)、スタンプ情報受信部116は、スタンプ情報をスタンプ情報記憶部133に登録する(S463)。スタンプ情報出力部117は、受信したスタンプ情報に含まれるキャンペーンIDに対応するキャンペーン情報をキャンペーン情報記憶部132から読み出し(S464)、キャンペーン画像を描画し(S465)、枠数のスタンプ枠画像を描画し(S466)、スタンプ数のスタンプ画像を描画する(S467)。なおスタンプ枠画像は枠数からスタンプ数を減じた数のみ描画するようにしてもよい。このようにして、図7のような画面が描画されることになる。
スタンプ情報出力部117は、スタンプ情報の特典情報が空でない場合には(S468:YES)、特典情報を表示する(S469)。
図20は、特典情報が表示された画面例を示す図である。画面15には3つのスタンプ枠のすべてにスタンプ画像152が描画されており、スタンプが貯まったことを表している。また、図20の例では、キャンペーン画像151の上に特典情報161が描画されており、特典情報としてクーポンコードが表示されている。たとえば、ユーザはクーポンコードを提出することにより店舗において割引きなどの特典が与えられるようにすることができる。
==効果==
以上説明したように、本実施形態のキャンペーン支援システムによれば、複数のキャンペーンのいずれかにユーザが触れたことを携帯端末10が自動的に検知して、スタンプを付与することができる。したがって、オフラインで行われているキャンペーンに触れたユーザに対してコンピュータシステムを用いて特典を付与し、キャンペーンの対象となるオフラインの店舗などに誘引することを容易に実現することができる。また、ユーザは、図13の処理が実行される状態、すなわち、図13の処理を実行するアプリケーションを実行させている状態にするだけで、ユーザが接触したキャンペーンについて自動的にスタンプを収集することができるので、スタンプの収集にかかるユーザの手間を軽減することができる。
また、本実施形態のキャンペーン支援システムでは、キャンペーン音声の一部を標本データとして登録しておくことにより、テーマソングやBGM、キャッチフレーズなどを自動的に検出して、ユーザがキャンペーンに触れたことを検知することができる。
また、本実施形態のキャンペーン支援システムでは、サーバ20においてキャンペーンが行われている位置からの携帯端末10の距離に応じてスタンプを付与するか否かを決定しているので、キャンペーンとは関係なくキャンペーン音声に触れた場合にはスタンプが付与されないようにすることもできる。
また、本実施形態のキャンペーン支援システムでは、予めキャンペーンごとに所定の電子透かしデータを付加した音声データを配布しておき、電子透かしデータの付加された音声データをマイク107から集音することにより、携帯端末10のユーザがキャンペーンに接触したことを検知することができる。
==変形例==
本実施形態では、1人のユーザが1つのスタンプカードにスタンプを集めるものとしたが、複数のユーザが1つのスタンプカードにスタンプを集めるようにすることもできる。この場合、携帯端末10は、グループに固有の音声データ(以下、グループ音声という。)を記憶しておき、グループのオーナーとなるユーザは、グループ音声を携帯端末10のスピーカから出力するようにする。グループに参加する他のユーザは携帯端末10のマイク107によりグループ音声を集音する。携帯端末10はさらに、マイク107により集音された音声データとグループ音声とをマッチングさせてグループ音声を特定し、特定したグループ音声に対応するグループにユーザが参加することを認識することができる。そして、サーバ20のスタンプ情報記憶部133は、スタンプ情報をユーザIDではなく、グループを示すグループIDに対応付けて記憶するようにし、携帯端末10のログ送信部115は、ユーザIDではなくグループIDをログに設定してサーバ20に送信するようにする。図19のS508において、サーバ20はグループIDおよびキャンペーンIDに対応するスタンプ情報のスタンプ数をインクリメントするようにする。このようにすることで、グループに所属する複数のユーザがキャンペーンに接触した場合に、同じスタンプカードにスタンプを貯めることができる。
また、本実施形態では、携帯端末10は、いわゆるスマートフォンであるものとしたが、これに限らず、携帯電話端末、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)などの任意の可搬型コンピュータであってよい。
また、本実施形態では、サーバ20は、一台のコンピュータであるものとしたが、これに限らず、複数台のサーバ20を設置して協働させ、多数の携帯端末10からのリクエストに対応するようにしてもよいし、複数台のコンピュータにより仮想的に一台のサーバ20を実現するようにしてもよい。また、サーバ20の標本情報記憶部231、キャンペーン情報記憶部232およびスタンプ情報記憶部233をデータベースサーバとして別に運用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、GPSを用いて携帯端末10の現在位置を特定するものとしたが、これに加えて、またはこれに代えて、現在位置を取得する任意の手法を用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、画像データを用いたキャンペーンへの接触の判定は、QRコードやバーコードなどの解析によるものとしたが、これに限らず、たとえばログマークなどの画像を画像データから識別できた場合にキャンペーンに接触したと判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、携帯端末10においてキャンペーンの検知および特定を行うものとしたが、これに限らず、サーバ20において検知および特定を行うようにしてもよい。この場合、例えば、携帯端末10はマイク107が集音した音声データから電子透かしデータを抽出できた場合には、抽出した電子透かしデータをサーバ20に送信し、サーバ20において電子透かしデータと標本データとの照合を行うようにすることができる。
また、本実施形態では、サーバ20が現在位置を用いて二次的にキャンペーンへの接触の有無を判定するものとしたが、これに限らず、携帯端末10においてキャンペーンが行われている位置をキャンペーン情報記憶部132に記憶しておき、現在位置に基づいてキャンペーンへの接触の有無を判定するようにしてもよい。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
101 CPU
102 メモリ
103 記憶装置
104 通信装置
105 タッチパネルディスプレイ
106 GPS受信機
107 マイク
108 カメラ
110 キャンペーン固有情報受信部
111 データ入力部
112 キャンペーン検知部
113 キャンペーン特定部
114 現在位置特定部
115 ログ送信部
116 スタンプ情報受信部
117 スタンプ情報出力部
131 標本情報記憶部
132 キャンペーン情報記憶部
133 スタンプ情報記憶部
210 キャンペーン情報送信部
211 ログ受信部
212 スタンプ付与決定部
213 ログ登録部
214 スタンプ情報送信部
231 標本情報記憶部
232 キャンペーン情報記憶部
233 スタンプ情報記憶部
234 ログ記憶部

Claims (6)

  1. ユーザに特典を提供する複数のキャンペーンのそれぞれについて、前記キャンペーンを識別するキャンペーンIDに対応付けて、ユーザが前記キャンペーンに接触したことを検知するための標本情報を記憶する標本情報記憶部と、
    ユーザの操作に応じて入力デバイスから入力データを受け付けるデータ入力部と、
    前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれていることを検知するキャンペーン検知部と、
    前記標本情報記憶部を参照し、前記入力データに含まれている前記標本情報に対応する前記キャンペーンIDを検知キャンペーンIDとして特定するキャンペーン特定部と、
    前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザが参加するグループに固有のグループIDを含むログをログ記憶部に登録するログ登録部と、
    前記検知キャンペーンIDおよび前記グループIDに対応する前記ログの数をキャンペーンへの接触回数としてカウントし、前記接触回数に応じて前記ユーザに当該キャンペーンに対応した特典を与えるか否かを決定する特典付与決定部と、
    を備えることを特徴とするキャンペーン支援システムであって、
    ユーザが操作する携帯端末およびサーバを含んで構成され、
    前記携帯端末は、前記標本情報記憶部と、前記データ入力部と、前記キャンペーン検知部と、前記キャンペーン特定部と、前記ログを前記サーバに送信するログ送信部と、を備え、
    前記サーバは、前記ログ記憶部と、前記携帯端末から送信される前記ログを受信するログ受信部と、前記ログ登録部と、前記特典付与決定部と、前記特典を与えるための特典情報を前記携帯端末に送信する特典情報送信部と、を備え、
    前記携帯端末は、前記特典情報を受信する特典情報受信部と、前記特典情報を出力する特典情報出力部とを備え、
    前記携帯端末は、前記携帯端末が備えるマイクにより集音した音声データが、グループに固有の音声データにマッチングした場合に、前記ユーザが前記マッチングした音声データに対応するグループに参加することを決定すること
    を特徴とするキャンペーン支援システム。
  2. 請求項1に記載のキャンペーン支援システムであって、
    前記入力データは音声データを含み、
    前記標本情報は前記音声データに付加される電子透かしデータを含み、
    前記キャンペーン検知部は、前記入力データから前記電子透かしデータを抽出し、抽出した前記電子透かしデータの含まれる前記標本情報が前記標本情報記憶部に記憶されているか否かを検索すること、
    を特徴とするキャンペーン支援システム。
  3. 請求項1または2に記載のキャンペーン支援システムであって、
    前記入力データは音声データを含み、
    前記標本情報は前記音声データの一部分である部分音声データを含み、
    前記キャンペーン検知部は、前記部分音声データのそれぞれについて、前記入力データの一部にマッチするか否かを判定すること、
    を特徴とするキャンペーン支援システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のキャンペーン支援システムであって、
    前記入力デバイスは撮像装置を含み、
    前記入力データは前記撮像装置により撮像された、1次元以上の幾何学模様に所定の情報が符号化されたコード画像データを含み、
    前記キャンペーン検知部は、前記入力データを解析して前記所定の情報を抽出し、抽出した前記所定の情報の含まれる前記標本情報が前記標本情報記憶部に記憶されているか否かを検索すること、
    を特徴とするキャンペーン支援システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のキャンペーン支援システムであって、
    前記入力デバイスの現在の位置を取得する位置取得部と、
    前記キャンペーンIDに対応付けて、前記キャンペーンが行われている位置を特定する情報を記憶するキャンペーン位置記憶部と、
    をさらに備え、
    前記キャンペーン検知部は、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれている場合に、前記検知キャンペーンIDに対応する前記位置を特定する情報を前記キャンペーン位置記憶部から取得し、前記現在の位置および前記キャンペーンが行われている位置の間の距離に応じて、前記ユーザが前記キャンペーンに接触したか否かを判定すること、
    を備えることを特徴とするキャンペーン支援システム。
  6. 携帯端末が、ユーザの操作に応じて入力デバイスから入力データを受け付けるステップと、
    前記携帯端末が、前記標本情報のいずれかが前記入力データに含まれていることを検知するステップと、
    前記携帯端末が、ユーザに特典を提供する複数のキャンペーンのそれぞれについて、前記キャンペーンを識別するキャンペーンIDに対応付けて、ユーザが前記キャンペーンに接触したことを検知するための標本情報を記憶する標本情報記憶部を参照し、前記入力データに含まれている前記標本情報に対応する前記キャンペーンIDを検知キャンペーンIDとして特定するステップと、
    前記携帯端末が、前記検知キャンペーンIDおよび前記ユーザが参加するグループに固有のグループIDを含むログをサーバに送信するステップと、
    前記サーバが、前記ログを受信し、ログ記憶部に登録するステップと、
    前記サーバが、前記検知キャンペーンIDおよび前記グループIDに対応する前記ログの数をキャンペーンへの接触回数としてカウントし、前記接触回数に応じて前記ユーザに当該キャンペーンに対応した特典を与えるか否かを決定するステップと、
    前記サーバが、前記特典を与えるための特典情報を前記携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末が、前記特典情報を受信するステップと、
    前記携帯端末が、前記特典情報を出力するステップと、
    を備えるキャンペーン支援方法であって、
    前記携帯端末は、前記携帯端末が備えるマイクにより集音した音声データが、グループに固有の音声データにマッチングした場合に、前記ユーザが前記マッチングした音声データに対応するグループに参加することを決定することを特徴とするキャンペーン支援方法。

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