JP6401947B2 - 車両用電装機器接続システム - Google Patents
車両用電装機器接続システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6401947B2 JP6401947B2 JP2014136026A JP2014136026A JP6401947B2 JP 6401947 B2 JP6401947 B2 JP 6401947B2 JP 2014136026 A JP2014136026 A JP 2014136026A JP 2014136026 A JP2014136026 A JP 2014136026A JP 6401947 B2 JP6401947 B2 JP 6401947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrical equipment
- expansion
- vehicle
- power
- wire harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
(1) 複数の電装機器をワイヤハーネスを介して車両の電気系統と接続し、少なくとも車両側から電装機器それぞれに電源電力を供給するための車両用電装機器接続システムであって、
車両上の電源からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの標準系統の複数の幹線それぞれに電力を供給する標準系電力分配部と、
前記電源からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれに電力を供給する拡張系電力分配部と、
を備え、
前記拡張系電力分配部には、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれに流れる電流の大きさが遮断閾値を超えたときに、該当する電流を遮断する電子ヒューズと、前記電子ヒューズが利用する遮断閾値のデータを保持する記憶部と、前記電子ヒューズ及び前記記憶部と接続されたマイクロコンピュータと、が配置され、
前記マイクロコンピュータは、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれについて、配下に接続された複数の拡張系電装機器の全ての動作時における負荷電流である加算電流基準値と、前記複数の拡張系電装機器それぞれの個別の動作時における負荷電流である複数の個別電流基準値と、を計測し、前記複数の個別電流基準値の総和と前記加算電流基準値とが一致する場合には、前記加算電流基準値に基づいて新たな前記遮断閾値を算出し、前記記憶部に保持される前記遮断閾値を前記新たな遮断閾値に更新する、
ことを特徴とする車両用電装機器接続システム。
(2) 前記拡張系電力分配部には、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線毎にスイッチング部が設けられ、
前記スイッチング部には、前記幹線を介して複数の拡張系電装機器が接続される、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車両用電装機器接続システム。
(3) 前記拡張系電装機器は、該拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される、
ことを特徴とする上記(2)に記載の車両用電装機器接続システム。
(4) 複数の拡張系電装機器として、第1の拡張系電装機器と、第2の拡張系電装機器とを有し、
前記第1の拡張系電装機器は、前記幹線に直接接続され、
前記第2の拡張系電装機器は、該第2の拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される
ことを特徴とする上記(2)に記載の車両用電装機器接続システム。
更に、上記(1)の構成の車両用電装機器接続システムによれば、前記電子ヒューズの遮断閾値が可変であるため、前記拡張系電力分配部の配下に接続する電装機器の数の変更や仕様の変更に対しても、部品等を交換することなく遮断閾値を適切に変更できる。
上記(2)の構成の車両用電装機器接続システムによれば、単一の幹線に複数の拡張系電装機器を接続することを許容するので、多数の拡張系電装機器を接続する場合に、幹線を構成する電源線の本数を削減できる。これにより、様々な車種、様々なグレード、様々な仕向地等に対応して種類の異なるワイヤハーネスを予め用意する場合に、用意すべきワイヤハーネスの種類や品番を削減し、製造工程を簡素化したり、コストダウンを実現できる。
上記(3)または(4)の構成の車両用電装機器接続システムによれば、様々な機能の後付けが容易であるため、車両の付加価値が向上する。
<全体の構成>
本実施形態における車両用電装機器接続システムの構成例を図1に示す。なお、実際には1台の車両上に膨大な数の電装機器が搭載されるが、理解を容易にするために図1においては主要部分のみの構成を示してある。また、図1においては各電装機器を制御するための制御系や通信線の図示も省略してある。
拡張系電源分配ボックス20Eの内部構成を図2に示す。図2に示した拡張系電源分配ボックス20Eは、マイクロコンピュータ(CPU)21、電圧調整回路22、不揮発性メモリ23、IPD(Intelligent Power Device)24(1)〜24(6)、入力側電源ライン25、及びコネクタ26を内蔵している。
過電流閾値テーブルTBL1の構成例を図3に示す。すなわち、本実施形態の不揮発性メモリ23は、前記電子ヒューズが利用する電流遮断閾値を含むデータとして、図3に示すような過電流閾値テーブルTBL1を保持している。この過電流閾値テーブルTBL1の内容は必要に応じて更新される。
前記加算電流基準値「CurAref」又は個別電流基準値「CurA1」、「CurA2」に基づいて決定された閾値である。拡張系電源分配ボックス20Eに備わった電子ヒューズは、各出力系統に流れる負荷電流の大きさが、電流遮断閾値CurX_THを超えた場合にIPD24を制御して電流を遮断する。過電流閾値テーブルTBL1上のエラー情報は、システムに問題が生じたか否かを把握するために利用する情報である。
診断モードの動作例を図4に示す。すなわち、図2に示した拡張系電源分配ボックス20E内のマイクロコンピュータ21が、図4に示した診断モードの動作を実行することにより、実際に接続された拡張系電装機器51〜56に合わせて、図3に示した過電流閾値テーブルTBL1の内容を自動的に更新し、適切な電流遮断閾値を自動的に決定することが可能である。
「K1_X」:予想される通常の電流変動量の最大値を表す定数
「K2_X」:余裕分に相当する定数
上述の車両用電装機器接続システムにおいては、次に列記するような利点がある。
(1)拡張系電源分配ボックス20Eの配下に接続する拡張系サブハーネス32の構成を変更しなくても、各系統の幹線32a〜32fのいずれかに、1つ又は複数の拡張系電装機器51〜56を接続することができる。また、例えばユーザの要望に応じて拡張系電装機器を後で追加することもできる。
(1) 複数の電装機器をワイヤハーネス(30)を介して車両の電気系統と接続し、少なくとも車両側から電装機器それぞれに電源電力を供給するための車両用電装機器接続システムであって、
車両上の電源(車両上主電源10)からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの標準系統(標準系サブハーネス31)の複数の幹線(電源線31a,31b)それぞれに電力を供給する標準系電力分配部(標準系電源分配ボックス20S)と、
前記電源からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの拡張系統(拡張系サブハーネス32)の複数の幹線(幹線32a〜32f)それぞれに電力を供給する拡張系電力分配部(拡張系電源分配ボックス20E)と、
を備えることを特徴とする車両用電装機器接続システム。
(2) 前記拡張系電力分配部には、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線毎にスイッチング部(IPD24)が設けられ、
前記スイッチング部には、前記幹線を介して複数の拡張系電装機器が接続される、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車両用電装機器接続システム。
(3) 前記拡張系電装機器は、該拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される、
ことを特徴とする上記(2)に記載の車両用電装機器接続システム。
(4) 複数の拡張系電装機器として、第1の拡張系電装機器と、第2の拡張系電装機器とを有し、
前記第1の拡張系電装機器は、前記幹線に直接接続され、
前記第2の拡張系電装機器は、該第2の拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される
ことを特徴とする上記(2)に記載の車両用電装機器接続システム。
(5) 前記拡張系電力分配部に配置され、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれに流れる電流の大きさが遮断閾値を超えたときに、該当する電流を遮断する電子ヒューズと、
前記電子ヒューズが利用する遮断閾値のデータを保持する記憶部(不揮発性メモリ23)と、
を備えることを特徴とする上記(1)から(4)のいずれか1項に記載の車両用電装機器接続システム。
11、12 電源線
13 グランド線
20S 標準系電源分配ボックス
20E 拡張系電源分配ボックス
21 マイクロコンピュータ
22 電圧調整回路
23 不揮発性メモリ
24 IPD
25 入力側電源ライン
26 コネクタ
30 ワイヤハーネス
31 標準系サブハーネス
32 拡張系サブハーネス
32a 拡張エンジン系幹線
32b 拡張インパネ系幹線
32c 拡張ルーフ系幹線
32d 拡張ドア系幹線
32e 拡張予備1系幹線
32f 拡張予備2系幹線
41、42 標準系電装機器
51〜56 拡張系電装機器
MF1、MF2 メインヒューズ
CurX 個別電流基準値
CurXref 加算電流基準値
CurX_TH 電流遮断閾値
TBL1 過電流閾値テーブル
Claims (4)
- 複数の電装機器をワイヤハーネスを介して車両の電気系統と接続し、少なくとも車両側から電装機器それぞれに電源電力を供給するための車両用電装機器接続システムであって、
車両上の電源からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの標準系統の複数の幹線それぞれに電力を供給する標準系電力分配部と、
前記電源からの電源電力を分配し、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれに電力を供給する拡張系電力分配部と、
を備え、
前記拡張系電力分配部には、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれに流れる電流の大きさが遮断閾値を超えたときに、該当する電流を遮断する電子ヒューズと、前記電子ヒューズが利用する遮断閾値のデータを保持する記憶部と、前記電子ヒューズ及び前記記憶部と接続されたマイクロコンピュータと、が配置され、
前記マイクロコンピュータは、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線それぞれについて、配下に接続された複数の拡張系電装機器の全ての動作時における負荷電流である加算電流基準値と、前記複数の拡張系電装機器それぞれの個別の動作時における負荷電流である複数の個別電流基準値と、を計測し、前記複数の個別電流基準値の総和と前記加算電流基準値とが一致する場合には、前記加算電流基準値に基づいて新たな前記遮断閾値を算出し、前記記憶部に保持される前記遮断閾値を前記新たな遮断閾値に更新する、
ことを特徴とする車両用電装機器接続システム。 - 前記拡張系電力分配部には、前記ワイヤハーネスの拡張系統の複数の幹線毎にスイッチング部が設けられ、
前記スイッチング部には、前記幹線を介して複数の拡張系電装機器が接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電装機器接続システム。 - 前記拡張系電装機器は、該拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用電装機器接続システム。 - 複数の拡張系電装機器として、第1の拡張系電装機器と、第2の拡張系電装機器とを有し、
前記第1の拡張系電装機器は、前記幹線に直接接続され、
前記第2の拡張系電装機器は、該第2の拡張系電装機器の電源ラインが前記幹線に後付けされることによって、有線接続される
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用電装機器接続システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014136026A JP6401947B2 (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 車両用電装機器接続システム |
US14/725,762 US10122125B2 (en) | 2014-05-30 | 2015-05-29 | Vehicle harness structure and additional connection member |
DE102015209996.2A DE102015209996A1 (de) | 2014-05-30 | 2015-05-29 | Fahrzeug-Kabelbaumstruktur und zusätzliches Verbindungselement |
CN201510289600.9A CN105313801B (zh) | 2014-05-30 | 2015-05-29 | 车用线束构造和追加连接部件 |
US16/180,326 US10741979B2 (en) | 2014-05-30 | 2018-11-05 | Vehicle harness structure and additional connection member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014136026A JP6401947B2 (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | 車両用電装機器接続システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016013754A JP2016013754A (ja) | 2016-01-28 |
JP6401947B2 true JP6401947B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=55230333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014136026A Expired - Fee Related JP6401947B2 (ja) | 2014-05-30 | 2014-07-01 | 車両用電装機器接続システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6401947B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6836414B2 (ja) * | 2017-02-09 | 2021-03-03 | 矢崎総業株式会社 | 車両電源制御装置 |
JP2019189019A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | 矢崎総業株式会社 | 電力供給システム |
JP2019193442A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP7003855B2 (ja) * | 2018-07-05 | 2022-01-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電源システム |
JP7074726B2 (ja) * | 2019-07-18 | 2022-05-24 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス製造システム及びワイヤハーネス製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06171438A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-21 | Mazda Motor Corp | 車両用電源線配索構造 |
JP3072823B2 (ja) * | 1994-06-24 | 2000-08-07 | 矢崎総業株式会社 | センターコンソールモジュール |
JPH10248133A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-14 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車の電線ジョイント処理方法 |
JP2003220908A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-05 | Yazaki Corp | 車両用電力供給装置 |
JP2005310710A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Yazaki Corp | ヒュージブルリンクユニット |
JP4900689B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2012-03-21 | 豊田合成株式会社 | インストルメントパネル裏面側の電線配策構造 |
-
2014
- 2014-07-01 JP JP2014136026A patent/JP6401947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016013754A (ja) | 2016-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6401947B2 (ja) | 車両用電装機器接続システム | |
JP6353746B2 (ja) | 車両用電源制御システム、ワイヤハーネス及び車両用電源制御装置 | |
US10741979B2 (en) | Vehicle harness structure and additional connection member | |
WO2018110322A1 (ja) | 車載電力供給システム、リレーボックス及びリレー制御装置 | |
JP6298739B2 (ja) | 車両用電力分配システム | |
JP6408816B2 (ja) | 車両用電装機器接続システム | |
JP2016147558A (ja) | 車両用電装機器接続システム | |
US20050162795A1 (en) | Motor vehicle | |
JP6426956B2 (ja) | 車両用電力供給システム | |
JP2015020619A (ja) | 車両用給電装置 | |
JP2014034373A (ja) | 車両制御システム | |
JP7060401B2 (ja) | 電力供給装置 | |
JP5730639B2 (ja) | 車両用電子制御装置及び車両用電子制御システム | |
JP6426955B2 (ja) | 車両用電力供給システム | |
EP4001017A1 (en) | In-vehicle power supply system and vehicle equipped with same | |
JP5128327B2 (ja) | 車両電源システム | |
JP2007168715A (ja) | 自動車用電子機器の作動制御装置 | |
JP2006515547A (ja) | 自動車の車載電力システム | |
US10053034B2 (en) | Power supply system of vehicle | |
JPH1084629A (ja) | 電力分配システム | |
JP3952724B2 (ja) | 車両用負荷駆動システム,信号出力装置および負荷駆動装置 | |
JP6587510B2 (ja) | 車載通信システム | |
JP6535200B2 (ja) | 車室環境用機能部品接続システム | |
JP2000023358A (ja) | 車両用電力供給装置 | |
JP2007118656A (ja) | 車両用電源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6401947 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |