JP6400127B2 - 位相偏差の補償方法及び装置 - Google Patents
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Description
VITERBI-VITERBIアルゴリズムは典型的な位相推定アルゴリズムであり、その基本原理は、受信信号の位相に対して四乗処理を行い、次に加重平均して、位相補償量を抽出する。四乗演算が、回復した位相に正負π/2の位相アンビギュイティ(phase ambiguity)が存在することを引き起こす。位相アンビギュイティの解決は主にトレーニングシーケンスを加える方式によって位相オフセットを推定する。即ち、送信端は、データ信号を送信する際に、各データシーケンスの間に標準的なトレーニングシーケンスを取り入れ、受信端はデータ信号を受信した後に、受信したトレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差によって、対応したデータシーケンスに対して位相補正を行う。
第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定すること。
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスに対して位相補償を行う必要があるか否かを確定することは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定すること、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定すること、を含む。
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出すること、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定すること、
第1位相差>第1閾値、且つ、|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定すること、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定することを含む。
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2補償値を算出することは、具体的に、
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ること、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出することを含む。
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ること、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ること、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得ること、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得ることを含む。
第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュール、及び
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュールを含む。
前記第2確定モジュールは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールを含む。
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュール、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュール、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールを含む。
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニット、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットを含む。
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニット、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニット、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニット、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットを含む。
本発明の手段は、一段のデータシーケンスを複数のサブデータシーケンスに分け、且つデータシーケンスの前後の2つのトレーニングシーケンスに基づき各サブデータシーケンスを位相補償する必要があるか否か、及び位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を確定する。従来の技術と比べて、本手段の位相補正の正確性がより強いため、伝送過程において、より長いデータシーケンスを送信でき、即ち同じデータ量を伝送する際に、本実施例の補償方法は従来の技術よりもより少ないトレーニングシーケンスを引用することによって、帯域幅リソースを節約する。
ステップ11: 第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定する。
ステップ12: 前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定する。
ステップ13: 前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算する。
ステップ14: サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償する。
図3に示すように、実現方式1において、複数のサブデータシーケンスからなるデータシーケンスBを前半部分B1及び後半部分B2に分ける。第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第1位相差であり、第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第2位相差である。
ステップ121: 第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定する。
ステップ122: 第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定する。
ステップ131: 前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出し、即ち第1補償値は第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスの位相補償値であり、第2補償値は第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスの位相補償値である。
ステップ132: 第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定する。
ステップ133: 第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定する。
ステップ134: 第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定する。
図5に示すように、実現方式2において、複数のサブデータシーケンスからなるデータシーケンスBを、B1、B2及びB3という3つの部分に均一に分割する。第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第1位相差であり、第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第2位相差である。
第2位相差が予め設定された閾値より大きい際は、B3を位相補正する必要があると確定し、対応する補償値は第2位相差に基づき計算して得られた第2補償値であり、
第1位相差と第2位相差の平均値が予め設定された閾値より大きい際は、B2を位相補正する必要があることを確定し、対応する補償値は第1補償値と第2補償値の平均値である。
ステップ131: 前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得る。
具体的に、従来のトレーニングシーケンスは複数の位相の符号からなり、ステップ131において、第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得、第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得て、オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得て、全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得る。
その後、オイラーの公式を利用してそれぞれΔ1とΔ2に対応する量子化値を求め、Δ1の数値はSΔ1=S(n),S(n+1),……,S(n+p−1)に対応し、Δ2の数値は、SΔ2=S(n+I+P),S(n+I+P+1),……,S(n+I+2P−1)に対応する。オイラーの公式は数学分野においてよく使用される方法であり、その量子化された数値は依然として位相を継承して、本実施例において、SΔ1を量子化後のΔ1として、SΔ2を量子化後のΔ2とする。なお、本実施例において、オイラーの公式を利用して事前にΔ1とΔ2を量子化して、その量子化ステップの実行順序は最後の第1補償値及び第2補償値の結果を変えない。
最終的に、φ(n)とφ(n+1)が所在するコンスタレーション図の象限に基づきそれを予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに修正し、第1補償値φ'(n)と第2補償値φ'(n+1)を得る。なお、該ステップは従来の位相補償技術であるため、本文で省略する。
第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュール、及び
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュール、を含む。
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールを含む。
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュール、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュール、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールを含む。
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニット、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットを含む。
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニット、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニット、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニット、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットを含む。
Claims (8)
- 受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに対して位相偏差の補償を行うことに適用され、
第1トレーニングシーケンスと参照用の既知のトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するステップと、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するステップと、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するステップと、
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するステップと、を含み、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定することは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定することと、
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定することと、を含む位相偏差の補償方法。 - 前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算することは、具体的に、
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出することと、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定することと、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定することと、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定することと、を含む請求項1に記載の補償方法。 - 前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2補償値を算出することは、具体的に、
前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ることと、
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、及び前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出することと、を含む請求項2に記載の補償方法。 - 前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ることは、具体的に、
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ることと、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ることと、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、及びオイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得ることと、
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、及び全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得ることと、を含む請求項3に記載の補償方法。 - 受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに対して位相偏差の補償を行うことに適用され、
第1トレーニングシーケンスと参照用の既知のトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュールと、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュールと、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュールと、
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュールと、を含み、
前記第2確定モジュールは、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュールと、
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールと、を含む位相偏差の補償装置。 - 前記計算モジュールは、
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュールと、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュールと、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュールと、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールと、を含む請求項5に記載の補償装置。 - 前記計算サブモジュールは、
前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニットと、
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、及び前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットと、を含む請求項6に記載の補償装置。 - 前記量子化ユニットは、
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニットと、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニットと、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、及びオイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニットと、
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、及び全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットと、を含む請求項7に記載の補償装置。
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