JP6400127B2 - 位相偏差の補償方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は信号伝送分野に関し、特に位相偏差の補償方法及び装置に関する。
コヒーレント検出高速光伝送システムにおいて、受信端において補正発光レーザと局部発振器との間に位相偏差が存在するため、位相偏差の信号判定に与える影響を排除するために、位相推定アルゴリズムを使用して位相偏差を補償する場合が多い。
VITERBI-VITERBIアルゴリズムは典型的な位相推定アルゴリズムであり、その基本原理は、受信信号の位相に対して四乗処理を行い、次に加重平均して、位相補償量を抽出する。四乗演算が、回復した位相に正負π/2の位相アンビギュイティ(phase ambiguity)が存在することを引き起こす。位相アンビギュイティの解決は主にトレーニングシーケンスを加える方式によって位相オフセットを推定する。即ち、送信端は、データ信号を送信する際に、各データシーケンスの間に標準的なトレーニングシーケンスを取り入れ、受信端はデータ信号を受信した後に、受信したトレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差によって、対応したデータシーケンスに対して位相補正を行う。
従来の位相アンビギュイティトレーニング手段において、一段のデータシーケンスは一段のトレーニングシーケンスにより位相補正が引き受けられるを担当する。図1は、従来のデータシーケンスの中間部分に位相アンビギュイティが発生する模式図である。図1に示すように、仮にデータシーケンスの中間の一部に位相アンビギュイティ(即ち、陰影部分)が発生すると、従来の位相アンビギュイティトレーニング方法においては、受信端は、トレーニングシーケンスによってデータシーケンスの中間の位相アンビギュイティを認識することができず、上記の状況の発生を避けるためには、一段のデータシーケンスは長すぎるように設定すべきではなく、即ち全体のデータ信号に大量のトレーニングシーケンスを取り入れて位相補正の正確さを確保する必要があって、そうすると、必然として帯域幅のコストが過大になる。
本発明の実施例は、位相偏差の補償方法及び装置を提供し、受信端のデータシーケンスにおける位相偏差の補正能力を向上させることができる。
上記の技術的課題を解決するために、本発明の実施例は位相偏差の補償方法を提供し、受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに適用され、以下のステップを含む。
第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定すること。
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスに対して位相補償を行う必要があるか否かを確定することは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定すること、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定すること、を含む。
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算することは、具体的に、
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出すること、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定すること、
第1位相差>第1閾値、且つ、|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定すること、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定することを含む。
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2補償値を算出することは、具体的に、
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ること、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出することを含む。
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ることは、具体的に、
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ること、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ること、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得ること、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得ることを含む。
本発明の他の実施例は、位相偏差の補償装置を更に提供し、受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに適用され、
第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュール、及び
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュールを含む。
前記第2確定モジュールは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールを含む。
前記計算モジュールは、具体的に、
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュール、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュール、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールを含む。
前記計算サブモジュールは、
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニット、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットを含む。
前記量子化ユニットは、
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニット、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニット、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニット、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットを含む。
本発明の上記技術手段の有益な効果は、以下の通りである。
本発明の手段は、一段のデータシーケンスを複数のサブデータシーケンスに分け、且つデータシーケンスの前後の2つのトレーニングシーケンスに基づき各サブデータシーケンスを位相補償する必要があるか否か、及び位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を確定する。従来の技術と比べて、本手段の位相補正の正確性がより強いため、伝送過程において、より長いデータシーケンスを送信でき、即ち同じデータ量を伝送する際に、本実施例の補償方法は従来の技術よりもより少ないトレーニングシーケンスを引用することによって、帯域幅リソースを節約する。
図1は、従来のデータシーケンスの中間部分に位相アンビギュイティが発生する模式図である。 図2は、本発明に係る位相偏差の補償方法のステップ模式図である。 図3は、本発明に係る位相偏差の補償方法を具体的に実現する際における、データシーケンスとトレーニングシーケンスの構造模式図である。 図4は、本発明に係る位相偏差の補償方法を具体的に実現する際における、データシーケンスとトレーニングシーケンスの構造模式図である。 図5は、本発明の実現方式1において、位相補償を実施するフローチャートである。 図6は、本発明の位相偏差の補償方法と従来の位相偏差の補償方法をそれぞれ採用して伝送したデータ信号の構造比較図である。 図7は、本発明に係る位相偏差の補償装置の構造模式図である。
本発明が解決しようとする技術的課題、技術手段及び利点をより明らかにするために、以下、図面及び具体的な実施例を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例は、位相偏差の補償方法を提供して、受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに適用され、図1に示すように、ステップ11〜ステップ14を含む。
ステップ11: 第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定する。
ステップ12: 前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定する。
ステップ13: 前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算する。
ステップ14: サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償する。
上記説明によって分かるように、本実施例の補償方法は、一段のデータシーケンスを複数のサブデータシーケンスに分け、且つデータシーケンスの前後の2つのトレーニングシーケンスに基づき各サブデータシーケンスを位相補償する必要があるか否か、及び位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を確定する。従来の技術と比べて、本発明の補償方法の位相補正の正確性がより強いため、伝送過程において、より長いデータシーケンスを送信でき、即ち同じデータ量を伝送する際に、本実施例の補償方法は従来の技術よりもより少ないトレーニングシーケンスを引用することによって、帯域幅リソースを節約する。
以下、2種の実現方式を結び付けながら本発明の補償方法について詳細に説明する。
<実現方式1>
図3に示すように、実現方式1において、複数のサブデータシーケンスからなるデータシーケンスBを前半部分B1及び後半部分B2に分ける。第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第1位相差であり、第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第2位相差である。
上記ステップ12を実施する際、以下のステップを含む。
ステップ121: 第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定する。
ステップ122: 第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定する。
ステップ121とステップ122の説明によって分かるように、第1位相差<第1閾値である際は、第1トレーニングシーケンスAの位相と標準的なトレーニングシーケンスの位相の差が許可される程度にあることを表わし、第1トレーニングシーケンスAに近寄っている前半部分のサブデータシーケンスB1は位相補正する必要がないと認定し、この時、|第2位相差−第1位相差|>第2閾値である際は、第2トレーニングシーケンスCの位相と第1トレーニングシーケンスAの位相の差が大きいことを表わし、第2トレーニングシーケンスCの位相と標準的なトレーニングシーケンスの位相は大きな相違があることも意味し、第2トレーニングシーケンスCに近寄っている後半部分のサブデータシーケンスB2は位相補正する必要があると認定する。第1位相差>第1閾値である際は、前半部分のサブデータシーケンスB1に位相偏差が発生することを表わし、経験に基づいて、後半部分のサブデータシーケンスB2も位相偏差する恐れがあるため、全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があると考えられる。
その後、上記ステップ13を実行し、具体的に、以下のステップを含む。
ステップ131: 前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出し、即ち第1補償値は第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスの位相補償値であり、第2補償値は第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスの位相補償値である。
ステップ132: 第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定する。
ステップ133: 第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定する。
ステップ134: 第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定する。
図4は、実際に上記ステップ13及びステップ14を実施するフローチャートである。後半部分のサブデータシーケンスB2のみを位相補正する必要がある際は、明らかに、B2に対応する補償値は、近い第2トレーニングシーケンスCに対応する第2補償値である可能性が高い。前半部分のサブデータシーケンスB1を位相補正する必要がある際は、2種の状況が発生する。1つは、全体のデータシーケンスBの多くの場所に位相アンビギュイティが発生し、B1の位相偏差とB2の位相偏差の差異が大きく、この時は、B1を第1補償値で位相補正して、B2を第2補償値で補正する。もう1つは、B1を位相補正する必要があり、B2の位相偏差とB1の位相偏差の差が大きくない場合、全体のデータシーケンスBにおいて、B1とB2領域を跨ぐ1つの位相偏差が発生することを表わし、この時は、全体のデータシーケンスBを第1補償値で位相補正すればよい。
これから分かるように、実現方式1において、数学の二分法の原理を利用してアンビギュイティ位相を位置決め、補正し、その補正の正確率は従来の方法よりほぼ1倍向上し(従来の方法に対しほぼ2倍になり)、効果的に後続の動作モジュールの負担を軽減することができる。
勿論、なお、本実現方式は更に、第1位相差のみによってB1を位相補正する必要があるか否かを判断し、第2位相差のみによってB2を補償する必要があるか否かを判断することができる。B1が位相補償する必要があると確定する際に、第1補償値でB1を補償する。B2を位相補償する際に、第2補償値でB2を補償する。
<実現方式2>
図5に示すように、実現方式2において、複数のサブデータシーケンスからなるデータシーケンスBを、B1、B2及びB3という3つの部分に均一に分割する。第1トレーニングシーケンスAと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第1位相差であり、第2トレーニングシーケンスCと標準的なトレーニングシーケンスとの間の位相差は第2位相差である。
第1位相差が予め設定された閾値より大きい際は、B1を位相補正する必要があることを確定し、対応する補償値は第1位相差に基づき計算して得られた第1補償値であり、
第2位相差が予め設定された閾値より大きい際は、B3を位相補正する必要があると確定し、対応する補償値は第2位相差に基づき計算して得られた第2補償値であり、
第1位相差と第2位相差の平均値が予め設定された閾値より大きい際は、B2を位相補正する必要があることを確定し、対応する補償値は第1補償値と第2補償値の平均値である。
なお、本発明が提供するのは2種の実行可能な実現方式だけであり、第1位相差及び第2位相差に基づきデータシーケンスをセクションに分けて位相アンビギュイティ位置決め、補償を行う技術手段は、いずれも本発明の保護範囲に属すべきである。
以上のように、本発明の補償方法の効果は、図6に示した如くであり、S1は従来の補償方法で伝送した信号であり、S2は本発明の補償方法で伝送した信号である。比較によって見分けられるように、従来の方法は、位相補償能力が悪いため、同じデータ量を伝送する際に、信号品質を確保するために、複数のトレーニングシーケンスを取り入れる必要があり、即ち信号データを複数の、長さが小さいデータシーケンスに分けて伝送し、本発明の補償方法で伝送した信号よりもより多くの帯域幅リソースを占用する。
なお、上記実施例の上で、ステップ13は具体的に、以下のステップを含む。
ステップ131: 前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得る。
具体的に、従来のトレーニングシーケンスは複数の位相の符号からなり、ステップ131において、第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得、第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得て、オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得て、全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得る。
ステップ132: 前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出し、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出する。
以下で、具体的な実施例を結び付けながら、ステップ131とステップ131について説明する。
本実施例において、送信端が信号の伝送に引用した標準的なトレーニングシーケンスの各符号の位相は、T=φ(n),φ(n+1),……,φ(n+p−1)であり、n,n+1,……,n+p−1は、標準的なトレーニングシーケンスにおける各符号の有効なシリアル番号である。受信端が受信した第1トレーニングシーケンスの各符号の位相は、T=φ(n),φ(n+1),……,φ(n+p−1)であり、その後受信した第2トレーニングシーケンスの各符号の位相は、T=φ(n+I+P),φ(n+I+P+1),……,φ(n+I+2P−1)であり、Iは第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスを示す。
まず、それぞれT、T各符号と対応するTの各符号の位相差Δ1=φΔ(n),φΔ(n+1),……,φΔ(n+p−1)及びΔ1=φΔ(n+I+P),φΔ(n+I+P+1),……,φΔ(n+I+2P−1)及びΔ1=φΔ(n+I+P),φΔ(n+I+P+1),……,φΔ(n+I+2P−1)を算出する。
その後、オイラーの公式を利用してそれぞれΔ1とΔ2に対応する量子化値を求め、Δ1の数値はSΔ1=S(n),S(n+1),……,S(n+p−1)に対応し、Δ2の数値は、SΔ2=S(n+I+P),S(n+I+P+1),……,S(n+I+2P−1)に対応する。オイラーの公式は数学分野においてよく使用される方法であり、その量子化された数値は依然として位相を継承して、本実施例において、SΔ1を量子化後のΔ1として、SΔ2を量子化後のΔ2とする。なお、本実施例において、オイラーの公式を利用して事前にΔ1とΔ2を量子化して、その量子化ステップの実行順序は最後の第1補償値及び第2補償値の結果を変えない。
その後、SΔ1における各符号の平均値を計算して、且つそれに基づき該平均値の位相φ(n)を確定し、SΔ2における各符号の平均値を計算して、それに基づき該平均値の位相φ(n+1)を確定し、
最終的に、φ(n)とφ(n+1)が所在するコンスタレーション図の象限に基づきそれを予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに修正し、第1補償値φ'(n)と第2補償値φ'(n+1)を得る。なお、該ステップは従来の位相補償技術であるため、本文で省略する。
なお、本発明の実施例は、位相偏差の補償装置を更に提供し、受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに適用され、図7に示すように、
第1トレーニングシーケンスと参照用の標準的なトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュール、
前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュール、及び
サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュール、を含む。
上記の説明によって分かるように、本実施例の補償装置は、一段のデータシーケンスを複数のサブデータシーケンスに分け、且つデータシーケンスの前後の2つのトレーニングシーケンスに基づき各サブデータシーケンスを位相補償する必要があるか否か、及び位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を確定する。従来の技術と比べて、本発明の補償装置は位相補正の正確性がより強いため、伝送過程において、より長いデータシーケンスを送信でき、即ち同じデータ量を伝送する際に、本実施例の補償装置は従来の技術よりより少ないトレーニングシーケンスを引用することによって、帯域幅リソースを節約する。
更に、上記実施例の上で、前記第2確定モジュールは、具体的に、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールを含む。
上記の説明によって分かるように、第1位相差<第1閾値である際は、第1トレーニングシーケンスAの位相と標準的なトレーニングシーケンスの位相差が許可される程度にあることを表わし、第1トレーニングシーケンスAに近寄っている前半部分のサブデータシーケンスB1は位相補正する必要がないと認定し、この時、|第2位相差−第1位相差|>第2閾値である際は、第2トレーニングシーケンスCの位相と第1トレーニングシーケンスAの位相の差が大きいことを表わし、第2トレーニングシーケンスCの位相と標準的なトレーニングシーケンスの位相は大きな相違があることも意味し、第2トレーニングシーケンスCに近寄っている後半部分のサブデータシーケンスB2は位相補正する必要があると認定する。第1位相差>第1閾値である際は、前半部分のサブデータシーケンスB1に位相偏差が発生することを表わし、経験に基づいて、後半部分のサブデータシーケンスB2も位相偏差する恐れがあるため、全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があると考えられる。
更に、上記実施例の上で前記計算モジュールは具体的に、
前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュール、
第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュール、
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュール、及び
第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールを含む。
上記の説明によって分かるように、後半部分のサブデータシーケンスB2のみを位相補正する必要がある際は、明らかに、B2に対応する補償値は、近い第2トレーニングシーケンスCに対応する第2補償値である可能性が高い。前半部分のサブデータシーケンスB1を位相補正する必要がある際は、2種の状況が発生する。1つは、全体のデータシーケンスBの多くの場所に位相アンビギュイティが発生し、B1の位相偏差とB2の位相偏差の差異が大きく、明らかに、この時は、B1を第1補償値で位相補正して、B2を第2補償値で補正することは、より合理的である。もう1つはB1を位相補正する必要があり、B2の位相とB1の位相の差が大きくない場合、全体のデータシーケンスBにおいて、B1とB2領域を跨ぐ1つの位相偏差が発生することが表わし、この時は、全体のデータシーケンスBを第1補償値で位相補正すればよい。
なお、上記実施例の上で、前記計算サブモジュールは、具体的に、
前記第1トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、前記第2トレーニングシーケンスと標準的なトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニット、及び
前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットを含む。
前記量子化ユニットは具体的に、
第1トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニット、
第2トレーニングシーケンスにおける各符号と標準的なシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニット、
オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、オイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニット、及び
全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットを含む。
明らかに、本実施例の補償装置は、本発明の補償方法に対応する。該補償方法が達成できる技術的効果は、本実施例の補償装置も同様に達成できる。
以上は、本発明の好ましい実施形態であるに過ぎず、なお、当業者にとっては、本発明の原理を逸脱しない前提で、若干の改良と変更を行うことができ、これらの改良と変更も本発明の保護範囲と見なされるべきである。
以上のように、本発明の実施例による位相偏差の補償方法及び装置は、以下の有益な効果を奏する。位相補正の正確性がより強いため、伝送過程において、より長いデータシーケンスを送信でき、即ち同じデータ量を伝送する際に、本実施例の補償方法は従来の技術よりより少ないトレーニングシーケンスを引用することによって、帯域幅リソースを節約できる。

Claims (8)

  1. 受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに対して位相偏差の補償を行うことに適用され、
    第1トレーニングシーケンスと参照用の既知のトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するステップと、
    前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するステップと、
    前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するステップと、
    サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するステップと、を含み、
    前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定することは、具体的に、
    第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定することと、
    第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定することと、を含む位相偏差の補償方法。
  2. 前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算することは、具体的に、
    前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出することと、
    第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定することと、
    第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定することと、
    第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定することと、を含む請求項1に記載の補償方法。
  3. 前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2補償値を算出することは、具体的に、
    前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ることと、
    前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、及び前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出することと、を含む請求項に記載の補償方法。
  4. 前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得ることは、具体的に、
    第1トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ることと、
    第2トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得ることと、
    オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、及びオイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得ることと、
    全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、及び全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得ることと、を含む請求項に記載の補償方法。
  5. 受信端が受信した第1トレーニングシーケンスと第2トレーニングシーケンスとの間のデータシーケンスに対して位相偏差の補償を行うことに適用され、
    第1トレーニングシーケンスと参照用の既知のトレーニングシーケンスとの間の第1位相差、及び第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスとの間の第2位相差を確定するように設定される第1確定モジュールと、
    前記第1位相差と第2位相差に基づき、前記データシーケンスを構成する複数のサブデータシーケンスにおける、位相補償を行う必要があるサブデータシーケンスを確定するように設定される第2確定モジュールと、
    前記第1位相差と第2位相差を利用して、位相補償する必要があるサブデータシーケンスに対応する位相補償値を計算するように設定される計算モジュールと、
    サブデータシーケンスに対応する位相補償値を利用して、前記位相補償する必要があるサブデータシーケンスを位相補償するように設定される補償モジュールと、を含み、
    前記第2確定モジュールは、
    第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスのみを位相補償する必要があることを確定するように設定される第1確定サブモジュールと、
    第1位相差>第1閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスをいずれも位相補償する必要があることを確定するように設定される第2確定サブモジュールと、を含む位相偏差の補償装置。
  6. 前記計算モジュールは、
    前記第1位相差に対応する第1補償値及び前記第2位相差に対応する第2位相補償値を算出するように設定される計算サブモジュールと、
    第1位相差<第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第3確定サブモジュールと、
    第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|>第2閾値であると、前記データシーケンスの前半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定し、且つ前記データシーケンスの後半部にあるサブデータシーケンスの補償値を第2補償値として確定するように設定される第4確定サブモジュールと、
    第1位相差>第1閾値、且つ|第2位相差−第1位相差|<第2閾値であると、前記データシーケンスの全てのサブデータシーケンスの補償値を第1補償値として確定するように設定される第5確定サブモジュールと、を含む請求項に記載の補償装置。
  7. 前記計算サブモジュールは、
    前記第1トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第1数値を得て、及び前記第2トレーニングシーケンスと前記既知のトレーニングシーケンスの位相差を量子化して、位相を有する第2数値を得るように設定される量子化ユニットと、
    前記第1数値及び予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第1補償値を算出して、及び前記第2数値及び前記予め設定された理想的なコンスタレーションポイントに基づき前記第2位相補償値を算出するように設定される計算ユニットと、を含む請求項に記載の補償装置。
  8. 前記量子化ユニットは、
    第1トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第1確定サブユニットと、
    第2トレーニングシーケンスにおける各符号と前記既知のシーケンスにおいて対応した符号との位相差を確定して、前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を得るように設定される第2確定サブユニットと、
    オイラーの公式に基づき前記第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第1トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第1量子化値を得て、及びオイラーの公式に基づき前記第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相差を量子化して、第2トレーニングシーケンスにおける各符号の位相を有する第2量子化値を得るように設定される量子化サブユニットと、
    全ての第1量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第1数値を得て、及び全ての第2量子化値の平均値を計算して、位相を有する前記第2数値を得るように設定される計算サブユニットと、を含む請求項に記載の補償装置。
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