JP6399449B2 - 固定装置 - Google Patents

固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6399449B2
JP6399449B2 JP2014202739A JP2014202739A JP6399449B2 JP 6399449 B2 JP6399449 B2 JP 6399449B2 JP 2014202739 A JP2014202739 A JP 2014202739A JP 2014202739 A JP2014202739 A JP 2014202739A JP 6399449 B2 JP6399449 B2 JP 6399449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
fixing
arm
positioning
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014202739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016068876A (ja
Inventor
康隆 尾嵜
康隆 尾嵜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Aerospace Co Ltd
Original Assignee
IHI Aerospace Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Aerospace Co Ltd filed Critical IHI Aerospace Co Ltd
Priority to JP2014202739A priority Critical patent/JP6399449B2/ja
Publication of JP2016068876A publication Critical patent/JP2016068876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6399449B2 publication Critical patent/JP6399449B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、脱着式ボディ車によるロケット弾発射機のための固定装置に関する。更に詳細には、本発明は、移動体上に配設され、着脱可能な脱着ボディの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた固定用部材を固定することにより脱着ボディを固定する固定装置に関する。
従来、車両における荷箱の積みおろし装置として、移動自由に制御操作される直角部材を滑動自由に誘導し得る少なくとも1つの滑動路が車両の車台上に関着設置され、滑動路を車台上のその関着点の回りに回動し得るように少なくとも1つのジャッキが設けられ、ジャッキの作動により直角部材の自由端部に具備された鉤が荷箱の1端に係合されたまま、自由端部が円弧運動を行ない得るものが知られている(特許文献1参照。)。
特公昭49−45806号公報
しかしながら、特許文献1に記載された荷箱の積みおろし装置においては、脱着ボディを複数のアームに設けられたフックやストッパ、コンテナロックなどによって保持してはいるが、それらの保持は、遊着ないし遊嵌状態であるため、脱着ボディを保持した状態において、脱着ボディの姿勢角とアームの姿勢角とは、保持の方法やガタにより必ずしも一致しない。
このような脱着ボディ車の一形態として、脱着ボディにロケット弾発射用キャニスタを有するもの(これを「ロケット弾発射パレット」と呼ぶ。)を使用したロケット弾発射機があるが、構成するアームとロケット弾発射パレットの姿勢角が必ずしも一致しないので、ロケット弾の射角設定を精密に行うことができないという問題点があった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明は、脱着ボディの姿勢角とアームの姿勢角とを一致させて保持・固定することにより、ロケット弾発射機に適用できる固定装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた。その結果、着脱可能な脱着ボディの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた固定用部材が嵌合する3個以上の所定の保持部をアームに配設することにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の固定装置は、移動体上に配設され、着脱可能な脱着ボディの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた固定用部材を固定することにより脱着ボディを固定する固定装置であって、移動体に配設されるフレームと関節を介して回動可能に接続されるアームのみに配設され、固定用部材が嵌合する3個以上の保持部を具備したものである。
そして、保持部のうちの3個以上の保持部が、固定用部材の上端位置又は下端位置を決める上下位置決め部と、固定用部材の上下方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える上下保持部であり、保持部のうちの2個以上の保持部が、固定用部材の左右位置を決める左右位置決め部と、固定用部材の左右方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える左右保持部であり、保持部のうちの1個以上の保持部が、固定用部材の後端位置を決める後位置決め部と、固定用部材の後端を位置決め位置で制限する固定部とを備える前後保持部である。また、上下保持部、左右保持部及び前後保持部の各々は同一であっても又は異なってもよい。更に、左右保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、上下保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、上下保持部の少なくとも2個が左右方向に幅を有して配置される。更に、前後保持部における上下位置決め部と後位置決め部とが開閉可能な爪構造を形成し、保持部が係止可能な爪機構を有する。
本発明によれば、移動体上に配設され、着脱可能な脱着ボディの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた固定用部材を固定することにより脱着ボディを固定する固定装置であって、移動体に配設されるフレームと関節を介して回動可能に接続されるアームのみに配設され、固定用部材が嵌合する3個以上の保持部を具備し、保持部のうちの3個以上の保持部が、固定用部材の上端位置又は下端位置を決める上下位置決め部と、固定用部材の上下方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える上下保持部であり、保持部のうちの2個以上の保持部が、固定用部材の左右位置を決める左右位置決め部と、固定用部材の左右方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える左右保持部であり、保持部のうちの1個以上の保持部が、固定用部材の後端位置を決める後位置決め部と、固定用部材の後端を位置決め位置で制限する固定部とを備える前後保持部であり、上下保持部、左右保持部及び前後保持部の各々は同一であっても又は異なってもよく、左右保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、上下保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、上下保持部の少なくとも2個が左右方向に幅を有して配置され、前後保持部における上下位置決め部と後位置決め部とが開閉可能な爪構造を形成し、保持部が係止可能な爪機構を有する構成とした。
そのため、脱着ボディの姿勢角とアームの姿勢角とを一致させる固定装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る固定装置を搭載可能な移動制御装置の概要を示す説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る固定装置を搭載可能な他の移動制御装置の概要を示す説明図である。 図3(A)は、本発明の一実施形態に係る固定装置の概要を示す平面図、図3(B)は、図3(A)に示した固定装置の包囲線Bで囲んだ部分の拡大図、及び図3(C)は、図3(A)に示した包囲線Cで囲んだ部分の拡大図である。 図4(A)は、本発明の一実施形態に係る固定装置の概要を示す側面図、図4(B)は、図4(A)に示した固定装置の包囲線Bで囲んだ部分の拡大図、及び図4(C)は、図4(A)に示した固定装置の包囲線Cで囲んだ部分の拡大図である。 図5(A)〜(C)は、本発明の一実施形態に係る固定装置において、脱着ボディを固定する際の動作を示す説明図である。 図6(A)〜(C)は、それぞれ図5(A)〜(C)に示した包囲線VI〜VIで囲んだ部分の拡大図である。 図7(A)〜(C)は、それぞれ図6(A)〜(C)に示した包囲線VII〜VIIで囲んだ部分の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る固定装置について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態の固定装置を搭載可能な移動制御装置の概要を示す説明図である。
図1(A)に示すように、移動制御装置1は、移動体100の一種である車両上に配設され、着脱可能な脱着ボディ200の移動を制御するものであって、サブフレームSFと、第1アーム10と、第2アーム20と、第3アーム30と、スライド駆動用シリンダ40と、高低駆動用シリンダ50と、ピボット駆動用シリンダ60とを備える。
そして、脱着ボディ200は、詳しくは後述するが底面200bの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた突起状の固定用ブロックからなる固定用部材200Aを有している。
なお、本実施形態においては、脱着ボディとしてロケット弾発射用キャニスタを有するもの(これを「ロケット弾発射パレット」と呼ぶ。)を適用している。
また、第1アーム10は、固定用部材200Aが嵌合する3個以上の保持部(固定装置)70を具備し、移動体(車両)100に配設されたサブフレームSFと第1関節12を介して回動可能に接続されている。
また、第2アーム20は、第1アーム10と第2関節22を介して回動可能に接続されている。
更に、第3アーム30は、L字型構造を有し、前端側30aが脱着ボディ200が掛着されるフック30Aを有し、後端側30bが第2アーム20とスライド収納可能に接続されている。
また、スライド駆動用シリンダ40は、第2アーム20と第3アーム30とを接続しており、高低駆動用シリンダ50は、移動体(車両)100に配設されたサブフレームSFと第1アーム10とを接続しており、ピボット駆動用シリンダ60は、第1アーム10と第2アーム20とを接続している。なお、本実施形態においては、スライド駆動用シリンダ40は、第2アーム20及び第3アーム30に内包されており、更に、第2アーム20は、第3アーム30の後端側30bを内部にスライド収納可能な管状構造を有している。
更に、本実施形態においては、ピボット駆動シリンダ60が、第2関節22の可動又は固定状態の切替も制御する。
そして、図1(B)に示すように、移動制御装置1が、脱着ボディ200を俯仰するに当たっては、第1アーム10と第2アーム20とが第2関節22を介して直線的な状態で、かつ、スライド駆動用シリンダ40が伸びた状態で固定又は保持され、第1関節12が可動な状態で、高低駆動用シリンダ50が作動する。
これにより、第1アーム10、第2アーム20及び第3アーム30が一体となって後方へ回動して、脱着ボディ200の前面200aが前方斜め上方向に向くこととなる。
なお、本発明において、「第1アームと第2アームとが第2関節を介して直線的な状態である」とは、第1アームと第2アームとが第2関節を介してなす角度が180度である場合のみに限定されるものではなく、第1アーム、第2アーム及び第3アームとが協働して支持する脱着ボディが安定して支持されるものであれば、180度でない場合も含む意味である。
一方、図1(C)及び(D)に示すように、移動制御装置1が、脱着ボディ200を卸下するに当たっては、まず、図1(C)に示すように、卸下する準備として、スライド駆動用シリンダ40が縮んだ状態で固定又は保持され、次いで、図1(D)に示すように、第1関節12及び第2関節22が可動な状態で、高低駆動用シリンダ50及びピボット駆動用シリンダ60のいずれか一方又は双方が作動する。
これにより、まず、第3アーム30の後端側30bが第2アーム20にスライド収納され、次いで、第1アーム10が後方へ回動し、更に、第2アーム20が後方へ回動して、脱着ボディ200の底面200bが図示しない地面等と接することとなる。
なお、脱着ボディを搭載するに当たっては、図1(C)及び(D)に示した脱着ボディを卸下する場合と逆の動作となる。また、図示しないが、脱着ボディの底面には卸下又は搭載を容易にするローラが取り付けられている。更に、図示しないが、例えば、卸下又は搭載する脱着ボディが車両が位置する地面より高い地面に位置する場合や連結トレーラなどの台上に位置する場合には、ピボット駆動用シリンダのみを作動させることにより、脱着ボディの卸下又は搭載が可能である。
これに対して、図2は、本実施形態の固定装置を搭載可能な他の移動制御装置の概要を示す説明図である。なお、上記の形態において説明したものと同等のものについては、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
図2(A)に示すように、移動制御装置2は、移動体100の一種である車両上に配設され、着脱可能な脱着ボディ200の移動を制御するものであって、サブフレームSFと、第1アーム10と、第2アーム20と、第3アーム30と、スライド駆動用シリンダ40と、共通シリンダ80とを備える。
そして、脱着ボディ200は、詳しくは後述するが底面200bの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた突起状の固定用ブロックからなる固定用部材200Aを有している。
なお、本実施形態においては、脱着ボディとしてロケット弾発射パレットを適用している。
また、第1アーム10は、固定用部材200Aが嵌合する3個以上の保持部(固定装置)70を具備し、移動体(車両)100に配設されたサブフレームSFと第1関節12を介して回動可能に接続されている。
更に、第2アーム20は、第1アーム10と第2関節22を介して回動可能に接続されている。
更にまた、第3アーム30は、L字型構造を有し、前端側30aが脱着ボディ200が掛着されるフック30Aを有し、後端側30bが第2アーム20とスライド収納可能に接続されている。
また、スライド駆動用シリンダ40は、第2アーム20と第3アーム30とを接続しており、共通シリンダ80は、移動体(車両)100に配設されたサブフレームSFと第2アーム20とを接続している。
更に、従来の形態においては、図示しない切替制御手段が、第2関節の可動又は固定状態の切替を制御する。
そして、図2(B)に示すように、移動制御装置2が、脱着ボディ200を俯仰するに当たっては、第1アーム10と第2アーム20とが第2関節22を介して直線的な状態で固定され、かつ、スライド駆動用シリンダ40が伸びた状態で固定又は保持され、第1関節12が可動な状態で、共通シリンダ80が作動する。
これにより、第1アーム10、第2アーム20及び第3アーム30が一体となって後方へ回動して、脱着ボディ200の前面200aが前方斜め上方向に向くこととなる。
一方、図2(C)及び(D)に示すように、移動制御装置2が、脱着ボディ200を卸下するに当たっては、まず、図2(C)に示すように、卸下する準備として、スライド駆動用シリンダ40が縮んだ状態で固定又は保持され、次いで、図2(D)に示すように、第1アーム10とサブフレームSFとが第1関節12を介してなす角度が0度で固定され、第2関節22が可動な状態で、共通シリンダ80が作動する。
これにより、まず、第3アーム30の後端側30bが第2アーム20にスライド収納され、次いで、第1アーム10が固定されたまま、第2アーム20が後方へ回動して、脱着ボディ200の底面200bが図示しない地面等と接することとなる。
なお、詳しくは図示しないが、脱着ボディを搭載するに当たっては、図2(C)及び(D)に示した脱着ボディを卸下する場合と逆の動作となる。
以下、先に述べた移動制御装置1に搭載した本実施形態の固定装置について図面を参照しながら更に詳細に説明する。
ここで、図3(A)は、本実施形態の固定装置の概要を示す平面図である。そして、図3(B)は、図3(A)に示した固定装置の包囲線Bで囲んだ部分の拡大図である。また、図3(C)は、図3(A)に示した包囲線Cで囲んだ部分の拡大図である。更に、図4(A)は、本実施形態の固定装置の概要を示す側面図である。また、図4(B)は、図4(A)に示した固定装置の包囲線Bで囲んだ部分の拡大図である。更に、図4(C)は、図4(A)に示した固定装置の包囲線Cで囲んだ部分の拡大図である。なお、図3及び図4中の10Aは、リアヒンジローラを示す。また、上述したものと同等のものについては、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
図3及び図4に示すように、本実施形態の固定装置70は、第1アーム10に配設され、固定用部材200Aが嵌合する4個の保持部70A,70B,70C,70Dを具備する。
そして、保持部70A,70Bは、固定用部材200Aの前端位置を決める前位置決め部71A,71Bを備える。
また、保持部70A,70Cは、固定用部材200Aの上端位置及び下端位置を決める上下位置決め座72A,72C及び上下位置決め部73A,73Cを備える。
なお、図示しないが、保持部70B,70Dもそれぞれ上下位置決め座72A,72C及び上下位置決め部73A,73Cと同様のものを備えている。
なお、本実施形態においては、上下位置決め部73A,73C等は、それぞれ皿バネなどのバネ機構を有しており、第1アーム10における搭載基準面である上下位置決め座72A,72Cの上面に固定用部材200Aの下面を重力やバネ力などにより押しつけることにより上下位置決めを行う。これにより、保持部70A,70B,70C,70Dは、上下保持部として機能する。
また、保持部70A,70Cは、固定用部材200Aの左右位置を決める左右位置決め部(及び固定部)76A,76Cを備え、これらは左右保持部として機能する。
なお、本実施形態においては、左右位置決め部(及び固定部)は、それぞれ上下位置決め座72A,72Cから突出した位置決めピン76A,76Cにより構成されており、固定用部材200A,200Aに設けられた左右方向位置決め溝75A,75Cに嵌合する。
更に、保持部70Aは、固定用部材200Aの後端位置を決める後位置決め部77Aと、後位置決め部77Aを固定する固定部79Aとを備え、これらは前位置決め部71Aと協働して前後保持部として機能する。
なお、保持部70Bも、保持部70Aと同様のものと、これを固定する固定部79Bとを備え、これらも前位置決め部71Bと協働して前後保持部として機能する。
また、本実施形態においては、前後保持部として機能する保持部70Aにおける上下位置決め部73Aと後位置決め部77Aとが開閉可能な爪構造を形成し、保持部70Aが固定用部材200Aを係止可能な爪機構を有する。
なお、図示しないが、本実施形態においては、前後保持部として機能する保持部70Bも、同様の爪構造を形成し、同様の爪機構を有する。
また、実線の引き出し線を付した77Aは、爪機構が閉状態である場合を示し、点線の引き出し線を付した77Aは、爪機構が開状態である場合を示す。
更に、本実施形態においては、爪機構はねじりバネなどのバネ機構により、通常状態では開状態となっている。
更に、本実施形態においては、後位置決め部77Aを固定する固定部79Aは、開閉可能であり、油圧等により制御される錠機構を有する。
なお、本実施形態においては、保持部70Bが有する後位置決め部を固定する固定部79Bも、開閉可能であり、油圧等により制御される錠機構を有する。
また、実線の引き出し線を付した79A,79Bは、錠機構が閉状態である場合を示し、点線の引き出し線を付した79A,79Bは、錠機構が開状態である場合を示す。
更に、錠機構は固定用部材を搭載面に押しつける皿バネなどのバネの反力を受けながら摺動するため、油圧制御とすることが好ましい。
このような構成とすると、脱着ボディの保持・固定は第1アームのみに単純化され、他の構成品である第2アームなどの要因が介在しないので、第1アーム上の保持部の配置や位置決めにより、第1アームと脱着ボディとの姿勢角を一致させる設計が可能となる。つまり、前後方向に配置する少なくとも2箇所の保持部の左右位置決めによりロール角、前後方向に配置する少なくとも2箇所の保持部の上下位置決めによりピッチ角、左右方向に配置する少なくとも2箇所の保持部の上下位置決めによりヨー角を一致させることにより、第1アームと脱着ボディの姿勢角を一致させることが可能となる。なお、保持部の構造隙間によるガタは、皿バネなどにより基準面に押しつけて保持することによって吸収している。ロケット弾発射パレットからロケット弾を発射するロケット弾発射機においては、第1アームとロケット弾発射パレットの姿勢角が一致するので、第1アームの姿勢角を計測し、俯仰角を制御することにより、ロケット弾の射方向の設定、すなわち射角設定を精密に行うことができる。また、爪機構を有する前後保持部により、ロケット弾発射における反動を固定装置、移動制御装置を経て移動体などへ逃がすことができる。
以下、先に述べた移動制御装置1に搭載した本実施形態の固定装置の動作について図面を参照しながら更に詳細に説明する。
図5(A)〜(C)は、本実施形態の固定装置において、脱着ボディを固定する際の動作を示す説明図である。また、図6(A)〜(C)は、それぞれ図5(A)〜(C)に示した包囲線VI〜VIで囲んだ部分の拡大図である。更に、図7(A)〜(C)は、それぞれ図6(A)〜(C)に示した包囲線VII〜VIIで囲んだ部分の拡大図である。なお、図中のMFは、車両のメインフレームを示す。また、上記の形態において説明したものと同等のものについては、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
図5(A)、図6(A)及び図7(A)は、図示しない脱着ボディが車両に搭載された直後の状態を示している。この後、図示しないスライド駆動用シリンダが伸びることにより、図5(A)や図6(A)において矢印で示すように、固定用部材200Aが車両前方(図面においては左側)へスライド移動する。
次いで、図5(B)、図6(B)及び図7(B)に示すように、固定用部材200Aが保持部70A,70Cの前位置決め部71A,71Cに当接する。
本実施形態においては、爪機構はねじりバネなどのバネ機構により、通常状態では開状態となっているが、スライド移動する固定用部材200Aが、保持部70A,70Cの前位置決め部71A,71Cに当接し、更に上下位置決め部73Aの端部を押すことにより、爪機構が閉状態となる。
しかる後、図5(C)、図6(C)及び図7(C)に示すように、油圧により制御される固定部79Aが後位置決め部77Aを固定することによって、前位置決め部71A、上下位置決め部73A、左右位置決め部(図示せず)、後位置決め部77A及びに固定部79Aが協働して、固定用部材200Aを固定することとなる。
以上、本発明を若干の実施形態によって説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
上述した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、フレーム、アーム、保持部、更には、スライド駆動用シリンダ、高低駆動用シリンダ及びピボット駆動用シリンダの構成の細部を変更することができる。
1,2 移動制御装置
10 第1アーム
10A リアヒンジローラ
12 第1関節
20 第2アーム
22 第2関節
30 第3アーム
30A フック
30a 一端側
30b 他端側
40 スライド駆動用シリンダ
50 高低駆動用シリンダ
60 ピボット駆動用シリンダ
70 固定装置
70A,70B,70C,70D 保持部
71A,71B,71C,71D 前位置決め部
72A,72C 上下位置決め座
73A,73C 上下位置決め部
75A,75C 位置決め溝
76A,76C 左右位置決め部
77A 後位置決め部
79A,79B 固定部
80 共通シリンダ
100 移動体(車両)
200 脱着ボディ
200A 固定用部材
200a 前面
200b 底面
MF メインフレーム
SF サブフレーム

Claims (3)

  1. 移動体上に配設され、着脱可能な脱着ボディの3箇所(全てが同一軸上である場合を除く。)以上に設けられた固定用部材を固定することにより脱着ボディを固定する固定装置であって、
    上記移動体に配設されるフレームと関節を介して回動可能に接続されるアームのみに配設され、上記固定用部材が嵌合する3個以上の保持部を具備し、
    上記保持部のうちの3個以上の保持部が、該固定用部材の上端位置又は下端位置を決める上下位置決め部と、該固定用部材の上下方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える上下保持部であり、
    上記保持部のうちの2個以上の保持部が、該固定用部材の左右位置を決める左右位置決め部と、該固定用部材の左右方向を位置決め位置で固定する固定部とを備える左右保持部であり、
    上記保持部のうちの1個以上の保持部が、該固定用部材の後端位置を決める後位置決め部と、該固定用部材の後端を位置決め位置で制限する固定部とを備える前後保持部であり、
    上記上下保持部、上記左右保持部及び上記前後保持部の各々は同一であっても又は異なってもよく、
    上記左右保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、
    上記上下保持部の少なくとも2個が前後方向に幅を有して配置され、
    上記上下保持部の少なくとも2個が左右方向に幅を有して配置され
    上記前後保持部における上記上下位置決め部と上記後位置決め部とが開閉可能な爪構造を形成し、該保持部が係止可能な爪機構を有する
    ことを特徴とする固定装置。
  2. 上記前後保持部における上記固定部が開閉可能な錠機構を有することを特徴とする請求項1に記載の固定装置。
  3. 上記移動体が、車両であり、
    上記脱着ボディが、ロケット弾発射用キャニスタを有するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の固定装置。
JP2014202739A 2014-10-01 2014-10-01 固定装置 Active JP6399449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202739A JP6399449B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014202739A JP6399449B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016068876A JP2016068876A (ja) 2016-05-09
JP6399449B2 true JP6399449B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=55865862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014202739A Active JP6399449B2 (ja) 2014-10-01 2014-10-01 固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6399449B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110132072B (zh) * 2019-04-26 2020-11-24 蓝箭航天空间科技股份有限公司 一种箭体支撑防风压紧装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4261025B2 (ja) * 2000-05-26 2009-04-30 新明和工業株式会社 脱着車両の荷箱固縛装置
ITRM20050166A1 (it) * 2005-04-07 2005-07-07 Mbda italia spa Lanciatore terrestre per missili a lancio verticale.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016068876A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016014310A (ja) スライドアームレストコンソール開閉装置
US9056576B2 (en) Utility vehicle
KR102406053B1 (ko) 슬라이딩 가능한 차량의 러기지 보드 어셈블리
CN105587191A (zh) 轴闩锁系统
JP6086028B2 (ja) 車両用ロック装置
JP6399449B2 (ja) 固定装置
JP5089219B2 (ja) 荷役車両
JP2007223367A (ja) コンテナ脱着車両及びコンテナ脱着方法
FR3097195A1 (fr) Porte d’aéronef à mécanisme de commande vertical
JP6406899B2 (ja) 移動制御装置
JP4878567B2 (ja) 荷役車両
JP5972210B2 (ja) 車両の後部突入防止装置
JP2009241631A (ja) 自動車荷室のボード開閉装置
GB2563003B (en) A Deployable footrest
JP6126504B2 (ja) コンテナ荷役車両
FR3035093A1 (fr) Dispositif de butoir escamotable pour installation de quai de chargement, installation de quai le comprenant et procede d'utilisation correspondant
KR102263737B1 (ko) 시트용 워크인장치
JP6619727B2 (ja) トラックの荷台扉開閉機構
KR102417387B1 (ko) 상용차의 캡 틸팅장치
EP1712390B1 (fr) Toit mobile pour véhicule découvrable et véhicule ainsi équipé
KR101745141B1 (ko) 트럭 캡 틸팅 잠금 장치
JP3976204B2 (ja) ウイングロック装置
JP4421587B2 (ja) ウイング扉の係止装置
JP2016215806A (ja) コンテナ荷役車両
JP5027545B2 (ja) コンテナ荷役車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6399449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250