JP6399429B2 - 点検装置、点検システム、中継装置 - Google Patents

点検装置、点検システム、中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6399429B2
JP6399429B2 JP2014043287A JP2014043287A JP6399429B2 JP 6399429 B2 JP6399429 B2 JP 6399429B2 JP 2014043287 A JP2014043287 A JP 2014043287A JP 2014043287 A JP2014043287 A JP 2014043287A JP 6399429 B2 JP6399429 B2 JP 6399429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
electrical equipment
communication path
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014043287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015170930A (ja
Inventor
聖師 安藤
聖師 安藤
好克 井藤
好克 井藤
常弘 北村
常弘 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014043287A priority Critical patent/JP6399429B2/ja
Publication of JP2015170930A publication Critical patent/JP2015170930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6399429B2 publication Critical patent/JP6399429B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、建物に設置されている電気設備を点検するための点検装置、この点検装置を用いるように構成された点検システム、この点検装置で電気設備を点検する際に用いられる中継装置に関する。
従来、空調装置、照明装置、給湯装置などの電気設備を点検する際には、電気設備の管理会社から作業員が派遣されている。建物において電気設備の設置された場所が、許可なく立ち入ることのできない私有空間である場合、点検のために私有空間の管理者の許可を受ける必要がある。たとえば、建物が集合住宅であって、電気設備が住戸に設けられている場合、住戸の管理者である居住者の許可がなければ電気設備の点検を行えない。
したがって、点検のための作業員が派遣されたときに、私有空間の管理者が不在である場合や、立ち入りを拒否された場合には、該当する私有空間に設置された電気設備の点検を行えないという問題がある。
一方、作業員を必要とせずに電気設備を自動的に管理するために、センサで取得した検査情報を電力線を介して中継装置に対して送信し、中継装置が外部ネットワークを介して管理装置に送信する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−228394号公報
特許文献1に記載された構成は、センサで取得した検査情報を外部ネットワークを用いて管理装置に送信しているから作業員の省力化に貢献する。その一方で、検査情報を取得したセンサは検査情報とともに送信される識別情報によって区別されるだけであるから、現実の電気設備と検査情報とを対応させることが困難である。また、外部ネットワークを経由して検査情報が送信されるから、検査情報の漏洩を防止するための対策費用が増加する可能性がある。
本発明は、私有空間に立ち入ることなく個々の私有空間に設置された電気設備の点検を可能にし、しかも、限定された範囲で電気設備の点検が安全に行われるようにした点検装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、この点検装置を用いるように構成された点検システム、この点検装置で電気設備を点検する際に用いられる中継装置を提供することを目的とする。
本発明に係る点検装置は、建物に設置されている電気設備を点検するために前記電気設備と通信する通信部と、前記電気設備との間で前記通信部を通して点検用の情報と前記電気設備を特定する識別情報とを授受する処理部と、前記建物における私有空間との境界部に露出して配置され、かつ前記電気設備との間に通信路が構成されている外部装置に対して接続状態と分離状態とが選択可能である接続部とを備え、前記通信部は、前記接続部が前記外部装置に対して接続状態である期間に、前記通信路を通して前記電気設備と通信することにより前記点検用の情報と前記識別情報とを授受するように構成されていることを特徴とする。
前記外部装置は、インターホン子機であることが望ましい。また、前記外部装置は、電力メータであってもよい。
また、前記建物は集合住宅であって、前記電気設備は住戸に設置されており、前記外部装置は、前記集合住宅における前記私有空間との境界部としての共用部に設置された統合盤であり、前記統合盤は、前記住戸ごとに配置された住宅情報盤との間で構内通信網を通して通信する構成であり、前記住宅情報盤は、前記電気設備との間に通信路が構成された構成であることが望ましい。
本発明に係る点検システムは、外部装置がインターホン子機である場合、前記点検装置と、前記インターホン子機と、前記インターホン子機と通信する機能、および前記電気設備の動作を管理する機能を有した住宅情報盤とを備え、前記通信路は、前記インターホン子機と前記電気設備との間に、前記住宅情報盤を経由するように構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る点検システムは、外部装置が電力メータである場合、前記点検装置と、前記電力メータと通信する機能、および前記電気設備と通信することにより前記電気設備の動作を管理する機能を有したHEMSコントローラとを備え、前記通信路は、前記電力メータと前記電気設備との間に、前記HEMSコントローラを経由するように構成されることを特徴とする。
あるいはまた、本発明に係る点検システムは、外部装置が統合盤である場合、前記点検装置と、前記統合盤および前記住宅情報盤とを備え、前記通信路は、前記統合盤と前記電気設備との間に、前記構内通信網と前記住宅情報盤とを経由するように構成されることを特徴とする。
本発明に係る中継装置は、上述したいずれかの点検装置が接続される前記外部装置に設けられている接続口との間で第1の通信路を構成する第1のインターフェイス部と、前記建物における私有空間に設置された前記電気設備との間に第2の通信路を構成する第2のインターフェイス部と、前記第1のインターフェイス部と前記第2のインターフェイス部との間で前記点検用の情報と前記識別情報とを中継する処理部とを備え、前記通信路は、前記第1の通信路および前記第2の通信路を経由するように構成されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、建物における私有空間との境界部に露出して配置されている外部装置に対して点検装置が接続状態である期間に、外部装置と電気設備との間の通信路を通して電気設備と通信することにより点検用の情報を授受する。したがって、私有空間に立ち入ることなく個々の私有空間に設置された電気設備の点検が可能になる。しかも、建物に配置された外部装置を通して電気設備の点検を行うから、外部ネットワークを用いて情報を伝送する場合と比べて、情報の漏洩に対する対応が容易であるという利点を有する。
実施形態1を示すブロック図である。 実施形態2を示すブロック図である。 実施形態3を示すブロック図である。
建物に設置されている電気設備の点検を作業員が行う場合、作業員は建物に入らなければならない。しかしながら、多くの建物では第三者が許可なく立ち入ることのできない私有空間があるから、電気設備の点検を行う作業員は、私有空間の管理者ごとに許可をとる必要がある。また、私有空間に立ち入って電気設備を点検する場合、私有空間の管理者による立ち会いが求められるから、通常は、私有空間の管理者に点検日を事前に連絡し、立ち会いが可能か否かを確認しておくことが要求される。
このように建物における私有空間に立ち入るには、管理者の許可が必要である上に、管理者の立ち会いも必要になるから、電気設備の点検作業には多大な手間と時間とが必要である。一方、建物であっても私有空間の内部に立ち入るのでなければ、作業員は私有空間の管理者に点検を予定している日時を事前に通知する程度の簡単な手続で点検の作業を行うことが可能になる。
以下に説明する実施形態は、このような視点に基づいて、作業員が私有空間に立ち入ることなく電気設備の点検を行うことを可能にする技術を提供する。以下において、建物において私有空間に立ち入ることなく作業員が触れてもよい場所を「私有空間との境界部」と呼ぶ。私有空間との境界部は、建物が戸建て住宅であれば、インターホン子機あるいは郵便受けの周辺であり、建物が集合住宅であれば、集合住宅の共用部である共用玄関、住戸ごとのインターホン子機の周辺などを意味する。また、建物が住宅目的ではなく、テナントビルなどである場合にも、私有空間との境界部は集合住宅に準じる。
図1のように、建物30における私有空間との境界部に露出して外部装置40が配置される。外部装置40は、建物30に設置されている電気設備20との間に通信路50が構成されている。以下に説明する実施形態では、建物30に設置されている電気設備20の点検を行うために、外部装置40に対して接続状態と分離状態とが選択可能である点検装置10が用いられる。点検装置10が外部装置40に対して接続状態である期間に、点検装置10は通信路50を通して電気設備20と通信することにより点検用の情報を授受する。
ここに、点検用の情報は、電気設備20の内部抵抗、内部温度などであって、以下の実施形態のように電気設備20として蓄電装置201を想定している場合、劣化度なども点検用の情報に含まれる。また、以下に説明する実施形態において、電気設備20は、他の装置と通信する機能を有しており、他の装置と通信することにより、他の装置に点検用の情報を引き渡せるように構成されている。なお、以下に説明する実施形態において、実線は電力線を表し、破線は情報が伝送される経路を表す。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、建物30が集合住宅301である場合を例として説明する。点検装置10は、通信部11と処理部12と接続部13とを備える。通信部11は、建物30に設置されている電気設備20を点検するために電気設備20と通信する。処理部12は、電気設備20との間で通信部11を通して点検用の情報を授受する。接続部13は、建物30における私有空間との境界部に露出して配置され、かつ電気設備20との間に通信路50が構成されている外部装置40に対して接続状態と分離状態とが選択可能である。ここに、通信部11は、接続部13が外部装置40に対して接続状態である期間に、通信路50を通して電気設備20と通信することにより点検用の情報を授受するように構成されている。
本実施形態では、私有空間は集合住宅301の専有部に相当し、私有空間との境界部は集合住宅301の共用部32に相当する。私有空間は、専有部のうちの住戸31であってもよい。電気設備20は、住戸31に設置されている。
ここでは、適宜のタイミング(たとえば、定期点検)で点検が必要である電気設備20として、電力系統21に連系する蓄電装置201を想定している。蓄電設備201は、電力系統21から受電した交流電力を直流電力に変換して蓄電池に充電し、蓄電池に充電された電力を交流電力に変換することにより住戸31に設けられた電気負荷(図示せず)に供給することが可能になっている。点検が必要である電気設備20は、たとえば、空調装置、照明装置、給湯装置、暖房装置などであってもよく、とくに制限はない。
集合住宅301において用いる外部装置40は、共用部32に設置された統合盤403であることが望ましい。統合盤403は、住戸31ごとに配置された住宅情報盤601との間で構内通信網511を通して通信する構成であり、住宅情報盤601は、電気設備20との間に通信路50が構成された構成であることが望ましい。
点検システムは、外部装置40が統合盤403である場合、点検装置10と、統合盤403および住宅情報盤601とを備えることが望ましい。この場合、通信路50は、統合盤403と電気設備20との間に、構内通信網511と住宅情報盤601とを経由するように構成されることが望ましい。
集合住宅301において、構内通信網511は、私有空間との境界部である共用部32に設置されたロビーインターホン33と、住戸31ごとに配置された住宅情報盤601との間で信号を伝送するために設けられている。この構内通信網511は、呼出信号、音声信号、映像信号などの種々の信号をデジタル信号として伝送する。統合盤403は、ロビーインターホン33と住宅情報盤601との間で、構内通信網511に設けられており、ロビーインターホン33と構内通信網511との間の経路の選択などを行うように構成されている。住宅情報盤601は、インターホン子機401とも接続され、インターホン子機401との間で信号を伝送することも可能になっている。
統合盤403は、共用部32に設置されており、私有空間ではないから集合住宅301の管理人が立ち会えば、住戸31ごとの居住者に許可を得ることなく、作業員による作業を行うことが可能である。統合盤403には、構内通信網511に点検装置10を接続するための接続口41が設けられている。
接続口41は、点検装置10との間で点検用の情報を授受するために設けられている。そのため、接続口41は、点検装置10の接続部13と電気的に結合する構成のほか、非接触で情報の伝送を行う構成であってもよい。前者の構成は、たとえばコネクタを用いて実現される。また、後者は、電波、電界、磁界などから選択される伝送媒体を用いて情報を伝送するように構成される。また、点検装置10と統合盤403との間で光を伝送媒体に用いて非接触で情報を伝送する構成であってもよい。この場合、接続部13および接続口41には、投光素子と受光素子との対がそれぞれ設けられる。
点検装置10は、外部装置40である統合盤403に対して接続状態と分離状態とが選択可能であって、接続状態である期間には、接続部13と接続口41との間で情報の授受が可能になる。たとえば、接続部13と接続口41とがコネクタにより構成される場合、統合盤403に点検装置10を接続状態にすると、コネクタが機械的および電気的に結合されるように構成されていることが望ましい。また、接続部13と接続口41との間で非接触で情報を伝送する構成の場合も、統合盤403に点検装置10を接続状態にすると、情報の伝送が可能になるように構成される。
外部装置40である統合盤403は、住戸31に設置されている住宅情報盤601との間で構内通信網511を通して通信可能である。したがって、住宅情報盤601と電気設備20とが通信可能であれば、外部装置40と電気設備20との間に、構内通信網511を含む通信路50が構成され、統合盤403と電気設備20との間で情報を伝送することが可能になる。
すなわち、住宅情報盤601は、外部装置40と電気設備20との間で情報を伝送する中継装置60として機能する。中継装置60は、第1のインターフェイス部61と第2のインターフェイス部62と処理部63とを備える。第1のインターフェイス部61は、点検装置10が接続される外部装置40に設けられている接続口41との間で第1の通信路51を構成する。第2のインターフェイス部62は、建物30における私有空間に設置された電気設備20との間に第2の通信路52を構成する。処理部63は、第1のインターフェイス部61と第2のインターフェイス部62との間で点検用の情報を中継する。通信路50は、第1の通信路51および第2の通信路52を経由するように構成されることが望ましい。以下、インターフェイス部を「I/F部」と記載する。
すなわち、統合盤403に対して点検装置10が接続状態になると、点検装置10は第1の通信路51としての構内通信網511を通して第1のI/F部61との間で情報の授受が可能になる。また、第1のI/F部61は処理部63を介して第2のI/F部62との間で情報の授受が可能になる。さらに、第2のI/F部62は第2の通信路52を通して電気設備20との間で情報の授受が可能になる。すなわち、第1の通信路51と第2の通信路52とを含む通信路50を通して、点検装置10と電気設備20との間で点検用の情報を授受することが可能になる。処理部63は、第1の通信路51と第2の通信路52との間で点検用の情報を中継するだけではなく、点検装置10の真正性を確認する機能を備えていることが望ましい。すなわち、処理部63は、正当な点検装置10を認証し、蓄電装置201に対する不正な接続を防止する機能を有していることが望ましい。
以上の説明から明らかなように、私有空間との境界部に設置されている外部装置40としての統合盤403に点検装置10を接続状態とすると、私有空間に設置されている電気設備20との間で点検用の情報を授受することが可能になる。
つまり、点検装置10が統合盤403に接続状態となっている期間に、点検装置10の処理部12は通信部11を通して点検対象である蓄電装置201に対して点検用の情報を送るように指示を与える。このとき、点検装置10は、点検に必要な動作を行う指示を、蓄電装置201に与えるようにしてもよい。
統合盤403は、複数の住宅情報盤601との間で通信可能であって、住宅情報盤601は蓄電装置201のほかにも電気設備20と通信する可能性がある。したがって、点検装置10は、点検対象である電気設備20を特定するために、電気設備20に指示を与えるときに、電気設備20を特定する識別情報を併せて送信する。
識別情報により特定された電気設備20は、点検装置10からの指示を受けると、電気設備20に固有の識別情報と点検用の情報とを併せて点検装置10に返送する。この動作により、点検装置10は、点検対象である電気設備20に関して点検用の情報を取得することが可能になる。
すなわち、電気設備20の点検作業を行う作業員は、私有空間に立ち入ることなく電気設備20の点検用の情報を取得することが可能になる。しかも、点検装置10と電気設備20との間の通信路50の範囲は、構内通信網511の範囲を超えることがないから、情報の漏洩に対する対策が容易である。
(実施形態2)
実施形態1は、建物30が集合住宅301である場合に適用することを想定している。本実施形態は、建物30が集合住宅301である場合のほか、建物30が集合住宅301ではない場合でも利用可能な技術について説明する。
図2に示すように、本実施形態において、外部装置40としてインターホン子機401が用いられる。建物30が集合住宅301である場合、インターホン子機401は住戸31ごとに玄関の周辺に配置される。また、建物30が戸建て住宅である場合、インターホン子機401は門扉の周辺あるいは玄関の周辺に配置される。
点検システムは、外部装置40がインターホン子機401である場合、点検装置10と、インターホン子機401と、インターホン子機401と通信する機能、および電気設備20の動作を管理する機能を有した住宅情報盤601とを備えることが望ましい。そして、通信路50は、インターホン子機401と電気設備20との間に、住宅情報盤601を経由するように構成されることが望ましい。
外部装置40としてのインターホン子機401は接続口41を備え、点検装置10がインターホン子機401に対して接続状態になると、点検装置10の接続部13と接続口41との間で点検用の情報を授受することが可能になる。接続部13および接続口41の構成は、実施形態1で説明した構成と同様である。インターホン子機401は、インターホン親機としての機能を有する住宅情報盤601と第1の通信路51を介して情報の授受が可能になっている。第1の通信路51は、インターホン子機401と住宅情報盤601との間で情報を伝送するために設けられており、有線の通信路が用いられる場合が多いが、無線の通信路が用いられる場合もある。
住宅情報盤601は、実施形態1と同様に中継装置60としての機能を有し、第2の通信路52を通して電気設備20との間で点検用の情報を授受するように構成されている。すなわち、点検装置10がインターホン子機401に対して接続状態である期間に、点検装置10は、住宅情報盤601を経由するように構成された通信路50を通して、電気設備20との間で点検用の情報を授受することが可能になる。
したがって、電気設備20を点検する作業員は、私有空間との境界部に設置されているインターホン子機401に点検装置10を接続状態とするだけで、電気設備20が設置されている私有空間に立ち入ることなく電気設備20の点検作業を行うことが可能になる。しかも、点検装置10と電気設備20との間の通信路50は私有空間の範囲にとどまるから、情報の漏洩に対する対策が容易になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態2と同様に、建物30が集合住宅301である場合のほか、建物30が集合住宅301ではない場合でも利用可能である。本実施形態は、図3に示すように、外部装置40として電力メータ402を用いている。電力メータ402は、私有空間に設置されているHEMS(Home Energy Management System)コントローラ602と通信する機能を有している。本実施形態で用いる電力メータ402は、いわゆるスマートメータである。
すなわち、本実施形態の点検システムは、外部装置40が電力メータ402である場合、点検装置10と、HEMSコントローラ602とを備える。HEMSコントローラ602は、電力メータ402と通信する機能、および電気設備20と通信することにより電気設備20の動作を管理する機能を有する。この場合、通信路50は、電力メータ402と電気設備20との間に、HEMSコントローラ602を経由するように構成されることが望ましい。
HEMSコントローラ602は、電気設備20と通信し、電気設備20の動作状態に関する情報を収集し、また必要に応じて電気設備20に対して動作状態を指示するように構成されている。また、HEMSコントローラ602は、電力メータ402との間で通信する機能を有し、電力メータ402を通して電力会社からの節電の指示(いわゆる、デマンドレスポンス情報)などを受け取る機能を有する。すなわち、HEMSコントローラ602は、電力メータ402と通信し、かつ電気設備20と通知する機能を有している。
したがって、電力メータ402と電気設備20との間で点検用の情報を中継するようにHEMSコントローラ602が構成されることにより、電力メータ402を外部装置40に用いて電気設備20の点検作業を行うことが可能になる。そのため、本実施形態のHEMSコントローラ602は、中継装置60としての機能を有している。
電力メータ402とHEMSコントローラ602との間の第1の通信路51は、電力線を通信路に用いる電力線搬送通信あるいは電波を媒体とする無線通信が可能になるように構成される。また、HEMSコントローラ602と電気設備20との間の第2の通信路52は、電力線を通信路に用いる電力線搬送通信あるいは電波を媒体とする無線通信が可能になるように構成される。すなわち、HEMSコントローラ602において中継装置60を構成する第1のI/F部61および第2のI/F部62は、それぞれ電力線搬送通信あるいは無線通信を行うように構成される。
以上のように、本実施形態のHEMSコントローラ602は、中継装置60としての機能を有する。つまり、点検装置10が電力メータ402に対して接続状態である期間に、点検装置10は、HEMSコントローラ602を経由するように構成された通信路50を通して、電気設備20との間で点検用の情報を授受することが可能になる。
したがって、電気設備20を点検する作業員は、私有空間との境界部に設置されている電力メータ402に点検装置10を接続状態とするだけで、電気設備20が設置されている私有空間に立ち入ることなく電気設備20の点検作業を行うことが可能になる。しかも、点検装置10と電気設備20との間の通信路50は私有空間の範囲にとどまるから、情報の漏洩に対する対策が容易になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
10 点検装置
11 通信部
12 処理部
13 接続部
20 電気設備
30 建物
31 住戸
32 共用部
40 外部装置
41 接続口
50 通信路
51 第1の通信路
52 第2の通信路
60 中継装置
61 第1のインターフェイス部
62 第2のインターフェイス部
63 処理部
301 集合住宅
401 インターホン子機
402 電力メータ
403 統合盤
511 構内通信網
601 住宅情報盤
602 HEMSコントローラ

Claims (8)

  1. 建物に設置されている電気設備を点検するために前記電気設備と通信する通信部と、
    前記電気設備との間で前記通信部を通して点検用の情報と前記電気設備を特定する識別情報とを授受する処理部と、
    前記建物における私有空間との境界部に露出して配置され、かつ前記電気設備との間に通信路が構成されている外部装置に対して接続状態と分離状態とが選択可能である接続部とを備え、
    前記通信部は、前記接続部が前記外部装置に対して接続状態である期間に、前記通信路を通して前記電気設備と通信することにより前記点検用の情報と前記識別情報とを授受するように構成されている
    ことを特徴とする点検装置。
  2. 前記外部装置は、インターホン子機である請求項1記載の点検装置。
  3. 前記外部装置は、電力メータである請求項1記載の点検装置。
  4. 前記建物は集合住宅であって、前記電気設備は住戸に設置されており、
    前記外部装置は、前記集合住宅における前記私有空間との境界部としての共用部に設置された統合盤であり、
    前記統合盤は、前記住戸ごとに配置された住宅情報盤との間で構内通信網を通して通信する構成であり、前記住宅情報盤は、前記電気設備との間に通信路が構成された構成である
    請求項1記載の点検装置。
  5. 請求項2記載の点検装置と、
    前記インターホン子機と、
    前記インターホン子機と通信する機能、および前記電気設備の動作を管理する機能を有した住宅情報盤とを備え、
    前記通信路は、前記インターホン子機と前記電気設備との間に、前記住宅情報盤を経由するように構成される
    ことを特徴とする点検システム。
  6. 請求項3記載の点検装置と、
    前記電力メータと通信する機能、および前記電気設備と通信することにより前記電気設備の動作を管理する機能を有したHEMSコントローラとを備え、
    前記通信路は、前記電力メータと前記電気設備との間に、前記HEMSコントローラを経由するように構成される
    ことを特徴とする点検システム。
  7. 請求項4記載の点検装置と、
    前記統合盤および前記住宅情報盤とを備え、
    前記通信路は、前記統合盤と前記電気設備との間に、前記構内通信網と前記住宅情報盤とを経由するように構成される
    ことを特徴とする点検システム。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の点検装置が接続される前記外部装置に設けられている接続口との間で第1の通信路を構成する第1のインターフェイス部と、
    前記建物における私有空間に設置された前記電気設備との間に第2の通信路を構成する第2のインターフェイス部と、
    前記第1のインターフェイス部と前記第2のインターフェイス部との間で前記点検用の情報と前記識別情報とを中継する処理部とを備え、
    前記通信路は、前記第1の通信路および前記第2の通信路を経由するように構成される
    ことを特徴とする中継装置。
JP2014043287A 2014-03-05 2014-03-05 点検装置、点検システム、中継装置 Active JP6399429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043287A JP6399429B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 点検装置、点検システム、中継装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043287A JP6399429B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 点検装置、点検システム、中継装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015170930A JP2015170930A (ja) 2015-09-28
JP6399429B2 true JP6399429B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54203324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014043287A Active JP6399429B2 (ja) 2014-03-05 2014-03-05 点検装置、点検システム、中継装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6399429B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3028137B2 (ja) * 1990-06-26 2000-04-04 松下電工株式会社 ワイヤレス試験機能を有したセキュリティー監視システム
JP2003296839A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Hochiki Corp 集合住宅用防災監視設備
US9518838B2 (en) * 2012-03-01 2016-12-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Slave suitable for energy management systems and energy management system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015170930A (ja) 2015-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9690272B2 (en) Indoor automation and control method and system thereof using RFID-to-Bluetooth selective adapter
TWI545920B (zh) 智慧閘道、智慧家居系統及家電設備的智慧控制方法
KR101956344B1 (ko) 스마트폰 인증키 기반 출입관리방법 및 그의 출입관리시스템
PL235076B1 (pl) System wielokanałowego wideodomofonu z dostępem do zaawansowanych usług cyfrowych
JP5887536B2 (ja) 機器管理システムおよび機器管理方法
KR101912349B1 (ko) 출입구 종합 통제시스템
KR20120135761A (ko) 분전반을 이용한 통합 감시?제어 시스템
JP5907734B2 (ja) 連携システム
JP6399429B2 (ja) 点検装置、点検システム、中継装置
JP6835605B2 (ja) 通信モジュール付きメーターおよび監視システム
KR20120061337A (ko) 사물 지능 통신 기반 홈 네트워크 시스템 및 이의 이용 방법
JP2008102812A (ja) 無線検針システム
JP2010147682A (ja) 無線通信システムおよび屋内基地局
JP6162979B2 (ja) 集合施設用光通信システム
JP2012015943A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP6660221B2 (ja) インターホンシステムおよび当該システムに係るデータ転送方法
CN108924492A (zh) 一种基于wifi组网模式的智慧可视门禁对讲系统
JP3997778B2 (ja) 無線親機および無線子機
KR101689623B1 (ko) 근거리 무선통신 기반의 건물관리 시스템
JP5988229B2 (ja) 機器管理システムおよび機器管理方法
CN101751707A (zh) 一种摄像机及使用该摄像机控制电子门的系统
KR102681495B1 (ko) 보안형 원격제어반 및 이를 포함하는 제로트러스트 건물관리시스템
JP4529806B2 (ja) 自動無線検針システム
JPH11259788A (ja) 情報通信システム
CN201804361U (zh) 智能无线网络联网锁

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180824

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6399429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151