JP6399210B2 - 代理応答装置、代理応答システム、及び代理応答方法 - Google Patents

代理応答装置、代理応答システム、及び代理応答方法 Download PDF

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Description

本発明は、異なる有線ネットワークに配置される通信装置が無線回線を介して周期的に通信する通信装置に関する。
発電所など複数の建屋に設備が散在するプラントでは、制御棟と他の建屋との間に産業用制御ネットワークの通信ケーブルが敷設されている。この通信ケーブルが津波などの災害で切断された場合、他の建屋の設備の制御が不能になる。
そこで、制御棟の有線ネットワークと別の建屋の有線ネットワークとにそれぞれ無線通信ユニットを接続し、建屋間の通信を無線で接続をする技術がある(下記、特許文献1参照)。
特開2008−295298号公報
一般に、産業用制御ネットワークに接続された制御装置は被制御装置と周期的にポーリング方式により通信を行っている。制御装置がネットワーク内の被制御装置に対して順番に問合せや指示を行い、被制御装置が制御装置に応答を送信している。一方、無線通信は有線通信と比較して、通信の遅延時間が長い。特許文献1のように建屋間の通信を無線で接続した場合、別の建屋の被制御装置からの応答が遅延し、ポーリングの周期が長くなってしまう。この影響により、無線で接続されていない有線ネットワークに接続された被制御機器へのポーリングの周期も長くなってしまい、結果としてシステム全体の制御周期が長くなってしまうという問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、有線ネットワーク間を無線回線で接続した場合に、システム全体の制御周期を維持する通信装置を得ることを目的としている。
有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と通常は有線回線を介して通信し、有線回線に障害が発生したと判定した場合に無線回線に切り替えて通信するシステムの第1のネットワークに配置される代理応答装置であって、制御装置から、被制御装置への要求コマンドを周期的に受信する受信制御部と、制御装置から入力される要求コマンドを第2のネットワークに配置される代理制御装置に無線回線を介して送信するとともに、被制御装置から制御装置への応答コマンドを代理制御装置から無線回線を介して受信する無線通信部と、無線通信部から入力される応答コマンドを保存する応答保存部と、要求コマンドの宛先である被制御装置から送信された応答コマンドが応答保存部に保存されている場合、応答コマンドを出力する応答生成部と、応答生成部から入力される応答コマンドを制御装置に送信する送信制御部と、を備えた
本発明によれば、有線ネットワーク間を無線回線で接続した場合に、システム全体の制御周期を維持することができる。
実施の形態1に係るネットワーク構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る被制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る代理応答装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る代理制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る代理応答装置の要求処理部と応答生成部の処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る代理制御装置の要求生成部の処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る代理制御装置の応答処理部の処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る制御装置、被制御装置、代理応答装置および代理制御装置の処理を示すシーケンス。 実施の形態1に係る制御装置、被制御装置、代理応答装置および代理制御装置の処理を示すシーケンス。 実施の形態1に係る代理応答装置および代理制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施の形態2に係る代理応答装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る代理制御装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る代理応答装置の要求処理部、応答生成部及び集約部の処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る代理制御装置の集約部の処理を示すフローチャート。 実施の形態2に係る制御装置、被制御装置、代理応答装置および代理制御装置の処理を示すシーケンス。 実施の形態2に係る制御装置、被制御装置、代理応答装置および代理制御装置の処理を示すシーケンス。 実施の形態3に係る代理応答装置の要求処理部、応答生成部の処理を示すフローチャート。 実施の形態3に係る制御装置、被制御装置、代理応答装置および代理制御装置の処理を示すシーケンス。 実施の形態4に係るネットワーク構成を示すブロック図。 実施の形態4に係る代理応答装置の構成を示すブロック図。 実施の形態4に係る代理制御装置の構成を示すブロック図。
実施の形態1.
まず、本発明のネットワークシステムの構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。制御棟10には、制御装置11、被制御装置12a、及び通信装置としての代理応答装置13が配置されている。制御棟10とは別の建屋14には、被制御装置12b〜c、及び通信装置としての代理制御装置15が配置されている。有線回線16には、制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置13、及び代理制御装置15が接続されている。有線回線16では、例えば、IEEE802.3や産業用制御ネットワークの規格に準拠した通信が行われる。無線回線17は、代理応答装置13と代理制御装置15とを無線で接続する。無線回線17は、例えば無線LAN(Local Area Network)に準拠した回線である。
制御装置11、被制御装置12a、及び代理応答装置13は、有線回線16による第1のネットワークを形成している。被制御装置12b〜c、及び代理制御装置15は、有線回線16による第2のネットワークを形成している。
制御装置11は、有線回線16を介して被制御装置12a〜cに要求コマンドを送信し、被制御装置12a〜cを制御する。被制御装置12a〜cは、要求コマンドに対する応答コマンドを制御装置11に送信する。有線回線16に障害が発生し、制御棟10内の装置と建屋14内の装置とが通信できない場合、制御装置11は代理応答装置13と代理制御装置15とを介して、被制御装置12b〜cと通信する。代理応答装置13と代理制御装置15との間は無線回線17で通信する。
なお、図1のネットワークシステムの構成は一例であり、建屋は複数あってもよい。各建屋に配置される被制御装置の数は何台でもよい。
また、有線回線16の通信は全てブロードキャストフレームを使用して行われるものとする。このため、送信元識別子及び宛先識別子はブロードキャストフレームのデータ部分に保存される。
次に、制御装置11の構成について説明する。
図2は、実施の形態1に係る制御装置11の構成を示すブロック図である。制御装置11は、要求生成部21、送信制御部22、受信制御部23、及び応答処理部24により構成される。
要求生成部21は、被制御装置12a〜cへの要求コマンドを生成し、要求コマンドと宛先を送信制御部22に出力する。
送信制御部22は、要求生成部21から入力される要求コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。送信制御部22は、送信元である制御装置11の識別子と要求コマンドの宛先の被制御装置の識別子とをフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部22は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部22は、フレームをブロードキャストで送信するため、ヘッダの宛先にはブロードキャストアドレスを設定し、有線回線16で送信する。送信制御部22は、フレームを送信した送信タイミングを受信制御部23に通知する。
受信制御部23は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部23は、フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれており、応答コマンドの宛先が自装置であれば、応答コマンドを応答処理部24に出力する。また、受信制御部23は、応答コマンドの受信がタイムアウトした場合にも応答処理部24に通知する。受信制御部23は、送信制御部22から通知される送信タイミングより応答コマンドの受信がタイムアウトするタイミングを算出しておく。
応答処理部24は、受信制御部23から入力される応答コマンドの内容に応じた処理を行い、処理結果を要求生成部21に出力する。また、応答処理部24は、受信制御部23から応答コマンドの受信がタイムアウトしたことを通知されると、タイムアウトした旨を要求生成部21に出力する。
次に、被制御装置12の構成について説明する。
図3は、実施の形態1に係る被制御装置12の構成を示すブロック図である。被制御装置12は、被制御装置12a〜cである。被制御装置12は、受信制御部31、要求処理部32、応答生成部33、及び送信制御部34により構成される。
受信制御部31は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部31は、フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれており、要求コマンドの宛先が自装置であれば、要求コマンドを要求処理部32に出力する。
要求処理部32は、受信制御部31から入力される要求コマンドが自装置宛の場合、要求コマンドに応じた処理を実施し、処理結果を応答生成部33に出力する。
応答生成部33は、要求処理部32から入力された処理結果に基づいて応答コマンドを生成し、応答コマンドと宛先とを送信制御部34に出力する。
送信制御部34は、応答生成部33から入力される応答コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。送信制御部34は、応答コマンドの宛先である制御装置11の識別子と送信元の被制御装置の識別子とをフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部34は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部34は、フレームをブロードキャストで送信するため、ヘッダの宛先にはブロードキャストアドレスを設定し、有線回線16で送信する。
次に、代理応答装置13の構成について説明する。
図4は、実施の形態1に係る代理応答装置13の構成を示すブロック図である。代理応答装置13は、受信制御部41、要求処理部42、応答生成部43、送信制御部44、識別子保存部45、無線通信部46、及び応答保存部47により構成される。
まず、代理応答装置13が自装置宛の要求コマンドを受信する場合について説明する。
受信制御部41は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部41は、フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれており、要求コマンドの宛先が自装置であれば、要求コマンドを要求処理部42に出力する。
要求処理部42は、受信制御部41から入力された要求コマンドの宛先が自装置の場合、要求コマンドに応じた処理を実施し、処理結果を応答生成部43に出力する。
応答生成部43は、要求処理部42から自装置に対する要求コマンドの処理結果が入力された場合、応答コマンドを生成し、応答コマンドと宛先の装置の識別子とを送信制御部44に出力する。
送信制御部44は、応答生成部43から入力された応答コマンドと宛先の装置の識別子とを、送信するフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部44は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部44は、フレームをブロードキャストで送信するため、ヘッダの宛先にはブロードキャストアドレスを設定し、有線回線16で送信する。
次に、代理応答装置13が被制御装置12b〜c宛の要求コマンドを受信する場合について説明する。
受信制御部41は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部41は、フレームのデータ部分を要求処理部42に出力する。
識別子保存部45は、代理応答装置13が応答を送信する被制御装置の識別子を保存する。例えば、図1に示す構成の場合、識別子保存部45は、建屋14に配置される被制御装置12b〜cの識別子を保存する。
要求処理部42は、識別子保存部45に保存されている識別子を参照する。受信制御部41から入力された要求コマンドの宛先が識別子保存部45に保存されている識別子と一致する場合、要求処理部42は、要求コマンドと宛先の被制御装置の識別子とを無線通信部46に出力する。また、要求処理部42は、要求コマンドの宛先の被制御装置の識別子を応答生成部43に出力する。
無線通信部46は、要求処理部42から入力された要求コマンドと宛先の被制御装置の識別子とを、送信する無線フレームのデータ部分に設定する。また、無線通信部46は、無線フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。無線通信部46は、代理制御装置15に無線回線17で無線フレームを送信する。また、無線通信部46は、代理制御装置15から無線回線17で無線フレームを受信する。無線フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれていれば、応答コマンドの送信元の識別子と応答コマンドとを応答保存部47に出力する。
応答保存部47は、応答コマンドの送信元の識別子と応答コマンドとを対応付けて保存する。
応答生成部43は、要求処理部42から被制御装置の識別子が入力された場合、識別子をキーに応答保存部47を検索する。応答生成部43は、被制御装置の識別子に対応する応答コマンドが応答保存部47にあれば読み出し、被制御装置の識別子と応答コマンドとを送信制御部44に出力する。
送信制御部44は、応答生成部43から入力された応答コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部44は、応答コマンドの送信元と宛先とをフレームのデータ部分に設定する。送信元は、応答生成部43から入力された識別子である。宛先は、制御装置11である。送信制御部44は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部44は、フレームをブロードキャストで送信するため、ヘッダの宛先にはブロードキャストアドレスを設定し、有線回線16で送信する。
次に、代理制御装置15の構成について説明する。
図5は、実施の形態1に係る代理制御装置15の構成を示すブロック図である。
代理制御装置15は、要求保存部51、要求生成部52、送信制御部53、受信制御部54、応答処理部55、及び無線通信部56により構成される。
要求保存部51は、代理応答装置13から無線回線17で受信した要求コマンドと宛先の識別子とを対応付けて保存する。
要求生成部52は、建屋14に配置される被制御装置12b〜cの識別子を保持している。要求生成部52は、代理応答装置13から無線回線17への切り替えが通知されると、周期的に被制御装置12b〜cへの要求コマンドを生成する。要求生成部52は、要求保存部51に要求コマンドが保存されていれば読み出して要求コマンドを生成し、要求コマンドと宛先とを送信制御部53に出力する。
送信制御部53は、要求生成部52から入力される要求コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。送信制御部53は、送信元である制御装置11の識別子と要求コマンドの宛先の被制御装置の識別子とをフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部53は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部53は、フレームをブロードキャストで送信するため、ヘッダの宛先にはブロードキャストアドレスを設定し、有線回線16で送信する。送信制御部53は、フレームを送信した送信タイミングを受信制御部54に通知する。
受信制御部54は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部54は、フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれており、応答コマンドの宛先が制御装置11であれば、応答コマンドの送信元の識別子と応答コマンドとを応答処理部55に出力する。また、受信制御部54は、応答コマンドの受信がタイムアウトした場合、タイムアウトした旨を応答処理部55に通知する。受信制御部54は、送信制御部53から通知される送信タイミングより応答コマンドの受信がタイムアウトするタイミングを算出しておく。
応答処理部55は、受信制御部54から入力される応答コマンドと送信元の識別子とを無線通信部56に出力する。
無線通信部56は、応答処理部55から入力される応答コマンドと送信元の識別子とを、送信する無線フレームのデータ部分に設定する。また、無線通信部56は、無線フレームのデータ部分に宛先として制御装置11を設定する。また、無線通信部56は、無線フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。無線通信部56は、代理応答装置13に無線回線17で無線フレームを送信する。また、無線通信部56は、代理応答装置13から無線回線17で無線フレームを受信する。無線フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれていれば、要求コマンドの宛先の識別子と要求コマンドとを要求保存部51に出力する。要求保存部51は、要求コマンドの宛先の識別子と要求コマンドとを対応付けて保存する。
次に、代理応答装置13の動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る代理応答装置13の要求処理部42と応答生成部43の処理を示すフローチャートである。
要求処理部42は、受信制御部41から要求コマンドが入力されると処理を開始する。要求処理部42は、受信制御部41から要求コマンドを受信する(S101)。次に、要求処理部42は、要求コマンドの宛先が自装置か判定する(S102)。要求コマンドの宛先が自装置宛の場合、応答生成部43に通知し、S106に進む。S102において、要求コマンドの宛先が自装置でない場合、S103に進む。
要求処理部42は、識別子保存部45を参照し、要求コマンドの宛先が保存されているかどうか判定する(S103)。S103において、要求コマンドの宛先が識別子保存部45にない場合、処理を終了する。要求コマンドの宛先が識別子保存部45にある場合、S104に進む。要求処理部42は、要求コマンドの宛先の識別子を応答生成部43に出力する(S104)。要求処理部42は、無線通信部46を介して要求コマンドを代理制御装置15に送信する(S105)。
応答生成部43は、応答保存部47を参照する(S107)。応答生成部43は、要求処理部42から入力された識別子に対応する応答コマンドがあればS108に進む。応答生成部43は、応答保存部47に保存された応答コマンドを読み出し、応答コマンドを生成する(S108)。応答生成部43は、生成した応答コマンドを送信制御部44に出力し(S109)、処理を終了する。また、S102において、要求コマンドの宛先が自装置の場合、応答生成部43は、自装置宛の要求コマンドに対する応答コマンドを生成すると(S106)、生成した応答コマンドを送信制御部44に出力し(S109)、処理を終了する。また、S107において、応答生成部43は、要求処理部42から入力された識別子に対応する応答コマンドが応答保存部47になければ処理を終了する。
次に、代理制御装置15の動作について説明する。
図7は、実施の形態1に係る代理制御装置15の要求生成部52の処理を示すフローチャートである。
要求生成部52は、無線回線17への切り替えが通知されると、周期的に動作する。要求生成部52は、建屋14に配置される被制御装置12b〜cの識別子を保持している。要求生成部52は、被制御装置12b〜cに要求コマンドを送信済みか判定する(S201)。被制御装置12b〜cに送信済みでない場合、要求生成部52は、要求保存部51から被制御装置12bに対する要求コマンドを読み出す(S202)。要求生成部52は、被制御装置12bに対する要求コマンドを生成し、送信制御部53に出力する(S203)。処理はS201に戻る。
要求生成部52は、被制御装置12b〜cに要求コマンドを送信済みか判定する(S201)。被制御装置12cに送信済みでない場合、要求生成部52は、要求保存部51から被制御装置12cに対する要求コマンドを読み出す(S202)。要求生成部52は、被制御装置12cに対する要求コマンドを生成し、送信制御部53に出力する(S203)。処理はS201に戻る。要求生成部52は、再び、被制御装置12b〜cに要求コマンドを送信済みか判定する。送信済みの場合、処理は終了する。次の周期になると、要求生成部52は、再び代理制御する対象の被制御装置12b〜cに対して要求コマンドを生成し、要求コマンドを送信制御部53に出力する。
図8は、実施の形態1に係る代理制御装置15の応答処理部55の処理を示すフローチャートである。
応答処理部55は、受信制御部54より被制御装置12b〜cからの応答コマンドを受信すると処理を開始する。応答処理部55は、応答コマンドを無線通信部56に出力し(S301)、処理を終了する。
次に、ネットワークシステム全体の動作について説明する。なお、説明の簡略化のため、装置名を主体に動作を説明する。
図9は、実施の形態1に係る制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置13および代理制御装置15の処理を示すシーケンスである。
図10は、実施の形態1に係る制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置13および代理制御装置15の処理を示すシーケンスである。図10は、図9の続きのシーケンスである。図9、10において、簡単のため、要求コマンドを「要求」、応答コマンドを「応答」と記載する。
制御装置11は、有線回線16経由の通信で建屋14の被制御装置12b〜cから応答が複数回返ってこない場合、有線回線16のケーブルが切断されたと判断し、代理応答装置13にバックアップ回線である無線回線17の起動要求コマンドを送信する。代理応答装置13は、代理制御装置15にバックアップ回線の起動要求コマンドを送信する(S401)。代理制御装置15は、起動要求コマンドに対する応答を代理応答装置13に送信する。代理応答装置13は、起動要求コマンドに対する応答を制御装置11に送信する(S402)。制御装置11は、被制御装置12a〜cとの要求コマンドの送信及び応答コマンドの受信を再開する。
制御装置11は、被制御装置12aに要求コマンド1aを送信し(S403)、被制御装置12aから応答コマンド1aを受信する(S404)。制御装置11は、被制御装置12bへの要求コマンド2aを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド2aを代理制御装置15に送信する。制御装置11において、被制御装置12bからの応答はタイムアウトする(S405)。被制御装置12cへの要求コマンド3aを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド3aを代理制御装置15に送信する。制御装置11において、被制御装置12cからの応答はタイムアウトする(S406)。制御装置11は、被制御装置12aに要求コマンド1bを送信し(S407)、被制御装置12aから応答コマンド1bを受信する(S408)。このようにして、制御装置11は、被制御装置12a〜cとの通信を繰り返す。
一方、代理応答装置13は、制御装置11からバックアップ回線の起動要求コマンドを受信すると、代理応答装置13の要求処理部42が、代理応答する対象の装置の情報を識別子保存部45から取得する。ここでは、代理応答する対象の装置は、被制御装置12b〜cである。代理応答装置13は、無線回線17を通じて被制御装置12b〜cへの要求コマンド2a、3aを建屋14の代理制御装置15に送信する。代理制御装置15は、無線回線17への切り替えを認識すると、被制御装置12b〜cに対して、周期的に要求コマンドを送信する。
代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド2aを被制御装置12bに送信する(S409)。被制御装置12bは、代理制御装置15に応答コマンド2aを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド2aを送信する(S410)。
また、代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド3aを被制御装置12cに送信する(S411)。被制御装置12cは、代理制御装置15に応答コマンド3aを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド3aを送信する(S412)。
代理制御装置15は、代理応答装置13から新たな要求コマンドを受信していない場合、すでに受信した要求コマンド2a、3aを被制御装置12b〜cに送信する(S413、S415)。代理制御装置15は、すでに受信した被制御装置12b宛の要求コマンドのうち、最新の要求コマンドを送信する。代理制御装置15は、被制御装置12b〜cから応答コマンド2b、3bを受信すると、無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド2b、3bを送信する(S414、S416)。
また、代理制御装置15は、無線回線17が使用中などで、例えば応答コマンド2aの送信を開始する前に新たな応答コマンド2bを受信した場合、最新の応答コマンド2bを代理応答装置13に送信する。
また、代理応答装置13は、代理制御装置15から応答コマンドを受信すると、応答保存部47に応答コマンドを保存する(S410、S412、S414、S416)。
次に、制御装置11は、被制御装置12aに新たな要求コマンド1cを送信する(S417)。被制御装置12aから応答コマンド1cを受信する(S418)。
次に、制御装置11は、被制御装置12bへの要求コマンド2aを代理応答装置13に送信する(S419)。一方、S414において、代理応答装置13は被制御装置12bから応答コマンド2bを受信している。代理応答装置13の応答生成部43は、応答保存部47を参照し、被制御装置12bからの応答コマンド2bが保存されているため、応答コマンド2bを読み出し、制御装置11に送信する。代理応答装置13は、すでに受信した被制御装置12bからの応答コマンドのうち、最新の応答コマンドを制御装置11に送信する(S428)。
次に、制御装置11は、被制御装置12cへの要求コマンド3aを代理応答装置13に送信する(S421)。一方、S416において、代理応答装置13は被制御装置12cから応答コマンド3bを受信している。代理応答装置13は、応答保存部47を参照し、被制御装置12cからの応答コマンド3bが保存されているため、応答コマンド3bを読み出し、制御装置11に送信する。代理応答装置13は、すでに受信した被制御装置12cからの応答コマンドのうち、最新の応答コマンドを制御装置11に送信する(S422)。
次に、制御装置11は、被制御装置12aに新たな要求コマンド1dを送信し(S423)、被制御装置12aから応答コマンド1dを受信する(S424)。
次に、制御装置11は、被制御装置12bへの新たな要求コマンド2dを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド2dを代理制御装置15に送信する(S425)。代理応答装置13は、応答保存部47を参照し、被制御装置12bからの最新の応答コマンド2bを読み出し、制御装置11に送信する(S426)。
次に、制御装置11は、被制御装置12cへの新たな要求コマンド3dを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド3dを代理制御装置15に送信する(S427)。代理応答装置13は、応答保存部47を参照し、被制御装置12cからの最新の応答コマンド3bを読み出し、制御装置11に送信する(S428)。
代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド2dを被制御装置12bに送信する(S429)。被制御装置12bは、代理制御装置15に応答コマンド2dを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド2dを送信する(S430)。
また、代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド3dを被制御装置12cに送信する(S431)。被制御装置12cは、代理制御装置15に応答コマンド3dを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド3dを送信する(S432)。
代理応答装置13は、応答保存部47に保存されている応答コマンドが更新されない場合、制御装置11からの要求コマンドに対して、前回と同じ応答コマンドを返す。例えば、図10のS426とS428の場合である。制御装置11は、応答コマンドのシーケンス番号により、その応答コマンドが更新されたものか、前回と同じ応答コマンドなのかを判定する。
また、制御装置11は、応答コマンドの受信がタイムアウトするか、応答コマンドのシーケンス番号が前回受信したものと同じ場合、同じ要求コマンドを送信する。例えば、図9のS405とS419の場合や、図9のS406と図10のS421の場合である。制御装置11は、応答コマンドが前回受信したシーケンス番号と異なる場合、新たな要求コマンドを送信する。例えば、図10のS425とS427の場合である。図9及び図10において、制御棟10内の被制御装置12aに対する応答は通信ごとに更新されているため、制御装置11は、毎回新たな要求コマンドを送信する。例えば、図9のS403、S407、S425、図10のS423の場合である。
次に、代理応答装置13および代理制御装置15のハードウェア構成について説明する。
図11は、実施の形態1に係る代理応答装置13および代理制御装置15のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
代理応答装置13は、メモリ61、プロセッサ62、通信機63、及び無線通信機64により構成される。無線通信機64にはアンテナが接続されている。
メモリ61は、受信制御部41、要求処理部42、応答生成部43、送信制御部44、及び無線通信部46の各機能を実現するためのプログラム及びデータを記憶する。また、メモリ61は、識別子保存部45及び応答保存部47の各機能を実現するためのデータを記憶する。メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)で構成される。
プロセッサ62は、メモリ61に記憶されたプログラム及びデータを読み出し、受信制御部41、要求処理部42、応答生成部43、送信制御部44、及び無線通信部46の各機能を実現する。プロセッサ62は、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路により、実現される。
なお、複数の処理回路が連携して、受信制御部41、要求処理部42、応答生成部43、送信制御部44、及び無線通信部46の機能を実行するように構成してもよい。
通信機63は、メモリ61及びプロセッサ62とともに、受信制御部41及び送信制御部44の各機能を実現する。通信機63は、送信機と受信機とから構成され、有線回線を介して他の装置と信号を送受信する。通信機63は、例えば、IEEE802.3や産業用制御ネットワークの規格に準拠した通信機である。
無線通信機64は、メモリ61及びプロセッサ62とともに、無線通信部46の機能を実現する。無線通信機64は、無線送信機と無線受信機とから構成され、無線回線を介して他の装置と無線信号を送受信する。無線通信機64は、例えば、無線LANの無線アダプタ等の無線通信機である。
代理制御装置15は、メモリ65、プロセッサ66、通信機67、及び無線通信機68により構成される。無線通信機68にはアンテナが接続されている。
メモリ65は、要求生成部52、送信制御部53、受信制御部54、応答処理部55、及び無線通信部56の各機能を実現するためのプログラム及びデータを記憶する。また、メモリ65は、要求保存部51の機能を実現するためのデータを記憶する。メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)で構成される。
プロセッサ66は、メモリ65に記憶されたプログラム及びデータを読み出し、要求生成部52、送信制御部53、受信制御部54、応答処理部55、及び無線通信部56の各機能を実現する。プロセッサ62は、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路により、実現される。
なお、複数の処理回路が連携して、要求生成部52、送信制御部53、受信制御部54、応答処理部55、及び無線通信部56の機能を実行するように構成してもよい。
通信機67は、メモリ65及びプロセッサ66とともに、送信制御部53及び受信制御部54の各機能を実現する。通信機67は、送信機と受信機とから構成され、有線回線を介して他の装置と信号を送受信する。通信機67は、例えば、IEEE802.3や産業用制御ネットワークの規格に準拠した通信機である。
無線通信機68は、メモリ65及びプロセッサ66とともに、無線通信部56の機能を実現する。無線通信機64は、無線送信機と無線受信機とから構成され、無線回線を介して他の装置と無線信号を送受信する。無線通信機68は、例えば、無線LAN(Local Area Network)の無線アダプタ等の無線通信機である。
したがって、本実施の形態では、有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と無線回線を介して通信するシステムの第1のネットワークに配置される通信装置であって、制御装置から、第2のネットワークに配置される第1の被制御装置への要求コマンドを周期的に受信する受信制御部と、受信制御部が要求コマンドを受信したときに、第1の被制御装置から受信済みの制御装置への応答コマンドに基づいて制御装置への応答コマンドを生成する応答生成部と、制御装置への応答コマンドを制御装置に送信する送信制御部と、を備えたので、有線ネットワーク間を無線回線で接続した場合でもシステム全体の制御周期を維持することができる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、代理制御装置15が保持している要求コマンドのうち最新の要求コマンドを周期的に被制御装置12b〜cに対して送信するとともに、代理応答装置13が制御装置11からの要求コマンドに対して保持している応答コマンドのうち最新の応答コマンドを被制御装置12b〜cに送信するようにしたものであるが、本実施の形態においては、代理応答装置が要求コマンドを集約して代理制御装置に送信するとともに、代理制御装置が応答コマンドを集約して代理応答装置に送信する実施の形態を示す。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1と異なる部分について、説明する。
ネットワークシステムの構成は、図1において代理応答装置13及び代理制御装置15が、代理応答装置40及び代理制御装置50に置き換わった構成である。
図12は、実施の形態2に係る代理応答装置40の構成を示すブロック図である。代理応答装置40は、図4の代理応答装置13に対して集約部48及び分離部49が追加されている。
受信制御部41から入力された要求コマンドの宛先が識別子保存部45に保存されている識別子と一致する場合、要求処理部42は、要求コマンドと宛先の被制御装置の識別子とを集約部48に出力する。集約部48は、識別子保存部45を参照し、集約する対象の被制御装置12b〜cを把握する。集約部48は、被制御装置12bに対する要求コマンドと被制御装置12cに対する要求コマンドとを1つのフレームに集約した集約要求コマンドを無線通信部46に出力する。
また、無線通信部46は、複数の被制御装置からの応答コマンドが集約されたフレームを受信し、分離部49に出力する。分離部49は、集約応答コマンドを分離し、応答コマンドを応答保存部47に保存する。
図13は、実施の形態2に係る代理制御装置50の構成を示すブロック図である。代理制御装置50は、実施の形態1の代理制御装置15に対して集約部57及び分離部58が追加されている。
応答処理部55は、受信制御部54から入力される応答コマンドを集約部57に出力する。集約部57は、被制御装置12bからの応答コマンドと被制御装置12cからの応答コマンドとを1つのフレームに集約し、集約応答コマンド無線通信部56に出力する。
また、無線通信部56は、複数の被制御装置への要求コマンドが集約されたフレームを受信し、分離部58に出力する。分離部58は、集約要求コマンドを分離し、要求コマンドを要求保存部51に保存する。
次に、代理応答装置40の動作について説明する。
図14は、実施の形態2に係る代理応答装置40の要求処理部42、応答生成部43及び集約部48の処理を示すフローチャートである。
要求処理部42は、受信制御部13から要求コマンドが入力されると処理を開始する。S501〜S504の処理は図6のS101〜S104の処理と同じため、説明を省略する。S505において、要求処理部42は、要求コマンドを集約部48に出力する(S505)。
次に、集約部48は、代理応答の対象である被制御装置12b〜cへの要求コマンドが入力されたかどうか判定する(S506)。被制御装置12b〜cへの要求コマンドが入力済みの場合、集約部48は、要求コマンドを1つのフレームに集約し、無線通信部46に出力する(S507)。処理はS509に進む。S506において、被制御装置12b〜cへの要求コマンドが入力済みでない場合、処理はS501に戻る。
S508〜S511の処理は、図6のS106〜S109の処理と同じため、説明を省略する。
次に、代理制御装置50の動作について説明する。
図15は、実施の形態2に係る代理制御装置50の集約部57の処理を示すフローチャートである。
集約部57は、応答処理部55から応答コマンドが入力されると処理を開始する。集約部57は、応答処理部55から応答コマンドを受信する(S601)。次に、集約部57は、代理応答の対象である被制御装置12b〜cから応答コマンドが入力されたかどうか判定する(S602)。被制御装置12b〜cからの応答コマンドが入力済みの場合、集約部57は、応答コマンドを1つのフレームに集約し、無線通信部56に出力する(S603)。処理は終了する。S602において、被制御装置12b〜cからの応答コマンドが入力済みでない場合、処理はS601に戻る。
次に、ネットワークシステム全体の動作について説明する。なお、説明の簡略化のため、装置名を主体に動作を説明する。
図16は、実施の形態2に係る制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置40および代理制御装置50の処理を示すシーケンスである。
図17は、実施の形態2に係る制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置40および代理制御装置50の処理を示すシーケンスである。図17は、図16の続きのシーケンスである。図16、17において、簡単のため、要求コマンドを「要求」、応答コマンドを「応答」と記載する。
図16のS701〜S704の処理は、図9のS401〜S404の処理と同じため、説明を省略する。S705より説明する。
制御装置11は、被制御装置12bへの要求コマンド2aを代理応答装置40に送信する(S705)。制御装置11は、被制御装置12cへの要求コマンド3aを代理応答装置40に送信する(S06)。制御装置11において、被制御装置12b〜cからの応答はタイムアウトする。制御装置11は、被制御装置12aに要求コマンド1bを送信し(S707)、被制御装置12aから応答コマンド1bを受信する(S708)。このようにして、制御装置11は、被制御装置12a〜cとの通信を繰り返す。
一方、代理応答装置40は、制御装置11からバックアップ回線である無線回線17の起動要求コマンドを受信すると、代理応答装置40の要求処理部42が、代理応答する対象の装置の情報を識別子保存部45から取得する。ここでは、代理応答する対象の装置は、被制御装置12b〜cである。代理応答装置40は、被制御装置12b〜cへの要求コマンド2a、3aを集約し、集約要求コマンド23aとして無線回線17を通じて代理制御装置50に送信する(S709)。
代理制御装置50は、代理応答装置40から集約要求コマンド23aを受信すると、要求コマンド2aと要求コマンド3aとに分離する。代理制御装置50は、被制御装置12bに要求コマンド2aを送信する(S710)と、被制御装置12bから応答コマンド2aを受信する(S711)。また、代理制御装置50は、被制御装置12bに要求コマンド3aを送信する(S712)と、被制御装置12cから応答コマンド3aを受信する(S713)。代理制御装置50は、被制御装置12b〜cから応答コマンドを受信すると、1つのフレームに集約し、集約応答コマンド23aとして代理制御装置50に無線回線17で送信する(S714)。
代理制御装置50は、制御装置11に代わって周期的に被制御装置12b〜cに対して要求コマンドを送信する。代理制御装置50は、新たに集約要求コマンドを受信していないため、すでに受信した集約要求コマンド23aを分離した要求コマンド2aを被制御装置12bに送信し(S715)、応答コマンド2bを受信する(S716)。また、代理制御装置50は、すでに受信した集約要求コマンド23aを分離した要求コマンド3aを被制御装置12cに送信し(S717)、応答コマンド3bを受信する(S718)。
代理制御装置50は、被制御装置12b〜cから応答コマンド2b、3bを受信すると1つのフレームに集約し、集約応答コマンド23bとして代理制御装置50に無線回線17で送信する(S719)。その後、図7には記載していないが、代理制御装置50は、被制御装置12b〜cから応答コマンド2c、3cを受信する。代理制御装置50は、応答コマンド2c、3cを1つのフレームに集約し、集約応答コマンド23cとして代理制御装置50に無線回線17で送信するが、送信に失敗する(S720)。
なお、代理制御装置50は、無線回線17が使用中などで、例えば集約応答コマンド23aの送信を開始する前に新たな応答コマンドを受信した場合、最新の応答コマンドを代理応答装置40に送信する。
代理応答装置40は、代理制御装置50から集約応答コマンド23a、23bを受信すると、応答コマンドを分離し、応答保存部47に応答コマンドを保存する(S714、S719)。
次に、制御装置11は、被制御装置12aに新たな要求コマンド1cを送信し(S721)、被制御装置12aから応答コマンド1cを受信する(S722)。
次に、制御装置11は、要求コマンド2aを代理応答装置40に送信する(S723)。一方、S713において、代理応答装置40は集約要求コマンド23aに対する集約応答コマンド23aを受信している。代理応答装置40の応答生成部43は、応答保存部47を参照し、被制御装置12bからの応答コマンド2aが保存されているため、応答コマンド2aを読み出し、制御装置11に送信する(S724)。
次に、制御装置11は、要求コマンド3aを代理応答装置40に送信する(S725)。一方、S719において、代理応答装置40は集約要求コマンド23aに対する応答コマンド23bを受信している。代理応答装置40は、応答保存部47を参照し、被制御装置12cからの応答コマンド3bが保存されているため、応答コマンド3bを読み出し、制御装置11に送信する(S726)。
次に、制御装置11は、被制御装置12aに新たな要求コマンド1dを送信し(S727)、被制御装置12aから応答コマンド1dを受信する(S728)。
次に、制御装置11は、被制御装置12bへの新たな要求コマンド2dを代理応答装置40に送信する(S729)。代理応答装置40の応答生成部43は、応答保存部47を参照し、被制御装置12bに対する最新の応答コマンド2bを読み出し、制御装置11に送信する(S730)。また、制御装置11は、被制御装置12cへの新たな要求コマンド3dを代理応答装置40に送信する(S731)。代理応答装置40の応答生成部43は、応答保存部47を参照し、被制御装置12cに対する最新の応答コマンド3bを読み出し、制御装置11に送信する(S732)。
代理応答装置40は、被制御装置12b〜cへの要求コマンド2d、3dを集約し、集約要求コマンド23dとして無線回線17を通じて代理制御装置50に送信する(S733)。
代理制御装置50は、代理応答装置40から集約要求コマンド23dを受信すると、要求コマンド2dと要求コマンド3dとに分離する。代理制御装置50は、被制御装置12bに要求コマンド2dを送信する(S734)と、被制御装置12bから応答コマンド2dを受信する(S735)。また、代理制御装置50は、被制御装置12bに要求コマンド3dを送信する(S736)と、被制御装置12cから応答コマンド3dを受信する(S737)。
代理制御装置50は、被制御装置12b〜cから受信した応答コマンドを1つのフレームに集約し、集約応答コマンド23dとして代理制御装置50に無線回線17で送信する(S738)。
要求処理部から入力される、第2のネットワークに配置される複数の被制御装置への複数の要求コマンドを1つのフレームに集約した集約要求コマンドを生成し、集約要求コマンドを出力する集約部を備えるので、建屋14に多数の被制御装置がある場合には、無線通信のオーバヘッドを低減し、システム全体の制御周期を維持することができる。さらに、制御周期を高速化することも可能である。
実施の形態3.
以上の実施の形態2では、要求コマンドと応答コマンドを集約するようにしたものであるが、本実施の形態においては、代理応答装置13がバックアップ回線である無線回線に切り替え後すぐに応答コマンドを制御装置11に送信する実施の形態を示す。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1に記載の構成を全て備えた上で、更に付加的な構成について説明する。
ネットワークシステムの構成は、図1と同じである。実施の形態1の代理応答装置13及び代理制御装置15として説明するが、実施の形態2の代理応答装置50及び代理制御装置50であってもよい。
次に、代理応答装置13の動作について説明する。
図18は、実施の形態3に係る代理応答装置13の要求処理部42、応答生成部43の処理を示すフローチャートである。
要求処理部42は、受信制御部13から要求コマンドが入力されると処理を開始する。S801〜S806、S808の処理は図6のS101〜S106、S108の処理と同じため、説明を省略する。S807において、応答生成部43は、要求処理部42から入力された識別子に対応する応答コマンドがなければ、データ部分がダミーの値の応答コマンドを生成する(S810)。S809において、要求処理部42は、ダミーの値の応答コマンドを送信制御部44に出力する。処理は終了する。
次に、ネットワークシステム全体の動作について説明する。
図19は、実施の形態3に係る制御装置11、被制御装置12a〜c、代理応答装置13および代理制御装置15の処理を示すシーケンスである。
図19のS901〜S904の処理は、図9のS401〜S404の処理と同じため、説明を省略する。S905より説明する。
制御装置11は、被制御装置12bへの要求コマンド2aを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド2aを代理制御装置15に送信する(S905)。代理応答装置13の応答生成部43は、応答保存部47を参照するが、被制御装置12bからの応答コマンドは保存されていない。応答生成部43は、データ部分がダミーの値の応答コマンドを作成し、制御装置11に送信する(S906)。
次に、制御装置11は、被制御装置12cへの要求コマンド3aを代理応答装置13に送信し、代理応答装置13が要求コマンド3aを代理制御装置15に送信する(S907)。代理応答装置13の応答生成部43は、応答保存部47を参照するが、被制御装置12cからの応答コマンドは保存されていない。応答生成部43は、データ部分がダミーの値の応答コマンドを作成し、制御装置11に送信する(S908)。
次に、制御装置11は、被制御装置12aに要求コマンド1bを送信し(S909)、被制御装置12aから応答コマンド1bを受信する(S910)。制御装置11は、被制御装置12a〜cとの通信を繰り返す。
代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド2aを被制御装置12bに送信する(S911)。被制御装置12bは、代理制御装置15に応答コマンド2aを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド2aを送信する(S912)。
また、代理制御装置15は、代理応答装置13から受信した要求コマンド3aを被制御装置12cに送信する(S913)。被制御装置12cは、代理制御装置15に応答コマンド3aを送信し、代理制御装置15は無線回線17を通じて代理応答装置13に応答コマンド3aを送信する(S914)。
したがって、本実施の形態では、応答生成部は、受信制御部が要求コマンドを受信したときに、第1の被制御装置から制御装置への応答コマンドを受信していない場合、データ部分にダミーの値を設定して制御装置への応答コマンドを生成するので、無線回線17への切り替え直後でも代理応答装置が応答コマンドの受信待ちでタイムアウトが発生するのを防ぐことができる。よって、システム全体の制御周期を維持することができる。
実施の形態4.
以上の実施の形態3では、代理応答装置13がバックアップ回線である無線回線に切り替え後すぐに応答コマンドを制御装置11に送信するようにしたものであるが、本実施の形態においては、代理応答装置と代理制御装置とが他の無線通信装置を介して通信する実施の形態を示す。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1との違いを説明する。
まず、ネットワークシステムの構成について説明する。
図20は、実施の形態4に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1のネットワークシステムの構成との違いは、制御棟10に無線通信装置18が追加され、建屋14に無線通信装置19が追加されたことである。また、代理応答装置13及び代理制御装置15は、代理応答装置60及び代理制御装置70に置き換わっている。代理応答装置60と代理制御装置70は、無線通信装置18及び無線通信装置19を介して無線回線17で通信する。
次に、代理応答装置60の構成について説明する。
図21は、実施の形態4に係る代理応答装置60の構成を示すブロック図である。代理応答装置60は、受信制御部61、要求処理部62、応答生成部63、送信制御部64、識別子保存部65、及び応答保存部66により構成される。なお、代理応答装置60のハードウェア構成は、例えば、メモリ61、プロセッサ62、及び通信機63である。
代理応答装置60が自装置宛の要求コマンドを受信する場合は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に、代理応答装置60が制御装置11から要求コマンドを受信し、被制御装置12b〜c宛に送信する場合について説明する。
受信制御部61は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部61は、フレームのデータ部分を要求処理部62に出力する。
識別子保存部65は、代理応答装置60が代理応答する被制御装置の識別子を保存する。例えば、図20に示す構成の場合、識別子保存部65は、建屋14に配置される被制御装置12b〜cの識別子を保存する。
要求処理部62は、識別子保存部65に保存されている識別子を参照する。要求処理部62は、受信制御部61から要求コマンドが入力され、要求コマンドの宛先が識別子保存部65に保存されている識別子と一致する場合、要求コマンドと宛先の被制御装置の識別子とを送信制御部64に出力する。また、要求処理部62は、要求コマンドの宛先の被制御装置の識別子を応答生成部63に出力する。
送信制御部64は、要求処理部62から入力された要求コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部64は、要求コマンドの送信元と宛先とをフレームのデータ部分に設定する。送信元は、制御装置11である。宛先は、要求処理部62から入力された被制御装置の識別子である。送信制御部64は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部64は、ヘッダの宛先には無線通信装置18を設定し、有線回線16で送信する。
次に、代理応答装置60が被制御装置12b〜cからの応答コマンドを受信し、制御装置11に送信する場合について説明する。
要求処理部62は、受信制御部61から応答コマンドが入力され、応答コマンドの送信元が識別子保存部65に保存されている識別子と一致する場合、応答コマンドと送信元の被制御装置の識別子とを応答保存部66に出力する。応答保存部66から応答コマンドを読み出して送信する処理は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に、代理制御装置70の構成について説明する。
図22は、実施の形態4に係る代理制御装置70の構成を示すブロック図である。
代理制御装置70は、要求保存部71、要求生成部72、送信制御部73、受信制御部74、及び応答処理部75により構成される。なお、代理制御装置70のハードウェア構成は、例えば、メモリ65、プロセッサ66、及び通信機67である。
制御装置11からの要求コマンドを受信し、被制御装置12b〜cに送信する場合について説明する。
受信制御部74は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部74は、フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれており、要求コマンドの宛先が被制御装置12b〜cであれば、要求コマンドの宛先の識別子と要求コマンドとを要求保存部71に出力する。要求保存部71は、要求コマンドの宛先の識別子と要求コマンドとを対応付けて保存する。なお、要求生成部72が要求保存部71から要求コマンドを読み出して周期的に送信する処理は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に、被制御装置12b〜cから応答コマンドを受信し、制御装置11宛に送信する場合について説明する。
受信制御部74は、有線回線16からフレームを受信する。受信制御部74は、フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれており、応答コマンドの宛先が制御装置11であれば、応答コマンドの送信元の識別子と応答コマンドとを応答処理部75に出力する。また、受信制御部74は、応答コマンドの受信がタイムアウトした場合、タイムアウトした旨を応答処理部75に通知する。受信制御部54は、送信制御部73から通知される送信タイミングより応答コマンドの受信がタイムアウトするタイミングを算出しておく。
応答処理部75は、受信制御部74から入力される応答コマンドと送信元の識別子とを送信制御部73に出力する。
送信制御部73は、要求生成部72から入力される応答コマンドを、送信するフレームのデータ部分に設定する。送信制御部73は、送信元である被制御装置12b〜cの識別子と応答コマンドの宛先の制御装置11の識別子とをフレームのデータ部分に設定する。また、送信制御部73は、フレームのヘッダやトレイラ等に制御情報を設定する。送信制御部73は、ヘッダの宛先には無線通信装置19を設定し、有線回線16で送信する。
次に、無線通信装置18〜19について説明する。
無線通信装置18は、有線回線16から自装置宛のフレームを受信する。フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれており、要求コマンドの宛先が被制御装置12b〜cの場合、無線通信装置18は、要求コマンドを無線フレームにのせかえて送信する。無線フレームのヘッダの宛先は、無線通信装置19である。
また、無線通信装置18は、無線回線17から自装置宛の無線フレームを受信する。無線フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれており、応答コマンドの宛先が制御装置11の場合、無線通信装置18は、応答コマンドを有線回線16のフレームにのせかえてブロードキャストで送信する。
無線通信装置19は、有線回線16から自装置宛のフレームを受信する。フレームのデータ部分に応答コマンドが含まれており、応答コマンドの宛先が制御装置11の場合、無線通信装置19は、応答コマンドを無線フレームにのせかえて送信する。無線フレームのヘッダの宛先は、無線通信装置18である。
また、無線通信装置19は、無線回線17から自装置宛の無線フレームを受信する。無線フレームのデータ部分に要求コマンドが含まれており、要求コマンドの宛先が被制御装置12b〜cの場合、無線通信装置19は、要求コマンドを有線回線16のフレームにのせかえてブロードキャストで送信する。
なお、本実施の形態において、実施の形態2のように、要求コマンドや応答コマンドを集約して送信するようにしてもよい。また、本実施の形態において、実施の形態3のように、バックアップ回線である無線回線に切り替え後すぐにダミーの値を設定した応答コマンドを制御装置11に送信するようにしてもよい。さらに、本実施の形態において、実施の形態2及び実施の形態3を組み合わせて実施するようにしてもよい。
したがって、本実施の形態では、有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と無線回線を介して通信するシステムの第1のネットワークに配置される通信装置であって、制御装置から、第2のネットワークに配置される第1の被制御装置への要求コマンドを周期的に受信する受信制御部と、受信制御部が要求コマンドを受信したときに、第1の被制御装置から受信済みの制御装置への応答コマンドに基づいて制御装置への応答コマンドを生成する応答生成部と、制御装置への応答コマンドを制御装置に送信する送信制御部と、を備えたので、有線ネットワーク間を無線回線で接続した場合でもシステム全体の制御周期を維持することができる。また、代理応答装置及び代理制御装置に無線通信部を設けないことにより、既存の無線通信装置を利用することができ、システムのコスト低減を図ることができる。
10 制御棟
11 制御装置
12、12a〜c 被制御装置
13、40、60 代理応答装置
14 建屋
15、50、70 代理制御装置
16 有線回線
17 無線回線
21、52、72 要求生成部
22、34、44、53、64、73 送信制御部
23、31、41、54、61、74 受信制御部
24、55、75 応答処理部
32、42、62 要求処理部
33、43、63 応答生成部
45、65 識別子保存部
46、56 無線通信部
47、66 応答保存部
48、57 集約部
49、58 分離部
51、71 要求保存部

Claims (6)

  1. 有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と通常は有線回線を介して通信し、前記有線回線に障害が発生したと判定した場合に無線回線に切り替えて通信するシステムの前記第1のネットワークに配置される代理応答装置であって、
    前記制御装置から、前記被制御装置への要求コマンドを周期的に受信する受信制御部と、
    前記制御装置から入力される前記要求コマンドを前記第2のネットワークに配置される代理制御装置に前記無線回線を介して送信するとともに、前記被制御装置から前記制御装置への応答コマンドを前記代理制御装置から前記無線回線を介して受信する無線通信部と、
    前記無線通信部から入力される応答コマンドを保存する応答保存部と、
    記要求コマンドの宛先である前記被制御装置から送信された応答コマンドが前記応答保存部に保存されている場合、前記応答コマンドを出力する応答生成部と、
    前記応答生成部から入力される前記応答コマンドを前記制御装置に送信する送信制御部と、
    を備えることを特徴とする代理応答装置。
  2. 前記応答生成部は、前記要求コマンドの宛先である前記被制御装置から送信された応答コマンドが前記応答保存部に保存されていない場合、データ部分にダミーの値を設定して前記制御装置への応答コマンドを出力することを特徴とする請求項1に記載の代理応答装置。
  3. 前記第2のネットワークに配置される複数の被制御装置への複数の要求コマンドを1つのフレームに集約した集約要求コマンドを生成し、前記集約要求コマンドを出力する集約部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の代理応答装置。
  4. 前記第2のネットワークに配置される複数の被制御装置から前記制御装置への複数の応答コマンドが1つのフレームに集約された集約応答コマンドを受信した場合、前記集約応答コマンドを応答コマンドに分離し、分離した応答コマンドと前記応答コマンドの送信元である被制御装置の識別子とを対応付けて保存する分離部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の代理応答装置。
  5. 有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と通常は有線回線を介して通信し、前記有線回線に障害が発生したと判定した場合に無線回線に切り替えて通信する代理応答システムであって、
    前記制御装置から、前記被制御装置への要求コマンドを周期的に受信する受信制御部と、
    前記制御装置から入力される前記要求コマンドを前記第2のネットワークに配置される代理制御装置に前記無線回線を介して送信するとともに、前記被制御装置から前記制御装置への応答コマンドを前記代理制御装置から前記無線回線を介して受信する無線通信部と、
    前記無線通信部から入力される応答コマンドを保存する応答保存部と、
    前記要求コマンドの宛先である前記被制御装置から送信された応答コマンドが前記応答保存部に保存されている場合、前記応答コマンドを出力する応答生成部と、
    前記応答コマンドを前記制御装置に送信する送信制御部と、
    を備えることを特徴とする代理応答システム。
  6. 有線回線で接続される第1のネットワークに配置される制御装置が、有線回線で接続される第2のネットワークに配置される被制御装置と通常は有線回線を介して通信し、前記有線回線に障害が発生したと判定した場合に無線回線に切り替えて通信するシステムの代理応答方法であって、
    前記制御装置から、前記被制御装置への要求コマンドを周期的に受信するステップと、
    前記制御装置から入力される前記要求コマンドを前記第2のネットワークに配置される代理制御装置に前記無線回線を介して送信するとともに、前記被制御装置から前記制御装置への応答コマンドを前記代理制御装置から前記無線回線を介して受信するステップと、
    前記要求コマンドの宛先である前記被制御装置から送信された応答コマンドが保存されている場合、前記応答コマンドを出力するステップと、
    前記応答コマンドを前記制御装置に送信するステップと、
    を有する代理応答方法。
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