JP6037827B2 - 通信システムおよび機器 - Google Patents

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本発明は、通信システムおよび機器に関する。
イーサネット(登録商標)ネットワークにおいては、中継器として、スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)が広く利用されている。スイッチングハブは、比較的安価であるが、衝突やバッファあふれによって、パケットロスや遅延を生じさせることがある(例えば、非特許文献1参照)。このため、スイッチングハブを含む通信システムは、そのままでは、リアルタイム性が求められる用途に適用することは難しい。
スイッチングハブに専用のハードウェアを追加することによって、リアルタイム性を確保する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術によれば、イーサネットネットワークに接続される機器間で高精度な時刻同期が実現され、やりとりされるそれぞれのパケットが、送信開始から受信完了まで通信経路を占有するように制御が行われる。
国際公開第2008/124854号
"フローコントロール機能って?"、[online]、プラネックスコミュニケーションズ株式会社、[平成24年12月4日検索]、インターネット<URL:http://www.planex.co.jp/product/hub/kino/fllow.shtml>
上記のように、やりとりされるそれぞれのパケットが、送信開始から受信完了まで通信経路を占有するように制御する場合、機器間で高精度な時刻同期の実現が求められる。このため、ネットワーク接続される機器および中継器の構成が複雑化し、開発・製造コストが増大する。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成によってリアルタイム性を確保することができる通信システムおよび機器を提供することを目的とする。
1つの態様において、通信システムは、複数の機器と、前記機器間のデータの伝送を中継する中継器とを有する通信システムであって、前記機器は、送信するデータを、複数のグループのいずれに分類するかを判定するグループ判定部と、グループ毎に設定された時間帯のうち、前記グループ判定部によって分類されたグループに対応する時間帯に前記データを送信する送信部とを備える。
他の態様において、機器は、送信するデータを、複数のグループのいずれに分類するかを判定するグループ判定部と、グループ毎に設定された時間帯のうち、前記グループ判定部によって分類されたグループに対応する時間帯に前記データを送信する送信部とを備える。
本発明に係る通信システムおよび機器は、簡易な構成によってリアルタイム性を確保することができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、機器のブロック図である。 図3は、通信制御について説明するための図である。 図4は、ポート毎に独立してバッファが設けられる例を示す図である。 図5は、多数決判定について説明するための図である。 図6は、多数決判定について説明するための図である。 図7は、クロックマスタが実行する処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 図8は、データ送信処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 図9は、データ受信処理の処理手順の例を示すフローチャートである。 図10は、複数の中継器を含む通信システムの例を示す図である。 図11は、通信制御部の機能をソフトウェアを用いて実現する場合の機器の構成の例を示すブロック図である。
以下に、通信システムおよび機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
本実施例に係る通信システムの構成について説明する。図1は、本実施例に係る通信システムの構成を示す図である。図1に示す通信システムは、機器10a〜10dと、クロックマスタ20と、中継器30を含む。機器10a〜10dおよびクロックマスタ20は、中継器30を介して相互に通信可能に構成される。機器10a〜10dおよびクロックマスタ20が採用する通信方式は、イーサネットである。以下の説明では、機器10a〜10dを、いずれであるかを特定することなく、機器10と総称することがある。
機器10は、リアルタイム処理を実行する。例えば、機器10は、他の機器10がある処理を完了すると、その処理結果に基づく処理を所定の時間内に完了するように構成される。機器10は、リアルタイム性を確保するために、送信するデータを複数のグループのいずれかに分類し、グループ毎に設定された時間帯に、そのグループに分類されたデータを送信する。機器10による通信制御の詳細については後述する。
機器10は、何かを検出する機器であってもよいし、他の機器を駆動する機器であってもよいし、他の機器によって駆動される機器であってもよい。
クロックマスタ20は、機器10間の時刻同期を実現する。具体的には、クロックマスタ20は、所定の周期毎に同期メッセージを機器10a〜10dへ送信する。同期メッセージは、ほぼ同時に機器10a〜10dに届くように、例えば、同報通信によって送信される。機器10a〜10dは、同期メッセージを受信した時刻に基づいて、時刻同期を行う。
中継器30は、機器10間でのパケットの送信および受信を中継する。中継器30が中継するパケットには、データが収容されたパケットと、同期メッセージ等の制御用のパケットとが含まれる。中継器30は、通常のスイッチングハブであってよい。中継器30は、複数のポート31(P#1〜P#5)と、スイッチング部32とを有する。ポート31(P#1〜P#5)は、それぞれ、ケーブル40を介して機器10a〜10dおよびクロックマスタ20に接続される。
スイッチング部32は、あるポート31で受信されたパケットが、そのパケットの送信先の機器10が接続されたポート31から出力されるように、出力先の切り替えを行う。スイッチング部32による出力先の切り替えは、パケットに設定された送信先アドレスに基づいて行われる。スイッチング部32は、複数のポート31において同時にパケットを受信した場合でもパケットロスが生じないように、受信したパケットを一時的に記憶するバッファ33を有する。
図2を参照しながら、機器10の構成について、さらに詳しく説明する。図2は、機器10aのブロック図である。機器10b〜10dは、機器10aと同様の構成を有する。図2に示すように、機器10aは、処理部11と、ネットワークインターフェース12と、通信制御部13とを有する。
処理部11は、機器10aに固有の機能を実現するための各種処理を実行する。処理部11が実行する処理は、機器10a〜10dのそれぞれで異なってもよい。ネットワークインターフェース12は、ケーブル40が接続されるインターフェースである。ケーブル40は、機器10aと中継器30とを通信可能に接続する。ネットワークインターフェース12は、例えば、物理層レベル、データリンク層レベル、ネットワーク層レベル、およびトランスポート層レベルでの接続を実現する。
通信制御部13は、リアルタイム性を確保するための通信制御を実行する。通信制御部13による通信制御は、例えば、セッション層およびプレゼンテーション層のレベルで行われる。通信制御部13は、受付部131と、グループ判定部132と、時間帯判定部133と、送信部134と、送信バッファ135と、受信部136と、多数決判定部137と、受信バッファ138とを有する。
受付部131は、他の機器10へ送信すべきデータを処理部11から受け付け、データを送信バッファ135に格納する。受付部131が受け付けるデータは、処理部11によって予めパケットに形成される。受付部131は、パケットに形成されていないデータを処理部11から受け付けるように構成されてもよい。その場合、データのパケット化は、受付部131または送信部134が行う。
グループ判定部132は、受付部131が受け付けたデータを予め設定された複数のグループのうちどのグループに分類するかを判定する。グループは、時間帯と対応付けられ、データは、分類されたグループに対応する時間帯に送信される。グループおよび時間帯は、それぞれの時間帯において、通信システム内で送受信されるデータ(パケット)の量が時間帯内に伝送可能な量を超えないように、通信システム内で共通して設定される。
例えば、グループは、データの優先度に基づいてデータがグループに分類されるように設定される。データの優先度は、通信システム内で伝送されるデータ(パケット)の優先度毎の量が周期的に一貫している場合に、分類の基準として好適である。周期的に一貫しているとは、ある周期毎の量がほぼ一定であることを意味する。分類の基準は、通信システム内で伝送されるデータ(パケット)のグループ毎の量が周期的に一貫している限り、どのような基準でもよい。例えば、データの種類、データが生成される頻度、データのサイズ、データの送信先等が分類の基準として用いられてもよい。
時間帯判定部133は、受付部131が受け付けたデータをどの時間帯で送信するかを判定する。それぞれのグループに対応する時間帯は、周期的に到来する。時間帯判定部133は、グループ判定部132によって分類されたグループに対応する次の時間帯を、データを送信する時間帯と判定する。
送信部134は、送信バッファ135に格納されているデータ(パケット)を、時間帯判定部133によって判定された時間帯の開始時にネットワークインターフェース12を介して送信する。同じ時間帯に送信すべきデータ(パケット)が複数ある場合、送信部134は、それらを続けて送信する。送信バッファ135に格納されているデータがパケットに形成されていない場合、送信部134は、パケットに形成した後にデータを送信する。
送信バッファ135は、受付部131で受け付けられたデータを一時的に記憶する。送信バッファ135に記憶されるデータは、パケット化されていてもよいし、いなくてもよい。
受信部136は、ネットワークインターフェース12を介してパケットを受信する。受信部136が受信するパケットは、データが収納されたパケットと、クロックマスタ20から送信された同期メッセージ等の制御用のパケットを含む。データが収納されたパケットが受信された場合、データの取り出しは、受信部136または処理部11が行う。
多数決判定部137は、冗長化されたデータが受信された場合に、多数決判定を行う。多数決判定の詳細については後述する。
受信バッファ138は、受信部136で受信されたデータを一時的に記憶する。受信バッファ138に記憶されるデータは、パケット化されていてもよいし、いなくてもよい。
図3を参照しながら、図1に示した通信システムにおける通信制御についてより詳細に説明する。図3は、通信制御について説明するための図である。図3は、機器10aから機器10bへのデータを送信するための制御について説明しているが、他の機器10間でも同様の制御が行われる。
通信制御は、周期的に実行される。1つの周期の長さは、少なくとも、リアルタイム処理において機器10間でのデータの送受信に許容されている遅延時間以下に設定される。各周期には、予め設定されている複数のグループのそれぞれに対応する時間帯が設けられる。
各周期の初めには、同期処理が行われる。同期処理においては、クロックマスタ20が、各機器10に同期メッセージを送信する。同期メッセージを受信すると、機器10の通信制御部13は、それぞれ、受信時刻に基づいて時刻同期を行う。こうして時刻同期を行うことにより、各グループに対応する時間帯の開始時刻を、全ての機器10間で一致させることができる。機器10は、同期メッセージを受信した場合、または時刻同期が完了した場合に、クロックマスタ20に応答を返してもよい。同期処理の長さは、少なくとも、同期メッセージの伝送と、機器10における時刻同期とに要する時間よりも長く設定される。
機器10aの処理部11は、他の機器10へ送信するデータを生成する。データの生成は、通信制御部13による通信制御の周期とは非同期に実行されてもよい。すなわち、処理部11は、リアルタイム性を確保するために機器10間の通信がどのように制御されているかを考慮することなく、予め決められた処理を実行してもよい。このような構成により、通信制御部13の仕様に合わせて、処理部11の仕様を変更する必要がなくなる。
図3に示す例では、機器10bへ送信すべきデータa〜hが、処理部11によって順次生成されている。データa、データd、およびデータgは、グループ判定部132によって「グループ1」に分類されるデータである。データbおよびデータeは、グループ判定部132によって「グループ2」に分類されるデータである。データc、データfおよびデータhは、グループ判定部132によって「グループn」に分類されるデータである。
データa〜hは、送信バッファ135に一時的に格納される。そして、データa〜hは、複数のグループのいずれか1つに分類され、分類されたグループに対応する時間帯が到来したときに送信される。
データaは、第1周期におけるグループ1用の時間帯の到来前に生成されているため、第1周期におけるグループ1用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。データdおよびデータgは、第1周期におけるグループ1用の時間帯と第2周期におけるグループ1用の時間帯の間の期間に生成されているため、第2周期におけるグループ1用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。
データbは、第1周期におけるグループ2用の時間帯の到来前に生成されているため、第1周期におけるグループ2用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。データeは、第1周期におけるグループ2用の時間帯と第2周期におけるグループ2用の時間帯の間の期間に生成されているため、第2周期におけるグループ2用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。
データcは、第1周期におけるグループn用の時間帯の到来前に生成されているため、第1周期におけるグループn用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。データfおよびデータhは、第1周期におけるグループn用の時間帯と第2周期におけるグループn用の時間帯の間の期間に生成されているため、第2周期におけるグループn用の時間帯の開始時に機器10bへ送信される。
このように、それぞれのグループに対応する時間帯では、そのグループに分類されたデータのみが送信される。既に説明したように、グループは、対応する時間帯において、通信システム内で送受信されるパケットの量が時間帯内に伝送可能な量を超えないように設定される。このため、ある期間に大量のデータが機器10間で送受信され、遅延またはパケットロスが発生し、それによってリアルタイム性が失われる事態が発生することを抑制することができる。
さらに、この方式では、機器10は、ある程度の幅をもつ時間帯内にデータが受信されるようにデータを送信すればよく、1つの時間帯内に複数のデータの伝送が可能である。このため、1つのパケットが、送信開始から受信完了まで通信経路を占有するように制御する場合と比べて、時刻同期の精度を緩和しても良好な伝送効率を維持することができる。このため、機器10および中継器30の構成を簡易にし、開発・製造コストを低減することができる。中継器30として、通常のスイッチングハブを用いることもできる。
リアルタイム性を確保するため、各時間帯の長さは、衝突によるパケットの再送またはロスが生じないように設定される。具体的には、時間帯の長さは、その時間帯に通信システム内で送受信されるパケットの量が図1に示した中継器30のバッファ33の容量を超えないように設定される。送受信されるパケットの量がバッファ33の容量を超えなければ、ある機器10に複数の機器10が同時にパケットを送信しても、衝突によるパケットの再送またはロスは生じない。このため、パケットは、所定の期間内に送信先へ伝送される。
時間帯に通信システム内で送受信されるパケットの量がバッファ33の容量を超えないようにする設定は、時間帯の長さだけでなく、データをグループに分類する分類の基準によって実現されてもよい。例えば、ある時間帯に送受信されるパケットの量がバッファ33の容量を超える恐れがある場合には、その時間帯に対応するグループが複数のグループに分割されるように、分類の基準を設定してもよい。
図1では、全てのポート31がバッファ33を共有する例を示したが、中継器30は、ポート31毎に独立したバッファを持つように構成されてもよい。図4は、ポート31毎に独立してバッファが設けられる例を示す図である。図4において、機器10a〜10dおよびポート31(P#1〜P#4)は、重複して図示されている。左側に図示された機器10a〜10dおよびポート31は、パケットの送信に関連する。右側に図示された機器10a〜10dおよびポート31は、パケットの受信に関連する。図4では、ポート31(P#5)およびクロックマスタ20の図示を省略している。
図4に示した例では、機器10a〜10dから送信されたパケットは、それぞれ、受信バッファ34a〜34dに格納される。そして、パケットは、スイッチング部32によって送信先に振り分けられる。機器10a〜10dに振り分けられたパケットは、それぞれ、送信バッファ35a〜35dに格納される。その後、パケットは、送信バッファ35a〜35dから、対応する機器10へ送信される。
このような構成の場合、時間帯の長さと分類の基準とは、その時間帯に機器10が送信するパケットの量が、受信バッファ34a〜34dのうち対応する受信バッファの容量を超えないように設定される。このように設定することにより、ポート31毎に独立してバッファが設けられている場合でも、衝突によるパケットの再送またはロスが生じない。
時間帯の長さと分類の基準とは、中継器30のバッファ33または受信バッファ34a〜34dだけでなく、機器10a〜10dの受信バッファ138があふれないように設定されてもよい。
時間帯の長さは、データ量に加えて、通信システムの性能も考慮して決定される。具体的には、時間帯の長さは、その時間帯に対応するグループに振り分けられたデータを含むパケットを機器10が受信するのに必要な時間またはそれよりも長い時間に設定される。
時間帯nの長さTnは、例えば、以下の式を満たすように設定される。
Tn ≧ RTn_max + Mn
ここで、RTn_maxは、時間帯nに対応するグループに振り分けられたデータを含むパケットの受信に機器10が要する時間の最大値である。例えば、時間帯nに機器10a〜10dが受信するパケットの量が、それぞれ、10kByte、5kByte、6kByte、3kByteであり、機器10a〜10dの受信性能が、それぞれ、50Mbps、60Mbps、40Mbps、40Mbpsであるとする。この場合、機器10a〜10dがパケットの受信に要する時間は、それぞれ、1.6ms、0.6ms、1.2ms、0.6msとなる。この場合のRTn_maxは、1.6msである。
Mnは、マージンである。マージンは、時間帯毎に異なってもよい。例えば、時間帯内に1つの機器10に対して複数の機器10がパケットを送信する場合、中継器30での処理時間が長くなる可能性がある。したがって、この時間帯のマージンは、他の時間帯のマージンよりも長く設定してもよい。あるいは、時間帯内に送信されるデータの優先度に応じてマージンを変更してもよい。具体的には、優先度の高いデータが送信される期間のマージンは、時間帯内でのデータの送信に失敗する可能性を小さくするために、他の時間帯のマージンよりも長く設定してもよい。
図5および図6を参照しながら、図1に示した通信システムにおける多数決判定についてより詳細に説明する。図5および図6は、多数決判定について説明するための図である。
重要な処理は、冗長性を確保するため、複数の機器10で実行され、それぞれの実行結果を示すデータが他の装置にほぼ同時に送信されるように構成されることがある。例えば、図5に示す例では、機器10b〜10dが、それぞれ同じ処理を実行し、同じ実行結果を示すデータWをほぼ同時に機器10aへ送信している。このように冗長化されたデータが分類されるグループは予め決められている。
機器10aの通信制御部13は、冗長化されたデータが分類されるグループに対応する時間帯では、受信したデータを受信バッファ138に一時的に格納し、多数決判定によって選択したデータのみを処理部11に出力する。多数決判定が実行されるタイミングは、時間帯が終わるとき、または同じ種類のデータが時間帯内で最初に受信されてから所定の時間が経過したときである。
一方、通常の処理は、1つの機器10で実行され、実行結果を示すデータが、他の装置に送信される。例えば、図6に示す例では、機器10b〜10dが、それぞれ異なる処理を実行し、それぞれの実行結果を示すデータX〜データZを機器10aへ送信している。機器10aの通信制御部13は、冗長化されたデータが分類されないグループに対応する時間帯では、受信したデータを、そのまま処理部11に出力する。
このように、機器10は、時間帯に応じて、多数決判定を行うか否かを切り替える。このため、冗長化されたデータが分類されるグループに対応する時間帯では、送信されるデータの信頼性が向上し、冗長化されたデータが分類されないグループに対応する時間帯では、より多くのデータを伝送することができる。
図7〜図9を参照しながら、図1に示した通信システムにおいて実行される処理の処理手順について説明する。
図7は、クロックマスタ20が実行する処理の処理手順の例を示すフローチャートである。図7に示す処理手順は、繰り返して実行される。クロックマスタ20は、新たな周期が開始するかを判定する(ステップS101)。具体的には、クロックマスタ20は、同期メッセージを前回送信してから周期の長さに相当する時間が経過した場合に、新たな周期が開始すると判定する。新たな周期が開始する場合(ステップS101,Yes)、クロックマスタ20は、機器10のそれぞれに同期メッセージを送信する(ステップS102)。新たな周期が開始しない場合(ステップS101,No)、同期メッセージは送信されない。
このように、クロックマスタ20は、新たな周期が開始する度に、機器10に同期メッセージを送信し、時刻同期を行う。機器10が、十分に正確な計時機能を有する場合、クロックマスタ20は、複数の周期毎(例えば、10周期毎)に、機器10に同期メッセージを送信してもよい。
図8は、機器10の通信制御部13によるデータ送信処理の処理手順の例を示すフローチャートである。図8に示す処理手順は、繰り返して実行される。通信制御部13は、クロックマスタ20から同期メッセージを受信したかを判定する(ステップS201)。同期メッセージを受信した場合(ステップS201,Yes)、通信制御部13は、時刻同期処理を実行する(ステップS202)。同期メッセージを受信していない場合(ステップS201,No)、時刻同期処理は実行されない。
続いて、通信制御部13は、処理部11からデータ(パケット)を受信したかを判定する(ステップS203)。データを受信した場合(ステップS203,Yes)、通信制御部13は、データをどのグループに分類するかを判定し(ステップS204)、データを送信バッファ135に格納する(ステップS205)。ステップS205は、ステップS204よりも前に実行されてもよい。データを受信していない場合(ステップS203,No)、ステップS204およびステップS205は実行されない。
続いて、通信制御部13は、新たな時間帯が開始するかを判定する(ステップS206)。具体的には、通信制御部13は、時刻同期処理によって同期された時刻からの経過時間に基づいて、新たな時間帯が開始するか否かを判定する。新たな時間帯が開始する場合(ステップS206,Yes)、通信制御部13は、その時間帯に送信すべきデータがあるかを判定する(ステップS207)。
送信すべきデータがある場合(ステップS207,Yes)、通信制御部13は、そのデータを送信バッファ135から取得し(ステップS208)、ネットワークインターフェース12経由で送信する(ステップS209)。新たな時間帯が開始しない場合(ステップS206,No)、または送信すべきデータがない場合(ステップS207,No)、ステップS208およびステップS209は実行されない。
このように、通信制御部13は、送信すべきデータをグループのいずれかに分類し、グループに対応する時間帯内でデータを送信する。図8では、時刻同期処理(ステップS201〜ステップS202)が、データ送信処理の一部として実行されているが、時刻同期処理は、図9に示すデータ受信処理の一部として実行されてもよいし、独立して実行されてもよい。
図9は、機器10の通信制御部13によるデータ受信処理の処理手順の例を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、繰り返して実行される。通信制御部13は、現在の時間帯が冗長化されたデータが受信される時間帯、すなわち、多数決判定の必要な時間帯であるかを判定する(ステップS301)。
多数決判定の必要な時間帯でない場合(ステップS301,No)、通信制御部13は、中継器30からデータを受信したかを判定する(ステップS302)。データを受信した場合(ステップS302,Yes)、通信制御部13は、データを処理部11へ出力する(ステップS303)。データを受信していない場合(ステップS302,No)、ステップS303は、実行されない。
その後、通信制御部13は、時間帯が終了するかを判定する(ステップS304)。時間帯が終了しない場合(ステップS304,No)、通信制御部13は、ステップS302に戻る。時間帯が終了する場合(ステップS304,Yes)、通信制御部13は、図9に示す処理手順を終了する。
多数決判定の必要な時間帯である場合(ステップS301,Yes)、通信制御部13は、中継器30からデータを受信したかを判定する(ステップS305)。データを受信した場合(ステップS305,Yes)、通信制御部13は、データを受信バッファ138に格納する(ステップS306)。データを受信していない場合(ステップS305,No)、ステップS306は、実行されない。
その後、通信制御部13は、時間帯が終了するかを判定する(ステップS307)。時間帯が終了しない場合(ステップS307,No)、通信制御部13は、ステップS305に戻る。時間帯が終了する場合(ステップS307,Yes)、通信制御部13は、受信バッファ138からデータを取得し(ステップS308)、多数決判定処理を行う(ステップS309)。そして、通信制御部13は、多数決判定処理において選択されたデータを処理部11へ出力し(ステップS310)、図9に示す処理手順を終了する。
このように、通信制御部13は、時間帯に応じて多数決判定を行うか否かを切り替えることにより、信頼性の向上と伝送効率の向上とを両立させる。
なお、上記の実施例で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上記の実施例で示した通信制御方法は、イーサネットネットワーク以外のネットワークに適用してもよい。上記の実施例では、クロックマスタ20が独立して設けられる例を示したが、クロックマスタ20の機能は、機器10のいずれかによって実現されてもよいし、中継器30によって実現されてもよい。
上記の実施例では、1つの中継器を含む通信システムの例を示したが、通信システムは、複数の中継器を含んでもよい。図10は、複数の中継器を含む通信システムの例を示す図である。図10に示す通信システムは、中継器30aおよび中継器30bを含む。中継器30aおよび中継器30bは、中継器30と同様の構成を有する。中継器30aのポート31の1つは、ケーブル40を介して、中継器30bのポート31の1つと接続されている。
このように、中継器を相互に接続することにより、中継器の構成を複雑にすることなく、通信システムに接続可能な機器10の数を増やすことができる。図1に示した通信システムには、機器10a〜10dの4台が接続されているが、図10に示した通信システムには、機器10a〜10gの7台が接続されている。
機器10の通信制御部13の機能(より具体的には、受付部131、グループ判定部132、時間帯判定部133、送信部134、受信部136、および多数決判定部137の少なくとも1つの機能)は、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。ソフトウェアは、オペレーションシステム(OS)の一部であってもよいし、アプリケーションプログラムであってもよいし、OSとアプリケーションプログラムの間を仲介するミドルウェアであってもよい。一般に、ソフトウェアを用いた制御では、ハードウェアによる制御と比較して、時刻同期の精度が低下する。しかしながら、上記の通信制御方式では、時刻同期の精度への要求が緩和されるため、ソフトウェアを用いた制御でも、リアルタイム性を確保することができる。
図11は、通信制御部13の機能をソフトウェアを用いて実現する場合の機器の構成の例を示すブロック図である。図11に示す機器50は、ネットワークインターフェース51と、記憶部52と、制御部53とを有する。ネットワークインターフェース51は、図2に示すネットワークインターフェース12に相当する。
記憶部52は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を有する。記憶部52は、データおよびプログラムを記憶する。記憶部52に記憶されるプログラムには、アプリケーション52aと、通信制御プログラム52bとが含まれる。アプリケーション52aは、図2に示す処理部11の機能を提供する。通信制御プログラム52bは、図2に示す通信制御部13の機能を提供する。
制御部53は、機器50を統括的に制御する。具体的には、制御部53は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置を有する。そして、制御部53は、記憶部52に記憶されているプログラムを記憶装置上に割り当てられた記憶領域に展開し、演算装置によって実行することにより、各種の機能を実現する。例えば、制御部53は、アプリケーション52aを実行することによって、処理部11の機能を実現し、通信制御プログラム52bを実行することによって、通信制御部13の機能を実現する。
通信制御プログラム52bは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと統合されてもよい。例えば、通信制御プログラム52bの一部または全部が、アプリケーション52aに統合されてもよい。
通信システムは、中継器30において、パケットの送信待ちまたはスイッチング部32の切り替えによる遅延が発生しないように構成されてもよい。具体的には、1つの時間帯において、1つの機器10に複数の機器10からパケットが送信されないように、グループおよび時間帯が設定されてもよい。このように構成することにより、周期の長さを短くし、それによって、リアルタイム性を向上させることができる。
上記の通信システムおよび通信制御方法は、例えば、ロケットおよび宇宙船等の宇宙機の制御システムに適用することができる。この場合、宇宙機に搭載される各種のアビオニクスが機器10に相当する。宇宙機における制御システムでは、各種の処理が周期的に行われる。このため、アビオニクス間でデータを伝送する周期がほぼ一貫しており、グループおよび時間帯の設定が容易である。
グループおよび時間帯の設定を自動化してもよい。例えば、グループおよび時間帯を設定せずにシステムを一定期間稼動させる間に、中継器30が、データの送信される時間、送信されるデータのサイズ、種類、優先度等を記録し、記録された情報に基づいて、中継器30またはクロックマスタ20が、グループおよび時間帯を設定してもよい。設定されたグループおよび時間帯は、機器10に通知される。
10a〜10g 機器
11 処理部
12 ネットワークインターフェース
13 通信制御部
131 受付部
132 グループ判定部
133 時間帯判定部
134 送信部
135 送信バッファ
136 受信部
137 多数決判定部
138 受信バッファ
20 クロックマスタ
30、30a、30b 中継器
31 ポート
32 スイッチング部
33 バッファ
34a〜34d 受信バッファ
35a〜35d 送信バッファ
40 ケーブル
50 機器
51 ネットワークインターフェース
52 記憶部
52a アプリケーション
52b 通信制御プログラム
53 制御部

Claims (7)

  1. 複数の機器と、前記機器間のデータの伝送を中継する中継器と、所定の周期毎に同期メッセージを前記機器へ送信するクロックマスタとを有する通信システムであって、
    前記機器は、
    前記クロックマスタから前記同期メッセージを受信した時刻に基づいて、前記複数の機器の間で時刻を同期させる時刻同期処理をし、
    送信するデータを、複数のグループのいずれに分類するかを判定するグループ判定部と、
    前記時刻同期処理によって同期された時刻からの経過時間に基づいて、前記グループ判定部によって分類されたグループに対応する時間帯を判定する時間帯判定部と、
    前記時間帯判定部により判定された時間帯に前記データを送信する送信部と
    を備える通信システム。
  2. 前記中継器は、中継するデータを一時的に記憶するバッファを備え、
    前記グループは、前記バッファがあふれないように設定される請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記中継器は、中継するデータを一時的に記憶するバッファを備え、
    前記時間帯は、前記バッファがあふれないように設定される請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記グループ判定部は、データの優先度に基づいてデータを分類する請求項1から3のいずれか1つに記載の通信システム。
  5. 前記時間帯は、当該時間帯に対応するグループに分類されるデータの前記優先度に応じたマージンを有する請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記機器は、受信したデータの多数決判定を行うか否かを時間帯に応じて切り替える多数決判定部をさらに備える請求項1から5のいずれか1つに記載の通信システム。
  7. クロックマスタから同期メッセージを受信した時刻に基づいて、時刻を同期させる時刻同期処理をし、
    送信するデータを、複数のグループのいずれに分類するかを判定するグループ判定部と、
    前記時刻同期処理によって同期された時刻からの経過時間に基づいて、前記グループ判定部によって分類されたグループに対応する時間帯を判定する時間帯判定部と、
    前記時間帯判定部により判定された時間帯に前記データを送信する送信部と
    を備える機器。
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