JP4919192B2 - 送信装置、送信方法及び通信システム - Google Patents

送信装置、送信方法及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4919192B2
JP4919192B2 JP2007216393A JP2007216393A JP4919192B2 JP 4919192 B2 JP4919192 B2 JP 4919192B2 JP 2007216393 A JP2007216393 A JP 2007216393A JP 2007216393 A JP2007216393 A JP 2007216393A JP 4919192 B2 JP4919192 B2 JP 4919192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
group
time
storage means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007216393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009049930A (ja
Inventor
広章 高田
亮 倉地
之宏 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya University NUC
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Tokai National Higher Education and Research System NUC
Original Assignee
Nagoya University NUC
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Tokai National Higher Education and Research System NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagoya University NUC, Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Tokai National Higher Education and Research System NUC filed Critical Nagoya University NUC
Priority to JP2007216393A priority Critical patent/JP4919192B2/ja
Priority to PCT/JP2008/064995 priority patent/WO2009025350A1/ja
Priority to DE112008002252.6T priority patent/DE112008002252B8/de
Priority to US12/733,002 priority patent/US8527601B2/en
Publication of JP2009049930A publication Critical patent/JP2009049930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4919192B2 publication Critical patent/JP4919192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40143Bus networks involving priority mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L2012/40267Bus for use in transportation systems
    • H04L2012/40273Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle

Description

本発明は、複数の通信装置から収集したデータを記憶する装置間で夫々記憶されているデータを相互に送受信して交換し、記憶しているデータの内容を同期させる通信システムに関し、特に、データの送信を効率化して通信負荷を軽減させることができる送信装置、送信方法、及び前記送信装置を利用した通信システムに関する。
近年では、複数の通信装置に夫々機能を割り振って夫々を接続し、相互にデータを交換させて多様な処理を行なわせるシステムが各分野で利用されている。例えば、車輌に配される車載LAN(Local Area Network)の分野では、通信装置としてECU(電子制御装置;Electronic Control Unit)を用い、各ECUに夫々特化させた処理を行なわせ、相互にデータを交換することにより、システムとして多様な機能を実現させている。
各通信装置の機能の特化、また各通信装置が行なうことができる機能の増加に伴ない、通信媒体に接続される通信装置の数及び種類も増加する。更に、システムとして多様な機能が期待されるようになることから、各通信装置がデータを共有して連携する必要が生じ、送出されるデータの量は増加する。
そこで、通信装置を複数の群に分け、群毎に通信媒体に接続する構成が一般的である。これにより、通信媒体に接続される通信装置の数が減少するので、通信量を減少させることができ、データの衝突等を回避させることができる。また、通信装置の増大に対して効率的に通信媒体を利用するために、通信装置の群を送受信するデータの種類で分別し、群毎に通信速度の異なる通信媒体に接続する構成もある。これらの構成では、異なる群はデータの送受信を制御するゲートウェイ装置により接続される。
特許文献1には、車載LANの分野におけるECUを複数の群に分けて群毎に車内通信回線に接続し、車内通信回線を更にゲートウェイ装置で接続する構成とし、送受信されるデータに優先順位を識別するための優先度情報を付加し、ゲートウェイ装置が異なる車内通信回線間でデータを送受信する場合に受信したデータの優先度情報から優先度を判別して優先度が高いデータを優先的に送信し、車内通信回線の通信負荷が増加した場合でも優先度が高いデータの送信が大きく遅れないようにする技術が開示されている。
特開2005−159568号公報
通信装置を複数の群に分けて、各群の間をゲートウェイ装置を介して接続する場合、一の群の通信装置から他の群の通信装置へデータを送信する都度、ゲートウェイ装置が通信装置から他の通信装置へデータを送信するのでは通信装置間の通信負荷を軽減させることができない。
そこで、各通信装置から送信されるデータを一旦記憶しておき、他の通信装置へ更に送信する送信装置を複数備え、各送信装置で記憶しているデータを周期的に同期させる構成とすることにより、各通信装置から送信されるデータをそのまま転送することなしに各送信装置から記憶してあるデータを効率的なタイミング、又は効率的な組み合わせで送信し、通信負荷を軽減させることができる。
この場合、各通信装置で各データを必要とする頻度、又は内容が更新される頻度はデータの種別毎に異なることが想定される。従って、送信装置間でデータを同期させる際に、全てのデータを送受信させたとしても、データの内容が更新されていない、又は使用されない場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、記憶してあるデータの種別毎にグループに分類しておき、グループ毎に更にデータを分割して他の装置へ送信する構成とすることにより、効率的にデータを交換して通信負荷を軽減させることができる送信装置、送信方法、及び前記送信装置を利用した通信システムを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、グループ毎にデータの送信を完了すべき許容時間を超えないように最適化された単位でデータを送信する構成とすることにより、通信負荷を軽減させ、効率的に送信することができる送信装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る送信装置は、複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する第1送信手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と、前記記憶手段に記憶してあるデータを所定の送信周期で外部へ送信する第2送信手段とを備え、前記車両に搭載された送信装置において、前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類する手段と、グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定する手段と、該手段が決定した分割数でグループ毎にデータを分割する手段と、前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択する選択手段とを備え、前記第2送信手段は、前記選択手段が選択したデータを送信するようにしてあることを特徴とする。
第2発明に係る送信装置は、前記選択手段は、分割されたデータをグループ毎に巡回的に選択するようにしてあることを特徴とする。
発明に係る送信方法は、複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と夫々備え、前記車両に搭載された複数の送信装置が、所定の送信周期で前記記憶手段に記憶してあるデータを他の送信装置へ送信する送信方法において、各送信装置は、前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類し、グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定し、決定した分割数でグループ毎にデータを分割し、前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択し、選択したデータを送信することを特徴とする。
発明に係る通信システムは、複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する第1送信手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と、前記記憶手段に記憶してあるデータを送信する第2送信手段とを夫々備え、前記車両に搭載された複数の送信装置を含み、各送信装置は所定の送信周期で前記記憶手段に記憶してあるデータを他の送信装置へ周期的に送信して相互に受信し、夫々の記憶手段に記憶してあるデータの内容を同期するようにしてある通信システムにおいて、各送信装置は、前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類する手段と、グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定する手段と、該手段が決定した分割数でグループ毎にデータを分割する手段と、前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択する選択手段と
を備え、前記第2送信手段は、前記選択手段が選択したデータを送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、記憶手段に記憶されるデータがグループに分類され、分類されたグループ毎にデータが分割される。送信周期が到来する都度、記憶手段からグループ毎に分割されたデータが選択されて送信される。各グループのデータは、分割数×送信周期が経過した時点で送信が完了する。
本発明では、グループ毎に分割されたデータが全て送信されるまでの時間がグループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えないように分割数が決定される。
本発明による場合、送信周期が到来する都度記憶手段に記憶されているデータ全てを一度に送信することなく、グループによっては複数回に分割されて送信される。この場合、各グループのデータは送信周期×分割数によって送信が完了する。頻繁に更新される必要がない種別のデータをも送信周期に従い毎回送信するよりも、データを更新すべき周期に応じて送信完了周期を変動させて効率的に送信することが可能になる。また、グループによっては複数回にわたって分割されて送信されるので、1回の送信で送信されるデータ量が減少する。したがって、送信装置間の通信負荷を軽減させることができる。更に、データを分割して平準化して送信することにより、送信装置間を接続する通信媒体の許容帯域が狭い場合でも安定して送受信することが可能になる。
本発明による場合、グループ毎に必要とされる頻度、更新される頻度に応じたデータの送信完了許容時間が経過するまでには同期が周期的に完了するように、効率的に送信することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下の実施の形態では、本発明に係る通信システムを、データの送受信処理を行なうECUが複数接続される車載LANに適用した車載通信システムを例に説明する。
図1は、本実施の形態における車載通信システムの構成を示す構成図である。車載通信システムは、複数の群で構成される夫々データを送受信する通信装置であるECU(Electronic Control Unit)4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…と、群毎に各ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…を接続している通信線3a,3b,3cと、通信線3a,3b,3cに夫々接続しており、各ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へデータを分配する分配装置1a,1b,1cと、分配装置1a,1b,1cを接続している通信線2とを含む。本実施の形態における車載通信システムは、幹線となる通信線2に接続された分配装置1a,1b,1cを介して複数の群に分けられたECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…間を接続する幹線型の車載ネットワークを構成している。
分配装置1a,1b,1c間の通信線2を介した接続形態は、本実施の形態ではディジーチェーン型とする。ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…、及び分配装置1a,1b,1c間の通信線3a,3b,3cを介した接続形態は、バス型、スター型、ディジーチェーン型等、いずれの形態でもよい。
分配装置1a,1b,1cは夫々、データベース11a,11b,11cとして使用する記憶領域を備えている。分配装置1aは基本的に、通信線3aに接続しているECU4a,4a…から送信されたデータをデータベース11aに記憶し、データベース11aから読み出されたデータをECU4a,4a…へ送信する。
ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…は、測定値、計算値、制御値等の各種物理量の数値情報を含むデータの送信又はエンジン、ブレーキ等のマイクロコンピュータによる制御が可能な装置である。例えば一のECU4aはABS(Antilock Brake System)として機能し、車輪の回転速度(車輪速)を検知する図示しないセンサと接続されている。一のECU4aは、車輌の制動時にセンサを介して検知した車輪速に基づいてブレーキを制御すると共に、車輪速の測定値を含むデータを分配装置1aへ送信する。
ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…は、上述のように夫々異なる機能に応じたデータを分配装置1a,1b,1cへ送信する。分配装置が夫々、ECUから受信して自身のデータベースに記憶するデータは、その分配装置に接続されているECUから送信されるデータである。したがって、分配装置1a,1b,1cが夫々データベース11a,11b,11cに記憶し、更新するデータの種別は分配装置1a,1b,1c毎に異なる。
したがって、ECU4aから送信された車輪速のデータは、分配装置1aがデータベース11aに記憶し、分配装置1aはECU4aから受信する都度その値を更新する。しかしながら、他の通信線3b,3cに接続しているECU4b,4b,…,4c,4c,…でも使用する場合がある。そこで、分配装置1aは車輪速のデータを他の分配装置1b,1cのデータベース11b,11cにも記憶させ、分配装置1b,1cからECU4b,4b,…,4c,4c,…へ送信させる。分配装置1a,1b,1cは、ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…から送信されるデータを他の分配装置1a,1b,1cへ送信し、分配装置1a,1b,1cが受信して、夫々が有するデータベース11a,11b,11cに記憶する。これにより、データベース11a,11b,11cの内容が同期され、異なる通信線3a,3b,3cに接続しているECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…が夫々同一のデータを使用することができる。
また、分配装置1a,1b,1cで一度データを記憶してからECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へ送信する構成とすることにより、分配装置1a,1b,1cからECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へ送信するタイミングを各ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…における処理に応じて最適化すること、ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…における処理に応じてデータを組み合わせて分配装置1a,1b,1cから送信すること、又は必要に応じて分配装置1a,1b,1cがデータに対して演算を行なってから送信を行なうことができる。このように分配装置1a,1b,1cからデータを効率的に送信することができるので、通信線3a,3b,3cにおける通信負荷を軽減させることもできる。
図2は、本実施の形態における車載通信システムを構成する分配装置1a,1b,1c及びECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…の内部構成を示すブロック図である。
分配装置1aは、以下に示す各構成部の動作を制御する制御部10aと、揮発性のメモリを利用した記憶部12aと、通信線3aに接続されている第1通信制御部13aと、通信線2に接続されている第2通信制御部14aとを備える。他の分配装置1b,1cも分配装置1aと同様の内部構成であるので詳細な説明を省略する。
制御部10aは、図示しない車輌のオルタネータ、バッテリー等の電力供給装置から電力の供給を受け、図示しない不揮発性の内臓メモリに記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、各構成部を制御する。
記憶部12aには、制御部10aがECU4a,4a,…から受信したデータを記録するデータベース11aのための記憶領域が設けられている。制御部10aは、受信したデータから「車輪速」等のデータの種別毎に、対応する具体的な測定値、計算値、制御値を読み出してデータベース11aに記憶する。
第1通信制御部13aは、通信線3aを介して接続されているECU4a,4a,…とのデータの送受信を実現する。制御部10aは、第1通信制御部13aによりECU4a,4a,…からデータを受信し、ECU4a,4a,…へデータを送信する。
また、第2通信制御部14aは、通信線2を介して接続されている他の分配装置1b,1cとのデータの送受信を実現する。制御部10aは、第2通信制御部14aによりデータベース11aの内の共通領域12aから読み出したデータを他の分配装置1b,1cへ送信し、他の分配装置1b,1cから送信されるデータを受信する。
ECU4aは、以下に示す各構成部の動作を制御する制御部40と、不揮発性のメモリを利用した記憶部41と、通信線3aに接続されている通信制御部42と、図示しないセンサからの信号を入力する入力部43と、図示しない制御対象装置へ制御信号を出力する出力部44とを備える。他のECU4b,4cは、ECU4aと同様の構成であることから詳細な説明を省略する。なお、ECU4a,4b,4cによっては入力部43及び出力部44はいずれか一方のみ備える構成でもよい。
ECU4aの制御部40は、図示しない車輌のオルタネータ、バッテリー等の電力供給装置から電力の供給を受け、入力部43を介してECU4aに接続されている図示しないセンサからの測定値を表す信号を検知し、出力部44を介してECU4aに接続されている制御対象の装置へ制御信号を送信する。
記憶部41には、制御部40が処理の過程で発生する各種情報又は例えば図示しないセンサから入力された信号が表す測定値が一時的に記憶される。
通信制御部42は、ネットワークコントローラチップ又はネットワークコントローラ機能を有して通信線3aとの通信を実現する。ECU4aの制御部40は、例えば1ミリ秒の一定時間毎に図示しないセンサからの信号を検知し、検知した信号が示す物理量の数値を含むデータを通信制御部42を介して送信する。また、ECU4aの制御部40は、通信制御部42を介して分配装置1aから送信されるデータを受信する。
上述のように構成される車載通信システムにおいて、分配装置1a,1b,1cが、データベース11a,11b,11cの内容を同期させるためにデータを送受信して交換する処理について説明する。
図3は、本実施の形態における車載通信システムを構成する分配装置1a,1b,1c間で交換されるデータの内容を模式的に示す説明図である。図3の説明図では、横軸に時間を表わし、各時点で分配装置1a,1b,1cにより送受信されるデータの内容を模式的に示している。図3の説明図に示される各矩形はデータベース11a,11b,11cから読み出されたデータ群を表わしており、各矩形中の符合A,B,Cは夫々分配装置1a,1b,1cにより更新されるデータ群を区別している。
まず、分配装置1a,1b,1cは基本的に所定の送信周期に従ってデータベース11a,11b,11cから読み出したデータ群を他の分配装置1a,1b,1cへ送信する。本実施の形態では送信周期を例えば200ミリ秒とする。
本実施の形態における分配装置1a,1b,1cは上述のようにディジーチェーン型に接続されている。したがって、図3の説明図に示すように同期の処理を分配装置1aから行なう場合、分配装置1aは送信周期が到来する都度、データベース11aから読み出したデータ群を分配装置1bへ送信する。このとき分配装置1aから分配装置1bへ送信されるデータ中の分配装置1aが更新するデータ群Aは最新の値に更新されている。分配装置1bは、分配装置1aから受信したデータに、自身のデータベース11bから読み出したデータ群Bを書き込み、分配装置1cへ送信する。このとき分配装置1bは、分配装置1aが更新するデータ群Aの領域にはデータを書き込まないようにしてある。更に分配装置1cは、分配装置1bから受信したデータにデータベース11cから読み出したデータ群Cを書き込む。これにより分配装置1aから分配装置1bへ、分配装置1bから分配装置1cへ送信されてきたデータ群は、各データベース11a,11b,11cにおける新しい値を有するデータ群である。
次に、分配装置1cは、自身がデータベース11cから読み出したデータ群Cを書き込んだ後のデータ群に基づいてデータベース11cを更新する。このとき分配装置1cは更新後のデータ中の分配装置1a,1bが更新するデータ群A,Bの領域からデータを読み出してデータベース11cに書き込むようにしてもよいし、データベース11cから読み出したデータ群Cを書き込む前に分配装置1a,1bが更新するデータ群A,Bの領域からデータを読み出してデータベース11cに書き込むようにしてもよい。次に分配装置1cは、データベース11a,11b,11c全てにおける新しい値を有するデータ群を分配装置1bへ戻すように送信する。分配装置1bは、分配装置1cから受信したデータ群に基づいてデータベース11bを更新し、受信したデータ群を更に分配装置1aへ送信する。分配装置1aは、分配装置1bから受信したデータ群に基づいてデータベース11aを更新する。
分配装置1a,1b,1cは、送信周期200ミリ秒が到来する都度、図3の説明図に示したようなデータ群を送受信する処理を実行する。
ところで、データベース11a,11b,11cに記憶されるデータは、ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へ送信するデータである。データの種別によっては、ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…の処理に応じて500ミリ秒毎に最新に更新されていることが必要なデータ、3秒毎に最新に更新されていればよいデータ等、様々である。例えば車輪速のデータは500ミリ秒毎に更新されることが必要である一方、室内温度のデータは3秒毎に更新されれば充分である場合がある。
これに対し、図3の説明図で示した分配装置1a,1b,1cから読み出されて送信されるデータ群を、夫々によって更新されるデータ群全てとする場合、3秒毎に更新されていれば充分な種別のデータも、値が更新されないにも拘らず毎回同期のために各分配装置1a,1b,1cへ送信される。この場合、分配装置1a,1b,1c間を接続する通信線2の通信帯域を余分に使用する。
本実施の形態における分配装置1a,1b,1cは、データがECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…にから各分配装置1a,1b,1cへ送信され、分配装置1a,1b,1c間で同期された後、更にECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へ送信されるまでに要する遅延を考慮した遅延許容時間により、データベース11a,11b,11cに記憶されるデータをグループに分類する。各データは遅延許容時間以内にはECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…から各分配装置1a,1b,1cを介してECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…へ送信されるべきである。そこで、分配装置1a,1b,1cは遅延許容時間が長いグループのデータについては、同期のための送信周期が到来する都度全てを送信することなく複数に分割し、複数回にわたって送信する。
図4は、本実施の形態における分配装置1a,1b,1c及びECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…間で送受信されるデータの遅延許容時間の内容例を示す説明図である。図4(a)には、各データについての遅延許容時間、及び遅延許容時間によって分類されたグループが対応付けられていることが示されている。図4(b)には、図4(a)に示したように分類された場合の各グループに属するデータの数が示されている。
図4(a)に示すように、各データによって遅延許容時間は様々である。図4(a)の説明図に示されている内容例の場合は、「データ1」の「500ミリ秒」が最短である。各ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…から分配装置1a,1b,1cへ、分配装置1a,1b,1cから各ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…への送信に要する時間及び送信遅延の可能性を考慮した場合、データ1は送信周期200ミリ秒が経過する都度、毎回同期のために送信されるべきである。ここで各データを同期のために全て一度に送信する場合は、遅延許容時間が最短であるデータに合わせなければならない。
しかしながら、本実施の形態では上述のようにデータベース11a,11b,11cに記憶されるデータをグループに分類する。図4(a)に示す内容例では、遅延許容時間を夫々「500ミリ秒」、「1000ミリ秒」、「3000ミリ秒」とする3つのグループX,Y,Zにデータを分類する。図4(a)に示す内容例には、遅延許容時間が「1000ミリ秒」未満のデータはグループXに、遅延許容時間が「1000ミリ秒」以上「3000ミリ秒」未満のデータはグループYに、遅延許容時間が「3000ミリ秒」以上のデータはグループZに分類されていることが示されている。
図4(b)には、データベース11a,11b,11cに記憶される「100」個のデータの内、遅延許容時間が「500ミリ秒」のグループXには「20」個のデータが分類され、遅延許容時間が「1000ミリ秒」のグループYには「35」個のデータが分類され、遅延許容時間が「3000ミリ秒」のグループZには「45」個のデータが分類されていることが示されている。
なお、予めデータベース11a,11b,11c自体のデータ構造を図4(a)に示したような順番で並ぶ構造としておく構成でもよい。図5は、本実施の形態における分配装置1a,1b,1cのデータベース11a,11b,11cのデータ構造の例を示す説明図である。図5の説明図には、分配装置1a,1b,1cの記憶部12a,12b,12cに夫々記憶されているデータベース11a,11b,11cのデータ構造が、グループX,Y,Zの順にデータが続くように構成されていることが示されている。図5の説明図に示されているようにデータベース11a,11b,11cが構成されていることにより、分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは、データベース11a,11b,11cの内の各グループの先頭のデータのアドレス、及び各グループのデータの数(合計サイズ)を記憶しておくことによってグループ毎のデータの読み出しを容易にすることができる。
各データをグループに分類する処理は、図4(a)の説明図に示したようなグループの情報が記憶部12a,12b,12cに予め記憶されておいてもよく、図5の説明図に示したようにデータベース11a,11b,11cの構造が予めグループ毎に領域が分割されている構成でもよい。しかしながら、本発明はこれに限らず、各データをグループに分類する処理を分配装置1aの制御部10aが動的に実行する構成でもよい。
図6は、本実施の形態における分配装置1aの制御部10aによってデータがグループに分類される処理手順の一例を示すフローチャートである。
分配装置1aの制御部10aは、データに与えられた遅延許容時間が第1の閾値「1000ミリ秒」未満であるか否かを判断する(ステップS11)。制御部10aは、与えられた遅延許容時間が第1の閾値未満であると判断した場合(S11:YES)、遅延許容時間の内の最短の時間を遅延許容時間とするグループXに分類し(ステップS12)、分類したグループXを当該データに対応付けて記憶する(ステップS13)。
制御部10aは、与えられた遅延許容時間が第1の閾値以上であると判断した場合(S11:NO)、遅延許容時間が第2の閾値「3000ミリ秒」未満であるか否かを判断する(ステップS14)。制御部10aは、遅延許容時間が第2の閾値未満であると判断した場合(S14:YES)、第1の閾値を遅延許容時間とするグループYに分類し(ステップS15)、当該データに分類したグループYを対応付けて記憶する(S13)。
制御部10aは、与えられた遅延許容時間が第2の閾値以上であると判断した場合(S14:NO)、第2の閾値を遅延許容時間とするグループZに分類し(ステップS16)、当該データに分類したグループZを対応付けて記憶する(S13)。
次に制御部10aは、全データについて分類したか否かを判断し(ステップS17)、全データについて分類していないと判断した場合(S17:NO)、処理をステップS11へ戻して次のデータについて分類処理を行なう。制御部10aは、全データについて分類したと判断した場合(S17:YES)、処理を終了する。
図6のフローチャートに示した処理を分配装置1aの制御部10aが実行することにより、図4(a)に示したようにグループが対応付けられた情報を得る。また、図6のフローチャートに示した処理を分配装置1aの制御部10aが実行することにより、図5の説明図に示した構造のデータベース11aにおける各グループの先頭のデータのアドレスを記憶部12aに記憶しておく構成でもよい。分配装置1b,1cの制御部10b,10cが同様に図6のフローチャートに示した処理を行なうか、又は分配装置1aが得た情報を分配装置1b,1cへ送信するようにしてもよい。
次に、分配装置1a,1b,1cが上述のように分類されたグループ毎にデータベース11a,11b,11cからデータを読み出して送信する処理について説明する。なお、送信周期200ミリ秒に対してグループX,Y,Zに分類されているデータの遅延許容時間は「500ミリ秒」、「1000ミリ秒」、「3000ミリ秒」である。分配装置1a,1b,1cは、分類されているグループ毎にデータ群を分割し、分割されたデータ群を複数回にわたって送信する。
グループ毎にデータ群を分割する分割数dは、式(1)に示す条件を満たすように決定される。
(分割数d+1)×(送信周期)+(ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…からの送信遅延見込み時間)+(ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…への送信遅延見込み時間)≦(グループの遅延許容時間)・・・(1)
本実施の形態における車載通信システムの場合、分配装置1a,1b,1cとECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…との間における送信遅延見込み時間として例えば「50ミリ秒」が考えられるとすると、グループX,Y,Z夫々のデータを分割する分割数dx,dy,dzを決定するための条件は、式(2)乃至(7)に示すように導出される。
(dx+1)×200+50+50≦500・・・(2)
dx≦1・・・(3)
(dy+1)×200+50+50≦1000・・・(4)
dy≦3.5・・・(5)
(dz+1)×200+50+50≦3000・・・(6)
dz≦13.5・・・(7)
式(3)、(5)及び(7)のように導出された条件を満たすように、グループXのデータの分割数dxは「1」に決定される。また、グループYのデータの分割数dyは例えば「3」、グループZのデータの分割数dzは「10」と決定される。なお、条件を満たす最大の整数を分割数と決定してもよいが、グループZのデータの分割数dzについては、分割数が10を越えても条件を満たす場合は「10」に決定される構成とした。
グループ毎の分割数dx,dy,dzが決定された場合、分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは、各グループのデータ群を分割数dx,dy,dzで分割した場合に、送信周期毎に読み出すべきデータ数を算出しておく。
図7は、本実施の形態における分配装置1aの制御部10aによりグループ毎の分割数が決定され、読み出すべきデータ数が算出される処理手順を示すフローチャートである。分配装置1aの制御部10aは、図4(b)に示した情報を記憶部12aから読み出して以下に示す処理を実行する。なお、分配装置1b,1cの制御部10b,10cは同様の処理を行なってもよいし、分配装置1aの制御部10aによって決定されて算出された情報を取得する構成でもよい。
分配装置1aの制御部10aは、グループ毎に遅延許容時間を読み出し(ステップS21)、上述の式(1)に従って分割数を決定する(ステップS22)。制御部10aは、各グループに分類されたデータ数を読み出し(ステップS23)、データ数を決定した分割数で除算(正の無限大方向へ切り上げ)することにより、送信する際に読み出すデータ数を算出する(ステップS24)。制御部10aは、決定した分割数及び算出したデータ数を記憶部12aに記憶し(ステップS25)、処理を終了する。
図8は、本実施の形態における分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cにより決定されて記憶されている分割数、及び読み出すデータ数の内容例を示す説明図である。図8の説明図に示す内容例は、図4(b)に示した内容例に対応し、図7のフローチャートに示した処理が実行された結果に相当する。
図8の説明図に示す内容例には、グループXに属するデータ数は「20」であり、分割数dxは「1」と決定されるので送信周期が到来する都度、制御部10a,10b,10cはグループXに属するデータを「20」個全て読み出すべきことが示されている。また、グループYに属するデータ数は「35」であり、分割数dyは「3」であるので送信周期が到来する都度、制御部10a,10b,10cはグループYに属するデータを「12」個ずつ読み出すべきことが示されている。同様に、グループZに属するデータ数は「45」であり、分割数dzは「10」であるので送信周期が到来する都度、制御部10a,10b,10cはグループZに属するデータを「5」個ずつ読み出すべきことが示されている。なお、制御部10a,10b,10cがグループY,Zのデータを夫々読み出す場合、最終回は算出されたデータ数分のデータを読み出すことができないので、残りのデータ分を読み出すようにする。
データベース11a,11b,11cが分類、且つ分割されずそのまま分配装置1a,1b,1c間で送受信される場合、データの総数は「100(=20+35+45)」個である。したがって送信周期が到来する都度、「100」のデータが通信線2へ送信された。しかしながら本発明による場合、データベース11a,11b,11cに記憶されているデータ群はグループに分類され、送信の際は更にグループ毎に分割されて送信される。したがって、1回の送信で送信されるデータの数は「37(=20+12+5)」となる。これにより、通信線2における通信負荷が軽減される。
なお、本実施の形態では、分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cにより式(1)に各分割数dx,dy,dzが決定され、図8の説明図に示すような情報が記憶される構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らず、夫々が図4(a)及び(b)の説明図に示した情報と共に記憶部12a,12b,12cに予め記憶されている構成としてもよい。
次に分配装置1a,1b,1c間における送信処理について説明する。本実施の形態における分配装置1aの制御部10aは、送信周期が到来する都度、図8の説明図に示したように分割されたデータをグループ毎に巡回的に選択して送信する。
図9は、本実施の形態における分配装置1aの制御部10aがデータベース11aから読み出したデータを同期のために他の分配装置1b,1cへ送信する処理手順を示すフローチャートである。なお、分配装置1b,1cの制御部10b,10cも分配装置1aと同様の処理を行なうので、詳細な説明を省略する。
分配装置1aの制御部10aは、送信周期が到来したか否かを判断する(ステップS31)。制御部10aは、送信周期が到来していないと判断した場合(S31:NO)、処理をステップS31へ戻して送信周期が到来したと判断するまで待機する。
制御部10aは、送信周期が到来したと判断した場合(S31:YES)、データベース11aにおける分類されたグループ毎に、分割数に応じて分割されたデータを選択する(ステップS32)。このとき制御部10aは、図8の説明図に示したように、分割数dxを決定することによって算出した、1回の送信の際に読み出すデータ数に従ってデータを選択する。
次に制御部10aは、グループ毎に選択したデータを他の分配装置1b,1cへ第2通信制御部14aにより送信し(ステップS33)、送信処理を終了する。
本実施の形態における分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは、図9のフローチャートに示した処理を送信周期200ミリ秒が到来する都度繰り返す。
図10は、本実施の形態における分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cによって、分類されたグループ毎に分割されるデータの内容例を模式的に示す説明図である。図10の説明図は、図5の説明図に示したようにデータベース11a,11b,11cのデータ構造がグループ毎に構成されている場合に対応している。図10の説明図には、グループX,Y,Z夫々に分類されたデータ群が記憶されている領域が分割されることによって、データが分割されていることが示されている。なお、各領域は算出された読み出すデータ数分のデータが含まれるように分割されている。
図10の説明図に示すように、データベース11a,11b,11cにおけるグループXのデータ群は分割数dxが「1」であるので分割されず、送信周期200ミリ秒が到来する都度全て送信される。グループYのデータ群は分割数dyが「3」であるので、「Y0」、「Y1」、「Y2」の領域に3分割されている。グループZのデータ群は分割数dzが「10」であるので、「Z0」、「Z1」、「Z2」、「Z3」、「Z4」、「Z5」、「Z6」、「Z7」、「Z8」、「Z9」の領域に10分割されている。
分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは、図10の説明図に示したようにデータベース11a,11b,11cのデータ構造をグループ毎の構造となるようにしておき、グループ毎に分割されたデータ群の先頭のアドレスを夫々記憶しておいてもよい。これにより、分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは、データを送信する際、グループ毎に巡回的に分割されたデータ群の先頭のアドレスを選択することによってグループ毎に分割されたデータの読み出しを容易にすることができる。
例えば、分配装置1aの制御部10aは、送信1回目にグループXの全てと、グループYの「Y0」領域のデータ群と、グループZの「Z0」領域のデータ群とを選択して送信する。また制御部10aは、送信3回目にグループXの全てと、グループYの「Y2」領域のデータ群と、グループZの「Z2」領域のデータ群とを選択して送信する。制御部10aは、送信4回目にはグループXの全てと、グループYの「Y0」領域のデータ群と、グループZの「Z3」領域のデータ群とを選択して送信する。
なお、分配装置1aから送信されたグループXの全てと、グループYの「Y0」領域のデータ群と、グループZの「Z0」領域のデータ群とからなるデータ群を受信した分配装置1bは、グループX、グループYの「Y0」領域のデータ群、及びグループZの「Z0」領域のデータ群夫々の内の、分配装置1b自身がECU4b,4b,…から受信して更新するデータ群を書き込み、分配装置1cへ送信する。分配装置1cは、グループX、グループYの「Y0」領域のデータ群、及びグループZの「Z0」領域のデータ群夫々の内の分配装置1c自身がECU4c,4c,…から受信して更新するデータ群を書き込み、分配装置1bへループバックする。
このように、分配装置1a,1b,1cから送信周期が到来する都度、グループ毎に分割されたデータが選択されて送信される場合、1回の送信周期に送信されるデータ量は、データベース11a,11b,11cの全てが送信される場合と比較して減少する。
図11は、本実施の形態における分配装置1a,1b,1c間で同期のために送受信されるデータを模式的に示す模式図である。図11(a)は、送信周期の都度、データベース11a,11b,11cに記憶されているデータ全てを送受信する場合のデータ群を示している。一方、図11(b)は、データベース11a,11b,11cに記憶されているデータをグループに分類し、グループ毎に分割してデータを送信する場合のデータ群を示している。図11(a)及び(b)いずれも横軸に時間の経過を表わし、送信周期200ミリ秒毎に目盛が振られている。
図11(a)に示すように、データベース11a,11b,11cに記憶されているデータを全て送信する場合、送信周期200ミリ秒毎に全てが分配装置1a,1b,1c間で送受信される。200ミリ秒毎に送受信されるデータ群の内には、3秒毎に更新されれば充分であって遅延許容時間が3000ミリ秒であるデータも含まれている。全てのデータが200ミリ秒毎に送受信される場合、このようなデータも200ミリ秒毎に送受信され、余分にデータが送受信されることになる。
一方で、図11(b)に示すように、データベース11a,11b,11cに記憶されているデータをグループに分類し、分類されたグループ毎に異なる分割数で分割して複数にわたって送信する場合、送信周期200ミリ秒毎に分配装置1a,1b,1c間で一回に送受信されるデータ量は、図11(a)全てを送受信する場合と比較して減少する。これにより、通信線2における余分な送受信を減少させ、通信負荷を軽減させることができる。また、本実施の形態における分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは分割数を決定し、毎回読み出すデータ数をグループ毎のデータ数を分割数で単純に除算することによって算出した。したがって、送信周期が到来する都度、分配装置1a,1b,1cの送受信されるデータ量は平準化されており、通信帯域が比較的狭い通信線2を利用した場合でも安定して送受信が行なわれることが期待できる。
なお、図11(b)に示したように、本実施の形態における分配装置1a,1b,1cの制御部10a,10b,10cは分割数を決定し、毎回読み出すデータ数をグループ毎のデータ数を分割数で単純に除算する構成としたので、送信周期が到来する都度、分配装置1a,1b,1cの送受信されるデータ量は平準化された。しかしながら、本発明はこれに限らず、送信周期が到来する都度、送信されるデータ量が平準化されることは必須ではなく、データベース11a,11b,11cの全体を送受信せずに、各グループ毎に遅延許容時間を超えない範囲でデータ量を削減して送信する。
また、各グループのデータの分割数は各グループの送信遅延許容時間を超えないように式(1)の条件を満たすように決定された。本実施の形態ではグループYのデータ群は3回にわたって送信されるので、送信周期3回分即ち200ミリ秒×3=600ミリ秒毎に送信が完了する。ECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…から分配装置1a,1b,1cへ、分配装置1a,1b,1cからECU4a,4a,…,4b,4b,…,4c,4c,…への送信に要する時間及びその場合の遅延の見込み時間を考慮しても、グループYのデータ群の遅延許容時間「1000ミリ秒」に対して十分な周期で送受信が完了する。
同様に、グループZのデータ群は10分割され、10回にわたって送信されるので、送信周期10回分即ち200ミリ秒×10=2000ミリ秒毎に送信が完了する。グループZのデータ群の遅延許容時間「3000ミリ秒」に対して十分な周期で送受信が完了する。
このように本発明による場合、周期的にデータを送信するに際して毎回全てのデータを送信することなく、送信遅延の許容を超えない範囲でグループ毎に送信が完了する周期を可変にし、一回の送信のデータ量を減少させることができる。これにより、分配装置1a,1b,1cはデータを効率的に送受信し、通信線2で送受信されるデータ量を減少させて通信負荷を軽減させることができる。
なお、本実施の形態における通信システムでは、分配装置1a,1b,1c間をディジーチェーン型により接続する構成とした。更に、分配装置1a,1b,1c間における同期のためのデータの送受信の手順を分配装置1aから送信されたデータ群を受信した分配装置1bが、自身が更新するデータ群の領域へ書き込みを行ない、分配装置1cへ送信し、それを受信した分配装置1cが更に、自身が更新するデータ群の領域へ書き込みを行ない、分配装置1b,1aへ順にループバックさせる構成とした。しかしながら、本発明における送受信の手順はこれに限らず、分配装置1a,1b,1c間をバス型に接続し、送信周期が到来する都度、分配装置1a,1b,1cが順番に、自身のデータベース11a,11b,11cに記憶してあるデータの内の、グループ毎に分割されたデータ群を選択して他の分配装置1a,1b,1cへ送信する構成でもよい。
本実施の形態における車載通信システムの構成を示す構成図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する分配装置及びECUの内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態における車載通信システムを構成する分配装置間で交換されるデータの内容を模式的に示す説明図である。 本実施の形態における分配装置及びECU間で送受信されるデータの遅延許容時間の内容例を示す説明図である。 本実施の形態における分配装置のデータベースのデータ構造の例を示す説明図である。 本実施の形態における分配装置の制御部によってデータがグループに分類される処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における分配装置の制御部によりグループ毎の分割数が決定され、読み出すべきデータ数が算出される処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態における分配装置の制御部により決定されて記憶されている分割数、及び読み出すデータ数の内容例を示す説明図である。 本実施の形態における分配装置の制御部がデータベースから読み出したデータを同期のために他の分配装置へ送信する処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態における分配装置の制御部によって、分類されたグループ毎に分割されるデータの内容例を模式的に示す説明図である。 本実施の形態における分配装置間で同期のために送受信されるデータを模式的に示す模式図である。
符号の説明
1a,1b,1c 分配装置(送信装置)
10a,10b,10c 制御部
11a,11b,11c データベース
12a,12b,12c 記憶部
4a,4b,4c ECU

Claims (4)

  1. 複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する第1送信手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と、前記記憶手段に記憶してあるデータを所定の送信周期で外部へ送信する第2送信手段とを備え、前記車両に搭載された送信装置において、
    前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類する手段と、
    グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定する手段と、
    該手段が決定した分割数でグループ毎にデータを分割する手段と、
    前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択する選択手段と
    を備え、
    前記第2送信手段は、前記選択手段が選択したデータを送信するようにしてあること
    を特徴とする送信装置。
  2. 前記選択手段は、分割されたデータをグループ毎に巡回的に選択するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と夫々備え、前記車両に搭載された複数の送信装置が、所定の送信周期で前記記憶手段に記憶してあるデータを他の送信装置へ送信する送信方法において、
    各送信装置は、
    前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類し、
    グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定し、
    決定した分割数でグループ毎にデータを分割し、
    前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択し、
    選択したデータを送信すること
    を特徴とする送信方法。
  4. 複数のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してあるデータを車両に搭載された1又は複数の外部装置へ送信する第1送信手段と、前記外部装置から受信したデータを前記記憶手段に記憶させる手段と、前記記憶手段に記憶してあるデータを送信する第2送信手段とを夫々備え、前記車両に搭載された複数の送信装置を含み、各送信装置は所定の送信周期で前記記憶手段に記憶してあるデータを他の送信装置へ周期的に送信して相互に受信し、夫々の記憶手段に記憶してあるデータの内容を同期するようにしてある通信システムにおいて、
    各送信装置は、
    前記記憶手段に記憶してあるデータを複数のグループに分類する手段と、
    グループ毎のデータの分割数が、該分割数に1を加えた数及び送信周期の積に相当する時間、前記外部装置へのデータの送信遅延見込み時間、並びに前記外部装置からのデータの送信遅延見込み時間を合算した時間が、グループ毎に予め定めてある送信完了許容時間を超えない範囲内で、最大の整数となるように決定する手段と、
    該手段が決定した分割数でグループ毎にデータを分割する手段と、
    前記送信周期が到来する都度、分割されたデータを各グループ毎に選択する選択手段と
    を備え、
    前記第2送信手段は、前記選択手段が選択したデータを送信するようにしてあること
    を特徴とする通信システム。
JP2007216393A 2007-08-22 2007-08-22 送信装置、送信方法及び通信システム Active JP4919192B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216393A JP4919192B2 (ja) 2007-08-22 2007-08-22 送信装置、送信方法及び通信システム
PCT/JP2008/064995 WO2009025350A1 (ja) 2007-08-22 2008-08-22 送信装置、送信方法及び通信システム
DE112008002252.6T DE112008002252B8 (de) 2007-08-22 2008-08-22 Sendevorrichtung, Sendeverfahren und Kommunikationssystem
US12/733,002 US8527601B2 (en) 2007-08-22 2008-08-22 Sending apparatus, sending method and communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216393A JP4919192B2 (ja) 2007-08-22 2007-08-22 送信装置、送信方法及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009049930A JP2009049930A (ja) 2009-03-05
JP4919192B2 true JP4919192B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=40378250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007216393A Active JP4919192B2 (ja) 2007-08-22 2007-08-22 送信装置、送信方法及び通信システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8527601B2 (ja)
JP (1) JP4919192B2 (ja)
DE (1) DE112008002252B8 (ja)
WO (1) WO2009025350A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6037827B2 (ja) * 2012-12-28 2016-12-07 三菱重工業株式会社 通信システムおよび機器
JP6729347B2 (ja) * 2016-12-21 2020-07-22 株式会社デンソー 通信中継装置及びプログラム
US11765233B2 (en) * 2020-04-24 2023-09-19 Mitsubishi Electric Corporation Communication device, communication system, communication method, and recording medium

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR920001576B1 (ko) 1987-09-09 1992-02-18 가부시끼가이샤 도시바 토큰패싱 버스 방식을 사용한 네트워크 시스템
JPH0720109B2 (ja) * 1987-09-09 1995-03-06 株式会社東芝 トークンパッシングバス方式を用いたネットワークシステム
JP2816016B2 (ja) * 1990-10-31 1998-10-27 株式会社東芝 スキャン伝送方式
JPH06189377A (ja) * 1992-12-17 1994-07-08 Toshiba Corp データ伝送装置
KR19980702740A (ko) * 1995-03-03 1998-08-05 밀러 럿셀 비 차량 전자 제어 장치의 파라미터를 감시하는 방법 및 장치
JP2001134301A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Toshiba Corp 監視制御システム、データ等価方法及び記憶媒体
JP2002099458A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Pioneer Electronic Corp データ通信システム
JP4397574B2 (ja) * 2002-10-18 2010-01-13 株式会社デンソー 車両用通信システム
JP3849675B2 (ja) * 2003-07-25 2006-11-22 トヨタ自動車株式会社 車両診断方法、車両診断システム、車両およびセンター
JP2005159568A (ja) 2003-11-21 2005-06-16 Calsonic Kansei Corp ゲートウェイ装置
WO2007043608A1 (ja) * 2005-10-12 2007-04-19 Autonetworks Technologies, Ltd. 車載データベース分配ノードおよび車載データベースシステム
US20080056192A1 (en) * 2006-08-31 2008-03-06 Piping Hot Networks Limited Latency reduction by adaptive packet fragmentation

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009025350A1 (ja) 2009-02-26
DE112008002252B4 (de) 2013-05-29
US20100138490A1 (en) 2010-06-03
JP2009049930A (ja) 2009-03-05
DE112008002252B8 (de) 2014-01-09
DE112008002252T5 (de) 2010-09-16
US8527601B2 (en) 2013-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5708338B2 (ja) 通信システム、中継装置及び通信方法
CN101194477A (zh) 通信系统节点的存储单元、数据存储方法及通信系统节点
JP5110998B2 (ja) 分配装置、通信システム及び通信方法
CN100407185C (zh) 主机设备、设备单元、通信系统和数据发送/接收方法
US8832053B2 (en) Relay device, communication system and communication method
US8867535B2 (en) Relay apparatus, communication system and communication method
US20140297911A1 (en) Method and device for coupling a first sensor to at least one second sensor
JP4919192B2 (ja) 送信装置、送信方法及び通信システム
US8761190B2 (en) Message loss prevention by using sender and receiver buffers in event-triggered distributed embedded real-time systems
JP2008306648A (ja) データ中継装置及びデータ中継方法並びに通信ネットワークシステム
JP5007904B2 (ja) 通信システム及び通信方法
JP2008172353A (ja) 車載中継装置、車載通信システム及び車載通信方法
JP2009035210A (ja) 車載通信システム
JP4784838B2 (ja) 分配装置、通信システム及び通信方法
JP5030614B2 (ja) 車載通信システム及び車載通信方法
JP2010124333A (ja) 中継装置、通信システム及び中継方法
JP4925860B2 (ja) 車載通信システム及び車載通信方法
JP7052631B2 (ja) 車載通信装置、通信プログラム及びメッセージ送信方法
JP2008302780A (ja) 車載通信システム及び車載通信方法
CN116601924A (zh) 用于确定机动车辆中的车载以太网网络内的传感器网络部件的方法
JP2009065518A (ja) 通信システム、通信装置及び通信方法
JP2009107501A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4919192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250