JP6399099B2 - 無線中継局、無線基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

無線中継局、無線基地局、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信を行う無線中継局、無線基地局、通信システムおよび通信方法に関する。
近年、無線基地局のカバーエリアを実質的に広くするために、または、通信端末における受信信号の電界強度を保つために、無線基地局と接続された無線中継局を設け、無線中継局に無線基地局と通信端末との間の通信を中継させる技術が考えられている。
図21は、中継装置が設けられた一般的な無線通信システムの一形態を示す図である。
図21に示した無線通信システムは、無線基地局であるDeNB(Donor evolved Node B)1000−1、1000−2と、無線中継局であるRN(Relay Node)2000と、通信端末であるUE(User Equipment)3000−1、3000−2とから構成されている。
RN2000は、DeNB1000−1とUE3000−1との間の通信を中継する。
また、RN2000は、DeNB1000−2とUE3000−2との間の通信を中継する。
また、上記のような無線中継局において、無線中継局が下り回線制御信号を通信端末へ送信しているタイミングで、下り回線制御信号が無線基地局から送信されてきた場合に、無線基地局から送信されてきた下り回線制御信号を受信できるようなリソース領域を割り当てる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2012/147295号
以下に、図21に示した無線通信システムにおける処理について説明する。
図22は、図21に示した無線通信システムにおける上りデータ送信処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、UE3000−1が、上りデータをDeNB1000−1へ送信するための上りスケジューリング要求信号(SR_a)をRN2000へ送信する。すると、RN2000は、その応答信号として上りスケジューリング情報信号(UL_Grant for SR_a)をUE3000−1へ送信する。続いて、UE3000−1は、上りデータを一時格納しておくバッファの格納状態を示す上りバッファ状態報告信号(BSR_a)をRN2000へ送信する。すると、RN2000は、その応答信号(UL_Grant for BSR_a)をUE3000−1へ送信する。UL_Grant for BSR_aを受信したUE3000−1は、DeNB1000−1へ送信する上りデータ(UL_Data_a)をRN2000へ送信する。RN2000は、UE3000−1からUL_Data_aを受信すると、DeNB1000−1へSR_aを送信する。
また、UE3000−2が、上りデータをDeNB1000−2へ送信するための上りスケジューリング要求信号(SR_b)をRN2000へ送信する。すると、RN2000は、その応答信号として上りスケジューリング情報信号(UL_Grant for SR_b)をUE3000−2へ送信する。続いて、UE3000−2は、上りデータを一時格納しておくバッファの格納状態を示す上りバッファ状態報告信号(BSR_b)をRN2000へ送信する。すると、RN2000は、その応答信号(UL_Grant for BSR_b)をUE3000−2へ送信する。UL_Grant for BSR_bを受信したUE3000−2は、DeNB1000−2へ送信する上りデータ(UL_Data_b)をRN2000へ送信する。RN2000は、UE3000−2からUL_Data_bを受信すると、DeNB1000−2へSR_bを送信する。
その後、DeNB1000−1がRN2000へUL_Grant for SR_aを送信すると同時に、DeNB1000−2がRN2000へUL_Grant for SR_bを送信すると、RN2000は、どちらか一方の上りスケジューリング情報信号の受信処理しかできない。また、RN2000は、DeNB1000−1へのBSR_aの送信と、DeNB1000−2へのBSR_bとの送信を同時に行おうとしても、どちらか一方への上りバッファ状態報告信号しか送信できない。
また、DeNB1000−1がRN2000へUL_Grant for BSR_aを送信すると同時に、DeNB1000−2がRN2000へUL_Grant for BSR_bを送信すると、RN2000は、どちらか一方の応答信号の受信処理しかできない。また、RN2000は、DeNB1000−1へのUL_Data_aの送信と、DeNB1000−2へのUL_Data_bとの送信を同時に行おうとしても、どちらか一方への上りデータしか送信できない。
このように、複数の無線基地局との間における信号の送信タイミングや受信タイミングが同時になってしまう場合がある。例えば、RN2000がDeNB1000−2との間のこれらの信号の送受信ができなかったとすると、DeNB1000−2との間でこれらの信号の再送処理が行われ、上りデータ伝送が遅延するという問題点がある。
図23は、図21に示した無線通信システムにおける上りデータ送信処理の他の例を説明するためのシーケンス図である。図23において、RN2000が、DeNB1000−1へのUL_Data_aの送信と、DeNB1000−2へのUL_Data_bとの送信を同時に行おうとする手順までは、図22と同様である。図23では、その後にパケットが破棄される場合について説明する。
図23は、複数の無線基地局との間における信号の送信タイミングや受信タイミングが同時になってしまい、例えば、RN2000がDeNB1000−2との間のこれらの信号の送受信ができないと、遅延に伴うパケット(上りデータ)が破棄される場合を示す。例えば、RN2000がDeNB1000−2へ上りデータを送信できないことにより、上りデータをRN2000内にバッファリングしておく時間がタイムアウトした場合に、バッファリングされていた上りデータが破棄されてしまう。すると、再度、UE3000−2とRN2000との間で、上記の信号の送受信が行われ、RN2000とDeNB1000−2との間でこれらの信号の再送処理が行われ、上りデータ伝送の遅延が生じてしまうという問題点がある。
図24は、図21に示した無線通信システムにおける下りデータ送信処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
DeNB1000−1がRN2000へ下りデータ(DL_Data_a)を送信すると同時に、DeNB1000−2がRN2000へ下りデータ(DL_Data_b)を送信すると、RN2000は、どちらか一方の下りデータの受信処理しかできない。例えば、RN2000がDeNB1000−1から送信されてきたDL_Data_aの受信処理しかできなかった場合、RN2000は、UE3000−1へDL_Data_aを送信する。すると、UE3000−1は下りデータを受信した応答としてAck(HARQ)_aをRN2000へ送信する。
RN2000は、UE3000−1からAck(HARQ)_aを受信すると、DeNB1000−1へAck(HARQ)_aを送信する。一方、RN2000は、DeNB1000−2から下りデータを受信していないため、その旨を示す信号であるNack(HARQ)_bをDeNB1000−2へ送信する。
すると、DeNB1000−2は、RN2000へ、UE3000−2へ送信する下りデータ(DL_Data_b)を再送する。DeNB1000−2からDL_Data_bを受信したRN2000は、DL_Data_bをUE3000−2へ送信する。
このように、下りデータ伝送についても、上りデータ伝送と同様に、同時送信による遅延が生じてしまうという問題点がある。
また、特許文献1に記載された技術は、リソース領域の割り当てを行う技術に過ぎず、上記の構成と同様に、複数のノードとの間の同時送信や同時受信によるデータ伝送遅延を防ぐことができないという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する無線中継局、無線基地局、通信システムおよび通信方法を提供することである。
本発明の無線中継局は、
通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信手段を有する。
また、本発明の無線基地局は、
通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信手段を有する。
また、本発明の通信システムは、
無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムであって、
前記無線中継局は、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信手段を有する。
また、本発明の通信システムは、
無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムであって、
前記無線基地局は、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信手段を有する。
また、本発明の通信方法は、
通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行うことを含む。
また、本発明の通信方法は、
通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行うことを含む。
また、本発明の通信方法は、
無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
前記無線中継局が、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行うことを含む。
また、本発明の通信方法は、
無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
前記無線基地局が、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行うことを含む。
以上説明したように、本発明においては、データ伝送の効率化を図ることができる。
本発明の通信システムの第1の実施の形態を示す図である。 図1に示したRNの内部構成の一例を示す図である。 図1に示した通信システムにおける通信方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の通信システムの第2の実施の形態を示す図である。 図4に示したDeNBの内部構成の一例を示す図である。 図4に示した通信システムにおける通信方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の通信システムの第3の実施の形態を示す図である。 図7に示したRNの内部構成の一例を示す図である。 図7に示したDeNBの内部構成の一例を示す図である。 図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したRNにおけるUL SR/UL BSRの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したDeNBにおけるUL Grantの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したRNにおけるUL Dataの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図7に示した通信システムにおけるデータの流れの一例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の通信システムの第4の実施の形態を示す図である。 図14に示したRNの内部構成の一例を示す図である。 図14に示したDeNBの内部構成の一例を示す図である。 図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したDeNBにおけるDL SR/DL BSRの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したRNにおけるDL Grantの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したDeNBにおけるDL Dataの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図14に示した通信システムにおけるデータの流れの一例を説明するためのシーケンス図である。 中継装置が設けられた一般的な無線通信システムの一形態を示す図である。 図21に示した無線通信システムにおける上りデータ送信処理の一例を説明するためのシーケンス図である。 図21に示した無線通信システムにおける上りデータ送信処理の他の例を説明するためのシーケンス図である。 図21に示した無線通信システムにおける下りデータ送信処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の通信システムの第1の実施の形態を示す図である。本形態における通信システムは図1に示すように、DeNB100と、RN200と、UE300とを具備している。DeNB100は、RN200を介してUE300と通信を行う無線基地局である。RN200は、DeNB100とUE300との間の通信を中継する無線中継局である。UE300は、RN200を介してDeNB100と通信を行う通信端末である。
図2は、図1に示したRN200の内部構成の一例を示す図である。図1に示したRN200は図2に示すように、送信部201を有している。なお、図2には、図1に示したRN200が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。
送信部201は、UE300から送信されてきた上りデータをDeNB100へ送信する。このとき、送信部201は、UE300から送信されてきた上りデータをDeNB100へ送信することが可能なタイミングをDeNB100へ通知してから、上りデータをDeNB100へ送信する。なお、本願の各ブロック図において、ブロックに付された矢印は説明に対応する信号の伝搬方向のみを示し、他の信号の伝搬方向を限定しない。
以下に、図1に示した通信システムにおける通信方法について説明する。図3は、図1に示した通信システムにおける通信方法の一例を説明するためのフローチャートである。まず、RN200が、UE300から送信されてきた上りデータを受信すると(ステップS1)、送信部201は、上りデータを送信することが可能なタイミングをDeNB100へ通知する(ステップS2)。その後、当該タイミングで、送信部201は、上りデータをDeNB100へ送信する(ステップS3)。このように、無線中継局が、自身が上りデータを送信することが可能なタイミングを無線基地局へ通知してから、当該タイミングで上りデータを無線基地局へ送信する。そのため、第1の実施の形態の通信システムは、上りデータの送信失敗を防ぐことができ、ひいては、データ伝送の効率化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の通信システムの第2の実施の形態を示す図である。本形態における通信システムは図4に示すように、DeNB101と、RN202と、UE300とを具備している。DeNB101は、RN202を介してUE300と通信を行う無線基地局である。RN202は、DeNB101とUE300との間の通信を中継する無線中継局である。UE300は、RN202を介してDeNB101と通信を行う通信端末である。
図5は、図4に示したDeNB101の内部構成の一例を示す図である。図4に示したDeNB101は図5に示すように、送信部102を有している。なお、図5には、図4に示したDeNB101が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。送信部102は、RN202へ下りデータを送信することが可能なタイミングをRN202へ通知してから、下りデータをRN202へ送信する。
以下に、図4に示した通信システムにおける通信方法について説明する。図6は、図4に示した通信システムにおける通信方法の一例を説明するためのフローチャートである。まず、DeNB101が、DeNB101の上位装置(例えば、SGW:Serving Gateway)から送信されてきた下りデータを受信すると(ステップS11)、送信部102は、下りデータを送信することが可能なタイミングをRN202へ通知する(ステップS12)。その後、当該タイミングで、送信部102は、下りデータをRN202へ送信する(ステップS13)。
このように、無線基地局が、自身が下りデータを送信することが可能なタイミングを無線中継局へ通知してから、当該タイミングで下りデータを無線中継局へ送信する。そのため、第2の実施の形態の通信システムは、下りデータの送信失敗を防ぐことができ、ひいては、データ伝送の効率化を図ることができる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の通信システムの第3の実施の形態を示す図である。本形態における通信システムは図7に示すように、DeNB103−1、103−2と、RN203と、UE300−1、300−2とを具備している。DeNB103−1は、RN203を介してUE300−1と通信を行う無線基地局である。DeNB103−2は、RN203を介してUE300−2と通信を行う無線基地局である。RN203は、DeNB103−1とUE300−1との間の通信およびDeNB103−2とUE300−2との間の通信を中継する無線中継局である。また、RN203は、SC−FDMAまたはTD−SCDMAの通信方式を用いて、DeNB103−1及び103−2へ上りの信号を送信する。SC−FDMAは「Single Carrier−Frequency Division Multiple Access」の略であり、TD−SCDMAは、「Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access」の略である。UE300−1は、RN203を介してDeNB103−1と通信を行う通信端末である。UE300−2は、RN203を介してDeNB103−2と通信を行う通信端末である。
図8は、図7に示したRN203の内部構成の一例を示す図である。
図7に示したRN203は図8に示すように、送信部204と、UL Data受信部211とを有している。さらに、送信部204は、UL Grant受信部210と、UL Grant情報蓄積部212と、UL SR/BSR情報蓄積部213と、UL送信確定タイミング抽出部214と、UL送受信候補タイミング抽出部215と、UL対向ノード判別部216と、UL対向ノードフラグ付与部217と、UL送受信可能タイミング候補付与部218と、UL SR/BSR判別部219と、UL BSR生成部220と、UL BSR送信部221と、UL SR生成部222と、UL SR送信部223と、UL Data送信可否判別部224と、SR/BSR再送処理部225と、UL Data送信部226とを有している。なお、図8には、図7に示したRN203が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。
UL Data受信部211は、UE300−1、300−2から送信されてきた上りデータを受信し、受信した上りデータをUL対向ノード判別部216へ出力する。
UL Grant受信部210は、DeNB103−1、103−2から送信されてきた上りスケジューリング情報等の応答信号(UL Grant)を受信し、UL Grant情報蓄積部212へ出力する。
UL Grant情報蓄積部212は、UL Grant受信部210から出力されてきたUL Grantを蓄積する。
UL SR/BSR情報蓄積部213は、UL SR送信部223から送信済みの上りスケジューリング要求(UL Scheduling Request:以下、UL SRと称する)信号に含まれる上りバッファ状態報告(UL Buffer Status Report:以下、UL BSRと称する)信号の送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。また、UL SR/BSR情報蓄積部213は、UL BSR送信部221から送信済みのUL BSRに含まれる上りデータ(UL Data)の送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。
UL送信確定タイミング抽出部214は、UL Grant情報蓄積部212が蓄積しているUL Grantに基づいて、UL SRに含めるUL BSRの送信可能タイミング候補を抽出する。また、UL送信確定タイミング抽出部214は、UL Grant情報蓄積部212が蓄積しているUL Grantに基づいて、UL BSRに含めるUL Dataの送信可能タイミング候補を抽出する。
UL送受信候補タイミング抽出部215は、UL SR/BSR情報蓄積部213が蓄積しているUL SRに含まれているUL BSRを送信する送信タイミング候補およびUL Grantの受信タイミングを参照する。また、UL送受信候補タイミング抽出部215は、UL SR/BSR情報蓄積部213が蓄積しているUL BSRに含まれているUL Dataを送信する送信タイミング候補およびUL Grantの受信タイミングを参照する。そして、UL送受信候補タイミング抽出部215は、これらの参照したタイミングから、該当UL SR/BSRで送信することが可能な次UL BSR/UL Dataに対する送信タイミング候補と、該当UL BSR/UL Dataを送信するためのUL Grantを受信する受信タイミング候補とを抽出する。
UL対向ノード判別部216は、対向ノードを判別する。具体的には、UL対向ノード判別部216は、対向ノードが、DeNB103−1、103−2であるか、またはSGWのような上位装置であるかを判別する。本形態においては、送信部204がRN203に実装されているため、UL対向ノード判別部216は、対向ノードはDeNB103−1、103−2であると判別する。一方、送信部204がDeNB103−1やDeNB103−2に実装されている場合は、UL対向ノード判別部216は、対向ノードはそれらの上位装置であるSGWであると判別する。
UL対向ノードフラグ付与部217は、UL対向ノード判別部216が判別した結果に応じてフラグを付与する。
UL送受信可能タイミング候補付与部218は、UL送信確定タイミング抽出部214およびUL送受信候補タイミング抽出部215が抽出した情報に基づいて、UL SRに含めるUL BSRの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。また、UL送受信可能タイミング候補付与部218は、UL送信確定タイミング抽出部214およびUL送受信候補タイミング抽出部215が抽出した情報に基づいて、UL BSRに含めるUL Dataの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。
UL SR/BSR判別部219は、UL Grantに基づいて、次に送信すべき信号がUL SRとUL BSRとのどちらであるかを判別する。
UL BSR生成部220は、UL SR/BSR判別部219が、次に送信すべき信号がUL BSRであると判別した場合、上記タイミング情報を含めたUL BSRを生成する。
UL BSR送信部221は、UL BSR生成部220が生成したUL BSRをDeNB103−1、103−2へ送信する上りバッファ状態報告信号送信部である。つまり、UL BSR送信部221は、UL BSRをDeNB103−1、103−2へ送信する際、UL BSRに対するUL Grantを受信可能なタイミングを示す情報と、UL DataをDeNB103−1、103−2へ送信することが可能なタイミングを示す情報とをUL BSRに含めて送信する。
UL SR生成部222は、UL SR/BSR判別部219が、次に送信すべき信号がUL SRであると判別した場合、上記タイミング情報を含めたUL SRを生成する。
UL SR送信部223は、UL SR生成部222が生成したUL SRをDeNB103−1、103−2へ送信する上りスケジューリング要求信号送信部である。つまり、UL SR送信部223は、UL SRをDeNB103−1、103−2へ送信する際、UL SRに対するUL Grantを受信可能なタイミングを示す情報と、UL BSRをDeNB103−1、103−2へ送信することが可能なタイミングを示す情報とをUL SRに含めて送信する。
UL Data送信可否判別部224は、UL Grant情報蓄積部212が蓄積しているUL Grantに基づいて、UL Dataの送信の可否を判別する。具体的には、UL Data送信可否判別部224は、UL Grant情報蓄積部212が蓄積しているUL Grantで通知した送信タイミングに基づいて、UL Dataの送信の可否を判別する。
SR/BSR再送処理部225は、UL Data送信可否判別部224がUL Dataを送信することができないと判別した場合、UL SRおよびUL BSRの再送処理を行う。
UL Data送信部226は、UL Data送信可否判別部224がUL Dataを送信することができると判別した場合、DeNB103−1、103−2へUL Dataを送信する。
図9は、図7に示したDeNB103−1の内部構成の一例を示す図である。図7に示したDeNB103−1は、図9に示すように、UL SR/BSR受信部110と、UL SR/BSR情報蓄積部111と、UL送受信候補タイミング抽出部112と、UL Grant情報蓄積部113と、UL送受信確定タイミング抽出部114と、UL対向ノード判別部115と、UL Grant確定タイミング付与部116と、UL Grant生成部117と、UL Grant送信部118とを有している。なお、図9には、図7に示したDeNB103−1が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。また、図7に示したDeNB103−2も、図9に示した構成要素を具備している。
UL SR/BSR受信部110は、RN203から送信されてきたUL SRおよびUL BSRを受信し、UL対向ノード判別部115へ出力する。
UL SR/BSR情報蓄積部111は、UL SR/BSR受信部110から出力されてきたUL SRに含まれているUL BSRの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補情報を蓄積する。また、UL SR/BSR情報蓄積部111は、UL SR/BSR受信部110から出力されてきたUL BSRに含まれているUL Dataの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補情報を蓄積する。
UL送受信候補タイミング抽出部112は、UL SR/BSR情報蓄積部111に蓄積されているUL BSRの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補情報を抽出する。また、UL送受信候補タイミング抽出部112は、UL SR/BSR情報蓄積部111に蓄積されているUL Dataの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補情報を抽出する。
UL Grant情報蓄積部113は、UL Grant送信部118から送信済みのUL BSR/UL Dataの送信タイミングおよびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。
UL送受信確定タイミング抽出部114は、UL Grant情報蓄積部113に蓄積されているUL BSR/UL Dataの送信タイミングおよびUL Grantの受信タイミング情報を抽出する。
UL対向ノード判別部115は、対向ノードを判別する。具体的には、UL対向ノード判別部115は、下位に接続された対向ノードが、UE300−1、300−2であるか、またはRN203であるかを判別する。本形態においては、図9に示した構成要素がDeNB103−1に実装されているため、UL対向ノード判別部115は、対向ノードはRN203であると判別する。一方、図9に示した構成要素がRN203に実装されている場合は、UL対向ノード判別部115は、対向ノードはUE300−1、300−2であると判別する。
ここで、UL対向ノード判別部115が、対向ノードはUE300−1、300−2であると判別したとする。この場合には、UL Grant確定タイミング付与部116は、UL送受信確定タイミング抽出部114が抽出したタイミング以外のタイミングを、UL Grantの受信タイミングおよびUL BSR/UL Dataの送信タイミングとして付与する。
また、UL対向ノード判別部115が、対向ノードはRN203であると判別したとする。この場合には、UL Grant確定タイミング付与部116は、UL送受信確定タイミング抽出部114およびUL送受信候補タイミング抽出部112が抽出したタイミングを、UL Grantの受信タイミングおよびUL BSR/UL Dataの送信タイミングとして付与する。
UL Grant生成部117は、UL Grant確定タイミング付与部116が付与した情報に基づいて、UL Grantを生成し、UL Grant送信部118へ出力する。
UL Grant送信部118は、UL Grant生成部117から出力されてきたUL GrantをRN203へ送信する。
以下に、図7に示した通信システムにおける通信方法について説明する。ここでは、DeNB103−1とUE300−1との間の通信をRN203が中継する場合を例に挙げて説明する。
まずは、図7に示したRN203におけるUL SR/UL BSRの送信処理について説明する。
図10は、図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したRN203におけるUL SR/UL BSRの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、RN203が、UL SRまたはUL BSRの送信を開始すると(ステップS21)、UL対向ノード判別部216が、対向ノードがDeNB103−1と、SGW等の上位装置とのどちらであるかを判別する(ステップS22)。UL対向ノード判別部216が、対向ノードがDeNB103−1であると判別すると、UL対向ノードフラグ付与部217は、DeNBフラグを付与する(ステップS23)。
すると、UL送信確定タイミング抽出部214は、UL Grant受信部210がUL Grantを受信しているか、つまり、UL Grant情報蓄積部212がUL Grantを蓄積しているかどうかを判別する(ステップS24)。UL Grant情報蓄積部212がUL Grantを蓄積している場合、UL送信確定タイミング抽出部214は、蓄積しているUL Grantで割り当て済みのUplinkの送信タイミングを除去する(ステップS25)。
一方、ステップS24にて、UL Grant情報蓄積部212がUL Grantを蓄積していない場合、ステップS25の処理は行われない。
続いて、UL SR/BSR情報蓄積部213は、UL SR送信部223がUL SRを送信済みか、またはUL BSR送信部221がUL BSRを送信済みかどうかを判別する(ステップS26)。この判別には、UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL BSRの送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報、またはUL Dataの送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積しているかどうかを判別することを用いる。
例えば、UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL BSRの送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積している場合、UL SR/BSR情報蓄積部213は、UL SR送信部223がUL SRを送信済みであると判別する。また、例えば、UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL Dataの送信タイミング情報およびUL Grantの受信タイミング情報を蓄積している場合、UL SR/BSR情報蓄積部213は、UL BSR送信部221がUL BSRを送信済みであると判別する。
UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL SR送信部223がUL SRを送信済みであると判別した場合、UL送受信候補タイミング抽出部215は、UL SRを用いて通知済みのUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとを除去する。また、UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL BSR送信部221がUL BSRを送信済みであると判別した場合、UL送受信候補タイミング抽出部215は、UL BSRを用いて通知済みのUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとを除去する(ステップS27)。
一方、ステップS26にて、UL SR/BSR情報蓄積部213が、UL SR送信部223がUL SRを、またUL BSR送信部221がUL BSRを送信済みではないと判別した場合は、ステップS27の処理は行われない。
続いて、UL送受信可能タイミング候補付与部218は、送信する信号がUL SRである場合、上記のタイミングの除去の結果に基づいて、UL SRに含めるUL BSRの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。すると、付与されたタイミング情報を含めたUL SRをUL SR生成部222が生成し、UL SR送信部223がDeNB103−1へ送信する。また、UL送受信可能タイミング候補付与部218は、送信する信号がUL BSRである場合、上記のタイミングの除去の結果に基づいて、UL Dataの送信可能タイミング候補およびUL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。すると、付与されたタイミング情報を含めたUL BSRをUL BSR生成部220が生成し、UL BSR送信部221がDeNB103−1へ送信する(ステップS28)。
一方、送信部204がDeNB103−1に実装されている場合、ステップS22にて、UL対向ノード判別部216が、対向ノードがSGWであると判別するため、UL対向ノードフラグ付与部217は、SGWフラグを付与する(ステップS29)。そして、DeNB103−1は、UL DataをSGWへ送信する(ステップS30)。
次に、図7に示したDeNB103−1におけるUL Grantの送信処理について説明する。
図11は、図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したDeNB103−1におけるUL Grantの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、UL SR/BSR受信部110がUL SRまたはUL BSRを受信すると(ステップS41)、UL Grant送信部118が他のUL Grantを送信したかどうかを判別する(ステップS42)。例えば、UL Grant情報蓄積部113が、UL Grant送信部118から送信済みのUL Grantの受信タイミング情報を蓄積しているかどうかに基づいて、UL Grant送信部118が他のUL Grantを送信したかどうかを判別するものであっても良い。具体的には、UL Grant情報蓄積部113が、UL Grant送信部118から送信済みのUL Grantの受信タイミング情報を蓄積している場合、UL Grant送信部118が他のUL Grantを送信したと判別するものであっても良い。
UL Grant送信部118が他のUL Grantを送信したと判別した場合、UL送受信確定タイミング抽出部114は、UL Grant情報蓄積部113が蓄積しているUL Grantで割り当て済みのUL Grantの受信タイミングとUplinkの送信タイミングとを除去する(ステップS43)。
一方、ステップS42にて、UL Grant情報蓄積部113がUL Grantを蓄積していない場合、ステップS43の処理は行われない。
続いて、UL SR/BSR受信部110が受信したUL SR/UL BSRの中にUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとが含まれているかどうかを、UL SR/BSR情報蓄積部111が判別する(ステップS44)。UL SR/BSR受信部110が受信したUL SR/UL BSRの中にUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとが含まれている場合、UL SR/BSR情報蓄積部111は、それらのタイミングを蓄積する。すると、UL送受信候補タイミング抽出部112は、UL SR/BSR情報蓄積部111に蓄積されているUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとを抽出する(ステップS45)。
続いて、UL Grant確定タイミング付与部116は、UL送受信確定タイミング抽出部114およびUL送受信候補タイミング抽出部112が抽出したタイミングで、UL Grantを送信可能であるかどうかを判別する(ステップS46)。UL Grant確定タイミング付与部116が、抽出されたタイミングでUL Grantを送信可能であると判別した場合、当該タイミングをUL Grantの受信タイミングおよびUL BSR/UL Dataの送信タイミングとして付与する。すると、UL Grant生成部117は、UL Grant確定タイミング付与部116が付与した情報に基づいて、UL Grantを生成する。続いて、UL Grant送信部118は、UL Grant生成部117が生成したUL GrantをRN203へ送信する(ステップS47)。
一方、ステップS44にて、UL SR/BSR受信部110が受信したUL SR/UL BSRの中にUL Grant受信可能タイミングとUplink送信可能タイミングとが含まれていない場合、UL Grant生成部117はUL Grantを生成する。続いて、UL Grant送信部118は、UL Grant生成部117が生成したUL GrantをRN203へ送信する(ステップS48)。
また、ステップS46にて、UL Grant確定タイミング付与部116が、抽出されたタイミングでUL Grantを送信可能ではないと判別したとする。この場合には、UL Grant確定タイミング付与部116は、当該タイミング以外のタイミングをUL Grantの受信タイミングおよびUL BSR/UL Dataの送信タイミングとして付与する。すると、UL Grant生成部117は、UL Grant確定タイミング付与部116が付与した情報に基づいて、UL Grantを生成する。続いて、UL Grant送信部118は、UL Grant生成部117が生成したUL GrantをRN203へ送信する(ステップS49)。
次に、図7に示したRN203におけるUL Dataの送信処理について説明する。
図12は、図7に示した通信システムにおける通信方法のうち、図7に示したRN203におけるUL Dataの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、UL Grant受信部210が、DeNB103−1から送信されてきたUL Grantを受信すると(ステップS51)、受信したUL Grantに含まれるタイミング情報をUL Grant情報蓄積部212が蓄積する。続いて、UL Data送信可否判別部224が、UL Grant情報蓄積部212に蓄積されたタイミング情報に基づいて、UL Dataを送信できるかどうかを判別する(ステップS52)。例えば、UL Data送信可否判別部224は、UL Grant情報蓄積部212が蓄積しているタイミング情報が他のDeNBへの送信に使われている場合、UL Dataを送信できないと判別する。UL Data送信可否判別部224が、UL Grant受信部210が受信したタイミングでUL Dataを送信できると判別した場合、UL Data送信部226は当該タイミングでUL DataをDeNB103−1へ送信する(ステップS53)。
一方、ステップS52にて、UL Data送信可否判別部224が、UL Grant受信部210が受信したタイミングでUL Dataを送信できないと判別した場合は、SR/BSR再送処理部225はUL SR/BSRの再送処理を行う(ステップS54)。
以下に、上述した処理に基づいた、UE300−1及び300−2、RN203、DeNB103−1及び103−2の間のデータの流れについて説明する。図13は、図7に示した通信システムにおけるデータの流れの一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、UE300−1が、上りデータであるUL DataをDeNB103−1へ送信するための上りスケジューリング要求信号(UL SR_a)をRN203へ送信する(ステップS61)。すると、RN203は、その応答信号(UL Grant for SR_a)をUE300−1へ送信する(ステップS62)。続いて、UE300−1は、UL Dataを一時格納しておくバッファの格納状態を示す上りバッファ状態報告信号(UL BSR_a)をRN203へ送信する(ステップS63)。すると、RN203は、その応答信号(UL Grant for BSR_a)をUE300−1へ送信する(ステップS64)。UL Grant for BSR_aを受信したUE300−1は、DeNB103−1へ送信する上りデータ(UL Data_a)をRN203へ送信する(ステップS65)。
RN203は、UE300−1からUL Data_aを受信すると、DeNB103−1へUL SR_aを送信する(ステップS66)。このとき、RN203は、その応答信号であるUL Grant for SR_aの受信可能なタイミングと、UL BSR_aの送信可能なタイミングとを、UL SR_aに含めて送信する。
また、UE300−2が、上りデータであるUL DataをDeNB103−2へ送信するための上りスケジューリング要求信号(UL SR_b)をRN203へ送信する(ステップS67)。すると、RN203は、その応答信号(UL Grant for SR_b)をUE300−2へ送信する(ステップS68)。続いて、UE300−2は、UL Dataを一時格納しておくバッファの格納状態を示す上りバッファ状態報告信号(UL BSR_b)をRN203へ送信する(ステップS69)。すると、RN203は、その応答信号(UL Grant for BSR_b)をUE300−2へ送信する(ステップS70)。UL Grant for BSR_bを受信したUE300−2は、DeNB103−2へ送信する上りデータ(UL Data_b)をRN203へ送信する(ステップS71)。
RN203は、UE300−2からUL Data_bを受信すると、DeNB103−2へUL SR_bを送信する(ステップS72)。このとき、RN203は、その応答信号であるUL Grant for SR_bの受信可能なタイミングと、UL BSR_bの送信可能なタイミングとを、UL SR_bに含めて送信する。
ここで、ステップS66にて送信されるUL Grant for SR_aの受信可能なタイミングと、ステップS72にて送信されるUL Grant for SR_bの受信可能なタイミングとは、一方の受信処理が他方の受信処理に影響を与えないタイミングである。このことは上述した通りである。
また、ステップS66にてUL SR_aに含まれるUL BSR_aの送信可能なタイミングと、ステップS72にてUL SR_bに含まれるUL BSR_bの送信可能なタイミングとは、一方の送信処理が他方の送信処理に影響を与えないタイミングである。このことも上述した通りである。
すると、DeNB103−1が、RN203から送信されてきたUL SR_aに含まれたUL Grant for SR_aの受信可能なタイミングに基づいて、UL Grant for SR_aをRN203へ送信する(ステップS73)。また、DeNB103−2が、RN203から送信されてきたUL SR_bに含まれたUL Grant for SR_bの受信可能なタイミングに基づいて、UL Grant for SR_bをRN203へ送信する(ステップS74)。
続いて、RN203は、ステップS66でDeNB103−1へ通知したタイミングで、DeNB103−1へUL BSR_aを送信する(ステップS75)。このとき、RN203は、その応答信号であるUL Grant for BSR_aの受信可能なタイミングと、UL Data_aの送信可能なタイミングとを、UL BSR_aに含めて送信する。また、RN203は、ステップS72でDeNB103−2へ通知したタイミングで、DeNB103−2へUL BSR_bを送信する(ステップS76)。このとき、RN203は、その応答信号であるUL Grant for BSR_bの受信可能なタイミングと、UL Data_bの送信可能なタイミングとを、UL BSR_bに含めて送信する。
ここで、ステップS75にてUL BSR_aに含まれるUL Grant for BSR_aの受信可能なタイミングと、ステップS76にてUL BSR_bに含まれるUL Grant for BSR_bの受信可能なタイミングとは、一方の受信処理が他方の受信処理に影響を与えないタイミングである。このことは上述した通りである。また、ステップS75にてUL BSR_aに含まれるUL Data_aの送信可能なタイミングと、ステップS76にてUL BSR_bに含まれるUL Data_bの送信可能なタイミングとは、一方の送信処理が他方の送信処理に影響を与えないタイミングである。このことも上述した通りである。
すると、DeNB103−1が、RN203から送信されてきたUL BSR_aに含まれたUL Grant for BSR_aの受信可能なタイミングに基づいて、UL Grant for BSR_aをRN203へ送信する(ステップS77)。また、DeNB103−2が、RN203から送信されてきたUL BSR_bに含まれたUL Grant for BSR_bの受信可能なタイミングに基づいて、UL Grant for BSR_bをRN203へ送信する(ステップS78)。
続いて、RN203は、ステップS75でDeNB103−1へ通知したタイミングで、DeNB103−1へUL Data_aを送信する(ステップS79)。また、RN203は、ステップS76でDeNB103−2へ通知したタイミングで、DeNB103−2へUL Data_bを送信する(ステップS80)。
このように、RN203が、自身が応答信号を受信することが可能なタイミングや、上りデータを送信することが可能なタイミングをDeNB103−1、103−2へ通知してから、当該タイミングで要求信号や上りデータをDeNB103−1、103−2へ送信する。そのため、第3の実施の形態の通信システムは、応答信号の受信処理の失敗や上りデータの送信処理の失敗を防ぐことができ、ひいては、データ伝送の効率化を図ることができる。
(第4の実施の形態)
図14は、本発明の通信システムの第4の実施の形態を示す図である。
本形態における通信システムは図14に示すように、DeNB104−1、104−2と、RN205と、UE300−1、300−2とを具備している。
DeNB104−1は、RN205を介してUE300−1と通信を行う無線基地局である。DeNB104−2は、RN205を介してUE300−2と通信を行う無線基地局である。DeNB104−1、104−2は、直交周波数分割多重アクセス方式を用いて、RN205へ下りの信号を送信する。
RN205は、DeNB104−1とUE300−1との間の通信およびDeNB104−2とUE300−2との間の通信を中継する無線中継局である。
UE300−1は、RN205を介してDeNB104−1と通信を行う通信端末である。UE300−2は、RN205を介してDeNB104−2と通信を行う通信端末である。
図15は、図14に示したRN205の内部構成の一例を示す図である。
図14に示したRN205は図15に示すように、DL SR/BSR受信部231と、DL SR/BSR情報蓄積部232と、DL送受信候補タイミング抽出部233と、DL Grant情報蓄積部234と、DL送受信確定タイミング抽出部235と、DL Grant確定タイミング付与部236と、DL Grant生成部237と、DL Grant送信部238とを有している。なお、図15には、図14に示したRN205が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。
DL SR/BSR受信部231は、DeNB104−1、104−2から送信されてきた下りスケジューリング情報(DL Scheduling Request:以下、DL SRと称する)および下りバッファ状態報告(DL Buffer Status Report:以下、DL BSRと称する)を受信する。DL SR/BSR受信部231は、受信したDL SRおよびDL BSRをDL SR/BSR情報蓄積部232へ出力する。
DL SR/BSR情報蓄積部232は、DL SR/BSR受信部231から出力されてきたDL SRに含まれた、DL BSRの送信可能タイミング候補およびDL SRへの応答信号であるDL Grantの受信可能タイミング候補情報を蓄積する。DL SR/BSR情報蓄積部232は、DL SR/BSR受信部231から出力されてきたDL BSRに含まれた、下りデータ(DL Data)の送信可能タイミング候補およびDL BSRへの応答信号であるDL Grant受信可能タイミング候補情報を蓄積する。
DL送受信候補タイミング抽出部233は、DL SR/BSR情報蓄積部232から、DL BSRの送信可能タイミング候補およびDL SRへの応答信号であるDL Grantの受信可能タイミング候補情報を抽出する。また、DL送受信候補タイミング抽出部233は、DL SR/BSR情報蓄積部232から、DL Dataの送信可能タイミング候補およびDL BSRへの応答信号であるDL Grant受信可能タイミング候補情報を抽出する。
DL Grant情報蓄積部234は、DL Grant送信部238が送信したDL BSR/DL Dataの送信タイミングおよびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。
DL送受信確定タイミング抽出部235は、DL Grant情報蓄積部234から、DL SR/BSRの送信タイミングおよびDL Grantの受信タイミング情報を抽出する。
DL Grant確定タイミング付与部236は、DL送受信確定タイミング抽出部235およびDL送受信候補タイミング抽出部233が抽出したタイミングに基づいて、DL Grantの受信タイミングおよびDL BSR/DL Dataの送信タイミングを付与する。
DL Grant生成部237は、DL Grant確定タイミング付与部236が付与したタイミングに基づいて、DL Grantを生成する。
DL Grant送信部238は、DL Grant生成部237が生成したDL GrantをDeNB104−1、104−2へ送信する。
図16は、図14に示したDeNB104−1の内部構成の一例を示す図である。
図14に示したDeNB104−1は図16に示すように、送信部105と、DL Data受信部131とを有している。さらに、送信部105は、DL Grant受信部130と、DL Grant情報蓄積部132と、DL SR/BSR情報蓄積部133と、DL送信確定タイミング抽出部134と、DL送受信候補タイミング抽出部135と、DL対向ノード判別部136と、DL対向ノードフラグ付与部137と、DL送受信可能タイミング候補付与部138と、DL SR/BSR判別部139と、DL BSR生成部140と、DL BSR送信部141と、DL SR生成部142と、DL SR送信部143と、DL Data送信可否判別部144と、SR/BSR再送処理部145と、DL Data送信部146とを有している。なお、図16には、図14に示したDeNB104−1が具備する構成要素のうち、本形態に関わる構成要素のみを示した。また、図14に示したDeNB104−2についても、図16に示した構成要素を具備している。
DL Data受信部131は、SGW等の上位装置から送信されてきた下りデータ(DL Data)を受信する。DL Data受信部131は、受信したDL DataをDL対向ノード判別部136へ出力する。
DL Grant受信部130は、RN205から送信されてきたDL Grantを受信する。DL Grant受信部130は、受信したDL GrantをDL Grant情報蓄積部132へ出力する。
DL Grant情報蓄積部132は、DL Grant受信部130から出力されてきたDL Grantを蓄積する。
DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL SR送信部143が送信済みのDL SRに含まれるDL BSRの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。また、DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL BSR送信部141が送信済みのDL BSRに含まれるDL Dataの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積する。
DL送信確定タイミング抽出部134は、DL Grant情報蓄積部132が蓄積しているDL Grantを用いて、DL SRに含めるDL BSRの送信タイミング候補を抽出する。また、DL送信確定タイミング抽出部134は、DL Grant情報蓄積部132が蓄積しているDL Grantを用いて、DL BSRに含めるDL Dataの送信可能タイミング候補を抽出する。
DL送受信候補タイミング抽出部135は、DL SR/BSR情報蓄積部133が蓄積しているDL SRに含めたDL BSRの送信タイミング候補およびDL Grantの受信タイミングを参照する。また、DL送受信候補タイミング抽出部135は、DL SR/BSR情報蓄積部133が蓄積しているDL BSRに含めたDL Dataの送信タイミング候補およびDL Grantの受信タイミングを参照する。そして、DL送受信候補タイミング抽出部135は、これらの参照したタイミングから、該当DL SR/BSRで送信することが可能な次DL BSR/DL Dataに対する送信タイミング候補と、該当DL BSR/DL Dataを送信するためのDL Grantを受信する受信タイミング候補を抽出する。
DL対向ノード判別部136は、対向ノードを判別する。具体的には、DL対向ノード判別部136は、対向ノードが、RN205であるか、またはUE300−1、300−2であるかを判別する。本形態においては、送信部105がDeNB104−1に実装されているため、DL対向ノード判別部136は、対向ノードはRN205であると判別する。一方、送信部105がRN205に実装されている場合は、DL対向ノード判別部136は、対向ノードはUE300−1、300−2であると判別する。
DL対向ノードフラグ付与部137は、DL対向ノード判別部136が判別した結果に応じてフラグを付与する。
DL送受信可能タイミング候補付与部138は、DL SRに含めるDL BSRの送信可能タイミング候補およびDL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。これらは、DL送受信候補タイミング抽出部135およびDL送信確定タイミング抽出部134が抽出した情報に基づいて行われる。
また、DL送受信可能タイミング候補付与部138は、DL BSRに含めるDL Dataの送信可能タイミング候補およびDL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。これらは、DL送受信候補タイミング抽出部135およびDL送信確定タイミング抽出部134が抽出した情報に基づいて行われる。
DL SR/BSR判別部139は、DL Grantに基づいて、次に送信すべき信号がDL SRとDL BSRとのどちらであるかを判別する。
DL BSR生成部140は、DL SR/BSR判別部139が、次に送信すべき信号がDL BSRであると判別した場合、上記タイミング情報を含めたDL BSRを生成する。
DL BSR送信部141は、DL BSR生成部140が生成したDL BSRをRN205へ送信する下りバッファ状態報告信号送信部である。つまり、DL BSR送信部141は、DL BSRをRN205へ送信する際、DL BSRに対するDL Grantを受信可能なタイミングを示す情報と、DL DataをRN205へ送信することが可能なタイミングを示す情報とをDL BSRに含めて送信する。
DL SR生成部142は、DL SR/BSR判別部139が、次に送信すべき信号がDL SRであると判別した場合、上記タイミング情報を含めたDL SRを生成する。
DL SR送信部143は、DL SR生成部142が生成したDL SRをRN205へ送信する下りスケジューリング要求信号送信部である。つまり、DL SR送信部143は、DL SRをRN205へ送信する際、DL SRに対するDL Grantを受信可能なタイミングを示す情報と、DL BSRをRN205へ送信することが可能なタイミングを示す情報とをDL SRに含めて送信する。
DL Data送信可否判別部144は、DL Grant情報蓄積部132が蓄積しているDL Grantに基づいて、DL Dataの送信の可否を判別する。具体的には、DL Data送信可否判別部144は、DL Grant情報蓄積部132が蓄積しているDL Grantで通知した送信タイミングに基づいて、DL Dataの送信の可否を判別する。
SR/BSR再送処理部145は、DL Data送信可否判別部144がDL Dataを送信することができないと判別した場合、DL SRおよびDL BSRの再送処理を行う。
DL Data送信部146は、DL Data送信可否判別部144がDL Dataを送信することができると判別した場合、RN205へDL Dataを送信する。
以下に、図14に示した通信システムにおける通信方法について説明する。ここでは、DeNB104−1とUE300−1との間の通信をRN205が中継する場合を例に挙げて説明する。
まずは、図14に示したDeNB104−1におけるDL SR/DL BSRの送信処理について説明する。
図17は、図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したDeNB104−1におけるDL SR/DL BSRの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、DeNB104−1が、DL SRまたはDL BSRの送信を開始すると(ステップS91)、DL対向ノード判別部136が、対向ノードがRN205と、UE300−1とのどちらであるかを判別する(ステップS92)。DL対向ノード判別部136が、対向ノードがRN205であると判別すると、DL対向ノードフラグ付与部137は、RNフラグを付与する(ステップS93)。
すると、DL Grant受信部130がDL Grantを受信しているか、つまり、DL Grant情報蓄積部132がDL Grantを蓄積しているかどうかを判別する(ステップS94)。DL Grant情報蓄積部132がDL Grantを蓄積している場合、DL送信確定タイミング抽出部134は、蓄積しているDL Grantで割り当て済みのDownlinkの送信タイミングを除去する(ステップS95)。
一方、ステップS94にて、DL Grant情報蓄積部132がDL Grantを蓄積していない場合、ステップS95の処理は行われない。
続いて、DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL SR送信部143がDL SRを送信済みか、またはDL BSR送信部141がDL BSRを送信済みかどうかを判別する(ステップS96)。この判別には、DL SR/BSR情報蓄積部133が、DL BSRの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報、またはDL Dataの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積しているかどうかを判別することを用いる。
例えば、DL SR/BSR情報蓄積部133が、DL BSRの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積している場合、DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL SR送信部143がDL SRを送信済みであると判別する。
また、例えば、DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL Dataの送信タイミング情報およびDL Grantの受信タイミング情報を蓄積しているとする。この場合には、DL SR/BSR情報蓄積部133は、DL BSR送信部141がDL BSRを送信済みであると判別する。
また、DL SR/BSR情報蓄積部133が、DL SR送信部143がDL SRを送信済みであると判別したとする。この場合には、DL送受信候補タイミング抽出部135は、DL SRを用いて通知済みのDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとを除去する。
また、DL SR/BSR情報蓄積部133が、DL BSR送信部141がDL BSRを送信済みであると判別したとする。この場合には、DL送受信候補タイミング抽出部135は、DL BSRを用いて通知済みのDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとを除去する(ステップS97)。
一方、ステップS96にて、DL SR/BSR情報蓄積部133が、DL SR送信部143がDL SRを、またDL BSR送信部141がDL BSRを送信済みではないと判別した場合は、ステップS97の処理は行われない。
続いて、DL送受信可能タイミング候補付与部138は、送信する信号がDL SRである場合、上記のタイミングの除去の結果に基づいて、DL SRに含めるDL BSRの送信可能タイミング候補およびDL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。すると、付与されたタイミング情報を含めたDL SRをDL SR生成部142が生成し、DL SR送信部143がRN205へ送信する。また、DL送受信可能タイミング候補付与部138は、送信する信号がDL BSRである場合、上記のタイミングの除去の結果に基づいて、DL Dataの送信可能タイミング候補およびDL Grantの受信可能タイミング候補を付与する。すると、付与されたタイミング情報を含めたDL BSRをDL BSR生成部140が生成し、DL BSR送信部141がRN205へ送信する(ステップS98)。
一方、送信部105がRN205に実装されている場合、ステップS92にて、DL対向ノード判別部136が、対向ノードがUE300−1であると判別する。このため、DL対向ノードフラグ付与部137は、UEフラグを付与する(ステップS99)。そして、RN205は、DL DataをUE300−1へ送信する(ステップS100)。
次に、図14に示したRN205におけるDL Grantの送信処理について説明する。
図18は、図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したRN205におけるDL Grantの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、DL SR/BSR受信部231がDL SRまたはDL BSRを受信すると(ステップS111)、DL Grant送信部238が他のDL Grantを送信したかどうかを判別する(ステップS112)。例えば、DL Grant情報蓄積部234は、DL Grant送信部238から送信済みのDL Grantの受信タイミング情報を蓄積しているかどうかに基づいて、DL Grant送信部238が他のDL Grantを送信したかどうかを判別してもよい。具体的には、DL Grant情報蓄積部234は、DL Grant送信部238から送信済みのDL Grantの受信タイミング情報を蓄積している場合、DL Grant送信部238が他のDL Grantを送信したと判別してもよい。
ステップS112において、DL Grant送信部238が他のDL Grantを送信したと判別したとする。この場合には、DL送受信確定タイミング抽出部235は、DL Grant情報蓄積部234が蓄積しているDL Grantで割り当て済みのDL Grantの受信タイミングとDownlinkの送信タイミングとを除去する(ステップS113)。
一方、ステップS112にて、DL Grant情報蓄積部234がDL Grantを蓄積していない場合、ステップS113の処理は行われない。
続いて、DL SR/BSR受信部231が受信したDL SR/DL BSRの中にDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとが含まれているかどうかを、DL SR/BSR情報蓄積部232が判別する(ステップS114)。DL SR/BSR受信部231が受信したDL SR/DL BSRの中にDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとが含まれている場合、DL SR/BSR情報蓄積部232は、それらのタイミングを蓄積する。すると、DL送受信候補タイミング抽出部233は、DL SR/BSR情報蓄積部232に蓄積されているDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとを抽出する(ステップS115)。
続いて、DL Grant確定タイミング付与部236は、DL送受信確定タイミング抽出部235およびDL送受信候補タイミング抽出部233が抽出したタイミングで、DL Grantを送信可能であるかどうかを判別する(ステップS116)。DL Grant確定タイミング付与部236が、抽出されたタイミングでDL Grantを送信可能であると判別した場合、当該タイミングをDL Grantの受信タイミングおよびDL BSR/DL Dataの送信タイミングとして付与する。すると、DL Grant生成部237は、DL Grant確定タイミング付与部236が付与した情報に基づいて、DL Grantを生成する。続いて、DL Grant送信部238は、DL Grant生成部237が生成したDL GrantをDeNB104−1へ送信する(ステップS117)。
一方、ステップS114にて、DL SR/BSR受信部231が受信したDL SR/DL BSRの中にDL Grant受信可能タイミングとDownlink送信可能タイミングとが含まれていないとする。この場合には、DL Grant生成部237はDL Grantを生成する。続いて、DL Grant送信部238は、DL Grant生成部237が生成したDL GrantをDeNB104−1へ送信する(ステップS118)。
また、ステップS116にて、DL Grant確定タイミング付与部236が、抽出されたタイミングでDL Grantを送信可能ではないと判別したとする。この場合には、DL Grant確定タイミング付与部236は、当該タイミング以外のタイミングをDL Grantの受信タイミングおよびDL BSR/DL Dataの送信タイミングとして付与する。すると、DL Grant生成部237は、DL Grant確定タイミング付与部236が付与した情報に基づいて、DL Grantを生成する。続いて、DL Grant送信部238は、DL Grant生成部237が生成したDL GrantをDeNB104−1へ送信する(ステップS119)。
次に、図14に示したDeNB104−1におけるDL Dataの送信処理について説明する。
図19は、図14に示した通信システムにおける通信方法のうち、図14に示したDeNB104−1におけるDL Dataの送信処理の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、DL Grant受信部130が、RN205から送信されてきたDL Grantを受信すると(ステップS121)、受信したDL Grantに含まれるタイミング情報をDL Grant情報蓄積部132が蓄積する。続いて、DL Data送信可否判別部144が、DL Grant情報蓄積部132が蓄積されたタイミング情報に基づいて、DL Dataを送信できるかどうかを判別する(ステップS122)。例えば、DL Data送信可否判別部144は、DL Grant情報蓄積部132が蓄積しているタイミング情報が他のRNへの送信に使われている場合、DL Dataを送信できないと判別する。DL Data送信可否判別部144が、DL Grant受信部130が受信したタイミングでDL Dataを送信できると判別した場合、DL Data送信部146は当該タイミングでDL DataをRN205へ送信する(ステップS123)。
一方、ステップS122にて、DL Data送信可否判別部144が、DL Grant受信部130が受信したタイミングでDL Dataを送信できないと判別した場合は、SR/BSR再送処理部145はDL SR/BSRの再送処理を行う(ステップS124)。
以下に、上述した処理に基づいた、UE300−1、300−2、RN205およびDeNB104−1、104−2の間のデータの流れについて説明する。
図20は、図14に示した通信システムにおけるデータの流れの一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、DeNB104−1は、SGW等の上位装置から下りデータを受信すると、RN205へDL SR_aを送信する(ステップS131)。このとき、DeNB104−1は、その応答信号であるDL Grant for SR_aの受信可能なタイミングと、DL BSR_aの送信可能なタイミングとを、DL SR_aに含めて送信する。
また、DeNB104−2は、SGW等の上位装置から下りデータを受信すると、RN205へDL SR_bを送信する(ステップS132)。このとき、DeNB104−2は、その応答信号であるDL Grant for SR_bの受信可能なタイミングと、DL BSR_bの送信可能なタイミングとを、DL SR_bに含めて送信する。
すると、RN205は、DL SR_aの応答信号であるDL Grant for SR_aを、DeNB104−1から送信されてきたDL SR_aに含まれる受信可能なタイミングでDeNB104−1へ送信する(ステップS133)。また、RN205は、DL SR_bの応答信号であるDL Grant for SR_bを、DeNB104−2から送信されてきたDL SR_bに含まれる受信可能なタイミングでDeNB104−2へ送信する(ステップS134)。
なお、DL Grant for SR_aとDL Grant for SR_bとの送信タイミングが同時となる場合には、DL SR_a及びDL SR_bに含まれるタイミングでそれぞれのDL Grantを送信することができない。この場合には、RN205は、DL Grant for SR_a及びDL Grant for SR_bの受信タイミングを、DL SR_a及びDL SR_bに含まれるタイミング以外のタイミングに変更してもよい。この場合、RN205は、さらに、DL BSR_a及びDL BSR_bの送信タイミングも、異なるタイミングに変更してもよい。そして、RN205は、これらの変更されたタイミングに基づいて、DL Grant for SR_aとDL Grant for SR_bを生成してDeNB104−1へ送信してもよい。これらの動作は、図18のステップS119の処理に対応する。
続いて、DeNB104−1は、DL SR_aに含めて送信したDL BSR_aの送信可能なタイミングで、RN205へDL BSR_aを送信する(ステップS135)。このとき、DeNB104−1は、その応答信号であるDL Grant for BSR_aの受信可能なタイミングと、DL Data_aの送信可能なタイミングとを、DL BSR_aに含めて送信する。また、DeNB104−2は、DL SR_bに含めて送信したDL BSR_bの送信可能なタイミングで、RN205へDL BSR_bを送信する(ステップS136)。このとき、DeNB104−2は、その応答信号であるDL Grant for BSR_bの受信可能なタイミングと、DL Data_bの送信可能なタイミングとを、DL BSR_bに含めて送信する。
すると、RN205は、DL BSR_aの応答信号であるDL Grant for BSR_aを、DeNB104−1から送信されてきたDL BSR_aに含まれる受信可能なタイミングでDeNB104−1へ送信する(ステップS137)。また、RN205は、DL BSR_bの応答信号であるDL Grant for BSR_bを、DeNB104−2から送信されてきたDL BSR_bに含まれる受信可能なタイミングでDeNB104−2へ送信する(ステップS138)。
その後、DeNB104−1は、DL BSR_aに含めて送信したDL Data_aの送信可能なタイミングで、RN205へDL Data_aを送信する(ステップS139)。RN205は、DeNB104−1から送信されてきたDL Data_aを受信すると、当該DL Data_aをUE300−1へ送信する(ステップS140)。
また、DeNB104−2は、DL BSR_bに含めて送信したDL Data_bの送信可能なタイミングで、RN205へDL Data_bを送信する(ステップS141)。RN205は、DeNB104−2から送信されてきたDL Data_bを受信すると、当該DL Data_bをUE300−2へ送信する(ステップS142)。
このように、DeNB104−1、104−2が、自身が応答信号を受信することが可能なタイミングや、下りデータを送信することが可能なタイミングをRN205へ通知してから、当該タイミングで要求信号や下りデータをRN205へ送信する。そのため、第4の実施の形態の通信システムは、応答信号の受信処理の失敗や下りデータの送信処理の失敗を防ぐことができ、ひいては、データ伝送の効率化を図ることができる。
なお、変形例として、第3の実施の形態と第4の実施の形態とを融合したシステムであっても良い。
各実施の形態の効果について、以下に述べる。
第1の効果は、DL SR、DL BSR、DL Grantを送受信する機能を具備することにより、上位無線基地局装置だけではなく、下位無線中継基地局装置とDL Dataを送信するタイミングをネゴシエーションできることである。さらに、DL SR、DL BSRに、次Downlink通信(DL BSR、DL Data)の送信可能タイミングおよびDL Grantの受信タイミングを付与することができることである。
その理由は、DL Dataを送信するタイミングをノード間でネゴシエーションを行うことで、同一タイミングでのDL Dataを受信することを防ぐことを可能としたためである。
第2の効果は、UL SR、UL BSRに、次Uplink通信(UL BSR、UL Data)の送信可能タイミングおよびUL Grantの受信タイミングを付与することができることである。
その理由は、UL Dataを送信するタイミングをノード間でネゴシエーションを行うことで、同一タイミングでのUL Dataを受信することを防ぐことを可能としたためである。
第3の効果は、DL対向ノード判別部を用いて、対向ノードに応じて、従来通りのDL Dataの送信を行う方法と、DL SRを送信するなどを判別することができることである。
その理由は、無線中継基地局装置に対しては上位無線基地局装置が複数局あるのに対し、無線通信端末との通信においてはDeNBもしくは上位RNは一意に決定されるため、不必要な無線スケジューリング機能を排除することができるためである。
第4の効果は、UL対向ノード判別部を用いて、対向ノードに応じて、従来通りのUL Dataの送信を行う方法と、UL SRを送信するなどを判別することができることである。
その理由は、無線中継基地局装置に対しては上位無線基地局装置が複数局あるのに対し、SGW等との通信においては上位ノードは一意に決定されるため、不必要な無線スケジューリング機能を排除することができるためである。
本発明の活用例として、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)などにおける、無線基地局装置を複数のオペレータでシェアを行い、RNも含め、RAN(Radio Access Network) Sharingを行った場合に、無線リソースの改善につながる。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信部を有する無線中継局。
(付記2)前記送信部は、
前記通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信するための上りスケジューリング要求信号を、該上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、上りバッファ状態報告信号を前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りスケジューリング要求信号送信部と、
前記上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記上りバッファ状態報告信号を、該上りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りバッファ状態報告信号送信部とを有する、付記1に記載の無線中継局。
(付記3)通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信部を有する無線基地局。
(付記4)前記送信部は、
前記無線中継局へ下りデータを送信するための下りスケジューリング要求信号を、該下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、下りバッファ状態報告信号を前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りスケジューリング要求信号送信部と、
前記下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記下りバッファ状態報告信号を、該下りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記下りデータを前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りバッファ状態報告信号送信部とを有する、付記3に記載の無線基地局。
(付記5)無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおいて、
前記無線中継局は、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信部を有する通信システム。
(付記6)無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおいて、
前記無線基地局は、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信部を有する通信システム。
(付記7)通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行う通信方法。
(付記8)通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行う通信方法。
(付記9)無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
前記無線中継局が、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行う通信方法。
(付記10)無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
前記無線基地局が、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行う通信方法。
(付記11)SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)またはTD−SCDMA(Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access)の通信方式を用いて、前記無線基地局へ上りの信号を送信する、付記2に記載の無線中継局。
(付記12)直交周波数分割多重アクセス方式を用いて、前記無線中継局へ下りの信号を送信する、付記4に記載の無線基地局。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年10月15日に出願された日本出願特願2014−210873を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、101、103−1、103−2、104−1、104−2 DeNB
102、105、201、204 送信部
110 UL SR/BSR受信部
111 UL SR/BSR情報蓄積部
112 UL送受信候補タイミング抽出部
113 UL Grant情報蓄積部
114 UL送受信確定タイミング抽出部
115 UL対向ノード判別部
116 UL Grant確定タイミング付与部
117 UL Grant生成部
118 UL Grant送信部
130 DL Grant受信部
131 DL Data受信部
132 DL Grant情報蓄積部
133 DL SR/BSR情報蓄積部
134 DL送信確定タイミング抽出部
135 DL送受信候補タイミング抽出部
136 DL対向ノード判別部
137 DL対向ノードフラグ付与部
138 DL送受信可能タイミング候補付与部
139 DL SR/BSR判別部
140 DL BSR生成部
141 DL BSR送信部
142 DL SR生成部
143 DL SR送信部
144 DL Data送信可否判別部
145、225 SR/BSR再送処理部
146 DL Data送信部
200、202、203、205 RN
210 UL Grant受信部
211 UL Data受信部
212 UL Grant情報蓄積部
213 UL SR/BSR情報蓄積部
214 UL送信確定タイミング抽出部
215 UL送受信候補タイミング抽出部
216 UL対向ノード判別部
217 UL対向ノードフラグ付与部
218 UL送受信可能タイミング候補付与部
219 UL SR/BSR判別部
220 UL BSR生成部
221 UL BSR送信部
222 UL SR生成部
223 UL SR送信部
224 UL Data送信可否判別部
226 UL Data送信部
231 DL SR/BSR受信部
232 DL SR/BSR情報蓄積部
233 DL送受信候補タイミング抽出部
234 DL Grant情報蓄積部
235 DL送受信確定タイミング抽出部
236 DL Grant確定タイミング付与部
237 DL Grant生成部
238 DL Grant送信部
300、300−1、300−2 UE

Claims (8)

  1. 通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信手段を有する無線中継局であって、
    前記送信手段は、
    前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信するための上りスケジューリング要求信号を、該上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、上りバッファ状態報告信号を前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りスケジューリング要求信号送信手段と、
    前記上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記上りバッファ状態報告信号を、該上りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りバッファ状態報告信号送信手段とを有する、
    無線中継局
  2. 通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信手段を有する無線基地局であって、
    前記送信手段は、
    前記無線中継局へ下りデータを送信するための下りスケジューリング要求信号を、該下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、下りバッファ状態報告信号を前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りスケジューリング要求信号送信手段と、
    前記下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記下りバッファ状態報告信号を、該下りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記下りデータを前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りバッファ状態報告信号送信手段とを有する、
    無線基地局
  3. 無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおいて、
    前記無線中継局は、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する送信手段を有し、
    前記送信手段は、
    前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信するための上りスケジューリング要求信号を、該上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、上りバッファ状態報告信号を前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りスケジューリング要求信号送信手段と、
    前記上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記上りバッファ状態報告信号を、該上りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する上りバッファ状態報告信号送信手段とを有する、
    通信システム。
  4. 無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する送信手段を有し、
    前記送信手段は、
    前記無線中継局へ下りデータを送信するための下りスケジューリング要求信号を、該下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、下りバッファ状態報告信号を前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りスケジューリング要求信号送信手段と、
    前記下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記下りバッファ状態報告信号を、該下りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記下りデータを前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する下りバッファ状態報告信号送信手段とを有する、
    通信システム。
  5. 通信端末から送信されてきた上りデータを無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行う通信方法であって、
    前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信するための上りスケジューリング要求信号を、該上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、上りバッファ状態報告信号を前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信し、
    前記上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記上りバッファ状態報告信号を、該上りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する、
    通信方法
  6. 通信端末との間の通信を中継する無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行う通信方法であって、
    前記無線中継局へ下りデータを送信するための下りスケジューリング要求信号を、該下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、下りバッファ状態報告信号を前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信し、
    前記下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記下りバッファ状態報告信号を、該下りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記下りデータを前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する、
    通信方法
  7. 無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
    前記無線中継局が、前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを該無線基地局へ通知してから、前記上りデータを前記無線基地局へ送信する処理を行い、さらに、
    前記通信端末から送信されてきた上りデータを前記無線基地局へ送信するための上りスケジューリング要求信号を、該上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、上りバッファ状態報告信号を前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信し、
    前記上りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記上りバッファ状態報告信号を、該上りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記上りデータを前記無線基地局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線基地局へ送信する、
    通信方法
  8. 無線基地局と、通信端末と前記無線基地局との間の通信を中継する無線中継局とを有する通信システムにおける通信方法であって、
    前記無線基地局が、前記無線中継局へ下りデータを送信することが可能なタイミングを該無線中継局へ通知してから、前記下りデータを前記無線中継局へ送信する処理を行い、さらに、
    前記無線中継局へ下りデータを送信するための下りスケジューリング要求信号を、該下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、下りバッファ状態報告信号を前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信し、
    前記下りスケジューリング要求信号に対する応答信号を受信した後、前記下りバッファ状態報告信号を、該下りバッファ状態報告信号に対する応答信号を受信可能なタイミングを示す情報と、前記下りデータを前記無線中継局へ送信することが可能なタイミングを示す情報とを含めて、前記無線中継局へ送信する、
    通信方法
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