JP6398745B2 - 無水石膏の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無水石膏の製造方法に関する。
石膏には、二水石膏、半水石膏および無水石膏の変態が存在する。これらの変態の中で無水石膏はセメント混和剤などの原料として使用される。現在、流通している無水石膏は、フッ酸の製造で副産されるフッ酸石膏が多い。しかし、国内のフッ酸の生産量は減少しており、セメントの混和剤などの原料の生産に必要な量の無水石膏の確保が難しくなっている。このような問題を解決するために、無水石膏の新たな供給方法として、180℃を超え195℃以下の水蒸気雰囲気下で二水石膏を加熱して無水石膏を得ることを特徴とする無水石膏の製造方法が従来技術として知られている(たとえば、特許文献1参照)。この方法によれば、セメント混和剤などの原料に適した無水石膏を製造することができる。
特開2008−247711号公報
少ないエネルギーで無水石膏を製造することは重要である。特許文献1に記載の無水石膏の製造方法では、180℃を超える温度で二水石膏を処理しなければならないので、無水石膏の製造に必要なエネルギーが過大になる場合がある。そこで、本発明は、180℃を超える温度で処理しなくても無水石膏を得ることができる無水石膏の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、硫酸の脱水性を利用して無水石膏を製造することにより、180℃を超える温度で処理しなくても無水石膏を得られることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合して混合物を作製する工程(A)、および混合物を乾燥する工程(B)を含み、工程(A)では、硫酸により混合物のpHを1.0以下にする無水石膏の製造方法。
[2]硫酸と、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏とを混合して混合物を作製する工程(A)、および混合物を乾燥する工程(B)を含み、工程(B)では、硫酸により混合物のpHを1.0以下にする無水石膏の製造方法。
[3]工程(A)における混合物の温度を0℃以上130℃以下にする上記[1]または[2]に記載の無水石膏の製造方法。
本発明によれば、180℃を超える温度で処理しなくても無水石膏を得ることができる無水石膏の製造方法を提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態における無水石膏の製造方法を説明する。本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法では、硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合して混合物を作製する工程(A)、および混合物を乾燥する工程(B)を含む。
工程(A)
工程(A)では、硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合して混合物を作製する。
(硫酸)
本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法で使用する硫酸は、硫酸により後述の混合物のpHを1.0以下にすることができるものであれば、とくに限定されない。硫酸には、たとえば、希硫酸、濃硫酸、発煙硫酸および廃硫酸などが挙げられる。これらは、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。また、本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法で使用する硫酸には、どのような製造方法で製造された硫酸も使用することができる。硫酸の製造方法には、たとえば、窒素酸化物を用いて原料のSOを酸化してSOを作製し、作製したSOを硫酸に吸収させて硫酸を製造する硝酸式製造法、および触媒を用いて原料のSOを酸化してSOを作製し、作製したSOを硫酸に吸収させて硫酸を製造する接触式製造法などが挙げられる。原料のSOとして、たとえば、非鉄金属の精錬の際の排ガスから回収されたもの、原油の脱硫の際に回収された硫黄から作製されたもの、および火力発電所の排煙から回収されたものなどを使用することができる。また、廃硫酸には、たとえば、硫酸を用いて鋼板を酸洗した後の廃硫酸および酸化チタン製造時に回収される廃硫酸などが挙げられる。
(カルシウム源)
本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法で使用するカルシウム源は、カルシウムを含む化合物であり、石膏以外のものであれば、とくに限定されない。カルシウム源には、たとえば、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、フッ化カルシウム、塩化カルシウム、炭化カルシウムおよび窒化カルシウムなどが挙げられる。これらは、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中で、好ましいカルシウム源には、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムおよび酸化カルシウムが挙げられる。また、生コンスラッジなどのカルシウムの含有量の大きな廃棄物をカルシウム源として使用してもよい。これらの例示されたカルシウム源は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
(水)
本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法では、混合物の粘度などを調整する目的で、混合物に水を添加してもよい。本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法で使用することができる水には、たとえば、イオン交換水、純水、蒸留水および水道水などが挙げられる。これらは、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
(混合物)
本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法における混合物は、硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合して得られる。
(混合物のpH)
混合物のpHを、硫酸によって1.0以下にすることが好ましく、硫酸によって0.5以下にすることがより好ましく、硫酸によって0.3以下にすることがさらに好ましい。混合物のpHが1.0よりも高いと、無水石膏が製造されない場合がある。混合物のpHは、硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を配合した直後の混合物のpHのみならず、反応生成物が生成している途中の混合物のpHおよび反応生成物が生成した後の混合物のpHも含まれる。混合物のpHは、硫酸およびカルシウム源の反応が進むにしたがって高くなる傾向がある。工程(A)において、硫酸を多めに配合することにより、硫酸およびカルシウム源の反応が進むにしたがって混合物のpHが高くなっても、混合物のpHが1.0よりも高くならないようにしてもよい。また、工程(A)における硫酸およびカルシウム源の反応の途中に硫酸を混合物に添加することによって、硫酸およびカルシウム源の反応が進むにしたがって混合物のpHが高くなっても、混合物のpHが1.0よりも高くならないようにしてもよい。
混合物における硫酸の配合量は、混合物のpHが1.0以下になる配合量であればとくに限定されない。
(混合物の温度)
混合物の温度を、0℃以上130℃以下にすることが好ましく、20℃以上80℃以下にすることがより好ましく、25℃以上65℃以下にすることがさらに好ましい。混合物の温度が0℃以上130℃以下であると、反応が効率的に進むとともに無水石膏の製造に必要なエネルギーが過大になることを抑制できる。
(反応生成物)
混合物中では、硫酸とカルシウム源とが反応して反応生成物が生成する。反応生成物は、たとえば、半水石膏、二水石膏またはそれらの混合物である。
工程(B)
工程(B)では、混合物を乾燥する。
(乾燥)
工程(B)における乾燥とは、混合物を減圧環境下に配置することにより、および/または混合物を加熱することにより、混合物中の硫酸および水などを揮発させることである。以下の原理は本発明を限定しないが、混合物を乾燥している間に、反応生成物の表面に付着している硫酸の非常に濃度が高くなり、これにより硫酸の脱水力が高くなるために、反応生成物の半水石膏および無水石膏は無水石膏になるものと考えられる。混合物の乾燥を効率よく実施するために、混合物を減圧環境下に配置する前、および/または混合物を加熱する前に、混合物をろ過してもよい。反応物を乾燥しているときに、反応生成物の表面に硫酸が付着していれば反応生成物の半水石膏および無水石膏は無水石膏になるので、この場合も混合物から無水石膏を生成させることができる。
(加熱温度)
混合物を加熱することによって混合物を乾燥する場合、加熱温度を、30℃以上180℃以下にすることが好ましく、30℃以上100℃以下にすることがより好ましく、30℃以上60℃以下にすることがさらに好ましく、40℃以上60℃以下にすることがとくに好ましい。加熱温度が30℃以上180℃以下であると、混合物を効率的に乾燥できるとともに無水石膏の乾燥に必要なエネルギーが過大になることを抑制できる。
(無水石膏)
無水石膏には、I型無水石膏、II型無水石膏、III型無水石膏がある。本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法により製造される無水石膏は、主にII型無水石膏を含んでいる。なお、無水石膏として広く使用されているフッ酸石膏はII型無水石膏である。II型無水石膏は安定相であり、半水石膏に変わりにくい。また、本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法により製造される無水石膏は、無水石膏を含んでいれば、他の成分を含んでいてもよい。他の成分には、たとえば、鉄、アルミナおよびシリカなどが挙げられる。本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法により、無水石膏の他に、半水石膏および二水石膏が製造される場合がある。この場合、無水石膏、半水石膏および二水石膏の合計に対する無水石膏の割合は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。なお、第1の実施形態の無水石膏の製造方法により製造される無水石膏中の不純物(無水石膏以外の成分)の割合の許容範囲は、無水石膏の用途により変わるが、一般には0質量%以上90質量%以下である。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態における無水石膏の製造方法を説明する。本発明の第1の実施形態における無水石膏の製造方法と異なる点を主に説明する。本発明の第2の実施形態の無水石膏の製造方法では、硫酸の脱水性を利用して二水石膏および半水石膏の構造中の水分子を除去することにより無水石膏を製造する。本発明の第2の実施形態の無水石膏の製造方法は、硫酸と、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏とを混合して混合物を作製する工程(A)、および混合物を乾燥する工程(B)を含む。また、混合物のpHを、硫酸によって1.0以下にする。好ましくは、混合物のpHを、硫酸によって0.5以下にし、より好ましくは0.3以下にする。
(無水石膏)
本発明の第2の実施形態の無水石膏の製造方法により製造される無水石膏は、本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法により製造される無水石膏と同様のものである。
工程(A)
工程(A)では、硫酸と、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏とを混合して混合物を作製する。工程(A)は、第1の実施形態の無水石膏の製造方法で用いるカルシウム源(石膏を除く)の代わりに、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏を用いて混合した以外は、本発明の第1の実施形態における無水石膏の製造方法の工程(A)と同様である。
(二水石膏および半水石膏)
二水石膏および半水石膏として、天然石膏を使用してもよいし、化学石膏を使用してもよいし、天然石膏および化学石膏を組み合わせて使用してもよい。天然石膏には、たとえば、透石膏、繊維石膏、雪花石膏、塊状石膏、粘土質石膏および硬石膏などが挙げられる。また、化学石膏には、たとえば、リン酸石膏、製塩石膏および石炭酸石膏などの副産石膏ならびにチタン酸石膏、鉱水精錬石膏、排煙脱硫石膏およびボウ硝石膏などの回収石膏などが挙げられる。
(混合物)
本発明の第2の実施形態の無水石膏の製造方法では、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種が最初から存在している。したがって、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏を硫酸と混合する混合時間は、本発明の第1の実施形態の無水石膏の製造方法における硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合する混合時間に比べて短くてもよい。
工程(B)
工程(B)では、混合物を乾燥する。カルシウム源(石膏を除く)の代わりに、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏を使用した混合物を乾燥すること以外は、本発明の第1の実施形態における無水石膏の製造方法の工程(B)と同様である。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によってなんら限定されるものではない。
[測定および評価]
実施例および比較例の石膏を以下のように測定および評価した。
(1)混合物のpH
pH計((株)堀場製作所製、商品名:pHメータ D−51)、pH電極((株)堀場製作所 製、商品名:スリーブTough電極9681−10D)を使用して、混合物中で硫酸とカルシウム源とが反応して反応生成物が生成した後の混合物のpHを測定した。
(2)製造した石膏の評価
X線回折装置(スペクトリス(株)製、商品名:X’Pert Pro)を使用して製造した石膏の同定を行った。また、ピーク面積比によって、製造した石膏に含まれる無水石膏、半水石膏および二水石膏の割合を算出した。さらに、製造された無水石膏の種類を以下のように評価した。製造した無水石膏を水で洗浄した。そして、X線回折装置を使用して洗浄した無水石膏のX線回折パターンを測定して、洗浄した無水石膏が無水石膏の状態のままであるか、または半水石膏もしくは二水石膏に変わったかを調べた。製造した無水石膏がII型無水石膏の場合は、水で洗浄しても半水石膏や二水石膏にならない。したがって、水で洗浄しても無水石膏が無水石膏の状態のままであれば、製造した無水石膏はII型無水石膏であることがわかる。一方、製造した無水石膏がIII型無水石膏の場合は、水で洗浄すると半水石膏や二水石膏に変わる。したがって、無水石膏が水による洗浄によって半水石膏や二水石膏に変わっていれば、製造した無水石膏はIII型無水石膏であることがわかる。なお、I型無水石膏は準安定状態の無水石膏であるので、製造した無水石膏がI型無水石膏であることはない。
[実施例および比較例の石膏の作製]
硫酸(関東化学工業(株)製、鹿1級)および炭酸カルシウム(関東化学工業(株)製、特級)を表1に示す配合量で配合し、2Lビーカーに投入し、攪拌機を使用して混合して混合物1〜11を作製した。攪拌機を使用して、25〜80℃の温度で混合物1〜11を3時間混合した。
Figure 0006398745
硫酸を用いて鋼板を酸洗した後の廃硫酸および生コンスラッジを表2に示す配合量で配合し、2Lビーカーに投入し、攪拌機を使用して混合して混合物12〜20を作製した。なお、生コンスラッジ中のカルシウムの割合は、CaOに換算して48.7質量%であった。また、廃硫酸中の硫酸の濃度は19.4質量%であり、廃硫酸は、不純物として5.8質量%の鉄を含んでいた。攪拌機を使用して、25〜80℃の温度で混合物12〜20を3時間混合した。
Figure 0006398745
硫酸(関東化学工業(株)製、鹿1級)を用いて表3に示す濃度の硫酸を作製し、作製した硫酸および二水石膏(関東化学工業(株)製、鹿1級品名:硫酸カルシウム二水和物)を表3に示す配合量で配合し、2Lビーカーに投入し、攪拌機を使用して混合して混合物21〜26を作製した。攪拌機を使用して、25〜80℃の温度で混合物21〜26を10分間混合した。
Figure 0006398745
硫酸(関東化学工業(株)製、鹿1級)および炭酸カルシウム(関東化学工業(株)製、特級)を用いてpHが1.60である混合物を作製し、その混合物から二水石膏を作製した。硫酸(関東化学工業(株)製、鹿1級)を用いて表4に示す濃度の硫酸を作製し、作製した硫酸および作製した二水石膏を表4に示す配合量で配合し、2Lビーカーに投入し、攪拌機を使用して混合して混合物27〜32を作製した。攪拌機を使用して、25〜80℃の温度で混合物27〜32を10分間混合した。
Figure 0006398745
硫酸(関東化学工業(株)製、鹿1級)を用いて表5に示す濃度の硫酸を作製し、作製した硫酸および二水石膏(排煙脱硫石膏)を表5に示す配合量で配合し、2Lビーカーに投入し、攪拌機を使用して混合して混合物33〜38を作製した。攪拌機を使用して、25〜80℃の温度で混合物33〜38を10分間混合した。
Figure 0006398745
混合物1〜38を吸引ろ過した後、低温乾燥器を使用して40℃の温度で、濾過後の混合物1〜38を12時間乾燥し、実施例1〜28の石膏および比較例1〜10の石膏を作製した。
[測定結果および評価結果]
実施例1〜7の石膏および比較例1〜4の測定結果および評価結果を表6に示し、実施例8〜13および比較例5〜7の石膏の測定結果および評価結果を表7に示し、実施例14〜18および比較例8の石膏の測定結果および評価結果を表8に示し、実施例19〜23および比較例9の石膏の測定結果および評価結果を表9に示し、作製した実施例24〜28および比較例10の石膏の測定結果および評価結果を表10に示す。
Figure 0006398745
Figure 0006398745
Figure 0006398745
Figure 0006398745
Figure 0006398745
実施例1〜28は、180℃よりも低い温度で製造したにもかかわらず、実施例1〜28における無水石膏の割合が高かった。一方、比較例1〜10における無水石膏の割合は低かった。

Claims (3)

  1. 硫酸およびカルシウム源(石膏を除く)を混合して混合物を作製する工程(A)、および
    前記混合物を乾燥する工程(B)を含み(180℃超の温度で処理する工程を含まず)
    前記工程(A)では、前記硫酸により前記混合物のpHを0.5以下にする無水石膏の製造方法。
  2. 硫酸と、二水石膏および半水石膏から選択される少なくとも1種の石膏とを混合して混合物を作製する工程(A)、および
    前記混合物を乾燥する工程(B)を含み(180℃超の温度で処理する工程を含まず)
    前記工程(A)では、前記硫酸により前記混合物のpHを0.5以下にする無水石膏の製造方法。
  3. 前記工程(A)における前記混合物の温度を0℃以上130℃以下にする請求項1または2に記載の無水石膏の製造方法。
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