JP6398642B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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本発明は、車両に用いられる空調装置に関するものである。
従来、特許文献1には、車両の燃費を向上させるために、車両が停車するとエンジンを自動停止させるアイドルストップ車に搭載された車両用空調装置が記載されている。
この従来技術では、送風機によって送風された空気を蒸発器で冷却して車室内へ吹き出す。蒸発器は、冷凍サイクルの低圧側冷媒と空気とを熱交換させて空気を冷却する空気冷却用熱交換器である。
この従来技術では、冷凍サイクルの圧縮機はエンジンによって駆動されるので、空調運転時にアイドルストップが開始されてエンジンが自動停止すると冷凍サイクルの圧縮機も停止する。したがって、アイドルストップ時には、送風機によって送風された空気が蒸発器で冷却されることなく車室内へ吹き出される。
この従来技術では、車両用空調装置は、ウインドシールドガラスへ向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口と、デフロスタ吹出口を開閉する吹出口切換ダンパとを有している。蒸発器で冷却・除湿された空気がウインドシールドガラスへ向けて吹き出されることによって、ウインドシールドガラスの曇りを防止して運転手の視界を確保できる。
特開2010−30549号公報
しかしながら、上記従来技術によると、吹出口切換ダンパがデフロスタ吹出口を開けているときにアイドルストップが開始された場合、送風機によって送風された空気が蒸発器で冷却・除湿されることなくウインドシールドガラス(車両の窓)へ向けて吹き出されるので、ウインドシールドガラスが曇りやすくなる。
そのため、ウインドシールドガラスの曇りを防止するために、圧縮機を起動して蒸発器で空気を冷却除湿する必要が生じるので、アイドルストップを短時間で終了させざるを得ない状況が生じうる。
本発明は上記点に鑑みて、アイドルストップ時に窓曇りを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
エンジン(20)によって駆動され、冷凍サイクル(R)の冷媒を吸入して吐出する圧縮機(1)と、
車室内に向けて空気を送風する送風機(7)と、
送風機(7)が送風した空気が流れる空気通路、空気通路を流れた空気を車室内に吹き出す複数の開口部(14、15、16)を形成する空調ケース(6)と、
圧縮機(1)から吐出された冷媒が循環し、空気通路を流れる空気と冷媒とを熱交換させて空気通路を流れる空気を冷却する蒸発器(5)と、
複数の開口部(14、15、16)のうち1つの開口部(14)を開閉する開閉手段(11)と、
1つの開口部(14)から吹き出される空気の風量を制御する制御手段(32)とを備え、
1つの開口部(14)は、空気を車両の窓に向けて吹き出すデフロスタ開口部(14)であり、
制御手段(32)は、
停車時にエンジン(20)が自動停止するアイドルストップが開始されたときに開閉手段(11)がデフロスタ開口部(14)を開けている場合、アイドルストップが開始される直前と比較してデフロスタ開口部(14)から吹き出される空気の風量を減少させ、
アイドルストップが終了された後、蒸発器(5)による空気の冷却能力に関する所定条件を満たした場合、所定条件を満たす直前と比較してデフロスタ開口部(14)から吹き出される空気の風量を増加させ
所定条件は、アイドルストップが終了してから所定時間(t1)が経過したという条件であり、
蒸発器(5)は、冷熱を蓄える蓄冷材を有しており、
制御手段(32)は、蓄冷材による蓄冷量が多いほど所定時間(t1)を短くすることを特徴とする。
これによると、アイドルストップが開始された場合、蒸発器(5)で冷却されていない空気が車両の窓へ向けて吹き出されることを抑制できるので、アイドルストップ時に窓曇りを抑制できる。
しかも、アイドルストップが終了された後、蒸発器(5)で十分に冷却されていない空気が車両の窓へ向けて吹き出されることを抑制できるので、アイドルストップ終了後にも窓曇りを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における車両用空調装置の全体構成図である。 第1実施形態における車両用空調装置の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における車両用空調装置の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両用空調装置は、冷凍サイクルRを備えている。冷凍サイクルRは、圧縮機1、凝縮器2、受液器3、膨張弁4および蒸発器5等から構成されている。
圧縮機1は、冷凍サイクルRの冷媒を吸入して吐出する。凝縮器2は、圧縮機1から吐出された気相冷媒(高圧側冷媒)と外気とを熱交換させることによって気相冷媒を凝縮させる熱交換器である。
受液器3は、凝縮器2で凝縮された冷媒の気液を分離して余剰液相冷媒を蓄える。膨張弁4は、受液器3から流出した液相冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。蒸発器5は、膨張弁4で減圧膨張された気液2相冷媒(低圧側冷媒)と車室内へ送風される空気とを熱交換させることによって液相冷媒を蒸発させるとともに空気を冷却する低圧側熱交換器(冷却用熱交換器)である。
蒸発器5は、空調ケース6の内部に収容されている。空調ケース6は車室内へ向かって空気が流れる空気通路を形成するものであって、空調ケース6内の空気通路に蒸発器5が配置されている。この蒸発器5は空調空気を冷却する冷房用熱交換器であって、膨張弁4からの低圧の気液2相冷媒が送風機7の送風空気から吸熱して蒸発することにより空気を冷却する。
空調ケース6内の空気通路には送風機7が配置されている。送風機7は遠心式送風ファン7aとファン駆動用モータ7bを有している。送風機7の吸入口には内外気切替箱6aを通じて外気または内気が吸入される。
内外気切替箱6aには、空調ケース6内に内気を導入させる内気導入口、および外気を導入させる外気導入口が形成されている。内外気切替装置33の内部には内外気切替ドア6bが配置されている。
内外気切替ドア6bは、内気導入口および外気導入口の開口面積を連続的に調整して、内気の風量と外気の風量との風量割合を変化させる。内外気切替ドア6bは、空調ケース6内に内気と外気とを切替導入する内外気切替手段である。
空調ケース6内の空気通路において蒸発器5の下流側にはヒータコア8が配置されている。ヒータコア8には、エンジン20の冷却水(温水)が循環するようになっている。ヒータコア8は、エンジン20の冷却水を熱源として蒸発器5通過後の空気を加熱する加熱用熱交換器である。
空調ケース6内においてヒータコア8の側方(上方)にはバイパス通路8aが形成されている。空調ケース6内の空気通路において蒸発器5とヒータコア8との間にはエアミックスドア9が配置されている。エアミックスドア9は、回動可能な板状の部材であり、バイパス通路8aを通過する冷風とヒータコア8を通過する温風との風量割合を調整する。エアミックスドア9はサーボモータ9aによって駆動される。
バイパス通路8aを通過した冷風とヒータコア8を通過した温風とが混合することによって所望温度になった空気は、デフロスタ開口部14、フェイス開口部15およびフット開口部16(複数の開口部)を経て車室内の各部(窓ガラス内面、乗員上半身側、乗員足元側)に吹き出される。
デフロスタ開口部14は、デフロスタドア11(開閉手段)により開閉される。デフロスタドア11は、デフロスタ開口部14を開閉する開閉手段である。
フェイス開口部15は、フェイスドア12により開閉される。フット開口部16は、フットドア13により開閉される。デフロスタドア11、フェイスドア12およびフットドア13は、吹出モードを切り替える吹出モード切替ドアであり、サーボモータ(図示せず)によって駆動される。
エンジン20は、車両走行用の駆動源および圧縮機1の駆動源となる。圧縮機1はエンジン20によって駆動される。すなわち、エンジン20の作動時(車両走行中)には、エンジン20によって圧縮機1を駆動するが、停車時等のエンジン20の停止時には、圧縮機1が駆動されずに停止する。
具体的には、エンジン20のクランクシャフトにクランクプーリ23が備えられ、圧縮機1のプーリ1aに電磁クラッチ25が備えられている。エンジン20の回転は、クランクプーリ23およびベルト24を介して圧縮機1のプーリ1aに伝達される。電磁クラッチ25は、クランクプーリ23から圧縮機1への回転伝達を断続する。
圧縮機1は、吐出容量(圧縮機1回転当たりの冷媒吐出量)を変化させることができる可変容量型圧縮機である。可変容量型圧縮機は、回転軸に連結された斜板を有し、この斜板の回転により冷媒の吸入、圧縮、吐出を行うピストンを往復動させる。
圧縮機1は、斜板に作用する制御圧力を調整する電磁式圧力制御装置1bを有し、電磁式圧力制御装置1bの電磁コイルに供給する電流量Inによって制御圧力を調整するようになっている。この制御圧力の調整により、斜板の傾斜角度を変えてピストンのストロークを変化させて吐出容量を変化させることができる。電磁式圧力制御装置1bの電磁コイルに供給する電流量Inは、連続制御、デューティ制御のいずれで制御してもよい。
エンジン20を構成する各種エンジン構成機器は、エンジン制御部30の出力側に接続されている。例えば、各種エンジン構成機器は、エンジン20を始動させるスタータ、エンジン20に燃料を供給する燃料噴射弁の駆動回路等である。
内外気切替ドア6b、送風機7、エアミックスドア9、吹出モード切替ドア11、12、13、圧縮機1の電磁式圧力制御装置1bおよび電磁クラッチ25等の空調用構成機器は、空調制御部32の出力側に接続されている。空調制御部32は、圧縮機1の作動を制御する制御手段である。
エンジン制御部30および空調制御部32はマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されるもので、各制御部相互の間で信号を通信し合うようになっている。これらの制御部30、32には車載蓄電池50からエンジン20のイグニッションスイッチ51を介して電源を供給するようになっている。
空調制御部32には、入力センサとして、外気温Tamを検出する外気温センサ33、車室内温度Trを検出する内気温センサ34、車室内への日射量Tsを検出する日射センサ35、蒸発器5の冷却度合としての吹出空気温度(蒸発器温度)TEを検出する蒸発器温度センサ36、ヒータコア8の温水温度Twを検出する水温センサ37、電磁式圧力制御装置1bの電磁コイルに供給する電流量Inを検出する冷媒流量センサ44、車速SPDを検出する車速センサ45等が接続されている。
車速センサ45からの信号は、エンジン制御部30を介して空調制御部32に入力されるようにしてもよい。
車室内の計器盤近傍に配置された空調操作パネル38には、車室内の設定温度Tsetを設定する温度設定器39、圧縮機1の断続信号を出すエアコンスイッチ40、吹出モードの切替信号を出す吹出モードスイッチ41、送風機7の風量切替信号を出す風量切替スイッチ42、内外気切替信号を出す内外気切替スイッチ43等の操作部材が設けられ、これらの操作部材の操作信号も空調制御部32に入力される。
次に、上記構成における作動を説明する。図2は、本実施形態の車両用空調装置の空調制御部32が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図2のフローチャートは図示しない空調制御のメインルーチンのサブルーチンとして実行される。空調制御のメインルーチンは、イグニッションスイッチ51の投入によりスタートする。図2の各制御ステップは、空調制御部32が有する各種の機能実現手段を構成している。
まずステップS100では、アイドルストップが開始されたか否かを判定する。アイドルストップは、車両が停車し且つ所定の条件を満たしたときにエンジン制御部30がエンジン20を自動停止させる制御のことである。アイドルストップ中においては、エンジン20が圧縮機1を駆動しなくなるので圧縮機1が停止する。この場合、送風機7は作動を継続するので、蒸発器5への送風が継続される。
アイドルストップが開始されていないと判定した場合、ステップS100を繰り返す。一方、アイドルストップが開始されたと判定した場合、ステップS110へ進み、デフロスタドア11がデフロスタ開口部14を開けているか否かを判定する。
デフロスタドア11がデフロスタ開口部14を開けていないと判定した場合、ステップS100へ戻る。一方、デフロスタドア11がデフロスタ開口部14を開けていると判定した場合、ステップS120に進み、デフロスタドア11を操作してデフロスタ開口部14を閉じる。
これにより、デフロスタ開口部14から湿度の高い空気が漏れ出すことを確実に防止できるので、フロントガラス内側の曇りが発生することを防止できる。
さらに、ステップS120では、フェイスドア12およびフットドア13がフェイス開口部15およびフット開口部16を閉じているか否かを判定し、フェイスドア12およびフットドア13がフェイス開口部15およびフット開口部16を閉じていると判定した場合、フットドア13を操作してフット開口部16を開ける。これにより、送風機7によって送風された空気がフット開口部16から吹き出される。
続くステップS130では、アイドルストップが終了されたか否かを判定する。アイドルストップが終了されていないと判定した場合、ステップS130を繰り返す。一方、アイドルストップが終了されたと判定した場合、ステップS140へ進み、タイマー処理を行った後、ステップS150へ進む。具体的には、所定時間t1が経過するまで待機する。
所定時間t1は、圧縮機1が起動してから蒸発器5で空気を十分に冷却・除湿できるようになるまでに必要な時間である。所定時間t1は、予め設定された一定時間であり、空調制御部32に記憶されている。所定時間t1を、種々の条件に応じて変化させてもよい。例えば、外気温Tamが低いほど、所定時間t1を長くしてもよい。外気温Tamが低いほど、窓が曇りやすくなるので、蒸発器5に要求される冷却・除湿能力が高くなるからである。
例えば、蒸発器温度TEが高いほど、所定時間t1を長くしてもよい。蒸発器温度TEが高いほど、蒸発器5で空気を十分に冷却・除湿できるようになるまでに時間がかかるからである。
例えば、蒸発器温度TEが所定温度を下回った場合、所定時間t1が経過していなくてもステップS150へ進むようにしてもよい。この場合の所定温度は、蒸発器5で空気を十分に冷却・除湿できるようになる蒸発器温度TEである。
続くステップS150では、デフロスタドア11を操作してデフロスタ開口部14を開けてステップS100へ戻る。
これにより、デフロスタ開口部14から蒸発器5で十分に除湿された空気が吹き出されるので、フロントガラス内側に曇りが発生することを防止できる。
さらに、ステップS150では、ステップS120においてフットドア13を操作してフット開口部16を開けた場合、フットドア13を操作してフット開口部16を閉じる。
本実施形態では、ステップS100〜S120で説明した通り、空調制御部32は、停車時にエンジン20が自動停止するアイドルストップが開始されたときにデフロスタドア11がデフロスタ開口部14を開けている場合、アイドルストップが開始される直前と比較してデフロスタ開口部14から吹き出される空気の風量を減少させる。
そして、ステップS130〜S150で説明した通り、空調制御部32は、アイドルストップが終了された後、蒸発器5の空気冷却能力に関する所定条件を満たした場合、所定条件を満たす直前と比較してデフロスタ開口部14から吹き出される空気の風量を増加させる。
これによると、アイドルストップが開始された場合、蒸発器5で冷却されていない空気が車両の窓へ向けて吹き出されることを抑制できるので、アイドルストップ時に窓曇りを抑制できる。
しかも、アイドルストップが終了された後、蒸発器5で十分に冷却されていない空気が車両の窓へ向けて吹き出されることを抑制できるので、アイドルストップ終了後にも窓曇りを抑制できる。
例えば、所定条件は、アイドルストップが終了してから所定時間t1が経過したという条件である。この場合の所定時間t1は、圧縮機1が起動してから蒸発器5で空気を十分に冷却・除湿できるようになるまでに必要な時間であればよい。これにより、構成を簡素化できる。
例えば、所定条件は、蒸発器5の温度が所定温度を下回ったという条件であってもよい。この場合の所定温度は、蒸発器5で空気を十分に冷却・除湿できるようになる蒸発器温度TEである。これにより、アイドルストップ終了直後に窓曇りを効果的に抑制できる。
具体的には、空調制御部32は、デフロスタドア11の作動を制御してデフロスタ開口部14の開度を調整することによって、デフロスタ開口部14から吹き出される空気の風量を制御する。これにより、デフロスタ吹出風量を確実に制御できる。
ステップS120ではデフロスタ開口部14を閉じるので、デフロスタ吹出風量を確実にゼロにできる。また、デフロスタ開口部14を閉じるので、送風機7が停止した場合に空調ケース6内にこもった熱気が自然対流によってデフロスタ開口部14から車室内に漏れ出すことも確実に防止できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ステップS120、S150においてデフロスタドア11を操作してデフロスタ開口部14を開閉するが、本実施形態では、図3に示すように、ステップS120、S150の代わりにステップS125、S155において送風機7の作動を制御する。
具体的には、ステップS125では送風機7を停止させ、ステップS155では送風機7を起動する。すなわち、空調制御部32は、送風機7の作動を制御して空気の風量を調整することによって、デフロスタ開口部14から吹き出される空気の風量を制御する。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態において、蒸発器5に、冷熱を蓄える蓄冷材が付加されていてもよい。この構成において、蓄冷材による蓄冷量が多いほど所定時間t1を短くしてもよい。例えば、蓄冷量が十分確保されている場合、所定時間t1をゼロにして、アイドルストップ終了後、直ちにデフロスタ開口部14から空気が吹き出されるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、圧縮機1はエンジン20によって駆動されるようになっているが、圧縮機1は電動モータによって駆動されるようになっていてもよい。
(3)上記実施形態では、走行用の駆動力をエンジン20から得る自動車に車両用空調装置を適用しているが、走行用の駆動力をエンジン20および走行用電動モータから得るハイブリッド自動車に車両用空調装置を適用してもよい。
(4)上記実施形態の車両用空調装置は、乗用車のみならずバスやトラック等の種々の車両に適用可能である。
1 圧縮機
5 蒸発器
7 送風機
11 デフロスタドア(開閉手段)
14 デフロスタ開口部(1つの開口部)
20 エンジン
32 空調制御部(制御手段)
R 冷凍サイクル

Claims (3)

  1. エンジン(20)によって駆動され、冷凍サイクル(R)の冷媒を吸入して吐出する圧縮機(1)と、
    車室内に向けて空気を送風する送風機(7)と、
    前記送風機(7)が送風した前記空気が流れる空気通路、前記空気通路を流れた空気を車室内に吹き出す複数の開口部(14、15、16)を形成する空調ケース(6)と、
    前記圧縮機(1)から吐出された前記冷媒が循環し、前記空気通路を流れる前記空気と前記冷媒とを熱交換させて前記空気通路を流れる前記空気を冷却する蒸発器(5)と、
    前記複数の開口部(14、15、16)のうち1つの開口部(14)を開閉する開閉手段(11)と、
    前記1つの開口部(14)から吹き出される前記空気の風量を制御する制御手段(32)とを備え、
    前記1つの開口部(14)は、前記空気を車両の窓に向けて吹き出すデフロスタ開口部(14)であり、
    前記制御手段(32)は、
    停車時に前記エンジン(20)が自動停止するアイドルストップが開始されたときに前記開閉手段(11)が前記デフロスタ開口部(14)を開けている場合、前記アイドルストップが開始される直前と比較して前記デフロスタ開口部(14)から吹き出される前記空気の風量を減少させ、
    前記アイドルストップが終了された後、前記蒸発器(5)による前記空気の冷却能力に関する所定条件を満たした場合、前記所定条件を満たす直前と比較して前記デフロスタ開口部(14)から吹き出される前記空気の風量を増加させ、
    前記所定条件は、前記アイドルストップが終了してから所定時間(t1)が経過したという条件であり、
    前記蒸発器(5)は、冷熱を蓄える蓄冷材を有しており、
    前記制御手段(32)は、前記蓄冷材による蓄冷量が多いほど前記所定時間(t1)を短くすることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記制御手段(32)は、前記開閉手段(11)の作動を制御して前記デフロスタ開口部(14)の開度を調整することによって、前記デフロスタ開口部(14)から吹き出される前記空気の風量を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 前記制御手段(32)は、前記送風機(7)の作動を制御して前記空気の風量を調整することによって、前記デフロスタ開口部(14)から吹き出される前記空気の風量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
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