JP6398393B2 - 自動販売機のドレン水処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を冷却してコールド商品として販売する自動販売機に係り、特に、缶入り商品ペットボトル入り商品等の商品が収納された断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿に貯留したうえで蒸発シートにより蒸発させる自動販売機に関する。
缶入り飲料,ペットボトル入り飲料などの商品を販売する清涼飲料自動販売機は、断熱筐体としてなる本体キャビネットの商品収納庫内に前記商品をコールド,ホット状態に区分して保存するとともに外扉のディスプレイ室内に複数の商品見本を左右に並べて展示し、前記商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンの操作に基いて選択された商品を販売するように構成されている。この種の自動販売機について図4を用いて説明する。
この自動販売機は、図4に示すように、前面が開口した本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面にヒンジにより開閉可能に支持された片開き式の外扉2とを備え、前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板3により左右方向に複数の商品収納室11,12,13に区画されている。前記各商品収納室11,12,13には、この例ではサーペンタイン方式と呼ばれる蛇行した商品収納通路を有する商品収納ラック4がそれぞれ収容設置されている。前記本体キャビネット1の前面に開閉可能に支持された外扉2と本体キャビネット1における商品収納庫の前面との間には内扉5が配設され、この例では内扉5が上下の上内扉51と下内扉52に分割されている。下内扉52には各商品収納室11,12,13の商品収納ラック4から払い出された商品を送出するシューター6と対峙する位置に搬出扉52aを有する商品搬出口が設けられている。前記搬出扉52aは上端入口を軸支されて垂下するとともに自重により商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シューター6を介して搬出される商品により押し開かれ、当該商品を外扉2の商品取出口2aに送出するように形成されている。なお、前記外扉2の前面の上部域は商品見本を展示する透明板で覆われたディスプレイ室として形成され、前記透明板の前面には商品選択ボタンユニットが設けられ、商品選択ボタンユニットには展示された商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを有している。また、外扉2の前面には硬貨投入口、紙幣挿入口、硬貨返却口、返却レバー、商品取出口、ハンドルロックなどが設けられている。
前記収納商品ラック4が収容設置される商品収納室11,12,13の下部領域であるシューター6の下部には、熱交換器(冷凍機のエバポレータ),庫内ファン等からなる冷却ユニット(図示せず)が設置されている。前記本体キャビネット1における底壁1aの下方領域は常温の機械室7として形成され、この機械室7には前記冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する冷凍機のコンデンシングユニット8およびドレン処理装置9が配置される。前記冷凍機のコンデンシングユニット8は、図5に示すように、前記熱交換器(冷凍機のエバポレータ)によって庫内空気と熱交換して気化した冷媒を圧縮するコンプレッサー81、圧縮された高温高圧の冷媒を外気との熱交換により再液化するコンデンサー82、外気を取入れコンデンサー82を洗流するように送風する庫外ファン83等からなり、コンプレッサー81,コンデンサー82,庫外ファン83を本体キャビネット1の基台1bの上に据付けた構成になる。前記ドレン処理装置9は、前記断熱仕切板3により区画された複数の商品収納室11,12,13の底部に敷設された金属製のドレンパンに形成された排水口から底壁1aを貫通するドレンパイプを介して集められるドレン水を貯留する蒸発皿91、この蒸発皿91に貯留されたドレン水に漬るように、蒸発皿91に設けたガイド911に沿って敷設された蒸発シート92からなり、蒸発皿91を基台1bの上であって冷凍機のコンデンシングユニット8の側方に設置した構成になる。なお、清涼飲料自動販売機においては、複数の商品収納室11,12,13のうち、商品収納室11は冷却ユニットのみが配設されたコールド専用室として用いる一方、商品収納室12,13は冷却ユニットに加えてヒータ(加熱器)を追加装備して冷却/加熱ユニットを備えたコールド/ホット兼用室として用いることにより、コールド商品およびホット商品の販売を可能としているのが一般的である。また、冷却ユニットを構成する熱交換器をエバポレータ若しくはコンデンサーとして使用することより冷却/加熱を切り替えるようにしたものも多く利用されている。また、ドレン処理装置9におけるドレン水を蒸発皿91に導くドレンパイプの代わりに、排水樋によりドレン水を導くようにしたものもある。
かかる構成の自動販売機における複数の商品収納室11,12,13に収容された商品収納ラック4への商品の補充は、本体キャビネット1の前面を開閉する外扉2および内扉5(上内扉51)を開放したうえで商品収納ラック4の商品投入口から商品を投入することにより行われ、商品の補充の際に外扉2および内扉5(上内扉51)が開放されると外気が商品収納庫内に侵入する。このように商品収納庫内に外気が侵入した状態で冷凍機のコンデンシングユニット8を駆動して冷却ユニットにより商品収納ラック4に収納された商品を冷却するとともに保冷すると外気中に含まれた水蒸気が凝結してドレン水が発生する。このドレン水は、商品収納室11,12,13の底部に敷設された金属製のドレンパンに形成された排水口からドレンパイプを介して蒸発皿91に集められ、蒸発皿91に敷設された蒸発シート92に吸い上げられて当該蒸発シート92の表面から蒸発して外部に放散される(例えば、特許文献1)。この特許文献1には、庫外ファン83により機械室7の外部から取り入れられてコンデンサー82を洗流して暖められた空気の通り道に蒸発皿91を設置して蒸発シート92に通風することにより蒸発シート92からの蒸発を促進することも開示されている。
特開平8−29049号公報
ところで、蒸発皿91に敷設された蒸発シート92は、直立姿勢から横転すると蒸発皿91に貯留されたドレン水の中に浸漬されてドレン水を蒸発する機能を失うことから安定して直立姿勢を保持する必要がある一方、塵埃の付着などにより汚染されることから適時交換される。このため、蒸発シート92の直立姿勢を保持するために複雑な構造とした場合には交換作業が煩雑になる一方、交換作業を容易にした場合には安定した直立姿勢を保持するのが困難となるという反面性を有する。かかる点、特許文献1に開示された発明においては、蒸発シート92を環状に形成するとともに蒸発皿91に複数のガイド911を立設し、当該複数のガイド911に蒸発シート92を架け渡して保持することにより、蒸発シート92の交換作業が容易で、かつ、蒸発部面積を大きくすることが可能となる点で優れている。しかしながら、庫外ファン83により機械室7の外部から取り入れられてコンデンサー82を洗流して暖められた空気(風)を蒸発促進用の風として蒸発シート92に通風させることにより蒸発シート92からの蒸発を促進する場合、蒸発シート92が環状に形成されていることから蒸発促進用の風の通風方向に対して風上および風下に位置する部位が生じてしまう。このため、庫外ファン83からの蒸発促進用の風は、庫外ファン83からの蒸発促進用の風の通風方向に対して風上に位置する部位の蒸発シート92には当たるが、庫外ファン83からの蒸発促進用の風の通風方向に対して風下に位置する部位の蒸発シート92には、庫外ファン83からの蒸発促進用の風が庫外ファン83からの蒸発促進用の風の通風方向に対して風上に位置する部位の蒸発シート92により遮られて当らなくなるという課題を有する。この場合、庫外ファン83の回転数を高くして風量を増大すること、或いは蒸発シート92を大型化若しくは蒸発シート92に風通しの穴を開口することが考えられるが、庫外ファン83の回転数を高くすると電力消費量が増大してランニングコストが嵩むという問題を有し、蒸発シート92を大型化するとコストの増大を招来するとともに設置スペースが制約され、また、蒸発シート92に通風穴を開口すると蒸発部面積が減少するという問題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、コスト増大や蒸発部面積の減少を招来することなく環状に形成された蒸発シートにおける蒸発促進用の風の通風方向に対して風下に位置する部位の蒸発シートにも蒸発促進用の風を良好に当ててドレン水蒸発の促進を図ることが可能な自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿に貯留したうえで蒸発シートにより蒸発させる自動販売機において、前記蒸発シートは環状に形成されるとともに蒸発促進用の風の通風方向の風上および風下に対応する部位が生じる態様で蒸発皿に敷設され、蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位に蒸発部面積を維持しつつ風の通過を許容する通風手段を設け、前記通風手段は、前記蒸発シートの風上に対応する部位に形成され、コの字状の切り込みにより一辺が前記蒸発シートに結合され、自由端が風下側に位置する態様で形成された舌片により形成された通風口であって、前記舌片は、庫外ファンが停止している場合には垂下して前記通風口を閉塞した状態にある一方、前記庫外ファンの運転により生じた前記蒸発促進用の風が当たった場合には前記蒸発シートとの結合部位を支点として、前記舌片の自由端が前記蒸発促進用の風の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するように揺動して前記通風口を開くことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿に貯留したうえで蒸発シートにより蒸発させる自動販売機において、前記蒸発シートは環状に形成されるとともに蒸発促進用の風の通風方向の風上および風下に対応する部位が生じる態様で蒸発皿に敷設され、蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位に蒸発部面積を維持しつつ風の通過を許容する通風手段を設け、前記通風手段は、蒸発シートの風上に対応する部位に形成され、コの字状の切り込みにより一辺が蒸発シートに結合され、自由端が風下側に位置する態様で形成された舌片により形成された通風口であって、前記通風手段は、前記蒸発シートの風上に対応する部位に形成され、コの字状の切り込みにより一辺が前記蒸発シートに結合され、自由端が風下側に位置する態様で形成された舌片により形成された通風口であって、前記舌片は、庫外ファンが停止している場合には垂下して前記通風口を閉塞した状態にある一方、前記庫外ファンの運転により生じた前記蒸発促進用の風が当たった場合には前記蒸発シートとの結合部位を支点として、前記舌片の自由端が前記蒸発促進用の風の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するように揺動して前記通風口を開くことにより、環状の蒸発シートにおける蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位に設けた通風手段により風上に位置する蒸発シートの蒸発部面積を維持しつつ蒸発促進用の風の通風方向の風下に対応する部位の蒸発シートにも蒸発促進用の風を当てることができるので、蒸発促進用の風による蒸発シートからの蒸発が向上し、前記通風手段は、蒸発シートの風上に対応する部位に形成され、コの字状の切り込みにより一辺が蒸発シートに結合された舌片により形成された通風口であることにより、蒸発シートにコの字状の切り込みを入れるという簡単な構成によってドレン水を蒸発させる舌片を残しつつ蒸発促進用の風の通過を許容する通風口を形成することができ、舌片を蒸発シートとの結合部位を支点に揺動可能としたことにより、蒸発シートの風上に対応する部位に形成された通風口が、庫外ファンが停止して蒸発促進用の風が生じていない場合には舌片により閉ざされているが、庫外ファンが駆動されて蒸発促進用の風が生じた場合には当該蒸発促進用の風により舌片が揺動して通風口を開くので、蒸発促進用の風の通風方向の風下に対応する部位の蒸発シートにも蒸発促進用の風を当てることができるものである。
本発明の実施の形態1にかかる自動販売機に係るドレン水処理装置の斜視図である。 図1のドレン水処理装置の蒸発シートを示し、(a)は蒸発促進用の風の送風方向風上側から見た正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる自動販売機に係るドレン水処理装置の主要部の蒸発シートを示し、(a)は蒸発促進用の風の送風方向風上側から見た正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明が対象とする自動販売機の扉開放図である。 従来装置を示すドレン水処理装置の平面図である。
以下、本発明の実施の形態にかかる自動販売機のドレン水処理装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、自動販売機の全体構成は図4に示すものと同一であるので重複する説明は省略し、ここでは従来装置と相違するドレン水処理装置について説明するものとし、また、図5に示した従来装置と同一のものには同一の符号を付して説明するものとする。
(実施の形態1)
図1において、8で再び冷凍サイクルを構成する冷凍機のコンデンシングユニットを示し、この冷凍機のコンデンシングユニット8は、コンプレッサー81、コンデンサー82、庫外ファン83および電子膨張弁ユニット84からなり、本体キャビネット1(図3参照)における底壁1aの下方領域の常温の機械室7に設置されてなるものである。101,102,103はそれぞれ冷却ユニットを構成する熱交換器(冷凍機のエバポレータ)を示し、収納商品ラック4(図3参照)が収容設置される各商品収納室11,12,13の下部領域であるシューター6の下部に庫内ファン(不図示)とともに設置され、冷凍機のコンプレッサー81およびコンデンサー82と冷媒配管RPを介して接続されてなるものである。なお、電子膨張弁ユニット84は、コンデンサー82とエバポレータ101,102,103とを接続する配管の途中に設置された電子膨張弁(不図示)を集中的に設置したものであり、電子膨張弁としては、例えば、ソレノイドをパルス通電して電磁力により弁体を開閉させて冷媒流量および冷凍サイクルの過熱度を制御するものである。
図1において、90は、ドレン水を貯留する蒸発皿91、この蒸発皿91に敷設された蒸発シート92Aからなるドレン水処理装置である。このドレン水処理装置90が従来のドレン水処理装置9(図4参照)と相違する点は、蒸発シート92Aの構成であり、蒸発シート92Aを環状に形成するとともに蒸発皿91に複数のガイド911(図4参照)を立設し、当該複数のガイド911に蒸発シート92Aを架け渡して保持する構成および蒸発皿91を冷凍機のコンデンシングユニット8の側方に設置した構成は従来装置と同一である。
さて、前記蒸発シート92Aは、庫外ファン83により機械室7(図3参照)の外部から取り入れられてコンデンサー82を洗流して暖められた空気(風)がコンプレッサー81に当ってコンプレサー8の側方に流れる蒸発促進用の風(白抜き矢印Yで示す)の通風方向に対して風上に位置する部位921と風下に位置する部位922を備える形態で蒸発皿91に敷設されている。そして、蒸発シート92Aの部位には、図2にも示すように、コの字状の切り込みにより舌片923を切り起こして通風口924が形成されている。舌片923(通風口924)は、蒸発シート92Aを蒸発皿91に敷設した状態において蒸発皿91の縁よりも上方の領域に位置し、また、蒸発促進用の風(白抜き矢印Yで示す)の通風方向に対して風上に位置する部位921の延在方向に複数形成されている。また、下片923は、図2の(b)に示すように、その自由端が蒸発促進用の風(白抜き矢印Yで示す)の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するよう切り起こされている。
かかる構成により、庫外ファン83からの蒸発促進用の風は、蒸発シート92Aにおける風上に位置する部位921に当たるとともに、当該部位921に形成された通風口924を通って風下に位置する部位922にも当る。従って、庫外ファン83からの蒸発促進用の風により蒸発シート92Aの風上の位置する部位921および風下に位置する部位922においてドレン水の蒸発が促進される。しかも、蒸発シート92Aにおける風上に位置する部位921に形成した通風口924が舌片923の切り起こしにより形成され、当該舌片923も蒸発部として機能することから前記位921における蒸発部の面積が減少することがない。よって、蒸発シート92Aにおける風下に位置する部位922に蒸発促進用の風を当てるために舌片923を残さずに舌片923を切り落として通風口924を形成した場合に比較して蒸発シート92Aによる蒸発効率を高めることができるものである。
前述したように、この実施の形態1にかかる自動販売機においては、断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿91に貯留したうえで蒸発シート92により蒸発させる自動販売機において、前記蒸発シート92Aは環状に形成されるとともに蒸発促進用の風の通風方向の風上および風下に対応する部位921,922が生じる態様で蒸発皿91に敷設され、蒸発促進用の風(白抜き矢印Y)の通風方向の風上に対応する部位921に蒸発部面積を維持しつつ風の通過を許容する通風手段(舌片923の切り起こしにより形成された通風口924)を設けたことにより、環状の蒸発シート92Aにおける蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位921に設けた通風手段により風上に位置する部位921の蒸発シート92Aの蒸発部面積を維持しつつ蒸発促進用の風の通風方向の風下に対応する部位922の蒸発シート92Aにも蒸発促進用の風を当てることができるので、蒸発促進用の風による蒸発シート92Aからの蒸発を向上さることができるものである。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2に係る自動販売機のドレン水処理装置の主要部である蒸発シート92Bを示し、(a)は蒸発促進用の風の送風方向風上側から見た正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
図3に示した蒸発シート92Bが実施の形態1にかかる蒸発シート92Aと相違する点は、舌片923Bの構成である。すなわち、両者はコの字状の切り込みにより形成されている点は一致するが、実施の形態1にかかる蒸発シート92Aの舌片923が、その自由端が蒸発促進用の風の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するように切り起こしにより形成されているのに対し、実施の形態2の蒸発シート92Bにかかる舌片923Bは蒸発シート92Bとの結合部位を支点に揺動可能に形成されている点である。前記舌片923Bを蒸発シート92Bとの結合部位を支点に揺動可能に形成するには、当該結合部位にミシン目92B1を設けるか、若しくは、当該結合部位に溝を設けて薄肉とすればよい。
この実施の形態2にかかる蒸発シート92Bの舌片923Bは、庫外ファン83(図1参照)が停止している場合には垂下して通風口924Bを閉塞した状態にある一方、庫外ファン83の運転により生じた蒸発促進用の風が当たった場合には蒸発シート92Bとの結合部位を支点として、その自由端が蒸発促進用の風の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するように揺動(図3の(b)に示す点線の状態)して通風口924Bを開く。従って、庫外ファン83からの蒸発促進用の風により蒸発シート92Bの風上の位置する部位921および風下に位置する部位922においてドレン水の蒸発が促進される。しかも、蒸発シート92Bにおける風上に位置する部位921に形成した通風口924Bが蒸発シート92Bと結合された舌片923Bにより形成され、当該舌片923Bも蒸発部として機能することから前記位921における蒸発部の面積が減少することがない。
なお、この実施の形態2にかかる蒸発シート92Bを用いたドレン水処理装置は、実施の形態1にかかるドレン水処理装置が冷凍機のコンデンシングユニット8の側方に設置した構成であるのに対し、冷凍機のコンデンシングユニット8の後方、すなわち、図1におけるコンプレッサー81を挟んで庫外ファン83の反対側に設置する場合に適しているものである。
前述したように、この実施の形態2にかかる自動販売機においては、断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿91に貯留したうえで蒸発シート92により蒸発させる自動販売機において、前記蒸発シート92Bは環状に形成されるとともに蒸発促進用の風の通風方向の風上および風下に対応する部位921,922が生じる態様で蒸発皿91に敷設され、蒸発促進用の風(白抜き矢印Y)の通風方向の風上に対応する部位921に蒸発部面積を維持しつつ風の通過を許容する通風手段(コの字状の切り込みに形成され、かつ、蒸発シート92Bとの結合部位を支点に揺動可能な舌片923Bにより形成された通風口924B)を設けたことにより、環状の蒸発シート92Bにおける蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位921に設けた通風手段により風上に位置する部位921の蒸発シート92Bの蒸発部面積を維持しつつ蒸発促進用の風の通風方向の風下に対応する部位922の蒸発シート92Bにも蒸発促進用の風を当てることができるので、蒸発促進用の風による蒸発シート92Bからの蒸発を向上さることができるものである。
なお、上記各実施の形態においては、舌片923,923Bが蒸発促進用の風(白抜き矢印Yで示す)の通風方向に対して風上に位置する部位921の延在方向に複数形成されたものを示したが、舌片を一枚として蒸発促進用の風(白抜き矢印Yで示す)の通風方向に対して風上に位置する部位921の延在方向に長く形成することもできるものである。したがって、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
1…本体キャビネット、2…外扉、4…商品収納ラック、5…内扉、8…冷凍機のコンデンシングユニット、81…コンプレッサー、82…コンデンサー、90…ドレン水処理装置、91…蒸発皿、92A,92B…蒸発シート、101,102,103…熱交換器(冷凍機のエバポレータ)、923,923B…舌片、924,924B…通風口。

Claims (1)

  1. 断熱構造の商品収納庫内を冷却することにより生じたドレン水を所定の蒸発部位に設置された蒸発皿に貯留したうえで蒸発シートにより蒸発させる自動販売機において、前記蒸発シートは環状に形成されるとともに蒸発促進用の風の通風方向の風上および風下に対応する部位が生じる態様で蒸発皿に敷設され、蒸発促進用の風の通風方向の風上に対応する部位に蒸発部面積を維持しつつ風の通過を許容する通風手段を設け、前記通風手段は、前記蒸発シートの風上に対応する部位に形成され、コの字状の切り込みにより一辺が前記蒸発シートに結合され、自由端が風下側に位置する態様で形成された舌片により形成された通風口であって、前記舌片は、庫外ファンが停止している場合には垂下して前記通風口を閉塞した状態にある一方、前記庫外ファンの運転により生じた前記蒸発促進用の風が当たった場合には前記蒸発シートとの結合部位を支点として、前記舌片の自由端が前記蒸発促進用の風の通風方向に対して風下側に位置する態様で傾斜するように揺動して前記通風口を開くことを特徴とする自動販売機のドレン水処理装置。
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