JPH04126977A - 蒸発装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、蒸発装置に関し、特に、容器の中に毛細管作
用を有する蒸発部材を配置する蒸発装置に関するもので
ある。

（ロ）従来の技術 従来技術として、例えば、特開平２−１３７７８号公報
（Ｆ’　２５　Ｄ　　２１　、／　１４　）には、折り
曲げ可能で、この折り曲げに対して反発力を有する親水
性多孔板からなる帯状の蒸発部材を蛇行状に折り曲げて
１１１一部と谷部とを形成してドレンパンに配設してな
る蒸発装置が示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来技術は、帯状の蒸発部材を使用しており、この
蒸発部材は折曲可能であるが非常に折曲しにくく、輸送
時は蛇行状に折り曲げ加工しであるので、−度に大量に
輸送することが困難であり、そのため輸送費用がかかる
。又、多孔板に対して垂直に風が当ると非常に蒸発性能
が低下するため、多孔板を風向と同方向に設置しなけれ
ばならず、そのため設置する位置及び方向が限定されて
しまうという問題点があった。

本発明はこの様な従来技術の問題点に鑑み、大量輸送が
可能であり、風向きを限定することなく常に良好な蒸発
性能を維持できることを目的とした蒸発装置を提供する
ものである。

（ニ）課題を解決するための手段 上記１」的を達成するために本発明では、水を受け入れ
る容器と、少なくとも−・部分が水中に位置し、他の部
分が空中に露出する状態で前記容器内に配置された蒸発
部材とを備えた蒸発装置において、前記蒸発部材は毛細
管作用を有し、コイル状に成形することに伴い弾力性が
付与される線材にて構成した蒸発装置である。

又、水を受け入れる容器と、少なくとも−・部分が水中
に位置し、他の部分が空中に露出する状態で前記容器内
に配置された蒸発部材とを備えた蒸発装置において、前
記蒸発部材は毛細管作用を有し、網目状に編んで筒状に
成形した線材にて構成した蒸発装置である。

（ボ）作用 本発明によると、蒸発部材をコイル状（螺旋状）あるい
は網目状に編んで筒状に成形すると、伸縮自在であるの
で、縮小変形させることにより大量に輸送することがで
きる。

又、蒸発部材は線材であるので、どの方向がら送風され
ても通風障害となり得す、所期の蒸発作用を維持てき、
蒸発装置を冷却器のドレン水を受ける位置に設置するが
、あるいは給水管により給水し７、常に−・定量の水を
容器内に溜め、その水が蒸発部材に吸いＩ−げら１＋−
１冷気循環用送風機による送風により、水分を庫内に循
環させ庫内加湿装置として使用することができる。

又、蒸発装置を機械室内の排水パイプにより庫内あるい
は冷却器のドレン水を受ける位置に配置することでドレ
ン水蒸発装置として使用することもできる。

（へ）実施例 以下に本発明の実施例を第１図乃至第１１図を参照して
説明する。第３図乃至第６図の（１）は前面に開閉自在
な扉体（２）を有する冷蔵庫等の断熱箱体で、この断熱
箱体（１）内壁より適当間隔を存して区画板（３）を配
設し、複数の棚（４）を備える貯蔵室（５）と、冷却器
（６）及び実線矢印の如く冷気を循環させる冷気循環用
送風機（７）を設置する冷気通路（８）とを形成する。

（９）は前記冷却器（６）と共に冷凍サイクルを構成す
る圧縮機（１０）及び凝縮器（１１）と、鎖線矢印の如
く外気を通風して前記圧縮機（１０）、凝縮器（１１）
を冷却する凝縮器冷却用送風機（１２）を設置すると共
に蒸発装置（１３）を設置している機械室であり、これ
は貯蔵室（５）の下方に形成されている。

次に本発明要部の構成であるが、蒸発装置（１３）は第
１図乃至第２図に示す様に、ドレンパンとなりうる容器
（１５）と、直径約１３５ｍ＋ｎのコイル状（螺旋状）
に加工された蒸発部材（１４）若しくは網目状に加工さ
れた蒸発部材（１７）とにより構成されている。前記蒸
発部材（１４）（１７）は第１０図の如く毛細管作用を
有した線径約３　ｍ　ｍの線材で、この線材はポリエス
テルファイバー、ナイロンファイバー等の繊維（１９）
をクリンプ加工し、波形にしたものを多数本束ねる。こ
れを溶剤で希釈した接着剤中に浸漬し、乾燥させる。こ
の際、溶剤が表面から蒸発するに従い、第１１図の如く
、接着剤の接着成分（２０）が表面近くに集まり、表面
近くの各繊維（１９）の接触又は近接した部分で固化し
て接続される。

１：れにより、機械的強度を維持する半硬質乃至硬質の
表皮（２］）が形成され、各繊維（１９）の接着部分の
間のどこからでも水を吸い上げることができる。更に、
吸水後蒸発部材は形崩れしない０又、前記蒸発部材（１
４）（１７）は一部分が水中に位置し、他の部分が露出
する様に前記容器（１５）内に配置する。

次に、第３図に示す様に、上記蒸発装置（］３）を庫内
加湿装置として使用する場合、容器（１５−１）を貯蔵
室（５）内の冷却器（６）のドレン水を受ける位置に設
置するか、あるいは給水管（図示しない）を設は常に一
定量の水を貯溜するように設置し、それによりＴ；に蒸
発部材（１４）は水を吸い上げており、冷気循環用送風
機（７）の送風を前記蒸発部材（１４）に当て水分を蒸
発させることにより貯蔵室（５）を加湿する。又、ドレ
ン水蒸発装置として使用する場合、冷気通路（８）の壁
面に付着した露は排水パイプ（１６）を通り機械室（９
）に設けられているドレンパンとなる容器（１５−２）
に溜まり、蒸発部材（１４）に吸い上げられ、凝縮器冷
却用送風機（１２）の送風により順次蒸発する。

又、第５図は第３図に示したコイル状（螺旋状）の蒸発
部材（１４）から、網目状の蒸発部材（１７）に変更し
たものである。

又、第４図に示す様に、ドレン水蒸発装置としてのみ使
用する場合、冷却器（６）に付着した霜及び貯蔵室（５
）内に付着した露は、オフサイクル時、あるいは検知装
置（図示しない）の検出に基づき強制除霜され、ドレン
水として排水パイプ（１６）を通り機械室（９）に設け
られている容器（１５−２）に溜まり、蒸発部材（１４
）に吸い」二げられ、凝縮器冷却用送風機（１２）の送
風により１１１０次蒸発する。

又、第６図は第４図に示したコイル状（螺旋状）の蒸発
部材（１４）から、網目状の蒸発部材（１７）に変更し
たものである。

ところで、前記蒸発部材（１４）は、第１図に示す様に
複数回巻回、即ちコイル状（螺旋状）に成形した線材に
より構成され、蒸発部材（１４）の各底部の離間距離が
小さければ巻数が多く、単位時間当りの蒸発量が多くな
り、逆に、各底部の離間距離が大きければ巻数が少なく
、単位時間当りの蒸発量が少なくなるという様に、巻数
及び径を変えることで蒸発量を調整できるものである。

そして、このコイル状の蒸発部材（１４）は、左右側面
に折曲にて形成されたフランジ（１５ａ）面を有する容
器（１５）内に設けられ、この左右フランジ（１５ａ）
面にそれぞれ穿設し、その穴・＼コイル状に成形した蒸
発部材（１４）の一端および他端を挿入し固定する。こ
の時、螺旋の複数の部位が容器（１５）内の水中に位置
し、他の部位が空中に露出する様に配置する。これによ
って冷却器（６）からのドレン水は、毛細管作用を有す
る蒸発部材（１４）に吸い上げられ、冷気循環用送風機
（７）あるいは凝縮器冷却用送風機（１２）による冷気
や外気により順次蒸発する。又、前記フランジ（１５ａ
）面に穿設せずに、蒸発部材（１４）を伸び側に加工し
ておけば、縮めて容器内（１５）に置き、容器（１５）
内の側面内壁に蒸発部材（１４）自体の反発力を利用し
押しつけて固定することもできる。

又、蒸発部材（１７）は第２図に示す様に網目状に編ん
で筒状に形成され、容器（１５）内に自立するものであ
る、尚、この蒸発部材（１７）は網目数を蒸発量に応じ
て任意に調整できるものである。こ１１．は、容？５（
１５）内の水に誇の下部が浸っており、上部が空中に露
出する様に配置する１、これによって冷却器（６）から
のドレン水は、毛細管作用を有する蒸発部材（１７）に
吸い上げられ、冷気循環用送風機（７）により貯蔵室（
５）を加湿するか、あるいは凝縮器冷却用送風機（１２
）による冷気や外気により順次蒸発する。

ただし、形状は任意に変更可能であるため、第７図に示
す様に線材をコイル状（螺旋状）に成形した蒸発部材（
１４）を複数重ねたものでもよいし、第８図に示す様に
コイル状の蒸発部材（１４）の一端及び他端を結合して
花形等にしてもよい。又、第９図に示す様に線材を連続
した四角状に成形した蒸発部材（１８）でもよい。尚、
蒸発部材（１４）（１７）（１８）は、要求されるドレ
ン水の蒸発量、容器（１５）の大きさを予じめ決定した
条件の下では、線径をその条件に適合する太さに成形す
ること及び若しくは、コイル状の蒸発部材（１４）の直
径、網目状の蒸発部材（１７）の網目数あるいは四角状
の蒸発部材（１８）の−辺の長さを前記条件に応じて変
更可能であるので、種々の条件に対応できるものである
。

以Ｊ−の様に、同じ蒸発装置（１：３）でも貯蔵室（５
）に配置することで庫内加湿装置になり、機械室（９）
に配置することでドレン水蒸発装置となる。又、蒸発部
材（１４）（１７）は線材であるので折曲（旋回、湾曲
を含む）加工等が容易に行え、」−記実施例のコイル状
（螺旋状）べ・網目状等の様に加工することにより、単
体で取り扱う際には縮小変形して小型化できる３、更に
線材であることにより、冷気循環用送風機（７）あるい
は凝縮器冷却用送風機（１２）により強制通風された場
合でも、通風障害となり得す、どの方向からの送風でも
所期の蒸発性能が得らね、る。

（ト）発明の効果 本発明によれば次に列挙する効果が生しる。

１、蒸発部材が線材であるため、風向きによる蒸発性能
の低下がなくなり、所期の蒸発効果が得られる。。

２、又、線オイはコイル状（螺旋状）に成形することに
より弾力性が付与されるため、縮小変形して小型化でき
、その加工作業が頗る簡単となる。

又、この巻数又は径を変更することで容易に蒸発能力を
調整することができる。

３、又、線材は網目状に編んで筒状にしたものであり、
この網目数を変更することで容易に蒸発能力を調整する
ことができ、更に、容器内に自立図面は何れも本発明の
蒸発装置の実施例を示し、第１図は本発明の蒸発装置の
要部斜視図、第２図は他の実施例の要部斜視図、第３図
は本発明の蒸発装置を庫内及び機械室に装備した冷蔵庫
の縦側断面図、第４図は本発明の蒸発装置を機械室にの
み配置した冷蔵庫の縦側断面図、第５図は本発明の他の
実施例で、蒸発装置を庫内及び機械室に見備した冷蔵庫
の縦側断面図、第６図は他の実施例で、蒸発装置を機械
室にのみ配置した冷蔵庫の縦側断面図、第７図はコイル
状の蒸発部材を二重にした場合の斜視図、第８図はコイ
ル状の蒸発部材の一端と他端とを結んだ場合の斜視図、
第９図は蒸発部材を連続した四角状にした場合の斜視図
、第１０図は蒸発部材の一面をカットした斜視図、第１
１図は蒸発部材の組成を示す拡大図である（１３）・・
・蒸発装置、（１４）・・・コイル状の蒸発部材、（１
５）・・・容器、（１７）・・・網目状の蒸発部材、（
１８）・・・四角状の蒸発部材。

Ａ 第４ 図 第２図 第９図 第１０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水を受け入れる容器と、少なくとも一部分が水中に
   位置し、他の部分が空中に露出する状態で前記容器内に
   配置された蒸発部材とを備えた蒸発装置において、前記
   蒸発部材は毛細管作用を有し、コイル状に成形すること
   に伴い弾力性が付与される線材にて構成したことを特徴
   とする蒸発装置。 ２、水を受け入れる容器と、少なくとも一部分が水中に
   位置し、他の部分が空中に露出する状態で前記容器内に
   配置された蒸発部材とを備えた蒸発装置において、前記
   蒸発部材は毛細管作用を有し、網目状に編んで筒状に成
   形した線材にて構成したことを特徴とする蒸発装置。