JP6397899B2 - 空間分割多重のための少モード光ファイバ光リンク - Google Patents

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Description

本発明は光ファイバ伝送の分野、より具体的には、空間分割多重のために改良された少モード光ファイバ光リンクの分野に関する。
通常光ファイバは、光信号を伝達するための光コアと、光信号を光コアに閉じ込めるための光クラッドから構成される。この目的のため、コアの屈折率nは、クラッドの屈折率nclより大きい。一般に光ファイバの特徴は、屈折率(n)とファイバの半径(r)とを関係付ける屈折率プロファイルによって決まる。すなわち、光ファイバからの中心からの距離rをx−軸上に表し、半径rにおける屈折率n(r)と、光クラッドにおける屈折率nclとの差Dnをy−軸上に表す。
近年、光ファイバには二つの主要なカテゴリが存在する。すなわち、マルチモードファイバとシングルモードファイバである。マルチモードファイバでは、与えられた波長において、複数の光モードが光ファイバに沿って同時に伝搬する。これに対しシングルモードファイバでは、より高次のモード(以下、HOMs(Higher Order Modes)と呼ぶ)は遮断されるか又は強く減衰される。
シングルモードファイバは通常、アクセスネットワークや都市規模ネットワークなどの長距離ネットワークに適用するために使われる。シングルモード光信号を伝送する光ファイバには、比較的直径の小さい(典型的には5μmと11μmの間)コアが要求される。高速又は高ビットレート(例えば10GbpS)に適用するための要求条件を満足するには、標準的なシングルモードファイバに対して、典型的には1550nmの波長で機能すべく変調されたシングルモードレーザ送信機を使用することが必要である。しかしながらシングルモードファイバは非線形問題に悩まされ、主にこれがファイバ伝送容量の制限となっている。
マルチモードファイバは通常、広帯域が要求される短距離ネットワークに適用するために使われる。すなわちローカルエリアネットワーク(LANs)や集合住宅(MDUs)、より一般的にはビル内ネットワークとして知られている分野への適用である。マルチモードファイバのコア直径は、典型的には50μm又は62.5μmである。電気通信で最も普及しているマルチモードファイバは、屈折率プロファイル分布型光ファイバ(the refractive graded−index profile optical fibers)である。そのような屈折率プロファイルは、モード間分散(すなわち、伝搬遅延時間の差、又は光ファイバに沿った光モードの群速度の差であって、DMGD(Differential Mode Group Delay)とも呼ばれる)を最小化することにより、与えられた波長において広いモード帯域を保証している。しかしながら、不幸にしてこのようなファイバのデザインはモードカップリングを助長し、これは長距離通信でマルチモードファイバを使うというシナリオを妨げる。
光ファイバネットワーク上のデータトラフィックは指数関数的に増え続けている。このため、ファイバ1本あたりのトラフィック(とりわけ長距離での)を増やすことへの要求が増している。この目的に対し、異なる複数のデータトラフィックが同一の光ファイバを共有することを可能とする多重化技術が発展してきた。これらの中で最も有望な方法の一つは空間分割多重(SDM(Space Division Multiplexing))である。この方法では、光ファイバで導波された複数の光信号モードのそれぞれにより、単一のファイバ内に複数のデータチャネルが与えられる。
このような技術は、少モードファイバと呼ばれる新しいタイプの光ファイバの発展を要求してきた。少モードファイバは、複数の空間モードではあるが、マルチモードファイバよりは少ない空間モードに対応できる。このような少モードファイバは特にPCT出願WO2011/094400の特許文献で論じられているが、概ね2個から50個のモードに対応する。このファイバの構成により、マルチモードファイバに見られるモード分散問題を回避することができる。
少モードファイバ(FMFs(Few−Mode Fibers))を用いた空間分割多重は、利用可能なモード数が複数あることでシングルモードの伝送容量が拡大できるというその潜在能力ゆえに、近年強い関心を惹いている。
少モードファイバを設計する際のアプローチの一つは、モードグループ遅延差(DMGDs(Differential Mode Group Dlays。すなわち、空間多重に使われる各導波モードの到着時間の差))を最小化することである。これにより、モードカップリング現象(これは長距離伝送にとって一つの制限要因となる)と関係なく、2N×2N(Nは空間モードの総数、すなわちLP(Linear Polarization)モード縮退を含む)の複合MIMO技術を用いて、全モードを同時に検出することができる。しかしLPモードの数が増えると、この最適化はますます困難となる。
しかしながら、屈折率差の小さいLPモードをグループ化し、個別のLPモードでなくLPモードのグループを検出することにより、MIMO技術の複雑さを低減することができるという点に留意する必要がある。
第1の既知の解決方法はUS2013/0071114の特許文献に開示され、モード分割多重光伝送システムに使うのに適した少モード光ファイバが記載されている。このような光ファイバは、半径R(開示された実施形態では、最大値は11.4μmである)の単一αの屈折率分布型コア(single alpha graded−index core)を持つ。ここで波長1550nmにおけるαの値は、概ね2.3以上2.7以下である。またクラッドに対する最大相対屈折率Δ1MAXは、概ね0.3%から0.6%である。この光ファイバはまた、概ね90μmより大きく160μmより小さい有効領域を持つ。クラッドの最大相対屈折率Δ4MAXは、Δ1MAX>Δ4MAXである。波長1550nmにおける、LP01モードとLP11モードとの間のグループ遅延差は、概ね0.5ns/kmより小さい。
しかしながらこの第1の既知の解決方法によるコアとクラッドは、1550nmより長波長におけるLP01とLP11のモードにのみ対応する。このモード数は、ファイバ1本あたりの伝送容量に対してますます高まる要求に比べて小さすぎる。
第2の既知の解決方法はUS2013/007115に開示され、少モードファイバの別のデザインが開示されている。しかしUS2013/0071114で開示された第1の解決方法と同様、この第2の解決方法もまた、2個の導波モードにのみ対応するFMFからなる。
その他の既知のデザインは、最大4個又は6個に対応するFMFを与える。
PCT特許文献WO2012/161809は、クラッドに囲まれたコアを有する光ファイバを開示する。このファイバは、求められる複数の信号搬送モードに対応する一方、求められないモードを抑圧するような構造の屈折率分布プロファイルを持つ。コアとクラッドは、求められないモードがクラッドに近いか又はクラッドより小さい有効屈折率を持つように、その結果これらの求められないモードが漏えいモードになるように構成されている。求められないモードの最低有効屈折率と、漏えいモードの最高有効屈折率との差が十分大きいことにより、両者の間のカップリングは事実上回避される。最大4モードに対応するFMFが例示されている。
US2012/0328255の特許文献は、ガラスコアと、このガラスコアと直接接触してこれを取り囲むガラスクラッドと、を有する少モード光ファイバを開示する。ガラスコアは、概ね8μmから13μmの半径Rを有していてよい。更にこのコアは、波長1550nmにおけるα値が概ね1.9から2.1の間を取る屈折率分布プロファイルを有し、最大相対屈折率Δ1MAXはクラッドに対して概ね0.6%から0.95%である。1550nmにおけるLP01モードの有効領域は80μmと105μmとの間であり、1550nmでX個のLPモードの光信号伝搬又は伝送に対応する。ここでXは、1より大きく10より小さい整数である。ガラスクラッドは、Δ1MAX>Δ4MAXであるような最大相対屈折率Δ4MAXを有していてよい。最大6モードに対応するFMFが例示されている。
このような設計は有望ではあるが、モードグループ遅延差を望むほどには低減せず、そのため伝送システムの性能が制限される。更にこれらのいずれの文献に開示されたプロファイルも、低い曲げ損失と高い漏えい損失を保証する最適化を行っていない。しかしこれらはFMFにとって重大な課題である。実際FMFに関するいかなる既知の文献にも、低い曲げ損失と高い漏えい損失を示して少モードファイバの設計を論じたものはない。
更にこれらの既知の技術は全て、少モードファイバの改良された新しいデザインを提供することを目的としており、ファイバが満足すべき理論的基準を根拠とする。しかしながらこれらのデザインは、製造工程で発生する小さな変動(例えば、プロファイルや半径や屈折率などの変動)の影響を受けやすいと思われる。実際、目標とする理論的特性を完全に満足する光ファイバを繰り返し製造することは非常に難しい。
80年台の初頭に、マルチモードファイバに関し、複数のファイバを連結して光リンクを形成する技術が提案された。この光リンクの性能は、ファイバの欠陥を補償する現象のおかげで、個々の光ファイバに比べて改善されたものとなった。しかしこのような技術は、未だ少モードファイバ光リンクには移植されていない。
従って、モードグループ遅延差が小さく、低曲げ損失と高漏えい損失特性を有し、4個又はそれ以上のLPモードを導波する少モード光リンクの設計への要求が存在する。
本発明のある特定の実施形態では、N本の光ファイバを備える光リンクを提案する。ただし、N≧2で、Nは整数である。各光ファイバは、光コアと、前記光コアを取り囲む光クラッドとを備え、前記光コアはα≧1の単一αの屈折率分布プロファイルを有し、前記αは光コアの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータであり、前記光コアは半径がR1iで最大屈折率がn0iであることを特徴とする。ただし、i∈[1;N]である。前記光クラッドは、外縁における屈折率がncliであり、トレンチと呼ばれる、光コアを取り囲む領域であって屈折率が陥没している領域を備える。前記トレンチは、内径R2i(ただし、R2i≧R1i)と、外径R3i(ただし、R3i≧R2i)とを有する。
前記光リンクは、前記光リンクの平均光コア半径R1linkが、以下の方程式で定義される光通信の品質基準値Cを満足するようなものである。
ここでDMGDlinkは、前記光リンクにおける二つの導波モード間のモードグループ遅延差である。またMax|DMGDlink|は、前記光リンクの導波モードの任意の組み合わせに関するDMGDの絶対値の最大値である。また、
である。ただし、Lは前記光リンクの光ファイバiの長さである。また、Dn1i=n0i−ncliは、光ファイバiに関し、λ=λにおけるコア―クラッド間屈折率差である。ただしλは、前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心伝達波長である。更に、前記光リンク中の少なくとも一つの光ファイバiに関し、前記光コア半径R1iは、R1i≧13.5μmであるように選択される。更に前記光リンク中の全ての光ファイバi(i∈[1;N])に関し、前記長さLは、C<18となるように選択される。
ここにいう「単一αの屈折率分布プロファイル」とは、別段の断りのない限り、以下で定義される屈折率分布プロファイルn(r)を持つ光コアのことをいう。
ここで、
rは光ファイバの半径を表す変数であり、
1iは光コアの半径であり、
Δは以下で表される規格化屈折率差であり、
1iは光コアの最小屈折率であり、
0iは光コアの最大屈折率であり、
αは光コアの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータであり、
パラメータαは、α=2のとき逆パラボラに、α=1のとき三角形状に、α=∞のときステップ関数にそれぞれ対応する。
各低損失コア導波モード間における群速度の不一致を低減するように、屈折率分布を調整することができる。
前記光リンクを構成する全ての光ファイバについて、長さLを的確に選ぶことにより、先行技術のFMFより多数のLPモードを導波することができ、モードグループ遅延差を最小とするような少モード光ファイバ光リンクを作ることができる。このような光リンクは、DMGD補償FMF光リンクであり、前記光リンク中の個々の光ファイバに比べて改善された特性を持つ。このようにDMGD(モードグループ遅延差)が小さいことにより、モードカップリング現象と関係なく、2N×2N(Nは空間モードの総数、すなわちLP(Linear Polarization)モード縮退を含む)のMIMO(多入力多出力(Multiple Input Multiple Output))技術を用いて全モードを同時に検出することができる。このようにしてシステムの性能が向上し、先行技術の性能を超える。
しかしながら、全てのモードを個別に検出するのではなく、屈折率差の小さいモードのグループを検出することにより、より複雑さを解消したMIMO技術も使用できる点に留意する必要がある。
コア半径をR1i≧13.5μmとすることにより、US2012/0328255、US2013/0071114、US2013/0071115の特許文献等に開示された先行技術に比べて、より多数のモードを導波することができる。
更に、陥没トレンチに補助された光ファイバは、光モードのコアへの閉じ込めを改善し、これがマクロな曲げ損失の低減につながる。このように、基準R1i≧13.5μmかつC<18を満足する本光リンクの少モードファイバのクラッドにトレンチを加えることで、DMGDと曲げロスとの間のトレードオフに著しい改善をもたらすことができる。このようなトレンチは、曲げ感度を低減するためにはよく知られた方法である。
ある有利な特性として、本光リンクを構成する光ファイバの少なくとも1本は、次の関係を満足するトレンチパラメータを持つ。
55≦1000・|(R3i−R2i)・Dn3i・(R1i ・Dn1i)|≦150
ここで、Dn3i=ntrenchi−ncliは、λ=λにおけるトレンチ―クラッド間屈折率差で、λは前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心伝達波長である。好ましくは、Dn≦−3・10−3である。
このような特性を持つトレンチは、曲げ損失と漏えい損失との間の良好なトレードオフを示す少モードファイバを与え、これが光リンクの特性の改善に貢献する。本発明による少モードファイバ光リンクは、全ての導波モードに対して小さいDMGDと低い曲げ損失(1550nmにおいて、10mmの曲げに対して<100dB/ターン)を保証するとともに、先行技術のFMFより多数のLPモードに対応する結果、これらのモードを確実に伝搬することができる。また本発明による少モードファイバは、全ての漏えいモードに対して大きい漏えい損失(1550nmにおいて、>0.1dB/m)を保証する結果、これらの漏えいモードは高々10mオーダの距離を伝搬した後、遮断されかつ/又は強く減衰される。
本発明のある実施形態では、本光リンクの複数の又は全てのファイバが、このようなトレンチ基準を満足するトレンチを有する。
本発明の別の実施形態では、前記光ファイバの少なくとも1本が、下記の関係を満足する光コア半径Rと前記屈折率分布プロファイルのα値とを持つ。
ここでDMGDは前記光ファイバにおける二つの導波モード間のモードグループ遅延差である。またMax|DMGD|は、導波モードの任意の組み合わせに関するDMGDの絶対値の最大値である。またDn1i=n0i−ncliは、λ=λにおけるコア―クラッド間屈折率差である。ただしλは、前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心伝達波長である。好ましくは、前記光ファイバは、R1i≦20μmを満足するものである。
このように、前記光リンク中のファイバの1本又は2本又は全てが、コア基準C≦18を満足するものであってよい。これにより、理論的最小値に近いような極めて小さいDMGD値を持つ、DMGD補償光リンクの設計が可能となる。また、前記光リンク中の複数の又は全ての光ファイバが、コア基準C≦18と、トレンチ基準55≦1000・|(R3i−R2i)・Dn3i・(R1i ・Dn1i)|≦150の両方を満足することもできる。
本発明のある実施形態によると、このような光リンクは少なくとも4個のLPモード、好ましくは4個から16個のLPモードを導波する。
本発明の別の実施形態によると、このような光リンクは少なくとも6個のLPモード、好ましくは6個から16個のLPモードを導波する。
このように多数のモードを導波できるため、ここに開示する少モード光ファイバ光リンクを備える光システムの容量を増やすことが可能となり、長距離光伝送システムにおける更なる広帯域化への要求に応えることができる。
このように本発明のある実施形態による少モード光リンクは、空間分割多重伝送に効果的に使用できるLPモードを、先行技術のFMFより多く導波することができる。
本発明のある有利な特性として、前記光リンク中の全ての光ファイバi∈[1;N]に関し、前記長さLは、前記光リンクのMax|DMGDlink|を最小化するように選ばれる。
このようにすると、理論的最小値に近いような極めて小さいDMGD値を実現することができる。
別の態様では、前記光リンクの少なくとも2本の光ファイバが、前記光ファイバで導波される少なくとも一つのモードに関し、反対の符号のDMGDを持つ。ここで、DMGDは、光ファイバiにおける、前記一つのモードと他の任意の導波モードとの間のモードグループ遅延差である。
このように適切な長さのファイバを連結することにより、良好なDMGD補償を実現することができ、その結果、前記光リンク中の全ての個別のファイバより小さいDMGDを示す光リンクを作ることができる。
第1の実施形態によると、前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、最小屈折率n1i=ncliを持つ。前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備える。前記内側クラッド層は、n2i≠ncliかつn2i>ntrenchiであるような一定の屈折率n2iを持つ。
このようなトレンチ補助屈折率分布プロファイル(graded−index trench−assisted profile)は、本発明の実施例に示されるコアの基準とトレンチの基準を満足することができる。更にこのような少モードファイバは製造が容易で低コストである。内側クラッド層は、コアに対して負又は正の屈折率差を持つことができる。
第2の実施形態によると、前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、最小屈折率n1i≠ncliを持つ。前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備える。前記内側クラッド層は、n2i=n1iかつn2i>ntrenchiであるような一定の屈折率n2iを持つ。
このようなもう一つのトレンチ補助屈折率分布プロファイルは、本発明の実施例で示されるコアの基準とトレンチの基準を満足することができる。更にこのような少モードファイバは製造が容易で低コストである。内側クラッド層は、コアに対して負又は正の屈折率差を持つことができる。
第3の実施形態によると、前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、ncliに等しい最小屈折率を持つ。前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備える。前記内側クラッド層は、前記光コアの単一αの屈折率分布プロファイルの延長である。前記内側クラッド層は、最小屈折率n1i=ntrenchiを持つ。
第1と第2の実施形態のものと比べると、この少モードファイバの製造はいくらか難しいが、このようなトレンチ補助屈折率分布プロファイルは、屈折率分布プロファイルのα値をより良好に最適化することができる。
本発明の別の態様は、上記の形態のいずれかに記載された光ファイバを少なくとも1本備える光システムに関する。
本明細書に記載したFMF光リンクは、少なくとも全ての「C−バンド」での使用に適するが、場合によってはS−、C−、U−、及びL−バンドでの使用にも適する点に注意しておく。
本発明の実施形態のその他の特徴と利点は、以下の記載において、具体的ではあるが完全に網羅的ではない実施例と下記添付図面とを用いて表される。
図1は、ここに記載するある一つの実施形態による光リンクを概略的に示す。この光リンクは、少モード光ファイバを複数連結したものを備える。 図2は、ここに記載する一つ又は複数の実施形態による光ファイバの断面を概略的に示す。 図3Aは、本発明の第一形態による光ファイバの屈折率プロファイルをグラフで示す。 図3Bは、本発明の第二形態による光ファイバの屈折率プロファイルをグラフで示す。 図3Cは、本発明の第三形態による光ファイバの屈折率プロファイルをグラフで示す。 図3は、LPモード導波数が6個から16個の、本発明によるトレンチ補助屈折率分布プロファイル構造の少モードファイバ関し、モードグループ遅延差がどのように減少するかをRの関数で示したものである。 図4は、LPモード導波数が6個から16個の、本発明によるトレンチ補助屈折率分布プロファイル構造の少モードファイバ関し、本発明で示される基準値CをRの関数で示したものである。 図5は、本発明のいくつかの実施形態に関し、Max|DMGD|を波長の関数としてグラフで示す。 図6は、本発明のいくつかの実施形態に関し、Max|DMGD|をαの関数としてグラフで示す。 図8Aと8Bは、本発明に関し、光システムとしての実施態様を示す。
本発明の一般原理は、モードグループ遅延差を低減し、先行技術のFMFより多数のLPモードに対応することにより、注意深く設計されたトレンチ補助屈折率分布型少モード光ファイバ光リンクを提案する点にある。より正確にはこのような光リンクの目的は、特に、異なる特性を示す複数のFMFを連結することにより、少モードファイバの製造工程で発生するプロファイルの小さな変動を補償することにある。このような光リンクにより、モードグループ遅延差の低減と、曲げ損失の低減と、漏えい損失の増大との間のトレードオフを、先行技術のFMFに対して改善することができる。更に、このようなDMGD補償FMF光リンクの設計は、DMGDの低減のための効果的で確実な方法である。
光ファイバを伝達する光は、実際にはハイブリッド型のモードを形成し、これは通常LP(Linear Polarization)モードと呼ばれる。LP0Pモードは2個の自由度の偏光を持ち、二重に縮退している。m≧1のLPmpモードは四重に縮退している。ファイバを伝搬するLPモードの数を指定するときはこの縮退度は数えない。従って、二つのLPモードを持つ少モード光ファイバは、全てのLP01モードとLP11モードの伝搬に対応する。あるいは、6個のLPモードを導波する少モードファイバは、全てのLP01、LP11、LP02、LP21、LP12及びLP31モードの伝搬に対応する。
これから本発明の光リンクの実施例に含まれる少モード光ファイバの形態を詳細に参照するが、その実例は添付図面で示される。全ての図面を通じて、可能であれば常に、同一または類似のものには同一の参照番号を使う。
本発明の少モード光ファイバ光リンクの一実施形態を、図1に断面図の形で概略的に示す。光リンク70は、複数の少モードファイバを連結することによって形成する(例えば、このような光リンクは、互いに連結された光ファイバのp個の区間(p≧2)を備える)。図1は、光ファイバ701と光ファイバ70pだけを示し、光リンク中の他の潜在的な光ファイバi∈[1;p]は全て点線で象徴化している。
少モードファイバ1は長さLを持ち、少モードファイバiは長さLを持ち、少モードファイバpは長さLを持つ。より詳細は以下で記述するように、これらの長さL、…L、…Lは、本光リンク70が以下の方程式で定義される光通信の品質基準値Cを満足するように選ばれる。
ここでDMGDlinkは、光リンク70における二つの導波モード間のモードグループ遅延差である。また、
である。ただし、Dn1i=n0i−ncliは、光ファイバi∈[1;p]に関し、λ=1550nmにおけるコア―クラッド間屈折率差である。更に、光リンク70の中の光ファイバ1からpのうち少なくとも1本は、R1i≧13.5μm、i∈[1;p]であるようなコア半径R1iを持つ。
このように少モードファイバ1からpはお互いに連結して、長さL=L+…+L+…+Lの光リンク70を形成し、このLは数10km又は数100kmに達することができる。
もちろん本開示の内容は、光リンクを形成するために連結する少モードファイバの数について、任意の数をカバーする。単なる例であるが、本光リンクは、2本のFMF、4本のFMF、あるいは数10本のFMFですら備えていてよい。
これから以下の開示において、本発明の光リンクを形成する光ファイバの構造と特性に焦点を当てる。
少モード光ファイバ。
本発明の少モード光ファイバの一実施形態を、図2に断面図の形で概略的に示す。光ファイバ10は一般に、ガラスクラッドで取り囲まれたガラスコア20を持つ。ガラスコア20は一般に、13.5μmから20μmの半径Rを持つ。ガラスクラッドは一般に、内径Rと外径Rを持つ。ここに示される実施形態では、コア20とクラッドは一般にシリカ、特にシリカガラスを含む。光ファイバ10の断面は一般に、コア20の中心に対して円対称であってよい。ここで記述されるいくつかの実施形態では、半径R(すなわち光ファイバ10のガラス部分の半径)は概ね62.5μmである。しかしながらクラッドの寸法は、半径Rが62.5μmより大きくも小さくもできるよう、調整が可能であることに注意されたい。光ファイバ10はまた、内径がRで外径がRの被覆60を備える。このような被覆は複数の層を有していてよく、特に2層からなる被覆であってよい。ただし図2には、これらの異なる層は示されていない。被覆の中にいくつ層があろうと、RとRは被覆の下限と上限であることに留意する必要がある。ここで記述されるいくつかの実施形態では、半径Rは概ね122.5μmである(しかし122.5μmより大きくても小さくてもよい)。代替の実施形態では、R=40μmあるいはR=50μmで、更にR=62.5μmといった別の寸法もあり得る。
本発明の光リンクの全ての少モードファイバは、上記図2に記載された共通の特徴を共有する。
図3Aは、本発明の第一形態による光ファイバ10の屈折率プロファイルn(r)を表す。これは、屈折率値nと光ファイバの中心からの距離rとの関係を記述する。x−軸は半径位置を表し、x=0はコア領域の中心を表す。y−軸は屈折率を表し、特段の断りのない限り屈折率差Dnで書かれる。
本発明の実施形態によっては、本発明の光リンクを形成する光ファイバのうち1本だけが、若しくは複数が、若しくは全てが、図3Aの屈折率分布を示してよく、又はどのファイバも示さなくてもよい。
第一形態において光ファイバ10は、下記で定義される屈折率プロファイルn(r)を持つ光コア20を有する。
ここで、
rは光ファイバの半径を表す変数であり、
は光コアの半径であり、
Δは以下で表される規格化屈折率差であり、
は光コアの最小屈折率であり、
は光コアの最大屈折率であり、
αは光コアの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータである。
光コア20のα屈折率分布プロファイルは、光ファイバ10のモード間分散を低減することができる。
光コア20は光クラッドに直接取り囲まれている。この光クラッドは、トレンチ呼ばれる、内径がRで外径がRの陥没屈折率のリング40を少なくとも一つと、内径がRの外側クラッド50を備える。ある実施形態では、このような外側クラッド層50は純粋なシリカガラス(SiO)を備え、従ってその屈折率nclはシリカガラスの屈折率である。このトレンチ40は、外側クラッドの屈折率に対し負の屈折率差Dn=ntrench−nclを持ち、その位置とサイズはファイバの曲げ損失抵抗を改善するように設計される。
トレンチ40は、好ましくは次の基準を満足するように設計される。
55≦1000・|(R−R)・Dn・(R ・Dn)|≦150
ここで、Dn=ntrench−nclは、λ=λにおけるトレンチ―クラッド間屈折率差で、λは前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心波長である。このような基準は、ファイバの曲げ損失と漏えい損失との間に良好なトレードオフをもたらす。
クラッドはまた選択的に、内径Rで外径Rの内側クラッド層30を備えていてよい。従ってトレンチ40は、内側クラッド層30により、コア20との間にスペースを設けられていてよい。選択的にトレンチ40は、コア20に直接接触してこれを取り囲んでいてよい。
この第一形態において、内側クラッド30は、n>ntrenchであるような一定の屈折率nを持つ。nは外部クラッド層に対して、負又は正(図2Aで破線で示される)のいずれかの屈折率差Dn=n−nclを示してよい。
クラッド中の異なる部分30、40、50は、純粋なシリカガラス(SiO)を備えるか、又は、クラッドの当該部分が「アップドープ」されるときは、屈折率を上げる単一若しくは複数のドーパント(例えばGeO)を備えるか、又は、クラッドの当該部分が「ダウンドープ」されるとき(例えばトレンチ40の場合)は、屈折率を下げるドーパント(例えばフッ素)を備えるか、してよい。
図2には示されていないが、外側クラッド50はまた、r>Rの領域に、より低い又はより高い屈折率の別の部分又は層を備えていてよい。
図3Aで示される第一形態では、コアの最小屈折率nは外側クラッドの屈折率nclと等しい。
ダウンドープされたトレンチ40は、低い曲げ損失をもたらすことができる。
図3Bは、本発明の第二形態による光ファイバ10の屈折率プロファイルn(r)を表す。再び、本発明の光リンクを形成する光ファイバのうち1本だけが、若しくは複数が、若しくは全てが、図3Bの屈折率分布を示す、又はどのファイバも示さないような実施形態があってもよい。
このようなプロファイルの第一形態との違いは、コアの最小屈折率nが外側クラッドの屈折率nclと等しくないという点である。従ってnは、ファイバの外側クラッドに対して負又は正(図3Bで破線で示される)の屈折率差を示してよい。クラッドが内側クラッド30を備える場合、コアの最小屈折率nは内側クラッドの一定屈折率nと等しい。nもまた、ファイバの外側クラッドに対して負又は正(図3Bで破線で示される)の屈折率差Dn=n−nclを示してよい。
第一形態と同様に、外側クラッド50はまた、r>Rの領域に、より低い屈折率又はより高い屈折率の、別の部分又は層を備えていてよい。
第一形態と同様に、トレンチ40は、好ましくは次の基準を満足するように設計される。
55≦1000・|(R−R)・Dn・(R ・Dn)|≦150
ここで、Dn=ntrench−nclは、λ=λにおけるトレンチ―クラッド間屈折率差で、λは前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心波長である。
図3Cは、本発明の第三形態による光ファイバ10の屈折率プロファイルn(r)を表す。再び、本発明の光リンクを形成する光ファイバのうち1本だけが、若しくは複数が、若しくは全てが、図3Cの屈折率分布を示す、又はどのファイバも示さないような実施形態があってもよい。
この第三形態において内側クラッド層30は、屈折率分布型コア20の延長である。光コア20と内側クラッド層30は、下記で定義される屈折率プロファイルn(r)を持つ光コア20を有する。
ここで、
rは光ファイバの半径を表す変数であり、
は内側クラッド層30の外径であり、
Δは以下で表される規格化屈折率差であり、
は内側クラッド層の最小屈折率(すなわち、半径Rにおける屈折率)であり、
は光コアの最大屈折率であり、
αは光コアと内側クラッドの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータである。
従ってこの第三形態においては、「単一αの屈折率分布プロファイル」は、先の二つの形態の場合と比べ少し異なる意味を持つ。なぜならこの屈折率分布は、光コアを超えて内側クラッドの外縁にまで達しているからである。
光クラッドはまた、トレンチと呼ばれる、内径がRで外径がRの陥没屈折率のリング40を少なくとも一つと、内径がRの外側クラッド50を備える。ある実施形態では、このような外側クラッド層50は純粋なシリカガラス(SiO)を備え、従ってその屈折率nclはシリカガラスの屈折率である。このトレンチ40は、外側クラッドの屈折率に対して負の屈折率差Dn=ntrench−nclを持ち、その位置とサイズはファイバの曲げ損失抵抗を改善するように設計される。
第一及び第二形態と同様に、外側クラッド50はまた、r>Rの領域に、より低い屈折率又はより高い屈折率の、別の部分又は層を備えていてよい。
第一形態と同様に、トレンチ40は、好ましくは次の基準を満足するように設計される。
55≦1000・|(R−R)・Dn・(R ・Dn)|≦150
ここで、Dn=ntrench−nclは、λ=λにおけるトレンチ―クラッド間屈折率差で、λは前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心波長である。
図4は、図3A−3Cの形態の一つにおける導波数6、9、12及び16のFMFに関し、光ファイバで導波される任意の2つのLPモード間で、最大モードグループ遅延差Max|DMGD|がどのように減少するかを、コア半径Rの関数で示したものである。x−軸はファイバのコア半径Rを表し、その範囲は12μmから16μmである。y−軸は、Max|DMGD|をps/km単位で対数目盛を用いて表す。曲線31は6個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線32は9個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線33は12個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線34は16個のLPモードを導波するFMFに対応する。
これと連携して図5は、図3A−3Cの形態の一つにおける導波数6、9、12及び16のFMFに関し、光ファイバで導波される任意の2つのLPモード間で、基準値
がどのように減少するかを、これもまたコア半径Rの関数で示したものである。ここで、DMGDは前記ファイバにおける2つの導波モード間のモードグループ遅延差を表し、Dn=n−nclは、λ=λにおけるコア―クラッド間屈折率差で、λは前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心波長である。x−軸はファイバのコア半径Rを表し、その範囲は12μmから16μmである。y−軸は基準値Cを表し、その範囲は0から30である。曲線41は6個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線42は9個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線43は12個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線44は16個のLPモードを導波するFMFに対応する。
両図から読み取れるように、コア半径をR≧13.5μmに設定することにより良好なトレードオフが得られる。これにより、光ファイバで導波されるLPモードの数がいくつであっても、低いMax|DMGD|に到達することができる。コア半径の最小値を13.5μmに設定することにより、FMFで多数のLPモードを導波することが可能となり、これによりファイバ1本あたりの容量を改善できる。またMax|DMGD|値が低いことにより、長距離伝送が可能となる。
一旦コア半径の最小値が13.5μmに設定されると、図4から基準値Cの適正な上限は18と設定され、C<18となる。このような、本発明のFMFに許容される上限は、図5で水平な直線45を用いて示されている。
図4と5から読み取れるように、6個のLP導波モードに対応するFMFに対し、規格化周波数
(ここで、λは動作時の波長である)は、好ましくは7.8と9.8との間である。λがここで1550nmのとき(より一般的にはλ=λのとき(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))、Max|DMGD|は、好ましくは<25ps/kmであり、より好ましくは<15ps/kmである。またλが1530nmから1570nmのとき(より一般的には任意の使用帯[λ−δλ;λ+δλ]のとき(ただし2δλは、前記使用帯(例えばC−バンド、L−バンド、S−バンドあるいはU−バンドなど)の帯域幅であり、好ましくは、δλ=20nm))、Max|DMGD|は、好ましくは<50ps/kmであり、より好ましくは<30ps/kmである。
9個のLP導波モードに対応するFMFに対し、Vは、好ましくは9.8と11.8との間である。λがここで1550nmのとき(より一般的にはλ=λのとき(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))、Max|DMGD|は、好ましくは<100ps/kmであり、より好ましくは<60ps/kmである。またλが1530nmから1570nmのとき(より一般的には任意の使用帯[λ−δλ;λ+δλ]のとき(ただし2δλは、前記使用帯(例えばC−バンド、L−バンド、S−バンドあるいはU−バンドなど)の帯域幅であり、好ましくは、δλ=20nm))、Max|DMGD|は、好ましくは<200ps/kmであり、より好ましくは<120ps/kmである。
12個のLP導波モードに対応するFMFに対し、Vは、好ましくは11.8と13.8との間である。λがここで1550nmのとき(より一般的にはλ=λのとき(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))、Max|DMGD|は、好ましくは<150ps/kmであり、より好ましくは<120ps/kmである。またλが1530nmから1570nmのとき(より一般的には任意の使用帯[λ−δλ;λ+δλ]のとき(ただし2δλは、前記使用帯(例えばC−バンド、L−バンド、S−バンドあるいはU−バンドなど)の帯域幅であり、好ましくは、δλ=20nm))、Max|DMGD|は、好ましくは<300ps/kmであり、より好ましくは<250ps/kmである。
16個のLP導波モードに対応するFMFに対し、Vは、好ましくは13.8と15.9との間である。λがここで1550nmのとき(より一般的にはλ=λのとき(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))、Max|DMGD|は、好ましくは<300ps/kmであり、より好ましくは<250ps/kmである。またλが1530nmから1570nmのとき(より一般的には任意の使用帯[λ−δλ;λ+δλ]のとき(ただし2δλは、前記使用帯(例えばC−バンド、L−バンド、S−バンドあるいはU−バンドなど)の帯域幅であり、好ましくは、δλ=20nm))、Max|DMGD|は、好ましくは<600ps/kmであり、より好ましくは<500ps/kmである。
更に、4個のLP導波モードに対応するFMFに対し、規格化周波数Vは、好ましくは5.7と7.8との間である。λがここで1550nmのとき(より一般的にはλ=λのとき(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))、Max|DMGD|は、好ましくは<20ps/kmであり、より好ましくは<10ps/kmである。またλが1530nmから1570nmのとき(より一般的には任意の使用帯[λ−δλ;λ+δλ]のとき(ただし2δλは、前記使用帯(例えばC−バンド、L−バンド、S−バンドあるいはU−バンドなど)の帯域幅であり、好ましくは、δλ=20nm))、Max|DMGD|は、好ましくは<30ps/kmであり、より好ましくは<20ps/kmである。
本発明のFMFの全てのLP導波モードは、Aeff<400μmの、好ましくはAeff<350μmの有効領域を持つとともに、1550nmにおいて10mmの曲げに対して<100dB/ターンの、好ましくは<50dB/ターンの曲げ損失を持つ。またLP漏えいモードは、1550nm(より一般的にはλ=λ(ただしλは前記光ファイバの任意の使用帯の中心波長))において、>0.1dB/mの、好ましくは>0.5dB/mの漏えい損失を持つ。その結果、これらの漏えいモードは高々10mオーダの距離を伝搬した後、遮断される(>19.3dB(漏えい損失))。ここにいう光ファイバの有効領域とは、別段の断りのない限り、光ファイバの中で光が伝搬する部分のことをいい、波長1550nmで特定のモード(例えばLP01)で定められる。
表1は、図3Bの形態によるFMFの一例について、屈折率プロファイルのパラメータと、Max|DMGD|、コア基準値C及びトレンチ基準値Tなどの結果を示す。
表1で、コア基準値はパラメータCとして次のように与えられる。
トレンチ基準値Tは次のように与えられる。
T=1000・|(R−R)・Dn・(R ・Dn)|
好ましい形態では、55≦T≦150である。読み取れるように、4個のLPモードを導波する例0では、C=15.3<18となるためCの基準は満足するが、T=37.8となるためTの基準は満足しない。しかしながら、このような「少ない」LPモードの数(例えば4)では、曲げ損失と漏えい損失とのトレードオフは、よりはるかに簡単に解決できる。
表2は、4個のLP導波モード、すなわちLP01、LP11、LP21及びLP02の各モードに対応する表1の例について、各LPモードの特性を示す。
表2において(以下の表3から6においても同様)、Dneffは有効屈折率差を表し、CDはps/nm−kmを単位とする波長分散(波長分散は、材料分散と導波路分散とモード間分散の和である)を表し、dB/ターンを単位とする曲げ損失は10mmの曲げ半径で与えられる。μmを単位とするAeffはLP導波モードの有効領域を表す。モードグループ遅延差は第1の導波モードLP01に関して測定され、ps/kmを単位として表される。LP12及びLP31は、漏えいモードである。
表3は、6個のLP導波モードに対応する表1の例(すなわち、波長λ=1550nmにおける例1、2及び3)について、各LPモードの特性を示す。
LP03、LP22及びLP41は、漏えいモードである。
表4は、9個のLP導波モードに対応する表1の例(すなわち、波長λ=1550nmにおける例4及び5)について、各LPモードの特性を示す。読み取れるように、LP13、LP32及びLP51は、漏えいモードである。
表5は、12個のLP導波モードに対応する表1の例(すなわち、波長λ=1550nmにおける例6及び7)について、各LPモードの特性を示す。LP04、LP23、LP42、及びLP61は、漏えいモードである。
表6−1、6−2は、16個のLP導波モードに対応する表1の例(すなわち、波長λ=1550nmにおける例8、9及び10)について、各LPモードの特性を示す。LP14、LP33、LP52、及びLP71は、漏えいモードである。
図6は、6個から16個のLP導波モードに対応する少モードファイバについて、Max|GMGD|が、波長の関数として発展する様子を示す。より具体的には、図5は、表1に列挙された例2、5、6及び9について、Max|GMGD|を波長の関数として示す。このような例は、図3Bで示した本発明の第2形態による少モードファイバに相当する。
x−軸はファイバで導波された光の波長を表し、その範囲は1530nmから1570nmである。y−軸は、任意のLP導波モード間のMax|DMGD|をps/km単位で表し、その範囲は0から200である。曲線51は、例2の6個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線52は、例5の9個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線53は、例6の12個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線54は、例9の16個のLPモードを導波するFMFに対応する。
読み取れるように、Max|DMGD|は、1530nmから1570nmの拡張C−バンド全体を通して小さいままである。この拡張C−バンドにおけるMax|DMGD|の傾きは、絶対値で<3ps/km/nm、好ましくは<2ps/km/nm、更に好ましくは<1ps/km/nmである。
図7は、6個から16個のLP導波モードに対応するFMFについて、Max|GMGD|が、屈折率分布プロファイルのαパラメータの関数として発展する様子を示す。より具体的には、図7は、表1に列挙された例2、4、7及び8について、Max|GMGD|をαの関数として示す。このような例は、図3Bで示した本発明の第2形態による少モードファイバに相当する。
x−軸はα(光コアの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータ)を表し、その範囲は1.91から1.99である。y−軸は、任意のLP導波モード間のMax|DMGD|をps/km単位で表し、その範囲は0から200である。曲線61は、例2の6個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線62は、例4の9個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線63は、例7の12個のLPモードを導波するFMFに対応する。曲線64は、例8の16個のLPモードを導波するFMFに対応する。
図7に示されるように、αの値には、Max|DMGD|が最小となるような最適値が存在する。この「最適α」より大きい又は小さい値に対して、一般にDMGDは反対の符号を示す。
αの値がなるべく最適値に近くなるように注意深く選ぶことにより、Max|DMGD|が最小となるような少モードファイバを設計することができる。本開示による少モード光ファイバ10は、低損失でグループ間遅延差が小さく、光伝送システム(特に空間分割多重を利用する長距離伝送用システム)に使用するのに好適である。
少モード光ファイバ光リンク
上記のように、αの値には、Max|DMGD|が最小となるような最適値が存在する。この「最適α」より大きい値のものと小さい値のものは、一般に、お互いに反対の符号DMGDを示す。
「DMGD補償」光リンクを実現することに関し、本発明者は次のような結論に至った。すなわち、もしあるFMFがα値の観点で的外れの(off−target)場合(すなわち、図7に示す「最適α」より少し高いか又は低い場合)、適切な長さのFMFを選択することにより、適切なα値を持つ別のFMFと、的外れのFMFとを結合できるという結論である。ここでいう適切なα値とは、的外れのFMFのα値が「最適α」より低い場合は、「最適α」より高いα値である。同様に、適切なα値は、的外れのFMFのα値が「最適α」より高い場合、「最適α」より低いα値である。
その結果得られる光リンクのMax|DMGD|は、図7に示す最小値に非常に近いものとすることができる。このようなFMFの結合は、的外れのα値を生み出す可能性のある要因、例えば工程上の小変動を補償することができる。
表6−1、6−2、7、8及び9は、それぞれ6個、9個、12個及び16個のLP導波モード対応を可能とするFMF接続の例を示す。
表6−3に記載した例2は、λ=1550nmにおいて6個のLPモードに対応する少モードファイバのDMGDとMax|DMGD|の値を、ps/km単位で示す(すでに表1と表2で議論した)。図7で示される結果によると、本FMFの最適α値は、αopt=1.951である。表6−3の第2列は、例2のFMFであってλ=1550nmにおいて最適α値を示すものについての、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。表6−3の第3列は、例2のFMFであってλ=1550nmにおいて最適値を少し外したα値(例えばαoff−target=1.956)を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。
表6−3の第4列は、例2のFMFであってλ=1550nmにおいて次のようなα値を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。すなわち、DMGD補償光リンクを形成する目的で、第3列のFMFと連結するために使うことができるFMFのα値である(例えばαcomp=1.910)。
表6−3の最終列は、長さLoptを持つ第3列に記載のFMFと、長さLcompを持つ第4列に記載のFMFとを連結して形成した光リンクの、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。光リンクの全長はLlink=Lopt+Lcompで、LoptとLcompとの関係はLcomp/Lopt=0.128となっている。
このような比は、光リンクを形成する両ファイバについて、それぞれのDMGD値が最大となるようなモードにおける、両ファイバのDMGDの絶対値の比に等しいか、又は非常に近いように選ばれる。表6−3に開示された例2では、このような最大モードはLP31モードであり、このモードにおける両ファイバのDMGDの絶対値の比は|27.2/−209.7|=0.13である。この実施例では、両ファイバの長さの比は0.13に近いように選び、Lcomp/Lopt=0.128となっている。長さLcompとLoptは、このように光リンクのMax|DMGD|を最小化するように選ばれる。
表6−3に示すように、DMGD補償光リンクのDMGDとMax|DMGD|の値は最小値に非常に近い値である。このような光リンクにより、非常に小さいDMGDで6個のLPモードを導波することができ、その結果非常に良好なシステム性能が得られる。
このような光リンクはコア基準C<18を満足する。またこの光リンクを形成する2本のFMFは、その両方がそれぞれコア基準C<18を満足する。
表7に記載した例4は、λ=1550nmにおいて9個のLPモードに対応する少モードファイバのDMGDとMax|DMGD|の値を、ps/km単位で示す(すでに表1と表3で議論した)。図7で示される結果によると、本FMFの最適α値は、αopt=1.944である。表7の第2列は、例4のFMFであってλ=1550nmにおいて最適α値を示すものについての、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。表7の第3列は、例4のFMFであってλ=1550nmにおいて最適値を少し外したα値(例えばαoff−target=1.938)を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。
表7の第4列は、例4のFMFであってλ=1550nmにおいて次のようなα値を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。すなわち、DMGD補償光リンクを形成する目的で、第3列のFMFと連結するために使うことができるFMFのα値である(例えばαcomp=1.990)。
表7の最終列は、長さLoptを持つ第3列に記載のFMFと、長さLcompを持つ第4列に記載のFMFとを連結して形成した光リンクの、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。光リンクの全長はLlink=Lopt+Lcompで、LoptとLcompとの関係はLcomp/Lopt=0.134となっている。
このような比は、光リンクを形成する両ファイバについて、それぞれのDMGD値が最大となるようなモードにおける、両ファイバのDMGDの絶対値の比に等しいか、又は非常に近いように選ばれる。表7に開示された例4では、このような最大モードはLP41モードであり、このモードにおける両ファイバのDMGDの絶対値の比は|−50.7/377.1|=0.13である。この実施例では、両ファイバの長さの比は0.13に近いように選び、Lcomp/Lopt=0.134となっている。長さLcompとLoptは、このように光リンクのMax|DMGD|を最小化するように選ばれる。
表7に示すように、DMGD補償光リンクのDMGDとMax|DMGD|の値は最小値に非常に近い値である。このような光リンクにより、非常に小さいDMGDで6個のLPモードを導波することができ、その結果非常に良好なシステム性能が得られる。
このような光リンクはコア基準C<18を満足する。またこの光リンクを形成する2本のFMFは、その両方がそれぞれコア基準C<18を満足する。
表8に記載した例7は、λ=1550nmにおいて12個のLPモードに対応する少モードファイバのDMGDとMax|DMGD|の値を、ps/km単位で示す(すでに表1と表4で議論した)。図7で示される結果によると、本FMFの最適α値は、αopt=1.934である。表8の第2列は、例7のFMFであってλ=1550nmにおいて最適α値を示すものについての、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。表8の第3列は、例7のFMFであってλ=1550nmにおいて最適値を少し外したα値(例えばαoff−target=1.942)を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。
表8の第4列は、例7のFMFであってλ=1550nmにおいて次のようなα値を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。すなわち、DMGD補償光リンクを形成する目的で、第3列のFMFと連結するために使うことができるFMFのα値である(例えばαcomp=1.900)。
表8の最終列は、長さLoptを持つ第3列に記載のFMFと、長さLcompを持つ第4列に記載のFMFとを連結して形成した光リンクの、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。光リンクの全長はLlink=Lopt+Lcompで、LoptとLcompとの関係はLcomp/Lopt=0.230となっている。
このような比は、光リンクを形成する両ファイバについて、それぞれのDMGD値が最大となるようなモードにおける、両ファイバのDMGDの絶対値の比に等しいか、又は非常に近いように選ばれる。表8に開示された例7では、このような最大モードはLP41モードであり、このモードにおける両ファイバのDMGDの絶対値の比は|92.9/−365.0|=0.25である。この実施例では、両ファイバの長さの比は0.25に近いように選び、Lcomp/Lopt=0.23となっている。長さLcompとLoptは、このように光リンクのMax|DMGD|を最小化するように選ばれる。
表8に示すように、DMGD補償光リンクのDMGDとMax|DMGD|の値は最小値に非常に近い値である。このような光リンクにより、非常に小さいDMGDで12個のLPモードを導波することができ、その結果非常に良好なシステム性能が得られる。
このような光リンクはコア基準C<18を満足する。またこの光リンクを形成する2本のFMFは、その両方がそれぞれコア基準C<18を満足する。
表9に記載した例8は、λ=1550nmにおいて16個のLPモードに対応する少モードファイバのDMGDとMax|DMGD|の値を、ps/km単位で示す(すでに表1と表5で議論した)。図7で示される結果によると、本FMFの最適α値は、αopt=1.926である。表9の第2列は、例8のFMFであってλ=1550nmにおいて最適α値を示すものについての、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。表9の第3列は、例8のFMFであってλ=1550nmにおいて最適値を少し外したα値(例えばαoff−target=1.916)を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。
表9の第4列は、例8のFMFであってλ=1550nmにおいて次のようなα値を示すものについての、FMFのDMGDとMax|DMGD|の値を与える。すなわち、DMGD補償光リンクを形成する目的で、第3列のFMFと連結するために使うことができるFMFのα値である(例えばαcomp=1.990)。
表9の最終列は、長さLoptを持つ第3列に記載のFMFと、長さLcompを持つ第4列に記載のFMFとを連結して形成した光リンクの、DMGDとMax|DMGD|の値を与える。光リンクの全長はLlink=Lopt+Lcompで、LoptとLcompとの関係はLcomp/Lopt=0.150となっている。
このような比は、光リンクを形成する両ファイバについて、それぞれのDMGD値が最大となるようなモードにおける、両ファイバのDMGDの絶対値の比に等しいか、又は非常に近いように選ばれる。表9に開示された例8では、このような最大モードはLP61モードであり、このモードにおける両ファイバのDMGDの絶対値の比は|−163.6/1090.3|=0.15である。この実施例では、両ファイバの長さの比は0.15に近いように選び、Lcomp/Lopt=0.15となっている。長さLcompとLoptは、このように光リンクのMax|DMGD|を最小化するように選ばれる。
表9に示すように、DMGD補償光リンクのDMGDとMax|DMGD|の値は最小値に非常に近い値である。このような光リンクにより、非常に小さいDMGDで12個のLPモードを導波することができ、その結果非常に良好なシステム性能が得られる。
このような光リンクはコア基準C<18を満足する。またこの光リンクを形成する2本のFMFは、その両方がそれぞれコア基準C<18を満足する。
表6−3、7、8及び9に関して上に記載した光リンクの例は全て、概ね似た屈折率プロファイルを持つ2本のFMFを連結することにより形成されている。すなわち、図3Aから3Cのいずれかの態様に従い、同じ半径R,R及びRを持ち、同じ屈折率差Dn及びDnを持つが、次のような少し異なるα値を持つような2本のFMFである。すなわち一方のα値は最適αに比べて少し小さく、逆に他方のα値は最適αに比べて少し大きい。その結果、それぞれのDMGDが反対符号を持ち、お互いを補償することが可能となる。このようにして、強固な特性を持つDMGD補償光リンクを形成することができる。
しかし、2本よりも多数のFMFを連結する実施形態も可能である。この場合、そのうち少なくとも2本が、反対符号のDMGDを示すモードを最低一つ導波すれば、DMGD補償光リンクを形成するための補償ができる。
更に例えば、同じα値を持つが、異なるR又は異なるDnを持つFMFを連結する実施形態も可能である。適正な光ファイバの長さを選択することによって、同様にDMGD補償ができる。
異なる屈折率プロファイルを持つ少モードファイバ同士を連結する実施形態も可能である。単なる一例であるが、例1の少モードファイバと例3の少モードファイバとの組み合わせや、例8のFMFと例10のFMFとの組み合わせなどがその例である。
更に一般的には、図3Aから3Cの任意の屈折率プロファイルを持つFMF同士を連結することも可能である。図3Aから3Cのいずれかの屈折率プロファイルを持つ1本又は複数のFMFを、単一αの屈折率プロファイルとトレンチ付きクラッドとを有する任意のFMFに連結することも可能である。
一つの光リンクの中で、全てが個別に基準R1i>13.5μmとC<18とを満足する複数の光ファイバ同士を連結することも可能だし、全てがこの基準を満足しない複数の光ファイバ同士を連結することも可能だし、またその中の何本かだけがこの基準を満足するような複数の光ファイバ同士を連結することも可能である。
適正な長さ、すなわち光リンクが基準
を満足するような長さの光ファイバを注意深く選択する限り、DMGD補償光リンクを形成するために、任意のタイプの任意の本数のFMFを連結することが可能である。
図8Aと8Bは、本発明の実施態様としての光システムを示す。図8Aの第1態様では、このような光システムは、少なくとも二つの区間を含む光ファイバ光リンク70により光学的に接続された送信装置81と受信装置85とを具備する。送信装置81は光源(例えばレーザ)を具備し、n個のLPモード(図8Aの光システムで使われているものを1,2、…、nで表す)を生成する。モード多重装置82は光リンク70と光学的に接続されており、n個のLPモードを多重化する。光リンク70は、N多重化されたLPモードを、光リンク70の末端と光学的に接続されたモード分割装置83まで導波する。
モード分割装置83は、n多重されたLPモードを分割し、各LPモードを増幅装置84に入力する。増幅器84から出力されたLPモードは、受信機85に入力される。
このような光システムは、M個の光リンクを備えていてよい。一例ではM=1であり、別の例ではM=2であり、別の例ではM=5であり、更に別の例ではM=10である。光システムがM個の光リンクを備えている場合、このシステムはまた、この光システムで導波される各LPモードのために、M個のモード多重装置82と、M個のモード分割装置83と、M個の増幅装置84とを備えていてよい。
図8Bの態様は、増幅装置84が、光リンク70で導波された全てのLPモードを増幅するという点で、図8Aの第1態様と異なっている。すなわち、増幅装置84は、光リンク70の出口とモード分割装置の入口との中間に、光学的に接続されている。この第二態様では、光システムがM個の光リンク又は区間を備えている場合、やはりM個の増幅装置84を備えている。しかし、ただ一つのモード多重装置82が、送信装置81と光リンク70との中間に光学的に接続されている。同様に、ただ一つのモード分割装置83が、増幅装置84と受信装置85との中間に光学的に接続されている。
図8Aと8Bの態様は単なる例として与えられており、本発明の光リンクは当然、他のあらゆる種類の光システムに使用することができる。

Claims (12)

  1. 光リンクであって、N本の光ファイバを備え、
    前記Nは、N≧2で、Nは整数であり、
    前記光ファイバの各々は、光コアと、前記光コアを取り囲む光クラッドとを備え、
    前記光コアは、α≧1の単一αの屈折率分布プロファイルを有し、
    前記αは光コアの屈折率プロファイル形状を決定する無次元のパラメータであり、
    前記光コアは半径がR1iで最大屈折率がn0iであり、
    前記iは、i∈[1;N]であり、
    前記光クラッドは、外縁における屈折率がncliであり、
    前記光クラッドは、トレンチと呼ばれる、光コアを取り囲む領域であって屈折率が陥没している領域を備え、
    前記トレンチは、内径R2iと、外径R3iとを有し、
    前記内径R2iはR2i≧R1iで、前記外径R3iはR3i≧R2iであり、
    前記光リンクの平均光コア半径R1linkが、以下の方程式で定義される光通信の品質基準値Cを満足し、
    前記光コア半径R 1i の単位はμmであり、
    前記DMGDlinkは、前記光リンクにおける二つの導波モード間のモードグループ遅延差であり、
    前記Max|DMGDlink|は、前記光リンクの導波モードの任意の組み合わせに関する前記DMGDの絶対値の最大値であり、
    前記DMGD link の単位はps/kmであり、
    前記R1linkは、
    であり、
    前記D1linkは、
    であり、
    前記Lは前記光リンクの前記光ファイバiの長さであり、
    前記Dn1i=n0i−ncliは、前記光ファイバiに関し、λ=λにおけるコア―クラッド間屈折率差であり、
    前記λは、前記光ファイバが使われるときの作動周波数帯の中心伝達波長であり、
    前記光リンク中の少なくとも一つの光ファイバiに関し、前記光コア半径R1iは、R1i≧13.5μmであるように選択され、
    前記光リンク中の全ての光ファイバi(i∈[1;N])に関し、前記長さLは、C<18となるように選択され、
    少なくとも4個のLPモードを導波することを特徴とする光リンク。
  2. 請求項1に記載の光リンクであって、
    前記光ファイバの少なくとも1本が、下記の関係を満足する光コア半径Rと前記屈折率分布プロファイルのα値とを持ち、
    前記DMGDは前記光ファイバにおける二つの導波モード間のモードグループ遅延差であることを特徴とする光リンク。
  3. 請求項2に記載の光リンクであって、
    前記光ファイバは、R1i≦20μmを満足することを特徴とする光リンク。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の光リンクであって、
    4個から16個のLPモードを導波することを特徴とする光リンク。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の光リンクであって、
    少なくとも6個のLPモードを導波することを特徴とする光リンク。
  6. 請求項5に記載の光リンクであって、
    6個から16個のLPモードを導波することを特徴とする光リンク。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の光リンクであって、
    前記光リンク中の全ての光ファイバi∈[1;N]に関し、前記長さLは、前記光リンクのMax|DMGDlink|を最小化するように選ばれることを特徴とする光リンク。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の光リンクであって、
    前記光リンクの少なくとも2本の光ファイバが、前記光ファイバで導波される少なくとも一つのモードに関し、反対の符号のDMGDを持ち、
    DMGDは、光ファイバiにおける、前記一つのモードと他の任意の導波モードとの間のモードグループ遅延差であることを特徴とする光ファイバ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の光リンクであって、
    前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、最小屈折率n1i=ncliを持ち、
    前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備え、
    前記内側クラッド層は、n2i≠ncliかつn2i>ntrenchiであるような一定の屈折率n2iを持つことを特徴とする光リンク。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載の光リンクであって、
    前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、最小屈折率n1i≠ncliを持ち、
    前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備え、
    前記内側クラッド層は、n2i=n1iかつn2i>ntrenchiであるような一定の屈折率n2iを持つことを特徴とする光リンク。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の光リンクであって、
    前記光リンク中の少なくとも1本の光ファイバi∈[1;N]に関し、前記光コアは、ncliに等しい最小屈折率を持ち、
    前記光クラッドはまた、前記光コアを直接取り囲む、内径R1iで外径R2i≧R1iの内側クラッド層を備え、
    前記内側クラッド層は、前記光コアの単一αの屈折率分布プロファイルの延長であり、
    前記内側クラッド層は、最小屈折率n1i=ntrenchiを持つことを特徴とする光リンク。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の光リンクを少なくとも一つ備える光システム。
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