JP6397223B2 - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本願発明は、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、省電力状態の画像形成装置に対する設定値の書き換えの制御に関する。
近年、環境・エネルギーへの意識の高まりにより、低消費電力の機器が求められている。装置の消費電力を抑えるために、装置が使用されない状態が一定時間経過した場合に、省電力状態に移行することが可能な画像形成装置が知られている。省電力状態とは、画像形成装置の一部の機能を停止させるなどして待機時の消費電力を低減させている状態のことである。省電力技術として、例えば特許文献1には、省電力状態で受信したデータに基づいて、省電力状態を維持するか通常の電力状態に復帰するかを切り替える構成が開示されている。特許文献1によると、画像形成装置が省電力状態で受信したデータが設定値の書き込みで有った場合には省電力状態を維持し、複写処理であれば省電力状態から通常の電力状態に復帰し処理を実行することが示されている。
特開2011−150407号公報
特許文献1では、設定値の書き込みであれば省電力状態を維持する。従って、重要な設定値(例えば、ユーザのIDとパスワード情報)の書き換えであったとしても、すぐに反映することが出来ない。また、設定値が反映されるまでの間に、予期せぬ電源断の発生等で書き込まれた設定値を消失してしまう場合もある。
上記課題を解決するために、本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、スリープ状態で動作する前記情報処理装置が外部装置から受信したデータが、前記情報処理装置の設定値を変更することを要求する設定値変更データである場合に、所定の記憶領域への設定値変更データの保存の回数および変更対象の設定値に基づいて、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があるか否かを判定する判定手段と、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があると前記判定手段によって判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させ、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと前記判定手段によって判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることなく前記設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記所定の記憶領域に保存された設定値変更データが所定の時間間隔で保存される更新データである場合、当該設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存してから所定時間が経過後に前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることを特徴とする。
本発明によれば、設定値の書き換え毎の復帰処理を低減しつつ、予期せぬ画像形成装置の電源断に対しても重要な設定値の消失発生が回避可能となる。
画像形成装置を含むネットワーク構成の一例を示す図。 UI画面設定の一例を示す図。 第一の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図。 第一の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図。 第一の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第一の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第一の実施形態に係る画像形成装置のUI画面設定の一例を示す図。 第二の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図。 第二の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図。 第二の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図。 第二の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第二の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第二の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。 第三の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図。 第三の実施形態に係る画像形成装置におけるフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施形態>
[システム構成]
図1は、本発明の第一の実施形態に係る画像形成装置と周辺装置とを含むネットワーク構成の一例を示す図である。ここでは、画像形成装置104と、PC102、103がLAN(Local Area Network)101を介して通信可能に接続されている。
PC102は、汎用的な情報処理装置であり、CPU、RAM、ROM等を含むコントローラ、表示装置、入力デバイス、および記憶装置を備える。PC102は、所定のOS(Operating System)の制御下で、所定のアプリケーションを起動して、種々のデータ処理を行う。さらに、PC102には、前述のデータ処理によって作成されたデータを画像形成装置104に出力するためのドライバ、およびスキャナを起動するドライバ等が予めインストールされているものとする。また、PC102は、LAN101などのネットワーク上の機器と所定のプロトコル(例えばTCP/IP、UDP/IP、IPX等)を用いて通信するための通信モジュール(不図示)も備える。PC103においても、基本的なハードウェア構成やソフトウェア構成は、PC102と同等の構成要素から成り立っているものとする。
画像形成装置104は、メインコントローラ106、ユーザインタフェースである操作部105、画像入力デバイスであるスキャナ107、および画像出力デバイスであるプリンタ108を備える。さらに画像形成装置104はLAN101との通信手段を備え、画像形成装置104は、LAN101を介して、所定のプロトコルを用いてPC102、103と通信を行う。画像形成装置104は、例えば、MFP(Multi Function Peripheral)や単機能のプリンタなどが挙げられるが、特に限定するものではない。
[画像形成装置のコントローラの構成]
図3を用いて、本実施形態に係る画像形成装置104のメインコントローラ106の構成を説明する。メインコントローラ106は、画像形成装置104全体を制御してスキャナ107やプリンタ108の制御を行う。また、メインコントローラ106は、LAN101や公衆回線網に接続される。そして、メインコントローラ106は、LAN101や公衆回線網を介して、外部機器との間で画像情報や画像形成装置の状態情報、およびファイル等の入出力を行う。メインコントローラ106は、主制御部であるCPU(Central Processing Unit)301を備える。CPU301は、システムバス307を介して、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、Flash304に接続される。さらにCPU301は、イメージバスI/F305、操作部I/F306、LAN I/F308、およびモデム部309と接続される。RAM302は、揮発性の記憶部であり、CPU301の作業領域を提供するための随時読み書き可能なメモリである。RAM302は、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても使用される。ROM303は、不揮発性の記憶部であり、システムのブートプログラムが格納される。Flash304は、不揮発性メモリであり、画像形成装置104の電源遮断後にも保持が必要なシステムソフトウェアや設定値データ等が格納される。
操作部I/F306は、操作部105との間で入出力を行うためのインタフェースである。操作部I/F306は、操作部105に対して表示すべき描画データを出力し、また、ユーザが操作部105を介して入力した情報を、CPU301に伝送するために使用される。LAN I/F308は、LAN101と接続するためのインタフェースであり、LAN101を介した外部装置との通信の際に情報の入出力を行う。モデム部309は、公衆回線網と接続、通信するためのインタフェースであり、公衆回線網に対して情報の入出力を行う。イメージバスI/F305は、システムバス307と画像データを高速で転送する画像バス310とを接続するインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジとして動作する。画像バス310には、RIP(Raster Image Processor)311、デバイスI/F312、スキャナ画像処理部313、プリンタ画像処理部314、画像回転部315、および画像圧縮部316が接続される。RIP311は、LAN101を介して受信したPDL(Page Description Language)データをビットマップイメージに展開する。
デバイスI/F312は、スキャナ107およびプリンタ108とメインコントローラ106とを接続するインタフェースであり、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部313は、スキャナ107から読み込んだ入力画像データに対して、補正、加工、編集等の処理を行う。プリンタ画像処理部314は、プリンタ108へ出力するプリント出力画像データに対して、色変換、フィルタ処理、解像度変換等の処理を行う。画像回転部315は、画像データの回転を行う。画像圧縮部316は、多値画像データに対してはJPEG圧縮伸長処理を行い、2値画像データに対してはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸長処理を行う。HDD(Hard Disk Drive)317は、不揮発なデータ記憶装置であり、画像データ、アドレス帳データ、ジョブログおよびユーザの個別データ等の各種データが保持される。なお、メインコントローラ106が、HDD317を接続しない構成をとる場合は、前述の各種データはFlash304に保持されるものとする。
電源制御部318は、電力供給手段である電源装置319から電力供給ライン320を介して受電したDC電源(電力)を、電力供給ライン321、322を介してメインコントローラ106の所定の回路要素に供給する。更に電源制御部318は、電力供給ライン326を介してプリンタ108へ、電力供給ライン327を介してスキャナ107へ、電力供給ライン328を介して操作部105への所定の回路要素にも電源を供給する。図1において、電力供給ライン321、322、326、327、328により電源制御部318と接続される各部位を示す破線および実線は、電力を供給するグループを示す。従って、電源制御部318は、このグループ単位で、各電力モードに応じて電力の供給が可能である。
電源制御部318は、受信した制御信号に基づいて電源供給ラインごとの電力供給制御を行う。制御信号は、LAN I/F308からは制御信号線323を介して、モデム部309からは制御信号線325を介して、CPU301からは制御信号線324を介して受信される。電力供給ライン321は、ROM303、Flash304、イメージバスI/F305、HDD317、操作部I/F306に接続される。更に電力供給ライン321は、RIP311、デバイスI/F312、スキャナ画像処理部313、プリンタ画像処理部314、画像回転部315、および画像圧縮部316に接続される。電力供給ライン322は、RAM302、CPU301、LAN I/F308、およびモデム部309に接続される。電力供給ライン326は、プリンタ108に接続される。電力供給ライン327は、スキャナ107に接続される。電力供給ライン328は、操作部105に接続される。
本実施形態で示す画像形成装置104において、電力供給ライン322のみに電力が供給されている状態を、第一の省電力状態とし、本実施形態において最も消費電力が低減された待機状態となる。以下、第一の省電力状態(モード)を第一の電力モードとも記載する。これに対し、全ての電力供給ラインにて各部位に電力が供給されている状態を通常の電力状態(通常電力モードもしくは第二の電力モード)とする。また、省電力モードの状態をスリープ(状態)とも記載する。通常の電力状態から第一の省電力状態への移行に関しては、不図示ではあるがメインコントローラ106のCPU301が、スリープ移行条件(一定時間、ジョブ受信や操作部105の操作が無い状態など)を満たした場合に移行処理を行う。
[ソフトウェア構成]
図4は、画像形成装置104に内蔵されるメインコントローラ106によりソフトウェア(プログラム)を実行することにより実現される機能を示す。省電力制御部401は、通常電力モードと第一の省電力モードとを切り替える制御を行う。ここでの電力モードの切り替えの詳細については、後述する。ネットワークI/F制御部403は、LAN I/F308によるパケットの送受信を制御する。プロトコル処理部405は、ネットワークI/F制御部403で受信したパケットを、プロトコルごとに受信したパケットの解析を行い、応答用のパケット生成を行う。ここでのプロトコルの例としては、SNMP(Simple Network Management Protocol)やSLP(Service Location Protocol)などが挙げられる。一時的設定値保持部406は、画像形成装置104の設定値変更の指示をPC102から受け付けた際に、RAM302に一時的に変更する設定値データを保持しておくための処理を行う。
UI処理部408は、図2を用いて後述するスリープ時にPC102から設定変更があった場合の画像形成装置104の振る舞いを予め設定しておくための処理部である。メイン応答処理部402は、図3において、電力供給ライン322のみに電力供給がされた状態(第一の省電力状態)でPC102からのパケットデータの送受信に応答処理を行う。メイン応答データ生成部404は、メイン応答処理部402がPC102との応答に用いるデータを、図3で電力供給ライン321、322、326、327、328の電力供給が行われている際に生成し、メイン応答データ管理部407に受け渡す。メイン応答データ管理部407は、RAM302上に、応答データのリストとして記憶し管理する。
図2は、本実施形態に係る動作設定画面としてのUI画面の一例である。図2で設定した動作設定の内容が本実施形態にどのように作用するかについては、図5、図6を用いて後述する。
設定画面201は、スリープ時に画像形成装置104の設定値の変更に関する指示がPC102から行われた際の振る舞いを予め設定するための設定画面の一例である。本実施形態では画像形成装置104の操作部105を用いて以下の説明を行っているが、操作部105に変わり、PC102上のウェブブラウザ(不図示)を用いて画像形成装置104のリモートUI機能に接続し、設定を行っても良い。設定項目202は、画像形成装置104がスリープ状態である場合に、ネットワークに接続されたPC102等のリモートホストからの設定変更を許可するか否か(禁止)の設定を行うための設定項目である。設定項目203は、画像形成装置104がスリープ状態で、かつ、PC102からの設定変更を受け入れた場合に、図3の電力供給ライン322以外に対しての電力供給を再開させ、スリープ復帰を行うか否かを選択するための設定項目である。ここでの「スリープ復帰」とは、スリープ状態(第一の電力モード時)から通常の電力状態(第二の電力モード)へ移行させることをいう。
設定項目204は、一時的設定値保持部406に設定値のデータが格納されている場合、どの程度の周期でスリープ状態から復帰して設定値の反映を行うかを選択するための設定項目である。つまり、スリープ状態になってからここで設定された時間が経過した場合、通常の電力状態に戻るように制御するための条件である。設定項目205は、一時的設定値保持部406に対して設定値の変更が行われた回数によってスリープ状態から復帰して設定値の反映を行うかを選択するための設定項目である。ここでの回数は、スリープ状態時に設定変更の指示を受信した累積回数を示し、設定が反映された場合には、その回数は初期化されるものとする。設定画面201に表示された内容で問題が無い場合、「OK」ボタン206をユーザが押下することによって設定が終了し、操作部105からメインコントローラ106に確定した設定内容の送信が行われる。
[処理フロー]
次に図5を用いて、図2での設定内容に基づく画像形成装置104の処理の流れの説明を行う。画像形成装置104がPC102からパケットを受信すると本処理フローが開始される。
S501にて、メインコントローラ106のCPU301は、電源制御部318の電力供給ライン322のみが有効なスリープ状態(第一の省電力状態)であるか否かを判定する。スリープ状態でのパケット受信である場合(S501にてYES)、S502に遷移する。一方、スリープ状態でない際(すなわち、通常の電力状態)のパケット受信である場合(S501にてNO)、S515にて、CPU301は、Flash304またはHDD317の不揮発メモリ手段に対して設定値の書き込み処理を行う。その後、S508へ進む。
S502にて、CPU301は、受信したデータが設置値の書き換え(設定変更)か否かを判定する。設定値の書き換えである場合は(S502にてYES)、S503へ遷移し、書き換えでない場合は(S502にてNO)、S510へ遷移する。なお、受信したパケットデータは、設定値の書き換え以外に印刷ジョブの実行や制御(PC102からのシャットダウン指示など)、PC102による画像形成装置104の情報取得要求などの種別に分類される。印刷ジョブの実行や制御などの場合にはスリープ状態から復帰して処理を行う必要がある。そのため、S510にて、CPU301は、スリープ復帰が必要なパケットデータであるか、設定値の取得のみを行うパケットデータであるか否かの判定を行う。
スリープ復帰が必要なパケットデータである場合は(S510にてYES)、S512へ遷移し、スリープ復帰が必要でない(つまり、情報取得のみ)と判定した場合は(S510にてNO)、S516へ遷移する。S516にて、CPU301は、図4で示したメイン応答処理部402とメイン応答データ管理部407に保持された応答データとを用いて、スリープ状態を維持したまま応答処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
S512にて、CPU301は、電力供給ライン322以外の電力供給ラインに対しても電力供給を再開させ、スリープ復帰処理を行う。つまり、通常の電力状態へと移行する。なお、CPU301は、S512でのスリープ復帰処理の後、スリープ移行条件(一定時間にわたってジョブ受信や操作部105の操作が無い状態など)を満たした場合、再びスリープ状態への移行処理を行うこととなる。S513にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に書き込まれている設定値が存在するか否かの確認を行う。設定値が存在している場合には(S513にてYES)、S514に遷移し、存在しない場合には(S513にてNO)S515に遷移する。設定値の書き込みに関しては、書き込みされた順番に依存した設定の可否や、設定範囲の変更などが存在する場合があるため、スリープ中に一時的に保持した順番で設定値を反映させる必要がある。そのため、S514にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に書き込まれている設定値を古い順にFlash304もしくはHDD317に設定反映を行う。CPU301は、スリープ中の設定変更の反映処理がすべて完了した後に、S515に遷移させる。
S503にて、CPU301は、図2の設定項目202の設定内容に基づいて、スリープ中の設置値変更が許可されているか否かの判定処理を行う。スリープ中の設定値変更が許可されている場合には(S503にてYES)S504へ遷移し、許可されていない場合には(S503にてNO)S509に遷移する。スリープ中の設定値変更が許可されていない場合、S509にて、CPU301は、設定変更の指示を行ったPC102などのホストに対し、設定変更が失敗した旨の返信処理を行う。設定変更の失敗時の戻り値はプロトコルごとに異なっているためプロトコル処理部405の既定の処理として、CPU301が処理を実行する。返信処理完了後、本処理フローを終了する。
S504にて、CPU301は、図2の設定項目203の設定内容に基づいて、即時スリープ復帰が有効か否かの判定処理を行う。設定変更時の即時スリープ復帰が有効である場合には(S504にてYES)S513に遷移し、無効である場合には(S504にてNO)S505に遷移する。S505にて、CPU301は、書き換え指示が行われた設定値が重要な設定値であるか否かの判定処理を行う。ここでの重要な設定値であるか否かの判定は、後述する図7のUI画面で設定された内容に応じて行われる。重要な設定値である場合には(S505にてYES)S512へ遷移し、そうでない場合には(S505にてNO)S506に遷移する。
S506にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に設定値を一時保管できるか否かの判定を行う。一時的設定値保持部406で保持されるデータは、スリープ時にも電力供給ライン322によって電力供給がされているRAM302に対して保持される。RAM302において電力供給ライン322のみで電力が供給されている場合に、特定のアドレス空間のみが利用可能となるような部分通電を行って省電力性能を高めるようなハードウェア構成も存在している。このような場合も含め、RAM302に保持できるデータ量には上限が存在している。CPU301は、S506の判定の結果、保持不可能な場合には(S506にてNO)S512へ遷移し、保持可能な場合には(S506にてYES)S507へ遷移する。
S507にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に設定値の保存を行う。その後、S508へ遷移する。S508にて、CPU301は、設定値の変更を指示したPC102に対して、設定変更が成功した旨の返信処理をプロトコル処理部405の処理として実行する。また、CPU301は、スリープ状態を維持したまま、メイン応答データ管理部407に対して、応答時に使用するデータの更新処理を行った後、本処理フローを終了する。
次に図6を用いて図2で設定された内容による画像形成装置104の処理の流れの説明を行う。図6で示す処理は、画像形成装置104がスリープ状態(すなわち、電力供給ライン322のみの電力供給が行われている状態)に行われる処理フローであり、PC102からのパケット受信や、図5で示した処理とは独立して非同期に行われる。
S601にて、メインコントローラ106のCPU301は、一時的設定値保持部406に設定値が保持されているか否かの確認を行う。保持されていない場合には(S601にてNO)本処理フローを終了し、保持されている場合には(S601にてYES)S602へ遷移する。S602にて、CPU301は、図2の設定項目204、205にて設定したスリープ復帰間隔設定、もしくは、スリープ復帰までの設定変更回数に合致しているか否かの判定を行う。条件に合致していない場合には(S602にてNO)本処理フローを終了し、合致している場合には(S602にてYES)S603に遷移する。
S603にて、CPU301は、電力供給ライン322に加え電力供給ライン321への電力供給を再開させ、メインコントローラ106のスリープ復帰処理を行う。S604にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に保持されている設定値を、Flash304もしくはHDD317に設定を反映させる。S605にて、CPU301は、電力供給ライン321の電力供給を停止させ、スリープ状態に移行させる。そして、本処理フローを終了する。
図7は、図5のS505における判定処理にて用いる設定値の重要度を設定するためのUI画面の例を示す。本設定画面は、大きく2画面で構成されており設定画面701にて重要度のポリシーの設定を行い、設定画面705にて重要度を設定項目に紐づける設定を行う。設定項目702では、スリープ中のホストからの設置値の書き換えに対してグループ毎にスリープ復帰のポリシーを設定する。本実施形態では、グループを4通り設定し、
グループA:「即時スリープ復帰」して設定を反映
グループB:「10回設定値が書き込まれたらスリープ復帰」して設定を反映
グループC:「書き込みが行われたら2時間後にスリープ復帰」して設定を反映
グループD:書き込みを許可しない
とする設定内容703に例示している。グループ毎に設定できるポリシーはプルダウンメニューで選択可能としてもよい。設定が完了したら「OK」ボタン704をユーザが押下することによって設定が終了する。そして、操作部105からメインコントローラ106に確定した設定内容の送信が行われる。
次に、設定画面705にて、設定変更の内容とグループとの紐づけ設定を行う。グループAの「即時スリープ復帰」して設定を反映させる項目の例として、設定内容707では「IPアドレスの変更」「ユーザ情報の変更」を設定した例を挙げている。グループBの「10回設定値が書き込まれたらスリープ復帰」して設定を反映させる項目の例として、設定内容708では「用紙銘柄情報の変更」「デフォルト給紙段の変更」「デフォルト排紙トレイの変更」を設定した例を挙げている。用紙銘柄情報とは、用紙の坪量や色などの用紙サイズ以外の基礎情報を示す。
グループCの「書き込みが行われたら2時間後にスリープ復帰」して設定を反映させる項目の例として、設定内容709では「スナップショットデータの更新」を設定した例を挙げている。スナップショットデータの更新とは、ある日時の計数カウント情報や、画像形成装置104の周辺の温度湿度などの環境センサーの値を、ある決められた時間間隔で更新を行う事を示している。グループDの「書き込みを許可しない」項目の例として、設定内容710では「グループA、B、Cの設定以外の設定項目すべて」を設定した例を挙げている。
設定が完了したら、「OK」ボタン711をユーザが押下することによって設定が終了する。その後、操作部105からメインコントローラ106に確定した設定内容の送信が行われる。
図5のS505での重要な設定値か否かの判定処理は、図7で示したUI設定による重要度設定の他、PC102が画像形成装置104に書き換え要求する設定値と合わせ、設定値の重要度を示す情報を付加する方法も存在する。この場合、設定値に紐づけられた重要度の情報に基づいて、メインコントローラ106のCPU301は、S505の判定処理を、図7のUI設定と同等に行う事が可能となり、画像形成装置104のUI登録が不要となる。また、UI設定と併用する場合には、別途優先付けを行っても良い。
本実施形態により、設定値の書き換え毎のスリープ復帰の頻度を低減しつつ、予期せぬ画像形成装置の電源断に対しても重要な設定値の消失発生が回避可能となる。
<第二の実施形態>
本願発明の第二の実施形態について説明する。第一の実施形態との主な違いは、メインコントローラに加え、別の電力供給ラインで動作可能なネットワークの通信制御を行うサブコントローラを追加している点である。
[システム構成]
図8は、本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す。第一の実施形態で説明した図1との差分は、メインコントローラ106とは別な電力供給ラインで動作するサブコントローラ801が構成されている点であり、その他のシステム構成は同様である。
[画像形成装置のコントローラの構成]
図9は、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の例を示す。ここでは、第一の実施形態との差分となる、本実施形態に係る画像形成装置104のサブコントローラ801の構成を中心に説明する。第一の実施形態にて図3を用いて説明を行ったLAN I/F308は、メインコントローラ106の構成要素から外れ、サブコントローラ801の構成要素の一つとして存在している。サブコントローラ801は、例えば、NIC(Network Interface Card)などにより実装されることが可能である。
サブコントローラ801は、制御部であるCPU901を備える。CPU901は、システムバス906に接続されサブコントローラ801のソフトウェアプログラムを実行し、サブコントローラ801全体の制御を行う。RAM902は、揮発性の記憶領域であり、CPU901が装置を制御する際に、一時的なデータの格納などに使用される。ROM903は、不揮発性の記憶領域であり、サブコントローラ801のブートプログラム、固定パラメータ等の格納に使用される。また、RAM902には、LAN101を介して受信したパケットを「破棄すべきパケット」「メインコントローラに転送すべきパケット」「代理で応答すべきパケット」の何れかに分類するために用いるパターンデータが保持されている。
拡張I/F909は、メインコントローラ106の拡張I/F329と接続され、メインコントローラ106とサブコントローラ801との間のデータ通信を制御する。LAN I/F905は、LAN101に接続され、PC102などとのネットワーク通信を行う。Flash904は、サブコントローラ801の設定値やファームウェア等の書き換え可能な不揮発のメモリ手段として構成されている。Flash904内のデータの更新は、拡張I/F909を介して、メインコントローラ106側から行う。システムバス906にはCPU901、RAM902、ROM903、Flash904、LAN I/F905、および拡張I/F909が接続されている。電源制御部318は、第一の実施形態で示した制御信号線と電力供給ラインに加え、サブコントローラ801のCPU901から制御信号線908を介して受信した制御信号に基づいて電源ラインごとの電力供給制御を行う。電力供給ライン907は、サブコントローラ801に接続され、サブコントローラ801を単位として電力供給が可能である。
本実施形態で示す画像形成装置104において、電力供給ライン907のみに電力が供給されている状態を、第二の省電力状態とし、本実施形態における最も消費電力が低減された待機状態となる。なお、第一の実施形態にて述べた各電力状態(電力モード)との差異のため、便宜上、第二の省電力状態を第三の電力モードとも記載する。また、本実施形態で示す画像形成装置104において、電力供給ライン907に加え、電力供給ライン322にも電力が供給されている状態を第三の省電力状態とする。第二及び第三の省電力状態への移行に関しては、不図示ではあるが、メインコントローラ106のCPU301が、スリープ移行条件(一定時間にわたってジョブ受信や操作部105の操作が無い状態など)を満たした場合に移行処理を行うものとする。この第三の省電力状態は、本実施形態に係るサブコントローラ801に通電されている点以外は、第一の実施形態にて述べた第一の省電力状態(第一の電力モード)と同様である。
[ソフトウェア構成]
図10は、画像形成装置104に内蔵されるコントローラユニットによってソフトウェア(プログラム)を実行することにより実現される機能を示している。第一の実施形態で説明した図4との差分を中心に説明する。
サブコントローラ801は、パターン管理部1001、代理応答処理部1002、ネットワークI/F制御部1003、およびCPU間通信部1004を備える。メインコントローラ106は、第一の実施形態の図4の構成に加え、パターン生成部1006を備え、また、ネットワークI/F制御部403の代わりにCPU間通信部1005を備える。
サブコントローラ801のCPU間通信部1004は拡張I/F909を介し、またメインコントローラ106のCPU間通信部1005は拡張I/F329を介して、コントローラ間のデータ送受信を行う。パターン管理部1001は、メインコントローラ106のパターン生成部1006で生成されたパケットパターンのデータをリスト化して管理する。代理応答処理部1002は、メインコントローラ106に電源が供給されていない状態で、ネットワークI/F制御部1003からLAN101等のネットワークからパケットデータの受信した場合に、パターン管理部1001で管理されているパターンデータを用いて応答処理を行う。代理応答処理部1002にて応答が不可能な場合、電源制御部318に対し、メインコントローラ106への通電再開の指示を与える。代理応答は、電力モードおよび要求内容に応じて要求元に対し応答を返す主体が異なるものであり、周知の技術を用いてよい。本明細書では、本願発明の特徴部分と関係のある個所についてのみ説明する。
ネットワークI/F制御部1003は、サブコントローラ801のみ電源供給がされている場合には受信パケットを代理応答処理部1002へ転送し、メインコントローラ106も通電されている場合には、受信パケットはメインコントローラ106に転送する。パターン生成部1006は、サブコントローラ801のみに通電を行った状態で、画像形成装置104がPC102からの情報や状態問合わせに対して応答が可能なパケットパターンを生成する。
[処理フロー]
(初期化処理)
図11を用いて、画像形成装置104の主電源ON時(すなわち、画像形成装置104の起動時)のメインコントローラ106とサブコントローラ801との初期化時の処理フローについて説明する。
初期化処理が開始されると、まずメインコントローラ106側では、S1101にて、CPU301は、パターン生成部1006により、サブコントローラ801に登録を行うための代理応答パターンの生成を行う。S1102にて、CPU301は、CPU間通信部1005により、S1101で生成した代理応答パターンをサブコントローラ801に対して登録処理を行う。S1103にて、CPU301は、サブコントローラ801からの状態通知を受信した後、S1104へ遷移する。S1104にて、CPU301は、メイン応答データ生成部404による生成処理を行う。S1105にて、CPU301は、S1104で生成したデータを、メイン応答データ管理部407へ登録処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
一方、サブコントローラ801側では、S1106にて、CPU901は、CPU間通信部1004を介してメインコントローラ106から代理応答パターンの受信処理を行う。S1107にて、CPU901は、パターン管理部1001へ代理応答パターンの登録処理を行う。S1108にて、CPU901は、CPU間通信部1004を介してサブコントローラ801の状態をメインコントローラ106に状態の通知を行う。そして、本処理フローを終了する。
(スリープ移行時の処理)
図12を用いて、画像形成装置104のスリープ移行時のメインコントローラ106とサブコントローラ801との処理フローについて説明する。ここでのスリープ移行とは、第二の省電力状態(すなわち、サブコントローラ801のみへの電力供給)への移行を意味する。
本処理フローが開始されると、メインコントローラ106側では、S1201にて、CPU301は、メイン応答データ生成部404により、メイン応答データ管理部407に登録されているメイン応答時に用いるデータの更新処理を行う。S1202にて、CPU301は、CPU間通信部1005を介して、サブコントローラ801に対しスリープ移行(第二の省電力状態への移行)の指示を行う。その後、S1203にて、CPU301は、サブコントローラ801側から代理応答の準備が完了した旨の状態通知を受信した後、S1204にて、電源制御部318に指示を出し、電力供給ライン907以外の電力供給ラインへの電源供給を停止させる。そして、本処理フローを終了する。
一方、サブコントローラ801側では、S1205にて、CPU901は、CPU間通信部1004を介してメインコントローラ106からのスリープ移行(第二の省電力状態への移行)の指示の受信処理を行う。その後、CPU901は、代理応答処理部1002の処理を開始させる。S1206にて、CPU901は、サブコントローラ801で代理応答を行うための準備処理が完了した旨を、CPU間通信部1004を介し、メインコントローラ106へ完了通知を行う。そして、本処理フローを終了する。
(スリープ中の応答処理)
図13を用いて、画像形成装置104がスリープ中(すなわち、第二の省電力状態中)にPC102からのパケット受信によって応答を行う際のメインコントローラ106とサブコントローラ801との処理フローについて説明する。
本処理フローが開始されると、サブコントローラ801側では、S1320にて、CPU901は、LAN I/F905を介してPC102からのパケット受信を行う。S1321にて、CPU901は、受信したパケットデータが代理応答可能なデータであるか否かの判定処理を行う。パターン管理部1001に保持している応答パターンに基づき代理応答が可能であると判定した場合(S1321にてYES)、S1326にて、CPU901は、代理応答処理部1002によりPC102に対し代理応答を行う。そして、本処理フローを終了する。
代理応答が不可能なパケットデータであると判定した場合(S1321にてNO)、S1322にて、CPU901は、制御信号線908を介して電源制御部318に対して電力供給ライン322への通電再開(第三の省電力状態への移行)の指示をする。更にCPU901は、CPU間通信部1004を介し、メインコントローラ106に対してメイン応答状態での復帰処理の指示を行う。その後、S1323にて、CPU901は、S1320で受信したPC102からのパケットデータを、CPU間通信部1004を介してメインコントローラ106側にデータ転送を行う。
S1324にて、CPU901は、CPU間通信部1004を介して、メインコントローラ106からのスリープ移行(第二の省電力状態への移行)の指示の受信後、代理応答処理部1002の処理を開始させる。S1325にて、CPU901は、サブコントローラ801で代理応答を行うための準備処理が完了した旨を、CPU間通信部1004を介し、メインコントローラ106へ完了通知を行う。そして、本処理フローを終了する。
一方、メインコントローラ106側では、S1301にて、CPU301は、CPU間通信部1005を介してサブコントローラ801からのメイン応答での復帰(第三の省電力状態への移行)の指示を受信し、メイン応答処理部402の処理を再開させる。S1302にて、CPU301は、CPU間通信部1005を介してサブコントローラ801から代理応答が出来なかったパケットデータの受信を行う。S1303にて、CPU301は、受信したデータが設定値の書き換えか否かの判定を行う。受信したデータが設定値の書き換えであると判定した場合には(S1303にてYES)S1304へ遷移し、そうでない場合には(S1303にてNO)S1311に遷移する。
受信したパケットデータは設定変更以外に印刷ジョブの実行や制御(PC102からのシャットダウン指示など)、画像形成装置104からの情報取得をPC102が行うといった種別に分類される。印刷ジョブの実行や制御などの場合にはスリープから復帰してメインコントローラ106側で処理を行う必要がある。そのため、S1311にて、CPU301は、スリープ復帰が必要なパケットデータであるか、それとも設定値の取得のみを行うパケットデータであるか否かの判定を行う。スリープ復帰が必要なパケットデータであると判定した場合(S1311にてYES)S1312に遷移し、そうでない(つまり、情報取得のみ)と判定した場合には(S1311にてNO)S1316に遷移する。S1316にて、CPU301は、第三の省電力状態において、メイン応答処理部402とメイン応答データ管理部407に保持された応答データとを用いて応答処理を行う。その後、S1317に遷移する。
S1312にて、CPU301は、電力供給ライン322と電力供給ライン907以外の電力供給ラインに対しても電力供給を再開させ、スリープ復帰処理を行う。つまり、通常の電力状態(すなわち、第二の電力モード)へと移行する。なお、CPU301は、S1312でのスリープ復帰処理の後、スリープ移行条件(一定時間、ジョブ受信や操作部105の操作が無い状態など)を満たした場合、再びスリープ状態(第三の省電力状態)への移行処理を行う。
S1313にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に書き込まれている設定値が存在するか否かの確認を行う。設定値が存在している場合には(S1313にてYES)S1314に遷移し、存在しない場合には(S1313にてNO)S1315に遷移する。設定値の書き込みに関しては、書込みされた順番に依存した設定の可否や、設定範囲の変更などが存在する場合があるため、スリープ中に一時的に保持した順番で設定値を反映させる必要がある。そのため、S1314にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に書き込まれている設定値を古い順にFlash304もしくはHDD317に設定反映を行う。CPU301は、スリープ中の設定変更の反映処理がすべて完了した後、S1315に遷移する。
S1304にて、CPU301は、図2の設定項目202の設定内容に基づいて、設定値変更が許可されているか否かの判定処理を行う。スリープ中のPC102からの設定値変更が許可されている場合には(S1304にてYES)S1305に遷移し、許可されていない場合には(S1304にてNO)S1310に遷移する。スリープ中の設定値変更が許可されていない場合(S1304にてNO)、S1310にて、CPU301は、設定変更の指示を行ってきたPC102などのホストに対し、設定変更が失敗した旨の返信処理を行う。設定変更の失敗時の戻り値はプロトコルごとに異なっているため、CPU301は、プロトコル処理部405の既定の処理として実行し、その後、S1317に遷移する。
S1305にて、CPU301は、図2の設定項目203の設定内容に基づいて、即時スリープ復帰が有効か否かの判定処理を行う。設定変更時の即時スリープ復帰が有効である場合には(S1305にてYES)S1312に遷移し、無効である場合には(S1305にてNO)S1306に遷移する。S1306にて、CPU301は、書き換え指示が行われた設定値が図7でUI設定された重要な設定値であるか否かの判定処理を行う。重要な設定値と判定した場合には(S1306にてYES)S1312に遷移し、そうでない場合には(S1306にてNO)S1307に遷移する。S1306での重要な設定値か否かの判定処理は、図7で示したUI設定による重要度の設定の他、PC102が画像形成装置104に書き換え要求する設定値と組み合わせて、設定値の重要度を示す情報を付加する方法も存在する。この場合、設定値に紐づけられた重要度の情報に基づいて、S1306の判定処理を、図7のUI設定と同等に行う事が可能となり、画像形成装置104のUI登録が不要となる。また、UI設定と併用する場合には、別途優先付けを行っても良い。
S1307にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に設定値を一時保管できるか否かの判定を行う。一時的設定値保持部406で保持されるデータは、電力供給ライン322によって電力供給がされているRAM302に対して保持されることになる。保持不可能な場合には(S1307にてNO)S1312に遷移し、保持可能な場合には(S1307にてYES)S1308に遷移する。S1308にて、CPU301は、一時的設定値保持部406に設定値の保存を行い、その後、S1309に遷移する。S1309にて、CPU301は、設定値変更を指示したPC102に対して設定変更が成功した旨の返信処理をプロトコル処理部405の処理として実行する。また、CPU301は、第三の省電力状態において、メイン応答データ管理部407に対してメイン応答時に使用するデータの更新処理を行い、その後、S1317に遷移する。
S1317にて、CPU301は、CPU間通信部1005を介して、サブコントローラ801に対しスリープ移行(第二の省電力状態への移行)の指示を行う。その後、S1318にて、CPU301は、サブコントローラ801側から代理応答の準備が完了した旨の状態通知の受信を行う。S1318にてサブコントローラ801の代理応答準備が完了すると、S1319にて、CPU301は、電源制御部318に指示を出し、電力供給ライン907以外の電力供給ラインの電源供給を停止させる(第二の省電力状態への移行)。この時、S1308で一時的設定値保持部406にデータが保持されている場合、電力供給ライン322の通電をすべて停止させるのではなくRAM302の特定のアドレス空間のみが利用可能となるような部分通電を行う。その後、本処理フローを終了する。
本実施形態により、例えば、サブコントローラが備わる構成においても、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第三の実施形態>
本願発明に係る第三の実施形態について説明する。第二の実施形態との主な違いは、一時的設定値保持部をメインコントローラ側ではなく、サブコントローラ側で構成する。なお、システム構成およびコントローラのその他の構成は、第二の実施形態で説明した図8、図9と同一であるため、説明は省略する。
[ソフトウェア構成]
図14は、画像形成装置104に内蔵されるコントローラユニットによりソフトウェア(プログラム)を実行することにより実現される機能を示している。第二の実施形態で説明した図10との差分を中心に説明を行う。第二の実施形態の構成では一時的設定値保持部がメインコントローラ106に構成されていた。本実施形態では、メインコントローラ106側ではなくサブコントローラ801側に、一時的設定値保持部1401として備えられる。一時的設定値保持部1401は、画像形成装置104の設定値変更がPC102から行われた際に、RAM902に一時的に変更する設定値データを保持しておくための処理を行う。その他の構成は第二の実施形態と同一である。
また、第二の実施形態にて述べた図11の画像形成装置104の主電源ON時の初期化時の処理フロー及び、画像形成装置104のスリープ移行時の処理フローについても同様であり、説明は省略する。
[処理フロー]
図15を用いて、画像形成装置104がスリープ中(第二の省電力状態中)にPC102からのパケット受信によって応答を行う際のメインコントローラ106とサブコントローラ801との処理フローについて説明する。
処理が開始されると、サブコントローラ801側では、S1501にて、CPU901は、LAN I/F905を介してPC102からのパケット受信を行う。S1502にて、CPU901は、受信したパケットデータが代理応答可能なデータであるか否かの判定処理を行う。パターン管理部1001に保持している応答パターンに基づき代理応答が可能と判定した場合(S1502にてYES)、S1503にて、CPU901は、代理応答処理部1002によってPC102に対し代理応答を行う。その後、本処理フローを終了する。
代理応答が不可能なパケットデータであると判定した場合、(S1502にてNO)、S1504にて、CPU901は、受信したデータが設定値の書き換えか否かの判定を行う。設定値の書き換えである場合(S1504にてYES)S1505に遷移し、そうでない場合(S1504にてNO)S1511に遷移する。受信したパケットデータは設定変更以外に印刷ジョブの実行や制御(PC102からのシャットダウン指示など)、画像形成装置104からの情報取得をPC102が行うといった種別に分類される。印刷ジョブの実行や制御などの場合にはスリープ復帰(すなわち、通常の電力状態へ移行)して処理を行う必要がある。そのため、S1511にて、CPU901は、スリープ復帰が必要なパケットデータであるか、設定値の取得のみを行うパケットデータであるか否かの判定を行う。
スリープ復帰が必要なパケットデータであると判定した場合には(S1511にてYES)S1512に遷移し、そうでない(つまり、情報取得のみ)場合には(S1511にてNO)S1513に遷移する。S1512にて、CPU901は、復帰モードをスリープから復帰させるモード(すなわち、通常の電力状態への移行指示)とし、S1514にて、CPU間通信を用いてメインコントローラ106のCPU301へ通信を行う。S1513にて、CPU901は、復帰モードをメイン応答で復帰させるモード(すなわち、第三の省電力状態への移行指示)とし、S1514にて、CPU間通信を用いてメインコントローラ106のCPU301へ通信を行う。なお、CPU901は、S1514でのCPU間通信に先立って、電源制御部318に対して制御信号線908を介して電力供給ライン322への通電指示を行う。
S1515にて、CPU901は、一時的設定値保持部1401に書き込まれている設定値が存在するか否かの確認を行う。設定値が存在している場合には(S1515にてYES)S1516に遷移し、存在しない場合には(S1515にてNO)S1517に遷移する。設定値の書き込みに関しては、書き込みされた順番に依存した設定の可否や、設定範囲の変更などが存在する場合があるため、スリープ中に一時的に保持した順番で設定値を反映させる必要がある。そのため、S1516にて、CPU901は、一時的設定値保持部1401に書き込まれている設定値を古い順にCPU間通信を用いてメインコントローラ106のCPU301に設定値の送信処理を行う。設定値のCPU間通信が終了した後、CPU901は、S1517に遷移する。
S1517にて、CPU901は、S1501で受信したパケットに加え、ネットワークI/F制御部1003から後続のパケットデータの受信を行う。そして、CPU901は、CPU間通信を用いてメインコントローラ106のCPU301へパケットデータの転送を行う。その後、メインコントローラ106側での一連の処理完了後、S1518にて、CPU901は、CPU301からのスリープ移行をCPU間通信により受信し、スリープ移行処理(第二の省電力状態への移行)を開始する。S1519にて、CPU901は、代理応答の準備が完了し、代理応答処理を開始した旨をCPU間通信によってCPU301に通知を行った後、本処理フローを終了する。
S1505にて、CPU901は、図2の設定項目202の設定内容に基づいて、設定値変更が許可されているか否かの判定処理を行う。スリープ中の設定値変更が許可されている場合には(S1505にてYES)S1507に遷移し、許可されていない場合には(S1505にてNO)S1506に遷移する。スリープ中の設定値変更が許可されていな場合(S1505にてNO)、S1506にて、CPU901は、設定変更の指示を行ったPC102などのホストに対し、設定変更が失敗した旨の返信処理を行い、返信処理完了後に本処理フローを終了する。
S1507にて、CPU901は、図2の設定項目203の設定内容に基づいて、即時スリープ復帰が有効か否かの判定処理を行う。設定変更時の即時スリープ復帰が有効である場合には(S1507にてYES)S1512に遷移し、無効である場合には(S1507にてNO)S1508に遷移する。S1508にて、CPU901は、書き換え指示が行われた設定値が図7でUI設定された重要な設定値であるか否かの判定処理を行う。重要な設定値と判定した場合には(S1508にてYES)S1512に遷移し、そうでない場合には(S1508にてNO)S1509に遷移する。S1508での重要な設定値か否かの判定処理は、第二の実施形態と同様である。
S1509にて、CPU901は、一時的設定値保持部1401に設定値を一時保管できるか否かの判定を行う。一時的設定値保持部1401に保持できるデータ量には上限が存在しているため、CPU901は、判定処理を行い、保持不可能な場合には(S1509にてNO)S1512に遷移し、保持可能な場合には(S1509にてYES)S1510に遷移する。S1510にて、CPU901は、一時的設定値保持部1401に設定値の保存を行う。さらに、CPU901は、設定値変更を指示したPC102に対して設定変更が成功した旨の返信処理を行う。その後、本処理フローを終了する。
次にメインコントローラ106側での処理の流れを説明する。処理が開始すると、S1520にて、メインコントローラ106のCPU301は、CPU間通信によってサブコントローラ801のCPU901からスリープ復帰モードの受信を行う。S1521にて、CPU301は、復帰処理を行うために制御信号線324を用い、必要な通電箇所に電力が供給されるように電力制御部に指示を行う。ここでの通電箇所は、サブコントローラ801側のS1512もしくはS1513にて指定されたモードに応じて決定される。S1521にて、CPU301は、CPU間通信によってサブコントローラ801のCPU901から、一時的設定値保持部1401に保持されていた設定値の受信を行う。
S1523にて、CPU301は、Flash304もしくはHDD317に対して設定値の反映処理を行う。なお、ここでの処理は、復帰モードが第三の省電力状態への移行(S1513)である場合には、通常の電力状態ではないため、設定値の反映はなされず、例えば、RAM302にその設定値が保持される。その後、通常の電力状態に移行された際にRAM302に保持された設定値が反映されることとなる。S1524にて、CPU301は、メイン応答データ管理部407に対して、メイン応答時に使用するデータの更新処理を行った後、S1525に遷移する。S1525にて、CPU301は、CPU間通信によってサブコントローラ801のCPU901から転送されたパケットデータの受信を行う。S1526にて、CPU301は、S1520で受信した復帰モードと、S1525で受信したパケットデータに対応した処理を行う。例えば、印刷ジョブの受信であれば印刷処理を行い、設定値の書き換えであればFlash304やHDD317への書き換え処理を行う。もしくは、第三の省電力状態での画像形成装置104の設定情報をPC102へ返信するなどの処理が行われる。
S1526の処理後、スリープ移行条件が満たされると、S1527にて、CPU301は、サブコントローラ801のCPU901にCPU間通信を用いてスリープ移行(第二の省電力状態への移行)の指示を行う。S1528にて、CPU301は、CPU間通信によってサブコントローラ801側の代理応答状態の通知を受け取る。その後、S1529にて、CPU301は、電源制御部318に指示を出し、電力供給ライン907以外の電力供給ラインによる電源供給を停止させる(すなわち、第二の省電力状態への移行)。そして、本処理フローを終了する。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
104 画像形成装置、105 操作部、106 メインコントローラ、107 スキャナ、108 プリンタ

Claims (12)

  1. 情報処理装置であって、
    スリープ状態で動作する前記情報処理装置が外部装置から受信したデータが、前記情報処理装置の設定値を変更することを要求する設定値変更データである場合に、所定の記憶領域への設定値変更データの保存の回数および変更対象の設定値に基づいて、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があるか否かを判定する判定手段と、
    即時に前記スリープ状態から復帰する必要があると前記判定手段によって判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させ、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと前記判定手段によって判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることなく前記設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存する制御手段と
    を備え
    前記制御手段は、前記所定の記憶領域に保存された設定値変更データが所定の時間間隔で保存される更新データである場合、当該設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存してから所定時間が経過後に前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置が前記スリープ状態から復帰した際に、前記所定の記憶領域に前記設定値変更データが保存されているか否かを判定する第2の判定手段を更に備え、
    前記所定の記憶領域に前記設定値変更データが保存されていると前記第2の判定手段によって判定された場合に、前記情報処理装置は、保存されている前記設定値変更データに基づいて前記情報処理装置の設定値を変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと前記判定手段によって判定された場合であっても、前記設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存できないことを条件として、前記制御手段は、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定時間は、ユーザが変更可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置が前記スリープ状態から復帰することなく前記所定の記憶領域に前記設定値変更データが所定回数、保存された場合に、前記制御手段は、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定回数は、ユーザが変更可能であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 少なくとも前記変更対象の設定値が前記情報処理装置のIPアドレスである場合に、前記判定手段は、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があると判定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 少なくとも前記変更対象の設定値がデフォルト給紙段である場合に、前記判定手段は、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと判定することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 少なくとも前記変更対象の設定値がデフォルト排紙トレイである場合に、前記判定手段は、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと判定することを特徴とする請求項8又は9に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置の制御方法であって、
    スリープ状態で動作する前記情報処理装置が外部装置から受信したデータが、前記情報処理装置の設定値を変更することを要求する設定値変更データである場合に、所定の記憶領域への設定値変更データの保存の回数および変更対象の設定値に基づいて、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があるか否かを判定する判定工程と、
    即時に前記スリープ状態から復帰する必要があると前記判定工程にて判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させ、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと前記判定工程にて判定された場合に、前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることなく前記設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存する制御工程と
    を有し、
    前記制御工程において、前記所定の記憶領域に保存された設定値変更データが所定の時間間隔で保存される更新データである場合、当該設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存してから所定時間が経過後に前記情報処理装置を前記スリープ状態から復帰させることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、
    スリープ状態で動作する前記コンピュータが外部装置から受信したデータが、前記コンピュータの設定値を変更することを要求する設定値変更データである場合に、所定の記憶領域への設定値変更データの保存の回数および変更対象の設定値に基づいて、即時に前記スリープ状態から復帰する必要があるか否かを判定する判定手段、
    即時に前記スリープ状態から復帰する必要があると前記判定手段によって判定された場合に、前記コンピュータを前記スリープ状態から復帰させ、即時に前記スリープ状態から復帰する必要がないと前記判定手段によって判定された場合に、前記コンピュータを前記スリープ状態から復帰させることなく前記設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存する制御手段
    として機能させ
    前記制御手段は、前記所定の記憶領域に保存された設定値変更データが所定の時間間隔で保存される更新データである場合、当該設定値変更データを前記所定の記憶領域に保存してから所定時間が経過後に前記コンピュータを前記スリープ状態から復帰させることを特徴とするプログラム。
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