JP6396557B1 - 手摺 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮調整可能な手摺でありながら、誤ってロック機構がロック解除されるのを確実に防止できる安全性に優れた手摺を提供することにある。【解決手段】入れ子構造の外手摺11および内手摺12と、一方の手摺11に固定される切換え機構13と、他方の手摺12に収容されるロック機構14を備えている。切換え機構13は、操作工具40で回転操作される伝動構造と、伝動構造の回転動作を往復動作に変換するねじ構造を備えている。切換え機構13とロック機構14は、往復動作を伝える切換え軸16で接続されている。ロック機構14は、切換え軸16の往復動作を受けて、ロック姿勢と、ロック解除姿勢に切換る可動カムブロック53を備えている。ロック姿勢に切換った可動カムブロック53は、手摺12の内面に密着して両手摺11・12を伸縮不能にロック固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば隣接する支柱の間に配置されて、支柱の隣接間隔の違いに応じて伸縮調整できる手摺に関する。
本出願人は、転倒防止、移動動作の補助、移乗動作の補助、リハビリテーションなどを目的とする介護用品を製造販売している。例えば、床と天井壁の間に設置される突っ張り固定型の支柱や、隣接する支柱同士を連結する手摺を、室内の状況や要介護者の運動能力になどに応じて組み立てて、目的とする介助を行えるようにしている。この種の介護用品は、介護施設から一般家庭まで広く適用されるため、例えば壁に設けたコンセントを避け、あるいは居室に設置したベッドの位置との関係で支柱を設置する必要があり、支柱の隣接間隔は施工現場ごとに異なることが多い。そのため、従来は長めの手摺を用意しておいて、支柱の突っ張り位置が確定した時点で、必要な長さに切断した手摺の両端を支柱に固定したブラケットで固定支持していた。
手摺を支柱の隣接間隔の違いに応じて伸縮調整できるようにすると、手摺を必要な長さに切断する必要がなく、調整範囲が異なる複数の手摺を用意しておくことで、施工作業を簡便化できる。しかし、介助用の手摺の場合は、調整機能を備えていない棒状の手摺と同等の使用感を発揮する必要があり、その中途部にビスの操作頭部や、調整リングなどの障害物が突出していないことが構造上の必須条件とされるため、技術的なハードルは高い。
本出願人は、使用者の体格の違いや、上がり框の段差の違いに応じて、手摺本体の高さをきめ細かに変更調整できるようにした補助手摺を先に提案している(特許文献1)。そこでは、上がり框の段差部分に固定されるブラケットと、ブラケットで起立支持される手摺本体で補助手摺を構成している。手摺本体は、ブラケットで支持される第1脚柱と、段差の下段床面に接床する第2脚柱と、両脚柱で支持される2種の手摺棒などで構成してある。ブラケットは任意の上下位置で第1脚柱を固定できるクランプ装置を備えており、第2脚柱は、入れ子構造の調整脚と固定脚と、調整脚を任意の調整位置で固定するロック具を備えている。こうした補助手摺によれば、クランプ装置およびロック具を操作することで、手摺本体の高さをきめ細かに変更調整できる。
本発明の手摺に関して、入れ子構造の外ポールと左右一対の内ポールとで、伸縮調整可能な物干竿を構成することが特許文献2に開示されている。そこでは、外ポールおよび左右一対の内ポールの断面形状を略四角形状に形成し、外ポールに挿嵌した内ポールの内端に伸縮ロック体を設けている。伸縮ロック体は、内ポールの端部に固定される軸体と、軸体で拡縮操作される一対の圧着体を備えており、内ポールおよび軸体を所定の方向へ回転操作することにより、圧着体を拡張変形させて外ポールの内面に密着させ、任意の調整位置で内ポールを外ポールに固定できる。
特開2005−89974号公報(要約、図1) 特開2017−64313号公報(段落番号0025、図7)
特許文献2の物干竿によれば、内ポールの外側端を回転操作することで、内ポールを外ポールに対して任意の調整位置で固定できるので、ビスの操作頭部や、調整リングなどの障害物が各ポールの外面に突出することはない。従って、特許文献2の調整構造を手摺に応用すると、調整機能を備えていない棒状の手摺と同等の使用感を発揮できる手摺を構成できる。しかし、特許文献2の物干竿は、一対の圧着体が内ポールおよび軸体と同行回転するのを防ぐ必要上、外ポールおよび左右一対の内ポールの断面形状を四角形にする必要があり、介護用の手摺に応用するのには不向きである。因みに、介護用の手摺の断面は基本的に円形であるが、介助の目的によっては上下面が平坦な長円形や、卵形などが使用されている。
また、特許文献2の物干竿では、内ポールを外ポールに対して90度回転操作することにより、圧着体を拡張変形させて外ポールの内面に密着させ、任意の調整位置で内ポールを外ポールに固定できる。しかし、内ポールを外ポールに対して逆向きに回転操作するだけで圧着体の拡張姿勢が解除されて、伸縮ロック体がロック解除されてしまうおそれがある。例えば、内ポールを握った状態で歩行していた要介護者の体勢が崩れて、内ポールがロック解除する向きに回転操作されてしまうおそれがある。また、日常的に手摺を使用する際に、内ポールがロック解除する向きに少しずつ回転操作されてしまうおそれもある。伸縮ロック体がロック解除されてしまった状態では、内ポールと外ポールが相対スライド可能となるため、体勢の崩れた要介護者の体重が片側の支柱に作用するおそれがあり、充分な安全性が求められる介護用品において致命的な欠陥にもなりかねない。
本発明の目的は、伸縮調整可能な手摺でありながら、誤ってロック機構がロック解除されるのを確実に防止できる安全性に優れた手摺を提供することにある。
本発明の目的は、切換え機構の構成パーツに過剰な外力が作用するのを解消して、構成パーツが早期に破損し、あるいは摩耗するのを解消でき、従って長期使用時の耐久性と信頼性に優れた伸縮調整が可能な手摺を提供することにある。
本発明に係る手摺は、隣接する支柱1・1の間に配置される入れ子構造の外手摺11および内手摺12と、いずれか一方の手摺11の支柱1との連結端に固定される切換え機構13と、他方の手摺12の内部に収容されて、切換え機構13に固定した固定枠15で支持されるロック機構14を備えている。外手摺11および内手摺12は、それぞれ支柱1に対して回転不能に連結されている。切換え機構13は、操作工具40で前記一方の手摺11の外面から回転操作される伝動構造と、伝動構造の回転動作を往復動作に変換するねじ構造を備えている。図1に示すように切換え機構13とロック機構14は、ねじ構造で変換された往復動作をロック機構14に伝える切換え軸16で接続されている。ロック機構14は、切換え軸16の往復動作を受けて、前記他方の手摺12の内面に圧着するロック姿勢と、ロック解除姿勢の間で変位操作される可動カムブロック53を備えている。外手摺11と内手摺12を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構13を操作工具40で所定の方向へ回転操作することにより、可動カムブロック53がロック姿勢に切換って前記他方の手摺12の内面に密着し、両手摺11・12を伸縮不能にロック固定できることを特徴とする。
切換え機構13は図6に示すように、前記一方の手摺11の内部に固定されるベースブロック21と、ベースブロック21で回転自在に支持される第1ベベルギヤ22、および第2ベベルギヤ23からなる伝動構造と、第2ベベルギヤ23と切換え軸16の間に設けられるねじ構造を備えている。第1ベベルギヤ22に固定した操作軸37を操作工具40で回転操作することにより、回転中心軸を一対のベベルギヤ22・23で手摺11の中心に沿う向きに変換したのち、ねじ構造で切換え軸16の往復動作に変換する。
図9に示すようにロック機構14は、固定枠15に固定される固定カムブロック51と、切換え軸16の軸端に固定されるエンドブロック52と、エンドブロック52で係合支持されて同ブロック52と同行移動する可動カムブロック53を備えている。固定カムブロック51および可動カムブロック53には、互いに接触ないし離反して、可動カムブロック53をロック姿勢とロック解除姿勢の間で拡縮させる固定カム体56と可動カム体69が形成してある。第1ベベルギヤ22を操作工具40で所定の方向へ回転操作することにより、可動カムブロック53が固定カムブロック51と相対移動してロック姿勢に切換る。
第1ベベルギヤ22は、ベースブロック21で第2ベベルギヤ23と噛合する伝動姿勢と、第2ベベルギヤ23との噛合状態を解除する伝動解除姿勢の間で往復移動可能に支持されて、第1ベベルギヤ22とベースブロック21の間に配置したリミットばね46で伝動姿勢を保持する向きに移動付勢されている。第1ベベルギヤ22に作用する操作工具40の操作モーメントが適正値を越えると、図13に示すように、第1ベベルギヤ22がリミットばね46の付勢力に抗して伝動解除姿勢に切換わって空回りする。
固定カムブロック51と可動カムブロック53・53の対向面に、切換え軸16の往動動作を可動カムブロック53の拡開動作に変換する第1傾斜カム体56A・69Aと、切換え軸16の復動動作を可動カムブロック53の拡開動作に変換する第2傾斜カム体56B・69Bが形成されている(図8参照)。操作工具40の回転操作方向が右方向と左方向のいずれであっても、可動カムブロック53・53を固定カムブロック51で拡開操作してロック姿勢に切換えることができる。
ベースブロック21は第2ベベルギヤ23の回転中心軸を通る平面で分割された一対の半割りブロック21A・21Bで構成されている(図5参照)。第1ベベルギヤ22および第2ベベルギヤ23は、一対の半割りブロック21A・21Bの接合面に凹み形成したギヤ支持凹部24・25で回転自在に支持され、固定枠15が一対の半割りブロック21A・21Bの接合面に凹み形成した連結凹部31に係合連結してある。
ロック機構14に、固定カムブロック51を間にして対向する一対の可動カムブロック53が設けられている。図8に示すようにエンドブロック52は、切換え軸16の軸端に締結固定されるエンドボス60と、エンドボス60の締結端側の周面に張出し形成されるフランジ壁61を一体に備えている。一対の可動カムブロック53・53は、前記他方の手摺12の内面に圧着する摩擦ロック壁68と、同壁68の内面に形成される可動カム体69と、摩擦ロック壁68の内面に張出し形成されて、可動カム体59と協同してエンドブロック52のフランジ壁61を挟持する連動壁70を一体に備えている。固定カムブロック51に、可動カム体69に対応する一対の固定カム体56が設けられている。可動カムブロック53・53が、フランジ壁61を挟持する可動カム体59および連動壁70を介してエンドブロック52と同行移動可能に連結され、かつ、フランジ壁61と連動壁70の間に設けた係合構造を介して径方向へ拡縮移動可能に連結してある。
外手摺11および内手摺12の支柱1との連結端には連結ボス17・18が設けられており、各連結ボス17・18を支柱1に固定したブラケット8に締結固定して、外手摺11および内手摺12が支柱1に回転不能に連結固定してある。
切換え機構13が外手摺11の支柱1との連結端に固定され、ロック機構14が内手摺12の内部に収容されている。固定枠15の中途部が、内手摺12の外手摺11との接続端に固定したガイド体74でスライド自在に案内支持されている。ガイド体74は外手摺11および内手摺12の伸張限界を規定するストッパーを兼ねている。
操作軸37は、第1ベベルギヤ22の中心軸線に沿って貫通状に固定されている。操作軸37の軸端に設けた操作頭部37bが、ベースブロック21に開口した操作窓41を介して手摺2の外面に臨ませてある。
本発明に係る手摺では、支柱1に対して回転不能に連結される入れ子構造の外手摺11および内手摺12と、いずれか一方の手摺11に固定される切換え機構13と、他方の手摺12の内部に収容されるロック機構14などで構成した。また、切換え機構13は伝動構造と、伝動構造の回転動作を往復動作に変換するねじ構造などで構成し、変換された往復動作を切換え軸16でロック機構14に伝えるようにした。使用時には、外手摺11と内手摺12を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構13を操作工具40で所定の方向へ回転操作することにより、ロック機構14の可動カムブロック53がロック姿勢に切換って前記他方の手摺12の内面に密着し、両手摺11・12を伸縮不能にロック固定できるようにした。
こうした手摺によれば、伝動構造の回転動作をねじ構造で往復動作に変換するので、切換え機構13を操作工具40で回転操作しない限りは、ロック機構14の可動カムブロック53をロック解除姿勢に切換えることはできない。また、外手摺11および内手摺12は支柱1に対して回転不能に連結されているので、外手摺11または内手摺12を握った状態で歩行していた要介護者の体勢が崩れるような場合でも、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換わることはない。従って、伸縮調整可能な手摺でありながら、外手摺11や内手摺12に大きな外力が作用するような場合でも、誤ってロック機構14がロック解除されるのを確実に防止して、要介護者を確実に支えることができる安全性に優れた手摺を提供できる。
ベースブロック21と、一対のベベルギヤ22・23からなる伝動構造と、第2ベベルギヤ23と切換え軸16の間に設けられるねじ構造で切換え機構13を構成するようにした。こうした切換え機構13では、第1ベベルギヤ22に固定した操作軸37を操作工具40で回転操作するだけで、回転中心軸を一対のベベルギヤ22・23で手摺11の中心に沿う向きに変換し、さらにねじ構造で切換え軸16の往復動作に変換することができる。つまり、動作変換に必要なパーツの数を最小限化しながら、操作工具40の回転動作を切換え軸16の往復動作に確実に変換できるので、切換え機構13の全体構造を簡素化して、伸縮調整可能な手摺をより低コストで提供できる。また、使用時には、外手摺11と内手摺12を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構13を操作工具40で所定の方向へ回転操作するだけでよいので、手摺の設置作業を誰もが簡便に行える。
ロック機構14は、固定カムブロック51と、エンドブロック52と、可動カムブロック53を備えるようにし、固定カムブロック51および可動カムブロック53には、固定カム体56と可動カム体69を形成するようにした。こうしたロック機構14によれば、第1ベベルギヤ22を操作工具40で回転操作することで、可動カムブロック53を固定カムブロック51と相対移動させてロック姿勢に切換えることができる。また、第1ベベルギヤ22を操作工具40で逆向きに回転操作しない限りは、可動カムブロック53をロック解除姿勢に戻すことはできない。従って、外手摺11あるいは内手摺12に大きな外力が作用するような場合でも、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換るのを確実に防止して、伸縮調整可能な手摺の安全性をさらに向上することができる。
第1ベベルギヤ22をベースブロック21で往復移動可能に支持し、第1ベベルギヤ22をリミットばね46で伝動姿勢を保持する向きに移動付勢するようにした。こうした切換え機構13によれば、第1ベベルギヤ22に作用する操作工具40の操作モーメントが適正値を越えると、第1ベベルギヤ22がリミットばね46の付勢力に抗して伝動解除姿勢に切換わって空回りする。従って、切換え機構13のベベルギヤ22・23のギヤ歯やねじ構造のねじ山などの、構成パーツに過剰な外力が作用するのを解消して、構成パーツが早期に破損し、あるいは摩耗するのを解消できる。従って、長期使用時の耐久性と信頼性に優れた伸縮調整が可能な手摺を提供できる。
固定カムブロック51と可動カムブロック53・53に、第1傾斜カム体56A・69Aと第2傾斜カム体56B・69Bを形成したロック機構14では、操作工具40の回転操作方向が右方向と左方向のいずれであっても、可動カムブロック53・53を固定カムブロック51で拡開操作して、ロック解除姿勢からロック姿勢に切換えることができる。従って、作業者は操作軸37を操作工具40で左右いずれか一方へ単に回転操作すればよいので、両手摺11・12のロック固定作業を簡便に行える。
ベースブロック21を一対の半割りブロック21A・21Bで構成し、両ベベルギヤ22・23を、一対の半割りブロック21A・21Bに形成したギヤ支持凹部24・25で回転自在に支持した。さらに、固定枠15を一対の半割りブロック21A・21Bに形成した連結凹部31に係合連結するようにした。こうした切換え機構13によれば、第1・第2のベベルギヤ22・23、リミットばね46、固定枠15などを、片方の半割りブロック21Bに仮組みしたのち、他方の半割りブロック21Aを先の半割りブロック21Bに接合すればよいので、一連の組立作業を簡便にしかも目視しながら正確に行うことができる。
ロック機構14に、固定カムブロック51を間にして対向する一対の可動カムブロック53を設けると、例えば、内手摺12の内面の対向壁に密着する状態で、可動カムブロック53を互いに逆向きに突っ張る状態でロック保持できる。従って、1個の可動カムブロック53のみでロック状態を保持する場合に比べて、ロック機構14をさらに確実にロック姿勢に保持して手摺の安全性をさらに向上できる。また、一対の可動カムブロック53・53とエンドブロック52は同行移動可能に連結し、かつ、径方向へ拡縮移動可能に連結するようにした。こうしたロック機構14によれば、固定カムブロック51を固定枠15に固定し、エンドブロック52を切換え軸16に固定したのち、一対の可動カムブロック53・53をエンドブロック52に係合連結することで、ロック機構14を組むことができる。従って、一連の組立作業を目視しながら確実に、しかも簡便に行うことができる。
外手摺11および内手摺12の支柱1との連結端に設けた連結ボス17・18を、支柱1に固定したブラケット8に締結固定して、外手摺11および内手摺12を支柱1に対して回転不能に連結固定するようにした。このように、外手摺11および内手摺12を、連結ボス17・18を介して支柱1に連結固定すると、外手摺11および内手摺12を支柱1に固定した連結ボス17・18で的確に固定支持して、外手摺11および内手摺12と支柱1の構造強度を増強して、手摺の安全性を向上できる。
切換え機構13を外手摺11に設け、ロック機構14を内手摺12に設けて、固定枠15の中途部を内手摺12に固定したガイド体74で案内支持すると、ロック機構14が径方向へがたつくのを抑止して、両手摺11・12を常に安定した状態で伸縮操作できる。また、両手摺11・12を限界まで伸長させた場合には、ガイド体74がロック機構14を受止めてストッパーとして機能するので、両手摺11・12が誤って分離操作されるのを確実に防止できる。
第1ベベルギヤ22に固定した操作軸37の操作頭部37bを、ベースブロック21の操作窓41を介して手摺2の外面に臨ませると、操作工具40を使用しない限りは、操作頭部37bを回転操作できないので、操作軸37がいたずらによって回転操作されるのを防止できる。
本発明に係る手摺の一部破断正面図である。 手摺の使用例を示す支柱および手摺の正面図である。 手摺の平面図である。 手摺の分解平面図である。 切換え機構の分解斜視図である。 図3におけるA−A線断面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 ロック機構の分解斜視図である。 図3におけるC−C線断面図である。 図3におけるD−D線断面図である。 手摺と支柱の連結構造を示す一部破断平面図である。 ロック機構の動作を示す横断平面図である。 第1ベベルギヤが伝動解除姿勢に切換った状態を示す縦断正面図である。
(実施例) 本発明に係る手摺の実施例を図1から図13に示している。本発明における前後、左右、上下とは、図1ないし図3に示す矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2において符号1は、天井と床面の間に突っ張り固定される支柱であり、隣接する支柱1の間に本発明に係る手摺2が連結固定してある。支柱1は、相対スライド自在に差込み連結される天井側パイプ3および床側パイプ4と、天井側パイプ3の上端に装着される天井ベース5と、床側パイプ4の下端に装着される床ベース6と、床側パイプ4の天井側パイプ3との連結部分に設けた伸縮ロック具7などで構成してある。床側パイプ4の中途部には、手摺2を連結するためのブラケット8が締結固定してある。天井側パイプ3と床側パイプ4はそれぞれアルミニウム製の丸管で形成されており、両パイプ3・4の差込み量を加減したうえで、伸縮ロック具7のロックレバー9を揺動操作することにより、天井側パイプ3および床側パイプ4を移動不能に突っ張り固定できる。
(手摺構造)
図3および図4において、手摺2は入れ子構造の外手摺11および内手摺12と、外手摺11の支柱1との連結端に固定される切換え機構13と、内手摺12の内部に収容されるロック機構14と、両機構13・14を連結する固定枠15と、切換え機構13の切換え動作をロック機構14に伝える切換え軸16を備えている。外手摺11および内手摺12の支柱1との連結端には、それぞれ連結ボス17・18が固定してあり、各連結ボス17・18をブラケット8に締結固定することにより、外手摺11および内手摺12が支柱1と一体化される。
外手摺11および内手摺12は、それぞれ断面円形のアルミニウム管材の周面に木目調の樹脂製化粧層を被覆した複合材からなり、外手摺11の内手摺12との接続端にキャップ19が外嵌固定してある。キャップ19を設けることにより、両手摺11・12の間の段差を緩やかに変化させて、入れ子構造の手摺2でありながら、棒状の手摺に近い使用感を発揮できる。内手摺12の内面には、断面がC字状の一対の締結リブ12aが一体に形成してある。固定枠15は断面が四角形のアルミニウム管材からなり、その両端の対向壁に連結穴15aが開口してある(図5参照)。
(切換え機構)
図5ないし図7において切換え機構13は、外手摺11の端部に固定されるプラスチック製のベースブロック21と、ベースブロック21で回転自在に支持される第1ベベルギヤ22および第2ベベルギヤ23と、第2ベベルギヤ23の回転動作を切換え軸16の往復動作に変換するねじ構造などを備えている。図5において、ベースブロック21は第2ベベルギヤ23の回転中心軸を通る平面で分割される一対の半割りブロック21A・21Bで構成されている。各ブロック21A・21Bの接合面(分割面)には、各ベベルギヤ22・23を回転自在に支持するギヤ支持凹部24・25が凹み形成されて、両ギヤ支持凹部24・25の間に、互いに噛み合うギヤ歯を収容するギヤ歯凹部26が横臥L字状に凹み形成してある。
各ブロック21A・21Bの接合面には、互いに位置決め係合する5個のピン27とピン穴28が形成され、さらに互いに係合して両半割りブロック21A・21Bを分離不能に固定する一対の弾性係合爪29と係合穴30が形成してある。第2ベベルギヤ23を支持するギヤ支持凹部25に隣接して、固定枠15を連結するための連結凹部31が凹み形成され、凹み面に先の連結穴15aと係合する四角形の係合突起32が形成してある。各半割りブロック21A・21Bの側端にはナット体33がインサート固定してあり、各半割りブロック21A・21Bの対向周面には別のナット34が係合装着してある(図4、図10参照)。
第1ベベルギヤ22および第2ベベルギヤ23は、それぞれエンジニアリングプラスチック製の射出成形品からなり、先のギヤ支持凹部24・25で回転自在に支持される軸部分とギヤ歯部分を一体に備えている。第1ベベルギヤ22のギヤ歯の数は、第2ベベルギヤ23のギヤ歯の数の2倍に設定してあり、第1ベベルギヤ22が1回転するとき第2ベベルギヤ23は2回転する。この実施例では、第1ベベルギヤ22および第2ベベルギヤ23が、切換え機構13の伝動構造を構成している。
第1ベベルギヤ22には、その回転中心に沿って操作軸37が貫通状に固定してある。詳しくは、図6に示すように、第1ベベルギヤ22の内部にインサート固定した外断面が四角形状の金属製の雌ねじ体38に、操作軸37のねじ軸37aをねじ込み、さらに雌ねじ体38から突出するねじ軸37aにナット39をねじ込んで、操作軸37を第1ベベルギヤ22と一体化している。雌ねじ体38とナット39は、操作軸37が第1ベベルギヤ22に対して相対回転するのを防ぐダブルナットとして機能している。
操作軸37は六角穴付きボルトからなり、その操作頭部(操作部)37bが第1ベベルギヤ22の上面に露出している。この操作頭部37bを手摺2の外面から六角棒レンチ(操作工具)40で回転操作するために、ギヤ歯凹部26に臨むベースブロック21の周囲壁に操作窓41が開口してある。つまり、操作軸37の軸端に設けた操作頭部37bは、ベースブロック21に開口した操作窓41を介して手摺2の外面に臨ませてある。このように、第1ベベルギヤ22に固定した操作軸37の操作頭部37bを、ベースブロック21の操作窓41を介して手摺2の外面に臨ませると、操作工具40を使用しない限りは、操作頭部37bを回転操作できないので、操作軸37がいたずらによって回転操作されるのを防止できる。
第2ベベルギヤ23と切換え軸16の間に設けたねじ構造は、第2ベベルギヤ23にインサート固定した外断面が四角形状の金属製の雌ねじ体44と、切換え軸16の軸端に形成したねじ軸部45で構成してある。第2ベベルギヤ23が第1ベベルギヤ22で回転操作される状態では、切換え軸16が左右いずれか一方へ移動して、切換え機構13の切換え動作をロック機構14に伝える。雌ねじ体44のねじ穴とねじ軸部45は右ねじで形成してある。
第1ベベルギヤ22が過剰な操作力で回転操作されて、互いに噛み合う両ギヤ22・23のギヤ歯や、雌ねじ体44と切換え軸16のねじ山が潰れるのを防ぐために、第1ベベルギヤ22をベースブロック21で往復スライド可能に支持している。詳しくは、第1ベベルギヤ22を、同ギヤ22が第2ベベルギヤ23と噛合する伝動姿勢(図6に示す状態)と、第2ベベルギヤ23との噛合状態を解除する伝動解除姿勢(図13に示す状態)の間で往復移動できるようギヤ支持凹部24でスライド案内している。また、第1ベベルギヤ22を、同ギヤ22とギヤ歯凹部26の上壁の間に配置したリミットばね46で伝動姿勢を保持する向きに移動付勢している。リミットばね46は波形のばねで形成してあるので、第1ベベルギヤ22をより大きなばね力で移動付勢できるにも拘らず、リミットばね46を収容するためのスペースを最小限にして、切換え機構13をコンパクト化できる。
(ロック機構)
図8および図9に示すようにロック機構14は、固定枠15の端部に固定される固定カムブロック51と、切換え軸16の軸端に固定されるエンドブロック52と、エンドブロック52で係合支持されて同ブロック52と同行移動する一対の可動カムブロック53を備えている。
固定カムブロック51は断面が分銅形の棒状のプラスチック成型品からなり、内部に固定枠15を連結するための断面が四角形状の枠連結穴54と、エンドブロック52を連結するための断面が小判形の連結穴55と、これら両穴を連通する通口が形成してある。また、円弧周面の下半部分には、一対の第1傾斜カム体56Aと、両カム体56Aの間に形成される第2傾斜カム体56Bを備えた固定カム体56が形成してある。第1傾斜カム体56Aと第2傾斜カム体56Bは、互いに逆向きに傾斜する斜面カムとして形成してある。図9に示すように、固定枠15の端部を枠連結穴54の奥端まで差込み、固定カムブロック51の周面からねじ込んだビス57を連結穴15aに係合することにより、固定カムブロック51が固定枠15と一体化される。固定カムブロック51の周面に設けた部分円弧状の溝は、内手摺12の内面に設けた一対の締結リブ12aとの接当干渉を避け、さらにビス57が緩んだ場合でも、固定カムブロック51が内手摺12に対して回転するのを防止するためである。
エンドブロック52は、切換え軸16の軸端に締結固定される断面が小判形のエンドボス60と、エンドボス60の締結端側の周面に張出し形成される分銅形のフランジ壁61を一体に備えたプラスチック成形品からなる。エンドボス60の内部下半側には、外断面が四角形状の金属製の雌ねじ体62がインサート固定してあり、この雌ねじ体62に切換え軸16のねじ軸部63をねじ込み、さらに雌ねじ体62から突出するねじ軸部63にナット64をねじ込むことにより、エンドブロック52を切換え軸16と一体化している。雌ねじ体62とナット64は、エンドブロック52が切換え軸16に対して相対回転するのを防ぐダブルナットとして機能している。フランジ壁61には、径方向に長い一対の長穴65が形成してある。フランジ壁61を分銅形に形成するのは、固定カムブロック51と同様に締結リブ12aとの接当干渉を避け、さらにエンドブロック52が内手摺12に対して回転するのを防止するためである。
可動カムブロック53は、内手摺12の内面に圧着する断面が部分円弧状の摩擦ロック壁68と、同壁68の内面に形成される可動カム体69と、摩擦ロック壁68の側端内面に張出し形成される部分リング状の連動壁70を一体に備えたプラスチック成形品からなる。可動カム体69は固定カム体56と対応しており、一対の第1傾斜カム体69Aと、両カム体69Aの間に形成される第2傾斜カム体69Bを備えている。第1傾斜カム体69Aと第2傾斜カム体69Bは、互いに逆向きに傾斜する斜面カムとして形成してある。
一対の第1傾斜カム体69Aと連動壁70は隙間を介して左右に対向しており、この隙間部分に係合したエンドブロック52のフランジ壁61を、第1傾斜カム体69Aと連動壁70で挟持している。連動壁70には、先の長穴65と係合する連動突起71が形成してある。このように、フランジ壁61を第1傾斜カム体69Aと連動壁70で挟持することにより、一対の可動カムブロック53はエンドブロック52と同行移動できる。また、一対の可動カムブロック53はエンドブロック52に対して、フランジ壁61と連動壁70の間に設けた係合構造(長穴65と連動突起71)を介して径方向へ拡縮移動可能に連結してある。こうしたロック機構14によれば、固定カムブロック51を固定枠15に固定し、エンドブロック52を切換え軸16に固定したのち、一対の可動カムブロック53・53をエンドブロック52に係合連結することで、ロック機構14を組むことができる。従って、一連の組立作業を目視しながら確実に、しかも簡便に行うことができる。
図4において、内手摺12の外手摺11との接続端には、固定枠15の中途部を案内支持するガイド体74が固定してある。ガイド体74は、断面が分銅形の嵌合軸部75とフランジ壁76を一体に備えたプラスチック成形品からなり、その中央部分に固定枠15を案内するガイド溝77が形成してある。嵌合軸部75を内手摺12に嵌込み、フランジ壁76が内手摺12の端部に接当する状態で、フランジ壁76に挿通したビス78を締結リブ12aにねじ込むことにより、ガイド体74が内手摺12に固定される。このように、固定枠15の中途部を内手摺12に固定したガイド体74で案内支持すると、ロック機構14が径方向へがたつくのを抑止して、両手摺11・12を常に安定した状態で伸縮操作できる。また、両手摺11・12を限界まで伸長させた場合には、ガイド体74がロック機構14を受止めてストッパーとして機能するので、両手摺11・12が誤って分離されるのを確実に防止できる。
外手摺11の連結ボス17は両端が開口する筒状のプラスチック成形品からなり、その内部にはベースブロック21に外嵌するキャップ穴81(図6参照)と、支柱1に固定したブラケット8に連結される締結穴82が形成してある。連結ボス17をベースブロック21に外嵌した状態において、ベースブロック21の操作窓41と正対するキャップ穴81の周囲壁には、六角棒レンチ40を差込むための工具穴83が開口してある。また、締結穴82の内面には、ブラケット8と係合する係合溝84が形成され、同溝84の対向面にボルト挿通穴85が形成してある。キャップ穴81と締結穴82は区分壁86で区分されており、区分壁86には一対のビス穴が形成してある。内手摺12の連結ボス18は、基本的に外手摺11の連結ボス17と同じ構造であるが、ボス直径がひと回り小さい点と、工具穴83が形成されていない点が外手摺11用の連結ボス17と異なっている。
以上のように構成した手摺2は以下の手順で組立てたうえで、その両端の連結ボス17・18をブラケット8に連結して支柱1と一体化する。まず、図4に示すように切換え機構13とロック機構14を、固定枠15と切換え軸16で連結して作動ユニット化する。例えば、第1ベベルギヤ22および第2ベベルギヤ23と、リミットばね46などを片方の半割りブロック21Bに組付けたうえで、ねじ軸部45を雌ねじ体38にねじ込んで切換え軸16を切換え機構13と一体化する。さらに、切換え軸16に外嵌した固定枠15を連結凹部31に係合装着して、固定枠15を切換え機構13と一体化する。この状態で、他方の半割りブロック21Aを半割りブロック21Bに組んで、両半割りブロック21A・21Bを一体化する。このように、ベースブロック21が一対の半割りブロック21A・21Bで構成してあると、第1・第2のベベルギヤ22・23、リミットばね46、固定枠15などを、片方の半割りブロック21Bに仮組みしたのち、他方の半割りブロック21Aを先の半割りブロック21Bに接合すればよいので、一連の組立作業を簡便にしかも目視しながら正確に行うことができる。
次に、固定カムブロック51を固定枠15に仮組みし、さらにエンドブロック52の雌ねじ体62を切換え軸16のねじ軸部63にねじ込んだ状態で、操作軸37を六角棒レンチ40で回転操作して、エンドブロック52のエンドボス60を連結穴55内へ引寄せて係合させる。この状態で図9に示すように、ビス57を固定カムブロック51の対向面からねじ込んで、固定枠15と固定カムブロック51、および切換え軸16とエンドブロック52を分離不能に一体化する。さらに、一対の可動カムブロック53の固定カム体56と連動壁70で、エンドブロック52のフランジ壁61を挟持して、一対の可動カムブロック53をエンドブロック52と一体化して、切換え機構13からロック機構14に至る各パーツを作動ユニット化する。
得られた作動ユニットのロック機構14を内手摺12に差込み装着し、ガイド体74のガイド溝77が固定枠15と係合する状態で、嵌合軸部75を内手摺12に嵌込み、そのフランジ壁76に挿通したビス78(図4参照)を締結リブ12aにねじ込むことにより、作動ユニットを内手摺12と一体化できる。この状態で、内手摺12の開口端の側から、キャップ19が装着された外手摺11を内手摺12に外嵌して、その挿嵌始端をベースブロック21に外嵌することにより、外手摺11を内手摺12に仮連結できる。外手摺11の挿嵌始端の筒壁には、図10に示すようにビス挿通穴89が開口してあるので、ビス挿通穴89に挿通したビス90を、ベースブロック21の周面に設けたナット34にねじ込むことにより、ベースブロック21と外手摺11を一体化できる。
上記の状態のベースブロック21の側端部分は、外手摺11の挿嵌始端の外に露出しているので、図11に示すように、露出部分に連結ボス17のキャップ穴81を外嵌し、連結ボス17の工具穴83をベースブロック21の操作窓41と正対させる。そのうえで、区分壁86のビス穴に挿通した一対のビス92をベースブロック21のナット体33にねじ込むことにより、連結ボス17をベースブロック21および外手摺11と一体化する。同様にして、連結ボス18のキャップ穴81を内手摺12に外嵌し、区分壁86のビス穴に挿通した一対のビス93を締結リブ12aにねじ込むことにより手摺2を完成できる。手摺2は、外手摺11と内手摺12が最も短くなる状態にして工場から出荷される。
手摺2の施工時には、まず支柱1を施工現場の状況に応じて、例えば壁に設けたコンセントを避け、あるいは居室に設置したベッドの位置との関係で突っ張り固定する。次に、例えば図11に示すように、外手摺11側の連結ボス17の係合溝84を支柱1のブラケット8に係合し、ボルト挿通穴85に挿通したビス94をブラケット8のねじ穴にねじ込むことにより、外手摺11を片方の支柱1に回転不能に連結する。この状態で内手摺12を外手摺11から抜出して、その連結ボス18を先の連結ボス17と同様にして他方の支柱1にビス94で回転不能に締結する。この状態の外手摺11と内手摺12は伸縮移動が可能であるので、隣接する各支柱1が垂直であることを確認したのち、切換え機構13の操作軸37を六角棒レンチ40で回転操作して、ロック機構14の可動カムブロック53をロック姿勢に切換える。上記のように、外手摺11および内手摺12を、連結ボス17・18を介して支柱1に連結固定すると、外手摺11および内手摺12を支柱1に固定した連結ボス17・18で的確に固定支持して、外手摺11および内手摺12と支柱1の構造強度を増強して、手摺の安全性を向上できる。
図6において六角棒レンチ40で操作軸37を右回りに回転操作すると、第1ベベルギヤ22と第2ベベルギヤ23および雌ねじ体44が、各ギヤ22・23の中心軸回りに右回転する。このとき、切換え軸16のロック機構14側の端部はエンドブロック52に相対回転不能に固定されており、さらに同ブロック52が固定カムブロック51で回転不能に保持されているので、切換え軸16は図6に向かって右方向へ引寄せられる。切換え軸16が右移動するのに伴って、それまでロック解除姿勢に保持されていたエンドブロック52および可動カムブロック53が、図12において矢印R方向(右方向)へ移動する。このように、第1傾斜カム体56A・69Aは、切換え軸16が右方向へ移動する場合(切換え軸16が往動移動するとき)に、切換え軸16の移動動作を可動カムブロック53の拡開動作に変換する。
その結果、可動カムブロック53の可動カム体69が、固定カムブロック51の固定カム体56に接触して乗り上がるため、可動カムブロック53は手摺2の軸心方向へ移動しながら径方向外側へ移動してロック姿勢に切換る。この状態の可動カムブロック53は、可動カム体69の一対の第1傾斜カム面69Aが、固定カム体56の一対の第1傾斜カム体56Aのくさび作用を受けて内手摺12の内面に強く押付けられるため、外手摺11と内手摺12は相対スライド不能にロック固定される。なお、ロック機構14は、操作軸37を六角棒レンチ40で1回半ほど回転操作すると、第2ベベルギヤ23および雌ねじ体44が3回転するので、ねじ軸部45のねじの3ピッチ分だけ右移動して、ロック解除姿勢からロック姿勢に切換えることができる。
上記のように、ロック機構14がロック姿勢に切換っているにも拘らず六角棒レンチ40がさらに回転操作されると、可動カムブロック53はそれ以上右移動できないので、切換え機構13の両ベベルギヤ22・23の噛合歯面や、ねじ構造のねじ部分に過剰な操作力がかかってしまう。こうした状況に陥るのを避けるために、第1ベベルギヤ22をリミットばね46で伝動姿勢に向かって移動付勢している。
両ベベルギヤ22・23の噛合歯面に大きな操作力が作用すると、噛合反力を受けた第1ベベルギヤ22は、図13に示すようにリミットばね46を押潰し変形させながら第2ベベルギヤ23から分離する向きに移動し、第1ベベルギヤ22のギヤ歯が第2ベベルギヤ23のギヤ歯を乗越えて空回りする。このように、第1ベベルギヤ22に作用する六角棒レンチ40の操作モーメントが適正値を越える状況では、第1ベベルギヤ22がリミットばね46の付勢力に抗して伝動解除姿勢に切換わって空回りするので、ギヤ歯やねじ山が変形し潰れるのを確実に防止できる。なお、第1ベベルギヤ22が空回りしたことは、第1ベベルギヤ22のギヤ歯が第2ベベルギヤ23のギヤ歯を乗越えるのと同時に、第1ベベルギヤ22がリミットばね46のばね力を受けて急速に伝動姿勢に切換り、大きな叩打音(パチン)が生じることで明確に知ることができる。
作業者によっては、図6において操作軸37が六角棒レンチ40で左回りに回転操作されることがある。その場合の切換え軸16は図6に向かって左方向へ押出される。切換え軸16が左移動するのに伴って、それまでロック解除姿勢に保持されていたエンドブロック52および可動カムブロック53が、図12において矢印L方向(左方向)へ移動する。この場合には、可動カムブロック53の中央の第2傾斜カム体69Bが、固定カム体56の中央の第2傾斜カム体56Bのくさび作用を受けて内手摺12の内面に強く押付けられて、外手摺11と内手摺12を相対スライド不能にロック固定する。このように、第2傾斜カム体56B・69Bは、切換え軸16が左方向へ移動する場合(切換え軸16が復動移動するとき)に、切換え軸16の移動動作を可動カムブロック53の拡開動作に変換する。
このように、ロック機構14は、切換え機構13の操作軸37が右回りに回転操作される場合と、左回りに回転操作される場合のいずれの場合にも、等しくロック解除姿勢からロック姿勢に切換って両手摺11・12をロック固定できる。従って、作業者は操作軸37を六角棒レンチ40で左右いずれか一方へ単に回転操作すればよいので、両手摺11・12のロック固定作業を簡便に行える。なお、操作軸37が左回りに回転操作されて、両ベベルギヤ22・23の噛合歯面に大きな操作力が作用する場合にも、第1ベベルギヤ22は上記と同様に伝動解除姿勢に切換わって空回りするので、ギヤ歯やねじ山が変形し潰れるのを確実に防止できる。
上記の実施例に係る手摺2では、六角棒レンチ40で回転操作された操作軸37の回転中心を一対のベベルギヤ22・23で直交する向きに変換し、ねじ構造で回転動作を往復動作に変換して、切換え軸16を左右方向へ移動できるようにした。こうした切換え機構13では、第1ベベルギヤ22に固定した操作軸37を操作工具40で回転操作するだけで、回転中心軸を一対のベベルギヤ22・23で外手摺11の中心に沿う向きに変換し、さらにねじ構造で切換え軸16の往復動作に変換することができる。つまり、動作変換に必要なパーツの数を最小限化しながら、操作工具40の回転動作を切換え軸16の往復動作に確実に変換できるので、切換え機構13の全体構造を簡素化して、伸縮調整可能な手摺2をより低コストで提供できる。また、使用時には、外手摺11と内手摺12を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構13を操作工具40で所定の方向へ回転操作するだけでよいので、手摺2の設置作業を誰もが簡便に行える。
切換え軸16の往復が切換え機構13で移動操作される状態では、固定枠15で支持した固定カムブロック51に対して、エンドブロック52および可動カムブロック53を切換え軸16に同行して往復移動させて、可動カムブロック53をロック姿勢とロック解除姿勢に切換えられるようにした。こうしたロック機構14によれば、第1ベベルギヤ22を操作工具40で回転操作することで、可動カムブロック53を固定カムブロック51と相対移動させてロック姿勢に切換えることができる。また、第1ベベルギヤ22を操作工具40で逆向きに回転操作しない限りは、可動カムブロック53をロック解除姿勢に戻すことはできない。従って、外手摺11あるいは内手摺12に大きな外力が作用するような場合でも、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換るのを確実に防止して、伸縮調整可能な手摺2の安全性をさらに向上することができる。
また、切換え構造13に設けたねじ構造で操作軸37の回転動作を往復動作に変換するので、操作軸37を六角棒レンチ40で回転操作しない限りは、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換ることはない。例えば、手摺2を握った状態で歩行していた要介護者の体勢が崩れて、外手摺11や内手摺12に大きな外力が作用するような場合でも、可動カムブロック53のロック姿勢を保持し続けて、要介護者を確実に支えることができる。また、外手摺11や内手摺12に伸縮方向の衝撃力や、回転する向きの外力が作用したとしても、作動ユニットの全体が手摺2の内部に収容されているため、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換ることはなく、従って、誤ってロック機構14がロック解除されるのを確実に防止できる安全性に優れた手摺2を提供できる。
以上のように構成した手摺2は、以下の態様で実施することができる。
隣接する支柱1・1の間に配置される入れ子構造の外手摺11および内手摺12と、いずれか一方の手摺11の支柱1との連結端に固定される切換え機構13と、他方の手摺12の内部に収容されて、切換え機構13に固定した固定枠15で支持されるロック機構14を備えている。外手摺11および内手摺12は、それぞれ支柱1に対して回転不能に連結されている。切換え機構13は、操作工具40で前記一方の手摺11の外面から回転操作される伝動構造と、伝動構造の回転動作を往復動作に変換するねじ構造を備えており、
切換え機構13とロック機構14は、ねじ構造で変換された往復動作をロック機構14に伝える切換え軸16で接続されている。ロック機構14は、切換え軸16の往復動作を受けて、前記他方の手摺12の内面に圧着するロック姿勢と、ロック解除姿勢の間で変位操作される可動カムブロック53を備えている。外手摺11と内手摺12を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構13を操作工具40で所定の方向へ回転操作することにより、可動カムブロック53がロック姿勢に切換って前記他方の手摺12の内面に密着し、両手摺11・12を伸縮不能にロック固定できることを特徴とする。
上記の手摺によれば、伝動構造の回転動作をねじ構造で往復動作に変換するので、切換え機構13を操作工具40で回転操作しない限りは、ロック機構14の可動カムブロック53をロック解除姿勢に切換えることはできない。また、外手摺11または内手摺12は支柱1に対して回転不能に連結されているので、外手摺11または内手摺12を握った状態で歩行していた要介護者の体勢が崩れるような場合でも、可動カムブロック53がロック解除姿勢に切換わることはない。従って、伸縮調整可能な手摺でありながら、外手摺11や内手摺12に大きな外力が作用するような場合でも、誤ってロック機構14がロック解除されるのを確実に防止して、要介護者を確実に支えることができる安全性に優れた手摺を提供できる。
上記の実施例以外に、可動カムブロック53は一対設ける必要はなく、少なくとも1個設けてあってもよい。その場合には、固定カムブロック51またはエンドブロック52に、内手摺12の内面と摺接する断面が部分円弧状の摺動壁を一体に設けておいて、可動カムブロック53の突っ張り反力を摺動壁で受止めるとよい。切換え機構13を内手摺12の側に設け、ロック機構14を外手摺11の側に設けることができる。手摺2は支柱1に対して、斜めに交差する状態で連結することができる。固定カムブロック51の固定カム体56と、可動カムブロック53の可動カム体69には、第1傾斜カム体56A・69Aと第2傾斜カム体56B・69Bのいずれか一方のみが形成してあってもよい。その場合には、ロック機構14がロック姿勢に切換る向きの回転方向を示す指標を工具穴83の近傍に設けておくとよい。切換え機構13の伝動構造はベベルギヤで構成する必要はなく、曲がり歯傘歯車、ハイポイドギヤ、フェースギヤ、スパイラルギヤなどで構成することができる。
1 支柱
2 手摺
11 外手摺
12 内手摺
13 切換え機構
14 ロック機構
15 固定枠
16 切換え軸
21 ベースブロック
22 第1ベベルギヤ
23 第2ベベルギヤ
37 操作軸
40 操作工具(六角棒レンチ)
41 操作窓
46 リミットばね
51 固定カムブロック
52 エンドブロック
53 可動カムブロック
56 固定カム体
69 可動カム体

Claims (10)

  1. 隣接する支柱(1・1)の間に配置される入れ子構造の外手摺(11)および内手摺(12)と、いずれか一方の手摺(11)の支柱(1)との連結端に固定される切換え機構(13)と、他方の手摺(12)の内部に収容されて、切換え機構(13)に固定した固定枠(15)で支持されるロック機構(14)を備えており、
    外手摺(11)および内手摺(12)は、それぞれ支柱(1)に対して回転不能に連結されており、
    切換え機構(13)は、操作工具(40)で前記一方の手摺(11)の外面から回転操作される伝動構造と、伝動構造の回転動作を往復動作に変換するねじ構造を備えており、
    切換え機構(13)とロック機構(14)は、ねじ構造で変換された往復動作をロック機構(14)に伝える切換え軸(16)で接続されており、
    ロック機構(14)は、切換え軸(16)の往復動作を受けて、前記他方の手摺(12)の内面に圧着するロック姿勢と、ロック解除姿勢の間で変位操作される可動カムブロック(53)を備えており、
    外手摺(11)と内手摺(12)を任意の調整位置まで伸縮移動させた状態において、切換え機構(13)を操作工具(40)で所定の方向へ回転操作することにより、可動カムブロック(53)がロック姿勢に切換って前記他方の手摺(12)の内面に密着し、両手摺(11・12)を伸縮不能にロック固定できることを特徴とする手摺。
  2. 切換え機構(13)は、前記一方の手摺(11)の内部に固定されるベースブロック(21)と、ベースブロック(21)で回転自在に支持される第1ベベルギヤ(22)、および第2ベベルギヤ(23)からなる伝動構造と、第2ベベルギヤ(23)と切換え軸(16)の間に設けられるねじ構造を備えており、
    第1ベベルギヤ(22)に固定した操作軸(37)を操作工具(40)で回転操作することにより、回転中心軸を一対のベベルギヤ(22・23)で手摺(11)の中心に沿う向きに変換したのち、ねじ構造で切換え軸(16)の往復動作に変換する請求項1に記載の手摺。
  3. ロック機構(14)は、固定枠(15)に固定される固定カムブロック(51)と、切換え軸(16)の軸端に固定されるエンドブロック(52)と、エンドブロック(52)で係合支持されて同ブロック(52)と同行移動する可動カムブロック(53)を備えており、
    固定カムブロック(51)および可動カムブロック(53)には、互いに接触ないし離反して、可動カムブロック(53)をロック姿勢とロック解除姿勢の間で拡縮させる固定カム体(56)と可動カム体(69)が形成されており、
    第1ベベルギヤ(22)を操作工具(40)で所定の方向へ回転操作することにより、可動カムブロック(53)が固定カムブロック(51)と相対移動してロック姿勢に切換る請求項1または2に記載の手摺。
  4. 第1ベベルギヤ(22)は、ベースブロック(21)で第2ベベルギヤ(23)と噛合する伝動姿勢と、第2ベベルギヤ(23)との噛合状態を解除する伝動解除姿勢の間で往復移動可能に支持されて、第1ベベルギヤ(22)とベースブロック(21)の間に配置したリミットばね(46)で伝動姿勢を保持する向きに移動付勢されており、
    第1ベベルギヤ(22)に作用する操作工具(40)の操作モーメントが適正値を越えると、第1ベベルギヤ(22)がリミットばね(46)の付勢力に抗して伝動解除姿勢に切換わって空回りする請求項2または3に記載の手摺。
  5. 固定カムブロック(51)と可動カムブロック(53)の対向面に、切換え軸(16)の往動動作を可動カムブロック(53)の拡開動作に変換する第1傾斜カム体(56A・69A)と、切換え軸(16)の復動動作を可動カムブロック(53)の拡開動作に変換する第2傾斜カム体(56B・69B)が形成されており、
    操作工具(40)の回転操作方向が右方向と左方向のいずれであっても、可動カムブロック(53・53)を固定カムブロック(51)で拡開操作してロック姿勢に切換えることができる請求項3または4に記載の手摺。
  6. ベースブロック(21)が第2ベベルギヤ(23)の回転中心軸を通る平面で分割された一対の半割りブロック(21A・21B)で構成されており、
    第1ベベルギヤ(22)および第2ベベルギヤ(23)が、一対の半割りブロック(21A・21B)の接合面に凹み形成したギヤ支持凹部(24・25)で回転自在に支持され、固定枠(15)が一対の半割りブロック(21A・21B)の接合面に凹み形成した連結凹部(31)に係合連結してある請求項2から5のいずれかひとつに記載の手摺。
  7. ロック機構(14)に、固定カムブロック(51)を間にして対向する一対の可動カムブロック(53・53)が設けられており、
    エンドブロック(52)は、切換え軸(16)の軸端に締結固定されるエンドボス(60)と、エンドボス(60)の締結端側の周面に張出し形成されるフランジ壁(61)を一体に備えており、
    一対の可動カムブロック(53・53)は、前記他方の手摺(12)の内面に圧着する摩擦ロック壁(68)と、同壁(68)の内面に形成される可動カム体(69)と、摩擦ロック壁(68)の内面に張出し形成されて、可動カム体(59)と協同してエンドブロック(52)のフランジ壁(61)を挟持する連動壁(70)を一体に備えており、
    固定カムブロック(51)に、可動カム体(69)に対応する一対の固定カム体(56)が設けられており、
    可動カムブロック(53・53)が、フランジ壁(61)を挟持する可動カム体(59)および連動壁(70)を介してエンドブロック(52)と同行移動可能に連結され、かつ、フランジ壁(61)と連動壁(70)の間に設けた係合構造を介して径方向へ拡縮移動可能に連結してある請求項3から6のいずれかひとつに記載の手摺。
  8. 外手摺(11)および内手摺(12)の支柱(1)との連結端には連結ボス(17・18)が設けられており、各連結ボス(17・18)を支柱(1)に固定したブラケット(8)に締結固定して、外手摺(11)および内手摺(12)が支柱(1)に回転不能に連結固定してある請求項1から7のいずれかひとつに記載の手摺。
  9. 切換え機構(13)が外手摺(11)の支柱(1)との連結端に固定され、ロック機構(14)が内手摺(12)の内部に収容されており、
    固定枠(15)の中途部が、内手摺(12)の外手摺(11)との接続端に固定したガイド体(74)でスライド自在に案内支持されており、
    ガイド体(74)が外手摺(11)および内手摺(12)の伸張限界を規定するストッパーを兼ねている請求項1から8のいずれかひとつに記載の手摺。
  10. 操作軸(37)が、第1ベベルギヤ(22)の中心軸線に沿って貫通状に固定されており、
    操作軸(37)の軸端に設けた操作頭部(37b)が、ベースブロック(21)に開口した操作窓(41)を介して手摺(2)の外面に臨ませてある請求項2から9のいずれかひとつに記載の手摺。
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