JP6396463B2 - 姿勢制御装置、ロボット、プログラム、および姿勢制御方法 - Google Patents

姿勢制御装置、ロボット、プログラム、および姿勢制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置、ロボットおよびプログラムに関する。
従来、携帯端末における着信およびメール受信等を、端末本体または付属品の外形形状を変化させることで報知する技術が開示されている。例えば、特許文献1には、駆動パターン生成部において駆動パターン信号をリアルタイムで生成し、当該駆動パターン信号をアクチュエータに伝えることにより、通信端末の付属物または当該通信端末自体を構成する部材の形状を変化させて、発生したイベント(例えば、着呼、メール着信、またはデジタルテレビ放送の受信等)をユーザに報知するイベント報知機構が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2007−214908号公報(2007年8月23日公開)」
しかしながら、特許文献1に開示されたイベント報知機講は、イベントの内容ごとに、当該イベントの発生後に取り得るユーザ操作まで考慮して通信端末自体等の外形形状を変化させるものではない。したがって、イベントの発生を認識したユーザが当該イベントに対応した操作を行う場合、必ずしも通信端末が当該操作に適した外形形状に変化しておらず、場合によってはユーザが当該操作に困難性を感じる状況が発生するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、イベントに対応するためのロボットの操作等に関し、ユーザの利便性の向上を図ることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る姿勢制御装置は、ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、上記ロボットからの報知に対してユーザの対応が必要となる事象である報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知部と、上記報知イベント検知部によって上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、上記報知イベントに対してユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、発生した報知イベントに対してユーザは容易に対応できることから、報知イベントに対応するためのロボットの操作等に関し、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態1に係るロボットの概略構成を示すブロック図である。 (a)は、上記ロボットの概略を示す正面図である。(b)は、上記ロボットの概略を示す背面図である。(c)は、上記ロボットの概略を示す側面図である。 上記ロボットの記憶部に記憶されている報知イベント姿勢テーブルの一例である。 上記ロボットの記憶部に記憶されている報知イベント発生テーブルの一例である。 本発明の実施形態1に係る姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法(報知イベントの発生が外部要因の場合)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法(選択報知イベントの場合)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るロボットの記憶部に記憶されている報知イベント姿勢テーブルの一例である。 本発明の実施形態2に係る姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係るロボットの記憶部に記憶されている報知イベント姿勢テーブルの一例である。 本発明の実施形態3に係る姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係るロボットの記憶部に記憶されている報知イベント姿勢テーブルの一例である。 本発明の実施形態4に係る姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら、詳細に説明する。なお、下記の実施形態においては、姿勢制御装置が2足歩行ヒューマノイドロボットに備えられているものとして説明する。しかしながら、2足歩行ヒューマノイドロボットに限らず、例えば、アニメキャラクタの戦闘ロボットまたは動物ロボット等のロボット全般に姿勢制御装置が備えられていてもよい。また、本実施形態以下の各実施形態においては、携帯電話機能付きの2足歩行ヒューマノイドロボットを例に挙げて説明する。
(ロボットの概要) まず、図2を参照してロボット100の概要について説明する。図2の(a)は、本実施形態に係るロボット100の概略を示す正面図である。また、図2の(b)は、当該ロボット100の概略を示す背面図である。さら、図2の(c)は、当該ロボット100の概略を示す側面図である。
図2の(a)および(c)に示すように、ロボット100は、頭部100a、胴体部100b、腕部100c、脚部100d、および足部100eで構成される。頭部100aは首部100gを介して、腕部100cは肩関節部100hを介して、脚部100dは脚関節部100iを介して、それぞれ胴体部100bに対して可動に接続されている。また、足部100eは足関節部100jを介して脚部100dに対して、可動に接続されている。首部100gおよび各関節部には、後述するサーボモータ24aが内蔵されており、当該サーボモータ24aが駆動することによって、頭部100a、腕部100c、脚部100d、および足部100eはそれぞれ可動する。さらに、頭部100aの一部を構成する口部100lには後述するスピーカ部22が、足部100eの一部を構成する足裏部100fには後述するマイク部21が、それぞれ設けられている。
次に、図2の(b)および(c)に示すように、胴体部100bの一部を構成する背中部100kには、後述する表示部23が設けられている。なお、表示部23を配置する位置としては背中部100kに限定される訳ではなく、例えば、腹部100m(図2の(a)および(c)参照)に配置されてもよい。
(ロボットの具体的構成) 次に、ロボット100の具体的構成について、図1、図3および図4を参照しながら説明する。図1は、ロボット100の具体的構成を示すブロック図である。図1に示すように、ロボット100は、制御部10、操作入力部20、マイク部21、スピーカ部22、表示部23、駆動部24、加速度センサ25、送受信部26、アンテナ部27、バッテリー部28、および記憶部29を備えている。
制御部10は、ロボット100を統括的に制御するものであり、姿勢制御装置1を備えている。姿勢制御装置1は、ロボット100の姿勢を制御するための各種処理を統括するものであり、その詳細については後述する。
操作入力部20は、入力されたユーザ操作を取得するものである。操作入力部20としては、例えば、タッチパネル、光学式センサ等が挙げられる。マイク部21は、例えば通話中の音声を集音する集音器である。スピーカ部22は、音声データを含む情報を再生する機能と、ユーザ以外にも聞こえるように音声を出力するスピーカとを備えた再生部である。表示部23は、ロボット100に装備されている各種機能(アプリケーションソフト)が実行されることに起因する画像等の各種画像を表示する。表示部23としては、例えばタッチパネルを備えたLCD(Liquid crystal display:液晶ディスプレイ)が用いられる。送受信部26は、アンテナ部27を介して音声データ等の各種データの送受信を行うものである。バッテリー部28は、ロボット100を構成する各部に電力の供給を行うものである。
駆動部24は、ロボット100における頭部100a等の各可動部位を駆動するものであり、首部100gおよび各関節部に対応する数のサーボモータ24aで構成される。駆動部24としては、本実施形態のようなサーボモータ24aの他、油圧シリンダ、空圧シリンダ、またはリニアアクチュエータ等のアクチュエータを用いてもよい。
加速度センサ25は、ユーザがロボット100を把持しているか否かを検知し、検知結果を把持判定部16に送信するものである。具体的には、ロボット100の重力の向きに対する傾斜角度を検出することで当該ロボット100の把持状態を検知する。なお、本実施形態では、ユーザによるロボット100の把持状態を検知する部材として、加速度センサ25以外の部材を用いることも可能である。例えば、静電容量式センサまたは感圧式センサ等のグリップセンサを用いてもよい。または、ジャイロセンサを用いて、ロボット100の角加速度を検出することで当該ロボット100の把持状態を検知してもよい。
次に、記憶部29の具体的構成について説明する。記憶部29は、報知イベント発生テーブル29a、報知イベント姿勢テーブル29b〜29e、および制御部10が実行する各種の制御プログラム等を記憶するものである。記憶部29は、例えばハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。なお、報知イベント姿勢テーブル29c〜29eの説明は後述する。
ここで、図3は、記憶部29に記憶されている報知イベント姿勢テーブル29bの一例である。報知イベント姿勢テーブル29bは、報知イベントと、報知イベント姿勢情報と、報知イベント姿勢との対応関係を示すデータテーブルである。報知イベントは、音声着信およびアラーム等の、ロボット100からの報知に対してユーザの対応が必要となる事象をいう。報知イベントとしては、音声着信、メール着信等のロボット100の外部に発生要因があるものの他、アラーム、TV再生等のロボット100の内部に発生要因があるものも含まれる。内部に発生要因がある報知イベントとしては、例えば後述する選択報知イベントがある。また、報知イベント姿勢は、報知イベントに対してユーザが取り得る対応に適したロボット100の姿勢をいう。さらに、報知イベント姿勢情報は、報知イベント姿勢に対応する各サーボモータ24aの回転位置に関するデータをいう。
具体的には、例えば図3のNo1に示すように、報知イベントとしての音声着信(図3中の「第2音声着信」)と、ユーザがロボット100を把持して通話するのに適したロボット100の報知イベント姿勢(A2)とが対応付けられる。ここで、上記音声着信と対応付けられた報知イベント姿勢(A2)は、足裏部100fに設けられたマイク部21がユーザの口元に位置し、口部100lに設けられたスピーカ部22がユーザの耳元に位置するよう、脚部100dが腹部100m側に傾斜したロボット100の姿勢をいう。この場合、各サーボモータ24aの電源がOFFになる等、各サーボモータ24aが非駆動状態となっていてもよい。そして、上記音声着信および報知イベント姿勢(A2)と、上記報知イベント姿勢(A2)に対応する第1〜第nサーボモータの回転位置α=a1〜δ=n1、すなわち報知イベント姿勢情報とが対応付けられる。
なお、音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢に対応する第1〜第nサーボモータの回転位置α〜δは、上記a1〜n1のように特定の値である必要はない。例えば図3のNo2に示すように、回転位置α〜δは、それぞれa21<α<a22〜n21<δ<n22のように一定範囲内にある値をすべて包含するようにしてもよい。
上記報知イベントと報知イベント姿勢情報と報知イベント姿勢との対応付けは、報知イベントが、アラーム、TV再生、およびバッテリー残量低下の場合も同様である。なお、アラームおよびTV再生に対応付けられた報知イベント姿勢(A3)は、図3のNo3〜6に示すように、ユーザが表示部23を視認しやすいよう胴体部100bが傾斜したロボット100の姿勢をいう。ただし、アラームに対応付けられた報知イベント姿勢とTV再生に対応付けられた報知イベント姿勢とは、ユーザが表示部23を視認しやすい姿勢となっているのであれば、それぞれ異なっていてもよい。
また、バッテリー残量低下に対応付けられた報知イベント姿勢(A4)は、図3のNo7および8に示すように、胴体部100bと脚部100dとのなす角度が略90度になる座り姿勢等、ロボット100が充電効率向上のため脱力状態(各サーボモータ24aが電源OFF等の非駆動状態になる)になっても当該ロボット100が傾倒しない、充電に適した姿勢をいう。なお、ロボット100にUSB端子等を差して充電する場合であれば、当該ロボット100側の接続端子が露出する姿勢、ワイヤレス充電の場合であれば、ユーザがロボット100を把持して充電台に置きやすい姿勢を、それぞれバッテリー残量低下に対応付けられた報知イベント姿勢としてもよい。
報知イベントが、音声着信(図3中の「第1音声着信」)およびその他の報知イベントの場合、音声着信等の発生時点におけるロボット100のモーションが維持される。すなわち、ロボット100の姿勢は、第1音声着信およびその他の報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢情報が示す第1〜第nサーボモータの回転位置α〜δに従って各可動部位が駆動することにより、報知イベント姿勢(A1)となる。
次に、図4は、記憶部29に記憶されている報知イベント発生テーブル29aの一例である。報知イベント発生テーブル29aは、選択報知イベントと選択報知イベント発生条件との対応関係を示すデータテーブルである。ここで、選択報知イベントは、ユーザによって選択された報知イベントであり、ロボット100の内部に発生要因があるものをいう。また、選択報知イベント発生条件は、選択報知イベントの発生に必要な条件であり、ユーザが任意に設定することができる。
図4のNo1に示すように、ユーザが、選択報知イベントとして「第1アラーム(目覚ましアラーム)」を選択し、選択報知イベント発生条件として「毎日7:00」を設定した場合、これらのデータが対応付けられて報知イベント発生テーブル29aに記憶される。これにより「毎日7:00に第1アラームが鳴る」という処理が発生する。また、選択報知イベントとして「第2アラーム(スケジュールアラーム)」を選択し、選択報知イベント発生条件として「2014年1月1日10:00」を設定した場合、これらのデータが対応付けられて報知イベント発生テーブル29aに記憶される。これにより「2014年1月1日10:00に第2アラームが鳴る」という処理が発生する(図4のNo2)。さらに、選択報知イベントとして「TV再生」を選択し、選択報知イベント発生条件として「毎週月曜日20:00 1チャンネル」を設定した場合、これらのデータが対応付けられて報知イベント発生テーブル29aに記憶される。これにより「毎週月曜日20:00に1チャンネルが再生される」という処理が発生する(図4のNo3)。
なお、ユーザは、図4に示された3つの選択報知イベント以外の報知イベントを選択してもよい。例えば、選択報知イベントとして「バッテリー残量低下」を選択した場合、選択報知イベント発生条件としてユーザが任意に決定した閾値を設定して、これらのデータが、「バッテリー残量が閾値よりも低くなれば、バッテリー残量低下を報知する報知音が発生する」ように対応付けられてもよい。
次に、姿勢制御装置1の具体的構成について説明する。姿勢制御装置1は、発生条件判定部11、報知イベント発生部12、報知イベント検知部13、操作検知部14、駆動制御部15、および把持判定部16を備えている。
発生条件判定部11は、選択報知イベント発生条件を充足しているか否かを判定し、判定結果を報知イベント発生部12に送信するものである。報知イベント発生部12は、発生条件判定部11から選択報知イベント発生条件を充足しているとの判定結果を受信した場合に、選択報知イベントを発生させるものである。報知イベント検知部13は、報知イベントの発生を検知し、検知結果を駆動制御部15に送信するものである。
操作検知部14は、ロボット100が報知イベント姿勢になっている状態において、報知イベントに対するユーザ操作を検知し、検知結果を駆動制御部15に送信するものである。上記ユーザ操作の有無は、例えば、音声着信があった場合に、ユーザの音声をマイク部21が集音できたか否かで判断したり、アラームが発生した場合に、アラーム音を消音するためにユーザが操作入力部20で消音操作を行ったか否かで判断したりする。
駆動制御部15は、報知イベント検知部13から報知イベントが発生したとの検知結果を受信した場合に、ロボット100の姿勢が報知イベント姿勢になるよう各サーボモータ24aの駆動を制御することにより、当該ロボット100の姿勢を制御するものである。また、駆動制御部15は、操作検知部14から受信した検知結果に基づいて各サーボモータ24aの駆動を制御することにより、当該ロボット100の姿勢を制御する。具体的には、ユーザ操作があった旨の検知結果を受信した場合、駆動制御部15は、報知イベント姿勢を解除するよう各サーボモータ24aの駆動を制御する。一方、ユーザ操作がなかった旨の検知結果を受信した場合、駆動制御部15は、報知イベント姿勢を維持するか、または操作対応姿勢となるよう各サーボモータ24aの駆動を制御する。
すなわち、駆動制御部15は、ロボット100の姿勢を、ユーザが次に取り得るロボット100に対する行動を容易にとることができるような姿勢に移行させることができればよい。
ここで、報知イベントの解除とは、例えば、駆動制御部15が、報知イベント発生前のモーションを再開させたり、ロボット100の姿勢を直立不動の待機姿勢に移行させたりすることをいう。
また、報知イベント姿勢の維持とは、例えば、報知イベントとしてアラームが発生し、ユーザが当該アラームの内容を確認せずにアラーム鳴動時間が経過した場合、図3のNo3または4に示された報知イベント姿勢(A3)が維持されることをいう。
さらに、操作対応姿勢は、ユーザによるロボット100の操作に適した当該ロボット100の姿勢をいい、当該操作対応姿勢として報知イベント姿勢を採用してもよい。例えば報知イベントとして音声着信が発生した場合であれば、ユーザがロボット100を把持して通話するのに適した、図3のNo1または2に示された報知イベント姿勢(A2)を操作対応姿勢としてもよい。
把持判定部16は、加速度センサ25から受信した検知結果に基づいて、ユーザがロボット100を把持したか否かを判定するものである。
(姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法) 次に、図5を用いて、報知イベントの発生が外部要因の場合における、姿勢制御装置1によるロボット100の姿勢の制御方法について説明する。図5は、上記制御方法を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、報知イベント検知部13は、報知イベントの発生を検知した場合(YES)、当該報知イベントの発生を検知した旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S100:報知イベント検知工程)。一方、報知イベントの発生を検知しない場合(NO)、報知イベント検知部13は、報知イベントが発生したか否かを再び検知する(S100:報知イベント検知工程)。
次に、駆動制御部15は、報知イベント検知部13から報知イベントが発生した旨の検知結果を受信した場合、発生した報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢を、報知イベント姿勢テーブル29bを参照することによって決定する(S101:報知イベント姿勢決定工程)。そして、駆動制御部15は、ロボット100の姿勢を自ら決定した報知イベント姿勢に移行させる(S102:報知イベント姿勢移行工程)。
次に、操作検知部14は、ロボット100が報知イベント姿勢になっている状態において、報知イベントに対するユーザ操作を検知した場合(YES)、当該ユーザ操作を検知した旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S103:操作検知工程)。一方、上記ユーザ操作を検知しない場合(NO)、操作検知部14は、当該ユーザ操作を検知しない旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S103:操作検知工程)。
次に、操作検知部14から上記ユーザ操作を検知した旨の検知結果を受信した場合(S103でYES)、駆動制御部15は、報知イベントに対するロボット100の処理が終了したか否かを判定する(S104:処理判定工程)。そして、上記処理が終了したと判定した場合(S104でYES)、駆動制御部15は報知イベント姿勢を解除する(S105:姿勢解除工程)。また、上記処理が終了していないと判定した場合(S104でNO)、駆動制御部15は、当該処理が終了したか否かを再び判定する(S104:処理判定工程)。
一方、操作検知部14から上記ユーザ操作を検知しない旨の検知結果を受信した場合(S103でNO)、駆動制御部15は、報知イベントに対するロボット100の処理が終了したか否かを判定する(S106:処理判定工程)。そして、上記処理が終了したと判定した場合(S106でYES)、駆動制御部15は、報知イベント姿勢を維持させるか、または操作対応姿勢に移行させる(S107:次動作対応工程)。また、上記処理が終了していないと判定した場合(S106でNO)、駆動制御部15は、当該処理が終了したか否かを再び判定する(S107:処理判定工程)。
さらに、図6を用いて、選択報知イベントの場合における、姿勢制御装置1によるロボット100の姿勢の制御方法について説明する。図6は、上記制御方法を示すフローチャートである。なお、図6におけるS202からS209までの処理は、図5のフローチャートにおけるS100からS107までの処理と同様であるため、その説明を省略する。
図6に示すように、まず、発生条件判定部11は、報知イベント発生テーブル29aを参照することによって選択報知イベント発生条件を充足しているか否かを判定する。具体的には、選択報知イベント発生条件を充足していると判定した場合(YES)、発生条件判定部11は、当該条件を充足している旨の判定結果を報知イベント発生部12に送信する(S200:発生条件判定工程)。一方、選択報知イベント発生条件を充足していないと判定した場合(NO)、発生条件判定部11は、選択報知イベント発生条件を充足しているか否かを再び判定する(S200:発生条件判定工程)。
次に、報知イベント発生部12は、発生条件判定部11から選択報知イベント発生条件を充足している旨の判定結果を受信した場合に、当該条件に対応付けられた選択報知イベントを発生させる(S201:選択報知イベント発生工程)。
(効果) 以上のように、本実施形態によれば、姿勢制御装置1は、報知イベントの発生を検知した場合に、ロボット100の姿勢が報知イベント姿勢となるようサーボモータ24aの駆動を制御する。したがって、発生した報知イベントに対して、ユーザは容易に対応することができる。そのため、報知イベントに対応するためのロボット100の操作等に関し、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
次に、本実施形態によれば、姿勢制御装置1は、ロボット100が報知イベント姿勢になっている状態において報知イベントに対するユーザ操作を検知した場合、当該報知イベント姿勢を解除する。そのため、例えば操作対応姿勢等の、上記ユーザ操作に応じた行動をとりやすい姿勢にロボット100の姿勢を変更できる。
また、報知イベントに対するロボット100の処理の終了までに、当該報知イベントに対するユーザ操作が行われているので、当該処理終了後に、ユーザがロボットに対する操作を行う可能性は低い。そのため、上記処理終了後において、報知イベント姿勢を維持する必要はない。本実施形態によれば、上記処理終了後は無駄に報知イベント姿勢が維持されることがないので、ユーザが意図しているロボットの駆動にスムーズに移行することができる。
次に、報知イベントに対するロボット100の処理終了までに、当該報知イベントに対するユーザ操作が行われていない場合、上記処理終了後に、ユーザがロボットに対する操作を行う可能性は高い。本実施形態によれば、上記処理終了以降に、報知イベント姿勢を維持するか、操作対応姿勢に変更できる。それゆえ、上記処理終了後においても、ユーザは自己の意図する対応を容易に行うことができる。
次に、本実施形態によれば、姿勢制御装置1は、選択報知イベントが発生した場合においても、ロボット100の姿勢を当該選択報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させることができる。そのため、不意に発生した報知イベントのみならず、ユーザがその発生を意図した選択報知イベントに対しても、当該ユーザは容易に対応することができる。
(変形例) なお、本実施形態で取り上げた報知イベントは一例であり、これらに限定されるわけではない。例えば、報知イベントとしてメール着信を加えてもよい。また、各報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢についても、本実施形態で説明された姿勢に限定される訳ではない。例えば、報知イベントがバッテリー残量低下の場合、図3のNo7および8に示された座り姿勢の代わりに、胴体部100bが背中部100k側に傾斜して腕部100cの手のひらが床等に接するようにしたロボット100の姿勢を報知イベント姿勢としてもよい。
さらに、本実施形態に係る姿勢制御装置1を構成する発生条件判定部11、報知イベント発生部12、操作検知部14、および把持判定部16は、当該姿勢制御装置1の必須の構成要素ではない。すなわち、姿勢制御装置1は、ロボット100の外部を要因として発生した報知イベントに対して、ユーザが容易に対応できるように当該ロボット100の姿勢を制御するものであればよい。
さらに、各報知イベントに対応付けて、報知イベント姿勢を維持するか、または操作対応姿勢に移行するかのいずれかがあらかじめ決められていてもよい。この場合、当該対応関係を示すテーブルが記憶部29に記憶されており、S107においては、駆動制御部15が、上記テーブルを参照することにより、発生した報知イベントの種別に応じて上記維持または移行の判断を行ってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7および図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る姿勢制御装置2は、駆動制御部15がロボット200の姿勢が報知イベント姿勢になっている状態において、把持判定部16によりユーザによる当該ロボット200の把持が検知された場合、当該ロボット200の姿勢を操作対応姿勢に移行させる点で、実施形態1に係る姿勢制御装置1と異なる。
(操作対応姿勢への移行方法) 駆動制御部15による操作対応姿勢への移行方法について、図7を用いて説明する。図7は、記憶部29に記憶されている報知イベント姿勢テーブル29cの一例である。報知イベント姿勢テーブル29cは、図3の報知イベント姿勢テーブル29bに「ロボットの状態」の欄を加えたものであり、当該テーブル29bに格納されている各データおよび「ロボットの状態」に関するデータの対応関係を示すものである。「ロボットの状態」に関するデータは、ユーザによるロボット200の把持の有無を表すデータである。当該データとしては、例えば、加速度センサ25が検知する所定の範囲内の傾斜角度が挙げられる。この場合、「把持あり」を示すデータとして所定の範囲内の傾斜角度が、「把持なし」を示すデータとして所定の範囲外の傾斜角度が記憶されている。なお、図7では、説明の簡略化のため、「サーボモータの回転位置」の欄を省略し、かつ、報知イベントとして音声着信が発生した場合を例に挙げて説明している。
図7に示すように、まず、第1音声着信(ユーザがロボット200を把持していない状態(「把持なし」を示すデータ)に対応付けられた音声着信のこと)があった場合、当該第1音声着信発生からユーザがロボット200を把持しない間は、駆動制御部15は、当該第1音声着信発生時点における当該ロボット200のモーションを維持させる。すなわち、ロボット200の姿勢は、報知イベント姿勢(A1)となる。
次に、加速度センサ25から受信した検知結果に基づいて、把持判定部16がユーザによってロボット200が把持されていると判定した場合、駆動制御部15は、上記報知イベント姿勢(A1)から操作対応姿勢に当該ロボット200の姿勢を移行させる。この場合、ユーザがロボット200を把持した状態で通話しやすい姿勢である、図3のNo1または2に示された報知イベント姿勢(A2)が操作対応姿勢となる。なお、ユーザがロボット200を把持した状態(「把持あり」を示すデータ)に対応付けられた音声着信を第2音声着信とする。
(姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法) 次に、図8を用いて、姿勢制御装置2によるロボット200の姿勢の制御方法について説明する。図8は、上記制御方法を示すフローチャートである。なお、図8におけるS300からS302までの処理は、図5のフローチャートにおけるS100からS102までの処理と同様であるため、その説明を省略する。なお、図8の処理では、S300で音声着信が検知された時点においては、ユーザによりロボット200が把持されていないものとして説明する。すなわち、S300の処理後、駆動制御部15は、把持判定部16の判定結果に基づき、報知イベント姿勢テーブル29cを参照して、ロボット200の姿勢を報知イベント姿勢(A1)に移行させている。
図8に示すように、加速度センサ25から受信した検知結果に基づいて、把持判定部16が、ユーザによってロボット200が把持されていると判定した場合(YES)、当該把持されている旨の判定結果を駆動制御部15に送信する(S303:把持判定工程)。一方、ユーザがロボット200を把持していないと判定した場合(NO)、把持判定部16は、加速度センサ25を介して、ユーザがロボット200を把持したか否かを再び判定する(S303:把持判定工程)。
次に、駆動制御部15は、把持判定部16からユーザがロボット200を把持した旨の判定結果を受信した場合、ユーザによる当該ロボット200の把持状態に応じた操作対応姿勢を、報知イベント姿勢テーブル29cを参照することによって決定する(S304:操作対応姿勢決定工程)。そして、駆動制御部15は、ロボット200の姿勢を自ら決定した操作対応姿勢に移行させる(S305:報知イベント姿勢移行工程)。
次に、操作検知部14は、ロボット200が報知イベント姿勢になっている状態において、報知イベントに対するユーザ操作を検知した場合(YES)、当該ユーザ操作を検知した旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S306:操作検知工程)。一方、上記ユーザ操作を検知しない場合(NO)、操作検知部14は、当該ユーザ操作の有無を再び検知する(S306:操作検知工程)。
次に、駆動制御部15は、操作検知部14から上記ユーザ操作を検知した旨の検知結果を受信した場合(S306でYES)、報知イベント姿勢を解除する(S104:姿勢解除工程)。
(効果) 以上のように、本実施形態によれば、姿勢制御装置2は、ロボット200の姿勢を操作対応姿勢に移行させることができる。したがって、ユーザがロボットを把持した状況において、当該ユーザは容易に当該ロボットの操作を行うことができる。そのため、報知イベントに対応するためのロボットの操作に関し、ユーザの利便性の更なる向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、姿勢制御装置2は、報知イベントに対するユーザ操作の検知の有無に従って、ロボット200の姿勢変更の要否を決定することができる。したがって、例えば上記ユーザ操作を検知した場合、当該検知後はユーザがロボット200に対する操作を行う可能性は低く報知イベント姿勢を維持する必要はないことから、姿勢制御装置2は、当該報知イベント姿勢を解除するという決定をすることができる。そのため、ユーザは、ロボットに対するユーザの操作状況に応じた行動を容易にとることができる。
(変形例) なお、駆動制御部15による報知イベント姿勢から操作対応姿勢へのロボット200の姿勢変更は、報知イベントが音声着信の場合に限定されず、例えば、メール着信、アラーム等の場合であってもよい。
また、報知イベントに対するユーザ操作の有無に基づくロボット200の姿勢変更については、本実施形態における姿勢変更(当該ユーザ操作を検知した場合に操作対応姿勢を解除する)に限定される訳ではない。例えば、操作検知部14によって上記ユーザ操作が検知されない状態で報知イベントに対するロボット200の処理が終了した場合、駆動制御部15は、操作対応姿勢を維持させるか、または別の操作対応姿勢に移行させてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図9および図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る姿勢制御装置3は、報知イベントとして着信を検知した場合に、駆動制御部15が、ロボット300の姿勢を登録された着信相手に対応付けられた報知イベント姿勢に移行させる点で、実施形態1および2に係る姿勢制御装置1および2と異なる。
(着信相手が登録されている場合の報知イベント姿勢への移行方法) 着信相手がロボットに登録されている場合における、駆動制御部15による報知イベント姿勢への移行方法について、図9を用いて説明する。図9は、記憶部29に記憶されている報知イベント姿勢テーブル29dの一例である。
報知イベント姿勢テーブル29dは、図3の報知イベント姿勢テーブル29bに「着信相手」の欄を加えたものであり、当該テーブル29bに格納されている各データおよび「着信相手」に関するデータの対応関係を示すものである。また、ユーザにとって好ましくない者のグループ(以下、第1グループとする)とユーザにとって既知の者のグループ(以下、第2グループとする)とにグループ分けされ、各グループに属する者の氏名等が「着信相手」に関するデータとして報知イベント姿勢テーブル29dに格納される。さらに、第1グループに属する者からの音声着信を第1音声着信とし、第2グループに属する者からの音声着信を第2音声着信として、音声着信と「着信相手」に関するデータとが対応付けられる。
なお、図9では、説明の簡略化のため、「サーボモータの回転位置」の欄を省略し、かつ、報知イベントとして音声着信が発生した場合を例に挙げて説明している。ここで、本実施形態に係る姿勢制御装置3は、例えば、報知イベントとしてメール着信が発生した場合にも適用することが可能である。
図9に示すように、まず、第1音声着信があった場合、ユーザが当該着信に対応する必要性は低いことから、駆動制御部15は、当該着信発生時点におけるロボット300のモーションを維持させるにとどまる。すなわち、ロボット300の姿勢は、第1音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢(A1)となる。
一方、第2音声着信が発生した場合、ユーザが当該着信に対応する必要性は高いことから、駆動制御部15は、ユーザがロボット300を把持して通話するのに適した、図3のNo1または2に示された報知イベント姿勢(A2)に、当該ロボット300の姿勢を移行させる。すなわち、ロボット300の姿勢は、第2音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢(A2)となる。
(姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法) 次に、図10を用いて、姿勢制御装置3によるロボット300の姿勢の制御方法について説明する。図10は、上記制御方法を示すフローチャートである。なお、図10におけるS406からS410までの処理は、図5のフローチャートにおけるS103からS107までの処理と同様であるため、その説明を省略する。
図10に示すように、まず、報知イベント検知部13は、報知イベントとして着信(音声着信)を検知した場合(YES)、当該着信を検知した旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S400:着信検知工程)。一方、着信を検知しない場合(NO)、報知イベント検知部13は、着信があったか否かを再び検知する(S400:着信検知工程)。
次に、駆動制御部15は、報知イベント検知部13から着信を検知した旨の検知結果を受信した場合、報知イベント姿勢テーブル29dを参照して着信相手が第1グループに属する者か否かを判定する(S401:グループ判定工程)。
次に、着信相手が第1グループに属する者であると判定した場合(S401でYES)、駆動制御部15は、上記テーブル29dを参照して、第1グループに対応付けられた報知イベント姿勢を決定する(S402:報知イベント姿勢決定工程)。そして、駆動制御部15は、ロボット300の姿勢を上記報知イベントに移行させる(S403:報知イベント姿勢移行工程)。一方、着信相手が第1グループに属する者ではない、すなわち、第2グループに属する者であると判定した場合(S401でNO)、駆動制御部15は、上記テーブル29dを参照して、第2グループに対応付けられた報知イベント姿勢を決定する(S404:報知イベント姿勢決定工程)。そして、駆動制御部15は、ロボット300の姿勢を上記報知イベントに移行させる(S405:報知イベント姿勢移行工程)。
(効果) 以上のように、本実施形態によれば、姿勢制御装置3は、着信があった場合、登録された着信相手に対応付けられた報知イベント姿勢にロボット300の姿勢を移行させることから、ユーザは、登録された着信相手に応じて適切な対応をとることができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図11および図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る姿勢制御装置4は、報知イベントが第1報知イベントおよび第2報知イベントを含む場合において、第1報知イベント発生後に第2報知イベントが発生した場合、駆動制御部15が、ロボット400の姿勢を優先順位が高い方の報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させる点で、実施形態1〜3に係る姿勢制御装置1〜3と異なる。ここで、第1報知イベントは最初に発生する報知イベントであり、第2報知イベントは第1報知イベント発生後に発生する報知イベントである。
(複数の報知イベントが発生した場合の報知イベント姿勢への移行方法) 複数の報知イベントが発生した場合における、駆動制御部15による報知イベント姿勢への移行方法について、図11を用いて説明する。図11は、記憶部29に記憶されている報知イベント姿勢テーブル29eの一例である。
報知イベント姿勢テーブル29eは、図3の報知イベント姿勢テーブル29bに「優先順位」の欄を加えたものであり、当該テーブル29bに格納されている各データおよび「優先順位」の対応関係を示すものである。ここで、図11に示された報知イベントの「優先順位」はあくまで一例であり、対応の必要性に応じてユーザが任意に設定および変更することができる。なお、図11では、説明の簡略化のため、「サーボモータの回転位置」および「報知イベント姿勢」の欄を省略して説明している。
図11に示すように、まず、第1報知イベントとして例えば第2音声着信(優先順位「1」)が発生した場合、駆動制御部15は、ロボット400の姿勢を当該第2音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢(図3のNo1または2に示された報知イベント姿勢(A2))に移行させる。
次に、第2報知イベントとして例えばアラーム(優先順位「」)が発生した場合、第2音声着信の優先順位の方が高い。したがって、駆動制御部15は、ロボット400の姿勢が第2音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢(A2)に移行中であれば当該移行を完了させる。また、上記報知イベント姿勢(A2)への移行が既に完了しているのであれば、駆動制御部15は、当該報知イベント姿勢(A2)を維持させる。
一方、上記アラームと第2音声着信との発生順序が逆になった場合、駆動制御部15は、ロボット400の姿勢が当該アラームに対応付けられた報知イベント姿勢(図3の報知イベント姿勢(A3))に移行しているか否かに拘らず、当該ロボット400の姿勢を当該第2音声着信に対応付けられた報知イベント姿勢(A2)に移行させる。
なお、第1報知イベントまたは第2報知イベントのいずれか一方が音声着信の場合、第1音声着信または第2音声着信のうち、ユーザによってあらかじめ設定された方の音声着信が選択される。
(姿勢制御装置によるロボットの姿勢の制御方法) 次に、図12を用いて、姿勢制御装置4によるロボット400の姿勢の制御方法について説明する。図12は、上記制御方法を示すフローチャートである。なお、図12におけるS500からS502までの処理は、図5のフローチャートにおけるS100からS102までの処理と同様であるため、その説明を省略する。
図12に示すように、報知イベント検知部13は、第2報知イベントの発生を検知した場合(YES)、当該第2報知イベントの発生を検知した旨の検知結果を駆動制御部15に送信する(S503:第2報知イベント検知工程)。一方、第2報知イベントの発生を検知しない場合(NO)、報知イベント検知部13は、第2報知イベントが発生したか否かを再び検知する(S503:第2報知イベント検知工程)。
次に、駆動制御部15は、報知イベント検知部13から第2報知イベントが発生した旨の検知結果を受信した場合、第1報知イベントより当該第2報知イベントの優先順位の方が高いか否かを判定する(S504:優先順位判定工程)。そして、第2報知イベントの優先順位の方が第1報知イベントよりも高いと判定した場合(S504でYES)、駆動制御部15は、第2報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢を、報知イベント姿勢テーブル29eを参照することによって決定する(S505:報知イベント姿勢決定工程)。そして、駆動制御部15は、ロボット400の姿勢を上記報知イベント姿勢に移行させる(S505:次動作対応工程)。また、第2報知イベントの優先順位の方が低いと判定した場合(S504でNO)、駆動制御部15は、第1報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢を維持させる(S507:次動作対応工程)。
なお、図12には示していないが、駆動制御部15は、操作検知部14から報知ベントに対するユーザ操作を検知した旨の検知結果を受信し、かつ、優先順位が高い方の報知イベントに対するロボット400の処理が終了したと判定した場合、優先順位が低い方の報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させてもよい。また、駆動制御部15は、操作検知部14から上記ユーザ操作を検知しない旨の検知結果を受信し、かつ、上記処理が終了したと判定した場合、優先順位が高い方の報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢を維持させてもよいし、優先順位が低い方の報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させてもよい。
(効果) 以上のように、本実施形態によれば、第1報知イベントの発生後、すなわち第1報知イベントが発生している状態において第2報知イベントが発生した場合、第1報知イベントの優先順位の方が高ければ、例えば、第1報知イベントに対するユーザの対応終了後に、ロボットの姿勢を第2報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させることができる。一方、第2報知イベントの優先順位の方が高ければ、例えば、第2報知イベントの発生にあわせて第2報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させることができる。
そのため、ユーザは、第1報知イベントおよび第2報知イベントの発生順に拘らず、上記優先順位が高い方の報知イベントに対して適切な対応をとることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
姿勢制御装置1〜4の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、姿勢制御装置1〜4は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)は、ロボット(100、200、300、400)の可動部位に設けられる駆動部(24)の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、上記ロボットからの報知に対してユーザの対応が必要となる事象である報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知部(13)と、上記報知イベント検知部によって上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、上記報知イベントに対してユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御部(15)と、を備えている。
上記構成によれば、駆動制御部は、報知イベント検知部が報知イベントの発生を検知した場合に、ロボットの姿勢が報知イベント姿勢となるよう、当該ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御する。したがって、発生した報知イベントに対して、ユーザは容易に対応することができる。そのため、報知イベントに対応するためのロボットの操作等に関し、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
本発明の態様2に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)は、上記態様1において、ユーザが上記ロボット(100、200、300、400)を把持したか否かを判定する把持判定部(16)をさらに備え、上記駆動制御部(15)は、上記ロボットの姿勢が上記報知イベント姿勢となっている状態において、上記把持判定部によってユーザが上記ロボットを把持したと判定された場合、上記報知イベント姿勢が、ユーザによる上記ロボットの操作に適した操作対応姿勢となるよう、上記駆動部(24)の駆動を制御してもよい。
上記構成によれば、ユーザがロボットを把持した状況において、当該ユーザは容易に当該ロボットの操作を行うことができる。そのため、報知イベントに対応するためのロボットの操作に関し、ユーザの利便性の更なる向上を図ることができる。
なお、上記態様1または2に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)は、上記駆動制御部(15)が、上記報知イベント検知部(13)が上記報知イベントとして着信を検知した場合に、上記ロボット(100、200、300、400)の姿勢が、登録された着信相手に対応付けられた上記報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部(24)の駆動を制御する構成であってもよい。
上記構成によれば、例えば、既知の者からの着信があった場合には、ロボットの姿勢を、通話キーを押しやすい姿勢に移行する等、ユーザは、登録された着信相手に応じて適切な対応をとることができる。
また、上記態様1または2に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)において、上記報知イベントは、第1報知イベントおよび第2報知イベントを含み、上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントには、それぞれ、上記ユーザが取り得る対応の優先順位が設定されており、上記第1報知イベントが発生している状態において、上記報知イベント検知部(13)によって上記第2報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記駆動制御部(15)は、上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントのうち、上記優先順位が高い方の報知イベントに対応付けられた上記報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部(24)の駆動を制御してもよい。
上記構成によれば、第1報知イベントの発生後に第2報知イベントが発生した場合、第1報知イベントの優先順位の方が高ければ、例えば、第1報知イベントに対するユーザの対応終了後に、ロボットの姿勢を第2報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させることができる。一方、第2報知イベントの優先順位の方が高ければ、例えば、第2報知イベントの発生にあわせて第2報知イベントに対応付けられた報知イベント姿勢に移行させることができる。
そのため、ユーザは、第1報知イベントおよび第2報知イベントの発生順に拘らず、上記優先順位が高い方の報知イベントに対して適切な対応をとることができる。
本発明の態様3に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)は、上記態様1または2において、上記ロボット(100、200、300、400)の姿勢が上記報知イベント姿勢となっている状態において、上記報知イベントに対するユーザ操作を検知する操作検知部(14)をさらに備え、上記駆動制御部(15)は、上記操作検知部による上記ユーザ操作の検知の有無に従って、上記ロボットの姿勢変更の要否を決定してもよい。
上記構成によれば、ユーザは、ロボットに対するユーザの操作状況に応じた行動を容易にとることができる。
なお、本発明の態様3に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)において、上記駆動制御部(15)は、上記操作検知部(14)によって上記ユーザ操作が検知された場合には、上記報知イベント姿勢を解除するよう、上記駆動部(24)の駆動を制御してもよい。
上記構成によれば、上記ユーザ操作を検知した場合に報知イベント姿勢を解除することにより、例えば上記操作対応姿勢等の、上記ユーザ操作に応じた行動をとりやすい姿勢に変更できる。
また、報知イベントに対するロボットの処理の終了までに、当該報知イベントに対するユーザ操作が行われているので、当該処理終了後に、ユーザがロボットに対する操作を行う可能性は低い。そのため、当該処理終了後において、報知イベント姿勢を維持する必要はない。上記構成によれば、上記処理終了後は無駄に報知イベント姿勢が維持されることがないので、ユーザが意図しているロボットの駆動にスムーズに移行することができる。
なお、上記態様3に係る姿勢制御装置(1、2、3、4)において、上記駆動制御部(15)は、上記操作検知部(14)によって上記ユーザ操作が検知されず、かつ、上記報知イベントに対応する上記ロボット(100、200、300、400)の処理が終了した場合に、上記報知イベント姿勢を維持するか、またはユーザによる上記ロボットの操作に適した操作対応姿勢となるよう、上記駆動部(24)の駆動を制御してもよい。
上記処理終了までに、報知イベントに対するユーザ操作が行われていないので、上記処理終了後に、ユーザがロボットに対する操作を行う可能性は高い。上記構成によれば、上記処理終了以降に、報知イベント姿勢を維持するか、操作対応姿勢に変更できる。それゆえ、上記処理終了後においても、ユーザは自己の意図する対応を容易に行うことができる。
また、上記態様1から3のいずれかに係る姿勢制御装置(1、2、3、4)において、ユーザによって選択された報知イベントである選択報知イベントの発生に必要な条件である選択報知イベント発生条件の充足性を判定する発生条件判定部(11)と、上記発生条件判定部によって上記選択報知イベント発生条件を充足していると判定された場合に、上記選択報知イベントを発生させる報知イベント発生部(12)と、をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、不意に発生した報知イベントのみならず、ユーザがその発生を意図した選択報知イベントに対しても、当該ユーザは容易に対応することができる。
本発明の態様4に係るロボット(100、200、300、400)は、上記態様1から3のいずれか一の態様に係る姿勢制御装置を備えていてもよい。
上記構成によれば、報知イベントに対するユーザの操作等に関して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能なロボットを実現することができる。
本発明の各態様に係る姿勢制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記姿勢制御装置が備える各部として動作させることにより上記姿勢制御装置をコンピュータにて実現させる姿勢制御装置の姿勢制御プログラム(プログラム)、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、着信等の報知イベントに対応するためのロボットの操作等に関し、ユーザの利便性の向上を図るために利用することができる。
1、2、3、4 姿勢制御装置
11 発生条件判定部
12 報知イベント発生部
13 報知イベント検知部
14 操作検知部
15 駆動制御部
16 把持判定部
24 駆動部
100、200、300、400 ロボット

Claims (8)

  1. ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
    複数の報知イベントのうち少なくとも1つの上記報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知部と、
    上記報知イベント検知部によって上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、発生した上記報知イベントの内容に応じて、ユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、
    ユーザが上記ロボットを把持したか否かを判定する把持判定部と、を備え、
    上記駆動制御部は、上記ロボットの姿勢が上記報知イベント姿勢となっている状態において、上記把持判定部によってユーザが上記ロボットを把持したと判定された場合、上記報知イベント姿勢が、ユーザによる上記ロボットの機能を利用するための操作を受け付けるのに適した操作対応姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御することを特徴とする姿勢制御装置。
  2. 上記駆動制御部は、上記報知イベント検知部が上記報知イベントとして着信を検知した場合に、上記ロボットの姿勢が、登録された着信相手に対応付けられた上記報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の姿勢制御装置。
  3. 上記ロボットの姿勢が上記報知イベント姿勢となっている状態において、上記報知イベントに対するユーザ操作を検知する操作検知部をさらに備え、
    上記駆動制御部は、上記操作検知部による上記ユーザ操作の検知の有無に従って、上記ロボットの姿勢変更の要否を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の姿勢制御装置。
  4. ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置であって、
    複数の報知イベントのうち少なくとも1つの上記報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知部と、
    上記報知イベント検知部によって上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、発生した上記報知イベントの内容に応じて、ユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御部と、を備え、
    上記報知イベントは、第1報知イベントおよび第2報知イベントを含み、
    上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントには、それぞれ、上記ユーザが取り得る対応の優先順位が設定されており、
    上記第1報知イベントが発生している状態において、上記報知イベント検知部によって上記第2報知イベントが発生したことが検知された場合に、
    上記駆動制御部は、上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントのうち、上記優先順位が高い方の報知イベントに対応付けられた上記報知イベント姿勢に移行した後、上記優先順位が低い方の報知イベントに対応付けられた上記報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御することを特徴とする姿勢制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の姿勢制御装置を備えることを特徴とするロボット。
  6. コンピュータを、請求項1または4に記載の姿勢制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
  7. ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置による姿勢制御方法であって、
    複数の報知イベントのうち少なくとも1つの上記報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知工程と、
    上記報知イベント検知工程にて上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、発生した上記報知イベントの内容に応じて、ユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御工程と、
    ユーザが上記ロボットを把持したか否かを判定する把持判定工程と、を含み、
    上記駆動制御工程では、上記ロボットの姿勢が上記報知イベント姿勢となっている状態において、上記把持判定工程にてユーザが上記ロボットを把持したと判定した場合、上記報知イベント姿勢が、ユーザによる上記ロボットの機能を利用するための操作を受け付けるのに適した操作対応姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御することを特徴とする姿勢制御方法。
  8. ロボットの可動部位に設けられる駆動部の駆動を制御することにより、上記ロボットの姿勢を制御する姿勢制御装置による姿勢制御方法であって、
    複数の報知イベントのうち少なくとも1つの上記報知イベントが発生したことを検知する報知イベント検知工程と、
    上記報知イベント検知工程にて上記報知イベントが発生したことが検知された場合に、上記ロボットの姿勢が、発生した上記報知イベントの内容に応じて、ユーザが取り得る対応に適した報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御する駆動制御工程と、を含み、
    上記報知イベントは、第1報知イベントおよび第2報知イベントを含み、
    上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントには、それぞれ、上記ユーザが取り得る対応の優先順位が設定されており、
    上記第1報知イベントが発生している状態において、上記報知イベント検知工程にて上記第2報知イベントが発生したことを検知した場合に、
    上記駆動制御工程では、上記第1報知イベントおよび上記第2報知イベントのうち、上記優先順位が高い方の報知イベントに対応付けられた上記報知イベント姿勢に移行した後、上記優先順位が低い方の報知イベントに対応付けられた上記報知イベント姿勢となるよう、上記駆動部の駆動を制御することを特徴とする姿勢制御方法。
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