JP6395866B2 - 無人飛行体における地面効果を利用した表面検出 - Google Patents

無人飛行体における地面効果を利用した表面検出 Download PDF

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Description

本発明は、無人飛行体における地面効果を利用した表面検出に関する。
無人飛行体の利用が増え続けている。例えば、無人飛行体は多くの場合、偵察に利用される。無人飛行体を利用すると多くの利点が得られるが、無人飛行体は多くの不具合も有している。例えば、無人飛行体は、無人飛行体が地面または他の表面に衝突する場合、損傷を受ける、または損傷を与える可能性がある。このような衝突を回避するために、種々の種類のセンサを利用することができる。しかしながら、特定の種類のセンサは、種々の要素に起因して、故障するか、またはその他には、動作不能となる、または不正確になる可能性がある。例えば、幾つかのセンサは、雨、雪、霧などのような種々の大気条件または天候条件により動作が阻害される。
無人飛行体を動作させるシステム及び方法について説明し、地面効果の影響を利用して地面または他の表面を検出することができる。種々の実施態様では、無人飛行体の動作パラメータを監視して、地面効果がパラメータに影響を及ぼしている時点を判断することができ、この時点はそれに応じて、表面(例えば、地面)への接近度合いを示唆する。種々の実施態様では、地面効果を利用する検出方法を主センサシステムに対するバックアップ手段として利用して、地面への接近度合いを判断することにより、着陸地に起伏があるかどうかなどを判断することができる。
詳細な説明は、添付の図面を参照しながら記載される。これらの図では、参照番号の最も左側の桁(群)で図を特定し、図では、参照番号が最初に現われる。同じ参照番号を異なる図に使用することにより、同様の、または同一の構成要素または特徴を指す。
1つの実施態様による無人飛行体を上から下に眺めたときのブロック図を示している。 1つの実施態様による無人飛行体を側方から眺めたときのブロック図を示している。 1つの実施態様による無人飛行体環境のブロック図を示している。 幾つかの実施態様による無人飛行体の飛行経路プロセスのフロー図を示している。 幾つかの実施態様による飛行プロセスにおける地面効果に対する対応処置のフロー図を示している。 幾つかの実施態様による無人飛行体の着陸プロセスのフロー図を示している。 幾つかの実施態様による着陸プロセスにおける地面効果に対する対応処置のフロー図を示している。 1つの実施態様による無人飛行体制御システムの種々の構成要素を示すブロック図である。 種々の実施態様に使用することができるサーバシステムの例示的な実施態様のブロック図である。
実施態様が本明細書において例を通して説明されるが、この技術分野の当業者であれば、これらの実施態様は、説明される例または図面に限定されないことを理解できるであろう。これらの図面、及び図面と併せた詳細な説明は、実施態様を開示される特定の形態に限定するものではなく、添付の特許請求の範囲に規定される趣旨及び範囲に含まれる全ての変形物、等価物、及び代替物を包含するものとする。本明細書において使用される見出しは、体系化のためにのみ用いられるのであり、説明の範囲、または特許請求の範囲を限定するために使用されてはならない。本出願全体を通して使用されるように、単語「may」は許容の意味(すなわち、〜する可能性を有するという意味)に使用され、強制の意味(すなわち、〜しなければならないという意味)に使用されるのではない。同様に、単語「include」、「including」、及び「includes」は、「これらに限定されないが、〜を含む」を意味する。
本開示では、無人飛行体(automated aerial vehicle:AAV)及びシステムについて説明し、地面効果の影響を利用して地面または他の表面を検出することができる。地面効果は、AAVが、表面(例えば、地面)に十分接近して、AAVのプロペラのうちの1基以上のプロペラから生じる気流を表面に向かって誘導する場合に発生する(すなわち、表面が気流の途中に十分接近することにより、生み出される実効推力が増大する)。プロペラからの気流の種々の形態は、プロペラから生じる「propwash」または「slipstream」と表記される場合がある。地面効果の結果として、プロペラを回転させてAAVを表面から所定の距離の位置でホバリングさせるために(例えば、低減された速度の気流により、気流を表面に対して押すように当てることで)必要な電力を低く抑えることができる。例えば、AAVが地面に接近してホバリングしている場合、ホバリングを所定の高度に維持するために必要な電力量は、地面から離れたより高い高度でホバリングするために必要な電力量と比較して低減させることができる。自動操縦システムまたは実効推力フィードバックシステムを利用してAAVを飛行させて地面効果を受ける場合、プロペラモータに供給される電力を自動的に低減させて、AAVを所定の高度に維持することができるか、及び/または実効推力を維持することができる。以下に更に詳細に説明されるように、地面効果の影響を受けるこれらの種類の変化は、地面または他の表面を検出するシステム及び方法の一部として利用することができる。
種々の実施態様では、AAVのパラメータを監視して、地面効果がパラメータに影響を及ぼす時点を判断することができる。例えば、監視されるパラメータとして、プロペラモータのうちの1つ以上のプロペラモータに供給される電圧、電流、または電力、プロペラモータまたは関連するプロペラの速度、プロペラの実効推力、プロペラの気流の速度などを挙げることができる。上に説明したように、これらの種類のパラメータの全てが、地面効果の影響を受ける可能性がある。監視されるパラメータのレベルに応じて、地面効果が、表面へのAAVの対応接近度合いを表わすことができるパラメータに影響を及ぼしているかどうかについて判断を行なうことができる。
種々の実施態様では、表面へのAAVの接近度合いの判断は、方程式及び/または実験データに基づいて行なうことができる。例えば、地面効果が、プロペラからの気流に影響を及ぼす過程に関する情報に基づいて、種々の方程式を利用して、AAVが表面に接近して飛行しているときの指定パラメータレベルを計算することができる。別の構成として、実験データを記録し、利用することにより、所定のパラメータレベルと表面からのAAVの距離との対応関係を表わすことができる。いずれにしても、パラメータが監視されるので、パラメータの百分率変化を更に利用して、AAVが移動して表面に接近してしまったかどうかを判断することができる。
種々の実施態様では、AAVは更に、1つ以上の更に別のセンサシステムを含むことができ、これらのセンサシステムを利用して、表面までの距離を判断する。例えば、1つの実施態様では、上に説明した地面効果利用技術は、主センサシステムのバックアップ手段として搭載することができる。種々の実施態様では、主センサシステムは、撮像、ソナー、レーダ、ライダー、赤外線、レーザなどのような技術に基づいて動作することができる。主センサシステムが故障する場合、または主センサシステムが特定の条件により動作が阻害される場合、地面効果利用技術を利用するバックアップシステムは、AAVの安全飛行の継続を確保し易くすることができる。例えば、種々の種類のセンサシステムは、雨、雪、霧、反射、明るい日光などにより動作が阻害される可能性がある。地面効果利用技術が、主センサシステムが認識することがない表面への接近度合いを表わす場合、これは、主センサシステムに問題があることを示唆することができ、この場合、種々の種類の措置を採る必要がある。例えば、安全対策として、AAVをまず、指示表面から離れる方向に移動させて、衝突の可能性を回避することができる。更に、主センサシステムをチェックして、主センサシステムが正しく動作している状態を確保することができる。主センサシステムが正しく動作していないと判断される場合、更に別の種々の安全対策を採る必要がある。例えば、AAVはAAVの目的地に向かって飛行し続けることができるが、より高い高度では、主センサシステムが正しく動作していないとすると、安全余裕度を大きくして飛行する必要がある。別の例として、AAVを出来る限り速やかに着陸させて、AAVを点検して主センサシステムに生じている全ての問題を解決する必要がある。
着陸プロセスでは、またはAAVが、地面に近い飛行経路を辿って進んでいる場合、特定のパラメータが地面効果の影響を受けると予測される。一例として、着陸地が、平坦で起伏がないと予測される場合、AAVの前部及び後部に位置するプロペラに関連するパラメータは、AAVが降下するにつれて地面効果の影響を受けるのと同様の変化をこれらのパラメータレベルに受けることになる。しかしながら、着陸中にAAVの前部及び後部に対応して生じるレベルのこれらの変化が同様ではない場合、これは、表面に起伏がある(例えば、大きな傾斜、段差高さ、稜線などがある状態)ことを示唆し、これにより、AAVが損傷してしまうほどに滑走する、横揺れする、墜落するなどの事態に至る。このような場合、新規の着陸地を選択することができる。
本明細書において説明される例は主として、複数のプロペラを利用して飛行を行なう飛行体の形態のAAV(例えば、クワッドコプターまたはオクトコプター)に注目しているが、本明細書において説明される実施態様は、他の形態のAAVに使用することができることを理解できるであろう。本明細書において使用される「relay location」は、これらには限定されないが、配送地域、荷役設備、携帯電話中継塔、建物の屋上、配送地区、またはAAVが着陸できる、AAVに積載できる、AAVが棚卸物品を取り出すことができる、バッテリを交換できる、及び/または点検を受けることができる他の全ての場所を含むことができる。
本明細書において使用される「materials handling facility」は、これらには限定されないが、倉庫、配送センター、クロスドッキング設備、注文調達設備、梱包設備、出荷設備、レンタル設備、図書館、小売店、卸売店、ミュージアム、または他の設備、または資材(棚卸物品)ハンドリングの1つ以上の機能を実行する設備を組み合わせた複合設備を含むことができる。本明細書において使用される「delivery location」は、1種類以上の棚卸物品を所定の場所から配送できる全ての場所を指す。例えば、配送地域は、人の居住地、ビジネスの場所、荷役設備内の場所(例えば、梱包ステーション、棚卸物品保管庫)、ユーザまたは棚卸物品が位置する全ての場所などとすることができる。棚卸資産または棚卸物品は、AAVを利用して輸送できる全ての実体商品とすることができる。
図1は、1つの実施態様によるAAV100を上から下に眺めたときのブロック図を示している。図示のように、AAV100は、AAVの機体104の周りに離間配置される8基のプロペラ102−1,102−2,102−3,102−4,102−5,102−6,102−7,102−8を含む。プロペラ102は、任意の形態のプロペラ(例えば、グラファイト繊維、炭素繊維)とすることができ、AAV100及びAAV100に積載する全ての棚卸物品を浮揚させるために十分なサイズとすることができることにより、AAV100は空中を航行して、例えば棚卸物品を所定の場所に配送することができる。この例は、8基のプロペラを含んでいるが、他の実施態様では、8基よりも多くの、または少ないプロペラを利用してもよい。同様に、幾つかの実施態様では、これらのプロペラはAAV100の異なる場所に配置してもよい。更に、別の推進方法を利用してもよい。例えば、ファン、ジェット、ターボジェット、ターボファン、ジェットエンジンなどを使用してAAVを、種々の推進システムと連動して推進するか、または種々の推進システムとは独立に推進してもよく、これらの推進システムに、本明細書において説明される地面効果を利用した検出方法を適用することもできる。
AAV100の機体104または胴体は同様に、グラファイト繊維、炭素繊維、及び/またはアルミニウムのような任意の適切な材料とすることができる。この例では、AAV100の機体104は、高剛性部材を適切な直交角度で交差させて連結した状態でハッシュパターンに配置される4個の高剛性部材105−1,105−2,105−3,105−4または高剛性梁を含む。この例では、高剛性部材105−1及び105−3は、互いに平行に配置され、かつ略同じ長さである。高剛性部材105−2及び105−4は、互いに平行に配置され、しかも高剛性部材105−1及び105−3と直角になっている。高剛性部材105−2及び105−4は略同じ長さである。幾つかの実施形態では、これらの高剛性部材105の全てを略同じ長さとすることができるのに対し、他の実施態様では、これらの高剛性部材の幾つか、または全てを異なる長さとすることができる。同様に、2つの高剛性部材集合体の間の間隔は、略同じとするか、または異ならせることができる。
図1に示す実施態様は、機体104を形成するために連結される4個の高剛性部材105を含んでいるが、他の実施態様では、機体104に4個よりも少ない、または多くの構成部材を設けることができる。例えば、4個の高剛性部材ではなく、他の実施態様では、AAV100の機体104は、6個の高剛性部材を含むように構成することができる。このような例では、高剛性部材105−2、105−4の2つの高剛性部材は、互いに平行に配置することができる。高剛性部材105−1、105−3、及び高剛性部材105−1、105−3のいずれの側の2個の更に別の高剛性部材も全て、互いに平行に、かつ高剛性部材105−2、105−4と直角に配置することができる。高剛性部材を追加すると、高剛性部材の全ての4つの側に追加される空洞は、機体104により形成することができる。以下に更に説明されるように、機体104内の空洞は、物品(群)及び/または物品(群)を収納するコンテナを積載する、輸送する、配送するための棚卸物品係合機構を含むように構成することができる。
幾つかの実施態様では、AAVは、空力学的に構成することができる。例えば、AAV制御システム110、高剛性部材105のうちの1つ以上の高剛性部材、機体104、及び/またはAAV100の他の構成部材を包囲する空力学的ハウジングをAAVに含めることができる。ハウジングは、グラファイト繊維、炭素繊維、アルミニウムなどのような任意の適切な材料(群)により形成することができる。同様に、幾つかの実施態様では、棚卸物品(例えば、商品またはコンテナ)の場所及び/または形状は空力学的に設計することができる。例えば、幾つかの実施態様では、棚卸物品係合機構は、棚卸物品を積載する場合、棚卸物品がAAV100の機体及び/またはハウジング内に包囲されて、追加の抗力がAAV100による棚卸物品の輸送中に発生することがないように構成することができる。他の実施態様では、棚卸物品の形状は、抗力を低減してAAV及び棚卸物品の更に空力学的な設計を実現できるように整形することができる。例えば、棚卸物品がコンテナであり、かつコンテナの一部がAAVの下方に積載時に突出する場合、コンテナの露出部分は湾曲形状を有する必要がある。
プロペラ102及び対応するプロペラモータは、各高剛性部材105の両端に配置される。棚卸物品を輸送するために、プロペラモータは、十分高い速度をプロペラで出してAAV100及び全ての積載棚卸物品を浮揚させることにより、棚卸物品の空輸を可能にする任意の形態のモータとすることができる。例えば、これらの目的のために、プロペラモータはそれぞれ、FX−4006−13 740kvマルチロータモータとすることができる。以下に更に詳細に説明されるように、プロペラモータに関連する電力または他の動作パラメータを監視して、地面効果がパラメータに影響を及ぼしている時点を判断することができ、例えば地面または他の表面への対応する接近度合いを示唆することができる。
各高剛性部材から外側に突出するのは、安全バリア108に接続される支持アーム106である。この例では、安全バリアは、モータ及びプロペラ102が安全バリア108の外周の内側に位置するようにAAV100の周りに配置されてAAV100に取り付けられる。安全バリアは、プラスチック、ゴムなどとすることができる。同様に、支持アーム106の長さ、及び/または高剛性部材105の長さ、数、または配置によって異なるが、安全バリアは、円形、楕円形、または他の任意の形状とすることができる。
機体104に取り付けられるのは、AAV制御システム110である。この例では、AAV制御システム110は、機体104の中央に、かつ上部に取り付けられる。AAV制御システム110は、図8を参照して以下に更に詳細に説明されるように、AAV100の動作、航路設定、航行、通信、距離測定機能、及び棚卸物品係合機構を制御する。
同様に、AAV100は、1つ以上の電源モジュール112を含む。この例では、AAV100は、2つの電源モジュール112を含み、これらの電源モジュールは、機体104に着脱可能に取り付けられる。AAVの電源モジュールは、バッテリ電源、太陽電池電源、ガス電源、スーパーキャパシタ、燃料電池、交流電源発生装置の形態とするか、またはこれまでに挙げた電源の組み合わせとすることができる。例えば、これらの電源モジュール112はそれぞれ、6000mAhリチウムイオンポリマーバッテリ、ポリマーリチウムイオン(Li−poly,Li−Pol,LiPo,LIP,PLI,またはLip)バッテリとすることができる。電源モジュール(群)112は、AAV制御システム110及びプロペラモータに接続されて、電力をAAV制御システム110及びプロペラモータに供給する。
幾つかの実施態様では、これらの電源モジュールのうちの1つ以上の電源モジュールは、AAVが着陸している間に、電源モジュールを自律的に充電することができる、取り外すことができる、及び/または別の電源モジュールと取り替えることができるように構成することができる。例えば、AAVが配送地域、中継地域、及び/または荷役設備に着陸する場合、AAVは、電源モジュールを充電することになる当該場所の充電用部材と接続することができるか、及び/または電源モジュールを取り外して取り替えることができる。
上に説明したように、AAV100は更に、棚卸物品係合機構114を含むことができる。棚卸物品係合機構は、物品、及び/または物品を保持するコンテナと係合して係合解除するように構成することができる。この例では、棚卸物品係合機構114は、これらの高剛性部材105の交差部により形成される機体104の空洞内に配置される。棚卸物品係合機構は、AAV制御システム110の下に配置することができる。高剛性部材を追加した状態の実施態様では、AAVは、更に別の棚卸物品係合機構を含むことができる、及び/または棚卸物品係合機構114は、機体104内の異なる空洞内に配置することができる。棚卸物品係合機構は、棚卸物品を収納するコンテナと強固に係合して係合解除するために十分ないずれのサイズとすることもできる。他の実施態様では、係合機構は、配送対象の棚卸物品(群)を収納するコンテナとして機能することができる。棚卸物品係合機構は、AAV制御システム110と通信して(有線通信または無線通信により)、AAV制御システム110により制御される。
本明細書において説明されるAAVの実施態様は、プロペラを利用して飛行を行なって飛行を維持するが、他の実施態様では、AAVは、他の形態で構成することができる。例えば、AAVは、プロペラ及び固定翼の両方を組み合わせた複合体を含むことができる。例えば、AAVは、1基以上のプロペラを利用して、離陸及び着陸を行なうことができ、固定翼構造を利用して、または翼及びプロペラからなる複合構造を利用して、AAVが飛行している状態で飛行を維持することができる。
図2は、1つの実施態様によるAAV100の側面図200のブロック図を示している。図2に示すAAVの側面図では、4個のモータ220−1〜220−4、及び対応するプロペラ222−1〜222−4を眼で確認できる。他の実施態様では、追加の、またはより少ないモータ220、及び/またはプロペラ222をAAV100に含めることができる。例えば、幾つかの実施態様では、プロペラは、ペアで取り付けることができる。図2は、AAV100の右側面図を示しているので、モータ220−1は、AAV100の前部に位置し、モータ220−4は、AAV100の後部に位置する。この例では、これらのモータ220は全て、AAV100に対して90度の角度に取り付けることができるが、他の例では、これらのモータ220は、調整可能な異なる向きに設定することができる。
図2に示すように、4個の距離測定部材204−1〜204−4がAAV100に取り付けられる。種々の実施態様では、1個以上の距離測定部材204をAAV100に、1つ以上の距離測定システムの一部として含めることができ、これらの距離測定部材204の向きを異なる方向に設定することができる。例えば、距離測定部材204−1は、AAV100に取り付けることができ、距離測定部材204−1の向きは、距離測定部材204−1が信号を放出してAAV100の前部から発射するように設定することができる。距離測定部材204−2は、AAV100に取り付けることができ、距離測定部材204−2の向きは、距離測定部材204−2が信号を放出してAAV100から下方に発射するように設定することができる。距離測定部材204−3は、AAV100に取り付けることができ、距離測定部材204−3の向きは、距離測定部材204−3が信号を放出してAAV100の上方に発射するように設定することができる。距離測定部材204−4は、AAV100に取り付けることができ、距離測定部材204−4の向きは、距離測定部材204−4が信号を放出してAAV100の後方から発射するように設定することができる。種々の実施態様では、これらの距離測定部材は、ソナー、レーダ、ライダー、レーザなどのいずれかを利用することができる。特定の実施態様では、距離測定部材204は信号を放出しなくてもよいが、距離を指示方向に測定する光または他の入力を受け付ける必要がある(例えば、撮像システムなど)。
図2に示すように、AAV100は、傾斜地面部分290の上方でホバリングしている様子が図示されている。図示の実施態様では、AAV100の前部に位置するプロペラ222−1は、AAVの後部に位置するプロペラ222−4よりも地面290に接近している。上に説明したように、プロペラ222−1〜222−4の各プロペラから気流が発生すると、地面290が地面効果の一部に干渉する。その結果、これらのプロペラの各プロペラに関連するパラメータ(例えば、プロペラ220−1〜220−4の各プロペラに供給される電圧、電流、または電力、これらのプロペラモータの各プロペラモータの速度、これらのプロペラの各プロペラの実効推力など)を監視して、地面効果の影響を判断することができる。このような方法を利用して、プロペラ222−1に関連するパラメータは、プロペラ222−4に関連するパラメータよりも地面290への接近度合いが相対的に高いことを表わしていると判断される。
種々の実施態様では、この種類の情報は、種々の目的に利用することができる。例えば、図7を参照して以下に更に詳細に説明されるように、着陸プロセスでは、AAV100を、傾斜が非常に険しい、または他の不所望な特徴(例えば、段差部分)があることにより、AAV100が滑走する、墜落するなどして、AAVが損傷してしまうような地面部分に着陸させないことが望ましい。別の例として、AAV100が地面に近い飛行経路に沿って飛行していて、地面290がAAVの経路に向かって上方に傾斜していると判断される場合、回避行動を採って、AAVの高度を上げて、地面との衝突を回避する。種々の実施態様では、表面の形状に関するこのような判断を利用して、AAVの現在地点を特定することもできる。例えば、特定の表面形状を有する特定の場所を認識することができ、特定の表面形状は、上に説明した方法のような方法で少なくとも部分的に特定することができる。
種々の実施態様では、地面効果の影響を利用する上記方法は、主センサシステム(例えば、距離測定部材204−1〜204−4を利用する)に対するバックアップ手段として使用して、地面または他の表面までの距離を判断することができる。異なる物理的原理を利用する異なる種類のシステムを利用することにより、AAVの動作の総合信頼性を向上させることができる。例えば、主センサシステムが故障するか、または特定の天候条件または大気条件により動作が阻害される場合、地面効果の影響を利用する方法を動作させ続けることができるので、主センサシステムに対する効果的なバックアップ手段として機能させることができる。
種々の実施態様では、主センサシステムは、地面までの第1距離を表わす出力を供給することができ、第1距離を、地面効果利用技術によってバックアップ機能の一部として表わされる地面までの第2距離と比較することができ、これらの距離の差は、主センサシステムの出力に関する問題を表わすことができる。例えば、主センサシステムの距離測定部材204−2は、AAVの下面前部から地面までの第1距離を表わす出力を供給することができる。本明細書において説明されるように、AAVの下面前部から地面までの第2距離は、地面効果の影響を受ける1つ以上のパラメータ(例えば、プロペラ222−1及び/または222−2に関連するパラメータ)に基づいて判断することができる。例えば、図5を参照して以下に更に詳細に説明されるように、格納データを参照して、このようなパラメータレベルを地面までの距離に関連付けることができる。
第1距離と第2距離との差は、主センサシステムに問題があることを示唆することができる。例えば、第1距離が、AAVの下面が、地面から遠ざかる方向に非常に長い距離に位置している(例えば、数フィート離れている)ことを示唆するのに対し、第2距離が、AAVの下面が地面に接近している(例えば、数インチ以内にある)ことを示唆する場合、問題が主センサシステムの出力に生じている可能性がある。上に説明したように、種々の実施態様では、このような問題は、主センサシステムの誤動作、距離を正確に表わす機能を阻害する外的条件(例えば、大気、天候など)などのような要因に関連付けることができる。図5を参照して以下に更に詳細に説明されるように、このような問題に対処するために、種々の措置を採ることができる。例えば、AAVを更に高い高度を、主センサシステムに生じる問題に起因して安全余裕度を大きくして飛行させることができ、AAVに着陸するように指示して、主センサシステムを補修することができるようにするなどである。
プロペラ222がAAVの胴体に対して固定される図2に示す構造のような構造の場合、プロペラの向きの調整は、幾つかの例では、AAVのピッチ、ヨー、及び/またはロールを全体として操作することにより行なうことができる。クワッドコプターまたはオクトコプターのようなAAVを用いると、AAVの概略の進行方向は、ピッチ、ヨー、及び/またはロールを変更する場合でも維持することができることを理解できるであろう。例えば、AAVは北に移動することができ、ヨーを調整して、AAV100が時計回り方向にヨー回転することができるようにする。当該回転は、飛行方向を変更することなく行なうことができる。同様に、ピッチ及び/またはロールは、AAV100の飛行経路を変更することなく調整することができる。種々の別の実施態様では、プロペラ222の向きは、AAVの胴体に対して調整することもできる(例えば、調整可能なモータマウントなどを利用して)。
図3は、1つの実施形態によるAAV100、配送地域303、中継地域302、荷役設備304、及びリモートコンピューティングリソース310を含むAAVネットワーク300のブロック図を示している。更に、1つ以上の固定位置送信装置305は、固定位置情報(例えば、地図座標)を送信する環境に含めてもよい。固定位置送信装置305は、いずれの既知の固定場所に含めてもよい。例えば、固定位置送信装置は、荷役設備(群)304、中継地域(群)302、配送地域(群)303、携帯電話中継塔(図示せず)、建物、着陸エリア、または他のいずれかの既知の場所に含めてもよい。
AAV100、配送地域303、中継地域302、荷役設備304、及びリモートコンピューティングリソース310の各々は、互いに通信するように構成することができる。例えば、AAV100は、Wi−Fiまたは別の無線通信手段を利用する無線メッシュネットワークを形成するように構成することができ、各AAVは他のAAVと無線距離内で通信する。他の実施態様では、AAV100、AAV管理システム326、荷役設備304、中継地域302、及び/または配送地域303は、既存の無線ネットワーク(例えば、携帯電話、Wi−Fi、衛星)を利用して通信を容易に行なうことができる。同様に、リモートコンピューティングリソース310、荷役設備304、配送地域303、及び/または中継地域302は、無線メッシュネットワークに含めてもよい。幾つかの実施態様では、リモートコンピューティングリソース310、荷役設備304、配送地域303、及び/または中継地域302のうちの1つ以上は互いに、インターネットのような別のネットワーク(有線及び/または無線)を介して通信することもできる。
リモートコンピューティングリソース310は、プロセッサ、ストレージ、ソフトウェア、データアクセス、及び他のコンポーネントのコンピューティングインフラストラクチャとして実現されるネットワークアクセス可能なコンピューティングプラットフォームの一部を形成することができ、コンピューティングインフラストラクチャは、メッシュネットワーク、及び/または別の無線ネットワークまたは有線ネットワーク(例えば、インターネット)のようなネットワークを介して維持され、かつコンピューティングインフラストラクチャには、メッシュネットワーク、及び/または別の無線ネットワークまたは有線ネットワーク(例えば、インターネット)のようなネットワークを介してアクセスすることができる。図示のように、リモートコンピューティングリソース310は、サーバ320(1),320(2),...,320(N)のような1つ以上のサーバを含むことができる。これらのサーバ320(1)〜320(N)は、データセンターに広く使用されているサーバファーム、サーバスタックなどのように、任意の複数の態様で配置することができる。更に、サーバ320(1)〜320(N)は、1つ以上のプロセッサ322と、AAV管理システム326を格納することができるメモリ323と、を含むことができる。
AAV管理システム326は、例えば配送地域303、AAV100、荷役設備304、及び/または中継地域302と通信するように構成することができる。一例として、各AAV100に関する位置情報を判断して、複数のAAVの間で共有することができる。各AAVは定期的に、例えばADS−B情報を他のAAVにネットワーク内で送信することができる。ADS−B情報のような情報をAAVに送信するか、またはAAVから受信する場合、当該情報は、AAVに関する識別子を含むことができ、各AAVは、ネットワーク内のノードとして機能して情報を、当該情報を宛先のAAVが受信するまで転送することができる。例えば、AAV管理システム326は、メッセージをAAV100−6に、宛先の受信側AAVに関する情報及び識別子を、AAV管理システム326と無線通信するAAV100−1,100−2,100−3,100−4のうちの1つ以上のAAVに送信することにより送信することができる。各受信側AAVは、識別子を処理して、当該受信側AAVが宛先の受領者であるかどうかを判断し、次に当該情報を、AAVと通信する1つ以上の他のAAVに転送する。例えば、AAV100−2は、宛先の受信側AAVに関するメッセージ及び識別情報をAAV100−1,100−3,及び100−5に転送することができる。このような例では、100−3が既に、メッセージを受信して転送しているので、100−3は、メッセージを、当該メッセージを再度転送することなく廃棄することができることにより、メッシュネットワーク300に掛かる負荷を低減することができる。他のAAVは、メッセージを受信すると、これらのAAVが、宛先の受領者ではないと判断して、当該メッセージを他のノードに転送することができる。このプロセスは、メッセージが宛先の受領者に届くまで継続することができる。
幾つかの実施態様では、AAVが無線メッシュネットワークを介した他のAAVとの通信を途絶する場合、当該AAVは、別の無線通信経路を確立させて接続を回復させることができる。例えば、AAVが、他のいずれのAAVともメッシュネットワーク300を介して通信できない場合、当該AAVは、携帯電話通信経路及び/または衛星通信経路を確立させて、通信情報をAAV管理システム326、荷役設備304、中継地域302、及び/または配送地域303から取得することができる。AAVが依然として、通信を回復させることができない場合、及び/または当該AAVが、代わりの通信コンポーネントを含んでいない場合、当該AAVは、指定場所(例えば、隣接する荷役設備304、中継地域302、及び/または配送地域303)に向かって自動的かつ自律的に航行することができる。
無線メッシュネットワーク300を使用して、AAV、AAV管理システム326、荷役設備304、配送地域303、及び/または中継地域302の間の通信を可能にすることができる(例えば、風速及び風向きを含む天候情報、位置情報、航路設定情報、着陸エリアを共有する)。種々の実施態様では、このような通信情報は、方法を実行して地面または他の表面までの距離を判断するときに利用することができる情報またはデータを含むことができる。例えば、以下に更に詳細に説明されるように、幾つかの例では、プロペラからの気流が、強風の影響を受けたかどうかについての判断、または地面効果の影響を受けたかどうかについての判断を行なう必要がある(例えば、この判断は、地面への対応する接近度合いを示唆することができる)。このような判断の一部として、種々の場所における風速及び風向きに関する通信情報を利用することができる。種々の実施態様では、地面効果の影響の検証は、他のソースからの通信情報により一部行なうこともできる。例えば、隣接するAAVの高度、または相対座標を眼で確認する、またはその他には、判断する撮像デバイスまたは他のセンサを有する他のソース(例えば、他のAAV、中継地域302など)は、地面に対するAAVの相対位置についての検証を行なうことができる。
更に、幾つかの実施態様では、無線メッシュネットワークを使用して、コンテンツ及び/または他の情報を、パーソナルコンピュータ、電子ブック読取装置、オーディオプレーヤ、携帯電話、タブレット、デスクトップ、ラップトップなどのような他の計算リソースに配信することができる。例えば、メッシュネットワークを使用して、電子ブックコンテンツを顧客の電子ブック読取装置に配信することができる。
図4は、1つの実施態様による例示的なAAV飛行経路プロセス400を示すフロー図である。このプロセス、及び本明細書において説明される各プロセスは、本明細書において説明されるアーキテクチャにより、または他のアーキテクチャにより実行することができる。当該プロセスは、論理フローの一連のブロックとして図示される。これらのブロックのうちの幾つかのブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実行することができる操作を表わしている。ソフトウェアの状況では、これらのブロックは、1つ以上のコンピュータ可読媒体に格納されるコンピュータ実行可能命令を表わし、コンピュータ実行可能命令を1つ以上のプロセッサが実行すると、コンピュータ実行可能命令により、列挙した操作を実行する。一般的に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行する、または特定の抽象データタイプを実行するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。
コンピュータ可読媒体は非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ハードドライブ、フロッピィディスケット、光ディスク、CD−ROM,DVD,リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM,EEPROM、フラッシュメモリ、磁気カードまたは光カード、固体メモリ装置、または電子命令を格納するために適する他の種類の記憶媒体を含むことができる。更に、幾つかの実施態様では、コンピュータ可読媒体は一時的なコンピュータ可読信号(圧縮形式の信号、または非圧縮形式の信号)を含むことができる。コンピュータ可読信号の例として、キャリアを使用して変調されるかどうかに関係なく、これに限定されないが、コンピュータプログラムを受け入れる、または実行するコンピュータシステムがアクセスするように構成することができるアクセス先の信号を挙げることができ、この信号は、インターネットまたは他のネットワークを介してダウンロードされる信号を含む。最後に、これらの操作が記述される順序は、限定的に解釈されてはならず、記述されるいずれの複数の操作も、いずれの順序でも組み合わせることができる、及び/または並行に組み合わせることができることにより、プロセスを実行することができる。更に、これらの操作のうちの1つ以上の操作は、実行するかどうかが任意であると考えられる、及び/または他の操作に利用されなくてもよい。
例示的なプロセス400は、402におけるように、AAVが目的地までの進路に関する飛行経路指示を受信することから始まる。種々の実施態様では、目的地は、AAVの配送プロセスまたは他の機能に関連付けることができる。例えば、配送プロセスに関して、物品の注文を受け付けることができ、AAVを選択して、物品を荷役設備からユーザ宛ての配送地域に輸送することができる(例えば、図3参照)。別の例として、配送が完了した後、目的地は、AAVが戻る先の荷役設備になる。種々の実施態様では、飛行経路指示は、AAV制御システム110により、またはAAV管理システム326または他のリモートコンピューティングリソースにより、或いはこのようなシステムの組合せにより決定することができる。例えば、AAV管理システム326または他のリモートコンピューティングリソースが、基本飛行経路指示をAAV(例えば、スタート地点及び目的地点を含む)に送信することができるのに対し、AAV制御システム110は、飛行経路指示の残りの飛行経路指示を決定することができるナビゲーション機能を有することができる。
一旦、飛行経路指示を受信すると、AAVは、404におけるように、当該AAVの現在地点から出発する。上に説明したように、種々の実施態様では、現在地点は、配送が完了した後の荷役設備、配送地域などに関連付けることができる。一旦、AAVが出発すると、406におけるように、AAVは飛行経路に沿って航行する。航行の一部として、AAVはルートを、飛行経路指示が概略示す通りに辿ることができ、生じる可能性のあるいずれの動的イベントをも検出して、いずれの動的イベントにも対処する(例えば、他のAAV、構造物などのような全ての障害物を回避する)機能を有することもできる。
AAVが飛行経路に沿って航行している間、408におけるように、1つ以上の指定パラメータを監視する。上に説明したように、AAVの1つ以上の動作パラメータは、地面効果の影響を受ける可能性がある。例えば、AAVが地面または別の表面に接近すると、AAVを地面上方の指定高度に維持するために、自動操縦システムまたは他のフィードバックシステム(例えば、実効推力を監視する)は、1基以上のプロペラに供給される電力を、地面効果に応じて低減することができる。この点に関して、監視対象の1つ以上のパラメータは、これらのプロペラモータのうちの1つ以上のプロペラモータに供給される電圧、電流、または電力、プロペラモータまたは関連するプロペラの速度、プロペラの実効推力、プロペラの気流速度などを含むことができる。自動操縦システムまたは他のフィードバックシステムを含む既存のシステムでは、物理的変更をシステムに加えて、本明細書において説明される方法を実行する必要はないことを理解できるであろう。このような場合、既に存在しているシステムを監視する(例えば、パラメータの変化が地面効果の影響を受けるときに生じる時点を判断する)ためには、変更をプログラムするだけで済む。
1つ以上のパラメータが監視されるので、410におけるように、AAVが目的地に進行しているときに、これらのパラメータが1つ以上の地面効果の影響を受けるかどうかについて判断を行なう。種々の実施態様では、これらのパラメータのうちの1つ以上のパラメータが地面効果の影響を受けるかどうかについての判断では、パラメータレベル及び/または変化を種々の閾値と比較することができる。例えば、AAVが地面から離れた位置でホバリングするためにプロペラモータに必要な電力レベルは、地面効果の影響を受けながら地面の近傍でホバリングするために必要なより低い電力レベルよりも高いことが判明する。従って、電力レベルが、地面効果の影響を表わすより低いレベルに低下する、またはその他には、より低い電力レベルになる時点を示す閾値を設定してもよい。
種々の実施態様では、パラメータが、別の種類の現象とは異なる状況で、地面効果の影響を受けたかどうかについての検証を行なうこともできる。例えば、パラメータがプロペラからの気流に関連しているとすると、地面効果の他に、他の種類の現象がパラメータに影響を及ぼしている可能性がある(例えば、強い突風)。このようなことから、パラメータを指定期間に亘って監視して、パラメータレベルの一貫性を確認することができる。例えば、パラメータレベルが、強い突風または他の一時的な現象の結果として得られた場合、パラメータレベルは経時的に変動する可能性がある。これとは異なり、パラメータレベルが、地面効果の影響の結果として得られた場合、パラメータレベルは、AAVが表面から所定の距離の位置に保持されている状態で、比較的一定に保持されるはずである。
1つ以上のパラメータが、410におけるように、地面効果の影響を受けると判断される場合、412におけるように、地面効果に対する1つ以上の対応処置を実施することができる。種々の対応処置を含む、地面効果に対する例示的な対応プロセスについて、図5を参照して以下に更に詳細に説明する。一旦、412におけるように、地面効果に対する対応処置を実施すると、または410におけるように、1つ以上の被監視パラメータが、目的地までの途中で地面効果の影響を受けなかったと判断される場合、414におけるように、AAVは指定目的地に到達して着陸の態勢を整える。AAVの例示的な着陸プロセスについて、図6を参照して以下に更に詳細に説明する。
種々の実施態様では、種々のパラメータが、目的地までの途中で地面効果の影響を受けるかどうかについての判断、及びいずれの対応処置を実施するかどうかについての判断だけでなく、対応処置を実施する種々の関連手順をAAV制御システム110により、またはAAV管理システム326または他のリモートコンピューティングリソースにより、或いはこのようなシステムの組合せにより決定することができる。例えば、AAV管理システム326または他のリモートコンピューティングリソースは、パラメータに関するデータをAAVから受信することができ、分析の一部または全部を実行して、パラメータが地面効果の影響を受けるかどうかを判断し、地面効果の影響を受けると判断される場合、いずれの対応処置を実施するかを判断することができる。別の構成として、このような機能は、全てをAAV制御システム110により実行することができ、AAV制御システム110は、種々の実施態様では、このような発生事象だけでなく、全ての関連データをAAV管理システム326または他のリモートコンピューティングリソースに報告することができる。
図5は、幾つかの実施態様による飛行プロセス500における地面効果に対する例示的な対応処置のフロー図を示している。例示的なプロセスは、502におけるように、表面への1つ以上の接近可能性を、1つ以上の被監視パラメータレベルに基づいて判断することから始まる。種々の実施態様では、ルックアップテーブル、グラフ、関数、または他の機構を利用して、パラメータレベルを表面への接近可能性に関連付けることができる。例えば、所定のAAVに、特定の重量負荷が掛かる(例えば、物品を搬送して配送することに起因して)場合、これらのパラメータレベルは、AAVが地面に近づくにつれて地面効果の影響を受けるので、パラメータレベルに与える影響に関するデータを収集することができるか、及び/または計算することができる。種々の実施態様では、機械学習法、機械モデル化方法、及び/または他の方法を更に、または別の構成として、地面効果の影響に関するプロセスの一部として利用することにより、AAVが表面から所定の距離に位置する場合に予測されるパラメータレベルを示唆することができる。このような方法を使用して、表面への接近可能性を、飛行中の被監視パラメータレベルに基づいて判断することができる。
種々の実施態様では、一旦、複数の接近可能性が判断されると(例えば、AAVの異なるプロペラに関連して)、これらの接近可能性は、種々の目的で処理することができるか、及び/または種々の目的に利用することができる。例えば、図7を参照して以下に更に詳細に説明されるように、異なる接近度合いを利用して、表面の形状(例えば、傾斜している、湾曲している、段差形状を有しているなど)を判断することができる。別の例として、異なる接近度合いを数値平均して(例えば、重み関数、または他の関数を利用して)、表面へのAAVの概略判定接近度合いの精度を向上させることができる。別の例として、判定接近度合いの比較結果に基づき、これらの接近度合いのうちの1つ以上の接近度合いが、実際の表面距離を表わしているようには見えず、かつ無視される必要がある異常データ点に対応していると判断される。幾つかの場合では、このような異常データ点は、種々の要因(例えば、問題またはプロペラのうちの1基以上のプロペラの気流との干渉など)により発生する可能性がある。
一旦、被監視パラメータレベルを利用して表面への接近可能性を判断すると、504におけるように、1種類以上の回避航行を行なうかどうかについて判断を行なう。例えば、接近可能性が、AAVが地面と衝突する危険があることを示唆する場合、回避航行を行なって、AAVを地面上方の安全高度で飛行させることができる。別の例として、AAVの異なるプロペラに関連する接近可能性が、地面が傾斜していることを示唆する場合、回避航行の一部として、AAVを上方に向かって飛行させるだけでなく、場合によっては、前進運動を停止させて、傾斜地面との衝突を回避することが望ましい。504におけるように、1種類以上の回避航行を行なおうとする場合、506におけるように、AAVを指示表面から安全距離の位置まで飛行させる。
一旦、506におけるように、AAVが指示表面から安全距離の位置まで飛行すると、または504におけるような回避航行を行なわない場合、508におけるように、指定されたセンサシステムの評価を行なうかどうかについて判断を行なう。種々の実施態様では、地面または他の表面への接近度合い判断する本明細書に記載の方法は、1つ以上の更に別のセンサシステムの他に利用するようにしてもよい。このような冗長性により、AAVの動作に関する総合安全性を高めることができることを理解できるであろう(例えば、これらのシステムのうちの1つのシステムが故障するか、またはその他には、システムの動作が阻害される場合など)。1つの実施態様では、撮像、ソナー、レーダ、ライダー、赤外線、レーザなどのような技術を利用する主センサシステムを飛行中の主地面検出システムとして利用することができるのに対し、本明細書に記載される地面効果利用技術は、主センサシステムに対するバックアップ手段として利用することができる。
508におけるように、指定された1つ以上のセンサシステム(例えば、主センサシステム)の評価を行なおうとする場合、510におけるように、指定されたセンサシステムの評価を実行する。一旦、評価を実行すると、512におけるように、1つ以上の評価対象センサシステムが正しく機能しているかどうかについて判断を行なう。1つ以上のセンサシステムが正しく機能していない場合、514におけるように、機能していないセンサシステムに関する1つ以上のセンサシステムプロトコルを実施する。種々の実施態様では、主センサシステムが機能していないか、またはその他には、主センサシステムの動作が阻害されている(例えば、雨、雪、霧、日光による、または特定の種類の反射による等)と判断される場合、安全余裕度を飛行中に大きくする必要がある。例えば、地面の近くを飛行するAAVに、元の飛行経路を辿るように要求する場合、プロトコルは、現時点でAAVを、大きく高度を上げて、安全余裕度を大きくして飛行させる必要があることを指示することができる。別の例として、プロトコルは、AAVが、最も近い安全な着陸可能地に着陸する必要があることを指示し、安全な着陸可能地で、AAVが、代理業者により補修される、または回収されて、主センサシステムの問題を解決することになる。512におけるように、1つ以上のセンサシステムが正しく機能していると判断される場合、または508におけるように、指定されたいずれのセンサシステムの評価も行なわれない場合、516におけるように、プロセスが完了する。
図6は、幾つかの実施態様による例示的なAAV着陸プロセス600のフロー図を示している。例示的なプロセスは、602におけるように、AAVが指定着陸地に向かって降下することから始まる。種々の実施態様では、指定着陸地は、元の飛行経路指示の一部として指定することができる、またはAAVが指定目的地に近づいているときに選択することができる。AAVが着陸地に向かって降下すると、604におけるように、1つ以上の地面効果の影響を受ける1つ以上の指定パラメータを監視して、パラメータレベルが着陸中に予測通りであることを確認する。AAVが地面に近づいているときに地面効果がパラメータに着陸中に大きな影響を及ぼすとは予測されないようなより高い高度を進行するのとは異なり、パラメータレベルは、これらのパラメータレベルが対応する地面効果の影響を受けるときに変化すると予測されることを理解できるであろう。一例として、着陸地が平坦であり、かつ起伏がないと予測される場合、AAVの前部及び後部に位置するプロペラに関連するパラメータが、AAVが降下するときに地面効果の影響を受けるのと同様の変化がパラメータレベルに現われると予測される。しかしながら、着陸中にAAVの前部及び後部に対応して生じるレベルの変化が同様ではない場合、これは、表面に起伏があることを示唆しており、この場合、図7を参照して以下に更に詳細に説明されるように、新規の着陸地を選択する必要がある。
1つ以上の指定パラメータが着陸中に監視されるので、606におけるように、現われるパラメータレベルが、着陸中の予測パラメータレベルに一致するかどうかについて判断を行なう。現われるパラメータレベルが、予測と一致しない場合、608におけるように、地面効果に対する1種類以上の対応処置を実施する。種々の対応処置を含む、地面効果に対する例示的な対応処置プロセスについて、図7を参照して以下に更に詳細に説明する。一旦、608におけるように、地面効果に対する対応処置を実施すると、または606において、着陸中のパラメータレベルが予測と一致する場合、610におけるように、着陸を完了する。
図7は、幾つかの実施態様による着陸プロセス700における地面効果に対する例示的な対応処置のフロー図を示している。例示的なプロセスは、702におけるように、表面への1つ以上の接近可能性を1つ以上の被監視パラメータレベルに基づいて判断することから始まる。接近可能性を判断するプロセスは、図5のブロック502に関して上に説明したプロセスと同様とすることができる。被監視パラメータレベルを利用して、表面への接近可能性を判断した後、704におけるように、着陸地が調整されることになるかどうかについて判断を行なう。種々の実施態様では、着陸地は、現在の着陸地が、AAVが着陸するためには安全ではない可能性があると判断される場合に調整することができる。例えば、現在の着陸地に起伏がある(例えば、大きな傾斜、段差高さ、稜線などがある状態)と判断され、これにより、AAVが滑走する、横揺れする、墜落するなどして、AAVを損傷してしまう。種々の実施態様では、表面へのAAVの異なる部分の異なる接近度合いは、表面に起伏があることを示唆することができる。例えば、前部プロペラに関連するパラメータが、AAVの前部が着陸面の対応部分に非常に接近していることを示唆しているのに対し、後部プロペラに関連するパラメータが、AAVの後部が着陸面の対応部分から更に非常に長い距離の位置にあることを示唆している場合、このような示唆は、起伏のある着陸面(例えば、非常に大きな傾斜、段差など)に一致する。この点に関して、AAVの中央のプロペラに関連するパラメータは、有用な情報を提供することもできる(例えば、表面が傾斜している、表面に段差があるなどの違いを判別する)。
704におけるように、着陸地が調整されることになると判断される場合、706におけるように、新規の着陸地が指定される。着陸地が調整されることはないと判断される場合、708におけるように、着陸を現在地に、全ての指示表面形状に関する全ての指定予防措置を利用して指定することができる。例えば、指示表面形状は、現在の着陸地が、特定の予防措置が利用される限り、AAVが安全に着陸するために十分なだらかな傾斜を有しているという示唆を含むことができる(例えば、傾斜などの地形がある場合に、更にゆっくり降下する)。
図4〜図7では、特定の分析対応処置が、飛行経路プロセスまたは着陸プロセスのいずれにも関連して概略提示されているが、種々の実施態様では、このような方法は、プロセスまたは他のプロセスのいずれに関しても、いずれの組合せでも利用することができることを理解できるであろう。例えば、離陸プロセスでは、またはAAVに指示して、飛行経路プロセスの少なくとも一部について地面に接近して進行させる場合、着陸プロセスについて上に説明した特定の方法を利用することができ、例えば被監視パラメータレベルを、地面効果の影響を受けるときに予測されるレベルと比較することができる。このような場合では、パラメータレベルが予測通りではない場合、このようなパラメータレベルは、AAVが、地面から予測距離の位置を飛行していないことを示唆することができるか、及び/または地面形状が予測通りではなく、これに対して、種々の対応処置を実施する必要があることを示唆することができる。例えば、1つの対応処置の一部として、AAVに指示して、高度を速やかに上げて、地面との衝突を回避させることができる。
図8は、AAV100の例示的なAAV制御システム110を示すブロック図である。種々の例では、ブロック図は、AAV制御システム110の1つ以上の形態の例示であり、これらの形態を使用して、上に説明した種々のシステム及び方法を実現することができる。図示の実施態様では、AAV制御システム110は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820に入力/出力(I/O)インターフェース810を介して接続される1つ以上のプロセッサ802を含む。AAV制御システム110は更に、プロペラモータコントローラ804、電源モジュール806、及び/またはナビゲーションシステム808を含むことができる。AAV制御システム110は更に、棚卸物品係合機構コントローラ812と、ネットワークインターフェース816と、1つ以上の入力/出力デバイス818と、を含む。
種々の実施態様では、AAV制御システム110は、1つのプロセッサ802を含むユニプロセッサシステムとすることができる、または幾つかのプロセッサ802(例えば、2個、4個、8個、または別の適切な個数)を含むマルチプロセッサシステムとすることができる。プロセッサ(群)802は、命令を実行することができる任意の適切なプロセッサとすることができる。例えば、種々の実施態様では、プロセッサ(群)802は、x86、PowerPC,SPARC,またはMIPS ISA、または他の任意の適切なISAのような多種多様な命令セットアーキテクチャ(ISA)の全ての命令セットアーキテクチャを実行する汎用プロセッサまたはエンベッデッドプロセッサとすることができる。マルチプロセッサシステムでは、各プロセッサ(群)802は、必ずではないが、普通、同じISAを実行することができる。
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820は、プロセッサ(群)802からアクセスできる実行可能命令、データ、飛行経路、及び/またはデータアイテムを格納するように構成することができる。種々の実施態様では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、シンクロナスダイナミックRAM(SDRAM)、不揮発性/フラッシュ型メモリ、または他の任意の種類のメモリのような任意の適切なメモリ技術を使用して実現することができる。図示の実施態様では、上に説明した機能のような所望の機能を実行するプログラム命令及びデータは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820内に、プログラム命令822、データストレージ824、及び飛行経路データ826としてそれぞれ格納される様子が図示されている。他の実施態様では、プログラム命令、データ、及び/または飛行経路を受信する、送信する、または非一時的な媒体のような異なる種類のコンピュータアクセス可能媒体に格納するか、または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820またはAAV制御システム110とは別体の同様の媒体に格納することができる。一般的に言うと、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、磁気媒体または光媒体、例えばAAV制御システム110にI/Oインターフェース810を介して接続されるディスクまたはCD/DVD−ROMのような記憶媒体またはメモリ媒体を含むことができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を介して格納されるプログラム命令及びデータは、電気信号、電磁信号、またはデジタル信号のような伝送媒体または信号を介して送信することができ、これらの信号は、ネットワーク及び/または無線リンクのような通信媒体を介して伝送することができ、例えばネットワークインターフェース816を介して伝送することができる。
1つの実施態様では、I/Oインターフェース810は、I/Oトラフィックをプロセッサ(群)802、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820、及び入力/出力デバイス818のような任意のペリフェラルデバイス、ネットワークインターフェース、または他のペリフェラルインターフェースの間で調整するように構成することができる。幾つかの実施態様では、I/Oインターフェース810は、全ての必要なプロトコル、タイミング変換または他のデータ変換を実行して、1つのコンポーネント(例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820)からのデータ信号を、別のコンポーネント(例えば、プロセッサ(群)802)が使用するのに適する形式に変換することができる。幾つかの実施態様では、I/Oインターフェース810は、例えばペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)バス規格またはユニバーサルシリアルバス(USB)規格の改訂版のような様々な種類のペリフェラルバスを介して接続されるデバイスに関するサポート情報を含むことができる。幾つかの実施態様では、I/Oインターフェース810の機能を、例えばノースブリッジ及びサウスブリッジのような2つ以上の別体のコンポーネントに分割することができる。更に、幾つかの実施態様では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体820とのインターフェースのようなI/Oインターフェース810の機能の特定部分または全部を、プロセッサ(群)802に直接組み込んでもよい。
プロペラモータ(群)コントローラ804は、ナビゲーションシステム808と通信して、各プロペラモータの電力を調整することにより、AAVを、判断した飛行経路に沿って誘導する。上に説明したように、表面までの距離を判断する種々の方法の一部として、プロペラモータの動作に関連する種々のパラメータを監視することができる。例えば、これらのプロペラのうちの1基以上のプロペラに供給される電圧、電流、または電力を監視して、地面効果がパラメータに影響を及ぼしているかどうかを判断することができ、例えば表面への接近度合いを示唆することができる。
電源モジュール806は、AAVの1つ以上の電源モジュール(例えば、バッテリ)に関連する充電機能及び全ての切り替え機能を制御することができる。ナビゲーションシステム808は、GPSまたは他の同様のシステムを含むことができ、GPSまたは他の同様のシステムを使用してAAVを、1つの地点に向かって航行させる、及び/または1つの地点から航行させることができる。棚卸物品係合機構コントローラ812は、棚卸物品を積載する、及び/または棚卸物品を荷下ろしするために使用されるモータ(群)(例えば、サーボモータ)と通信する。例えば、AAVが、配送地域の水平面の上に位置している場合、棚卸物品係合機構コントローラ812は、指示をモータに供することができ、当該モータが棚卸物品係合機構を制御して棚卸物品を取り外す。
ネットワークインターフェース816は、データを、AAV制御システム110、ネットワークに接続される他のコンピュータシステムのような他のデバイスの間で授受することができる、及び/または他のAAVのAAV制御システムとの間で授受することができるように構成することができる。例えば、ネットワークインターフェース816により、無線通信が多数のAAVの間で可能になる。種々の実施態様では、ネットワークインターフェース816は、Wi−Fiネットワークのような無線汎用データネットワークを介した通信をサポートすることができる。例えば、ネットワークインターフェース816は、携帯電話通信ネットワーク、衛星ネットワークなどのような電気通信ネットワークを介した通信をサポートすることができる。
入力/出力デバイス818は、幾つかの実施態様では、1つ以上のディスプレイ、画像撮影装置、熱センサ、赤外線センサ、飛行時間センサ、加速度計、圧力センサ、天候センサ、気流センサ、距離センサなどを含むことができる。複数の入力/出力デバイス818を設けることができ、AAV制御システム110により制御することができる。上に説明したように、これらのセンサのうちの1つ以上のセンサを利用して、着陸をアシストするだけでなく、障害物を飛行中に回避することができる。
図8に示すように、メモリは、プログラム命令822を含むことができ、プログラム命令822は、上に説明した例示的なプロセス、及び/またはサブプロセスを実行するように構成することができる。データストレージ824は、データアイテムを維持する種々のデータストアを含むことができ、これらのデータアイテムを供給して、飛行経路を判断し、棚卸物品を取り出し、着陸し、棚卸物品を荷下ろしするための水平面を特定し、距離測定機能を実行するなどとすることができる。
種々の実施態様では、本明細書において1つ以上のデータストアに含まれるとして例示されるパラメータ値及び他のデータは、説明されない他の情報と組み合わせることができる、または異なる構成で区分して、より多くのデータ構造、より少ないデータ構造、または異なるデータ構造とすることができる。幾つかの実施態様では、データストアは、1つのメモリに物理的に配置することができるか、または2つ以上のメモリに分散させることができる。
この技術分野の当業者であれば、AAV制御システム110は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことを理解できるであろう。具体的には、コンピューティングシステム及びコンピューティングデバイスは、指示された機能を実行することができるハードウェアまたはソフトウェアの任意の組み合わせを含むことができ、任意の組み合わせとして、コンピュータ、ネットワークデバイス、インターネット家電、PDA、無線電話、ページャなどを挙げることができる。AAV制御システム110は更に、不図示の他のデバイスに接続することができるか、またはそうではなく、スタンドアローンシステムとして動作することができる。更に、図示のコンポーネントが実現する機能は、幾つかの実施態様では、組み合わせることにより、より少ないコンポーネントとすることができる、または更に別のコンポーネントに分散させることができる。同様に、幾つかの実施態様では、図示のコンポーネントのうちの幾つかのコンポーネントの機能は、実現されないようにしてもよいか、及び/または更に別の他の機能を利用することができるようにしてもよい。
また、この技術分野の当業者であれば、種々のアイテムが、使用状態のメモリまたはストレージに格納されるものとして図示されているが、これらのアイテム、またはこれらのアイテムの一部をメモリと他のストレージデバイスとの間で転送して、メモリを管理し、データ完全性を確保するようにしてもよい。別の構成として、他の実施態様では、ソフトウェアコンポーネントの特定部分または全部は、別のデバイスのメモリ内で実行してもよく、図示のAAV制御システム110と通信するようにしてもよい。システムコンポーネントまたはデータ構造の特定部分または全部は、適切なドライブが読み取る読み取り先の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体またはポータブル製品に格納することもでき(例えば、指示通りに、または構造化データ通りに)、これらの種々の例が、上に説明されている。幾つかの実施態様では、AAV制御システム110とは別体のコンピュータアクセス可能媒体に格納される命令は、AAV制御システム110に、無線リンクのような通信媒体を介して伝送される電気信号、電磁信号、またはデジタル信号のような伝送媒体または信号を介して送信することができる。種々の実施態様は更に、コンピュータアクセス可能媒体についてのこれまでの説明に従って実行される受信命令、送信命令、または格納命令、及び/またはデータを含むことができる。従って、本明細書において説明される方法は、他のAAV制御システム構造を用いて実施してもよい。
図9は、本明細書において説明される実施態様に使用することができるサーバシステム320のようなサーバシステムの例示的な実施態様の絵図である。サーバシステム320は、1つ以上の冗長プロセッサのようなプロセッサ900と、映像表示アダプター902と、ディスクドライブ904と、入力/出力インターフェース906と、ネットワークインターフェース908と、メモリ912と、を含むことができる。プロセッサ900、映像表示アダプター902、ディスクドライブ904、入力/出力インターフェース906、ネットワークインターフェース908、及びメモリ912は、互いに通信バス910を介して通信可能に接続される。
映像表示アダプター902は、ディスプレイ信号をローカルディスプレイ(図9には図示されず)に供給して、サーバシステム320のオペレータが、サーバシステム320の動作を監視して構成することができるようにしている。入力/出力インターフェース906は同様に、サーバシステム320のオペレータが操作することができるマウス、キーボード、スキャナ、または他の入出力デバイスのような図9には不図示の外部入力/出力デバイスと通信する。ネットワークインターフェース908は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせを含むことにより、他のコンピューティングデバイスと通信する。例えば、ネットワークインターフェース908は、サーバシステム320と図3に示すAAV、荷役設備、中継地域、及び/または配送地域のような他のコンピューティングデバイスとの間の通信を可能にするように構成することができる。
メモリ912は普通、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、及び/または他の揮発性メモリまたは永続メモリを含む。メモリ912は、サーバシステム320の動作を制御するオペレーティングシステム914を格納する様子が図示されている。サーバシステム320の下位動作を制御するバイナリ入力/出力システム(BIOS)916もメモリ912に格納される。
メモリ912は更にプログラムコード及びデータを格納して、ネットワークサービスをAAV管理システム326に供給する。従って、メモリ912は、ブラウザアプリケーション918を格納することができる。ブラウザアプリケーション918は、コンピュータ実行可能命令を含み、コンピュータ実行可能命令をプロセッサ900が実行すると、コンピュータ実行可能命令によりウェブページのような構成可能なマークアップ言語文書を作成するか、またはその他には、取得することができる。ブラウザアプリケーション918は、データストアマネージャアプリケーション920と通信して、AAVデータストア922、及び/または他のデータストアの間のデータ授受を容易にする。
本明細書において使用されるように、「data store」という用語は、データを格納することができる、データにアクセスすることができる、データを取り出すことができる任意のデバイス、またはデバイスを組み合わせた複合デバイスを指し、これらのデバイスは、任意の標準環境、分散環境、またはクラスタ環境の任意の組み合わせ及び数のデータサーバ、データベース、データストレージデバイス、及びデータストレージ媒体を含むことができる。サーバシステム320は、任意の適切なハードウェア及びソフトウェアを含むことによりAAVデータストア922と必要に応じて連携して、AAV管理システム、AAV、荷役設備、配送地域、及び/または中継地域の様々な形態の1種類以上のアプリケーションを実行することができる。
データストア922は、幾つかの別体のデータテーブル、データベースまたは他のデータストレージ機構、及び特定の形態に関するデータを格納する媒体を含むことができる。例えば、図示のデータストア922は、AAV情報、天候情報、風速及び風向き、飛行経路情報、発送地情報、目的地情報などを含み、これらの情報を使用して、情報を作成し、AAV管理システム326、荷役設備、配送地域、AAV、中継地域、及び/またはユーザに配信することができる。AAVデータストア922に格納される他の多くの形態が存在し得ることを理解されたい。データストア922は、データストア922に関連するロジックを介して動作可能であることにより、命令をサーバシステム320から受信し、命令を受信すると、データを取得する、更新する、またはその他には、処理することができる。
メモリ912は更に、上に説明したAAV管理システム326を含むことができる。AAV管理システム326は、プロセッサ900により実行可能であることにより、サーバシステム320の機能のうちの1つ以上の機能を実行することができる。1つの実施態様では、AAV管理システム326は、メモリ912に格納される1つ以上のソフトウェアプログラムで具体化される命令を表わすことができる。別の実施態様では、AAV管理システム326は、ハードウェア命令、ソフトウェア命令、またはハードウェア命令及びソフトウェア命令の組み合わせを表わすことができる。
サーバシステム320は、1つの実施態様では、幾つかのコンピュータシステム及びコンポーネントを利用する分散環境であり、これらのコンピュータシステム及びコンポーネントは、通信リンクを介して、1つ以上のコンピュータネットワークまたは直接接続を使用して相互に接続される。しかしながら、この技術分野の当業者であれば、このようなシステムが、図9に示すコンポーネントよりも少ない数の、または多い数のコンポーネントを有するシステム内で同じように良好に動作することができることを理解できるであろう。従って、図9の図は、本質的に例示であり、本開示の範囲に限定されるものではないと考えられるべきである。
1つ以上の選択された実施形態では、無人飛行体を、実行可能命令で構成される1つ以上のコンピューティングシステムによる制御の下で動作させるコンピュータ実行方法では:無人飛行体を飛行経路に沿って飛行させる飛行経路指示を受信すること;複数のプロペラモータを制御して、無人飛行体を飛行経路に沿って飛行させ、これらのプロペラモータの各プロペラモータが、それぞれのプロペラを回転させて、それぞれの気流を発生させること;無人飛行体の動作に関連する少なくとも1つのパラメータを監視し、これらのプロペラのうちの少なくとも1基のプロペラのそれぞれの気流に影響を及ぼす地面効果が更にパラメータに影響を及ぼすこと;及び地面への無人飛行体の少なくとも一部の接近度合いを、地面効果によって生じるパラメータの変化に基づいて判断することのうちの少なくとも1つを行なう。
別の構成として、上に説明したコンピュータ実行方法は更に:パラメータが、これらのプロペラのうちの少なくとも1基のプロペラを回転させるために供給される電圧、電流、または電力のうちの少なくとも1つであること;地面への接近度合いを無人飛行体の主距離センサシステムを使用して判断し、判断を、パラメータの変化を主距離センサシステムに対するバックアップ手段として利用することにより行なうこと;主距離センサシステムが正しく機能していないことを故障に基づいて判断して、地面への判断接近度合いを示唆すること;複数のモータを制御して、無人飛行体が地面と衝突するのを、地面への判断接近度合いに基づいて防止すること;及び地面への接近度合いを、無人飛行体の着陸プロセスにおいて判断し、地面への接近度合いを使用して、起伏のある地面状態が第1着陸可能地に存在すると判断することのうちの1つ以上を含むことができ(すなわち、1つだけを含む、または組み合わせを含む)、コンピュータ実行方法では更に、複数のプロペラモータを制御して、無人飛行体を第2着陸可能地まで飛行させることができる。
1つ以上の選択された実施形態では、無人飛行体から表面までの距離を判断するシステムは:複数のモータのうちの1つ以上のモータと、複数のモータに接続され、かつ電力を複数のモータに供給するように構成される電源と、表面までの距離を表わす出力を供給するセンサシステムと、を含むことができる無人飛行体;1つ以上のプロセッサのうちの1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに接続され、かつプログラム命令を格納するメモリと、を含むことができるコンピュータシステムのうちの1つ以上を含むことができ、プログラム命令が1つ以上のプロセッサにより実行されると、プログラム命令により、1つ以上のプロセッサが、表面までの第1距離を表わすセンサシステムの出力を受信すること、第1距離とは異なる表面までの第2距離を、地面効果の影響を受けるパラメータのレベルに少なくとも部分的に基づいて判断すること、及びセンサシステムの出力に関連する問題が生じていることを、第2距離と第1距離との差に少なくとも部分的に基づいて判断することのうちの少なくとも1つを行なうようになる。
別の構成として、記載のシステムは任意であるが:センサシステム誤動作、またはセンサシステムが表面までの距離を正確に表わす機能を阻害する外的条件のうちの少なくとも1つを含むセンサシステムの出力に関連する問題であって、外的条件が、センサシステムが表面までの距離を正確に測定する機能を阻害する大気条件または天候条件のうちの少なくとも1つである、前記問題;センサシステムに関連する問題に基づいて、無人飛行体が、より高い高度を飛行して、安全余裕度を大きくして表面との衝突を回避すること、または無人飛行体が飛行経路に沿った飛行を完了する前に無人飛行体を着陸させて、当該問題を解決することのうちの少なくとも1つを行なうこと;撮像、ソナー、レーダ、ライダー、赤外線、またはレーザ技術のうちの少なくとも1つに基づいて動作することができるセンサシステム;及び第2距離を、メモリに格納されて、パラメータのレベルを表面からの距離に関連付けるデータを参照することにより判断することができることのうちの1つ以上を含むことができる。
1つ以上の選択された実施形態では、表面への接近度合いを判断するコンピュータ実行方法は、実行可能命令で構成される1つ以上のコンピューティングシステムによる制御の下に:無人飛行体の少なくとも1つの動作パラメータを監視すること;地面効果により生じる少なくとも1つの動作パラメータの変化を検出すること;及び表面への無人飛行体の少なくとも1つの第1部分の接近度合いを、少なくとも1つの動作パラメータの変化に基づいて判断することのうちの1つ以上を含むことができる。
別の構成として、上に説明したコンピュータ実行方法では任意であるが:表面への接近度合いを、着陸プロセス、離陸プロセス、または飛行プロセスのうちの少なくとも1つのプロセスにおける表面への予測接近度合いと比較することにより判断し、第1経路が表面に接近し;表面への無人飛行体の少なくとの1つの第2部分の第2接近度合いを判断し;無人飛行体を第2着陸可能地まで、第1着陸可能地の表面に起伏があることを示唆する判断接近度合いに少なくとも部分的に基づいて飛行させ、表面が第1着陸可能地に対応し;少なくとも1つの動作パラメータを、無人飛行体の少なくとも1つのモータに供給されて無人飛行体を飛行させる電力量に関連付け;地面効果を低減させ、無人飛行体が表面に接近している状態で、少なくとも1つのモータで無人飛行体を飛行させるために必要な電力量を低減させ;無人飛行体の自動操縦システムを利用して、供給される電力量を制御し、無人飛行体が表面に接近するときに、電力を自動的に低減させ;機械学習法または機械モデル化方法のうちの少なくとも1つの方法を利用して、表面への無人飛行体の第1部分の接近度合いを判断し;表面への無人飛行体の複数の更に別のそれぞれの部分の複数の更に別の接近度合いを判断し、複数の更に別の判断接近度合いのうちの1つ以上の判断接近度合いを、表面への無人飛行体の第1部分の判断接近度合いと組み合わせて利用して、表面形状をこれらの判断接近度合いに基づいて判断すること、表面への無人飛行体の接近度合いを、これらの判断接近度合いの数値平均に少なくとも部分的に基づいて判断すること、またはこれらの判断接近度合いのうちの少なくとも1つの判断接近度合いが、無視されるべき異常データ点に対応していることを、これらの判断接近度合いの比較結果に少なくとも部分的に基づいて判断することのうちの1つ以上を行なう。
この技術分野の当業者であれば、幾つかの実施態様では、上に説明したプロセス及びシステムにより実現される機能は、別の形態で実現してもよく、例えば機能を分割して更に多くのソフトウェアモジュールまたはルーチンとしてもよい、またはまとめてより少ないモジュールまたはルーチンとしてもよいことを理解できるであろう。同様に、幾つかの実施態様では、例示のプロセス及びシステムは、例えば他の例示のプロセスを代わりに削除する場合、またはこのような機能をそれぞれ含む場合、或いは実現される機能の数を変更する場合のように、記載される機能よりも多くの機能または少ない機能を実現するようにしてもよい。更に、種々の操作が、特定の態様で(例えば、連続して、または並行して)、及び/または特定の順序で行なわれるものとして例示されているが、この技術分野の当業者であれば、他の実施態様では、これらの操作は他の順序で、かつ他の態様で行なってもよいことを理解できるであろう。この技術分野の当業者であればまた、上に説明したデータ構造は、異なる形態で構造化してもよい、例えば単一データ構造を分割して複数のデータ構造とすることにより、または複数のデータ構造をまとめて単一データ構造とすることにより構造化してもよいことを理解できるであろう。同様に、幾つかの実施態様では、例示のデータ構造は、例えば他の例示のデータ構造を代わりに削除する場合、またはこのような情報をそれぞれ含む場合、或いは格納される情報の量または種類を変更する場合のように、記載される情報よりも多くの情報、または少ない情報を格納するようにしてもよい。これらの図に例示され、かつ本明細書に記載される種々の方法及びシステムは、例示的な実施態様を表わしている。方法及びシステムは、他の実施態様では、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェア及びハードウェアの組み合わせとして実現することができる。同様に、いずれの方法の順序も変更してもよく、他の実施態様では、種々の要素を追加する、種々の要素の順序を変える、種々の要素を組み合わせる、種々の要素を省略する、種々の要素を変更するなどしてもよい。
これまでの説明から、特定の実施態様について本明細書において説明して例示を行なってきたが、様々な改変を添付の特許請求の範囲、及び特許請求の範囲に列挙される要素の趣旨及び範囲から逸脱しない限り行なうことができることを理解できるであろう。更に、特定の態様が以下に、特定の請求項形式で提示されるが、本願発明者らは、種々の態様をいずれの利用可能な請求項形式でも想定することができる。例えば、幾つかの態様のみが現時点で、コンピュータ可読記憶媒体に具体化されているものとして記述されている可能性があるが、他の態様を同じようにして、そのように具体化してもよい。様々な改変及び変更は、本開示の恩恵を享受するこの技術分野の当業者に明らかとなるように行なうことができる。全てのこのような改変及び変更を包含するので、上記説明は限定的な意味ではなく、例示であると考えられるべきである。

Claims (14)

  1. 無人飛行体から表面までの距離を判断するシステムであって、前記システムは:
    無人飛行体を備え、前記無人飛行体は:
    複数のモータと、
    前記複数のモータに接続され、かつ電力を前記複数のモータに供給するように構成される電源と、
    表面までの距離を表わす出力を供給するセンサシステムと、
    コンピューティングシステムと、を含み、
    前記コンピューティングシステムは:
    1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサに接続され、かつプログラム命令を格納するメモリと、を含み、前記プログラム命令を前記1つ以上のプロセッサにより実行すると、前記プログラム命令により、前記1つ以上のプロセッサが少なくとも:
    前記表面までの第1距離を表わす出力を前記センサシステムから受信し、
    前記無人飛行体の少なくとも1つのモータに供給される量に関連し且つ地面効果の影響を受けるパラメータのレベルに基づいて、前記表面までの前記第1距離とは異なる第2距離を判断し、
    前記センサシステムの前記出力に関連する問題が生じていることを、前記第2距離と前記第1距離との差に基づいて判断するようになる、前記システム。
  2. 前記センサシステムの前記出力に関連する前記問題は、前記センサシステムの誤動作、または前記表面までの前記距離を正確に表わす前記センサシステムの機能を阻害する外的条件のうちの少なくとも1つを含み、前記外的条件は、前記表面までの前記距離を正確に測定する前記センサシステムの機能を阻害する大気条件または天候条件のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記センサシステムに関連する前記問題に基づいて、前記無人飛行体は、より高い高度を飛行して、安全余裕度を大きくして前記表面との衝突を回避するか、または前記無人飛行体が飛行経路に沿った飛行を完了する前に前記無人飛行体を着陸させて前記問題を解決することのうちの少なくとも1つを行なう、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記センサシステムは、撮像、ソナー、レーダ、ライダー、赤外線、またはレーザ技術のうちの少なくとも1つに基づいて動作する、請求項1,2,又は3に記載のシステム。
  5. 前記第2距離は、前記メモリに格納されて前記パラメータのレベルを前記表面からの距離に関連付けるデータを参照することにより判断される、請求項1,2,3,又は4に記載のシステム。
  6. 表面への接近度合いを判断する方法であって、前記方法では:
    前記表面までの第1距離を表わす出力を無人飛行体のセンサシステムから受信し、
    前記無人飛行体の少なくとも1つのモータに供給される量に関連し且つ地面効果の影響を受ける動作パラメータのレベルに基づいて、前記表面までの前記第1距離とは異なる第2距離を判断し、
    前記無人飛行体の前記動作パラメータのレベルを監視し、
    前記地面効果により生じる前記動作パラメータのレベルの変化を検出し、
    前記第2距離に対応し前記表面への前記無人飛行体の少なくとも1つの第1部分の接近度合いを、前記地面効果により生じる前記動作パラメータのレベルの前記変化に基づいて判断する、前記方法。
  7. 前記表面への前記接近度合いの判断は、着陸プロセス、離陸プロセス、または飛行経路が前記表面に接近している飛行プロセスのうちの少なくとも1つのプロセスにおける前記表面への予測接近度合いとの比較に基づく、請求項6に記載の方法。
  8. 前記表面への前記無人飛行体の少なくとも1つの第2部分の第2接近度合いを更に判断する、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記表面は第1着陸可能地に対応し、前記無人飛行体を第2着陸可能地に、前記第1着陸可能地の表面に起伏があることを示唆する前記接近度合いの判断に基づいて飛行させる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記地面効果により、前記少なくとも1つのモータで前記無人飛行体を、前記無人飛行体が前記表面に接近している状態で飛行させるために必要な電力量を低減させる、請求項6,7,8又は9に記載の方法。
  11. 前記無人飛行体の自動操縦システムを利用して、供給される前記電力量を制御し、前記無人飛行体が前記表面に接近しているときの前記電力量を自動的に低減させる、請求項10に記載
  12. 機械学習法または機械モデル化方法のうちの少なくとも1つの方法を利用して、前記表面への前記無人飛行体の前記第1部分の前記接近度合いを判断する、請求項6,7,8,9,10又は11に記載の方法。
  13. 更に:
    前記表面への前記無人飛行体の複数の更に別のそれぞれの部分の複数の更に別の接近度合いを判断し、
    前記複数の更に別の判断接近度合いのうちの1つ以上の判断接近度合いを、前記表面への前記無人飛行体の前記第1部分の前記判断接近度合いと組み合わせて利用して:
    前記表面の形状を前記判断接近度合いに基づいて判断すること、
    前記表面への前記無人飛行体の接近度合いを、前記判断接近度合いの数値平均に少なくとも部分的に基づいて判断すること、または
    前記判断接近度合いのうちの少なくとも1つの判断接近度合いが、無視されるべき異常データ点に対応していることを、前記判断接近度合いの比較結果に少なくとも部分的に基づいて判断することのうちの少なくとも1つを行なう、請求項6,7,8,9,10,11又は12に記載の方法。
  14. 前記動作パラメータは、プロペラのうちの少なくとも1基のプロペラを回転させるために供給される電圧、電流、または電力のうちの少なくとも1つである、請求項6,7,8,9,10,11,12又は13に記載の方法。
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