JP6394302B2 - 品質管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の生産ラインにおける品質管理装置の扉構造に関する。
電子基板の表面実装ラインは、プリント基板の表面にはんだペーストを印刷する工程、プリント基板上に電子部品をマウントする工程、リフロー炉によってはんだを溶融して電子部品を固着する工程などから構成される。自動化が進んだラインでは、各々の工程のあいだに品質管理装置を配置し、印刷不良、マウント不良、はんだ付け不良等の自動検査を行うことがある。中でも、基板をカメラで撮影し、得られた画像を解析することで検査を行うタイプの基板外観検査装置は、非接触で高速かつ高精度な検査が行えることから、様々な種類の検査に広く利用されている。このようなプリント基板の品質管理を行う装置において、筐体内部へのアクセスを可能とする扉を備えた装置の例が特許文献1に開示されている。
特開2010−114169号公報
図23は、従来の品質管理装置の正面図、図24は、品質管理装置における扉部分の説明図である。品質管理装置90は、基板の製造ラインにおいて、はんだの過少や部品の浮き、回路パターンの短絡や断線等を検査する。品質管理装置90にて、不良が検出された場合、オペレータは、扉99を開けて、不良が生じた基板を取り除く。また、メンテナンス時にも扉99を開けて内部にアクセスすることがある。この開閉のため、扉99には、主体99aとは別に専用の取っ手99bが設けられている。
このように従来の品質管理装置では、取っ手99bを主体99aと別部材で構成しており、部品点数の増加、即ち、装置のコストアップを招くという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、扉構造の簡素化を図ることのできる品質管理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では以下の構成を採用する。すなわち、基板の品質を管理する品質管理装置であって、一方の側壁に前記基板の搬入口を有し、他方の側壁に前記基板の搬出口を有し、前面に装置内部へのアクセスを可能とする開口を有する筐体と、
前記筐体の前記開口に対し、一側部が垂直方向の枢軸により枢支されて前記開口を開閉する扉と、を備え、
前記扉の前記枢軸と反対側の側面と扉前面との成す角が水平断面において鋭角に形成され、前記扉の側面と対向する前記側壁の前端の面を前端斜面とし、当該前端斜面と前記側壁における前記筐体の前方に位置する側壁前面との成す角が水平断面において鈍角に形成され、前記扉の前記側面と前記側壁の前記前端斜面とが所定の間隔を空けて設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、扉の側面が内に向けて傾斜し、当該側面に指をかけて開けることができるため、扉の把持部を別途設ける必要が無く、扉構造の簡素化を図ることができる。
前記品質管理装置は、前記側壁前面と、前記扉前面とが、面一に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、扉の側面と所定の間隔を空けて対向する位置に同様の傾きを持った前端斜面が配置され、扉の前面と筐体側壁の前面とが同一面内に形成されているので、統一感のあるスマートな印象を与えることができ、機能性とデザイン性を両立できる。
前記品質管理装置は、オペレータによって操作される操作部を前記前端斜面に設けることが好ましい。
この構成によれば、操作部がオペレータに向けて配置されるため、操作性と視認性を向上させることができる。
本発明によれば、扉構造の簡素化を図ることのできる品質管理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る品質管理装置の模式図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置のブロック図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の正面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の右側面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の左側面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の背面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の上面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の底面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の斜視図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の扉を開けた状態を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る扉の側部を示す図。 本発明の実施形態に係る扉構造の説明図。 操作モニタを操作中の想定立ち位置と、品質管理装置の右側部前端との位置関係を示す図。 前扉を開けた状態で筐体内にアクセスする作業を行ってしるとき(扉開状態作業中)の想定立ち位置と、品質管理装置の右側部前端との位置関係を示す図。 図13と図14の位置関係を示す表である。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の正面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の右側面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の左側面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の背面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の上面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の底面図。 本発明の実施形態に係る品質管理装置の斜視図。 従来の品質管理装置の正面図。 従来の品質管理装置における扉の側部を示す図。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。
(装置構成)
図1に本発明の実施形態に係る品質管理装置の構成を模式的に示す。図1(a)は品質管理装置の正面を示す模式図、図1(b)は品質管理装置の側面を示す模式図である。なお、図1では、説明の便宜から装置内部の構造を透過的に示しているが、実際の装置は筐体で覆われており、外側から装置内部の構造を視認したり、扉を開けずに装置内部に容易
にアクセスできるものではない。
この品質管理装置1は、検査対象となる基板をカメラで撮影し、得られた画像を解析することにより基板の各種検査を行う外観基板検査装置である。例えば、表面実装ラインの印刷工程とマウント工程の間ではんだペーストの印刷不良を検査したり、マウント工程とリフロー工程の間で部品のマウント不良を検査したり、或いは、リフロー工程の下流ではんだ付け不良を検査したりする目的で使用されるものである。
図1に示すように、品質管理装置1は、本体フレーム10によって構成された水平テーブルの上に、第1の搬送レーン11と第2の搬送レーン12の2本の搬送レーンからなる搬送手段が設けられた構成を有している。以下、基板の搬送方向をX方向、水平面内でX方向に直交する方向をY方向、鉛直方向をZ方向と呼ぶ。第1の搬送レーン11は、2本のレール11a,11bから構成される。各々のレール11a,11bは、不図示の搬送ベルトが巻架された構成であり、上流装置から搬入された基板K1のY方向両端部を2つのレール11a,11bで支持しながら、X方向下流側へと基板K1を搬送する機能を有している。また、第2の搬送レーン12も同様、2本のレール12a,12bから構成され、上流装置から搬入された基板K2のY方向両端部を支持しつつ、X方向下流側へと基板K2を搬送する機能を有している。
搬送レーン11,12が設置された水平テーブルの上方には、検査ヘッド13が配置されている。検査ヘッド13は、撮影時に基板を照らすための照明13aと、光学系13bと、カメラ13cとを有して構成される。検査ヘッド13の構成は検査の種類や目的によって適宜設計すればよい。例えば、いわゆるカラーハイライト方式と呼ばれる検査を行う場合には、RGBの3色のリング状光源からなる照明13aと、カラー撮影が可能なカメラ13cとを用いればよい。検査ヘッド13は、X方向とY方向の2軸制御が可能な移動機構31に取り付けられている。
本実施形態では、画角が約37mm×約30mmの検査ヘッド13を用いている。検査対象となる基板のサイズは約50mm×約50mm〜約500mm×約600mmと大きく、また一つの基板内に複数箇所の検査対象部位(部品)があることが多いため、検査時には検査対象部位が画角内に収まるような撮影位置まで、移動機構31が検査ヘッド13を移動させる制御を行う。各撮影位置の座標情報は、基板の種類ごとに予め設定されている。なお、本実施形態の品質管理装置1は、2レーン、1カメラの構成であるため、1つの検査ヘッド13を2つの搬送レーン11,12の間で往復させて、2つの基板K1,K2の検査を行うことになる。もちろん装置構成はこれに限らず、レーンごとに検査ヘッドを設けてもよいし、3本以上の搬送レーンを設けても良い。
図2は、品質管理装置1のブロック図である。搬送レール軸30a〜30dは、それぞれレール11a,11b,12a,12bのY方向位置を変更するための機構であり、例えばボールねじなどのアクチュエータによって構成可能である。X軸31a、Y軸31bは、検査ヘッド13をX方向、Y方向に移動させるための移動機構31を構成するアクチュエータであり、これもボールねじなどによって構成できる。基板搬送軸32aは、第1の搬送レーン11のレール11a,11bに巻架されたベルトを回転させるための機構であり、基板搬送軸32bは、第2の搬送レーン12のレール12a,12bに巻架されたベルトを回転させるための機構である。制御部33は、品質管理装置1の各部を統括制御するためのマイクロプロセッサユニットであり、上述した各機構(アクチュエータ)の駆動を制御するための軸制御部33aとしての機能と、検査ヘッド13の照明13a及びカメラ13cの駆動を制御するための撮像・照明点灯制御部33bとしての機能をもつ。情報処理装置(コンピュータ)34及び操作モニタ35は、ユーザが品質管理装置1に対して操作指示を入力したり、各種の設定を行ったりするために利用されるものである。情報
処理装置34及び操作モニタ35は、品質管理装置1と一体的に構成されていてもよいし、品質管理装置1とは別体のパーソナルコンピュータ(例えばモバイルPC、スレート型端末、スマートフォンなど)により構成してもよい。
(筐体の構成)
図3は本発明の実施形態に係る品質管理装置の正面図、図4は本発明の実施形態に係る品質管理装置の右側面図、図5は本発明の実施形態に係る品質管理装置の左側面図、図6は本発明の実施形態に係る品質管理装置の背面図、図7は本発明の実施形態に係る品質管理装置の上面図、図8は本発明の実施形態に係る品質管理装置の底面図、図9は本発明の実施形態に係る品質管理装置の斜視図、図10は本発明の実施形態に係る品質管理装置の扉を開けた状態を示す斜視図、図11は本発明の実施形態に係る扉の側部を示す図である。
品質管理装置1の筐体は、以下、本明細書では、特に言及する場合を除いて、図3に示す品質管理装置1の前面から視て奥側を”後方“と定義し、図6に示す品質管理装置1の背面と反対側を”前方“と定義し、この前後方向と直交し、品質管理装置1の前面に向かって右側を“右”と定義し、反対側を“左”と定義する。また、品質管理装置1の天板72側を“上方”と定義し、脚91側を“下方”と定義する。なお、品質管理装置1の前面、即ち筐体の前面とは、例えば品質管理装置1を操作するオペレータが位置すると想定される方向へ向けた面、或はオペレータに対して表示を行う表示装置を取り付ける面、前記搬入口から搬出口へ搬送される基板の搬送方向と直交する方向のうち、ほぼ水平方向に位置する面、品質管理装置1の内部へアクセスする面として予め定めた面などである。
品質管理装置1の筐体は、右側壁5、左側壁6、前扉41、下扉42、後壁(後扉)71、天板72、下板73、脚91を備えている。
右側壁5は、前端部材51、上枠52、後端部材54、上側板55、下側板56、中間部材57,58を有している。この前端部材51と後端部材54の上部に上枠52が架け渡され、前端部材51と後端部材54の下部に下板73が渡されて、右側壁5のフレームが構成されている。このフレームの内側上部に上側板55が接続され、フレームの内側下部に下側板56が接続され、上側板55と下側板56の隙間のうち、前後に中間部材57,58を接続している。これらの部材51〜58は、例えば金属板をプレス加工によって成形され、溶接やリベット等によって接続されることによって、右側壁5を構成している。この上側板55、下側板56、中間部材57,58に囲まれた開口が搬入口59となっている。
左側壁6は、前端部材61、上枠62、後端部材64、上側板65、下側板66、中間部材67,68を有している。この前端部材61と後端部材64の上部に上枠62が架け渡され、前端部材61と後端部材64の下部に下板73が渡されて、左側壁6のフレームが構成されている。このフレームの内側上部に上側板65が接続され、フレームの内側下部に下側板66が接続され、上側板65と下側板66の隙間のうち、前後に中間部材67,68を接続している。これらの部材61〜68は、例えば金属板をプレス加工によって成形され、溶接やリベット等によって接続されることによって、左側壁6を構成している。この左側壁6の上側板65、下側板66、中間部材67,68に囲まれた開口が基板の搬出口69となっている。なお、本実施形態では、右方の前段装置から基板が挿入されて、左方の後段装置に流される例を示したが、これに限らず、基板の搬送方向に応じて搬入口59と搬出口69とを入れ替えても良い。
品質管理装置1の筐体上部は、図7に示すように右側壁5の上枠52と左側壁6の上枠62の前方に上部前枠711を接続し、後方に上部後枠712を接続して、筐体上部のフ
レームが構成されている。この筐体上部のフレームに天板72が接続されて、筐体の上面が形成されている。
品質管理装置1の筐体底部は、図8に示すように右側壁5の前端部材51及び後端部材54と左側壁6の前端部材61及び後端部材64との間に下板73が接続されている。また、右側壁5の前端部材51及び後端部材54と左側壁6の前端部材61及び後端部材64の下端には夫々脚部91が設けられている。
品質管理装置1の筐体前面には、図3に示すように、前扉41と下扉42設けられている。前扉41の前面には、タッチパネル付きのモニタ(以下、単に操作モニタと称する)35が設けられている。また、右側壁5の前端部材51には、操作部8が設けられている。
前扉41と下扉42は、左側部が前端部材61に枢支され開閉可能となっている。図10は、前扉41を開いた状態を示している。なお、図4,図5,図9,図10において、筐体内部の構成については、説明の便宜のため省略した。
前扉41は、搬送手段から上を開閉し、下扉42は、搬送手段から下を開閉するように取り付けられている。即ち、前扉41を開けることで、搬送手段上の基板を取り出すことや、検査ヘッドの調整等を行うことができる。また、下扉42を開けることで、搬送手段の調整等を行うことができる。
(扉構造)
図11に示すように、前扉41は、左側壁6の前端部材61に設けたヒンジ43によって回動可能に枢支されている。ヒンジ43は、枢軸43aと、平受け部43bと、一端が枢軸43aに軸支された断面略コ字状のアーム部43cを有している。このヒンジ43の平受け部43bが前扉41の裏面(内面)に接続され、アーム部43cがL字型の取付具43dを介して前端部材61に接続されている。これにより前扉41は、左側部が垂直方向の枢軸43aにより枢支され、左側壁6と右側壁5との間の開口49に対して開閉可能となっている。
扉41の後面414と上部前枠711とには、ストッパ(開き止め部材)44が接続されており、扉41を開いた際の角度の上限が制限されている。また、上部前枠711には、マグネットキャッチ等の受け部材45(図10)が設けられており、扉が閉じられた際に、磁力等によって閉じた状態を保持している。なお、受け部材は、マグネットキャッチに限らず、ボールキャッチやローラキャッチ等、他の方式のものでも良い。この扉の開閉状態は、センサ46(図10)によって検出し、インタロック等に利用される。
前扉41は、側面412,413が、内に向かって傾いており、水平断面の形状が台形となっている。即ち、前扉41は、前面411の幅よりも後面414の幅が狭く、側面412、413と後面414のなす隅が側面412、413と前面411のなす隅よりも内側に位置している。例えば、図12に示すように前扉41は、枢軸43aと反対側の側部(本例では右側部)の側面412と前面411の内側に成す角θが水平断面において鋭角に形成されている。
これによりオペレータが、前扉41の側面412に手指をかけて前扉41を開けることができる。特に、本実施形態における品質管理装置1のオペレータは、操作モニタ35をみながら操作を行うため、品質管理装置1の正面に位置すると想定され、前扉41を開ける場合、この位置(想定立ち位置)から側面412に手指をかけることになるため、側面412と前面411の成す角θを鋭角とすることで、開く方向への力が伝え易くなり、容
易に扉を開けることができるようになる。
また、本実施形態の品質管理装置1では、図10、図12に示すように、前端部材51が、前端側面510、側部正面511、前端斜面512、内枠部513を有している。前端側面510は、品質管理装置1の筐体側面を構成する面(図4の紙面と平行な面)であり、側部正面(側壁前面)511は、前端部材51のうち筐体の前方に位置する面(図3の紙面と平行な面)である。そして、前扉41の側面412と対向する前端部材51の面(前端斜面)512を前記想定立ち位置に向けた斜面としている。例えば、図12に示すように当該前端斜面512と側部正面511との成す角αが水平断面において鈍角に形成されている。また、前扉41の前面411と前端部材51の側部正面511とは、同一面内に位置するように、即ち、面一に形成されている。前端斜面512には、操作ボタン81,82,83を有する操作部8を設けている。即ち、操作部8を想定立ち位置に向けて設けたことにより、高い操作性及び視認性が得られるようにしている。
図13は操作モニタ35を操作中の想定立ち位置と、品質管理装置1の右側部前端との位置関係を示す図、図14は、前扉41を開けた状態で筐体内にアクセスする作業を行っているとき(扉開状態作業中)の想定立ち位置と、品質管理装置1の右側部前端との位置関係を示す図、図15は、図13と図14の位置関係を示す表である。
図13に示すように、品質管理装置1のフレーム前面(前端部材51の内枠部513等)から操作モニタ35の前面までの距離が90mm、操作モニタ35を操作中の、操作モニタ35の前面から想定立ち位置までの適正視距離が400mmであり、品質管理装置1のフレーム前面から490mmの位置が操作モニタ35を操作中の想定立ち位置である。
また、国や地域、人種毎に肩幅の統計データを求め、オペレータの肩幅の最大値と最小値を決定する。例えば、オランダ人男性の肩幅(550mm)を最大値、タイ人女性の肩幅(360mm)を最小値とする。
そして、品質管理装置1の幅が910mmであり、想定立ち位置に存在するオペレータの右肩の位置から品質管理装置1の右側部の操作対象位置へ手を伸ばしたとき、この手を伸ばす方向88と品質管理装置1の前後方向89との成す角βは、肩幅が最大値の場合に20.2度、肩幅が最小値の場合に29.3度となる。
また、図14に示すように、扉開状態作業中の場合、装置内にアクセスする作業を行うため、想定立ち位置は品質管理装置1のフレーム前面から100mmとする。
また、想定立ち位置は装置正面中央を基本とするが、扉開時の扉内面は本体側部より145mm内側に位置するため、肩が扉内面に接触して装置正面中央に立てない場合は、肩が扉に接触する位置を想定立ち位置とする。この扉開状態作業中の想定立ち位置に存在するオペレータの右肩の位置から品質管理装置1の右側部の操作対象位置へ手を伸ばしたとき、この手を伸ばす方向88と品質管理装置1の前後方向89との成す角βは、肩幅が最大値の場合に60.9度、肩幅が最小値の場合に70.0度となる。
これらの位置関係から、適切な前端斜面512の角度を設定できる。例えば、操作ボタン81を非常停止ボタンとした場合には、操作モニタ35の操作中に操作ボタン81を操作することが考えられるため、操作モニタ35を操作中の想定立ち位置において、肩幅が最大値の場合(20.2度)と、肩幅が最小値の場合(29.3度)の平均をとって、次式のように、オペレータが手を伸ばす方向88と品質管理装置1の前後方向89との成す角度βを25度とする。
(20.2+29.3)/2=24.75度≒25度 β=25度
そして、このオペレータが手を伸ばす方向88と直交するように前端斜面512を配置することで、操作ボタン81を操作する際に操作部8(前端斜面512)がオペレータと正対するように設計する。即ち、品質管理装置1の前後方向89と前端斜面512における法線87とが成す角γを25度とし、前端斜面512と側部正面511との成す角αを次式のように155度とする。
180−25=155 α=155度
なお、非常停止ボタンの操作に限らず、他の操作を考慮して、前端斜面512の角度γを例えば15度〜50度、好ましくは20度〜30度としても良い。同様に、想定立ち位置のオペレータが前扉41を開けやすいように側面412の角度θを例えば45度〜80度、好ましくは55度〜70度としても良い。また、前扉41の側面412と、対向する前端斜面512との距離(隙間)を所定値、例えば指の入る距離以上で扉の厚み以下等と設定しても良い。具体的には、側面412と前端斜面512の距離の最小値Lmを21mm以上とする。これに限らず、側面412と前端斜面512の距離の最小値Lmを15mm〜50mm、好ましくは20mm〜30mmとしても良い。また、前扉41における側面412の水平面内長さ、即ち把持部の長さLpを所定値、例えば指先から第一関節までの距離以上、或いは第2指長の1/3以上等と設定しても良い。具体的には、把持部の長さLpを35mm以上とする。これに限らず、把持部の長さLpを20mm〜60mm、好ましくは30mm〜45mmとしても良い。
また、これらの前扉41の側面412と前端部材51の前端側面510、側部正面511、前端斜面512、内枠部513と左右対称に、前扉41の側面415と前端部材61の前端側面610、側部正面611、前端斜面612、内枠部613を形成している。
更に、下扉42についても前扉41と同じ構成で、開閉可能としている。なお、後壁71についても同様の構成で開閉可能としても良い。
以上のように、本実施形態によれば、扉の側面を内に向けて傾斜させ、当該側面に指をかけて開けることができるようにしたため、扉の把持部を別途設ける必要が無く、扉構造の簡素化を図ることができる。
また、扉の側面と所定の間隔を空けて対向する位置に同様の傾きを持った前端斜面が配置され、扉の前面と筐体側壁の前面とが同一面内に形成されているので、統一感のあるスマートな印象を与えることができ、機能性とデザイン性を両立できる。
更に、オペレータにむけて傾斜させた前端斜面に操作部を設けたことにより、操作性と視認性を向上させることができる。
また、扉の側面と所定の間隔を空けて前端斜面を配置したことにより、扉を開ける為に扉側面に指をかけた際、手の外側を前端斜面に当てることができ、この状態で手を握るように扉を開く方向へ指先を動かすことで、前端斜面を支えにして手の握力を扉側面に伝えることができ、容易に扉を開くことができる。
(その他)
図16〜図22は、品質管理装置の意匠を示す図である。図16は正面図、図17は右側面図、図18は左側面図、図19は背面図、図20は上面図、図21は底面図、図22は参考斜視図である。
1 品質管理装置
5 右側壁
6 左側壁
8 操作部
10 本体フレーム
11 搬送レーン
11,12 搬送レーン
13 検査ヘッド
13a 照明
13b 光学系
13c カメラ
31 移動機構
33 制御部
34 情報処理装置
35 操作モニタ
41 前扉
42 下扉
43 ヒンジ
51 前端部材
61 前端部材

Claims (3)

  1. 基板の品質を管理する品質管理装置であって、
    一方の側壁に前記基板の搬入口を有し、他方の側壁に前記基板の搬出口を有し、前面に装置内部へのアクセスを可能とする開口を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口に対し、一側部が垂直方向の枢軸により枢支されて前記開口を開閉する扉と、を備え、
    前記扉の前記枢軸と反対側の側面と扉前面との成す角が水平断面において鋭角に形成され、前記扉の側面と対向する前記側壁の前端の面を前端斜面とし、当該前端斜面と前記側壁における前記筐体の前方に位置する側壁前面との成す角が水平断面において鈍角に形成され、前記扉の前記側面と前記側壁の前記前端斜面とが所定の間隔を空けて設けられたことを特徴とする品質管理装置。
  2. 前記側壁前面と、前記扉前面とが、面一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の品質管理装置。
  3. オペレータによって操作される操作部を前記前端斜面に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の品質管理装置。
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