JP6394182B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両内に配置された電子機器に対して非接触で給電を行う非接触給電装置に関する。
車両内における機器間通信において、従来有線通信であった部分を無線通信に置換することにより、ハーネス等にかかる重量やコストが削減され、ひいては車両全体の重量削減やコストダウンが実現されつつある。電力の供給について、特許文献1には、マイクロ波を用いて車両外から移動体(車両)に対して非接触で給電するシステムが提案されている。
特開2008−92703号公報
しかしながら、特許文献1に係る非接触給電システムは、マイクロ波を発生させる電磁波発生装置と、給電対象である車両との間の、マイクロ波の伝播経路に障害物が存在しないことが前提である。万一、マイクロ波の伝播経路に障害物が存在する場合、マイクロ波の減衰や拡散によって電力の伝送効率が著しく低下する。例えば、車両内の閉じた系において、車両内に配置された電子機器に対して、車両内の電磁波発生装置から給電を行う場合には、車両内に配置された他の部材が障害物となり、電力の伝送効率が低下する虞がある。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、障害物による電力の伝送効率の低下を抑制した非接触給電装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、車両内に配置された電子機器(210)に対してエネルギーの伝播媒体としての電磁波を照射して、電子機器に対する給電を行う非接触給電装置であって、電磁波が出射される出射面(12)を有する複数の送電アンテナ(10)を備え、複数の送電アンテナは、車両のボンネット(320)におけるエンジンルーム(300)側の一面に沿って配置され、出射面は、エンジンルームに収められ給電対象としての電子機器を有するエンジンユニット(200)に向くように配置され、複数の送電アンテナにおける電磁波の出射を制御する制御部(40)をさらに備え、制御部は、複数の送電アンテナから、1つずつ順番に電磁波を出射させ、電子機器は、電磁波により受電した受電量の情報を制御部へ送信し、制御部は、複数の送電アンテナに対する電子機器の受電量に基づいて、電子機器に対する給電のために電磁波を出射させる送電アンテナを選択することを特徴としている。
ところで、エンジンユニットに備えられた電子機器に対して給電を行うとき、送電アンテナの出射面と電子機器との間には、エンジンユニットを構成する部材が存在する。そして、この部材は、エネルギーの伝播媒体としての電磁波の進行の障害となる。
上記発明によれば、エンジンユニットに備えられた電子機器に対して給電を行うとき、送電アンテナが、例えばフロントフェンダに配置されている場合に較べて、出射面と電子機器との間に介在する障害物の量を抑制することができるので、障害物による電力の伝送効率の低下を抑制することができる。
あるいは、別の発明は、車両内に配置された電子機器に対してエネルギーの伝播媒体としての電磁波を照射して、電子機器に対する給電を行う非接触給電装置であって、電磁波が出射される出射面(12)を有する複数の送電アンテナ(10)を備え、複数の送電アンテナは、車両における車室(330)の内部空間の外縁に沿う一面に沿って配置され、出射面は、車室に向くように配置され、複数の送電アンテナにおける電磁波の出射を制御する制御部(40)をさらに備え、制御部は、複数の送電アンテナから、1つずつ順番に電磁波を出射させ、電子機器は、電磁波により受電した受電量の情報を制御部へ送信し制御部は、複数の送電アンテナに対する電子機器の受電量に基づいて、電子機器に対する給電のために電磁波を出射させる送電アンテナを選択することを特徴としている。
これによれば、車両内に配置された電子機器に対して、出射面と電子機器との間に介在する障害物の量を抑制することができるので、障害物による電力の伝送効率の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る非接触給電装置が配置される車両前部の断面図である。 車両前部の上面図である。 送電アンテナの概略構成を示す斜視図である。 センサの概略構成を示すブロック図である。 制御部が実行する動作フローを示すフロー図である。 第1実施形態に係る非接触給電装置が配置される車両中央部の上面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る非接触給電装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、この非接触給電装置100は、バルクヘッド310により車室と隔てられたエンジンルーム300に格納されたエンジンユニット200に対して電力を供給する装置である。エンジンユニット200には、電子機器として、例えばエアフロメータや車速センサ、温度センサといった各種のセンサ210が配置されている。非接触給電装置100は、これらのセンサ210に対して、非接触により電力を供給する。
非接触給電装置100は、マイクロ波を外部空間に伝播させるための複数の送電アンテナ10と、マイクロ波を発振するためのマイクロ波発振器20と、マイクロ波発振器20に電力を供給するバッテリ30と、これらを制御する制御部40と、を備えている。
送電アンテナ10は、例えばマイクロストリップアンテナのような板状の平面アンテナである。本実施形態における送電アンテナ10は、図1および図2に示すように、エンジンルーム300と外界とを隔てるボンネット320のエンジンルーム300に向く一面に沿って、並んで配置されている。送電アンテナ10は、図3に示すように、誘電体の基板11上に銅箔により形成された出射面12と、マイクロ波発振器20と出射面12とを仲介して出射面12へエネルギーを伝送するマイクロストリップ線路13と、出射面12からのマイクロ波の出射のオンオフを制御するスイッチ14とを有している。
エネルギーの伝播媒体としてのマイクロ波は、出射面12から出射される。マイクロ波の出射方向は出射面12の略法線方向である。このため、送電アンテナ10は、出射面12がエンジンルーム300に向くように配置され、ひいては、エンジンルーム300に格納されたエンジンユニット200に向くように配置されている。スイッチ14は制御部40からの制御信号に基づいてオンオフし、出射面12からマイクロ波を出射するか、あるいはしないかを制御している。
マイクロ波発振器20は、例えば周波数300MHzから3THz程度の電磁波を発振させる装置であり、一般的に知られたマグネトロンなどを採用することができる。マイクロ波発振器20により発生したマイクロ波はマイクロストリップ線路13を通して出射面12に伝送される。
バッテリ30は、マイクロ波発振器20へ電力を供給する。バッテリ30は一般的に知られた二次電池を採用することができる。
制御部40は、バッテリ30における電力の残量等の情報に基づいてマイクロ波発振器20によるマイクロ波の発振を制御する。制御部40は、無線通信のための図示しない受信機を有しており、センサ210から送信される情報を受信可能になっている。なお、制御の詳細は後述する。
エンジンユニット200は、エンジンやモータ、ラジエータ等を含む、エンジンルーム300に格納された機構全体を指す。エンジンユニット200は、電子制御装置(ECU)のほか、エンジンユニット200に含まれる装置の状態を検出する各種のセンサ210を有している。
センサ210は、図4に示すように、エンジンユニット200に含まれる装置の状態を検出する検出部211と、送電アンテナ10から出射されるマイクロ波を受ける受電アンテナ212と、受電アンテナ212により受電した電力を蓄積するセンサバッテリ213と、検出部211により検出された装置の状態や、センサバッテリ213の電力の残量等の情報を制御部40に対して送信する送信機214を有している。受電アンテナ212により受電された電力は、例えば全波整流器などによって直流電力に整流されてセンサ210の駆動電力に供され、また、センサバッテリ213に蓄電される。
次に、図5を参照して、本実施形態における非接触給電装置100の動作フローを説明する。
まず、制御部40はステップS1を実行する。ステップS1は、制御部40がバッテリ30の電力の残量に関する情報をバッテリ30から受信するステップである。
次いで、制御部40はステップS2を実行する。ステップS2は、ステップS1において検出されたバッテリ30の電力の残量に基づいて、制御部40が送電アンテナ10から出力可能な電力量を算出するステップである。このステップでは、送電アンテナ10からマイクロ波として出射するエネルギー量の上限が決定される。
次いで、制御部40はステップS3を実行する。ステップS3は、制御部40が送電アンテナ10からマイクロ波として出射するエネルギー(電力量)を決定するステップである。このステップで決定されるマイクロ波のエネルギーは、ステップS2において算出されたエネルギーの上限を超えないように設定される。
次いで、制御部40はステップS4を実行する。ステップS4は、ステップS3で決定された電力量となるようにマイクロ波発振器20がマイクロ波の発振を行うとともに、制御部40が複数の送電アンテナ10のうち、一つの送電アンテナ10のスイッチ14をオンにするステップである。このステップにより、一つの送電アンテナ10の出射面12からエンジンユニット200に向けてマイクロ波が出射される。
次いで、制御部40はステップS5を実行する。ステップS5は、各センサ210が、出射されたマイクロ波により受電した自身の電力量(以下、受電量という)を測定し、受電量の情報を送信機214から制御部40の受信機に対して送信するステップである。制御部40は、ステップS4において選択された一つの送電アンテナ10が出射したマイクロ波による、各センサ210の受電量を記録する。
次いで、制御部40はステップS6を実行する。ステップS6は、制御部40が、すべての送電アンテナ10について、各センサ210の受電量が記録されたか否かを判定するステップである。ステップS6による判定結果がNO判定であれば、動作フローはステップS4に戻る。すなわち、制御部40は、ステップS4においてオンにする送電アンテナ10を、ステップS6を経る直前にオンされていた送電アンテナ10とは異なる送電アンテナ10に切り替えてステップS4,S5を実行する。制御部40はこれを繰り返し、すべての送電アンテナ10について、各センサ210の受電量が記録されたことを以って、ステップS6の判定結果はYES判定となる。ステップS6による判定結果がYES判定であれば、ステップS7に進む。なお、ステップS6においてYES判定となった時点で、制御部40は、各送電アンテナ10と、各送電アンテナ10に対するセンサ210の受電量とが対応して記載されたリスト(以下、受電量リストという)を有する状態になっている。制御部40は、この受電量リストを参照することにより、あるセンサ210の受電量を最大にするための送電アンテナ10を確定させることができる。
ステップS7は、ステップS1と同様に、制御部40がバッテリ30の電力の残量に関する情報をバッテリ30から受信するステップである。
次いで、制御部40は、ステップS2と同様に、ステップS8を実行する。ステップS8は、ステップS7において検出されたバッテリ30の電力の残量に基づいて、制御部40が送電アンテナ10から出力可能な電力量を算出するステップである。
次いで、制御部40はステップS9を実行する。ステップS9は、制御部40が、すべての送電アンテナ10の中から、マイクロ波を出射する送電アンテナ10を選択するとともに、マイクロ波として出射する電力量を決定するステップである。このステップで決定されるマイクロ波の総電力量は、ステップS8において算出されたエネルギーの上限を超えないように設定される。
ステップS9において、マイクロ波が出射される送電アンテナの選択については、種々条件を任意に設定可能であるが、例えば、以下に記載するような条件を設定すると良い。
<各センサ210の受電量に基づいて送電アンテナ10を決定する場合>
例えば、制御部40は、上記した受電量リストを参照して、受電量が予め設定された電力量以上になっているセンサ210に対応する送電アンテナ10を、マイクロ波を出射する送電アンテナ10として選択する。そして、選択された送電アンテナ10から出射されるマイクロ波の総電力量は、ステップS8において算出されたエネルギーの上限を超えないように設定される。
あるいは、制御部40は、上記した受電量リストを参照して、受電量について降順に並べて上位となる送電アンテナ10を選択するようにしてもよい。この場合、選択される送電アンテナ10の数、すなわち、上位のいくつまで選択するか、は任意に設定することができる。
<バッテリ30の電力の残量に基づいて送電アンテナ10を決定する場合>
例えば、制御部40は、上記した受電量リストを参照して、受電量について降順に並べて上位となる送電アンテナ10を選択する。そして、選択される送電アンテナ10の数の決定に際して、制御部40はバッテリ30の電力の残量の情報を取得する。制御部40は、その残量に基づいて、選択される送電アンテナ10の数を決定する。例えば、バッテリ30が十分に充電されている場合には、選択される送電アンテナ10の数を比較的多く設定することができ、逆に、バッテリ30が十分に充電されていない場合には、選択される送電アンテナ10の数を比較的少なく設定する。
上記した2つの条件において、センサ210が具備するセンサバッテリ213の充電状態を受電量リストに反映させてもよい。センサバッテリ213の電力の残量が少ない場合には該当するセンサ210が要求する電力量が大きくなる。制御部40は、受電量リストに、各センサ210の要求する電力量を記録する。そして、受電量が比較的大きく、且つ、要求する電力量が比較的大きいセンサ210に対して十分な電力供給が可能な送電アンテナ10の優先度を高く設定する。
制御部40は、設定された優先度に基づいて、マイクロ波を出射する送電アンテナ10として選択する。選択される送電アンテナ10の数、すなわち、上位のいくつまで選択するかは任意に設定することができるし、あるいはバッテリ30の電力の残量に基づいて、選択される送電アンテナ10の数を決定することもできる。
ステップS9の終了後、制御部40はステップS10を実行する。ステップS10は、ステップS9で決定された電力量となるようにマイクロ波発振器20がマイクロ波の発振を行うとともに、制御部40がすべての送電アンテナ10のうち、ステップS9において選択された送電アンテナ10のスイッチ14をオンにするステップである。このステップにより、選択された送電アンテナ10の出射面12からエンジンユニット200に向けてマイクロ波が出射される。
次いで、制御部40はステップS11を実行する。ステップS11は、各センサ210が、出射されたマイクロ波により受電した自身の受電量を測定し、受電量の情報を送信機214から制御部40の受信機に対して送信するステップである。これにより受電量リストが更新される。
ステップS11の終了後、制御部40はステップS12を実行する。ステップS12は、制御部40が、送電アンテナ10による電力伝送、すなわち送電が実施可能か否かを判断するステップである。例えば、ステップS12の時点でイグニッションスイッチがオフされた状況であれば、送電アンテナ10からの電力伝送は不可能であるから、YES判定となり、処理を終了する。一方、引き続き電力の伝送が可能であればNO判定となる。
ステップS12においてNO判定の場合は、制御部40は動作フローをステップS7に戻し、ステップS7〜ステップS11を繰り返して、センサ210への電力供給を行う。
なお、ステップS12が終了した後、ステップS7ではなく、動作フローをステップS1に戻して、ステップS1〜ステップS11を巡回させてもよい。ただし、一度の走行において、バッテリ30およびセンサバッテリ213の電力の残量や、エンジンルーム300内部のマイクロ波に対する障害物の状態が大幅に変化することは稀である。よって、ステップS1〜ステップS6のフローは、車両のイグニッションスイッチをオンした時点のみ実行し、走行中においてはステップS7〜ステップS11を繰り返すようにすればよい。
次に、本実施形態における非接触給電装置100の作用効果について説明する。
エンジンルーム300は、一般的に略直方体であり、エンジンルーム300に格納されたエンジンユニット200も略直方体である。そして、エンジンユニット200は、直方体のうち最も面積の大きい2面が、天地面となるように配置されている。換言すれば、直方体のうち最も面積の大きい2面のうちの1つの面がボンネット320に対向している。そして、本実施形態における非接触給電装置100は、送電アンテナ10がボンネット320におけるエンジンルーム300に面する一面に配置され、出射面12がエンジンユニット200に向くようになっている。つまり、出射面12は、エンジンユニット200に見立てた略直方体の天地面に略対向している。
このような配置においては、送電アンテナ10が例えばフェンダに配置されている場合に比べて、出射面12から出射したマイクロ波がエンジンユニット200を貫く長さを短くすることができる。このため、エンジンルーム300内に配置された電子機器としてのセンサ210に対して、出射面12とセンサ210との間に介在する障害物の量を抑制することができるので、障害物による電力の伝送効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態における非接触給電装置100は、複数の送電アンテナ10を備えているから、一つのセンサ210に対して、給電のための送電アンテナ10を複数割り当てることができる。このため、送電アンテナ10が一つである構成に較べて、大電力を送電することができる。換言すれば、一つのセンサ210を給電するための時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態における非接触給電装置100は、図5に示す動作フローのステップ9にて、必要とされる送電アンテナ10だけをオン状態にする。換言すれば、エネルギーの伝送効率が悪い送電アンテナ10や、十分に充電がなされているセンサ210への給電を担当する送電アンテナ10をオフ状態にする。これにより、すべての送電アンテナ10をオン状態にする構成に較べて省電力化を実現することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、送電アンテナ10がボンネットに配置される例について説明した。これに対して、本実施形態では、送電アンテナ10が車室に面する部位に配置される例について説明する。なお、本実施形態における非接触給電装置100は、第1実施形態に対してその配置場所が変更されたものであり、その構成や動作フローは第1実施形態と同様である。また、本実施形態における非接触給電装置100の給電対象は、エンジンユニット200に配置された電子機器ではなく、車室330内に配置された車室内温度センサや湿度センサ、アクセルペダルの回転角センサ、さらには搭乗者が所有する携帯電話やスマートフォンといったタブレット端末等の電子機器である。
本実施形態における非接触給電装置100は、図6に示すように、送電アンテナ10が、車両におけるドア340、ルーフ350、フロントピラー360、およびリアピラー370に配置され、マイクロ波の出射面12は、車室を向くようになっている。ドア340、ルーフ350、フロントピラー360、およびリアピラー370のような部位は、車室330の外縁に沿って形成されており、車室330との間に薄い金属層や、その他、薄い断熱層などの障害物が存在するのみである。よって、例えば、第1実施形態のように、ボンネット320に配置された送電アンテナ10によって車室330内の電子機器に給電する場合に較べて、出射面12とセンサとの間に介在する障害物の量を抑制することができるので、障害物による電力の伝送効率の低下を抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態の動作フローにおいて、ステップS9における送電アンテナ10の選択方法として、各センサ210の受電量に基づいて送電アンテナ10を決定する場合と、バッテリ30の電力の残量に基づいて送電アンテナ10を決定する場合の、2例について説明したが、これらの例に限定されない。予め規定されたルールに沿って、すべての送電アンテナ10から、条件に沿った送電アンテナ10を選択してマイクロ波を出射させるように構成することにより、省電力を実現することができる。
また、送電のためのエネルギーの伝播媒体として、マイクロ波を例に説明したが、媒体となる電磁波の振動数は任意である。
また、送電アンテナ10としてマイクロストリップアンテナを例に説明したが、アンテナの形式は限定されるものではなく、送電アンテナ10が板状の平面アンテナであれば、本発明を適用可能である。
10…送電アンテナ,20…マイクロ波発振器,30…バッテリ,40…制御部,200…エンジンユニット,210…電子機器(センサ),300…エンジンルーム,320…ボンネット

Claims (7)

  1. 車両内に配置された電子機器(210)に対してエネルギーの伝播媒体としての電磁波を照射して、前記電子機器に対する給電を行う非接触給電装置であって、
    前記電磁波が出射される出射面(12)を有する複数の送電アンテナ(10)を備え、
    複数の前記送電アンテナは、前記車両のボンネット(320)におけるエンジンルーム(300)側の一面に沿って配置され、
    前記出射面は、前記エンジンルームに収められ給電対象としての前記電子機器を有するエンジンユニット(200)に向くように配置され
    複数の前記送電アンテナにおける前記電磁波の出射を制御する制御部(40)をさらに備え、
    前記制御部は、複数の前記送電アンテナから、1つずつ順番に電磁波を出射させ、
    前記電子機器は、電磁波により受電した受電量の情報を前記制御部へ送信し
    前記制御部は、複数の前記送電アンテナの各々に対する前記電子機器の受電量に基づいて、前記電子機器に対する給電のために前記電磁波を出射させる前記送電アンテナを選択することを特徴とする非接触給電装置。
  2. 車両内に配置された電子機器に対してエネルギーの伝播媒体としての電磁波を照射して、前記電子機器に対する給電を行う非接触給電装置であって、
    前記電磁波が出射される出射面(12)を有する複数の送電アンテナ(10)を備え、
    複数の前記送電アンテナは、前記車両における車室(330)の内部空間の外縁に沿う一面に沿って配置され、
    前記出射面は、前記車室に向くように配置され
    複数の前記送電アンテナにおける前記電磁波の出射を制御する制御部(40)をさらに備え、
    前記制御部は、複数の前記送電アンテナから、1つずつ順番に電磁波を出射させ、
    前記電子機器は、電磁波により受電した受電量の情報を前記制御部へ送信し
    前記制御部は、複数の前記送電アンテナの各々に対する前記電子機器の受電量に基づいて、前記電子機器に対する給電のために前記電磁波を出射させる前記送電アンテナを選択することを特徴とする非接触給電装置。
  3. 前記制御部は、複数の前記送電アンテナのうち、前記電子機器に対する給電量が所定の閾値よりも大きい前記送電アンテナを選択し、選択された前記送電アンテナから前記電磁波を出射させることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触給電装置。
  4. 複数の前記送電アンテナに電力を供給するバッテリ(30)備え、
    前記制御部は、前記バッテリにおける電力の残量に基づいて、前記電磁波を出射させる前記送電アンテナを選択することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  5. 前記制御部は、前記バッテリにおける電力の残量が多いときには、少ないときと比較して、選択する送電アンテナの数を増やすことを特徴とする請求項4に記載の非接触給電装置。
  6. 前記制御部は、前記電子機器の要求する電力量と、前記電子機器の受電量と、に基づいて前記電磁波を出射するべき前記送電アンテナの優先度を決定するとともに、
    前記バッテリにおける電力の残量に基づいて、前記優先度の高い順に前記送電アンテナを選択し、選択された前記送電アンテナから前記電磁波を出射させることを特徴とする請求項に記載の非接触給電装置。
  7. 前記制御部は、前記送電アンテナについて、各々の前記送電アンテナと、該送電アンテナに対する前記電子機器の受電量を対応させたリストを所定のタイミングで更新することを特徴とする請求項〜6のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
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