JP6392661B2 - 乾き度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は測定技術に係り、乾き度測定装置。
水は沸点に達した後、水蒸気ガス(気相部分)と、水滴(液相部分)と、が混合した湿り蒸気となる。ここで、湿り蒸気に対する水蒸気ガスの質量比を、「乾き度」という。あるいは、乾き度は、潜熱の比エンタルピに対する、湿り蒸気の比エンタルピと飽和液の比エンタルピとの差の比、としても定義される。
例えば、水蒸気ガスと、水滴と、が半分ずつ存在すれば、乾き度は0.5となる。また、水滴が存在せず、水蒸気ガスのみが存在する場合は、乾き度は1.0となる。熱交換器等において、湿り蒸気が保有する顕熱と、潜熱と、を有効に利用することや、水蒸気タービンにおいて、タービン翼の腐食を防止すること、等の観点から、湿り蒸気の乾き度を1.0に近い状態にすることが望まれている。そのため、乾き度を測定する様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1は、配管に設けられた圧力調節弁の前後で全エンタルピに変化がないことを利用して、圧力調節弁の前後の湿り蒸気流量及び圧力に基づき、飽和蒸気表を用いて、飽和水エンタルピと、飽和蒸気エンタルピと、を求めて、乾き度を算出する技術を開示している。しかし、特許文献1に開示された技術は、測定対象の湿り蒸気を二相状態から気相状態に状態変化させ、さらに測定対象を気相状態で安定化させる必要があるため、乾き度の測定に時間がかかるという問題がある。これに対し、特許文献2は、光学的に乾き度を測定する技術を開示している。
特開平8−312908号公報 特開2013−92457号公報
従来の乾き度測定装置のさらなる改良が望まれている。そこで、本発明は、乾き度を正確に測定可能な乾き度測定装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の態様は、(a)水平に配置され、内部に気液二相流である湿り蒸気を流す検査管と、(b)検査管の側壁から検査管内部の気液二相流の気液界面の上下両方に向けて検査光を発する検査光発光部と、(c)検査光を受光する受光部と、(d)受光部が受光した検査光の強度に基づき、湿り蒸気の乾き度を特定する乾き度特定部と、を備える乾き度測定装置であることを要旨とする。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、検査光発光部が、検査管の側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の発光用光導波路を備えていてもよい。検査光発光部が、検査光を発する検査光源と、検査光源が発した検査光を複数の発光用光導波路に分波する分波器と、をさらに備えていてもよい。あるいは、検査光発光部が、検査管の側壁の上から下の複数の箇所に配置された、検査光を発する複数の検査光源を備えていてもよい。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、検査光が平行光であり、気液二相流の気液界面の上下両方が平行光である検査光で照射されてもよい。また、検査光発光部が、検査光を発する検査光源と、検査光源から発せられた検査光を平行光にする平行光レンズと、を備えていてもよい。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、検査管の検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁に、受光部が設けられていてもよい。受光部が、検査管の検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光用光導波路を備えていてもよい。受光部が、複数の受光用光導波路で伝搬された検査光を合波する合波器と、合波器で合波された検査光を受光する受光素子をさらに備えていてもよい。あるいは、受光部が、検査管の検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光素子を備えていてもよい。またあるいは、受光部が、検査光を集光する集光レンズと、集光された検査光を受光する受光素子と、を備えていてもよい。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、検査管の検査光発光部が設けられた側壁に、受光部が設けられていてもよい。受光部が、検査管内部を往復した検査光を受光してもよい。あるいは、検査光発光部が検査管の側壁に設けられた透過窓に検査光を発し、受光部が、透過窓で反射された検査光を受光してもよい。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、受光部が、検査管の検査光発光部が設けられた側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光用光導波路を備えていてもよい。受光部が、複数の受光用光導波路で伝搬された検査光を合波する合波器と、合波器で合波された検査光を受光する受光素子をさらに備えていてもよい。あるいは、受光部が、検査管の検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光素子を備えていてもよい。またあるいは、受光部が、検査光を集光する集光レンズと、集光された検査光を受光する受光素子と、を備えていてもよい。
本発明の態様に係る乾き度測定装置において、乾き度特定部が、検査管内部における湿り蒸気の吸光度に基づき、湿り蒸気の乾き度を特定してもよい。
本発明によれば、乾き度を正確に測定可能な乾き度測定装置を提供可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る管内の飽和液による層状流と波状流を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る標準大気圧における水の状態変化を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る飽和蒸気と飽和液の吸光スペクトルを示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る飽和蒸気と飽和液の吸光スペクトルと、乾き度の関係と、を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る飽和蒸気と飽和液の吸光スペクトルと、乾き度の関係と、を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る検査管と複数の発光用光導波路の模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る検査管と複数の発光用光導波路の模式図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第3の実施の形態の変形例に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第4の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第5の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第5の実施の形態に係る乾き度測定装置における検査光の進行方向を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態に係る乾き度測定装置における検査光の進行方向を示す模式図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の模式図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の検査管と、検査管の上流の配管の模式的断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の検査管と、検査管の上流の配管の模式的断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の検査管と、検査管の上流の配管の模式的断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の検査管と、検査管の上流の配管の模式的断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置の検査管と、検査管の上流の配管の模式的断面図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る乾き度測定装置は、図1に示すように、水平に配置され、内部に気液二相流である湿り蒸気を流す検査管21と、検査管21の側壁の上から下の複数の箇所から検査管内部の気液二相流の気液界面の上下両方に向けて検査光を発する検査光発光部100と、検査管の側壁の複数の箇所から発せられた検査光を受光する受光部200と、受光部200が受光した検査光の強度に基づき、湿り蒸気の乾き度を特定する乾き度特定部301と、を備える。
検査管21には、例えば湿り蒸気(飽和蒸気と、飽和液と、が合わさったもの)が通過する。図1は、検査管21を湿り蒸気の進行方向に対向して見た模式的断面図である。検査管21の重力方向底面においては、図2に示すような湿り蒸気における飽和液の層状流又は波状流が生じうる。また、表面張力や熱移動による凝縮により、検査管21の両側面及び上面にも飽和液が付着しうる。
図3に示すように、標準大気圧下においては、水は沸点(100℃)に達した後、液滴としての水と、蒸気と、が混合し、共存態にある湿り蒸気となる。圧力が一定の場合、湿り蒸気は加熱及び冷却により潜熱が変化するため、飽和温度は一定となる。ここで、下記(1)で与えられるように、湿り蒸気全量に対する、飽和蒸気の質量比を、「乾き度」という。したがって、飽和蒸気の乾き度は1となり、飽和液の乾き度は0となる。
x=mvapor/(mvapor+mwater) (1)
xは乾き度、mvaporは飽和蒸気の質量、mwaterは飽和液の質量を表す。
ここで、飽和蒸気の質量は、飽和蒸気の吸光度に比例する。また、飽和液の質量は、飽和液の吸光度に比例する。そのため、上記(1)式から下記(2)式が導かれる。
x=mvapor/(mvapor+mwater
=avapor/(avapor+k×awater) (2)
vaporは飽和蒸気の吸光度、awaterは飽和液の吸光度、kは下記(3)式で与えられるモル吸光係数比を表す。
k=evapor/ewater (3)
vaporは飽和蒸気の吸光係数、ewaterは飽和液の吸光係数を表す。
湿り蒸気の吸光度Aは、下記(4)式で与えられるように、飽和蒸気の吸光度と、飽和液の吸光度と、の和で与えられる。
A=avapor+awater (4)
また、湿り蒸気の吸光度は、下記(5)式で与えられるように、湿り蒸気を透過する前の光の光強度に対する、湿り上記を透過した後の光の光強度の比で与えられる。
A=−ln(Isteam1/Isteam0) (5)
steam0は湿り蒸気を透過する前の光の光強度、Isteam1は湿り蒸気を透過した後の光の光強度を表す。
図4に示すように、飽和蒸気と飽和液の吸収スペクトルは異なり、乾き度が変化すると、飽和液の吸収スペクトルが変化する。例えば、乾き度が0から1に向かって変化するにつれて湿り蒸気における飽和液の含有量は減少するので、図5に示すように、飽和液の吸収スペクトルのピーク波長における湿り蒸気の吸光度Aも減少する。飽和液の吸収スペクトルのピークにおける波長は、1880nm付近である。なお、湿り蒸気においては、飽和蒸気の体積が飽和液の体積より非常に大きいため、圧力が一定であれば、飽和蒸気の吸光度は一定とみなすことができる。
湿り蒸気の乾き度は、上記(2)式、(4)式及び(5)式から導かれる下記(6)式でも与えられる。
x=1/(1−k+(k/avapor)×A) (6)
モル吸光係数比kは定数である。上述したように、飽和蒸気の吸光度avaporは一定圧力下では一定とみなせるため、飽和蒸気の吸光度avaporは湿り蒸気の圧力から導くことができる。そのため、湿り蒸気の吸光度Aを測定することにより、(6)式から湿り蒸気の乾き度xを算出することが可能である。
図1に示す検査光発光部100は、検査光を発する検査光源11と、検査管21の側壁の上から下に配置された複数の発光用光導波路32A−32Iと、検査光源11が発した検査光を複数の発光用光導波路32A−32Iに分波する分波器15A−15Iと、を備える。
検査光源11は、飽和溶液によって吸収される波長帯域を含む検査光を発する。検査光は、例えば、波長領域800ないし2500nmの近赤外光である。図6に示すように、検査光は、飽和液の吸収スペクトルのピーク波長を中心波長としてもよい。当該波長領域において、飽和蒸気と飽和液の吸収スペクトルは重なりあっている。図1に示す検査光源11には、発光ダイオード等が使用可能である。
第1の実施の形態に係る乾き度測定装置は、参照光源111をさらに備える。図6に示すように、参照光源111は、乾き度の全範囲において、湿り蒸気に吸収されにくい波長帯域の参照光を発する。参照光源111には、発光ダイオード等が使用可能である。
図1に示す検査光源11には検査光を伝搬する光導波路30が接続されており、参照光源111には参照光を伝搬する光導波路130が接続されている。光導波路30と光導波路130には、合波器14が接続されている。合波器14には、合波器14で合波された検査光と参照光を伝搬する光導波路31が接続されている。光導波路31で伝搬された検査光と参照光は、分波器15A−15Iを介して複数の発光用光導波路32A−32Iに分波される。
複数の発光用光導波路32A−32Iの端部は、例えば図7に示すように、重力方向に沿って、等間隔又は任意の間隔で検査管21の側壁に接続されている。あるいは複数の発光用光導波路32A−32Iの端部は、例えば図8に示すように、重力方向に対して斜めの方向に沿って、等間隔又は任意の間隔で検査管21の側壁に接続されている。例えば、図1に示す複数の発光用光導波路32A−32Iは、検査管21の側壁を貫通している。あるいは、検査管21の側壁にサイトグラス等の光透過性の窓を設け、窓に複数の発光用光導波路32A−32Iの端部を接続してもよい。また、複数の発光用光導波路32A−32Iの端部に、コリメータレンズを配置してもよい。
光導波路30、31、130、及び発光用光導波路32A−32Iには、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA:Poly(methyl methacrylate))からなるプラスチック光ファイバ、及び石英ガラスからなるガラス光ファイバ等が使用可能であるが、検査光源11が発した検査光、及び参照光源111が発した参照光を伝搬可能であれば、これらに限定されない。
検査光は、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から、検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に対向する側壁に向けて、水平方向と略平行に発せられる。ただし、検査光が湿り蒸気を横切ることができれば、検査光の進行方向は特に限定されない。参照光も、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から、検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に対向する側壁に向けて、水平方向と略平行に発せられる。ただし、参照光が湿り蒸気を横切ることができれば、参照光の進行方向は特に限定されない。
近赤外光を含む検査光は、検査管21の内部において、湿り蒸気に含まれる飽和液によって吸収される。上述したように、湿り蒸気に含まれる飽和液は、乾き度が0から1に近づくにつれて減少する。したがって、検査管21内部の湿り蒸気の乾き度が0から1に近づくにつれて、湿り蒸気の吸光度は低下する傾向にある。
検査光及び参照光の一部は、検査管21内部の飽和液によって、反射、散乱、及び屈折等される。飽和液による反射、散乱、及び屈折、並びにサイトグラスの汚れ等による検査光の損失は、参照光の損失と略同一である。
検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に対向する側壁に、受光部200が設けられている。受光部200は、検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に対向する側壁の上から下に配置された複数の受光用光導波路33A−33Iを備える。複数の受光用光導波路33A−33Iの端部は、複数の発光用光導波路32A−32Iの端部にそれぞれ対向している。そのため、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から発せられた検査光及び参照光は、検査管21を横切って、複数の受光用光導波路33A−33Iの端部に入射する。
例えば、複数の受光用光導波路33A−33Iは、検査管21の側壁を貫通している。あるいは、検査管21の側壁に光透過性の窓を設け、窓に複数の受光用光導波路33A−33Iの端部を接続してもよい。さらに、複数の受光用光導波路33A−33Iの端部に、光を入射させるレンズを配置してもよい。
受光部200は、複数の受光用光導波路33A−33Iで伝搬された検査光及び参照光を合波する合波器16A−16Hと、合波器16A−16Hで合波された検査光及び参照光を、光導波路34を介して受光する受光素子12をさらに備える。受光素子12には、フォトダイオード等の光強度検出素子が使用可能である。
第1の実施の形態に係る乾き度測定装置は、検査管21内の湿り蒸気の圧力を測定する圧力センサ13をさらに備えていてもよい。ただし、圧力の情報は、検査管21の上流や下流から得てもよい。
受光素子12及び圧力センサ13には、中央演算処理装置(CPU)300が接続されている。CPU300には、関係記憶部401を含むデータ記憶装置400が接続されている。関係記憶部401は、例えば、上記(6)式のような、湿り蒸気の吸光度と、湿り蒸気の乾き度と、の関係式を保存する。
乾き度特定部301は、CPU300に含まれている。乾き度特定部301は、受光素子12から、検査管21内部の湿り蒸気を透過した検査光及び参照光の受光強度の測定値を受信する。また、乾き度特定部301は、圧力センサ13から、検査管21内の湿り蒸気の圧力の測定値を受信する。
乾き度特定部301は、受光素子12が受光した検査光の強度に基づき、例えば下記(7)式に従って、検査管21内の湿り蒸気の吸光度Aを特定する。
A=−ln(Isteam1/Isteam0) (7)
steam0は湿り蒸気を透過する前の検査光の光強度を表し、Isteam1は湿り蒸気を透過した後の検査光の光強度を表す。湿り蒸気を透過する前の検査光の光強度は、予め測定した定数を用いてもよい。
さらに、乾き度特定部301は、例えば下記(8)式に従って、検査光の吸光度から参照光の吸光度を引き、飽和液による反射、散乱、及び屈折等、並びにサイトグラスの汚れ等による検査光の損失を補正した補正された吸光度ACを算出する。
C=A−(−ln(Iref1/Iref0) (8)
ref0は湿り蒸気を透過する前の参照光の光強度を表し、Iref1は湿り蒸気を透過した後の参照光の光強度を表す。湿り蒸気を透過する前の参照光の光強度は、予め測定した定数を用いてもよい。
また、乾き度特定部301は、圧力センサ13から受信した検査管21内の湿り蒸気の圧力の測定値に基づき、圧力に依存する飽和蒸気の吸光度avaporを算出する。さらに、乾き度特定部301は、例えば上記(6)式に、検査管21内の湿り蒸気の補正された吸光度ACの値と、飽和蒸気の吸光度avaporの値と、を代入し、検査管21内の湿り蒸気の乾き度xを算出する。ただし、圧力が一定であれば、飽和蒸気の吸光度avaporは一定であるとみなせるため、検査管21内の圧力が一定であれば、飽和蒸気の吸光度avaporに定数を用いてもよい。この場合、第1の実施の形態に係る乾き度測定装置は、圧力センサ13を備えていなくてもよい。
CPU300には、さらに入力装置321、出力装置322、プログラム記憶装置323、及び一時記憶装置324が接続される。入力装置321としては、スイッチ及びキーボード等が使用可能である。関係記憶部401に保存される関係式は、例えば、入力装置321を用いて入力される。出力装置322としては、光インジケータ、デジタルインジケータ、及び液晶表示装置等が使用可能である。出力装置322は、例えば、乾き度特定部301が特定した検査管21内部の湿り蒸気の乾き度の値を表示する。プログラム記憶装置323は、CPU300に接続された装置間のデータ送受信等をCPU300に実行させるためのプログラムを保存している。一時記憶装置324は、CPU300の演算過程でのデータを一時的に保存する。
水平方向に配置された検査管21内において、検査管21の底部には飽和液の層状流又は波状流が生じ、局所的には乾き度は0に近づく。また、検査管21内の飽和液の層状流又は波状流がないところは、飽和液の層状流又は波状流があるところと比較して乾き度は上昇する。さらに、側壁付近においては、表面張力により、飽和液の層状流又は波状流の厚みが増す。そのため、検査管21内の湿り蒸気の乾き度を局所的に測定しても、検査管21内の湿り蒸気全体の乾き度と乖離する場合がある。
これに対し、第1の実施の形態に係る乾き度測定装置によれば、検査管21の側壁の上から下の複数の箇所から検査管内部の気液二相流の気液界面の上下両方に向けて検査光を発し、検査管21内部を透過した検査光の受光強度に基づいて、検査管21内の湿り蒸気の乾き度を計測する。そのため、検査管21の底部における飽和液の層状流又は波状流の厚みにかかわらず、検査管21内の気液二相流の重力方向における気液界面を挟んで上下に存在する気体部分と液体部分とを含む湿り蒸気全体の乾き度を正確に計測することが可能となる。
(第1の実施の形態の第1の変形例)
図9に示すように、検査光発光部100は、検査光を発する検査光源11と、参照光を発する参照光源111と、検査光源11が発した検査光及び参照光源111が発した参照光を平行光にする平行光レンズ40と、を備えていてもよい。平行光となった検査光及び参照光は、それぞれ、検査管21内の気液二相流の重力方向における気液界面の上下両方を照射可能な幅を有する。
第1の実施の形態の第1の変形例に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第1の実施の形態と同様である。
(第1の実施の形態の第2の変形例)
図10に示すように、受光部200は、気液二相流の重力方向における気液界面を挟んで上下に存在する気体部分及び液体部分の両方を透過した検査光及び参照光を集光する集光レンズ41を備えていてもよい。この場合、受光素子12は、集光レンズ41で集光された検査光及び参照光を受光する。
第1の実施の形態の第2の変形例に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第1の実施の形態と同様である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る乾き度測定装置は、図11に示すように、受光部200が、検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に対向する側壁の上から下に配置された複数の受光素子12A−12Iを備える。複数の受光素子12A−12Iは、複数の発光用光導波路32A−32Iの端部にそれぞれ対向している。そのため、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から発せられた検査光及び参照光は、検査管21を横切って、複数の受光素子12A−12Iで受光される。
第2の実施の形態において、乾き度特定部301は、複数の受光素子12A−12Iから、検査管21内部の湿り蒸気を透過した検査光及び参照光の受光強度の測定値を受信する。さらに、乾き度特定部301は、複数の受光素子12A−12Iから受信した検査光の受光強度の測定値の和と、参照光の受光強度の測定値の和と、を算出する。例えば、乾き度特定部301は、受光強度の測定値の和を上記(7)式の湿り蒸気を透過した後の検査光の光強度の変数Isteam1に代入し、参照光の受光強度の測定値の和を上記(8)式の湿り蒸気を透過した後の参照光の光強度の変数Iref1に代入する。
第2の実施の形態に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第1の実施の形態と同様である。
(第2の実施の形態の変形例)
図12に示すように、検査光発光部100は、検査光を発する検査光源11と、参照光を発する参照光源111と、検査光源11が発した検査光及び参照光源111が発した参照光を平行光にする平行光レンズ40と、を備えていてもよい。平行光となった検査光及び参照光は、それぞれ、検査管21内の気液二相流の重力方向における気液界面の上下両方を照射可能な幅を有する。
第2の実施の形態の変形例に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第2の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、図11に示す単一の検査光源11が発した検査光及び単一の参照光源111が発した参照光を複数の発光用光導波路32A−32Iに分波する例を示した。これに対し、第3の実施の形態では、図13に示すように、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれに検査光源11A−11I及び参照光源111A−111Cを接続してもよい。検査光と参照光は、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれに接続された合波器14A−14Iで合波される。
第3の実施の形態において、乾き度特定部301は、複数の受光素子12A−12Iから、検査管21内部の湿り蒸気を透過した検査光及び参照光の受光強度の測定値を受信する。さらに、乾き度特定部301は、複数の受光素子12A−12Iから受信した検査光の受光強度の測定値の平均値と、参照光の受光強度の測定値の平均値と、を算出する。例えば、乾き度特定部301は、受光強度の測定値の平均値を上記(7)式の湿り蒸気を透過した後の検査光の光強度の変数Isteam1に代入し、参照光の受光強度の測定値の平均値を上記(8)式の湿り蒸気を透過した後の参照光の光強度の変数Iref1に代入する。
第3の実施の形態に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第2の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態の変形例)
図14に示すように、受光部200は、気液二相流の重力方向における気液界面を挟んで上下に存在する気体部分及び液体部分の両方を透過した検査光及び参照光を集光する集光レンズ41を備えていてもよい。この場合、受光素子12は、集光レンズ41で集光された検査光及び参照光を受光する。
第3の実施の形態の変形例に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第3の実施の形態と同様である。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る乾き度測定装置では、図15に示すように、検査管21の検査光発光部100が設けられた側壁に、受光部200も設けられている。また、第4の実施の形態に係る乾き度測定装置は、検査管21の検査光発光部100及び受光部200が設けられた側壁と対向する側壁の内側に配置された反射鏡50をさらに備える。反射鏡50は、検査管21の側壁が透明である場合は、検査管21の外側に配置されてもよい。
検査光は、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から、反射鏡50に向けて、水平方向に対して斜めに発せられる。検査光は反射鏡50で反射され、検査管21内を往復して、複数の受光用光導波路33A−33Iのそれぞれの端部に入射する。
また、参照光は、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から、反射鏡50に向けて、水平方向に対して斜めに発せられる。参照光は反射鏡50で反射され、検査管21内を往復して、複数の受光用光導波路33A−33Iのそれぞれの端部に入射する。
第4の実施の形態に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第1の実施の形態と同様である。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る乾き度測定装置では、図16に示すように、検査管21の側壁に設けられた透過窓60に、検査光発光部100及び受光部200が設けられている。
検査光は、図17に示すように、透過窓60の内側が飽和蒸気である場合に、透過窓60と検査管21内部の飽和蒸気の界面で全反射が起こるような角度で、複数の発光用光導波路32A−32Iのそれぞれの端部から発せられる。透過窓60と飽和蒸気の界面で全反射した検査光は、複数の受光用光導波路33A−33Iのそれぞれの端部に入射する。
ここで、図18に示すように、透過窓60の内側が飽和液である場合、透過窓60の内側が飽和蒸気である場合と比べて、透過窓60と、検査管21内部と、の屈折率差が小さくなる。そのため、検査光の一部が、透過窓60と飽和液の界面を透過するようになる。透過窓60と飽和液の界面で反射した検査光の一部は、複数の受光用光導波路33A−33Iのそれぞれの端部に入射する。
したがって、複数の受光用光導波路33A−33Iのそれぞれに入射する検査光の光強度は、透過窓60の内側が飽和蒸気であれば高くなり、透過窓60の内側が飽和液であれば低くなる。飽和液に透過した検査光は、飽和液に吸収されたとみなすことができるので、第5の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の方法で、図16に示す乾き度特定部301は、受光素子12が受光した検査光の強度に基づき、上記(7)式に従って、検査管21内の湿り蒸気の吸光度Aを特定し、さらに上記(8)式に従って、検査光の損失を補正した補正された吸光度ACを算出して、上記(6)式より、検査管21内の湿り蒸気の乾き度xを算出する。
第5の実施の形態に係る乾き度測定装置のその他の構成要素は、第4の実施の形態と同様である。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態に係る乾き度測定装置においては、図19に示すように、検査管21の幅が、重力方向において、下方に向かうほど狭くなっている。検査管21内部の湿り蒸気の進行方向に対向して見た断面図である図19に示すように、検査管21の側壁の少なくとも一部に段が設けられており、当該段によって、検査管21の幅が下方に向かうほど狭くなっている。これにより、図20及び図21に示すように、検査管21の上流に接続されている配管22と比して、検査管21の最も幅が狭い部分の幅WDBが、配管22の最も幅が狭い部分の幅WRよりも狭くなっている。なお、段の数は特に限定されない。
また、検査管21の上流に接続されている配管22と比して、検査管21の最も幅が広い部分の幅WDTが、配管22の最も幅が広い部分の幅WRよりも広くなっていてもよい。
第6の実施の形態に係る乾き度測定装置によれば、図22に示すように、検査管21の最も幅が狭い部分の幅WDBを、検査管21の上流に接続されている配管22の最も幅が狭い部分の幅WRよりも狭くすることにより、乾き度が1付近で、配管22内部を流れる飽和液の層状流又は波状流の厚みが薄い場合に、検査管21内部においては飽和液の層状流又は波状流の厚みを厚くすることが可能となる。そのため、例えば図19に示す最も底辺側の発光用光導波路32Aから発せられる検査光が飽和液を横切ることができるようになり、乾き度1付近において、高い感度で、湿り蒸気の乾き度を測定することが可能となる。
なお、図19ないし図22においては、検査管21の側壁の少なくとも一部に段が設けることにより、検査管21の幅を下方に向かうほど狭くする例を示したが、図23に示すように、検査管21の側壁の少なくとも一部を傾斜させ、当該傾斜によって、検査管21の幅が下方に向かうほど狭くなるようにしてもよい。あるいは、図24に示すように、検査管21の側壁の少なくとも一部を曲線状にし、当該曲線状の側壁によって、検査管21の幅が下方に向かうほど狭くなるようにしてもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。例えば、受光素子による受光強度と、湿り蒸気の乾き度と、の関係は、ボイラ等で湿り蒸気を加熱しながら、従来の乾き度測定方法で湿り蒸気の乾き度を測定し、あわせて湿り蒸気を透過した検査光の強度を測定することによって、予め取得してもよい。従来、種々の乾き度測定方法があるが、関係を取得する際には、それらのいずれかを単独で用いても、組み合わせて用いてもよい。また、受光素子による受光強度と、湿り蒸気の乾き度と、の関係は、表として保存されてもよい。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。
本発明の実施の形態に係る乾き度測定装置は、減圧弁による潜熱増加効果の可視化、最適ボイラ効率を得るための乾き度計測、水蒸気タービンの湿り損失計測、熱効果器の最適乾き度制御、製麺蒸し工程等の食品製造工程の制御、及び化学工程の制御等に利用可能である。
11、11A、11B、11C、11D、11E、11F、11G、11H、11I 検査光源
12、12A、12B、12C、12D、12E、12F、12G、12H、12I 受光素子
13 圧力センサ
14、14A、14B、14C、14D、14E、14F、14G、14H、14I 合波器
15A、15A、15B、15C、15D、15E、15F、15G、15H 分波器
16A、16A、16B、16C、16D、16E、16F、16G、16H 合波器
21 検査管
22 配管
30、31、34、130 光導波路
32A、32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32I 発光用光導波路
33A、33A、33B、33C、33D、33E、33F、33G、33H、33I 受光用光導波路
34 光導波路
40 平行光レンズ
41 集光レンズ
50 反射鏡
60 透過窓
100 検査光発光部
111、111A、111B、111C、111D、111E、111F、111G、111H、111I 参照光源
200 受光部
300 中央演算処理装置
301 乾き度特定部
321 入力装置
322 出力装置
323 プログラム記憶装置
324 一時記憶装置
400 データ記憶装置
401 関係記憶部

Claims (19)

  1. 水平に配置され、内部に気液二相流である湿り蒸気を流す検査管であって、少なくとも底部を飽和液が流れる検査管と、
    前記検査管の側壁から前記検査管内部の前記気液二相流の気液界面の上下両方に向けて検査光を発する検査光発光部と、
    前記前記気液界面を挟んで上下に存在する気体部分と液体部分を通過した検査光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記検査光の強度に基づき、前記検査管内の前記湿り蒸気全体の乾き度を特定する乾き度特定部と、
    を備える乾き度測定装置。
  2. 前記検査光発光部が、前記検査管の側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の発光用光導波路を備える、請求項1に記載の乾き度測定装置。
  3. 前記検査光発光部が、前記検査光を発する検査光源と、前記検査光源が発した前記検査光を前記複数の発光用光導波路に分波する分波器と、を更に備える、請求項2に記載の乾き度測定装置。
  4. 前記検査光発光部が、前記検査管の側壁の上から下の複数の箇所に配置された、前記検査光を発する複数の検査光源を備える、請求項1に記載の乾き度測定装置。
  5. 前記検査光が平行光であり、前記気液二相流の気液界面の上下両方が前記平行光である検査光で照射される、請求項1に記載の乾き度測定装置。
  6. 前記検査光発光部が、前記検査光を発する検査光源と、前記検査光源から発せられた前記検査光を前記平行光にする平行光レンズと、を備える、請求項5に記載の乾き度測定装置。
  7. 前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁に、前記受光部が設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
  8. 前記受光部が、前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光用光導波路を備える、請求項7に記載の乾き度測定装置。
  9. 前記受光部が、前記複数の受光用光導波路で伝搬された前記検査光を合波する合波器と、前記合波器で合波された前記検査光を受光する受光素子を更に備える、請求項8に記載の乾き度測定装置。
  10. 前記受光部が、前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁に対向する側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光素子を備える、請求項8に記載の乾き度測定装置。
  11. 前記受光部が、前記検査光を集光する集光レンズと、前記集光された検査光を受光する受光素子と、を備える、請求項8に記載の乾き度測定装置。
  12. 前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁に、前記受光部が設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
  13. 前記受光部が、前記検査管内部を往復した前記検査光を受光する、請求項12に記載の乾き度測定装置。
  14. 前記検査光発光部が前記検査管の側壁に設けられた透過窓に検査光を発し、前記受光部が、前記透過窓で反射された前記検査光を受光する、請求項12に記載の乾き度測定装置。
  15. 前記受光部が、前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光用光導波路を備える、請求項12ないし14のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
  16. 前記受光部が、前記複数の受光用光導波路で伝搬された前記検査光を合波する合波器と、前記合波器で合波された前記検査光を受光する受光素子を更に備える、請求項15に記載の乾き度測定装置。
  17. 前記受光部が、前記検査管の前記検査光発光部が設けられた側壁の上から下の複数の箇所に配置された複数の受光素子を備える、請求項12ないし14のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
  18. 前記受光部が、前記検査光を集光する集光レンズと、前記集光された検査光を受光する受光素子と、を備える、請求項12ないし14のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
  19. 前記乾き度特定部が、前記検査管内部における前記湿り蒸気の吸光度に基づき、前記湿り蒸気の乾き度を特定する、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の乾き度測定装置。
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