JP6392539B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムに関するものである。
従来より、燃料電池として、例えば固体電解質層(固体酸化物層)を備えた固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell ;SOFC)が知られている。この燃料電池は、燃料ガスに接する燃料極と酸化剤ガスに接する空気極とが固体電解質層の両側に配置された単セルを備えている。なお、単セルの燃料極及び空気極に、それぞれ燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気中の酸素)とを供給し、水素と酸素とを固体電解質層を介して反応(発電反応)させることにより、空気極を正極、燃料極を負極とする直流の電流が発生するようになっている。
一般に、上記のような燃料電池は、筐体に収容された状態で使用される。また、筐体には、発電に寄与する処理を行う補機類(例えば、電子部品を有して構成される機器)が収容されている。従って、燃料電池の稼働時において、燃料電池の温度が上昇したり補機類が発熱したりすると、これに伴って筐体内の温度が上昇するようになる。ところが、夏場の高温時には、筐体内の温度が補機類の許容使用温度を上回る可能性が高いため、補機類が故障するおそれがある。よって、従来では、換気用の吸気口と排気口とを筐体に設けることにより、筐体内における過昇温を防止している。
しかしながら、冬場の低温時には、燃料電池を停止した際に筐体内の温度が低下し、筐体内の水が凍結する可能性がある。詳述すると、水素と酸素との発電反応では水が生成されるため、燃料電池から排出されるオフガスは水蒸気を含んでいる。この燃料電池のオフガスは、排熱交換器において凝縮水とガスとに分離され、凝縮水は凝縮水タンクに一旦貯えられる。また、凝縮水タンクの凝縮水は、水フィルタで浄化された後、発電に必要な改質ガスを生成するための改質水として使用される。このように、燃料電池では、水を扱う部材(凝縮水タンク、水フィルタ、それらを接続する水配管などの部材)が設けられている。従って、外気温度が低くなる場合、凝縮水タンクや水フィルタなどにおいて凝縮水が凍結してしまうといった問題が生じる。そこで、筐体の床部を構成する底板と地面(筐体の設置面)との間に断熱部材を設置するとともに、底板の上に凍結防止ヒータを設置することにより、凍結を予防する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−69520号公報(図1等)
ところが、特許文献1に記載の従来技術では、断熱部材を底板の下側に配置することによって床部と地面との距離が短くなっているため、地面からの熱引きの影響を受けやすい。しかも、断熱部材は、底板の下側において筐体の外側に配置されるため、例えば、積雪時において、積雪が少量であったとしても、断熱部材に雪が触れることによって熱引きが大きくなってしまう。その結果、筐体内の水が凍結しやすくなる。また、断熱部材が筐体の外側にあると、湿気や雨水の影響を受けて断熱部材が劣化しやすいという問題もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、断熱部材によって筐体内の凍結を確実に防止することにより、信頼性を向上させることが可能な燃料電池システムを提供することにある。
そして、上記課題を解決するための手段(手段1)としては、断熱容器内に収容され、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、発電に寄与する処理を行う機器であり、前記断熱容器の外側に配置される補機類と、前記燃料電池及び前記補機類を収容する筐体とを備える燃料電池システムであって、前記筐体は、床部と壁部と天井部とによって前記筐体の内側面が構成されるとともに、前記床部を前記筐体の設置面から離間した状態に支持する脚部を備え、前記筐体内における前記床部の上に断熱部材を配置し、かつ、前記壁部または前記天井部の内側面の少なくとも一部を露出させ、前記断熱部材は、一部が前記壁部の内側面のうち下部のみを覆っていることを特徴とする燃料電池システムがある。
従って、手段1に記載の発明によると、筐体内における床部の上に断熱部材が配置され、かつ、脚部によって床部が設置面から離間した状態に支持されるため、床部と設置面との距離が十分に確保される。その結果、断熱部材を床部と設置面との間に設置する場合に比べて、設置面からの熱引きの影響が小さくなる。しかも、断熱部材が筐体内に配置されているため、積雪時において雪が断熱部材に触れる可能性が小さくなり、熱引きの影響がよりいっそう小さくなる。従って、断熱部材の断熱性能を十分に発揮することができるため、冬場の低温時においても、断熱部材によって筐体内の凍結を確実に防止することができる。また、断熱部材が筐体の床部の上に配置されているため、湿気や雨水の影響を受けにくくなり、断熱部材の劣化が抑制される。ゆえに、燃料電池システムの信頼性を向上させることができる。
また、筐体内における床部の上に断熱部材を配置し、かつ、壁部または天井部の内側面の少なくとも一部を露出させている。よって、筐体内の熱を、断熱部材に遮られることなく、断熱部材が配置されていない箇所から放出できるため、夏場の高温時であっても、筐体内における過度な温度上昇を抑制することができる。その結果、補機類として電子部品を有して構成される機器を用いたとしても、補機類へのダメージ(オーバーヒート等)が軽減されるため、年間を通して燃料電池システムの信頼性を向上させることができる。
さらに、筐体内における床部の上のみに断熱部材が配置される場合には、床部以外の筐体の内側面が断熱部材によって覆われることはない。よって、筐体内の熱を、断熱部材に遮られることなく、筐体の壁部や天井部から確実に放出できるため、夏場の高温時であっても、筐体内における温度上昇をより効果的に抑制することができる。その結果、補機類として電子部品を有して構成される機器を用いたとしても、補機類へのダメージ(オーバーヒート等)がよりいっそう軽減されるため、燃料電池システムの信頼性を向上させることができる。
なお、断熱部材は、一部が壁部の内側面のうち下部のみを覆ってい。この場合であっても、筐体内の熱を、断熱部材が配置されていない箇所から放出できるため、夏場の高温時であっても、筐体内における過度な温度上昇を抑制することができる。また、断熱部材が、雪が断熱部材に触れる可能性が小さい箇所である筐体内に配置されることにより、断熱部材の断熱性能を十分に発揮することができるため、冬場の低温時においても、断熱部材によって筐体内の凍結を確実に防止することができる。ゆえに、年間を通して燃料電池システムの信頼性を向上させることができる。
上記燃料電池システムを構成する燃料電池としては、例えば、ZrO系セラミックなどを電解質とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)、高分子電解質膜を電解質とする固体高分子形燃料電池(PEFC)、Li−Na/K系炭酸塩を電解質とする溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、リン酸を電解質とするリン酸形燃料電池(PAFC)などの燃料電池が挙げられる。なお、燃料電池の稼働温度(即ち、イオンが電解質中を移動可能となる温度)は、燃料電池の種類ごとに異なっている。具体的に言うと、SOFCの稼働温度は700℃〜1000℃程度、PEFCの稼働温度は常温〜90℃程度、MCFCの稼働温度は650℃〜700℃程度、PAFCの稼働温度は150℃〜200℃程度である。
上記燃料電池システムを構成する補機類としては、燃料・改質系設備、空気系設備、水・蒸気系設備、及び電力変換系設備のうち少なくとも1つを構成する機器を挙げることができる。具体的には、燃料・改質系設備として、脱硫器(水添脱硫器、吸着脱硫器など)、改質触媒、改質管、改質器(触媒燃焼式改質器、バーナー加熱式改質器など)、一酸化炭素変成器、一酸化炭素変成触媒、一酸化炭素除去器、原燃料ガス予熱器、蒸気予熱器、改質器バーナー燃料予熱器、改質器バーナー空気予熱器、改質ガス冷却器、燃料ガス予熱器、燃料極出口ガス予熱器、原燃料ガス圧縮機、起動用循環ブロワ、スチームエゼクタ、燃料極出口ガス再循環ブロワなどがある。空気系設備としては、空気圧縮機、空気ブロワ、補助燃焼器、空気極出口ガス再循環ブロワ、換気装置などがある。水・蒸気系設備としては、排熱回収装置、気液分離器、水処理装置、電池冷却水循環ポンプ、給水ポンプなどがある。電力変換系設備としては、電力変換装置、インバータ、パワーコンディショナーなどがある。さらに、補機類として、燃料ガスに水分を加える加湿器などの装置や各種制御に用いるセンサ、設備全体を統括的に制御する制御装置などの機器を挙げることができる。
なお、補機類は、発電後のオフガスに含まれる水蒸気を凝縮させた凝縮水を貯える凝縮水タンクと、凝縮水を浄化するためのフィルタとを含み、凝縮水タンク及びフィルタは、少なくとも一部が断熱材で覆われていてもよい。このようにした場合、筐体内において水が存在しうる箇所(凝縮水タンク及びフィルタ)が、断熱材で覆われるため、断熱部材と断熱材との両方によって、筐体内の低温化に起因する、発電に必要な水の凍結をより確実に防止することができる。
上記燃料電池システムを構成する筐体は、燃料電池及び補機類を収容するものである。ここで、筐体の形成材料の好適例としては、アルミニウム、鉄(具体的には、SPCC、SECCなどの鋼材)、ステンレスなどの金属材料が挙げられる。なお、SPCC、SECCとは、板金用の鋼材であり、耐雨性を考慮して亜鉛めっきや焼付塗装が表面に施されている。
また、筐体内における床部の上に断熱部材を配置し、かつ、天井部または壁部の内側面の少なくとも一部を露出させている。言い換えれば、床部の内側面以外の内側面を全て覆わないように断熱部材が配置されている。ここで、「断熱部材」とは、筐体の形成材料よりも断熱性に優れる材料からなる部材のことである。断熱部材の形成材料の好適例としては、発泡ウレタン、発泡EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、発泡ポリスチレン(いわゆる発泡スチロール)、発泡ポリエチレン、発泡フェノール、グラスウール、ロックウール、発泡ガラスなどが挙げられる。なお、筐体を屋外に設置することや使用環境の温度を考慮すると、耐候性に優れた発泡EPDMを断熱部材として用いることが好適である。
また、筐体内において床部の上に配置された断熱部材の上に、補機類が載置される台座が設けられていてもよい。このようにすれば、断熱部材が台座と床部との間に挟み込まれた状態となるため、断熱部材を容易に固定することができる。また、補機類が、断熱部材に直接載置されるのではなく、補機類を載置するための部材である台座に載置されるため、補機類を容易に固定することができる。さらに、断熱部材が軟らかい材料からなる場合、台座と床部との間に断熱部材を介在させることにより、補機類の稼働時に発生する振動が筐体や燃料電池に伝わりにくくなり、振動による発電効率や耐久性の低下等を防止することができる。
また、筐体内において床部と台座との間に生じる空間は、断熱部材と空気層とからなっていてもよい。このようにすれば、空気層が断熱層となり、断熱部材と空気層との両方で熱を遮断するようになるため、断熱性能をさらに向上させることができる。この場合、空気層は、断熱部材と台座との間に位置していてもよいし、断熱部材と床部との間に位置していてもよいし、断熱部材と台座との間、及び、断熱部材と床部との間の両方に位置していてもよい。特に、空気層が断熱部材と台座との間に位置している場合には、台座が断熱部材から浮いた状態で筐体に取り付けられるため、断熱部材を傷付けることなく、台座の上に補機類を固定することができる。
本実施の形態における燃料電池システムの概略構成を示す断面図。 他の実施の形態における燃料電池システムを示す要部断面図。 他の実施の形態における燃料電池システムを示す要部断面図。 他の実施の形態における燃料電池システムを示す要部断面図。 他の実施の形態における燃料電池システムを示す要部断面図。
以下、本発明を燃料電池システムに具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、燃料電池システム1は、断熱容器2内に収容される燃料電池3、及び、燃料電池3を収容する筐体5を備えている。本実施の形態の燃料電池3は、固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell ;SOFC)である。燃料電池3は、燃料電池スタック8、気化器9及び改質器10等を備え、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う。
燃料電池スタック8は、単セル11を複数個(例えば20個)積層してなる。断熱容器2内において、燃料電池スタック8の下方には気化器9及び改質器10が配置される。気化器9は、改質水を気化して水蒸気を生成し、その水蒸気と原燃料ガス(例えば、メタンガスや都市ガス)とを混合して改質器10に供給する。改質器10は、原燃料ガスと水蒸気とを反応させて水素濃度の高い燃料ガスに改質し、その燃料ガスを燃料電池スタック8に供給する。
各単セル11は、空気極、燃料極及び固体電解質層を有し、反応ガス(燃料ガス及び酸化剤ガス)の発電反応により電力を発生する。具体的に言うと、固体電解質層は、例えばイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのセラミック材料(酸化物)によって略矩形板状に形成されている。固体電解質層は、酸素イオン伝導性固体電解質体として機能するようになっている。また、固体電解質層の上面には、燃料電池スタック8に供給された酸化剤ガスに接する空気極が貼付され、固体電解質層の下面には、同じく燃料電池スタック8に供給された燃料ガスに接する燃料極が貼付されている。即ち、空気極及び燃料極は、固体電解質層の両側に配置されている。単セル11において、空気極はカソード層として機能し、燃料極はアノード層として機能する。
図1に示されるように、筐体5は、コンクリートなどで固められたほぼ水平な設置面6に設置され、アンカーボルト(図示略)などで固定されている。筐体5は、SPCCやSECC等の板金用の鋼材に対して亜鉛めっきや焼付塗装を施すことによって形成され、幅500mm程度×奥行330mm程度×高さ900mm程度の略直方体状をなしている。また、筐体5の内側面は、床部を構成する底板15と、壁部を構成する側板16と、天井部を構成する天板14とによって構成されている。さらに、筐体5は、底板15を設置面6から離間した状態に支持する複数(本実施の形態では4つ)の脚部17を備えている。各脚部17は、底板15の四隅に配置されている。各脚部17の高さは、互いに等しくなっており、本実施の形態では50mm程度となっている。
また、筐体5は、筐体吸気口18及び筐体排気口19を有している。詳述すると、筐体5において対向配置される2つの側板16のうち、一方の側板16(図1では左側の側板16)に複数の筐体吸気口18が設けられ、他方の側板16(図1では右側の側板16)の上端部に筐体排気口19が設けられている。そして、筐体排気口19には、筐体5内の空気A1を排出するためのファン20が設けられている。なお、本実施の形態では、筐体排気口19にファン20を設けたが、筐体吸気口18にファン20を設けるようにしてもよい。
図1に示されるように、筐体5内には、排熱交換器30、凝縮水タンク31、水フィルタ32、エアポンプ33、回収水ポンプ34、燃料ポンプ35、改質水ポンプ36、電力変換器37、制御基板38,39等の補機類が収容されている。これらの補機類は、発電に寄与する処理を行う機器であり、断熱容器2の外側に配置されている。詳述すると、排熱交換器30は、配管45を介して断熱容器2に接続されており、断熱容器2内の燃料電池3から配管45を介して排出された発電後のオフガスを、熱交換によって気液分離する機器である。オフガスは水蒸気を含んでおり、熱交換によって水蒸気が凝縮される結果、凝縮水とガスとに分離される。また、配管45の表面全体、及び、排熱交換器30の表面全体は、シート状の断熱材46,47で覆われている。なお、本実施の形態の断熱材46,47は、グラスウール等の耐熱性の高い材料によって形成されている。
凝縮水タンク31及び水フィルタ32は、水処理装置を構成する機器である。具体的に言うと、凝縮水タンク31は、水配管41を介して排熱交換器30に接続されており、水配管41を介して排熱交換器30から供給されてきた凝縮水を貯えるようになっている。そして、凝縮水タンク31内の凝縮水は、水フィルタ32によって浄化される。この結果、原燃料から改質ガス(燃料ガス)を生成するために必要な改質水が生成される。この改質水は、改質水ポンプ36、水配管42及び流量センサ(図示略)等からなる改質水供給部によって、燃料電池3(断熱容器2内の気化器9)に供給されるようになっている。
なお、凝縮水タンク31の下面には、所定温度でオンオフする第1凍結防止ヒータ43が貼付されている。凝縮水タンク31及び第1凍結防止ヒータ43は、シート状の断熱材48で覆われている。また、水フィルタ32の側面には、所定温度でオンオフする第2凍結防止ヒータ44が貼付されている。水フィルタ32及び第2凍結防止ヒータ44は、シート状の断熱材49で覆われている。なお、本実施の形態の断熱材48,49は、発泡EPDM等の耐熱性の高い材料によって形成されている。
エアポンプ33は、燃料電池3に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給部を構成する機器である。なお、酸化剤ガス供給部は、エアポンプ33に加えて、図示しないエアフィルタ、流量センサ及び配管などを備えている。また、燃料ポンプ35は、燃料電池3に燃料ガスを供給するための燃料供給部を構成する機器である。燃料供給部は、燃料ポンプ35に加えて、図示しない電磁弁や流量センサなどを備えている。
回収水ポンプ34は、熱交換用の液体(具体的には水)を排熱交換器30に供給するための熱交換水供給部を構成する機器である。熱交換水供給部は、回収水ポンプ34及び配管(図示略)によって構成されている。電力変換器37は、燃料電池3で発電した電力を変換して燃料電池システム1の外部に供給するための機器である。制御基板38,39は、各ポンプ33〜36や各センサ等を制御するための制御部(コントローラ)を構成する機器である。制御基板38,39には、制御部を構成する複数の電子部品(ドライバなどの回路部品)が搭載されている。
図1に示されるように、筐体5内には、内部空間S0を4つの領域R1,R2,R3,R4に仕切る4枚の棚板21,22,23,24が多段状に設けられている。各棚板21〜24は、それぞれ水平に配置されるとともに、互いに平行となるように所定の間隔をあけて配置されている。また、棚板21〜23は、垂直方向に延びる支持枠25によって固定されている。そして、筐体5の側板16には、各領域R1〜R4に対応する位置に筐体吸気口18がそれぞれ設けられている。各棚板21〜24は、燃料電池3や補機類を支持する機能に加えて、各筐体吸気口18から導入された空気A1を水平方向に流す流路を形成する機能も有している。
なお、本実施の形態では、最上段の棚板21に、燃料電池3を収容した断熱容器2が載置され、最上段の棚板21とは別の棚板22〜24に、補機類が載置されている。具体的に言うと、上から2段目の棚板22には電力変換器37が載置され、上から3段目の棚板23には複数の制御基板38,39が載置されている。さらに、上から4段目(最下段)の棚板24には、凝縮水タンク31、水フィルタ32、エアポンプ33、回収水ポンプ34、燃料ポンプ35及び改質水ポンプ36が載置されている。
図1に示されるように、筐体5内における底板15の上面上には、断熱部材51が配置されている。断熱部材51は、底板15の上面の略全体に接触する一方、側板16の内面からは離間している。即ち、断熱部材51は、筐体5内における底板15の上のみに配置されている。また、側板16の内側面全体、及び、天板14の内側面全体は、断熱部材51によって覆われずに露出している。そして、断熱部材51の下面と設置面6との距離は、50mmとなっている。また、本実施の形態の断熱部材51は、縦(奥行)325mm×横(幅)480mmの矩形板状をなしている。さらに、断熱部材51の厚さは、5mm以上10mm以下(本実施の形態では10mm)に設定されている。なお、本実施の形態の断熱部材51は、発泡EPDMからなる複数層の断熱層を積層した構造を有している。即ち、断熱部材51は、断熱材46〜49とは異なる耐候性の高い材料からなっている。
また、筐体5内において底板15の上に配置された断熱部材51の上には、補機類(凝縮水タンク31、水フィルタ32、エアポンプ33、回収水ポンプ34、燃料ポンプ35及び改質水ポンプ36)が載置される台座61が設けられている。本実施の形態では、最下段の棚板24が台座61となっている。台座61は、例えばアルミニウム板を折り曲げることによって断面コ字状に形成されている。また、台座61は、支持板62と、一対の延出部63とを備えている。支持板62は、断熱部材51の上面全体に接触するとともに、補機類の下面を支持するようになっている。本実施の形態の支持板62は、断熱部材51よりもやや大きく、縦(奥行)390mm×横(幅)490mmの平面視矩形状をなしている。両延出部63は、支持板62の外周部から下方に延出し、下端部が底板15に当接している。なお、支持板62の下面からの両延出部63の突出量は、それぞれ10mmとなっている。
次に、上記のように構成した燃料電池システム1の動作について説明する。
燃料電池システム1の運転が開始されると、制御基板38,39の制御により、エアポンプ33、回収水ポンプ34、燃料ポンプ35、改質水ポンプ36、ファン20等の各機器が駆動される。このとき、改質水ポンプ36の駆動により、凝縮水タンク31の凝縮水は、水フィルタ32に送られて浄化された後、改質水として断熱容器2内の気化器9に送られる。また、燃料ポンプ35の駆動により、原燃料が断熱容器2内に送られる。そして、改質水が気化器9によって気化されて水蒸気となり、気化された水蒸気が原燃料と混合された後、改質器10に送られる。この結果、発電に必要な改質ガス(燃料ガス)が生成され、その燃料ガスが燃料電池スタック8(各単セル11)に供給される。
さらに、エアポンプ33の駆動により、酸化剤ガス(空気)が燃料電池スタック8(各単セル11)に供給される。そして、各単セル11において、燃料ガスの水素と酸化剤ガスの酸素とが反応することにより、空気極を正極、燃料極を負極とする直流の電力が発生する。この燃料電池3の電力は、電力変換器37で所定規格の電圧に変換された後、電力変換器37から燃料電池システム1の外部の装置に出力される。
なお、本実施の形態の燃料電池システム1では、燃料電池3の運転が開始されると、補機類(排熱交換器30、エアポンプ33、回収水ポンプ34、燃料ポンプ35、改質水ポンプ36、電力変換器37、制御基板38,39)が発熱したり、燃料電池3が発熱したりするために、筐体5内の温度が上昇していく。特に、夏場の高温時においては、筐体5内の温度が補機類の許容使用温度を上回る可能性が高いため、補機類が故障するおそれがある。そこで、本実施の形態では、ファン20を駆動させることにより、高温となった空気A1を筐体排気口19から外部に排出するとともに、筐体吸気口18から空気A1を導入することにより、筐体5内を冷却している。その結果、筐体5内における過昇温が防止される。なお、断熱部材51は、底板15の上のみに配置され、側板16には配置されないものであるため、筐体吸気口18及び筐体排気口19を通過する空気A1の流れが断熱部材51に遮られることはない。
一方、冬場の低温時においては、設置面6からの熱引きなどによって、筐体5内の温度が低下して、筐体5内の水が凍結する場合がある。特に、凝縮水タンク31、水フィルタ32及び配管42のような凝縮水が通過する箇所において、凍結が生じる可能性が高い。そこで、本実施の形態では、筐体5内における底板15の上に断熱部材51を設けている。その結果、設置面6からの熱引きが断熱部材51によって遮断されるため、凝縮水の凍結が防止される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の燃料電池システム1では、筐体5内における底板15の上に断熱部材51が配置され、かつ、脚部17によって底板15が設置面6から離間した状態に支持されるため、筐体5の床部と設置面6との距離が十分に確保される。その結果、断熱部材51を底板15と設置面6との間に設置する場合に比べて、設置面6からの熱引きの影響が小さくなる。しかも、断熱部材51が筐体5内に配置されているため、積雪時において雪が断熱部材51に触れる可能性が小さくなり、熱引きの影響がよりいっそう小さくなる。従って、断熱部材51の断熱性能を十分に発揮することができるため、冬場の低温時においても、断熱部材51によって筐体5内の凍結を確実に防止することができる。また、断熱部材51が湿気や雨水の影響を受けにくくなるため、断熱部材51の劣化を抑制することができる。ゆえに、燃料電池システム1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、筐体5内における底板15の上“のみ”に断熱部材51が配置され、底板15とは別の箇所(側板16など)には断熱部材51が配置されていない。よって、筐体5内の熱を、断熱部材51に遮られることなく、側板16に設けられた筐体排気口19から確実に放出できるため、夏場の高温時であっても、筐体5内における温度上昇を抑制することができる。その結果、補機類として電子部品を有して構成される機器(電力変換器37、制御基板38,39など)を用いたとしても、補機類へのダメージ(オーバーヒート等)が軽減されるため、燃料電池システム1の信頼性を向上させることができる。
(2)本実施の形態では、筐体5内において底板15の上に配置された断熱部材51の上に、補機類が載置される台座61が設けられている。この場合、断熱部材51が台座61と底板15との間に挟み込まれた状態となるため、断熱部材51を容易に固定することができる。また、補機類が、断熱部材51に直接載置されるのではなく、補機類を載置するための部材である台座61に載置されるため、補機類を容易に固定することができる。さらに、断熱部材51が比較的軟らかい発泡材(発泡EPDM)からなり、断熱部材51上に台座61が載置され、台座61上に補機類が載置されている。その結果、補機類(具体的には、ポンプ33〜36)の稼働時に発生する振動が筐体5や燃料電池3に伝わりにくくなるため、振動による発電効率や耐久性の低下等を防止することができる。さらに、補機類として複数の機器をまとめて台座61に固定することができるため、各機器を個別に固定する場合と比較して機器の組み付け性が向上する。
(3)本実施の形態では、筐体吸気口18と凝縮水タンク31とをつなぐ流路が棚板23,24によって形成され、その流路上に複数のポンプ33〜36が配置されている。この場合、最も下側に位置する筐体吸気口18から筐体5内に導入された空気A1は、ポンプ33〜36によって暖められて温風となる。その結果、温風によって筐体5が温められるため、筐体5内の凝縮水の凍結が回避される。
(4)本実施の形態では、凝縮水タンク31に第1凍結防止ヒータ43が貼付され、凝縮水タンク31及び第1凍結防止ヒータ43が断熱材48で覆われている。また、本実施の形態では、水フィルタ32に第2凍結防止ヒータ44が貼付され、水フィルタ32及び第2凍結防止ヒータ44が断熱材49で覆われている。即ち、筐体5内において凝縮水が存在しうる箇所が、凍結防止ヒータ43,44で加熱されるとともに、断熱材48,49で覆われるため、凝縮水の凍結をより確実に防止することができる。
(5)本実施の形態では、筐体5に脚部17を設けることにより、底板15を設置面6から離間させている。その結果、底板15と設置面6との間にリフトの棒状支持部材を挿入し、挿入した棒状支持部材を上昇させることにより、筐体5全体を持ち上げることが可能となるため、リフトでの運搬が容易になる。また、底板15の下面全体を設置面6に接触させることも考えられるが、設置面6に少しでも凹凸があると、筐体5にガタツキが生じるため、筐体5を強固に固定できないという問題がある。一方、本実施の形態では、底板15を設置面6に接触させるのではなく、筐体5に設けた脚部17を設置面6に接触させている。この場合、筐体5と設置面6との接触面積が小さくなるため、設置面6に多少の凹凸があったとしても、筐体5にガタツキが生じにくい。よって、筐体5を強固に固定することが可能となる。
なお、本実施の形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、筐体5内における底板15の上のみに断熱部材51が配置されていた。しかし、図2の燃料電池システム101に示されるように、筐体102の内側面の一部が露出するのであれば、断熱部材104は、底板103の上に加えて、底板103とは別の部分を覆っていてもよい。具体的に言うと、断熱部材104の一部が、側板105の内側面の下部(図2参照)を覆っていてもよいし、天板(図示略)の内側面を覆っていてもよい。
・上記実施の形態では、筐体5内において底板15の上に配置された断熱部材51の上に、補機類が載置される台座61が設けられていた。しかし、図3の燃料電池システム71に示されるように、台座61を省略し、断熱部材72の上に直接補機類(図示略)を載置してもよい。なお、この場合、断熱部材72は、両面テープや接着剤などの接着層73を介して底板74に貼付される。
・図4の燃料電池システム81に示されるように、底板82に複数のボルト83を突設するとともに、断熱部材84及び台座85を貫通する貫通穴86を形成してもよい。そして、貫通穴86にボルト83を挿通させ、ボルト83の先端部にナット87を螺着させることにより、断熱部材84を筐体88に固定してもよい。なお、ナット87の締付度合を変更して、台座85と底板82との隙間の大きさを調節することにより、断熱部材84を潰すように固定したり、逆に断熱部材84を潰さずに固定したりすることが可能になる。断熱部材84を潰すように固定する場合、断熱部材84が薄くなって断熱効果も減少するが、断熱部材84を強固に固定することができる。一方、断熱部材84を潰さないように固定する場合は、断熱性能を損なうことなく断熱部材84を設置できるため、好適である。
・図5の燃料電池システム91に示されるように、筐体92内において底板93と台座94との間に生じる空間が、断熱部材95と空気層96とからなっていてもよい。なお、空気層96は、断熱部材95と台座94との間に位置している。このようにすれば、空気層96が断熱層となり、断熱部材95と空気層96との両方で熱を遮断するようになるため、断熱性能をさらに向上させることができる。また、台座94が断熱部材95から浮いた状態で筐体92に取り付けられるため、断熱部材95を傷付けることなく、台座94の上に補機類(図示略)を固定することができる。ここで、台座94は、断熱部材95を貫通する貫通穴97、及び、台座94を貫通する貫通穴98にボルト99を挿通させ、ボルト99の先端部にナット100を螺着させることにより、筐体92に固定される。
なお、空気層96は、断熱部材95と底板93との間に位置していてもよいし、断熱部材95と台座94との間、及び、断熱部材95と底板93との間の両方に位置していてもよい。また、断熱部材95及び空気層96の層数は、特に限定されず任意に設定することが可能である。
・上記実施の形態の断熱部材51は、発泡EPDMからなる複数層の断熱層を積層した構造を有していたが、1層の断熱層からなるものであってもよい。
・上記実施の形態では、筐体5の底板15を設置面6から離間した状態に支持する手段として脚部17が用いられていたが、車輪などの別の手段を脚部として用いてもよい。
・上記実施の形態において、筐体5は、1枚の天板14、1枚の底板15、複数枚の側板16からなる略直方体状の箱体であった。しかし、床部を構成する底板と、1枚の側板によって略円筒状に形成された壁部と、ドーム状の天井部とからなる筐体としてもよい。なお、天井部は、複数枚の天板によって多角錘状に形成されていてもよい。また、床部を構成する底板を備えるとともに、壁部の表面と天井部の表面とが曲面をなすように接続されたドーム形状の筐体としてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記筐体内において前記床部の上に配置された前記断熱部材の上に、前記補機類が載置される台座が設けられ、前記台座は、前記補機類の下面を支持する支持板と、前記支持板から下方に延出しその下端部が前記床部に当接する延出部とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
(2)上記手段1において、前記断熱部材は、接着層を介して前記床部に貼付されることを特徴とする燃料電池システム。
(3)上記手段1において、前記筐体内において前記床部の上に配置された前記断熱部材の上に、前記補機類が載置される台座が設けられ、前記床部にボルトが突設されるとともに、前記断熱部材及び前記台座に貫通穴が形成され、前記貫通穴に前記ボルトを挿通させ、前記ボルトの先端部にナットを螺着させることにより、前記断熱部材が前記筐体に固定されることを特徴とする燃料電池システム。
(4)上記手段1において、前記補機類は、発電後のオフガスに含まれる水蒸気を凝縮させた凝縮水を貯える凝縮水タンクと、前記凝縮水を浄化するためのフィルタとを含み、前記凝縮水タンク及び前記フィルタは、少なくとも一部が断熱材で覆われており、前記断熱部材と前記断熱材とが異なる材料からなることを特徴とする燃料電池システム。
(5)上記手段1において、前記筐体内において前記床部の上に配置された前記断熱部材の上に、前記補機類が載置される台座が設けられ、前記補機類は、発電後のオフガスに含まれる水蒸気を凝縮させた凝縮水を貯える凝縮水タンクと、前記凝縮水を浄化するためのフィルタとを含み、前記筐体の内部空間を複数の領域に仕切る複数の棚板が多段状に設けられ、最下段の前記棚板が、前記凝縮水タンク及び前記フィルタが載置される前記台座であることを特徴とする燃料電池システム。
(6)上記手段1において、前記補機類は、前記酸化剤ガスを供給するためのエアポンプを含むことを特徴とする燃料電池システム。
(7)上記手段1において、前記補機類は、前記燃料電池で発電した電力を変換する電力変換器を含むことを特徴とする燃料電池システム。
(8)上記手段1において、前記補機類は、複数の電子部品を搭載した制御基板を含むことを特徴とする燃料電池システム。
(9)上記手段1において、前記補機類は、燃料・改質系設備、空気系設備、水・蒸気系設備及び電力変換系設備のうちの少なくとも1つを構成する機器であることを特徴とする燃料電池システム。
(10)上記手段1において、前記補機類は、電子部品を有して構成される機器であることを特徴とする燃料電池システム。
1,71,81,91,101…燃料電池システム
2…断熱容器
3…燃料電池
5,88,92,102…筐体
6…設置面
14…天井部を構成する天板
15,74,82,93,103…床部を構成する底板
16,105…壁部を構成する側板
17…脚部
30…補機類としての排熱交換器
31…補機類としての凝縮水タンク
32…補機類及びフィルタとしての水フィルタ
33…補機類としてのエアポンプ
34…補機類としての回収水ポンプ
35…補機類としての燃料ポンプ
36…補機類としての改質水ポンプ
37…補機類としての電力変換器
38,39…補機類としての制御基板
48,49…断熱材
51,72,84,95,104…断熱部材
61,85,94…台座
96…空気層

Claims (4)

  1. 断熱容器内に収容され、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
    発電に寄与する処理を行う機器であり、前記断熱容器の外側に配置される補機類と、
    前記燃料電池及び前記補機類を収容する筐体と
    を備える燃料電池システムであって、
    前記筐体は、床部と壁部と天井部とによって前記筐体の内側面が構成されるとともに、前記床部を前記筐体の設置面から離間した状態に支持する脚部を備え、
    前記筐体内における前記床部の上に断熱部材を配置し、かつ、前記壁部または前記天井部の内側面の少なくとも一部を露出させ
    前記断熱部材は、一部が前記壁部の内側面のうち下部のみを覆っている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記筐体内において前記床部の上に配置された前記断熱部材の上に、前記補機類が載置される台座が設けられていることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  3. 前記筐体内において前記床部と前記台座との間に生じる空間は、前記断熱部材と空気層とからなることを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム。
  4. 前記補機類は、発電後のオフガスに含まれる水蒸気を凝縮させた凝縮水を貯える凝縮水タンクと、前記凝縮水を浄化するためのフィルタとを含み、
    前記凝縮水タンク及び前記フィルタは、少なくとも一部が断熱材で覆われている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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