JP6392477B1 - アスベスト除去具及びその壁面当接用アタッチメント - Google Patents
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Abstract
Description
壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するアスベスト除去具に用いられ、このアスベスト除去具のグラインダのスピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる壁面当接用アタッチメントであって、
前方に位置する筒状の壁面当接部と、
上記グラインダに連結する基底部と、
上記壁面当接部の前端に壁面への追従性を付与する伸縮機構と、
研削したアスベストを除去する外部吸引機構が接続される吸引ポートと、
内部に湿潤液を導入する外部吐出機構が接続される吐出ポートと
を備えており、
上記壁面当接部の前端形状が、中心軸と垂直かつ交差する前端近傍の2つの仮想方向を基準とした場合、一方の仮想方向視で凹状、他方の仮想方向視で凸状に形成されている。
スピンドルの先端に研削材を有するグラインダと、
上記スピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の壁面当接用アタッチメントと
を備える。
[図1の壁面当接用アタッチメント1]
図1の壁面当接用アタッチメント1は、壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するアスベスト除去具に用いられ、このアスベスト除去具のグラインダのスピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる。当該壁面当接用アタッチメントは、グラインダによる壁面研削の際にアスベストが散乱するのを防止するものである。
壁面当接部2は、前方に位置する筒状の構造体であり、後述するように内部に位置するグラインダの研削材が研削したアスベストの飛散を抑制するものである。当該構造体の筒状形状は、正方形状の横断面形状(当該壁面当接用アタッチメントの中心軸と垂直に交差するように切り取った断面形状)である。但し、当該壁面当接用アタッチメントの横断面形状は、後述するように蛇腹状の伸縮機構4が併設されていることから、その蛇腹状部分だけ完全な正方形ではない。
基底部3は、前方の壁面当接部2と後述するグラインダ12とを連結するものであり、全体として筒状に形成されている。具体的には基底部3は、壁面当接部2の後端に連結される断面が略正方形の筒状の前部3aと、グラインダ12のスピンドルの挿入するようグラインダ12の先端部に連結する円筒状の後部3bとを有している。
伸縮機構4は、壁面当接部2の前端7に壁面への追従性を付与するものである。この伸縮機構4は、壁面当接部2に一体的に備えられている。このように伸縮機構4を壁面当接部2に付与することで、壁面へのフィット性をより向上させることができる。
吸引ポート5は、壁面の研削により当該壁面当接用アタッチメント1内に発生したアスベストを外部に除去するものである。吸引ポート5は、具体的には、パイプ状の形状を有し、その一端が基底部3の前部3aに連結し、その他端がブロア等の外部吸引機構(図示していない)に接続されている。
吐出ポート6は、アスベストの飛散を低減するための水等の湿潤液を壁面当接用アタッチメント1内に導入するものである。吐出ポート6は、具体的には、パイプ状の形状を有し、その一端が基底部3の前部3aに連結し、その他端がポンプ等の外部吐出機構(図示していない)に接続されている。
図2のアスベスト除去具11は、壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するものであり、グラインダ12と壁面当接用アタッチメント1とを備える。
グラインダ12は、図2には模式的に先端部しか図示していないが、先端の研削材を使用し、その回転運動によって加工物の表面の研削を行う機械である。グラインダは、大きく分けて自由研削盤と機械研削盤とがあるが、壁面のアスベストの除去を考慮すると時湯研削盤、中でもポータブルグラインダが特に好適に使用される。
当該アスベスト除去具11が備える壁面当接用アタッチメント1は、上述の図1の壁面当接用アタッチメント1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。当該壁面当接用アタッチメント1は、基底部3の後部3bからグラインダ12のスピンドル及び研削材を挿入するようグラインダ12の先端部12aに取り付けられる。
当該アスベスト除去具11は、上述のように壁面当接用アタッチメント1が壁面特に入隅及び出隅へのフィット性が高いことから、アスベストの飛散を抑制でき、特に出隅及び入隅のアスベスト除去に効果的に対応することができる。
図3の壁面当接用アタッチメント21は、図1の壁面当接用アタッチメント1と同様のものであり、壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するアスベスト除去具に用いられ、このアスベスト除去具のグラインダのスピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる。
壁面当接部22は、図1の壁面当接部2と同様の構造、形状を有しているが、後述する伸縮機構24を一体に備えていない。
基底部23は、後述する伸縮機構24とグラインダ12とを連結するものであり、全体として筒状に形成されている。当該基底部23は、図1の壁面当接用アタッチメント1における基底部3の円筒状の後部3bのみの構造を有している。
伸縮機構24は、壁面当接部22の後端と基底部3の前端とを連結する略円筒状のものであり、壁面当接部22の前端に壁面への追従性を付与するものである。つまり、当該壁面当接用アタッチメント21は、図1の壁面当接用アタッチメント1のように伸縮機構が壁面当接部に一体的に備えられておらず、伸縮機構24が壁面当接部22と基底部23との間に別に備えられている。このように伸縮機構24を壁面当接部22等と別体にしているため、製造が容易になり、加えて取扱い性やメンテナンス性が向上する。
吸引ポート25及び吐出ポート26は、図1の壁面当接用アタッチメント1の吸引ポート5及び吐出ポート6と同様のものであるが、基底部3ではなく、壁面当接部22に連通されている点で異なる。当該壁面当接用アタッチメント21は、当該壁面当接部22に伸縮機構24を付帯せず、別体として伸縮機構24を設けていることから、壁面当接部22に柔軟性、軟質性、屈曲性等が要求されない。そのため、当該壁面当接用アタッチメント21では、吸引ポート25及び吐出ポート26を壁面当接部22に連通することができ、全体としての構造を比較的シンプルにすることができる。
図4のアスベスト除去具31は、図2のアスベスト除去具11と同様に、壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するものであり、グラインダ12と壁面当接用アタッチメント21とを備える。
グラインダ12は、図2のグラインダ12と同様である。
当該アスベスト除去具31が備える壁面当接用アタッチメント21は、上述の図3の壁面当接用アタッチメント21と同様である。
2 壁面当接部
3 基底部
4 伸縮機構
5 吸引ポート
6 吐出ポート
7 前端
11 アスベスト除去具
12 グラインダ
21 壁面当接用アタッチメント
22 壁面当接部
23 基底部
24 伸縮機構
31 アスベスト除去具
Claims (5)
- 壁面に塗布されたアスベストを研削しつつ除去するアスベスト除去具に用いられ、このアスベスト除去具のグラインダのスピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる壁面当接用アタッチメントであって、
前方に位置する筒状の壁面当接部と、
上記グラインダに連結する基底部と、
上記壁面当接部の前端に壁面への追従性を付与する伸縮機構と、
研削したアスベストを除去する外部吸引機構が接続される吸引ポートと、
内部に湿潤液を導入する外部吐出機構が接続される吐出ポートと
を備えており、
上記壁面当接部の前端形状が、中心軸と垂直かつ交差する前端近傍の2つの仮想方向を基準とした場合、一方の仮想方向視で凹状、他方の仮想方向視で凸状に形成されている壁面当接用アタッチメント。 - 上記壁面当接部の前端形状が、上記一方の仮想方向視で底角が略直角の三角形状で、上記他方の仮想方向視で頂角が略直角の三角形状である請求項1に記載の壁面当接用アタッチメント。
- 上記伸縮機構が、壁面当接部に一体的に備えられている請求項1又は請求項2に記載の壁面当接用アタッチメント。
- 上記伸縮機構が、壁面当接部と基底部との間に備えられている請求項1又は請求項2に記載の壁面当接用アタッチメント。
- スピンドルの先端に研削材を有するグラインダと、
上記スピンドル及び研削材を挿入するようグラインダに取り付けられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の壁面当接用アタッチメントと
を備えるアスベスト除去具。
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JP2018081875A JP6392477B1 (ja) | 2018-04-20 | 2018-04-20 | アスベスト除去具及びその壁面当接用アタッチメント |
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Country Status (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03221669A (ja) * | 1989-10-19 | 1991-09-30 | Hokkaido Pipe Rain Kogyo Kk | 吹付けられたアスベストの除去方法および除去装置 |
JP2007332576A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Atsuji Tekko Kk | 斫り片の吸引回収処理装置 |
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2018
- 2018-04-20 JP JP2018081875A patent/JP6392477B1/ja active Active
Patent Citations (2)
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