JP6391893B1 - 操作入力装置、情報処理システムおよび操作判定方法 - Google Patents

操作入力装置、情報処理システムおよび操作判定方法 Download PDF

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Abstract

操作入力装置(4)は、タッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、1つまたは複数の操作デバイス(2)の操作を判定し、操作デバイス(2)によらないと判定したタッチ点に対応する操作を、タッチ操作と判定する。

Description

この発明は、タッチパネル上に配置された操作デバイスを用いた操作入力を受け付ける操作入力装置、情報処理システムおよび操作判定方法に関する。
従来から、タッチパネル上に配置された操作デバイスを備えた情報処理システムが提案されている。例えば、特許文献1には、タッチパネル、タッチパネル上に配置された操作デバイスおよび情報処理装置を備えたシステムが記載されている。このシステムにおいて、タッチパネルは、操作デバイスが有する複数の導電部のうち、操作者の手が触れている導電部によるタッチ点を検出する。情報処理装置は、タッチパネルによって検出された複数の導電部によるタッチ点の配置パターンを特定し、配置パターンに対応付けられた処理を実行する。
特開2013−178678号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムは、単体の操作デバイスを用いた操作を前提としているため、受け付け可能な操作の種類が限定されるという課題があった。
この発明は上記課題を解決するものであり、受け付け可能な操作の種類を増やすことができる操作入力装置、情報処理システムおよび操作判定方法を得ることを目的とする。
この発明に係る操作入力装置は、タッチ点検出部および操作判定部を備える。タッチ点検出部は、タッチパネルにおけるタッチ点を検出する。操作判定部は、タッチ点検出部により検出されたタッチ点に関する情報から特定したタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、タッチパネル上に配置された1つまたは複数の操作デバイスの操作を判定するとともに当該判定の際に操作デバイスによらないと判定したタッチ点に対応する操作を、タッチパネルに対するタッチ操作と判定する。
この発明によれば、タッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて1つまたは複数の操作デバイスの操作を判定し、操作デバイスによらないタッチ点に対応する操作をタッチ操作と判定する。これにより、受け付け可能な操作の種類を増やすことができる。
この発明の実施の形態1に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図2Aは、実施の形態1に係る操作入力装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Bは、実施の形態1に係る操作入力装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 図3Aは、実施の形態1における操作デバイスを示す斜視図である。図3Bは、実施の形態1における操作デバイスを示す上面図である。図3Cは、実施の形態1における操作デバイスが備える導体支柱および底面部を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る操作判定方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る操作判定方法の具体例を示すフローチャートである。 タッチパネルにおける複数のタッチ点の例を示す図である。 頂点リストに2つのタッチ点を追加する処理の概要を示す図である。 頂点リストに追加したタッチ点とタッチパネルで検出された残りのタッチ点とを示す図である。 タッチ点間の距離が基準形状の辺の長さとして許容される範囲にある場合を示す図である。 タッチ点間の距離が基準形状の辺の長さとして許容される範囲外である場合を示す図である。 図5のステップST9aの処理の詳細を示すフローチャートである。 タッチ点を頂点とした形状および中心とタッチパネルにおける残りのタッチ点とを示す図である。 頂点リストに登録された全てのタッチ点の位置関係が基準形状の条件を満たす場合を示す図である。 頂点リストに登録された一部のタッチ点の位置関係が基準形状の条件を満たさない場合を示す図である。 操作デバイスの操作に対応すると判定されたタッチ点とタッチパネルにおける残りのタッチ点とを示す図である。 判定対象のタッチ点が3つある場合を示す図である。 判定対象のタッチ点が2つしかない場合を示す図である。 操作デバイスの基準形状と優先順位との関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る操作入力装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る操作判定方法を示すフローチャートである。 タッチ点を頂点とした同一または類似の形状のうちの一方が、タッチ操作によるタッチ点を含む場合を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る操作入力装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る操作判定方法を示すフローチャートである。 従前に探索された形状の周辺に同一の形状を構成する複数のタッチ点が検出された場合を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る操作入力装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る操作判定方法を示すフローチャートである。 操作デバイスに対応する形状と頂点としたタッチ点における接触面積が異なる形状とを示す図である。 操作デバイスに対応する形状と頂点としたタッチ点の位置座標に微小な変化がある形状とを示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。情報処理システム1には、1つまたは複数の操作デバイス2がタッチパネル3上に配置されており、タッチパネル3が受け付けた操作に対応する処理を実行する。
タッチパネル3は、例えば、静電容量方式のタッチパネルであり、操作者のタッチ操作を受け付ける他、操作デバイス2の操作も受け付ける。タッチ操作には、タップ、ダブルタップ、スライド、スワイプ、長押し、ピンチおよびストレッチといったタッチパネル3に対するジェスチャー操作が含まれる。
操作入力装置4は、タッチパネル3によって受け付けられた操作に対応するタッチ点を検出し、検出したタッチ点に対応する操作を判定する。例えば、操作入力装置4は、タッチパネル3におけるタッチ点に対応する操作の種類が、操作者のタッチ操作、1つの操作デバイス2の操作、複数の操作デバイス2の操作を組み合わせた操作、および、操作者のタッチ操作と1つまたは複数の操作デバイス2の操作とを組み合わせた操作のいずれであるかを判定する。
処理判定部5は、操作入力装置4によって判定された操作に対応する処理を判定する。例えば、処理判定部5は、操作の種類と処理の内容とを対応付けたテーブルデータを参照して、操作入力装置4によって判定された操作の種類に対応する処理を判定する。
処理実行部6は、処理判定部5によって判定された処理を実行する。
なお、図1には、操作入力装置4が、処理判定部5および処理実行部6を有さない構成を示したが、処理判定部5および処理実行部6は、操作入力装置4が有する構成要素であってもよい。
操作入力装置4は、タッチ点検出部40および操作判定部41を備える。タッチ点検出部40は、タッチパネル3におけるタッチ点を検出する。
操作判定部41は、タッチ点検出部40により検出されたタッチ点に関するタッチ情報から特定したタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、タッチパネル3上に配置された1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定する。タッチ情報は、タッチ点の識別番号および位置座標、タッチ点におけるタッチ物(操作者の指または導体支柱)の接触状態および静電容量の検出値を含む情報である。
操作判定部41は、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作を、タッチパネル3に対するタッチ操作と判定する。
図2Aは、操作入力装置4の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Bは、操作入力装置4の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Aおよび図2Bにおいて、表示器100は、操作画面を表示する表示器であり、表示面上にタッチパネル101が配置される。タッチパネル101は、図1に示したタッチパネル3である。操作デバイス102は、図1に示した操作デバイス2であり、タッチパネル101上に配置される。
操作入力装置4が有するタッチ点検出部40および操作判定部41の機能は、処理回路により実現される。すなわち、操作入力装置4は、図4に示すフローチャートのそれぞれの処理を実行するための処理回路を備える。
処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ105に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
処理回路が図2Aに示す専用のハードウェアである場合、処理回路103は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。タッチ点検出部40および操作判定部41の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が図2Bに示すプロセッサ104である場合、タッチ点検出部40および操作判定部41の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ105に記憶される。
プロセッサ104は、メモリ105に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、タッチ点検出部40および操作判定部41のそれぞれの機能を実現する。すなわち、操作入力装置4は、プロセッサ104により実行されたときに、図4に示す一連の処理のそれぞれが結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ105を備える。これらのプログラムは、タッチ点検出部40および操作判定部41の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。
メモリ105には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically−EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
タッチ点検出部40および操作判定部41の機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、タッチ点検出部40の機能は、専用のハードウェアである処理回路103によって実現し、操作判定部41の機能は、プロセッサ104がメモリ105に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、これらの組み合わせによって上記機能のそれぞれを実現することができる。
図3Aは、操作デバイス2を示す斜視図である。図3Bは、操作デバイス2を示す上面図である。図3Cは、操作デバイス2が備える導体支柱20a〜20cおよび底面部22を示す拡大断面図である。操作デバイス2は、図3Aに示すように、ノブ型の操作デバイスであり、操作者による回転操作が可能で、かつ、タッチパネル3上でスライド操作することもできる。
操作デバイス2は、導体支柱20a〜20c、側壁部21および底面部22を備える。導体支柱20a〜20cは、図3Cに示すように、底面部22上に取り付けられた支柱であり、導電材で構成されている。なお、例示する操作デバイス2では、図3Bに示すように、底面部22上に導体支柱20a〜20cが等間隔に配置されており、導体支柱20a〜20cを頂点とした形状は正三角形である。
側壁部21は、図3Aおよび図3Bに示すように、導体支柱20a〜20cを囲う枠状の部材であり、導電材で構成されている。底面部22は、樹脂製の円環状の部材であり、タッチパネル3によって導体支柱20a〜20cの静電容量が検出可能な程度に薄く構成されている。導体支柱20a〜20cの端面とタッチパネル3との間には、底面部22が介在しており、底面部22と接している導体支柱20a〜20cの上記端面は、タッチパネル3で検出可能な面積を有している。
操作者の電位は、接地電位と考えることができるため、タッチパネル3において操作者が触れた部分の静電容量は変化(静電容量が増大する方向に変化)する。静電容量方式のタッチパネル3は、この静電容量の変化を検出し、タッチ点検出部40は、タッチパネル3によって静電容量の変化が検出された部分を、タッチ点として検出する。
同様に、操作者が操作デバイス2に触れると、操作デバイス2の電位が低下して、導体支柱20a〜20cの静電容量が変化する。タッチパネル3は、導体支柱20a〜20cの静電容量の変化を検出し、タッチ点検出部40は、導体支柱20a〜20cがある部分をタッチ点として検出する。導体支柱20a〜20cを頂点とした形状は正三角形であるので、操作デバイス2の操作で検出される3つのタッチ点を頂点とした形状も正三角形となる。この形状が、操作デバイス2の操作を判定するときの基準形状となる。
図3Aおよび図3Bでは、操作デバイス2が、3つの導体支柱20a〜20cを備える場合を示したが、3つ以上の導体支柱を備えてもよい。また、導体支柱を頂点とした形状(基準形状)は、直角三角形、二等辺三角形、正方形、正五角形、長方形といった、他の多角形であってもよい。さらに、基準形状ごとに操作デバイス2で操作可能な処理を設定してもよい。例えば、基準形状が正三角形である操作デバイスには、エアコンの温度調整処理が設定され、基準形状が直角三角形の操作デバイスには音量調整処理が設定される。
次に動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る操作判定方法を示すフローチャートである。
ステップST1において、タッチ点検出部40は、タッチパネル3上におけるタッチ点を検出する。例えば、タッチ点検出部40は、タッチパネル3によって静電容量の変化が検出された全ての部分をタッチ点として検出し、これらのタッチ点に関するタッチ情報を操作判定部41に出力する。また、タッチ物の接触状態には、タッチパネル3に対するタッチ物の接触面積および押下圧が含まれる。
ステップST2において、操作判定部41は、タッチ点検出部40から入力した複数のタッチ情報に基づいて、複数のタッチ点におけるタッチ点間の距離および位置関係を特定する。操作判定部41は、特定した複数のタッチ点におけるタッチ点間の距離および位置関係に基づいて、1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定し、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作をタッチパネル3に対するタッチ操作と判定する。
処理判定部5は、操作判定部41によって判定された操作に対応する処理を判定する。例えば、操作判定部41によって1つの操作デバイス2の操作と操作者のタッチ操作とが判定された場合、処理判定部5は、1つの操作デバイス2の操作と操作者のタッチ操作との組み合わせの操作に対応する処理を判定する。また、操作判定部41によって複数の操作デバイス2の操作が判定された場合、処理判定部5は、複数の操作デバイス2の組み合わせの操作に対応する処理を判定する。処理判定部5によって判定された処理は、処理実行部6に通知される。処理実行部6は、処理判定部5から通知された処理を実行する。
次に、実施の形態1に係る操作判定方法の詳細を説明する。
図5は、実施の形態1に係る操作判定方法の具体例を示すフローチャートである。
図5において、ステップST1aの処理は、図4のステップST1の処理に相当する。ステップST2aからステップST12aまでの処理は、図4のステップST2の詳細な処理に相当する。
まず、タッチ点検出部40は、タッチパネル3におけるタッチ点を検出する(ステップST1a)。例えば、タッチ点検出部40は、検出したタッチ点に関するタッチ情報を、操作判定部41に出力する。図6は、タッチパネル3におけるタッチ点3a〜3eを示す図である。タッチ点検出部40は、タッチパネル3によって静電容量の変化が検出された部分をタッチ点3a〜3eとして検出し、タッチ点3a〜3eに関するタッチ情報を操作判定部41に出力する。
操作判定部41は、タッチ点検出部40から入力したタッチ情報に基づいて、タッチ点3a〜3eのうちの2点を頂点リストに追加して、2点間の距離を辺の長さと仮定する(ステップST2a)。頂点リストは、頂点とするタッチ点を登録する情報である。
図7は、頂点リストに2つのタッチ点を追加する処理の概要を示す図である。例えば、操作判定部41は、タッチ点3a〜3eに関するタッチ情報に基づいて、タッチ点3a〜3eの位置座標を特定し、タッチ点3aおよびタッチ点3bを頂点リストに追加する。
このとき、操作判定部41は、タッチ点3aとタッチ点3bを結ぶ線分を辺7aとし、辺7aの長さLを記憶する。例えば、辺7aの長さLを示す情報は、図2Aに示した処理回路103が有する不図示のメモリに記憶されるか、図2Bに示したメモリ105に記憶される。
操作判定部41は、ステップST1aでタッチ点検出部40が検出した複数のタッチ点のうち、頂点リストに追加しなかったタッチ点から1つのタッチ点を選択する(ステップST3a)。図8は、頂点リストに追加したタッチ点3a,3bと頂点リストに追加しなかったタッチ点3c〜3dとを示す図である。操作判定部41は、タッチ点検出部40によって検出されたタッチ点3a〜3eのうち、頂点リストに追加しなかったタッチ点3c〜3eから1つのタッチ点を選択する。
次に、操作判定部41は、ステップST3aで選択したタッチ点と、頂点リストに登録されているタッチ点との距離が上記辺の長さ±許容誤差の範囲に収まるか否かを判定する(ステップST4a)。
ここでは、操作デバイス2が備える3つ以上の導体支柱を頂点とした形状(基準形状)が正多角形であり、1つの操作デバイス2が備える全ての導体支柱のそれぞれが等間隔に配置されており、3つ以上の導体支柱が底面部22に対応する領域範囲に位置することを探索基準としている。
従って、ステップST4aにおいて、タッチ点を頂点とした形状の中から、タッチ点間の距離が、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離の許容範囲にあるタッチ点のペアが探索される。なお、上記探索基準は一例であり、操作デバイス2の基準形状に合致する条件であれば、これ以外の条件であってもよい。
図9は、タッチ点間の距離が基準形状の辺の長さとして許容される範囲にある場合を示す図であり、操作判定部41が、ステップST3aにおいてタッチ点3cを選択した場合を示している。このとき、操作判定部41は、タッチ点3bとタッチ点3cを結ぶ辺7bの長さが、辺7aの長さL±許容誤差の範囲であると判定する(ステップST4a;YES)。すなわち、タッチ点3bとタッチ点3cを結ぶ辺7bの長さが基準形状の辺の長さとして許容される範囲にあるため、操作判定部41は、タッチ点3cを頂点リストに追加する(ステップST5a)。
図10は、タッチ点間の距離が基準形状の辺の長さとして許容される範囲外である場合を示す図であり、ステップST3aでタッチ点3d,3eが選択されている。
操作判定部41は、ステップST3aでタッチ点3dを選択した場合、タッチ点3bとタッチ点3dを結ぶ辺8aの長さが、辺7aの長さL±許容誤差の範囲外であると判定する(ステップST4a;NO)。すなわち、タッチ点3dとタッチ点3cを結ぶ辺8aの長さが基準形状の辺の長さとして許容される範囲外であるため、操作判定部41は、タッチ点3dを頂点リストに追加せず、ステップST6aの処理に移行する。
ステップST6aにおいて、操作判定部41は、ステップST1aで検出された全てのタッチ点に対して、前述した一連の処理を行ったか否かを判定する。このとき、タッチ点3eが選択されていないので(ステップST6a;NO)、操作判定部41は、ステップST3aの処理に戻ってタッチ点3eを選択する。
ステップST4aにおいて、操作判定部41は、タッチ点3bとタッチ点3eを結ぶ辺8bの長さが辺7aの長さL±許容誤差の範囲外であると判定する。操作判定部41は、タッチ点3eを頂点リストに追加せず、ステップST6aの処理に移行する。
このとき、操作判定部41は、ステップST1aにおいて検出された全てのタッチ点に対して、前述した一連の処理を行ったので(ステップST6a;YES)、ステップST8aの処理に移行する。
ステップST5aの処理が完了すると、操作判定部41は、ステップST1aで検出された全てのタッチ点に対して、前述した一連の処理を行ったか否かを判定する(ステップST7a)。未処理のタッチ点がある場合(ステップST7a;NO)、操作判定部41は、ステップST3aの処理に戻って未処理のタッチ点を選択することにより、前述した一連の処理を繰り返す。
未処理のタッチ点がなかった場合(ステップST7a;YES)、操作判定部41は、頂点リストに3つ以上のタッチ点が登録されたか否かを確認する(ステップST8a)。頂点リストに3つ以上のタッチ点が登録されていない場合(ステップST8a;NO)、操作判定部41は、ステップST11aの処理に移行する。
頂点リストに3つ以上のタッチ点が登録されていれば(ステップST8a;YES)、操作判定部41は、頂点リストに登録された3つ以上のタッチ点に基づいて、操作デバイス2の操作を判定する(ステップST9a)。図11は、ステップST9aの処理の詳細を示すフローチャートである。まず、操作判定部41は、頂点リストに登録された全てのタッチ点を頂点とした形状の中心を求める(ステップST1b)。
図12は、タッチ点3f〜3iを頂点とした形状および中心9と、タッチパネル3における残りのタッチ点3j,3kを示す図である。図12の例では、タッチ点3f〜3iが頂点リストに登録されており、操作判定部41は、タッチ点3f〜3iのそれぞれを頂点とした形状(正方形)の中心9を求める。タッチ点3jおよびタッチ点3kは、前述した一連の処理によって頂点リストに追加されなかったタッチ点である。
次に、操作判定部41は、頂点リストに登録された全てのタッチ点が上記中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まるか否かを判定する(ステップST2b)。
前述したように、ここでは、操作デバイス2が備える3つ以上の導体支柱を頂点とした形状(基準形状)が正多角形であり、1つの操作デバイス2が備える全ての導体支柱のそれぞれが等間隔に配置されており、3つ以上の導体支柱が底面部22に対応する領域範囲に位置することを探索基準としている。
従って、ステップST2bでは、操作デバイス2がとり得る導体支柱の位置関係の許容範囲(底面部22に対応する領域範囲)にある3つ以上のタッチ点が探索される。
図13は、頂点リストに登録された全てのタッチ点3f〜3iの位置関係が基準形状の条件を満たす場合を示す図である。
図13に示す例では、操作判定部41が、頂点リストに登録したタッチ点3f〜3iが中心9から円10の半径±許容誤差の範囲に収まっていると判定する(ステップST2b;YES)。このとき、操作判定部41は、頂点リストに登録したタッチ点3f〜3iに対応する操作が操作デバイス2の操作であると判定する(ステップST3b)。
図14は、頂点リストに登録された一部のタッチ点の位置関係が基準形状の条件を満たさない場合を示す図である。図14の例では、操作判定部41が、頂点リストに登録したタッチ点3f’〜3i’のうち、タッチ点3f’およびタッチ点3h’が、中心9から円10の半径±許容誤差の範囲に収まっていないと判定する(ステップST2b;NO)。このとき、操作判定部41は、操作デバイス2によらないタッチ点3f’およびタッチ点3h’が頂点リストに登録されていると判断し、図5のステップST12aに移行して、タッチ点3f’およびタッチ点3h’に対応する操作を操作者のタッチ操作と判定する。
図5のステップST10aにおいて、操作判定部41は、操作デバイス2の操作に対応するタッチ点を、判定対象外に設定する。
図15は、操作デバイス2の操作に対応すると判定されたタッチ点3a〜3cと、タッチパネル3における残りのタッチ点3d,3eとを示す図である。図15に示す例では、操作判定部41は、操作デバイス2の操作に対応すると判定したタッチ点3a〜3cを判定対象外とし、タッチ点3d,3eを判定対象とする。
例えば、操作判定部41は、タッチ情報に含まれるタッチ点の識別番号に対して、判定対象外であることを示すフラグ情報を対応付けるか、判定対象であることを示すフラグ情報を対応付ける。
ステップST10aの処理が完了するか、もしくは、頂点リストに登録されたタッチ点が2つ以下である場合、操作判定部41は、判定対象のタッチ点が3つ以上あるか否かを確認する(ステップST11a)。
図16は、判定対象のタッチ点が3つある場合を示す図である。図16に示すように、操作デバイス2の操作に対応するタッチ点3a〜3cを除いた残りのタッチ点が、3つのタッチ点3d,3e,3lである場合(ステップST11a;YES)、タッチ点3d,3e,3lは、タッチ点3a〜3cに対応する操作デバイス2とは別の操作デバイス2の操作に対応する可能性がある。
操作判定部41は、ステップST2aの処理に戻り、判定対象のタッチ点3d,3e,3lに対してステップST2aからの一連の処理を行う。
図17は、判定対象のタッチ点が2つしかない場合を示す図である。図17に示すように、操作デバイス2の操作に対応すると判定したタッチ点3a〜3cを除いた残りのタッチ点が、2つのタッチ点3d,3lである場合(ステップST11a;NO)、判定対象のタッチ点が2つ以下であり、これらのタッチ点を頂点とした形状(正多角形)を構成できない。このとき、操作判定部41は、タッチ点3d,3lが操作デバイス2によらないタッチ点と判断して、タッチ点3d,3lに対応する操作を操作者のタッチ操作であると判定する(ステップST12a)。
図5では、操作デバイス2による操作を、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離および位置関係の許容範囲を利用して判定したが、操作デバイス2ごとの固有情報を利用して判定してもよい。
例えば、タッチパネル3上に配置された操作デバイス2の固有情報を操作判定部41に登録しておく。操作デバイス2の固有情報は、導体支柱数(基準形状)および導体支柱間の距離の許容範囲を含む情報である。操作判定部41は、タッチ点を頂点とした形状と操作デバイス2の固有情報とを直接比較して操作デバイス2の操作を判定する。この場合、図5に示したように、許容範囲にある形状をタッチ点ごとに探索しなくてもよくなり、操作の判定に要する処理量を大幅に減らすことができる。
また、操作デバイス2の導体支柱を頂点とした形状(基準形状)ごとに優先順位を付与してもよい。図18は、操作デバイス2の基準形状と優先順位との関係を示す図である。例えば、基準形状が正三角形である操作デバイス2が最も多く使用される場合、図18に示すように、正三角形に優先順位“1”を付与する。操作判定部41には、導体支柱間の距離および位置関係の許容範囲を基準形状ごとに設定しておく。操作判定部41は、基準形状に付与した優先順位に基づいて許容範囲を選択して、タッチ点を頂点とした形状の中から、選択した許容範囲にある形状を探索する。この場合、優先順位が高い、すなわち、最も使用される基準形状に合致するものから探索が開始されるので、操作デバイス2に対応する形状の探索処理の効率を向上させることができる。
操作デバイス2の導体支柱と操作者の指とでは、タッチ点において検出される静電容量およびタッチ点におけるタッチ物の接触状態が大きく異なる。
例えば、タッチ点における静電容量の検出値、接触面積および押下圧は、操作者の指の方が操作デバイスの導体支柱よりも大きい場合が多い。タッチ点検出部40は、タッチ点における静電容量の検出値、接触面積および押下圧のうちの少なくとも一つをタッチ情報として操作判定部41に出力する。操作判定部41は、タッチ点における静電容量の検出値、接触面積および押下圧が閾値よりも小さいタッチ点を、操作デバイス2の導体支柱によるタッチ点と判定し、閾値以上のタッチ点を、操作者の指によるタッチ点と判定する。そして、操作判定部41は、導体支柱によるタッチ点を用いて操作デバイス2の操作を判定し、指によるタッチ点を用いてタッチ操作を判定する。これにより、操作の判定に要する処理量を削減できる。
以上のように、実施の形態1に係る操作入力装置4は、2つのタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定し、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作をタッチ操作と判定する。これにより、受け付け可能な操作の種類を増やすことができる。
例えば、操作入力装置4では、複数のタッチ点に対応する操作の種類として、操作者のタッチ操作、1つの操作デバイス2の操作、複数の操作デバイス2の操作を組み合わせた操作、および、操作者のタッチ操作と1つまたは複数の操作デバイス2の操作とを組み合わせた操作のいずれかを判定することができる。
実施の形態1に係る操作入力装置4において、タッチ点検出部40が、操作デバイス2が備える複数の導体支柱のそれぞれをタッチ点として検出する。操作判定部41は、タッチ点を頂点とした形状の中から、タッチ点間の距離および位置関係が、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離および位置関係の許容範囲にある形状を探索し、探索した形状の頂点としたタッチ点に対応する操作を、操作デバイス2の操作であると判定する。
このように構成することで、タッチ点検出部40によって検出された複数のタッチ点のうち、操作デバイス2の操作に対応するものを的確に判定することができる。
また、操作デバイス2の操作に対応するタッチ点の探索基準として、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離および3つ以上の導体支柱の位置関係の許容範囲を利用することで、操作デバイス2における正確な導体支柱間の距離または導体支柱の数が不明であっても、操作デバイス2の操作に対応するタッチ点の探索が可能となる。
実施の形態1に係る操作入力装置4において、操作判定部41が、タッチ点で検出された静電容量、タッチ点におけるタッチ物の接触状態およびタッチ点の位置座標の変化のうちの少なくとも一つに基づいて、操作デバイス2によるタッチ点であるか、タッチ操作によるタッチ点であるかを判定する。このように構成することで、操作の判定に要する処理量を削減できる。
実施の形態1に係る操作入力装置4において、操作判定部41が、タッチ点を頂点とした形状の中から、操作デバイス2の導体支柱を頂点とした形状に付与した優先順位に基づいて選択した許容範囲にある形状を探索する。これより、操作デバイス2に対応する形状の探索処理の効率を向上させることができる。
実施の形態1に係る情報処理システム1は、操作デバイス2、タッチパネル3、操作入力装置4、処理判定部5および処理実行部6を備える。このように構成することで、上記効果が得られる情報処理システムを実現することができる。
実施の形態2.
図19は、この発明の実施の形態2に係る操作入力装置4Aの構成を示すブロック図である。操作入力装置4Aは、実施の形態1と同様に、図1に示した情報処理システム1が備える操作入力装置であり、タッチパネル3が受け付けた操作に対応するタッチ点を検出し、検出したタッチ点に対応する操作の種類を判定する。
例えば、操作入力装置4Aは、タッチパネル3におけるタッチ点に対応する操作の種類が、操作者のタッチ操作、1つの操作デバイス2の操作、複数の操作デバイス2の操作を組み合わせた操作、および、操作者のタッチ操作と1つまたは複数の操作デバイス2の操作とを組み合わせた操作のいずれであるかを判定する。
操作入力装置4Aによって判定された操作に対応する処理は、図1に示した処理判定部5によって判定される。また、処理実行部6が、処理判定部5によって判定された処理を実行する。なお、図19には、操作入力装置4Aが、処理判定部5および処理実行部6を有さない構成を示したが、処理判定部5および処理実行部6は、操作入力装置4Aが有する構成要素であってもよい。
操作入力装置4Aは、タッチ点検出部40Aおよび操作判定部41Aを備える。タッチ点検出部40Aは、タッチパネル3におけるタッチ点を検出する。操作判定部41Aは、タッチ点検出部40Aにより検出された複数のタッチ点におけるタッチ点間の距離および位置関係に基づいて、タッチパネル3上に配置された1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定する。また、操作判定部41Aは、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作を、タッチパネル3に対するタッチ操作と判定する。
実施の形態1で説明したように、操作デバイス2は、基準形状ごとに操作可能な処理が設定されており、同一または類似した形状に対応する操作は同一の処理に対応している。このため、同一または類似した形状に対応する操作が同時に実行されると、同一の処理の実行が重複して要求されることになり、誤動作する可能性がある。
そこで、実施の形態2における操作判定部41Aでは、タッチ点を頂点とした形状の中から、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離および位置関係の許容範囲に含まれる同一または類似した形状が探索された場合、形状同士で違いが認められるまで形状の探索処理を繰り返す。
同一または類似した形状とは、タッチパネル3上の形状同士の位置は異なるが、互いの形状自体は同一または類似しているものを言う。形状同士で違いが認められる場合としては、形状自体に変化があった場合(タッチ点を頂点とする形状自体が変化して同一または類似した形状ではなくなった場合)が挙げられる。
タッチ点検出部40Aおよび操作判定部41Aの機能は、処理回路により実現される。すなわち、操作入力装置4Aは、図4および図20に示す処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路103であってもよく、図2Bに示したメモリ105に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ104であってもよい。
次に動作について説明する。
図20は、実施の形態2に係る操作判定方法を示すフローチャートであって、図11のステップST2bとステップST3bとの間に挿入される一連の処理を示している。
頂点リストに登録された全てのタッチ点が中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まる場合(ステップST2b;YES)、操作判定部41Aは、頂点リストに登録されているタッチ点を頂点とした同一または類似の形状が探索されたか否かを判定する(ステップST1c)。
探索された形状が同一または類似ではない場合(ステップST1c;NO)、操作判定部41Aは、ステップST3bに移行して、頂点リストに登録されているタッチ点に対応する操作を、操作デバイス2の操作であると判定する。
一方、同一または類似の形状が探索された場合(ステップST1c;YES)、操作判定部41Aは、タッチ点検出部40Aに対して、同一または類似の形状のうちの一方の頂点とした全てのタッチ点の周辺から、タッチ点を検出するように指示する。タッチ点検出部40Aは、操作判定部41Aの指示に従い、頂点としたタッチ点の周辺からタッチ点を検出する(ステップST2c)。
操作判定部41Aは、頂点リストに登録されたタッチ点から2点を選択して、2点間の距離を辺の長さと仮定する(ステップST3c)。
例えば、操作判定部41Aは、ステップST2cで2つ以上のタッチ点が検出された場合、これらのタッチ点のうちの2点を選択して頂点リストに追加し、追加した2点間の距離を辺の長さと仮定する。
ステップST2cでタッチ点が検出されなかったか、検出されたタッチ点が1つである場合、操作判定部41Aは、頂点リストに登録されたタッチ点から選択した2点間の距離を辺の長さと仮定する。
続いて、操作判定部41Aは、探索対象のタッチ点を選択する(ステップST4c)。
例えば、操作判定部41Aは、ステップST2cで3つ以上のタッチ点が検出された場合、頂点リストに追加しなかったタッチ点から1つのタッチ点を選択する。
ステップST2cで検出されたタッチ点が2つ以下である場合、操作判定部41Aは、頂点リストに登録されていたタッチ点のうち、ステップST3cで選択した2つのタッチ点のいずれかの周辺にあるタッチ点を選択する。
操作判定部41Aは、ステップST4cで選択したタッチ点と頂点リストから選択したタッチ点との距離が上記辺の長さ±許容誤差の範囲に収まるか否かを判定する(ステップST5c)。ここで、両者の距離が上記辺の長さ±許容誤差の範囲に収まらない場合(ステップST5c;NO)、操作判定部41Aは、ステップST6cの処理に移行する。
ステップST6cにおいて、操作判定部41Aは、ステップST2cで検出された全てのタッチ点に対して、前述した一連の処理を行ったか否かを判定する。
ステップST2cで検出された全てのタッチ点に対して前述した一連の処理が行われていない場合(ステップST6c;NO)、操作判定部41Aは、ステップST4cの処理に戻って、ステップST2cで検出された他のタッチ点に対して一連の処理を行う。
ステップST2cで検出された全てのタッチ点に対して前述した一連の処理が行われていれば(ステップST6c;YES)、操作判定部41Aは、ステップST9cの処理に移行する。
ステップST4cで選択したタッチ点と頂点リストから選択したタッチ点との距離が、上記辺の長さ±許容誤差の範囲に収まる場合(ステップST5c;YES)、操作判定部41Aは、ステップST4cで選択したタッチ点を頂点リストに追加する(ステップST7c)。なお、頂点リストに登録されていたタッチ点をステップST4cで選択した場合であっても、当該タッチ点を新たに頂点リストに追加したものとして扱う。
これにより、タッチ点間の距離が、操作デバイス2がとり得る導体支柱間の距離の許容範囲にあるタッチ点のペアが再探索される。
ステップST7cの処理が完了すると、操作判定部41Aは、ステップST2cで検出された全てのタッチ点に対して、前述した一連の処理を行ったか否かを判定する(ステップST8c)。ここで、未処理のタッチ点がある場合(ステップST8c;NO)、操作判定部41Aは、ステップST4cの処理に戻って、ステップST2cで検出された他のタッチ点に対して、前述した一連の処理を行う。
一方、未処理のタッチ点がない場合(ステップST8c;YES)、操作判定部41Aは、ステップST7cで3つ以上のタッチ点を再探索したか否かを確認する(ステップST9c)。ステップST7cで再探索したタッチ点が2つ以下である場合(ステップST9c;NO)、操作判定部41Aは、図5のステップST12aの処理に移行して、頂点リストにあるタッチ点に対応する操作を、操作者のタッチ操作と判定する。
一方、ステップST7cで3つ以上のタッチ点を再探索した場合(ステップST9c;YES)、操作判定部41Aは、再探索した全てのタッチ点を頂点とした形状の中心を求める(ステップST10c)。
次に、操作判定部41Aは、再探索した全てのタッチ点が上記中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まるか否かを判定する(ステップST11c)。
これにより、操作デバイス2がとり得る導体支柱の位置関係の許容範囲(底面部22に対応する領域範囲)にある、3つ以上のタッチ点が再探索される。
再探索したタッチ点の全てまたは一部が上記中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まらない場合(ステップST11c;NO)、操作判定部41Aは、図5のステップST12aに移行し、頂点リストに登録されたタッチ点に対応する操作を、操作者のタッチ操作と判定する。
再探索した全てのタッチ点が上記中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まる場合(ステップST11c;YES)、操作判定部41Aは、ステップST1cの処理に戻って、再探索を行う前に頂点リストに登録されていたタッチ点を頂点とした形状と、再探索したタッチ点を頂点とした形状とが同一または類似であるか否かを判定する。
これによって、図20に示した一連の処理は、上記両者の形状に違いが認められるまで繰り返される。形状自体に変化があれば、ステップST3bの処理に移行する。
このように、実施の形態2では、同一または類似した形状が探索されると、これらの形状に違いが認められるまで操作デバイス2の操作として認識しない。これにより、前述した誤動作を減らすことができる。
図21は、タッチ点を頂点とした同一または類似の形状のうちの一方が、タッチ操作によるタッチ点を含む場合を示す図である。図21では、タッチパネル3に触れた操作者の指が、タッチ点検出部40Aによってタッチ点3mとして検出されている。頂点リストには、タッチ点3a〜3c,3mが登録されており、タッチ点3a〜3cを頂点とした正三角形と、タッチ点3a,3b,3mを頂点とした正三角形が探索されている。
図21に示す状況では、操作判定部41Aが、図20に示した一連の処理を実行する。図20に示した処理が繰り返されている間に、操作者がタッチパネル3から指を離すと、タッチ点3mが検出されなくなり、これに応じてタッチ点3a,3b,3mを頂点とした正三角形が探索されなくなる。これにより、操作判定部41Aは、タッチ点3a〜3cに対応する操作のみを、操作デバイス2の操作であると判定することになる。
このように、実施の形態2では、操作者が誤ってタッチパネル3に触れたことによる誤動作を防止できる。
また、操作判定部41Aが、同一または類似する形状を探索しなくてもよい。
例えば、操作判定部41Aが、タッチ点を頂点とした正三角形を探索すると、これ以降の探索対象の形状から正三角形を除外して、タッチ点を頂点とする正三角形を探索しないようにする。これにより、重複した操作による誤動作を減らすことができ、形状に違いが認められるまで図20に示した一連の処理を繰り返す必要がなくなるため、処理量を削減することができる。
なお、操作判定部41Aが、互いの基準形状が同一な操作デバイス2の操作を判定してもよい。例えば、操作デバイス2で操作可能な処理を、基準形状ごとに設定せず、タッチパネル3における操作デバイス2の位置に応じて設定する。操作判定部41Aは、タッチ点を頂点とした形状が同一または類似であっても、形状の位置が操作デバイス2の位置に合致すれば、その形状のタッチ点に対応する操作を、当該操作デバイス2の操作であると判定する。このようにすることで、基準形状が同一な複数の操作デバイス2の操作を判定することが可能となる。
以上のように、実施の形態2に係る操作入力装置4Aにおいて、操作判定部41Aは、同一または類似した複数の形状が探索された場合、同一または類似した形状同士で違いが認められるまで形状の探索処理を繰り返す。このように同一または類似した形状ではなくなるまで形状の探索を繰り返すことで、操作デバイス2を用いた重複した操作による誤動作を減らすことができる。
実施の形態2に係る操作入力装置4Aにおいて、操作判定部41Aは、同一または類似する形状を探索しなくてもよい。これにより、処理量を削減しつつ、誤動作を減らすことができる。
実施の形態3.
図22は、この発明の実施の形態3に係る操作入力装置4Bの構成を示すブロック図である。操作入力装置4Bは、実施の形態1と同様に、図1に示した情報処理システム1が備える操作入力装置であり、タッチパネル3が受け付けた操作に対応するタッチ点を検出し、検出したタッチ点に対応する操作の種類を判定する。
例えば、操作入力装置4Bは、タッチパネル3におけるタッチ点に対応する操作の種類が、操作者のタッチ操作、1つの操作デバイス2の操作、複数の操作デバイス2の操作を組み合わせた操作、および、操作者のタッチ操作と1つまたは複数の操作デバイス2の操作とを組み合わせた操作のいずれであるかを判定する。
操作入力装置4Bにより判定された操作に対応する処理は、図1に示した処理判定部5によって判定される。また、処理実行部6が、処理判定部5によって判定された処理を実行する。図22には、操作入力装置4Bが、処理判定部5および処理実行部6を有さない構成を示したが、処理判定部5および処理実行部6は、操作入力装置4Bが有する構成要素であってもよい。
操作入力装置4Bは、タッチ点検出部40Bおよび操作判定部41Bを備える。タッチ点検出部40Bは、タッチパネル3におけるタッチ点を検出する。操作判定部41Bは、タッチ点検出部40Bにより検出された複数のタッチ点におけるタッチ点間の距離および位置関係に基づいて、タッチパネル3上に配置された1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定する。また、操作判定部41Bは、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作を、タッチパネル3に対するタッチ操作と判定する。
操作判定部41Bは、従前に探索した形状の周辺に複数のタッチ点が検出された場合、検出されたタッチ点に対応する操作を、従前に探索した形状に対応する操作デバイス2の操作であると判定する。例えば、操作判定部41Bは、頂点リストに登録されたタッチ点を頂点とした形状の周辺に複数のタッチ点が検出されると、検出されたタッチ点の数が、頂点リストに登録された上記形状を構成するタッチ点と同じ数であるか否かを確認する。このとき、検出されたタッチ点の数が頂点リストに登録された形状を構成するタッチ点と同じ数であれば、操作判定部41Bは、頂点リストに登録されたタッチ点に対応する操作デバイス2の操作があったものと判定する。
タッチ点検出部40Bおよび操作判定部41Bの機能は、処理回路により実現される。すなわち、操作入力装置4Bは、図4および図23に示す処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路103であってもよく、図2Bに示したメモリ105に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ104であってもよい。
次に動作について説明する。
図23は、実施の形態3に係る操作判定方法を示すフローチャートであって、図11のステップST3bと図5のステップST10aとの間に挿入される一連の処理を示している。ステップST3bの処理が完了すると、操作判定部41Bは、従前に探索した形状の周辺から複数のタッチ点が検出されたか否かを確認する(ステップST1d)。例えば、操作判定部41Bは、頂点リストに登録したタッチ点を頂点とした形状のうち、操作デバイス2の操作に対応すると判定した形状の周辺から、新たにタッチ点が検出されたか否かを確認する。
ここで、従前に探索した形状の周辺から複数のタッチ点が検出されなければ(ステップST1d;NO)、操作判定部41Bは、ステップST10aの処理に移行する。
従前に探索した形状の周辺から、タッチ点検出部40Bによって複数のタッチ点が検出された場合(ステップST1d;NO)、操作判定部41Bは、検出されたタッチ点の数と従前に探索したタッチ点の数とが同じであるか否かを判定する(ステップST2d)。ここでは、ステップST1dで検出されたタッチ点の数と、操作デバイス2の操作に対応すると従前に判定されたタッチ点の数とが同じであるか否かが判定される。
ステップST1dで検出されたタッチ点の数と従前に探索した形状のタッチ点の数とが異なる場合(ステップST2d;NO)、操作判定部41Bは、ステップST1dの処理に戻って上記処理を繰り返す。
ステップST1dで検出されたタッチ点の数と従前に探索した形状のタッチ点の数とが同じである場合(ステップST2d;YES)、操作判定部41Bは、ステップST3dに移行する。
図24は、従前に探索された形状の周辺に、同一の形状を構成する複数のタッチ点が検出された場合を示す図である。図24において、形状Aは、操作デバイス2の操作に対応すると従前に判定されたタッチ点3a〜3cを頂点とした正三角形である。形状Aを構成するタッチ点3a〜3cの数と、ステップST1dで検出されたタッチ点3a’〜3c’の数とが同じである場合、図24に矢印で示すように、形状Aに対応する操作デバイス2が、操作者によってタッチパネル3上をスライドされて、形状A’を構成するタッチ点3a’〜3c’が検出されたと判断される。
そこで、操作判定部41Bは、ステップST1dで検出されたタッチ点3a’〜3c’に対応する操作を、従前に探索した形状Aに対応する操作デバイス2の操作であると判定する(ステップST3d)。この後、操作判定部41Bは、ステップST10aの処理に移行する。これにより、ステップST1dで新たに検出されたタッチ点に対して、図11のステップST1bおよびステップST2bに示した処理を行う必要がなくなるので、操作デバイス2の操作の判定に要する処理量を削減することができる。
以上のように、実施の形態3に係る操作入力装置4Bにおいて、操作判定部41Bは、従前に探索した形状の周辺に複数のタッチ点が検出されると、検出されたタッチ点に対応する操作を、従前に探索した形状に対応する操作デバイス2の操作であると判定する。
このように構成することによって、操作デバイス2の操作の判定に要する処理量を削減することができる。
実施の形態4.
図25は、この発明の実施の形態4に係る操作入力装置4Cの構成を示すブロック図である。操作入力装置4Cは、実施の形態1と同様に、図1に示した情報処理システム1が備える操作入力装置であり、タッチパネル3が受け付けた操作に対応するタッチ点を検出し、検出したタッチ点に対応する操作の種類を判定する。
例えば、操作入力装置4Cは、タッチパネル3におけるタッチ点に対応する操作の種類が、操作者のタッチ操作、1つの操作デバイス2の操作、複数の操作デバイス2の操作を組み合わせた操作、および、操作者のタッチ操作と1つまたは複数の操作デバイス2の操作とを組み合わせた操作のいずれであるかを判定する。
操作入力装置4Cによって判定された操作に対応する処理は、図1に示した処理判定部5によって判定される。また、処理実行部6が、処理判定部5によって判定された処理を実行する。なお、図25には、操作入力装置4Cが、処理判定部5および処理実行部6を有さない構成を示したが、処理判定部5および処理実行部6は、操作入力装置4Cが有する構成要素であってもよい。
操作入力装置4Cは、タッチ点検出部40Cおよび操作判定部41Cを備える。タッチ点検出部40Cは、タッチパネル3におけるタッチ点を検出する。操作判定部41Cは、タッチ点検出部40Cにより検出された複数のタッチ点におけるタッチ点間の距離および位置関係に基づいて、タッチパネル3上に配置された1つまたは複数の操作デバイス2の操作を判定する。また、操作判定部41Cは、操作デバイス2によらないタッチ点に対応する操作を、タッチパネル3に対するタッチ操作と判定する。
操作判定部41Cは、タッチ点において検出された静電容量、タッチ点におけるタッチ物の接触状態およびタッチ点の位置座標の変化のうちの少なくとも一つに基づいて、頂点リストに登録されたタッチ点が、操作デバイス2によるタッチ点であるか、タッチ操作によるタッチ点であるかを判定する。
タッチ点における静電容量の検出値、接触面積および押下圧は、操作者の指の方が操作デバイス2の導体支柱よりも大きいことが多い。
そこで、操作判定部41Cは、複数の同一または類似の形状のタッチ点のうち、静電容量の検出値、接触面積および押下圧が大きいものを操作者の指によるタッチ点と判定し、これらが小さいものを操作デバイス2によるタッチ点と判定する。
また、操作者の指によるタッチ点の位置座標は、タッチパネル3上に機械的に配置された操作デバイス2に比べて安定せず、微小に変化する。
そこで、操作判定部41Cは、複数の同一または類似の形状のタッチ点のうち、位置座標が微小に変化するものを操作者の指によるタッチ点と判定する。
このようにすることで、操作者の指によるタッチ点を頂点とした形状が操作デバイス2に対応するものと判定されなくなり、操作判定の精度を向上させることができる。
タッチ点検出部40Cおよび操作判定部41Cの機能は、処理回路により実現される。すなわち、操作入力装置4Cは、図4および図26に示す処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路103であってもよく、図2Bに示したメモリ105に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ104であってもよい。
次に動作について説明する。
図26は、実施の形態4に係る操作判定方法を示すフローチャートであって、図11のステップST2bとステップST3bとの間に挿入される一連の処理を示している。
頂点リストに登録された全てのタッチ点が中心から円の半径±許容誤差の範囲に収まる場合(ステップST2b;YES)、操作判定部41Cは、頂点リストに登録されているタッチ点を頂点とした同一または類似の形状が探索されたか否かを判定する(ステップST1e)。同一または類似の形状が探索されなかった場合(ステップST1e;NO)、操作判定部41Cは、ステップST3bの処理に移行する。
一方、複数の同一または類似の形状が探索された場合(ステップST1e;YES)、操作判定部41Cは、頂点リストに登録されている全てのタッチ点の接触面積が同じであるか否かを判定する(ステップST2e)。
例えば、操作判定部41Cは、タッチ情報に含まれるタッチ点における接触面積の差を閾値と比較して、接触面積の差が閾値以下であれば、同じ接触面積と判定し、接触面積の差が閾値を超えれば、異なる接触面積と判定する。タッチ点における接触面積が異なる場合、操作判定部41Cは、接触面積が閾値よりも大きいタッチ点を判定する。
図27は、操作デバイス2に対応する形状Aと、頂点としたタッチ点における接触面積が異なる形状Bとを示す図である。図27において、タッチ点3a〜3cのそれぞれを頂点とした正三角形が操作デバイス2に対応する形状Aである。形状Bにおけるタッチ点3n〜3pでは、タッチ点3nにおけるタッチ物の接触面積が最も小さく、タッチ点3oにおけるタッチ物の接触面積が最も大きく、その次に、タッチ点3pにおけるタッチ物の接触面積が大きい。このようにタッチ点におけるタッチ物の接触面積が大きい場合、操作者が、タッチ操作で正三角形を作っていると考えられる。
タッチ点におけるタッチ物の接触面積が異なると判定した場合(ステップST2e;NO)、操作判定部41Cは、接触面積が大きいタッチ点を、タッチ操作によるタッチ点であると判定する(ステップST5e)。図27の例では、接触面積が大きいタッチ点3oおよびタッチ点3pが、操作者の指によるタッチ点であると判定される。
なお、タッチ物の接触面積を判定基準としたが、タッチ点における静電容量の検出値、タッチ物の接触面積、および押下圧のうちの少なくとも一つを判定基準としてもよい。
タッチ点におけるタッチ物の接触面積が同じであると判定した場合(ステップST2e;YES)、操作判定部41Cは、頂点リストに登録したタッチ点の位置座標に微小な変化があったか否かを判定する(ステップST3e)。
例えば、操作判定部41Cは、タッチ点検出部40Cに対して、頂点リストに登録したタッチ点を再検出するように指示する。タッチ点検出部40Cは、操作判定部41Cの指示に従って、頂点リストに登録されたタッチ点を再検出し、再検出したタッチ点に関するタッチ情報を操作判定部41Cに出力する。操作判定部41Cは、タッチ情報に含まれるタッチ点の位置座標の差を閾値と比較して、位置座標の差が閾値以下であれば、位置座標に微小変化がないと判定し、位置座標の差が閾値を超えれば、位置座標に微小変化があったと判定する。
図28は、操作デバイス2に対応する形状Aと、頂点としたタッチ点の位置座標に微小な変化がある形状Cとを示す図である。図27において、タッチ点3a〜3cのそれぞれを頂点とした正三角形が操作デバイス2に対応する形状Aである。形状Cにおけるタッチ点3n”〜3p”は、頂点リストに登録されたタイミングから位置座標が微小変化して、タッチ点3n”−1〜3p”−1となっている。この場合、操作者が指で正三角形のタッチ操作を行っていると考えられる。
ここで、タッチ点の位置座標に微小変化がないと判定した場合(ステップST3e;NO)、操作判定部41Cは、位置座標に微小変化がなかったタッチ点を、操作デバイス2によるタッチ点であると判定する(ステップST4e)。この後、図11のステップST3bの処理に移行する。また、図20のステップST2cの処理に移行してもよい。
一方、タッチ点の位置座標に微小変化があると判定した場合(ステップST3e;YES)、操作判定部41Cは、位置座標が微小変化したタッチ点を、タッチ操作によるタッチ点であると判定する(ステップST5e)。この後、図5のステップST11aの処理に移行する。
以上のように、実施の形態4に係る操作入力装置4Cにおいて、操作判定部41Cは、タッチ点において検出された静電容量、タッチ点におけるタッチ物の接触状態およびタッチ点の位置座標の変化のうちの少なくとも一つに基づいて、操作デバイス2によるタッチ点であるか、タッチ操作によるタッチ点であるかを判定する。
このように構成することで、操作者の指によるタッチ点を頂点とした形状が、操作デバイス2に対応するものと判定されなくなり、操作判定の精度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態のそれぞれの自由な組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る操作入力装置は、受け付け可能な操作の種類を増やすことができるので、様々な機能を有した情報処理装置、例えば、車載用の情報処理装置の操作入力装置として好適である。
1 情報処理システム、2,102 操作デバイス、3,101 タッチパネル、3a〜3p,3a’〜3c’,3f’〜3h’,3n”〜3p”,3n”−1〜3p”−1 タッチ点、4,4A〜4C 操作入力装置、5 処理判定部、6 処理実行部、7a,7b,8a,8b 辺、9 中心、10 円、20a〜20c 導体支柱、21 側壁部、22 底面部、40,40A〜40C タッチ点検出部、41,41A〜41C 操作判定部、100 表示器、103 処理回路、104 プロセッサ、105 メモリ。

Claims (9)

  1. タッチパネルにおけるタッチ点を検出するタッチ点検出部と、
    前記タッチ点検出部により検出されたタッチ点に関する情報から特定したタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、前記タッチパネル上に配置された1つまたは複数の操作デバイスの操作を判定するとともに当該判定の際に前記操作デバイスによらないと判定したタッチ点に対応する操作を、前記タッチパネルに対するタッチ操作と判定する操作判定部と
    を備えたことを特徴とする操作入力装置。
  2. 前記タッチ点検出部は、前記操作デバイスが備える複数の導体支柱のそれぞれをタッチ点として検出し、
    前記操作判定部は、タッチ点を頂点とした形状の中から、タッチ点間の距離および位置関係が、前記操作デバイスがとり得る導体支柱間の距離および位置関係の許容範囲にある形状を探索し、探索した形状の頂点としたタッチ点に対応する操作を当該操作デバイスの操作であると判定すること
    を特徴とする請求項1記載の操作入力装置。
  3. 前記操作判定部は、同一または類似した形状が探索された場合に、同一または類似した形状同士で違いが認められるまで形状の探索処理を繰り返すこと
    を特徴とする請求項2記載の操作入力装置。
  4. 前記操作判定部は、従前に探索した形状の周辺に複数のタッチ点が検出されると、検出されたタッチ点に対応する操作を、前記従前に探索した形状に対応する前記操作デバイスの操作であると判定すること
    を特徴とする請求項2記載の操作入力装置。
  5. 前記操作判定部は、タッチ点において検出された静電容量、タッチ点におけるタッチ物の接触状態およびタッチ点の位置座標の変化のうちの少なくとも一つに基づいて、前記操作デバイスによるタッチ点であるか、タッチ操作によるタッチ点であるかを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の操作入力装置。
  6. 前記操作判定部は、同一または類似する形状を探索しないこと
    を特徴とする請求項2記載の操作入力装置。
  7. 前記操作判定部は、タッチ点を頂点とした形状の中から、前記操作デバイスの導体支柱を頂点とした形状に付与した優先順位に基づいて選択した前記許容範囲にある形状を探索すること
    を特徴とする請求項2記載の操作入力装置。
  8. 1つまたは複数の操作デバイスと、
    1つまたは複数の前記操作デバイスが配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネルにおけるタッチ点を検出するタッチ点検出部と、前記タッチ点検出部により検出されたタッチ点に関する情報から特定したタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、1つまたは複数の前記操作デバイスの操作を判定するとともに当該判定の際に前記操作デバイスによらないと判定したタッチ点に対応する操作を、前記タッチパネルに対するタッチ操作と判定する操作判定部とを有する操作入力装置と、
    前記操作判定部によって判定された操作に対応する処理を判定する処理判定部と、
    前記処理判定部によって判定された処理を実行する処理実行部と
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  9. タッチ点検出部が、タッチパネルにおけるタッチ点を検出するステップと、
    操作判定部が、前記タッチ点検出部により検出されたタッチ点に関する情報から特定したタッチ点間の距離および3つ以上のタッチ点の位置関係に基づいて、前記タッチパネル上に配置された1つまたは複数の操作デバイスの操作を判定するとともに当該判定の際に前記操作デバイスによらないと判定したタッチ点に対応する操作を、前記タッチパネルに対するタッチ操作と判定するステップと
    を備えたことを特徴とする操作判定方法。
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