JP6389696B2 - 車両用変速装置 - Google Patents

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本発明は、車両用変速装置に関する。
従来、例えばCVTなどの車両用変速装置においては、例えばリングギヤやプーリの下部が潤滑油に浸かった状態で回転する。ここで、リングギヤやプーリの下部を覆うバッフルプレートが設けられており、これによりリングギヤやプーリが潤滑油内を回転することで生じる撹拌抵抗を抑制している(例えば特許文献1参照)。
図3は、従来の車両用変速装置のプーリに対する潤滑構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図3に示すように、従来の車両用変速装置100は、プーリ101と、プーリ101を回転させるためのベルト102と、プーリ101の下部を覆うバッフルプレート103と、バッフルプレート103の下方に配置されるストレーナ104とを備えており、これらが図示しないケースに収容されている。ケース内には潤滑油が所定量だけ貯留されていて、この潤滑油はバッフルプレート103内にも貯留されている。プーリ101が回転すると、バッフルプレート103内の潤滑油が当該バッフルプレート103から掻き出されて(図3中、矢印b1参照)、バッフルプレート103外に排出される。バッフルプレート103外の潤滑油はストレーナ104の吸入口105から吸入されて、図示しない循環構造を介して再度バッフルプレート103及びケース内に循環されるようになっている。
特開2009−108977号公報
ところで、プーリ101の回転に伴ってバッフルプレート103内に掻き出された潤滑油は、バッフルプレート103外の潤滑油の油面に落下する際に泡立ってしまい、どうしても潤滑油内に気泡が混じることになる。気泡を多く混入した潤滑油をストレーナ104内に吸入するとポンプ性能を低下させるおそれがある。
本発明の課題は、潤滑油内に含まれる気泡を抑制し、ポンプ性能の低下を抑制することである。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明に係る車両用変速装置は、
下部が潤滑油に浸かった状態で回転する回転体と、
潤滑油に浸かった状態で前記回転体の少なくとも下部を覆うバッフルプレートと、
前記バッフルプレートの下方に配置されて、潤滑油を吸入するストレーナと、
前記ストレーナから潤滑油を吸入するためのポンプと、を備え、
前記バッフルプレートには、前記回転体が回転したことで当該バッフルプレートから掻き出された潤滑油を受け止める受け皿部が設けられていて、
前記受け皿部には、受け止めた潤滑油を当該受け皿部外に排出するための排出口が設けられていて、
前記バッフルプレートのうち、前記回転体によって掻き出される潤滑油が乗り越える縁部は、前記回転体の回転中心よりも低く形成されていて、
前記受け皿部の上端は、前記縁部よりも高い位置に配置されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、バッフルプレートから掻き出された潤滑油は一旦受け皿部に受け止められてから、排出口を介して受け皿部外の潤滑油に合流する。このため、バッフルプレートから掻き出された潤滑油が直接ストレーナに到達する場合と比しても、潤滑油の流路が長くなり、それだけ気泡の混入を抑えることができる。さらに、受け皿部内で一時的に貯留された潤滑油では気泡が油面に集まるため、排出口から排出される潤滑油には気泡があまり含まれないことになる。これらのことから、ストレーナに達する潤滑油に含まれる気泡も少なくなり、ポンプ性能の低下が抑制されることになる。
また、バッフルプレートのうち、回転体によって掻き出される潤滑油が乗り越える縁部が、回転体の回転中心よりも低く形成されているので、潤滑油の掻き出しを容易に行うことができる。他方、受け皿部の上端が、前記縁部よりも高い位置に配置されているので、バッフルプレートから掻き出された潤滑油が受け皿部を乗り越えてしまうことを抑制することができる。
本発明によれば、潤滑油内に含まれる気泡を抑制することができ、ポンプ性能の低下を抑制することができる。
本実施形態に係る車両用変速装置の要部構成を示す斜視図である。 図1の車両用変速装置のプーリに対する潤滑構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来の車両用変速装置のプーリに対する潤滑構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
以下に本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係る車両用変速装置の要部構成を示す斜視図である。図2は、図1の車両用変速装置のプーリに対する潤滑構造を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図1及び図2に示すように、車両用変速装置10は、本発明に係る回転体としてのプーリ1と、プーリ1を回転させるためのベルト2(図2参照)と、プーリ1の少なくとも下部を覆うバッフルプレート3と、バッフルプレート3の下方に配置されるストレーナ4とを備えており、これらが図示しないケースに収容されており、これらが図示しないケースに収容されている。ケース内には潤滑油が所定量だけ貯留されていて、この潤滑油はバッフルプレート3内にも貯留されている。図2中、実線L1がケース内の潤滑油の油面を示しており、点線L2がバッフルプレート3内の潤滑油の油面を示している。
バッフルプレート3には、プーリ1が回転したことで当該バッフルプレート3から掻き出された潤滑油を受け止める受け皿部5が設けられている。具体的に受け皿部5は、バッフルプレート3のうち、プーリ1によって掻き出される潤滑油が乗り越える縁部31に対向する位置に設けられている。受け皿部5は、プーリ1の幅H1よりも大きな幅H2に設定されていて、正面から見て受け皿部5内にプーリ1が収まるように配置されている。これにより、プーリ1によってバッフルプレート3から掻き出された潤滑油が受け皿部5で受け止められるようになっている。
また、バッフルプレート3における縁部31は、プーリ1の回転中心よりも低く形成されており、受け皿部5の上端51は、縁部31よりも高い位置に配置されている。
受け皿部5には、受け止めた潤滑油を当該受け皿部5外に排出するための排出口6が設けられている。排出口6は、受け皿部5の下部に設けられている。ここで、排出口6は、ケース内に溜まる潤滑油の油面L1よりも低い位置に配置されていることが好ましい。これにより、排出口6から排出された潤滑油が空気に触れにくくなり、気泡の発生を抑制することができる。
ストレーナ4には、潤滑油を吸入する吸入口41が下面に設けられている。また、ストレーナ4にはポンプ7が接続されており、ポンプ7が駆動することで吸入口41から潤滑油が吸入されるようになっている。吸入口41は、受け皿部5の排出口6から極力離した位置に配置することが好ましい。
以下、本実施形態の作用について説明する。
プーリ1が回転すると、バッフルプレート3から潤滑油が掻き出され(図2中、矢印A1参照)、受け皿部5で受け止められる。受け皿部5内では受け止めた際に潤滑油に気泡が発生するが、気泡は受け皿部5内の潤滑油の油面L3近傍に集まる。また、排出口6からは潤滑油が排出される(図2中、矢印A2参照)。
ここで、プーリ1の駆動に伴ってポンプ7も駆動しているために、ストレーナ4の吸入口41からはバッフルプレート3外の潤滑油が吸入されており、吸入された潤滑油は、図示しない循環構造を介して再度バッフルプレート3及びケース内に循環される。
以上のように本実施形態によれば、バッフルプレート3から掻き出された潤滑油は一旦受け皿部5に受け止められてから、排出口6を介して受け皿部5外の潤滑油に合流する。このため、バッフルプレート3から掻き出された潤滑油が直接ストレーナ4に到達する場合と比しても、潤滑油の流路が長くなり、それだけ気泡の混入を抑えることができる。さらに、受け皿部5内で一時的に貯留された潤滑油では気泡が油面L3に集まるため、排出口6から排出される潤滑油には気泡があまり含まれないことになる。これらのことから、ストレーナ4に達する潤滑油に含まれる気泡も少なくなり、ポンプ性能の低下が抑制されることになる。
また、バッフルプレート3のうち、プーリ1によって掻き出される潤滑油が乗り越える縁部31が、プーリ1の回転中心よりも低く形成されているので、潤滑油の掻き出しを容易に行うことができる。他方、受け皿部5の上端51が、縁部31よりも高い位置に配置されているので、バッフルプレート3から掻き出された潤滑油が受け皿部5を乗り越えてしまうことを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る回転体としてプーリ1を例示して説明したが、下部がバッフルプレートに覆われたリングギヤなどを回転体とすることも可能である。
1 プーリ(回転体)
2 ベルト
3 バッフルプレート
4 ストレーナ
5 受け皿部
6 排出口
7 ポンプ
10 車両用変速装置
31 縁部
41 吸入口
51 上端

Claims (1)

  1. 下部が潤滑油に浸かった状態で回転する回転体と、
    潤滑油に浸かった状態で前記回転体の少なくとも下部を覆うバッフルプレートと、
    前記バッフルプレートの下方に配置されて、潤滑油を吸入するストレーナと、
    前記ストレーナから潤滑油を吸入するためのポンプと、を備え、
    前記バッフルプレートには、前記回転体が回転したことで当該バッフルプレートから掻き出された潤滑油を受け止める受け皿部が設けられていて、
    前記受け皿部には、受け止めた潤滑油を当該受け皿部外に排出するための排出口が設けられていて、
    前記バッフルプレートのうち、前記回転体によって掻き出される潤滑油が乗り越える縁部は、前記回転体の回転中心よりも低く形成されていて、
    前記受け皿部の上端は、前記縁部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする車両用変速装置。
JP2014166611A 2014-08-19 2014-08-19 車両用変速装置 Active JP6389696B2 (ja)

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